JP6386787B2 - 警報システム - Google Patents

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Description

本発明は、警報システムに係り、特に、異常を検知する検知部と、前記検知部により異常が検知されるとその旨の警報を発生する警報部と、を備えた警報システムに関するものである。
上述した警報システムとして、分離型のガス漏れ警報器が知られている。上記分離型のガス漏れ警報器は、ガス漏れ(=異常)を検知する検知部と、ガス漏れを警報する警報部と、を別々に設け、別々の場所に設置している。検知部と警報部とは3本の電線(電源線、グランド線、信号線)で接続されている。これにより、電源線、グランド線を介して警報部から検知部に電源を供給すると共に信号線を介して検知部から警報部に対してガス漏れを検知したことを伝えている。
従来、検知部は、ガス漏れを検知した警報状態では信号線に接続される端子から常時Hiの電圧を出力し、ガス漏れを検知しない監視状態では信号線に接続される端子から常時Loの電圧を出力している。
しかしながら、従来のガス漏れ警報器においては、信号線と電源線との誤接続や短絡が発生した場合や信号線が断線した場合、信号線を介して常時Hiの電圧が入力されてしまうため、警報部側では警報状態なのか、誤接続又は短絡や断線などの信号線の異常なのか区別することができない、という問題があった。
また、信号線とグランド線との誤接続や短絡が発生した場合も、信号線を介して常時Loの電圧が出力されてしまうため、警報部側では監視状態なのか、誤接続又は短絡なのか区別することができない、という問題があった。
そこで、本発明は、警報部側で信号線の異常を判定することができる警報システムを提供することを課題とする。
上記課題を解決するための請求項1記載の発明は、異常を検知する検知部と、前記検知部により異常が検知されるとその旨の警報を発生する警報部と、前記検知部及び前記警報部間に接続された電源線、グランド線及び信号線と、を備えた警報システムにおいて、
前記検知部が、前記信号線に接続される出力端子から当該検知部の状態に応じた周期のパルスを出力し、前記警報部が、前記信号線に接続される入力端子から入力される前記パルスの周期に基づいて前記検知部の状態を判定すると共に、前記入力端子から前記パルスが入力されない状態が第1所定時間以上継続しているとき前記信号線の異常と判定することを特徴とする警報システム
に存する。
請求項2記載の発明は、前記検知部は、異常を検知した警報状態、故障を検知した故障状態及び異常も故障も検知していない監視状態のそれぞれに応じた周期のパルスを前記出力端子から出力することを特徴とする請求項1に記載の警報システムに存する。
請求項3記載の発明は、前記検知部が、前記検知部が、前記監視状態のとき最長周期のパルスを出力し、前記警報状態のとき最短周期のパルスを出力し、前記警報部が、前記監視状態以外であると判定されている状態で、当該判定された状態に応じた周期の2倍よりも長い時間継続してパルスが入力されないとき、前記監視状態に遷移したと判定することを特徴とする請求項2に記載の警報システムに存する。
請求項4記載の発明は、前記警報部が、各状態に応じた周期のパルスが複数回連続して入力されたとき、当該周期に応じた状態であると判定することを特徴とする請求項1又は2に記載の警報システムに存する。
請求項5記載の発明は、前記警報部は、電源投入から前記入力端子に前記パルスが入力されない状態が前記第1所定時間よりも短い第2所定時間以上継続しているとき前記信号線の異常と判定することを特徴とする請求項1〜4何れか1項に記載の警報システムに存する。
以上説明したように請求項1記載の発明によれば、警報部側で、検知部の状態を判定することができると共に、信号線の異常を判定することができる。
請求項2記載の発明によれば、警報部側で、検知部の警報状態、故障状態及び監視状態を判定することができる。
請求項3記載の発明によれば、最長周期の監視状態を示すパルスを受け取ることなく、監視状態であると判定できる。しかも、現在判定されている状態の周期の2倍より長い時間、パルスが入力されないとき、監視状態であると判定するので、検知部からのパルスが1つ欠落しても、次のパルスが受信できれば監視状態である誤判定されることがなくなる。
