JP2016537642A - 測位の品質を改善するための方法および装置 - Google Patents

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Abstract

測位の品質を改善する方法および装置が開示される。本開示の態様によれば、2つのワイヤレス局間の1つまたは複数の通信メッセージにおけるショートトレーニングフィールドからロングトレーニングフィールドへの遷移が検出され得る。局は、次いで、ショートトレーニングフィールドからロングトレーニングフィールドへの遷移に基づいて、第1の到着補正時間を決定することができ得る。第1の到着補正時間を用いて、2つのワイヤレス局間のより正確な通信タイミングが決定され、測位適用の品質を改善するために使用され得る。【選択図】図4A

Description

関連出願の相互参照
[0001]本出願は、すべて本出願の譲受人に譲渡された、2013年9月9日に出願した、米国仮出願第61/875,558号、「Methods and Apparatuses for Improving Quality of Positioning」、および2013年9月13日に出願した、米国仮出願第61/877,881号、「Methods and Apparatuses for Improving Quality of Positioning」の利益を主張する、2014年5月15日に出願した、米国出願第14/278,942号、「Methods and Apparatuses for Improving Quality of Positioning」の利益を主張するものである。上述の米国出願の全体が参照により本明細書に組み込まれる。
[0002]本開示は、ワイヤレス通信の分野に関する。詳細には、本開示は、測位の品質を改善するための方法および装置に関する。
[0003]従来の測位システムにおいて、測位のために2つのワイヤレス端末間のラウンドトリップ時間(RTT)の測定値を使用することは、不正確な結果を引き起こす場合がある。その理由の1つは、直交周波数分割多重(OFDM)パケット内のガード間隔は、典型的には、測定値に何百ナノ秒もの不確実性をもたらし、これは、測位において何百メートルもの不正確さをもたらすためである。
[0004]測位の品質を改善するための方法および装置が開示される。本開示の態様によれば、2つの局間の通信メッセージにおけるショートトレーニングフィールドからロングトレーニングフィールドへの遷移が検出され得る。局は、次いで、ショートトレーニングフィールドおよびロングトレーニングフィールドからの遷移に基づいて、第1の到着補正時間(arrival correction time)を決定することができ得る。第1の到着補正時間を用いて、2つの局間のより正確な通信タイミングが決定され、測位適用の品質を改善するために使用され得る。
[0005]一実施形態では、1つもしくは複数のプロセッサまたはデジタル信号プロセッサ、あるいはそれらの組合せは、第1の局においてメッセージを受信することと、この場合、メッセージが、第2の局から受信されたショートトレーニングフィールドとロングトレーニングフィールドとを少なくとも備える、ショートトレーニングフィールドからロングトレーニングフィールドへの遷移を検出することと、ショートトレーニングフィールドからロングトレーニングフィールドへの遷移に少なくとも部分的に基づいて、第1の到着補正時間を決定することと、第2の局が、第1の到着補正時間に従って、第2の局の範囲を決定するのを支援することとを行うように構成され得る。
[0006]ショートトレーニングフィールドからロングトレーニングフィールドへの遷移を検出するために、1つまたは複数のプロセッサは、受信されたメッセージのインパルス応答ウィンドウ(window of impulse responses)を監視することと、受信されたメッセージを使用して、時間に対してインパルス応答ウィンドウの正規化エネルギーレベルを生成することと、正規化エネルギーレベルが所定のしきい値を超えることに少なくとも部分的に基づいて、ショートトレーニングフィールドからロングトレーニングフィールドへの遷移を識別することとを行うように構成され得る。所定のしきい値は、インパルス応答ウィンドウの正規化エネルギーレベルの数分の1(a fraction of)を表し得る。他の実装形態では、インパルス応答の正規化エネルギーレベルの勾配の変化は、ショートトレーニングフィールドからロングトレーニングフィールドへの遷移を識別するために使用され得る。たとえば、インパルス応答の正規化エネルギーレベルの勾配の変化が所定のしき値を超える場合、ショートトレーニングフィールドからロングトレーニングフィールドへの遷移が識別され得る。
[0007]第1の到着補正時間を決定するために、1つまたは複数のプロセッサは、ショートトレーニングフィールドからロングトレーニングフィールドへの遷移を使用して、第1の到着時間を決定することと、第1の到着時間と予想される到着時間との間の差に従って、第1の到着補正時間を決定することとを行うように構成され得る。
[0008]第2の局が、第1の到着補正時間に従って、第2の局の範囲を決定するのを支援するために、1つまたは複数のプロセッサは、第1のメッセージを第2の局に送信すること、この場合、第1のメッセージが、第1の到着補正時間を使用して、第1の局からの第1のメッセージの調整された受信時間を計算し、第1のメッセージの調整された受信時間に少なくとも部分的に基づいて、第2の局の範囲を決定するために使用される、を行うように構成され得る。1つまたは複数のプロセッサは、第2のメッセージを第2の局に送信すること、この場合、第2のメッセージが第1の局からの調整されたタイムスタンプを含み、この場合、第1の局からの調整されたタイムスタンプが、第2の局の範囲を決定するために使用される、を行うように構成され得る。
[0009]第1の局からの調整されたタイムスタンプは、第2の局からの肯定応答の受信時間に第1の到着補正時間を加えたものを含み得ることに留意されたい。第1の局からの調整されたタイムスタンプはまた、第2の局からの肯定応答の受信時間に第1の到着補正時間とランダム雑音とを加えたものを含み得る。
[0010]別の実施形態では、コンピュータプログラム製品は、1つまたは複数のコンピュータシステムが実行するための命令を記憶する非一時的媒体を含み得る。これらの命令は、第1の局においてメッセージを受信するための命令と、この場合、メッセージが、第2の局から受信されたショートトレーニングフィールドとロングトレーニングフィールドとを少なくとも備える、ショートトレーニングフィールドからロングトレーニングフィールドへの遷移を検出するための命令と、ショートトレーニングフィールドからロングトレーニングフィールドへの遷移に少なくとも部分的に基づいて、第1の到着補正時間を決定するための命令と、第2の局が、第1の到着補正時間に従って、第2の局の範囲を決定するのを支援するための命令とを含み得る。
[0011]さらに別の実施形態では、デバイスは、デバイスにおいてメッセージを受信するように構成されたトランシーバと、この場合、メッセージが、第2の局から受信されたショートトレーニングフィールドとロングトレーニングフィールドとを少なくとも備える、制御論理と1つまたは複数のプロセッサとを含む制御モジュールとを含み得る。1つもしくは複数のプロセッサまたはデジタル信号プロセッサ、あるいはそれらの組合せは、ショートトレーニングフィールドからロングトレーニングフィールドへの遷移を検出することと、ショートトレーニングフィールドからロングトレーニングフィールドへの遷移に少なくとも部分的に基づいて、第1の到着補正時間を決定することと、第2の局が、第1の到着補正時間に従って、第2の局の範囲を決定するのを支援することとを行うように構成された論理をさらに含み得る。
[0012]さらに別の実施形態では、装置は、装置においてメッセージを受信するための手段と、この場合、メッセージが、第2の局から受信されたショートトレーニングフィールドとロングトレーニングフィールドとを少なくとも備える、ショートトレーニングフィールドからロングトレーニングフィールドへの遷移を検出するための手段と、ショートトレーニングフィールドからロングトレーニングフィールドへの遷移に少なくとも部分的に基づいて、第1の到着補正時間を決定するための手段と、第2の局が、第1の到着補正時間に従って、第2の局の範囲を決定するのを支援するための手段とを含み得る。
[0013]本開示の上述の特徴および利点、ならびに本開示の追加の特徴および利点は、以下の図面の非限定的および非網羅的な態様とともに本開示の実施形態の詳細な説明を読めば、より明確に理解できよう。図全体にわたって同様の番号が使用される。
[0014]本開示の態様による、例示的なシステム環境を示す図。 [0015]本開示の態様による、ワイヤレス局(STA)間の例示的なメッセージフローを示す図。 [0016]本開示の態様による、ある例示的なメッセージを示す図。 [0017]本開示の態様による、別の例示的なメッセージを示す図。 [0018]本開示の態様による、さらに別の例示的なメッセージを示す図。 [0019]本開示の態様による、第1の到着補正時間を測定するためのある例示的な実装形態を示す図。 [0020]本開示の態様による、第1の到着補正時間を測定するための別の例示的な実装形態を示す図。 [0021]本開示の態様による、測位の品質を改善する方法を実装するためのある例示的なフローチャート。 [0022]本開示の態様による、図5Aのショートトレーニングフィールドからロングトレーニングフィールドへの遷移を検出するためのある例示的な実装形態を示す図。 [0023]本開示の態様による、図5Aの第1の到着補正時間を決定するためのある例示的な実装形態を示す図。 [0024]本開示の態様による、図5Aの第2の局が測位を決定するのを支援するためのある例示的な実装形態を示す図。 [0025]本開示の態様による、測位の品質を改善する方法を実装するための別の例示的なフローチャート。 [0026]本開示の態様による、図6Aのショートトレーニングフィールドからロングトレーニングフィールドへの遷移を検出するためのある例示的な実装形態を示す図。 [0027]本開示の態様による、図6Aの第1の到着補正時間を決定するためのある例示的な実装形態を示す図。 [0028]本開示の態様による、図6Aの第2の局の範囲を決定するためのある例示的な実装形態を示す図。 [0029]本開示の態様による、デバイスの例示的なブロック図。 [0030]本開示の態様による、コンピューティングプラットフォームの例示的なブロック図。
[0031]測位の品質を改善する実施形態が開示される。以下の説明は、いかなる当業者でも本開示を製作および使用することができるように提示される。特定の実施形態および適用例の説明は、例として与えられるにすぎない。本明細書で説明する例の様々な修正および組合せは当業者には容易に明らかであり、本明細書で定義する一般原理は、本開示の範囲を逸脱することなく他の例および適用例に適用され得る。したがって、本開示は、説明および図示する例に限定されるものではなく、本明細書で開示する原理および特徴に一致する範囲を与えられるべきである。「例示的」または「例」という単語は、本明細書では「例、事例、または例示の働きをすること」を意味するために使用する。「例示的」または「例」として本明細書で説明するいかなる態様または実施形態も、必ずしも他の態様または実施形態よりも好適または有利なものと解釈すべきではない中である。
[0032]以下で説明するように、特定のメッセージフローにより、ワイヤレス局(STA)間のメッセージの送信に関してラウンドトリップ時間(RTT)の効果的かつ効率的な測定が可能になり得る。特定の例では、STAは、たとえば、モバイルユーザ局(たとえば、スマートフォン、ノートブックコンピュータ、タブレットコンピュータなど)またはワイヤレスサービスアクセスデバイス(たとえば、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)アクセスポイントもしくはフェムトセル)など、いくつかのタイプのトランシーバデバイスのうちのいずれか1つを備え得る。特定のメッセージフローとメッセージフレーム中のフィールドとにより、たとえば、より少ないメッセージを使用してワイヤレスSTA間の距離を測定するのに十分な精度でRTT測定値を取得することが可能になり得る。そのような測定距離は、たとえば、測位演算を含むいくつかの適用例のうちのいずれか1つにおいて使用され得る。
