JP6387567B2 - 車体下部構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車体下部構造に関するものである。
車体下部構造として、サイドシルの車幅方向内側にサイドシルに沿ってフロアフレームが設けられ、フロアフレームの外側壁に上板部材が接合されたものが知られている。上板部材にスライドドアのスライドレールが取り付けられている。また、フロアフレームの上端部にフロアパネルが接合されている。上板部材の上方においてピラーセンタとフロアフレームとがシートスチフナ(すなわち、補強部材)で連結されている。シートスチフナにシートが支持されている(例えば、特許文献1参照)。
この車体下部構造によれば、フロアパネルよりも上方の車両側面から衝撃荷重が入力した場合、入力した衝撃荷重を上板部材とシートスチフナとを経てフロアフレームに伝達することが可能である。
特許第5852623号公報
しかし、特許文献1の車体下部構造は、サイドシルの車幅方向内側で、かつ、車体床下にフロアフレームが設けられている。すなわち、車体床下の空間にフロアフレームが設けられている。このため、車体床下に車載部品(例えば、燃料タンク)を収容する収容空間を確保する工夫が求められる。
そこで、この発明は、車両側面から入力する衝撃荷重を支持でき、かつ、車体床下の収容空間を確保できる車体下部構造を提供するものである。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載した発明は、車体前後方向に延びる左右のサイドシル(例えば、実施形態の左右のサイドシル12)と、前記左右のサイドシル間に架け渡された第1クロスメンバ(例えば、実施形態の第1クロスメンバ14)と、前記第1クロスメンバおよび前記サイドシルに設けられたフロアパネル(例えば、実施形態のフロアパネル17)と、前記フロアパネルに配置されるシート(例えば、実施形態の左右のシート21)と、前記サイドシルに支持されるスライドドア(例えば、実施形態の左右のスライドドア24)と、を備える車体下部構造(例えば、実施形態の車体下部構造10)において、前記サイドシルは、車外(例えば、実施形態の車外31)側に配置されたアウタパネル(例えば、実施形態のアウタパネル34)と、前記アウタパネルに接合されて、車内(例えば、実施形態の車内32)側に配置されたインナパネル(例えば、実施形態のインナパネル35)と、を備え、前記インナパネルは、前記車内側に配置された内側壁(例えば、実施形態の内側壁41)と、前記内側壁の上辺から車幅方向外側に張り出された上壁(例えば、実施形態の上壁42)と、前記内側壁の下辺から車幅方向外側に張り出された下壁(例えば、実施形態の下壁43)と、前記内側壁と前記上壁とが交差する部位に形成される上稜線部(例えば、実施形態の上稜線部44)と、前記内側壁と前記下壁とが交差する部位に形成される下稜線部(例えば、実施形態の下稜線部45)と、を有し、前記上稜線部と前記下稜線部との間の前記内側壁に開口部(例えば、実施形態のインナ開口部47)が形成され、前記開口部から、前記スライドドアのレール(例えば、実施形態のスライドレール54)を固定する上板部材(例えば、実施形態の上板部材51)が突出され、前記上板部材が下方からカバー部材(例えば、実施形態の左右のカバー部材26)で覆われ、前記カバー部材を介して前記下壁に前記第1クロスメンバが接合され、前記上壁と前記第1クロスメンバとが、前記シートを支持するシートスチフナ(例えば、実施形態の左右のシートスチフナ28)で連結されることを特徴とする。
このように、サイドシルのインナパネルに上稜線部と下稜線部とを備えた。上稜線部と下稜線部とは車体前後方向へ延びている。よって、車両の前後方向からの衝撃荷重を上稜線部と下稜線部とで良好に支えることができる。これにより、サイドシルの車幅方向内側にフロアフレームを設けなくても、車体前後方向からの衝撃荷重をサイドシルで良好に支えることができる。
また、上板部材を下方からカバー部材で覆い、カバー部材を介してインナパネルの下壁に第1クロスメンバを接合した。さらに、インナパネルの上壁と第1クロスメンバとをシートスチフナを介して接合した。シートスチフナはカバー部材の上方に位置する。
フロアパネルより上方の車体側面に衝撃荷重が入力した際に、センタピラーに衝撃荷重が入力する。センタピラーは、サイドシルからルーフに向けて延びている。センタピラーに基端部を支点にして車室側に変形させようとする衝撃荷重が入力する。センタピラーに入力した衝撃荷重により、インナパネルの上部に圧縮荷重が作用し、インナパネルの下部に引張荷重が作用する。よって、インナパネルの上部に設けたシートスチフナで圧縮荷重を支持できる。また、インナパネルの下部に設けたカバー部材で引張荷重を支持できる。
これにより、サイドシルの車幅方向内側にフロアフレームを設けなくても、車体側方からの衝撃荷重を支持することができる。
また、サイドシルの車幅方向内側にフロアフレームを設ける必要がなく、車体床下の車幅方向の空間を広げることができる。これにより、車体床下に燃料タンク、排気マフラなどの車載部品を取り付ける収容空間を確保できる。
