JP6391789B1 - エンジン用燃料供給装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】排ガス中の未燃ガス成分を低減できると共に、メタンリッチガスで運転する場合に比べて、より低負荷域でエンジンを運転でき、エンジンの運転可能負荷範囲を広げることができるエンジン用燃料供給装置を提供する。
【解決手段】エンジン用燃料供給装置は、LPGタンクTから供給されるLPGを改質してメタンリッチガスを生成する改質装置R1と、LPGとメタンリッチガスとを混合して、混合された混合ガス(またはメタンリッチガス)をエンジンE1,E2,E3に供給するミキサーMX1と、LPGをミキサーMX1に導くバイパス路L1と、バイパス路L1に配設された流量制御弁V1と、エンジンE1,E2,E3と流量制御弁V1を制御する制御装置10とを備える。制御装置10により流量制御弁V1を制御することによって、LPGタンクTからバイパス路L1を介してミキサーMX1に供給されるLPGのバイパス流量を制御する。
【選択図】図1

Description

この発明は、エンジン用燃料供給装置に関し、詳しくは、液化石油ガス(LPG)などの燃料ガスをエンジンに供給するエンジン用燃料供給装置に関する。
従来、エンジン用燃料供給装置としては、液化石油ガス(LPG)などを改質してメタン濃度を高くした燃料ガスをエンジンに供給するものがある(例えば、米国特許出願公開第2009/0314227号明細書(特許文献1)参照)。
米国特許出願公開第2009/0314227号明細書
ところで、上記従来のエンジン用燃料供給装置では、エンジンを高負荷域で運転する場合は、改質したメタンリッチガスを供給することによりノッキングなどが発生することなく高出力が得られる(液化石油ガスをそのままエンジンの高負荷域で使用すると、着火性がよいために異常燃焼が起きてノッキングが発生する)。
しかしながら、上記従来のエンジン用燃料供給装置では、改質されたメタンリッチガスを低負荷域で用いると、メタンの着火性が悪く、排ガス中の未燃ガス成分が増大するという問題がある。このため、このようなエンジン用燃料供給装置からメタンリッチガスが供給されるエンジンは、一定負荷以上の運転を常に行う必要があり、低負荷域で運転することができない。
そこで、この発明の課題は、排ガス中の未燃ガス成分を低減できると共に、メタンリッチガスで運転する場合に比べて、より低負荷域でエンジンを運転でき、エンジンの運転可能負荷範囲を広げることができるエンジン用燃料供給装置を提供することにある。
この発明の一態様に係るエンジン用燃料供給装置は、
燃料供給源から供給される炭化水素を含有する燃料ガスを改質して改質ガスを生成する改質器と、
上記燃料供給源からの上記燃料ガスと上記改質器からの上記改質ガスとを混合して、上記改質ガスと上記燃料ガスとの混合ガスをエンジンに供給するミキサーと、
上記燃料供給源からの上記燃料ガスを上記ミキサーに導くバイパス路と、
上記エンジンの負荷に応じて、上記燃料供給源から上記バイパス路を介して上記ミキサーに供給される上記燃料ガスの流量を制御するバイパス流量制御部と
を備えたことを特徴とする。
ここで、上記改質ガス(例えばメタンリッチガス)は、燃料ガスよりもメタンナンバーが大きく燃えにくいガスである。また、上記ミキサーにおいて、改質ガスに対する燃料ガスの流量比をゼロとすることにより、ミキサーから改質ガスがエンジンに供給される。
上記構成によれば、バイパス流量制御部によって、エンジンの負荷に応じて、燃料供給源からバイパス路を介してミキサーに供給される燃料ガスの流量を制御することによって、例えば、エンジンが高負荷域で運転されているときは、バイパス路を介してミキサーに供給される燃料ガスの流量を絞るかまたはゼロにし、改質器により改質されたメタンを多く含む混合ガス(または改質ガス)をエンジンに供給することにより、ノッキングなどが発生することなく高出力が得られる。
