JP6399970B2 - スイッチ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、スイッチ装置に関し、特に過荷重が加わってもスイッチ素子が破損しにくいスイッチ装置に関する。
従来、各種電子機器に用いられるスイッチ装置として、1つの操作体で複数の操作機能を有するスイッチ装置が存在する。このような従来のスイッチ装置として、下記の特許文献1に記載の操作装置900が知られている。図9を用いて操作装置900について説明する。
操作装置900は、押圧操作可能な操作体911と、操作体911が押圧された時に動作する第1の入力部921および第2の入力部922とを有し、第1の入力部921を押圧する押圧位置と第1の入力部921の押圧を解除する押圧解除位置との間で移動する押圧部材917と、押圧部材917を押圧位置へ向けて付勢する第1の付勢部材918と、操作体911を初期位置に復帰させると共に、操作体911を介して押圧部材917を押圧解除位置へ移動させる第2の付勢部材916と、を有している。操作体911が押圧されると、第1の付勢部材918の付勢力によって押圧部材917が押圧位置へ移動して第1の入力部921が動作すると共に、操作体911の押圧力によって第2の入力部922が動作する。
このような構成によって、操作体911を押圧した時に、押圧部材917が第1の付勢部材918の付勢力によって動作して第1の入力部921を動作させる構造であるため、操作体911を押した時に第1の入力部921が確実に動作するようになる。また、第1の入力部921を動作させる際の操作体911の押圧ストロークや操作体911を押圧するときの反力などを、ばらつき少なく設定しやすいという効果を奏する。
特開2010−161000号公報
しかしながら、操作装置900のようなスイッチ装置では、落下するなどして操作体911に非常に大きな力(過荷重)が加わった場合、その力が第2の入力部922で直接受け止められることになる。そのため、スイッチ素子である第2の入力部922が破損する恐れがあった。
本発明はこのような従来技術の実情に鑑みてなされたもので、操作体に過荷重が加えられたとしても、スイッチ素子が破損しにくいスイッチ装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明のスイッチ装置は、開口部を有する筐体と、少なくとも一部が前記開口部から露出した、押圧操作可能な操作体と、当該操作体を押圧操作前の初期状態に復帰させるバネ部材と、前記操作体への押圧操作に伴って駆動されるプッシュスイッチと、当該プッシュスイッチが載置された基板とを備えたスイッチ装置において、前記プッシュスイッチには、上面に操作部が設けられており、前記バネ部材は、前記基板に隙間を有して対向配置される板バネからなり、前記板バネは、一端側に前記操作部と対向する押圧部を有し、他端側に前記板バネが片持ち状態で変位可能に支持される支持部が設けられていると共に、前記一端側と他端側との間には、前記操作体が載置される板状の載置部が設けられていて、更に、前記押圧部と前記載置部との間には、前記操作体が押圧操作された際に前記基板と当接可能な当接部が設けられており、前記操作体が押圧操作されると、前記板バネが前記支持部を支点として前記基板側へ変位して前記押圧部が前記プッシュスイッチの操作部を押圧し、更に大きな荷重で前記操作体が押し込まれた際には、前記当接部が前記基板に当接し、当該当接部を支点として、前記載置部が更に前記基板側へ変位すると共に、前記押圧部が前記操作部から離れる方向へ動いて前記操作部への押圧力を減少させる、という特徴を有する。
このように構成されたスイッチ装置は、過荷重が操作体に加えられた際に、板バネの押圧部がスイッチ素子であるプッシュスイッチの操作部から離れる方向へ動いて操作部への押圧力を減少させるので、過荷重がプッシュスイッチに加えられることが無い。そのため、スイッチ素子の破損を防止することができる。
また、上記の構成において、前記押圧部は、当該押圧部が前記プッシュスイッチの前記操作部から離れる方向へ動いた後に前記操作部への押圧を解除する、という特徴を有する。
