JP6400700B2 - モバイルデバイスクロック管理のための方法およびシステム - Google Patents

モバイルデバイスクロック管理のための方法およびシステム Download PDF

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Description

関連出願
本出願は、その全体が参照により本明細書に組み込まれる、2013年11月4日に出願された「METHODS AND SYSTEMS FOR MOBILE DEVICE CLOCK MANAGEMENT BACKGROUND」と題する米国仮特許出願第61/899,791号、および2014年9月30日に出願された「METHODS AND SYSTEMS FOR MOBILE DEVICE CLOCK MANAGEMENT」と題する米国非仮特許出願第14/503,233号の優先権を主張するPCT出願である。
[0001]本明細書で説明される実施形態は、効率的な測位動作を可能にするためのモバイルデバイスクロック管理の適用を対象とする。
情報:
[0002]全地球測位システム(GPS:global positioning system)および他の同様の衛星および地上波測位システムは、屋外環境におけるモバイルハンドセットのためのナビゲーションサービスを可能にした。同様に、屋内環境においてモバイルデバイスの位置の推定値を取得するための特定の技法は、宅内ベニュー、政府ベニューまたは商業ベニューなど、特定の屋内ベニューにおける拡張ロケーションベースサービスを可能にし得る。
[0003]以下の図を参照しながら非限定的で非網羅的な態様が説明され、ここにおいて、別段に規定されていない限り、様々な図の全体を通して、同様の参照番号は同様の部分を指す。
[0004]一実施形態による、2つまたはそれ以上の衛星測位システム(SPS:satellite positioning system)位置フィックス(position fix)を使用して時間タグ(time tag)不確実性を較正するための技法を示す図。 [0005]一実施形態による、2つまたはそれ以上のSPS位置フィックスを使用するローカルキャリアネットワーク時間の較正を示すタイミング図。 [0006]一実施形態による、ローカルネットワーク時間を較正するためのプロセスの流れ図。 [0007]一実施形態による、測位支援データを作成または更新するためのメッセージをクラウドソーシングするためのシステムの概略図。 [0008]一実施形態による、基地局において維持されるクロックの不確実性を追跡するためのプロセスの流れ図。 [0009]一実施形態による、モバイルデバイスのスリープクロックを較正するための技法を示すタイミング図。 [00010]一実施形態による、スリープクロック時間を更新するためのプロセスの流れ図。 [00011]一実装形態による、例示的なデバイスの態様を示す概略ブロック図。 [00012]一実装形態による、例示的なコンピューティングプラットフォームの概略ブロック図。
[00013]手短に言えば、特定の実装形態は、モバイルデバイスにおける、モバイルデバイスが低電力状態に入ったことに応答して、スリープカウンタの第1の値と第1のタイムスタンプとを取得することと、ここにおいて、第1のタイムスタンプがローカルネットワーク時間を基準とする、ページング信号を収集するために高電力状態に入ることと、高電力状態にある間にスリープカウンタの第2の値と第2のタイムスタンプとを取得することと、ここにおいて、第2のタイムスタンプがローカルネットワーク時間を基準とする、低電力状態に戻ることと、第1のタイムスタンプと第2のタイムスタンプとの間の第1の差と、スリープカウンタの第1の値とスリープカウンタの第2の値との間の第2の差とに少なくとも部分的に基づいて、スリープカウンタの増分サイクルを推定することとを備える方法を対象とする。
[00014]別の特定の実装形態は、受信機と、スリープカウンタ回路と、モバイルデバイスが低電力状態に入ったことに応答して、スリープカウンタの第1の値と第1のタイムスタンプとを取得することと、ここにおいて、第1のタイムスタンプがローカルネットワーク時間を基準とする、受信機において受信されたページング信号を収集するためにモバイルデバイスを高電力状態に遷移させることと、高電力状態にある間にスリープカウンタの第2の値と第2のタイムスタンプとを取得することと、ここにおいて、第2のタイムスタンプがローカルネットワーク時間を基準とする、モバイルデバイスを低電力状態に遷移させることと、第1のタイムスタンプと第2のタイムスタンプとの間の第1の差と、スリープカウンタの第1の値とスリープカウンタの第2の値との間の第2の差とに少なくとも部分的に基づいて、スリープカウンタの増分サイクルを推定することとを行うために構成された1つまたは複数のプロセッサとを備えるモバイルデバイスを対象とする。
[00015]別の特定の実装形態は、モバイルデバイスが低電力状態に入ったことに応答して、スリープカウンタの第1の値と第1のタイムスタンプとを取得することと、ここにおいて、第1のタイムスタンプがローカルネットワーク時間を基準とする、ページング信号を収集するためにモバイルデバイスを高電力状態に遷移させることと、高電力状態にある間にスリープカウンタの第2の値と第2のタイムスタンプとを取得することと、ここにおいて、第2のタイムスタンプがローカルネットワーク時間を基準とする、モバイルデバイスを低電力状態に遷移させることと、第1のタイムスタンプと第2のタイムスタンプとの間の第1の差と、スリープカウンタの第1の値とスリープカウンタの第2の値との間の第2の差とに少なくとも部分的に基づいて、スリープカウンタの増分サイクルを推定することとを行うためにモバイルデバイスの1つまたは複数のプロセッサによって実行可能である、その上に記憶された機械可読命令を備える非一時的記憶媒体を対象とする。
[00016]別の特定の実装形態は、モバイルデバイスにおける、モバイルデバイスが低電力状態に入ったことに応答して、スリープカウンタの第1の値と第1のタイムスタンプとを取得するための手段と、ここにおいて、第1のタイムスタンプがローカルネットワーク時間を基準とする、ページング信号を収集するために高電力状態に入るための手段と、高電力状態にある間にスリープカウンタの第2の値と第2のタイムスタンプとを取得するための手段と、ここにおいて、第2のタイムスタンプがローカルネットワーク時間を基準とする、低電力状態に戻るための手段と、第1のタイムスタンプと第2のタイムスタンプとの間の第1の差と、スリープカウンタの第1の値とスリープカウンタの第2の値との間の第2の差とに少なくとも部分的に基づいて、スリープカウンタの増分サイクルを推定するための手段とを備える装置を対象とする。
[00017]上述の実装形態は例示的な実装形態にすぎず、請求される主題は、必ずしもこれらの例示的な実装形態の特定の態様に限定されるとは限らないことを理解されたい。
[00018]全地球測位システム(GPS)および他の同様の衛星測位システム(SPS)は、屋外環境におけるモバイルハンドセットのためのナビゲーションサービスを可能にした。ロケーションまたは位置フィックス(またはロケーション推定値)を取得するために、SPS受信機は、(たとえば、スペースビークル上の)4つまたはそれ以上のSPS送信機からのSPS信号を収集し得る。収集されたSPS信号中のタイミングパラメータの検出を用いて、SPS受信機は、SPS送信機までの対応する擬似距離測定値を取得し得る。(たとえば、アルマナックからの)SPS送信機のロケーションの知識と擬似距離測定値とを用いて、SPS受信機は位置フィックスを計算し得る。
[00019]擬似距離測定値を取得するためにSPS信号を効率的に収集するために、SPS受信機は、ドップラー次元と時間次元とを備える2次元探索ウィンドウを定義し得る。時間次元は、少なくとも部分的に、SPS時間における不確実性とSPS受信機のロケーションにおける不確実性とによって定義され得る。ここで、SPS時間における不確実性および/またはロケーションにおける不確実性を低減することは2次元探索ウィンドウの次元の低減を可能にし得る。これは、あらかじめ定義された探索ウィンドウ内でSPS信号を探索/収集するためのプロセスを短縮することによって低電力動作を達成するかまたはバッテリー寿命を節約する際に特に有用であり得る。
[00020]一実施形態によれば、モバイルデバイスは、ローカルキャリアネットワーク時間に少なくとも部分的に基づいて、SPS信号を探索するためのウィンドウを決定し得る。ここで、ローカルキャリアネットワーク時間がSPS時間を正確に基準とする場合、SPS時間における不確実性は極めて小さくなり得る。たとえば、モバイルデバイスが位置フィックスを生成する前に、モバイルデバイスにおいて維持される時間不確実は、たとえば、CDMAネットワークの場合は約30.0μ秒であり、たとえば、UMTSネットワークの場合は2.0秒と同じくらい高くなり得る。モバイルデバイスにおいて維持される特定の不確実性は、次いで、位置フィックスを計算するためにSPS信号を収集するための探索ウィンドウを決定するために使用され得る。位置フィックスを生成すると、モバイルデバイスは、数ナノ秒(たとえば、10.0ナノ秒)程度の時間不確実性を有し得る。一方、ネットワークキャリア時間がSPS時間を正確に基準としない場合、SPS時間における不確実性はより大きくなり得る。
[00021]一実施形態によれば、モバイルデバイスのSPS受信機は、2つまたはそれ以上のSPS位置フィックスを時間タグ付けする(time-tag)ことによってローカルキャリアネットワーク時間をSPS時間に対して較正し得る。ここで、特定の実装形態では、SPS受信機は、(たとえば、収集されたSPS信号を変調するデータ信号のビットエッジを検出することによって)SPS位置フィックスを取得する過程においてSPS時間の正確な測定値または指示を取得し得る。一実施形態によれば、SPS受信機は、ローカルキャリアネットワーク時間に従って、SPS位置フィックスに対応する2つまたはそれ以上のSPS時間を時間タグに関連付け得る。ローカルネットワーク時間に従って時間タグ付けされたSPS時間を用いて複数の式または制約を定義する、特定の非限定的な例とともに、以下で図1および図2に関して以下で説明されるように、SPS受信機は、ローカルキャリアネットワーク時間の関数としてSPS時間の式における不確実性を低減し得る。