一方、エンジンが低負荷域で運転されているときは、バイパス路を介してミキサーに供給される燃料ガスの流量を増やし、改質器による改質がされていない燃料ガスを多く含む混合ガスをエンジンに供給することにより、排ガス中の未燃ガス成分を低減できると共に、改質ガスのみをエンジンに供給する場合に比べて、燃料ガスに含まれる成分が増えて、より低負荷域でエンジンを運転できる。
したがって、排ガス中の未燃ガス成分を低減しつつ、エンジンの運転可能負荷範囲を広げることができる。
また、一実施形態のエンジン用燃料供給装置では、
上記エンジンは、負荷が所定の範囲内であって同一負荷条件で運転されていると見なせる複数のエンジンである。
上記実施形態によれば、負荷が所定の範囲内であって同一負荷条件で運転されていると見なせる複数のエンジンには、燃料供給源からミキサーに供給される燃料ガスの流量を制御するバイパス流量制御部と、バイパス路は、一組あればよいので、装置の構成が簡単になると共に、流量制御も簡略化できる。
また、一実施形態のエンジン用燃料供給装置では、
上記エンジンは、複数であり、
上記ミキサーおよび上記バイパス路は、上記エンジン毎に備えられ、
上記バイパス流量制御部は、上記エンジン毎の負荷に応じて、上記燃料供給源から上記バイパス路を介して上記ミキサーに供給される上記燃料ガスの流量を上記エンジン毎に制御する。
上記実施形態によれば、バイパス流量制御部は、エンジン毎の負荷に応じて、燃料供給源からバイパス路を介してミキサーに供給される燃料ガスの流量をエンジン毎に制御するので、各エンジンの負荷を個別に制御しつつ、各エンジンの異なる負荷に応じて燃料ガスの流量をエンジン毎に制御することが可能になる。
以上より明らかなように、この発明によれば、バイパス流量制御部によって、エンジンの負荷に応じて、燃料供給源からバイパス路を介してミキサーに供給される燃料ガスの流量を制御することによって、排ガス中の未燃ガス成分の極小化が図れると共に、改質ガス(メタンリッチガスなど)で運転する場合に比べて、より低負荷域でエンジンを運転することが可能になり、エンジンの運転可能な負荷範囲を広げることができるエンジン用燃料供給装置を提供することにある。
図1はこの発明の第1実施形態のエンジン用燃料供給装置を用いた船舶用の推進システムの構成図である。 図2はエンジンに供給されるメタンリッチガスおよび混合ガスのガス組成の一例を示す表である。 図3はこの発明の第2実施形態のエンジン用燃料供給装置を用いた船舶用の推進システムの構成図である。 図4はこの発明の第3実施形態のエンジン用燃料供給装置を用いた船舶用の推進システムの構成図である。
以下、この発明のエンジン用燃料供給装置を図示の実施の形態により詳細に説明する。なお、図面において、同一の参照番号は、同一部分または相当部分を表わすものである。
〔第1実施形態〕
図1はこの発明の第1実施形態のエンジン用燃料供給装置を用いた船舶用の推進システムの構成図を示している。
この第1実施形態のエンジン用燃料供給装置を用いた船舶用の推進システムは、図1に示すように、プロパンCやブタンC10などを主成分とする液化石油ガス(以下、LPGという)を貯蔵するLPGタンクTと、LPGタンクTからのLPGを所定の圧力に昇圧する昇圧機Cと、昇圧機Cにより昇圧されたLPGを改質してメタンリッチガス(改質ガス)を生成する改質装置R1と、改質装置R1からのメタンリッチガスが一方の入力側に供給されるミキサーMX1と、昇圧機CからのLPGをミキサーMX1の他方の入力側に導くバイパス路L1と、バイパス路L1に配設された流量制御弁V1と、ミキサーMX1により混合された混合ガス(またはメタンリッチガス)が供給される3台のエンジンE1,E2,E3と、エンジンE1により駆動される発電機G1と、エンジンE2により駆動される発電機G2と、エンジンE3により駆動される発電機G3と、発電機G1,G2,G3の出力が接続された配電盤CBとを備えている。
LPGは、炭化水素を含有する燃料ガスの一例である。また、LPGタンクTは、燃料供給源の一例である。
また、改質装置R1は、LPGを改質してメタンリッチガスを生成する改質器の一例であり、LPGに含まれる硫黄分を改質して脱硫する脱硫器を含んでいる。この改質装置R1では、脱硫器により脱硫した後のLPGに水蒸気を添加し、さらに改質触媒(ニッケルNi、ルテニウムRuなど)に接触させることにより、LPGに含まれる炭化水素(プロパンC、ブタンC10など)を改質してメタンリッチガスを生成する。
