JP6394950B2 - 衝突検知装置および車両用非常通報装置 - Google Patents

衝突検知装置および車両用非常通報装置 Download PDF

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本発明は、車両の衝突を感知する衝突検知装置および車両の衝突時に救援センターに対して非常通報を行う車両用非常通報装置に関する。
車両の衝突時に、乗員保護装置を作動させて乗員を衝突の衝撃から保護するため、または衝突時の車両状態に関する情報を外部の救援センターに送信するため、車両に発生する加速度に基づいて衝突判定を行う衝突検知装置に関する従来技術はこれまでにもあった(例えば、特許文献1参照)。通常、衝突を検知するために車両に取り付けられる加速度センサは、車両の前方部に設けられることが多い。車両前方部に取り付けられた加速度センサは、衝突部位に近いため、車両の衝突を早期に検出することができ、エアバッグ装置またはプリテンショナー付きのシートベルト装置等を迅速に作動させることを可能にする。
特開2011−225149号公報
ところが、その反面、車両前方部はクラッシュゾーンであり、衝突により変形、破壊する可能性が極めて高い。車両前方部が変形すると、それにともないクラッシュゾーン内の加速度センサも破損したり、接続されたワイヤーケーブルが断線したりすることがある。加速度センサやワイヤーケーブルの破損が発生しても、破損する以前に、検出された加速度が所定の閾値以上に達していれば、乗員保護装置を作動させることは可能である。
しかしながら、救援センターに対して、衝突した車両に関する情報を送信するために、車両の衝突形態や衝突時の乗員の挙動といった、衝突車両の状態情報を形成しようとする場合、衝突後における所定期間中の加速度検出が必要とされる。これに対し、加速度センサやワイヤーケーブルが破損した場合、その後に車両に発生する加速度を検出することはできなくなるため、衝突車両の状態情報の形成は困難となる。
また、通常、車両においては、エアバッグコントローラー内に車両の前後方向および横方向の加速度を検出可能なフロア加速度センサが設けられている。当該フロア加速度センサは、ダッシュボード下方に配置されていることが多く、衝突によって破損する可能性も低い。
しかしながら、フロアセンサの配置位置は衝突位置である車両外周から離れている車両中心に配置されているため、早期の衝突情報を取得するのは、困難である。また、フロアセンサは、車両中心近くであるため、衝突加速度は減衰され、また、衝突によりクラッシュゾーンで発生する様々な加速度の合成加速度となるため、衝突形態を判別する加速度情報を得ることは困難である。さらに、衝突判別するためには、車両の複数の位置での情報を利用することが信頼性確保の点から、求められている。したがって、車両におけるその取付位置の関係上、フロア加速度センサのみによって、状態情報を形成するための加速度を取得することは困難であった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、衝突時の車両の状態を正確に検出することを可能にする衝突検知装置および車両用非常通報装置を提供することにある。
上述した課題を解決するために、請求項1に係る衝突検知装置の発明は、車両(8)に発生した衝撃を検出する衝撃検出手段(2a、2b、3a、6a、6b、7)と、衝撃検出手段による検出値に基づいて、車両が正面衝突、オフセット衝突、又はセンターポール衝突をしたことを検出する衝突判定手段(3b)と、を備えた衝突検知装置(11、11A、11B)であって、衝撃検出手段は、車両の左右のフロントピラー(8a)にそれぞれ取り付けられ、少なくとも車両前後方向に発生した衝撃(Gx)を検出する一対のピラー衝撃センサ(2a、2b)を含んでいる。