請求項2に記載した発明は、前記第1クロスメンバは、上向き開口の断面に形成され、前記上向き開口が前記フロアパネルで塞がれることにより、車幅方向に延びる閉断面が形成され、前記閉断面が前記サイドシルへ向け徐々に下方に拡大するように傾斜状に形成された底部(例えば、実施形態の底部81)を有し、前記底部は、前記カバー部材の下部(例えば、実施形態のカバー下部58)、前記インナパネルの下壁に対して直線上に延ばされることを特徴とする。
このように、第1クロスメンバの底部をカバー部材の下部、インナパネルの下壁と直線上に延ばした。センタピラーに衝撃荷重が入力した際に、第1クロスメンバの底部、カバー部材の下部、インナパネルの下壁で引張荷重を支持できる。これにより、引張荷重を第1クロスメンバで効率よく支持できる。
請求項3に記載した発明は、前記シートスチフナは、上部(例えば、実施形態のスチフナ上部92)と、前記上部の前辺から下方に張り出された前壁(例えば、実施形態の前壁93)と、前記上部の後辺から下方に張り出された後壁(例えば、実施形態の後壁94)と、前記上部と前記前壁とが交差する部位に形成される前スチフナ稜線部(例えば、実施形態の前スチフナ稜線部102)、前記上部と前記後壁とが交差する部位に形成される後スチフナ稜線部(例えば、実施形態の後スチフナ稜線部103)の少なくとも一方と、を有し、前記少なくとも一方のスチフナ稜線部は、前記上稜線部に対して交差するように延びることを特徴とする。
このように、シートスチフナの少なくとも一方のスチフナ稜線部を、サイドシルの上稜線部に対して交差するように延出させた。よって、シートスチフナに入力する圧縮荷重を、少なくとも一方のスチフナ稜線部で効率よく支えることができる。これにより、シートスチフナに入力する圧縮荷重を、シートスチフナで良好に支持できる。
請求項4に記載した発明は、前記第1クロスメンバは、前記第1クロスメンバの底部から上方へ立ち上げられた壁部(例えば、実施形態の前壁部82、後壁部83)と、前記壁部から車体前後方向へ折り曲げられたフランジ(例えば、実施形態の前フランジ84、後フランジ85)と、前記壁部と前記フランジとが交差する部位に形成される稜線部(例えば、実施形態の前稜線部86、後稜線部87)と、を有し、前記稜線部に前記少なくとも一方のスチフナ稜線部が車幅方向において重なるように配置されることを特徴とする。
このように、第1クロスメンバの稜線部に、少なくとも一方のスチフナ稜線部が車幅方向において重なるように配置した。シートスチフナに入力する圧縮荷重を、少なくとも一方のスチフナ稜線部から第1クロスメンバの稜線部に効率よく支えることができる。よって、シートスチフナに入力する圧縮荷重を第1クロスメンバで良好に支持できる。これにより、フロアフレームを設けることなく、車両側方からの衝撃荷重を支持できる。
請求項5に記載した発明は、前記サイドシルから上方へ向けて延びるセンタピラー(例えば、実施形態の左右のセンタピラー18)を備え、前記カバー部材は、前記センタピラーの下方で前記サイドシルとの間に上向きのカバー開口部(例えば、実施形態のカバー開口部63)を形成し、前記第1クロスメンバで左右のカバー部材が連結され、前記シートスチフナは、外端部(例えば、実施形態の外接合フランジ95)が前記センタピラーのインナパネル(例えば、実施形態の左右のセンタピラーのインナパネル19)と、前記上壁との間に挟持され、内端部(例えば、実施形態の内接合フランジ96)が前記カバー部材の上フランジ(例えば、実施形態の上フランジ59)と、前記カバー部材の壁部(例えば、実施形態のカバー壁部57)に接合されて前記カバー開口部に架け渡され、前記フロアパネルで前記カバー開口部および前記第1クロスメンバの上向き開口を覆うことを特徴とする。
このように、カバー部材とサイドシルとで上向き開口を形成し、上向き開口にシートスチフナを架け渡した。これにより、カバー部材の上向き開口をシートスチフナで補強できる。特に、シートスチフナの外端部をセンタピラーのインナパネルと、サイドシルの上壁との間に挟持した。よって、シートスチフナの引張り強度を少ない接合領域で高めることができ、車体剛性を高めることができる。
また、第1クロスメンバの稜線部に、シートスチフナの少なくとも一方の稜線部が車幅方向において重なるように配置されている。さらに、シートスチフナの内端部は、カバー部材の上フランジと接合されている。よって、カバー部材および第1クロスメンバの上向き開口を、平坦なフロアパネルで覆うことができる。
さらに、平坦なフロアパネルの車体下部構造にスライドドアを採用することができる。これにより、例えば、乗員が一層乗降しやすくなる。
請求項6に記載した発明は、前記第1クロスメンバの車体前方に間隔をおいて設けられる第2クロスメンバ(例えば、実施形態の第2クロスメンバ15)と、前記第2クロスメンバと前記第1クロスメンバとの間に配置される車載部品(例えば、実施形態の燃料タンク25)と、を備え、前記第1クロスメンバに前記シートの左後脚部(例えば、実施形態の左後脚部66)および右後脚部(例えば、実施形態の右後脚部68)の一方が締結され、前記シートスチフナに前記シートの左後脚部および右後脚部の他方が締結され、前記シートの左前脚部および右前脚部(例えば、実施形態の右前脚部74)が前記第2クロスメンバに締結されることを特徴とする。
このように、シートの左後脚部および右後脚部を第1クロスメンバおよびシートスチフナに締結した。また、シートの左前脚部および右前脚部を第2クロスメンバに締結した。第1クロスメンバおよびシートスチフナと、第2クロスメンバとがシートで連結される。
