JP6396616B1 - フィーカリバクテリウム・プラウスニッツィ菌賦活用食品組成物及びフィーカリバクテリウム・プラウスニッツィ菌賦活剤 - Google Patents

フィーカリバクテリウム・プラウスニッツィ菌賦活用食品組成物及びフィーカリバクテリウム・プラウスニッツィ菌賦活剤 Download PDF

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【課題】新規な酪酸産生菌賦活用食品組成物及び酪酸産生菌賦活剤の提供。【解決手段】ユーグレナを有効成分として含有し、腸内フローラにおける酪酸産生菌の占有率を増加させるために用いられることを特徴とする酪酸産生菌賦活用食品組成物及び酪酸産生菌賦活剤。酪酸産生菌がクロストリジウム・レプタム群に属する菌、あるいは、フィーカリバクテリウム・プラウスニッツィ菌である酪酸産生菌賦活用食品組成物。ユーグレナを有効成分として含有し、腸内フローラにおける酪酸産生菌の占有率を増加させるために用いられることを特徴とする酪酸産生菌賦活剤。【選択図】図1

Description

本発明は、フィーカリバクテリウム・プラウスニッツィ菌賦活用食品組成物及びフィーカリバクテリウム・プラウスニッツィ菌賦活剤に関する。
ヒトの腸内には、100種類以上の腸内細菌が100兆個以上生息しており、腸内細菌の集団は腸内フローラや腸内細菌叢と呼ばれている。
腸内細菌は、腸内で相互にバランスを保ちながら腸内フローラを形成しており、腸内フローラが、ヒトの健康と関連していることがわかってきた。
疾病、老化、精神的・肉体的ストレス、環境の変化、食生活の変化などの原因により腸内フローラのバランスが崩れると、悪玉菌が増えることで有害物質が腸内で増加し、便秘や下痢、免疫機能の低下が生じる。
また、腸内で発生した有害物質が吸収されると、心臓、肝臓及び腎臓に負担を与え、例えば、肥満症、高血圧症、糖尿病、高脂血症、心筋梗塞、脳卒中などの生活習慣病と呼ばれる疾患の原因となることもある。
生活習慣病は、個々の原因で発症するのではなく、種々の原因が影響し合って発症することが分かっており、このような複合生活習慣病は、メタボリックシンドロームとも呼ばれている。
近年、腸内フローラと疾患の関係についての研究が進み、腸内フローラが、肥満症及びメタボリックシンドローム等の疾患に関与する環境要因の一つであることが明らかになってきており(非特許文献1、非特許文献2)、腸内フローラに着目した、肥満症及びメタボリックシンドローム等の疾患の予防又は治療が行われている。
例えば、プレバイオティクス等の機能性食品によって、腸内フローラを改善する試みがなされ、有用細菌(善玉菌)である乳酸菌やビフィズス菌を増殖させる機能性食品が開発されている。
一方で、食糧、飼料、燃料等としての利用が有望視されている生物資源として、ユーグレナ(属名:Euglena、和名:ミドリムシ)が注目されている。
ユーグレナは、ビタミン,ミネラル,アミノ酸,不飽和脂肪酸など、人間が生きていくために必要な栄養素の大半に該当する59種類もの栄養素を備え、多種類の栄養素をバランスよく摂取するためのサプリメントとしての利用や、必要な栄養素を摂取できない貧困地域での食糧供給源としての利用の可能性が提案されている。
ユーグレナは、食物連鎖の最底辺に位置し、捕食者により捕食されることや、光、温度条件、撹拌速度などの培養条件が他の微生物に比べて難しいなどの理由から、大量培養が難しいとされてきたが、近年、本発明者らの鋭意研究によって、大量培養技術が確立され、ユーグレナ及びユーグレナから抽出されるパラミロン等、ユーグレナ由来物質の大量供給の途が開かれた。
ユーグレナは、鞭毛運動をする動物的性質をもちながら、同時に植物として葉緑体を持ち光合成を行うユニークな生物であり、ユーグレナ自体やユーグレナ由来の物質に、多くの機能性があることが期待されている。
特許文献1には、ユーグレナ細胞又はユーグレナ細胞抽出物を有効成分とする乳酸菌生育促進剤が、乳酸菌の生育を促進することが記載されている。