この構成によれば、衝撃検出手段は、車両の左右のフロントピラーにそれぞれ取り付けられ、少なくとも車両前後方向に発生した衝撃を検出する一対のピラー衝撃センサを含んでいる。このように、ピラー衝撃センサは車両のクラッシュゾーンに設けられていないため、車両が正面衝突、オフセット衝突、又はセンターポール衝突を起こしても、ピラー衝撃センサの破損により衝撃検出値の取得が中断することがない。このため、衝突後において、ピラー衝撃センサの検出値に基づいて車両の状態を正確に検出し、衝突車両の状態情報を形成することが可能になる。また、衝突発生から衝撃がなくなるまで、ピラー衝撃センサから検出値を取得することができ、エアバッグ装置等の乗員保護装置を的確に作動させることができる。
本発明の実施形態1による車両用非常通報装置が取り付けられた車両と救援センターを示した図 実施形態1による衝突検知装置、車両用非常通報装置および救援センターを示したブロック図 車両に取り付けられたフロント加速度センサによる検出値を示した図 ピラー加速度センサによる検出値を示した図 センターポール衝突において、車両の各加速度センサが検出する加速度を示した図 正面衝突において、車両の各加速度センサが検出する加速度を示した図 オフセット衝突において、車両の各加速度センサが検出する加速度を示した図 実施形態1による衝突検知および非常通報の全体フローチャートを示した図 図5に表した乗員挙動判定のフローチャートを示した図 図5に表した外傷レベル判定のフローチャートを示した図 実施形態2による車両用非常通報装置が取り付けられた車両と救援センターを示した図 実施形態2による衝突検知装置、車両用非常通報装置および救援センターを示したブロック図 実施形態3による車両用非常通報装置が取り付けられた車両と救援センターを示した図 実施形態3による衝突検知装置、車両用非常通報装置および救援センターを示したブロック図
<実施形態1>
図1乃至図7に基づき、本発明の実施形態1による車両用非常通報装置1および衝突検知装置11について説明する。右ハンドルの車両8には、衝突検知装置11および衝突検知装置11を含んだ車両用非常通報装置1が取り付けられている。図1に示すように、車両8には、右ピラー加速度センサ2a、左ピラー加速度センサ2bおよびフロア加速度センサ3a(それぞれ衝撃検出手段に該当する)が設けられている。右ピラー加速度センサ2aおよび左ピラー加速度センサ2bは、ピラー衝撃センサに該当する。以下、右ピラー加速度センサ2a、左ピラー加速度センサ2bおよびフロア加速度センサ3aを包括して加速度センサ2a、2b、3aといい、右ピラー加速度センサ2aおよび左ピラー加速度センサ2bを包括してピラー加速度センサ2a、2bという場合がある。
ピラー加速度センサ2a、2bは、それぞれ車両8の前席の前方に位置する左右のフロントピラー(Aピラー)8aに取り付けられている。ピラー加速度センサ2a、2bは、それぞれ車両8の前後方向(図1に示したX軸方向であって、車両前後方向に該当する)に発生した加速度(前後方向加速度Gx)および横方向(図1に示したY軸方向であって、車両横方向に該当する)に発生した加速度(横方向加速度Gy)を検出することが可能に形成されている。尚、図1において、太い矢印は、ピラー加速度センサ2a、2bの検出可能な加速度の方向を示している。
また、フロア加速度センサ3aは、運転席前側のダッシュボード下側に取り付けられたコントローラー3の内部に取り付けられている。フロア加速度センサ3aは、車両8に発生した前後方向加速度Gxおよび横方向加速度Gyを検出することが可能に形成されている。尚、フロア加速度センサ3aは、前後方向加速度Gxを検出することができるセンサと、横方向加速度Gyを検出することができるセンサとを独立に有していてもよい。
加速度センサ2a、2b、3aは、それぞれ加速度を検出することにより、衝突時に車両8に発生する衝撃を検出している。
本実施形態による衝突検知装置11は、車両8の衝突を検知するために、フロア加速度センサ3aおよびピラー加速度センサ2a、2b以外(ピラー衝撃センサ以外に該当する)のセンサを備えておらず、車両8の前方部8dと、運転手席側ドア8b、助手席側ドア8c、センターピラー、ロッカーといった車両8の側面には衝撃検出手段を一切設けてはいない。