シートは、左後脚部および右後脚部、左前脚部および右前脚部、およびシートの座部で剛体に構成されている。よって、第1クロスメンバおよびシートスチフナと、第2クロスメンバとをシートで連結することにより、シートをフロア構造の補強部材として兼用できる。これにより、フロア構造の重量を抑えた状態でフロア構造の剛性を高めることができる、充分な車体剛性と側突性能を備えることができる。
この発明によれば、サイドシルのインナパネルに上下の稜線部を形成した。また、上板部材をカバー部材で下方から覆い、カバー部材を介してインナパネルの下壁に第1クロスメンバを接合した。さらに、インナパネルの上壁と第1クロスメンバとをシートスチフナを介して接合した。これにより、車両側面から入力する衝撃荷重をシートスチフナ、カバー部材および第1クロスメンバで支持できる。
また、車両側面からの衝撃荷重をシートスチフナ、カバー部材および第1クロスメンバで支持することにより、サイドシルの車幅方向内側のフロアフレームを不要にできる。これにより、車体床下の車幅方向の空間を広げ、車体床下に車載部品を取り付ける収容空間を確保できる。
本発明の実施形態における車体下部構造を示す底面図である。 本発明の実施形態における車体下部構造を図1のII−II線に沿って破断した状態を斜め後方から見た斜視図である。 本発明の実施形態における車体下部構造を図2のIII−III線に沿って破断した状態を後方から見た断面図である。 本発明の実施形態における車体下部構造を図2の車体後方から見た斜視図である。 本発明の実施形態における車体下部構造を図1のV−V線に沿って破断した状態を斜め前方から見た斜視図である。 本発明の実施形態における車体下部構造を図2からフロアパネルを外した状態を示す斜視図である。 本発明の実施形態における車体下部構造を図2のVII−VII線に沿って破断した状態を示す断面図である。 本発明の実施形態における図6の右シートスチフナを示す斜視図である。 本発明の実施形態における図6の右シートスチフナを車体前方から見た斜視図である。 本発明の実施形態における図5の右シートスチフナを拡大した状態を示す斜視図である。 本発明の実施形態における図8の右シートスチフナを矢視XI方向から見た状態を示す斜視図である。 本発明の実施形態における車体下部構造で車体側方から入力した衝撃荷重を支える例を説明する断面図である。
次に、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図面において、矢印FRは車両の前方、矢印UPは車両の上方、矢印LHは車両の左側方を示す。
図1、図2に示すように、車体下部構造10は、左サイドシル12および右サイドシル12と、第1クロスメンバ14と、第2クロスメンバ15と、フロアパネル17と、左センタピラー18および右センタピラー18と、左シート21および右シート21と、左スライドドア24および右スライドドア24と、燃料タンク25と、左カバー部材26および右カバー部材26と、左シートスチフナ28(図示せず)および右シートスチフナ28(図3参照)とを備える。
車体下部構造10は、略左右対称の構成であり、左右側の構成部材に同じ符号を付して、左側の構成部材の詳しい説明を省略する。
左サイドシル12および右サイドシル12は、車幅方向外側に配置され、車体前後方向に延出されている。右サイドシル12は、車外31側に配置されるアウタパネル34と、車内32側に配置されるインナパネル35とを備えている。アウタパネル34の上フランジ34aがインナパネル35の上フランジ35aに接合されている。アウタパネル34の下フランジ34bがインナパネル35の下フランジ35bに接合されている。
よって、右サイドシル12は、アウタパネル34およびインナパネル35で、上端部および下端部で閉塞された閉断面が形成されている。
アウタパネル34は、右センタピラー18の下方において、外側壁に車体前後方向へ延びる開口部36が形成されている。開口部36にレール支え部48が取り付けられている。開口部36を貫通してスライドアーム37がレール支え部48の内部(すなわち、右サイドシル12の内部38)に収容されている。スライドアーム37は、基端部37aが右スライドドア24の下端部24aに取り付けられている。
インナパネル35は、内側壁41、上壁42、上フランジ35a、下壁43、下フランジ35b、上稜線部44、および下稜線部45を有する。
内側壁41は、略鉛直に立ち上げられ、車体前後方向に延びるインナ開口部47を有する。上壁42は、内側壁41の上辺から車幅方向外側(すなわち、車外31側)に折り曲げられている。上フランジ35aは、上壁42の外辺から上方に折り曲げられている。下壁43は、内側壁41の下辺から車幅方向外側(すなわち、車外31側)に折り曲げられている。下フランジ35bは、下壁43の外辺から下方に折り曲げられている。
上稜線部44は、上壁42と内側壁41とが交差する部位に断面V字状に強度が高く形成されている。下稜線部45は、内側壁41と下壁43とが交差する部位に断面V字状に強度が高く形成されている。上稜線部44と下稜線部45とは車体前後方向へ延出されている。よって、車両Veの前後方向からの衝撃荷重を上稜線部44と下稜線部45とにより良好に支えることができる。
