JP6390347B2 - 印刷管理サーバー、印刷システムおよび印刷管理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、印刷管理サーバー、印刷システムおよび印刷管理方法に関する。
プリンターに割り当てられた電子メールアドレスに電子メールを送信することによって電子メールの本文や添付ファイルを当該プリンターに印刷させることを可能とするコンピューティングシステム(以下、電子メール印刷システムとも呼ぶ。)が知られている。
また、電子メール印刷システムに類する技術として、携帯型端末からインターネット上の情報を印刷受付HPホストサーバーを介して画像形成装置に送信し、印刷物を出力させるインターネット印刷システムが知られている(特許文献1参照)。
また、端末がネットワークに対して印刷サービス検索要求を送信し、印刷デバイスが印刷サービス検索要求を受信した場合に応答を送信し(印刷デバイスは、当該応答で認証トークンを送信し)、端末が電子メールにて印刷データを送信する際に認証トークンも送信し、端末が送信した認証トークンと印刷デバイスが保持する認証トークンとが一致する場合に、印刷を許可する印刷システムが知られている(特許文献2参照)。
特開2002‐132638号公報 WO2013/057787
電子メール印刷システムにおいては、プリンターに割り当てられた電子メールアドレスを知った者は誰でも、当該電子メールアドレスに対応するプリンターに印刷物を出力させることが可能である。そのため、電子メールアドレスが何者かに漏えいした場合、当該何者かが行う電子メール送信によって、プリンターのユーザーに不要な印刷物が当該プリンターから出力されるという課題があった。
前記文献2では、認証トークンによる認証を用いることを、電子メールアドレスの漏えいへの対策としている。しかし前記文献2による手法では、実際に印刷が実行されるまでに行われる端末と印刷デバイスとの間での認証トークンのやりとりが煩雑であり、システムにおける通信量の増大、サーバーの負担増、といった課題が生じる。
本発明は上述の課題の少なくとも一つを解決するためになされたものであり、電子メールアドレスの漏えいによる不要な印刷を無くすことで、プリンターのユーザーの利益向上に資する印刷管理サーバー、印刷システムおよび印刷管理方法を提供する。
本発明の態様の一つは、印刷管理サーバーは、プリンターに割り当てられた電子メールアドレスに一意に対応付けられた識別情報を管理する識別情報管理部と、コンテンツの印刷要求であって前記識別情報を伴う印刷要求を受信する印刷要求受信部と、指定された電子メールアドレスに対応するプリンターに印刷を実行させる電子メール印刷サーバーに、前記識別情報管理部によって特定された前記印刷要求に伴う識別情報に対応する電子メールアドレスを指定し、当該指定した電子メールアドレスに対応するプリンターに前記印刷要求にかかるコンテンツを印刷させることを指示する印刷指示部と、を備える。
当該構成によれば、印刷管理サーバーは、前記識別情報を伴うコンテンツの印刷要求を受信した場合に、その識別情報から電子メールアドレスを特定し、電子メール印刷サーバーに、当該電子メールアドレスに対応するプリンターに当該コンテンツを印刷させることを指示する。識別情報自体は、人間が見ても意味を見い出せない情報であるため、万が一、識別情報が漏えいしても、電子メールアドレスの漏えいには繋がらない。また、識別情報から対応する電子メールアドレスを特定できるのは印刷管理サーバーだけであるため、電子メールアドレスに対応するプリンターによる印刷が、印刷管理サーバーによって適切に管理される。そのため、プリンターのユーザーにとって不要な印刷が実行されることが回避され、インク・トナーや用紙等の消耗によるユーザーの経済的不利益も無くなる。
本発明の態様の一つは、前記識別情報管理部は、外部端末からのプリンターの登録要求に応じて、登録対象となるプリンターに割り当てられる電子メールアドレスに対応付ける前記識別情報を生成するとともに当該生成した識別情報を当該電子メールアドレスに紐づけて登録し、当該登録した識別情報を前記登録要求を行った外部端末へ送信する、としてもよい。
当該構成によれば、プリンターのユーザーは、外部端末を通じて前記登録要求を行い、プリンターに割り当てられた電子メールアドレスに対応付けられた前記識別情報を知ることができる。そのため、プリンターのユーザーは、当該知った識別情報を、信頼できる他者にのみ通知することで、上述したような不要な印刷が実行されることを防止できる。
ここで、指定された電子メールアドレスに対応するプリンターに印刷を実行させる電子メール印刷サーバーは、異なる事業者毎に複数存在するとも考えらえる。そのような環境において、本発明の態様の一つは、前記印刷指示部は、管轄する電子メールアドレスが互いに異なる複数の電子メール印刷サーバーのうち前記特定された電子メールアドレスを管轄する電子メール印刷サーバーに、前記電子メールアドレスの指定および前記コンテンツを印刷させることの指示を行うとしてもよい。
当該構成によれば、印刷管理サーバーは、各プリンターに割り当てられた電子メールアドレスと識別情報との対応関係を管理することで、異なる事業者それぞれに運営する電子メール印刷サーバーによる電子メール印刷システムを一括的に管理することができる。
本発明の技術的思想は、印刷管理サーバーという物以外によっても実現される。例えば、本発明は、印刷管理サーバーの各部が実行する各工程を含んだ方法(印刷管理方法)、あるいは当該方法をコンピューターに実行させるコンピュータープログラム、さらには当該プログラムを記憶したコンピューター読み取り可能な記憶媒体、とった各種カテゴリーにて実現されてもよい。
