JP6381130B2 - 容積測定装置、容積測定装置を備えた内視鏡洗浄消毒装置及び容積測定方法 - Google Patents

容積測定装置、容積測定装置を備えた内視鏡洗浄消毒装置及び容積測定方法 Download PDF

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Description

本発明は、容積測定装置、容積測定装置を備えた内視鏡洗浄消毒装置及び容積測定方法に関する。
従来、気密性を有する被測定物に対し、内部の容積を測定することが行われている。例えば、被測定物の容積の測定方法の一つとして、特開平8−159911号公報には、リークテスタにより、加圧により被測定物を含む閉鎖系の容積を一定量減少させ、容積の減少量と容量減少前後の気体の圧力変化量とを用いて、ボイルの法則に従って、被測定物の容積を求めることが示されている。
特開平8−159911号公報
しかしながら、特開平8−159911号公報に記載の被測定物の容積の測定方法では、被測定物の内部の気体の温度が考慮されていない。気体の温度は、気体の体積及び/又は圧力と関係するため、特開平8−159911号公報に記載の方法では、被測定物の容積を正確に測定できない問題がある。
本発明は、上述の課題を解決するためのものであり、より正確に被測定物の容積を測定することができる容積測定装置、容積測定装置を備えた内視鏡洗浄消毒装置及び容積測定方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様の容積測定装置は、被測定物に連通して前記被測定物に気体を導入することで前記被測定物の内部を加圧する第1加圧部と、前記被測定物の内圧を測定する第1圧力センサと、液体を貯留可能な容器と、前記容器に貯留された前記液体の水位を検知する水位計と、前記容器に前記液体を導入する液体導入部と、前記容器から前記液体を排出する液体排出部と、前記容器に連通し、前記被測定物に導入される前記気体と同じ種類かつ同じ温度の気体を導入することで前記容器の内部を加圧する第2加圧部と、前記容器の内圧を測定する第2圧力センサと、前記第1圧力センサと、前記第2圧力センサとから取得される各内圧の情報に基づき、前記被測定物の内圧と、前記容器の内圧とが一致するように、前記液体導入部と前記液体排出部とを制御して前記容器の内部の液体量を調整する液体調整部と、前記液体調整部によって前記液体量が調整された前記容器の前記液体の前記水位の情報から前記被測定物の容積を算出する容積算出部と、を含む。
本発明の一態様の容積測定装置を備えた内視鏡洗浄消毒装置は、被測定物に連通して前記被測定物に気体を導入することで前記被測定物の内部を加圧する第1加圧部と、前記被測定物の内圧を測定する第1圧力センサと、液体を貯留可能な容器と、前記容器に貯留された前記液体の水位を検知する水位計と、前記容器に前記液体を導入する液体導入部と、前記容器から前記液体を排出する液体排出部と、前記容器に連通し、前記被測定物に導入される前記気体と同じ種類かつ同じ温度の気体を導入することで前記容器の内部を加圧する第2加圧部と、前記容器の内圧を測定する第2圧力センサと、前記第1圧力センサと、前記第2圧力センサとから取得される各内圧の情報に基づき、前記被測定物の内圧と、前記容器の内圧とが一致するように、前記液体導入部と前記液体排出部とを制御して前記容器の内部の液体量を調整する液体調整部と、前記液体調整部によって前記液体量が調整された前記容器の前記液体の前記水位の情報から前記被測定物の容積を算出する容積算出部と、を含む。
本発明の一態様の容積測定方法は、被測定物に連通して前記被測定物に気体を導入することで前記被測定物の内部を加圧し、液体を貯留可能な容器に前記液体を貯留し、前記容器に連通し、前記被測定物に導入される前記気体と同じ種類かつ同じ温度の気体を導入することで前記容器の内部を加圧し、加圧された前記被測定物の内圧を測定し、加圧された前記容器の内圧を測定し、測定された前記被測定物の内圧と、測定された前記容器の内圧との情報に基づき、前記被測定物の内圧と、前記容器の内圧とが一致するように、前記容器内の液体量を調整し、前記液体量が調整された前記液体の水位の情報に基づいて、前記被測定物の容積を算出する。
本発明によれば、より正確に被測定物の容積を測定することができる容積測定装置及び容積測定装置を備えた内視鏡洗浄消毒装置を提供することができる。
