JP6390795B2 - 配電系統監視システムおよび配電系統監視システムの制御方法 - Google Patents

配電系統監視システムおよび配電系統監視システムの制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、配電系統監視システムおよび配電系統監視システムの制御方法に関する。
現行の配電系統における適正電圧の管理方法は、年間を通して最過酷パターンと想定される重負荷期(配電線に流れる電流が一番大きい時期)における1つの時間断面の負荷条件を用いて、配電線における電圧プロファイルの検討および電流の大きさの検討を実施して、需要家などの連系可否の判定をしている。また、配電線の負荷(熱容量、電流の大きさ)の管理は、過去の実績値を採用して、配電線における電圧プロファイルの検討および電流の大きさの検討を実施して、配電線の増強計画や日々の系統切り替えなどの運用を行っている。
特許文献1には、配電線の各地点における電圧を規定電圧範囲内に維持するための施策の策定を支援する配電系統管理支援装置が開示されている。
特開2013−121291号公報
2012年7月から開始された固定価格買取制度(FIT)の導入に伴い再生可能エネルギー(例えば、太陽光発電により発生するエネルギー)が配電系統に連系され始めている。負荷(L)や発電機(G)が存在する配電線の電圧、電流の検討を適切に実施するには、天候・気温・雲等の自然現象の影響を受けやすい出力変動を把握する必要があり、配電線に分布している負荷(L)と発電機(G)の負荷量および発電量を需要家各々に関して個別に把握する必要がある。
しかしながら、特許文献1記載の配電系統管理支援装置では、配電線の各地点における電圧を規定電圧範囲内に維持するように管理することはできても、配電線に分布している負荷(L)と発電機(G)の負荷量および発電量を需要家各々に関して個別に把握するものではない。そのため、負荷(L)や発電機(G)が存在する配電線の電圧、電流の検討を正確に実施することができず、需要家などの連系可否の判定、配電線の増強計画や日々の系統切り替えなどの運用を精度よく行うことができない。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、主たる目的は、需要家などの連系可否の判定、配電線の増強計画や日々の系統切り替えなどの運用を精度よく行うことができる配電系統監視システムおよび配電系統監視システムの制御方法を提供することにある。
本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、本発明の一態様としては、配電系統監視システムは、変電所から引き出された配電線から変圧器を介して複数の需要家へ負荷電力を供給し、前記変圧器を介して複数の需要家からの発電電力を前記配電線へ供給する配電系統を監視する配電系統監視システムであって、前記配電線は、前記配電線に接続される前記変電所に近い第1の開閉器と前記変電所から遠い第2の開閉器との間において、複数の前記変圧器により複数のエリアに分割されており、前記複数のエリアのうちの第1エリアにおける発電電力を供給する需要家各々の発電量の実測値の合計値である第1の発電量に基づいて、前記第1エリアとは異なるエリアである第2エリアにおける発電電力を供給する需要家各々の発電量を推定し、推定された発電量の合計値である第2の発電量を算出する推定部と、前記第1の開閉器が測定した電力の実測値に前記第1の発電量と前記第2の発電量とを加算した負荷容量に基づいて、前記第1エリアにおける負荷電力が供給される需要家各々と前記第2エリアにおける負荷電力が供給される需要家各々との負荷容量を算出し、前記第2エリアにおける発電電力を供給する需要家各々の発電量の推定量、および算出した前記第1エリアにおける負荷電力が供給される需要家各々と前記第2エリアにおける負荷電力が供給される需要家各々との負荷容量を、前記第1の開閉器が測定した電圧の実測値と前記第2の開閉器が測定した電圧の実測値とからなる電圧プロファイルに応じて、算出する補正部と、を備えることを特徴とする。