また、印刷管理サーバーと、指定された電子メールアドレスに対応するプリンターに印刷を実行させる電子メール印刷サーバーとを含み、前記印刷管理サーバーは、プリンターに割り当てられた電子メールアドレスに一意に対応付けられた識別情報を管理する識別情報管理部と、コンテンツの印刷要求であって前記識別情報を伴う印刷要求を受信する印刷要求受信部と、前記電子メール印刷サーバーに、前記識別情報管理部によって特定された前記印刷要求に伴う識別情報に対応する電子メールアドレスを指定し、当該指定した電子メールアドレスに対応するプリンターに前記印刷要求にかかるコンテンツを印刷させることを指示する印刷指示部とを備え、前記電子メール印刷サーバーは、前記指定された電子メールアドレスに対応するプリンターに前記印刷要求にかかるコンテンツを印刷させる印刷システムも、一つの発明として把握される。
本実施形態にかかるシステムを概略的に示す図。 識別情報が発行される処理を模式的に例示する図。 各DBにおける情報管理の例を示す図。 Webページの例を示す図。 事業者によるPSPへのアクセスを契機としてコンテンツが配信される処理を模式的に例示する図。 変形例にかかるシステムを概略的に示す図。
以下、各図を参照して本発明の実施形態を説明する。
1.システムの概略
図1は、本実施形態にかかるシステム1の構成を概略的に示しており、図中に、ユーザー端末10、印刷管理サーバー20、電子メール印刷サーバー30、プリンター50、ポイントサービスプロバイダー(PSP)サーバー60、事業者端末70、を含んでいる。これら構成10,20,30,50,60,70は、それぞれが発明として成立するし、またそれらのうちの一部の任意の組み合わせ(システム)も発明として成立する。これら構成10,20,30,50,60,70間における通信は、例えばインターネット回線を利用した通信であり、IETF(Internet Engineering Task Force)等の標準団体によって認められたプロトコル(TCP/IPプロトコルやHTTPプロトコル等)に従って実現される。
ユーザー端末10は、プリンター50のユーザーであるユーザーU(図2参照)が操作する端末である。事業者端末70は、本実施形態を利用して何等かの目的のための告知(例えば、商品やサービスの宣伝、住民への行政に関するお知らせ、等)を行いたい事業者(例えば、民間企業、市町村等の行政、その他の法人や団体)が操作する端末である。前記告知の内容を、以下ではコンテンツとも称する。端末には、例えば、パーソナルコンピューター(PC)、携帯電話、スマートフォン、タブレット型端末など、所定のネットワークへの接続機能を有するあらゆる端末が該当する。また、サーバーと言った場合、それは一つの筐体に収容された一台のサーバーを指す場合に限らず、複数台が協働することにより所定の機能を実現するサーバーの集合をも指す。
電子メール印刷サーバー30は、電子メール印刷システムを実現するためのサーバーの一例であり、指定された電子メールアドレス(以下、プリンターメールアドレス)に対応するプリンター50に印刷を実行させる。電子メール印刷サーバー30には、それぞれにプリンターメールアドレスが割り当てられた複数(数万、数十万、あるいはそれ以上の台数)のプリンター50が登録されている。図1では、参考までに電子メール印刷サーバー30が複数存在することを例示している。以下では、ある電子メール印刷サーバー30にあるプリンター50が登録された場合、当該電子メール印刷サーバー30が当該プリンター50や当該プリンター50に与えたプリンターメールアドレスを“管轄”するとも表現する。
印刷管理サーバー20は、プリンター50に割り当てられたプリンターメールアドレスに一意に対応付けられた「識別情報」を管理することで、複数存在する電子メール印刷サーバー30がそれぞれ管轄するプリンター50による印刷を一括的に管理することが可能である。印刷管理サーバー20は、識別情報データベース(DB)25(図2,5参照)や、印刷ジョブデータベース(DB)26(図5参照)を含んでいる。印刷管理サーバー20では、CPU、ROM、RAM、記憶装置(ハードディスク等)、その他のメモリー等のハードウェアと、インストールされたプログラムとが協働することにより、識別情報管理部21、印刷要求受信部22、印刷指示部23等の各種機能が実現される。これら各種機能については後述する。
電子メール印刷サーバー30、印刷管理サーバー20それぞれの役割は、それらが明確に線引きされているとは限らない。例えば、後述する電子メール印刷サーバー30の役割の少なくとも一部を印刷管理サーバー20が替わりに担ってもよいし、同様に、印刷管理サーバー20の役割の少なくとも一部を電子メール印刷サーバー30が替わりに担ってもよい。直接的あるいは間接的に指定されたプリンターメールアドレスに対応するプリンター50にコンテンツの印刷を実行させるための機能の発揮するという点で、電子メール印刷サーバー30及び/又は印刷管理サーバー20を、印刷サービス提供サーバー40等と称してもよい。
PSPサーバー60は、PSPが管理・運営するサーバーである。PSPとは、所定のサービスに利用可能なポイントを、PSPへ登録済みのユーザー(以下、PSP登録ユーザー)に付与する事業等を行う企業、行政、その他の法人や団体である。例えば、PSPは、傘下企業(スーパーマーケット、コンビニエンスストア、アパレルショップ、レストラン、レンタルビデオショップ、ガソリンスタンド、鉄道やバスや航空会社、等の様々な企業)でのPSP登録ユーザーによる購入額に応じたポイントを、対応するPSP登録ユーザーに付与する。PSP登録ユーザーは、付与されたポイントを、PSPの傘下企業での商品やサービスの購入等に充てることができる。このようなポイントの付与や利用は、例えば、ショップでの会計時等にPSP登録ユーザーが所有するポイントカードを介して行われる。このようなPSPとPSP登録ユーザーとの関係は、本実施形態に特有の事柄ではなく一般に存在するものである。