これにより、右サイドシル12の車幅方向内側に、車体前後方向へ延びるフロアフレームを設けなくても、車両Veの前後方向からの衝撃荷重を右サイドシル12で良好に支えることができる。
下壁43は、下フランジ35bから下稜線部45まで上り勾配に形成されている。
また、右サイドシル12(具体的には、インナパネル35)の上壁42からルーフへ向けて右センタピラー18が立ち上げられている。
図3に示すように、インナパネル35のインナ開口部47からレール支え部48が車内32に向けて膨出されている。すなわち、レール支え部48は、内側半部48aが上稜線部44と下稜線部45との間のインナ開口部47を貫通して車内32側に突出されている。
レール支え部48は、上板部材51、下板部材52を備えている。上板部材51は、平坦部51a、上フランジ51b、および内壁部51cを有する。平坦部51aは、フロアパネル17の下方に配置され、フロアパネル17に沿って配置されている。外フランジ51bは、平坦部51aの外側辺から立ち上げられ、アウタパネル34の内面に接合されている。内壁部51cは、平坦部51aの内側辺から下方へ折り曲げられている。
上板部材51の下方に下板部材52が配置されている。下板部材52の外フランジ52aがアウタパネル34の内面に接合されている。下板部材52の内側部52bに内壁部51cの下端部が接合されている。上板部材51および下板部材52でレール支え部48が袋状に形成される。
上板部材51の内面にスライドレール54が固定されている。スライドレール54は車体前後方向に延びている。スライドレール54にガイドローラ55が移動自在に支持され、ガイドローラ55がスライドアーム37の先端部37bに回転自在に取り付けられている。スライドアーム37の基端部37aはスライドドア24の下端部24aに取り付けられている。ガイドローラ55およびスライドアーム37がレール支え部48の内部に収納されている。
すなわち、スライドドア24は、スライドアーム37、ガイドローラ55、スライドレール54およびレール支え部48を介して右サイドシル12に支持されている。
右スライドドア24を開閉することにより、スライドアーム37が車体前後方向に移動し、ガイドローラ55がスライドレール54に沿って車体前後方向へ移動する。
図1、図4に示すように、レール支え部48は、インナ開口部47から車内32側に突出された内側半部48aが右カバー部材26で下方から覆われている。すなわち、右カバー部材26が右サイドシル12より車幅方向内側に膨出されている。よって、右カバー部材26は、レール支え部48を下方から覆うことができる。右カバー部材26は、カバー壁部57、カバー下部58、上フランジ59、下フランジ61を備えている。
カバー壁部57は、上フランジ59からカバー下部58へ向けて下り勾配の傾斜状に形成され、外面が第1クロスメンバ14の右端部14aに接合されている。カバー下部58は、カバー壁部57の下端57aからインナパネル35の下壁43に向けて下り勾配の傾斜状に形成されている。カバー下部58は、鉛直方向に対する傾斜角がカバー壁部57より大きく傾斜されている。
カバー下部58は、インナパネル35の下壁43の延長線上に配置されている。
また、右カバー部材26は、右サイドシル12より車幅方向内側に膨出され、右センタピラー18の下方で右サイドシル12との間にカバー開口部63を上向きに形成する。右カバー部材26のうち、カバー壁部57の外面に第1クロスメンバ14の右端部14aが接合されている。
すなわち、右カバー部材26を介してインナパネル35の下壁43に第1クロスメンバ14の右端部14aが接合されている。第1クロスメンバ14は、右端部14aと同様に、左端部14bが左カバー部材26を介して左サイドシル12に連結されている。換言すれば、第1クロスメンバ14は、車幅方向を向いて左カバー部材26および右カバー部材26に架け渡されている。
図1、図5に示すように、第1クロスメンバ14の車体前方に間隔をおいて第2クロスメンバ15が設けられている。第2クロスメンバ15は、右端部15aが右サイドシル12に連結され、左端部15bが左サイドシル12に連結されている。換言すれば、第2クロスメンバ15は、車幅方向を向いて左サイドシル12および右サイドシル12に架け渡されている。
左右のサイドシル12の上壁42、第1クロスメンバ14の前後のフランジ14c、第2クロスメンバ15の前後のフランジ15c、左右のカバー部材26の上フランジ59にフロアパネル17が上方から設けられている。
フロアパネル17の下方で、かつ、左右のサイドシル12、第1クロスメンバ14、および第2クロスメンバ15で囲まれた収容空間64に燃料タンク25が配置されている。燃料タンク25は、第1クロスメンバ14と第2クロスメンバ15とに取り付けられている。
図4、図5に示すように、第1クロスメンバ14、右シートスチフナ28、左シートスチフナ28、第2クロスメンバ15に、フロアパネル17を介して右シート21、左シート21(図示せず)が支持されている。すなわち、右シート21、左シート21は、フロアパネル17に配置されている。
右シート21および左シート21は、概ね左右対称の構成であり、以下、右シート21について説明し、左シート21の詳しい説明を省略する。
