JP6399441B2 - ケーブルクランプ及び配線モール - Google Patents

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本発明は、一般にケーブルクランプ及び配線モールに関し、より詳細には、電線を束ねるケーブルクランプと、電線を収納し保護する配線モールに関する。
配線モールは、例えば屋内に電線を配線する際の電線の保護カバーとして用いられ、電線の劣化や損傷を防止する。
このような配線モールの一例として、床面に電線を配線する際に電線を案内保護するための配線用モールが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この配線用モールは、金属板製であって、床面に接着固定するベース(特許文献1では「本体」)と、ベースと一体化されるキャップ(特許文献1では「カバー」)とから成る。この配線モールにより、収納されている電線を重量物から保護することができる。
特開2005−65428号公報
上記の従来例において、配線モール(配線用モール)を天井や壁に設置する場合、天井や壁に固定した本体に電線を収納しカバーを被せようとすると、カバーを被せる前に電線が重力で落下してしまう。そのため、本体に電線とカバーとを同時に取り付ける必要があり、施工しにくいという問題があった。
本発明は上記事由に鑑みて為されており、天井や壁に容易に配線施工するためのケーブルクランプ及び配線モールを提供することを目的とする。
本発明のケーブルクランプは、互いに対向する第1の側片及び第2の側片と、第1の側片の端部と第2の側片の端部との間を繋ぐ下片と、第1の側片の下片とは反対側の端部から第2の側片に向かって延びた形状の第1の分割片と、第2の側片の下片とは反対側の端部から第1の側片に向かって延びた形状の第2の分割片とを備えるケーブルクランプであって、第2の分割片の第2の側片と反対側の端部は、第1の分割片の第1の側片と反対側の端部に比べて、下片との間隔が狭く、電線及びケーブルクランプを収納するベースに挟まれることにより、第1の側片と第2の側片との間隔が狭くなる向きの力をベースから受けるように構成されていることを特徴とする。
また、本発明の配線モールは、ケーブルクランプと、電線及び上記ケーブルクランプを収納するベースと、ベースに被せるキャップとを備え、ケーブルクランプは、互いに対向する第1の側片及び第2の側片と、第1の側片の端部と第2の側片の端部との間を繋ぐ下片と、第1の側片の下片とは反対側の端部から第2の側片に向かって延びた形状の第1の分割片と、第2の側片の下片とは反対側の端部から第1の側片に向かって延びた形状の第2の分割片とを備え、第2の分割片の第2の側片と反対側の端部は、第1の分割片の第1の側片と反対側の端部に比べて、下片との間隔が狭く、ベースに収納された状態において、ベースに挟まれることにより、第1の側片と第2の側片との間隔が狭くなる向きの力をベースから受けるように構成されているとを特徴とする。
本発明により、天井や壁に容易に配線施工するためのケーブルクランプ及び配線モールを提供することができる。
実施形態1のケーブルクランプを含む配線モールの断面図である。 実施形態1の配線モールの構成図である。 図3Aは実施形態1におけるベースの断面図であり、図3Bは実施形態1におけるキャップの断面図であり、図3Cは実施形態1におけるベースとキャップとを組み合わせた状態の断面図である。 図4Aは実施形態1のケーブルクランプの断面図であり、図4Bは実施形態1のケーブルクランプの斜視図である。 実施形態1の配線モールを用いて配線する場合の説明図である。
(実施形態1)
図1に、本実施形態に係るケーブルクランプ1を含む配線モール3の断面を示す。このケーブルクランプ1は、互いに対向する第1の側片115及び第2の側片116と、下片14と、第1の分割片132と、第2の分割片133とを備える。下片14は、第1の側片115の端部と第2の側片116の端部との間を繋ぐ。第1の分割片132は、第1の側片115の下片14とは反対側の端部から第2の側片116に向かって延びた形状である。第2の分割片133は、第2の側片116の下片14とは反対側の端部から第1の側片115に向かって延びた形状である。第2の分割片133の第2の側片116と反対側の端部は、第1の分割片132の第1の側片115と反対側の端部に比べて、下片14との間隔が狭い。
