JP6384103B2 - シート搬送装置、及び画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、シート搬送装置、及びこれを備えた画像形成装置に関する。
ジャム処理用の記録媒体を収容するスペース(ジャム排紙トレイやパージトレイ:以下、ジャム紙収容スペースと記載する)を設けた用紙搬送装置では、収容されたジャム紙の検知手段として反射型フォトセンサを使用することが知られている。
ジャム紙収容スペースは、スペースの幅方向の寸法(搬送経路でのガイド板間の距離に相当する)を可能な限り広く取ることが望ましいとされている。収容できる用紙枚数が増えるためである。しかし従来の装置構成では、ジャム紙収容スペースが反射型フォトセンサの検知可能範囲よりも広くなることがほとんどである。そうすると、反射型フォトセンサの検知可能範囲外のスペースに用紙が収容されてしまった場合、そのような用紙を検知できない。すなわち、ジャム紙を取り除いた際にジャム紙収容スペースに残った用紙があってもこれを検知できないという問題につながる。
特許文献1には、ジャム処理用の記録媒体のみを貯留するジャム排紙トレイ(パージトレイ)を設け、フォトセンサによって用紙の有無を検知する技術が開示されている。しかしながら、用紙が屈曲したり、カール等の原因で、フォトセンサの検知範囲外のスペースに用紙が収容されたりしたときに、用紙があることを検知できず、したがって残った紙があっても検知できないという問題は解消できていない。
本発明は、ジャム紙収容スペース内の用紙を漏れなく検知できる用紙搬送装置、及びこれを備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明のシート搬送装置は、ジャムしたシートを収容するスペースと、前記スペース内の前記シートの有無を検知する検知手段とを備えたシート搬送装置において、前記スペースは、第1のガイド部材と、該第1のガイド部材に対して間隔を設けて対向配置された第2のガイド部材とから構成されており、前記検知手段は、前記シートが当接する当接部材と、該当接部材の動きを検知するセンサとを有し、前記当接部材は、前記第1のガイド部材と前記第2のガイド部材との間に跨るように配置されることを特徴とする。
本発明によれば、用紙が屈曲したり、静電気による貼りつきが生じたり等で、フォトセンサであれば検知範囲外となるスペース内の箇所に用紙が収容されても、ジャム紙収容スペース内の用紙を漏れなく検知できる。
ジャム紙収容スペースに用紙が収容される構成とした画像形成装置の一例を概念的に示す断面図 ジャム紙収容スペースとフィラー及び透過型センサの位置関係等を示す拡大側面図 ジャム紙収容スペースとフィラー及び透過型センサの位置関係等を示す拡大図 ジャム紙収容スペースとフィラー及び透過型センサの位置関係等を示す拡大側面図 ジャム紙収容スペースとフィラー及び透過型センサの位置関係等を示す拡大側面図 フィラーの動作について説明するための側面図 フィラーと可動ガイド板間の角度について説明するための側面図(A)と角度の関係を示す概念図(B) フィラーの他の形状、構成について説明するための側面図(A)と、図8(A)中の矢印B方向から見た正面図(B) フィラーのさらに他の形状、構成について説明するための斜視図 フィラーのさらに他の形状、構成について説明するための背面側からの斜視図 フィラーのさらに他の形状、構成について説明するための正面図 用紙端部のカールが用紙搬送方向で下流側に位置するガイドとの段差より大きくて引っかかる状態を説明するための背面側からの斜視図 用紙の幅に対するガイド板としてのフィラーの幅の割合の関係を示す図 フィラーのまたさらに他の形状、構成について説明するための拡大斜視図
本発明の実施の形態を図面を参照して以下に説明する。