[00022]一実施形態によれば、モバイルデバイスは、SPS時間を推定するために、基地局クロックに基づくローカルキャリアネットワーク時間を採用し得る。エアインターフェース規格は、たとえば、50ppb(50ns/s)未満の、SPS時間基準からの許容基地局クロックドリフトレートを指定し得るが、現場での基地局は、事実上、より良い性能(たとえば、10ppb未満のクロックドリフトレート)を有し得る(3gpp:GSM(登録商標):ワイドエリア50ppb、ピコセル100ppb(45.010))、UMTS:ワイドエリア50ppb、ピコセル100ppb、フェムトセル250ppb(FDD25.104、TDD25.105)、LTE(登録商標):ワイドエリア50ppb、ピコセル100ppb、フェムトセル250ppb(36.104、セクション6.5.1)、TD−SCDMA:ワイドエリア50ppb(YD/T1719−2007中国TD−SCDMA RAN機器仕様、セクション17.3、ノードB同期要件より)。特定の実装形態では、モバイルデバイスは、モバイルデバイスにおいて基地局クロックをSPS時間に対して較正する際に不確実性を低減し、次いで、ローカルキャリアネットワーク時間における不確実性を時間とともに増加させるために、較正された増大レートを使用し得る。上記で指摘されたように、そのような低減されたクロック不確実性は、より短いタイムツーフィックス(time-to-fix)および/またはより低い電力消費を可能にし得る。
[00023]別の実装形態では、複数のモバイルデバイス/SPS受信機からのネットワーク時間の測定値が、支援データとして使用するためにネットワーククラウドにおいてクラウドソーシングされ得る。ここで、モバイルデバイスは、較正を低減するかまたはなくすために、データベースサーバまたはクラウドからパラメータをダウンロードし得る。別の実装形態では、モバイルデバイスが固定であるのか、歩行者速度で移動しているのかがわかっている場合、ローカルキャリアネットワーク時間における不確実性は低減され得る。
[00024]特定の実装形態では、セルラーダウンリンク信号の到着時間が、時間タグまたはタイムスタンプ値を決定するために使用され得る。ここで、モバイルデバイスは、セルラーダウンリンク信号を送信する基地局により近接して進むか、またはそれからさらに離れて進むので、到着時間は変動し得る。モバイルデバイスが、動きに応答するセンサー(たとえば、加速度計)を有する特定の場合、時間タグにおける不確実性は、起こり得る移動に起因する不確実性を含む必要がない(たとえば、基地局までの距離における10kmの不確実性は時間的には30.0μsの不確実性になり得る)。別の特定の実装形態では、時間タグまたはタイムスタンプの時間における不確実性が、ページングサイクル中でモバイルデバイススリープクロックを較正するために使用され得る。これは、セルラーモデムがスリープ状態にある間にSPS位置フィックス要求が発生した場合、時間不確実性を小さくし得る。
[00025]一実施形態によれば、測定されたSPS時間における不確実性は、伝搬時間における不確実性に起因する時間不確実性と組み合わせた(たとえば、それに加えられた)時間タグまたはタイムスタンプ値(たとえば、ローカルネットワーク時間に従う時間タグ)における不確実性を備え得る。モバイルデバイスは、基地局によって送信された信号を収集することによってローカルキャリアネットワーククロックに対する時間基準を取得し得る。特定の例において以下で説明されるように、伝搬時間における不確実性は、受信モバイルデバイスにおける信号の時間到着に影響を及ぼす、送信基地局と受信モバイルデバイスとの間の距離の変化に起因し得る。伝搬遅延の変化は、送信基地局と受信モバイルデバイスとの間の距離の変化の測定値に基づいて測定され得る。これは、たとえば、ほんの数例を挙げると、よく知られている三辺測量技法、よく知られている位置技法を使用してモバイルデバイスの移動の軌道をたどること、デッドレコニング(dead-reckoning)プロシージャに適用される慣性センサー(たとえば、磁力計、加速度計、ジャイロスコープなど)から取得された測定値など、いくつかの技法のいずれか1つを使用して測定され得る。送信基地局と受信移動局との間の距離の測定された変化に基づいて伝搬遅延の変化を決定することは、SPS信号の収集のための時間不確実性または収集ウィンドウの低減を可能にし得る。
[00026]図1は、一実施形態による、2つまたはそれ以上のSPS位置フィックスを使用して時間タグまたはタイムスタンプ不確実性を較正するための技法を示している。ここで、モバイルデバイス102は、基地局に対する2つの異なるロケーション間を進み得る。この特定のシナリオでは、モバイルデバイス102は、それぞれ不確実性ΔT1およびΔT2をもつSPS時間(たとえば、GPS時間)T1およびT2に2つの異なるロケーションにおいて2つの異なるSPS位置フィックスを取得する。ロケーション104とロケーション106とは、不確実性ΔDをもつ距離Dだけ分離されている。モバイルデバイス102は、ネットワーク時間タグまたはタイムスタンプNT1(たとえば、信号フレームエッジ1)およびNT2(たとえば、信号フレームエッジ2)を、それぞれ不確実性ΔNT1およびΔNT2をもつ、対応するSPS時間T1およびT2に関連付け得る。特定の図示の実施形態では、時間タグまたは時間スタンプNT1およびNT2は、単一の基地局(たとえば、基地局100)において維持されるネットワーク時間と、その基地局によって送信された信号とに対する基準である。
[00027]特定の例示的なシナリオでは、基地局から第1および第2のロケーション104および106におけるモバイルデバイスまでの距離D1およびD2は未知であり得る。基地局から信号エッジ1が送信されるインスタンスにおけるSPS時間BNT1は、以下のように式(1)に示され得る。
Figure 0006400700
上式で、cは光速である。
[00028]同様に、基地局から信号エッジ2が送信されるインスタンスにおけるSPS時間BNT2は、以下のように式(2)に示され得る。
Figure 0006400700
[00029]第1の位置フィックスにおいて取得されたSPS時間と第2の位置フィックスにおいて取得されたSPS時間との差は、したがって、以下のように式(3)に示され得る。
Figure 0006400700
[00030]図2は、SPS時間、モバイルデバイス(たとえば、モバイルデバイス102)において維持されるローカルネットワーク時間、および基地局(たとえば、基地局100)において維持されるローカルネットワーク時間のためのタイムラインを示すタイミング図である。ここで、NT1〜NT2の間の基地局タイミング誤差は、以下のように式(4)に示され得る。
Figure 0006400700
[00031]一実施形態によれば、Dが小さいかまたは無視できる場合、(たとえば、モバイルデバイスまたは基地局におけるクロックによって維持される)ローカルネットワーク時間の基地局クロックドリフトレートは、以下のように式(5)に示され得る。
Figure 0006400700
Figure 0006400700
[00032]1つの特定の適用例では、SPSフィックスにおけるクロック不確実性値ΔT1およびΔT2は数nsであり得るが、時間タグまたはタイムスタンプ不確実性値ΔNT1およびΔNT2は約1.0μsであり得る(たとえば、時間タグまたはタイムスタンプ動作自体の時間不確実性)。特定の適用例では、ネットワーク時間の較正中に時間タグまたはタイムスタンプ不確実性を50ppbよりもはるかに小さくするために、制約(ΔNT1+ΔNT2)/(NT2−NT1)<5.0ppbが維持され得る。ΔNT1+ΔNT2=2.0μsである場合、たとえば、(NT2−NT1)>2.0μs/5ppb=400sである。時間タグまたはタイムスタンプ動作不確実性がより小さい場合、必要とされる時間はより短くなり得る。2つの位置間の距離Dも較正の不確実性に影響を及ぼし得る。Dが0.0に近い場合、不確実性への影響はないことがある。
[00033]図3は、一実施形態による、基地局において維持されるローカルネットワーク時間を較正するためのプロセスの流れ図である。ブロック152において、(たとえば、モバイルデバイス102における)受信機は、(たとえば、1つまたは複数の収集されたSPS信号を変調するデータ信号におけるビットエッジを検出することによって)第1のSPS時間を含む第1の位置フィックスを取得するために、1つまたは複数の第1のSPS信号を収集し得る。上記で指摘されたように、受信機は、(たとえば、ローカルキャリアネットワークにおいて)ローカルネットワーク時間をローカルに維持するためのクロックを備え得る。ブロック152において取得された位置フィックスに応答して、受信機は、ローカルネットワーク時間(たとえば、基地局100などの基地局におけるローカルネットワーク時間)を基準とする第1の時間タグまたはタイムスタンプを取得し得る。
[00034]ブロック152において位置フィックスを取得した後に、受信機は、第1のロケーションから第2のロケーションにそれのロケーションを移動し得る(たとえば、ロケーション104からロケーション106までの距離D)。ブロック156において、受信機は、第2のSPS時間を含む位置フィックスを取得するために、1つまたは複数の第2のSPS信号を収集し得る。特定の実装形態では、ブロック152および156において収集された第1および第2のSPS信号は、それらが(たとえば、共通時間基準に)同期されるように、同じグローバルネットワーク衛星システム(GNSS:global network satellite system)中にある異なるSPS送信機によって送信され得る。ただし、ブロック152および156において収集された第1および第2のSPS信号は、GNSSが互いに同期される場合、2つの異なるGNSSから代替的に送信され得る。ブロック158において、受信機は、ブロック154において取得された第1のタイムスタンプのように、ローカルネットワーク時間を基準とする第2の位置フィックスに応答して、第2のタイムスタンプを取得し得る。