PSPの特徴の一つとして、膨大な数のPSP登録ユーザー毎の個人情報(ユーザー情報とも言う。)を有している点が挙げられる。日本国内における大規模なPSPによれば、PSP登録ユーザーの数は数千万人といった数字となる。ユーザーはPSPへ登録を行う際、一般に、氏名、住所(居所)、連絡先(電話番号等)、性別、年齢(年齢層)、等といった基本的な個人の属性をユーザー情報としてPSPに対して開示することによりPSP登録ユーザーとして認めれる。さらに、PSPは、PSP登録ユーザーの商品やサービスの購入履歴や、購買履歴から分析される個人的な嗜好(例えば、スポーツを好む、といった嗜好。)等の詳細な人物属性も、PSP登録ユーザー毎のユーザー情報の一種として有している。PSPサーバー60は、このようなユーザー情報を保存したユーザー情報データベース(DB)65(図5参照)を含んでいる。PSPサーバー60では、CPU、ROM、RAM、記憶装置(ハードディスク等)、その他のメモリー等のハードウェアと、インストールされたプログラムとが協働することにより、ユーザー情報管理部61、ユーザー特定部62、印刷要求部63、ポイント管理部64等の各種機能が実現される。これら各種機能については後述する。
2.識別情報の発行
次に、ユーザーUへの識別情報の発行について説明する。識別情報が発行される前提として、ユーザーUは、自己が使用するプリンター50を、いずれかの電子メール印刷サーバー30に登録する(適宜、特開2012‐159914号公報等を参照)必要がある。プリンター50を、いずれかの電子メール印刷サーバー30に登録するとは、具体的には、様々なプリンターメーカー等が各々独自に運営している各電子メール印刷システムのいずれかにユーザー登録(プリンター50を登録)する処理である。例えば、プリンターメーカーA社製のプリンター50を購入したユーザーUは、プリンターメーカーA社(あるいはプリンターメーカーA社と関連する企業)による電子メール印刷システム(電子メール印刷サーバー30)に、当該購入したプリンター50を登録する。
図2は、識別情報が発行される処理を模式的に例示する図である。
プリンター50のユーザーUは、ユーザー端末10を操作することにより、プリンター50の登録要求を送信する。このような登録要求は、例えば、電子メール印刷サーバー30がインターネット回線を通じて提供するWebページ内のGUI(Graphical User Interface)を介して実行される。このようなプリンター50の登録については、詳細は省略するが、プリンター50の機体毎に固有な情報(機種固有IDやシリアル番号等)やユーザーUにかかる所定の情報が電子メール印刷サーバー30に登録され、その応答として、電子メール印刷サーバー30により、登録対象とされているプリンター50に割り当てたユニークなプリンターメールアドレス等が生成される。
プリンターメールアドレスの生成に伴い、印刷管理サーバー20では、識別情報管理部21が、当該生成されたプリンターメールアドレスに対応付ける識別情報を生成する(識別情報生成処理S1)。識別情報は、人間がそれを見ても意味を見い出せない情報であり、プリンターメールアドレスを外部に対して秘匿できるものであればよい。識別情報管理部21は、例えば、ハッシュ関数を用いることで識別情報を生成する。つまり、任意の文字列をハッシュ関数に入力して一定長のデータ(ハッシュ値)を算出させ、このハッシュ値を、1つのプリンターメールアドレスに識別情報として対応付ける。むろん、識別情報を生成する手法はハッシュ関数を用いる手法に限られず、例えば、生成されたプリンターメールアドレスを構成する文字列に基づいて所定の暗号化方式で暗号化した情報を、識別情報としてもよい。
識別情報管理部21は、登録対象のプリンター50に割り当てられたプリンターメールアドレスと、当該プリンターメールアドレスに対応付けるために生成した識別情報とを、一意のユーザーID(A)に紐づけて、識別情報DB25に新たに登録(保存)する。ユーザーID(A)は、複数の電子メール印刷サーバー30がそれぞれ抱えている膨大な数のユーザーを1人ずつ管理するために印刷管理サーバー20がユーザー毎に異ならせて付与するIDである。なお、ユーザーID(A)の符号(A)は、後述するユーザーID(B)と区別して説明するために便宜上付している表現に過ぎない。
図3Aは、識別情報DB25における情報管理の例を示している。識別情報DB25には、登録されたプリンター50のユーザー毎のユーザーID(A)に、当該プリンター50のプリンターメールアドレスと、当該プリンターメールアドレスに対応する識別情報とが紐づけられて保存されている。
識別情報管理部21は、登録対象のプリンター50に割り当てられたプリンターメールアドレスと、当該プリンターメールアドレスに対応付けた識別情報とを、前記登録要求を送信したユーザー端末10へ送信する(発行する)。これにより、プリンター50の登録要求を行ったユーザーUは、ユーザー端末10を介して、当該プリンター50に割り当てられたプリンターメールアドレスと、当該プリンターメールアドレスに対応付けられた識別情報とを知ることができる。
3.PSPへの識別情報の登録
