JP6391472B2 - 画像処理装置、画像処理装置の制御方法、及びプログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理装置の制御方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、画像が印刷された複数のシートに対する綴じ処理を行う画像処理装置に関するものである。
近年、針を使用してシートを綴じる綴じ処理と、針を使用せずにシートを綴じる綴じ処理のいずれか1つを指定してシートを綴じることができる画像処理装置が考えられている。
針を使用せずにシートを綴じる方法としては、シート同士を圧着して綴じる方式がある。針を使用せずにシートを綴じる場合は、針を使用してシートを綴じる場合に比べて綴じる事ができるシートの上限枚数が少ない場合が多い。従って印刷やコピーを実行するユーザが針を使用せずにシートを綴じる綴じ処理を指定したものの、綴じることのできる上限枚数を超えているため出力できないという状況が発生する可能性がある。
これを鑑みて、針を使用せずにシートを綴じる綴じ処理における上限枚数を超えた場合であっても、針を使用してシートを綴じる事ができるのであれば、針を使用してシートを綴じる綴じ処理に切り替える画像処理装置が考えられている(特許文献1)。
特開2013−170067号公報
特許文献1の画像処理装置では、ユーザが針を使用せずにシートを綴じる綴じ処理を指定し、且つ、針を使用せずに綴じる事が出来る上限枚数を超えた場合には、針を使用してシートを綴じる綴じ処理に切り替えることが示されている。従って、ユーザが綴じられた書類を期待しているにも関わらず、綴じられずに出力されてしまうということを抑制することができる。
一方、食品関係、医療関係、及び製造関係などの作業現場では、金属片などの異物混入を避けるために、針で綴じた書類の利用を控えたい環境が存在する。また、針を使用せずにシートを綴じる綴じ処理では、シート同士を圧着させて綴じる仕組みのため、綴じ位置を平らにならしたり、綴じ位置に対して力を加えたりすることで、シート同士を簡単に剥がすことができる。この特徴を利用して、後からシート同士を剥がすことを前提として針を使用せずにシートを綴じる綴じ処理を使用したい場合がある。
このように針を使用せずに綴じる綴じ処理が指定された場合はユーザが前述した意図を持って綴じ処理を指定した可能性がある。従ってユーザが意図して針を使用せずに綴じる綴じ処理を指定したにも関わらず、針を使用して綴じる綴じ処理に変更してしまうとユーザの意図に反した出力結果となる場合が生じ得る。従って、針を使用せずにシートを綴じる綴じ処理を指定し、且つ、針を使用せずに綴じる事が出来る上限枚数を超えた場合に、針を使用したシートを綴じる綴じ処理に切り替えないことが望まれる場合がある。
本発明は、上記の問題点に鑑みなされたものであり、針を使用して綴じる綴じ処理への切り替えを適切に行うようにすることで、ユーザの用途に沿った綴じ処理を実行できる画像処理装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために本発明の画像処理装置は、複数のシートに画像を印刷する印刷動作を実行可能な印刷手段と、シートを綴じる第1綴じ処理を実行可能な第1の綴じ手段と、シートを綴じる第2綴じ処理を実行可能な第2の綴じ手段であって、前記第2綴じ処理を実行できるシートの枚数の上限が前記第1の綴じ手段が前記第1綴じ処理を実行できるシートの枚数より少ない第2の綴じ手段と、前記第2綴じ処理が指定され且つ綴じ処理すべきシートの枚数が前記第2の綴じ手段によって第2綴じ処理を行うことができるシートの枚数の上限を超えている場合に前記第1綴じ処理への切り替えを行わせるか否かを、前記印刷動作の開始に先立って設定する設定部と、前記第1の綴じ手段および前記第2の綴じ手段を制御する制御手段と、を有し、前記制御手段は、前記第2綴じ処理が指定され、且つ、綴じ処理すべきシートの枚数が前記第2の綴じ手段によって前記第2綴じ処理を行うことができるシートの枚数の上限を超えていない場合、前記印刷動作によって印刷されたシートに前記第2の綴じ手段に前記第2綴じ処理を実行させ、前記第2綴じ処理が指定され、綴じ処理すべきシートの枚数が前記第2の綴じ手段によって第2綴じ処理を行うことが許可されるシートの枚数の上限を超えていて、且つ、前記第1綴じ処理への切り替えを行うように前記設定部に設定されている場合、前記印刷動作によって印刷されたシートに対して前記第1綴じ手段に前記第1綴じ処理を実行させ、前記第1綴じ処理が指定された場合、前記印刷動作によって印刷されたシートに対して前記第1綴じ手段に前記第1綴じ処理を実行させるように、前記第1の綴じ手段および前記第2の綴じ手段を制御し、前記第2綴じ処理が指定された場合であって、綴じ処理すべきシートの枚数が前記第2の綴じ手段によって第2綴じ処理を行うことが許可されるシートの枚数の上限を超えていて、且つ、前記第1綴じ処理への切り替えを行わないように前記設定部に設定されている場合、シートに対して前記第1綴じ手段は前記第1綴じ処理を実行しないことを特徴とする。
本発明によれば、針を使用して綴じる綴じ処理への切り替えを適切に行うようにすることで、ユーザの用途に沿った綴じ処理を行う仕組みを提供することができる。
画像処理システムを示すブロック図である。 操作部116を示す図である。 MFP101の断面図である。 綴じ部による綴じ処理を説明する図である。 針不使用綴じ部314bによる綴じ処理を示す図である。 針使用綴じ部314aによる綴じ処理を示す図である。 パネル201に表示される操作画面を示す図である。 PC101で印刷データを送信する際の制御を示すフローチャートである。 PC101で印刷設定を行うための表示画面の一例を示す図である。 印刷処理を示すフローチャートである。 綴じ処理を決定する制御方法を示すフローチャートである。 綴じ処理を決定する制御方法を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳しく説明する。なお、以下の実施の形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものでなく、また実施の形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須のものとは限らない。
<第1の実施形態>
まず、本発明の第1の実施形態について説明する。図1は、本実施形態に係る画像処理システムを示すブロック図である。本実施形態では画像処理装置の一例としてMFP(Multifunction Peripheral)101を説明する。また、情報処理装置の一例としてPC(Personal Computer)102を説明する。MFP101とPC102はネットワーク100を介して通信可能に接続されている。
まずPC102について説明する。CPU1611を含む制御部1610は、情報処理装置全体の動作を制御する。CPU1611は、ROM1612又はストレージ1614に記憶されたシステムプログラムやアプリケーションプログラムを読み出して処理を行う。ROM1612は、CPU1611で実行可能な制御プログラムを格納する。RAM1613は、CPU1611の主記憶メモリであり、ワークエリアやストレージ1614に記憶された各種プログラム及び各種プログラムが使用するデータや制御変数などを展開するための一時記憶領域として用いられる。ストレージ1614は、ユーザが登録した設定値、情報処理装置の管理データ、文書アプリケーションや計算アプリケーションなどのアプリケーションプログラム、MFP101に印刷データを送信するためのドライバプログラムなどを格納する。本実施形態ではストレージ1614としてHDD等の補助記憶装置を想定しているが、HDDの代わりにSSDに代表されるFLASH DISKなどの不揮発性の記憶装置が用いられることもある。なお、本実施形態の情報処理装置では、1つのCPU1611が1つのメモリ(RAM1613)を用いて後述するフローチャートに示す各処理を実行するものとするが、他の様態であっても構わない。例えば複数のCPU、RAM、ROM、及びストレージを協働させて後述するフローチャートに示す各処理を実行することもできる。
