JP6387735B2 - 包装容器 - Google Patents

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Description

本発明は、主として、ガムなどを廃棄する時に紙で包んで廃棄する必要がある製品を収納する包装容器に関する。
ガムなどを廃棄する時に紙などに包んで廃棄しないと、ガムの粘着性が災いして、ゴミ箱などの壁にガムが付着して、いつまでも貼り付いたままで、著しく不潔な状態が続いてしまう問題があった。道路などに廃棄された場合は、靴に付着して歩きにくくなったり、つまずいて転ぶなど、怪我の恐れがあると共に、噛んだガムを除去するのには多くの時間と人手が掛かる問題があった。
従来、このような問題に対し、単に予め包んでおいた包装紙で噛み終わったガムを包んで捨てるように、啓蒙活動をするのみであった。
しかしながら、ガムの表面に糖のコーティングをしたり、澱粉をまぶしたりして、個々のガム同士の粘着を防いだような製品が開発され、包装紙をなくすことが可能になった。
そこで、個々のガムを個包装するのではなく、まとめて包装する方が容易であり、価格も抑えることが出来る。
そこで、製品であるガムの包装紙とは別に、廃棄用の包装紙を添付する方法が考えられた。
例えば、特許文献1では、
少なくとも下面板、左右の側面板、上面板、背面板および正面板を備え、正面板によって開閉自在な正面板側開口部を通して内部に収容されたガムを取り出すようにした包装容器において、下面板に折り目を介して第1糊代、中仕切板および第2糊代が順に連設される一方、上面板の正面板側端縁近傍に略コ字状の取出口および該取出口による脱落防止フラップが形成されてなり、各糊代が左右の側面板にそれぞれ貼着されて上面板との間に一定の空間をおいて中仕切板が配設され、上面板と中仕切板との空間に包み紙が先端部を脱落防止フラップに支持されて収容され、また、収容された包み紙が上面板の取出口を通して取り出されることを特徴とする包装容器を提案している。
さらに、請求項2では、前記正面板に係止板が折り目を介して連設される一方、正面板に折り目を介して連設された一対の係止片が係止板に貼着され、また、上面板の正面板側端縁に係止片と係脱自在な被係止片が折り目を介して連設され、正面板によって正面板側開口部を閉鎖するとき、係止板が取出口を覆うとともに、係止片が被係止片と係止されて正面板の開き出しが規制されることを特徴とする請求項1記載の包装容器を提案している。
この包装容器の場合、中仕切板が包み紙を収納する場所と、ガムを収納する場所とを分けて設け、収納した包み紙が上面板の取り出し口を通さないと取り出し出来ない仕組みになっている。
この為、噛み終わったガムを捨てる時に、わざわざ、包装容器の上面板の取出口を開けて、包み紙を取り出す必要がある。この包み紙を取り出す時に、同時に、製品であるガムの収納する場所も開放されるので、例えば、車に揺られている状態で開けた場合、ふとした振動などで、内容物のガムなどが落下したりする恐れや、ごみなどが外部から入ってしまう恐れがあった。
特許第4944649号公報
そこで、内容物のガムを廃棄するための包み紙を取り出すのに、ガムを収納する容器の蓋を開口しないで取り出し可能な紙容器を提供することが、本発明の課題である。
本発明の請求項1に係る発明は、開閉可能な密封タブを有する製品収納袋と、
製品収納袋を覆い、外蓋を有する外装とからなる包装容器において、
外装1側面に、罫線と、罫線をコの字状に囲む脆弱線とよりなる廃棄用包み紙収納部を設け、
前記廃棄用包み紙収納部内側に廃棄用包み紙を収納しており、
かつ、製品収納袋の形状を保持するフレームを備え、このフレームの廃棄用包み紙の収納部に対応する位置に、窓を設けたことを特徴とする包装容器である。
本発明の請求項2に係る発明は、廃棄用包み紙収納部に、再剥離可能な粘着剤で廃棄用包み紙を固定したことを特徴とする請求項1に記載の包装容器である。
本発明の請求項3に係る発明は、外装は、下面板、左右の側面板、正面板、背面板からなる外箱本体と、
少なくとも外箱本体の上面と正面板の上部を覆う外蓋と、からなり、
外蓋上面にヒンジによって繋がった上面のりしろを設け、上面のりしろが背面板と接着してなることを特徴とする請求項1又は2に記載の包装容器である。
