JP6392700B2 - ロープホイスト - Google Patents
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Description
本発明は、荷揚げ作業に用いられるロープホイストに関する。
荷を鉛直方向に移動させると共に、吊り下げた荷を天井側に設置されたレールに沿って移動させるために、ロープホイストが一般的に用いられている。かかるロープホイストは、ロープを巻き付けるロープドラムを備え、そのロープドラムは、ドラム用のモータによって回転させられる。また、ロープホイストは、天井側のレールに沿って移動させるために、トロリ機構を有している。トロリ機構は、レールのフランジ部に接触する車輪を備え、またその車輪に駆動力を与える横行用のモータを備えている。
このようなロープホイストとしては、たとえば特許文献1に示すものがある。特許文献1には、ケーブルドラム2の両端側は、第1ベースプレート4aと、第2ベースプレート4bとで回転可能に支持されている。これら第1ベースプレート4aと第2ベースプレート4bとは、長手方向ビーム5a〜5cによって連結されているが、その連結においては、筒状の保持部品13a,13bが用いられ、さらにその保持部品13a,13bの内孔にねじ11,16を差し込み、そのネジを長手方向ビーム5aのビーム端5d,5eのねじ穴に捻じ込んでいる。
また、保持部品13a、13bは、取付け要素18の取付け穴18bに挿入される。そのため、この保持部品13a、13bを介して、ケーブルドラム2を有するロープドラム機構が、ケーブルウィンチ1(ロープホイスト)に取り付けられる。
ところで、特許文献1においては、たとえばロープホイストのメンテナンスの際には、ねじ11,16を外し、さらに保持部品13a,13bを外さないと、取付け要素18からロープドラム機構を取り外すことができない。しかし、ねじ11,16と保持部品13a,13bを外してしまうと、長手方向ビーム5a,5cも外れてしまい、その結果、ロープドラム機構を構成する各部品が、バラバラになってしまう。
また、ロープホイストを製造する場合においては、仮にロープドラム機構を単独で組み付けても、取付け要素18への取り付けの際に、ねじ11,16および保持部品13a,13bを外す必要がある。そのため、ロープドラム機構を取付け要素18に取り付ける際には、手間が掛かるものとなっている。このような手間を省くためには、ロープドラム機構を取付け要素18に取り付ける際に、ロープドラム機構を組み付けることも考えられるが、その場合には、ロープドラム機構を1つのユニットとして、単独で組み付けることができない状態となる。したがって、特許文献1に開示のロープホイストは、製造効率に劣るものとなっている。
また、特許文献1に開示の構成では、保持部品13aは、第1ベースプレート4aと第2カバー6bによって、両持ち状態で支持されている。また、保持部品13bは、第2ベースプレート4bと保持要素7によって、両持ち状態で支持されている。その場合、保持部品13aと保持部品13bのいずれを、位置決めの基準とするのかが明確ではない。したがって、位置決めの基準が、組み付けの仕方によって左右されてしまう場合がある。また、上述のような両持ち状態での支持においては、位置決めのためにスペーサ等の部品も別途必要となり、部品点数が増えてしまう、という問題もある。
本発明は上記の事情にもとづきなされたもので、その目的とするところは、ロープドラム機構のフレーム構造への取付性を向上させると共に、位置決めの際の基準を明確化することが可能なロープホイストを提供しよう、とするものである。
上記課題を解決するために、本発明の第1の観点によると、ロープドラムの回転によりワイヤロープの巻取長さを変えることで、当該ワイヤロープを介して吊り下げられている荷を昇降させるロープホイストであって、各部を支持すると共に、ロープドラム側に突出している第1ドラム支持フレームと第2ドラム支持フレームとを備えるフレーム構造と、ロープドラムの軸線方向の一端側で、当該ロープドラムを回転可能に支持する第1支持部と、ロープドラムの軸線方向の他端側で当該ロープドラムを回転自在に支持する第2支持部と、第1支持部に設けられ、第1ドラム支持フレームに対して隙間を有する状態で、かつ当該第1ドラム支持フレームを挟み込む状態で配置される一対の支持用リブと、一対の支持用リブと第1ドラム支持フレームを貫くことにより、一対の支持用リブが両持ちとなる状態で第1ドラム支持フレームに機械的に接続される第1接続部材と、第2支持部に設けられ、第2ドラム支持フレームに対して少なくとも一部が面的に接触するフレーム取付部と、フレーム取付部と第2ドラム支持フレームとを貫くことにより、フレーム取付部が片持ちとなる状態で第2ドラム支持フレームに機械的に接続される第2接続部材と、第1支持部と第2支持部の間を連結すると共に、第1接続部材および第2接続部材とは異なる位置を通過する軸線上に配置されるサポートシャフトと、を備えることを特徴とするロープホイストが提供される。
また、本発明の他の側面は、上述の発明において、第1支持部は、ロープドラムを回転させる駆動力を与えるドラム用モータが取り付けられ、かつそのドラム用モータの駆動力をロープドラムに伝達するギヤ輪列を軸支するギヤボディである、ことが好ましい。
さらに、本発明の他の側面は、上述の発明において、第2接続部材は、筒状の接続筒体と、その接続筒体を挿通可能な連結ボルトとを備えていて、第1接続部材は、円柱状または円筒状の接続ピンと、その接続ピンのうち一対の支持用リブから突出する突出部分にて接続ピンの抜けを防止する抜け止め部材と、を備えている、ことが好ましい。
また、本発明の他の側面は、上述の発明において、第1接続部材と第2接続部材は、同一の軸線上に配置されている、ことが好ましい。
本発明によると、ロープホイストにおいて、ロープドラム機構のフレーム構造への取付性を向上させると共に、位置決めの際の基準を明確化することが可能となる。
以下、本発明の一実施の形態に係るロープホイスト10について、図面に基づいて説明する。なお、以下の説明においては、必要に応じてXYZ直交座標系を用いて説明することとする。XYZ直交座標系においてX方向とはレールが延伸する方向を指し、X1側とはロープホイスト10の長手方向のうちドラム用モータ33および横行用モータ42が位置する側を指し、X2側とはそれとは逆側を指す。Z方向とは鉛直方向を指し、Z1側とは上方側(すなわちフックブロック70から見てレールRが位置する側)を指し、Z2側とはそれとは逆の下側を指す。また、Y方向とはX方向およびZ方向に直交する方向(レールRの幅方向)を指し、Y1側とはロープドラム機構30から見てトロリ機構40が位置する側を指し、Y2側とはそれとは逆側を指す。
<1.ロープホイスト10の全体構成について>
図1は、正面側から見たときのロープホイスト10の全体構成を示す斜視図である。図2は、背面側から見たときのロープホイスト10の全体構成を示す斜視図である。図3は、上側から見たときのロープホイスト10の構成を示す平面図である。図4は、下側から見たときのロープホイスト10の構成を示す底面図である。図5は、前側から見たときのロープホイスト10の構成を示す正面図である。図6は、後側から見たときのロープホイスト10の構成を示す背面図である。
図1は、正面側から見たときのロープホイスト10の全体構成を示す斜視図である。図2は、背面側から見たときのロープホイスト10の全体構成を示す斜視図である。図3は、上側から見たときのロープホイスト10の構成を示す平面図である。図4は、下側から見たときのロープホイスト10の構成を示す底面図である。図5は、前側から見たときのロープホイスト10の構成を示す正面図である。図6は、後側から見たときのロープホイスト10の構成を示す背面図である。
図1〜図6に示すように、ロープホイスト10は、フレーム構造20と、ロープドラム機構30と、トロリ機構40と、中間シーブ体50と、ロープ固定部材60と、フックブロック70と、カウンタウェイト80と、制御部90と、制動抵抗器100と、直動スイッチ機構110とを備えている。
<2.フレーム構造20について>
まず、フレーム構造20について説明する。図7は、フレーム構造20とトロリ機構40の構成を示す平面図である。図7に示すように、フレーム構造20は、一対の前後フレーム21と、連結バー24と、ドラム支持フレーム29と、取付フレーム271とを有していて、これらによってロープホイスト10の全体が支持される。
まず、フレーム構造20について説明する。図7は、フレーム構造20とトロリ機構40の構成を示す平面図である。図7に示すように、フレーム構造20は、一対の前後フレーム21と、連結バー24と、ドラム支持フレーム29と、取付フレーム271とを有していて、これらによってロープホイスト10の全体が支持される。
前後フレーム21は、レールRの延伸方向(X方向)を長手として延伸するフレームであり、レールRを挟んで左右(Y1側とY2側)にそれぞれ設けられている。一対の前後フレーム21は、それぞれ2つの支持フレーム22と、これらの支持フレーム22を接続する連結フレーム23とを有している。支持フレーム22は、車輪41を始めとして、各種の部材が取り付けられている。また、支持フレーム22には、差込孔22aが設けられていて、その差込孔22aには後述するブッシュ25が差し込まれている。
