JP6386666B2 - 回転ダンパ - Google Patents

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Description

本発明は、吊り戸、引き戸、ロールスクリーン、手動シャッター等に使用される回転ダンパに関するものである。
従来、ハウジング内に粘性流体を封じ込め、そのハウジング内部に回転部材と静止部材を近接させて対向配置し、回転部材の回転時に、双方の部材間に介在する粘性流体の剪断抵抗を利用して、その回転の速度に応じて自動的に回転部材に制動力を与える回転ダンパは公知である(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の回転ダンパの構造においては、トルク自動調整機構を構成する弾性部材として圧縮コイルばねを用い、その圧縮コイルばねにおける一方の端面が固定部材と接し、他方の端面が回転部材と接した状態にして配置されている。
特開2013−50117号公報。
しかしながら、特許文献1に記載の回転ダンパのように、トルク自動調整機構を構成している圧縮コイルばねの、一方の端面が固定部材に接し、他方の端面が回転部材に接するようにして配置されている構造においては、回転ダンパが動作すると、固定部材と圧縮コイルばねの接触面との間、及び、圧縮コイルばねと回転部材の接触面との間がそれぞれ互いに擦れ、その間に大きな摺接摩擦が発生する。この摺接摩擦は、ダンパ回転時の摩擦抵抗(「摺接抵抗」とも言う)となる。この摩擦抵抗は、回転速度が増して回転ダンパのトルクが大きくなると、ダンパトルクに内包されてしまうために動作上の支障はない。しかし、小さなダンパトルクで動作させたい場合には、その摩擦抵抗によって動作が阻害されるという問題点があった。
そこで、回転部材の回転速度に応じてダンパトルクの大きさが自動的に変化する回転ダンパにおいて、特に低トルク動作時に弾性部材と当接する部材との間に発生する摩擦抵抗を抑制して、動作を阻害することがない構成とするために解決すべき技術的課題が生じてくるのであり、本発明はこの課題を解決することを目的とする。
本発明は上記目的を達成するために提案されたものであり、請求項1記載の発明は、回転部材の回転速度に応じてダンパトルクの大きさが自動的に変化する回転ダンパにおいて、粘性流体を充填したハウジングの内部に、一端側を前記ハウジングの外側に突出させて該ハウジングに対し回転自在に取り付けられたシャフトと、該シャフトの軸方向に展開する第1トルク発生面を備えて前記ハウジングに取り付けられた第1トルク発生部材と、前記第1トルク発生面と対向し得る第2トルク発生面を備えて前記シャフトと一体に回転する第2トルク発生部材と、前記第1トルク発生部材と前記第2トルク発生部材との間に介装された弾性部材と、前記第1トルク発生部材に対する前記第2トルク発生部材の位置を該シャフトの軸方向に調整するアジャスタと、少なくとも第1抵抗抑制体と、前記アジャスタによる回転ダンパの低負荷設定時には前記第1抵抗抑制体に当接して前記第1トルク発生部材と離れ、高負荷設定時には前記第1抵抗抑制体から離れて前記第1トルク発生部材に当接するようにしてなる第2抵抗抑制体から構成される、前記第1トルク発生部材と前記第2トルク発生部材の間に配設された、前記弾性部材との摩擦抵抗を抑制する摩擦抵抗抑制機構と、を設けてなる回転ダンパを提供する。
この構成によれば、第1トルク発生部材と第2トルク発生部材と弾性部材との間に発生する摩擦抵抗(摺接抵抗)を摩擦抵抗抑制機構により排除することができる。そして、弾性部材と当接する部材との間に発生する摩擦抵抗を排除することにより、低トルク動作時から高トルク動作時までの広い範囲にわたって、回転ダンパの動作をスムースに行わせることができる。
また、この構成によれば、摩擦抵抗抑制機構を、第1抵抗抑制体と第2抵抗抑制体の2つの部材に分けることにより、例えば弾性部材の一方の端面を第2抵抗抑制体として用いることができるので、部品点数の削減を可能にする。