特開平7−99967号公報
園山慶、「メタボリックシンドロームと腸内細菌叢」、腸内細菌学雑誌、vol.24、pp.193−201、2010 入江潤一郎ら、「腸内細菌叢と肥満症」、日本内科学会雑誌、vol.104、no.4、pp.703−709、2015
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、新規なフィーカリバクテリウム・プラウスニッツィ菌賦活用食品組成物及びフィーカリバクテリウム・プラウスニッツィ菌賦活剤を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、ユーグレナ由来物質の新規な利用方法となるフィーカリバクテリウム・プラウスニッツィ菌賦活用食品組成物及びフィーカリバクテリウム・プラウスニッツィ菌賦活剤を提供することにある。
本発明者らは、鋭意研究した結果、ユーグレナが腸内フローラにおける腸内細菌のバランスを変化させることを見出した。
より詳細には、ユーグレナが腸内フローラにおける酪酸産生菌の一種であるフィーカリバクテリウム菌の占有率を増加させる機能があることを明らかにして、本発明をするに至った。
従って、前記課題は、本発明によれば、ユーグレナを有効成分として含有し、腸内フローラにおけるフィーカリバクテリウム・プラウスニッツィ菌の占有率を増加させるために用いられることを特徴とするフィーカリバクテリウム・プラウスニッツィ菌賦活用食品組成物により解決される。
上記構成により、酪酸産生菌であるフィーカリバクテリウム・プラウスニッツィ菌の占有率を増加させる作用を示すため、酪酸産生菌の占有率の減少が関連している炎症性大腸炎などの疾患を予防したり治療したりすることができる。
また、腸内フローラにおける細菌のバランスが崩れていないヒト・動物に対しても、本発明のフィーカリバクテリウム・プラウスニッツィ菌賦活用食品組成物を用いることができる。例えば、家族歴や、生活習慣病に罹患している、ある種の薬の服用履歴がある等の情報に基づいて、フィーカリバクテリウム・プラウスニッツィ菌の占有率が減少する可能性が高い状態にあると判断された場合に、投与されることにより、フィーカリバクテリウム・プラウスニッツィ菌の占有率が低下してしまうことを予防するために用いることができる。
また、前記課題は、本発明によれば、ユーグレナを有効成分として含有し、腸内フローラにおけるフィーカリバクテリウム・プラウスニッツィ菌の占有率を増加させるために用いられることを特徴とするフィーカリバクテリウム・プラウスニッツィ菌賦活剤により解決される。
上記構成により、酪酸産生菌であるフィーカリバクテリウム・プラウスニッツィ菌の占有率を増加させる作用を示すため、炎症性大腸炎などの疾患を予防したり治療したりすることができる。
また、腸内フローラにおける細菌のバランスが崩れていないヒト・動物に対しても、本発明のフィーカリバクテリウム・プラウスニッツィ菌賦活剤を用いることができる。例えば、家族歴や、生活習慣病に罹患している、ある種の薬の服用履歴がある等の情報に基づいて、フィーカリバクテリウム・プラウスニッツィ菌の占有率が減少する可能性が高い状態にあると判断された場合に、投与されることにより、フィーカリバクテリウム・プラウスニッツィ菌の占有率が低下してしまうことを予防するために用いることができる。
本発明によれば、新規なフィーカリバクテリウム・プラウスニッツィ菌賦活用食品組成物及びフィーカリバクテリウム・プラウスニッツィ菌賦活剤を提供することができる。
本発明によれば、酪酸産生菌であるフィーカリバクテリウム・プラウスニッツィ菌の占有率を増加させる作用を示すため炎症性大腸炎などの疾患を予防したり治療したりすることができる。
本発明のフィーカリバクテリウム・プラウスニッツィ菌賦活用食品組成物及びフィーカリバクテリウム・プラウスニッツィ菌賦活剤は、有効成分として食品としても認可されているユーグレナを含むため、長期服用又は摂取しても安全で副作用の少ないフィーカリバクテリウム・プラウスニッツィ菌賦活用食品組成物及びフィーカリバクテリウム・プラウスニッツィ菌賦活剤を提供することができる。