本発明の実施の形態に係る容積測定装置の構成図である。 本発明の実施の形態に係る水位計の模式図である。 本発明の実施の形態に係る加圧ポンプを2つ有する容積測定装置の構成図である。 本発明の実施の形態に係る容積測定装置の処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る被測定物とマスター容器の内部の気体と圧力の関係を説明する説明図である。 本発明の実施の形態に係る被測定物とマスター容器の内部の気体と圧力の関係を説明する説明図である。 本発明の実施の形態に係る被測定物とマスター容器の内部の気体と圧力の関係を説明する説明図である。 本発明の実施の形態に係る容積測定装置を備えた内視鏡洗浄消毒装置の構成図である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態を説明する。
(構成)
図1は、本発明の実施の形態に係る容積測定装置の構成図である。図1に示すように、本実施の形態に係る容積測定装置1は、容積測定装置本体2(以下、「装置本体2」という。)と、装置本体2に接続される液体を貯留可能なマスター容器3と、マスター容器3に接続される給排水ポンプ装置4とを有して構成される。装置本体2には、さらに、測定対象となる被測定物5が接続される。
装置本体2には、被測定物5に連通して被測定物5に気体を所定量だけ導入することで被測定物5の内部を加圧する加圧部として、加圧ポンプ21aと、分岐管路25bを介して接続される締切弁23aとが設けられている。続いて、締切弁23aは、分岐管路25cを介して接続ポート24aと接続され、分岐管路25cには被測定物の内圧を測定する圧力センサ22aが接続されている。
また、装置本体2には、被測定物5に導入した気体と同じ種類及び同じ温度の気体を同じ量だけ導入することでマスター容器3の内部を加圧する加圧部として、加圧ポンプ21aと、分岐管路25bを介して接続される締切弁23bとが設けられている。続いて、締切弁23bは、分岐管路25dを介して接続ポート24bと接続され、分岐管路25dにはマスター容器3の内圧を測定する圧力センサ22bが接続されている。ただし、圧力センサの配置位置は分岐管路25dに限定されず、例えばマスター容器3に配置してもよい。
加圧ポンプ21aの一端は、管路25aを介して大気に開放される。
以上のような構成により、加圧ポンプ21aは、大気から取り込まれた気体を所定量だけ被測定物5に導入することにより被測定物5の内部を加圧可能であり、また、被測定物5内に導入した気体と同じ種類及び同じ温度の気体を同じ量だけ導入することによりマスター容器3の内部を加圧可能である。
装置本体2には、排気弁26aが設けられ、一端が分岐管路25bに接続され、他端が管路25eを介して大気に開放されている。
なお、被測定物5の内部及びマスター容器3の内部を加圧する加圧部は、加圧ポンプ等を含む構成であれば良く、本実施の形態の構成に限定されるものではない。
装置本体2には、中央処理装置(CPU)28と図示しない記憶部(ROM、RAM)等を含んで構成される制御部27が設けられている。制御部27は、加圧ポンプ21aと、2つの圧力センサ22a、22bと、2つの締切弁23a、23bと、排気弁26aと、マスター容器3の水位計32(後述)と、マスター容器3に接続された液体導入部4aと液体排出部4bを有する給排水ポンプ装置4とに電気的に接続されている。制御部27は、信号の送受信により、加圧ポンプ21a、締切弁23a、23b及び排気弁26aの動作を制御可能である。
制御部27は、液体調整部27aと容積算出部27bを含む。制御部27は、信号の送受信により、圧力センサ22aから被測定物5の内圧の情報を測定結果として取得することが可能であり、圧力センサ22bからマスター容器3の内圧の情報を測定結果として取得することが可能であり、水位計32からマスター容器内の液体34の水位の情報を取得可能である。被測定物5の内圧の情報と、マスター容器3の内圧の情報は、液体調整部27aにおいて利用され、水位の情報は、容積算出部27bにおいて利用される。
液体調整部27aは、マスター容器3の液体34の貯留量を調整する処理部であり、ここでは、制御部27のCPU28等により構成される。液体調整部27aは、給排水ポンプ装置4に、駆動信号を送信して液体導入部4aと液体排出部4bの動作を制御することにより、マスター容器3の液体34の給水又は排水を行って、マスター容器3内の液体34の量を調整可能である。
液体調整部27aは、圧力センサ22aと圧力センサ22bで測定された各内圧の情報から、得られた2つの内圧の状態が一致状態又は不一致状態にあるかどうかの判定を行う。
容積算出部27bは、被測定物5の内部空間の容積(以下、被測定物の容積という)を算出する処理部であり、ここでは、制御部27のCPU28等により構成される。容積算出部27bは、水位計32で測定されたマスター容器3の水位の情報から被測定物5の内部空間の容積を算出する。