[00035]ブロック160において、ブロック154において取得された第1のSPS時間とブロック158において取得された第2のSPS時間との間の第1の差と、ブロック154において取得された第1のタイムスタンプとブロック158において取得された第2のタイムスタンプとの間の第2の差とに少なくとも部分的に基づいて、時間不確実性(たとえば、SPS時間に対するネットワーク時間における不確実性)が決定され得る。たとえば、ブロック160は、以下で説明される式(6)に従って時間不確実性を計算し得る。したがって、特定の実装形態では、ブロック160は、式(4)および(5)に従って上記で説明されたTerrおよび/またはTrateを計算し得る。D、D1およびD2のための値は、基地局送信機の既知のロケーションと、ブロック152および156において取得された位置フィックスからのロケーションとに少なくとも部分的に基づいて、ユークリッド距離として計算され得る。ただし、これらは、ローカルネットワーク時間が受信機においてどのように較正され得るかの例にすぎず、請求される主題はこの点について限定されないことを理解されたい。
[00036]上記で説明されたように、モバイルデバイスは、2つの異なる時間(および場合によっては異なるロケーション)において取られたSPS位置フィックスにおいて取得されたSPS時間に対する、特定の基地局において維持されるクロックに関連するクロック誤差(たとえば、Terr)および/またはドリフトレート(たとえば、Trate)を測定し得る。特定の実装形態では、モバイルデバイスは、この特定の基地局について測定されたそのようなクロック誤差および/またはドリフトレートを記憶し得る。場合によっては、モバイルデバイスは、上記で説明されたように少なくとも2つのSPS位置フィックスを実行する間にモバイルデバイスが通信している任意の基地局についてのクロック誤差および/またはドラフトレートを記憶し得る。モバイルデバイスは、特定のインスタンスにおける推定クロック誤差を決定するために、測定されたドリフトレートを使用し得る。一例では、モバイルデバイスは、位置フィックスを実行し、次いでそれのSPS受信機をオフにするが、基地局信号(たとえば、パイロットなど)を介して時間を追跡し得る。モバイルデバイスが(たとえば、ブロック156において)後続の位置フィックスを行う前に、(前に測定されたかまたはサーバからダウンロードされたメモリからの)測定された基地局ドリフトおよび/またはドリフトレートに基づいて誤差が予測され得るように、基地局信号を使用してモバイルデバイスにおいてローカルネットワーク時間が伝搬され得る(時間タグ付け)。たとえば、モバイルデバイス(たとえば、モバイルデバイス102)と基地局(たとえば、基地局100)との間の距離は、モバイルデバイスが第1のロケーション(たとえば、ロケーション104)から第2のロケーション(たとえば、ロケーション106)に移動するにつれて増加し得る。ブロック152における第1の位置フィックスにおけるSPS時間に対するネットワーク時間を参照して、ブロック156において1つまたは複数のSPS信号を収集するための収集ウィンドウを決定するためにネットワーク時間が使用され得る。ブロック156において信号を収集することに先立つ第2のロケーションにおけるネットワーク時間が、(D2−D1)/cに少なくとも部分的に基づいて伝搬され得る。D1は、ブロック152におけるSPS位置フィックスから正確に知られ得るが、D2は、他の技法を使用して推定/測定され得る。たとえば、上記で説明されたように、D2またはD2−D1は、たとえば、ほんの数例を挙げると、よく知られている三辺測量技法、よく知られている位置技法を使用してモバイルデバイスの移動の軌道をたどること、デッドレコニングプロシージャに適用される慣性センサー(たとえば、磁力計、加速度計、ジャイロスコープなど)から取得された測定値などのいくつかの技法のいずれか1つを使用して測定され得る。ただし、これは、伝搬遅延の変化がどのように計算され得るかの一例にすぎず、請求される主題はこの点について限定されないことを理解されたい。
[00037]例示的な実装形態では、以下有する式(6)に従って将来の時間についての時間不確実性が計算され得る。
Figure 0006400700
上式で、
unc(t1)は、時間t1における時間的な不確実性であり、
unc(t2)は、時間t2における時間的な不確実性である。
[00038]特定の例では、時間t1においてモバイルデバイスによって行われた位置フィックスは、Tunc(t1)=15.0ナノ秒を与え得る。モバイルデバイスがスリープするときの10ppbまたは10.0ナノ秒/秒の測定されたTrateを仮定すると、モバイルデバイスが3時間後にSPS位置フィックスを取得するために起動する場合、モバイルデバイスは、Tunc(t2)=15.0ナノ秒+10.0ナノ秒/秒(3*3600秒)=108μ秒を計算し得る。代わりにTunc(t2)=540μ秒を与える、測定されたドリフトレートTrateの代わりに50ppbのデフォルトドリフトレートを使用すること。デフォルトドリフトレートの代わりに測定されたドリフトレートTrateから式(6)に従ってTunc(t2)を計算するこの技法は、(事実上、基地局クロックは、適用可能なエアインターフェース規格によって許容可能なワーストケースよりも安定であり得るが)基地局性能について特定のエアインターフェース規格において指定されたワーストケースドリフトを仮定する技法に勝る改善された性能を可能にし得る。
[00039]上記で指摘されたように、基地局によって送信された信号上のフレーム境界遅延の検出は(基地局からモバイルデバイスまでの信号飛行時間があるので)基地局からの距離に依存し得る。したがって、ドリフトを正確に測定するために、モバイルデバイスが著しく移動していないかどうかを決定することが有用であり得る。たとえば、加速度計、ジャイロスコープ、動きセンサー、磁力計、または位置、向きなどの変化を検知し得る他のデバイスなどのデバイスからの出力信号。さらに、Bluetooth(登録商標)またはWiFi(登録商標)などの同じ短距離信号の検出は移動がないことを示し得る。
[00040]また、フェムトセルまたはWiFiアクセスポイントもモバイルデバイスのそれよりも安定したクロックを維持し得ることが指摘される。したがって、本明細書で説明される技法は、基地局だけでなく様々な他の固定ワイヤレストランシーバにも適用可能であり得る。クロック誤差が特定のエアインターフェース規格による最大許容ドリフトよりも小さくなり得るので、SPS信号を収集するための探索ウィンドウは著しく低減され得る(場合によっては2−5x。これは、一定のドリフトを仮定した場合、最後のフィックス以来どのくらいの時間がたったかに依存し得る)。
[00041]一実施形態によれば、測定された基地局クロックドリフトは、(たとえば、モバイルデバイスがどこにあるか/あったかに少なくとも部分的に基づいて基地局アルマナック全体のサブセットとして)モバイルデバイス基地局アルマナックにローカルに記憶され、および/または基地局アルマナック全体を維持するロケーションサーバに周期的に(または直ちに)アップロードされ得る。代替的に、基地局識別子(たとえば、SID/NID/BSIDまたはMACIDなどのBTS ID情報)が、それがあった基地局の特定のタイプに応じて更新され得る。クラウドソーシングサーバは、平均、メジアン、統計的適合などのパラメータを計算するために、アップロードされた測定値を組み合わせ、基地局クロックドリフト(たとえば、Terr)および/またはドリフトレート(たとえば、Trate)の適切な指示を測位支援データとしてモバイルデバイスにとって利用可能にし得る。
[00042]図4は、一実施形態による、測位支援データを作成または更新するためのメッセージをクラウドソーシングするためのシステムのシステム図である。モバイルデバイス212および216は、ネットワーククラウド208を通してキャリアネットワークと通信していることがある。モバイルデバイス112は、基地局213およびSPS送信機210から送信された信号の観測に基づいて測定値を取得し、これらの測定値をクラウドソーシングサーバ202にメッセージ中でフォワーディングし得る。クラウドソーシングサーバ202は、ロケーションサーバ206にフォワーディングされるべき測位支援データを計算し得る。モバイルデバイス216は、次いで、ネットワーククラウド208を通してロケーションサーバ206によって送信されたメッセージから測位支援データを受信し得る。
[00043]特定の実施形態において上記で説明されたように、モバイルデバイス212は、対応するSPS時間を与える2つまたはそれ以上のSPS位置フィックスを取得するために、SPS送信機210によって送信されたSPS信号を収集し得る。基地局214と通信して、モバイルデバイス212は、基地局214によって維持されているローカルネットワーク時間を取得し得、ローカルネットワーク時間に従って2つまたはそれ以上の位置フィックスを時間タグ付けし得る。特定の実装形態では、上記で説明されたように、特定の基地局214について、モバイルデバイス212は、式(4)および(5)に従ってTerrおよび/またはTrateを計算し、これらの値をクラウドソーシングサーバ202にメッセージ中でフォワーディングし得る。特定の基地局214について、クラウドソーシングサーバは、モバイルデバイス216にとって利用可能な測位支援データ(たとえば、Terrおよび/またはTrateのためのアグリゲート、フィルタ処理および/または平均された値)を与えるために、複数のモバイルデバイス212からのTerrおよび/またはTrateの値をアグリゲートし得る。