プリンター50についてのプリンターメールアドレスと当該プリンターメールアドレスに対応付けられた識別情報とを知ったユーザーは、当該識別情報を任意でPSPへ登録する。
図4は、ユーザー端末10のディスプレー11内における画面遷移の例を示している。図4の上方に示すWebページ11a(印刷管理サーバー20あるいはユーザーUが登録した電子メール印刷サーバー30が提供するWebページ)には、上述のようにユーザー端末10へ送信された識別情報が表示されている(ただし図4では、プリンターメールアドレスについては表示を省略している)。また、Webページ11aには、現時点でユーザーUが識別情報を登録可能な1つ以上のPSP(例えば、「XXXポイント」、「YYスーパーポイント」、「Z‐ポイント」等の各名称で認識される複数のPSP)を示すアイコンIa,Ib,Ic…が表示されている。
ユーザーUがユーザー端末10を操作してアイコンIa,Ib,Ic…のいずれかを選択(クリックやタップ)すると、Webページ11aから、当該選択されたアイコンに対応するリンク先、つまり当該選択されたアイコンが対応するPSPが提供するWebページ11bへの自動的なジャンプが発生する。その結果、図4の下方に示すWebページ11bがディスプレー11に表示される。図4では、一例として、Webページ11bは、「Z‐ポイント」を管理・運営するPSP(図1に示すPSPサーバー60)が提供するWebページであるとしている。またここでは、ユーザーUは、既に「Z‐ポイント」の会員、つまり「Z‐ポイント」のPSP登録ユーザーでもあるとする。
ユーザーUは、ユーザー端末10を操作して、Webページ11b上で所定の入力(例えば、「Z‐ポイント」のPSP登録ユーザーのユーザー画面にログインするためのログインIDやパスワードの入力)を行い、さらに、前記識別情報をPSPへ登録することを要求する(当該要求に相当する操作を行う)。なお、図4に例示したように、識別情報は、前記画面遷移に伴い、Webページ11aからWebページ11bへ引き渡されて表示される。このような構成とすることで、ユーザーUが、Webページ11b上で登録したい識別情報を改めて入力する必要が無くなり、識別情報の登録が正確かつ円滑に実施される。PSPサーバー60は、このようなユーザーUによる登録要求にかかる識別情報により、ユーザー情報DB65を更新する。
図3Bは、ユーザー情報DB65における情報管理の例を示している。ユーザー情報DB65には、ユーザー情報管理部61によって、PSP登録ユーザー毎の異なるユーザーID(B)に、上述したユーザー情報が紐づけられて保存されている。ユーザー情報管理部61は、前記ユーザーUによる登録要求にかかる識別情報を、対応するユーザーID(B)およびユーザー情報に紐づけて登録(保存)する。これによりユーザー情報DB65が更新される。ユーザーID(B)は、例えば、前記ログインIDである。
このような説明によれば、ユーザー情報管理手段部61は、プリンターメールアドレスに一意に対応付けられた識別情報を、PSP登録ユーザーのユーザー情報と紐づけて管理する手段であると言える。また、識別情報は、プリンターメールアドレスと一対一で対応する情報であるため、情報の価値としては実質的にプリンターメールアドレスと同等であるとも言える。そのため、ユーザー情報管理手段部61は、プリンターメールアドレスを、PSP登録ユーザーのユーザー情報と紐づけて管理する手段であるとも表現できる。なお、PSPサーバー60における情報漏えいに対する対策が強固であるという前提に立てば、本実施形態は、プリンターメールアドレス自体をPSPサーバー60のユーザー情報DB65に登録することを排除するものではない。
ユーザー情報管理部61は、上述のようにユーザーUによる登録要求にかかる識別情報によりユーザー情報DB65を更新したら、さらに、当該更新の旨の通知(更新通知)を印刷管理サーバー20へ送信する。具体的には、ユーザー情報管理部61は、当該更新にかかる識別情報(ユーザー情報DB65に新たに登録した識別情報)と、自身(ユーザー情報管理部61を有するPSPサーバー60)のPSP管理IDとの組み合わせを、印刷管理サーバー20へ送信する(図1の破線の矢印参照)。PSP管理IDとは、印刷管理サーバー20と所定の契約を結んだPSP毎(PSPサーバー毎)に付与される、PSP毎に異なるIDである。従って、図1に示したPSPサーバー60にも、独自のPSP管理IDが予め付与されている。
更新通知(識別情報とPSP管理IDとの組み合わせを含んだ通知)を受信した印刷管理サーバー20は、当該更新通知に応じて識別情報DB25を更新する。つまり、識別情報管理部21は、識別情報DB25に登録されている識別情報の中から、当該更新通知に含まれる識別情報と一致するものを特定し、当該特定した識別情報に、当該更新通知に含まれるPSP管理IDを対応付けて登録する。これにより、識別情報DB25において、ユーザーID(A)に紐づけて、プリンターメールアドレスと、識別情報と、PSP管理IDとが登録された状態となる。この結果、印刷管理サーバー20は、どのユーザー(ユーザーID(A))がどのPSPに識別情報を登録したかを把握することができる。
4.事業者からの配信依頼の受付および印刷要求
図5は、事業者によるPSPへのアクセスを契機としてコンテンツが配信される処理を模式的に例示する図である。