右シート21は、第1クロスメンバ14の中央右寄り部14dに左後脚部66がフロアパネル17を介してボルト67、ナットで締結されている。右シートスチフナ28に右後脚部68がフロアパネル17を介してボルト69、ナット71で締結されている。また、右シート21は、第2クロスメンバ15の中央右寄り部15d(図1参照)に左前脚部がフロアパネル17を介してボルト、ナットで締結されている。第2クロスメンバ15の右端部15aに右前脚部74がフロアパネル17を介してボルト75、ナット76で締結されている。
このように、右シート21の左右の後脚部66,68が第1クロスメンバ14および右シートスチフナ28に締結されている。左右の前脚部74が第2クロスメンバ15に締結されている。すなわち、第1クロスメンバ14および右シートスチフナ28と、第2クロスメンバとが右シート21で連結されている。
右シート21は、左右の後脚部66,68、左右の前脚部74、および右シート21の座部77で剛体に構成されている。
左シート21(図1参照)は、右シート21と同様に、第1クロスメンバ14および左シートスチフナ28(図1参照)と、第2クロスメンバとに連結されている。左シート21は、左右の後脚部、左右の前脚部、および左シートの座部で剛体に構成されている。
すなわち、第1クロスメンバ14、右シートスチフナ28、左シートスチフナ28、第2クロスメンバ15が左右のシート21で連結されている。よって、左右のシート21をフロア構造(すなわち、車体下部構造10)の補強部材として兼用できる。
これにより、車体下部構造10の重量を抑えた状態で車体下部構造10の剛性を高めることができ、車体剛性、側突性能、前突性能を充分に備えることができる。
図6、図7に示すように、第1クロスメンバ14は、底部81、前壁部82、後壁部83、前フランジ84、後フランジ85、前稜線部86、および後稜線部87を有する。
底部81は、フロアパネル17の下方においてフロアパネル17に沿って配置されている。底部81は、右端部81aがカバー下部58へ向けて下り勾配に形成されている。前壁部82は、底部81の前縁から立ち上げられている。後壁部83は、底部81の後縁から立ち上げられている。前フランジ84は、前壁部82の上縁から車体前方向へ折り曲げられている。後フランジ85は、後壁部83の上縁から車体後方向へ折り曲げられている。
前壁部82と前フランジ84とが交差する部位に前稜線部86が断面V字状に強度が高く形成されている。後壁部83と後フランジ85とが交差する部位に後稜線部87が断面V字状に強度が高く形成されている。底部81、前壁部82、後壁部83、前フランジ84、および後フランジ85で第1クロスメンバ14が上向き開口のハット断面に形成されている。
第1クロスメンバ14の前フランジ84および後フランジ85が平坦なフロアパネル17に接合されている。よって、第1クロスメンバ14の開口がフロアパネル17で塞がれ、第1クロスメンバ14およびフロアパネル17で車幅方向に延びる閉断面が形成されている。
また、底部81は、右端部81aがカバー下部58へ向けて下り勾配に形成されている。よって、閉断面は、右サイドシル12(具体的には、カバー下部58)へ向けて徐々に下方に拡大するように傾斜状に形成されている。底部81の右端部81aは、カバー下部58、インナパネル35の下壁43に対して直線上に延ばされている(図3も参照)。これにより、第1クロスメンバ14の底部81、カバー下部58、インナパネル35の下壁43で荷重を効率よく支持できる。
インナパネル35の上壁42と第1クロスメンバ14とがカバー部材26および右シートスチフナ28を介して連結されている。右シートスチフナ28は、右カバー部材26と右サイドシル12とに架け渡され、上向きのカバー開口部63において車幅方向へ向けて配置されている補強部材である。
右シートスチフナ28は、スチフナ本体91、外接合フランジ95、内接合フランジ96(図8も参照)、前接合フランジ97、および後接合フランジ98を有する。
図8、図9に示すように、スチフナ本体91は、右カバー部材26と右サイドシル12との間に形成されたカバー開口部63に車幅方向へ向けて配置されている。
スチフナ本体91は、スチフナ上部92、前壁93、および後壁94を有する。スチフナ上部92は、平面視矩形状に形成され、中央部92aに取付孔99が形成されている。スチフナ上部92の裏面には、取付孔99と同軸上にナット71が接合されている。
ナット71にボルト69(図5参照)を締結することにより、右シート21の右後脚部68がボルト69、ナット71で右シートスチフナ28に締結される。これにより、右後脚部68が右シートスチフナ28に支持される。
図10に示すように、スチフナ上部92の前辺から下方へ向けて前壁93が折り曲げられている。スチフナ上部92および前壁93が交差する部位に前スチフナ稜線部102が形成されている。前スチフナ稜線部102は断面V字状に強度が高く形成されている。前スチフナ稜線部102は、車幅方向に向けて延びている。
スチフナ上部92の後辺から下方へ向けて後壁94が折り曲げられている。スチフナ上部92および後壁94が交差する部位に後スチフナ稜線部103が形成されている。後スチフナ稜線部103は断面V字状に強度が高く形成されている。後スチフナ稜線部103は、前スチフナ稜線部102に沿って車幅方向に向けて延びている。