以下、本実施形態におけるケーブルクランプ1及び配線モール3の構成について、詳細に説明する。ただし、以下に説明する構成は本発明の一例に過ぎず、本発明は下記実施形態に限定されることはなく、設計等に応じて種々の変更が可能である。
本実施形態におけるケーブルクランプ1は、例えば合成樹脂製であり、図2に示すように、配線モール3の一部として配線モール3の内部に取り付けられる。配線モール3は、ケーブルクランプ1と、ケーブルクランプ1及び電線2を収納する形状のベース4と、ベース4に被せるキャップ5とを備えている。ベース4とキャップ5とは、例えば鋼などの金属製である。配線モール3は、床、壁、及び天井などの構造物6に電力線や信号線などの電線2を配線する場合において、電線2を収納・保護する保護カバーである。ケーブルクランプ1は、配線モール3内に着脱可能に取り付けられ、配線作業時に配線モール3内に収納した電線2を仮留めする留め具である。
ここで説明のため、配線モール3において、構造物6に垂直な方向をY軸方向、電線2の長手方向に平行な方向をZ軸方向、Y軸方向及びZ軸方向に垂直な方向をX軸方向とする。なお、上記の方向は、配線モール3を構成するケーブルクランプ1、ベース4、及びキャップ5の各々に対しても適用する。
図3Aに、本実施形態におけるベース4のX−Y断面を示す。ベース4は全体として、X−Y断面がU字状でZ軸方向の奥行が長いレール状になるよう構成されている。この構成により、ベース4の内部にはケーブルクランプ1及び電線2(図1参照)が収納される収納スペース40が形成される。
ベース4は、長手方向がZ軸に平行になるように構造物6に取り付けられる平板状の底板41と、底板41のX軸方向における両端部からY軸方向の一方に立ち上がる一対のベース側板42とを有する。
底板41は、例えばX軸方向の中心部に沿って、取付ねじ412を通す透孔411が一定間隔で設けられており、底板41を取付ねじ412によって構造物6に固定することで、ベース4は構造物6に固定して設置される。
ベース側板42の各々は、Y軸方向の中心部付近を頂点として収納スペース40とは逆側に凸となるように屈曲している。本実施形態では、ベース側板42において、頂点を境に底板41側をベース下側板422、底板41と反対側をベース上側板421とする。ベース側板42の屈曲により、対向する一対のベース上側板421間の距離(板厚は含めない)は底板41から離れるにつれて徐々に小さくなり、対向する一対のベース下側板422間の距離(板厚は含めない)は底板41から離れるにつれて徐々に大きくなる。
ベース側板42の各々は、ベース上側板421とベース下側板422との境目において、収納スペース40側の面に受け部423を有し、受け部423と反対の面にキャップ5が被せられた状態を保持するための保持部424を有する。
図3Bに、本実施形態におけるキャップ5のX−Y断面を示す。キャップ5は全体として、X−Y断面がU字状でZ軸方向の奥行長さが図3Aのベース4と同じであるレール状になるよう構成されている。この構成により、キャップ5の内部には、図1で示したケーブルクランプ1、電線2及び図3Aで示したベース4が収納される保護スペース50が形成される。
キャップ5は、長手方向がZ軸に平行になるように図3Aに示すベース4の開口部を覆う平板状の覆い板51と、覆い板51のX軸方向における両端部からY軸方向の一方に立ち上がる一対のキャップ側板52とを有する。なお、キャップ5は、図3Aに示すベース4全体を覆うことができる大きさである。
キャップ側板52の各々は、例えばZ軸方向の両端部付近において、一部が保護スペース50側に凹む凹み部521を有する。この凹み部521は、キャップ5を図3Aに示すベース4に被せた状態においてベース下側板422(図3A参照)に接する保持面522を有し、キャップ5は保持面522において図3Aに示すベース4を挟み込むように被せられる。
図3Cに、ベース4にキャップ5を被せた状態のX−Y断面を示す。キャップ5がベース4に被せられている場合、キャップ5の凹み部521は、Y軸方向においてベース側板42の保持部424より底板41側にはめ込まれ、ベース4を外側から挟み込む状態となる。この状態で、キャップ5をベース4に被せる方向と逆向きの方向に外力がキャップ5に加わると、保持面522とベース下側板422との間において摩擦力がはたらくため、ある程度の外力まではキャップ5がベース4に被せられた状態が保持される。
