JP6399256B1 - 局部発振装置及びアレーアンテナ装置 - Google Patents

局部発振装置及びアレーアンテナ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6399256B1
JP6399256B1 JP2018519778A JP2018519778A JP6399256B1 JP 6399256 B1 JP6399256 B1 JP 6399256B1 JP 2018519778 A JP2018519778 A JP 2018519778A JP 2018519778 A JP2018519778 A JP 2018519778A JP 6399256 B1 JP6399256 B1 JP 6399256B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
local oscillation
local
output
oscillation wave
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018519778A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2018150767A1 (ja
Inventor
浩之 水谷
浩之 水谷
英之 中溝
英之 中溝
田島 賢一
賢一 田島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Application granted granted Critical
Publication of JP6399256B1 publication Critical patent/JP6399256B1/ja
Publication of JPWO2018150767A1 publication Critical patent/JPWO2018150767A1/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B7/00Radio transmission systems, i.e. using radiation field
    • H04B7/02Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas
    • H04B7/04Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/06Receivers
    • H04B1/16Circuits
    • H04B1/30Circuits for homodyne or synchrodyne receivers
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B7/00Radio transmission systems, i.e. using radiation field
    • H04B7/02Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas
    • H04B7/04Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas
    • H04B7/08Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas at the receiving station
    • H04B7/0837Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas at the receiving station using pre-detection combining

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Circuits Of Receivers In General (AREA)
  • Transceivers (AREA)
  • Superheterodyne Receivers (AREA)

Abstract

従来の局部発振装置は、通信装置の周囲の状況に応じた信号対雑音比の要求の変化に関わらず、複数の局部発振器が全て動作しているため、信号対雑音比の要求が低い場合に、消費電力が高い状態を維持したまま過剰な性能で動作してしまう課題があった。本発明の局部発振装置は、基準信号に同期した第1の局部発振波を出力し、制御信号に応じて電源のON/OFFを切り替える第1の局部発振器と、基準信号に同期し、かつ前記第1の局部発振波と周波数及び位相が同一である第2の局部発振波を出力し、制御信号に応じて電源のON/OFFを切り替える第2の局部発振器と、第1の局部発振器及び第2の局部発振器に接続され、制御信号または制御信号に同期する信号に応じて第1の局部発振波及び第2の局部発振波の経路を切り替える経路切替回路とを備える。