支持フレーム22には、連結フレーム23がたとえばボルト等によって連結されている。なお、かかる支持フレーム22と連結フレーム23とを連結するボルトとしては、不図示のリーマ孔を形成した後にリーマボルトのような位置決めに優れたボルトを用いることが好ましい。
また、図1から図6に示す構成では、連結フレーム23は、レールRの延伸方向(X方向)に沿う2つの支持フレーム22の間に位置している。連結フレーム23は、図1他に示すように、正面視したときの形状がU字型となるように設けられている。なお、連結フレーム23は、支持フレーム22よりもレールR側に位置しており、それによってY方向で対向する前後フレーム21間に位置するスペースの有効活用が図られている。なお、支持フレーム22は、車輪41を始めとする各種部材を支持可能とすべく、薄板ではない厚板状に設けられている。
また、フレーム構造20は、連結バー24を有している。連結バー24は、幅方向(Y方向)に沿って延伸する部分である。連結バー24は、上述した差込孔22aに、図1等に示すようなブッシュ25を介して差し込まれることで、支持フレーム22に取り付けられる。ここで、連結バー24の他端側(Y2側)には、一対の前後フレーム21のうち他方の前後フレーム21が固定されている。また、連結バー24の中途部分には、一方側の前後フレーム21が固定されていて、さらに連結バー24の一端側(Y1側)には、カウンタウェイト80が固定されている。
また、ブッシュ25は、差込孔22aに対して固定的に取り付けられている。このブッシュ25には、ネジ等の固定手段を捻じ込み可能としていて、その捻じ込みによって、連結バー24に対する支持フレーム22の位置が定まる。ただし、本実施の形態では、幅方向の他端側(Y2側)に位置するブッシュ25の他端側(Y2側)の開口には、ドラム支持フレーム29が差し掛かり、それによって連結バー24がドラム支持フレーム29に度当たりすることで、連結バー24に対する他方側(Y2側)の前後フレーム21の位置が定まる。しかしながら、ボルト等の締結手段を緩めることで、一方側(Y1側)の前後フレーム21は、連結バー24に対して自在に変更可能となっている。それにより、ロープホイスト10の上架の際には、一方側(Y1側)の前後フレーム21を他方側(Y2側)の前後フレーム21に対して離すことができる。
なお、図6等に示すように、フレーム構造20には、連結補助バー26が設けられている。連結補助バー26は、ネジ棒であり、ナットの位置を調整することにより、他方側(Y2側)の前後フレーム21に対する一方側(Y1側)の前後フレーム21の幅方向(Y方向)における位置を調整可能としている。すなわち、ロープホイスト10を上架する場合、一対の前後フレーム21の間が所定の間隔となるように保持し、さらに上架後に一対の前後フレーム21の間隔が適宜となるように調整し、その調整後、ナット等の締結によってその間隔が保持されるようにする。この間隔保持では、たとえば、一方側(Y1側)の前後フレーム21について、支持フレーム22の他方側(Y2側)の面に1つのナットを締結させ、支持フレーム22の一方側(Y1側)の面に2つのナットを締結させる(ダブルナットとする)ようにして、固定することができる。
なお、図7に示す構成では、フレーム構造20には、中間シーブ支持部27および端末支持部28が取り付けられている。中間シーブ支持部27は、後述する中間シーブ体50を支持する吊り手軸G1を支持する部分であり、図7等に示す構成では、フレーム構造20のうち幅方向(Y方向)の一方側(Y1側)に配置されている。上述の吊り手軸G1を支持するために、中間シーブ支持部27は、一対の取付フレーム271を有していて、それぞれの取付フレーム271は、長手方向(X方向)において離間している一対の支持フレーム22にそれぞれ取り付けられている。
上記のように、中間シーブ支持部27がフレーム構造20の幅方向(Y方向)の一方側(Y1側)に配置されている関係上、取付フレーム271は、幅方向(Y方向)の一方側(Y1側)に向かうように突出している。
また、端末支持部28は、後述するロープ固定部材60を支持する端末支持軸G2を支持する部分であり、図7等に示す構成では、フレーム構造20のうち幅方向(Y方向)の他方側(Y2側)に配置されている。端末支持部28は、一対の軸保持部281を有していて、それぞれの軸保持部281は、長手方向(X方向)において離間している一対の支持フレーム22にそれぞれ取り付けられている。
また、フレーム構造20には、ドラム支持フレーム29が幅方向(Y方向)の他方側(Y2側)に向かって突出するように設けられている。ドラム支持フレーム29は、それぞれの前後フレーム21に一対ずつ設けられていて、それぞれのドラム支持フレーム29は、長手方向(X方向)において離間している支持フレーム22にそれぞれ取り付けられている。一対のドラム支持フレーム29には、次に述べるロープドラム機構30の一端側および他端側がそれぞれ固定される。なお、それぞれのドラム支持フレーム29は、溶接等によって支持フレーム22に取り付けられているが、それ以外の手法によって取り付けられていても良い。
なお、前側(X1側)のドラム支持フレーム29は、第1ドラム支持フレームに対応すると共に、後側(X2側)のドラム支持フレーム29は、第2ドラム支持フレームに対応する。
<3.ロープドラム機構30について>
次に、ロープドラム機構30について説明する。図1〜図6等に示すように、ロープドラム機構30は、ロープドラム31と、ロープガイド機構32と、ドラム用モータ33と、減速機構34とを主要な構成要素としている。
次に、ロープドラム機構30について説明する。図1〜図6等に示すように、ロープドラム機構30は、ロープドラム31と、ロープガイド機構32と、ドラム用モータ33と、減速機構34とを主要な構成要素としている。
図8は、ロープドラム31の構成を示す側面図であり、ロープドラム31付近およびドラム用モータ33付近を切断した断面を示している。なお、図8は、図5において矢示A−A線に沿って切断した断面を示している。図8に示すように、ロープドラム31は、ワイヤロープWを巻回するドラム状の部材であり、その外周側には、ワイヤロープWが嵌まる凹溝状の螺旋溝311が形成されている。螺旋溝311は、ロープドラム31の外周に螺旋状に形成されていて、ワイヤロープWの半径に対応して形成されている。また、螺旋溝311は、ワイヤロープWが重ならない状態で(一重の状態で)整列するように形成されている。
なお、ロープドラム31の一端側(前側;X1側)には、ワイヤロープWの一端側を固定するためのロープ押さえ金具312が取り付けられる。ロープ押さえ金具312は、ワイヤロープWを位置させる凹部312aを備え、その凹部312aにワイヤロープWを位置させた状態で、締結手段であるネジ312bをロープドラム31に強固に捻じ込む。それにより、ワイヤロープWの一端側がロープドラム31に固定される。
また、ロープドラム31の一端側(前側;X1側)および他端側(後側;X2側)には、それぞれ軸支部313,314が取り付けられている。図8に示すように、一端側(前側;X1側)の軸支部313には、たとえばスプライン結合によってドラム回転軸315が連結されている。このドラム回転軸315は、ギヤボディ316とギヤケース316bに対し軸受としてのベアリングB1,B2を介して取り付けられている。ギヤボディ316は、ギヤ輪列342を構成する各ギヤの軸支の他に、ドラム用モータ33を取り付けている。また、ギヤケース316bも、ギヤ輪列342を構成する各ギヤの軸支の他に、ギヤボディ316に対してネジ等を介して固定され、外部からギヤ輪列342を保護している。
また、ロープドラム31の他端側(後側;X2側)の軸支部314のうち、径方向中央側の環状凸部314aには、ベアリングB3が取り付けられ、そのベアリングB3の外周側は、バックフレーム318に取り付けられる。それにより、ロープドラム31の他端側も、回転自在に支持される。なお、図1等に示すように、ロープドラム31は、カバーフレーム319によって上方側が覆われている。
図9は、ロープガイド機構32付近を示すためのロープドラム31の部分的な側面図である。図10は、ロープドラム31の断面を示すと共に、ロープガイド機構32の構成を示す背面図である。図9および図10に示すように、ロープガイド機構32は、ロープドラム31の回転に伴い、サポートシャフトS1によりガイドされつつ、前後方向(X方向)に移動する部材である。なお、サポートシャフトS1を含めた、サポートシャフトS1〜S3の支持態様については、後述する。
図9および図10に示すように、ロープガイド機構32は、リング状部材321と、周状部材322と、ガイドローラ体324とを主要な構成要素としている。
図10に示すように、リング状部材321は、たとえば2つ等のような複数の周状の周状部材322と、ガイド部材323とを組み合わせてリング状に形成した部材である。このリング状部材321の内周側には、ロープドラム31の螺旋溝311に嵌まる、図示を省略する螺旋凸部が設けられている。螺旋凸部は、螺旋をなす周状に設けられていて、リング状部材321の内周側のうち、ワイヤロープWの非巻回側と対向するように設けられている。