本発明の請求項4に係る発明は、外装に開封を阻止するロック機能を設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の包装容器である。
本発明の請求項5に係る発明は、密封タブは、再接着可能な粘着シートからなる蓋材であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の包装容器である。
本発明の請求項6に係る発明は、廃棄用包み紙収納部の罫線に対向した脆弱線に隣接して、押し込み部を設けたことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の包装容器である。
本発明の包装容器は、密封タブによって内容物を収納する製品収納袋を閉じたり、外蓋を閉じた状態で、廃棄用包み紙を取り出すことが可能である。その為、廃棄用包み紙を取り出す時に、内容物が包装容器からこぼれ落ちてしまうなどの問題が発生しない。また、製品収納袋にフレームが付属され、形状を維持しているので、密封タブで開け閉めする時に皺が入って完全に密封できないような不具合も無く、スムースに製品収納袋を開閉可能である。
さらに、外装に開封を阻止するロック機能を設けたので、バージン性を確保できるので、消費者に安心して購入してもらえる。
さらに、外蓋がヒンジで外箱本体と繋がっているので、外蓋を紛失することも無く、内部を汚すことも無いなど、包装容器の保護性能は高い。
本発明の包装容器の一例で、外蓋を開けた状態と、密封タブを引き剥がして取出し口を開けた状態を示す斜視図である。 本発明の包装容器の一例で、背面板の廃棄用包み紙の収納部を開けた状態を示す斜視図である。 本発明の包装容器に使用される外装の一例を示す展開図である。 本発明の包装容器に使用される外装の一例を組み立てる途中の段階を示す図である。 本発明の包装容器に使用される外装の一例を示す斜視図で、製品収納袋を収納する状態の斜視図である。 本発明の包装容器の一例において、密封状態と、内容物を製品収納袋より取り出す状態とを示す縦断面図である。 本発明の包装容器の一例において、製品収納袋と外蓋を密封した状態で、廃棄用包み紙収納パネル開封用の押し込み部を押してスリットを引き裂いた状態と、廃棄用包み紙収納パネルを開けた状況を示す縦断面図である。 本発明の包装容器の一例において、外蓋の開封を阻止するロック部において、ロック部を破断して開封する前と後の状態を示す断面図である。 本発明の包装容器において、製品収納袋と、製品収納袋に密封タブを開口部に貼った状態の正面側から見た斜視図である。 本発明の包装容器において、製品収納袋に密封タブを開口部に貼った状態の裏面側から見た状態と、密封タブを上げて開口した状態の斜視図である。 本発明の包装容器に使用されるフレームの一例で、その展開図と、組み立てた状態の斜視図である。 本発明の包装容器に使用されるフレームの第2の例で、その展開図と、組み立てた状態の斜視図である。
以下、本発明の包装容器の実施形態例について、図を用いて詳細に説明する。
図1は本発明の包装容器の一例で、図1−1は外装1の外蓋11のロックを開封した状態を示す斜視図である。
外装1は、正面板12、背面板13、左側面板14、右側面板15、底面板16を有し、ほぼ直方体の外形をした紙箱で、上面に開閉可能な外蓋11を有し、外装1の背面板13と外蓋11はヒンジ部1100で繋がっている。
ただし、外蓋11は開封する前には、外装のロックタブ121と外蓋の正面フラップ1110とはタブロック部171で繋がっていたものである。
さらに、外装の左側面板14、右側面板15は、外蓋左右の左側面ロックフラップ1120、右側面ロックフラップ1130とフラップロック部172で繋がっていた。従って、これらロック部を切断することによって始めて、開封した状態になっている。
また、外装11の内部には製品収納袋2が収納されている。
図1−2は、製品収納袋2を開封した状態を示している。
製品収納袋2の上部には取出口21が開口し、その外側全周囲を開閉可能な密封タブ22が密着して、製品の排出と劣化を防ぐようにしている。
密封タブ22には、先端に粘着層を持たないタブ摘み部221を設け、タブ摘み部221と取出口21とに対応する面以外の部分には開閉自在なタックを有する粘着塗布部222が設けられ、開封、再密封可能な密封タブ22になっている。