また、上記船舶用の推進システムは、配電盤CBを介して発電機G1,G2,G3の出力が接続された変圧器PT1,PT2と、変圧器PT1により変圧された電圧が入力されるインバータIV1と、変圧器PT2により変圧された電圧が入力されるインバータIV2と、インバータIV1により駆動される推進電動機MT1と、インバータIV2により駆動される推進電動機MT2と、減速機D1を介して推進電動機MT1により駆動されるスクリューS1と、減速機D2を介して推進電動機MT2により駆動されるスクリューS2とを備えている。
また、上記船舶用の推進システムは、エンジンE1,E2,E3および流量制御弁V1などを制御する制御装置10を備えている。この制御装置10は、エンジンE1,E2,E3の負荷に応じて、LPGタンクTからバイパス路L1を介してミキサーMX1に供給されるLPGのバイパス流量を制御する。
また、上記制御装置10は、複数のエンジンE1,E2,E3の負荷が所定の範囲(例えば±5%)内で運転されるように、エンジンE1,E2,E3を制御する。これにより、エンジンE1,E2,E3は、同一負荷条件で運転されているものと見なされる。
上記制御装置10と流量制御弁V1でバイパス流量制御部を構成している。
また、上記改質装置R1(改質器)とミキサーMX1とバイパス路L1と制御装置10および流量制御弁V1でエンジン用燃料供給装置を構成している。
上記第1実施形態では、エンジンE1,E2,E3への混合ガス(またはメタンリッチガス)の供給量を検出する手段を備え、その供給量に基づいてエンジンE1,E2,E3の負荷を推定しているが、発電機G1,G2,G3の発電電力に基づいて負荷を推定してもよいし、エンジンE1,E2,E3の回転軸の駆動トルクと回転数に基づいて負荷を推定してもよいし、他の手段によりエンジンの負荷を検出してもよい。
図2は、制御装置10と流量制御弁V1によってバイパス流量[Nm/h]を変化させたときのエンジンE1,E2,E3に供給される混合ガスのガス組成の一例を示している。図2において、バイパス流量[Nm/h]は、LPGタンクT(燃料供給源)からバイパス路L1を介してミキサーMX1に供給されるLPG(燃料ガス)の流量であり、改質ガス流量[Nm/h]は、改質装置R1(改質器)により改質されたメタンリッチガスの流量である。
図2では、バイパス流量[Nm/h]を「I」〜「VI」の6通り変化させている。ここで、「I」は、流量制御弁V1を閉じてバイパス流量をゼロとしたときのメタンリッチガスの組成である。
また、「II」〜「VI」では、段階的に流量制御弁V1の開度を大きくして、徐々にバイパス流量を増やしている。図2に示すように、「I」〜「VI」において、改質装置R1(改質器)により改質されたメタンリッチガスの流量に対するLPG(燃料ガス)の流量比が0から約1(=78.3/79.0)まで変化するのに伴って、低位発熱量[MJ/Nm]が大きくなり燃えやすくなっている。
また、「I」のメタンリッチガスでは、メタンCHが72.0%であるのに対してプロパンCは0.0%となっている。これに対して、「VI」の混合ガスでは、メタンCHが18.0%であるのに対してプロパンCは70.6%となっている。
上記構成のエンジン用燃料供給装置において、エンジンE1,E2,E3の負荷に基づいて制御装置10により流量制御弁V1を制御することによって、LPGタンクT(燃料供給源)からバイパス路L1を介してミキサーMX1に供給されるLPG(燃料ガス)のバイパス流量を制御する。
これによって、エンジンE1,E2,E3が高負荷域で運転されているときは、バイパス路L1を介してミキサーMX1に供給されるLPGのバイパス流量を絞るかまたはゼロとし、改質装置R1(改質器)により改質されたメタンを多く含む混合ガス(またはメタンリッチガス)をエンジンE1,E2,E3に供給することにより、ノッキングなどが発生することなく高出力が得られる。