また、上記の課題を解決するために、本発明の一態様としては、配電系統監視システムの制御方法は、変電所から引き出された配電線から変圧器を介して複数の需要家へ負荷電力を供給し、前記変圧器を介して複数の需要家からの発電電力を前記配電線へ供給する配電系統を監視する配電系統監視システムの制御方法であって、前記配電線は、前記配電線に接続される前記変電所に近い第1の開閉器と前記変電所から遠い第2の開閉器との間において、複数の前記変圧器により複数のエリアに分割されており、推定部が、前記複数のエリアのうちの第1エリアにおける発電電力を供給する需要家各々の発電量の実測値の合計値である第1の発電量に基づいて、前記第1エリアとは異なるエリアである第2エリアにおける発電電力を供給する需要家各々の発電量を推定し、推定された発電量の合計値である第2の発電量を算出する推定工程と、補正部が、前記第1の開閉器が測定した電力の実測値に前記第1の発電量と前記第2の発電量とを加算した負荷容量に基づいて、前記第1エリアにおける負荷電力が供給される需要家各々と前記第2エリアにおける負荷電力が供給される需要家各々との負荷容量を算出し、前記第2エリアにおける発電電力を供給する需要家各々の発電量の推定量、および算出した前記第1エリアにおける負荷電力が供給される需要家各々と前記第2エリアにおける負荷電力が供給される需要家各々との負荷容量を、前記第1の開閉器が測定した電圧の実測値と前記第2の開閉器が測定した電圧の実測値とからなる電圧プロファイルに応じて、算出する補正工程と、を備えることを特徴とする。
本発明では、補正部が、第1の開閉器が測定した電力の実測値に第1の発電量と第2の発電量とを加算した負荷容量に基づいて、第1エリアにおける負荷電力が供給される需要家各々と第2エリアにおける負荷電力が供給される需要家各々との負荷容量を算出し、第2エリアにおける発電電力を供給する需要家各々の発電量の推定量、および算出した第1エリアにおける負荷電力が供給される需要家各々と第2エリアにおける負荷電力が供給される需要家各々との負荷容量を、第1の開閉器が測定した電圧の実測値と第2の開閉器が測定した電圧の実測値とからなる電圧プロファイルに応じて算出する。すなわち、本発明によれば、配電線に分布している負荷(L)と発電機(G)の負荷量および発電量を需要家各々に関して個別に算出して把握し、負荷(L)や発電機(G)が存在する配電線の電圧、電流の検討を、電圧プロファイルを用いて正確に実施することができる。これにより、本発明によれば、需要家などの連系可否の判定、配電線の増強計画や日々の系統切り替えなどの運用を精度よく行うことができる配電系統監視システムおよび配電系統監視システムの制御方法を提供することができる。
配電系統の一状態例のうち、負荷による電圧プロファイルを説明するための図である。 配電系統の一状態例のうち、発電機による電圧プロファイルを説明するための図である。 配電系統の一状態例のうち、負荷と発電機による場合の電圧プロファイルを説明するための図である。 本実施形態の配電系統監視システムを用いる配電系統の概略構成図である。 本実施形態の配電系統監視装置の概略構成図である。 本実施形態における配電系統の一状態例のうち、負荷と発電機による場合の電圧プロファイルを説明するための図である。 本実施形態の配電系統監視システムの制御方法を示すフローチャートである。
以下、本実施形態の配電系統監視システムの動作原理を説明するために、図1〜図3に示す配電系統の一状態例を説明する。
図1は、配電系統の一状態例のうち、負荷による電圧プロファイルを説明するための図である。図1(a)は、配電系統の負荷による状態例を示し、図1(b)は、図1(a)に対応する電圧プロファイルを示している。
図1(a)においては、配電用変電所の変圧器20と、変圧器20に接続される高圧配電線22と、IT開閉器24と、IT開閉器25と、需要家26が有する負荷L1と、を示している。
変圧器20は、送電線(不図示)から送電されてくる電力を受けて、所定の高電圧の電力に変換して出力する装置である。
高圧配電線22は、変圧器20から出力された電力を、電力の需要家に供給するための電力伝送路である。変圧器20から出力された電力は、高圧配電線22の経路上において、電柱等に設置される柱上変圧器(不図示)により低電圧の電力に変換されて、各需要家の負荷(例えば需要家26の負荷L1)に供給される。
高圧配電線22の経路上には、IT開閉器24と、IT開閉器25が設置されている。
IT開閉器は、計測機能付き開閉器である。IT開閉器24は内部に設けられたスイッチが「入」の状態となっており、高圧配電線22に電流を流す。IT開閉器25は内部に設けられたスイッチが「切」の状態となっており、高圧配電線22に流れる電流を遮断する。このようなIT開閉器は、通常の開閉器としての機能に加えて、高圧配電線22の電流や電圧、電力等を計測し、計測により得られた計測データを出力する計測機能を有している。