さらに、この構成によれば、第2抵抗抑制体は、負荷設定に応じて周辺部材との当接位置が変わる。すなわち、低負荷設定時(低トルク動作時)、第2抵抗抑制体は弾性部材の付勢力により第1抵抗抑制体に圧着し、固定部材である第1トルク発生部材との当接が切り離される。そしてシャフトが回転すると、第2トルク発生部材と弾性体と第2抵抗抑制体も同方向に回転する。このため、弾性部材と第1トルク発生部材の間に発生する不要な摩擦抵抗(摺接抵抗)は無く、摩擦抵抗でトルク動作を阻害するようなことはない。反対に、高負荷設定時、第2抵抗抑制体は弾性部材の付勢力により第1トルク発生部材に圧着して予備圧縮が強くなり、第2抵抗抑制体と第1トルク発生部材との間に摺接抵抗が発生する。そして、シャフトが回転すると、第2トルク発生部材も同方向に回転するが、第2抵抗抑制体は第1トルク発生部材との摺接抵抗(摺接摩擦力)によりシャフトの回転と同期して回転することはない。
請求項4記載の発明は、請求項1に記載の構成において、前記第2抵抗抑制体は、前記弾性部材が当接する第1当接部と、前記第1抵抗抑制体が当接する第2当接部と、前記第1トルク発生部材が当接する第3の当接部を備え、前記弾性部材を常に予備圧縮させるようにした、回転ダンパを提供する。
この構成によれば、第2抵抗抑制体に3つの当接部を設けたことで、弾性部材を常に予備圧縮させておくことができる。これにより、第1トルク発生部材を高負荷側に設定した場合、予備圧縮も強くなり、回転ダンパの速度依存性が維持される。
本発明による回転ダンパによれば、低トルク動作時に発生する不要な摩擦抵抗(摺接抵抗)を抑制(排除)して回転ダンパの動作をスムースに行わせることができる。反対に、高トルク動作時には、弾性部材の予備圧縮を強めて速度依存性を高め、回転ダンパの効果を確実に維持することができる。また、摩擦抵抗抑制機構を、第1抵抗抑制体と第2抵抗抑制体の2つの部材に分けているので、弾性部材の一方の端面を第2抵抗抑制体として用いるようにした場合には、部品点数の削減が可能となり、コストの低減が図れる。
低負荷設定時の状態で示す本発明に係る回転ダンパの縦断面図で、(a)はその全体図、(b)は(a)のA部拡大図である。 低負荷設定時で、かつ、高速回転された時の状態で示す同上回転ダンパの縦断面図である。 高負荷設定時の状態で示す同上回転ダンパの縦断面図で、(a)はその全体図、(b)は(a)のB部拡大図ある。 同上回転ダンパの分解斜視図である。 同上回転ダンパの要部構造及び動作を説明するための部分拡大斜視図である。 同上回転ダンパの要部構造及び動作を説明するための模式図である。 同上回転ダンパの要部構造及び動作を説明するための模式図である。
本発明は回転部材の回転速度に応じてダンパトルクの大きさが自動的に変化する回転ダンパにおいて、特に低トルク動作時に弾性部材と当接する部材との間に発生する摩擦抵抗を抑制して、動作を阻害することがない回転ダンパを提供するという目的を達成するために、回転部材の回転速度に応じてダンパトルクの大きさが変化する回転ダンパにおいて、粘性流体を充填したハウジングの内部に、一端側を前記ハウジングの外側に一部を突出させて該ハウジングに対し回転自在に取り付けられたシャフトと、該シャフトの軸方向に展開する第1トルク発生面を備えて前記ハウジングに取り付けられた第1トルク発生部材と、前記第1トルク発生面と対向し得る第2トルク発生面を備えて前記シャフトと一体に回転する第2トルク発生部材と、前記第1トルク発生部材と前記第2トルク発生部材との間に介装された弾性部材と、前記第1トルク発生部材に対する前記第2トルク発生部材の位置を該シャフトの軸方向に調整するアジャスタと、前記第1トルク発生部材と前記第2トルク発生部材の間に配設された、前記弾性部材との摩擦抵抗を抑制する摩擦抵抗抑制機構と、を設けたことにより実現した。
以下、本発明の実施形態による回転ダンパを、図1乃至図7を参照しながら好適な実施例について詳細に説明する。
図1乃至図4は、本発明に係る回転ダンパの概略全体構造を示すものである。同図において、回転ダンパ10は、シャフト12の回転速度に応じてダンパトルクの大きさが自動的に変化する構造をした回転ダンパであって、大きくはハウジング11と、このハウジング11の内部に設けられたシャフト12、第1トルク発生部材13、第2トルク発生部材14、弾性部材としての圧縮コイルばね15、アジャスタ16、摩擦抵抗抑制機構17、等により構成される。そして、本実施例における回転ダンパ10は、ハウジング11が固定側、シャフト12が回転側として吊り戸等に取り付けられる。