請求項4記載の発明によれば、正確に検知部の状態を判定することができる。
請求項5記載の発明によれば、電源投入時はすぐに信号線の異常を判定することができる。
本発明の警報システムの一実施形態を示すブロック図である。 図1に示す検知部の構成を示すブロック図である。 図1に示す警報部の構成を示すブロック図である。 (A)〜(E)はそれぞれ、警報状態、故障状態、監視状態、短絡状態、断線状態のときに警報部のパルス入力端子に入力される信号を示すタイムチャートである。 (A)〜(D)はそれぞれ、検知部が故障状態、監視状態、短絡状態、断線状態のそれぞれから警報状態に遷移するときに警報部のパルス入力端子に入力される信号を示すタイムチャートである。 (A)〜(D)はそれぞれ、検知部が警報状態、監視状態、短絡状態、断線状態のそれぞれから故障状態に遷移するときに警報部のパルス入力端子に入力される信号を示すタイムチャートである。 (A)〜(D)はそれぞれ、検知部が警報状態、故障状態、短絡状態、断線状態のそれぞれから監視状態に遷移するときに警報部のパルス入力端子に入力される信号を示すタイムチャートである。 (A)〜(D)はそれぞれ、検知部が警報状態、故障状態、監視状態、断線状態のそれぞれから短絡状態に遷移するときに警報部のパルス入力端子に入力される信号を示すタイムチャートである。 (A)〜(D)はそれぞれ、検知部が警報状態、故障状態、監視状態、短絡状態のそれぞれから断線状態に遷移するときに警報部のパルス入力端子に入力される信号を示すタイムチャートである。 図3に示す警報部のマイコンの処理手順を示すフローチャートである。 図10に示す短絡処理における警報部のマイコンの処理手順を示すフローチャートである。 図10に示す断線処理における警報部のマイコンの処理手順を示すフローチャートである。 図10に示す警報処理における警報部のマイコンの処理手順を示すフローチャートである。 図10に示す故障処理における警報部のマイコンの処理手順を示すフローチャートである。 図10に示す監視処理における警報部のマイコンの処理手順を示すフローチャートである。
以下、本発明の警報システムについて図1〜図3を参照して説明する。図1に示すように、警報システム1は、ガス漏れ(=異常)を検知する検知部2と、検知部2によりガス漏れが検知されるとその旨の警報を発生する警報部3と、検知部2及び警報部3間に接続された電源線L+、グランド線L−及び信号線Lsと、を備えている。検知部2及び警報部3はそれぞれ別々の場所に設置されている。
まず、検知部2の構成について図2を参照して説明する。図2に示すように、検知部2は、電源線L+の一端が接続される電源入力端子21と、グランド線L−の一端が接続されるグランド入力端子22と、ガス濃度を検知するガス検知部23と、ガス検知部23からの検知結果が供給されるマイクロコンピュータ(以下マイコン)24と、電源入力端子21及びグランド入力端子22から入力される電源を所望の電圧に変換して、ガス検知部23やマイコン24に対して供給する電源部25と、を備えている。
ガス検知部23は周知のガスセンサから構成されている。マイコン24は、周知のCPU、ROM、RAMから構成されている。マイコン24は、ガス検知部23からの検知結果からガス漏れを検知するガス検知機能と、自己の故障を検知する故障検知機能と、を有している。また、マイコン24は、検知部2の状態(本実施形態ではガス漏れを検知した警報状態、故障を検知した故障状態、ガス漏れも故障も検知していない監視状態の3つ)に応じた周期のパルスをパルス出力端子26(=出力端子)に出力させる。このパルス出力端子26には、上記信号線Lsの一端が接続されている。
次に、警報部3の構成について図3を参照して説明する。図3に示すように、警報部3は、電源線L+の他端が接続される電源出力端子31と、グランド線L−の他端が接続されるグランド出力端子32と、信号線Lsの他端が接続されるパルス入力端子33(=入力端子)と、マイコン34と、商用電源や電池からの電源を一定の電源に変換してマイコン34などに対して供給する電源部35と、を備えている。