この為、密封タブ22の粘着塗布部222に用いられる粘着剤は再接着が可能な粘着樹脂層を有するシートからなるばかりではなく、製品収納袋2の表面にもポリエチレンなどの樹脂層を設けて、粘着層によって剥離したりして破壊されない表面にしている。
図2は本発明の包装容器で、廃棄用包み紙3を取り出す状態を示す斜視図である。
廃棄用包み紙3は、外装1の背面板13内側に収納されている。
背面板13の中央に設けた押し込みパネル132を押し込み、包み紙収納部131を引き出すと、廃棄用包み紙3が部分的に粘着剤で貼り付けられていて、廃棄用包み紙3を容易に取り出す事ができるようになっている。
このように、製品は製品収納袋2に入っており、外蓋11を閉じた状態で、廃棄用包み紙3が取り出すことができるようになっている。
図3は本発明の包装容器で、外装1の一例を示す展開図である。
展開図に示すように、左から順に背面板13、左側面板14、正面板12、右側面板15、右側面のりしろ151が繋がり、さらに正面板12の下端に底面板16、底面板16の下端に底面のりしろ161、左側面板14下端に底フラップ162、右側面板15下端にも底フラップ162が設けられている。
また、正面板12の上端左右にはロックタブ121が設けられている。
ロックタブ121の上端には、タブロック部171を介して正面フラップ1110が設けられ、さらにその上端に外蓋正面板111が繋がって設けられている。
その上、外蓋正面板111の左右には外蓋左側面板112、外蓋右側面板113がそれぞれ設けられ、かつ、外蓋正面板111の上端に外蓋上面板110が設けられている。
さらに外蓋上面板110上端には、上面のりしろ1101が設けられ、背面板13と接着できるようになっている。
しかも、左右の外蓋左側面板112、外蓋右側面板113の上端には外蓋左側板フラップ1121、外蓋右側板フラップ1131がそれぞれ設けられ、かつ、下端には左側面ロックフラップ1120、右側面ロックフラップ1130が設けられていると共に、それらの下端が左側面板14、右側面板15に繋がってフラックロック部172を形成している。背面板13中央には押し込みパネル132が設けられている。押し込みパネル132は、上端が押し込み折り罫1320、下端は繋ぎ1322のある脆弱線1321になっていて、左右は切り込み1323で構成されている。その為、押し込みパネル132を内側に押し込むと、容易に繋ぎ1322が切断して、脆弱線1321が切れて、包み紙収納部131上端の内側に爪や指を差し込むことができるように設計されている。
廃棄用包み紙を収納する包み紙収納部131は、下端が罫線によって収納部ヒンジ1310が形成され、左右には収納部脆弱線1311が設けられている。こうして、脆弱線1321と左右の収納部脆弱線2311とで収納部ヒンジ1310を構成する罫線をコの字状に囲む脆弱線を構成している。
図4は、本発明の包装容器に使用される外装の一例を組み立てる途中の段階を示し、容器の内側から見た図である。
外装1を組み立てるには、まず、図3のBで示した折線を谷折りし、さらにCで示した折線で山折りする。折った図を内面から見た図が図4になる。
すなわち、左右のロックタブ121と正面フラップ1110を外蓋正面板111の内側に折込み、かつ、左側面ロックフラップ1120を外蓋左側面板112の内側に、右側面ロックフラップ1130を外蓋右側面板113の内側に折込む。図4はこの折込んだ状態で、通常の箱の展開図と同じ形になる。
この時、正面フラップ1110と外蓋正面板111、左側面ロックフラップ1120と外蓋左側面板112、右側面ロックフラップ1130と外蓋右側面板113をホットメルト接着剤などで接着する。この接着で、ロックを開封させ易く、かつ、開封後外蓋11を閉鎖する時の固定を容易にするすることができる。
また、外蓋左側面板フラップ1121と外蓋右側面板フラップ1131を折込んで上面板110の内面に接着する。
さらに、フラップ162を折込んで底面板16とホットメルト接着剤などで接着する。
図5は、本発明の包装容器に使用される外装の一例を組み立て、製品収納袋2を収納する直前の段階を示した斜視図である。
背面板13の中央に設けた包み紙収納部131内側には、廃棄用包み紙3が剥離可能な粘着剤で複数枚固定されている。