ここで、一般的に、車両8の前方部8dに取り付けられたフロント加速度センサ(図10に示した前方加速度センサ7参照)は、車両8の衝突時において、車両が衝突する位置であるクラッシュゾーンに配置されているため破損する可能性が高い。したがって、図3Aに示したように、車両8の衝突に起因してフロント加速度センサによって検出された前後方向加速度Gxは、その上昇途中の時点(図3AにTinにて示す)において検出不能になることがある。図3Aに示したように、フロント加速度センサが破損するまでに、所定の第1加速度閾値Gth1以上(所定の閾値以上に該当する)の加速度が検出できれば、エアバッグ装置4(後述)の作動開始はできるものの、衝突形態の判定や乗員の挙動の推定までは行うことはできない。
これに対して、上述したように、ピラー加速度センサ2a、2bは、それぞれフロントピラー8aに取り付けられているため、車両8が衝突した場合においても破損する可能性が極めて低い。そのため、図3Bに示したように、車両8の衝突によってピラー加速度センサ2a、2bが検出した前後方向加速度Gxが、途中で中断することはない。これにより、ピラー加速度センサ2a、2bによる検出値に基づいて、エアバッグ装置4等の乗員保護装置の作動開始が実行できることはもちろんのこと、衝突形態の判定や乗員の挙動の推定まで行うことが可能となる。
図1に戻って、車両8には、通信ユニット5(通知手段に該当する)が設けられている。本実施形態において、通信ユニット5はDCM (Data Communication Module)により形成されているが、これに限られるものではなく、携帯電話機等であってもよい。上述したように、通信ユニット5は、後述する衝突判定部3bによって、車両8に衝突が発生したことが検出された場合に、コントローラー3からの信号に基づき、救援センター9に対して通報を行う。通信ユニット5は、通報の際に、コントローラー3によって形成された送信信号を救援センター9に対し送信する。
前述したコントローラー3は、図示しない入出力装置、CPU、RAM等により形成された制御装置である。本実施形態によるコントローラー3は、車両8のエアバッグECUを兼ねている。図2に示すように、コントローラー3には、ピラー加速度センサ2a、2b、通信ユニット5およびエアバッグ装置4がそれぞれ接続されている。エアバッグ装置4は従前のタイプのものと同様であって、図示しないインフレータ、バッグおよび点火装置により形成されている。
コントローラー3は、フロア加速度センサ3a以外の構成として、衝突判定部3b、エアバッグ駆動部3c、加速度比較部3d、衝突形態判定部3e、加速度積分算出部3f、乗員ダメージ判定部3g、合成加速度ベクトル算出部3h、乗員挙動推定部3i、送信信号形成部3jを備えている。衝突判定部3bは、前述したピラー加速度センサ2a、2bおよびフロア加速度センサ3aとともに、衝突検知装置11を形成している。
衝突判定部3b(衝突判定手段に該当する)は、加速度センサ2a、2b、3aによる検出値に基づいて、車両8が衝突したことを検出する。
エアバッグ駆動部3cは、衝突判定部3bによって、車両8が衝突したことが検出された場合に、スクイブ電流を供給してエアバッグ装置4を作動させる。
加速度比較部3dは、車両8に衝突が発生した場合、加速度センサ2a、2b、3aによる検出値を互いに比較する。
衝突形態判定部3eは、加速度比較部3dによる比較結果に基づき、車両8の衝突パターンを推定する。加速度比較部3dと衝突形態判定部3eとにより、衝突形態判定ユニット3m(衝突形態判定手段に該当する)が形成される。
以下、図4A乃至図4Cに基づき、衝突形態判定ユニット3mによる車両8の衝突パターンの推定方法について、一例を挙げて説明する。図4A乃至図4Cにおいて示したように、衝突形態判定ユニット3mは、フロア加速度センサ3aまたはピラー加速度センサ2a、2bによって、第1加速度閾値GTh1よりも大きい加速度が検出された場合に、車両8に衝突が発生したと判定する。
また、図4Bにおいて示したように、衝突形態判定ユニット3mは、車両8に衝突が発生した場合であって、右ピラー加速度センサ2aおよび左ピラー加速度センサ2bの双方によって、所定の第2加速度閾値GTh2(GTh1<GTh2)よりも大きい加速度が検出された場合に、車両8は正面衝突をしたと判定する。