[00044]図5は、一実施形態による、基地局において維持されるクロックの不確実性を追跡するためのプロセスの流れ図である。ブロック302において、基地局において維持されるクロックの不確実性を追跡するためにデータベースが維持され得る。たとえば、そのようなデータベースはクラウドソーシングサーバ202において維持され得る。ブロック304において、少なくとも1つの基地局において維持されるクロックにおける不確実性(たとえば、Terrおよび/またはTrateのための計算値)較正結果がモバイルデバイス(たとえば、モバイルデバイス212)から受信され得る。ブロック306において、較正結果によって示された不確実性レベルがしきい値よりも小さいかどうかに少なくとも部分的に基づいて、ブロック306においてデータベース中で追跡される不確実性が選択的に更新され得る。たとえば、しきい値を超える不確実性を有する較正結果で追跡される不確実性を更新することは、追跡されるクロック不確実性の有用性を改善しないことがある。
[00045]一実施形態によれば、モバイルデバイスは、たとえば、いくつかの機能がその間電源切断される低電力状態において維持され得る。たとえば、モバイルフォンは、受信機が信号を収集し得る短い期間(たとえば、セルラー送信機からのページング信号を収集するためのページングスロット)で周期的に中断されるスリープ状態において維持され得る。特定の一実装形態では、たとえば、5秒の期間に、モバイルフォンは、ページング信号を収集するために90〜100ミリ秒の持続時間の間、一時的に起動し得る。モバイルデバイスがスリープ状態などの低電力状態にある間、モバイルデバイスは、システムクロックによって維持される時間を伝搬する際に使用されるべきスリープカウンタを維持し得る。上記で指摘されたように、正確なシステムクロック時間を有することは、モバイルデバイスが小さい探索ウィンドウを用いてSPS信号を収集することによってそれのロケーションの推定値を取得することを可能にし、高速タイムツーフィックスを可能にし得る。
[00046]特定の実装形態では、スリープ状態または低電力状態にあるモバイルデバイスは、ワイヤレストランシーバ(たとえば、WWANまたはセルラートランシーバ)および/または他の構成要素から電力が除去され得るように動作し得る。そのような低電力状態では、ワイヤレストランシーバは、ワイヤレスネットワークから信号を受信し、それに信号を送信するための完全な機能を有しないことがあるが、機能は、デバイスに十分に電力供給することによってすぐに復元され得る。ワイヤレストランシーバはそのような低電力状態において低減された機能を有し得るが、一実施形態では、モバイルデバイスは、モバイルデバイスが低電力状態にある間に信号を収集することために電力供給されるSPS受信機を有し得る。したがって、スリープまたは低電力状態中に、モバイルデバイス上のプロセスは、SPS位置フィックスを実行するようにとの要求を発行することが可能であり得、SPS受信機は、モバイルデバイスが低電力状態にある場合でも、この要求を満たすことが可能であり得る。モバイルデバイスが低電力状態にある間にSPS受信機が要求を受信したときに利用可能な正確なシステムクロック時間を有することは、小さい探索ウィンドウおよび対応する高速タイムツーフィックスを可能にし得る。
[00047]一実施形態によれば、モバイルデバイスのシステムクロック値は、以下のような式(6)に従って、モバイルデバイスがスリープ状態にある間に伝搬され得る。
Figure 0006400700
上式で、
C1は、(たとえば、モバイルデバイスがスリープ状態などの低電力状態に入るときの)開始システムクロック時間であり、
C2は、伝搬されたシステムクロック時間であり、
ΔTは、システム時間が伝搬される量である。
[00048]一実施形態によれば、システムクロックが伝搬される時間の量ΔTは、以下のような式(7)に従って、開始時間(たとえば、スリープ状態に入る)および終了時間(たとえば、SPS位置フィックスについての要求を処理する)からの増分サイクル上で増分されるカウンタの値の変化少なくとも部分的に基づいて計算され得る。
Figure 0006400700
上式で、
SCは、スリープカウンタの増分サイクルであり、
C1は、モバイルデバイスがスリープ状態に入るインスタンスにおけるスリープカウンタの値であり、
C2は、終了時間におけるスリープカウンタの値である。
[00049]一実施形態よれば、スリープカウンタの増分サイクルTSCの持続時間は、上記で説明されたように基地局において維持されるローカルネットワーク時間に少なくとも部分的に基づいて推定され得る。たとえば、図6に示されているように、スリープクロック時間の値は、ローカルネットワーク時間に従って2つの異なるインスタンスにおいて時間タグ付けまたはタイムスタンプされ得る。ここで、たとえば、スリープカウンタの値(CST1およびCST2)は、ネットワーク時間NT1およびNT2においてネットワーク時間で時間タグ付けまたはタイムスタンプされ得る。TSCのための値は、以下のような式(8)に従って計算され得る。
Figure 0006400700
[00050]特定の実装形態において、時間タグNT1およびNT2のためのネットワーク時間は、ページングスロットにおけるページング信号の収集から取得され得る。一実施形態によれば、時間タグNT1およびNT2における不確実性、および(たとえば、カウント増分の部分を考慮するための)スリープクロックカウントにおける不確実性は、式(8)に従って計算されるTSCの推定値における不確実性に寄与し得る。たとえば、時間タグを実行することと同時に、スリープカウントが、4.0μs内までの不確実性を達成するために読み取られ得る。追加の1.0μsが、総不確実性を5.0μsに増加させるために含められ得る。たとえば、時間タグNT1およびNT2が1.28秒だけ離間され、スリープクロックが10.0μs/1.28秒=7.8ppmの精度に較正され得ると仮定する(1.28秒間にモバイルデバイスが移動した距離は小さいことがあり、無視され得る)。特定の実装形態では、SPSセッションがLTEスリープ状態中に開始された場合、スリープ時間タグは必要とされないことがある。代わりに、スリープカウンタが再び読み取られ得る。時間不確実性は、最後の通常時間タグ不確実性+スリープクロック不確実性部分(たとえば、10.0μs/1.28s×最後の通常時間タグ以来の時間)+スリープクロックドリフトに導入される温度からの不確実性を使用することによって取得され得る。
[00051]図7に示されているように、たとえば、モバイルデバイスは、ブロック502において、モバイルデバイスが低電力状態(たとえば、スリープ状態)に入ったことに応答して、スリープカウンタの第1の値を取得し得る。モバイルデバイスは、次いで、ブロック504において、ページング信号を収集するために高電力状態に入り得る。ブロック504は、たとえば、モバイルデバイスが、ページングスロット中にスリープ状態から起動し、高電力状態に再開したときに行われ得る。ページング信号を収集して、モバイルデバイスは、再びローカルネットワーク時間をサンプリングし得る。ブロック406は、次いで、モバイルデバイスが高電力状態にある間にスリープカウンタの第2の値と第2のタイムスタンプとを取得し得る。第2のタイムスタンプは、ローカルネットワーク時間を基準とし、ページング信号の収集からサンプリングされたローカルネットワーク時間に少なくとも部分的に基づき得る。ブロック508において、モバイルデバイスは低電力状態に戻り得る。特定の実装形態では、ブロック502および506において取得されたスリープカウンタの第1および第2の値は、それぞれCST1およびCST2を備え得る。特定の実装形態では、第1および第2のタイムスタンプは、(たとえば、ネットワーク時間NT1およびNT2のような)ローカルネットワーク時間を基準とし得る。ブロック510において、モバイルデバイスは、たとえば、上記の式(8)に従ってスリープカウンタの増分サイクル(たとえば、TSC)を推定し得る。増分サイクルの推定値は、次いで、上記で説明されたように、SPS位置フィックスを取得するための時間不確実性を定義するためにシステムクロック時間を更新するために使用され得る。
[00052]図8は、一実施形態による、SPS位置フィックスを取得すること、および/またはローカルキャリアネットワーク時間に従って時間タグ付けされた2つまたはそれ以上のSPS位置フィックスに基づいてローカルキャリアネットワーク時間を較正することのために使用され得るモバイルデバイスの概略図である。いくつかの実施形態では、モバイルデバイス1100はまた、ワイヤレス通信ネットワーク上でワイヤレスアンテナ1122を介してワイヤレス信号1123を送信および受信することが可能であるワイヤレストランシーバ1121を備え得る。ワイヤレストランシーバ1121はワイヤレストランシーババスインターフェース1120によってバス1101に接続され得る。ワイヤレストランシーババスインターフェース1120は、いくつかの実施形態では、ワイヤレストランシーバ1121に少なくとも部分的に統合され得る。いくつかの実施形態は、たとえば、ほんの数例を挙げると、IEEE規格802.11のバージョン、CDMA、WCDMA(登録商標)、LTE、UMTS、GSM、AMPS、Zigbee(登録商標)およびBluetoothなど、対応する複数のワイヤレス通信規格に従って信号を送信および/または受信することを可能にするために、複数のワイヤレストランシーバ1121とワイヤレスアンテナ1122とを含み得る。
[00053]モバイルデバイス1100はまた、SPSアンテナ1158を介してSPS信号1159を受信および収集することが可能なSPS受信機1155を備え得る。SPS受信機1155はまた、モバイルデバイス1000のロケーションを推定するために、収集されたSPS信号1159を全体的にまたは部分的に処理し得る。たとえば、SPS受信機1155は、ブロック152において第1のSPS時間を含む第1の位置フィックスを取得するために、およびブロック156において第2のSPS時間を含む第2の位置フィックスを取得するために、SPS信号を収集することが可能であり得る。いくつかの実施形態では、(1つまたは複数の)汎用プロセッサ1111、メモリ1140、(1つまたは複数の)DSP1112および/または専用プロセッサ(図示せず)も、SPS受信機1155とともに、収集されたSPS信号を全体的にまたは部分的に処理し、および/またはモバイルデバイス1100の推定ロケーションを計算するために利用され得る。SPSまたは測位動作を実行する際に使用するための他の信号(たとえば、ワイヤレストランシーバ1121から収集された信号)の記憶は、メモリ1140またはレジスタ(図示せず)中で実行され得る。したがって、(1つまたは複数の)汎用プロセッサ1111、メモリ1140、(1つまたは複数の)DSP1112および/または専用プロセッサは、モバイルデバイス1100のロケーションを推定するために測定値を処理する際に使用するための測位エンジンを与え得る。