パルス入力端子33から入力されるパルスは、マイコン34に対して供給されている。マイコン34は、パルス入力端子33から供給されるパルスの周期に基づいて検知部2の状態を判定すると共にパルスが第1所定時間以上(=本実施形態では75s)継続して入力されないとき信号線Lsの異常と判定する。この判定の詳細については後述する。電源部35は、電源のプラス側が電源出力端子31に接続され、マイナス側がグランド出力端子32に接続されている。
また、警報部3は、ガス漏れを表示で警報する赤色LED36Aと、通電を表示する緑色LED36Bと、ガス漏れを音声で警報するスピーカ37と、LED36A及び36Bを駆動するための表示出力部38と、スピーカ37を駆動するための音声出力部39と、を備えている。上記表示出力部38及び音声出力部39は、マイコン34に接続され、マイコン34によって制御される。
次に、上述した検知部2の動作について図4を参照して説明する。なお、図4において、黒い部分がON状態(=Hiレベル)の信号であり、白い部分がOFF状態(=Loレベル)の信号である。まず、検知部2のマイコン24は、ガス検知部23からの検知結果に基づいてガス漏れを検知すると、図4(A)に示すように、警報状態を示す周期0.6sの警報パルスを出力する。
また、検知部2のマイコン24は、故障検知機能により故障を検知すると、図4(B)に示すように、故障状態を示す周期3.0sの故障パルスを出力する。また、検知部2のマイコン24は、ガス漏れも故障も検知しないと、図4(C)に示すように、監視状態を示す周期15sの監視パルスを出力する。これら警報パルス、故障パルス、監視パルスは、例えば0.3s間、ON状態となるパルスである。信号線Lsの異常がなければ、警報部3のパルス入力端子33にはこれらパルスが入力される。即ち、本実施形態においては、警報状態に対して最短周期のパルスが、故障状態に対しては真ん中の周期のパルスが、監視状態に対して最長周期のパルスが割り当てられている。
また、信号線Ls及びグランド線L−が誤接続や短絡してしまうと、図4(D)に示すように、警報部3のパルス入力端子33には、常時OFF状態の信号が入力される。また、信号線Ls及び電源線L+が誤接続や短絡されたり、信号線Lsが断線してしまうと、図4(E)に示すように、警報部3のパルス入力端子33には、常時ON状態の信号が供給される。
次に、上述した警報部3の動作について説明する。まず、警報部3のマイコン34は、電源が投入されると、緑色LED36Aを常時点灯させて通電を表示すると共に、例えば0.01s毎にパルス入力端子33の入力を取り込み、パルスを検知するサンプリング処理を開始する。
また、マイコン34は、検知したパルスの周期からそのパルスが警報パルスか、故障パルスか、監視パルスかを判定する。具体的には、マイコン34は、パルスが検知される毎に、前回検知されたパルスとのパルス間隔を求めている。このパルス間隔が2.4sより短いパルスを警報パルスと判定し、2.4s以上12sより短いパルスを故障パルスと判定し、12s以上75sより短いパルスを監視パルスと判定する。
次に、上述した警報部3は、上記パルスの検知に基づいて検知部2の状態判定を行うが、この状態判定について下記に示す表や、図5に示すタイムチャートを参照して簡単に説明する。
Figure 0006386787
上述した表1に示すように、基本的に警報部3は、警報パルスが2回連続して検知されると警報状態と判定し、故障パルスが2回連続して検知されると故障状態と判定し、監視パルスが2回連続して検知されると監視状態と判定する。これにより、図5(A)〜(D)に示すように、例えば検知部2が故障状態、監視状態、短絡状態、断線状態のそれぞれから警報状態に遷移すると、遷移した時点t1から2回連続して警報パルスが検知される1.5s(=0.6×2+0.3s)後に警報部3では検知部2が警報状態に遷移したことを判定する。
また、図6(A)〜(D)に示すように、例えば検知部2が警報状態、監視状態、短絡状態、断線状態のそれぞれから故障状態に遷移すると、遷移した時点t2から2回連続して故障パルスが検知される6.3s(=3s×2+0.3s)後に警報部3では検知部2が故障状態に遷移したことを判定する。