Description

本発明は、無線通信、レーダなどに用いられる局部発振装置及びアレーアンテナ装置に関するものである。
従来から、通信装置の高速大容量化の要求が高まっており、この要求に対して近年、特定のユーザに向けて電波を絞り込み、電波の干渉を抑えることで高速化を狙ったビームフォーミング技術の開発が盛んに行われている。ビームフォーミングを行うためには、複数のアンテナを配列したアレーアンテナが用いられる。
通信の高速大容量化のもう一つの技術として、変調の多値化、すなわちユーザに一度に送信できる情報量を多くする技術の開発が行われてきた。しかし、変調の多値数を大きくするにつれて雑音に弱くなる問題があり、信号対雑音比の改善が課題であった。
信号対雑音比を改善する構成の一つとして、特許文献1にアレーアンテナを構成する複数の送信機あるいは受信機ごとに独立した局部発振器を設ける構成が示されている。独立した局部発振器から出力する局部発振波に含まれる雑音成分(位相雑音)はそれぞれ独立していることから、複数の送信機あるいは受信機が出力する信号を合成すると、所望の信号成分は振幅合成されるのに対して、雑音成分は電力合成される。このため、単一の局部発振器を用いる構成と比べて信号の位相雑音特性が改善し、信号対雑音比が改善する。
特許第5377750号公報
通信装置には、高速大容量化に加えて低消費電力化が求められている。特許文献1に記載の構成は複数の局部発振器を用いるため、局部発振器の数だけ消費電力が増加する問題がある。
一つの通信装置から同時に送受信できる情報量には、限りがある。例えば、通信装置の周囲のユーザが少ない場合は、変調の多値数を大きくすることによりユーザ一人あたりの通信速度を高速にできる。この場合、通信装置に対する信号対雑音比の要求は高くなる。逆に、通信装置の周囲のユーザが多い場合は、変調の多値数を小さくすることによりユーザ一人あたりの通信速度を低速にする必要がある。この場合、通信装置に対する信号対雑音比の要求は低くなる。
特許文献1に記載の構成を用いる場合、通信装置の周囲の状況に応じた信号対雑音比の要求の変化に関わらず、複数の局部発振器が全て動作している。そのため、信号対雑音比の要求が低い場合に、消費電力が高い状態を維持したまま過剰な性能で動作してしまう問題がある。
本発明は、上記の問題点を解決するためのもので、通信装置の周囲の状況に応じた信号対雑音比の要求の変化に応じて、局部発振装置の消費電力を変化させることができるアレーアンテナを得ることを目的とする。
本発明の局部発振装置は、基準信号に同期した第1の局部発振波を出力し、制御信号に応じて電源のON/OFFを切り替える第1の局部発振器と、基準信号に同期し、かつ第1の局部発振波と周波数及び位相が同一である第2の局部発振波を出力し、制御信号に応じて電源のON/OFFを切り替える第2の局部発振器と、第1の局部発振器及び第2の局部発振器に接続され、制御信号または制御信号に同期する信号に応じて第1の局部発振波及び第2の局部発振波の経路を切り替える経路切替回路とを備える。
この発明によれば、信号対雑音比の要求の変化に応じて、局部発振装置の消費電力を変化させることができる。
この発明の実施の形態1に係るアレーアンテナ装置の一構成例を示す構成図である。 この発明の実施の形態1に係るアレーアンテナ装置を構成する局部発振波生成回路10の状態を示す図である。 この発明の実施の形態2に係るアレーアンテナ装置の一構成例を示す構成図である。 この発明の実施の形態3に係るアレーアンテナ装置の一構成例を示す構成図である。 この発明の実施の形態3に係るアレーアンテナ装置を構成する局部発振波生成回路10の状態を示す図である。 この発明の実施の形態3に係るアレーアンテナ装置を構成する局部発振波生成回路10の他の構成例の状態を示す図である。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係るアレーアンテナ装置の一構成例を示す構成図である。
本アレーアンテナは、アンテナ1a及び1b、低雑音増幅器2a及び2b、フィルタ3a及び3b、ミクサ4a及び4b、フィルタ5a及び5b、増幅器6a及び6b、ADC(Analog−to−Digital Converter)7a及び7b(アナログデジタル変換器の一例)、信号処理回路8、基準発振器9、局部発振波生成回路10、制御信号生成回路14を備える。
局部発振波生成回路10は、局部発振器11a及び11b、経路切替回路12、可変利得増幅器13a及び13bを備える。
アンテナ1a及び1bは、電波を受信するアンテナである。アンテナ1a及び1bは、それぞれ、ユーザが送信した電波を受信し、低雑音増幅器2a及び2bに出力するアンテナである。例えば、アンテナ1a及び1bには、ダイポールアンテナやパッチアンテナなどが用いられる。
低雑音増幅器2a及び2bは、それぞれ、信号を低雑音に増幅する増幅器である。低雑音増幅器2a及び2bは、アンテナ1a及び1bが受信した信号を低雑音に増幅し、フィルタ3a及び3bに出力する低雑音増幅器である。例えば、低雑音増幅器2a及び2bには、GaAs(Gallium Arsenide)やSiGe(Silicon Germanium)、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)などの半導体プロセスで集積化されたIC(Integrated Circuit)や、トランジスタや抵抗、コンデンサなどの部品を基板上に実装したハイブリッドICが用いられる。なお、低雑音増幅器2a及び2bは、信号を増幅する利得を可変できる可変利得増幅器であっても良い。
フィルタ3a及び3bは、入力信号に含まれる不要波を除去し、所望波を通過させるフィルタである。フィルタ3a及び3bは、それぞれ、低雑音増幅器2a及び3bが出力した信号に含まれる不要波を除去し、所望波を通過させ、ミクサ4a及び4bに出力する。例えば、フィルタ3a及び3bには、帯域通過フィルタ、帯域阻止フィルタ、低域通過フィルタ、高域通過フィルタなどが用いられる。なお、フィルタ3a及び3bは、通過あるいは除去する信号帯域を可変できる可変フィルタであっても良い。
ミクサ4a及び4bは、信号と局部発振波とを混合し、その混合波を出力するミクサである。ミクサ4a及び4bは、それぞれ、フィルタ3a及び3bが出力した信号と局部発振波生成回路10が出力した局部発振波とを混合し、その混合波をフィルタ5a及び5bに出力する。例えば、ミクサ4a及び4bは、ダイオードを用いたダイオードミクサや、FET(Field Effect Transistor)を用いたFETミクサなどが用いられる。
フィルタ5a及び5bは、入力信号に含まれる不要波を除去し、所望波を通過させるフィルタである。フィルタ5a及び5bは、それぞれ、ミクサ4a及び4bが出力した信号に含まれる不要波を除去し、所望波を通過させ、増幅器6a及び6bに出力する。例えば、フィルタ5a及び5bには、帯域通過フィルタ、帯域阻止フィルタ、低域通過フィルタ、高域通過フィルタなどが用いられる。なお、フィルタ5a及び5bは、通過あるいは除去する信号帯域を可変できる可変フィルタであっても良い。
増幅器6a及び6bは、それぞれ、信号を増幅する増幅器である。増幅器6a及び6bは、フィルタ5a及び5bが出力した信号を増幅し、ADC7a及び7bに出力する増幅器である。例えば、増幅器6a及び6bには、GaAsやSiGe、CMOSなどの半導体プロセスで集積化されたICや、トランジスタや抵抗、コンデンサなどの部品を基板上に実装したハイブリッドICが用いられる。なお、増幅器6a及び6bは、信号を増幅する利得を可変できる可変利得増幅器であっても良い。
ADC7a及び7bは、アナログ信号をディジタル信号に変換するADCである。ADC7a及び7bは、それぞれ、増幅器6a及び6bが出力したアナログ信号を、ディジタル信号に変換する。例えば、ADC7a及び7bには、逐次比較形、パイプライン形、デルタシグマ形などのADCが用いられる。
信号処理回路8は、入力したディジタル信号から演算により必要な情報を得る信号処理回路である。信号処理回路8は、ADC7a及び7bが出力したディジタル信号から、ユーザが送信した電波に含まれる情報を演算により得る。加えて、情報を正しく得ることができたかどうかに応じて、局部発振波生成回路10の状態を切り替える状態切替信号を、制御信号生成回路14に出力する。ここで、局部発振波生成回路10の状態とは、後述する図2に示す状態、つまり、局部発振波生成回路10を構成する局部発振器11a及び11bの電源のON/OFFと、局部発振器11a及び11bが出力する局部発振波の出力先と、可変利得増幅器13a及び13bの利得との組合せを表す状態を言う。例えば、信号処理回路8は、FPGA(Field Programmable Gate Array)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、論理演算回路などで構成される。