また、図9に示すように、周状部材322と、ガイド部材323の間には、ワイヤロープWをガイドするガイド開口部32aが設けられている。なお、ガイド開口部32aは、ロープドラム31に巻取るワイヤロープWを螺旋溝311にガイドしつつ案内するための開口部分であり、長孔の開口形状に設けられている。
また、図10に示すように、ガイド部材323には、ガイド部323aが設けられている。ガイド部323aは、湾曲したフック形状に設けられていて、その湾曲の内側である凹部323a1においてサポートシャフトS1に接触している。かかる凹部323a1にサポートシャフトS1が嵌まることにより、ロープガイド機構32が前後方向(X方向)に良好に移動可能となる。
また、図10において右側(Y2側)の周状部材322には、ガイドローラ体324が取り付けられている。ガイドローラ体324は、一対のローラ支持具325と、ローラ326と、付勢バネ327と、取付軸328を有している。一対のローラ支持具325は、取付軸328を介して互いに連結されている。また、ローラ支持具325は、ローラ326を回転自在に支持している。また、付勢バネ327は圧縮バネであり、この付勢バネ327の端部側が、一対のローラ支持具325にそれぞれ支持されている。そのため、付勢バネ327は、それぞれのローラ326に対してワイヤロープWを螺旋溝311に押し付ける向きの付勢力を与えている。
このような構成のロープガイド機構32により、ワイヤロープWは、ガイド開口部32aを介してロープドラム31の螺旋溝311に入り込むのを可能としている。また、かかるロープガイド機構32により、螺旋溝311からガイド開口部32aを介してワイヤロープWが外部に導出するのを可能としている。このとき、ガイド開口部32aに対して周方向の反対側にガイドローラ体324が設けられ、ワイヤロープWがローラ326で押さえられることで、ワイヤロープWが螺旋溝311から外れるのを防止している。
また、図8に示すように、ギヤボディ316には、ドラム用モータ33が取り付けられている。ドラム用モータ33は、ロープドラム31を回転させる駆動力を与えるものである。このドラム用モータ33の出力軸331には、減速機構34を構成するピニオンギヤ341が取り付けられていて、そのピニオンギヤ341の駆動力は、ギヤ輪列342を介してドラム回転軸315に伝達される。なお、出力軸331もギヤボディ316に対し軸受としてのベアリングB4,B5を介して取り付けられている。
<4.リミットスイッチ機構35について>
次に、リミットスイッチ機構35a,35bについて説明する。ロープドラム機構30は、ワイヤロープWを所定位置に巻き上げたとき、またはワイヤロープWを所定位置に巻き戻したときに、ドラム用モータ33を停止させるためのリミットスイッチ機構35a,35bを備えている。
次に、リミットスイッチ機構35a,35bについて説明する。ロープドラム機構30は、ワイヤロープWを所定位置に巻き上げたとき、またはワイヤロープWを所定位置に巻き戻したときに、ドラム用モータ33を停止させるためのリミットスイッチ機構35a,35bを備えている。
図11は、ロープドラム機構30において、ドラムリミットスイッチ機構35a,35bが配置された状態を示す斜視図である。図12は、ドラムリミットスイッチ機構35a,35bがサポートシャフトS3および位置調整ボルト361に取り付けられている状態を示す斜視図である。図11および図12に示すように、ドラムリミットスイッチ機構35aは、ロープドラム31のX1方向の端部に配置されている。一方、ドラムリミットスイッチ機構35bは、ロープドラム31のX2方向(ワイヤロープWの固定端側)に配置されている。具体的には、ドラムリミットスイッチ機構35aは、ワイヤロープWの巻き下げ限界に対応した位置に配置されている。一方、ドラムリミットスイッチ機構35bは、ワイヤロープWの巻き上げ限界に対応した位置に配置されている。図11に示す状態は、ワイヤロープWが、巻上制限の所定位置まで巻き上げられた状態を表していて、ロープガイド機構32がX2側に位置している状態を示している。
これらのリミットスイッチ機構35a,35bは、ロープガイド機構32の周状部材322を直接検知する。そして、この検知信号を、ケーブル353を介して制御部90に送信する。それにより、ドラム用モータ33は、制御部90での制御に基づいて作動を停止させる。なお、制御部90での制御によらずに、モータドライバ等に検知信号を直接送信して、ドラム用モータ33の作動を停止させるようにしても良い。
なお、後述するように、ロープドラム31には、上述したドラムリミットスイッチ機構35a,35bと同様に、ドラム用モータ33の作動を停止させるための直動スイッチ機構110も設けられている。そのため、ドラムリミットスイッチ機構35bは、未だ直動スイッチ機構110が作動する前の段階で、ドラム用モータ33の駆動を停止させるためのものとなっている。
リミットスイッチ機構35a,35bは、取付用金具352を備えていて、この取付用金具352を介して、リミットスイッチ本体部351がサポートシャフトS3に取り付けられている。なお、リミットスイッチ機構35a,35bの取付位置を調整するために、位置調整ボルト361が設けられている。この位置調整ボルト361に対して、リミットスイッチ機構35a,35bの位置を調整することで、リミットスイッチ機構35a,35bの位置を調整可能となっている。なお、取付用金具352は、ナット362の位置を調整することにより、取付位置を調整可能となっている。
また、リミットスイッチ本体部351は、オン・オフ切替が可能な不図示のスイッチ機構を内部に取り付けた箱状の本体部351aを備えていて、そのスイッチ機構には、ケーブル353が電気的に接続されている。また、リミットスイッチ本体部351は、スイッチレバー351bを備えていて、そのスイッチレバー351bが本体部351aに回動可能に取り付けられている。このスイッチレバー351bは、本体部351aに出入可能なスイッチ(図示省略)を押し込み可能としている。そのため、スイッチレバー351bが回動してスイッチを押し込むか否かにより、スイッチ機構のオン・オフが切り替えられるように構成されている。
また、スイッチレバー351bの先端側には、ローラ351cが回動可能に取り付けられていて、このローラ351cがロープガイド機構32の周状部材322に当接可能となっている。そして、ローラ351cが周状部材322に当接するか否かにより、スイッチレバー351bの回動量が変化し、それによってスイッチ機構のオン・オフが切り替えられる。それにより、リミットスイッチ機構35a,35bは、ワイヤロープWの巻き下げ限界、または巻き上げ限界に到達したか否かを検出可能となっている。
<5.ロープドラム機構30のドラム支持フレーム29への取付構造について>
続いて、ロープドラム機構30のドラム支持フレーム29への取付構造について説明する。図3に示すように、ロープドラム機構30は、ドラム支持フレーム29に取り付けられている。この取り付けの詳細を、図13に示す。図13は、図3におけるギヤボディ316およびギヤケース317付近において、ドラム支持フレーム29への取付態様を示す部分的な断面図である。図14は、バックフレーム318付近において、ドラム支持フレーム29への取付態様を示す部分的な断面図である。
続いて、ロープドラム機構30のドラム支持フレーム29への取付構造について説明する。図3に示すように、ロープドラム機構30は、ドラム支持フレーム29に取り付けられている。この取り付けの詳細を、図13に示す。図13は、図3におけるギヤボディ316およびギヤケース317付近において、ドラム支持フレーム29への取付態様を示す部分的な断面図である。図14は、バックフレーム318付近において、ドラム支持フレーム29への取付態様を示す部分的な断面図である。
図13に示すように、ロープドラム機構30は、そのX1側においては、ギヤボディ316を介して、ドラム支持フレーム29に取り付けられている。ギヤボディ316には、一対の支持用リブ316a,316bが設けられている。そして、この一対の支持用リブ316a,316bの間には、ドラム支持フレーム29を位置させるための、フレーム用凹部316cが設けられている。なお、ギヤボディ316は、第1支持部に対応するが、このギヤボディ316と共に、ギヤケース317も第1支持部に対応するものとしても良い。
ここで、図13から明らかなように、フレーム用凹部316cのX方向における寸法L1は、ドラム支持フレーム29の幅L2よりも所定だけ大きく設けられている。そのため、フレーム用凹部316cにドラム支持フレーム29を配置しても、ドラム支持フレーム29の両面側には、一対の支持用リブ316a,316bに対して、所定のクリアランスを有するように設けられている。なお、このクリアランスに関しては、スペーサ等のような隙間を埋める部材が、後述する接続ピン37には取り付けられていない。そのため、フレーム構造20側での寸法変動や、フレーム構造20側からの振動も、このクリアランスを利用して、吸収することができる。