また、図7(C)及び(D)に示すように、例えば検知部2が短絡状態、断線状態のそれぞれから監視状態に遷移すると、遷移した時点t3から2回連続して故障パルスが検知される30.3s(=3s×2+0.3s)後に警報部3では検知部2が監視状態に遷移したことを判定する。
しかしながら、検知部2が警報状態から監視状態に遷移する場合、上記方法で判定すると、遷移した時点t3(図7(A))から30.3sも経ってから警報部3で監視状態と判定される。そこで、本実施形態では、警報部3は、図7(A)に示すように、警報状態のときは1.5s間、OFF状態の信号入力が継続すると警報状態から監視状態に遷移したことを判定する。この1.5sは、警報パルスの周期である0.6sの2倍よりも大きい値に設定されている。これにより、ノイズなどの影響により警報部3に入力される警報パルスが1つ欠落したとしても、警報部3で監視状態に遷移したと誤判定されることがない。
また、同様に、検知部2が故障状態から監視状態に遷移する場合も、上記方法で判定すると、遷移した時点t3(図7(B))から30.3sも経ってから警報部3で監視状態と判定される。そこで、本実施形態では、警報部3は、図7(B)に示すように、故障状態のときは6.3s間、OFF状態の信号入力が継続すると故障状態から監視状態に遷移したことを判定する。この6.3sは、故障パルスの周期である3.0sの2倍よりも大きい値に設定されている。これにより、ノイズなどの影響により警報部3に入力される故障パルスが1つ欠落したとしても、警報部3で監視状態に遷移したと誤判定されることがない。
また、警報部3は、図8(A)〜(D)に示すように、75s(=第1所定時間)間、OFF状態の信号入力が継続すると、信号線Ls及びグランド線L−の誤接続又は短絡(以下、短絡)と判定する。また、警報部3は、図9(A)〜(D)に示すように、75s間、ON状態の信号入力が継続すると、信号線Ls及びグランド線L+の誤接続又は短絡や信号線Lsの断線(以下、断線)と判定する。
次に、上記概略で説明した警報部3の動作について、図10〜図15のフローチャートを参照して説明する。警報部3に電源を投入すると、同時に電源線L+、グランド線L−を介して検知部2にも電源が投入される。電源投入時、検知部2は、まず例えば3秒後に1パルスを出力し、その後各状態に応じた周期のパルスを出力する。また、電源投入に応じて警報部3のマイコン34は、図10に示す処理を開始し、サンプリング処理を行った結果、電源投入から75sより短い19s(=第2所定時間)間、ON状態のパルスを検出しなかった場合(ステップS1でY)、短絡と判定して、後述する短絡処理に進む(ステップS6)。一方、電源投入から19s間、OFF状態のパルスを検出しなかった場合(ステップS2でY)、断線と判定して、後述する断線処理に進む(ステップS7)。
信号線Lsの誤接続が行われるのは、警報システム1の設置時である。電源投入時の短絡、断線の判定時間として上述したように75sを設置すると、警報システム1を設置して電源投入してから75sも待たないと信号線Lsが正しく接続されているか確認できない。そこで、本実施形態では、電源投入時は19sと短く設定している。また、19sに設定されているため、たとえ電源投入から3秒後に出力されるパルスを受信できなくても、15秒後に出力される監視パルスを受信できれば短絡と判定されることがない。
また、警報部3のマイコン34は、サンプリング処理を行った結果、周期が2.4sより短いパルス(即ち警報パルス)が2回連続して検知されると(ステップS3でY)、検知部2が警報状態であると判定し警報処理に進む(ステップS8)。また、警報部3のマイコン34は、サンプリング処理を行った結果、周期が2.4s以上12sより短いパルス(即ち故障パルス)が2回連続して検知されると(ステップS4でY)、検知部2が故障状態であると判定し故障処理に進む(ステップS9)。また、警報部3のマイコン34は、サンプリング処理を行った結果、周期が12s以下75sより短いパルス(即ち監視パルス)が2回連続して検知されると(ステップS5でY)、検知部2が監視状態であると判定して監視処理に進む(ステップS10)。