基準発振器9は、基準信号を出力する基準発振器である。基準発振器9は、複数の局部発振器11a及び11bを同期するための基準信号を出力する。例えば、基準発振器9には、水晶発振器、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)発振器などが用いられる。
局部発振波生成回路10は、ミクサ4a及び4bに対して局部発振波を出力する回路である。局部発振波生成回路10は、局部発振器11a、局部発振器11b、経路切替回路12、可変利得増幅器13a、可変利得増幅器13bを備える。局部発振波生成回路10は、基準発振器9が出力する基準信号に同期し、アレーアンテナに対する信号対雑音比の要求の変化に応じて制御信号生成回路14が出力する複数の制御信号に基づいて、局部発振器11a及び11bの電源のON/OFFと、局部発振器11a及び11bが出力する局部発振波の出力先と、可変利得増幅器13a及び13bの利得とを制御する。
局部発振器11a及び11bは、経路切替回路12を介してミクサ4a及び4bに局部発振波を出力する局部発振器である。局部発振器11a及び11bは、制御信号生成回路14が出力する電源制御信号に基づいて電源をON/OFFし、基準発振器9が出力する基準信号に同期し、ミクサ4a及び4bに対する局部発振波を経路切替回路12に出力する。ここで、局部発振器11a及び11bから出力する2つの局部発振波は、いずれも信号成分と雑音成分から構成される。このうち、2つの局部発振波の信号成分の周波数及び位相は同一である。一方、雑音成分はそれぞれ独立したランダムな成分である。つまり、局部発振器11aが出力する局部発振波の信号成分と局部発振器11bが出力する局部発振波の信号成分とは、コヒーレントな関係であり、局部発振器11aが出力する局部発振波の雑音成分と局部発振器11bが出力する局部発振波の雑音成分とは、インコヒーレントな関係である。
なお、電源制御信号は、局部発振器11a及び11bの電源のON/OFFを制御する信号であっても良いし、局部発振器11a及び11bに対して電源を投入するかしないかを制御する信号であっても良い。つまり、(1)電源回路を局部発振器11a及び11bに持たせて「電源制御信号=電源のON/OFFを制御する信号」としても良いし、(2)電源回路を制御信号生成回路14に持たせて「電源制御信号=局部発振器11a及び11bを駆動する電圧」として、局部発振器11a及び11bのON/OFFを制御しても良い。例えば、局部発振器11a及び11bには、PLL(Phase Locked Loop)、DDS(Direct Digital Synthesizer)などが用いられる。
経路切替回路12は、局部発振器11a及び11bが出力した局部発振波の経路を切り替える回路である。経路切替回路12は、制御信号生成回路14が出力する経路制御信号に基づいて経路を切り替え、局部発振波の出力先を変更する。例えば、経路切替回路12は、スイッチ、信号分配器、信号合成器などから構成される。
可変利得増幅器13a及び13bは、制御信号生成回路14が出力する制御信号に応じて利得を可変して、入力信号を増幅する増幅器である。可変利得増幅器13a及び13bは、それぞれ、経路切替回路12が出力する信号を、制御信号生成回路14が出力する利得制御信号に応じた利得で増幅し、ミクサ4a及び4bに出力する。例えば、可変利得増幅器13a及び13bには、には、GaAsやSiGe、CMOSなどの半導体プロセスで集積化されたICや、トランジスタや抵抗、コンデンサなどの部品を基板上に実装したハイブリッドICが用いられる。
制御信号生成回路14は、信号処理回路8が出力する信号に応じて制御信号を生成する回路である。制御信号生成回路14は、信号処理回路8が出力する状態切替信号に基づき、局部発振波生成回路10の動作を制御する複数の制御信号を局部発振波生成回路10に出力する。具体的には、制御信号生成回路14は、局部発振器11a及び11bに電源制御信号を出力し、局部発振器11a及び11bの電源のON/OFFを変化させる。また、制御信号生成回路14は、経路切替回路12に経路制御信号を出力し、局部発振器11a及び11bが出力する局部発振波の経路を切り替える。また、制御信号生成回路14は、可変利得増幅器13a及び13bに利得制御信号を出力し、利得を変化させる。例えば、制御信号生成回路14は、FPGA、ASIC、論理演算回路などで構成される。
次に、この発明の実施の形態1に係るアレーアンテナの動作を説明する。
アンテナ1a及び1bは、それぞれ、ユーザが送信したパイロット信号(決められたパターンの信号)を受信し、低雑音増幅器2a及び2bに出力する。
低雑音増幅器2a及び2bは、それぞれ、アンテナ1a及び1bが受信した信号を低雑音に増幅し、フィルタ3a及び3bに出力する。フィルタ3a及び3bは、低雑音増幅器2a及び2bが出力した信号に含まれる不要波を除去し、所望波を通過させ、それぞれミクサ4a及び4bに出力する。
ミクサ4a及び4bは、それぞれ、フィルタ3a及び3bが出力した信号と局部発振波生成回路10が出力した局部発振波とを混合し、その混合波をフィルタ5a及び5bに出力する。フィルタ5a及び5bは、それぞれ、ミクサ4a及び4bが出力した信号に含まれる不要波を除去し、所望波を通過させ、増幅器6a及び6bに出力する。
増幅器6a及び6bは、それぞれ、フィルタ5及び5bが出力した信号を増幅し、ADC7a及び7bに出力する。ADC7a及び7bは、それぞれ、増幅器6a及び6bが出力したアナログ信号をディジタル信号に変換する。信号処理回路8は、ADC7a及び7bが出力したディジタル信号から、ユーザが送信した電波に含まれる情報を演算により得る。
一方、基準発振器9は、局部発振波生成回路10に基準信号を出力する。局部発振波生成回路10は、基準発振器9が出力する基準信号に同期し、互いに周波数及び位相が同一である局部発振波をそれぞれミクサ4a及び4bに出力する。ユーザが送信したパイロット信号を最終的に信号処理回路8で処理した結果、目標とする信号対雑音比を満足しているかどうかに応じて、信号処理回路8は、局部発振波生成回路10の状態を切り替える状態切替信号を制御信号生成回路14に出力する。
制御信号生成回路14は、信号処理回路8が出力する状態切替信号に基づいて、局部発振波生成回路10の動作を制御する複数の制御信号を局部発振波生成回路10に出力する。具体的には、制御信号生成回路14は、局部発振器11a及び11bに電源制御信号を出力することで局部発振器11a及び11bの電源のON/OFFを制御し、経路切替回路12に経路制御信号を出力することで局部発振波の経路を切り替え、可変利得増幅器13a及び13に利得制御信号を出力することで、可変利得増幅器13a及び13の利得を変化させる。これらの制御信号は、例えば、全てディジタル信号で構成されるが、アナログ信号であっても良い。
図2は、この発明の実施の形態1に係るアレーアンテナ装置を構成する局部発振波生成回路10の状態を示す図である。図2(a)及び(b)において、経路切替回路12は、信号分配器15及びスイッチ16から構成される。
図2(a)は、局部発振波生成回路10の状態の1つを示している。局部発振器11a及び11bは、ともに電源がONである。経路切替回路12は、スイッチ16を局部発振器11b側に切り替えることにより、局部発振器11aを可変利得増幅器13aに、局部発振器11bを可変利得増幅器13bに接続している。ここで、可変利得増幅器13a及び13bは、ともに図2(b)に比べて利得が低い状態である。
図2(a)に示す状態は、信号対雑音比の要求が高い場合に用いる。例えば、通信装置の周囲にユーザが少なく、ユーザ一人あたりの通信速度を高速にするために変調の多値数を大きくする場合に用いる。この場合、局部発振器11a及び11bが、互いに信号成分の周波数及び位相が同一であって雑音成分が独立したランダムな成分を有する局部発振波をそれぞれ出力することにより、ADC7a及び7bが出力するディジタル信号に含まれる雑音成分はそれぞれ独立したランダムな成分になるので、ADC7a及びADC7bが出力する受信ディジタル信号を信号処理回路8で積算した後に得られる信号成分と雑音成分の比である信号対雑音比を、図2(b)に示す単一の局部発振器を用いる構成と比べて、3dB高めることができる。つまり、ADC7a及び7bが出力するディジタル信号に含まれる信号成分についてはコヒーレント合成し、雑音成分についてはインコヒーレント合成するので、信号対雑音比を3dB改善できる。