ここで製品収納袋2を収納して、背面板13を折込み、背面板13に底面のりしろ161、右側面のりしろ151,上面のりしろ1101をそれぞれ接着して包装容器を密閉する。
図6は図2の斜視図A面で切断した断面図で、図6−1は外装1の外蓋11を開封する前の状態を示した。フレーム4が内接して形状が保持された製品収納袋2の内部に、製品5は収納されている。製品収納袋2と外装1との間に隙間が設けられ、隙間に廃棄用包み紙台紙3が収納されている。フレーム4は製品収納袋2内部にあるので、特にフレーム4と製品収納袋2を接着したりしなくても、形状を維持できている。
図6−2は外蓋11のロック部を破断して外蓋11を開封し、さらに、製品収納袋2の密封タブ22を剥がして開けた状態を示した。
開封前は、ロックタブ121は、外蓋11を折り込む時に、内部へ折り込まれ、外装本体部分と外蓋11との間に位置し、正面フラップ1110とタブロック部171を介して繋がっている。
タブロック部171は、破断可能な脆弱線で構成されたもので、ヒンジ部1100を中心にして外蓋11を回動させると、タブロック部171は破断し、開封できる。
図7は図2の斜視図A面で切断した断面図で、図7−1は背面板13中央の押し込みパネル132を強く内側にむかって押した状態を示した。押し込みパネル132下端の包み紙収納部131との繋ぎ部分が破断し、押し込み折り罫1320を除く両端と下端が自由に動かせることができるようになり、指先や爪が容器内部に挿入可能になる。
図7−2は、押し込みパネル132部分から挿入した指や爪を、外装1の上側に設けられた切り込み1323の内側に挿入し、包み紙収納部131の左右に設けられた収納部脆弱線1311を破断させながら、包み紙収納部131両側面を外側に引き裂いて、開封した状態を示した。
内容物5が収納されている製品収納袋2の取出し口とは全く違う部分に廃棄用包み紙3が収納されているので、廃棄用包み紙3を取り出す時に、内容物を誤ってこぼしたり、汚したりする恐れが無い。
図8は、開封を阻止するロック部において、ロック部を破断して開封する前後の状態を示す図である。
ところで、タブロック部171とフラップロック部172は、外蓋11を折り込む時に、内部へ折り込まれ、外装本体部分と外蓋11との間に位置する。
図8−1は斜視図で、外装1の外蓋11を開封する前の状態を示し、図8−2は外蓋11のロック部を破断して開封した外装の斜視図を示した。
図8−1の切断面Dにおけるロックが利いている未開封状態の断面図が図8−3、開封直後の断面図が図8−4である。
折り込まれたタブロック部171がロックタブ121と正面フラップ111との間で破断して開封される。タブロック部171は脆弱線として、ミシン目のように破線状に部分的に切れたものであっても、半抜きで層の一部を切断した状態でも良い。加工はレーザー加工であっても、プレスする時の刃の先端形状や、刃の高さを切断部分より後退させて半抜きにするなどでも良い。
また図8−1の切断面Eにおけるロックが利いている未開封状態の断面図が図8−5、開封直後の断面図が図8−6である。
折り込まれたフラップロック部172は外蓋左側面板112、外蓋右側面板113に繋がった左側面ロックフラップ1120、右側面ロックフラップ1130と、左側面板14、右側面板15とがそれぞれ脆弱線で繋がった部分で、この脆弱線は上記タブロック部と同様な加工で製造できる。
そして、単に強く外蓋11を上方に引き上げ、ヒンジ1100を中心に回動させることで、タブロック部171とフラップロック部172それぞれ2箇所ずつのロックを破断させ、開封させる。
図9−1は製品収納袋2の外観を示す斜視図である。
取出口21は6面体である製品収納袋2の一面だけに設け、他の面には延長して設けられることはしない。なぜなら、密封タブ22が安定して再度密封可能にするため、粘着塗布部222が貼られる取出口21周囲を平面にしておくことが望ましいからである。
特にシール部分は厚みが大きく変化し、面が平らに保てないので、密封しにくいので、取出口21を設ける面には、背シール23や左サイドシール24や右サイドシール25などのシール部分が来ない様に設計することが好ましい。
さらに、図9−1のように、取出口21は製品収納袋2の一平面で、周囲に貼り代が残っているように、貼り付け面の端部から離して設けることが好ましい。