本発明の一実施形態に係るユーグレナ由来物質を、ヒトに対して継続投与したときの便におけるフィーカリバクテリウム・プラウスニッツィ菌の占有率の変化を示すグラフである。 本発明の一実施形態に係るユーグレナ由来物質を、ヒトに対して継続投与したときの便におけるParabacteroides属の占有率の変化を示すグラフである。 本発明の一実施形態に係るユーグレナ由来物質を、ヒトに対して継続投与したときの便におけるStreptococcus属の占有率の変化を示すグラフである。 本発明の一実施形態に係るユーグレナ由来物質を、ヒトに対して継続投与したときの便におけるTuricibacter属の占有率の変化を示すグラフである。
以下、本発明の実施形態について、図1乃至3Bを参照しながら説明する。
本実施形態は、ユーグレナを有効成分として含有する酪酸産生菌賦活用食品組成物及び酪酸産生菌賦活剤に関するものである。
(定義)
本明細書において、「腸内」とは、ヒト等の動物の小腸や大腸など、バクテロイデス門やファーミキューテス門、ビフィドバクテリウム等の細菌が常在して、摂取した食物を消化し、栄養を吸収する消化器官の内部を指す。
本明細書において、「腸内細菌」とは、ヒト等の動物の腸内に存在する各種の菌をいう。
本明細書において、「腸内フローラ(Interstinal flora)」とは、腸内に存在する細菌の集団のことをいい、腸内細菌叢や腸内ミクロビオータ(Gut Microbiota)ともいう。
本明細書において、「腸内フローラバランス」とは、腸内フローラにおける各腸内細菌の占有率のバランス(構成比)のことをいい、「腸内フローラバランス改善」とは、腸内フローラにおける各種腸内細菌の占有率のバランスが、宿主にとって都合のよい方向に変動することをいう。
<腸内細菌>
ヒト等の動物の腸内に存在する腸内細菌として、代表的なものとしては、例えば、ファーミキューテス(Firmicutes)門、バクテロイデス(Bacteroidetes)門、アクチノバクテリア(Actinobacteria)門、プロテオバクテリア(Proteobacteria)門が挙げられる。これらの4つの門に分類される菌で腸内細菌の95%を占めることが知られている(服部正平,「ヒト腸内細菌叢の全体像と多様性」,Biophilia,vol.5,No.2,pp.6−9,2016)。
その他の腸内細菌として、ウェルコミクロビウム(Verrucomicrobia)門、フソバクテリウム(Fusobacteria)門、ユリアーキオータ(Euryarchaeota)門などの菌が挙げられる。
(ファーミキューテス門)
ファーミキューテス門は、DNA中の窒素塩基のうちグアニン(G)及びシトシン(C)の割合であるGC含量が25〜55mol%の範囲を有するグラム陽性の菌群であり、グラム陽性低GC含量細菌とも呼ばれる。
ファーミキューテス門は、ヒト腸内に棲息する最優勢分類群の一つであり、ファーミキューテス門に分類される菌として、クロストリジウム(Clostridium)属、ラクトバチルス(Lactobacillus)属、ルミノコッカス(Ruminococcus)属などの菌が知られている。
乳酸菌は、ラクトバチルス属に属する有用細菌(善玉菌)であり、例えば、ラクトバチルス・アシドフィルス(Lactobacillus acidophilus)、ラクトバチルス・カゼイ(Lactobacillus casei)、ラクトバチルス・ガセリ(Lactobacillus gasseri)などが例として挙げられる。
(バクテロイデス門)
バクテロイデス門は、グラム陰性の菌群である。
バクテロイデス門は、ヒト腸内に棲息する最優勢分類群の一つであり、バクテロイデス門に分類される菌として、バクテロイデス(Bacteroides)属、プレボテラ(Prevotella)属などの菌が知られている。