操作部I/F1615は、入出力デバイスと制御部1610を接続する。ユーザは、キーボード1616やマウス(不図示)などの入力デバイスを用いて、ディスプレイ1617に表示されているキーを選択するなどの指示を入力する。また、制御部1610は、通信部I/F1623を介してネットワーク100に接続される。通信部I/F1623は、有線LAN又は無線LANなどのネットワークを介して、外部装置にデータを送信したり、ネットワーク100上の外部装置からデータを受信したりする。
制御部1610は、通信部I/F1623を介して、印刷データを画像処理装置に送信したり、画像データを画像処理装置から受信したりする。なお、本実施形態では、情報処理装置の一例としてキーボードとディスプレイを備えた情報処理装置を例示しているが、例えばスマートフォンやタブレット端末などの携帯情報端末などであってもよい。なお、印刷データを画像形成装置に送信する方法は適宜変形できる。印刷用のアプリケーション又はドライバを介して画像形成装置に印刷データを送信するようにしてもよいし、印刷データをクラウドサーバ経由で画像形成装置へ送信するようにしてもよい。更にはBluetooth(登録商標)や近距離無線通信(NFC)などの通信方式を使用して印刷データを画像形成装置に送信する送信するようにしてもよい。
次にMFP101について説明する。MFP101はシート上の画像を読み取る読取機能、シートに画像を印刷する印刷機能を有する。また、MFP101は、画像が印刷された複数のシートを綴じたり、複数のシートを揃えたり、複数のシートの排出先を複数のトレイに分けたりする後処理機能を有する。なお、シートには、普通紙や厚紙などの用紙、OHPシートなどが含まれる。
なお、本実施形態では画像処理装置の一例としてMFP101を説明するが、例えば、読取機能を有さないプリンタ等の画像処理装置であってもよいし、コピー機能のみを有する単機能の画像処理装置であってもよい。本実施例では、一例として画像処理装置が以下に説明する各種構成要件を備えるものとする。
CPU111を含む制御部110は、MFP101全体の動作を制御する。CPU111は、ROM112又はストレージ114に記憶された制御プログラムを読み出して、読取制御や印刷制御などの各種制御を行う。ROM112は、CPU111で実行可能な制御プログラムを格納する。また、ROM112は、ブートシーケンスやフォント情報などを記憶する。RAM113は、CPU111の主記憶メモリであり、ワークエリア、ROM112及びストレージ114に格納された各種制御プログラムを展開するための一時記憶領域として用いられる。ストレージ114は、画像データ、印刷データ、各種プログラム、各種履歴情報、及び各種設定情報を記憶する。本実施形態ではストレージ114としてHDD等の補助記憶装置を想定しているが、HDDの代わりにSSDに代表されるFLASH DISKを用いるようにしても良い。
なお、本実施形態のMFP101では、1つのCPU111が1つのメモリ(RAM113)を用いて後述するフローチャートに示す各処理を実行するものとするが、他の様態であっても構わない。例えば複数のCPU、RAM、ROM、及びストレージを協働させて後述するフローチャートに示す各処理を実行することもできる。また、ASICやFPGA等のハードウェア回路を用いて一部の処理を実行するようにしてもよい。
操作部I/F115は、操作部116と制御部110を接続する。操作部116は、ユーザに対して情報を表示したり、ユーザからの指示を入力したりする。図2は、操作部116を示す外観図である。操作部116は、後述する操作画面を表示するパネル201及びハードキー入力部202からなる。パネル201は例えばタッチパネルディスプレイである。ハードキー入力部202は、スタートボタン212や設定ボタン211などの各種のハードキーを有する。ユーザはパネル201に表示されているキーをタッチする、又はハードキー入力部202の各種ハードキーを押下して指示を入力する。なお、パネル201は、タッチパネル機能を有さないディスプレイであってもよい。この場合、タッチ操作によるキー入力に代えて、ディスプレイに表示されるキーを選択するためのスクロールキー及び当該キーを決定するための決定キーをハードキー入力部として備えればよい。
操作部116は、パネル201及び入力部202を介したユーザからの指示を受け付け、必要に応じてパネル201に操作画面を表示する。
読取部I/F117は、読取部118と制御部110を接続する。読取部118はシート上の画像を読み取って、その画像をバイナリーデータなどの画像データに変換する。読取部118によって生成された画像データは読取部I/F117を介して画像処理部124に転送される。画像処理部124は、当該画像データに対して回転、圧縮などの画像処理を行う。画像処理が行われた画像データは、制御部110のストレージ114又はRAM113に格納される。画像データは通信部I/F123を介して外部装置に送信されたり、シート上に印刷されたりする。また、画像処理部124は、JBIGやJPEG等といった各種圧縮方式によってRAM113やストレージ114に格納された画像データに対して圧縮処理及び伸長処理を実行する。
印刷部I/F119は、印刷部120と制御部110を接続する。印刷すべき画像データ(印刷対象の画像データ)は印刷部I/F119を介して制御部110から印刷部120に転送される。印刷部120はCPU111からの制御コマンド及び印刷すべき画像データを受信し、当該画像データに基づいた画像を用紙などのシート上に印刷する。
シート処理部I/F121は、シート処理部122と制御部110を接続する。シート処理部122はCPU111からの制御コマンドを受信し、その制御コマンドに従って印刷部120により印刷されたシートに後処理を施す。例えば、複数のシートを揃える、複数のシートの排出先を複数のトレイに分ける、中綴じ製本する、パンチ穴をあける、及び複数のシートを綴じるなどの後処理を実行する。また、シート処理部が備える後処理の機能や後処理の能力は、予め(例えば、MFP101の起動時など)シート処理部I/F121を介して制御部110に通知され、ストレージ114又はRAM113に通知される。
本実施形態では、シート処理部122は、少なくとも針を使用して複数のシートを綴じる綴じ処理(綴じ手段)と針を使用せずに複数のシートを綴じる綴じ処理(綴じ手段)を実行可能である。
また、制御部110は、通信部I/F123を介してネットワーク100に接続される。通信部I/F123は、ネットワーク100上の外部装置(メールサーバやファイルサーバ、PCなど)に画像データや情報を送信したり、ネットワーク100上の情報処理装置から印刷データや情報を受信したりする。図1では、情報処理装置の一例としてPC102を示している。更に、通信部I/F123はUSBなどのローカルインタフェースを介して外部装置と通信したりする。通信部I/F123によって受信された印刷データはストレージ114に格納される。
通信部I/F123を介して受信した印刷データは、ストレージ114又はROM112に格納された印刷データを解析するためのソフトウェアモジュール(PDL解析部、不図示)によって解析される。PDL解析部は、ストレージ114に格納された様々な種類のページ記述言語(PDL)で表現された印刷データを解析する。印刷データは印刷属性に関するコードと、描画に関するコードからなる。印刷データには、印刷データ全体又はページごとに設定された印刷部数、綴じ処理に関する情報、出力時のシートのサイズ、シートのタイプ及び給紙段などの印刷属性情報が設定される。
PDL解析部は印刷データを解析して得られた印刷属性に関する設定(印刷属性情報)をRAM113又はストレージ114に一時的に格納する。
更に、PDL解析部は印刷データから中間コードを生成する。PDL解析部は、印刷データに含まれた描画コードを解析して、中間コードへ変換する。この中間コードは印刷データそのものと比較して、より描画処理(ラスタライズ)に適した形式のデータであり、主にエッジの座標とエッジ間の塗り潰しデータ等で構成されている。
また、PDL解析部は、PDLを解析した結果から、出力するシート枚数などの計算などを行い印刷属性情報としてRAM113又はストレージ114に格納する。PDL解析部によって取得又は計算された印刷属性情報は印刷データに基づいた印刷処理やシート処理部122による後処理を行う際に適宜参照される。また、PDL解析部で生成された中間コードはRIP125によって画像データに変換される。