本発明の実施形態に係るジャム紙を収容するスペースを設けた用紙搬送装置では、用紙検知手段を、ジャム紙収容スペースの用紙搬送進入向と垂直方向の全領域を跨るフィラーと、透過型センサとで構成する。フィラーは、ジャム紙収容スペースの用紙進入方向と垂直方向の全領域を跨るように設け、用紙が収容スペースに進入する際、用紙先端がフィラーに接触する配置とする。用紙が接触したフィラーは、透過型センサを遮断(用紙なし時がセンサ遮断状態であれば、その逆)するように回転して用紙ありを検知する。このことにより、用紙が屈曲したり、静電気による貼りつき等が生じたりして、フォトセンサの検知範囲外スペースに用紙が収容されたときでも、ジャム紙収容スペース内の用紙を漏れなく検知できる。
図1は、ジャム紙収容スペースに用紙が収容される構成とした画像形成装置の一例を概念的に示す断面図である。図中100は、記録媒体上にトナー画像を形成する電子写真方式の画像形成装置の画像形成装置本体である。また図中200は給紙部、300は画像形成部、400は排紙トレイである。給紙部200は給紙トレイ210、220を備えている。
図示の装置は、両面反転ローラ(スイッチバックローラ)10の下方に、一点鎖線で示した両面反転時の搬送経路を備える。この両面反転時の搬送経路の周囲の部分は、にジャム紙排出部(パージ部)、すなわちジャム紙収容スペース1を兼ねている。また図中6は引き出しユニットで、図中で点線により囲んだ部分で主たる用紙搬送経路が含まれる。用紙が引き出しユニット6とジャム紙収容スペース1とに跨る部位に対応する位置にはセンサ7が設けてある。また反転排紙経路5上で引き出しユニット6とジャム紙収容スペース1とに跨る部位に対応する位置にはセンサ8が設けてある。図中9は排紙反転ローラであり、反転排紙経路5に設けてある。なお図示は省略したが、反転排紙経路5には排紙反転ローラ9以外にも複数のローラが設けられている場合がある。
そして例えば、ジャム紙P2やジャム紙P3のように、引き出しユニット6とジャム紙収容スペース1とに跨る位置で、両面反転ローラ10で挟まれた状態のジャム(紙詰まり)が発生したとする。用紙が引き出しユニット6とジャム紙収容スペース1とに跨る部位に対応する位置に設けたセンサ7によって用紙の上述のようなジャムを検知したときには両面反転ローラ10を逆転させる。そして詰まっていた用紙をジャム紙収容スペース1に収容させる。両面反転ローラ10を逆転させる手段としては、例えば両面反転ローラ10を駆動するモータの回転方向をスイッチ操作で切り替えるなどの手段を用いればよい。また、スイッチとしてボタンスイッチを用いた場合などにおいては、ボタンスイッチにLEDランプを設け、それを点滅させるなどし、操作の誘導を行えば、ジャム処理性を向上させ得る。
また例えば、ジャム紙P1のように、反転排紙経路5上で排紙反転ローラ9等に挟まれた状態のジャムが発生したとする。この場合に上述したセンサ8によってジャム紙を検知したときは、排紙反転ローラ9等を回転させてジャム紙収容スペース1に詰まっていた用紙を収容させる。排紙反転ローラ9等を回転させる手段は、前記両面反転ローラ10と同様である。
以上のように、2つの部位に跨ってジャムした用紙は、ジャム紙収容スペース1に排出させ、ジャム紙収容スペース1から取り除くことで、跨っている部位で用紙が別れる(引き裂かれたりする)ことを防ぎ、ジャム処理を行いやすくしている。なお、ジャム紙収容スペース1は、ジャム処理時に手が入るように、十分なスペースを確保していることが望ましい。
上述のようなジャム紙収容スペース1には、フィラー2と透過型センサ3が設置してあり、ジャム紙収容スペース1内の用紙の有無、取り除けていない残紙(残っている用紙)の有無を検知している。なお以下では、ジャム紙収容スペース1内の用紙、取り除けていない残紙をまとめて残紙と記載する。なお透過型センサ、すなわち透過型フォトインタラプタに代えて、フォトセンサから透過型センサにすることで、コストダウンが図れる。なお以上の説明において、「フォトセンサ」とは反射型フォトセンサを意味する。本願発明者の知見では、従来タイプの反射型フォトセンサに比べて透過型フォトインタラプタとアクチュエータが一体となっているものでは三分の1程度にコストダウンが図れ、使用するセンサによって異なるものの半額程度にはできる。