一方、エンジンE1,E2,E3が低負荷域で運転されているときは、バイパス路L1を介してミキサーMX1に供給されるLPGのバイパス流量を増やし、改質装置R1による改質がされていないLPGを多く含む混合ガスをエンジンE1,E2,E3に供給することにより、排ガス中の未燃ガス成分を低減できると共に、メタンリッチガスのみをエンジンE1,E2,E3に供給する場合に比べて、LPGの主成分であるプロパンCやブタンC10の含有率が増えて、より低負荷域でエンジンE1,E2,E3を運転することができる。
したがって、エンジンE1,E2,E3の排ガス中の未燃ガス成分の極小化が図れると共に、エンジンE1,E2,E3の運転可能負荷範囲を広げることができる。
この第1実施形態では、エンジンE1,E2,E3の負荷を低負荷域から高負荷域に渡って複数の領域に分割し、分割された各負荷領域において、LPGタンクT(燃料供給源)からバイパス路L1を介してミキサーMX1に供給されるLPG(燃料ガス)の最適バイパス流量を階段状に設定している。すなわち、各負荷領域において、設定されたバイパス流量は一定である。
なお、エンジンE1,E2,E3の負荷を低負荷域から高負荷域に渡って、LPGタンクT(燃料供給源)からバイパス路L1を介してミキサーMX1に供給されるLPG(燃料ガス)のバイパス流量を、そのときの負荷に対して最適になるように連続的に制御してもよい。
また、負荷が所定の範囲(例えば±5%)内であって同一負荷条件で運転されていると見なせる複数のエンジンE1,E2,E3には、LPGタンクTからミキサーMX1に供給されるLPGのバイパス流量を制御するための制御装置10と流量制御弁V1およびバイパス路L1は、一組あればよい。したがって、エンジン用燃料供給装置の構成が簡単になると共に、制御装置10による流量制御も簡略化できる。
また、上記第1実施形態では、複数のエンジンE1,E2,E3を同一負荷条件で運転したが、故障などにより1台を停止して残り2台のエンジンを、負荷が所定の範囲内の同一負荷条件で運転してもよい。
〔第2実施形態〕
図3はこの発明の第2実施形態のエンジン用燃料供給装置を用いた船舶用の推進システムの構成図を示している。この第2実施形態の船舶用の推進システムは、エンジン用燃料供給装置を除いて第1実施形態の船舶用の推進システムと同一の構成をしており、同一構成部には同一参照番号を付している。
この第2実施形態のエンジン用燃料供給装置を用いた船舶用の推進システムは、図3に示すように、プロパンCやブタンC10などを主成分とするLPGを貯蔵するLPGタンクTと、LPGタンクTからのLPGを所定の圧力に昇圧する昇圧機Cと、昇圧機Cにより昇圧されたLPGを改質する改質装置R1〜R3と、改質装置R1から改質されたメタンリッチガスが一方の入力側に供給されるミキサーMX1と、改質装置R2から改質されたメタンリッチガスが一方の入力側に供給されるミキサーMX2と、改質装置R3から改質されたメタンリッチガスが一方の入力側に供給されるミキサーMX3と、昇圧機CからのLPGをミキサーMX1の他方の入力側に導くバイパス路L1と、バイパス路L1に配設された流量制御弁V1と、昇圧機CからのLPGをミキサーMX2の他方の入力側に導くバイパス路L2と、バイパス路L2に配設された流量制御弁V2と、昇圧機CからのLPGをミキサーMX3の他方の入力側に導くバイパス路L3と、バイパス路L3に配設された流量制御弁V3と、ミキサーMX1により混合された混合ガスが供給されるエンジンE1と、ミキサーMX2により混合された混合ガスが供給されるエンジンE2と、ミキサーMX3により混合された混合ガスが供給されるエンジンE3と、エンジンE1により駆動される発電機G1と、エンジンE2により駆動される発電機G2と、エンジンE3により駆動される発電機G3と、発電機G1,G2,G3の出力が接続された配電盤CBとを備えている。
また、上記船舶用の推進システムの配電盤CB以降の構成は、第1実施形態の船舶用の推進システムと同一である。
また、上記船舶用の推進システムは、エンジンE1,E2,E3および流量制御弁V1,V2,V3などを制御する制御装置20を備えている。この制御装置20は、エンジンE1,E2,E3のそれぞれの負荷に応じて、LPGタンクTからバイパス路L1,L2,L3を介してミキサーMX1,MX2,MX3に供給されるLPGのバイパス流量を制御する。