RIP125は、PDL解析部によって生成された中間コードに対してレンダリング処理を行い、印刷部120で印刷する画像データを生成する。RIP125によって生成された画像データは、制御部110のストレージ114又はRAM113に格納され、通信部I/F123を介して外部装置に送信されたり、印刷部120によりシート上に印刷されたりする。
図3は、MFP101の断面図である。図3では、シート処理部122はMFP101の筺体内部に配置されている。ただし、シート処理部122の配置は図3の例に限らない。シート処理部122がMFP101に隣接するように接続されていてもよい。
給紙部301及び給紙部302はそれぞれ、シートを格納する。図3では、MFP101は2つの給紙部を有しているが、給紙部の数は2つに限らない。給送ローラ303は給紙部301に格納されているシートを印刷部120に給送する。また、給送ローラ304は給紙部302に格納されているシートを印刷部120に給送する。印刷部120は、給送されてきたシートの第1面に画像を印刷する。印刷部120は、インクをシートに吹き付けて画像を印刷するインクジェット方式を採用していても、トナーをシートに定着させて画像を印刷する電子写真方式を採用していてもよい。
片面印刷の場合には、印刷されたシートは搬送ローラ305及び306に導かれ、搬送ローラ305及び306はシートをシート処理部122に搬送する。搬送ローラ306によって導かれたシートは中間トレイ320へ排出される。
中間トレイ320は、シート搬送方向の下流側(図の左側)を鉛直方向の上方に、上流側(図の右側)を鉛直方向の下方に位置させることで傾斜が設けられており、複数のシートを保持することができる。また、中間トレイ320は、下流側に配された1組の上部及び下部の各束排出ローラ318a,318bからなる束排出ローラ対318と、中間部上方に配される引込みパドル315とを有している。上部束排出ローラ318aは、ガイド317に支持されている。
このガイド317は、モータ(不図示)により上下に移動可能に構成されている。このため、ガイド317に設けられた上部束排出ローラ318aが、ガイド317の昇降動作に伴って下部束排出ローラ318bに対して離接可能となっている。従って、中間トレイに保持されたシート束の厚さに応じて、これら束排出ローラ対318のローラの間隔を調整可能になっている。
CPU111は、上部束排出ローラ318aに対して下部束排出ローラ318bを離間した状態となるようにガイド317を上部に移動させた状態で、搬送ローラ306によって排出されるシートPを中間トレイ320上に受け入れる。
また、中間トレイ320上の、シート搬送方向に直交する幅方向の手前側と奥側には、整合部材321が設けられる。整合部材321はそれぞれ、前整合モータ(不図示)および後整合モータ(不図示)によって幅方向に移動する。ここで、「手前」とは、図3に記載されている向きでMFP101を見て紙面手前になる部分を言い、「奥」とは、紙面奥の部分を言う。引込みパドル315は、回転軸を中心としてストッパ316側へシートを押圧する方向(例えば図3においては反時計周り)に回転する。
搬送ローラ306に導かれ、中間トレイ320に排出されたシートPは、中間トレイ320の傾斜及び引き込みパドル315のシートを押圧する作用によって、中間トレイ320の積載面上、又は中間トレイ320に積載されたシート上を滑降する。
中間トレイ320上に排出されたシートは、滑降中に整合部材321によって整合処理が施され、シート後端(排出方向上流端)がストッパ316に突き当たることで停止する。
中間トレイ320上で整合されたシート束は、必要に応じて針使用綴じ部314a又は針不使用綴じ部314bによる綴じ処理が行われる。針使用綴じ部314a及び針不使用綴じ部314bは、シート搬送方向に対して垂直方向に移動可能に構成され、ユーザが指定した綴じ位置に移動することができる。綴じ部314a及び314bは中間トレイ320上に保持されたシート束の搬送方向に対する後端部を綴じることができる。
シート処理部122によって綴じ処理などの後処理が行われたシート束は、排出部307に排出される。具体的には、束排出ローラ318aを中間トレイ320上の最上部のシートに当接させるようにガイド317を移動させ、当該当接した状態で、束排出ローラ対318を回転駆動させることにより、後処理を終えたシート束を排出部307上に排出する。
次に、両面印刷の場合には、印刷部120で第1面が印刷されたシートは搬送ローラ308に導かれ、搬送ローラ308はシートを搬送ローラ309に搬送する。搬送ローラ309はシートを反転パス310に搬送する。シートの後端が搬送ローラ309に到達すると、搬送ローラ309は逆回転し始め、シートを搬送ローラ311に搬送する。搬送ローラ311は両面印刷用搬送パス312を介してシートを搬送ローラ313に搬送する。搬送ローラ313はシートを印刷部120に搬送する。印刷部120はシートの第2面に画像を印刷する。両面印刷されたシートは搬送ローラ305及び306に導かれ、搬送ローラ305及び306はシートをシート処理部122に搬送し、片面印刷の場合と同様に綴じ処理などの後処理が実行される。
図4は、綴じ部314a又は314bの綴じ位置を説明するための図である。403は複数のシートを示す。シート処理部122はCPU111から受信した綴じ処理に関する情報に従って綴じ部314a又は314bを綴じ位置に移動させて複数のシートを綴じる構成となっている。例えば、CPU111は、綴じ部314a又は314bを位置411や位置412等に移動させ、位置411や位置412で複数のシート束403を綴じることができる。
また、針使用綴じ部314aと針不使用綴じ部314bは1つのユニットとしてシート処理部122内に備えられてもよい。また図4の矢印は綴じ部314a及び314bの移動可能領域を図示しているが、これよりさらに広い移動領域であってもよい。また、針不使用綴じ部314bと針使用綴じ部314b(不図示)をそれぞれ別のユニットとして備える場合には、各ユニットの物理的な干渉を避けるための退避領域などが設けられていてもよい。
針使用綴じ部314aは、中間トレイ320上に排出された複数のシートにステイプル針(不図示)を打ち込むことで綴じ処理(以下、針使用ステイプル)を行う。針使用綴じ部314aにはステイプル針を装填したカートリッジ(不図示)が格納される。ユーザはカートリッジを交換することで針を補充することができる。
CPU111は針使用綴じ部314aが綴じることのできる上限枚数(例えば普通紙で100枚など)をシート処理部122及びシート処理部I/F121を介して適宜取得し、RAM113又はストレージ114に格納する。なお、上限枚数に関する情報は後述するフローチャートで利用される。なお、カートリッジに装填されたステイプル針の長さなどによって上限枚数は異なってもよい。
図5(a)、(b)、(c)は、針不使用綴じ部314bによる綴じ処理を示す図である。本実施形態の針不使用綴じ部314bは、複数のシートの上下から圧力をかけて、シート束403を密着させて綴じる。図5(a)は、針不使用綴じ部314bがシート束403を綴じるための綴じ位置に移動した状態を示す。上金型501は複数のシートを上から押さえつける。上金型501には複数の凸形状の刃502が並んでいて、それぞれの刃502がシートに圧力をかける。下金型505は複数のシートを下から押さえつける。下金型505には、複数の刃502に対応した複数の凹部504が並んでいて、それぞれの凹部504が刃502を受け止める。
図5(b)は、上金型501と下金型505が複数のシートを上下方向から加圧した状態を示す。上金型501と下金型505が複数のシートに加圧することで、複数のシートを綴じることが可能になっている。また、複数の刃502と複数の凹部504がシートの複数箇所を加圧するため、シートがはがれにくくなっている。
CPU111は針不使用綴じ部314bが綴じることのできる上限能力(例えば、普通紙で10枚など)をシート処理部122及びシート処理部I/F121を介して適宜取得し、RAM113又はストレージ114に格納する。なお、上限能力に関する情報は後述するフローチャートで利用される。