前記ハウジング11は、円筒形のハウジング本体11aと、このハウジング本体11aの開放端を塞ぐキャップ11bとから構成される。ハウジング本体11a及びキャップ11bは、共に適当な合成樹脂材料から一体成形品として成形されるが、金属材料等で構成してもよい。また、ハウジング本体11aとキャップ11bとによって形成された室11d内には、粘性流体が充填されている。
前記シャフト12は、合成樹脂材料あるいは金属材料等から形成されている。シャフト12は、その一端側が、円柱状のアジャスタ16の軸受部16aに、回転自在に支持され、ハウジング本体11aの閉塞端に、軸方向に移動しないように定位置で回転可能に装着されている。シャフト12の他端側は、ハウジング11のキャップ11bに形成された中央孔11cを貫通して、ハウジング11の外側に突出されている。なお、キャップ11bの中央の外面側には凹部11eが形成されており、その凹部11eにボール軸受18が取り付けられ、そのボール軸受18にシャフト12の中間部が回転自在に支持されている。
また、キャップ11bの中央の内面側には凹部11fが形成されており、その凹部11f内にシャフト12を囲むようにしてOリングシール19が設けられている。そして、そのOリングシール19により、シャフト12に沿うキャップ11bからの粘性流体の漏れが防止される。
さらに、ハウジング11内において、ハウジング本体11aの閉塞端側には、前記第1トルク発生部材13が配設されている。その該第1トルク発生部材13の外周面には、図4に示すように、軸方向にキー20が形成されている。一方、ハウジング本体11aの内径部には、同じく図4に示すように、前記キー20に対応して、軸方向にキー溝21が形成され、該キー溝21に前記キー20がスライド自在に嵌合している。これにより、第1トルク発生部材13は、ハウジング本体11aに対して軸方向にスライド自在となっている。
また、ハウジング本体11aの閉塞端側と対向する、第1トルク発生部材13の内径部の一端には、図4に示すように、内径部側から中心側に向かって水平に延出された鍔状部22が、その内径部の全周に亘って一体に形成されている。その鍔状部22には、図1(b)、図3(b)に示すように、第2トルク発生部14と対向する側の面に、後述する第2抵抗抑制体17bの第3当接部30cと当接可能な受け面22aが形成されている。
また、第1トルク発生部材13に形成された図示しない2つの係合突起部はそれぞれ、アジャスタ16の外周部に形成された2つのカム23a、23bに各々対応して、その2つのカム23a、23bに当接している。そのカム23a、23bは同一形状に構成されており、第1トルク発生部材13を軸方向に移動するための傾斜面を有している。そして、第1トルク発生部材13の各係合突起部は、初期状態においては、圧縮コイルばね15のばね圧により、対応するカム23a、23bのカム面の各始点Sに当接している。
前記アジャスタ16の2つのカム23a、23bは、それぞれアジャスタ16の軸方向の最も後方(ハウジング本体11aの閉塞端側)を始点S、最も前方(キャップ11b側)を終点Eとして、その間を、アジャスタ16の外周面に沿って結んだ線上に傾斜面が形成されている。そして、アジャスタ16を回転させることにより前記係合突起部とカム23a、23bの当接位置を、その始点Sと終点Eの間で変化させることができるようになっている。
第1トルク発生部材13の盤状部13aには、図1〜図4に示すように、ハウジング本体11aの内周方向に沿って同心状に複数列、本実施例では4つの環状の突出板24が形成されている。各突出板24は図4に示すように、切り欠き部13bが形成され、シャフト12の軸方向及び径方向に環状に展延して形成されている。
これら突出板24は、シャフト12の半径方向に略等間隔で配置されており、各突出板24の表面は後述するように第1トルク発生面24aとして機能する。なお、突出板24は同心状に複数列設けた構成を説明したが単数列であってもよい。また、突出板24は環状でなくともよく、半環状その他、シャフト12の軸方向で、かつ、該シャフト12の中心軸線を中心とする周方向に展延した形状であればどのような形状でもよい。