[00054]また、図8に示されている、モバイルデバイス1100は、バスインターフェース1110によってバス1101に接続された(1つまたは複数の)デジタル信号プロセッサ((1つまたは複数の)DSP)1112と、バスインターフェース1110によってバス1101に接続された(1つまたは複数の)汎用プロセッサ1111と、メモリ1140とを備え得る。バスインターフェース1110は、(1つまたは複数の)DSP1112、(1つまたは複数の)汎用プロセッサ1111およびメモリ1140と統合され得る。様々な実施形態では、ほんの数例を挙げると、RAM、ROM、FLASH、またはディスクドライブなど、コンピュータ可読記憶媒体上になど、メモリ1140に記憶された1つまたは複数の機械可読命令の実行応答して、機能が実行され得る。1つまたは複数の命令は、(1つまたは複数の)汎用プロセッサ1111、専用プロセッサ、または(1つまたは複数の)DSP1112によって実行可能であり得る。メモリ1140は、本明細書で説明される機能を実行するために(1つまたは複数の)プロセッサ1111および/または(1つまたは複数の)DSP1112によって実行可能であるソフトウェアコード(プログラミングコード、命令など)を記憶する非一時的プロセッサ可読メモリおよび/またはコンピュータ可読メモリを備え得る。
[00055]特定の実装形態では、メモリ1140に記憶された機械可読命令と組み合わせた(1つまたは複数の)汎用プロセッサ1111および/または(1つまたは複数の)DSP1112は、図3に示されたブロック152〜160に記載されたアクションおよび/または動作の全部または一部を実行し得る。たとえば、基地局によって送信され、ワイヤレストランシーバ1121において収集された信号の収集に少なくとも部分的に基づいて、メモリ1140に記憶された機械可読命令と組み合わせた(1つまたは複数の)汎用プロセッサ1111および/または(1つまたは複数の)DSP1112は、ブロック154および158においてネットワーク時間を基準とするタイムスタンプを取得し得る。メモリ1140に記憶された機械可読命令と組み合わせた(1つまたは複数の)汎用プロセッサ1111および/または(1つまたは複数の)DSP1112は、次いで、ブロック160において時間不確実性を決定し得る。
[00056]別の特定の実装形態では、メモリ1140に記憶された機械可読命令と組み合わせた(1つまたは複数の)汎用プロセッサ1111および/または(1つまたは複数の)DSP1112は、図7に示されたブロック502〜510に記載されたアクションおよび/または動作の全部または一部を実行し得る。ブロック502および504において、たとえば、メモリ1140に記憶された機械可読命令と組み合わせた(1つまたは複数の)汎用プロセッサ1111および/または(1つまたは複数の)DSP1112は、スリープカウンタ回路1142において維持されるスリープカウンタの第1および第2の値を取得し得る。ブロック506および508において、メモリ1140に記憶された機械可読命令と組み合わせた(1つまたは複数の)汎用プロセッサ1111および/または(1つまたは複数の)DSP1112は、さらに、スリープカウンタのそれぞれの第1および第2の値に第1および第2のタイムスタンプを適用し得る。最終的に、メモリ1140に記憶された機械可読命令と組み合わせた(1つまたは複数の)汎用プロセッサ1111および/または(1つまたは複数の)DSP1112は、ブロック510においてスリープカウンタの増分サイクルの推定値を計算し得る。
[00057]また、図8に示されている、ユーザインターフェース1135は、たとえば、ほんの数例を挙げると、スピーカー、マイクロフォン、ディスプレイデバイス、振動デバイス、キーボード、タッチスクリーンなど、いくつかのデバイスのうちのいずれか1つを備え得る。特定の実装形態では、ユーザインターフェース1135は、ユーザがモバイルデバイス1100上にホストされた1つまたは複数のアプリケーションと対話することを可能にし得る。たとえば、ユーザインターフェース1135のデバイスは、ユーザからのアクションに応答して(1つまたは複数の)DSP1112または汎用プロセッサ1111によってさらに処理されるべきアナログ信号またはデジタル信号をメモリ1140に記憶し得る。同様に、モバイルデバイス1100上にホストされたアプリケーションは、出力信号をユーザに提示するためにアナログまたはデジタル信号をメモリ1140に記憶し得る。別の実装形態では、モバイルデバイス1100は、たとえば、専用スピーカー、マイクロフォン、デジタルアナログ回路、アナログデジタル回路、増幅器、および/または利得制御を備える専用オーディオ入出力(I/O)デバイス1170を随意に含み得る。ただし、これは、オーディオI/Oがモバイルデバイスにおいてどのように実装され得るかの一例にすぎず、請求される主題はこの点について限定されないことを理解されたい。別の実装形態では、モバイルデバイス1100は、キーボードまたはタッチスクリーンデバイスにタッチすることに応答するか、またはそれへの圧力に応答するタッチセンサー1162を備え得る。
[00058]モバイルデバイス1100はまた、静止画または動画をキャプチャするための専用カメラデバイス1164を備え得る。カメラデバイス1164は、たとえば、ほんの数例を挙げると、イメージングセンサー(たとえば、電荷結合デバイスまたはCMOSイメージャ)、レンズ、アナログデジタル回路、フレームバッファを備え得る。一実装形態では、キャプチャされた画像を表す信号の追加の処理、調整、符号化、または圧縮は、汎用/アプリケーションプロセッサ1111または(1つまたは複数の)DSP1112で実行され得る。代替的に、専用ビデオプロセッサ1168が、キャプチャされた画像を表す信号の調整、符号化、圧縮または操作を実行し得る。さらに、ビデオプロセッサ1168は、モバイルデバイス1100上のディスプレイデバイス(図示せず)上での提示のために記憶された画像データを復号/復元し得る。
[00059]モバイルデバイス1100はまた、たとえば、モバイルデバイス1100がロケーションならびに/あるいは現在の速度および方位の相対的変化を決定することを可能にし得る慣性センサーと環境センサーとを含み得る、バス1101に結合されたセンサー1160を備え得る。センサー1160の慣性センサーは、たとえば、(たとえば、3次元におけるモバイルデバイス1100の加速度にまとめて応答する)加速度計、(たとえば、1つまたは複数のコンパスアプリケーションをサポートするための)1つまたは複数のジャイロスコープまたは1つまたは複数の磁力計を備え得る。モバイルデバイス1100の環境センサーは、たとえば、ほんの数例を挙げると、温度センサー、気圧センサー、周辺光センサー、カメライメージャ、マイクロフォンを備え得る。センサー1160は、メモリ1140に記憶され、たとえば、測位またはナビゲーション動作を対象とするアプリケーションなどの1つまたは複数のアプリケーションをサポートする(1つまたは複数の)DPSまたは汎用アプリケーションプロセッサ1111によって処理され得るアナログ信号またはデジタル信号を生成し得る。
[00060]特定の実装形態では、モバイルデバイス1100は、ワイヤレストランシーバ1121またはSPS受信機1155において受信され、ダウンコンバートされた信号のベースバンド処理を実行することが可能な専用モデムプロセッサ1166を備え得る。同様に、モデムプロセッサ1166は、ワイヤレストランシーバ1121による送信のためにアップコンバートされるべき信号のベースバンド処理を実行し得る。代替実装形態では、専用モデムプロセッサを有する代わりに、ベースバンド処理は汎用プロセッサまたはDSP(たとえば、汎用/アプリケーションプロセッサ1111または(1つまたは複数の)DSP1112)によって実行され得る。ただし、これらはベースバンド処理を実行し得る構造の例にすぎず、請求される主題はこの点について限定されないことを理解されたい。
[00061]図示のように、モバイルデバイス1100は、たとえば、上記で説明されたように設定された増分サイクル上でスリープカウンタを増分することによってスリープカウンタを維持することが可能であるスリープカウンタ回路1142をさらに備え得る。特定の実装形態では、スリープカウンタ回路1142は、スリープカウンタの値を与えることが可能なレジスタ、発振器、入力端子出力端子などを備え得る。特定の実施形態では、上記で説明されたように、スリープカウンタ回路1142は、スリープ状態(または他の低電力状態)に入ること、およびスリープ状態から起動すること(または他の高電力状態に遷移すること)など、特定のイベントにおいてスリープカウンタ値を与え得る。特定の実装形態では、たとえば、スリープカウンタ回路1142は、モバイルデバイス1100が(たとえば、ワイヤレストランシーバ1121、汎用/アプリケーションプロセッサ1111、(1つまたは複数の)DSP1112などへの電力の除去を含む)スリープ状態にある場合でも、スリープカウンタを増分し続け得る。
[00062]図9は、上記で説明された技法またはプロセスを実装するために構成可能な1つまたは複数のデバイスを含み得る例示的なシステム1200を示す概略図である。システム1200は、たとえば、ワイヤレス通信ネットワーク1208を通して互いに動作可能に結合され得る第1のデバイス1202と、第2のデバイス1204と、第3のデバイス1206とを含み得る。第1のデバイス1202、第2のデバイス1204および/または第3のデバイス1206は、クラウドソーシングサーバ202および/またはロケーションサーバ206(図4)を実装するために使用され得る。一態様では、第1のデバイス1202は、たとえば、基地局アルマナックなど、測位支援データを与えることが可能なサーバを備え得る。また、一態様では、ワイヤレス通信ネットワーク1208は、たとえば、1つまたは複数のワイヤレスアクセスポイントを備え得る。ただし、請求される主題はこれらの点で範囲が限定されない。