また、一対の支持用リブ316a,316bには、それぞれX方向に支持用リブ316a,316bを貫く貫通孔316a1,316b1が設けられている。さらに、ドラム支持フレーム29にも、貫通孔316a1,316b1と同等の直径の貫通孔29aが設けられている。そして、これらの貫通孔316a1,316b1および貫通孔29aには、軸状に設けられている接続ピン37(第1接続部材に対応)が挿入される。接続ピン37は、十分なせん断強度を有しており、この接続ピン37を介して、ロープドラム機構30のX1側がドラム支持フレーム29に支持されている。
このように、ドラム支持フレーム29が、一対の支持用リブ316a,316bの間に位置する状態で、接続ピン37を介してロープドラム機構30が支持されている。いわば、ロープドラム機構30の一端側(X1側)では、ドラム支持フレーム29の両側から挟み込むような両持ちの支持による、ロープドラム機構30の支持を実現している。そして、この両持ちの支持においては、ドラム支持フレーム29と一対の支持用リブ316a,316bの間に、クリアランスを形成することが可能となっている。そして、このクリアランスを利用して、ロープホイスト10の製造誤差や、ロープドラム機構30やフレーム構造20を組み付ける際の組み付け誤差を吸収可能となっている。
なお、接続ピン37の両端側には、その外周側から止め輪37a(抜け止め部材に対応)が取り付けられている。それにより、接続ピン37が貫通孔316a1、316b1および貫通孔29aから抜けるのを防止している。なお、接続ピン37と止め輪37aは、第1接続部材に対応する。
また、ギヤボディ316には、エンドプレート316dが取り付けられ、このエンドプレート316dにも、接続ピン37を挿通させるための挿通孔316d1が設けられている。そして、止め輪37aは、このエンドプレート316dに接触する状態で、接続ピン37の端部に取り付けられている。
また、サポートシャフトS1の一端側(X1側)は、ギヤボディ316に対して、次のように取り付けられている。すなわち、サポートシャフトS1は、接続ピン37とは同一軸線上ではなく、ギヤボディ316の異なる位置に取り付けられている。図13に示す構成では、サポートシャフトS1は、ギヤボディ316に対して、接続ピン37よりもY2側に取り付けられている。
このようなサポートシャフトS1の取り付けを可能とするために、ギヤボディ316の一対の支持用リブ316a,316bよりもY2側には、軸支用凹部316eが設けられている。また、軸支用凹部316eよりもX1側には、雌ネジ部316fが設けられている。一方で、サポートシャフトS1には、そのサポートシャフトS1の他の部分よりも小径の雄ネジ部S11が設けられている。そのため、サポートシャフトS1の一端側を軸支用凹部316eに位置させ、さらに雄ネジ部S11を雌ネジ部316fに捻じ込むことにより、サポートシャフトS1がギヤボディ316に支持される。
続いて、バックフレーム318付近における、ドラム支持フレーム29への取り付けに関して説明する。なお、バックフレーム318は、第2支持部に対応する。図14に示すように、バックフレーム318のうち、支持フレーム22寄りの部位には、フレーム取付部318aが設けられている。フレーム取付部318aは、バックフレーム318の他の部分よりも厚肉に設けられている部分であり、このフレーム取付部318aがドラム支持フレーム29に固定される。
このフレーム取付部318aには、当該フレーム取付部318aをX方向に貫く挿通孔318bが設けられている。また、ドラム支持フレーム29にも、上述の挿通孔318bと同等の直径を有する貫通孔29aが設けられている。そして、これら挿通孔318bと貫通孔29aには、接続筒体38が挿入される。接続筒体38は、図14に示すように、筒孔38aを有するように筒状に設けられている。この筒孔38aには、ワッシャ382等を介在させる状態で連結ボルト381が挿入されている。なお、接続筒体38と連結ボルト381とは、第2接続部材に対応する。これらの接続筒体38と連結ボルト381とは、接続ピン37と同一の軸線上に配置されている。
図14に示す構成では、連結ボルト381は、X2側から筒孔38aに挿入され、筒孔38aのX1側にて突出している。そして、連結ボルト381が筒孔38aから突出している部位では、その連結ボルト381に対して、ナット383が捻じ込まれている。それにより、バックフレーム318がドラム支持フレーム29に対して強固に締結される。このように、バックフレーム318がドラム支持フレーム29に固定されることにより、バックフレーム318側は、ロープドラム機構30を取り付ける際に、位置決めの基準とすることが可能となっている。
なお、バックフレーム318にも、エンドプレート318cが取り付けられ、このエンドプレート318cにも、接続筒体38を挿通させるための挿通孔318c1が設けられている。そして、ナット383は、このエンドプレート318cに接触する状態で、接続ピン37の端部に取り付けられている。
次に、サポートシャフトS1の他端側(X2側)の取り付けについて説明する。上述したサポートシャフトS1の一端側(X1側)の取り付けと同様に、サポートシャフトS1は、接続筒体38とは同一軸線上ではなく、バックフレーム318の異なる位置に取り付けられている。具体的には、図14に示すように、サポートシャフトS1は、バックフレーム318に対して、接続筒体38よりもY2側に取り付けられている。
かかるサポートシャフトS1の他端側(X2側)での取り付けを可能とするために、バックフレーム318のうち、フレーム取付部318aよりもY2側には、軸支用凹部318dが設けられている。そして、この軸支用凹部318dにサポートシャフトS1の他端側(X2側)を位置させることが可能となっている。
また、軸支用凹部318dと同軸上には、取付用凹部318eおよび連通孔318fが設けられている。取付用凹部318eは、取付用ボルトBT1の頭部を位置させる部分であり、また連通孔318fは、取付用ボルトBT1のネジ部分を挿通させるための孔部分である。一方、サポートシャフトS1の他端側(X2側)には、穴状の雌ネジ部S12が設けられている。そのため、取付用凹部318eおよび連通孔318fを介して、取付用ボルトBT1を雌ネジ部S12に捻じ込むことで、サポートシャフトS1がバックフレーム318に固定される。
<6.トロリ機構40について>
次に、トロリ機構40について説明する。図1〜図6等に示すように、ロープホイスト10は、トロリ機構40を有している。トロリ機構40は、フレーム構造20の支持フレーム22に取り付けられている車輪41と、横行用モータ42と、ギヤ機構部43,44と、ドライブシャフト45と、ガイドローラ46を有している。なお、フレーム構造20もトロリ機構40を構成するものとしても良い。車輪41はレールRの一方側と他方側とにそれぞれ2つずつ(合計4つ)設けられている。この車輪41は、レールRのフランジ部R1に上架される。
次に、トロリ機構40について説明する。図1〜図6等に示すように、ロープホイスト10は、トロリ機構40を有している。トロリ機構40は、フレーム構造20の支持フレーム22に取り付けられている車輪41と、横行用モータ42と、ギヤ機構部43,44と、ドライブシャフト45と、ガイドローラ46を有している。なお、フレーム構造20もトロリ機構40を構成するものとしても良い。車輪41はレールRの一方側と他方側とにそれぞれ2つずつ(合計4つ)設けられている。この車輪41は、レールRのフランジ部R1に上架される。
図7に示すように、幅方向の一方側(Y1側)に位置する支持フレーム22には、駆動力を発生させる横行用モータ42が取り付けられている。横行用モータ42は、長手方向(X方向)の一方側(X1側)に位置する2つの車輪41に駆動力を与えている。詳述すると、横行用モータ42の出力軸からの駆動力は、ギヤ機構部43の内部に位置するギヤ輪列(図示省略)を介して、ドライブシャフト45に伝達される。
ドライブシャフト45は、幅方向(Y方向)に沿うように設けられていて、幅方向(Y方向)の他端側(Y2側)がギヤ機構部44に接続されている。ギヤ機構部44の内部にもギヤ輪列(図示省略)が設けられていて、そのギヤ輪列を介して他端側(Y2側)の車輪41に駆動力が与えられる。それにより、2つの車輪41が同時に回転し、ロープホイスト10の安定的な走行が可能となる。
なお、それぞれの支持フレーム22には、ガイドローラ46が取り付けられている。横行用モータ42を駆動させて、レールRに沿ってロープホイスト10が移動する際に、ロープホイスト10が蛇行する場合がある。そのような蛇行を防ぐために、それぞれの車輪41の近傍には、ガイドローラ46が設けられていて、かかるガイドローラ46はレールRのフランジ部R1に接触している。それにより、ロープホイスト10の走行が安定的となる。ガイドローラ46は、フランジ部R1に接触するために、車輪41よりも若干下方側に位置していて、しかも車輪41よりも長手方向(X方向)の外側にそれぞれ設けられている。
