JP6396117B2 - コンクリート表層品質評価装置およびコンクリート表層品質評価方法 - Google Patents

コンクリート表層品質評価装置およびコンクリート表層品質評価方法 Download PDF

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Description

本発明は、コンクリートの表層品質を評価する技術に関する。
コンクリートの表層品質を評価する技術として、例えば特許文献1、2で開示された技術が知られている。特許文献1では、コンクリート試験体の白華発生前と白華発生後の画像を撮影し、それぞれの画像データに含まれる全てのRGBの各平均値を算出し、それを合計した数値であるRGB合計値を算出し、白華発生後のRGB合計値から白華発生前のRGB合計値を差し引くことにより、RGB変化量値を算出し、かかるRGB変化量値により、コンクリートの白華発生度合を評価する技術が開示されている。特許文献2では、コンクリート表面の画像データを2値化して脆弱部に対応する画像領域を抽出する技術が開示されている。
特開2014−41027号公報 特開2001−20662号公報
しかし、特許文献1で開示された技術では、表面気泡やひび割れなどの表層品質を個別に判定することができない。特許文献2で開示された2値化を用いた技術では、閾値が狭いため認識誤差が生じやすく、照明等の光が当たる程度にも左右されやすい。
そこで、本発明は、コンクリート構造体の表層品質をその種別ごとに判定することのできる技術を提供する。
本発明は、コンクリート構造体の表面を撮影したカラー画像データを取得する取得手段と、前記カラー画像データに基づき、前記コンクリート構造体に関し、表層品質の種別ごとに、当該表層品質に対応する色の範囲を特定する特定手段と、記カラー画像データに含まれる各画素の色と、前記色の範囲とを比較して、各画素に応じた位置の前記コンクリート構造体の表層品質の種別判定する判定手段とを具備するコンクリート表層品質評価装置を提供する。
上記の構成において、前記特定手段は、前記カラー画像データが示す全画素の階調値の平均値に基づき、表面不具合でない、という種別の表層品質に対応する色の範囲を特定してもよい。
上記の構成において、前記判定手段は、前記カラー画像データにおいて共通の色の範囲に含まれる互いに隣り合う複数の画素で構成される連結画素群の表層品質の種別を、当該連結画素群の形状または大きさに基づき判定してもよい。
上記の構成において、前記特定手段は、前記カラー画像データが表す画像のうちユーザが指定した範囲における最頻出色に基づき、表面気泡またはひび割れ、という種別の表層品質に対応する色の範囲を特定してもよい。
また、本発明は、コンクリート構造体の表面を撮影したカラー画像データを取得する取得ステップと、前記カラー画像データに基づき、前記コンクリート構造体に関し、表層品質の種別ごとに当該表層品質に対応する色の範囲を特定する特定ステップと、前記カラー画像データに含まれる各画素の色と、前記色の範囲とを比較して、各画素に応じた位置の前記コンクリート構造体の表層品質の種別判定する判定ステップとを具備するコンクリート表層品質評価方法を提供する。
本発明によれば、コンクリート構造体の表層品質をその種別ごとに判定することができる。
実施形態の構成の全体を示す図。 コンクリート表層品質評価装置100のハードウェア構成を示す図。 表層品質の判定基準を示す図。 画素DB300の内容を示す図。 実施形態の処理の手順を示す流れ図。 第1判定処理の手順を示す流れ図。 第2判定処理の手順を示す流れ図。
本発明を実施するための形態の一例について説明する。図1は、実施形態の構成の全体を示す図である。撮影装置200は、例えば、デジタルスチールカメラであり、コンクリート構造体の表面を撮影したカラー画像データを生成し、生成したカラー画像データをメモリに記憶する。
図2は、コンクリート表層品質評価装置100のハードウェア構成を示す図である。制御部101は、CPU(Central Processing Unit)などの演算装置と、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)などの記憶装置とを備える(いずれも図示省略)。ROMには、ハードウェアやOS(Operating System)の起動の手順を記述したファームウェアが記憶されている。RAMは、CPUが演算を実行する際のデータの記憶に用いられる。