また、図4Cにおいて示したように、衝突形態判定ユニット3mは、車両8に衝突が発生した場合であって、右ピラー加速度センサ2aによる検出値と左ピラー加速度センサ2bによる検出値との差が、所定の閾値より大きい場合に、車両8はオフセット衝突をしたと判定する。
また、図4Aにおいて示したように、衝突形態判定ユニット3mは、車両8に衝突が発生した場合であって、車両8が正面衝突をしたと判定されておらず、かつ、オフセット衝突をしたと判定されていない場合に、車両8はセンターポール衝突をしたと判定する。
上述した内容は、車両8の衝突パターンの推定方法の一例であって、車両8の衝突パターンを推定するために、これ以外の方法を使用してもよい。
図2に戻って、加速度積分算出部3fは、ピラー加速度センサ2a、2bによる検出値を時間積分して加速度積分値∫Gx、∫Gyを算出する。
乗員ダメージ判定部3gは、加速度積分算出部3fによって算出された加速度積分値∫Gx、∫Gyに基づいて、車両8の衝突によって乗員が受けた損傷を判定する。加速度積分算出部3fと乗員ダメージ判定部3gとにより、傷害ダメージ判定ユニット3n(傷害ダメージ判定手段に該当する)が形成される。
合成加速度ベクトル算出部3hは、ピラー加速度センサ2a、2bによる検出値に基づき、車両8に発生した加速度の向きを表す合成加速度ベクトルGxyを算出する。
乗員挙動推定部3iは、合成加速度ベクトル算出部3hによって算出された合成加速度ベクトルGxyに基づいて、車両8の衝突による乗員の移動方向を推定する。合成加速度ベクトル算出部3hと乗員挙動推定部3iとにより、乗員挙動推定ユニット3p(乗員挙動推定手段に該当する)が形成される。
送信信号形成部3jは、衝突判定部3b、衝突形態判定ユニット3m、傷害ダメージ判定ユニット3nおよび乗員挙動推定ユニット3pによる判定結果または推定結果に基づいて、救援センター9に送信する送信信号を形成する。
これまで説明した衝突形態判定ユニット3m、傷害ダメージ判定ユニット3nおよび乗員挙動推定ユニット3pによって、状態情報形成ブロック3k(状態情報形成手段に該当する)が構成される。状態情報形成ブロック3kは、ピラー加速度センサ2a、2bによる検出値に基づいて、上述した車両8の衝突時の状態情報を形成する。状態情報には、衝突形態判定ユニット3mによって推定された車両8の衝突パターン、傷害ダメージ判定ユニット3nによって判定された乗員が受けた損傷および乗員挙動推定ユニット3pによって推定された乗員の移動方向が含まれる。状態情報形成ブロック3kによって形成された状態情報は、上述した送信信号に含まれて救援センター9に送信される。
次に、図5乃至図7に示したフローチャートに基づき、本実施形態による衝突検知方法および非常通報方法について説明する。最初に、図5に示したように、加速度センサ2a、2b、3aによって、前後方向加速度Gxおよび横方向加速度Gyが検出される(ステップS101)。次に、衝突判定部3bが、加速度センサ2a、2b、3aによって検出された前後方向加速度Gxまたは横方向加速度Gyに基づいて、車両8に衝突が発生したか否かを判定する(ステップS102)。車両8に衝突が発生していないと判定された場合、本フローは終了する。ステップS102において、車両8に衝突が発生したと判定された場合、前述したように、衝突形態判定ユニット3mが、加速度センサ2a、2b、3aによって検出された前後方向加速度Gxに基づき、車両8の衝突パターンを推定する(ステップS103)。その後、エアバッグ駆動部3cによって、エアバッグ装置4が検出値に応じて作動される(ステップS104)。エアバッグ駆動部3cは、推定された車両8の衝突パターンに基づき、該当するエアバッグ装置4を作動させる。