通常のヒトの腸内フローラにおいては、ファーミキューテスとバクテロイデスで約80〜95%を占めることが知られている。
(アクチノバクテリア門)
アクチノバクテリア門(放線菌門)は、DNAのGC含量が約55mol%以上の高い値を有するグラム陽性の菌群であり、グラム陽性高GC含量細菌とも呼ばれる。
アクチノバクテリア門に分類される菌として、ビフィドバクテリウム(Bifidobacterium)属などの菌が知られている。
ビフィズス菌は、ビフィドバクテリウム属に属する有用細菌(善玉菌)であり、例えば、ビフィドバクテリウム・アドレセンティス(Bifidobacterium adolescentis)、ビフィドバクテリウム・ブレーベ(Bifidobacterium breve)などが例として挙げられる。
(プロテオバクテリア門)
プロテオバクテリア門は、グラム陰性の菌群である。
プロテオバクテリア門に分類される菌として、エシェリキア(Escherichia)属(大腸菌)などの菌が知られている。
(酪酸産生菌)
酪酸は、短鎖脂肪酸の一種である。酪酸、プロピオン酸、酢酸などの短鎖脂肪酸は、カルシウムなどのミネラルの吸収促進、肝臓でのコレステロール合成抑制など、体の調子を整えるために必要な物質である。短鎖脂肪酸の中でも酪酸は、大腸を動かすエネルギー源として利用され、また腸管粘膜の傷を修復するのにも利用される。したがって、大腸の正常な機能に酪酸は重要な役割合を果たしているといえる。
代表的な酪酸産生菌として、クロストリジウム・レプタム(Clostridium leptum)群に属する菌であるフィーカリバクテリウム・プラウスニッツィ(Faecalibacterium prausnitzii)が知られている。また、その他の酪酸産生菌として、クロストリジウム・ブチリカム(Clostridium butyricum)などが知られている。
(フィーカリバクテリウム・プラウスニッツィ菌)
フィーカリバクテリウム・プラウスニッツィ(Faecalibacterium prausnitzii)菌は、クロストリジウム・レプタム(Clostridium leptum)群に分類され、ファーミキューテス門のフィーカリバクテリウム属に属する腸内細菌の一種であり、大腸内で短鎖脂肪酸、特に酪酸を大量に産生する酪酸産生菌(善玉菌)の一種として知られている。
<腸内フローラバランス改善剤>
本実施形態に係る腸内フローラバランス改善剤は、ユーグレナ由来物質を有効成分とする腸内フローラバランス改善剤である。
「ユーグレナ由来物質」には、ユーグレナ生細胞やユーグレナの乾燥藻体などのユーグレナ藻体等が含まれる。
「腸内フローラバランス改善剤」とは、腸内フローラにおける各種腸内細菌の占有率のバランス(比率、構成比)を、宿主にとって都合のよい方向に変動させる剤のことをいう。
また、腸内フローラバランスが、宿主の健康状態に影響を与え、それにより宿主にとって都合の良い方向に変動したときに、「腸内フローラバランスが改善した」という。
(酪酸産生菌賦活剤、フィーカリバクテリウム・プラウスニッツィ菌賦活剤)
また、本実施形態に係る腸内フローラバランス改善剤の有効成分であるユーグレナ由来物質は、ヒト等の動物が摂取することにより、腸内フローラにおける酪酸産生菌の一種であり、クロストリジウム・レプタム群に分類されるフィーカリバクテリウム・プラウスニッツィ菌の占有率を増加させることができる。ユーグレナ由来物質は腸内フローラにおける特定菌種の勢力を変え腸内フローラのバランスを宿主にとって都合の良い方向へ変動させることができる。
フィーカリバクテリウム・プラウスニッツィ菌は、抗アレルギーや抗炎症に働くことが報告されており、炎症性大腸炎に罹患した患者において低下しているという報告(Sokol et al, Inflamm Bowel Dies, 15, 1183, 2009)がある。