前記シャフト12には、図4及び図5に示すように、外周に複数のカム25が形成された管体26が図1〜図3に示すように被着されている。この管体26の内面側には、シャフト12の軸方向に沿って少なくとも1つの凸条、すなわちキー(図示しない)が形成されている。これらキーは、シャフト12に形成されたキー溝(図示しない)と係合され、これにより、管体26は、シャフト12と共に一体的に回転するようになっている。
図5に示すように、前記管体26の外周部に形成された複数個のカム25は、互いに等間隔を有している。なお、カム25は1個以上であれば幾つであってもよい。そして、各カム25は、略二等辺三角形の外径の周面部25aと該周面部25aの両側部に位置して、管体26の径方向に所定の幅を有する第1カム面25b1と第2カム面25b2が形成されている。
前記カム25は、図6及び図7に示すように、シャフト12の回転トルクにより、該カム25のカム面25b1,25b2に係合する、後述する第2トルク発生部材14の係合体27に対する圧力を、カム面25b1,25b2の傾きによって、シャフト12の回転方向とシャフト12の軸方向に沿ったスラスト方向の二方向の力に変換するように構成されている。そして、各カム25のカム面25b1,25b2は、係合体27を回転方向に押圧するとともにスラスト方向にスライド自在に案内する、軸方向に対して角度を有する案内面を構成している。
また、互いに隣接する一対のカム25は、一方のカム25の第1カム面25b1が、対向する他方のカム25の第2のカム面25b2との間に、図5〜図7に示すように所定の間隔を設けて形成されている。さらに、前記第1のカム面25b1と第2のカム面25b2は、管体26の外周面に軸方向に角度を有してその略全長にわたって形成されており、また第1と第2カム面25b1,25b2は互いの対向間隔が軸方向に広がるように傾斜している。
前記第1カム面25b1の傾斜は、これに接する係合体27に対して一方向の回転力と、スラスト方向G(図6参照)の力を付与する。また、第2カム面25b2の傾斜は、これに接する係合体27に対して他方向の回転力と、スラスト方向Gの力を付与する。2つのカム25における第1と第2カム面25b1,25b2の間に、圧縮コイルばね15の弾発力により圧接配置される係合体27は、第2トルク発生部材14の内径部にくさび状に形成されている。
前記係合体27は、前記カム25の数に対応して、これらと同数設けられており、各係合体27の両側部には、図6に示すように、第1カム受け面27b1と第2のカム受け面27b2が各々形成されている。各カム25の各周面部25aは、同一円周面上に形成されており、また各係合体27の周面部27aも図5に示すように同一円周面上に形成されている。そして、各係合体27は、管体26に第2トルク発生部材14が嵌合した状態において、図6の(a)に示すように、第1のカム受面27b1が第1カム面25b1と対向して面接触すると共に、第2カム受面27b2が第2カム面25b2と対向して面接触した状態にて、それぞれ対応する一対のカム25間に図6の(a)に示すように配置される。また、その状態において、各カム25の周面部25aは、係合体27間に形成された第2トルク発生部材14の内周面27bに面接触し、各係合体27の末広がり形状の周面部27aは、各カム25間の管体26の外周面26aに面接触する。
前記シャフト12が停止した状態において、係合体27は、図6(a)に示すように、圧縮コイルばね15のばね力により第1と第2カム面25b1,25b2間の幅狭方向の奥端に位置している。そして、その状態において、係合体27の一側部の第1カム受け面27b1は、対応する第1カム面25b1に当接し、他側部の第2カム受け面27b2は対応する第2カム面25b2に当接する。また、管体26が一方向に回転すると、この回転は第1カム面25b1を介して、係合体27の第1カム受け面27b1に伝達され、係合体27は、図6(b)に示すように、回転速度に応じて、カム面25b1に沿ってスラスト方向Gに移動する。逆に、管体26が他方向に回転すると、この回転は、第2カム面25b2を介して係合体27の第2カム受け面27b2に伝達され、回転速度に応じて、第2カム面25b2に沿ってスラスト方向Gに移動する。