[0033]図1は、本開示の態様による、例示的なシステム環境を示す。図1に示すように、モバイルデバイス100は、SPS衛星104から衛星測位システム(SPS)信号102を受信または収集し得る。いくつかの実施形態では、SPS衛星104は、GPS衛星システムまたはGalileo衛星システムなど、1つのグローバルナビゲーション衛星システム(GNSS)からのものであり得る。他の実施形態では、SPS衛星は、限定はしないが、GPS衛星システム、Galileo衛星システム、Glonass衛星システム、またはBeidou(Compass)衛星システムなどの複数のGNSSからのものであり得る。他の実施形態では、SPS衛星は、たとえば、ワイドエリアオーグメンテーションシステム(WAAS)、欧州静止ナビゲーションオーバーレイサービス(EGNOS)、準天頂衛星システム(QZSS)などの任意の1ついくつかの地域航法衛星システム(RNSS)からのものであり得る。
[0034]さらに、モバイルデバイス100は、ワイヤレス通信ネットワークに無線信号を送信し、そこから無線信号を受信し得る。一例では、モバイルデバイス100は、ワイヤレス通信リンク106を介して基地局トランシーバ110にワイヤレス信号を送信するか、または基地局トランシーバ110からワイヤレス信号を受信することによって、セルラー通信ネットワークと通信し得る。同様に、モバイルデバイス100は、ワイヤレス通信リンク112を介してローカルトランシーバ108にワイヤレス信号を送信するか、またはローカルトランシーバ108からワイヤレス信号を受信し得る。
[0035]特定の実装形態では、ローカルトランシーバ108は、ワイヤレス通信リンク106介して基地局トランシーバ110によって使用可能にされる距離よりも短い距離でワイヤレス通信リンク112を介してモバイルデバイス100と通信するように構成され得る。たとえば、ローカルトランシーバ108は、屋内環境に配置され得る。ローカルトランシーバ108は、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN、たとえば、IEEE規格802.11ネットワーク)またはワイヤレスパーソナルエリアネットワーク(WPAN、たとえば、Bluetooth(登録商標)ネットワーク)へのアクセスを提供し得る。別の例示的な実装形態では、ローカルトランシーバ108は、セルラー通信プロトコルに従うワイヤレス通信リンク112上での通信を容易にすることが可能なフェムトセルトランシーバを備え得る。
[0036]特定の実装形態では、基地局トランシーバ110およびローカルトランシーバ108は、リンク132を通してネットワーク130を介して、1つもしくは複数のサーバ140、150および/または160と通信し得る。ここでは、ネットワーク130は、ワイヤード通信ネットワークまたはワイヤレス通信ネットワークの任意の組合せを備え得る。特定の実装形態では、ネットワーク130は、ローカルトランシーバ108または基地局トランシーバ110を通したモバイルデバイス100とサーバ140、150または160との間の通信を容易にすることが可能なインターネットプロトコル(IP)インフラストラクチャを備え得る。別の実装形態では、ネットワーク130は、モバイルデバイス100とのモバイルセルラー通信を容易にするために、たとえば、基地局コントローラまたはマスタ交換センター(図示せず)などのセルラー通信ネットワークインフラストラクチャを備え得る。
[0037]特定の実装形態では、以下で論じるように、モバイルデバイス100は、モバイルデバイス100の位置フィックスまたは推定ロケーションを計算することが可能な回路と処理リソースとを有し得る。たとえば、モバイルデバイス100は、4つ以上のSPS衛星104までの擬似距離測定値に少なくとも部分的に基づいて位置フィックスを計算し得る。ここで、モバイルデバイス100は、4つ以上のSPS衛星104から収集された信号102中の擬似雑音コード位相検出に少なくとも部分的に基づいて、そのような擬似距離測定値を計算し得る。特定の実装形態では、モバイルデバイス100は、たとえば、アルマナック、エフェメリスデータ、ドップラー探索ウィンドウを含む、SPS衛星104によって送信された信号102の収集を助けるために、サーバ140、150または160から測位支援データを受信し得る。
[0038]他の実装形態では、モバイルデバイス100は、たとえば、高度順方向三辺測量(AFLT:advanced forward trilateration)および/または観測到着時間差(OTDOA:observed time difference of arrival)など、いくつかの技法のうちのいずれか1つを使用して(たとえば、基地局トランシーバ110など)既知のロケーションに固定された地上波送信機から受信された信号を処理することによって位置フィックスを取得し得る。これらの特定の技法では、モバイルデバイス100から既知のロケーションに固定された3つ以上のそのような地上波送信機までの距離が、既知のロケーションに固定された送信機によって送信され、モバイルデバイス100において受信されたパイロット信号に少なくとも部分的に基づいて測定され得る。ここで、サーバ140、150または160は、AFLTおよびOTDOAなどの測位技法を容易にするために、たとえば、地上波送信機のロケーションおよび識別情報を含む測位支援データをモバイルデバイス100に与えることが可能であり得る。たとえば、サーバ140、150または160は、特定の1つまたは複数の領域におけるセルラー基地局のロケーションと識別情報とを示す基地局アルマナック(BSA)を含み得る。
[0039]屋内環境またはビルの谷間などの特定の環境では、モバイルデバイス100は、十分な数のSPS衛星104から信号102を収集することが可能でないか、または位置フィックスを計算するためにAFLTもしくはOTDOAを実行しないことがある。代替として、モバイルデバイス100は、ローカル送信機(たとえば、既知のロケーションに位置するWLANアクセスポイント)から収集された信号に少なくとも部分的に基づいて位置フィックスを計算することが可能であり得る。たとえば、モバイルデバイスは、既知のロケーションに位置する3つ以上の屋内地上波ワイヤレスアクセスポイントまでの距離を測定することによって位置フィックスを取得し得る。そのような距離は、たとえば、そのようなアクセスポイントから受信された信号からMAC IDアドレスを取得することと、たとえば、受信信号強度(RSSI)またはラウンドトリップ時間(RTT)など、そのようなアクセスポイントから受信された信号の1つもしくは複数の特性を測定することによってアクセスポイントまでの距離測定値を取得することとによって測定され得る。代替実装形態では、モバイルデバイス100は、屋内エリアの特定のロケーションにおいて予想されるRSSIおよび/またはRTTシグネチャを示す無線ヒートマップに収集された信号の特性を適用することによって屋内位置フィックスを取得し得る。特定の実装形態では、無線ヒートマップは、ローカル送信機の識別情報(たとえば、ローカル送信機から収集された信号から識別可能であるMACアドレス)、識別されたローカル送信機によって送信された信号から予想されるRSSI、識別された送信機から予想されるRTT、および場合によっては、これらの予想されるRSSIまたはRTTからの標準偏差を関連付け得る。
[0040]特定の実装形態では、モバイルデバイス100は、サーバ140、150または160から屋内測位演算用の測位支援データを受信し得る。たとえば、そのような測位支援データは、たとえば、測定されたRSSIおよび/またはRTTに少なくとも部分的に基づいて、既知のロケーションに位置する送信機までの距離を測定することを可能にするために、これらの送信機のロケーションと識別情報とを含み得る。屋内測位演算を助けるための他の測位支援データは、無線ヒートマップ、磁気ヒートマップ、送信機のロケーションおよび識別情報、ルートアビリティグラフ(route-ability graph)などを含み得る。モバイルデバイスによって受信された他の支援データは、たとえば、表示のためにまたはナビゲーションを助けるために屋内エリアのローカルマップを含み得る。そのようなマップは、モバイルデバイス100が特定の屋内エリアに入るとき、モバイルデバイス100に与えられ得る。そのようなマップは、扉、通路、入口、壁などの屋内の特徴、化粧室、公衆電話、部屋名、店舗などの関心地点を示し得る。そのようなマップを取得し、表示することによって、モバイルデバイスは、追加のコンテキストをユーザに与えるために、表示されたマップ上にモバイルデバイス(およびユーザ)の現在のロケーションをオーバーレイし得る。
[0041]一実装形態では、ルートアビリティグラフおよび/またはデジタルマップは、モバイルデバイス100が、屋内エリア内の、物理的障害(たとえば、壁)および通路(たとえば、壁の戸口)を条件とするナビゲーションに実現可能なエリアを定義するのを支援し得る。ここで、ナビゲーションに実現可能なエリアを定義することによって、モバイルデバイス100は、動きモデルに従って(たとえば、粒子フィルタおよび/またはカルマンフィルタに従って)ロケーションおよび/または動き軌道を推定するため測定値をフィルタ処理するアプリケーションを助けるために制約を適用し得る。ローカル送信機からの信号の収集から取得された測定値に加えて、特定の実施形態によれば、モバイルデバイス100は、モバイルデバイス100のロケーションまたは動き状態を推定する際に慣性センサー(たとえば、加速度計、ジャイロスコープ、磁力計など)および/または環境センサー(たとえば、温度センサー、マイクロフォン、気圧センサー、周辺光センサー、カメライメージャなど)から取得された測定値または推論に動きモデルをさらに適用し得る。
[0042]一実施形態によれば、モバイルデバイス100は、たとえば、ユニバーサルリソースロケータ(URL)の選択を通して屋内支援データを要求することによって、サーバ140、150または160を通して屋内ナビゲーション支援データにアクセスし得る。特定の実装形態では、サーバ140、150または160は、たとえば、建築物のフロア、病院の病棟、空港のターミナル、大学構内の一部分、大型ショッピングモールのエリアを含む多くの異なる屋内エリアをカバーするために屋内ナビゲーション支援データを与えることが可能であり得る。また、モバイルデバイス100におけるメモリリソースおよびデータ送信リソースは、サーバ140、150または160によってサービスされるエリアについての屋内ナビゲーション支援データの受信を実現不可能または実行不可能にすることができ、モバイルデバイス100からの屋内ナビゲーション支援データについての要求は、モバイルデバイス100のロケーションの粗いまたは概略の推定値を示し得る。モバイルデバイス100には次いで、モバイルデバイス100のロケーションの粗いもしくは概略の推定値を含み、および/またはそのロケーションに近接するエリアをカバーする屋内ナビゲーション支援データが与えられ得る。
[0043]特定の実装形態では、ワイヤレスSTA間の特定のメッセージフローは、上記で論じたように測位演算において使用するためにSTA間のRTTの測定値を取得するために実装され得る。特定の実装形態では、以下で説明するように、STAは、モバイルデバイス(たとえば、モバイルデバイス100)または固定トランシーバ(たとえば、アクセスポイント、固定Bluetooth(登録商標)、ローカルトランシーバ108など)を備え得る。したがって、ワイヤレスSTA間のメッセージの交換は、たとえば、モバイルデバイスと固定トランシーバとの間、2つのピアモバイルデバイス間、または2つの固定トランシーバ間のメッセージの交換を備え得る。
[0044]図2は、本開示の態様による、ワイヤレス局(STA)間の例示的なメッセージフローを示す。この例では、送信局202と受信局204とを含むワイヤレス局STA間のメッセージフローを示す。このコンテキストでは、送信STA202または受信STA204は、モバイルデバイス(たとえば、モバイルデバイス100)もしくは固定アクセストランシーバデバイス(たとえば、ローカルトランシーバ108)、または固定基地局(たとえば、110)を含む、いくつかのトランシーバデバイスのうちのいずれか1つを備え得る。受信STAは、受信STAと送信STAとの間で送信されるメッセージまたはフレームのタイミングに少なくとも部分的に基づいて、RTTの1つもしくは複数の測定値を取得または計算し得る。1つの例示的な実施形態では、送信STA202はモバイルデバイス100であり得、受信STA204は図1のローカルトランシーバ108であり得る。別の例示的な実施形態では、送信STA202はモバイルデバイス100であり得、受信STA204は図1の固定基地局110であり得る。さらに別の例示的な実施形態では、送信STA202は別のモバイルデバイス(図示せず)であり得、受信STA204は図1のモバイルデバイス100であり得る。
