JP6399521B2 - 情報処理装置および画像形成装置 - Google Patents
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Description
このような情報処理装置において、Webアプリケーションを動作させるサーバを複数用いて冗長化を行い、Webアプリケーションが提供するサービスの稼働率を向上させる方策がとられることがある。
この場合に、複数存在するサーバの中から、稼働しているもの1つを選択肢して、情報処理装置からサーバに接続する方法が必要になる。
この方法は、(1)Webページがクライアントによってアクセスされたとき、そのWebページだけでなく所定のスクリプトもクライアントに送信するステップ、(2)複数のミラー・サーバそれぞれと接続を確立し、それぞれの応答時間を測定するよう、クライアントでスクリプトを自動的に実行するステップ、及び(3)ユーザがアクセスできるよう、応答時間が最短のミラー・サーバを選択するステップを含む。
この場合、アプリケーションが要求するトランザクション維持のための動作を適切に選択して設定する必要があり、その設定がアプリケーションと相性が合わないと動作不良になったり、設定が複雑になる、という課題が生じる。また。トランザクション管理や設定の機能が優れたロードバランシング装置は高価であるため、費用対効果から導入できない、という場合もある。
しかしながら、利用者が一つのWebアプリケーションを選択したにもかかわらず、その選択したWebアプリケーションが動作するサーバに障害が発生している場合、利用者が暫く待っても応答がなく、例えば所定時間後にタイムアウトとなったときにそのサーバが使用できないことがわかり、その時点で同じ機能を有する他のWebアプリケーションを選択する必要が生じる。また、このような問題が生じることを避けるためには、1台のサーバに障害が発生したときに、障害中のサーバを避けて使用するよう利用者全員に周知しなければならず、運用面と操作性の点で煩雑になるという課題がある。
この場合、障害中や通信できないサーバのアイコン画像は正しく表示できない状態になるが、利用者は、正しく表示されていないアイコン画像を見たときに、情報処理装置自体の故障であるか、あるいはサーバとの通信ができない状態であるかが区別できなくなり、システムの利用自体を中断してしまう、という問題がある。
図1は、本発明による情報処理装置の一実施形態の構成例を示す図である。制御プロセッサにより情報処理を行う情報処理装置は、画像データを記録媒体に画像形成する画像形成部を備えた画像形成装置として構成することができる。画像形成装置は、コピー、プリンタ、イメージスキャナ、ファクシミリなどの複数の機能を有するデジタル複合機(MFP;(Multi Function Peripheral)や単独のプリンタとして構成することができる。本実施形態は、情報処理装置を画像形成装置1として構成したものである。
操作部11は、タッチパネルなどのユーザインターフェースである。操作部11は、入力部11a、表示部11bを備える。入力部11aは、ユーザによる操作入力を受け付ける入力キー、タッチパッドなどの入力デバイスである。なお、入力部11aは、マウスやペン入力装置、手書きパッド、ジェスチャーパッドなどのポインティングデバイス、操作ボタン、音声入力装置などであってもよい。表示部11bは、各種情報を表示する液晶ディスプレイなどの表示デバイスである。
画像形成部13は、用紙などの記録媒体に対して、文字や写真、グラフィックスなどを含む画像を印刷する処理部である。画像形成部13は、感光体ドラム、帯電装置、露光装置、現像装置、転写装置、定着装置、および用紙トレイなどを備える。例えば、画像形成部13は、画像読取部12が読み取った画像のデータを用いてその画像を記録媒体に印刷するコピー処理を行ったり、外部装置から取得した画像データを用いて印刷処理を行ったりする。
通信処理部14は、ネットワーク2を介して、サーバなどの外部装置との間で通信を行う通信インタフェースである。例えば、通信処理部14は、サーバとHTTPプロトコルを用いて通信を行う。
Webブラウザ部16aは、Webブラウザとして動作する処理部である。Webブラウザ部16aは、通信処理部14を介し、外部接続されるサーバとの間で通信を行う。表示部11bに表示されたアプリケーションを動作するためのアイコン画像が選択されると、Webブラウザによりサーバのアプリケーションにより処理された情報を取得し、その画面を表示部11bに表示させる。
ここでは、これらWebアプリケーションを「業務1用Webアプリケーション」とし、第1サーバ3を業務1用WebアプリケーションサーバAとし、第2サーバ4を業務1用WebアプリケーションサーバBとする。
各サーバ3、4のWebアプリケーションは、データベース(DB)6を有する情報処理装置にネットワーク5を介して接続し、データベース6のデータの読み書きを行って、同一のデータに基づいて同一の機能を提供する。
従来のメニュー画面20には、複数のWebアプリケーションを選択するための複数のメニュー項目21〜26がアイコン(ICON)により表示される。メニュー項目21〜26は、この例では「業務1A」、「業務1B」、「業務2C」、「業務2D」、「業務3E」、「業務3F」などと記載されている。