記憶部102は、例えばハードディスク記憶装置を備え、OSやアプリケーションプログラムなどが記憶されている。通信部103は、例えば、USB(Universal Serial Bus)端子であり、USBケーブルを介して撮影装置200との間で通信を行い、撮影装置200がコンクリート構造体の表面を撮影したカラー画像データを撮影装置200から取得する。外部IF(Interface)部104には、キーボードやマウスなどの入力装置110と、液晶パネルなどの表示装置120と、インクジェットプリンタなどの印刷装置130などが接続されている。
次に、表面不具合について説明する。表面不具合とは、表面気泡、ひび割れ、打ち重ね線(コールドジョイントおよび打ち重ね不良を含む)、砂すじ、豆板、表面剥離、色むらなどに分類される。これらの表面不具合は、コンクリートの地肌とは異なる色を呈する。また、表面不具合のうち、表面気泡とひび割れは、打ち重ね線(コールドジョイントおよび打ち重ね不良を含む)、砂すじ、豆板、表面剥離、色むら)と比べて色が濃い(黒に近い)傾向がある(以下、打ち重ね線、砂すじ、豆板、表面剥離、色むらを、「その他の表面不具合」と呼ぶ)。つまり、表面気泡およびひび割れに対応する色の範囲と、その他の表面不具合に対応する色の範囲と、コンクリートの地肌に対応する色の範囲とは、互いに異なっている。カラー画像データを構成する各画素の色は、一般にR(赤)、G(緑)、B(青)の各色の階調で表現されているため、本実施形態では、RGBの3色の階調によって、画素ごとに、表面気泡およびひび割れ、その他の表面不具合、コンクリートの地肌のどの範囲に該当するかを判定する。
図3は、表層品質の判定基準を示す図である。同図は、Rの例である。Rは、0から255の256階調で表される。この例では、階調値が大きいほど、全画素の平均値、及び、表面気泡とひび割れの最頻値は、実際にコンクリート構造物を撮影した画像に基づいて求められる。全画素の平均値は、全画素の階調値の平均値であり、この平均値を挟んで或る幅を有する範囲が、コンクリート基準範囲に定められる。階調値がこの範囲内である画素は、表面不具合に該当しない可能性がある。
表面気泡とひび割れの最頻値は、実際にコンクリート構造物を撮影した画像を表示装置に表示させ、ユーザが目視により表面気泡またはひび割れと判定した画素の階調値から算出される。あるいは、コンクリート構造物の表面に5円硬貨を置いて撮影し、硬貨の孔の中の影の部分の階調値から最頻値を求めるようにしてもよい。αは、最頻値に対する色のばらつきを加味するための値であり、最頻値に対して或る係数を乗じた値である。例えば、最頻値が100であり、係数が0.3であるとすると、α=30となり、最頻値+α=130となる。この場合、R=0以上130以下の範囲が、表面気泡・ひび割れ範囲に定められる。階調値がこの範囲内にある画素は、表面気泡またはひび割れの可能性がある。
階調値がコンクリート基準範囲と表面気泡・ひび割れ範囲のいずれにも該当しない画素は、その他の表面不具合の可能性がある。
G、BについてもRと同様に表層品質の判定基準が定められる。ただし、表面気泡とひび割れの最頻値や全画素の平均値は、色ごとに異なる場合もあり、2色または3色が等しい場合もあり得る。また、色ごとに異なるαの値が設定されてもよい。記憶部102には、R、G、Bのそれぞれについて、コンクリート基準範囲と表面気泡・ひび割れ範囲が記憶される。
図4は、画素データベース300(以下、画素DB300)の内容を示す図である。画素DB300は、記憶部102に記憶されている。画素DB300は、画素ごとのレコードを有し、各レコードは、「座標値」、「R階調値」、「G階調値」、「B階調値」、「種別」、「ラベル値」の各項目に対応するフィールドを有する。
「座標値」は、直交座標系における各画素の座標値である。「R階調値」、「G階調値」、「B階調値」は、それぞれR、G、Bを256階調で表した値である。「種別」は、以下に示すように、表層品質を種別ごとに異なる数字で表したものである。
0:表面不具合でない
1:表面気泡またはひび割れ
2:その他の表面不具合
3:表面気泡
4:ひび割れ
「ラベル値」は、連結画素に付与されたラベルの番号である。本実施形態では、表面不具合の可能性があると判定された画素に対して公知のラベリング処理を施すことによって、互いに隣り合う複数の画素で構成される連結画素群が抽出され、連結画素群ごとに固有のラベル値が付与される。