図6に示すように、スチフナ上部92の外端から外接合フランジ95が車幅方向外側に張り出されている。外接合フランジ95は、右サイドシル12の上壁42に上方から重ね合されている。また、外接合フランジ95に、右センタピラー18のインナパネル19(具体的には、インナパネル19の下フランジ19a)が上方から重ね合されている。
すなわち、外接合フランジ95は、右サイドシル12の上壁42とインナパネル19の下フランジ19aとの間に挟持された状態で接合されている。これにより、右シートスチフナ28の外接合フランジ95が少ない接合領域で上壁42と下フランジ19aとに強固に接合されている。
図8、図9に戻って、スチフナ上部92の内端から内接合フランジ96が車幅方向内側に張り出されている。内接合フランジ96は、カバー部材26の上フランジ59に接合されている。前壁93の内端から車体前方へ向けて前接合フランジ97が折り曲げられている。前接合フランジ97は、カバー部材26のカバー壁部57の内面に接合されている。
後壁94の内端から車体後方へ向けて後接合フランジ98が折り曲げられている。後接合フランジ98は、カバー部材26のカバー壁部57の内面のうち、前接合フランジ97の車体後方の部位に接合されている。
これにより、右シートスチフナ28が右カバー部材26と右サイドシル12とに架け渡されている。この状態において、前スチフナ稜線部102および後スチフナ稜線部103は、インナパネル35の上稜線部44に対して交差するように延びている。
よって、右シートスチフナ28に入力する荷重を前稜線部86と後稜線部87で効率よく支えることができる。
また、後スチフナ稜線部103は、第1クロスメンバ14の後稜線部87に車幅方向において重なるように配置されている。よって、右シートスチフナ28に入力する荷重を後スチフナ稜線部103から第1クロスメンバ14の後稜線部87に効率よく支えることができる。
後接合フランジ98は、高さ寸法H1が後壁94の高さ寸法H2より大きく形成されている。後接合フランジ98の高さ寸法H1を大きく形成することにより、カバー壁部57に対する接合強度を増すことができる。
これにより、後スチフナ稜線部103から第1クロスメンバ14の前稜線部86に一層良好に荷重を伝えることができる。
このように、カバー部材26と右サイドシル12とでカバー開口部63が上向きに形成され、カバー開口部63に右シートスチフナ28が架け渡されている。これにより、上向きのカバー開口部63が右シートスチフナ28で補強される。特に、右シートスチフナ28の外接合フランジ95が右センタピラー18のインナパネル19(インナパネル19の下フランジ19aと、右サイドシル12の上壁42との間に挟持されている。これにより、右シートスチフナ28の引張り強度を少ない接合領域で高めることができ、車体剛性を高めることができる。
また、第1クロスメンバ14の後稜線部87に、右シートスチフナ28の後スチフナ稜線部103が車幅方向において重なるように配置されている。さらに、右シートスチフナ28の内接合フランジ96は、カバー部材26の上フランジ59と接合されている。
よって、第1クロスメンバ14の前フランジ84、後フランジ85、カバー部材26の上フランジ59および右シートスチフナ28のスチフナ上部92、外接合フランジ95、内接合フランジ96が略同じ高さに配置されている。これにより、上向きのカバー開口部63および第1クロスメンバ14の上向き開口が平坦なフロアパネル17(図5参照)で覆われている。
さらに、図5、図6に戻って、平坦なフロアパネル17の車体下部構造10に右スライドドア24を採用することができる。
すなわち、右サイドシル12のインナパネル35に上下の稜線部44,45(図6参照)を備えた。また、レール支え部48を右カバー部材26で下方から覆い、右カバー部材26を介してインナパネル35の下壁43に第1クロスメンバ14を接合した。さらに、インナパネル35の上壁42と第1クロスメンバ14とを右シートスチフナ28を介して接合した。
よって、インナパネル35にインナ開口部47を形成した状態において、右サイドシル12の強度を確保できる。これにより、インナ開口部47からレール支え部48を車内32側に突出させることができる。この結果、平坦なフロアパネル17の車体下部構造10に右スライドドア24を採用することができ、例えば、乗員が一層乗降しやすくなる。
図11に示すように、後接合フランジ98の高さ寸法H1が後壁94の高さ寸法H2より大きく形成されている。よって、後壁94は、外端部94aの下辺94bが後接合フランジ98の下辺98aまで下方に張り出される。
ところで、右シートスチフナ28の下方にはレール支え部48が配置されている。このため、外端部94aの下辺94bが上板部材51の内壁部51cと干渉することが考えられる。
そこで、外端部94aの下辺94bを、内壁部51cに対して間隔S1をおいて車幅方向内側に配置するようにした。外端部94aの下辺94bを、上板部材51の内壁部51cを迂回した状態に配置できる。これにより、後接合フランジ98の高さ寸法H1を後壁94の高さ寸法H2より大きく形成することが可能になり、カバー壁部57に対する接合強度を増すことができる。
つぎに、車両Veに車体側方から入力した衝撃荷重を支える例を図12に基づいて説明する。