IT開閉器24は、変圧器20から負荷L1へ流れる負荷電流を測定し、そのときの高圧配電線22の電圧を測定している。
図1(b)は、負荷L1に負荷電力が供給されるときの、高圧配電線22の経路上における電圧プロファイルを示している。なお、図1(b)は、横軸に変圧器20からの幹線距離[m]をとり、縦軸に電圧プロファイルにおける電圧[V]を示している。
図1(b)に示すように、高圧配電線22の経路上における電圧は、変圧器20から負荷L1までのうち、変圧器20からの幹線距離が増加するにつれて第1開閉器(IT開閉器24)が計測する実測(真値)から低下する傾向がある。また、この場合、高圧配電線22の経路上における電圧は、負荷L1の位置において、末端開閉器(IT開閉器25)が計測する実測(真値)となる。
図2は、配電系統の一状態例のうち、発電機による電圧プロファイルを説明するための図である。図2(a)は、配電系統の発電機による状態例を示し、図2(b)は、図2(a)に対応する電圧プロファイルを示している。
図2(a)においては、配電用変電所の変圧器20と、変圧器20に接続される高圧配電線22と、IT開閉器24と、IT開閉器25と、需要家27が有する発電機G1と、を示している。
この図2(a)は、図1(a)に示す場合と相違して負荷L1が接続されていない状態であり、発電機G1から発電電流(逆潮流電流)が変圧器20へ流れる場合について図示されている。
図2(b)は、発電機G1から発電電力が供給されるときの、高圧配電線22の経路上における電圧プロファイルを示している。なお、図2(b)は、図1(b)と同じく、横軸に変圧器20からの幹線距離[m]をとり、縦軸に電圧プロファイルにおける電圧[V]を示している。
図2(b)に示すように、高圧配電線22の経路上における電圧は、変圧器20から発電機G1までのうち、変圧器20からの幹線距離が増加するにつれて第1開閉器(IT開閉器24)が計測する実測(真値)から上昇する傾向がある。換言すれば、発電機G1から変圧器20に向かう距離が増加するにつれて、徐々に電圧が低下する傾向がある。また、この場合、高圧配電線22の経路上における電圧は、発電機G1の位置において、末端開閉器(IT開閉器25)が計測する実測(真値)となる。すなわち、電圧プロファイルにおいて、発電機G1側の電圧が大きくなり、図1(b)に示す場合、負荷L側の電圧が小さくなるという特性とは真逆の特性を示す。
図3は、配電系統の一状態例のうち、負荷と発電機とが設けられた場合の電圧プロファイルを説明するための図である。
図3(a)においては、配電用変電所の変圧器20と、変圧器20に接続される高圧配電線22と、IT開閉器24と、IT開閉器25と、需要家26が有する負荷L1と、需要家27が有する発電機G1と、を示している。
図3(a)は、負荷L1が変圧器20に対して発電機G1よりも近くに位置し、変圧器20側を上流側とした場合に発電機G1の下流側にIT開閉器25が設けられる場合を、一例として示している。
また、図3(a)においては、発電機G1から変圧器20へ流れる発電電流が、負荷L1へ流れる負荷電流と略等しい場合を示している。
図3(b)は、発電機G1から発電電力が供給されるときの、高圧配電線22の経路上における電圧プロファイルを示している。なお、図3(b)は、図2(b)と同じく、横軸に変圧器20からの幹線距離[m]をとり、縦軸に電圧プロファイルにおける電圧[V]を示している。
図3(b)に示すように、電圧プロファイルは、発電機G1から変圧器20へ流れる発電電流が、負荷L1へ流れる負荷電流と略等しいので、実線に示すようになることが適正な特性である。すなわち、IT開閉器24から負荷L1の位置までは、電流が流れないので、電圧プロファイルにおける電圧はIT開閉器24の実測値に等しい。負荷L1から発電機G1の位置までは電圧が上昇する。発電機G1からIT開閉器25の位置までは、電流が流れないので、電圧プロファイルにおける電圧はIT開閉器25の実測値に等しくなるのが適正な特性である。
しかしながら、IT開閉器24へは負荷電流が流れこまないので、IT開閉器24は、破線で示すようにゼロであると測定してしまう。