<7.中間シーブ体50について>
次に、中間シーブ体50について説明する。図3および図6に示すように、横行用モータ42よりも後方側(X2側)には、中間シーブ体50が設けられている。図15は、中間シーブ体50を側面から見た状態を示す図である。また、図16は、中間シーブ体50の構成を示す正面断面図である。
次に、中間シーブ体50について説明する。図3および図6に示すように、横行用モータ42よりも後方側(X2側)には、中間シーブ体50が設けられている。図15は、中間シーブ体50を側面から見た状態を示す図である。また、図16は、中間シーブ体50の構成を示す正面断面図である。
図15に示すように、中間シーブ体50は、ワイヤロープWが掛けられる中間シーブ51(滑車)を備えていて、その中間シーブ51はフランジ51aで囲まれた凹溝51bを有している。また、中間シーブ51は、レールRに平行となる向きに配置されている。中間シーブ体50は、後述するフックブロック70の隣り合うフックシーブ71(図18参照)の間でワイヤロープWを中継することを可能としている。この中間シーブ体50は、吊り手軸G1に対して取り付けられている。また、中間シーブ体50は、吊り金具52を備え、この吊り金具52が吊り手軸G1に支持されている。
図15および図16に示すように、吊り金具52は、互いに対向する一対のプレート部分521を有しているが、プレート部分521の両端側かつ上方側には、一対のプレート部分521をつなぐ連結部分522が設けられている。図16に示すように、連結部分522は、吊り手軸G1を囲むように湾曲した形状に設けられていて、この連結部分522が吊り手軸G1に接触しつつ揺動(回動)することにより、中間シーブ体50は揺動する(向きを変える)ことを可能としている。
一対のプレート部分521の間には、中間シーブ51が回転自在に支持されている。すなわち、一対のプレート部分521には、それぞれ軸支孔521aが設けられていて、その軸支孔521aには、支軸523が取り付けられている。支軸523の外周側かつ一対のプレート部分521の間には、軸受としてのベアリング524が取り付けられていて、このベアリング524の外周側に中間シーブ51が取り付けられている。それにより、中間シーブ51はプレート部分521に対して回転自在に設けられている。
<8.ロープ固定部材60について>
また、図1〜図4等に示すように、ワイヤロープWの一端側を留めるために、ロープ固定部材60が設けられている。このロープ固定部材60は、上述した端末支持軸G2に取り付けられている。図17は、ロープ固定部材60の構成を示す側面図である。図17に示すように、ロープ固定部材60は、横回動金具61と、縦回動金具62と、曲げ金具63とを主要な構成要素としている。
また、図1〜図4等に示すように、ワイヤロープWの一端側を留めるために、ロープ固定部材60が設けられている。このロープ固定部材60は、上述した端末支持軸G2に取り付けられている。図17は、ロープ固定部材60の構成を示す側面図である。図17に示すように、ロープ固定部材60は、横回動金具61と、縦回動金具62と、曲げ金具63とを主要な構成要素としている。
正面形状が略U字形状の横回動金具61は、端末支持軸G2に接触して、YZ平面内で揺動可能としている。また、横回動金具61には、固定軸64を介して、縦回動金具62が回動可能に取り付けられる。縦回動金具62の下方側には、ロープ留め部62aが設けられている。ロープ留め部62aは、四角錐状の筒形状のうち上方側と下方側とが開口して、ワイヤロープWや不図示の楔部材が上方側および下方側から挿入可能に設けられている。また、ロープ留め部62aは、下方に向かうにつれて、断面積が小さくなるように設けられている。
ロープ留め部62aの内部には、条鋼を曲げた曲げ金具63および不図示の楔部材が配置され、さらにワイヤロープWも曲げ金具63の外周側に配置される。そのため、曲げ金具63および不図示の楔部材がワイヤロープWに掛かる荷重で下方に移動しようとすると、ワイヤロープWは、曲げ金具63とロープ留め部62aの内壁との間で、大きな挟持力にて挟まれる。それにより、ワイヤロープWの下方への移動が規制される。
なお、ワイヤロープWの最も端末側は、ロープ留め部62aよりも下方において、固定金具65により、曲げ金具63に固定されている。
<9.フックブロック70について>
図18は、フックブロック70の構成を示す側面図である。図18に示すように、フックブロック70は、一対のフックシーブ71を備えていて、そのフックシーブ71は、連結軸72に取り付けられているシーブ軸部73に対し、不図示の軸受を介して取り付けられている。
図18は、フックブロック70の構成を示す側面図である。図18に示すように、フックブロック70は、一対のフックシーブ71を備えていて、そのフックシーブ71は、連結軸72に取り付けられているシーブ軸部73に対し、不図示の軸受を介して取り付けられている。
このシーブ軸部73は、ブラケット75の図示を省略する孔部に挿通されていて、それによってブラケット75を支持している。また、カバー74の内部では、シーブ軸部73の外周側には、図示を省略する軸受が取り付けられていて、その軸受を介してフックシーブ71が取り付けられている。それにより、フックシーブ71が連結軸72に対し回転自在に支持される。
フックシーブ71は、ワイヤロープWが掛けられる滑車であり、そのフックシーブ71の外周側の大部分は、異物を巻き込むのを防止するためのカバー74によって覆われている。なお、図14に示すように、カバー74には、ワイヤロープWを導出させるための開口部74aが設けられている。
上述のシーブ軸部73を支持するために、一対のブラケット75が設けられている。ブラケット75は、図18に示す構成では、その外観が略L字形状に設けられている。そのL字形状のうち長片部75aには、上述したシーブ軸部73を挿通させるための孔部が設けられている。また、長片部75aに直交する短片部75bは、他方のブラケット75の短片部75bと対向する状態で配置されている。それにより、長片部75aおよび短片部75bで囲まれた収納空間部P1が形成される。
また、短片部75bのうち互いに対向する先端側には、半割状の開口部75b1が設けられていて、2つの開口部75b1が対向することで、フック76の不図示の軸支部を挿通させる挿通孔75b2を形成する。
上述した収納空間部P1には、フック受部77が配置され、さらにそのフック受部77の上部には、図示を省略するスラストベアリング等の軸受を介して、支持ナット78が配置されている。フック受部77には、フック76の軸支部(図示省略)を差し込むための挿通孔が設けられていて、さらに支持ナット78には、ネジ孔が形成されていて、このネジ孔にフック76の軸支部の外周に形成されている雄ネジ部が捻じ込まれる。また、支持ナット78と、フック76の上方側には、連通した連通孔が設けられていて、その連通孔に係止ピン79が差し込まれる。このようにして、フック76は、支持ナット78に支持され、さらにフック受部77に対して支持ナット78およびフック76が回動自在に設けられる。
フック76には、フック本体部76aが設けられている。フック本体部76aは、荷を掛ける部分であり、その外観が鉤形状に設けられている。フック本体部76aには、掛けられている荷が外れるのを防止するためのレバー76bが取り付けられている。レバー76bは、その一端側が上側(Z1側)に位置し、その一端側の回動軸76cを支点として回動可能に設けられている。また、レバー76bの他端側は下側(Z2側)に位置し、フック本体部76aの先端側の内周に当接するように設けられている。レバー76bは、不図示のバネによる付勢力が作用して、常に他端側がレバー76bの先端側の内周に当接するように設けられている。それにより、レバー76bに外力が作用しない状態では、レバー76bの閉じ状態を維持することができ、レバー76bが開いて荷が落下するのを防止可能となる。
<10.カウンタウェイト80について>
続いて、カウンタウェイト80について説明する。図1から図7に示すように、ロープホイスト10には、カウンタウェイト80が設けられている。カウンタウェイト80は、ロープホイスト10の幅方向(Y方向)におけるバランスを取るために設けられている。すなわち、ロープホイスト10の幅方向(Y方向)の他端側(Y2側)には、多数の構成要素からなるロープドラム機構30が設けられていて、その重量は比較的大きなものとなっている。かかるロープドラム機構30との重量バランスを取るために、連結バー24の幅方向(Y方向)の一端側(Y1側)には、たとえば厚肉の鋼板等から形成されたカウンタウェイト80が連結されている。
続いて、カウンタウェイト80について説明する。図1から図7に示すように、ロープホイスト10には、カウンタウェイト80が設けられている。カウンタウェイト80は、ロープホイスト10の幅方向(Y方向)におけるバランスを取るために設けられている。すなわち、ロープホイスト10の幅方向(Y方向)の他端側(Y2側)には、多数の構成要素からなるロープドラム機構30が設けられていて、その重量は比較的大きなものとなっている。かかるロープドラム機構30との重量バランスを取るために、連結バー24の幅方向(Y方向)の一端側(Y1側)には、たとえば厚肉の鋼板等から形成されたカウンタウェイト80が連結されている。