従って、本実施形態に係る酪酸産生菌賦活剤やフィーカリバクテリウム・プラウスニッツィ菌賦活剤の摂取により、腸内の酪酸産生菌の一種であり、クロストリジウム・レプタム群に分類されるフィーカリバクテリウム・プラウスニッツィ菌の占有率が増加し、それによって産生される酪酸によって炎症部位の腸管細胞の修復と炎症の改善が可能になると考えられる。また、アレルギーや炎症を抑制する効果や、炎症性大腸炎などの疾患を予防したり治療したりする効果が期待される。
<ユーグレナ>
本実施形態において、「ユーグレナ」とは、動物学や植物学の分類でユーグレナ属(Euglena)に分類される微生物、その変種、その変異種のすべてを含む。
ここで、ユーグレナ属(Euglena)の微生物とは、動物学では原生動物門(Protozoa)の鞭毛虫綱(Mastigophorea)、植物鞭毛虫亜綱(Phytomastigophorea)に属するミドリムシ目(Euglenida)のユーグレノイディナ亜目(Euglenoidina)に属する微生物である。一方、ユーグレナ属の微生物は、植物学ではミドリムシ植物門(Euglenophyta)のミドリムシ藻類綱(Euglenophyceae)に属するミドリムシ目(Euglenales)に属している。
ユーグレナ属の微生物としては、具体的には、Euglena acus、Euglena anabaena、Euglena caudata、Euglena chadefaudii、Euglena deses、Euglena gracilis、Euglena granulata、Euglena intermedia、Euglena mutabilis、Euglena oxyuris、Euglena proxima、Euglena spirogyra、Euglena viridis、Euglena vermiformis、Euglena intermedia、Euglena pirideなどが挙げられる。
ユーグレナ細胞としては、ユーグレナ・グラシリス(E. gracilis)、特に、ユーグレナ・グラシリス(E. gracilis)Z株、ユーグレナ・グラシリス(E. gracilis)NIES−49株などを用いることができるが、そのほか、ユーグレナ・グラシリス(E. gracilis)Z株の変異株SM−ZK株(葉緑体欠損株)や変種のvar. bacillaris、これらの種の葉緑体の変異株等の遺伝子変異株由来のβ−1,3−グルカナーゼ、Euglena intermedia, Euglena piride、及びその他のユーグレナ類、例えばAstaia longaであってもよい。
ユーグレナ属は、池や沼などの淡水中に広く分布しており、これらから分離して使用しても良く、また、既に単離されている任意のユーグレナ属を使用してもよい。
ユーグレナ属は、その全ての変異株を包含する。また、これらの変異株の中には、遺伝的方法、たとえば組換え、形質導入、形質転換等により得られたものも含有される。
ユーグレナ細胞の培養において、培養液としては、例えば、窒素源,リン源,ミネラルなどの栄養塩類を添加した培養液、例えば、改変Cramer−Myers培地((NHHPO 1.0g/L,KHPO 1.0g/L,MgSO・7HO 0.2g/l,CaCl・2HO 0.02g/l,Fe(SO・7HO 3mg/l,MnCl・4HO 1.8mg/l,CoSO・7HO 1.5mg/l,ZnSO・7HO 0.4mg/l,NaMoO・2HO 0.2mg/l,CuSO・5HO 0.02g/l,チアミン塩酸塩(ビタミンB1) 0.1mg/l,シアノコバラミン(ビタミンB12)、(pH3.5))を用いることができる。なお、(NHHPOは、(NHSOやNHaqに変換することも可能である。また、そのほか、ユーグレナ 生理と生化学(北岡正三郎編、(株)学会出版センター)の記載に基づき調製される公知のHutner培地,Koren−Hutner培地を用いてもよい。
培養液のpHは好ましくは2以上、また、その上限は、好ましくは6以下、より好ましくは4.5以下である。pHを酸性側にすることにより、光合成微生物は他の微生物よりも優勢に生育することができるため、コンタミネーションを抑制できる。