すなわち、配電線に分布している負荷の負荷量、および発電機の発電量を個別に算出して把握した上で、潮流計算をしたりして実線に示す電圧プロファイルを得て、その後の計画(配電線の増強など)を立てていく必要が生じる。これに対し、破線に示す電圧プロファイルを得て、なんら計画が実行されない(例えば、配電線の増強がされない)場合、次のような問題が発生する可能性がある。例えば、発電機G1により負荷L1の電圧が上がりすぎてしまった場合には、負荷を所有する需要家の、負荷(電化製品)が故障する可能性があるという問題が生じる。或いは、電圧が上がりすぎる場合、電圧があまり上がらないように逆潮流を抑制すると、売電目的で発電機を所有する需要家におけるメリットが低下するという問題が生じる可能性がある。
そこで、本実施形態では、配電線に分布している負荷の負荷量、および発電機の発電量を個別に算出して把握した上で、潮流計算をしたりして実際の電圧プロファイルを正確に得て、需要家などの連系可否の判定、配電線の増強計画や日々の系統切り替えなどの運用を精度よく行うことを目的とする。
図4は、本実施形態の配電系統監視システムを用いる配電系統の概略構成図である。図4に示すように、配電系統は、配電用変電所の変圧器20と、変圧器20に接続される高圧配電線22(配電線)と、IT開閉器24と、IT開閉器25と、柱上変圧器28−1、28−2と、低圧配電線29−1、29−2と、を備えている。変圧器20は、IT開閉器24と接続される。IT開閉器24とIT開閉器25とは、高圧配電線22により接続される。柱上変圧器28−1は、高圧配電線22と接続される。また、柱上変圧器28−2は、高圧配電線22と接続される。
低圧配電線29−1は、発電機(測定)を有する複数の需要家を含む群である需要家グループ26−1Gと、負荷(未測定)を有する複数の需要家を含む群である需要家グループ27−1Lと、を柱上変圧器28−1に接続する。また、低圧配電線29−2は、発電機(未測定)を有する複数の需要家を含む群である需要家グループ26−2Gと、負荷(未測定)を有する複数の需要家を含む群である需要家グループ27−2Lと、を柱上変圧器28−2に接続する。
柱上変圧器28−1は、高圧配電線22から需要家グループ27−1Lへ負荷電力を供給し、需要家グループ26−1Gからの発電電力を高圧配電線22へ供給する。
柱上変圧器28−2は、高圧配電線22から需要家グループ27−2Lへ負荷電力を供給し、需要家グループ26−2Gからの発電電力を高圧配電線22へ供給する。
ここで、高圧配電線22は、高圧配電線22に接続される配電用変電所の変圧器20に近いIT開閉器24(第1の開閉器)と配電用変電所の変圧器20から遠いIT開閉器25(第2の開閉器)との間において、柱上変圧器28−1、28−2(複数の変圧器)により複数のエリアに分割されている。エリア1(第1エリア)は、需要家グループ26−1Gと、需要家グループ27−1Lとが低圧配電線29−1を介して柱上変圧器28−1に接続される。また、エリア2(第2エリア)は、需要家グループ26−2Gと、需要家グループ27−2Lとが低圧配電線29−2を介して柱上変圧器28−2に接続される。
なお、複数のエリアとして、図4では、エリア1とエリア2の2つを示しているが、これは例示であって、エリア1、エリア2がそれぞれ複数個あってもよい。
本実施形態の配電系統監視システムは、サーバ30と、配電系統監視装置10とを備えている。スマートメータ31は、エリア1における需要家グループ26−1G各々に設置されたスマートメータであって、需要家グループ26−1G各々の発電機の発電量を測定し、サーバ30に送信する機能を有している。サーバ30は、スマートメータ31が測定した需要家グループ26−1G各々の発電機の発電量を、配電系統監視装置10に送信する。
本実施形態において特徴となる点は、需要家グループ26−1G各々が有する発電機の発電量(以下、発電量P発電とする)が各スマートメータ31により測定され、サーバ30に送信される(スマートメータ化される)点である。一方、需要家グループ26−2G各々が有する発電機の発電量(以下、発電量P発電ggとする)がスマートメータ31によりサーバ30に送信されない。系統全体において、全て発電量の発電機をスマートメータ化すれば、発電機の発電量を個別に把握できるが、スマートメータ化が完了されていない需要家があったとしても、配電系統監視装置10が需要家グループ26−2G各々が有する発電機の発電量を推定する。