次に、ケーブルクランプ1の構成について、以下に詳しく説明する。図4A及び図4Bに示すように、ケーブルクランプ1は、電線2が通る通線空間12の四方を取り囲む四角の枠状に形成されている。この枠を構成する辺のうち、図1のように、ケーブルクランプ1が配線モール3の一部としてベース4に収納されている状態で、ベース側板42に対向する2辺を側片11(第1の側片115及び第2の側片116)とする。また、ベース4の底板41に対向する辺を下片14、キャップ5の覆い板51に対向する辺を上片13とする。
ケーブルクランプ1がベース4に収納されていない状態では、図4Aおよび図4Bのように、ケーブルクランプ1の上片13はX軸方向の中心部付近を境に第1の分割片132と第2の分割片133とに2分割されており、2つの部分の間は電線2が挿入される挿入口131である。第1の分割片132は第1の側片115の端部に繋がっており、第2の分割片133は第2の側片116の端部に繋がっている。
対向する第1の分割片132と下片14との間の距離(板厚を含めない)は、X軸方向において挿入口131に近づくにつれて徐々に大きくなる。第2の分割片133は、X軸方向の中心部付近に段差134を有し、段差134から挿入口131側が通線空間12側に凹んでいる。言い換えれば、第2の分割片133の第2の側片116と反対側の端部は、第1の分割片132の第1の側片115と反対側の端部に比べて、下片14との間隔が狭くなる。
また、第2の分割片133は、X軸方向において、第2の側片116と段差134との間及び段差134と挿入口131との間の各々において、対向する第2の分割片133と下片14との間の距離(板厚を含めない)が挿入口131に近づくにつれて徐々に大きくなる。
ケーブルクランプ1の側片11において、ベース4の受け部423に対向する位置(図1参照)を境に上片13側を上側片112とし、下片14側を下側片113とする。上側片112は、上側片112と下側片113との境目から上片13に向かう所定の範囲において、通線空間12側に凸になるように側片11の一部が湾曲している湾曲部114を有する。湾曲部114の下片14側の端部は、通線空間12と反対側の面において、下側片113との間にできる角が鋭角(直角に近い方が望ましい)になるように形成されている。これにより、上側片112と下側片113との境目には、通線空間12と反対側に凸となる突起111が形成される。
ケーブルクランプ1のX−Y断面は、突起111より下片14側がベース4の内部(図3A参照)に沿った形状をしており、これによりケーブルクランプ1はベース4内に隙間なくはめ込まれる。また、ケーブルクランプ1のX−Y断面において、ケーブルクランプ1の側片11のうち突起111より上片13側は、湾曲部114を除いて、対向する一対の側片11間の距離(板厚は含めない)が一定となるような形状である。すなわち、ケーブルクランプ1の側片11のうち突起111より上片13側は、対向する一対の側片11間の距離(板厚は含めない)が、対向する一対のベース上側板421(図3A参照)間の距離(板厚は含めない)より大きい。なお、ケーブルクランプ1のX−Y断面において、突起111から上片13までを上側片112とし、突起111から下片14までを下側片113とする。
図1のように、ケーブルクランプ1がベース4に収納されている状態では、ケーブルクランプ1の上側片112がベース上側板421に外側から挟まれることで、上側片112は通線空間12側に傾く。それに伴い、第1の分割片132及び第2の分割片133も通線空間12側に傾き、第1の分割片132と第2の分割片133とは下片14にほぼ平行になる。言い換えれば、ケーブルクランプ1は、ベース4に収納された状態において、ベース4のベース上側板421に挟まれることにより、第1の側片115と第2の側片116との間隔が狭くなる向きの力をベース4から受ける。
さらに、第2の分割片133はX軸方向の中心部付近に段差134を有しているため、ケーブルクランプ1がベース4にはめ込まれる際に第2の分割片133は第1の分割片132と衝突することがなく、ケーブルクランプ1はスムーズにベース4にはめ込まれる。なお、このときの挿入口131のX軸方向の寸法は、電線2の径より小さい方が望ましい。