なお、針使用綴じ部314a、針不使用綴じ部314bの上限枚数は、シートの種類ごとに異なる上限枚数を使用するようにしてもよい。また、シートのサイズによって上限枚数を異ならせるようにしてもよい。
図5(c)は、針不使用ステイプルが実行された後のシート束403を示す。図5(c)に示すように、針不使用ステイプルがなされたシート束403は、シートの一部が潰されてシート同士が圧着することで綴じられている。また図6は、針使用ステイプルによる綴じ処理を示す図である。図6に示すように、針使用ステイプルがなされたシート束403は、シート束403を貫通させた金属のステイプル針601によって綴じられている。
針不使用ステイプルは、シート同士を圧着して綴じるため、針を貫通させて綴じる針使用ステイプルに比べて、綴じる事の出来る枚数が少ない。また、針不使用ステイプルはシートの表面性や坪量などでシート同士の圧着力が変化するため、シートの種類ごとに綴じる枚数が変化する。従って印刷やコピーを実行するユーザが針不使用綴じ処理で綴じることを指定したものの、綴じることのできる上限枚数を超えているため出力できないという状況が発生する可能性が高い。
これを鑑みて、針不使用ステイプルで綴じる事の出来る上限枚数を超えた場合であっても、針使用ステイプルで綴じる事ができるのであれば、針使用ステイプルに切り替えて綴じ処理を行うよう求められる場合が考えられる。
一方、食品関係、医療関係、及び製造関係などの作業現場では、金属片などの異物混入を避けるために、針使用ステイプルがなされた書類の利用を控えたいという環境が存在する。また、針不使用ステイプルはシート同士を圧着させて綴じる仕組みのため、綴じ位置を平らにならしたり、綴じ位置に対して力を加えたりすることで、シート同士を簡単に剥がすことができる。この特徴を利用して、後からシート同士を剥がすことを前提として針不使用ステイプルを使用したい場合がある。
このような意図でユーザが針使用ステイプルを指定した場合に、針使用ステイプルに切り替えてしまうとユーザの意図に反した出力結果となる場合が生じ得る。
これを鑑みて、本実施形態では針使用ステイプルへの切り替えを許可するか否かを設定し、設定に応じた綴じ処理を行うことについて説明する。
本実施形態のMFP101は、針使用ステイプルと針不使用ステイプルのいずれかで綴じ処理を行うことができる。MFP101を利用するユーザは印刷処理やコピー処理に対して、針使用ステイプルと針不使用ステイプルのどちらかの綴じ処理を指定して、シートを綴じることができる。一方、綴じ処理が指定されていない場合は、綴じ処理を行うことなくシート束を排出する。
更に、本実施形態ではシート枚数が多いシート束に対して針不使用ステイプルが指定された場合に、針使用ステイプルに切り替えて綴じ処理を行うか否かをMFP101全体の動作設定として設定することができる。
ユーザは操作部116の設定ボタン211を押下して、MFP101の備える機能に関する設定や、各種の事象が発生した場合のMFP101の動作などを変更することができる。図7(a)、(b)は、CPU111が操作部116のパネル201に表示する操作画面の一例を示す図である。図7(a)は操作部116のパネル201に表示されるMFP101の備える機能にかんする設定画面の一例を示す。ユーザは図7(a)に示す各項目を選択して、MFP101の機能や動作に関する設定を行うことができる。例えば、排紙先設定が自動に設定された印刷ジョブを実行した際に、どの排出部に優先的に出力するかといった設定や、エラーが発生したジョブを削除するか否かといった設定をすることができる。また、キー701は針不使用ステイプルで綴じる事のできる上限枚数を超過した場合に、針使用ステイプルに切り替えて綴じ処理を行うか否かをMFP101全体の動作設定として設定する際に用いるキーである。
CPU111は、図7(a)の画面を介してキー701がタッチされると、図7(b)に示す操作画面を表示するよう操作部116を制御する。
なお、図7(a)、(b)の画面を介してなされた設定は、RAM113の一部として設けられたSRAMなどの不揮発領域に保持される。不揮発領域はMFP101の電源がOFFとなった場合には、電池などから電源が供給されるため電源がOFFとなった場合でも設定内容を保持することができる。なお、これらの設定情報はストレージ114に格納されるようにしてもよい。
図7(b)は操作部116のパネル201に表示される針不使用ステイプルに関する設定画面の一例を示す。情報700は、針不使用ステイプルが指定されているジョブが針不使用綴じ部314bによる綴じ処理の上限枚数を超過した場合の動作の設定が行えることをユーザに通知するための情報である。キー702がタッチされるとCPU111は、針不使用ステイプルにおける綴じ処理の上限枚数を超過した場合に針使用ステイプルによる綴じ処理に切り替えて綴じ処理を行う設定を有効にする。キー703がタッチされると、針不使用ステイプルにおける綴じ処理の上限枚数を超過した場合に針使用ステイプルによる綴じ処理に切り替えて綴じ処理を行う設定を無効にする。キー702及びキー703はトグル動作となっており、図7(b)に示すように一方のキーが選択され、選択されているキーがユーザに分かるように表示される。
また、キー712は、ユーザにより設定された針不使用ステイプルに関する設定を不揮発領域に格納して設定画面を閉じるためのキーである。キー712がタッチされるとCPU111は選択状態のキーを取得し、キー702が選択状態であると判断すると、切り替え許可フラグをENABLEに設定する。なお、切り替え許可フラグは後述するフローチャートにおいて適宜参照される。一方、キー711は、ユーザにより設定された針不使用ステイプルに関する設定を破棄して、設定画面を閉じるためのキーである。
次に本実施形態における印刷処理について説明する。図8は、PC102が印刷データをMFP101に送信する制御方法を示すフローチャートである。図8のフローチャートに示す各動作(ステップ)は、PC102のCPU1611がこのフローチャートに基づくドライバプログラムを実行することにより実現される。ユーザがデータの印刷を指示すると、CPU1611はドライバプログラムを実行する。まず、ステップS801では、CPUは、印刷の設定をするための操作画面をディスプレイ1617に表示する。操作画面を介してユーザは原稿サイズの設定、印刷する用紙(シート)サイズの設定、綴じ処理の種類の設定、部数の設定、印刷の向きの設定、ページレイアウト(ページ集約)の設定などをすることができる。
図9(a)、(b)は、印刷を設定するための操作画面の一例を示す図である。図9(a)は本実施形態における綴じ処理の種類を設定する画面を示す。領域911は、綴じ処理の種類を設定する場合にユーザが選択する領域である。領域911が選択されると、項目901として「針不使用ステイプル」、項目902として「針使用ステイプル」がドロップダウン形式のリストで表示される。ユーザはドロップダウン形式のリストから項目901又は項目902を選択することで綴じ処理の種類を設定する。キー912は、綴じ処理を行う位置(例えば右上など)を指定するためのキーである。
また、キー914は、ユーザが印刷データを画像処理装置に送信する場合に使用するキーであり、キー913は印刷データの送信をキャンセルする場合に使用するキーである。
図8の説明に戻り、ステップS802では、CPU1611は、ステップS801で表示した操作画面を介してユーザから印刷設定を受け付ける。
ステップS803では、CPU1611は、キー914がタッチされたか否かを判断する。キー914がタッチされた場合は、ステップS804に進み、キー914がタッチされない場合は、ステップS805に進む。
ステップS804では、CPU1611は印刷設定及び印刷対象のデータに基づいて印刷データを生成する。更にCPU1611は、通信部I/F1623を制御して生成した印刷データをMFP101に送信し送信処理を終了する。ステップS804でCPU1611が生成する印刷データには例えば出力データ、印刷される部数の情報、印刷データのページ数の情報、綴じ処理に関する情報等が付加されている。
一方ステップS805では、CPU1611は、キー913がタッチされたか否かを判断する。キー913がタッチされた場合は、ステップS806に進み、印刷ジョブの送信を中止し処理を終了する。キー913がタッチされない場合は、ステップS802に戻り更なる印刷設定を受け付ける。