図2(b)は、局部発振波生成回路10のもう一つの状態を示している。局部発振器11a及び11bのうち、局部発振器11aの電源がONであり、局部発振器11bの電源はOFFである。経路切替回路12は、スイッチ16を局部発振器11a側に切り替えることにより、局部発振器11aを可変利得増幅器13aと可変利得増幅器13bの両方に接続し、局部発振器11bは開放状態にする。ここで、可変利得増幅器13a及び13bは、図2(a)に比べて利得が高い状態である。
図2(b)に示す状態は、信号対雑音比の要求が低い場合に用いる。例えば、通信装置の周囲にユーザが多く、限られたリソースを分配するために変調の多値数を小さくし、ユーザ一人あたりの通信速度を低速にする場合に用いる。この場合、局部発振器11aから局部発振波を出力することにより、必要最低限の信号対雑音比で動作しつつ、局部発振器11bを駆動する分の消費電力を抑制することができる。なお、図2(b)に示す状態は、局部発振器11aから出力する局部発振波を分配して2つの可変利得増幅器13a、13bに出力するため、それぞれの可変利得増幅器に入力する局部発振波の電力が図2(a)に示す状態の半分となる。そのため、2つの可変利得増幅器13a及び13bの利得を図2(a)より3dB高い状態とする。
図2(a)の代わりに図2(c)に示す回路としても、図2(a)と同様の効果が得られる。図2(c)は、経路切替回路12を信号分配器15、スイッチ16、及び信号合成器17から構成している。局部発振器11bに接続したスイッチ16は、信号合成器17側に経路を切り替えている。局部発振器11a及び11bが、互いに信号成分の周波数及び位相が同一で雑音成分が独立したランダムな成分を有する局部発振波をそれぞれ出力するので、図2(a)の場合と同様に、受信信号の信号対雑音比を改善できる。
図2(b)の代わりに図2(d)に示す回路としても、図2(b)と同様の効果が得られる。図2(d)において、スイッチ16は信号合成器17側に切り替わっていないため、局部発振器11aが出力する局部発振波のみを信号合成器17に入力する。この場合、局部発振器11bには電源を投入しないため、局部発振器11bを駆動する消費電力を抑制することができる。なお、スイッチ16が、SPDT(Single Pole Dual Throw)スイッチの場合について説明したが、2状態を切り替えることができれば、SPST(Single Pole Single Throw)を2個使う構成であっても良い。
次に、図2に示した局部発振波生成回路10の状態を切り替える手順を示す。
はじめに、局部発振波生成回路10が図2(a)の状態であったとする。アンテナ1a及び1bが受信したパイロット信号を最終的に信号処理回路8で処理した結果、目標とする信号対雑音比を満足している場合、信号処理回路8は図2(a)の状態から図2(b)の状態に切り替える状態切替信号を制御信号生成回路14に出力する。
制御信号生成回路14は、局部発振器11a及び11b、経路切替回路12、並びに可変利得増幅器13にそれぞれ電源制御信号、経路制御信号、及び利得制御信号を出力し、図2(a)の状態から図2(b)の状態に切り替える。
図2(b)の状態において、アンテナ1a及び1bが受信したパイロット信号を最終的に信号処理回路8で処理した結果、目標とする信号対雑音比を満足している場合は、図2(b)の状態を維持し、アレーアンテナ装置を低消費電力な状態で動作させた上で、通信を開始する。
逆に、目標とする信号対雑音比を満足しない場合は、図2(b)の状態から再び図2(a)の状態に戻すための状態切替信号を制御信号生成回路14に出力し、これ以降は図2(a)の状態を維持した上で通信を開始する。
以上のように、実施の形態1によれば、信号対雑音比の要求に合わせて、局部発振波生成回路10を構成する局部発振器11a及び11bの電源のON/OFFと、局部発振器11a及び11bが出力する局部発振波の出力先と、可変利得増幅器13a及び13bの利得とを変化させるので、信号対雑音比の要求の変化に応じて、局部発振波生成回路10の消費電力を変化させることができる。
なお、以上の説明では、信号を受信するアンテナ(アンテナ1a及び1b)が2つの場合について説明したが、N個であっても良い。N個のアンテナを用いる場合、局部発振器もN個必要となる。この場合も、信号対雑音比の要求に合わせて、使用する局部発振器の数を適応的に変えることにより、複数の局部発振器を必要最低限の消費電力で動作させることができる。
また、以上の説明では、アンテナの数と同数のフィルタ、増幅器及びADCを用いる構成について説明したが、ミクサの出力を合成し、フィルタ、増幅器、及びADCを1つだけ用いる構成としても良い。同様に、フィルタの出力を合成する構成や、増幅器の出力を合成する構成としても良く、いずれの構成であっても、使用する局部発振器の数を適応的に変えることにより、複数の局部発振器を必要最低限の消費電力で動作させることができる。
実施の形態2.
実施の形態1では、受信機に用いる局部発振波生成回路の消費電力の最適化について説明した。実施の形態2では、送信機に用いる局部発振波生成回路の消費電力の最適化について説明する。
図3は、この発明の実施の形態2に係るアレーアンテナの一構成例を示す構成図である。図3において、図1と同一符号は、同一または相当部分を示している。本アレーアンテナは、送信アンテナ1c及び1d、高出力増幅器2c及び2d、フィルタ3c及び3d、ミクサ4c及び4d、フィルタ5c及び5d、増幅器6c及び6d、DAC(Digital−to−Analog Converter)7c及び7d(デジタルアナログ変換器の一例)、信号処理回路21、基準発振器9、局部発振波生成回路10、制御信号生成回路14、受信アンテナ25、及び受信機26を備える。
図3において、送信アンテナ1c及び1d、高出力増幅器2c及び2d、フィルタ3c及び3d、ミクサ4c及び4d、フィルタ5c及び5d、増幅器6c及び6dは、送信機と受信機との違いはあるが、それぞれ、図1における、アンテナ1a及び1b、低雑音増幅器2a及び2b、フィルタ3a及び3b、ミクサ4a及び4b、フィルタ5a及び5b、増幅器6a及び6bに対応している。
信号処理回路21は、演算によりディジタル信号を出力し、また、入力したディジタル信号から演算により必要な情報を得る信号処理回路である。信号処理回路21は、ユーザに送信したい信号をディジタル信号としてDAC7c及び7dに出力する。また、受信機26が出力したディジタル信号から、ユーザが送信した電波に含まれる情報を演算により得る。加えて、情報を正しく得ることができたかどうかに応じて局部発振波生成回路10の状態を切り替える状態切替信号を、制御信号生成回路14に出力する。例えば、信号処理回路21は、FPGA、ASIC、論理演算回路などで構成される。
DAC7c及び7dは、ディジタル信号をアナログ信号に変換するDACである。DAC7c及び7dは、信号処理回路21が出力したディジタル信号をアナログ信号に変換し、増幅器6c及び6dに出力するDACである。例えば、DAC7c及び7dには、抵抗ラダー形、電流出力形、デルタシグマ形などのDACが用いられる。
受信アンテナ25は、電波を受信するアンテナである。受信アンテナ25は、ユーザが送信した電波を受信し、受信機26に出力する受信アンテナである。例えば、受信アンテナ25には、ダイポールアンテナやパッチアンテナなどが用いられる。受信アンテナ25は、図1に示すアンテナ1a及び1bと同じものを用いても良い。
受信機26は、入力した信号を増幅し、信号に含まれる不要波を除去し、信号の周波数を信号処理回路で処理できる周波数に変換し、ディジタル信号に変換する受信機である。受信機26は、受信アンテナ25が受信した信号を増幅し、信号に含まれる不要波を除去し、信号の周波数を信号処理回路21で処理できる周波数に変換し、ディジタル信号に変換し、信号処理回路21に出力する。なお、受信機26は、図1に示すアンテナ1a及び1b〜ADC7a及び7b、基準発振器9及び局部発振波生成回路10から構成される受信機を用いても良いし、局部発振波生成回路10の代わりに単一の局部発振器を用いた構成でも良い。図3には、受信アンテナ25及び受信機26を1つずつ用いる構成を示しているが、受信アンテナ25及び受信機26をN個ずつ用いる構成でも良い。
次に、この発明の実施の形態2に係るアレーアンテナ装置の動作を説明する。
信号処理回路21は、ユーザに送信するパイロット信号をディジタル信号としてDAC7c及び7dに出力する。DAC22は、信号処理回路21が出力したディジタル信号をアナログ信号に変換し、増幅器6c及び6dに出力する。増幅器6c及び6dは、それぞれ、DAC7c及び7dが出力した信号を増幅し、フィルタ5c及び5dに出力する。