上記制御装置20と流量制御弁V1,V2,V3でバイパス流量制御部を構成している。
また、上記改質装置R1,R2,R3(改質器)とミキサーMX1,MX2,MX3とバイパス路L1,L2,L3と制御装置20および流量制御弁V1,V2,V3でエンジン用燃料供給装置を構成している。
上記構成のエンジン用燃料供給装置において、エンジンE1,E2,E3の負荷に基づいて制御装置20により流量制御弁V1,V2,V3を制御することによって、LPGタンクT(燃料供給源)からバイパス路L1,L2,L3を介してミキサーMX1,MX2,MX3にそれぞれ供給されるLPG(燃料ガス)のバイパス流量を制御する。
これによって、例えばエンジンE1が高負荷域で運転されているときは、バイパス路L1を介してミキサーMX1に供給されるLPGのバイパス流量を絞るかまたはゼロとし、改質装置R1(改質器)により改質されたメタンリッチガスを多く含む混合ガス(またはメタンリッチガス)をエンジンE1に供給することにより、ノッキングなどが発生することなく高出力が得られる。
一方、エンジンE1が低負荷域で運転されているときは、バイパス路L1を介してミキサーMX1に供給されるLPGのバイパス流量を増やし、改質装置R1による改質がされていないLPGを多く含む混合ガスをエンジンE1に供給することにより、排ガス中の未燃ガス成分を低減できると共に、メタンリッチガスのみをエンジンE1に供給する場合に比べて、LPGの主成分であるプロパンCやブタンC10の含有率が増えて、より低負荷域でエンジンE1を運転することができる。
したがって、エンジンE1,E2,E3の排ガス中の未燃ガス成分の極小化が図れると共に、エンジンE1,E2,E3の運転可能負荷範囲を広げることができる。
また、上記制御装置20は、エンジンE1,E2,E3毎の負荷に応じて、LPGタンクTからバイパス路L1,L2,L3を介してミキサーMX1,MX2,MX3に供給されるLPGのバイパス流量をエンジンE1,E2,E3毎に制御する。これによって、各エンジンE1,E2,E3の負荷を個別に制御しつつ、各エンジンE1,E2,E3の異なる負荷に応じてLPGのバイパス流量をエンジンE1,E2,E3毎に制御することが可能になる。
〔第3実施形態〕
図4はこの発明の第3実施形態のエンジン用燃料供給装置を用いた船舶用の推進システムの構成図を示している。この第3実施形態の船舶用の推進システムは、エンジン用燃料供給装置の改質装置R1が1つである点を除いて第1実施形態の船舶用の推進システムと同一の構成をしており、同一構成部には同一参照番号を付している。
この第3実施形態のエンジン用燃料供給装置を用いた船舶用の推進システムは、図4に示すように、プロパンCやブタンC10などを主成分とするLPGを貯蔵するLPGタンクTと、LPGタンクTからのLPGを所定の圧力に昇圧する昇圧機Cと、昇圧機Cにより昇圧されたLPGを改質する改質装置R1と、改質装置R1から改質されたメタンリッチガスが一方の入力側に供給されるミキサーMX1と、改質装置R1から改質されたメタンリッチガスが一方の入力側に供給されるミキサーMX2と、改質装置R1から改質されたメタンリッチガスが一方の入力側に供給されるミキサーMX3と、昇圧機CからのLPGをミキサーMX1の他方の入力側に導くバイパス路L1と、バイパス路L1に配設された流量制御弁V1と、昇圧機CからのLPGをミキサーMX2の他方の入力側に導くバイパス路L2と、バイパス路L2に配設された流量制御弁V2と、昇圧機CからのLPGをミキサーMX3の他方の入力側に導くバイパス路L3と、バイパス路L3に配設された流量制御弁V3と、ミキサーMX1により混合された混合ガスが供給されるエンジンE1と、ミキサーMX2により混合された混合ガスが供給されるエンジンE2と、ミキサーMX3により混合された混合ガスが供給されるエンジンE3と、エンジンE1により駆動される発電機G1と、エンジンE2により駆動される発電機G2と、エンジンE3により駆動される発電機G3と、発電機G1,G2,G3の出力が接続された配電盤CBとを備えている。