このように構成されたスイッチ装置は、板バネの押圧部がプッシュスイッチの操作部から離れる方向に動いた後に、押圧部が操作部への押圧を解除するので、プッシュスイッチの破損を確実に防止することができる。
また、上記の構成において、前記載置部は、上方向に突出したアーチ状に形成されている、という特徴を有する。
このように構成されたスイッチ装置は、載置部をアーチ状に形成することによって載置部と基板との間の隙間を大きくすることができるので、操作体に過荷重が加えられて、当接部が基板に当接した際、プッシュスイッチの操作部から離れる方向への押圧部の移動量も増え、操作部への押圧を確実に解除することができる。
また、上記の構成において、前記支持部は、前記筐体に固定されている、という特徴を有する。
このように構成されたスイッチ装置は、支持部を筐体に固定することによって、簡単な構成でバネ部材を支持することができる。
また、上記の構成において、前記板バネの他端側には板バネ開口部が設けられていると共に、前記板バネ開口部を取り囲むように、前記押圧部の幅及び前記載置部の幅より広い外形幅を有する環状部が形成されていて、前記支持部が前記環状部の他端側の中央部に設けられていると共に、前記板バネは、前記支持部の1点のみで前記筐体に固定されている、という特徴を有する。
このように構成されたスイッチ装置は、板バネに設けられた板バネ開口部を取り囲むように環状部を形成させたので、一点で固定された支持部からの応力を、環状部を介して分散させることができ、板バネに掛かる負荷を軽減させることができる。
また、上記の構成において、前記基板には、アースパターンが設けられており、前記板バネの他端側には、前記アースパターンに当接可能な接地用の突出片が設けられている、という特徴を有する。
このように構成されたスイッチ装置は、操作体からの静電気を、突出片を介して基板のアースパターンへ逃がすことができるので、集積回路等の電子部品が基板上に実装されていても、これらの電子部品が静電気によって破壊されることを防止することができる。
また、上記の構成において、前記筐体には、前記突出片の根元に当接する押さえ部が設けられている、という特徴を有する。
このように構成されたスイッチ装置は、操作体が押圧された際に、板バネの突出片が基板のアースパターンから浮くことを、筐体に設けられた押さえ部によって防止することができる。
本発明のスイッチ装置は、過荷重が操作体に加えられた際に、板バネの押圧部がスイッチ素子であるプッシュスイッチの操作部から離れる方向へ動いて操作部への押圧力を減少させるので、過荷重がプッシュスイッチに加えられることが無い。そのため、スイッチ素子の破損を防止することができる。
本発明の実施形態におけるスイッチ装置を構成する各部材を示す分解斜視図である。 スイッチ装置の外観を示す斜視図である。 スイッチ装置の平面図である。 バネ部材の構造を示す斜視図である。 基板上のプッシュスイッチとバネ部材とを示す平面図である。 バネ部材の筐体への取付け構造を示す模式図である。 スイッチ装置の断面図である。 スイッチ装置の動作の状態を示す断面図である。 従来例に係るスイッチ装置の構成を示す断面図である。
[実施形態]
以下、本発明のスイッチ装置100の実施形態について図面を参照しながら説明する。スイッチ装置100は、例えば、ゲーム機用コントローラ等における複数の操作機能を有するスイッチ装置として用いられるものである。尚、本発明のスイッチ装置の用途については、これらに限定されるものではなく適宜変更が可能である。例えば、本発明のスイッチ装置が、複数の操作機能を有さない単機能のスイッチ装置であっても良い。また、本明細書では、特に断りの無い限り、各図面の+X側を右側、−X側を左側、+Y側を後側、−Y側を前側、+Z側を上側、−Z側を下側として説明する。
最初に、図1乃至図3を参照して、スイッチ装置100の全体構成について簡単に説明する。図1は、スイッチ装置100を構成する各部材を示す分解斜視図であり、図2は、スイッチ装置100の外観を示した斜視図である。また、図3は、スイッチ装置100の平面図である。尚、図3において、筐体20を透明であると想定して2点鎖線で表示している。