フィルタ5c及び5dは、それぞれ、増幅器6c及び6dが出力した信号に含まれる不要波を除去し、所望波を通過させ、ミクサ4c及び4dに出力する。
ミクサ4c及び4dは、それぞれ、フィルタ5c及び5dが出力した信号と局部発振波生成回路10が出力した局部発振波とを混合し、その混合波をフィルタ3c及び3dに出力する。
フィルタ3c及び3dは、それぞれ、ミクサ4c及び4dが出力した信号に含まれる不要波を除去し、所望波を通過させ、高出力増幅器2c及び2dに出力する。
高出力増幅器2c及び2dは、それぞれ、フィルタ3c及び3dが出力した信号を高出力に増幅し、送信アンテナ1c及び1dに出力する。送信アンテナ1c及び1dは、それぞれ、高出力増幅器2c及び2dが出力した信号を電波としてユーザに送信する。
ユーザは、送信アンテナ1c及び1dが送信したパイロット信号を受信し、所望の通信品質が得られたかどうかを判断し、その結果が含まれた応答信号を受信アンテナ25に送信する。
受信アンテナ25は、ユーザが送信した応答信号を受信し、受信機26に出力する。受信機26は、受信アンテナ25が受信した応答信号を増幅し、信号に含まれる不要波を除去し、信号の周波数を信号処理回路21で処理できる周波数に変換するとともにディジタル信号に変換し、信号処理回路21に出力する。
信号処理回路21は、受信機26が出力したディジタル信号から応答信号の内容を読み取り、所望の通信品質が得られたかどうかに応じて、局部発振波生成回路10の状態を切り替える状態切替信号を制御信号生成回路14に出力する。例えば、信号処理回路21は、応答信号を復調したディジタルのビット列の中で、特定のビットの値が“1”か“0”かによって、ユーザが正しく受信できたか否かを判断する。また、ここで、状態切替信号とは、図2に示す状態を切り替える信号である。つまり、局部発振波生成回路10を構成する局部発振器11a及び11bの電源のON/OFFと、局部発振器11a及び11bが出力する局部発振波の出力先と、可変利得増幅器13a及び13bの利得との組合せを表す状態を切り替える信号である。例えば、状態切替信号は、1ビットのディジタル信号であり、“HIGH”なら図2(a)の状態、“LOW”なら図2(b)の状態を示す。
制御信号生成回路14は、信号処理回路21が出力する状態切替信号に基づいて、局部発振波生成回路10の状態を制御する複数の制御信号を局部発振波生成回路10に出力する。
はじめに、局部発振波生成回路10が図2(a)の状態であったとする。送信アンテナ1c及び1dが送信したパイロット信号をユーザが受信し、所望の通信品質が得られた場合、信号処理回路21は、図2(a)の状態から図2(b)の状態に切り替えるための状態切替信号を制御信号生成回路14に出力する。
制御信号生成回路14は、局部発振器11a及び11b、経路切替回路12、並びに可変利得増幅器13a及び13bにそれぞれ電源制御信号、経路制御信号及び利得制御信号を出力し、図2(a)の状態から図2(b)の状態に切り替える。
図2(b)の状態において、送信アンテナ1c及び1dが送信したパイロット信号をユーザが受信した結果、所望の通信品質が得られた場合は、図2(b)の状態を維持し、アレーアンテナを低消費電力な状態で動作させた上で通信を開始する。
逆に、所望の通信品質が得られなかった場合は、図2(b)の状態から再び図2(a)の状態に戻すための状態切替信号を制御信号生成回路14に出力し、これ以降は図2(a)の状態を維持した上で通信を開始する。
以上のように、実施の形態2によれば、送信アンテナ1c及び1dからユーザに対して送信する信号の信号対雑音比の要求に合わせて、局部発振波生成回路10を構成する局部発振器11a及び11bの電源のON/OFFと、局部発振器11a及び11bが出力する局部発振波の出力先と、可変利得増幅器13a及び13bの利得を変化させるので、信号対雑音比の要求の変化に応じて、複数の局部発振器(局部発振器11a及び11b)を必要最低限の消費電力で動作することができる。
なお、以上の説明では、送信アンテナが2つの場合について説明したが、N個であってもよい。N個のアンテナ1を用いる場合、局部発振器もN個必要となる。この場合も、信号対雑音比の要求に合わせて、使用する局部発振器の数を適応的に変えることにより、複数の局部発振器を必要最低限の消費電力で動作するアレーアンテナを得ることができる。
また、以上の説明では、送信アンテナの数と同数のDAC、増幅器、及びフィルタを用いる構成について説明したが、1つのDACの出力を複数の増幅器に分配する構成としても良い。同様に、DACと増幅器とを1つだけ用いて、増幅器の出力を複数のフィルタに分配する構成や、DACと増幅器とフィルタを1つだけ用いてフィルタの出力を複数のミクサに分配する構成としても良く、いずれの構成であっても、使用する局部発振器の数を適応的に変えることにより、複数の局部発振器を必要最低限の消費電力で動作することができる。
実施の形態3.
実施の形態1及び実施の形態2では、アンテナ1の数と同数の局部発振器11を配置することで、アンテナ1の数と同数の局部発振波生成回路10の状態を実現し、信号対雑音比の要求に合わせて、複数の局部発振器を必要最低限の消費電力で動作するアレーアンテナについて説明した。実施の形態3では、アンテナ1の数よりも多くの局部発振器を配置することで、信号対雑音比の要求がより高い高速通信に対応した局部発振波生成回路の状態を実現する構成について説明する。
図4は、この発明の実施の形態3に係るアレーアンテナの一構成例を示す構成図である。図4において、図1から図3と同一符号は、同一または相当部分を示している。本アレーアンテナは、図1と同様にアンテナ1a及び1b、低雑音増幅器2a及び2b、フィルタ3a及び3b、ミクサ4a及び4b、フィルタ5a及び5b、増幅器6a及び6b、ADC7a及び7b、信号処理回路8、基準発振器9、局部発振波生成回路10、制御信号生成回路14を備える。局部発振波生成回路10は、局部発振器11a、11b、11c、経路切替回路12、可変利得増幅器13a及び13bを備える。図1との違いは、局部発振波生成回路10が局部発振器を3つ備えている点である。
図5は、この発明の実施の形態3に係るアレーアンテナ装置を構成する局部発振波生成回路10の状態を示す図である。図5(a)から図5(c)において、経路切替回路12はスイッチ16a及び16b、信号合成器17、信号分配器15から構成される。
図5(a)は、局部発振波生成回路10の状態の一つを示している。局部発振器11aから11cのうち、局部発振器11aの電源がONであり、局部発振器11b及び11cの電源はOFFである。経路切替回路12は、スイッチ16a及び16bをともに開放状態にする。経路切替回路12は、局部発振器11aから出力する局部発振波を信号合成器17及び信号分配器15を介して可変利得増幅器13a及び13bに出力する。可変利得増幅器13a及び13bは、図5(b)及び図5(c)と比べて利得が高い状態となっている。可変利得増幅器13a及び13bは、信号分配器15が出力した局部発振波を増幅し、ミクサ4a及び4bに出力する。
図5(a)に示す状態は、信号対雑音比の要求が低い場合に用いる。この場合、局部発振器11aから局部発振波を出力することにより、必要最低限の信号対雑音比で動作しつつ、局部発振器11b及び11cを駆動する消費電力を抑制することができる。
図5(b)は、局部発振波生成回路10の状態の一つを示している。局部発振器11aから11cのうち、局部発振器11a及び局部発振器11bの電源がONであり、11cの電源はOFFである。経路切替回路12は、スイッチ16aを局部発振器11b側に切り替え、16bは開放状態にする。経路切替回路12は、局部発振器11aから出力する局部発振波と、局部発振器11bからスイッチ16aを介して出力する局部発振波とを信号合成器17で合成した後、信号分配器15で再び分配し、可変利得増幅器13a及び13bに出力する。可変利得増幅器13a及び13bは、図5(c)と比べて利得が高いが図5(a)と比べて利得が低い状態となっている。可変利得増幅器13a及び13bは、信号分配器15が出力した局部発振波を増幅し、ミクサ4a及び4bに出力する。
図5(b)に示す状態は、信号対雑音比の要求が高い場合に用いる。この場合、局部発振器11a及び11bから互いに信号成分の周波数と位相が同一で、雑音成分が独立したランダムな成分を有する局部発振波をそれぞれ出力することにより、信号成分はコヒーレント合成され、雑音成分はインコヒーレント合成されるので、信号合成器17が出力する局部発振波の信号成分と雑音成分の比である信号対雑音比を、図5(a)に示す単一の局部発振器を用いる構成と比べて3dB高めることができる。信号対雑音比の向上した局部発振波をミクサ4a及び4bに入力することにより、ADC7a及びADC7bが出力する受信ディジタル信号を信号処理回路8で積算した後に得られる信号成分と雑音成分との比である信号対雑音比を、図5(a)に示す単一の局部発振器を用いる構成と比べて3dB高めることができる。また、局部発振器11cを駆動する消費電力を抑制することができる。