<11.制御部90について>
続いて、制御部90について説明する。制御部90は、ドラム用モータ33や横行用モータ42等を始めとして、ロープホイスト10の駆動を制御する部分である。そのため、制御部90には、これらの制御を実行するための制御機器が内部に配置されている。なお、制御機器としては、たとえば全体の制御を司る主制御部、モータドライバ、電源等が挙げられ、それらがカバー部材91で覆われている。また、制御部90には、制動抵抗器100に電流を流す際の制御を行うための制動回路も設けられている。この制御部90は、カウンタウェイト80の一方側(Y1側)の面に対してネジ等を介して固定されている。主制御部及びモータドライバとして、巻上機用インバータ制御装置(図示せず)及び横行装置用インバータ制御装置(図示せず)が用いられる。
続いて、制御部90について説明する。制御部90は、ドラム用モータ33や横行用モータ42等を始めとして、ロープホイスト10の駆動を制御する部分である。そのため、制御部90には、これらの制御を実行するための制御機器が内部に配置されている。なお、制御機器としては、たとえば全体の制御を司る主制御部、モータドライバ、電源等が挙げられ、それらがカバー部材91で覆われている。また、制御部90には、制動抵抗器100に電流を流す際の制御を行うための制動回路も設けられている。この制御部90は、カウンタウェイト80の一方側(Y1側)の面に対してネジ等を介して固定されている。主制御部及びモータドライバとして、巻上機用インバータ制御装置(図示せず)及び横行装置用インバータ制御装置(図示せず)が用いられる。
<12.制動抵抗器100について>
続いて、制動抵抗器100について説明する。図1から図7に示す制動抵抗器100は、制動抵抗部に対応し、ドラム用モータ33を巻き下げ運転しているときに発生する回生電力を処理するために設けられており、巻上機用インバータ制御装置により制動抵抗部に流れる電流を制御し、回生制動能力を発揮させることを可能としている。この制動抵抗器100は抵抗体(図示省略)を備え、その抵抗体にドラム用モータ33から還流される電気エネルギを流すことで、電気エネルギを熱に変換して、放熱している。この他に、制動抵抗器100を横行用モータ42の回生電力も処理するために用いるようにしても良い。
続いて、制動抵抗器100について説明する。図1から図7に示す制動抵抗器100は、制動抵抗部に対応し、ドラム用モータ33を巻き下げ運転しているときに発生する回生電力を処理するために設けられており、巻上機用インバータ制御装置により制動抵抗部に流れる電流を制御し、回生制動能力を発揮させることを可能としている。この制動抵抗器100は抵抗体(図示省略)を備え、その抵抗体にドラム用モータ33から還流される電気エネルギを流すことで、電気エネルギを熱に変換して、放熱している。この他に、制動抵抗器100を横行用モータ42の回生電力も処理するために用いるようにしても良い。
なお、制動抵抗器100の抵抗体としては、ホーロー抵抗器、セメント抵抗器等、大電流に対応可能なものであれば、どのようなものであっても良い。
<13.直動スイッチ機構110について>
次に、直動スイッチ機構110について説明する。図3および図7他に示すように、ロープホイスト10は、直動スイッチ機構110を有している。直動スイッチ機構110は、フックブロック70が上昇した際に、そのフックブロック70に直接接触することで、フックブロック70の上昇限界を検知するためのものである。そして、直動スイッチ機構110がフックブロック70の上昇限界を検知した場合には、その検知信号が制御部90に送信され、制御部90は、その検知信号に基づいて、ドラム用モータ33の作動を停止させる。
次に、直動スイッチ機構110について説明する。図3および図7他に示すように、ロープホイスト10は、直動スイッチ機構110を有している。直動スイッチ機構110は、フックブロック70が上昇した際に、そのフックブロック70に直接接触することで、フックブロック70の上昇限界を検知するためのものである。そして、直動スイッチ機構110がフックブロック70の上昇限界を検知した場合には、その検知信号が制御部90に送信され、制御部90は、その検知信号に基づいて、ドラム用モータ33の作動を停止させる。
なお、上述したように、フックブロック70の上昇限界は、基本的には、リミットスイッチ機構35bのオン・オフの切り替えによって、検知することができる。しかしながら、リミットスイッチ機構35bが何らかの原因で、良好に作動しない場合には、この直動スイッチ機構110にて、フックブロック70の上昇を直接検知する。それにより、フックブロック70が上昇し過ぎるのを防止している。いわば、フックブロック70の上昇限界に対しては、リミットスイッチ機構35bと直動スイッチ機構110という、二重の検知機構が設けられた構成となっている。
図19は、直動スイッチ機構110の構成を示す斜視図であり、直動スイッチ機構110が連結バー24に取り付けられる状態を示すと共に、フックブロック70を検知レバー部材114で検出するときのイメージを示す図である。図20は、直動スイッチ機構110の構成を示す分解斜視図である。
直動スイッチ機構110は、軸取付金具111と、リミットスイッチ本体部112と、一対の回動リング113と、検知レバー部材114と、押圧板115と、付勢バネ116とを備えている。
図20に示すように、軸取付金具111は、リング状部111aと、取付板部111bと、位置規制板部111cとを有している。これらのうち、リング状部111aは、連結バー24に取り付けられるリング状の部分であり、たとえばイモネジ等を介して連結バー24に固定される。また、取付板部111bは、リング状部111aの径方向から離れるように延伸し、しかも連結バー24よりも上方側に位置している。この取付板部111bには、後述するリミットスイッチ本体部112が、たとえばネジN1等を介して取り付けられる。また、111bの上方側には、バネ取付部111b1も設けられていて、このバネ取付部111b1には、後述する付勢バネ116の一端側が係止されている。
また、位置規制板部111cは、連結補助バー26に係止される部分であり、そのような係止を実現するために、位置規制板部111cには、係止用切欠部111dが設けられている。この係止用切欠部111dは、上述した連結補助バー26が入り込むように設けられている。すなわち、仮にイモネジが緩んでしまった場合に、フックブロック70が上昇して検知レバー部材114に衝突し、さらに上昇すると、軸取付金具111および軸取付金具111も、その上昇に伴って回動してしまう。しかしながら、係止用切欠部111dに連結補助バー26が入り込む配置となっている場合、位置規制板部111cが連結補助バー26に衝突する。それにより、イモネジが緩んでいても、リミットスイッチ本体部112のオン・オフを切り替えることができ、それによってドラム用モータ33の作動を停止させることができる。それにより、フックブロック70の上昇を停止させることができる。
また、リミットスイッチ本体部112は、上述したリミットスイッチ本体部351と同様に、オン・オフ切替が可能な不図示のスイッチ機構を内部に取り付けた箱状の本体部112aを備えていて、そのスイッチ機構には、ケーブル117が電気的に接続されている。このリミットスイッチ本体部112も、スイッチレバー112bを備えていて、そのスイッチレバー112bが本体部112aに回動可能に取り付けられている。スイッチレバー112bも、本体部112aに出入可能なスイッチ(図示省略)を押し込み可能としている。そのため、スイッチレバー112bが回動してスイッチを押し込むか否かにより、スイッチ機構のオン・オフが切り替えられるように構成されている。
スイッチレバー112bの先端側には、ローラ112cが回動可能に取り付けられていて、このローラ112cが、押圧板115に当接可能となっている。そして、ローラ112cが押圧板115を押し込むか否かにより、スイッチレバー112bの回動量が変化し、それによってスイッチ機構のオン・オフが切り替えられる。それにより、直動スイッチ機構110は、フックブロック70の上昇限界に到達したか否かを検出可能となっている。
回動リング113は、連結バー24に対して回動自在な状態で取り付けられる。回動リング113は、Y方向において軸取付金具111の両側に設けられている。すなわち、一対の回動リング113によって、軸取付金具111が挟み込まれている。これらの回動リング113は、他の部材を取り付け易いように、多角形状に設けられている。具体的には、回動リング113の上方側には、平らな取付面113aが設けられていて、その取付面113aには、ネジN2を介して、検知レバー部材114のレバー取付部114aが取り付けられる。
また、回動リング113のX2側には、同じく平らな取付面113bが設けられていて、この取付面113bには、ネジN3を介して押圧板115が取り付けられる。