次に、乗員挙動推定ユニット3pが、ピラー加速度センサ2a、2bによって検出された前後方向加速度Gxと横方向加速度Gyに基づき、車両8の衝突による乗員の挙動を推定する乗員挙動判定を実行する(ステップS105)。次に、傷害ダメージ判定ユニット3nが、ピラー加速度センサ2a、2bによって検出された前後方向加速度Gxおよび横方向加速度Gyに基づき、車両8の衝突によって乗員が受けた損傷を判定する外傷レベル判定を実行する(ステップS106)。その後、通知手段5が救援センター9に対して非常通報を行う(ステップS107)。非常通報の際、状態情報形成ブロック3kによって形成された状態情報を含んだ送信信号が、救援センター9に送信される。
次に、図6に示したフローチャートに基づき、上述した乗員挙動推定ユニット3pによる乗員挙動判定(ステップS105)の処理について説明する。乗員挙動推定ユニット3pの合成加速度ベクトル算出部3hは、ピラー加速度センサ2a、2bによる検出値である前後方向加速度Gxと横方向加速度Gyに基づき、合成加速度ベクトルGxyを算出する(ステップS201)。合成加速度ベクトルGxyは、衝突により車両8に発生した加速度の向きを表している。次に、乗員挙動推定ユニット3pの乗員挙動推定部3iは、合成加速度ベクトル算出部3hによって算出された合成加速度ベクトルGxyに基づいて、車両8の衝突による乗員の移動方向を推定する(ステップS202)。具体的には、乗員挙動推定部3iは、合成加速度ベクトルGxyの向きを乗員の移動方向と推定している。
次に、図7に示したフローチャートに基づき、上述した傷害ダメージ判定ユニット3nによる外傷レベル判定(ステップS106)の処理について説明する。傷害ダメージ判定ユニット3nの加速度積分算出部3fは、ピラー加速度センサ2a、2bによる検出値である前後方向加速度Gxと横方向加速度Gyを時間積分して、それぞれ加速度積分値∫Gxおよび∫Gyを算出する(ステップS301)。次に、傷害ダメージ判定ユニット3nの乗員ダメージ判定部3gは、加速度積分算出部3fによって算出された加速度積分値∫Gxおよび∫Gyに基づいて、乗員が受けた損傷を判定する(ステップS302)。具体的には、算出された加速度積分値∫Gxおよび∫Gyを積分閾値Gv1と比較し、加速度積分値∫Gxおよび∫Gyのうちのいずれかが、積分閾値Gv1以上である場合、乗員が受けた損傷が大きい(外傷レベルが高い)と判定し(ステップS303)、加速度積分値∫Gxおよび∫Gyの双方が、積分閾値Gv1未満である場合、乗員が受けた損傷は小さい(外傷レベルが低い)と判定する(ステップS304)。
本実施形態によれば、ピラー加速度センサ2a、2bは、車両8の左右のフロントピラー8aにそれぞれ取り付けられ、前後方向加速度Gxおよび横方向加速度Gyを検出している。このように、ピラー加速度センサ2a、2bは車両8のクラッシュゾーンに設けられていないため、車両8が衝突しても、ピラー加速度センサ2a、2bの破損により加速度検出値の取得が中断することがない。このため、衝突後において、ピラー加速度センサ2a、2bの検出値に基づいて車両8の状態を正確に検出し、衝突車両8の状態情報を形成することが可能になる。
また、衝突発生から衝撃がなくなるまで、ピラー加速度センサ2a、2bから検出値を取得することができ、エアバッグ装置4等の乗員保護装置を的確に作動させることができる。
また、ピラー加速度センサ2a、2bは、車両8の左右のフロントピラー8aにそれぞれ取り付けられているため、車両8の前方部8dにおける衝突の衝撃が、ボデーの側面を介して伝達され、車両8のクラッシュゾーンに配置された前方加速度センサが検出する場合と同等に、衝撃を精度よく検出することができる。
また、一対のピラー加速度センサ2a、2bは、それぞれ横方向加速度Gyを検出可能に形成されている。すなわち、ピラー加速度センサ2a、2bが取り付けられたフロントピラー8aは、車両8の前方部8dに加えられた衝撃と、車両の側部に加えられた衝撃との双方を検出するために最適な位置にある。したがって、ピラー加速度センサ2a、2bは、横方向加速度Gyを検出可能にも形成することができる。これにより、ピラー加速度センサ2a、2bが、衝突により破損せずに横方向加速度Gyを検出することができ、車両8の状態を正確に検出することができる。
また、運転手席側ドア8bおよび助手席側ドア8c等に、横方向加速度Gyを検出可能な加速度センサまたは圧力センサを取り付ける必要がなく、車両8における加速度センサの取付スペースを低減できるとともに、加速度センサの取付工程を簡素化することができる。