例えばメニュー項目21は、業務1用Webアプリケーションが動作する第1サーバ3とペアになっていて、その下側に表示されているメニュー項目22は、業務1用Webアプリケーションが動作する第2サーバ4とペアになっている。
また、ユーザがメニュー項目22にタッチすると、Webブラウザ部16aはリンク情報で指定された「業務1用WebアプリケーションサーバB」である第2サーバ4内のページを表示しようとする。
そして画像形成装置1は、メニュー項目に登録した情報を、Webブラウザによるメニュー画面に表示する。ユーザが任意のメニュー項目にタッチする操作を行うと、リンク情報として登録されたURLに基づき、Webアプリケーションにアクセスする。ここでは、登録情報のアイコン情報として、画像データの所在を示すURLを設定しておくことで、グラフィカルなアイコンの画像をボタンとして表示することができる。
このため、第1サーバ3に障害がある場合には、アナウンス等の手段を用いて、メニュー項目21を使わずにメニュー項目22を用いるようユーザに周知徹底する必要がある。
ここでは各メニュー項目31,32,33でボタンが重ねられた状態では、最上層に位置するボタンのみが画面表示され、その下層に重ねられたボタンは、そのタブのみが画面表示される。つまり重ねられたタブ付のボタンは、それぞれタブが並べて表示される。そしてそれぞれのタブに対して、サーバに接続するためのリンク情報と、アイコンを取得するためのアイコン取得用スクリプトとを関連付けておく。
本例では、JSONP(JSON(Java Script Object Notation)with adding)によりクロスドメイン通信を可能とし、複数のサーバからメニュー項目のアイコン画像を取得して表示できるようにする。ブラウザなどに実装されている同一生成元ポリシーの制約により、Webページは通常、自分を生成したドメイン以外のドメインのサーバと通信することができないが、JSONPを用いることにより別ドメインのサーバからのデータの取得を可能とする。
そして変数i=1とおき、グループ化されたメニュー項目を順に処理する。ここでは図6(A)に登録されたメニュー項目を順に処理していく(ステップS2)。この処理時点では、図6(A)及び図6(B)の登録情報は、JavaScriptの変数情報などの形式でHTMLページに埋め込まれていることが前提である。
ステップS4では、図5のメニュー画面のi番目のメニュー項目の枠を表示するためのHTML要素(例えば<div>)をHTMLページのDOMツリーに挿入する。この枠はタブ311,312の範囲も含む矩形とする。
そして図5のメニュー画面のi番目のメニュー項目のラベル(「業務1〜業務3」を表示するためのHTML要素(例えば<label>)をHTMLページのDOMツリーに挿入する(ステップS5)。ラベルは、各枠の下に表示するように配置する。<label>要素に指定する文字列は、図6(A)のi番目の「メニュー項目」を使う。
そしてNo.iのm番目のメニュー項目がなければステップS1に戻り、No.=iのm番目のメニュー項目があればステップS8に進む(ステップS7)。
ステップS8では、図6(B)の登録情報に登録されたNo. =iのm番目のメニュー項目のアイコン取得用スクリプトの文字列をURLとしたJSONPの呼び出しをHTMLページのDOMツリーに追加する。
JSONPの呼び出しとは、<script src=URL>をHTMLページに追加することにより当該URLからJavaScriptコードがロードされるようにすることであり、ロードされたJavaScriptコードは、そのHTMLページ内のコールバック関数を呼び出す。
画像形成装置1では、HTMLページ内のコールバック関数は、各サーバから取得したJavaScriptコードが実行される際に呼び出される。従って、応答の無いサーバについてはコールバック関数が呼び出されることが無く、応答の早いサーバから先に呼び出される(ステップS11)。
コールバック関数の引数には以下の情報が与えられているものとする。
(1)図6(B)の登録情報における「No.」の情報
(2)アイコン画像取得のためのURL
そして(1)の情報を用いて、図5(B)の登録情報から以下の情報を得ておく。
(1)i = メニュー項目番号
(2)m = メニュー項目内での順番
(3)タブ名
(4)リンク情報
(1)i番目のタブの形をした枠を持ったブロック要素(例えば<div>)を絶対値で場所を指定して追加する。これにより、同じメニュー項目のものは重なって表示される。
(2)ブロック要素のタブ部分に「タブ名」をもったラベル要素を貼る。
(3)ブロック要素のスタイルのz-indexに、変数zの値をセットする。そして変数zを1だけデクリメントする。これにより、当該メニュー項目で最初に登録したものが最前面に表示される。
(4)ブロック要素のスタイルのbackground-imageに、アイコン画像取得のためのURLをセットする。
(5)ブロック要素がクリックされた際に「リンク情報」で指定されたページに遷移するよう登録する。例えばonclick属性に[ location = 'URL';]を実行するJavaSctiptコードを登録する。これにより、メニューをクリックした際に、登録されたURLに画面遷移する。