又、製品収納袋2の背シール23位置は、出来れば下側の端に寄せる。さらに、背シール23は、図のようにタブ摘みがある向きに設けることが望ましい。それは、廃棄用包み紙が収納される面に背シールがあると、製品収納袋のその部分が硬くなって、廃棄用包み紙の取り出し作業がしにくかったり、包装容器が膨らんでしまったりし易い為である。
図9−2のように、密封タブ22が粘着して密封される。密封タブ22の貼り付け方向はこの図の方向に限ることはない。図9−3のように、剥離方向を横向きにしても良い。
図10−1は図9−2の反対方向から見た斜視図である。
製品収納袋における左サイドシール24と右サイドシール25部分は、通常の袋における天シール、地シールを左右方向になるように90度回転させた形状であるが、必ずしもこのようなシールでなくてもかまわない。出来るだけ6面体に形状を維持出来易いシールが好ましい。
図10−2は、密封タブ22を開封した状態で、この図のように、粘着塗布部222は、取出口21対応部分とタブ摘み部221から外すことが好ましい。
製品収納袋2の構成フィルムは、内容物に対して必要な保存性によるが、外側から
ポリエチレン/ポリエチレンテレフタレート/アルミニウム箔/ポリエチレン/ポリアミド/ポリエチレン、
ポリプロピレン/アルミニウム箔/ポリエチレン/ポリアミド/ポリエチレン、
ポリエチレンテレフタレート/アルミニウム箔/ポリエチレン、
ポリプロピレン/アルミニウム箔/ポリエチレン/紙/ポリエチレン、
などが考えられる。
アルミニウム箔は香りを逃がさない役目を担い、厚みは5〜15マイクロメーターにする。酸化珪素蒸着のポリエチレンフィルムなどで代用しても良い。また、ポリエチレンテレフタレートフィルムの厚みは6〜25マイクロメーターなどが使用できる。
これらのフィルムは、通常のドライラミネーション機、エクストルーダーラミネート機などで製造できる。
図11は、フレーム4の一例で、図11−1はその展開図、図11−2は組立図である。
フレーム4は、少なくとも上部が開口した直方体状の箱型になったもので、廃棄用包み紙が配置される近傍には窓45を設け、嵩張ってしまう廃棄用包み紙33による膨らみを逃がす役目を持たせても良い。しかも、窓を設けると、包み紙収納部131を引き出す時に、指を内部に挿入し易いメリットがある。
又、フレーム4は製品収納袋2の内部に配置することが好ましい。
製品収納袋2の内部に配置した場合、製品収納袋の内寸とフレームの大きさに大きな差がない場合、製品収納袋2とフレーム4をしっかり接着固定しなくても、その役目を発揮し
易い。
もし、フレーム4を製品収納袋2の外側に設けた場合には、製品収納袋2とフレーム4をしっかり接着固定しなければならない。
このフレーム4は、フレーム底面46はあるが、取出し面がなく、開口部は単に上下に回動可能なフラップが両端にあるのみである。
図12は、フレーム4の第2の実施例で、図12−1はその展開図、図12−2は組立図である。
図11のフレーム4に比べ、内容物を取り出す取出し面47があって、開口部471を有し、取出し面47は周囲のフレーム正面板41やフレーム背面板42と繋がっており、開口部周囲の面強度が高い設計になっている。開口部471周囲の面強度が高いと、密封タブ22を貼り付け、開封する時も皺が寄り難く、確実に密封し易くなる。
本発明の外装1、廃棄用包み紙台紙3やフレーム4を形作る基材の紙は、収納する内容物の重量によって厚みを調整し、容量が大きいほど厚くする。通常、紙の厚みである坪量は、120g/mから400g/mの範囲で使用可能である。また、紙の密度を0.6〜1.1g/cmの範囲にする。
また、積層シートにして、基材の紙に対し、内面や外面、又は両面に熱可塑性樹脂を用い耐水性を向上させても良く、材質は特に限定されない。
本発明は以上のようなもので、密封タブ22によって内容物を収納する製品収納袋2や外蓋11を閉じた状態で、廃棄用包み紙33を取り出すことができる。その為、廃棄用包み紙33を取り出す時に、内容物5が包装容器からこぼれ落ちてしまうなどの問題が発生しない。また、製品収納袋2にフレーム4が付属され、形状を維持しているので、密封タブ22で開け閉めする時に皺が入って完全に密封できないような不具合も無く、スムースに製品収納袋2を開閉可能である。