図5(c)は、局部発振波生成回路10の状態の一つを示している。局部発振器11aから11cのすべての電源がONである。経路切替回路12は、スイッチ16a及び16bをともに局部発振器11b側に切り替える。経路切替回路12は、局部発振器11aから出力する局部発振波と、局部発振器11bからスイッチ16aを介して出力する局部発振波と、局部発振器11cからスイッチ16bを介して出力する局部発振波とを信号合成器17で合成した後、信号分配器15で再び分配し、可変利得増幅器13a及び13bに出力する。可変利得増幅器13a及び13bは、図5(a)及び図5(b)と比べて利得が高い状態となっている。可変利得増幅器13a及び13bは、信号分配器15が出力した局部発振波を増幅し、ミクサ4a及び4bに出力する。
図5(c)に示す状態は、図5(b)に示す状態よりも信号対雑音比の要求がさらに高い場合に用いることができる。この場合、局部発振器11a、11b、11cから互いに信号成分の周波数と位相が同一で、雑音成分が独立したランダムな成分を有する局部発振波をそれぞれ出力することにより、信号成分はコヒーレント合成され、雑音成分はインコヒーレント合成されるので、信号合成器17が出力する局部発振波の信号成分と雑音成分との比である信号対雑音比を、図5(b)に示す単一の局部発振器を用いる構成と比べてさらに2dB高めることができる。信号対雑音比の向上した局部発振波をミクサ4a及び4bに入力することにより、ADC7a及びADC7bが出力する受信ディジタル信号を信号処理回路8で積算した後に得られる信号成分と雑音成分の比である信号対雑音比を、図5(b)に示す単一の局部発振器を用いる構成と比べてさらに2dB高めることができる。
図5(a)から(c)の代わりに、以下に示す図6(a)から(c)の回路を用いても、同様の効果が得られる。
図6は、この発明の実施の形態3に係るアレーアンテナ装置を構成する局部発振波生成回路10の他の構成例の状態を示す図である。図6(a)から図6(c)において、経路切替回路12はスイッチ16a及び16b、信号合成器17a、17b、信号分配器15から構成される。
図6(a)は、図5(a)に対応した局部発振波生成回路10の状態を示している。局部発振器11aから11cのうち、局部発振器11aの電源がONであり、局部発振器11b及び11cの電源はOFFである。経路切替回路12は、スイッチ16a及び16bをともに開放状態にする。経路切替回路12は、局部発振器11aから出力する局部発振波を信号合成器17a、17b及び信号分配器15を介して可変利得増幅器13a及び13bに出力する。可変利得増幅器13a及び13bは、図6(b)及び図6(c)と比べて利得が高い状態となっている。可変利得増幅器13a及び13bは、信号分配器15が出力した局部発振波を増幅し、ミクサ4a及び4bに出力する。
図6(b)は、図5(b)に対応した局部発振波生成回路10の状態を示している。局部発振器11aから11cのうち、局部発振器11a及び局部発振器11bの電源がONであり、11cの電源はOFFである。経路切替回路12は、スイッチ16aを局部発振器11b側に切り替え、16bは開放状態にする。経路切替回路12は、局部発振器11aから出力する局部発振波と、局部発振器11bからスイッチ16aを介して出力する局部発振波とを信号合成器17aで合成した後、信号合成器17bを介して信号分配器15で再び分配し、可変利得増幅器13a及び13bに出力する。可変利得増幅器13a及び13bは、図6(c)と比べて利得が高いが、図6(a)と比べて利得が低い状態となっている。可変利得増幅器13a及び13bは、信号分配器15が出力した局部発振波を増幅し、ミクサ4a及び4bに出力する。
図6(c)は、図5(c)に対応した局部発振波生成回路10の状態を示している。局部発振器11aから11cのすべての電源がONである。経路切替回路12は、スイッチ16a及び16bをともに局部発振器11b側に切り替える。経路切替回路12は、局部発振器11aから出力する局部発振波と、局部発振器11bからスイッチ16aを介して出力する局部発振波とを信号合成器17aで合成し、局部発振器11cからスイッチ16bを介して出力する局部発振波と信号合成器17bで再び合成した後に、信号分配器15で再び分配し、可変利得増幅器13a及び13bに出力する。可変利得増幅器13a及び13bは、図6(a)及び図6(b)と比べて利得が高い状態となっている。可変利得増幅器13a及び13bは、信号分配器15が出力した局部発振波を増幅し、ミクサ4a及び4bに出力する。
次に、図6に示した局部発振波生成回路10の状態を切り替える手順を示す。
はじめに、局部発振波生成回路10が図6(c)の状態であったとする。アンテナ1a及び1bが受信したパイロット信号を最終的に信号処理回路8で処理した結果、目標とする信号対雑音比を満足している場合、信号処理回路8は図5(c)の状態から図5(b)の状態に切り替える状態切替信号を制御信号生成回路14に出力する。
制御信号生成回路14は、局部発振器11a、11b、11c、経路切替回路12、並びに可変利得増幅器13にそれぞれ電源制御信号、経路制御信号、及び利得制御信号を出力し、図6(c)の状態から図6(b)の状態に切り替える。
図6(b)の状態において、アンテナ1a及び1bが受信したパイロット信号を最終的に信号処理回路8で処理した結果、目標とする信号対雑音比を満足している場合は、信号処理回路8は図6(b)の状態から図6(a)の状態に切り替える状態切替信号を制御信号生成回路14に出力する。
制御信号生成回路14は、局部発振器11a、11b、11c、経路切替回路12、並びに可変利得増幅器13にそれぞれ電源制御信号、経路制御信号、及び利得制御信号を出力し、図6(b)の状態から図6(a)の状態に切り替える。
逆に、目標とする信号対雑音比を満足しない場合は、図6(b)の状態から再び図6(c)の状態に戻すための状態切替信号を制御信号生成回路14に出力し、これ以降は図6(c)の状態を維持した上で通信を開始する。
図6(a)の状態において、アンテナ1a及び1bが受信したパイロット信号を最終的に信号処理回路8で処理した結果、目標とする信号対雑音比を満足している場合は、図6(a)の状態を維持し、アレーアンテナ装置を低消費電力な状態で動作させた上で、通信を開始する。
逆に、目標とする信号対雑音比を満足しない場合は、図6(a)の状態から再び図5(b)の状態に戻すための状態切替信号を制御信号生成回路14に出力し、これ以降は図6(b)の状態を維持した上で通信を開始する。
以上のように、実施の形態3によれば、アンテナ1a及び1bよりも多くの局部発振器11a、11b、11cを配置し、信号対雑音比の要求に合わせて、局部発振波生成回路10を構成する局部発振器11a、11b、11cの電源のON/OFFと、局部発振器11a、11b、11cが出力する局部発振波の出力先と、可変利得増幅器13a及び13bの利得とを変化させるので、信号対雑音比の要求の変化に応じて、局部発振波生成回路10の消費電力を変化させることができ、信号対雑音比の要求がより高い高速通信に対応した局部発振波生成回路の状態を実現することができる。
なお、以上の説明では、信号を受信するアンテナ(アンテナ1a及び1b)が2つの場合について説明したが、N個であっても良い。N個のアンテナを用いる場合、N+1個以上の局部発振器を配置することで、信号対雑音比の要求がより高い高速通信に対応した局部発振波生成回路の状態を実現することができる。
また、以上の説明では、図5及び図6に示す局部発振波生成回路10を受信機に適用した場合について説明したが、送信機に適用しても同様の効果が得られる。
1a 1b アンテナ、1c 1d 送信アンテナ、2a 2b 低雑音増幅器、2c 2d 高出力増幅器、3a 3b 3c 3d フィルタ、4a 4b 4c 4d ミクサ、5a 5b 5c 5d フィルタ、6a 6b 6c 6d 増幅器、7a 7b ADC、7c 7d DAC、8 信号処理回路、9 基準発振器、10 局部発振波生成回路、11a 11b 11c 局部発振器、12 経路切替回路、13a 13b 可変利得増幅器、14 制御信号生成回路、15 信号分配器、16 16a 16b スイッチ、17 17a 17b 信号合成器、21 信号処理回路、25 受信アンテナ、26 受信機。