また、検知レバー部材114は、レバー取付部114aと、レバー部114bとを有している。レバー取付部114aは板状の部分であり、上述した取付面113aにネジN2を介して固定される。このとき、検知レバー部材114は、後側(X2側)から前側(X1側)に延伸するように設けられている。しかも、たとえば図3、図7等に示すように、検知レバー部材114は、一対の前後フレーム21の間に位置している。
このような配置を採用する場合、検知レバー部材114の長さを長くすることができる。そのため、フックブロック70の上昇における検知範囲を広げることができる。また、ワイヤロープWが検知レバー部材114と干渉するのを防ぐことができる。なお、上述したリミットスイッチ機構35a,35bと、直動スイッチ機構110とは、略Uの字形状を描くような配置とすることができ、ケーブル117等の引き回し性を良好にすることができる。
レバー部114bは、条鋼を略Uの字形状に曲げて形成された部分である。このレバー部114bは、フックブロック70が衝突した際に回動する部分であり、そのためにレバー部114bは、十分な長さを有している。
ここで、レバー部114bは、次のような形状に形成されている。すなわち、レバー部114bは、レバー取付部114aからX1側に向かって、直線的に延伸する延伸部114b1を有していて、折れ曲がり部114b2に到達する。なお、この延伸部114b1は、フックブロック70が衝突しても衝突しなくても、常に、X2側からX1側に向かうにつれて、下降するように設けられている。
また、レバー部114bは、折れ曲がり部114b2から先端側に向かって延伸する先端延伸部114b3を有している。折れ曲がり部114b2からX1側に向かう場合、先端延伸部114b3は、フックブロック70が衝突しても衝突しなくても、常に、上方に向かうように設けられている。また、先端延伸部114b3の先端側では、2本の先端延伸部114b3を連結するような橋渡し部114b4が設けられている。
なお、図19から明らかなように、延伸部114b1は、先端延伸部114b3よりも十分に長く設けられている。そのため、図19に示すような上昇限界にフックブロック70が到達した状態では、先端延伸部114b3は、延伸部114b1よりも急角度で、上方に向かうように傾斜させることができる。また、フックブロック70が下方に位置している状態でも、先端延伸部114b3は、折れ曲がり部114b2から先端に向かうにつれて、下降せずに、上昇するような配置とすることができる。
また、押圧板115は、上述した取付面113bに対してネジN3を介して取り付けられている。また、押圧板115は、後方側(X2側)に向かって突出するように設けられている。この押圧板115は、フックブロック70が検知レバー部材114に衝突して上昇限界に到達した場合には、リミットスイッチ本体部112のローラ112cが押し当てられる部分となっている。
また、付勢バネ116は、軸取付金具111と押圧板115の間に取り付けられていて、両者に引っ張り力を与えるバネである。詳述すると、イモネジで連結バー24に固定されることで回動不能な軸取付金具111のバネ取付部111b1には、付勢バネ116の一端側が係止されている。また、連結バー24に対して自在に回動可能な回動リング113に固定された押圧板115には、付勢バネ116の他端側が係止されている。このため、付勢バネ116は、押圧板115を上昇させるような引っ張り力を与える。この引っ張り力により、検知レバー部材114側では、フックブロック70が当接していない状態では、下降するような向きの力が与えられる。
なお、検知レバー部材114の下方への回動は、たとえば、レバー取付部114aが軸取付金具111の所定の部位に当接することによって記載されている。
<14.作用効果>
以上のような構成のロープホイスト10では、ロープドラム機構30には、ロープドラム31を軸線方向(X方向)の一端側(X1側)で回転可能に支持するギヤボディ316が設けられていると共に、ロープドラム31を軸線方向(X方向)の一端側(X1側)で回転可能に支持するバックフレーム318が設けられている。これらのうち、ギヤボディ316には、一対の支持用リブ316a,316bが設けられていて、その支持用リブ316a,316bの間には、フレーム用凹部316cが存在している。そして、このフレーム用凹部316cにドラム支持フレーム29が位置していて、ドラム支持フレーム29は一対の支持用リブ316a,316bで挟み込まれている。
以上のような構成のロープホイスト10では、ロープドラム機構30には、ロープドラム31を軸線方向(X方向)の一端側(X1側)で回転可能に支持するギヤボディ316が設けられていると共に、ロープドラム31を軸線方向(X方向)の一端側(X1側)で回転可能に支持するバックフレーム318が設けられている。これらのうち、ギヤボディ316には、一対の支持用リブ316a,316bが設けられていて、その支持用リブ316a,316bの間には、フレーム用凹部316cが存在している。そして、このフレーム用凹部316cにドラム支持フレーム29が位置していて、ドラム支持フレーム29は一対の支持用リブ316a,316bで挟み込まれている。
ここで、一対の支持用リブ316a,316bとドラム支持フレーム29を、接続ピン37が貫くことで、一対の支持用リブ316a,316bが両持ちとなる状態で、ギヤボディ316側をドラム支持フレーム29に機械的に接続している。
また、バックフレーム318にはフレーム取付部318aが設けられていて、そのフレーム取付部318aは、ドラム支持フレーム29に対して少なくとも一部が面的に接触とした後に、接続筒体38および連結ボルト381が貫くことで、フレーム取付部318aが片持ちとなる状態で、バックフレーム318側をドラム支持フレーム29に機械的に接続している。
このような構成を採用することにより、ドラム用モータ33や減速機構34を取り付けていて、大きな荷重が負荷されるギヤボディ316を、両持ち状態で支持するので、大きな荷重が作用する側を安定的に支持することができる。
また、ロープドラム31の他端側(X2側)は、片持ち状態で支持されるが、この片持ち支持では、連結ボルト381とナット383を用いて、フレーム取付部318aとドラム支持フレーム29とを締結している。そのため、片持ち支持側のフレーム取付部318aは、ロープドラム機構30を組み付ける際の、位置決めの明確な基準として用いることができる。さらに、ロープドラム31の両端側で両持ち支持する場合と比較して、ロープドラム31の他端側(X2側)で片持ち支持を採用することで、部品点数を少なくすることが可能となる。
また、一対の支持用リブ316a,316bと、ドラム支持フレーム29の間には、スペーサ等を介在させずにクリアランスが存在していて、そのクリアランスが存在する状態で、ロープドラム機構30が接続ピン37を介して支持されている。そのため、ドラム支持フレーム29を支持フレーム22に溶接する際の誤差、鋳造部品を製造する際の誤差といった組み付ける前の製造段階での誤差や、ロープドラム機構30やフレーム構造20を組み付ける際の誤差を、このクリアランスを利用して吸収することができる。また、フレーム構造20側からの振動も、このクリアランスを利用して吸収することができる。
また、本実施の形態では、サポートシャフトS1は、接続ピン37、接続筒体38および連結ボルト381とは異なる軸線上に配置されている。すなわち、一端側(X1側)のドラム支持フレーム29に対するギヤボディ316の取付部位と、他端側(X2側)のドラム支持フレーム29に対するバックフレーム318の取付部位とは、サポートシャフトS1に対し同軸には存在していない。そのため、ロープドラム機構30を、1ユニット化して、独自に組み付けることが可能となり、1ユニット化された状態でロープドラム機構30を保管しておくことができる。そして、ロープホイスト10を組み立てる場合には、ドラム支持フレーム29に対してロープドラム機構30を接続することで、ロープドラム機構30を容易に取り付けることができる。そのため、製造効率を向上させることができる。
また、ロープドラム機構30をドラム支持フレーム29の取付状態から外す場合でも、ロープドラム機構30がバラバラになることがない。したがって、ロープドラム機構30をドラム支持フレーム29から取り外してメンテナンスを行う際に、再度、ロープドラム機構30を組み付ける等の作業が不要となり、メンテナンスの容易化を図ることができる。
また、本実施の形態では、第2接続部材は、筒状の接続筒体38と、その接続筒体38を挿通可能な連結ボルト381とを備え、その連結ボルト381は、ナット383で締結されている。一方で、第1接続部材は、円柱状または円筒状の接続ピン37と、その接続ピン37のうち一対の支持用リブ316a,316bの貫通孔316a1,316b1から突出する突出部分にて、接続ピン37の抜けを防止する止め輪37aと、を備えている。このため、次のような効果を生じさせることができる。