次に、上記短絡処理の詳細について図11を参照して説明する。上記短絡処理において警報部3のマイコン34は、緑色LED36Aを点滅(2秒間に2回)させると共に、スピーカ37から「信号線の異常です。販売店に連絡してください」との音声を出力させることにより、信号線異常を報知する(ステップS61)。
また、警報部3のマイコン34は、サンプリング処理を行った結果、75s間、ON状態の信号入力が継続すると(ステップS62でY)、断線であると判定して、後述する断線処理に進む(ステップS7)。
また、警報部3のマイコン34は、サンプリング処理を行った結果、周期が2.4sより短いパルス(即ち警報パルス)が2回連続して検知されると(ステップS63でY)、検知部2が警報状態であると判定し警報処理に進む(ステップS8)。また、警報部3のマイコン34は、サンプリング処理を行った結果、周期が2.4s以上12sより短いパルス(即ち故障パルス)が2回連続して検知されると(ステップS64でY)、検知部2が故障状態であると判定し故障処理に進む(ステップS9)。また、警報部3のマイコン34は、サンプリング処理を行った結果、周期が12s以上75sより短いパルス(即ち監視パルス)が2回連続して検知されると(ステップS65でY)、検知部2が監視状態であると判定して監視処理に進む(ステップS10)。
次に、上記断線処理の詳細について図12を参照して説明する。上記断線処理において警報部3のマイコン34は、緑色LED36Aを点滅(2秒間に2回)させると共に、スピーカ37から「信号線の異常です。販売店に連絡してください」との音声を出力させることにより、信号線異常を報知する(ステップS71)。
また、警報部3のマイコン34は、サンプリング処理を行った結果、75s間、OFF状態の信号入力が継続すると(ステップS72でY)、短絡であると判定して、上記短絡処理に進む(ステップS6)。
また、警報部3のマイコン34は、サンプリング処理を行った結果、周期が2.4sより短いパルス(即ち警報パルス)が2回連続して検知されると(ステップS73でY)、検知部2が警報状態であると判定し警報処理に進む(ステップS8)。また、警報部3のマイコン34は、サンプリング処理を行った結果、周期が2.4s以上12sより短いパルス(即ち故障パルス)が2回連続して検知されると(ステップS74でY)、検知部2が故障状態であると判定し故障処理に進む(ステップS9)。また、警報部3のマイコン34は、サンプリング処理を行った結果、周期が12s以上75sより短いパルス(即ち監視パルス)が2回連続して検知されると(ステップS75でY)、検知部2が監視状態であると判定して監視処理に進む(ステップS10)。
次に、上記警報処理の詳細について図13を参照して説明する。上記警報処理において警報部3のマイコン34は、赤色LED36Bを点灯させると共に、スピーカ37から「ガス漏れが発生しました。」との音声を出力させることにより、ガス漏れ警報を発生する(ステップS81)。
また、警報部3のマイコン34は、サンプリング処理を行った結果、75s間、ON状態の信号入力が継続すると(ステップS82でY)、断線であると判定して、上記断線処理に進む(ステップS7)。
また、警報部3のマイコン34は、サンプリング処理を行った結果、1.5s間、OFF状態の信号入力が継続すると(ステップS83でY)、検知部2が監視状態であると判定して監視処理に進む(ステップS10)。
次に、上記故障処理の詳細について図14を参照して説明する。上記故障処理において警報部3のマイコン34は、緑色LED36Aを早点滅させると共に、スピーカ37から「検知部故障です。販売店に連絡してください。」との音声を出力させることにより、故障を報知する(ステップS91)。
また、警報部3のマイコン34は、サンプリング処理を行った結果、75s間、ON状態の信号入力が継続すると(ステップS92でY)、断線であると判定して、上記断線処理に進む(ステップS7)。
また、警報部3のマイコン34は、サンプリング処理を行った結果、周期が2.4sより短いパルス(即ち警報パルス)が2回連続して検知されると(ステップS93でY)、検知部2が警報状態であると判定し警報処理に進む(ステップS8)。また、警報部3のマイコン34は、サンプリング処理を行った結果、6.3s間、OFF状態の信号入力が継続すると(ステップS94でY)、検知部2が監視状態であると判定して監視処理に進む(ステップS10)。