次にMFP101がPC102などの情報処理装置から印刷データを受信した場合の印刷処理について説明する。図10(a)、(b)は、MFP101による印刷処理を示すフローチャートである。CPU111は、PC102やプリントサーバ等から印刷データを受信すると、図10(a)、(b)に示すフローチャートを実行する。
図10(a)、(b)のフローチャートに示す各動作(ステップ)は、CPU111がROM112又はストレージ114に記憶された制御プログラムをRAM113に読み出し、実行することにより実現される。
ステップS901では、CPU111は通信部I/F123を介してPCやプリントサーバなどから受信した印刷データをPDL解析部(不図示)により解析する。CPU111は印刷データを解析して得られた印刷属性に関する設定(印刷属性情報)及びシートに印刷する画像データをRAM113又はストレージ114に格納する。
ステップS902では、ステップS901で解析して得られた印刷属性情報に基づいてシート処理部122で実行する綴じ処理の種類を決定する。詳しくは図10(b)のフローチャートで説明する。ステップS903では、CPU111は印刷部120を制御して、RAM113又はストレージ114に格納された画像データに基づいた画像をシートに印刷する。全ての画像データに対応するシートを印刷すると、ステップS904に進む。
ステップS904では、CPU111は、シート処理部122を制御して中綴じ製本する、パンチ穴をあける、及び複数のシートを綴じるなどの後処理を実行させる。またCPU111は、複数のシートを綴じる後処理を実行させる場合、ステップS902で決定された綴じ処理の種類に基づいて綴じ処理を実行させる。また、CPU111は、シート処理部122を制御して、必要に応じて後処理が実行されたシート束を排出部307に排出し、印刷処理を終了する。
続いて、ステップS902に示した綴じ処理を決定する方法について図10(b)のフローチャートを用いて説明する。
ステップS1001では、CPU111はPDL解析部(不図示)によって解析され、RAM113又はストレージ114に格納された印刷属性情報を参照し、印刷データに対して綴じ処理が設定されているか否かを判断する。印刷データに対して針使用ステイプル又は針不使用ステイプルが設定されていると判断した場合はステップS1002に進む。一方、針使用ステイプル及び針不使用ステイプルのいずれも設定されていないと判断した場合はステップS1008に進む。
ステップS1002では、CPU111は、印刷属性情報を参照し、ステイプル処理として針使用ステイプルが設定されているか判断する。針使用ステイプルが設定されていると判断した場合はステップS1006へ進み、針使用ステイプルが設定されていないと判断した場合は、ステップS1003に進む。
ステップS1003では、CPU111は、PDL解析部によって算出された印刷するシート枚数が針不使用ステイプルを行うことができる上限枚数以下であるかを判断する。CPU111は、ストレージ114又はRAM113に格納された針不使用綴じ部314bの上限枚数を取得する。CPU111は、印刷するシート枚数が取得した上限枚数以内であると判断すると、ステップS1004に進む。一方、CPU111は印刷するシート枚数が取得した上限枚数よりも多いと判断すると、ステップS1005に進む。
ステップS1004では、CPU111は、シート処理部に通知するステイプル設定を決定する。CPU111は針不使用ステイプルを有効(ON)、針使用ステイプルを無効(OFF)に設定し、ステップS1009に進む。
一方ステップS1005では、CPU111は不揮発領域に格納された切り替え許可フラグを参照し、針の残量に応じて、針使用ステイプルの代わりに針不使用ステイプルを使用する設定が有効(ENABLE)であるか否かを判断する。針使用ステイプルの代わりに針不使用ステイプルを使用する設定が有効であると判断した場合は、ステップS1006に進む。一方、CPU111が針使用ステイプルの代わりに針不使用ステイプルを使用する設定が有効でない(DISABLEである)と判断した場合は、ステップS1008に進む。
ステップS1006では、CPU111は、印刷するシート枚数が針使用綴じ部314aの上限枚数以下であるかを判断する。印刷するシート枚数が針使用綴じ部314aの上限枚数以下であると判断すると、ステップS1007に進む。一方、印刷するシート枚数が上限枚数よりも多いと判断すると、ステップS1008に進む。
ステップS1007では、CPU111は針不使用ステイプルを無効(OFF)、針使用ステイプルを有効(ON)に設定し、ステップS1009に進む。またステップS1008では、CPU111は針不使用ステイプルを無効(OFF)、針使用ステイプルを無効(OFF)に設定し、ステップS1009に進む。
ステップS1009では、ステップS1001乃至ステップS1008に基づいて決定した綴じ処理の指定をシート処理I/F121を介してシート処理部122に通知し、ステップS903に戻る。
なお、本実施形態では、情報処理装置から受信した印刷データを印刷する際に綴じ処理を決定して印刷及び綴じ処理を実行することについて説明したが、これに限定されるものではない。例えば、本実施形態は、MFP101内の文書保存ボックス等に格納された印刷データ及び画像データの印刷や、読取部118で読み取った画像を印刷するコピー処理にも適用できる。
以上説明したとおり、本実施形態では、針不使用ステイプルにおける上限枚数を超過した場合に、針使用ステイプルへの切り替えを許可するか否かを画像処理装置全体の動作設定として設定することができる。従って、画像処理装置を利用するユーザ及び管理者による動作設定に応じて綴じ処理への切り替えを適切に行うことができる。
また、本実施形態では、印刷データをPDL解析部で解析した後に、ステイプル代替処理を行うか否かを判断し、印刷する例を用いて説明したが、印刷データの解析動作と画像データの印刷動作を、それぞれ独立に実行するようにしてもよい。
例えば、第1のプログラムは印刷データを解析し、印刷属性情報の取得及び画像データの生成を行う。また、第1のプログラムは図10(b)のフローチャートを実行して、ステイプル処理に関する情報をシート処理部122に通知する。第2のプログラムは画像データが格納される領域を監視しており、1ページ分の画像データが格納されたことを検知すると、当該画像データの印刷を実行する。この場合、画像データの印刷と、次ページ以降の画像データの生成を並列して行えるため、印刷にかかる時間を短くすることができる。
<第2の実施形態>
第1の実施形態では、針不使用ステイプルから針使用ステイプルへの切り替えを許可するか否かを画像処理装置全体の動作設定として設定することについて説明した。第2の実施形態では、針不使用ステイプルから針使用ステイプルへの切り替えを実行するか否かをジョブごとに設定することについて説明する。なお、第2の実施形態において、前提となる装置のハードウェア構成は第1の実施形態と同様である。第1の実施形態と同様の構成については、詳細な説明は省略する。
まず、本実施形態における印刷処理について説明する。図8は、印刷データをMFP101に送信する制御方法を示すフローチャートである。図8のフローチャートに示す各動作(ステップ)は、PC102のCPU1611がこのフローチャートに基づくドライバプログラムを実行することにより実現される。ユーザがデータの印刷を指示すると、CPU1611はドライバプログラムを実行する。まず、ステップS801では、CPUは、印刷の設定をするための操作画面をディスプレイ1617に表示する。
図9(b)は、本実施形態における綴じ処理の種類を設定する画面を示す。本実施形態では第1の実施形態における図9(a)の操作画面に変えて、図9(b)の操作画面により綴じ処理の種類を設定させる。本実施形態では、ユーザは綴じ処理の種類を設定する場合に「針使用ステイプル」及び「針不使用ステイプル」に加えて、「針使用ステイプル優先」を選択することができる。
項目903は針不使用ステイプルで綴じ処理を行えるシート枚数の場合は、針不使用ステイプルで綴じ、針不使用ステイプルで綴じ処理を行えるシート枚数を超過している場合は、針使用ステイプルで綴じる場合に選択するキーである。ユーザは項目903をタッチすることで、当該ジョブのシート枚数が針不使用ステイプルにおける綴じ処理の上限枚数を超過した場合に、針使用ステイプルによる綴じ処理に切り替えるように綴じ処理の種類を設定することができる。