[0045]本開示の態様によれば、受信STAは、送信STAにタイミング測定要求メッセージまたはフレーム(「要求」)を送信し、応答して送信された肯定応答メッセージまたはフレーム(「肯定応答」)を受信し得る。本開示の態様によれば、要求メッセージは、ショートトレーニングフィールドと、ロングトレーニングフィールドと、ショートトレーニングフィールドからロングトレーニングフィールドへの遷移とを少なくとも含み得る。同様に、肯定応答メッセージはまた、ショートトレーニングフィールドと、ロングトレーニングフィールドと、ショートトレーニングフィールドからロングトレーニングフィールドへの遷移とを少なくとも含み得る。受信STAは、次いで、送信STAから受信されたタイミング測定メッセージまたはフレーム(「M」)中で与えられたタイムスタンプ値(t1,t4)に少なくとも部分的に基づいて、RTT測定値を取得または計算し得る。例示的な一実装形態では、受信STAは、RTT測定値を(t4−t1)−(t3−t2)として計算し得、ここで、t2およびt3は、それぞれ、前のタイミング測定メッセージまたはフレームの受信の時間および先の肯定応答メッセージまたはフレームの送信の時間である。受信STAは、受信STAと送信STAとの間の距離を計算する際の測定雑音の除去のために組み合わせられ得る対応する数のRTT測定値を取得するために、バースト中で一連のタイミング測定要求メッセージを送信し得る。
[0046]図3Aは、本開示の態様による、ある例示的なメッセージを示す。メッセージは、パケットL−SFT302、L−LTF304、L−SIG306と、データ308とを含む。L−STF302は、レガシーまたは非ハイスループット(非HT)デバイスに関するショートトレーニングフィールドを表す。L−LTF304は、レガシーまたは非HTデバイスに関するロングトレーニングフィールドを表す。L−SIG306は、レガシーまたは非HTデバイスに関する信号フィールドを表す。L−SFT302、L−LTF304、およびL−SIG306の例示的な時間持続期間は、それぞれ、およそ8マイクロ秒(us)、8us、および4usであり得る。他の実装形態では、L−SFT302、L−LTF304、L−SIG306は異なる時間持続期間を有し得る。この例では、ショートトレーニングフィールドとロングトレーニングフィールドとの間の遷移は、パケット302および304の間で生じることになる。
[0047]図3Bは、本開示の態様による、別の例示的なメッセージを示す。図3Bに示す例では、メッセージは、両方のレガシーデバイスに関するパケット、ならびにハイスループット(HT)デバイスに関するパケットを含む。図3Aの例と同様に、メッセージは、パケットL−SFT312、L−LTF314、L−SIG366を含む。さらに、メッセージは、パケットHT−SIG318、HT−STF320、HT−LTF322a、HT−LTF322bと、データ324とを含む。HT−STF320は、およそ4マイクロ秒の持続期間を有するHTデバイスに関するショートトレーニングフィールドを表す。HT−LTF322aまたは322bは、およそ4マイクロ秒の持続期間を有するHTデバイスに関するロングトレーニングフィールドを表す。HT−SIG318は、およそ4マイクロ秒の持続期間を有するHTデバイスに関する信号フィールドを表す。HT−STF320、HT−LTF322a、HT−LTF322b、およびHT−SIG318の例示的な時間持続期間は、およそ4マイクロ秒であり得る。他の実装形態では、HT−STF320、HT−LTF322a、HT−LTF322b、およびHT−SIG318は、異なる時間持続期間を有し得る。この例では、L−STFとL−LTFとの間の遷移は、パケット312および314の間に生じることになり、HT−STFとHT−LTFとの間の遷移はパケット320および322aの間に生じることになる。
[0048]図3Cは、本開示の態様による、さらに別の例示的なメッセージを示す。この例では、メッセージは、ハイスループットデバイスに関するパケットを含む。図3Bに示した例と同様に、メッセージは、パケットHT−STF332、HT−LTF334、HT−SIG336、HT−SIG338、HT−STF340、HT−LTF342a、HT−LTF342bと、データ344とを含む。この例では、HT−STFとHT−LTFとの間の遷移は、パケット332および334の間、ならびにパケット340および342aの間に生じることになる。
[0049]図4Aは、本開示の態様による、第1の到着補正時間を測定するためのある例示的な実装形態を示す。図4Aに示すように、(「n」として示す)水平軸は時間を表し、(「|h(n)|2」として示す)垂直軸は、図2の送信局202と受信局204との間で受信されたメッセージのインパルス応答ウィンドウの正規化エネルギーレベルを表す。図2を参照すると、メッセージは、1)局204から局202に送られた要求、2)局202から局204に送られた肯定応答、3)時間t2において局204によって受信され得る、時間t1において局202から局204に送られたメッセージ、4)時間t4において局202において受信され得る、時間t3において局204から局202に送られたACK、5)局202から局204に送られたt1およびt4を含むメッセージ、または6)2つの局間で送られた他の肯定応答もしくはメッセージ、を含み得るが、これらに限定されない。
[0050]本開示の態様によれば、局は、受信されたメッセージのインパルス応答ウィンドウを監視するように構成され得る。その場合、局は、図4Aに示すように、グラフ402によって表され得る、受信されたメッセージを使用して、時間に対してインパルス応答ウィンドウの正規化エネルギーレベルを生成するように構成され得る。(数字404として示す)インパルス応答ウィンドウの最大正規化エネルギーレベルは、1として表され得る。ショートトレーニングフィールドからロングトレーニングフィールドへの遷移は、およそポイント408において、正規化エネルギーレベルが所定のしきい値406を超えることに基づいて識別され得る。所定のしきい値は、インパルス応答ウィンドウの正規化エネルギーレベルの数分の1を表し得ることに留意されたい。いくつかの実装形態では、しきい値のレベルは、チャネルの最大正規化エネルギーの1/16、1/8、または1/4に設定され得る。
[0051]他の実装形態では、インパルス応答の正規化エネルギーレベルの勾配の変化は、ショートトレーニングフィールドからロングトレーニングフィールドへの遷移を識別するために使用され得る。図4Aに示す例では、ポイント412に先立つインパルス応答ウィンドウは比較的平坦であり得る。ポイント412の後、インパルス応答の勾配の変化が観測され得る。インパルス応答の正規化エネルギーレベルの勾配の変化が、45度を超えるなど、所定のしき値を超える場合、ショートトレーニングフィールドからロングトレーニングフィールドへの遷移が識別され得る。いくつかの他の実装形態では、インパルス応答の勾配に関する所定のしきい値は、30度、50度、60度、または他の値など、異なる値に設定され得る。
[0052]第1の到着補正(FAC)時間410は、この例では、ポイント408によって示される、第1の到着時間と、グラフ402の原点412によって表される予想される到着時間との間の差を計算することによって決定され得る。図4Aの例では、STFからLTFへの遷移の時間は、予想される到着時間412に対して遅いとして示されていることに留意されたい。
[0053]図4Bは、本開示の態様による、第1の到着補正時間を測定するための別の例示的な実装形態を示す。この例では、STFからLTFへの遷移の時間は、予想される到着時間に対して早いとして示されている。図4Aに示した例と同様に、(202または204など)局は、受信されたメッセージのインパルス応答ウィンドウを監視するように構成され得る。その場合、局は、図4Bに示すように、グラフ422によって表され得る、受信されたメッセージを使用して、時間に対してインパルス応答ウィンドウの正規化エネルギーレベルを生成するように構成され得る。(数字424として示す)インパルス応答ウィンドウの最大正規化エネルギーレベルは、1として表され得る。ショートトレーニングフィールドからロングトレーニングフィールドへの遷移は、正規化エネルギーレベルが、およそポイント428において、所定のしきい値426を超えることに基づいて識別され得る。第1の到着補正(FAC)時間430は、この例では、ポイント428によって示される、第1の到着時間と、グラフ422の原点432によって表される、予想される到着時間との間の差を計算することによって決定され得る。
[0054]図5Aは、本開示の態様による、測位の品質を改善する方法を実装するためのある例示的なフローチャートを示す。図5Aに示す例示的な実装形態では、ブロック502で、この方法は、第1の局においてメッセージを受信する、この場合、メッセージが、第2の局から受信されたショートトレーニングフィールドとロングトレーニングフィールドとを少なくとも備える。ブロック504で、この方法は、ショートトレーニングフィールドからロングトレーニングフィールドへの遷移を検出する。ブロック506で、この方法は、ショートトレーニングフィールドからロングトレーニングフィールドへの遷移に少なくとも部分的に基づいて、第1の到着補正時間を決定する。ブロック508で、この方法は、第2の局が、第1の到着補正時間に従って、第2の局の範囲および/または位置を決定するのを支援する。
[0055]図5Bは、本開示の態様による、図5Aのショートトレーニングフィールドからロングトレーニングフィールドへの遷移を検出するためのある例示的な実装形態を示す。図5Bに示すように、ブロック510で、この方法は、受信されたメッセージのインパルス応答ウィンドウを監視する。ブロック512で、この方法は、受信されたメッセージを使用して、時間に対してインパルス応答ウィンドウの正規化エネルギーレベルを生成する。ブロック514で、この方法は、正規化エネルギーレベルが所定のしきい値を超えることに少なくとも部分的に基づいて、ショートトレーニングフィールドからロングトレーニングフィールドへの遷移を識別する。本開示の態様によれば、所定のしきい値は、インパルス応答ウィンドウの正規化エネルギーレベルの数分の1を表す。
[0056]図5Cは、本開示の態様による、図5Aの第1の到着補正時間を決定するためのある例示的な実装形態を示す。この例では、ブロック516で、この方法は、ショートトレーニングフィールドからロングトレーニングフィールドへの遷移を使用して、第1の到着時間を決定する。ブロック518で、第1の到着時間と予想される到着時間との間の差に従って、この方法第1の到着補正時間。
[0057]図5Dは、本開示の態様による、図5Aの第2の局が測位を決定するのを支援するためのある例示的な実装形態を示す。図5Dに示すように、ブロック520で、この方法は、第1のメッセージを第2の局に送信する、この場合、第1のメッセージが、第1の到着補正時間を使用して、第1の局からの第1のメッセージの調整された受信時間を計算し、第1のメッセージの調整された受信時間に少なくとも部分的に基づいて、第2の局の範囲および/または位置を決定するために使用される。
[0058]ブロック522で、この方法は、第2のメッセージを第2の局に送信する、この場合、第2のメッセージが第1の局からの調整されたタイムスタンプを含み、この場合、第1の局からの調整されたタイムスタンプが、第2の局の範囲および/または位置を決定するために使用される。
[0059]ブロック524で、第1の局からの調整された時間スタンプは、第2の局からの肯定応答の受信時間に第1の到着補正時間を加えたもの、または第2の局からの肯定応答の受信時間に第1の到着補正時間とランダム雑音とを加えたもののうちの少なくとも1つを備える。
[0060]図6Aは、本開示の態様による、測位の品質を改善する方法を実装するための別の例示的なフローチャートを示す。図6Aに示す例示的な実装形態では、ブロック602で、この方法は、第2の局においてメッセージを受信する、この場合、メッセージが、第1の局から受信されたショートトレーニングフィールドとロングトレーニングフィールドとを少なくとも備える。ブロック604で、この方法は、ショートトレーニングフィールドからロングトレーニングフィールドへの遷移を検出する。ブロック606で、この方法は、ショートトレーニングフィールドからロングトレーニングフィールドへの遷移に少なくとも部分的に基づいて、第1の到着補正時間を決定する。ブロック608で、この方法は、第1の到着補正時間に従って、第2の局の範囲および/または位置を決定する。