図12に示すように、車両Veの車体側方から車体側面に衝撃荷重が入力する。車体側面はフロアパネル17より上方に位置する。車体側面には右センタピラー18が右サイドシル12から立ち上げられている。よって、車体側面に衝撃荷重が入力することにより、右センタピラー18に、衝撃荷重F1が矢印の如く入力する。衝撃荷重F1は、基端部18aを支点にして車内32側に変形させようとする荷重である。
ここで、レール支え部48が下方から右カバー部材26で覆われ、右カバー部材26のカバー下部58を介してインナパネル35の下壁43に第1クロスメンバ14の底部81が接合されている。さらに、インナパネル35の上壁42と第1クロスメンバ14とが右シートスチフナ28を介して接合されている。右シートスチフナ28はカバー部材26の上方に位置する。
よって、右センタピラー18に入力した衝撃荷重F1により、インナパネル35の上壁42に圧縮荷重F2が矢印の如く作用する。インナパネル35の上壁42に設けられた右シートスチフナ28で圧縮荷重F2が支持される。また、インナパネル35の下壁43に引張荷重F3が矢印の如く作用する。インナパネル35の下壁43に設けた右カバー部材26で引張荷重F3が支持される。
さらに、右シートスチフナ28の前スチフナ稜線部102と後スチフナ稜線部103(図8参照)とがインナパネル35の上稜線部44に対して交差するように延ばされている。前スチフナ稜線部102および後スチフナ稜線部103は、断面V字状に形成され、圧縮荷重に対して強度を確保できる。よって、右シートスチフナ28に入力する圧縮荷重F2を前スチフナ稜線部102と後スチフナ稜線部103とで効率よく支えることができる。これにより、右シートスチフナ28に入力する圧縮荷重F2を、右シートスチフナ28で良好に支持できる。
加えて、第1クロスメンバ14の後稜線部87(図6参照)に右シートスチフナ28の後スチフナ稜線部103が車幅方向において重なるように配置されている。右シートスチフナ28に入力する圧縮荷重F2を後スチフナ稜線部103から第1クロスメンバ14の後稜線部87に効率よく伝えることができる。
これにより、右シートスチフナ28に入力する圧縮荷重F2を第1クロスメンバ14で良好に支持できる。
また、第1クロスメンバ14の底部81が、カバー部材26のカバー下部58、インナパネル35の下壁43と直線上に延ばされている。よって、右センタピラー18に衝撃荷重F1が入力した際に、第1クロスメンバ14の底部81、カバー下部58、インナパネル35の下壁43で引張荷重F3を支持できる。これにより、引張荷重F3を第1クロスメンバ14で効率よく支持できる。
このように、インナパネル35の上壁42に入力する圧縮荷重F2を良好に支持し、インナパネル35の下壁43に入力する引張荷重F3を良好に支持できる。これにより、右サイドシル12の車幅方向内側にフロアフレームを設けることなく、車体側方からの衝撃荷重F1を支持できる。
また、右サイドシル12の車幅方向内側にフロアフレームを設ける必要がなく、車体床下の車幅方向の空間を広げることができる。これにより、図1に示すように、車体床下に燃料タンク25、排気マフラ106などの車載部品を取り付ける収容空間64を確保できる。
なお、本発明の技術範囲は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、前記実施形態では、右シートスチフナ28に前スチフナ稜線部102および後スチフナ稜線部103を形成した例について説明したが、これに限らない。その他の例として、右シートスチフナ28に前スチフナ稜線部102、後スチフナ稜線部103のいずれか一方を形成することも可能である。
また、前記実施形態では、後スチフナ稜線部103を第1クロスメンバ14の後稜線部87に車幅方向において重なるように配置した例について説明したが、これに限らない。その他の例として、後スチフナ稜線部103を第1クロスメンバ14の後稜線部87に車幅方向において重なるように配置し、かつ、前スチフナ稜線部102を第1クロスメンバ14の前稜線部86に車幅方向において重なるように配置することも可能である。
さらに、前スチフナ稜線部102を第1クロスメンバ14の前稜線部86に車幅方向において重なるように配置するのみとすることも可能である。
また、前記実施形態では、第1クロスメンバ14の車体前方に間隔をおいて第2クロスメンバ15を設け、第1クロスメンバ14および右シートスチフナ28と、第2クロスメンバ15とに右シート21を架け渡した例について説明したが、これに限定するものではない。例えば、第1クロスメンバ14の車体後方に間隔をおいて第2クロスメンバ15を設け、第1クロスメンバ14および右シートスチフナ28と、第2クロスメンバ15とに右シート21を架け渡すことも可能である。
10……車体下部構造
12……左右のサイドシル(サイドシル)
14……第1クロスメンバ
15……第2クロスメンバ
17……フロアパネル
18……左右のセンタピラー
19……左右のセンタピラーのインナパネル
21……左右のシート
24……左右のスライドドア
25……燃料タンク(車載部品)
26……左右のカバー部材
28……左右のシートスチフナ
31……車外
32……車内
34……アウタパネル
35……インナパネル
41……インナパネルの内側壁
42……インナパネルの上壁
43……インナパネルの下壁
44……上稜線部
45……下稜線部
47……インナ開口部(開口部)