[00063]第1のデバイス1202、第2のデバイス1204および第3のデバイス1206は、ワイヤレス通信ネットワーク1208を介してデータを交換するために構成可能であり得る任意のデバイス、アプライアンスまたは機械を表し得る。限定ではなく例として、第1のデバイス1202、第2のデバイス1204、または第3のデバイス1206のいずれも、たとえば、デスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ、ワークステーション、サーバデバイスなど、1つまたは複数のコンピューティングデバイスまたはプラットフォーム、たとえば、携帯情報端末、モバイル通信デバイスなど、1つまたは複数のパーソナルコンピューティングまたは通信デバイスまたはアプライアンス、たとえば、データベースまたはデータ記憶サービスプロバイダ/システム、ネットワークサービスプロバイダ/システム、インターネットまたはイントラネットサービスプロバイダ/システム、ポータルまたは検索エンジンサービスプロバイダ/システム、ワイヤレス通信サービスプロバイダ/システムなど、コンピューティングシステムまたは関連するサービスプロバイダ機能、あるいはそれらの任意の組合せを含み得る。第1のデバイス1202、第2のデバイス1204、および第3のデバイス1206のいずれも、本明細書で説明される例による基地局アルマナックサーバ、基地局、またはモバイルデバイスのうちの1つまたは複数を備え得る。別の例示的な実装形態では、第1のデバイス1202、第2のデバイス1204、および第3のデバイス1206のいずれも、測位支援データとして使用するためにネットワーク中の特定の基地局において維持される不確実性キャリアネットワーク時間を収集、記憶および更新するためのデータベースを備え得る。ここで、少なくとも1つの基地局について、データベースはクロック不確実性を追跡し得る。少なくとも1つの基地局において維持されるクロックにおける不確実性を示す較正結果が1つまたは複数のモバイルデバイスから受信され得る。追跡されるクロック不確実性は、次いで、較正結果によって示された不確実性がしきい値よりも小さい場合、較正結果で選択的に更新され得る。更新された追跡されるクロック不確実性は、次いで、時間とともに増加され得る。
[00064]同様に、ワイヤレス通信ネットワーク1208は、第1のデバイス1202、第2のデバイス1204、および第3のデバイス1206のうちの少なくとも2つの間でのデータの交換をサポートするために構成可能な1つまたは複数の通信リンク、プロセス、またはリソースを表し得る。限定ではなく例として、ワイヤレス通信ネットワーク1208は、ワイヤレスまたはワイヤード通信リンク、電話または電気通信システム、データバスまたはチャネル、光ファイバー、地上またはスペースビークルリソース、ローカルエリアネットワーク、ワイドエリアネットワーク、イントラネット、インターネット、ルータまたはスイッチなど、あるいはそれらの任意の組合せを含み得る。たとえば、第3のデバイス1206の部分的に不明瞭にされたものとして示された破線ボックスによって示されるように、ワイヤレス通信ネットワーク1208に動作可能に結合された追加の同様のデバイスがあり得る。
[00065]システム1200に示された様々なデバイスおよびネットワーク、ならびに本明細書でさらに説明されるプロセスおよび方法の全部または一部は、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、またはそれらの任意の組合せを使用して、またはさもなければ含めて実装され得ることを認識されたい。
[00066]したがって、限定ではなく例として、第2のデバイス1204は、バス1228を介してメモリ1222に動作可能に結合された少なくとも1つの処理ユニット1220を含み得る。
[00067]処理ユニット1220は、データコンピューティング手順またはプロセスの少なくとも一部分を実行するために構成可能な1つまたは複数の回路を表す。限定ではなく例として、処理ユニット1220は、1つまたは複数のプロセッサ、コントローラ、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路、デジタル信号プロセッサ、プログラマブル論理デバイス、フィールドプログラマブルゲートアレイなど、またはそれらの任意の組合せを含み得る。
[00068]メモリ1222は何らかのデータ記憶機構を表す。メモリ1222は、たとえば、1次メモリ1224または2次メモリ1226を含み得る。1次メモリ1224は、たとえば、ランダムアクセスメモリ、読取り専用メモリなどを含み得る。この例では処理ユニット1220とは別個であるものとして示されているが、1次メモリ1224の全部または一部は、処理ユニット1220内に設けられるか、またはさもなければ処理ユニット1220と共設/結合され得ることを理解されたい。
[00069]特定の実装形態では、処理ユニット1220は、基地局において維持されるクロックにおける不確実性を追跡し、更新するための、ブロック302、304、306および/または308におけるアクションおよび/または動作を実行するために、メモリ1222に記憶された機械可読を実行し得る。
[00070]2次メモリ1226は、たとえば、1次メモリと同じまたは同様のタイプのメモリ、あるいは、たとえば、ディスクドライブ、光ディスクドライブ、テープドライブ、ソリッドステートメモリドライブなど、1つまたは複数のデータストレージデバイスまたはシステムを含み得る。いくつかの実装形態では、2次メモリ1226は、コンピュータ可読媒体1240を動作可能に受容可能であるか、またはさもなければそれに結合するために構成可能であり得る。コンピュータ可読媒体1240は、たとえば、システム1200内のデバイスのうちの1つまたは複数のためにデータ、コードまたは命令を担持するかアクセス可能にすることができる任意の非一時的媒体を含み得る。コンピュータ可読媒体1240は記憶媒体と呼ばれることもある。
[00071]第2のデバイス1204は、たとえば、少なくともワイヤレス通信ネットワーク1208への第2のデバイス1204の動作可能な結合を与えるか、またはさもなければそれをサポートする通信インターフェース1030を含み得る。限定ではなく例として、通信インターフェース1230は、ネットワークインターフェースデバイスまたはカード、モデム、ルータ、スイッチ、トランシーバなどを含み得る。
[00072]第2のデバイス1204は、たとえば、入出力デバイス1232を含み得る。入出力デバイス1232は、人間または機械の入力を受け付けるか、またはさもなければそれを導入するために構成可能であり得る1つまたは複数のデバイスまたは特徴、あるいは人間または機械の出力を配信するか、またはさもなければそれを与えるために構成可能であり得る1つまたは複数のデバイスまたは特徴を表す。限定ではなく例として、入出力デバイス1232は、動作可能に構成されたディスプレイ、スピーカー、キーボード、マウス、トラックボール、タッチスクリーン、データポートなどを含み得る。
[00073]本明細書で説明された方法は、特定の例に従って適用例に応じて様々な手段によって実装され得る。たとえば、そのような方法は、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、またはそれらの組合せで実装され得る。ハードウェア実装形態では、たとえば、処理ユニットは、1つまたは複数の特定用途向け集積回路(「ASIC」)、デジタル信号プロセッサ(「DSP」)、デジタル信号処理デバイス(「DSPD」)、プログラマブル論理デバイス(「PLD」)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(「FPGA」)、プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、電子デバイス、本明細書で説明された機能を実行するように設計された他のデバイスユニット、またはそれらの組合せ内に実装され得る。
[00074]本明細書に含まれる詳細な説明のいくつかの部分は、特定の装置あるいは専用コンピューティングデバイスまたはプラットフォームのメモリ内に記憶された2値デジタル信号に対する演算のアルゴリズムまたは記号表現に関して提示されている。この特定の明細書のコンテキストでは、特定の装置などの用語は、プログラムソフトウェアからの命令に従って特定の動作を実行するようにプログラムされた後の汎用コンピュータを含む。アルゴリズム記述または記号表現は、信号処理または関連技術の当業者によって、自身の仕事の本質を他の当業者に伝達するために使用される技法の例である。アルゴリズムは、本明細書では、および一般には、所望の結果をもたらす自己無撞着な一連の演算または同様の信号処理であると考えられる。このコンテキストでは、演算または処理は物理量の物理的操作を伴う。一般に、必ずしも必要ではないが、そのような量は、記憶、転送、結合、比較、または他の方法で操作されることが可能な電気信号または磁気信号の形態をとり得る。主に一般的な用法という理由で、そのような信号をビット、データ、値、要素、記号、文字、項、数、数字などと呼ぶことが時々便利であることがわかっている。ただし、これらまたは同様の用語はすべて、適切な物理量に関連付けられるべきものであり、便利なラベルにすぎないことを理解されたい。別段に明記されていない限り、本明細書の説明から明らかなように、本明細書全体にわたって、「処理する」、「計算する(computing)」、「計算する(calculating)」、「決定する」などの用語を利用する説明は、専用コンピュータ、専用計算装置または同様の専用電子コンピューティングデバイスなど、特定の装置の動作またはプロセスを指すことを諒解されたい。したがって、本明細書のコンテキストでは、専用コンピュータまたは同様の専用電子コンピューティングデバイスは、専用コンピュータまたは同様の専用電子コンピューティングデバイスのメモリ、レジスタ、または他の情報記憶デバイス、送信デバイス、またはディスプレイデバイス内の、電子的または磁気的な物理量として一般に表される信号を操作または変換することが可能である。