[0061]図6Bは、本開示の態様による、図6Aのショートトレーニングフィールドからロングトレーニングフィールドへの遷移を検出するためのある例示的な実装形態を示す。図6Bに示すように、ブロック610で、この方法は、受信されたメッセージのインパルス応答ウィンドウを監視する。ブロック612で、この方法は、受信されたメッセージを使用して、時間に対してインパルス応答ウィンドウの正規化エネルギーレベルを生成する。ブロック614で、この方法は、正規化エネルギーレベルが所定のしきい値を超えることに少なくとも部分的に基づいて、ショートトレーニングフィールドからロングトレーニングフィールドへの遷移を識別する。
[0062]図6Cは、本開示の態様による、図6Aの第1の到着補正時間を決定するためのある例示的な実装形態を示す。図6Cに示す例示的な実装形態では、ブロック616で、この方法は、ショートトレーニングフィールドからロングトレーニングフィールドへの遷移を使用して、第1の到着時間を決定する。ブロック618で、この方法は、第1の到着時間と予想される到着時間との間の差に従って、第1の到着補正時間を決定する。
[0063]図6Dは、本開示の態様による、図6Aの第2の局の範囲を決定するためのある例示的な実装形態を示す。図6Dに示すように、ブロック620で、この方法は、第1の局から第1のメッセージを受信し、第1の到着補正時間を使用して、第1の局からの第1のメッセージの調整された受信時間を計算し、第1のメッセージの調整された受信時間に少なくとも部分的に基づいて、第2の局の範囲および/または位置を決定する。
[0064]ブロック622で、この方法は、第1の局から第2のメッセージを受信する、この場合、第1のメッセージが第1の局からの調整されたタイムスタンプを含む、第1のメッセージの調整された受信時間と第1の局からの調整されたタイムスタンプとに少なくとも部分的に基づいて、第2の局の範囲および/または位置を決定する。
[0065]ブロック624で、第1の局からの調整された時間スタンプは、第2の局からの肯定応答の受信時間に第1の到着補正時間を加えたもの、または第2の局からの肯定応答の受信時間に第1の到着補正時間とランダム雑音とを加えたもののうちの少なくとも1つを備える。
[0066]本開示の態様によれば、一実施形態では、1つまたは複数のプロセッサは、第2の局においてメッセージを受信ことと、この場合、メッセージが、第1の局から受信されたショートトレーニングフィールドとロングトレーニングフィールドとを少なくとも備える、ショートトレーニングフィールドからロングトレーニングフィールドへの遷移を検出することと、ショートトレーニングフィールドからロングトレーニングフィールドへの遷移に少なくとも部分的に基づいて、第1の到着補正時間を決定することと、第1の到着補正時間に従って、第2の局の範囲および/または位置を決定することとを行うように構成され得る。
[0067]ショートトレーニングフィールドからロングトレーニングフィールドへの遷移を検出するために、1つまたは複数のプロセッサは、受信されたメッセージのインパルス応答ウィンドウを監視することと、受信されたメッセージを使用して、時間に対してインパルス応答ウィンドウの正規化エネルギーレベルを生成することと、正規化エネルギーレベルが所定のしきい値を超えることに少なくとも部分的に基づいて、ショートトレーニングフィールドからロングトレーニングフィールドへの遷移を識別することとを行うように構成され得る。所定のしきい値は、インパルス応答ウィンドウの正規化エネルギーレベルの数分の1を表し得る。
[0068]第1の到着補正時間を決定するために、1つまたは複数のプロセッサは、ショートトレーニングフィールドからロングトレーニングフィールドへの遷移を使用して、第1の到着時間を決定することと、第1の到着時間と予想される到着時間との間の差に従って、第1の到着補正時間を決定することとを行うように構成され得る。
[0069]第1の到着補正時間に従って、第2の局の範囲および/位置を決定するために、1つまたは複数のプロセッサは、第1の局から第1のメッセージを受信することと、第1の到着補正時間を使用して、第1の局からの第1のメッセージの調整された受信時間を計算することと、第1のメッセージの調整された受信時間に少なくとも部分的に基づいて、第2の局の範囲および/または位置を決定することとを行うように構成され得る。1つまたは複数のプロセッサは、第1の局から第2のメッセージを受信することと、この場合、第2のメッセージが第1の局からの調整されたタイムスタンプを含む、第1のメッセージの調整された受信時間と第1の局からの調整されたタイムスタンプとに少なくとも部分的に基づいて、第2の局の範囲および/または位置を決定することとを行うようにさらに構成され得る。
[0070]第1の局からの調整されたタイムスタンプは、第2の局からの肯定応答の受信時間に第1の到着補正時間を加えたものを含み得ることに留意されたい。第1の局からの調整されたタイムスタンプは、第2の局からの肯定応答の受信時間に第1の到着補正時間とランダム雑音とを加えたものをさらに含み得る。
[0071]別の実施形態では、コンピュータプログラム製品は、1つまたは複数のコンピュータシステムが実行するための命令を記憶する非一時的媒体を含み得る。これらの命令は、第2の局においてメッセージを受信するための命令と、この場合、メッセージが、第1の局から受信されたショートトレーニングフィールドとロングトレーニングフィールドとを少なくとも備える、ショートトレーニングフィールドからロングトレーニングフィールドへの遷移を検出するための命令と、ショートトレーニングフィールドからロングトレーニングフィールドへの遷移に少なくとも部分的に基づいて、第1の到着補正時間を決定するための命令と、第1の到着補正時間に従って、第2の局の範囲および/または位置を決定するための命令とをさらに含み得る。
[0072]さらに別の実施形態では、デバイスは、デバイスにおいてメッセージを受信するように構成されたトランシーバと、この場合、メッセージが、第1の局から受信されたショートトレーニングフィールドとロングトレーニングフィールドとを少なくとも備える、制御論理と1つまたは複数のプロセッサとを含む制御モジュールとを含み得る。制御論理および1つまたは複数のプロセッサは、ショートトレーニングフィールドからロングトレーニングフィールドへの遷移を検出するように構成された論理と、ショートトレーニングフィールドからロングトレーニングフィールドへの遷移に少なくとも部分的に基づいて、第1の到着補正時間を決定するように構成された論理と、第1の到着補正時間に従って、デバイスの位置を決定するように構成された論理とを含み得る。
[0073]さらに別の実施形態では、装置は、装置においてメッセージを受信するための手段と、この場合、メッセージが、第1の局から受信されたショートトレーニングフィールドとロングトレーニングフィールドとを少なくとも備える、ショートトレーニングフィールドからロングトレーニングフィールドへの遷移を検出するための手段と、ショートトレーニングフィールドからロングトレーニングフィールドへの遷移に少なくとも部分的に基づいて、第1の到着補正時間を決定するための手段と、第1の到着補正時間に従って、装置の位置を決定するための手段とを含み得る。
[0074]図7は、本開示の態様による、デバイスの例示的なブロック図を示す。図7に示すように、モバイルデバイス100(図1)は、図7に示すモバイルデバイス700の1つまたは複数の特徴を備え得る。いくつかの実施形態では、モバイルデバイス700はまた、ワイヤレス通信ネットワーク上でワイヤレスアンテナ722を介してワイヤレス信号723を送信および受信することが可能なワイヤレストランシーバ721を備え得る。ワイヤレストランシーバ721は、ワイヤレストランシーババスインターフェース720によってバス701に接続され得る。ワイヤレストランシーババスインターフェース720は、いくつかの実施形態では、ワイヤレストランシーバ721に少なくとも部分的に統合され得る。いくつかの実施形態は、たとえば、IEEE規格802.11のバージョン、CDMA、WCDMA(登録商標)、LTE(登録商標)、UMTS、GSM(登録商標)、AMPS、Zigbee(登録商標)、およびBluetooth(登録商標)など、対応する複数のワイヤレス通信規格に従って信号を送信および/または受信することを可能にするために、複数のワイヤレストランシーバ721とワイヤレスアンテナ722とを含み得る。
[0075]本開示の態様によれば、ワイヤレストランシーバ721は送信機と受信機とを備え得る。送信機および受信機は、共通の回路を共有するように実装され得るか、または別個の回路として実装され得る。図2の送信STA202と受信局204との間の通信の特定の状況に応じて、送信STA202内または受信STA204内のワイヤレストランシーバは、送信機もしくは受信機のどちらかとして機能し得、またはその逆も同様であり得る。たとえば、送信STA202から受信STA204にメッセージを送るために、送信STA202のワイヤレストランシーバは送信機として機能し、受信STA204のワイヤレストランシーバは受信機として機能する。他方で、上記のメッセージが受信されていることを示す肯定応答を送るために、送信STA204のワイヤレストランシーバは送信機として機能し、送信STA202のワイヤレストランシーバは受信機として機能する。
[0076]モバイルデバイス700はまた、SPSアンテナ758を介してSPS信号759を受信および収集することが可能なSPS受信機755を備え得る。SPS受信機755はまた、モバイルデバイス100のロケーションを推定するために、収集されたSPS信号759を全体的にまたは部分的に処理し得る。いくつかの実施形態では、プロセッサ711、メモリ740、DSP712、および/または専用プロセッサ(図示せず)はまた、SPS受信機755とともに、収集されたSPS信号を全体的にもしくは部分的に処理し、および/またはモバイルデバイス700の推定ロケーションを計算するために利用され得る。測位演算を実行する際に使用するためのSPS信号または他の信号の記憶は、メモリ740またはレジスタ(図示せず)中で実行され得る。
[0077]同じく図7に示すように、モバイルデバイス700は、バスインタ−フェース710によってバス701に接続されたデジタル信号プロセッサ(DSP)712と、バスインタ−フェース710によってバス701に接続されたプロセッサ711と、メモリ740とを備え得る。バスインターフェース710は、DSP712、プロセッサ711、およびメモリ740と統合され得る。様々な実施形態では、ほんの数例を挙げると、RAM、ROM、FLASH、またはディスクドライブなど、コンピュータ可読記憶媒体上になど、メモリ740に記憶された1つまたは複数の機械可読命令の応答実行で、機能が実行され得る。1つまたは複数の命令は、プロセッサ711、専用プロセッサ、またはDSP712によって実行可能であり得る。メモリ740は、本明細書で説明する機能を実行するためにプロセッサ711および/もしくはDSP712によって実行可能なソフトウェアコード(プログラミングコード、命令等)を記憶する、非一時的プロセッサ可読メモリならびに/またはコンピュータ可読メモリを備え得る。特定の実装形態では、ワイヤレストランシーバ721は、上記で論じたように、モバイルデバイス700をワイヤレスSTAとして構成するのを可能にするために、バス701を通してプロセッサ711および/またはDSP712と通信し得る。プロセッサ711および/またはDSP712は、図5A〜図5D、図6A〜図6Dに関して上記で論じたプロセス/方法の1つまたは複数の態様を実行するために命令を実行し得る。
[0078]やはり図7に示すように、ユーザインターフェース735は、たとえば、スピーカー、マイクロフォン、ディスプレイデバイス、振動デバイス、キーボード、タッチスクリーンなどのいくつかのデバイスのうちのいずれか1つを備え得る。特定の実装形態では、ユーザインターフェース735は、ユーザがモバイルデバイス700上にホストされた1つまたは複数のアプリケーションと対話することを可能にし得る。たとえば、ユーザインターフェース735のデバイスは、ユーザからのアクションに応答して、DSP712もしくはプロセッサ711によってさらに処理されるべきアナログ信号またはデジタル信号をメモリ740上に記憶し得る。同様に、モバイルデバイス700上にホストされたアプリケーションは、出力信号をユーザに提示するために、アナログ信号またはデジタル信号をメモリ740上に記憶し得る。別の実装形態では、モバイルデバイス700は、たとえば、専用スピーカー、マイクロフォン、デジタルアナログ回路、アナログデジタル回路、増幅器および/または利得制御を備える専用オーディオ入出力(I/O)デバイス770を随意に含み得る。別の実装形態では、モバイルデバイス700は、キーボードまたはタッチスクリーンデバイスにタッチすること、またはそれに対する圧力に応答するタッチセンサー762を備え得る。