ユーザは領域911をタッチし、ドロップダウン形式のリストから項目901乃至項目903のいずれかを選択することで綴じ処理の種類を設定する。
図8の説明に戻り、ステップS802乃至ステップS806では、第1の実施形態と同様に設定の受付及び、印刷データの送信を行う。
次にMFP101がPC102などの情報処理装置から印刷データを受信した場合の処理について説明する。CPU111は、PC102やプリントサーバ等から印刷データを受信すると、図10(a)及び図11に示すフローチャートを実行する。図11は、本実施形態における綴じ処理を決定する制御方法を示すフローチャートである。本実施形態では第1の実施形態における図10(b)に基づいた綴じ処理の決定に変えて、図11のフローチャートに基づいて綴じ処理を決定する。図10(a)のステップS901、S903、及び、ステップS904については第1の実施形態と同様であるため省略する。ステップS901で印刷データの解析が終了すると、図11のフローチャートに進み、綴じ処理を決定する。
図11のフローチャートに示す各動作(ステップ)は、CPU111がROM112又はストレージ114に記憶された制御プログラムをRAM113に読み出し、実行することにより実現される。
本実施形態では、第1の実施形態のステップS1005のMFP101全体に設定された切り替え許可フラグに基づいた判定に代えて、ステップ1105の処理を行う。
ステップS1001では、CPU111はPDL解析部(不図示)によって解析された印刷属性情報を参照し、印刷データに対して綴じ処理が設定されているか否かを判断する。印刷データに対して針使用ステイプル又は針不使用ステイプルが設定されていると判断した場合はステップS1002に進む。一方、針使用ステイプル及び針不使用ステイプルのいずれも設定されていないと判断した場合はステップS1008に進む。
ステップS1002では、CPU111は、印刷属性情報を参照し、ステイプル処理として針使用ステイプルが設定されているか判断する。針使用ステイプルが設定されていると判断した場合はステップS1006へ進み、針使用ステイプルが設定されていないと判断した場合は、ステップS1003に進む。
ステップS1003では、CPU111は、PDL解析部によって算出された、印刷するシート枚数が針不使用ステイプルを行うことができる上限枚数以下であるかを判断する。CPU111は、ストレージ114又はRAM113に格納された針不使用綴じ部314bの上限枚数を取得する。CPU111は、印刷するシート枚数が取得した上限枚数以内であると判断すると、ステップS1004に進む。一方、CPU111は印刷するシート枚数が取得した上限枚数よりも多いと判断すると、ステップS1105に進む。
ステップS1004では、CPU111は、シート処理部に通知するステイプル設定を決定する。CPU111は針不使用ステイプルを有効(ON)、針使用ステイプルを無効(OFF)に設定し、ステップS1009に進む。
ステップS1105では、CPU111は、ステイプル処理として針不使用ステイプル優先が選択されているか判断する。針使用ステイプル優先が設定されていると判断した場合は、ステップS1006に進み、針使用ステイプル優先が設定されていない(即ち針使用ステイプルが設定されている)と判断した場合は、ステップS1008に進む。
ステップS1006では、CPU111は、印刷するシート枚数が針使用ステイプルの上限枚数以内であると判断すると、ステップS1007に進み、針使用ステイプルの上限枚数をよりも多いと判断すると、ステップS1008に進む。
ステップS1007では、CPU111は針不使用ステイプルを無効(OFF)、針使用ステイプルを有効(ON)に設定し、ステップS1009に進む。ステップS1008ではCPU111は、針不使用ステイプル及び針使用ステイプルを無効(OFF)に設定する。
ステップS1009では、図11のフローチャートに基づいて決定した綴じ処理をシート処理I/F121を介してシート処理部122に通知し、ステップS903に戻る。ステップS903以降では、印刷処理及び後処理を実行する。
なお、本実施形態では、情報処理装置から受信した印刷データを印刷する際に綴じ処理を決定することについて説明したが、これに限定されるものではない。例えば、本実施形態は、MFP101内の文書保存ボックス等に格納された印刷データ及び画像データの印刷や、読取部118で読み取った画像を印刷するコピー処理にも適用できる。
以上説明したとおり、本実施形態では、針不使用ステイプルにおける上限枚数を超過した場合に、針使用ステイプルへの切り替えを許可するか否かをジョブ単位で設定することができる。従って、画像処理装置を利用するユーザによるジョブ設定に応じて綴じ処理の切り替えを適切に行うことができ、ユーザの意図に反した出力結果となることを抑制することができる。
<第3の実施形態>
第1の実施形態では、針不使用ステイプルから針使用ステイプルへの切り替えを行うか否かを画像処理装置全体の設定に基づいて決定することについて説明した。また、第2の実施形態では、針不使用ステイプルから針使用ステイプルへの切り替えを実行するか否かをジョブごとに設定することについて説明した。
前述したように針不使用ステイプルはシート同士を圧着させて綴じる仕組みのため、針使用ステイプルに比べてシート同士を簡単に剥がすことができる。この特徴を利用して、後からシート同士を剥がすことを前提として針不使用ステイプルを使用したい場合がある。
これを鑑みて、第3の実施形態では、針不使用ステイプルから針使用ステイプルへの切り替えを行うか否かをジョブの設定に応じて決定することについて説明する。なお、第3の実施形態において、前提となる装置のハードウェア構成は第1の実施形態と同様である。第1の実施形態及び第2の実施形態と同様の構成については、同符号を付し、詳細な説明は省略する。
まず、本実施形態における印刷処理について説明する。CPU111は、PC102やプリントサーバ等から印刷データを受信すると、図10(a)及び図12に示すフローチャートを実行する。図12は、本実施形態における綴じ処理を決定する制御方法を示すフローチャートである。本実施形態では第1の実施形態における図10(b)に基づいた綴じ処理の決定に変えて、図12のフローチャートに基づいて綴じ処理を決定する。図10(a)のステップS901、S903、及び、ステップS904については第1の実施形態と同様であるため省略する。ステップS901で印刷データの解析が終了すると、図12のフローチャートに進み、綴じ処理を決定する。
図12のフローチャートに示す各動作(ステップ)は、CPU111がROM112又はストレージ114に記憶された制御プログラムをRAM113に読み出し、実行することにより実現される。
図12のフローチャートでは、第2の実施形態のステップS1105に基づいた針使用ステイプル優先が設定されているか否かの判定に代えて、ステップ1205に示すジョブの設定に基づいた判定を行う。
ステップS1001乃至ステップS1003では、CPU111は、第1の実施形態と同様に、綴じ処理の種類に基づいた判定を行う。CPU111は、ステップS1003で印刷するシート枚数が針不使用ステイプルの上限枚数より多いと判断すると、ステップS1205に進む。
ステップS1205では、CPU111は、印刷データの設定に基づいて針使用ステイプルを適用できるジョブ設定か否かを判断する。例えば、CPU111は、印刷に使用するシート種別としてノーカーボン紙(感圧紙)が指定されている場合や、後処理としてグループソートが指定されている場合は、針使用ステイプルを適用できないと判断して、ステップS1008に進む。一方上記設定が指定されていない場合は、針使用ステイプルを適用できると判断して、ステップS1006に進む。
なお、ノーカーボン紙とは、用紙控えが必要となる帳簿、申し込み伝票又は領収書などに使用されるシートである。ノーカーボン紙は上用紙、中用紙、下用紙を1セットとして重ね合わせて使用され、上用紙に手書き等で書かれた文字を中用紙及び下用紙に複写することができるものである。ここで、上用紙、中用紙、下用紙のそれぞれに枠などの印刷データを印刷した1セットを1束として針不使用ステイプルによる綴じ処理を行うことが考えられる。この場合、綴じられたシート同士は、手書きなどで中用紙及び下用紙に複写がなされた後に剥がされることが前提である可能性が高い。