前記第2トルク発生部材14は、合成樹脂材料で成形されており、カム25を介してシャフト12と共に回転するように、管体26上に装着されている。その第2トルク発生部材14は、図1(a)に示す最左方位置と、図2に示す最右方位置との間で、管体26の外周面に沿って移動自在とされる。本実施例では、第2トルク発生部材14は、シャフト12の中心軸線方向に移動可能な可動部材として定義することができる。
第2トルク発生部材14の盤状部14aには、ハウジング本体11aの閉塞端内面側に向かって軸方向、かつ、シャフト12の中心軸線を中心とする周方向に沿って同心状に3つの環状の突出板28が形成されている。これら突出板28は、第1トルク発生部材14の突出板24と同様に同心状に等間隔に複数列配置されている。その各突出板28の表面は、シャフト12の軸方向及び円周方向に展延した形状を備え、該表面は後述するように第2トルク発生面28aとして機能する。なお、突出板28は環状でなくともよく、半環状その他、シャフト12の軸方向、かつ該シャフト12の中心軸線を中心とする周方向に展延した形状であればどのような形状でもよい。
そして、第2トルク発生部材14が第1トルク発生部材13に向かってスラスト方向に移動させられた際には、第1トルク発生部材13の突出板24と、第2トルク発生部材14の突出板28とは、図2に示すように互いに対向配置されて係合し合うことになる。すなわち、第2トルク発生部材14の突出板28の厚さは第1トルク発生部材13の突出板24の厚さとほぼ同じであり、第2トルク発生部材14の突出板28の配置ピッチは第1トルク発生部材13の突出板24の配置ピッチに対して半ピッチ分だけ外側にずらされ、このため、図2に示すような係合状態が得られる。なお、突出板28は同心状に複数列設けた構成を説明したが、単数列であってもよい。
また、前記第2トルク発生部材14の、前記アジャスタ16と対向する対向部には、ばね収納用凹部14bが設けられている。さらに、第2トルク発生部材14とアジャスタ16との対向部には、前記摩擦抵抗抑制機構17が設けられている。そして、第2トルク発生部材14と第1トルク発生部材13との間には、その摩擦抵抗抑制機構17を介して弾性手段、すなわち圧縮コイルばね15が圧縮された状態にして配設されている。その圧縮コイルばね15は、第2トルク発生部材14を第1トルク発生部材13から弾性的に引き離すように機能し、このため第2トルク発生部材14は図1に示す最左方位置に、通常は弾性的に留められる。
前記摩擦抵抗抑制機構17は、シャフト12に一体回転可能に取り付けられた第1抵抗抑制体17aと第2抵抗抑制体17bとから構成されている。
前記第1抵抗抑制体17aは、アジャスタ16と管体26との間で、シャフト12上の定位置に、シャフト12と一体回転可能に取り付けられている。その第1抵抗抑制体17aには、第1トルク発生部材13の鍔状部22に対応して、その鍔状部22側に向かって水平に延出された鍔状部29が形成されている。その鍔状部29には、圧縮コイルばね15の付勢力で第2抵抗抑制体17bの第2当接部30bと当接可能な受け面29aが形成されている。なお、その受け面29aの位置は、前記第1トルク発生部材13が図1(a)に示す最右方位置に移動されたとき、同図(a)、(b)に示すように、第1トルク発生部材13の受け面22aよりも第2トルク発生部材14側に距離Sだけずれた状態にして配置されるように設定してある。
前記第2抵抗抑制体17bは、合成樹脂材料あるいは金属材料からリング状の板として形成されており、第1抵抗抑制体17aの外周と第1トルク発生部材13の内周との間の隙間内に、軸方向に移動可能に配置されている。そして、第2抵抗抑制体17bには、前記第1当接部30aが設けられており、この第1当接部30aに圧縮コイルばね15の他端が当接され、前記第2抵抗抑制体17bを常に第1トルク発生部材13側に付勢している。
なお、図中、符号31,32はシール部材、33はワッシャ、34はスナップリングである。
次に、本実施例における回転ダンパ10の動作を説明する。
(第1トルク発生部材13を低負荷側に設定した場合):