また、上記船舶用の推進システムの配電盤CB以降の構成は、第1実施形態の船舶用の推進システムと同一である。
また、上記船舶用の推進システムは、エンジンE1,E2,E3および流量制御弁V1,V2,V3などを制御する制御装置20を備えている。この制御装置20は、エンジンE1,E2,E3のそれぞれの負荷に応じて、LPGタンクTからバイパス路L1,L2,L3を介してミキサーMX1,MX2,MX3に供給されるLPGのバイパス流量を制御する。
上記制御装置20と流量制御弁V1,V2,V3でバイパス流量制御部を構成している。
また、上記改質装置R1(改質器)とミキサーMX1,MX2,MX3とバイパス路L1,L2,L3と制御装置20および流量制御弁V1,V2,V3でエンジン用燃料供給装置を構成している。
上記第3実施形態のエンジン用燃料供給装置は、第2実施形態のエンジン用燃料供給装置と同様の効果を有する。
上記第1〜第3実施形態では、3台のエンジンE1,E2,E3にメタンリッチガスと燃料ガスの混合ガスまたはメタンリッチガスを供給するエンジン用燃料供給装置について説明したが、エンジン用燃料供給装置からメタンリッチガスと燃料ガスの混合ガスまたはメタンリッチガスを供給するエンジンは3台に限らず、2台または4台以上のエンジンにメタンリッチガスと燃料ガスの混合ガスまたはメタンリッチガスを供給するエンジン用燃料供給装置にこの発明を適用してもよい。
また、上記第1〜第3実施形態では、エンジン用燃料供給装置を用いた船舶用の推進システムについて説明したが、この発明のエンジン用燃料供給装置は、他のシステムに適用してもよい。
また、上記第1〜第3実施形態では、炭化水素を含有する燃料ガスとしてLPG(液化石油ガス)を用いたエンジン用燃料供給装置について説明したが、これに限らず、LNG(液化天然ガス)やプロパンなどの他の燃料ガスを用いてもよい。
この発明の具体的な実施の形態について説明したが、この発明は上記第1〜第3実施形態に限定されるものではなく、この発明の範囲内で種々変更して実施することができる。例えば、上記第1〜第3実施形態で記載した内容を適宜組み合わせたものを、この発明の一実施形態としてもよい。
10,20…制御装置
C…昇圧機
CB…配電盤
D1,D2…減速機
E1,E2,E3…エンジン
G1,G2,G3…発電機
IV1,IV2…インバータ
L1,L2,L3…バイパス路
MT1,MT2…推進電動機
MX1,MX2,MX3…ミキサー
PT1,PT2…変圧器
R1,R2,R3…改質装置(改質器)
S1,S2…スクリュー
T…LPGタンク(燃料供給源)
V1,V2,V3…流量制御弁

Claims (3)

  1. 燃料供給源から供給される炭化水素を含有する燃料ガスを改質して改質ガスを生成する改質器と、
    上記燃料供給源からの上記燃料ガスと上記改質器からの上記改質ガスとを混合して、上記改質ガスと上記燃料ガスとの混合ガスをエンジンに供給するミキサーと、
    上記燃料供給源からの上記燃料ガスを上記ミキサーに導くバイパス路と、
    上記エンジンの負荷に応じて、上記燃料供給源から上記バイパス路を介して上記ミキサーに供給される上記燃料ガスの流量を制御するバイパス流量制御部と
    を備えたことを特徴とするエンジン用燃料供給装置。
  2. 請求項1に記載のエンジン用燃料供給装置において、
    上記エンジンは、負荷が所定の範囲内であって同一負荷条件で運転されていると見なせる複数のエンジンであることを特徴とするエンジン用燃料供給装置。
  3. 請求項1に記載のエンジン用燃料供給装置において、
    上記エンジンは、複数であり、
    上記ミキサーおよび上記バイパス路は、上記エンジン毎に備えられ、
    上記バイパス流量制御部は、上記エンジン毎の負荷に応じて、上記燃料供給源から上記バイパス路を介して上記ミキサーに供給される上記燃料ガスの流量を上記エンジン毎に制御することを特徴とするエンジン用燃料供給装置。
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