また、衝撃検出手段として、車両8においてピラー加速度センサ2a、2bおよびフロア加速度センサ3aのみを備え、車両8の前方部8dと、センターピラー、運転手席側ドア8b、助手席側ドア8c、ロッカーといった車両8の側面には、衝撃検出手段としての加速度センサが設けられていない。これにより、車両8において、加速度センサの取付スペースをいっそう低減できるとともに、車両製造時における加速度センサの取付工程をさらに簡素化することができる。
また、本実施形態による車両用非常通報装置1は、上述した衝突検知装置11と、ピラー加速度センサ2a、2bによる検出値に基づいて、車両8の状態情報を形成する状態情報形成ブロック3kと、衝突検知装置11によって、車両8に衝突が発生したことが検出された場合に、救援センター9に対して通報を行い、状態情報形成ブロック3kによって形成された状態情報を送信する通信ユニット5とを備えている。これにより、衝突後において、ピラー加速度センサ2a、2bの検出値に基づいて、状態情報形成ブロック3kが車両8の適正な状態情報を形成することができ、さらに、通信ユニット5によって、当該状態情報を救援センター9に対して送信することが可能になる。したがって、救援センター9が、車両8に対する救援作業を的確に行うことができる。
また、車両用非常通報装置1は、ピラー加速度センサ2a、2bによる検出値に基づいて、車両8の状態情報を形成する状態情報形成ブロック3kを備えていることにより、状態情報を形成するために、前方撮影カメラまたは室内カメラ等を必要としない。したがって、衝突検知装置11および車両用非常通報装置1の作動システムを複雑化することがなく、その作動の信頼性を向上させることができる。
また、状態情報形成ブロック3kは、車両8の衝突パターンを推定する衝突形態判定ユニット3mを有している。このため、衝突形態判定ユニット3mによって、車両8の衝突パターンを正確に判定することが可能になる。したがって、救援センター9が、車両8に対する救援作業をいっそう的確に行うことができる。
また、状態情報形成ブロック3kは、車両8の衝突によって乗員が受けた損傷を判定する傷害ダメージ判定ユニット3nを有している。このため、傷害ダメージ判定ユニット3nによって、車両8の衝突による乗員が受けた損傷を正確に判定することが可能になる。したがって、救援センター9が、車両8に対する救援作業をいっそう的確に行うことができる。
また、傷害ダメージ判定ユニット3nは、ピラー加速度センサ2a、2bによる検出値Gx、Gyを時間積分して加速度積分値∫Gx、∫Gyを算出する加速度積分算出部3fと、加速度積分算出部3fによって算出された加速度積分値∫Gx、∫Gyに基づいて、乗員が受けた損傷を判定する乗員ダメージ判定部3gとを具備している。これにより、ピラー加速度センサ2a、2bによる検出値Gx、Gyが時間積分されて算出された加速度積分値∫Gx、∫Gyに基づき、乗員ダメージ判定部3gによって、乗員が受けた損傷を正確に判定することができる。
また、状態情報形成ブロック3kは、車両8の衝突による乗員の挙動を推定する乗員挙動推定ユニット3pを有している。このため、乗員挙動推定ユニット3pによって、車両8の衝突による乗員の挙動を正確に推定することが可能になる。したがって、救援センター9が、車両8に対する救援作業をいっそう的確に行うことができる。
また、乗員挙動推定ユニット3pは、ピラー加速度センサ2a、2bによる検出値Gx、Gyに基づき、車両8に発生した加速度の向きを表す合成加速度ベクトルGxyを算出する合成加速度ベクトル算出部3hと、合成加速度ベクトル算出部3hによって算出された合成加速度ベクトルGxyに基づいて、車両8の衝突による乗員の移動方向を推定する乗員挙動推定部3iとを具備している。これにより、合成加速度ベクトル算出部3hによって算出された合成加速度ベクトルGxyに基づいて、乗員挙動推定部3iが、車両8の衝突による乗員の移動方向を正確に推定することができる。
<実施形態2>