図1の(a)及び図2に示す状態は、第1トルク発生部材13を最右方位置に配置、すなわち低負荷位置に設定した場合である。この低負荷側の設定では、摩擦抵抗抑制機構17の第2抵抗抑制体17bは、圧縮コイルばね15の弾性力により、その第2当接部30bが第1抵抗抑制体17aの受け面29aと当接し、また第1トルク発生部材13の受け面22aとの間には、図1の(b)に示すように距離(隙間)Sが作られ、第1トルク発生部材13とは非当接状態となっている。
そして、回転ダンパ10のシャフト12が非回転状態におかれているとき、図1に示すように第2トルク発生部材14は、圧縮コイルばね15の弾性力により第1トルク発生部材13から引き離され、各係合体27の両側面の第1カム受面27b1,第2カム受面27b2が、対向間隔の最も狭い部分の第1のカム面25b1と第2のカム25b2に密着している。このとき、第1トルク発生部材13の突出板24の第1トルク発生面24aと第2トルク発生部材14の突出板28の第2トルク発生面28aとの対向面積は実質的にゼロ若しくはゼロに近い状態とされる。
シャフト12がいずれかの回転方向に回転させられると、圧縮コイルばね15が第2トルク発生部材14と第2抵抗抑制体17bの第1当接部30aとの間に当接する。また、第2抵抗抑制体17bの第2当接部30bが第1抵抗抑制体17aの受け面29aに当接しているので、第2トルク発生部材14とカム25と第1抵抗抑制体17aと第2抵抗抑制体17bと圧縮コイルばね15とが、同方向に回転する。そして、この回転では、圧縮コイルばね15が第2トルク発生部材14と第2抵抗抑制体17bと共に同方向に回転し、圧縮コイルばね15の両端側における当接箇所で摺接抵抗は発生しない。
また、その回転速度がきわめて小さいときは、カム面25b1,25b2の傾斜面により係合体27に発生するスラスト方向の力は、ほとんどなく、従って第1トルク発生部材13の突出板24のトルク発生面24aと第2トルク発生部材14の突出板28のトルク発生面28aとの対向面積がゼロ若しくはゼロに近い状態で回転する。
さらに、シャフト12が一方向に回転させられて、その回転速度が徐々に速くなると、係合体27のカム面25b1から受けるスラスト方向の力が増大する。そして、係合体27がカム25の回転と連動して回転しながら、圧縮コイルばね15の弾発力に抗して第1のカム面25b1に押圧され、スラスト方向Gに移動させられる。
このとき、第2トルク発生部材14は、回転しつつ第1トルク発生部材13側に移動させられ、第1トルク発生部材13の突出板24の第1トルク発生面24aと第2トルク発生部材14の突出板28の第2トルク発生面28aとが互いに対向することになる。その結果、双方のトルク発生面24a、28a間に粘性流体の剪断抵抗によりトルクが発生させられ、シャフト12には制動力が加わることになる。そして、シャフト12の回転速度が大きくなるにつれ、係合体27は、次第に大きくなるスラスト方向Gの力を受け、第1トルク発生部材13に向かう第2トルク発生部材14の移動量も大きくなる。また、第1トルク発生部材13の突出板24の第1トルク発生面24aと第2トルク発生部材14の突出板28の第2トルク発生面28aとの間の対向面積も次第に増大し、双方のトルク発生面24a,28a間に発生するトルク、すなわちシャフト12に加わる制動力も増大する。
シャフト12の回転速度が上限速度に到達すると、図2に示すように、上述の対向面積は最大となり、その間に発生するトルク、即ちシャフト12に加わる制動力も最大となる。カム25のカム面25b1,25b2が傾斜面として形成されているので、第1トルク発生部材13の突出板24のトルク発生面24aと第2トルク発生部材14の突出板28のトルク発生面28aとの間の対向面積の変化はシャフト12の回転速度に比例することになる。従って、双方のトルク発生面間に発生するトルク、すなわちシャフト12に加わる制動力もシャフト12の回転速度に比例することになる。