Claims (7)

  1. 基準信号に同期した第1の局部発振波を出力し、制御信号に応じて電源のON/OFFを切り替える第1の局部発振器と、
    前記基準信号に同期し、かつ前記第1の局部発振波と周波数及び位相が同一である第2の局部発振波を出力し、前記制御信号に応じて電源のON/OFFを切り替える第2の局部発振器と、
    前記第1の局部発振器及び前記第2の局部発振器に接続され、前記制御信号または前記制御信号に同期する信号に応じて前記第1の局部発振波及び前記第2の局部発振波の経路を切り替える経路切替回路と、
    を備えたことを特徴とする局部発振装置。
  2. 前記経路切替回路は、前記第2の局部発振器の電源がONの場合に前記第1の局部発振波及び前記第2の局部発振波をそれぞれ出力し、前記第2の局部発振器の電源がOFFの場合に前記第1の局部発振波を分配して出力するように、経路を切り替えることを特徴とする請求項1に記載の局部発振装置。
  3. 前記経路切替回路は、
    前記第1の局部発振器に接続される第1の入力端子、第2の入力端子、及び出力端子を備える信号分配器と
    前記第2の局部発振器に接続される第1の端子、前記信号分配器の前記第2の入力端子に接続される第2の端子、及び出力端子である第3の端子を備え、接続を切り替えるスイッチと、
    を備えたことを特徴とする請求項2に記載の局部発振装置。
  4. 前記経路切替回路は、
    前記第1の局部発振器に接続され、信号を合成する信号合成器と、
    前記第2の局部発振器及び前記信号合成器に接続され、接続を切り替えるスイッチと、
    前記信号合成器の出力端子に接続され、前記信号合成器の出力信号を分配する信号分配器と、
    を備えたことを特徴とする請求項2に記載の局部発振装置。
  5. 請求項1に記載の局部発振装置と、
    第1の受信信号を受信する第1のアンテナと、
    第2の受信信号を受信する第2のアンテナと、
    前記第1の受信信号と前記局部発振装置が出力する前記第1の局部発振波または前記第2の局部発振波とを混合し、第1の混合波を出力する第1の混合器と、
    前記第2の受信信号と前記局部発振装置が出力する前記第1の局部発振波または前記第2の局部発振波とを混合し、第2の混合波を出力する第2の混合器と、
    前記第1の混合波を第1のデジタル信号に変換する第1のアナログデジタル変換器と、
    前記第2の混合波を第2のデジタル信号に変換する第2のアナログデジタル変換器と、
    前記第1のデジタル信号及び前記第2のデジタル信号を処理し、前記第1の受信信号及び前記第2の受信信号の雑音特性を算出する信号処理回路と、
    前記信号処理回路が算出した雑音特性にしたがって、前記制御信号を前記第1の局部発振器及び前記第2の局部発振器に出力し、前記制御信号または前記制御信号に同期する信号を出力する制御信号生成回路と、
    を備えたことを特徴とするアレーアンテナ装置。
  6. 請求項1に記載の局部発振装置と、
    デジタル信号を出力する信号処理回路と、
    前記信号処理回路が出力する前記デジタル信号の雑音特性にしたがって、前記制御信号を前記第1の局部発振器及び前記第2の局部発振器に出力し、前記制御信号または前記制御信号に同期する信号を出力する制御信号生成回路と、
    前記デジタル信号を第1のアナログ信号に変換する第1のデジタルアナログ変換器と、
    前記デジタル信号を第2のアナログ信号に変換する第2のデジタルアナログ変換器と、
    前記第1のアナログ信号と前記局部発振装置が出力する前記第1の局部発振波または前記第2の局部発振波とを混合し、第1の混合波を出力する第1の混合器と、
    前記第2のアナログ信号と前記局部発振装置が出力する前記第1の局部発振波または前記第2の局部発振波とを混合し、第2の混合波を出力する第2の混合器と、
    前記第1の混合波を送信する第1のアンテナと、
    前記第2の混合波を送信する第2のアンテナと、
    を備えたことを特徴とするアレーアンテナ装置。
  7. 前記信号処理回路が出力したパイロット信号に対する応答信号を受信する受信アンテナと、
    前記応答信号の周波数を変換する受信機と、
    を備え、
    前記信号処理回路は、周波数を変換した前記応答信号を受信し、受信結果にしたがって、前記制御信号生成回路を制御することを特徴とする請求項6に記載のアレーアンテナ装置。
JP2018519778A 2017-02-17 2018-01-11 局部発振装置及びアレーアンテナ装置 Active JP6399256B1 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JPPCT/JP2017/005822 2017-02-17
PCT/JP2017/005822 WO2018150528A1 (ja) 2017-02-17 2017-02-17 局部発振装置及びアレーアンテナ装置
PCT/JP2018/000394 WO2018150767A1 (ja) 2017-02-17 2018-01-11 局部発振装置及びアレーアンテナ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6399256B1 true JP6399256B1 (ja) 2018-10-03
JPWO2018150767A1 JPWO2018150767A1 (ja) 2019-02-21