ケーブルクランプ1のZ軸方向の寸法は、ベース側板42のZ軸方向の寸法よりも十分短く、ベース4のZ軸方向には、透孔411とは互いに干渉しないように複数のケーブルクランプ1が取り付けられる。また、ケーブルクランプ1のY軸方向の寸法は、ベース4の収納スペース40(図3A参照)に隙間なく収納される程度の寸法である。
上述したように、ケーブルクランプ1がベース4に収納されている状態では、ケーブルクランプ1がベース4に収納される前において下片14に垂直であったケーブルクランプ1の上側片112は、ベース上側板421に沿って通線空間12側に傾く。このとき、ケーブルクランプ1の側片11は、突起111が通線空間12と逆側に張り出すこととなり、突起111は受け部423に引掛りやすくなる。
上記より、ケーブルクランプ1は、下片14と下側片113(図4A及び図4B参照)とがベース4に沿った形状であるため、容易にはめ込むことができる。また、ケーブルクランプ1がベース4にはめ込まれると、上側片112がベース上側板421に外側から挟み込まれ、さらにベース4の受け部423にケーブルクランプ1の突起111が引掛りやすくなる。よって、ケーブルクランプ1は、ベース4にはめ込まれた後、ベース4から外れにくい。
さらに、ケーブルクランプ1の第の分割片133は段差134を有しているため、ケーブルクランプ1がベース4にはめ込まれる際に第1の分割片132と第2の分割片133とが衝突することがない。
以下、本実施形態におけるケーブルクランプ1を用いて構造物6である天井に配線する場合について説明する。
図5に示すように、本実施形態の配線モール3(図1参照)を用いて電線2を構造物6に取り付ける場合、先ず、構造物6の取付面に対してベース4の底板41が平行になるように、透孔411に取付ねじ412によってベース4が取り付けられる。次に、ベース4の長手方向に沿って等間隔に複数のケーブルクランプ1がはめ込まれる。このとき、ケーブルクランプ1は作業者がベース4に押し込むことで容易にはめ込まれ、図1に示すように、ケーブルクランプ1の突起111がベース4の受け部423に引掛る。
ここで、ベース4にはめ込まれたケーブルクランプ1には、はめ込まれた方向と逆向きの重力がかかるため、重力に対抗する力が加わらなければ、ケーブルクランプ1はベース4から外れて落下する。よってこの場合、ケーブルクランプ1を接着テープなどでベース4に固定するか、もしくは、予めケーブルクランプ1に収納した電線2とキャップ5とを同時にベース4にはめ込んでいく、などといった作業が必要となる。
本実施形態の配線モール3(図1参照)では、突起111が受け部423に引掛る力と、ベース上側板421とケーブルクランプ1の上側片112との摩擦力が、重力と逆向きにはたらくため、ケーブルクランプ1はベース4内に保持される。
上記のように、構造物6にベース4及びケーブルクランプ1が取り付けられた後、電線2が挿入口131を通してケーブルクランプ1内に収納される。これにより、電線2は、ベース4に保持され、仮留めの状態となる。さらに、作業者はベース4にキャップ5を被せる。
ここで、ベース4の外側に被せられたキャップ5には、ケーブルクランプ1と同様に、被せた方向と逆向きの重力がかかるため、重力に対抗する力が加わらなければ、キャップ5はベース4から外れて落下する。
本実施形態の配線モール3(図1参照)では、キャップ5の凹み部521は、ベース側板42の保持部424より底板41側にはめ込まれ、ベース4を外側から挟み込む状態となっている。また、凹み部521は、ベース側板42と接する保持面522を有している。この保持面522とベース下側板422との間の摩擦力が重力と逆向きにはたらくため、キャップ5はベース4から外れることなくベース4に保持される。
よって、本実施形態のケーブルクランプ1及び配線モール3の構成によれば、第1の分割片132と第2の分割片133との間から電線2をケーブルクランプ1内に挿入できる。よって、ケーブルクランプ1をベース4にはめ込む前にケーブルクランプ1で電線2を束ねておく必要がない。また、ベース4にケーブルクランプ1を取り付ける際に、ケーブルクランプ1の第1の側片115と第2の側片116との間隔が狭くなっても、第1の分割片132と第2の分割片133とが衝突しにくい。そのため、ケーブルクランプ1をベース4にはめ込む作業が簡単になる。よって、本実施形態のケーブルクランプ1及び配線モール3を用いれば、電線2を天井や壁などの構造物6に容易に配線施工することが可能である。