図2〜図5は、ジャム紙収容スペース1と、残紙を検出する手段を構成するフィラー2及び透過型センサ3の位置関係等を示す拡大図である。
ジャム紙収容スペース1は、その一部を上述した可動ガイド板11で構成し、可動ガイド板11にはフィラー2及び透過型センサ3が連結されている。このジャム紙収容スペース1には、用紙を2枚以上収容できるようにすることが好ましい。また図3に示すように、ジャム処理時に可動ガイド板11を回転させてジャム処理スペース13を確保する目的で、上側の可動ガイド板11と下側の固定ガイド板12との間隔は広く設けることが好ましい。
フィラー2は、スペースにおける用紙の幅方向全域を検知範囲として網羅する。また、用紙が1枚だけ落下した場合でも可動(回転)する力関係となるように構成してある。用紙が1枚でも確実に検知させるためである。またフィラー2は、可動ガイド板11と固定ガイド板12との間に跨る長さを有する。さらに、ジャム紙を搬送方向と垂直方向(図の紙面手前側又は奥側)に向かって取り出しを行うため、フィラー2の先端には用紙をすくうためのすくい形状部20を形成し、用紙がフィラー2に引っ掛かることを防ぐ。すくい形状部20は、ジャム紙収容スペース1への用紙の進入方向で下流側へ向けて曲げて形成した形状とし、すくい形状部20そのものが用紙と引っ掛かりことを防ぐ。
このような構成における動作を説明する。
例えば図4で示すように、ジャム紙P4がジャム紙収容スペース1に収容されたとすると、収容時にフィラー2が回転し、フィラー2の基部2aで透過型センサ3の発受光素子間が遮断され、それによって残紙ありと検知する。また例えば図5で示すように、用紙のコシやカール等の原因により、ジャム紙P5のように用紙が可動ガイド板11から離れた位置に停止をしても、フィラー2が回転し、その基部2aが透過型センサ3を遮断し、残紙ありと検知する。
図6は、フィラー2の構成、動作についてさらに詳細に説明するための図である。
上述のようにジャム紙収容スペース1の一部は可動ガイド板11で構成され、可動ガイド板11にはフィラー2及び透過型センサ3が連結されている。透過型センサ3は可動ガイド板11に搭載してある。フィラー2の回転支点15は、回転支点16よりも用紙の進入方向(矢印17で示す方向)で上流側に位置している。すなわち、フィラー2の回転支点15は透過型センサ3側に設けてある。なお図示の実施形態では、フィラー2が自重で垂れ下がる構成を取っているが、スプリングで回転付勢する構成としてもよい。その場合も、用紙1枚の落下でフィラー2が可動(回転)する力関係となるように構成する。
またなお、フィラー2の上端側、すなわち回転支点15側は、フィラー2が回転していない状態で下端側よりもジャム紙収容スペース1への用紙の進入方向で上流側に位置するようにく字形に曲げて形成してある。すなわち用紙が当接する下端側が前記進入方向で下流側に位置するので、用紙がカールしていた場合でも、用紙の先端折れや引っ掛かりがないように用紙を搬送できる。
可動ガイド板11が回転支点16を中心に矢印18方向へ回転する際、フィラー2が連動して可動し、矢印18方向とは反対側の矢印19方向へ回転する。可動ガイド板11が地面に対して垂直(図6(B)に示す状態:線Vが地面Gに対して直角をなす)になると、可動ガイド板11の回転に連動して回転していたフィラー2は、図6(B)に示すように吊り上げられた状態で下端側が固定ガイド板12よりも内側(用紙の搬送面である固定ガイド板12の上面から上方へ離れる側:すなわちジャム紙収容スペース1の下面を越えてその内部)に潜り込む。フィラー2の回転支点15を可動ガイド板11の回転支点16から離した位置に配置すればするほど、フィラー2の下端側を固定ガイド板12の内側へ潜り込ませることが可能なフィラーの飛び出し量を大きくすることができる。