[0079]モバイルデバイス700はまた、静止画または動画をキャプチャするための専用カメラデバイ764を備え得る。専用カメラデバイス764は、たとえば、イメージングセンサー(たとえば、電荷結合デバイスまたはCMOSイメージャ)、レンズ、アナログデジタル回路、フレームバッファなどを備え得る。一実装形態では、キャプチャされた画像を表す信号の追加の処理、調整、符号化、または圧縮は、プロセッサ711またはDSP712において実行され得る。代替的に、専用ビデオプロセッサ768が、キャプチャされた画像を表す信号の調整、符号化、圧縮、または操作を実行し得る。さらに、専用ビデオプロセッサ768は、モバイルデバイス700上のディスプレイデバイス(図示せず)上での提示のために記憶された画像データを復号/復元し得る。
[0080]モバイルデバイス700は、たとえば、慣性センサーと環境センサーとを含み得る、バス701に結合されたセンサー760も備え得る。センサー760の慣性センサーは、(たとえば、1つもしくは複数のコンパスアプリケーションをサポートするために)たとえば、(たとえば、3次元のモバイルデバイス700の加速度にまとめて応答する)加速度計、1つもしくは複数のジャイロスコープ、または1つもしくは複数の磁力計を備え得る。モバイルデバイス700の環境センサーは、たとえば、ほんの数例を挙げると、温度センサー、気圧センサー、周辺光センサー、カメライメージャ、マイクロフォンを備え得る。センサー760は、メモリ740中に記憶され、たとえば、測位演算またはナビゲーション演算を対象とするアプリケーションなどの1つもしくは複数のアプリケーションをサポートするDPSまたはプロセッサ711によって処理され得るアナログ信号あるいはデジタル信号を生成し得る。
[0081]特定の実装形態では、モバイルデバイス700は、ワイヤレストランシーバ721またはSPS受信機755において受信され、ダウンコンバートされた信号のベースバンド処理を実行することが可能な専用モデムプロセッサ766を備え得る。同様に、専用モデムプロセッサ766は、ワイヤレストランシーバ721による送信のためにアップコンバートされるべき信号のベースバンド処理を実行し得る。代替実装形態では、専用モデムプロセッサを有する代わりに、ベースバンド処理はプロセッサまたはDSP(たとえば、プロセッサ711またはDSP712)によって実行され得る。
[0082]図8は、本開示の態様による、コンピューティングプラットフォームの例示的なブロック図を示す。この例では、システム800は、たとえば、図1に関して上記で説明した技法またはプロセスを実装するように構成可能な1つもしくは複数のデバイスを含み得る。システム800は、たとえば、ワイヤレス通信ネットワーク808を通して互いに動作可能に結合され得る第1のデバイス802と、第2のデバイス804と、第3のデバイス806とを含み得る。一態様では、第1のデバイス802は、たとえば、基地局アルマナックなど、測位支援データを与えることが可能なサーバを備え得る。第2のデバイス804および第3のデバイス806は、一態様では、モバイルデバイスを備え得る。また、一態様では、ワイヤレス通信ネットワーク808は、たとえば、1つまたは複数のワイヤレスアクセスポイントを備え得る。
[0083]図8に示した第1のデバイス802、第2のデバイス804、および第3のデバイス806は、ワイヤレス通信ネットワーク808を介してデータを交換するように構成可能であり得る、(たとえば、図1に示したローカルトランシーバ108またはサーバ140、150もしくは160など)任意のデバイス、機器あるいは機械を表し得る。限定ではなく例として、第1のデバイス802、第2のデバイス804、または第3のデバイス806のいずれかが、たとえば、デスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ、ワークステーション、サーバデバイス、または同等物などの1つもしくは複数のコンピューティングデバイスまたはコンピューティングプラットフォーム、たとえば、携帯情報端末、モバイル通信デバイス、または同等物などの1つもしくは複数のパーソナルコンピューティングまたは通信デバイスまたは装置、たとえば、データベースまたはデータストレージサービスプロバイダ/システム、ネットワークサービスプロバイダ/システム、インターネットまたはイントラネットサービスプロバイダ/システム、ポータルまたは検索エンジンサービスプロバイダ/システム、ワイヤレス通信サービスプロバイダ/システムの一部として、WLANアクセスポイントまたはフェムトセルなどの、モバイルデバイスへのワイヤレスサービスを容易にすることが可能なサービスアクセストランシーバデバイスなど、コンピューティングシステムまたは関連するサービスプロバイダ能力、あるいはそれらの任意の組合せを含み得る。第1のデバイス802、第2のデバイス804、および第3のデバイス806のいずれも、それぞれ、本明細書で説明する例による基地局アルマナックサーバ、基地局、またはモバイルデバイスのうちの1つもしくは複数を備え得る。
[0084]同様に、(たとえば、図1に示すネットワーク130の実装形態の特定のものにおける)ワイヤレス通信ネットワーク808は、第1のデバイス802、第2のデバイス804、および第3のデバイス806のうちの少なくとも2つの間でのデータの交換をサポートするように構成可能な1つもしくは複数の通信リンク、プロセス、またはリソースを表し得る。限定ではなく例として、通信ネットワーク808は、ワイヤレス通信リンクもしくはワイヤード通信リンク、電話システムもしくは電気通信システム、データバスもしくはデータチャネル、光ファイバー、地上車リソースもしくはスペースビークルリソース、ローカルエリアネットワーク、ワイドエリアネットワーク、イントラネット、インターネット、ルータもしくはスイッチ、および同等物、またはそれらの任意の組合せを含み得る。たとえば、第3のデバイス806の部分的に隠されているものとして示された点線のボックスによって図示されるように、ワイヤレス通信ネットワーク808に動作可能に結合された、同様の追加のデバイスがある場合がある。
[0085]システム800に示す様々なデバイスおよびネットワークの全部または一部、ならびに本明細書でさらに説明するプロセスおよび方法が、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、もしくはその任意の組合せを使用して、またはさもなければ含めて実装され得ることを認識されたい。したがって、限定ではなく例として、第2のデバイス804は、バス828を介してメモリ822に動作可能に結合された少なくとも1つの処理ユニット820を含み得る。
[0086]処理ユニット820は、データコンピューティング手順またはデータコンピューティングプロセスの少なくとも一部分を実行するように構成可能な1つもしくは複数の回路を表す。限定ではなく例として、処理ユニット820は、1つもしくは複数のプロセッサ、コントローラ、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路、デジタル信号プロセッサ、プログラマブル論理デバイス、フィールドプログラマブルゲートアレイ、および同等物、またはそれらの任意の組合せを含み得る。ワイヤレストランシーバ842は、上記で論じたように、第2のデバイス804をワイヤレスSTAとして構成するのを可能にするために、バス828を通して処理ユニット820と通信し得る。処理ユニット820は、図5A〜図5D、図6A〜図6Dに関して上記で論じたプロセス/方法の1つまたは複数の態様を実行するために命令を実行し得る。
[0087]メモリ822は、任意のデータ記憶メカニズムを表している。たとえば、メモリ822は、一次メモリ824または二次メモリ826を含み得る。たとえば、一次メモリ824は、ランダムアクセスメモリ、読出し専用メモリなどを含み得る。この例では処理ユニット820とは別個であるものとして示されているが、1次メモリ824の全部または一部は、処理ユニット820内に設けられるか、またはさもなければ処理ユニット820と共設/結合され得ることを理解されたい。
[0088]2次メモリ826は、たとえば、1次メモリと同じもしくは同様のタイプのメモリ、あるいは、たとえば、ディスクドライブ、光ディスクドライブ、テープドライブ、ソリッドステートメモリドライブなど、1つもしくは複数のデータストレージデバイスまたはシステムを含み得る。いくつかの実装形態では、2次メモリ826は、コンピュータ可読媒体840を動作可能に受容するか、またはさもなければそれに結合するように構成可能であり得る。コンピュータ可読媒体840は、たとえば、システム800中のデバイスのうちの1つもしくは複数のためにデータ、コードまたは命令を担持するかあるいはアクセス可能にすることができる任意の非一時的媒体を含み得る。コンピュータ可読媒体840は記憶媒体と呼ばれることもある。
[0089]第2のデバイス804は、たとえば、第2のデバイス804の少なくともワイヤレス通信ネットワーク808への動作可能な結合を提供する、またはさもなければサポートする通信インターフェース1030を含み得る。限定ではなく例として、通信インターフェース830は、ネットワークインターフェースデバイスまたはネットワークインターフェースカード、モデム、ルータ、スイッチ、トランシーバ、および同等物を含み得る。
[0090]第2のデバイス804は、たとえば、入力/出力デバイス832を含み得る。入力/出力デバイス832は、人間の、または機械の入力を受け入れる、またはさもなければ導入するように構成可能であり得る1つもしくは複数のデバイスまたは機能、あるいは、人間の、または機械の出力を搬送、またはさもなければ提供するように構成可能であり得る1つもしくは複数のデバイスまたは機能を表す。限定ではなく例として、入力/出力デバイス832は、動作可能に構成されるディスプレイ、スピーカー、キーボード、マウス、トラックボール、タッチスクリーン、データポートなどを含み得る。
[0091]本明細書の段落では、図1、図5A〜図5D、図7、図8、およびそれらの対応する説明は、装置においてメッセージを受信するための手段と、ショートトレーニングフィールドからロングトレーニングフィールドへの遷移を検出するための手段と、ショートトレーニングフィールドからロングトレーニングフィールドへの遷移に少なくとも部分的に基づいて、第1の到着補正時間を決定するための手段と、第2の局が、第1の到着補正時間に従って、第2の局の範囲を決定するのを支援するための手段と、受信されたメッセージのインパルス応答ウィンドウを監視するための手段と、受信されたメッセージを使用して、時間に対してインパルス応答ウィンドウの正規化エネルギーレベルを生成するための手段と、正規化エネルギーレベルが所定のしきい値を超えることに少なくとも部分的に基づいて、ショートトレーニングフィールドからロングトレーニングフィールドへの遷移を識別するための手段と、ショートトレーニングフィールドからロングトレーニングフィールドへの遷移を使用して、第1の到着時間を決定するための手段と、第1の到着時間と予想される到着時間との間の差に従って、第1の到着補正時間を決定するための手段と、第1のメッセージを第2の局に送信するための手段と、第2のメッセージを第2の局に送信するための手段とを提供することに留意されたい。
[0092]本明細書の段落では、図1、図6A〜図6D、図7、図8、およびそれらの対応する説明は、装置においてメッセージを受信するための手段と、ショートトレーニングフィールドからロングトレーニングフィールドへの遷移を検出するための手段と、ショートトレーニングフィールドからロングトレーニングフィールドへの遷移に少なくとも部分的に基づいて、第1の到着補正時間を決定するための手段と、第1の到着補正時間に従って、装置の位置を決定するための手段と、受信されたメッセージのインパルス応答ウィンドウを監視するための手段と、受信されたメッセージを使用して、時間に対してインパルス応答ウィンドウの正規化エネルギーレベルを生成するための手段と、正規化エネルギーレベルが所定のしきい値を超えることに少なくとも部分的に基づいて、ショートトレーニングフィールドからロングトレーニングフィールドへの遷移を識別するための手段と、ショートトレーニングフィールドからロングトレーニングフィールドへの遷移を使用して、第1の到着時間を決定するための手段と、第1の到着時間と予想される到着時間との間の差に従って、第1の到着補正時間を決定するための手段と、第1の局から第1のメッセージを受信するための手段と、第1の到着補正時間を使用して、第1の局からの第1のメッセージの調整された受信時間を計算するための手段と、第1のメッセージの調整された受信時間に少なくとも部分的に基づいて、装置の位置を決定するための手段と、第1の局から第2のメッセージを受信するための手段と、第1のメッセージの調整された受信時間と第1の局からの調整されたタイムスタンプとに少なくとも部分的に基づいて、装置の位置を決定するための手段とを提供することに留意されたい。