図8および図9に基づいて、実施形態2による衝突検知装置11Aおよび車両用非常通報装置1Aに関して、実施形態1との相違点について説明する。図8に示したように、本実施形態においては、運転手席側ドア8b内に右側ドア加速度センサ6aが取り付けられ、助手席側ドア8c内に左側ドア加速度センサ6bが取り付けられている。以下、右側ドア加速度センサ6aおよび左側ドア加速度センサ6bを包括してドア加速度センサ6a、6bという場合がある。ドア加速度センサ6a、6b(それぞれ衝撃検出手段に該当する)は、横方向加速度Gyを検出している。また、本実施形態によるピラー加速度センサ2a、2bは、前後方向加速度Gxのみを検出している。本実施形態において、ドア加速度センサ6a、6bおよびピラー加速度センサ2a、2bの検出値に基づいて、衝突判定部3bが車両8の衝突を判定し、状態情報形成ブロック3kが車両8の衝突時における状態情報を形成する(図9示)。尚、図8において、太い矢印は、ピラー加速度センサ2a、2bおよびドア加速度センサ6a、6bの検出可能な加速度の方向を示している。
本実施形態によれば、それぞれ運転手席側ドア8b内および助手席ドア8b内に取り付けられた右側ドア加速度センサ6aおよび左側ドア加速度センサ6bを備えている。これにより、ドア加速度センサ6a、6bによって、車両8の側突時に発生する横方向の衝撃を正確に検出することができる。
<実施形態3>
図10および図11に基づいて、実施形態3による衝突検知装置11Bおよび車両用非常通報装置1Bに関して、前述の実施形態2との相違点について説明する。図10に示したように、本実施形態においては、ドア加速度センサ6a、6bに加え、さらに車両8の前方部8dに前方加速度センサ7(衝撃検出手段およびフロント衝撃センサに該当する)が取り付けられている。前方部8dは、車両8のエンジン8eより前方に位置した部位である(図10示)。前方加速度センサ7は、ピラー加速度センサ2a、2bとともに前後方向加速度Gxを検出している。本実施形態において、ドア加速度センサ6a、6b、ピラー加速度センサ2a、2bおよび前方加速度センサ7の検出値に基づいて、衝突判定部3bが車両8の衝突を判定し、状態情報形成ブロック3kが車両8の衝突時における状態情報を形成する(図11示)。尚、図10において、太い矢印は、ピラー加速度センサ2a、2b、ドア加速度センサ6a、6bおよび前方加速度センサ7の検出可能な加速度の方向を示している。
本実施形態によれば、衝撃検出手段として、車両8のエンジン8eよりも前方に位置する前方部8dに取り付けられ、前後方向加速度Gxを検出する前方加速度センサ7を備えている。これにより、車両8のクラッシュゾーンに設けられた前方加速度センサ7による検出値によって、衝突判定部3bが、車両8の衝突を早期に検出し、エアバッグ装置4を迅速に作動させることができる。その一方、衝突により破損しにくいドア加速度センサ6a、6bおよびピラー加速度センサ2a、2bの検出値に基づいて、状態情報形成ブロック3kが車両8の衝突時における状態情報を正確に形成することができる。
<他の実施形態>
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、次のように変形または拡張することができる。
上述したすべての実施形態において、後突用の加速度センサを備えていてもよい。
また、実施形態2および実施形態3において、ドア加速度センサ6a、6bに代えて、圧力センサを運転手席側ドア8b内および助手席ドア8b内に取り付けてもよい。
また、実施形態3において、車両8の前方部8dに左右一対の前方加速度センサ7が設けられていてもよい。
また、車両8にドア加速度センサ6a、6bを設けず、実施形態1におけるピラー加速度センサ2a、2bと実施形態3における前方加速度センサ7とを備えるようにしてもよい。
また、右ピラー加速度センサ2a、左ピラー加速度センサ2bおよび前方加速度センサ7に代えて、圧力センサを設けてもよい。