すなわち、一対の支持用リブ316a,316b側も、連結ボルト381のようなボルト等で締結してしまうと、ボルトの締結に緩みが生じる可能性がある。詳述すると、重い荷を吊り下げる場合には、フレーム構造20には、撓みや伸縮等の寸法変動が生じる。そして、そのような寸法変動は、ロープドラム機構30側にも伝達されるが、その際に、一対の支持用リブ316a,316b側も、ボルト等で締結してしまうと、寸法変動の影響が、当該ボルトや、他端側(X2側)の連結ボルト381にも及んでしまう。それにより、長期に亘って使用しているうちに、一端側(X1側)のボルトや他端側(X2側)の連結ボルト381に緩みが生じる可能性がある。
しかしながら、本実施の形態では、バックフレーム318側のみを連結ボルト381で締結する構成とし、両持ち支持のギヤボディ316側では、接続ピン37を、止め輪37aで抜け止めする構成を採用し、ボルトによる締結は採用していない。そのため、上述のような寸法変動が生じても、その影響を吸収することができ、バックフレーム318側の連結ボルト381を緩み難くすることが可能となる。
さらに、本実施の形態では、接続ピン37と、接続筒体38および連結ボルト381とは、同一の軸線上に配置されている。このため、前側(X1側)のドラム支持フレーム29と、後側(X2側)のドラム支持フレーム29とは、同じ部材を用いることが可能となる。
<15.変形例>
以上、本発明の各実施の形態について説明したが、本発明はこれ以外にも種々変形可能となっている。以下、それについて述べる。
以上、本発明の各実施の形態について説明したが、本発明はこれ以外にも種々変形可能となっている。以下、それについて述べる。
上述の実施の形態では、ギヤボディ316側では、ドラム支持フレーム29に対して両持ちで支持されると共に、バックフレーム318側では、ドラム支持フレーム29に対して片持ちで支持される構成となっている。しかしながら、バックフレーム318側では、ドラム支持フレーム29に対して両持ちで支持されると共に、ギヤボディ316側では、ドラム支持フレーム29に対して片持ちで支持される構成を採用しても良い。
また、上述の実施の形態では、連結ボルト381は、通常のボルトとしているが、リーマボルトのような位置決め精度の高いものを用いても良い。
また、上述の実施の形態では、横行用モータ42を有するトロリ機構40を備えるロープホイスト10について説明している。しかしながら、横行用モータ42を備えない、手動式のトロリ機構を備えるロープホイストに対しても、本発明を適用しても良い。
また、上述の実施の形態におけるロープホイスト10は、ワイヤロープWの一端はロープドラム31に固定され、ワイヤロープWの他端はロープ固定部材60に固定され、その間に中間シーブ体50が配置された、いわゆる4/1掛けタイプのものとなっている。しかしながら、本発明は、4/1掛けタイプのみに適用されるものではない。たとえば、ワイヤロープWの一端はロープドラム31に固定され、ワイヤロープWの他端はロープ固定部材60に固定されるものの、中間シーブ体を用いない、いわゆる2/1掛けタイプのものに本発明を適用しても良い。また、ワイヤロープWの一端は一方のロープドラム31に固定され、ワイヤロープWの他端は他方のロープドラム(このロープドラムの螺旋溝は、ロープドラム31とは逆向きとなっている)に固定され、その間に中間シーブ体50が配置された、いわゆる4/2掛けタイプのものに本発明を適用しても良い。
10…ロープホイスト、20…フレーム構造、21…前後フレーム、22…支持フレーム、23…連結フレーム、24…連結バー、25…ブッシュ、26…連結補助バー、27…中間シーブ支持部、28…端末支持部、29…ドラム支持フレーム(第1ドラム支持フレームまたは第2ドラム支持フレームに対応)、29a…貫通孔、30…ロープドラム機構、31…ロープドラム、32…ロープガイド機構、32a…ガイド開口部、33…ドラム用モータ、34…減速機構、35a,35b…リミットスイッチ機構、37…接続ピン(第1接続部材に対応)、37a…止め輪(抜け止め部材に対応)、38…接続筒体(第2接続部材に対応)、38a…筒孔、40…トロリ機構、41…車輪、42…横行用モータ、43…ギヤ機構部、44…ギヤ機構部、45…ドライブシャフト、46…ガイドローラ、50…中間シーブ体、51…中間シーブ、51a…フランジ、51b…凹溝、52…吊り金具、60…ロープ固定部材、61…横回動金具、62…接続部材、63…縦回動金具、64…楔部材、65a,65b…固定軸、70…フックブロック、71…フックシーブ、72…連結軸、73…シーブ軸部、74…カバー、74a…開口部、75…ブラケット、75a…長片部、75b…短片部、76…フック、76a…フック本体部、76b…レバー、76c…回動軸、77…フック受部、78…支持ナット、79…係止ピン、80…カウンタウェイト、90…制御部、91…カバー部材、100…制動抵抗器、110…直動スイッチ機構、111…軸取付金具、111b1…バネ取付部、111a…リング状部、111b…取付板部、111c…位置規制板部、111d…係止用切欠部、112…リミットスイッチ本体部、112a…本体部、112b…スイッチレバー、112c…ローラ、113…回動リング、113a…取付面、113b…取付面、114…検知レバー部材、114a…レバー取付部、114b…レバー部、114b1…延伸部、114b2…、折れ曲がり部、114b3…先端延伸部、114b4…橋渡し部、115…押圧板、116…付勢バネ、117…ケーブル、271…取付フレーム、281…軸保持部、311…螺旋溝、312…ロープ押さえ金具、312a…凹部、312b…ネジ、313,314…軸支部、314a…環状凸部、315…ドラム回転軸、316…ギヤボディ(第1支持部に対応)、317…ギヤケース、318…バックフレーム(第2支持部に対応)、318a…フレーム取付部、318b…挿通孔、318c…エンドプレート、318c1…挿通孔、318d…軸支用凹部、318e…取付用凹部、318f…連通孔、319…カバーフレーム、321…リング状部材、322…周状部材、323…ガイド部材、323a…ガイド部、323a1…凹部、324…ガイドローラ体、325…ローラ支持具、326…ローラ、327…付勢バネ、328…取付軸、331…出力軸、341…ピニオンギヤ、342…ギヤ輪列、351…リミットスイッチ本体部、351a…本体部、351b…スイッチレバー、351c…ローラ、352…取付用金具、353…ケーブル、361…位置調整ボルト、362…ナット、381…連結ボルト(第1接続部材に対応)、382…ワッシャ、383…ナット、521…プレート部分、521a…軸支孔、522…連結部分、523…支軸、524…ベアリング、B1〜B5…ベアリング、BT1…取付用ボルト、G1…吊り手軸、G2…端末支持軸、N1〜N3…ネジ、P1…収納空間部、S1〜S3…サポートシャフト、S11…雄ネジ部、S12…雌ネジ部
Claims (4)
- ロープドラムの回転によりワイヤロープの巻取長さを変えることで、当該ワイヤロープを介して吊り下げられている荷を昇降させるロープホイストであって、
各部を支持すると共に、前記ロープドラム側に突出している第1ドラム支持フレームと第2ドラム支持フレームとを備えるフレーム構造と、
前記ロープドラムの軸線方向の一端側で、当該ロープドラムを回転可能に支持する第1支持部と、
前記ロープドラムの軸線方向の他端側で当該ロープドラムを回転自在に支持する第2支持部と、
前記第1支持部に設けられ、前記第1ドラム支持フレームに対して隙間を有する状態で、かつ当該第1ドラム支持フレームを挟み込む状態で配置される一対の支持用リブと、
一対の前記支持用リブと前記第1ドラム支持フレームを貫くことにより、一対の前記支持用リブが両持ちとなる状態で前記第1ドラム支持フレームに機械的に接続される第1接続部材と、
前記第2支持部に設けられ、前記第2ドラム支持フレームに対して少なくとも一部が面的に接触するフレーム取付部と、
前記フレーム取付部と前記第2ドラム支持フレームとを貫くことにより、前記フレーム取付部が片持ちとなる状態で前記第2ドラム支持フレームに機械的に接続される第2接続部材と、
前記第1支持部と前記第2支持部の間を連結すると共に、前記第1接続部材および前記第2接続部材とは異なる位置を通過する軸線上に配置されるサポートシャフトと、
を備えることを特徴とするロープホイスト。 - 請求項1記載のロープホイストであって、
前記第1支持部は、
前記ロープドラムを回転させる駆動力を与えるドラム用モータが取り付けられると共に、前記ドラム用モータの駆動力を前記ロープドラムに伝達するギヤ輪列を軸支するギヤボディである、
ことを特徴とするロープホイスト。 - 請求項1または2記載のロープホイストであって、
前記第2接続部材は、筒状の接続筒体と、その接続筒体を挿通可能な連結ボルトとを備えていて、
前記第1接続部材は、円柱状または円筒状の接続ピンと、その接続ピンのうち一対の前記支持用リブから突出する突出部分にて前記接続ピンの抜けを防止する抜け止め部材と、を備えている、
ことを特徴とするロープホイスト。 - 請求項1から3のいずれか1項に記載のロープホイストであって、
前記第1接続部材と前記第2接続部材は、同一の軸線上に配置されている、
ことを特徴とするロープホイスト。
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