かくして、例えば、回転ダンパ10が吊り戸に組み込まれ(このときシャフト12が吊り戸の回転軸に連結され、ハウジング11が吊り戸に隣接した壁等に固着される)、しかも開放された吊り戸が重力によって閉鎖位置まで移動する場合を想定すると、吊り戸は重力加速度によって加速されるが、シャフト12に加わる制動力はシャフト12の回転速度に比例するので、吊り戸は一定の速さで閉鎖位置まで移動することになる。また、本件発明に係る上記実施形態の装置を引き戸等に使用したときには、引き戸を通常の軽い力で開閉方向に移動させるときには、引き戸は小さな力で軽く移動させることができる。反対に、引き戸を大きな力で開閉方向に移動させた場合には、大きな制動力がかかり、開閉終端部に強く当たることがない。すなわち、引き戸の開閉のために加えられた力の大きさにかかわらず常に一定の移動速度で引き戸の開閉動作が行われることになる。
(第1トルク発生部材13を高負荷側に設定した場合):
次に、アジャスタ16を回転操作し、図3の(a)に示すように第1トルク発生部材13を中間位置に配置、すなわち高負荷位置に設定した場合について説明する。高負荷位置に設定した場合は、図3の(b)に示すように、第1トルク発生部材13が、その鍔状部22の受け面22aが摩擦抵抗抑制機構17の第1抵抗抑制体17aよりも第2トルク発生部材14側に移動する。そして、圧縮コイルばね15の一端面は第2トルク発生部材14に当接し、他端面は第2抵抗抑制体17bを介して第1トルク発生部材13の受け面22aに当接する状態になる。そして、第2抵抗抑制体17bの第2当接部30bと第1抵抗抑制体17aの受け面29aとは離れた状態となる。
この状態でシャフト12が回転すると、シャフト12に固定されているカム25と第1抵抗抑制体17aも同方向に、また第1トルク発生部材13の突出板24のトルク発生面24aと第2トルク発生部材14の突出板28のトルク発生面28aとが互いに対向した状態で回転する。ここでは、双方のトルク発生面間に発生するトルク、すなわちシャフト12に加わる制動力も大きく、高負荷を付与して回転する。一方、第2抵抗抑制体17bは圧縮コイルばね15の弾発力で固定部材である第1トルク発生部材14の受け面22aに圧着されているため、シャフト12の回転と同期して回転することはない。
そして、このように圧縮コイルばね15の一方の端面は回転部材である第2トルク発生部材14に当接し、他方の端面は第2抵抗抑制体17bを介して固定部材である第1トルク発生部材13の受け面22aに当接して、圧縮コイルばね15の当接箇所で摺接抵抗がそれぞれ発生することになる。なお、その摺接抵抗は、ダンパトルクに比べて小さい力なので、高トルクに設定した場合には、摺接抵抗がダンパトルクに包容された状態になり、回転ダンパの動作に支障を来すことはない。
なお、アジャスタ16を調整して第1トルク発生部材13を低負荷と高負荷の略中間の位置に設定した場合は、第2抵抗抑制体17bは第1抵抗抑制体17aと第1トルク発生部材13の何れか一方に当接するようにして、弾性部材を常に予備圧縮させるように設定する。
以上の記載から明らかなように、本実施例の回転ダンパ10にあっては、第1トルク発生部材13と第2トルク発生部材14と圧縮コイルばね(弾性部材)15との間に、第1抵抗抑制体17aと第2抵抗抑制体17bを有する摩擦抵抗抑制機構17を設け、その第1トルク発生部材13と第2トルク発生部材14と圧縮コイルばね15との間に発生する摩擦抵抗(摺接抵抗)を、低トルク動作時に、摩擦抵抗抑制機構17により排除(抑制)するようにしている。そのため、低トルク動作時に発生する不要な摩擦抵抗を排除して、低トルク動作時における回転ダンパの動作をスムースに行わせることができる。
また、摩擦抵抗抑制機構17を、第1抵抗抑制体17aと第2抵抗抑制体17bの2つの部材に分けている。このため、圧縮コイルばね15の一方の端面を第2抵抗抑制体17bとして用いることも可能になる。このように圧縮コイルばね15の一方の端面を第2抵抗抑制体17bとして用いてなる構成とした場合は、部品点数の削減を図ることが可能になる。
さらに、第2抵抗抑制体17bには、圧縮コイルばね(弾性部材)15が当接する第1当接部30aと、第1抵抗抑制体17aが当接する第2当接部30bと、第1トルク発生部材13が当接する第3の当接部30cの、3つの当接部を設けて、圧縮コイルばね(弾性部材)15を常に予備圧縮させておくことができるようにしているので、第1トルク発生部材13を高負荷側に設定した場合、予備圧縮も強くなり、回転ダンパの速度依存性が維持される。