事業者は、事業者端末70を操作することにより、コンテンツの配信依頼に必要な手続きを開始する。このような手続きは、例えば、PSPサーバー60が提供するWebページ71a内のGUIを介して実行される。Webページ71aは、事業者端末70のディスプレー71内に表示される。まず、事業者は、Webページ71aに対して、コンテンツの配信先としたいユーザーの条件を入力する。入力される条件は種々考えられるが、例えば、配信先としたいユーザーの、居住地域、年齢層、性別、等を入力する。
PSPサーバー60においては、ユーザー特定部62が、当該入力に基づいて、ユーザー情報DB65にユーザー情報が管理されているPSP登録ユーザーのうちコンテンツの配信先とするユーザーを特定する(ユーザー特定処理S2)。具体的には、ユーザー特定部62は、Webページ71aを介して前記入力された条件を受け付け、当該条件に基づいてユーザー情報DB65に登録されたユーザー情報を検索することにより、当該条件と一致する属性を有する1以上のユーザーを特定する。例えば、ユーザー特定部62は、「北関東在住、30〜40代、男性、スポーツ関連商品の購入履歴有り」といった条件が入力されれば、当該条件に該当するユーザーをユーザー情報DB65の中から特定する。ただし、ユーザー特定処理S2で特定するユーザーは、識別情報(あるいはプリンターメールアドレス)がユーザー情報DB65に登録済みであるPSP登録ユーザーに限る。
ユーザー特定部62は、前記検索の結果特定したユーザー数をWebページ71aに表示させる。また、ユーザー特定部62は、コンテンツのページ数を入力させる入力欄をWebページ71aに併せて表示させ、当該入力欄により、事業者からコンテンツのページ数の入力を受け付ける。ユーザー特定部62は、前記検索の結果特定したユーザー数と、前記入力を受け付けたコンテンツのページ数とに基づいて、当該ユーザー数の全てにコンテンツを配信した場合に要する経費(配信費用)を自動的に計算し、この計算結果をWebページ71aに表示させる。配信費用を知った事業者は、その額を承認できる場合に、Webページ71aに対し、コンテンツの配信依頼を入力する。事業者は、一旦提示された配信費用の額を承認できない場合は、前記条件を更に絞って(ユーザー特定処理S2を再度実行させ)配信先のユーザー数を減らすなどして、最終的に配信費用に納得できる場合に、Webページ71aに対し、コンテンツの配信依頼を入力する。
なお、上述のユーザー特定処理S2は、PSPサーバー60が実行する以外にも、例えば、条件入力に基づいてユーザー情報DB65内のPSP登録ユーザーを検索する専用の外部のサーバーが実行するとしてもよい。
印刷要求部63は、このようなコンテンツの配信依頼の入力を受け付けた場合、当該配信依頼に応じて、印刷管理サーバー20(印刷サービス提供サーバー40)に、コンテンツの印刷要求を送信する(印刷要求処理S3)。具体的には、印刷要求部63は、前記配信依頼の入力を受け付けた直近に行われたユーザー特定処理S2によって特定されたPSP登録ユーザー(ユーザーID(B))に紐づけられた識別情報をユーザー情報DB65から読み出し、当該読み出した識別情報と、コンテンツを表現したコンテンツデータと、PSP管理IDとを含んだ印刷要求を送信する。前記配信依頼の入力を受け付けた直近に行われたユーザー特定処理S2によって特定されたPSP登録ユーザーが、仮に5万人であれば、この5万人分の識別情報が、当該印刷要求に含まれて印刷管理サーバー20に送信される。
上述したように本実施形態は、プリンターメールアドレス自体をPSPサーバー60のユーザー情報DB65に登録することを排除するものではない。従って、印刷要求処理S3においては、前記特定されたPSP登録ユーザー(ユーザーID(B))に紐づけられたプリンターメールアドレスをユーザー情報DB65から読み出し、当該読み出したプリンターメールアドレスと、コンテンツデータと、PSP管理IDとを含んだ印刷要求を送信するとしてもよい。そのため、印刷要求部63は、印刷管理サーバー20(印刷サービス提供サーバー40)に、ユーザー特定処理S2で特定されたユーザーに対応するプリンター50に割り当てられたプリンターメールアドレス(あるいは当該プリンターメールアドレスに対応する識別情報)を指定する手段であると言える。
コンテンツデータとは、前記コンテンツを表現した画像ファイルである。画像ファイルの形式は限定されるものではない。コンテンツデータは、事業者(事業者端末70)がPSPサーバー60に送信したものであってもよいし、事業者(事業者端末70)の依頼を受けてPSPサーバー60が用意(生成あるいは外部から入力)したものであってもよい。
5.印刷要求に応じたコンテンツ印刷
印刷管理サーバー20では、印刷要求受信部22がPSPサーバー60からの前記印刷要求を受信し、当該受信した印刷要求に含まれる識別情報を識別情報管理部21へ受け渡す。
識別情報管理部21は、当該受け渡された識別情報に基づいて識別情報DB25に照会し、当該受け渡された識別情報と一致する識別情報毎の、対応するプリンターメールアドレスを特定する(アドレス特定処理S4)。つまり、識別情報管理部21は、識別情報からプリンターメールアドレスへの変換を行う。識別情報管理部21は、このように特定した複数(例えば5万件分の)プリンターメールアドレスを、印刷指示部23へ受け渡す。なお、識別情報管理部21は、前記印刷要求に含まれる識別情報と一致する識別情報であってかつ、前記印刷要求に含まれるPSP管理IDと一致するPSP管理IDと対応づけられて識別情報DB25に登録されている識別情報に対応するプリンターメールアドレスだけを、印刷指示部23へ受け渡すとしてもよい。