制御部27には、各種指示が与えられる操作部27cが接続されている。操作部27cは、例えば操作パネルである。
制御部27には、各種情報を表示する表示部27dが接続されている。表示部27dには、圧力センサ22aにおいて測定される被測定物5の内圧と、圧力センサ22bで測定されるマスター容器3の内圧と、被測定物5の内圧とマスター容器3の内圧の一致状態又は不一致状態の判定結果と、被測定物5の容積の算出結果等が表示される。
マスター容器3は、容器本体31と、マスター容器3に貯留された液体34の水位を検知する水位計32とを有する。
容器本体31は、外部管路33aを介して装置本体2の接続ポート24bに接続される。また、容器本体31は、給水管33bを介して給排水ポンプ装置4の液体導入部4aに接続され、また、排水管33cを介して給排水ポンプ装置4の液体排出部4bに接続される。
容器本体31は、例えば、樹脂や金属等の材質で構成され、水等の液体34を貯留可能な気密性のある容器として構成される。容器本体31の形状は、例えば、四角形筒状や円筒状等である。
図2は、本発明の実施の形態に係る水位計の模式図である。水位計32は、例えば、液体34に浮かぶリング状のフロート32aと、リング状のフロート32aの中心孔32bに挿通されるステム32cとを有して構成される。フロート32aには、磁石等により構成されたスイッチ切替部36が設けられている。また、ステム32cには、リードスイッチ等により構成された複数のスイッチ37が上下方向に沿って配設されている。各スイッチ37は、スイッチ切替部36から発せられる電界、磁界又は電磁的信号に応じてオン状態又はオフ状態に切り替わる。
なお、図2においては、スイッチ37は、37a、37b、37c、37d、37e、37f、37gの7つとして示されているが、スイッチは、7つに限定されるものではない。また、以下、いずれか一つのスイッチ、あるいは7つのスイッチを示すときには、スイッチ37という。
このような構成によれば、スイッチ切替部36は、フロート32aと共に、液体34の水位に合わせてステム32cに沿って上下に移動する。スイッチ切替部36は、上下に移動した結果、例えば、図2の場合、近接しているスイッチ37bに対して所定強度以上の磁界を印加し、スイッチ37bをオン状態にする。このとき、スイッチ切替部36は、離隔している他の各スイッチ37a、37c、37d、37e、37f、37gに対して所定強度未満の磁界を印加することになるので、他のスイッチ37a、37c、37d、37e、37f、37gは、オフ状態となる。水位計32は、オン状態とされたスイッチ37の情報を含む信号を、水位の情報として、接続ポート24cを介して制御部27に供給する。図2においては、スイッチ37bがオン状態とされているので、水位計32は、スイッチ37bがオン状態の情報を含む信号を、水位の情報として、接続ポート24cを介して制御部27に供給する。
ただし、本発明に適用される水位センサは上述のフロートセンサに限定されず、例えば、検知水位の異なる複数の電極式のセンサを併用したものを水位センサとすることもできる。
図1に戻り、給排水ポンプ装置4は、マスター容器3に液体34を導入する液体導入部4aと、マスター容器3から液体を排出する液体排出部4bとを有する。給排水ポンプ装置4の液体導入部4aは、液体排出部4bから回収された液体及び図示しない水道などの給水口からの液体を、給水管33bを介して容器本体31に供給する。給排水ポンプ装置4の液体排出部4bは、容器本体31の液体34を、排水管33cを介して回収し、図示しない排水口から排出する。また、給排水ポンプ装置4は、接続ポート24cを介して制御部27に電気的に接続され、制御部27が有する液体調整部27aによって給排水の制御が可能とされ、マスター容器3内の液体34の貯留量を調整可能としている。
被測定物5には、口金51が設けられている。被測定物5は、口金51に接続された外部管路52を介し、装置本体2の接続ポート24aに接続される。
なお、図1の場合、被測定物5を加圧する加圧部と、マスター容器3を加圧する加圧部とは、共通する一つの加圧ポンプ21aを有して構成するものであるが、分岐管路25bから締切弁23aを介して被測定物5内を加圧するための加圧ポンプと、分岐管路25bから締切弁23bを介して容器本体31内を加圧するための加圧ポンプとを別個にしてもよい。