[0093]本明細書で説明した方法は、特定の例に従って適用例に応じて様々な手段によって実装され得る。たとえば、そのような方法は、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、またはそれらの組合せで実装され得る。ハードウェア実装形態では、たとえば、処理ユニットは、1つもしくは複数の特定用途向け集積回路(「ASIC」)、デジタル信号プロセッサ(「DSP」)、デジタル信号処理デバイス(「DSPD」)、プログラマブル論理デバイス(「PLD」)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(「FPGA」)、プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、電子デバイス、本明細書で説明した機能を実行するように設計された他のデバイスユニット、またはそれらの組合せ内に実装され得る。
[0094]本明細書に含まれる詳細な説明のいくつかの部分は、特定の装置、あるいは専用コンピューティングデバイスまたは専用コンピューティングプラットフォームのメモリ内に記憶されたバイナリデジタル信号の演算のアルゴリズムもしくは記号表現に関して提示されている。この特定の明細書のコンテキストでは、特定の装置などの用語は、プログラムソフトウェアからの命令に従って特定の演算を実施するようにプログラムされた後の汎用コンピュータを含む。アルゴリズムの説明または記号表現は、信号処理または関連技術の当業者が、自身の仕事の本質を他の当業者に伝達するために使用する技法の例である。アルゴリズムは、本明細書では、また一般に、所望の結果をもたらす自己無撞着な一連の演算または同様の信号処理であると考えられる。このコンテキストでは、演算または処理は物理量の物理的操作を伴う。必ずしもそうとは限らないが、一般に、そのような量は、記憶、転送、結合、比較、またはさもなければ他の方法で操作されることが可能な電気信号もしくは磁気信号の形態をとり得る。主に一般的な用法という理由で、そのような信号をビット、データ、値、要素、記号、文字、項、数、数字などと呼ぶことは時々便利であることがわかっている。しかしながら、これらおよび同様の用語はすべて、適切な物理量に関連付けられるべきものであり、便利なラベルにすぎないことが理解されるべきである。特に記載のない限り、本明細書の議論から明らかなように、本明細書全体にわたって、「処理する(processing)」、「算出する(computing)」、「計算する(calculating)」、「決定する(determining)」、などの用語を利用する議論は、専用コンピュータ、専用コンピューティング装置、もしくは同様の専用電子コンピューティングデバイスなどの、特定の装置の動作またはプロセスを指すことが理解される。したがって、本明細書のコンテキストで、専用コンピュータまたは同様の専用電子コンピューティングデバイスは、専用コンピュータもしくは同様の専用電子コンピューティングデバイスのメモリ、レジスタ、または他の情報記憶デバイス、送信デバイス、あるいはディスプレイデバイス内の電子的または磁気的な物理量として一般に表される信号を操作もしくは変換することが可能である。
[0095]本明細書で説明したワイヤレス通信技法は、ワイヤレスワイドエリアネットワーク(「WWAN」)、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(「WLAN」)、ワイヤレスパーソナルエリアネットワーク(WPAN)などの様々なワイヤレス通信ネットワークに関連し得る。「ネットワーク」および「システム」という用語は、本明細書では互換的に使用され得る。WWANは、符号分割多元接続(「CDMA」)ネットワーク、時分割多元接続(「TDMA」)ネットワーク、周波数分割多元接続(「FDMA」)ネットワーク、直交周波数分割多元接続(「OFDMA」)ネットワーク、シングルキャリア周波数分割多元接続(「SC−FDMA」)ネットワーク、または上記のネットワークの任意の組合せなどでよい。CDMAネットワークは、ほんのいくつかの無線技術を挙げれば、cdma2000、広帯域CDMA(「W−CDMA(登録商標)」)などの1つまたは複数の無線アクセス技術(「RAT」)を実装し得る。ここで、cdma2000は、IS−95規格、IS−2000規格、およびIS−856規格に従って実装される技術を含み得る。TDMAネットワークは、モバイル通信用グローバルシステム(GSM:Global System for Mobile Communications)、デジタルアドバンストモバイルフォンシステム(D−AMPS:Digital Advanced Mobile Phone System)、または何らかの他のRATを実装し得る。GSMおよびW−CDMAは、「第3世代パートナーシッププロジェクト」(3GPP(登録商標))という名称の団体からの文書に記載されている。cdma2000は、「第3世代パートナーシッププロジェクト2」(3GPP2)という名称の団体からの文書に記載されている。3GPPおよび3GPP2の文書は、公に入手可能である。ある態様では、4Gロングタームエボリューション(「LTE」)通信ネットワークもまた、特許請求の範囲に記載された対象に従って実装され得る。WLANはIEEE802.11xネットワークを備え得、WPANは、たとえば、Bluetooth(登録商標)ネットワーク、IEEE802.15xを備え得る。本明細書で説明したワイヤレス通信実装形態はまた、WWAN、WLAN、またはWPANの任意の組合せに接続して使用され得る。
[0096]別の態様では、前述のように、ワイヤレス送信機またはワイヤレスアクセスポイントは、セルラー電話サービスを会社または家庭に延長するために利用されるフェムトセルを備え得る。そのような実装形態では、1つまたは複数のモバイルデバイスは、たとえば、符号分割多元接続(「CDMA」)セルラー通信プロトコルを介してフェムトセルと通信し得、フェムトセルは、インターネットなどの別のブロードバンドネットワークを介してより大きいセルラー電気通信ネットワークへのアクセスをモバイルデバイスに与え得る。
[0097]本明細書で説明した技法は、いくつかのGNSSおよび/またはGNSSの組合せのうちのいずれか1つを含むSPSとともに使用され得る。さらに、そのような技法は、「スードライト(pseudolite)」として機能する地上波送信機、またはSVとそのような地上波送信機との組合せを利用する測位システムとともに使用され得る。地上波送信機は、たとえば、PNコードまたは(たとえば、GPSもしくはCDMAセルラー信号と同様の)他のレンジングコードをブロードキャストする地上送信機を含み得る。そのような送信機は、遠隔受信機による識別を可能にするように一意のPNコードを割り当てられ得る。地上波送信機は、たとえば、トンネルの中、鉱山内、建築物の中、都市ビルの谷間または他の閉じられたエリア内などの、周回するSVからのSPS信号が利用できないことがある状況においてSPSを補強するのに有用であり得る。スードライトの別の実装形態は無線ビーコンとして知られている。本明細書で使用する「SV」という用語は、スードライト、スードライトの等価物、および場合によっては、他のものとして機能する地上波送信機を含むものとする。本明細書で使用する「SPS信号」および/または「SV信号」という用語は、スードライトまたはスードライトの等価物として機能する地上波送信機を含む、地上波送信機からのSPS様の信号を含むものとする。
[0098]本明細書で使用する「および」、および「または」という用語は、それが使用されるコンテキストに少なくとも部分的に依存する様々な意味を含み得る。一般に、「または」がA、BまたはCなどのリストを関連付けるために使用される場合、ここで包含的な意味で使用されるA、B、およびCを意味し、ならびにここで排他的な意味で使用されるA、B、またはCを意味するものとする。「一例(one example)」または「ある例(an elample)」に対する本明細書全体にわたる言及は、その例に関連して説明した特定の特徴、構造、または特性が、特許請求の範囲に記載された対象の少なくとも1つの例に含まれることを意味する。したがって、本明細書全体にわたる様々なロケーションにおけるフレーズ「一例において(in one example)」または「ある例(an example)」という語句の出現は、必ずしもすべてが同じ例に言及しているとは限らない。さらに、特定の特徴、構造、または特性は、1つまたは複数の例において組み合わせられ得る。本明細書で説明した例は、デジタル信号を使用して動作する機械、デバイス、エンジン、または装置を含み得る。そのような信号は、電子信号、光学的信号、電磁信号、またはロケーション間で情報を提供するあらゆる形態のエネルギーを備え得る。
[0099]現在考えられる例示的な特徴を図示および説明したが、特許請求の範囲に記載された対象から逸脱することなしに、様々な他の修正が行われてよく、また均等物の置換が可能であることは当業者によって理解されよう。さらに、本明細書で説明した主要な概念から逸脱することなしに、特定の状況を特許請求の範囲に記載された対象の教示に適応させるために、多くの修正が行われ得る。したがって、特許請求の範囲に記載された対象は、開示した特定の例に限定されないが、そのような特許請求の範囲に記載された対象は、添付の特許請求の範囲に含まれるすべての態様、およびそれらの均等物も含み得ることが意図される。
[0099]現在考えられる例示的な特徴を図示および説明したが、特許請求の範囲に記載された対象から逸脱することなしに、様々な他の修正が行われてよく、また均等物の置換が可能であることは当業者によって理解されよう。さらに、本明細書で説明した主要な概念から逸脱することなしに、特定の状況を特許請求の範囲に記載された対象の教示に適応させるために、多くの修正が行われ得る。したがって、特許請求の範囲に記載された対象は、開示した特定の例に限定されないが、そのような特許請求の範囲に記載された対象は、添付の特許請求の範囲に含まれるすべての態様、およびそれらの均等物も含み得ることが意図される。
以下に本願発明の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]
2つの局間の範囲を決定する方法であって、
第1の局においてメッセージを受信することと、ここにおいて、前記メッセージが、第2の局から受信されたショートトレーニングフィールドとロングトレーニングフィールドとを少なくとも備える、
前記ショートトレーニングフィールドから前記ロングトレーニングフィールドへの遷移を検出することと、
前記ショートトレーニングフィールドから前記ロングトレーニングフィールドへの前記遷移に少なくとも部分的に基づいて、第1の到着補正時間を決定することと、
前記第2の局が前記第1の到着補正時間に従って前記第2の局の範囲を決定するのを支援することとを備える、方法。
[C2]
前記ショートトレーニングフィールドから前記ロングトレーニングフィールドへの前記遷移を前記検出することは、
前記受信されたメッセージのインパルス応答ウィンドウを監視することと、
前記受信されたメッセージを使用して、時間に対して前記インパルス応答ウィンドウの正規化エネルギーレベルを生成することと、
前記正規化エネルギーレベルが所定のしきい値を超えることに少なくとも部分的に基づいて、前記ショートトレーニングフィールドから前記ロングトレーニングフィールドへの前記遷移を識別することとを備える、C1に記載の方法。
[C3]
前記所定のしきい値は、前記インパルス応答ウィンドウの前記正規化エネルギーレベルの数分の1を表す、C2に記載の方法。
[C4]
前記第1の到着補正時間を前記決定することは、
前記ショートトレーニングフィールドから前記ロングトレーニングフィールドへの前記遷移を使用して、第1の到着時間を決定することと、
前記第1の到着時間と予想される到着時間との間の差に従って、前記第1の到着補正時間を決定することとを備える、C1に記載の方法。
[C5]
前記第2の局が前記第1の到着補正時間に従って前記第2の局の前記範囲を決定するのを前記支援することは、
第1のメッセージを前記第2の局に送信すること、ここにおいて、前記第1のメッセージが、前記第1の到着補正時間を使用して、前記第1の局からの前記第1のメッセージの調整された受信時間を計算し、前記第1のメッセージの前記調整された受信時間に少なくとも部分的に基づいて、前記第2の局の前記範囲を決定するために使用されるを備える、C1に記載の方法。
[C6]