図1に示すように、スイッチ装置100は、プッシュスイッチ5と、操作体7と、バネ部材10と、筐体20と、基板30と、これらを互いに固定するためのネジ41と、を備えて構成されている。
スイッチ装置100には、図2に示すように、開口部21aを有する筐体20と、少なくとも一部が筐体20の開口部21aから露出した押圧操作可能な操作体7と、当該操作体7を押圧操作前の初期状態に復帰させるバネ部材10と、操作体7への押圧操作に伴って駆動されるプッシュスイッチ5と、が取付けられている。また、スイッチ装置100は基板30を有し、プッシュスイッチ5が当該基板30の上面に搭載されている。
図2に示すように、筐体20は天面部21を有し、天面部21の中央には開口部21aが設けられている。天面部21は、剛性を持たせるために肉厚な合成樹脂材で形成されている。天面部21の四隅には、4本の支柱45が一体に設けられている。尚、図1においては、便宜上、支柱45を天面部21と分離して図示している。
図3に示すように、基板30は、絶縁材料によって略長方形形状に形成されており、基板30の四隅にはネジ穴35が設けられている。ネジ穴35は、支柱45に対応して形成されており、図2に示すように、それぞれのネジ穴35の下側から挿入されたネジ41によって、基板30は筐体20に取り付けられる。
操作体7は、操作体7の上部がツマミ部7aとなっており、ツマミ部7aは、筐体20の天面部21の中央にある開口部21aから上方に露出しており、下方向に押圧操作可能となっている。本実施形態では、操作体7は、ツマミ部7aを操作することによってツマミ部7aが操作される方位を検出する機能と、プッシュスイッチ5を操作する機能との2つの機能を有している。尚、上記操作体7の機能として、必ずしも、方位を検出する機能を有していなくても良い。
プッシュスイッチ5は、図3に示すように、基板30上に載置され、基板30に設けられたスイッチ取付けパターン33に、複数の端子部5bが半田付けされることによって取付けられる。プッシュスイッチ5の上面には操作部5aが設けられており、操作体7への押圧操作に伴って、操作部5aが下方向に押圧操作されることによって、プッシュスイッチ5をスイッチングすることができる。また、基板30上には、集積回路等の電子部品37が搭載されており、プッシュスイッチ5と接続されている。
バネ部材10は、基板30に隙間を有して対向配置される板バネ11から成る。板バネ11は金属板材から成り、筐体20に取付けられる。板バネ11の一端部には、押圧部12が設けられており、押圧部12がプッシュスイッチ5の操作部5aに当接し、操作体7への押圧操作に伴って当該操作部5aを駆動する。また、操作体7への押圧操作が解除された場合には、板バネ11の弾性力によって、操作体7を押圧操作前の初期状態に復帰させる。尚、板バネ11の構造及び筐体20への取付け構造については、後に詳細に説明する。
操作体7は、平面視略正方形形状をした操作体本体7bが板バネ11の上面に載置される。そのため、操作体7は板バネ11の弾性力によって上方向に付勢される。操作体本体7bの外側面は、合成樹脂で形成されているが、操作体本体7bの下面及び側面には、金属から成るグランド板7cが取付けられていて、当該グランド板7cが板バネ11に当接する。グランド板7cは、操作体7内の接地部(図示せず)に接続されている。
図3に示すように、操作体7の操作体本体7bの平坦な上面の四隅には、操作体本体7bの平坦な上面から上方向に突出している突起部7dが設けられている。また、筐体20の、操作体7の複数の突起部7dに対向する位置には、それぞれ案内凹部29が設けられており、操作体7が板バネ11の上面に載置された際に、操作体7の突起部7dが、筐体20の案内凹部29に挿入される。そのため、操作体7が上下方向に押圧操作された際に、操作体7の突起部7dが筐体20の案内凹部29内を上下方向に移動可能となる。