Family

ID=63169780

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018519778A Active JP6399256B1 (ja) 2017-02-17 2018-01-11 局部発振装置及びアレーアンテナ装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US10784911B2 (ja)
JP (1) JP6399256B1 (ja)
WO (2) WO2018150528A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115315719A (zh) * 2019-11-15 2022-11-08 泰雷兹美国公司 用于小型飞行器精确进近着陆系统的天线和滑行路径阵列
US11728839B2 (en) * 2020-05-26 2023-08-15 KMB Telematics, Inc. Oscillator synchronization in multiple antennas systems using mutual coupling signals

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000341188A (ja) * 1999-05-26 2000-12-08 Mitsubishi Electric Corp 無線通信装置および無線通信方法
US20080132192A1 (en) * 2006-10-20 2008-06-05 Fci Inc. Multi-band receiver
JP5377750B2 (ja) * 2010-03-04 2013-12-25 三菱電機株式会社 アレイアンテナ装置

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3565160B2 (ja) * 2000-11-17 2004-09-15 日本電気株式会社 交差偏波間干渉補償回路
JP2005244854A (ja) 2004-02-27 2005-09-08 Kyocera Corp 無線通信装置及びアレーアンテナ制御方法
JP2006203653A (ja) * 2005-01-21 2006-08-03 Matsushita Electric Ind Co Ltd 受信回路とそれを用いた受信装置及び受信システム

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000341188A (ja) * 1999-05-26 2000-12-08 Mitsubishi Electric Corp 無線通信装置および無線通信方法
US20080132192A1 (en) * 2006-10-20 2008-06-05 Fci Inc. Multi-band receiver
JP5377750B2 (ja) * 2010-03-04 2013-12-25 三菱電機株式会社 アレイアンテナ装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20190393916A1 (en) 2019-12-26
WO2018150528A1 (ja) 2018-08-23
JPWO2018150767A1 (ja) 2019-02-21
US10784911B2 (en) 2020-09-22
WO2018150767A1 (ja) 2018-08-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8340606B2 (en) Doherty amplifier and transmitter using mixer
JP6166524B2 (ja) ビームフォーミングの方法及び当該方法を使用する装置
US7853212B2 (en) Multi-mode modulator
CN108141258B (zh) 用于大规模mimo的模拟处理系统
US11736131B2 (en) Segmented receiver for wireless communications
US20130165059A1 (en) Beamforming apparatus and method in mobile communication system
CN112217551B (zh) 波束成形装置和波束成形方法
JP6399256B1 (ja) 局部発振装置及びアレーアンテナ装置
JP4817890B2 (ja) 増幅装置、ポーラ変調送信装置及び無線通信装置
JP2007325220A (ja) マルチアンテナ通信装置
US20090086796A1 (en) Method And System For A High Frequency Signal Repeater Using A DDFS
JP6652130B2 (ja) 無線アクセスシステム及びその制御方法
US8559553B2 (en) Transmitter apparatus
US20040087298A1 (en) Local signal generation circuit
US10014884B1 (en) Analog modulated repeater/transceiver
US11894968B2 (en) Inphase quadrature current selector amplifiers for wireless communication
JP2011250093A (ja) 受信機及び送信機
US11785548B2 (en) Transmission apparatus
JP2009278316A (ja) A/d変換器、信号処理装置、及び無線受信機
WO2006095581A1 (ja) 半導体装置
JP6021711B2 (ja) 受信装置および受信方法
KR100658225B1 (ko) 신호처리 주파수대역의 가변을 위한 무선 송수신 장치
US8086209B2 (en) Method and apparatus for frequency mixing of radio frequency signals
JP2006093819A (ja) 高周波回路
JP2008177911A (ja) 無線通信装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180416

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20180416

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20180514

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180807

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180820

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6399256

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250