また、配電系統監視装置10は、需要家グループ27−1L各々が有する負荷(未測定)の負荷容量、および需要家グループ27−2L各々が有する負荷(未測定)の負荷容量(以下、負荷容量P負荷とする)を推定する。
図5は、本実施形態の配電系統監視装置の概略構成図である。
配電系統監視装置10は、取得部50と、推定部60と、補正部70とを備えている。
取得部50は、エリア1におけるN個の(複数の)需要家を含む群である26−1Gが有する発電機(測定)各々の発電量P発電をサーバ30から取得し、推定部60に出力する。
また、取得部50は、IT開閉器24が測定した電力の実測値(以下、実測値P実測とする)をIT開閉器24から取得し、推定部60に出力する。
また、取得部50は、IT開閉器25が測定した電圧の実測値(以下、電圧VRとする)をIT開閉器25から取得し、補正部70に出力する。
推定部60は、エリア1における発電電力を供給する需要家各々の発電量P発電の合計値である第1の発電量(以下、発電量P’発電とする)を、下記式(1)により算出する。
Figure 0006390795


推定部60は、エリア1における発電電力を供給する需要家各々の発電を行う発電機の定格容量である定格Pの合計値(以下、合計値PPCSとする)を、下記式(2)により算出する。
Figure 0006390795


推定部60は、発電量P’発電を、合計値PPCSで除算し、除算された結果である発電比率αを、下記式(3)により定義する。
Figure 0006390795


推定部60は、発電比率αを、エリア2における発電電力を供給する需要家各々の発電を行う発電機の定格容量(以下、定格容量Pggとする)に乗算し、エリア2における発電電力を供給する需要家各々の発電量P発電ggを推定する。推定部60は、この推定を、下記式(4)により実行する。
Figure 0006390795

推定部60は、エリア2における(mm−aa+1)個の(複数の)需要家を含む群である26−2Gが有する発電機(未測定)各々の発電量P発電ggの合計値である第2の発電量を算出する。
さらに、高圧配電線22における総発電量をP発電とすると、推定部60は、総発電量P発電を下記式(5)により算出する。なお、下記式(5)の右辺第2項が、発電量P発電ggの合計値である第2の発電量に該当する。
Figure 0006390795


ここで、高圧配電線22における総負荷容量をP負荷とすると、総負荷容量P負荷は、IT開閉器24が測定した電力の実測値P実測と、高圧配電線22における総発電量P発電を用いて、下記式(6)で表すことができる。
Figure 0006390795


すなわち、IT開閉器24が測定した電力の実測値P実測に、第1の発電量と第2の発電量とを加算すれば、総負荷容量P負荷を算出することができる。
補正部70は、下記式(7)により、総負荷容量P負荷を算出する。
Figure 0006390795


ここで、エリア1における負荷電力が供給される需要家各々とエリア2における負荷電力が供給される需要家各々との負荷の契約容量を、契約PMとする。
補正部70は、下記式(8)により、契約PMを全て加算した契約合計値で除算し、除算した結果に、総負荷容量P負荷(IT開閉器24が測定した電力の実測値P実測に、第1の発電量と第2の発電量とを加算した負荷容量)を乗算し、エリア1における負荷電力が供給される需要家各々とエリア2における負荷電力が供給される需要家各々の負荷容量P負荷を算出する。なお、エリア1における負荷電力が供給される需要家とエリア2における負荷電力が供給される需要家との個数は、併せてM個である。また、下記式(8)の右辺の分母で表される値が、契約PMを全て加算した契約合計値に該当する。
Figure 0006390795


したがって、補正部70は、スマートメータ31により測定された需要家グループ26−1Gが有する発電機(測定)各々の発電量P発電、需要家グループ26−2Gが有する発電機(未測定)各々の発電量P発電gg、需要家各々の負荷容量P負荷とから電力潮流計算の初期値として電圧プロファイルを作成する。
補正部70は、第一開閉器(IT開閉器24)および末端開閉器(IT開閉器25)の実測データ(真値)と電圧プロファイル結果とを比較し、偏差が縮まるよう補正(収束)計算を繰り返す。
具体的には、補正部70は、発電比率αを変化させる。例えば、上方修正の場合は発電比率αを増加、下方修正の場合は発電比率αを減少させる方向に発電比率αを微小変化させる処理を行い、偏差が縮まるよう補正(収束)計算を繰り返す。