図5は、実施形態の処理の手順を示す流れ図である。制御部101は、記憶部102に記憶されたアプリケーションプログラムで記述された手順に従って、以下に示す処理を実行する。
ステップS01においては、ユーザが撮影装置200を用いて、評価対象となるコンクリートの表面を撮影する。すると、コンクリートの表面を撮影したカラー画像データが、撮影装置200のメモリに記憶される。
ステップS02においては、コンクリート表層品質評価装置100にカラー画像データを取り込む。具体的には、ユーザが撮影装置200とコンクリート表層品質評価装置100とをUSBケーブルで接続し、カラー画像データを撮影装置200からコンクリート表層品質評価装置100に送信する。送信されたカラー画像データは、画素DB300に格納される。
ステップS03においては、制御部101が、全画素値のRGBの平均値を算出し、コンクリート基準範囲を特定する。具体的には、制御部101が画素DB300からカラー画像データを読み出し、R、G、Bのそれぞれについて、全画素の階調値の平均値を算出し、この平均値に基づいてコンクリート基準範囲を特定する(図3参照)。
ステップS04においては、制御部101が、表面気泡またはひび割れに相当するRGBの範囲(表面気泡・ひび割れ範囲)を特定する。具体的には、表示装置120にカラー画像データに基づく画像を表示させ、表面気泡またはひび割れと見られる複数の箇所をユーザが入力装置110(マウス)を用いて指定する。すると、制御部101は、ユーザが指定した箇所に位置する画素のR、G、Bの階調値をカラー画像データから抽出し、R、G、Bのそれぞれについて、階調値の最頻値を特定する。制御部101は、最頻値に係数を乗じてαを求め、表面気泡・ひび割れ範囲を特定する(図3参照)。
ステップS05において、制御部101は、評価対象画素を選択する。具体的には、制御部101は、画素DB300の最初のレコードを評価対象画素として選択する。
ステップS06において、制御部101は、評価対象画素が表面気泡・ひび割れ範囲に含まれるか否かを判定する。具体的には、制御部101は、画素DB300から評価対象画素のR、G、Bの階調値を読み出し、R、G、Bのすべての階調値が表面気泡・ひび割れ範囲に含まれる場合には、評価対象画素が表面気泡・ひび割れ範囲に含まれると判定し(ステップS06:YES)、制御部101の処理はステップS10に進む。一方、R、G、Bの少なくとも1つの階調値が表面気泡・ひび割れ範囲に含まれない場合には、評価対象画素が表面気泡・ひび割れ範囲に含まれないと判定し(ステップS06:NO)、制御部101の処理はステップS07に進む。
ステップS10においては、制御部101は、評価対象画素は表面気泡またはひび割れの可能性があると判定する。この場合、制御部101は、画素DB300の評価対象画素に対応する種別のフィールドに「1」を書き込む。
ステップS07においては、制御部101は、評価対象画素がコンクリート基準範囲に含まれるか否かを判定する。具体的には、R、G、Bのすべての階調値がコンクリート基準範囲に含まれる場合には、評価対象画素がコンクリート基準範囲に含まれると判定し(ステップS07:YES)、制御部101の処理はステップS08に進む。一方、R、G、Bの少なくとも1つの階調値がコンクリート基準範囲に含まれない場合には、評価対象画素がコンクリート基準範囲に含まれないと判定し(ステップS07:NO)、制御部101の処理はステップS11に進む。
ステップS08においては、制御部101は、評価対象画素は表面不具合ではないと判定する。この場合、制御部101は、画素DB300の評価対象画素に対応する種別のフィールドに「0」を書き込む。
ステップS11においては、制御部101は、評価対象画素はその他の表面不具合の可能性があると判定する。この場合、制御部101は、画素DB300の評価対象画素に対応する種別のフィールドに「2」を書き込む。
ステップS09においては、制御部101は、すべての画素を評価したか否かを判断し、すべての画素を評価した場合(ステップS09:YES)には、ステップS12の処理に進み、評価していない画素がある場合(ステップS09:NO)には、ステップS05の処理に進む。ステップS05においては、制御部101は、画素DB300における上記評価対象画素の次のレコードを新たな評価対象画素として選択し、ステップS06以降の処理を実行する。
ステップS12においては、制御部101は、ラベリング処理により、すべての画素にラベル値を付与して画素DB300に書き込む。この処理によって、互いに隣り合う複数の画素で構成される連結画素群が抽出され、連結画素群ごとに固有のラベル値が付与される。