印刷指示部23は、当該受け渡されたプリンターメールアドレスおよび印刷要求受信部22が受信した前記印刷要求に含まれるコンテンツデータを、当該受け渡されたプリンターメールアドレス毎の印刷ジョブとして印刷ジョブDB26に登録する。そのうえで、印刷指示部23は、電子メール印刷サーバー30に、当該受け渡されたプリンターメールアドレスを指定して、当該指定したプリンターメールアドレスに対応する各プリンター50に前記コンテンツデータを印刷させることを指示する(印刷指示処理S5)。
このとき、印刷指示部23は、管轄するプリンターメールアドレスが互いに異なる複数の電子メール印刷サーバー30,30,30…のうち、前記受け渡されたプリンターメールアドレスを管轄する電子メール印刷サーバー30に、前記受け渡されたプリンターメールアドレスの指定および前記コンテンツを印刷させることの指示を行う。印刷指示部23による電子メール印刷サーバー30へのプリンターメールアドレスの指定とは、最も単純には、それらプリンターメールアドレスを宛先とした電子メール(前記コンテンツデータを添付ファイルとして伴う電子メール)を送信することである。ちなみに、プリンターメールアドレスの構成は、そのドメイン名の少なくとも一部分が、当該プリンターメールアドレスを管轄する電子メール印刷サーバー30に応じて異なっている。
電子メール印刷サーバー30は、自身が管轄するプリンター50のプリンターメールアドレス宛の電子メールを受信する。電子メール印刷サーバー30は、受信した電子メールの宛先(プリンターメールアドレス)に対応するプリンター50に、前記添付ファイルとしてのコンテンツデータの印刷を実行させる。
電子メール印刷サーバー30が、自身が管轄するプリンター50に印刷を実行させる構成は公知であるため詳細は省くが、例えば、プリンター50は、自身が電源オン状態である場合に、定期的(あるいは不定期)に、電子メール印刷サーバー30へ、コンテンツデータの有無を問い合わせる。電子メール印刷サーバー30は、当該問い合わせを受けたときに、当該問い合わせを実行したプリンター50に印刷させるべきコンテンツデータが存在する場合に、コンテンツデータが有ることをプリンター50に通知する。この結果、プリンター50は、電子メール印刷サーバー30からコンテンツデータをダウンロードし、コンテンツデータの印刷(コンテンツが印刷された用紙の出力)を実行する。なお、コンテンツデータを、プリンター50が印刷するために必要な形式のデータ(例えば、画素毎にインク滴の形成/非形成を規定した印刷データ)に変換する処理は、電子メール印刷サーバー30とプリンター50とのいずれが実行してもよい。
コンテンツの印刷を終えたプリンター50は、印刷完了の旨の通知(印刷完了通知)を電子メール印刷サーバー30へ送信する。電子メール印刷サーバー30は、いずれかのプリンター50から印刷完了通知を受信した場合には、当該通知を印刷管理サーバー20へ転送する。印刷管理サーバー20は、いずれかのプリンター50による印刷完了通知(の転送)を受信した場合、当該プリンター50に対応する印刷ジョブ(当該プリンター50に対応するプリンターメールアドレスにかかる、印刷ジョブDB26に登録した印刷ジョブ)に印刷完了の旨のフラグを設定する。印刷管理サーバー20は、このように印刷ジョブDB26においてフラグの設定を行うことで、いずれのプリンター50に対する印刷ジョブが印刷完了しているかを把握することができる。
なお上述したように、識別情報ではなくプリンターメールアドレスが前記印刷要求に含まれてPSPサーバー60から送信される場合もある。そのような場合には、アドレス特定処理S4は不要となり、前記印刷要求に含まれたプリンターメールアドレスの指定を、電子メール印刷サーバー30(印刷サービス提供サーバー40)が受け付ける。
6.ポイント付与
PSPサーバー60は、所定のサービス(前記PSP傘下の各企業が提供するサービス等)に利用可能なポイントを、PSP登録ユーザー毎(ユーザーID(B)毎)に管理するポイント管理部64を有する。ポイント管理部64は、コンテンツの配信先に特定されたPSP登録ユーザーに対して所定量のポイントを付与する。ここで、ポイント管理部64は、ユーザー特定処理S2によって特定されたPSP登録ユーザーの全員にポイントを付与してもよいが、その中の実際にコンテンツの印刷を実行したPSP登録ユーザーを対象にポイントを付与してもよい。
具体的には、印刷管理サーバー20は、印刷ジョブDB26に登録したあるプリンターメールアドレスにかかる印刷ジョブに対して前記印刷完了の旨のフラグを設定した場合、当該プリンターメールアドレスに紐づけて識別情報DB25に登録されているPSP管理IDに対応するPSPサーバー60宛てに、当該プリンターメールアドレス(あるいは当該プリンターメールアドレスに対応する識別情報)を付記した開封確認通知を送信する。PSPサーバー60側で当該開封確認通知が受信されると、ポイント管理部64は、当該開封確認通知に付記されたプリンターメールアドレス(あるいは識別情報)に紐づくPSP登録ユーザー(ユーザーID(B))をユーザー情報DB65から特定し、この特定したPSP登録ユーザーに対し、所定量のポイントを付与する。ここで言う所定量のポイントとは、例えば、コンテンツ印刷に要する経済的負担(インク・トナーや用紙の経費)を相殺する程度のポイント、あるいは更なるインセンティブを上乗せしたポイントである。
ポイント管理部64は、限られた期間内にコンテンツの印刷を実行したPSP登録ユーザーを対象にポイントを付与してもよい。事業者の依頼に応じて行う告知の内容によっては、ある程度の期間内にユーザーに当該告知に触れてもらわなくては告知の効果が無い場合があるからである。例えば、事業者が、2014年11月に冬物衣料のセールの宣伝(コンテンツ)を20代の女性ユーザーに配信することをPSPサーバー60に依頼したとする。この場合、ポイント管理部64は、事業者によって指定された期間内(例えば、2014年11月〜2015年1月)に受信できた前記開封確認通知によって特定されるPSP登録ユーザーに対してのみ、前記所定量のポイントを付与するとしてもよい。