図6は、本実施形態における配電系統の一状態例のうち、負荷と発電機による場合の電圧プロファイルを説明するための図である。
図6において、実線がIT開閉器24およびIT開閉器25の実測データ(真値)に対応する電圧プロファイルである。なお、図6は、横軸に変圧器20からの幹線距離[m]をとり、縦軸に電圧プロファイルにおける電圧[V]を示している。
また、破線が発電量P発電、発電量P発電gg、需要家各々の負荷容量P負荷を初期値とした場合に対応する計算結果(電圧プロファイル)である。
また、一点鎖線が、偏差が縮まるよう補正(収束)計算を繰り返す場合の発電量P発電、発電量P発電gg、需要家各々の負荷容量P負荷に対応する計算結果(電圧プロファイル)である。
すなわち、補正部70は、補正結果を計算するときに作成する電圧プロファイルにおいて、IT開閉器25に対応する値(電圧VEとする)が、IT開閉器25が測定した電圧の実測値である電圧VRより小さい値となる場合は、電圧VRから所定の誤差範囲内に入るまで発電比率αを増加させる。一方、補正部70は、電圧プロファイルにおいて、電圧VEが、電圧VRより大きい値となる場合は、電圧VRから所定の誤差範囲内に入るまで発電比率αを減少させる。
ここで、補正部70は、電圧VEと、電圧VRと、がほぼ一致する場合に、補正(収束)計算は終了可能であると判断する。ほぼ一致する場合としては、例えば電圧VEが、電圧VRを基準として、予め定められる誤差範囲内である。誤差範囲としては、例えば0.5%内である場合である。
一方、補正部70は、電圧VEと、電圧VRと、が一致しない場合、あるいは誤差範囲外である場合に、補正(収束)計算を再度実行すべきであると判断する。
このようにして、補正部70は、実測データ(真値)との偏差(電圧VEと、電圧VRとの差分)が無くなった場合の発電量P発電、発電量P発電gg、負荷容量P負荷を、配電線における発電量および負荷の推定値として個別に推定できる。
図7は、本実施形態の配電系統監視システムの制御方法を示すフローチャートである。
配電系統監視装置10は、本フローチャートに従って行う処理によって、時間毎に出力される発電機の発電量(全量買取り分のみ)を、スマートメータ31を用いてデータを取得・蓄積する。さらに、IT開閉器24、IT開閉器25などの計測情報を用いることで配電線に分布する各負荷(L)および各発電機(G)の出力を個別に推定する。
配電系統監視装置10における取得部50は、エリア1の発電量P発電を取得する(ステップST1)。すなわち、取得部50は、スマートメータ31からエリア1の発電量P発電を実測データとして取得する。
推定部60は、発電比率αを算出する(ステップST2)。すなわち、推定部60は、ステップST1において得られたデータから配電線毎で発電比率α(=発電機の発電量/定格容量)として算出する。
推定部60は、エリア2の発電量P発電ggを算出する(ステップST3)。すなわち、推定部60は、配電線に接続される各発電機定格に対してステップST2で得られた発電比率αを乗じて、各需要家の発電量を算出する。
推定部60は、総発電量P発電を算出する(ステップST4)。すなわち、推定部60は、ステップST3の総和を算出することで配電線に連系された全発電機の総発電量を算出する。
補正部70は、総負荷容量P負荷を算出する(ステップST5)。すなわち、補正部70は、第一IT開閉器(IT開閉器24)の有効電力Pの計測情報に、ステップST4の値を加算して、配電線内の総負荷を算出する。
補正部70は、各需要家の負荷容量P負荷を算出する(ステップST6)。すなわち、補正部70は、ステップST4の値に各需要家の契約容量をベースにした負荷按分を行い、各需要家の負荷を算出する。
補正部70は、IT開閉器25の電圧VEを算出する(ステップST7)。すなわち、補正部70は、ステップST1で算出した発電量P発電、ステップST3で算出した発電量P発電gg、ステップST6で算出した負荷容量P負荷を用いて、潮流計算を実施し、末端電圧値(電圧VE)を算出する。
補正部70は、電圧VEと電圧VRとが一致するか否かを判定する(ステップST8)。すなわち、補正部70は、潮流計算における末端IT開閉器の実測情報(電圧VR)とステップST7における電圧VEとが一致するか否かを判定する。