上記の処理により、各画素の表層品質の種別は、「0:表面不具合でない」、「1:表面気泡またはひび割れ」、「2:その他の表面不具合」のいずれかに判定される。また、連結画素群ごとに固有のラベル値が付与される。上記の処理が完了したならば、制御部101は、第1判定処理および第2判定処理を実行する。
図6は、第1判定処理の手順を示す流れ図である。第1判定処理は、図5のステップS10において表面気泡またはひび割れの可能性があると判定された画素で構成される連結画素群ごとに実行される処理である。
ステップS101においては、制御部101は、連結画素群が密集基準を満たしているか否かを判定する。具体的には、密集基準とは、画素の数の閾値であり、制御部101は、連結画素群を構成する画素の数がこの密集基準未満である場合(ステップS101:NO)には、ステップS105の処理に進み、その連結画素群は表面不具合ではないと判定する。連結画素群を構成する画素の数が非常に少ない場合(例えば、画素の数が1つ)、その連結画素群は、カラー画像データのエラーである可能性があるからである。この場合、制御部101は、画素DB300のその連結画素群に対応する種別のフィールドに「0」を上書きする。一方、連結画素群を構成する画素の数がこの密集基準以上である場合(ステップS101:YES)には、制御部101の処理はステップS102に進む。
ステップS102においては、制御部101は、連結画素群の形状が表面気泡の特性に合致するか、ひび割れの特性に合致するかを判定する。例えば、表面気泡の特性とは、連結画素群の形状が面状であることであり、ひび割れの特性とは、連結画素群の形状が線状であることである。制御部101は、連結画素群の形状が表面気泡の特性に合致する場合(ステップS102:表面気泡)には、ステップS103の処理に進み、連結画素群の形状がひび割れの特性に合致する場合(ステップS102:ひび割れ)には、ステップS104の処理に進む。
ステップS103においては、制御部101は、連結画素群が表面気泡であると判定し、画素DB300のその連結画素群に対応する種別のフィールドに「3」を上書きする。
ステップS104においては、制御部101は、連結画素群がひび割れであると判定し、画素DB300のその連結画素群に対応する種別のフィールドに「4」を上書きする。
図7は、第2判定処理の手順を示す流れ図である。第2判定処理は、図5のステップS11でその他の表面不具合の可能性があると判定された画素で構成される連結画素群ごとに実行される処理である。
ステップS201においては、制御部101は、連結画素群が密集基準を満たしているか否かを判定する。第1判定基準と同様に、密集基準とは、画素の数の閾値であり、制御部101は、連結画素群を構成する画素の数がこの密集基準未満である場合(ステップS201:NO)には、ステップS203の処理に進み、その連結画素群は表面不具合ではないと判定し、画素DB300のその連結画素群に対応する種別のフィールドに「0」を上書きする。一方、連結画素群を構成する画素の数がこの密集基準以上である場合(ステップS201:YES)には、制御部101の処理はステップS202に進む。なお、第2判定処理における密集基準として、第1判定処理における密集基準と異なる値が設定されていてもよい。
ステップS202においては、制御部101は、連結画素群がその他の表面不具合であると判定する。
以上の処理によって、コンクリート構造体の表面を撮影した画像から、コンクリートの表層品質が表面気泡、ひび割れ、およびその他の表面不具合のいずれかに判定される。制御部101は、表面気泡とひび割れとその他の表面不具合を区別した画像を表示装置120に表示させる。例えば、表面気泡とひび割れとその他の表面不具合とを互いに異なる色で着色した画像を表示させてもよいし、表面気泡とひび割れとその他の表面不具合とに互いに異なる記号を付加した画像を表示させてもよい。
本実施形態によれば、コンクリート構造体の表層品質をその種別ごとに判定することができる。また、本実施形態によれば、共通の色の範囲に含まれる複数種別の表層品質をその種別ごとに判定することができる。また、撮影の状況やコンクリートの配合などの諸条件が表層品質の色に与える影響を加味して、表層品質の種別ごとに、当該表層品質に対応する色の範囲を決めることができる。
<変形例>
上記の実施形態を次のように変形してもよい。また、複数の変形例を組み合わせもよい。