ユーグレナ細胞の培養は、太陽光を直接利用するオープンポンド方式、集光装置で集光した太陽光を光ファイバー等で送り、培養槽で照射させ光合成に利用する集光方式等により行っても良い。
また、ユーグレナ細胞の培養は、例えば供給バッチ法を用いて行われ得るが、フラスコ培養や発酵槽を用いた培養、回分培養法、半回分培養法(流加培養法)、連続培養法(灌流培養法)等、いずれの液体培養法により行っても良い。
ユーグレナ細胞の分離は、例えば培養液の遠心分離,濾過又は単純な沈降によって行われる。
(ユーグレナ藻体)
本実施形態では、ユーグレナ藻体として、遠心分離,濾過又は沈降等によって分離したユーグレナ生細胞をそのまま用いることができる。ユーグレナ生細胞は、培養槽から収穫後そのままの状態で使用することもできるが、水若しくは生理食塩水で洗浄するのが好ましい。また、ユーグレナ藻体が水などの液体に分散した分散液の状態で用いてもよい。本実施形態において、ユーグレナ生細胞を凍結乾燥処理やスプレー乾燥処理して得たユーグレナの乾燥藻体をユーグレナ藻体として用いると好適である。
更に、ユーグレナ生細胞を超音波照射処理や、ホモゲナイズ等の機械処理を行うことにより得た藻体の機械的処理物をユーグレナ藻体として用いてもよい。また、機械的処理物に乾燥処理を施した機械的処理物乾燥物をユーグレナ藻体として用いてもよい。
<用途>
実施形態に係るユーグレナ由来物質を有効成分として含有する酪酸産生菌賦活用食品組成物及び酪酸産生菌賦活剤、特にフィーカリバクテリウム・プラウスニッツィ菌賦活用食品組成物及びフィーカリバクテリウム・プラウスニッツィ菌賦活剤は、腸内フローラバランスが崩れているという確定診断を受けた患者に投与される。
また、本実施形態のユーグレナ由来物質を有効成分として含有する酪酸産生菌賦活用食品組成物及び酪酸産生菌賦活剤は、医薬組成物、健康食品等の食品組成物として構成され、遺伝的に又は生活環境から考慮して、腸内フローラバランスが崩れる可能性の高い者、酪酸産生菌の占有率が減少する可能性の高い者に、予防的に投与される。
ユーグレナ藻体などのユーグレナ由来物質は、食品としても摂取可能で副作用がないため、腸内フローラバランスが崩れているという確定診断を受ける前や、酪酸産生菌の占有率が減少しているとの確定診断を受ける前であっても、投与可能である。
一般的に、腸内フローラバランスの崩れは、ストレス、食生活、遺伝的要因など、様々な要因によって引き起こされることが知られている。
よって、本実施形態のユーグレナ由来物質を有効成分として含有する酪酸産生菌賦活用食品組成物及び酪酸産生菌賦活剤を、心理的ストレス・社会的ストレスのかかり易い環境にある人、例えば、心因性ストレスのかかりやすい職場、住環境にある人や試験等の準備中の人に対して、長期間継続投与できる。
また、本実施形態のユーグレナ由来物質を有効成分として含有する酪酸産生菌賦活用食品組成物及び酪酸産生菌賦活剤を、食生活や、遺伝的要因により、腸内フローラバランスが崩れる可能性の高い人、腸内フローラバランスが崩れる可能性の高い環境にある人、例えば、食生活の乱れた家庭の人に対して、長期間継続投与できる。
さらに、本実施形態に係るユーグレナ由来物質を有効成分として含有する酪酸産生菌賦活用食品組成物及び酪酸産生菌賦活剤を投与する対象は、上記症状又は状態の者や、ヒト以外の動物に限定されるものではない。
また、40歳以降の年齢のヒトに、ユーグレナ由来物質を有効成分として含有する酪酸産生菌賦活用食品組成物及び酪酸産生菌賦活剤を投与することができる。
40歳以上のヒトは、加齢等の要因により腸内フローラバランスが崩れる可能性が高くなっているが、ユーグレナ由来物質が備える、腸内フローラバランス改善効果、酪酸産生菌賦活効果により、酪酸産生菌の占有率が減少することを抑制することができる。
また、本実施形態に係るユーグレナ由来物質を有効成分として含有する酪酸産生菌賦活剤は、薬理学的に許容され得る添加剤を加え、食品組成物、医薬組成物等の組成物等として用いることができる。