尚、操作体7が操作されていない状態では、板バネ11の弾性力によって上方向に付勢された操作体7の突起部7dの上端が筐体20の案内凹部29の天井面に当接するため、操作体7の上下方向の位置を規制することができる。また、操作体7の左右方向及び前後方向における位置は、突起部7dが筐体20の案内凹部29に挿入されることによって規制される。
また、図3に示すように、操作体7の略正方形形状をした操作体本体7b下端の右側の2つの角には、それぞれ右方向に向けて、真ん中に円形の穴を有した円形状の位置決め部7eが設けられている。位置決め部7eは、操作体7と板バネ11との間の位置決めのために用いられる。
次に、図4乃至図7を参照して、バネ部材10の構造及びバネ部材10の取付け構造、そしてスイッチ装置100の構造について詳細に説明する。図4は、バネ部材10の構造を示す斜視図であり、図5は、基板30上のプッシュスイッチ5とバネ部材10とを示す平面図である。また、図6は、バネ部材10の筐体20への取付け構造を示す模式図であり、図7は、操作体7がまだ操作されていない状態の、図3で示したA−A線から見たスイッチ装置100の断面図である。尚、図6では、筐体20が透明であると想定すると共に、操作体7を省略して表示している。
バネ部材10を構成する板バネ11は、前述したように金属板材で形成されており、図4に示すように、左右方向に長い形状をしている。板バネ11は、一端側(−X側)に前述した押圧部12を有し、他端側(+X側)に支持部13が設けられている。それと共に、一端側と他端側との間には、板状の載置部14が設けられていて、更に、押圧部12と載置部14との間には、操作体7が押圧操作された際に基板30と当接可能な当接部15が設けられている。
載置部14は、操作体7を載置可能とするため幅広に形成されている。押圧部12は、載置部14の中央部から左方向に延伸して形成されていると共に、上方向に湾曲して形成されており、その幅は、プッシュスイッチ5の操作部5aを押圧操作可能なように、載置部14の幅よりも幅狭に形成されている。また、載置部14は、前方向から見て、上方向に突出したアーチ状に形成されている。そのため、板バネ11が基板30上に位置した時、載置部14の中央部と基板30との間に隙間を生じさせることができる。尚、当接部15は、載置部14の、載置部14と押圧部12との境界部分の端部に位置する。
また、板バネ11の他端側には、載置部14と支持部13との間に、板バネ開口部16が設けられている。また、板バネ開口部16の周囲に、押圧部12の幅及び載置部14の幅より広い外形幅を有する環状部17が形成されている。上述した支持部13は、環状部17の他端側の前後方向(板バネ11の短手方向である幅方向)における中央部に設けられている。従って、環状部17は、支持部13を始点として2方向(+Y方向と−Y方向)に延伸し、板バネ開口部16を取り囲むような形状になる。更に、環状部17の他端側の前側及び後側には位置決め穴19が設けられている。
また、板バネ11の更に他端側には、環状部17の他端側から幅狭で右側方向に突出する突出片18が設けられている。突出片18は、環状部17の他端側から右側方向に水平に延伸し、一端下方向に湾曲し、次にその先が上方向に跳ね上がるような形状に形成されている。そのため、突出片18は、上下方向に弾性を有している。
図5及び図7に示すように、板バネ11の押圧部12は、前述したプッシュスイッチ5の上面に設けられた操作部5aと対向するように設けられている。押圧部12は、円形状をしている操作部5aの上面全体を覆う面積に設定されており、操作体7が押圧操作された際に、プッシュスイッチ5を確実にオンするように形成されている。
図7に示すように、板バネ11の載置部14の上には、操作体7の操作体本体7bが載置される。操作体7は、前述したように、筐体20に設けられた案内凹部29によって支持されながら、板バネ11の載置部14の上に載置されることになる。また、前述したように、載置部14は、上方向に突出したアーチ状に形成されている。そのため、載置部14を平坦に形成した場合に比較して、載置部14の裏面と基板30との間の隙間を大きく設定することができる。また、操作体本体7bの下面に取り付けられた金属製のグランド板7cが、金属で形成された板バネ11の載置部14に、弾性を有して当接する。その結果、板バネ11と操作体7の接地点とが電気的に接続される。