<第1変形例>
上記の実施形態では、連結画素群の形状によって表面気泡とひび割れを区別する例を示したが、連結画素群の大きさで区別してもよい。例えば、直交座標系の2つの座標軸方向における連結画素群の幅が閾値未満であるならば表面気泡であると判定し、幅がこの閾値以上であるならばひび割れであると判定してもよい。あるいは、連結画素群の縦横比が閾値未満であるならば表面気泡であると判定し、縦横比がこの閾値以上であるならばひび割れであると判定してもよい。
<第2変形例>
上記の実施形態では、ステップS06において、R、G、Bのすべての階調値が表面気泡・ひび割れ範囲に含まれる場合に、評価対象画素が表面気泡・ひび割れ範囲に含まれると判定したが、R、G、Bのいずれか1つまたは2つの階調値が表面気泡・ひび割れ範囲に含まれる場合に、評価対象画素が表面気泡・ひび割れ範囲に含まれると判定してもよい。ステップS07についても同様である。また、コンクリートおよび表面不具合の色は無彩色に近いため、R、G、Bの値は互いに近接している。従って、判定に用いる色をR、G、Bのいずれか1つまたは2つに限定してもよい。
<第3変形例>
上記の実施形態では、αが最頻値に対して或る係数を乗じた値である例を示したが、αは定数でもよい。また、αは、最頻値に対して或る係数を乗じた値と定数のうちの大きい方を選択するようにしてもよい。例えば、係数が0.3であり、定数が10であり、最頻値が100であるとすると、最頻値に対して係数を乗じた値は30となり、定数10よりも大きいからαは30が選択される。また、αは、最頻値に対して或る係数を乗じた値と定数のうちの小さい方を選択するようにしてもよい。また、αにオフセット値(例えば、0以上5以下の定数)を加えるようにしてもよい。また、最頻値に代えて平均値を用いてもよい。
<第4変形例>
撮影装置200およびコンクリート表層品質評価装置100にメモリカードを着脱するためのカードスロットを備えさせ、メモリカードを介してカラー画像データを取得するようにしてもよい。また、カラー画像データを無線通信で撮影装置200からコンクリート表層品質評価装置100に送信してもよい。また、コンクリート表層品質評価装置100は、撮影装置200を内蔵したノート型のコンピュータなどでもよい。
100 コンクリート表層品質評価装置、101 制御部、102 記憶部、103 通信部、104 外部IF部、110 入力装置、120 表示装置、130 印刷装置、200 撮影装置、300 画素DB

Claims (5)

  1. コンクリート構造体の表面を撮影したカラー画像データを取得する取得手段と、
    前記カラー画像データに基づき、前記コンクリート構造体に関し、表層品質の種別ごとに、当該表層品質に対応する色の範囲を特定する特定手段と、
    記カラー画像データに含まれる各画素の色と、前記色の範囲とを比較して、各画素に応じた位置の前記コンクリート構造体の表層品質の種別判定する判定手段と
    を具備するコンクリート表層品質評価装置。
  2. 前記特定手段は、前記カラー画像データが示す全画素の階調値の平均値に基づき、表面不具合でない、という種別の表層品質に対応する色の範囲を特定する
    請求項1に記載のコンクリート表層品質評価装置。
  3. 前記判定手段は、前記カラー画像データにおいて共通の色の範囲に含まれる互いに隣り合う複数の画素で構成される連結画素群の表層品質の種別を、当該連結画素群の形状または大きさに基づき判定する
    請求項1又は2に記載のコンクリート表層品質評価装置。
  4. 前記特定手段は、前記カラー画像データが表す画像のうちユーザが指定した範囲における最頻出色に基づき、表面気泡またはひび割れ、という種別の表層品質に対応する色の範囲を特定する
    請求項1乃至3のいずれか1項に記載のコンクリート表層品質評価装置。
  5. コンクリート構造体の表面を撮影したカラー画像データを取得する取得ステップと、
    前記カラー画像データに基づき、前記コンクリート構造体に関し、表層品質の種別ごとに当該表層品質に対応する色の範囲を特定する特定ステップと、
    記カラー画像データに含まれる各画素の色と、前記色の範囲とを比較して、各画素に応じた位置の前記コンクリート構造体の表層品質の種別判定する判定ステップと
    を具備するコンクリート表層品質評価方法。
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