なお、ケーブルクランプ1の側片11は、湾曲部114や突起111を有していなくてもよい。例えば、ケーブクランプ1が、下片14のベース4側に接着テープを有し、下片14とベース4とが接着されることにより、ケーブルクランプ1がベース4に保持される構成でもよい。
ベース4は、ケーブルクランプ1側の面に設けられ突起111を引掛ける受け部423と、ケーブルクランプ1側と反対側の面に設けられキャップ5を保持する保持部424とを有していなくてもよい。配線時において、ベース4にはめ込まれたケーブルクランプ1はベース4から外れにくく、ベース4に被せられたキャップ5はベース4から外れにくい構成であればよい。
ケーブルクランプ1の下片14は、対向する一対の側片11の各々に対して直交する平板状でなくてもよく、下片14及び側片11のX−Y断面がU字状となる構成でもよい。
第2の分割片133は、本実施形態のように、段差134を有し、段差134より第2の側片116側の部分が段差134より第1の側片115側の部分に比べて、下片14との間隔が広くなるように構成されていることが望ましい。これにより、第2の分割片133が段差134を有していない場合に比べて、ケーブルクランプ1の通線空間12は広くなる。
配線モール3は、本実施形態のように、ケーブルクランプ1と、電線2及びケーブルクランプ1を収納するベース4と、ベース4に被せるキャップ5とを備えていることが望ましい。また、ケーブルクランプ1は、ベース4に収納された状態において、ベース4に挟まれることにより、第1の側片115と第2の側片116との間隔が狭くなる向きの力をベース4から受けるように構成されていることが望ましい。これにより、第1の分割片132と第2の分割片133とが衝突しにくくなり、ベース4にケーブルクランプ1を容易に収納することができる。
1 ケーブルクランプ
115 第1の側片
116 第2の側片
132 第1の分割片
133 第2の分割片
134 段差
14 下片
2 電線
3 配線モール
4 ベース
5 キャップ

Claims (3)

  1. 互いに対向する第1の側片及び第2の側片と、
    前記第1の側片の端部と前記第2の側片の端部との間を繋ぐ下片と、
    前記第1の側片の前記下片とは反対側の端部から前記第2の側片に向かって延びた形状の第1の分割片と、
    前記第2の側片の前記下片とは反対側の端部から前記第1の側片に向かって延びた形状の第2の分割片とを備えるケーブルクランプであって
    前記第2の分割片の第2の側片と反対側の端部は、前記第1の分割片の第1の側片と反対側の端部に比べて、前記下片との間隔が狭く、
    電線及び前記ケーブルクランプを収納するベースに挟まれることにより、前記第1の側片と前記第2の側片との間隔が狭くなる向きの力を前記ベースから受けるように構成されている
    ことを特徴とするケーブルクランプ。
  2. 前記第2の分割片は、段差を有し、
    前記第2の分割片は、前記段差より前記第2の側片側の部分が、前記段差より前記第1の側片側の部分に比べて、前記下片との間隔が広くなるように構成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載のケーブルクランプ。
  3. ーブルクランプと、
    電線及び前記ケーブルクランプを収納するベースと、
    前記ベースに被せるキャップとを備え、
    前記ケーブルクランプは、
    互いに対向する第1の側片及び第2の側片と、
    前記第1の側片の端部と前記第2の側片の端部との間を繋ぐ下片と、
    前記第1の側片の前記下片とは反対側の端部から前記第2の側片に向かって延びた形状の第1の分割片と、
    前記第2の側片の前記下片とは反対側の端部から前記第1の側片に向かって延びた形状の第2の分割片とを備え、
    前記第2の分割片の第2の側片と反対側の端部は、前記第1の分割片の第1の側片と反対側の端部に比べて、前記下片との間隔が狭く、
    前記ベースに収納された状態において、前記ベースに挟まれることにより、前記第1の側片と前記第2の側片との間隔が狭くなる向きの力を前記ベースから受けるように構成されている
    ことを特徴とする配線モール。
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