板バネ11の支持部13は、筐体20に固定され、板バネ11が片持ち状態で変位可能に支持される。支持部13は、図6及び図7に示すように、支持支柱23の下端部に当接された状態でネジ41によって支持支柱23に取付けられる。支持支柱23は、筐体20(天面部21)の前後方向の幅の中央部に一体に設けられる。尚、本実施形態では、支持部13が支持支柱23にネジ41によって取付けられるが、接着等の他の方法によって取付けられても良い。
図6に示すように、筐体20の支持支柱23の前側及び後側には、その中央に位置決め用の突起27aを有した位置決め支柱27が設けられている。位置決め支柱27の突起27aは、前述した板バネ11の位置決め穴19に対応すると共に、図3で示した操作体7の位置決め部7eに設けられた円形の穴に対応するように設定されている。そして、下方に突出した突起27aは、操作体7の位置決め部7eに設けられた円形の穴を貫通し、板バネ11の位置決め穴19に挿入される。
しかしながら、操作体7の位置決め部7eに設けられた円形の穴の直径及び位置決め穴19の直径は、突起27aの直径よりもわずかに大きく設定されているため、操作体7の位置決め部7e及び板バネ11は位置決め支柱27の突起27aによって筐体20に固定されることはない。即ち、操作体7の位置決め部7e及び板バネ11は突起27aによって位置決めされるだけである。従って、板バネ11は、支持支柱23の1点のみで筐体20に固定されることになる。
基板30の他端側には、アースパターン31が設けられており、板バネ11の他端側に設けられている接地用の突出片18が、当該アースパターン31に当接可能となっている。また、基板30に設けられたアースパターン31は、スイッチ装置100が搭載されるゲーム機用コントローラ等の電子機器(図示せず)のアースパターンに接続される。
前述したように、操作体7のグランド板7cは板バネ11に当接している。従って、操作体7のグランド板7cは、板バネ11の載置部14、突出片18、及び基板30に設けられたアースパターン31を介して、スイッチ装置100が搭載される電子機器のアースパターンに接続される。その結果、操作体7で発生する可能性のある静電気は、図3で示した基板30上に搭載されている電子部品37に加わることなく、電子機器のアースパターンに逃がすことができる。
図6及び図7に示すように、筐体20には、板バネ11の突出片18の根元に当接する押さえ部25が設けられている。押さえ部25は、支持支柱23の右側に一体で形成されており、平面視で略長方形形状をしている。板バネ11の支持部13がネジ41によって筐体20の支持支柱23に取り付けられる際に、押さえ部25が突出片18の根元を押圧することになる。その結果、基板30に設けられたアースパターン31に板バネ11の突出片18を確実に当接させることができる。
次に、図7及び図8を参照して、スイッチ装置100の動作について説明する。図7は、操作体7が押圧操作される前の初期状態を示している。図8は、スイッチ装置100の動作の状態を示す断面図であり、図8(a)は、操作体7が押圧操作されて、プッシュスイッチ5が押圧操作される状態を示し、図8(b)は、操作体7に過荷重が掛かった状態を示している。
操作体7が押圧操作される前においては、図7に示すように、板バネ11が基板30に隙間を有して対向配置されていると共に、支持部13が筐体20の支持支柱23に支持されている。この時、操作体7の操作体本体7bは、グランド板7cを介して板バネ11の載置部14上に載置されている。また、押圧部12は、プッシュスイッチ5の操作部5aに対し、所定の距離を隔てて離間している。
次に、操作体7のツマミ部7aが下方向に押圧操作されると、図8(a)に示すように、操作体本体7b及び載置部14も下方に押圧される。その結果、載置部14が支持部13を支点として基板30側へ変位して押圧部12がプッシュスイッチ5の操作部5aを押圧する。その結果、プッシュスイッチ5をスイッチングし、オンとすることができる。この時、プッシュスイッチ5の操作部5aには所定の押圧力が掛かっているが、それ以上の押圧力が掛かることはない。