このような構成を取ることにより、ユーザーがジャム処理時に、可動ガイド板11を垂直位置まで開き、ジャム紙を取り出す際、手や用紙がフィラー2に引っ掛かり、フィラー2が破損することを防止できる。なお図示の実施形態のように、フィラー2が完全にジャム紙収容スペース1の内側に潜り込む構成とする場合には、可動ガイド板11から飛び出している箇所に位置するすくい形状部20で用紙の引っ掛かりを最小限に抑える。したがって、フィラー2が完全にジャム紙収容スペース1の内側に潜り込まない場合にはすくい形状部20を設け無くても構わない。
図7は、フィラー2と可動ガイド板11間の角度について説明するための図である。図7(A)は図5と同じ状態を示し、図7(B)はその状態における各部の角度関係を示す。
用紙がカールしていた場合(図の用紙P5)でも、用紙の先端折れや引っ掛かりがないように用紙を搬送できるようにするためには、回転していない状態のフィラー2の下端側部分と、該下端側部分に対する用紙先端の接触角度αが0°<α<90°となることが条件となる。そのため既述のようにフィラー2の下端側は上端側に対して角度を持って形成してある。
前記の条件を満たすため、本実施形態では、回転していない状態のフィラー2の下端側の部分と固定ガイド板12とがなす角度θを、
θ=α−arc sin(h/L)
(ただし式中、
θ:フィラー2と固定ガイド板12とがなす角度、
α:フィラー2と用紙P5とがなす角度(0°<α<90°)、
h:用紙先端カールの高さ(R40h20のカールであればh=20)、
L:用紙先端カールの曲率半径Rを直線に近似した長さ(R40h2の0カールであればL=40))、
とする。
例えばR40h20の用紙先端カール時にα=60°となることを狙いとした場合、前記関係式よりθ=30°となる。したがってフィラー2が固定ガイド板12に対してなす角度が30°を満たすような構成を取ればよい。なお、フィラー2が固定ガイド板12に対してなす角度は前記のように算出される値と同一でなくても適宜の範囲角度のずれがあっても構わない。
なおジャム紙収容スペース1に2枚以上の用紙を収容できるようにすれば、ジャム紙収容スペースと搬送経路を兼ねることで画像形成装置本体100の省スペース化が図れる。
またなお、ジャム処理時に可動ガイド板11を開放させた際、フィラー2の位置は用紙ありの検知を行う位置であるように構成する。実際には用紙があるのに、可動ガイド板11を開放したことで用紙なし検知になるという不一致が起きると、ジャム処理位置表示手段(例えば画像形成装置の操作表示パネル等)用の検知手段として使用できない等の不具合が生じるためである。
図8は、フィラー2の他の形状、構成について説明するための図である。図8(A)は図4と同じ状態を示し、図8(B)は図8(A)の矢印B方向から見た図である。
ジャム紙収容スペース1に用紙折れや蛇腹状などのダメージがあるジャム紙P6が収容された場合、可動ガイド板11を開かずにジャム紙P6を取り除くと、ジャム紙P6がフィラー2に引っ掛り、フィラー2が破損する可能性がある(図8(A)参照)。そこで図示の例では、図8(B)から良くわかるように、フィラー2にコロ21を回転可能に設けることで、ジャム紙P6がフィラー2に引っ掛らないように取り除けるように構成してある。
コロ21の取り付けは、通紙中は用紙先端が到達しない領域(ジャム紙P6等の用紙が収容スペース1に落下したとすれば、その際に初めて用紙とコロ21が接触し得る領域)に設置する。またコロ21の取り付けの向きは、ジャム紙P6を取り除く方向に対して回転する向きとする。図示の例では図の紙面に垂直な方向でかつ図の紙面手前側に向く方向である。もちろん、どの方向からもジャム紙P6を取り除くことができるように、コロ21の向きを可変できる構成としても良い。