図面中、1,1A,1Bは車両用非常通報装置、2aは右ピラー加速度センサ(衝撃検出手段、ピラー衝撃センサ)、2bは左ピラー加速度センサ(衝撃検出手段、ピラー衝撃センサ)、3aはフロア加速度センサ(衝撃検出手段)、3bは衝突判定部(衝突判定手段)、3fは加速度積分算出部、3gは乗員ダメージ判定部、3hは合成加速度ベクトル算出部、3iは乗員挙動推定部、3kは状態情報形成ブロック(状態情報形成手段)、3mは衝突形態判定ユニット(衝突形態判定手段)、3nは傷害ダメージ判定ユニット(傷害ダメージ判定手段)、3pは乗員挙動推定ユニット(乗員挙動推定手段)、5は通信ユニット(通知手段)、6aは右側ドア加速度センサ(衝撃検出手段)、6bは左側ドア加速度センサ(衝撃検出手段)、7は前方加速度センサ(衝撃検出手段、フロント衝撃センサ)、8は車両、8aはフロントピラー、8dは前方部、8eはエンジン、9は救援センター、11,11A,11Bは衝突検知装置を示している。

Claims (10)

  1. 車両(8)に発生した衝撃を検出する衝撃検出手段(2a、2b、3a、6a、6b、7)と、
    該衝撃検出手段による検出値に基づいて、前記車両が正面衝突、オフセット衝突、又はセンターポール衝突をしたことを検出する衝突判定手段(3b)と、
    を備えた衝突検知装置(11、11A、11B)であって、
    前記衝撃検出手段は、
    前記車両の左右のフロントピラー(8a)にそれぞれ取り付けられ、少なくとも車両前後方向に発生した衝撃(Gx)を検出する一対のピラー衝撃センサ(2a、2b)を含んでいる衝突検知装置。
  2. 前記ピラー衝撃センサは、それぞれ車両横方向に発生した衝撃(Gy)を検出可能である請求項1記載の衝突検知装置(11)。
  3. 前記車両の前方部(8d)および側面には、前記ピラー衝撃センサ以外の前記衝撃検出手段が設けられていない請求項1または2に記載の衝突検知装置(11)。
  4. 前記衝撃検出手段は、
    前記車両のエンジン(8e)よりも前方に取り付けられ、車両前後方向に発生した衝撃を検出するフロント衝撃センサ(7)を含んでいる請求項1または2に記載の衝突検知装置(11B)。
  5. 請求項1乃至4のうちのいずれか一項に記載された衝突検知装置と、
    前記ピラー衝撃センサによる検出値に基づいて、前記車両の状態情報を形成する状態情報形成手段(3k)と、
    前記衝突検知装置によって、前記車両に衝突が発生したことが検出された場合に、救援センター(9)に対して通報を行い、前記状態情報形成手段によって形成された前記状態情報を送信する通知手段(5)と、
    を備えた車両用非常通報装置(1、1A、1B)。
  6. 前記状態情報形成手段は、
    前記車両の衝突パターンを推定する衝突形態判定手段(3m)を有する請求項5記載の車両用非常通報装置。
  7. 前記状態情報形成手段は、
    前記車両の衝突によって乗員が受けた損傷を判定する傷害ダメージ判定手段(3n)を有する請求項5または6に記載の車両用非常通報装置。
  8. 前記傷害ダメージ判定手段は、
    前記ピラー衝撃センサによる検出値を時間積分して加速度積分値(∫Gx、∫Gy)を算出する加速度積分算出部(3f)と、
    該加速度積分算出部によって算出された前記加速度積分値に基づいて、乗員が受けた損
    傷を判定する乗員ダメージ判定部(3g)と、
    を具備する請求項7記載の車両用非常通報装置。
  9. 前記状態情報形成手段は、
    前記車両の衝突による乗員の挙動を推定する乗員挙動推定手段(3p)を有する請求項5乃至8のうちのいずれか一項に記載の車両用非常通報装置。
  10. 前記乗員挙動推定手段は、
    前記ピラー衝撃センサによる検出値に基づき、前記車両に発生した加速度の向きを表す合成加速度ベクトル(Gxy)を算出する合成加速度ベクトル算出部(3h)と、
    該合成加速度ベクトル算出部によって算出された前記合成加速度ベクトルに基づいて、前記車両の衝突による乗員の移動方向を推定する乗員挙動推定部(3i)と、
    を具備する請求項9記載の車両用非常通報装置。
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