尚、操作体7が押圧された際に、板バネ11の他端にある突出片18が支持部13を支点として上方向に跳ね上がる可能性があるが、突出片18は、筐体20に設けられた押さえ部25によって押さえ込まれているため、突出片18が上方向に跳ね上がることはなく、突出片18は、基板30上のアースパターン31に当接したままである。
次に、スイッチ装置100を逆さまに落下させるなどして、操作体7のツマミ部7aに、過荷重が掛かり、操作体7が押し込まれた際には、図8(b)に示すように、載置部14が下方に押圧される。その結果、板バネ11の当接部15が基板30に当接する。そのため、載置部14を更に基板30側へ変位させる。すると、板バネ11の押圧部12側が当接部15を支点として、上方向に跳ね上がるように変位する。
その結果、押圧部12がプッシュスイッチ5の操作部5aから離れる方向へ動いて操作部5aへの押圧力を減少させる。そして、押圧部12は、当該押圧部12がプッシュスイッチ5の操作部5aから離れる方向へ動いた後に操作部5aへの押圧を解除する。尚、操作体7のツマミ部7aへの過荷重がなくなると、操作体7は、板バネ11の弾性力によって図7に示す操作体7が押圧操作される前の状態に戻る。
このように、操作体7のツマミ部7aに過荷重が掛かった際に、板バネ11の働きによって、プッシュスイッチ5をオフとすると共に、操作体7に加わった過荷重がプッシュスイッチ5に掛からないようにすることができる。
以下、本実施形態としたことによる効果について説明する。
スイッチ装置100は、過荷重が操作体7に加えられた際に、板バネ11の押圧部12がプッシュスイッチ5の操作部5aから離れる方向へ動いて操作部5aへの押圧力を減少させるので、過荷重がプッシュスイッチ5に加えられることが無い。そのため、スイッチ素子であるプッシュスイッチ5の破損を防止することができる。
また、板バネ11の押圧部12がプッシュスイッチ5の操作部5aから離れる方向に動いた後に、押圧部12は操作部5aへの押圧を解除するので、プッシュスイッチ5の破損を確実に防止することができる。
また、載置部14をアーチ状に形成することによって載置部14と基板30との間の隙間を大きくすることができるので、操作体7に過荷重が加えられて、当接部15が基板30に当接した際、押圧部12がプッシュスイッチ5の操作部5aから離れる方向への移動量も増え、操作部5aへの押圧を確実に解除することができる。
また、支持部13を筐体20に固定することによって、簡単な構成でバネ部材10を支持することができる。
また、板バネ11に設けられた板バネ開口部16を取り囲むように環状部17を形成させたので、一点で固定された支持部13からの応力を、環状部17を介して分散させることができ、板バネ11に掛かる負荷を軽減させることができる。
また、操作体7からの静電気を、突出片18を介して基板30のアースパターン31へ逃がすことができるので、集積回路等の電子部品37が基板30上に実装されていても、これらの電子部品37が静電気によって破壊されることを防止することができる。
また、操作体7が押圧された際に、板バネ11の突出片18が基板30のアースパターン31から浮くことを、筐体20に設けられた押さえ部25によって防止することができる。
以上説明したように、本発明のスイッチ装置は、過荷重が操作体に加えられた際に、板バネの押圧部がスイッチ素子であるプッシュスイッチの操作部から離れる方向へ動いて操作部への押圧力を減少させるので、過荷重がプッシュスイッチに加えられることが無い。そのため、スイッチ素子の破損を防止することができる。
本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲で種々変更して実施することが可能である。例えば、上述した実施形態においては、板バネ11の支持部13が筐体20の支持支柱23に固定されて支持される構成について説明したが、板バネ11の支持構造はこれに限られない。即ち、板バネ11の支持部13がスペーサ部材を介して、基板30に固定されても良い。この場合に、スペーサ部材を板バネ11の一部で形成した構造とすることも可能である。この場合には、初期状態において、板バネ11と基板30とが一部で当接するものとなるが、板バネ11の載置部14及び当接部15等が基板30に隙間を有して対向配置されていれば、この形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