前記配信費用に加えて、このようなコンテンツの配信先に特定されたPSP登録ユーザーへのポイント付与にかかる経済的負担は、当該コンテンツの配信を依頼した事業者が負う。本実施形態において、事業者とPSPとの間での金銭授受の手法は特に問わない。
また、ポイント管理部64がPSP登録ユーザーに付与するポイントは、その具体的形態を問わない。例えば、ポイントは、いわゆる電子マネーや仮想通貨、商品券や現金(キャッシュバック)や物(景品)といった、一定の価値を有する様々な形態でユーザーに還元される。
7.本実施形態による効果
本実施形態によれば、プリンター50に割り当てられたプリンターメールアドレスが識別情報により秘匿化される。識別情報自体は、人間が見ても意味を見い出せない情報である。また、識別情報からプリンターメールアドレスへ変換可能であるのは印刷管理サーバー20に限られる。よって、万が一、識別情報が漏えいしても、プリンターメールアドレスの漏えいには繋がらない。そのため、従来問題となっていた、プリンターメールアドレスの漏えいに起因するプリンター50のユーザーUにとって不要な印刷の実行が回避され、インク・トナーや用紙等の消耗によるユーザーの経済的不利益が解消される。また、印刷管理サーバー20による識別情報からプリンターメールアドレスへの変換処理は比較的負担が少ない処理であり、従来のようなプリンターメールアドレスの漏えい防止のための複雑な認証の仕組みを用いる必要が無くなるため、膨大な数のプリンター50による印刷を安全かつ簡易に実現することができる。
また本実施形態によれば、前記告知(コンテンツ)を配信したい事業者は、配信先とするユーザーの個人情報(ユーザー情報)を具体的に得る必要がない。つまり、当該事業者は、配信先としたいユーザーの条件をPSPサーバー60へ通知することで、当条件にマッチした多数のユーザーに所望の告知を行う(PSPサーバー60、印刷サービス提供サーバー40を介して、ユーザーのプリンター50にコンテンツを印刷させる)ことができる。また、このような、PSPサーバー60、印刷サービス提供サーバー40を介したコンテンツの配信(印刷)は、一般的なダイレクトメール(DM)の郵送等による送付と比較して、必要とされる時間およびコストを大幅に削減させる。従って、事業者に対しては、個人情報収集の負担を無くさせることに加え、迅速かつ低コストで所望の告知を実行できるという価値を提供する。
また、事業者に対して、個人情報収集の必要性を無くさせるということは、昨今の個人情報保護の要請の高まりに沿うものであり、また、個人情報を売買するいわゆる名簿業者の活動弱体化に大きく寄与する。
また、これまでに説明から明らかなように、PSPサーバー60において、印刷要求部63は、印刷サービス提供サーバー40に対し、ユーザー情報管理部61が管理する情報のうち、プリンターメールアドレスまたはプリンターメールアドレスに一意に対応付けられた識別情報は通知するが、ユーザー情報は通知しない。そのため、PSPサーバー60が保持するPSP登録ユーザーの個人情報(ユーザー情報)が外部に漏えいすることが防止される。
さらに本実施形態によれば、コンテンツの配信先として特定された(あるいは、実際にコンテンツ印刷を実行した)プリンター50のユーザーU(PSP登録ユーザーでもある。)に対し、前記所定量のポイントの還元が行われる。そのため、ユーザーUにおいては、コンテンツ印刷することによる経済的負担を心配する必要が無くなり、むしろ前記インセンティブにより利益を得られることからコンテンツ印刷に対する動機が高まる。その結果、事業者は大きな宣伝効果を得ることができ、事業の収益向上に繋げ易い。
8.変形例
図6は、本実施形態の変形例にかかるシステム1の構成を概略的に示しており、課金管理サーバー80が含まれている点で、図1と異なる。課金管理サーバー80は、一定期間(例えば月単位)に対する定額課金をユーザーと契約することで所定の商品やサービスを当該契約をしたユーザー(契約ユーザー)に提供する課金システムの一部を構成する。例えば、プリンター50のユーザーUは、プリンター50を製造、販売等する企業が運営する課金システムと契約することで、契約にかかる定額課金の範囲内でプリンター50のリース、インク・トナーや用紙といった消耗品の提供、メンテナンスサービス等を受けることができる。課金管理サーバー80は、その機能の一部として、例えば、契約ユーザー毎の毎月の請求金額を逐次管理し、また、決められた時期に、契約ユーザーに請求金額を通知する。
このような課金管理サーバー80をシステム1に組み入れた場合、印刷管理サーバー20は、開封確認通知を課金管理サーバー80へ送信する。なお、当該変形例においては、PSP登録ユーザーである、プリンター50のユーザーUが、前記契約ユーザーでもあるとして説明を行う。課金管理サーバー80は、開封確認通知を受信した場合に、開封確認通知によって特定されるPSP登録ユーザーに一致する契約ユーザーを特定する。例えば、開封確認通知は、PSPサーバー60にも送信されるものとし、開封確認通知に基づいてPSPサーバー60が特定したPSP登録ユーザーが、PSPサーバー60から課金管理サーバー80へ通知される。課金管理サーバー80は、例えば、PSP登録ユーザーと契約ユーザーとを紐づけたDBを有しており、このようなDBを参照することで、契約ユーザーの前記特定を行う。