次に、上記監視処理の詳細について図15を参照して説明する。上記監視処理において警報部3のマイコン34は、警報や報知が出力されていればそれを停止して緑色LED36Aが常時点灯される状態にする(ステップS101)。
また、警報部3のマイコン34は、サンプリング処理を行った結果、75s間、ON状態の信号入力が継続すると(ステップS102でY)、断線と判定して、上記断線処理に進む(ステップS7)。また、警報部3のマイコン34は、サンプリング処理を行った結果、75s間、OFF状態の信号入力が継続すると(ステップS103でY)、短絡と判定して、上記短絡処理に進む(ステップS6)。
また、警報部3のマイコン34は、サンプリング処理を行った結果、周期が2.4sより短いパルス(即ち警報パルス)が2回連続して検知されると(ステップS104でY)、検知部2が警報状態であると判定し警報処理を行う(ステップS8)。また、警報部3のマイコン34は、サンプリング処理を行った結果、周期が2.4s以上12sより短いパルス(即ち故障パルス)が2回連続して検知されると(ステップS105でY)、検知部2が故障状態であると判定して故障処理を行う(ステップS9)。
なお、上記警報処理において警報部3は、1.5s間、OFF状態の信号入力が継続すると監視状態であると判定しているため、短絡や故障と判定することがない。短絡や故障だった場合は、図6(A)、図8(A)に示すように、監視処理に進んだ後、短絡や故障と判定される。また、上記故障処理において警報部3は、6.3s間、OFF状態の信号入力が継続すると監視状態であると判定しているため、短絡と判定することがない。短絡だった場合、図8(B)監視処理に進んだ後、短絡と判定される。
上述した実施形態によれば、検知部2が、当該検知部2の状態に応じた周期のパルスをパルス出力端子26から出力し、警報部3が、パルス入力端子33から入力されるパルスの周期に基づいて検知部2の状態を判定すると共に、パルス入力端子33からパルスが入力されない状態(ON状態、OFF状態の信号入力が継続する状態)が75s間以上継続しているとき信号線Lsの異常と判定する。これにより、警報部3側で、検知部2の状態を判定することができると共に、信号線Lsの異常を判定することができる。
また、上述した実施形態によれば、検知部2が、警報状態、故障状態及び監視状態のそれぞれに応じた周期のパルスを信号線Lsから出力するので、警報部3側で、検知部2の警報状態、故障状態及び監視状態を判定することができる。
また、上述した実施形態によれば、検知部2が、警報状態のときは最短周期(0.6s)の警報パルスを出力し、故障状態のときは真ん中の周期(3.0s)の故障パルスを出力し、監視状態のときは最長周期(15s)の監視パルスを出力している。そして、警報部3では、警報状態(=監視状態以外)と判定されている場合、当該警報状態に応じた周期である0.6sの2倍よりも長い1.5s継続してOFF状態、即ちパルスが入力されないとき、監視状態であると判定している。また、故障状態(=監視状態以外)と判定されている場合、当該故障状態に応じた周期である3.0sの2倍よりも長い6.3s継続してパルスが入力されないとき、監視状態であると判定している。これにより、最長周期の監視パルスを受け取ることなく、監視状態であると判定できる。しかも、現在判定されている状態の周期の2倍より長い時間、パルスが入力されないとき、監視状態であると判定するので、検知部2からのパルスが1つ欠落しても、次のパルスが受信できれば監視状態である誤判定されることがなくなる。
また、上述した実施形態によれば、警報部3が、各状態(警報状態、故障状態及び監視状態)に応じた周期のパルスが2回連続して入力されたとき、当該周期に応じた状態であると判定する。これにより、正確に検知部2の状態を判定することができる。
また、上述した実施形態によれば、警報部3は、電源投入時は信号線Lsからパルスが入力されない状態が75sよりも短い20s以上継続しているとき信号線Lsの異常と判定する。これにより、電源投入時はすぐに信号線Lsの異常を判定することができる。