また、グループソートは、原稿の同一ページごとに仕分けして部単位で排出するための機能である。例えば、5ページ3部の印刷の場合を例にすると、同一ページに対応する3枚のシートを1束として排出する。ここで、部単位の束に対して針不使用ステイプルによる綴じ処理を行って、部単位の束に対して仮留めを行う場合がある。この場合、綴じられたシート同士は、剥がされることが前提である可能性が高い。
本実施形態では、このように針無し綴じ処理が指定された印刷ジョブに対して、綴じ処理を施したシート同士を後から剥がす可能性がある印刷設定がなされた場合に、針使用ステイプルに切り替えないように制御する。なお、本実施形態ではノーカーボン紙又はグループソートが指定された場合に針使用ステイプルに切り替えないように制御することを例示しているが、これに限定されるものではない。その他にもシート同士を後から剥がす可能性がある印刷設定がなされた場合にも針使用ステイプルに切り替えないように制御できる。
ステップS1004、ステップS1006乃至ステップS1008では、CPU111は第2の実施形態と同様の処理を行い、綴じ処理の種類を決定して、シート処理部に通知してステップS903に戻る。ステップS903以降では、印刷処理及び後処理を実行する。
なお、本実施形態では、情報処理装置から受信した印刷データを印刷する際に綴じ処理を決定することについて説明したが、これに限定されるものではない。例えば、本実施形態は、MFP101内の文書保存ボックス等に格納された印刷データ及び画像データの印刷や、読取部118で読み取った画像を印刷するコピー処理にも適用できる。
以上説明したとおり、本実施形態では、針不使用ステイプルにおける上限枚数を超過した場合に、針使用ステイプルへの切り替えを行うか否かを当該ジョブの設定に応じて決定することができる。従って、画像処理装置を利用するユーザによるジョブの設定に応じて適切に綴じ処理を切り替えることができる。
また、本実施形態に、第1の実施形態又は第2の実施形態に基づいた針使用ステイプルへの切り替えを行うか否かの判断を適用するようにしてもよい。
第1の実施形態を適用する場合は、ステップS1205の判断の前又は後にステップS1005の判断を行うようにすればよい。この場合、装置全体の設定として針使用ステイプルへ切り替えて綴じることが設定された場合、且つ、当該ジョブが針使用ステイプルを適用できるジョブの場合に、針使用ステイプルへの切り替えが行われる。
また第2の実施形態を適用する場合は、ステップS1205の前又は後にステップS1105の判断を行うようにすればよい。この場合、ジョブに針ステイプル優先が設定された場合、且つ、当該ジョブが針使用ステイプルを適用できるジョブの場合に、針使用ステイプルへの切り替えが行われる。
<その他の実施形態>
上記第1乃至第3の実施形態では、ステップS1005、ステップS1105、及びステップS1205の判定により針使用ステイプルへの切り替えを行わないと判断した場合は、綴じ処理を行わないで出力する場合を例示したが、これに限定されない。例えば、針使用ステイプルへの切り替えを行わないと判断した場合は、針不使用ステイプルで分冊して綴じるようにしてもよい。
また、上記第1乃至第3の実施形態では、MFP101がシート処理部122を備える例を説明したが、本発明は、これに限定されるものではない。例えば、画像処理装置とは別に針使用綴じ部及び針不使用綴じ部を備えるシート処理部と画像処理装置を接続して、綴じ処理を実行する画像処理装置にも適用することができる。この場合、MFP101は、当該別のシート処理部から綴じ処理に関する能力を適宜取得する。
更に、上記第1乃至第3の実施形態は、MFP101の代わりにプリントサーバ(不図示)などの印刷制御装置において、ステイプル代替処理を行うか否かを予め決定する場合にも適用することができる。この場合、印刷制御装置はMFP101の備える綴じ処理に関する能力を適宜取得する。印刷制御装置の場合は、印刷データを解析して、前述したステイプル代替処理を行うべきか否かを決定した後に、綴じ処理に関する印刷属性を変更するようにすればよい。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形及び変更が可能である。
101 MFP
102 PC
111 CPU
120 印刷部
122 シート処理部
123 通信部
314a 針使用綴じ部
314b 針不使用綴じ部

Claims (16)

  1. 複数のシートに画像を印刷する印刷動作を実行可能な印刷手段と、
    シートを綴じる第1綴じ処理を実行可能な第1の綴じ手段と、
    シートを綴じる第2綴じ処理を実行可能な第2の綴じ手段であって、前記第2綴じ処理を実行できるシートの枚数の上限が前記第1の綴じ手段が前記第1綴じ処理を実行できるシートの枚数より少ない第2の綴じ手段と、
    前記第2綴じ処理が指定され且つ綴じ処理すべきシートの枚数が前記第2の綴じ手段によって第2綴じ処理を行うことができるシートの枚数の上限を超えている場合に前記第1綴じ処理への切り替えを行わせるか否かを、前記印刷動作の開始に先立って設定する設定部と、
    前記第1の綴じ手段および前記第2の綴じ手段を制御する制御手段と、を有し、
    前記制御手段は、
    前記第2綴じ処理が指定され、且つ、綴じ処理すべきシートの枚数が前記第2の綴じ手段によって前記第2綴じ処理を行うことができるシートの枚数の上限を超えていない場合、前記印刷動作によって印刷されたシートに対して前記第2の綴じ手段に前記第2綴じ処理を実行させ、
    前記第2綴じ処理が指定された場合であって、綴じ処理すべきシートの枚数が前記第2の綴じ手段によって第2綴じ処理を行うことができるシートの枚数の上限を超えていて、且つ、前記第1綴じ処理への切り替えを行うように前記設定部に設定されている場合、前記印刷動作によって印刷されたシートに対して前記第1綴じ手段に前記第1綴じ処理を実行させ、
    前記第1綴じ処理が指定された場合、前記印刷動作によって印刷されたシートに対して前記第1綴じ手段に前記第1綴じ処理を実行させるように、
    前記第1綴じ手段および前記第2の綴じ手段を制御し、
    前記第2綴じ処理が指定された場合であって、綴じ処理すべきシートの枚数が前記第2の綴じ手段によって第2綴じ処理を行うことができるシートの枚数の上限を超えていて、且つ、前記第1綴じ処理への切り替えを行わないように前記設定部に設定されている場合、シートに対して前記第1綴じ手段は前記第1綴じ処理を実行しないことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記制御手段は、前記第1の綴じ手段によって綴じ処理を行うことが指定された場合は、綴じ処理すべきシートの枚数が前記第2の綴じ手段によって綴じることが可能な枚数を超えていない場合であっても、前記印刷動作によって印刷されたシートに対して前記第1の綴じ手段に前記第1綴じ処理を実行させることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記第2綴じ処理が指定された場合であって、綴じ処理すべきシートの枚数が前記第2の綴じ手段によって第2綴じ処理を行うことができるシートの枚数の上限を超えていて、且つ、前記第1綴じ処理への切り替えを行わないように前記設定部に設定されている場合、前記印刷動作によって印刷された、前記第1綴じ手段による前記第1綴じ処理が実行されていないシートを機外へ出力することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。
  4. 前記第2綴じ処理が指定された場合であって、綴じ処理すべきシートの枚数が前記第2の綴じ手段によって第2綴じ処理を行うことができるシートの枚数の上限を超えていて、且つ、前記第1綴じ処理への切り替えを行わないように前記設定部に設定されている場合、前記第2の綴じ手段によってシートを分冊して綴じるように制御することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像処理装置。