課金管理サーバー80は、前記特定した契約ユーザーについての請求金額から、例えば、前記所定量のポイント程度に相当する金額を減算処理し、減算処理後の額を、当該契約ユーザーへの請求金額として決定する。そして、課金管理サーバー80は、このように決定した請求金額を、当該契約ユーザーが事前登録している送信先(ユーザーUのユーザー端末10)に送信して当該契約ユーザーに通知する。このような変形例によれば、コンテンツ印刷によるユーザーUの経済的負担が、前記課金システムによる請求金額の減額という形で補われるため、コンテンツ印刷の実行率が向上する。
1…システム、10…ユーザー端末、11a,11b…Webページ、20…印刷管理サーバー、21…識別情報管理部、22…印刷要求受信部、23…印刷指示部、25…識別情報DB、26…印刷ジョブDB、30…電子メール印刷サーバー、40…印刷サービス提供サーバー、50…プリンター、60…PSPサーバー、61…ユーザー情報管理部、62…ユーザー特定部、63…印刷要求部、64…ポイント管理部、65…ユーザー情報DB、70…事業者端末、71a…Webページ、80…課金管理サーバー

Claims (5)

  1. プリンターに割り当てられた電子メールアドレスに一意に対応付けられた識別情報を管理する識別情報管理部と、
    コンテンツの印刷要求であって前記識別情報を伴う印刷要求を受信する印刷要求受信部と、
    指定された電子メールアドレスに対応するプリンターに印刷を実行させる電子メール印刷サーバーに、前記識別情報管理部によって特定された前記印刷要求に伴う識別情報に対応する電子メールアドレスを指定し、当該指定した電子メールアドレスに対応するプリンターに前記印刷要求にかかるコンテンツを印刷させることを指示する印刷指示部と、を備え
    前記印刷の指示に対応して印刷の完了通知を前記電子メール印刷サーバーから受信すると、前記印刷要求にかかるコンテンツの印刷を完了したプリンターの電子メールアドレスに対応する識別情報を、ユーザー毎のポイントを管理するサーバーであってコンテンツの印刷が完了した前記印刷要求が伴う識別情報に対応するユーザーにポイントを付与するサーバーへ、送信することを特徴とする印刷管理サーバー。
  2. 前記識別情報管理部は、外部端末からのプリンターの登録要求に応じて、登録対象となるプリンターに割り当てられる電子メールアドレスに対応付ける前記識別情報を生成するとともに当該生成した識別情報を当該電子メールアドレスに紐づけて登録し、当該登録した識別情報を前記登録要求を行った外部端末へ送信する、ことを特徴とする請求項1に記載の印刷管理サーバー。
  3. 前記印刷指示部は、管轄する電子メールアドレスが互いに異なる複数の電子メール印刷サーバーのうち前記特定された電子メールアドレスを管轄する電子メール印刷サーバーに、前記電子メールアドレスの指定および前記コンテンツを印刷させることの指示を行うことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の印刷管理サーバー。
  4. 印刷管理サーバーと、指定された電子メールアドレスに対応するプリンターに印刷を実行させる電子メール印刷サーバーと、を含み、
    前記印刷管理サーバーは、プリンターに割り当てられた電子メールアドレスに一意に対応付けられた識別情報を管理する識別情報管理部と、コンテンツの印刷要求であって前記識別情報を伴う印刷要求を受信する印刷要求受信部と、前記電子メール印刷サーバーに、前記識別情報管理部によって特定された前記印刷要求に伴う識別情報に対応する電子メールアドレスを指定し、当該指定した電子メールアドレスに対応するプリンターに前記印刷要求にかかるコンテンツを印刷させることを指示する印刷指示部と、を備え、
    前記電子メール印刷サーバーは、前記指定された電子メールアドレスに対応するプリンターに前記印刷要求にかかるコンテンツを印刷させ
    前記印刷管理サーバーは、前記印刷の指示に対応して印刷の完了通知を前記電子メール印刷サーバーから受信すると、前記印刷要求にかかるコンテンツの印刷を完了したプリンターの電子メールアドレスに対応する識別情報を、ユーザー毎のポイントを管理するサーバーであってコンテンツの印刷が完了した前記印刷要求が伴う識別情報に対応するユーザーにポイントを付与するサーバーへ、送信する
    ことを特徴とする印刷システム。
  5. プリンターに割り当てられた電子メールアドレスに一意に対応付けられた識別情報を管理する識別情報管理工程と、
    コンテンツの印刷要求であって前記識別情報を伴う印刷要求を受信する印刷要求受信工程と、
    指定された電子メールアドレスに対応するプリンターに印刷を実行させる電子メール印刷サーバーに、前記識別情報管理工程で特定される前記印刷要求に伴う識別情報に対応する電子メールアドレスを指定し、当該指定した電子メールアドレスに対応するプリンターに前記印刷要求にかかるコンテンツを印刷させることを指示する印刷指示工程と、
    前記印刷の指示に対応して印刷の完了通知を前記電子メール印刷サーバーから受信すると、前記印刷要求にかかるコンテンツの印刷を完了したプリンターの電子メールアドレスに対応する識別情報を、ユーザー毎のポイントを管理するサーバーであってコンテンツの印刷が完了した前記印刷要求が伴う識別情報に対応するユーザーにポイントを付与するサーバーへ、送信する工程と、
    を備えることを特徴とする印刷管理方法。
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