補正部70は、一致しないと判定した場合(ステップST8−No)、ステップST7で計算した電圧VEと電圧VRとの差分を補正するように、発電比率αを変更して、ステップST3〜ST8を繰り返し計算する。
一方、補正部70は、一致すると判定した場合(ステップST8−Yes)、すなわち、電圧VEと電圧VRとの差分が設定した偏差以下となれば、配電線に分布する負荷および発電機容量の推定を完了させる。
本実施形態の配電系統監視システムによれば、電圧プロファイルを算出することが可能であり、配電線に設けられた電圧調整器(LRT;Load Ratio control TransformerやSVR;Step Voltage Regulator)の整定値を決定することができる。すなわち、適正電圧の管理を行うことができる。
また、配電線の負荷および発電機容量を各エリアで算出して把握することが可能となり、配電線切り替えで適正な判断ができる。すなわち、過剰設備の回避を行うことができる。
また、配電線事故時に健全区間を他配電線に融通する場合の負荷および発電機容量の見積もりが可能となる。すなわち、過剰設備の回避を行うことができる。
すなわち、本実施形態の配電系統監視システムによれば、配電線に分布している負荷(L)と発電機(G)の負荷量および発電量を需要家各々に関して個別に算出して把握することができる。これにより、負荷(L)や発電機(G)が存在する配電線の電圧、電流の検討を正確に実施することができるため、需要家などの連系可否の判定、配電線の増強計画や日々の系統切り替えなどの運用を精度よく行うことができる配電系統監視システムおよび配電系統監視システムの制御方法を提供することができる。
以上、図面を参照してこの発明の一実施形態について詳しく説明してきたが、具体的な構成は上述のものに限られることはなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内において様々な設計変更等をすることが可能である。
例えば、実施形態の説明において、IT開閉器は、エリア1とエリア2とで、2台ある場合について説明した。しかしながら、これは一例であって、例えば複数のエリア1と複数のエリア2がある場合に、配電線の途中にIT開閉器が設けられてもよい。この場合、設けられたIT開閉器を使用して、幹線距離に対してより精度の高い電圧プロファイルを得ることができる。
また、IT開閉器25の位置は、厳密にエリア2が終わった位置にある必要はなく、推定すべき発電機および負荷についてエリア1およびエリア2に含まれる限り、多少の位置のズレがあってもよい。
また、配電線が途中で分岐して、推定すべき発電機および負荷が分岐した配電線に設けられる場合であっても、その分岐した配電線にIT開閉器が設けられれば、当該IT開閉器の測定データによって、本実施形態の配電系統監視システムの動作は可能となる。例えば、幹線である配電線から分岐した配電線がN本設けられている場合、配電系統監視システムを動作させ、電圧プロファイルを、幹線経路を含む(N+1)個得れば、上記説明した電圧プロファイルをより正確に得ることができる。
また、末端のIT開閉器は、スマートメータであってもよく、この場合、このスマートメータが電圧データを、サーバを介して配電系統監視装置に送信する構成としてもよい。
また、配電系統監視装置10の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより上記処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよい。
10…配電系統監視装置
20…変圧器
22…高圧配電線
21…制御器
24…IT開閉器
25…IT開閉器
26,27…需要家
26−1G,27−1L,26−2G,27−2L…需要家グループ
28…柱上変圧器
29…低圧配電線
30…サーバ
31…スマートメータ
50…取得部
60…推定部
70…補正部
L1…負荷
G1…発電機

Claims (5)

  1. 変電所から引き出された配電線から変圧器を介して複数の需要家へ負荷電力を供給し、前記変圧器を介して複数の需要家からの発電電力を前記配電線へ供給する配電系統を監視する配電系統監視システムであって、
    前記配電線は、前記配電線に接続される前記変電所に近い第1の開閉器と前記変電所から遠い第2の開閉器との間において、複数の前記変圧器により複数のエリアに分割されており、