また、第1トルク発生部材13の設定位置に応じて第2抵抗抑制体17bの当接位置を設定して、圧縮コイルばね(弾性部材)15の予備圧縮の大きさを調整できるようにしているので、その調整により更に速度依存性を維持することができる。
なお、本発明の実施に際し、係合体27は、一対のカム25,25間の第1カム面25b1と第2カム面25b2に密着する図6に図示する形状に特に限定されるものでなく、図7に図示するような形状でもよい。また、ハウジング11側がシャフト12に対して回転する構成としてもよい。また、係合体27を管体26側に設けると共に、カム25を第2トルク発生部材14側に設け、両者の管体26と第2トルク発生部材14に対する取り付け関係を逆にしてもよい。また、第2トルク発生部材14、カム25、係合体27をハウジング11側に設けると共に、第1トルク発生部材13をシャフト12側に設け、シャフト12に対してハウジング11を回転させる構成としてもよい。また、アジャスタ16はなくてもよく、この場合、第1トルク発生部材13はハウジング本体11aと一体となる。なお、上記説明において、スラスト方向と軸方向は同一の方向を示すものとして用いている。
また、更に本発明は、本発明の精神を逸脱しない限り種々の改変を為すことができ、そして、本発明が該改変されたものに及ぶことは当然である。
10 回転ダンパ
11 ハウジング
11a ハウジング本体
11b キャップ
11c 中央孔
11d 室内
11e 凹部
12 シャフト
13 第1トルク発生部材
13a 盤状部
13b 切り欠き部
14 第2トルク発生部材
14a 盤状部
14b ばね収納用凹部
15 圧縮コイルばね(弾性部材)
16 アジャスタ
16a 軸受部
17 摩擦抵抗抑制機構
17a 第1抵抗抑制体
17b 第2抵抗抑制体
18 ボール軸受
19 Oリングシール
20 キー
21 キー溝
22 鍔状部
22a 受け面
23a、23b カム
24 突出板
24a 第1トルク発生面
25 カム
25a 周面部
25b1 第1カム面
25b2 第2カム面
26 管体
26a 外周面
27 係合体
27a 周面部
27b 内周面
27b1 第1カム受け面
27b2 第2カム受け面
28 突出板
28a 第2トルク発生面
29 鍔状部
29a 受け面
30a 第1当接部
30b 第2当接部
30c 第3当接部
31、32 シール部材
33 ワッシャ
34 スナップリング
S 隙間(距離)
G スラスト方向

Claims (2)

  1. 回転部材の回転速度に応じてダンパトルクの大きさが自動的に変化する回転ダンパにおいて、
    粘性流体を充填したハウジングの内部に、
    一端側を前記ハウジングの外側に突出させて該ハウジングに対し回転自在に取り付けられたシャフトと、
    該シャフトの軸方向に展開する第1トルク発生面を備えて前記ハウジングに取り付けられた第1トルク発生部材と、
    前記第1トルク発生面と対向し得る第2トルク発生面を備えて前記シャフトと一体に回転する第2トルク発生部材と、
    前記第1トルク発生部材と前記第2トルク発生部材との間に介装された弾性部材と、
    前記第1トルク発生部材に対する前記第2トルク発生部材の位置を該シャフトの軸方向に調整するアジャスタと、
    少なくとも第1抵抗抑制体と、前記アジャスタによる回転ダンパの低負荷設定時には前記第1抵抗抑制体に当接して前記第1トルク発生部材と離れ、高負荷設定時には前記第1抵抗抑制体から離れて前記第1トルク発生部材に当接するようにしてなる第2抵抗抑制体から構成される、前記第1トルク発生部材と前記第2トルク発生部材の間に配設された、前記弾性部材との摩擦抵抗を抑制する摩擦抵抗抑制機構と、
    を設けてなることを特徴とする回転ダンパ。
  2. 前記第2抵抗抑制体は、前記弾性部材が当接する第1当接部と、前記第1抵抗抑制体が当接する第2当接部と、前記第1トルク発生部材が当接する第3の当接部を備え、前記弾性部材を常に予備圧縮させるようにした、ことを特徴とする請求項1に記載の回転ダンパ。
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