48……レール支え部
51……上板部材
54……スライドレール(レール)
57……カバー壁部(カバー部材の壁部)
58……カバー下部(カバー部材の下部)
59……上フランジ
63……カバー開口部63
66……左後脚部
68……右後脚部
74……右前脚部
81……第1クロスメンバの底部
82……第1クロスメンバの前壁部(壁部)
83……第1クロスメンバの後壁部(壁部)
84……第1クロスメンバの前フランジ(フランジ)
85……第1クロスメンバの後フランジ(フランジ)
86……第1クロスメンバの前稜線部(稜線部)
87……第1クロスメンバの後稜線部(稜線部)
92……スチフナ上部(上部)
93……右シートスチフナの前壁
94……右シートスチフナの後壁
95……外接合フランジ(外端部)
96……内接合フランジ(内端部)
102…前スチフナ稜線部
103…後スチフナ稜線部

Claims (6)

  1. 車体前後方向に延びる左右のサイドシルと、前記左右のサイドシル間に架け渡された第1クロスメンバと、前記第1クロスメンバおよび前記サイドシルに設けられたフロアパネルと、前記フロアパネルに配置されるシートと、前記サイドシルに支持されるスライドドアと、を備える車体下部構造において、
    前記サイドシルは、
    車外側に配置されたアウタパネルと、
    前記アウタパネルに接合されて、車内側に配置されたインナパネルと、を備え、
    前記インナパネルは、
    前記車内側に配置された内側壁と、
    前記内側壁の上辺から車幅方向外側に張り出された上壁と、
    前記内側壁の下辺から車幅方向外側に張り出された下壁と、
    前記内側壁と前記上壁とが交差する部位に形成される上稜線部と、
    前記内側壁と前記下壁とが交差する部位に形成される下稜線部と、を有し、
    前記上稜線部と前記下稜線部との間の前記内側壁に開口部が形成され、
    前記開口部から、前記スライドドアのレールを固定する上板部材が突出され、
    前記上板部材が下方からカバー部材で覆われ、
    前記カバー部材を介して前記下壁に前記第1クロスメンバが接合され、
    前記上壁と前記第1クロスメンバとが、前記シートを支持するシートスチフナで連結されることを特徴とする車体下部構造。
  2. 前記第1クロスメンバは、
    上向き開口の断面に形成され、前記上向き開口が前記フロアパネルで塞がれることにより、車幅方向に延びる閉断面が形成され、
    前記閉断面が前記サイドシルへ向け徐々に下方に拡大するように傾斜状に形成された底部を有し、
    前記底部は、前記カバー部材の下部、前記インナパネルの下壁に対して直線上に延ばされることを特徴とする請求項1に記載の車体下部構造。
  3. 前記シートスチフナは、
    上部と、
    前記上部の前辺から下方に張り出された前壁と、
    前記上部の後辺から下方に張り出された後壁と、
    前記上部と前記前壁とが交差する部位に形成される前スチフナ稜線部、前記上部と前記後壁とが交差する部位に形成される後スチフナ稜線部の少なくとも一方と、を有し、
    前記少なくとも一方のスチフナ稜線部は、
    前記上稜線部に対して交差するように延びることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車体下部構造。
  4. 前記第1クロスメンバは、
    前記第1クロスメンバの底部から上方へ立ち上げられた壁部と、
    前記壁部から車体前後方向へ折り曲げられたフランジと、
    前記壁部と前記フランジとが交差する部位に形成される稜線部と、を有し、
    前記稜線部に前記少なくとも一方のスチフナ稜線部が車幅方向において重なるように配置されることを特徴とする請求項3に記載の車体下部構造。
  5. 前記サイドシルから上方へ向けて延びるセンタピラーを備え、
    前記カバー部材は、
    前記センタピラーの下方で前記サイドシルとの間に上向きのカバー開口部を形成し、
    前記第1クロスメンバで左右のカバー部材が連結され、
    前記シートスチフナは、
    外端部が前記センタピラーのインナパネルと、前記上壁との間に挟持され、
    内端部が前記カバー部材の上フランジと、前記カバー部材の壁部に接合されて前記カバー開口部に架け渡され、
    前記フロアパネルで前記カバー開口部および前記第1クロスメンバの上向き開口を覆うことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の車体下部構造。
  6. 前記第1クロスメンバの車体前方に間隔をおいて設けられる第2クロスメンバと、
    前記第2クロスメンバと前記第1クロスメンバとの間に配置される車載部品と、を備え、
    前記第1クロスメンバに前記シートの左後脚部および右後脚部の一方が締結され、前記シートスチフナに前記シートの左後脚部および右後脚部の他方が締結され、
    前記シートの左前脚部および右前脚部が前記第2クロスメンバに締結されることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の車体下部構造。
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