  5. 前記印刷手段は、ジョブに基づいてシートに画像を印刷し、
    前記制御手段は、綴じ処理すべきシートの枚数が前記第2の綴じ手段によって綴じることが可能な枚数を超えている場合に、前記ジョブの印刷設定に基づいて前記第1の綴じ手段によってシートを綴じるか否かを決定することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像処理装置。
  6. 前記印刷手段は、ジョブに基づいてシートに画像を印刷し、
    前記制御手段は、前記設定手段による設定及び、前記ジョブの印刷設定に基づいて前記第1の綴じ手段によってシートを綴じるか否かを決定することを特徴とする請求項3又は4に記載の画像処理装置。
  7. 前記制御手段は、前記ジョブの印刷設定に基づいて前記第1の綴じ手段によってシートを綴じるか否かを決定する場合は、少なくとも前記印刷設定のシート種別が感圧紙であれば、前記第1の綴じ手段によってシートを綴じないと決定することを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の画像処理装置。
  8. 前記制御手段は、前記ジョブの印刷設定に基づいて前記第1の綴じ手段によってシートを綴じるか否かを決定する場合は、少なくとも前記印刷設定の後処理にグループソートが設定されていれば、前記第1の綴じ手段によってシートを綴じないと決定することを特徴とする請求項5乃至請求項7のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  9. 前記制御手段は、綴じ処理すべきシート枚数が前記第1の綴じ手段によって綴じることができるシートの枚数を超えている場合は、前記第1の綴じ手段による綴じ処理を行わないように制御することを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  10. 前記第1の綴じ手段が実行する第1綴じ処理は、針を使用してシートを綴じる処理であり、
    前記第2の綴じ手段が実行する第2綴じ処理は、針を使用せずにシートを綴じる処理であることを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  11. 前記第2の綴じ手段は、凹凸が形成された1対の部材を含み、
    前記第2の綴じ手段が行う前記第2綴じ処理は、前記1対の部材によって挟まれたシートを前記1対の部材によって加圧して綴じる処理であることを特徴とする請求項10に記載の画像処理装置。
  12. 前記設定部への設定は、前記プリント動作の設定とは独立に行われることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  13. 前記第2綴じ処理が指定された場合であって、綴じ処理すべきシートの枚数が前記第2の綴じ手段によって前記第2綴じ処理を行うことできるシートの枚数の上限を超えていて、且つ、前記第1綴じ処理への切り替えを行うように前記設定部に設定されている場合、前記印刷動作が開始されてから前記設定部へのユーザの操作なしに、前記第1綴じ手段は前記印刷動作によって印刷されたシートに対して前記第1綴じ処理を実行することを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  14. 複数のシートに画像を印刷する印刷動作を実行する印刷手段と、
    前記印刷動作によって画像が印刷されたシートを綴じる第1の綴じ手段と、
    前記印刷動作によって画像が印刷されたシートを綴じる第2の綴じ手段と、
    ユーザの指示を受け付ける受付部と、
    前記第1の綴じ手段および前記第2の綴じ手段を制御する制御手段と、を有し、
    前記第1の綴じ手段は、針を用いてシートを綴じる第1綴じ処理を実行でき、
    前記第2の綴じ手段は、第1部材と第2部材と含み、第前記1部材と前記第2部材の間のシートを前記第1部材と前記第2部材とによって加圧して綴じる第2綴じ処理を実行でき、
    前記第2綴じ処理を実行できるシートの枚数の上限は、前記第1の綴じ手段が前記第1綴じ処理を実行できるシートの枚数より少なく、
    前記第2綴じ処理が指定された場合であって且つ綴じ処理すべきシートの枚数が前記第2の綴じ手段によって第2綴じ処理を行うことができるシートの枚数の上限を超えている場合に行われる前記第1綴じ処理への切り替えを行うか行わないかの選択をするための画面を、前記印刷動作の開始に先立って前記受付部は表示でき、
    前記制御部は、
    前記第2綴じ処理が指定され、且つ、綴じ処理すべきシートの枚数が前記第2の綴じ手段によって前記第2綴じ処理を行うことができるシートの枚数の上限を超えていない場合、前記印刷動作によって印刷されたシートに対して前記第2の綴じ手段に前記第2綴じ処理を実行させ、
    前記第2綴じ処理が指定され、且つ、綴じ処理すべきシートの枚数が前記第2の綴じ手段によって第2綴じ処理を行うことができるシートの枚数の上限を超えた場合であって、前記第1綴じ処理への切り替えを行うように前記受付部の画面を介して選択されていた場合、前記印刷動作によって印刷されたシートに対して前記第1綴じ手段に前記第1綴じ処理を実行させ、
    前記第1綴じ処理が指定された場合、前記印刷動作によって印刷されたシートに対して前記第1綴じ手段に前記第1綴じ処理を実行させるように、
    前記第1の綴じ手段および前記第2の綴じ手段を制御し、
    前記第2綴じ処理が指定され、且つ、綴じ処理すべきシートの枚数が前記第2の綴じ手段によって第2綴じ処理を行うことができるシートの枚数の上限を超えた場合であって、前記第1綴じ処理への切り替えを行わないように前記受付部の画面を介して選択されていた場合、シートに対して前記第1綴じ手段は前記第1綴じ処理を実行しないことを特徴とする画像処理装置。
  15. 複数のシートに画像を印刷する印刷動作を実行可能な印刷手段と、シートを綴じる第1綴じ処理を実行可能な第1の綴じ手段と、シートを綴じる第2綴じ処理を実行可能な第2の綴じ手段であって、前記第2綴じ処理を実行できるシートの枚数の上限が前記第1の綴じ手段が前記第1綴じ処理を実行できるシートの枚数より少ない第2の綴じ手段と、を備える画像処理装置の制御方法であって、
    前記第2綴じ処理が指定され且つ綴じ処理すべきシートの枚数が前記第2の綴じ手段によって第2綴じ処理を行うことができるシートの枚数の上限を超えている場合に前記第1綴じ処理への切り替えを行わせるか否かを、前記印刷動作の開始に先立って設定する設定工程と、
    前記第2綴じ処理が指定され、且つ、綴じ処理すべきシートの枚数が前記第2の綴じ手段によって前記第2綴じ処理を行うことができるシートの枚数の上限を超えていない場合、前記印刷動作によって印刷されたシートに前記第2の綴じ手段に前記第2綴じ処理を実行させ、
    前記第2綴じ処理が指定され、綴じ処理すべきシートの枚数が前記第2の綴じ手段によって第2綴じ処理を行うことができるシートの枚数の上限を超えていて、且つ、前記第1綴じ処理への切り替えを行うように前記設定部に設定されている場合、前記印刷動作によって印刷されたシートに対して前記第1綴じ手段に前記第1綴じ処理を実行させ、
    前記第1綴じ処理が指定された場合、前記印刷動作によって印刷されたシートに対して前記第1綴じ手段に前記第1綴じ処理を実行させ、
    前記第2綴じ処理が指定された場合であって、綴じ処理すべきシートの枚数が前記第2の綴じ手段によって第2綴じ処理を行うことができるシートの枚数の上限を超えていて、且つ、前記第1綴じ処理への切り替えを行わないように前記設定部に設定されている場合、シートに対して前記第1綴じ手段は前記第1綴じ処理を実行しないように、
    前記第1の綴じ手段および前記第2の綴じ手段を制御する制御工程と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置の制御方法。
  16. 請求項15に記載の画像処理装置の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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