画像形成装置1からJSONPリクエストを一斉に発行した後は、サーバからそのメニュー項目のアイコン画像を取得できた順に上側(前面側)から下側(後方側)に重なるようにすることができる。これにより、JSONPリクエストに対して反応のないサーバについてはアイコン画像が表示されず、反応の遅いサーバについては、メニュー項目に対して、後から遅れてタブが追加される。
また、サービスによっては冗長化した複数のサーバが全く同じ機能を提供しない場合があり、利用者が好みのサーバを使用したいこともある。例えば、利用者が部門毎のサーバを日常的に使用しているとき、バックアップ用に全社用のサーバを用いるといった場合がある。全社用のサーバでは、自部門を明示的に選択する必要があるため、操作手順が増える。このような場合に対処するために、重ねたアイコンを「タブ付き」で表示し、「タブ」を操作することにより下に隠れた自部門用のアイコンボタンを明示的に見える状態にして積極的に自部門用のサーバを起動することも可能にできる。
上記実施形態1では、情報処理装置の一実施形態である画像形成装置10は、サーバからメニュー表示用のアイコン画像を取得できた順にそのアイコン画像を表示させている。つまり、サーバからアイコン画像が取得できない場合は、そのサーバに関しては何らの情報も表示されない。これに対して本実施形態では、画像形成装置10がメニュー表示画面に移行して、登録されているサーバにJSONPリクエストを送信するときに、グループ化された各メニュー項目ごとに、アイコン画像を表示すべき表示領域にグレーアウトしたアイコンを表示し、アイコン画像が取得できた順に、その取得したアイコン画像を表示させるようにする。また、各メニュー項目ごとにアイコン画像をグレーアウトさせるだけでなく、例えばアイコン画像の表示領域に×印を表示して選択不可であることを明示する、などの表示処理を行ってもよい。
上記実施形態では、情報処理装置は、Webブラウザを使用して、Webアプリケーションサーバからメニュー項目のアイコン画像を取得し、表示させるものとしている。
本発明に係る情報処理装置および画像形成装置は、Webブラウザを用いてサーバからアイコン画像を取得する構成に限定されない。
すなわち、情報処理装置は、情報処理装置で利用可能なアプリケーションが動作する複数のサーバに通信可能に接続される。そして情報処理装置とサーバとで、サーバのアプリケーションを利用するためのソフトウェアを保持し、コマンドをやりとりして、情報処理装置がサーバからメニュー項目のアイコン画像を取得して表示できるようにする。この場合、情報処理装置とサーバとの通信が確立し、サーバから情報処理装置にアイコン画像が取得できた順に、グループごとにアイコン画像を重ねて表示させる。表示されたアイコン画像をユーザが選択することにより、そのアイコン画像を取得したサーバのアプリケーションを利用可能とする。
Claims (4)
- ネットワークを介して複数のサーバに接続される情報処理装置であって、
該情報処理装置で利用可能なアプリケーションが動作するサーバを記憶する記憶部と、
前記サーバで動作するアプリケーションをそれぞれ実行させるためのアイコン画像を表示する表示部と、
該記憶部に記憶された前記サーバから、前記アイコン画像を取得し、該取得した前記アイコン画像を前記表示部に表示する制御部とを有し、
該記憶部は、複数の前記サーバをグループ化して記憶し、
前記制御部は、前記記憶部に記憶した前記サーバに対して、前記アイコン画像を取得するための要求を送信し、該要求に対して応答があった前記サーバから前記アイコン画像を取得する制御を行い、
同一グループの複数の前記サーバから取得した前記アイコン画像のうち、最も速く取得した前記アイコン画像を前記表示部に表示すること、を特徴とする情報処理装置。 - 請求項1に記載の情報処理装置において、
ユーザによる操作入力を受け付ける入力部を有し、
前記制御部は、
同一グループの前記サーバから取得した前記アイコン画像を前記表示部に表示する際に、同一グループの複数の前記サーバから取得した前記アイコン画像にタブを付けて前記表示部に表示し、最も速く取得した前記アイコン画像を前記表示部に表示するとともに、時間的に遅れて取得した前記アイコン画像のタブを、最も速く取得した前記アイコン画像のタブと並べて表示し、
前記時間的に遅れて取得した前記アイコン画像のタブが、前記入力部に対する操作入力により選択された場合、前記選択されたタブが付された前記アイコン画像を、前記最も速く取得した前記アイコン画像に代えて選択可能に表示する、ことを特徴とする情報処理装置。 - 請求項1または2に記載の情報処理装置において、
前記制御部は、前記記憶部に記憶した前記サーバに対して前記要求を送信する際、前記記憶部に記憶した前記サーバから取得されるべき前記アイコン画像の表示領域を、グレーアウトして表示し、もしくは前記アイコン画像が選択不可であることを明示する表示を行い、
前記サーバから前記アイコン画像が取得できたときに、グレーアウトもしくは選択不可であること明示された表示領域に、取得した前記アイコン画像を表示することを特徴とする、情報処理装置。 - 請求項1〜3のいずれか1の情報処理装置と、該情報処理装置が取得した前記アイコン画像に対する操作に応じて実行されたアプリケーションにより処理される画像データを画像形成する画像形成部と、を有する画像形成装置。
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