[00075]本明細書で説明されたワイヤレス通信技法は、ワイヤレスワイドエリアネットワーク(「WWAN」)、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(「WLAN」)、ワイヤレスパーソナルエリアネットワーク(WPAN)などの様々なワイヤレス通信ネットワークに関連し得る。「ネットワーク」および「システム」という用語は、本明細書では互換的に使用されることがある。WWANは、符号分割多元接続(「CDMA」)ネットワーク、時分割多元接続(「TDMA」)ネットワーク、周波数分割多元接続(「FDMA」)ネットワーク、直交周波数分割多元接続(「OFDMA」)ネットワーク、シングルキャリア周波数分割多元接続(「SC−FDMA」)ネットワーク、または上記のネットワークの任意の組合せなどであり得る。CDMAネットワークは、ほんのいくつかの無線技術を挙げれば、cdma2000、広帯域CDMA(「W−CDMA(登録商標)」)などの1つまたは複数の無線アクセス技術(「RAT」)を実装し得る。ここで、cdma2000は、IS−95規格、IS−2000規格、およびIS−856規格に従って実装される技術を含み得る。TDMAネットワークは、モバイル通信用グローバルシステム(「GSM:Global System for Mobile Communications」)、デジタルアドバンストモバイルフォンシステム(「D−AMPS:Digital Advanced Mobile Phone System」)、または何らかの他のRATを実装し得る。GSMおよびW−CDMAは、「第3世代パートナーシッププロジェクト」(「3GPP(登録商標)」:3rd Generation Partnership Project)と称する団体からの文書に記載されている。cdma2000は、「第3世代パートナーシッププロジェクト2」(「3GPP2」:3rd Generation Partnership Project 2)と称する団体からの文書に記載されている。3GPPおよび3GPP2の文書は公開されている。4Gロングタームエボリューション(「LTE」)通信ネットワークも、一態様において、請求される主題に従って実装され得る。WLANはIEEE802.11xネットワークを備え得、WPANは、たとえば、Bluetoothネットワーク、IEEE802.15xを備え得る。本明細書で説明したワイヤレス通信実装形態はまた、WWAN、WLANまたはWPANの任意の組合せとともに使用され得る。
[00076]別の態様では、前述のように、ワイヤレス送信機またはアクセスポイントは、セルラー電話サービスを会社または家庭に延長するために利用されるフェムトセルを備え得る。そのような実装形態では、1つまたは複数のモバイルデバイスは、たとえば、符号分割多元接続(「CDMA」)セルラー通信プロトコルを介してフェムトセルと通信し得、フェムトセルは、インターネットなどの別のブロードバンドネットワークを介してより大きいセルラー電気通信ネットワークへのアクセスをモバイルデバイスに与え得る。
[00077]本明細書で説明された技法は、いくつかのGNSSおよび/またはGNSSの組合せのうちのいずれか1つを含むSPSとともに使用され得る。さらに、そのような技法は、「スードライト(pseudolite)」として働く地上波送信機、またはSVとそのような地上波送信機との組合せを利用する測位システムとともに使用され得る。地上波送信機は、たとえば、PNコードまたは(たとえば、GPSまたはCDMAセルラー信号と同様の)他のレンジングコードをブロードキャストする地上送信機を含み得る。そのような送信機には、遠隔受信機による識別を可能にするように一意のPNコードが割り当てられ得る。地上波送信機は、たとえば、トンネルの中、鉱山内、建築物の中、都市ビルの谷間または他の閉じられたエリア内などの、周回するSVからのSPS信号が利用できないことがある状況においてSPSを補強するのに有用であり得る。スードライトの別の実装形態は無線ビーコンとして知られている。本明細書で使用される「SV」という用語は、スードライト、スードライトの等価物、および場合によっては他のものとして働く地上波送信機を含むものとする。本明細書で使用される「SPS信号」および/または「SV信号」という用語は、スードライトまたはスードライトの等価物として働く地上波送信機を含む、地上波送信機からのSPS様の信号を含むものとする。
[00078]本明細書で使用される「および」、および「または」という用語は、それが使用される文脈に少なくとも部分的に依存する様々な意味を含み得る。一般に、「または」がA、BまたはCなどのリストを関連付けるために使用される場合、ここで包含的な意味で使用されるA、B、およびCを意味し、ならびにここで排他的な意味で使用されるA、BまたはCを意味するものとする。本明細書全体にわたる「一例」または「例」への言及は、その例に関して説明される特定の特徴、構造、または特性が、請求される主題の少なくとも1つの例の中に含まれることを意味する。したがって、本明細書全体にわたる様々な箇所における「一例では」または「例」という句の出現は、必ずしもすべてが同じ例を指すとは限らない。さらに、それらの特定の特徴、構造、または特性は、1つまたは複数の例において組み合わせられ得る。本明細書で説明された例は、デジタル信号を使用して動作する機械、デバイス、エンジン、または装置を含み得る。そのような信号は、電子信号、光信号、電磁信号、またはロケーション間で情報を与える任意の形態のエネルギーを備え得る。
[00079]現在例示的な特徴と考えられることが例示され説明されたが、請求される主題から逸脱することなく、様々な他の変更が行われ得、均等物が代用され得ることが、当業者には理解されよう。さらに、本明細書で説明された中心概念から逸脱することなく、請求される主題の教示に特定の状況を適合させるために多くの変更が行われ得る。したがって、請求される主題は、開示された特定の例に限定されず、そのような請求される主題はまた、添付の特許請求の範囲内に入るすべての態様とそれらの均等物とを含み得るものとする。
以下に本願発明の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]
モバイルデバイスにおける、
前記モバイルデバイスが低電力状態に入ったことに応答して、スリープカウンタの第1の値と第1のタイムスタンプとを取得することと、ここにおいて、前記第1のタイムスタンプがローカルネットワーク時間を基準とする、
ページング信号を収集するために高電力状態に入ることと、
前記高電力状態にある間に前記スリープカウンタの第2の値と第2のタイムスタンプとを取得することと、ここにおいて、前記第2のタイムスタンプが前記ローカルネットワーク時間を基準とする、
前記低電力状態に戻ることと、
前記第1のタイムスタンプと前記第2のタイムスタンプとの間の第1の差と、前記スリープカウンタの前記第1の値と前記スリープカウンタの前記第2の値との間の第2の差とに少なくとも部分的に基づいて、前記スリープカウンタの増分サイクルを推定することと
を備える、方法。
[C2]
前記ページング信号の収集に少なくとも部分的に基づいて前記ローカルネットワーク時間を決定することをさらに備える、C1に記載の方法。
[C3]
前記スリープカウンタの前記推定された増分サイクルに少なくとも部分的に基づいてシステムクロック時間を伝搬すること
をさらに備える、C1に記載の方法。
[C4]
前記システムクロック時間が、前記第2の差と前記スリープカウンタの前記推定された増分サイクルとの乗算に少なくとも部分的に基づく量だけ伝搬される、C3に記載の方法。
[C5]
前記伝搬されたシステムクロック時間に少なくとも部分的に基づいて、1つまたは複数の衛星測位システム(SPS)信号の収集を開始することをさらに備える、C3に記載の方法。
[C6]
前記モバイルデバイスの温度に少なくとも部分的に基づいて、前記1つまたは複数のSPS信号の収集のための時間不確実性を決定することをさらに備える、C5に記載の方法。
[C7]
前記時間不確実性は、不確実性が前記ローカルネットワーク時間であるに少なくとも部分的に基づいてさらに決定される、C6に記載の方法。
[C8]
前記モバイルデバイスが前記低電力状態にある間にSPS位置フィックスを実行するようにとの要求を受信することと、
前記推定された増分サイクルに少なくとも部分的に基づいて前記SPS位置フィックスを実行することを試みることと
をさらに備える、C1に記載の方法。
[C9]
前記低電力状態がスリープ状態を備える、C1に記載の方法。
[C10]
前記第1のタイムスタンプおよび前記第2のタイムスタンプがページングスロット中に取得される、C1に記載の方法。
[C11]
モバイルデバイスであって、
受信機と、
スリープカウンタ回路と、
前記モバイルデバイスが低電力状態に入ったことに応答して、スリープカウンタの第1の値と第1のタイムスタンプとを取得することと、ここにおいて、前記第1のタイムスタンプがローカルネットワーク時間を基準とする、
前記受信機において受信されたページング信号を収集するために前記モバイルデバイスを高電力状態に遷移させることと、
前記高電力状態にある間に前記スリープカウンタの第2の値と第2のタイムスタンプとを取得することと、ここにおいて、前記第2のタイムスタンプが前記ローカルネットワーク時間を基準とする、
前記モバイルデバイスを前記低電力状態に遷移させることと、
前記第1のタイムスタンプと前記第2のタイムスタンプとの間の第1の差と、前記スリープカウンタの前記第1の値と前記スリープカウンタの前記第2の値との間の第2の差とに少なくとも部分的に基づいて、前記スリープカウンタの増分サイクルを推定することと