(食品組成物)
また、本発明のユーグレナ由来物質は、食品にも用いることが可能である。
本実施形態の酪酸産生菌賦活用食品組成物は、食品の分野では、酪酸産生菌賦活作用を有効に発揮できる有効な量のユーグレナ由来物質を食品素材として、各種食品に配合することにより、当該作用を有する食品組成物を提供することができる。
すなわち、本発明は、食品の分野において、腸内フローラバランス改善用等と表示された食品の食品組成物を提供することができる。当該食品組成物としては、一般の食品のほか、特定保健用食品、栄養機能食品、機能性表示食品、病院患者用食品、サプリメント等が挙げられる。また、食品添加物として用いることもできる。
当該食品組成物としては、例えば、調味料、畜肉加工品、農産加工品、飲料(清涼飲料、アルコール飲料、炭酸飲料、乳飲料、果汁飲料、茶、コーヒー、栄養ドリンク等)、粉末飲料(粉末ジュース、粉末スープ等)、濃縮飲料、菓子類(キャンディ(のど飴)、クッキー、ビスケット、ガム、グミ、チョコレート等)、パン、シリアル等が挙げられる。また、特定保健用食品、栄養機能食品、機能性表示食品等の場合、カプセル、トローチ、シロップ、顆粒、粉末等の形状であっても良い。
ここで特定保健用食品とは、生理学的機能等に影響を与える保健機能成分を含む食品であって、消費者庁長官の許可を得て特定の保健の用途に適する旨を表示可能なものである。本発明においては、特定の保健用途として「腸内細菌のバランスを整えます」、「腸内の環境を良好に保ちます」、「おなかの調子を整えます」などと表示して販売される食品となる。
また栄養機能食品とは、栄養成分(ビタミン、ミネラル)の補給のために利用される食品であって、栄養成分の機能を表示するものである。栄養機能食品として販売するためには、一日当たりの摂取目安量に含まれる栄養成分量が定められた上限値、下限値の範囲内にある必要があり、栄養機能表示だけでなく注意喚起表示等もする必要がある。
また機能性表示食品とは、事業者の責任において、科学的根拠に基づいた機能性を表示した食品である。販売前に安全性及び機能性の根拠に関する情報などが消費者庁長官へ届け出られたものである。
本実施形態に係る食品組成物には、ユーグレナ由来物質に加え、通常食品組成物に用いることができる成分を、1種または2種以上自由に選択して配合することが可能である。例えば、各種調味料、保存剤、乳化剤、安定剤、香料、着色剤、防腐剤、pH調整剤などの、食品分野で通常使用し得る全ての添加剤を含有させることができる。
(医薬組成物)
本実施形態の酪酸産生菌賦活剤は、医薬組成物として利用することができる。
本実施形態の酪酸産生菌賦活剤は、医薬の分野では、酪酸産生菌賦活作用を有効に発揮できる量のユーグレナ由来物質と共に、薬学的に許容される担体や添加剤を配合することにより、当該作用を有する医薬組成物が提供される。当該医薬組成物は、医薬品であっても医薬部外品であってもよい。
当該医薬組成物は、内用的に適用されても、また外用的に適用されても良い。従って、当該医薬組成物は、内服剤、静脈注射、皮下注射、皮内注射、筋肉注射及び/又は腹腔内注射等の注射剤、経粘膜適用剤、経皮適用剤等の製剤形態で使用することができる。
当該医薬組成物の剤型としては、適用の形態により、適当に設定できるが、例えば、錠剤、顆粒剤、カプセル剤、粉末剤、散剤などの固形製剤、液剤、懸濁剤などの液状製剤、軟膏剤、またはゲル剤等の半固形剤が挙げられる。
本実施形態に係る医薬組成物には、薬学的に許容される添加剤を1種または2種以上自由に選択して含有させることができる。
例えば、本実施形態に係る医薬組成物を経口剤に適用させる場合、例えば、賦形剤、結合剤、崩壊剤、界面活性剤、保存剤、着色剤、矯味剤、香料、安定化剤、防腐剤、酸化防止剤等の、医薬製剤の分野で通常使用し得る全ての添加剤を含有させることができる。また、ドラックデリバリーシステム(DDS)を利用して、徐放性製剤等にすることもできる。