前記第2の局が前記第1の到着補正時間に従って前記第2の局の前記範囲を決定するのを前記支援することは、
第2のメッセージを前記第2の局に送信すること、ここにおいて、前記第2のメッセージが前記第1の局からの調整されたタイムスタンプを含み、ここにおいて、前記第1の局からの前記調整されたタイムスタンプが、前記第2の局の前記範囲を決定するために使用されるをさらに備える、C5に記載の方法。
[C7]
前記第1の局からの前記調整されたタイムスタンプは、
前記第2の局からの肯定応答の受信時間に前記第1の到着補正時間を加えたものを備える、C6に記載の方法。
[C8]
前記第1の局からの前記調整されたタイムスタンプは、
前記第2の局からの肯定応答の受信時間に前記第1の到着補正時間とランダム雑音とを加えたものをさらに備える、C6に記載の方法。
[C9]
1つまたは複数のコンピュータシステムが実行するための命令を記憶する非一時的媒体を備えたコンピュータプログラム製品であって、前記命令は、
第1の局においてメッセージを受信するための命令と、ここにおいて、前記メッセージが、第2の局から受信されたショートトレーニングフィールドとロングトレーニングフィールドとを少なくとも備える、
前記ショートトレーニングフィールドから前記ロングトレーニングフィールドへの遷移を検出するための命令と、
前記ショートトレーニングフィールドから前記ロングトレーニングフィールドへの前記遷移に少なくとも部分的に基づいて、第1の到着補正時間を決定するための命令と、
前記第2の局が前記第1の到着補正時間に従って前記第2の局の範囲を決定するのを支援するための命令とを備える、コンピュータプログラム製品。
[C10]
前記ショートトレーニングフィールドから前記ロングトレーニングフィールドへの前記遷移を前記検出するための命令は、
前記受信されたメッセージのインパルス応答ウィンドウを監視するための命令と、
前記受信されたメッセージを使用して、時間に対して前記インパルス応答ウィンドウの正規化エネルギーレベルを生成するための命令と、
前記正規化エネルギーレベルが所定のしきい値を超えることに少なくとも部分的に基づいて、前記ショートトレーニングフィールドから前記ロングトレーニングフィールドへの前記遷移を識別するための命令とを備える、C9に記載のコンピュータプログラム製品。
[C11]
前記所定のしきい値は、前記インパルス応答ウィンドウの前記正規化エネルギーレベルの数分の1を表す、C10に記載のコンピュータプログラム製品。
[C12]
前記第1の到着補正時間を前記決定するための命令は、
前記ショートトレーニングフィールドから前記ロングトレーニングフィールドへの前記遷移を使用して、第1の到着時間を決定するための命令と、
前記第1の到着時間と予想される到着時間との間の差に従って、前記第1の到着補正時間を決定するための命令とを備える、C9に記載のコンピュータプログラム製品。
[C13]
前記第2の局が前記第1の到着補正時間に従って前記第2の局の前記範囲を決定するのを前記支援するための命令は、
第1のメッセージを前記第2の局に送信するための命令、ここにおいて、前記第1のメッセージが、前記第1の到着補正時間を使用して、前記第1の局からの前記第1のメッセージの調整された受信時間を計算し、前記第1のメッセージの前記調整された受信時間に少なくとも部分的に基づいて、前記第2の局の前記範囲を決定するために使用されるを備える、C9に記載のコンピュータプログラム製品。
[C14]
前記第2の局が前記第1の到着補正時間に従って前記第2の局の前記範囲を決定するのを前記支援するための命令は、
第2のメッセージを前記第2の局に送信するための命令、ここにおいて、前記第2のメッセージが前記第1の局からの調整されたタイムスタンプを含み、ここにおいて、前記第1の局からの前記調整されたタイムスタンプが、前記第2の局の前記範囲を決定するために使用されるをさらに備える、C13に記載のコンピュータプログラム製品。
[C15]
前記第1の局からの前記調整されたタイムスタンプは、
前記第2の局からの肯定応答の受信時間に前記第1の到着補正時間を加えたものを備える、C14に記載のコンピュータプログラム製品。
[C16]
前記第1の局からの前記調整されたタイムスタンプは、
前記第2の局からの肯定応答の受信時間に前記第1の到着補正時間とランダム雑音とを加えたものをさらに備える、C14に記載のコンピュータプログラム製品。
[C17]
デバイスであって、
前記デバイスにおいてメッセージを受信するように構成されたトランシーバと、ここにおいて、前記メッセージが、第2の局から受信されたショートトレーニングフィールドとロングトレーニングフィールドとを少なくとも備える、
前記ショートトレーニングフィールドから前記ロングトレーニングフィールドへの遷移を検出することと、
前記ショートトレーニングフィールドから前記ロングトレーニングフィールドへの前記遷移に少なくとも部分的に基づいて、第1の到着補正時間を決定することと、
前記第2の局が前記第1の到着補正時間に従って前記第2の局の範囲を決定するのを支援することと
を行うように構成された、1つもしくは複数のプロセッサまたはデジタル信号プロセッサあるいはそれらの組合せとを備える、デバイス。
[C18]
前記ショートトレーニングフィールドから前記ロングトレーニングフィールドへの前記遷移を検出することを行うように構成された、前記1つもしくは複数のプロセッサまたはデジタル信号プロセッサあるいはそれらの組合せは、
前記受信されたメッセージのインパルス応答ウィンドウを監視することと、
前記受信されたメッセージを使用して、時間に対して前記インパルス応答ウィンドウの正規化エネルギーレベルを生成することと、
前記正規化エネルギーレベルが所定のしきい値を超えることに少なくとも部分的に基づいて、前記ショートトレーニングフィールドから前記ロングトレーニングフィールドへの前記遷移を識別することとを行うようにさらに構成される、C17に記載のデバイス。
[C19]
前記第1の到着補正時間を決定することを行うように構成された、前記1つもしくは複数のプロセッサまたはデジタル信号プロセッサあるいはそれらの組合せは、
前記ショートトレーニングフィールドから前記ロングトレーニングフィールドへの前記遷移を使用して、第1の到着時間を決定することと、
前記第1の到着時間と予想される到着時間との間の差に従って、前記第1の到着補正時間を決定することとを行うようにさらに構成される、C17に記載のデバイス。
[C20]
前記第2の局が前記第1の到着補正時間に従って前記第2の局の前記範囲を決定するのを支援することを行うように構成された、前記1つもしくは複数のプロセッサまたはデジタル信号プロセッサあるいはそれらの組合せは、
第1のメッセージを前記第2の局に送信すること、ここにおいて、前記第1のメッセージが、前記第1の到着補正時間を使用して、前記デバイスからの前記第1のメッセージの調整された受信時間を計算し、前記第1のメッセージの前記調整された受信時間に少なくとも部分的に基づいて、前記第2の局の前記範囲を決定するために使用されるを行うようにさらに構成される、C17に記載のデバイス。
[C21]
前記第2の局が前記第1の到着補正時間に従って前記第2の局の前記範囲を決定するのを支援することを行うように構成された、前記1つもしくは複数のプロセッサまたはデジタル信号プロセッサあるいはそれらの組合せは、
第2のメッセージを前記第2の局に送信すること、ここにおいて、前記第2のメッセージが前記デバイスからの調整されたタイムスタンプを含み、ここにおいて、前記デバイスからの前記調整されたタイムスタンプが、前記第2の局の前記範囲を決定するために使用されるを行うようにさらに構成される、C20に記載のデバイス。
[C22]
前記デバイスからの前記調整されたタイムスタンプは、
前記第2の局からの肯定応答の受信時間に前記第1の到着補正時間を加えたものを備える、C21に記載のデバイス。
[C23]
前記デバイスからの前記調整されたタイムスタンプは、
前記第2の局からの肯定応答の受信時間に前記第1の到着補正時間とランダム雑音とを加えたものをさらに備える、C21に記載のデバイス。
[C24]
装置であって、
前記装置においてメッセージを受信するための手段と、ここにおいて、前記メッセージが、第2の局から受信されたショートトレーニングフィールドとロングトレーニングフィールドとを少なくとも備える、
前記ショートトレーニングフィールドから前記ロングトレーニングフィールドへの遷移を検出するための手段と、
前記ショートトレーニングフィールドから前記ロングトレーニングフィールドへの前記遷移に少なくとも部分的に基づいて、第1の到着補正時間を決定するための手段と、
前記第2の局が前記第1の到着補正時間に従って前記第2の局の範囲を決定するのを支援するための手段とを備える、装置。
[C25]
前記ショートトレーニングフィールドから前記ロングトレーニングフィールドへの前記遷移を前記検出するための手段は、
前記受信されたメッセージのインパルス応答ウィンドウを監視するための手段と、
前記受信されたメッセージを使用して、時間に対して前記インパルス応答ウィンドウの正規化エネルギーレベルを生成するための手段と、
前記正規化エネルギーレベルが所定のしきい値を超えることに少なくとも部分的に基づいて、前記ショートトレーニングフィールドから前記ロングトレーニングフィールドへの前記遷移を識別するための手段とを備える、C24に記載の装置。
[C26]
前記第1の到着補正時間を前記決定するための手段は、
前記ショートトレーニングフィールドから前記ロングトレーニングフィールドへの前記遷移を使用して、第1の到着時間を決定するための命令と、
前記第1の到着時間と予想される到着時間との間の差に従って、前記第1の到着補正時間を決定するための手段とを備える、C24に記載の装置。
[C27]
前記第2の局が前記第1の到着補正時間に従って前記第2の局の前記範囲を決定するのを前記支援するための手段は、
第1のメッセージを前記第2の局に送信するための手段、ここにおいて、前記第1のメッセージが、前記第1の到着補正時間を使用して、前記装置からの前記第1のメッセージの調整された受信時間を計算し、前記第1のメッセージの前記調整された受信時間に少なくとも部分的に基づいて、前記第2の局の前記範囲を決定するために使用されるを備える、C24に記載の装置。
[C28]
前記第2の局が前記第1の到着補正時間に従って前記第2の局の前記範囲を決定するのを前記支援するための手段は、
第2のメッセージを前記第2の局に送信するための手段、ここにおいて、前記第2のメッセージが前記装置からの調整されたタイムスタンプを含み、ここにおいて、前記装置からの前記調整されたタイムスタンプが、前記第2の局の前記範囲を決定するために使用されるをさらに備える、C27に記載の装置。
[C29]
前記装置からの前記調整されたタイムスタンプは、
前記第2の局からの肯定応答の受信時間に前記第1の到着補正時間を加えたものを備える、C28に記載の装置。
[C30]
前記装置からの前記調整されたタイムスタンプは、
前記第2の局からの肯定応答の受信時間に前記第1の到着補正時間とランダム雑音とを加えたものをさらに備える、C28に記載の装置。

Claims (30)

  1. 2つの局間の範囲を決定する方法であって、
    第1の局においてメッセージを受信することと、ここにおいて、前記メッセージが、第2の局から受信されたショートトレーニングフィールドとロングトレーニングフィールドとを少なくとも備える、
    前記ショートトレーニングフィールドから前記ロングトレーニングフィールドへの遷移を検出することと、
    前記ショートトレーニングフィールドから前記ロングトレーニングフィールドへの前記遷移に少なくとも部分的に基づいて、第1の到着補正時間を決定することと、
    前記第2の局が前記第1の到着補正時間に従って前記第2の局の範囲を決定するのを支援することと
    を備える、方法。
  2. 前記ショートトレーニングフィールドから前記ロングトレーニングフィールドへの前記遷移を前記検出することは、
    前記受信されたメッセージのインパルス応答ウィンドウを監視することと、
    前記受信されたメッセージを使用して、時間に対して前記インパルス応答ウィンドウの正規化エネルギーレベルを生成することと、
    前記正規化エネルギーレベルが所定のしきい値を超えることに少なくとも部分的に基づいて、前記ショートトレーニングフィールドから前記ロングトレーニングフィールドへの前記遷移を識別することと
    を備える、請求項1に記載の方法。
  3. 前記所定のしきい値は、前記インパルス応答ウィンドウの前記正規化エネルギーレベルの数分の1を表す、請求項2に記載の方法。
  4. 前記第1の到着補正時間を前記決定することは、
    前記ショートトレーニングフィールドから前記ロングトレーニングフィールドへの前記遷移を使用して、第1の到着時間を決定することと、