なお、上述した実施形態によれば、検知部2は警報状態、故障状態、監視状態に応じた3種類の周期のパルスを出力していたが、これに限ったものではない。例えば、警報状態及び監視状態に応じた2種類の周期のパルスを出力するようにしてもよいし、4つ以上の状態に応じた4種類以上の周期のパルスを出力するようにしてもよい。
また、上述した実施形態によれば、警報部3は、警報状態と判定している場合、1.5s間、OFF状態の信号入力によって監視状態と判定し、故障状態と判定している場合、6.3s間、OFF状態の信号入力によって監視状態と判定していたが、これに限ったものではない。警報状態や故障状態と判定している場合も、監視パルスを2回連続入力したとき監視状態と判別するようにしてもよい。
また、上述した実施形態によれば、警報部3は、警報パルス、故障パルス、監視パルスをそれぞれ2回連続して入力すると警報状態、故障状態、監視状態であると判定していたが、これに限ったものではない。1回入力したときに判定するようにしてもよいし、3回以上連続して入力したときに判定するようにしてもよい。
また、上述した実施形態によれば、警報部3は検知部2の故障しか検知していなかったがこれに限ったものではない。警報部3にもマイコン34やスピーカ37などの故障を検知する故障検知機能を持たせて、警報部3の故障も報知するようにしてもよい。この場合、警報部3の故障が検知されると、警報部3のマイコン34は、例えば、緑色LED36Aを早点滅させて、スピーカ37から「警報部故障です。販売店に連絡してください。」との音声を出力させて報知することが考えられる。
また、上述した実施形態では、検知部2が警報状態から故障状態に遷移することもあると説明していたが、これに限ったものではない。例えば、検知部2が、警報中に故障を検出した場合は故障パルスに切り替えず警報パルスを継続して出力するようにしてもよい。この場合、警報状態から故障状態に遷移することはなくなる。
また、前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
1 警報システム
2 検知部
3 警報部
26 パルス出力端子(=出力端子)
33 パルス入力端子(=入力端子)
L+ 電源線
L− グランド線
Ls 信号線

Claims (5)

  1. 異常を検知する検知部と、前記検知部により異常が検知されるとその旨の警報を発生する警報部と、前記検知部及び前記警報部間に接続された電源線、グランド線及び信号線と、を備えた警報システムにおいて、
    前記検知部が、前記信号線に接続される出力端子から当該検知部の状態に応じた周期のパルスを出力し、
    前記警報部が、前記信号線に接続される入力端子から入力される前記パルスの周期に基づいて前記検知部の状態を判定すると共に、前記入力端子から前記パルスが入力されない状態が第1所定時間以上継続しているとき前記信号線の異常と判定する
    ことを特徴とする警報システム。
  2. 前記検知部は、異常を検知した警報状態、故障を検知した故障状態及び異常も故障も検知していない監視状態のそれぞれに応じた周期のパルスを前記出力端子から出力する
    ことを特徴とする請求項1に記載の警報システム。
  3. 前記検知部が、前記監視状態のとき最長周期のパルスを出力し、前記警報状態のとき最短周期のパルスを出力し、
    前記警報部が、前記監視状態以外であると判定されている状態で、当該判定された状態に応じた周期の2倍よりも長い時間継続してパルスが入力されないとき、前記監視状態に遷移したと判定する
    ことを特徴とする請求項2に記載の警報システム。
  4. 前記警報部が、各状態に応じた周期のパルスが複数回連続して入力されたとき、当該周期に応じた状態であると判定する
    ことを特徴とする請求項1〜3何れか1項に記載の警報システム。
  5. 前記警報部は、電源投入から前記入力端子に前記パルスが入力されない状態が前記第1所定時間よりも短い第2所定時間以上継続しているとき前記信号線の異常と判定する
    ことを特徴とする請求項1〜4何れか1項に記載の警報システム。
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