5 プッシュスイッチ
5a 操作部
5b 端子部
7 操作体
7a ツマミ部
7b 操作体本体
7c グランド板
7d 突起部
7e 位置決め部
10 バネ部材
11 板バネ
12 押圧部
13 支持部
14 載置部
15 当接部
16 板バネ開口部
17 環状部
18 突出片
19 位置決め穴
20 筐体
21 天面部
21a 開口部
23 支持支柱
25 押さえ部
27 位置決め支柱
27a 突起
29 案内凹部
30 基板
31 アースパターン
33 スイッチ取付けパターン
35 ネジ穴
37 電子部品
41 ネジ
45 支柱
100 スイッチ装置

Claims (7)

  1. 開口部を有する筐体と、少なくとも一部が前記開口部から露出した、押圧操作可能な操作体と、当該操作体を押圧操作前の初期状態に復帰させるバネ部材と、前記操作体への押圧操作に伴って駆動されるプッシュスイッチと、当該プッシュスイッチが載置された基板とを備えたスイッチ装置において、
    前記プッシュスイッチには、上面に操作部が設けられており、
    前記バネ部材は、前記基板に隙間を有して対向配置される板バネからなり、前記板バネは、一端側に前記操作部と対向する押圧部を有し、他端側に前記板バネが片持ち状態で変位可能に支持される支持部が設けられていると共に、前記一端側と他端側との間には、前記操作体が載置される板状の載置部が設けられていて、更に、前記押圧部と前記載置部との間には、前記操作体が押圧操作された際に前記基板と当接可能な当接部が設けられており、
    前記操作体が押圧操作されると、前記板バネが前記支持部を支点として前記基板側へ変位して前記押圧部が前記プッシュスイッチの操作部を押圧し、更に大きな荷重で前記操作体が押し込まれた際には、前記当接部が前記基板に当接し、当該当接部を支点として、前記載置部が更に前記基板側へ変位すると共に、前記押圧部が前記操作部から離れる方向へ動いて前記操作部への押圧力を減少させる、
    ことを特徴とするスイッチ装置。
  2. 前記押圧部は、当該押圧部が前記プッシュスイッチの前記操作部から離れる方向へ動いた後に前記操作部への押圧を解除する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のスイッチ装置。
  3. 前記載置部は、上方向に突出したアーチ状に形成されている、
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のスイッチ装置。
  4. 前記支持部は、前記筐体に固定されている、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のスイッチ装置。
  5. 前記板バネの他端側には板バネ開口部が設けられていると共に、前記板バネ開口部を取り囲むように、前記押圧部の幅及び前記載置部の幅より広い外形幅を有する環状部が形成されていて、
    前記支持部が前記環状部の他端側の中央部に設けられていると共に、前記板バネは、前記支持部の1点のみで前記筐体に固定されている、
    ことを特徴とする請求項4に記載のスイッチ装置。
  6. 前記基板には、アースパターンが設けられており、前記板バネの他端側には、前記アースパターンに当接可能な接地用の突出片が設けられている、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のスイッチ装置。
  7. 前記筐体には、前記突出片の根元に当接する押さえ部が設けられている、
    ことを特徴とする請求項6に記載のスイッチ装置。
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