    前記第1の到着時間と予想される到着時間との間の差に従って、前記第1の到着補正時間を決定することと
    を備える、請求項1に記載の方法。
  5. 前記第2の局が前記第1の到着補正時間に従って前記第2の局の前記範囲を決定するのを前記支援することは、
    第1のメッセージを前記第2の局に送信すること、ここにおいて、前記第1のメッセージが、前記第1の到着補正時間を使用して、前記第1の局からの前記第1のメッセージの調整された受信時間を計算し、前記第1のメッセージの前記調整された受信時間に少なくとも部分的に基づいて、前記第2の局の前記範囲を決定するために使用される
    を備える、請求項1に記載の方法。
  6. 前記第2の局が前記第1の到着補正時間に従って前記第2の局の前記範囲を決定するのを前記支援することは、
    第2のメッセージを前記第2の局に送信すること、ここにおいて、前記第2のメッセージが前記第1の局からの調整されたタイムスタンプを含み、ここにおいて、前記第1の局からの前記調整されたタイムスタンプが、前記第2の局の前記範囲を決定するために使用される
    をさらに備える、請求項5に記載の方法。
  7. 前記第1の局からの前記調整されたタイムスタンプは、
    前記第2の局からの肯定応答の受信時間に前記第1の到着補正時間を加えたもの
    を備える、請求項6に記載の方法。
  8. 前記第1の局からの前記調整されたタイムスタンプは、
    前記第2の局からの肯定応答の受信時間に前記第1の到着補正時間とランダム雑音とを加えたもの
    をさらに備える、請求項6に記載の方法。
  9. 1つまたは複数のコンピュータシステムが実行するための命令を記憶する非一時的媒体を備えたコンピュータプログラム製品であって、前記命令は、
    第1の局においてメッセージを受信するための命令と、ここにおいて、前記メッセージが、第2の局から受信されたショートトレーニングフィールドとロングトレーニングフィールドとを少なくとも備える、
    前記ショートトレーニングフィールドから前記ロングトレーニングフィールドへの遷移を検出するための命令と、
    前記ショートトレーニングフィールドから前記ロングトレーニングフィールドへの前記遷移に少なくとも部分的に基づいて、第1の到着補正時間を決定するための命令と、
    前記第2の局が前記第1の到着補正時間に従って前記第2の局の範囲を決定するのを支援するための命令と
    を備える、コンピュータプログラム製品。
  10. 前記ショートトレーニングフィールドから前記ロングトレーニングフィールドへの前記遷移を前記検出するための命令は、
    前記受信されたメッセージのインパルス応答ウィンドウを監視するための命令と、
    前記受信されたメッセージを使用して、時間に対して前記インパルス応答ウィンドウの正規化エネルギーレベルを生成するための命令と、
    前記正規化エネルギーレベルが所定のしきい値を超えることに少なくとも部分的に基づいて、前記ショートトレーニングフィールドから前記ロングトレーニングフィールドへの前記遷移を識別するための命令と
    を備える、請求項9に記載のコンピュータプログラム製品。
  11. 前記所定のしきい値は、前記インパルス応答ウィンドウの前記正規化エネルギーレベルの数分の1を表す、請求項10に記載のコンピュータプログラム製品。
  12. 前記第1の到着補正時間を前記決定するための命令は、
    前記ショートトレーニングフィールドから前記ロングトレーニングフィールドへの前記遷移を使用して、第1の到着時間を決定するための命令と、
    前記第1の到着時間と予想される到着時間との間の差に従って、前記第1の到着補正時間を決定するための命令と
    を備える、請求項9に記載のコンピュータプログラム製品。
  13. 前記第2の局が前記第1の到着補正時間に従って前記第2の局の前記範囲を決定するのを前記支援するための命令は、
    第1のメッセージを前記第2の局に送信するための命令、ここにおいて、前記第1のメッセージが、前記第1の到着補正時間を使用して、前記第1の局からの前記第1のメッセージの調整された受信時間を計算し、前記第1のメッセージの前記調整された受信時間に少なくとも部分的に基づいて、前記第2の局の前記範囲を決定するために使用される
    を備える、請求項9に記載のコンピュータプログラム製品。
  14. 前記第2の局が前記第1の到着補正時間に従って前記第2の局の前記範囲を決定するのを前記支援するための命令は、
    第2のメッセージを前記第2の局に送信するための命令、ここにおいて、前記第2のメッセージが前記第1の局からの調整されたタイムスタンプを含み、ここにおいて、前記第1の局からの前記調整されたタイムスタンプが、前記第2の局の前記範囲を決定するために使用される
    をさらに備える、請求項13に記載のコンピュータプログラム製品。
  15. 前記第1の局からの前記調整されたタイムスタンプは、
    前記第2の局からの肯定応答の受信時間に前記第1の到着補正時間を加えたもの
    を備える、請求項14に記載のコンピュータプログラム製品。
  16. 前記第1の局からの前記調整されたタイムスタンプは、
    前記第2の局からの肯定応答の受信時間に前記第1の到着補正時間とランダム雑音とを加えたもの
    をさらに備える、請求項14に記載のコンピュータプログラム製品。
  17. デバイスであって、
    前記デバイスにおいてメッセージを受信するように構成されたトランシーバと、ここにおいて、前記メッセージが、第2の局から受信されたショートトレーニングフィールドとロングトレーニングフィールドとを少なくとも備える、
    前記ショートトレーニングフィールドから前記ロングトレーニングフィールドへの遷移を検出することと、
    前記ショートトレーニングフィールドから前記ロングトレーニングフィールドへの前記遷移に少なくとも部分的に基づいて、第1の到着補正時間を決定することと、
    前記第2の局が前記第1の到着補正時間に従って前記第2の局の範囲を決定するのを支援することと
    を行うように構成された、1つもしくは複数のプロセッサまたはデジタル信号プロセッサあるいはそれらの組合せと
    を備える、デバイス。
  18. 前記ショートトレーニングフィールドから前記ロングトレーニングフィールドへの前記遷移を検出することを行うように構成された、前記1つもしくは複数のプロセッサまたはデジタル信号プロセッサあるいはそれらの組合せは、
    前記受信されたメッセージのインパルス応答ウィンドウを監視することと、
    前記受信されたメッセージを使用して、時間に対して前記インパルス応答ウィンドウの正規化エネルギーレベルを生成することと、
    前記正規化エネルギーレベルが所定のしきい値を超えることに少なくとも部分的に基づいて、前記ショートトレーニングフィールドから前記ロングトレーニングフィールドへの前記遷移を識別することと
    を行うようにさらに構成される、請求項17に記載のデバイス。
  19. 前記第1の到着補正時間を決定することを行うように構成された、前記1つもしくは複数のプロセッサまたはデジタル信号プロセッサあるいはそれらの組合せは、
    前記ショートトレーニングフィールドから前記ロングトレーニングフィールドへの前記遷移を使用して、第1の到着時間を決定することと、
    前記第1の到着時間と予想される到着時間との間の差に従って、前記第1の到着補正時間を決定することと
    を行うようにさらに構成される、請求項17に記載のデバイス。
  20. 前記第2の局が前記第1の到着補正時間に従って前記第2の局の前記範囲を決定するのを支援することを行うように構成された、前記1つもしくは複数のプロセッサまたはデジタル信号プロセッサあるいはそれらの組合せは、
    第1のメッセージを前記第2の局に送信すること、ここにおいて、前記第1のメッセージが、前記第1の到着補正時間を使用して、前記デバイスからの前記第1のメッセージの調整された受信時間を計算し、前記第1のメッセージの前記調整された受信時間に少なくとも部分的に基づいて、前記第2の局の前記範囲を決定するために使用される
    を行うようにさらに構成される、請求項17に記載のデバイス。
  21. 前記第2の局が前記第1の到着補正時間に従って前記第2の局の前記範囲を決定するのを支援することを行うように構成された、前記1つもしくは複数のプロセッサまたはデジタル信号プロセッサあるいはそれらの組合せは、
    第2のメッセージを前記第2の局に送信すること、ここにおいて、前記第2のメッセージが前記デバイスからの調整されたタイムスタンプを含み、ここにおいて、前記デバイスからの前記調整されたタイムスタンプが、前記第2の局の前記範囲を決定するために使用される
    を行うようにさらに構成される、請求項20に記載のデバイス。
  22. 前記デバイスからの前記調整されたタイムスタンプは、
    前記第2の局からの肯定応答の受信時間に前記第1の到着補正時間を加えたもの
    を備える、請求項21に記載のデバイス。
  23. 前記デバイスからの前記調整されたタイムスタンプは、
    前記第2の局からの肯定応答の受信時間に前記第1の到着補正時間とランダム雑音とを加えたもの
    をさらに備える、請求項21に記載のデバイス。
  24. 装置であって、
    前記装置においてメッセージを受信するための手段と、ここにおいて、前記メッセージが、第2の局から受信されたショートトレーニングフィールドとロングトレーニングフィールドとを少なくとも備える、
    前記ショートトレーニングフィールドから前記ロングトレーニングフィールドへの遷移を検出するための手段と、
    前記ショートトレーニングフィールドから前記ロングトレーニングフィールドへの前記遷移に少なくとも部分的に基づいて、第1の到着補正時間を決定するための手段と、
    前記第2の局が前記第1の到着補正時間に従って前記第2の局の範囲を決定するのを支援するための手段と
    を備える、装置。
  25. 前記ショートトレーニングフィールドから前記ロングトレーニングフィールドへの前記遷移を前記検出するための手段は、
    前記受信されたメッセージのインパルス応答ウィンドウを監視するための手段と、
    前記受信されたメッセージを使用して、時間に対して前記インパルス応答ウィンドウの正規化エネルギーレベルを生成するための手段と、
    前記正規化エネルギーレベルが所定のしきい値を超えることに少なくとも部分的に基づいて、前記ショートトレーニングフィールドから前記ロングトレーニングフィールドへの前記遷移を識別するための手段と
    を備える、請求項24に記載の装置。
  26. 前記第1の到着補正時間を前記決定するための手段は、
    前記ショートトレーニングフィールドから前記ロングトレーニングフィールドへの前記遷移を使用して、第1の到着時間を決定するための命令と、
    前記第1の到着時間と予想される到着時間との間の差に従って、前記第1の到着補正時間を決定するための手段と
    を備える、請求項24に記載の装置。
  27. 前記第2の局が前記第1の到着補正時間に従って前記第2の局の前記範囲を決定するのを前記支援するための手段は、
    第1のメッセージを前記第2の局に送信するための手段、ここにおいて、前記第1のメッセージが、前記第1の到着補正時間を使用して、前記装置からの前記第1のメッセージの調整された受信時間を計算し、前記第1のメッセージの前記調整された受信時間に少なくとも部分的に基づいて、前記第2の局の前記範囲を決定するために使用される
    を備える、請求項24に記載の装置。
  28. 前記第2の局が前記第1の到着補正時間に従って前記第2の局の前記範囲を決定するのを前記支援するための手段は、
    第2のメッセージを前記第2の局に送信するための手段、ここにおいて、前記第2のメッセージが前記装置からの調整されたタイムスタンプを含み、ここにおいて、前記装置からの前記調整されたタイムスタンプが、前記第2の局の前記範囲を決定するために使用される
    をさらに備える、請求項27に記載の装置。
  29. 前記装置からの前記調整されたタイムスタンプは、
    前記第2の局からの肯定応答の受信時間に前記第1の到着補正時間を加えたもの
    を備える、請求項28に記載の装置。
  30. 前記装置からの前記調整されたタイムスタンプは、
    前記第2の局からの肯定応答の受信時間に前記第1の到着補正時間とランダム雑音とを加えたもの
    をさらに備える、請求項28に記載の装置。
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