以下、具体的実施例に基づいて本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
<実施例1>
ユーグレナ由来物質として、ユーグレナ・グラシリス粉末(ユーグレナ藻体、(株)ユーグレナ製)を用いた。
<試験1>
(試験条件)
被験者(ヒト)に実施例1のユーグレナ・グラシリス粉末を含有するカプセルを朝・夜それぞれ1gずつ(2g/日)経口摂取させ、ユーグレナの腸内フローラバランスの改善作用を確認する試験を行った。具体的には、腸内フローラにおけるフィーカリバクテリウムの占有率を測定する試験を行った。
被験者は、男性15名、女性13名の計28名であり、そのうち11名(男性2名、女性9名)が便秘気味であった。また、被験者の年齢層は40代〜60代であった。
測定点は摂取前(pre)、摂取開始2週間後(mid)、摂取4週間後(post)、摂取中止1か月後(add)の4点である。
各点の被験者の腸内細菌叢におけるフィーカリバクテリウム菌など各腸内細菌の占有率を測定した。
具体的には、被験者の糞における腸内細菌叢について、細菌叢に由来する16S rRNA部分の塩基配列の解析を公知な方法に基づいて行った。
(試験1の結果)
試験結果として、摂取前と、摂取開始2週間後と、摂取開始4週間後と、摂取中止1か月後の、フィーカリバクテリウム菌の占有率を比較したグラフを図1に示す。
図1に示すように、ユーグレナを摂取する期間が長くなればなるほど、フィーカリバクテリウム菌の占有率が有意に増加した(*摂取前対摂取中止1か月後:p<0.05、ウィルコクソンの符号順位検定)。また、ユーグレナの摂取を中止1か月後では、フィーカリバクテリウム菌の占有率が低下することが分かった。
試験例1の結果より、ユーグレナを継続摂取すると、腸内フローラにおけるフィーカリバクテリウム菌の占有率が増加することが分かった。
以上より、ユーグレナが生体に経口投与されると、腸内フローラにおける酪酸産生菌の一種であり、クロストリジウム・レプタム群に分類されるフィーカリバクテリウム・プラウスニッツィ菌を活性化及び増殖させる作用を果たすことが分かった。
また、酪酸産生菌であるクロストリジウム・ブチリカム(Clostridium butyricum)について、解析を行ったところ、0.203%(pre)、0.402%(mid)、0.216%(post)、0.199%(add)のように推移していた。
腸内細菌の占有率を属レベルで検討した結果を図2、図3A及び図3Bに示す。
図2に示すように、pre対midにおいて、Parabacteroides属が有意に変動した。
また、図3A及び図3Bに示すように、pre対postにおいて、Streptococcus属(図3A)及びTuricibacter属(図3B)が有意に変動した。
また、エクオール産生菌であるEggerthella lentaについて、解析を行ったところ、0.080%(pre)、0.098%(mid)、0.091%(post)、0.081%(add)のように推移しており、preからmidにかけて占有率が増加していた。

Claims (2)

  1. ユーグレナを有効成分として含有し、
    腸内フローラにおけるフィーカリバクテリウム・プラウスニッツィ菌の占有率を増加させるために用いられることを特徴とするフィーカリバクテリウム・プラウスニッツィ菌賦活用食品組成物。
  2. ユーグレナを有効成分として含有し、
    腸内フローラにおけるフィーカリバクテリウム・プラウスニッツィ菌の占有率を増加させるために用いられることを特徴とするフィーカリバクテリウム・プラウスニッツィ菌賦活剤。
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JP2016079119A (ja) * 2014-10-15 2016-05-16 柴田 和彦 経口投与用吸着剤、慢性腎臓疾患治療剤及び心血管合併症治療剤

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