    前記複数のエリアのうちの第1エリアにおける発電電力を供給する需要家各々の発電量の実測値の合計値である第1の発電量に基づいて、前記第1エリアとは異なるエリアである第2エリアにおける発電電力を供給する需要家各々の発電量を推定し、推定された発電量の合計値である第2の発電量を算出する推定部と、
    前記第1の開閉器が測定した電力の実測値に前記第1の発電量と前記第2の発電量とを加算した負荷容量に基づいて、前記第1エリアにおける負荷電力が供給される需要家各々と前記第2エリアにおける負荷電力が供給される需要家各々との負荷容量を算出し、前記第2エリアにおける発電電力を供給する需要家各々の発電量の推定量、および算出した前記第1エリアにおける負荷電力が供給される需要家各々と前記第2エリアにおける負荷電力が供給される需要家各々との負荷容量を、前記第1の開閉器が測定した電圧の実測値と前記第2の開閉器が測定した電圧の実測値とからなる電圧プロファイルに応じて、算出する補正部と、
    を少なくとも含む配電系統監視システム。
  2. 前記推定部は、前記第1の発電量を、前記第1エリアにおける発電電力を供給する需要家各々の発電を行う発電機の定格容量である定格の合計値で除算し、除算された結果である発電比率を、前記第2エリアにおける発電電力を供給する需要家各々の発電を行う発電機の定格容量に乗算し、前記第2エリアにおける発電電力を供給する需要家各々の発電量を推定し、
    前記補正部は、前記第1エリアにおける負荷電力が供給される需要家各々と前記第2エリアにおける負荷電力が供給される需要家各々との負荷の契約容量である契約を、前記契約を全て加算した契約合計値で除算し、除算した結果に、前記第1の発電量と前記第2の発電量とを加算した負荷容量を乗算し、前記第1エリアにおける負荷電力が供給される需要家各々と前記第2エリアにおける負荷電力が供給される需要家各々の負荷容量を算出する、
    請求項1に記載の配電系統監視システム。
  3. 前記補正部は、
    補正結果を計算するときに作成する前記電圧プロファイルにおいて、前記第2の開閉器に対応する値が、前記第2の開閉器が測定した電圧の実測値より小さい値となる場合は、前記第2の開閉器が測定した電圧の実測値から所定の誤差範囲内に入るまで前記発電比率を増加させ、
    前記電圧プロファイルにおいて、前記第2の開閉器に対応する値が、前記第2の開閉器が測定した電圧の実測値より大きい値となる場合は、前記第2の開閉器が測定した電圧の実測値から所定の誤差範囲内に入るまで前記発電比率を減少させる、
    請求項2に記載の配電系統監視システム。
  4. 前記第1エリアにおける発電電力を供給する需要家各々の発電量の実測値はスマートメータによって測定される、
    請求項1から請求項3いずれか一項に記載の配電系統監視システム。
  5. 変電所から引き出された配電線から変圧器を介して複数の需要家へ負荷電力を供給し、前記変圧器を介して複数の需要家からの発電電力を前記配電線へ供給する配電系統を監視する配電系統監視システムの制御方法であって、
    前記配電線は、前記配電線に接続される前記変電所に近い第1の開閉器と前記変電所から遠い第2の開閉器との間において、複数の前記変圧器により複数のエリアに分割されており、
    推定部が、前記複数のエリアのうちの第1エリアにおける発電電力を供給する需要家各々の発電量の実測値の合計値である第1の発電量に基づいて、前記第1エリアとは異なるエリアである第2エリアにおける発電電力を供給する需要家各々の発電量を推定し、推定された発電量の合計値である第2の発電量を算出する推定工程と、
    補正部が、前記第1の開閉器が測定した電力の実測値に前記第1の発電量と前記第2の発電量とを加算した負荷容量に基づいて、前記第1エリアにおける負荷電力が供給される需要家各々と前記第2エリアにおける負荷電力が供給される需要家各々との負荷容量を算出し、前記第2エリアにおける発電電力を供給する需要家各々の発電量の推定量、および算出した前記第1エリアにおける負荷電力が供給される需要家各々と前記第2エリアにおける負荷電力が供給される需要家各々との負荷容量を、前記第1の開閉器が測定した電圧の実測値と前記第2の開閉器が測定した電圧の実測値とからなる電圧プロファイルに応じて、算出する補正工程と、
    を少なくとも含む配電系統監視システムの制御方法。
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