図9、図10は、フィラーのさらに他の形状、構成について説明するための図である。
ジャム紙収容スペース1において、可動ガイド板11による用紙の搬送抵抗を考慮しなくてもよい。そのため、フィラー2自体を搬送ガイド板として使用することができる。換言すれば、フィラー2で可動ガイド板を兼ねることができる。したがって、可動ガイド板11を設けない構成とすることができ、コストダウンや省スペース化を図ることが可能となる。
フィラー2を搬送ガイド板として使用する場合、フィラー2の回転支点15を構成する部材と透過型センサ3は装置本体に固定する。回転支点15は透過型センサ3側に寄せて設ける。フィラー2の回転支点15を構成する部材と透過型センサ3は装置本体に固定する。
フィラー2が搬送ガイド板として機能するには、用紙P7の端部に生じ得る跳ね上がりカールP8(図11参照)を抑えることが課題となる。例えば、図11、図12に示すように、端部がカールして跳ね上がった状態の用紙P7がジャム紙収容スペース1へ進入してきたとする。すると、フィラー2が無い箇所(例えば、図10、図11でフィラー2の両側)では、用紙端部の押さえがない状態であるため、図12で示すように、用紙P7の端部のカールP8の高さhsが次のガイド板(用紙搬送方向で下流側に位置する可動ガイド板12a)との間の段差より大きい時に引っかかるためである。
この課題を解決するには、図9〜図11に示す例のように、ガイド板として機能させるフィラー2の幅を適正な幅となるように大きくして、用紙端部の跳ね上がりを抑えることができるようにすればよい。
図13は、用紙の幅に対するガイドとしてのフィラーの幅の割合(x)の関係を示す図である。図13に示した結果は本願発明者等が行った実験により得たものであり、フィラー2の幅を、下記関係式で示される値とすることで、用紙端部のカールの高さを抑えることができ、そのためフィラー2がガイド板として機能することが可能となることを示す。
Wf ≦ x Lp
x = 1.1 hs-0.5
(ここで、Wf:フィラー2の幅、x:用紙幅に対するフィラー2の幅の割合、hs:目標とする用紙端部のカール高さ、Lp:用紙幅、である)
例えば、用紙端部のカール高さの目標値をhs=20mmとしたとき、用紙幅に対するフィラー幅の割合xは、x=0.25となる。そのため、用紙幅Lp=200mmであれば、フィラー2の幅Wfは50mm以上の値が必要となる。なお、フィラー2の幅が大きいほど、用紙端部のカールの発生を抑える効果が高くなる。
図14は、フィラーのまたさらに他の形状、構成について説明するための図である。
フィラー2の形状は、用紙の端部を抑える機能を発揮できれば連続した面でなくてもよい。例えば図9〜図11に示す例のように二つの凹所を設けた形状でも良いし、また例えば図14に示す例のように、用紙P9の幅方向中央部を大きく凹ませて二叉状に先端部がえぐれた形状としてもよい。もちろん、三叉以上の形状でもよいし、えぐれた部分の形状が図示のような矩形でなくてもよい。
本発明は以上説明した実施形態に限定されるものではなく、多くの変形が本発明の技術的思想内で当該分野において通常の知識を有する者により可能である。
1 :ジャム紙収容スペース
2 :フィラー
2a :フィラーの基部
3 :透過型センサ
5 :反転排紙経路
6 :引き出しユニット
7、8 :センサ
9 :排紙反転ローラ
10 :両面反転ローラ
11 :可動ガイド板
12 :固定ガイド板
13 :ジャム処理スペース
15、16 :回転支点
20 :すくい形状部
21 :コロ
100 :画像形成装置本体
200 :給紙部
210、220 :給紙トレイ
P1〜P5 :ジャム紙
P5 :用紙
α :接触角度
θ :角度
特開2009−42402号公報

Claims (14)

  1. ジャムしたシートを収容するスペースと、前記スペース内の前記シートの有無を検知する検知手段とを備えたシート搬送装置において、