さらに、外装1に開封を阻止するロック機能を設けたので、バージン性を確保できるので、消費者に安心して購入してもらえる。
さらに、外蓋11がヒンジ1100で外箱本体と繋がっているので、外蓋11を紛失することも無く、内部を汚すことも無いなど、包装容器の保護性能は高く、本発明の包装容器のメリットは大きい。
1・・・・・・・・・外装
11・・・・・・・・外蓋
110・・・・・・・外蓋上面板
1100・・・・・・ヒンジ部
1101・・・・・・上面のりしろ
111・・・・・・・外蓋正面板
1110・・・・・・正面フラップ
1111・・・・・・面取り部
112・・・・・・・外蓋左側面板
1120・・・・・・左側面ロックフラップ
1121・・・・・・外蓋左側板フラップ
113・・・・・・・外蓋右側面板
1130・・・・・・右側面ロックフラップ
1131・・・・・・外蓋右側板フラップ
114・・・・・・・蓋背面板
115・・・・・・・蓋正面板(差込み板)
116・・・・・・・脆弱線
12・・・・・・・・正面板
121・・・・・・・ロックタブ
122・・・・・・・フラップロック板
123・・・・・・・差込み部
13・・・・・・・・背面板
131・・・・・・・包み紙収納部
1310・・・・・・収納部ヒンジ
1311・・・・・・収納部脆弱線
132・・・・・・・押し込みパネル
1320・・・・・・押し込み折り罫
1321・・・・・・脆弱線
1322・・・・・・繋ぎ
1323・・・・・・切り込み
14・・・・・・・・左側面板
141・・・・・・・左側面のりしろ
15・・・・・・・・右側面板
151・・・・・・・右側面のりしろ
16・・・・・・・・底面板
161・・・・・・・底面のりしろ
162・・・・・・・底フラップ
171・・・・・・・タブロック部
172・・・・・・・フラップロック部
2・・・・・・・・・製品収納袋
21・・・・・・・・取出口
22・・・・・・・・密封タブ
221・・・・・・・タブ摘み部
222・・・・・・・粘着塗布部
23・・・・・・・・背シール
24・・・・・・・・左サイドシール
25・・・・・・・・右サイドシール
3・・・・・・・・・廃棄用包み紙
4・・・・・・・・・フレーム
41・・・・・・・・フレーム正面板
42・・・・・・・・フレーム背面板
43・・・・・・・・フレーム左側面板
44・・・・・・・・フレーム右側面板
45・・・・・・・・フレーム窓
46・・・・・・・・フレーム底板
47・・・・・・・・取出し面
471・・・・・・・開口部
5・・・・・・・・・製品

Claims (6)

  1. 開閉可能な密封タブを有する製品収納袋と、
    製品収納袋を覆い、外蓋を有する外装とからなる包装容器において、
    外装1側面に、罫線と、罫線をコの字状に囲む脆弱線とよりなる廃棄用包み紙収納部を設け、
    前記廃棄用包み紙収納部内側に廃棄用包み紙を収納しており、
    かつ、製品収納袋の形状を保持するフレームを備え、このフレームの廃棄用包み紙の収納部に対応する位置に、窓を設けたことを特徴とする包装容器。
  2. 廃棄用包み紙収納部に、再剥離可能な粘着剤で廃棄用包み紙を固定したことを特徴とする請求項1に記載の包装容器。
  3. 外装は、下面板、左右の側面板、正面板、背面板からなる外箱本体と、
    少なくとも外箱本体の上面と正面板の上部を覆う外蓋と、からなり、
    外蓋上面にヒンジによって繋がった上面のりしろを設け、上面のりしろが背面板と接着してなることを特徴とする請求項1又は2に記載の包装容器。
  4. 外装に開封を阻止するロック機能を設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の包装容器。
  5. 密封タブは、再接着可能な粘着シートからなる蓋材であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の包装容器。
  6. 廃棄用包み紙収納部の罫線に対向した脆弱線に隣接して、押し込み部を設けたことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の包装容器。
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