を行うために構成された1つまたは複数のプロセッサと
を備えるモバイルデバイス。
[C12]
前記1つまたは複数のプロセッサが、前記ページング信号収集に少なくとも部分的に基づいて前記ローカルネットワーク時間を決定するためにさらに構成された、C11に記載のモバイルデバイス。
[C13]
前記1つまたは複数のプロセッサが、前記スリープカウンタ回路の前記推定された増分サイクルに少なくとも部分的に基づいてシステムクロック時間を伝搬するためにさらに構成された、C11に記載のモバイルデバイス。
[C14]
前記1つまたはプロセッサが、前記第2の差と前記推定された増分サイクルとの乗算に少なくとも部分的に基づく量だけ前記システムクロック時間を伝搬するためにさらに構成された、C13に記載のモバイルデバイス。
[C15]
前記1つまたは複数のプロセッサが、前記伝搬されたシステムクロック時間に少なくとも部分的に基づいて、1つまたは複数の衛星測位システム(SPS)信号の収集を開始するためにさらに構成された、C13に記載のモバイルデバイス。
[C16]
前記1つまたは複数のプロセッサが、前記モバイルデバイスの温度に少なくとも部分的に基づいて、前記1つまたは複数のSPS信号の収集のための時間不確実性を決定するためにさらに構成された、C15に記載のモバイルデバイス。
[C17]
モバイルデバイスが低電力状態に入ったことに応答して、スリープカウンタの第1の値と第1のタイムスタンプとを取得することと、ここにおいて、前記第1のタイムスタンプがローカルネットワーク時間を基準とする、
ページング信号を収集するために前記モバイルデバイスを高電力状態に遷移させることと、
前記高電力状態にある間に前記スリープカウンタの第2の値と第2のタイムスタンプとを取得することと、ここにおいて、前記第2のタイムスタンプが前記ローカルネットワーク時間を基準とする、
前記モバイルデバイスを前記低電力状態に遷移させることと、
前記第1のタイムスタンプと前記第2のタイムスタンプとの間の第1の差と、前記スリープカウンタの前記第1の値と前記スリープカウンタの前記第2の値との間の第2の差とに少なくとも部分的に基づいて、前記スリープカウンタの増分サイクルを推定することとを行うために前記モバイルデバイスの1つまたは複数のプロセッサによって実行可能である、その上に記憶された機械可読命令を備える非一時的記憶媒体。
[C18]
前記機械可読命令が、前記ページング信号の収集に少なくとも部分的に基づいて前記ローカルネットワーク時間を決定するためにさらに実行可能である、C17に記載の非一時的記憶媒体。
[C19]
前記機械可読命令が、
前記スリープカウンタの前記推定された増分サイクルに少なくとも部分的に基づいてシステムクロック時間を伝搬すること
を行うためにさらに実行可能である、C18に記載の非一時的記憶媒体。
[C20]
前記システムクロック時間が、前記第2の差と前記推定された増分サイクルとの乗算に少なくとも部分的に基づく量だけ伝搬される、C19に記載の非一時的記憶媒体。
[C21]
前記機械可読命令が、前記伝搬されたシステムクロック時間に少なくとも部分的に基づいて、1つまたは複数の衛星測位システム(SPS)信号の収集を開始するためにさらに実行可能である、C19に記載の非一時的記憶媒体。
[C22]
モバイルデバイスにおける、
前記モバイルデバイスが低電力状態に入ったことに応答して、スリープカウンタの第1の値と第1のタイムスタンプとを取得するための手段と、ここにおいて、前記第1のタイムスタンプがローカルネットワーク時間を基準とする、
ページング信号を収集するために高電力状態に入るための手段と、
前記高電力状態にある間に前記スリープカウンタの第2の値と第2のタイムスタンプとを取得するための手段と、ここにおいて、前記第2のタイムスタンプが前記ローカルネットワーク時間を基準とする、
前記低電力状態に戻るための手段と、
前記第1のタイムスタンプと前記第2のタイムスタンプとの間の第1の差と、前記スリープカウンタの前記第1の値と前記スリープカウンタの前記第2の値との間の第2の差とに少なくとも部分的に基づいて、前記スリープカウンタの増分サイクルを推定するための手段と
を備える装置。
[C23]
前記ページング信号の収集に少なくとも部分的に基づいて前記ローカルネットワーク時間を決定するための手段をさらに備える、C22に記載の装置。
[C24]
前記スリープカウンタの前記推定された増分サイクルに少なくとも部分的に基づいてシステムクロック時間を伝搬するための手段をさらに備える、C22に記載の装置。
[C25]
前記システムクロック時間が、前記第2の差と前記スリープカウンタの前記推定された増分サイクルとの乗算に少なくとも部分的に基づく量だけ伝搬される、C24に記載の装置。
[C26]
前記伝搬されたシステムクロック時間に少なくとも部分的に基づいて、1つまたは複数の衛星測位システム(SPS)信号の収集を開始するための手段をさらに備える、C24に記載の装置。
[C27]
前記モバイルデバイスの温度に少なくとも部分的に基づいて、前記1つまたは複数のSPS信号の収集のための時間不確実性を決定するための手段をさらに備える、C26に記載の装置。
[C28]
前記時間不確実性は、不確実性が前記ローカルネットワーク時間であるに少なくとも部分的に基づいてさらに決定される、C27に記載の装置。

Claims (15)

  1. モバイルデバイスにおける方法であって前記方法は、
    前記モバイルデバイスが低電力状態に入ったことに応答して、少なくとも部分的にスリープカウンタの第1の値と第1のタイムスタンプとを取得することと、ここにおいて、前記第1のタイムスタンプがローカルネットワーク時間を基準とする、
    ページング信号を収集するために高電力状態に入ることと、
    前記高電力状態にある間に前記スリープカウンタの第2の値と第2のタイムスタンプとを取得することと、ここにおいて、前記第2のタイムスタンプが前記ローカルネットワーク時間を基準とする、
    前記低電力状態に戻ることと、
    前記第1のタイムスタンプと前記第2のタイムスタンプとの間の第1の差と、前記スリープカウンタの前記第1の値と前記スリープカウンタの前記第2の値との間の第2の差とに少なくとも部分的に基づいて、前記スリープカウンタの増分サイクルを推定することと、
    前記モバイルデバイスが前記低電力状態にある間に前記推定された増分サイクルに少なくとも部分的に基づいて衛星測位システム(SPS)位置フィックスを実行することを試みることと
    を備える、方法。
  2. 前記ページング信号の収集に少なくとも部分的に基づいて前記ローカルネットワーク時間を決定することをさらに備える、請求項1に記載の方法。
  3. 前記スリープカウンタの前記推定された増分サイクルに少なくとも部分的に基づいてシステムクロック時間を伝搬することをさらに備える、請求項1に記載の方法。
  4. 前記システムクロック時間が、前記第2の差と前記スリープカウンタの前記推定された増分サイクルとの乗算に少なくとも部分的に基づく量だけ伝搬される、請求項3に記載の方法。
  5. 前記伝搬されたシステムクロック時間に少なくとも部分的に基づいて、1つまたは複数のSPS信号の収集を開始することをさらに備える、請求項3に記載の方法。
  6. 前記モバイルデバイスの温度に少なくとも部分的に基づいて、前記1つまたは複数のSPS信号の収集のための時間不確実性を決定することをさらに備える、請求項5に記載の方法。
  7. 前記時間不確実性は、不確実性が前記ローカルネットワーク時間であることに少なくとも部分的に基づいてさらに決定される、請求項6に記載の方法。
  8. 前記モバイルデバイスが前記低電力状態にある間に前記SPS位置フィックスを実行するようにとの要求を受信することをさらに備える、請求項1に記載の方法。
  9. 前記低電力状態がスリープ状態を備える、請求項1に記載の方法。
  10. 前記第1のタイムスタンプおよび前記第2のタイムスタンプがページングスロット中に取得される、請求項1に記載の方法。
  11. 請求項1ないし10のいずれか一項に記載の方法を実行するためにモバイルデバイスの1つまたは複数のプロセッサによって実行可能である、その上に記憶された機械可読命令を備える非一時的記憶媒体。
  12. モバイルデバイスにおいて使用するための装置であって前記装置は、
    前記モバイルデバイスが低電力状態に入ったことに応答して、少なくとも部分的にスリープカウンタの第1の値と第1のタイムスタンプとを取得するための手段と、ここにおいて、前記第1のタイムスタンプがローカルネットワーク時間を基準とする、
    ページング信号を収集するために高電力状態に入るための手段と、
    前記高電力状態にある間に前記スリープカウンタの第2の値と第2のタイムスタンプとを取得するための手段と、ここにおいて、前記第2のタイムスタンプが前記ローカルネットワーク時間を基準とする、
    前記低電力状態に戻るための手段と、
    前記第1のタイムスタンプと前記第2のタイムスタンプとの間の第1の差と、前記スリープカウンタの前記第1の値と前記スリープカウンタの前記第2の値との間の第2の差とに少なくとも部分的に基づいて、前記スリープカウンタの増分サイクルを推定するための手段と、
    前記モバイルデバイスが前記低電力状態にある間に前記推定された増分サイクルに少なくとも部分的に基づいて衛星測位システム(SPS)位置フィックスを実行することを試みるための手段と
    を備える装置。
  13. 前記ページング信号の収集に少なくとも部分的に基づいて前記ローカルネットワーク時間を決定するための手段をさらに備える、請求項12に記載の装置。
  14. 前記スリープカウンタの前記推定された増分サイクルに少なくとも部分的に基づいてシステムクロック時間を伝搬するための手段をさらに備える、請求項12に記載の装置。
  15. 前記システムクロック時間が、前記第2の差と前記スリープカウンタの前記推定された増分サイクルとの乗算に少なくとも部分的に基づく量だけ伝搬される、請求項14に記載の装置。
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