    前記スペースは、第1のガイド部材と、該第1のガイド部材に対して間隔を設けて対向配置された第2のガイド部材とから構成されており、
    前記検知手段は、前記シートが当接する当接部材と、該当接部材の動きを検知するセンサとを有し、
    前記当接部材は、前記第1のガイド部材と前記第2のガイド部材との間に跨るように配置されることを特徴とするシート搬送装置。
  2. 請求項1に記載のシート搬送装置において、
    前記第2のガイド部材の少なくとも一部は、第1の支軸を中心として、前記第1のガイド部材との間隔が広がる方向に回転可能であり、
    前記当接部材は、前記第2のガイド部材に設けられた第2の支軸を中心として回転可能であることを特徴とするシート搬送装置。
  3. 請求項2に記載のシート搬送装置において、
    前記第2の支軸は、前記スペースへのシート進入方向において、前記第1の支軸よりも上流側に位置することを特徴とするシート搬送装置。
  4. 請求項またはに記載のシート搬送装置において、
    前記センサは、前記スペースへのシート進入方向において、前記第2の支軸よりも上流側に位置することを特徴とするシート搬送装置。
  5. 請求項に記載のシート搬送装置において、
    前記センサは、透過型センサであることを特徴とするシート搬送装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1つに記載のシート搬送装置において、
    前記当接部材は、自重で回転することを特徴とするシート搬送装置。
  7. 請求項1乃至5のいずれか1つに記載のシート搬送装置において、
    前記当接部材を回転付勢する付勢手段を備えたことを特徴とするシート搬送装置。
  8. 請求項乃至7のいずれか1つに記載のシート搬送装置において、
    前記第2のガイド部材が地面に対して垂直になった状態で、前記当接部材の下端部は、前記第1のガイド部材よりも前記第2のガイド部材側に位置することを特徴とするシート搬送装置。
  9. 請求項乃至8のいずれか1つに記載のシート搬送装置において、
    前記当接部材の下端部は、少なくとも一部がR形状で構成されていることを特徴とするシート搬送装置。
  10. 請求項に記載のシート搬送装置において、
    前記R形状は、前記当接部材の下端部を前記スペースへのシート進入方向における下流側に向かって屈曲させることにより形成されることを特徴とするシート搬送装置。
  11. 請求項1乃至10のいずれか1つに記載のシート搬送装置において、
    前記当接部材は、下端部が上端部よりも前記スペースへのシート進入方向で下流側に位置するく字形状であることを特徴とするシート搬送装置。
  12. 請求項1乃至11のいずれか1つに記載のシート搬送装置において、
    前記当接部材の下端部と前記第1のガイド部材とのなす角度θを、
    θ=α−arc sin(h/L)
    (ただし式中、
    θ:前記当接部材と前記第1のガイド部材とがなす角度、
    α:前記当接部材と前記スペースへ収容されたシートとがなす角度(0°<α<90°)、
    h:シート先端のカールの高さ、
    L:シート先端のカールの曲率半径Rを直線に近似した長さ)
    としたことを特徴とするシート搬送装置。
  13. 請求項1乃至12のいずれか1つに記載のシート搬送装置を備えた画像形成装置において、
    前記スペースは、2枚以上のシートを収容でき、かつシートの搬送経路でもあることを特徴とする画像形成装置。
  14. 記録媒体上にトナー画像を形成する電子写真方式の画像形成装置において、
    前記画像形成装置は、請求項1乃至12のいずれか1つに記載のシート搬送装置が備える前記スペースを、ジャムしたシートの収容部としたことを特徴とする画像形成装置。
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