図3は、本発明の実施の形態に係る加圧ポンプを2つ有する容積測定装置の構成図である。図3に示す容積測定装置1aは、容積測定装置本体2a(以下、「装置本体2a」という。)に設けられた2つの加圧ポンプ21b、21cを有し、加圧ポンプ21bにより、被測定物5に大気から取り込まれた気体を所定量だけ導入することで被測定物5の内部を加圧可能であり、加圧ポンプ21cにより、被測定物5に導入した気体と同じ種類及び同じ温度の大気から取り込まれた気体を同じ量だけ導入することでマスター容器3の内部を加圧可能である。加圧ポンプ21bと21cは、それぞれの一端が管路25aを介して大気に開放される。
すなわち、装置本体2aには、被測定物5に連通して被測定物5に所定量だけ気体を導入することにより被測定物5を加圧する加圧部として、加圧ポンプ21bと、分岐管路25bを介して接続される締切弁23aとが設けられている。
装置本体2aには、被測定物5に導入した気体と同じ種類及び同じ温度の気体を同じ量だけ導入することによりマスター容器3の内部を加圧する加圧部として、加圧ポンプ21cと、分岐管路25fを介して接続される締切弁23bとが設けられている。
装置本体2aには、排気弁26bが設けられ、一端が分岐管路25bに接続され、他端が管路25eを介して大気に開放されている。また、装置本体2aには、排気弁26cが設けられ、一端が分岐管路25fに接続され、他端が管路25eを介して大気に開放されている。
制御部27は、加圧ポンプ21b、21cと排気弁26b、26cとに電気的に接続され、信号の送受信により加圧ポンプ21b、21cと排気弁26b、26cの動作を制御可能となっている。
図3に示すような2つの加圧ポンプを有した構成によれば、加圧ポンプ21bは、被測定物5に連通可能であり、加圧ポンプ21cは、マスター容器3に連通可能であり、加圧ポンプ21bと21cは、それぞれ被測定物5とマスター容器3とを別体の加圧ポンプで同時に加圧可能となるので、被測定物5の容積の測定時間の短縮が可能となる。
(作用)
図4は、発明の実施の形態に係る容積測定装置の処理の流れを示すフローチャートである。なお、以下の説明は、図1の容積測定装置1の構成を参照して行う。
容積測定装置1の使用者(以下、「使用者」という)が、操作部27cから測定開始の指示を入力すると、制御部27のCPU28は、図示しないROM等の記憶部に予め記録されたプログラムを読み出してRAMに展開し、図4のフローチャートで示された処理の実行を開始する。
なお、容積測定開始時におけるマスター容器3の液体34の初期貯留量と、被測定物5に対して導入する気体の所定量は、ROM等のメモリに予め記憶されて設定されているようにしてもよい。また、液体調整部27aは、使用者により、操作部27cを操作して入力された被測定物5の識別情報に基づき、マスター容器3内の液体の初期貯留量と、被測定物5に導入する気体の所定量が決定可能とされてもよい。
制御部27は、被測定物5内を大気に開放した後、被測定物5内を気密状態にして、所定量の気体を、被測定物5内に導入する(ステップ(以下Sと略す)1)。
具体的には、制御部27は、締切弁23aと、排気弁26aに対して弁を開状態にする信号を送信し、締切弁23aと、排気弁26aを開状態にする。その結果、装置本体2に接続された被測定物5内は、大気に開放され、大気圧になる。
その後、制御部27は、締切弁23bと排気弁26aに対して弁を閉状態にする信号を送信し、締切弁23bと排気弁26aとを閉状態にし、加圧ポンプ21aと被測定物5が連通状態において、被測定物5内を気密状態にする。
制御部27は、加圧ポンプ21aに対して駆動信号を送信し、加圧ポンプ21aを駆動し、被測定物5に対して所定量の気体(ここでは空気)を導入する。
制御部27は、締切弁23aに対して弁を閉状態にする信号を送信し、締切弁23aを閉状態にし、加圧ポンプ21aと被測定物5とを非連通状態とする。
続いて、液体調整部27aは、マスター容器3内が加圧される前に、マスター容器3内の液体量を調整し、その後、加圧ポンプ21aは、マスター容器3内を気密状態にして、上述した被測定物5内に導入した気体と、同じ温度、同じ種類、かつ同じ量の気体をマスター容器3内に導入する(S2)。貯留される液体34の量は、予め決まっており、ここでは、初回と、2回目以降で異なっている。
具体的には、制御部27は、締切弁23bと排気弁26aに対して弁を開状態にする信号を送信し、締切弁23bと排気弁26aとを開状態にする。その結果、装置本体2に接続されたマスター容器3は、大気に開放され、大気圧になる。
初回については、液体調整部27aは、給排水ポンプ装置4に対して駆動信号を送信し、給排水ポンプ装置4を駆動させて給水又は排水を行い、マスター容器3に初期値として設定された初期貯留量の液体34(ここでは水)を貯留する。
2回目以降については、液体調整部27aは、マスター容器3内の液体34の貯留量を、後述するS3において判定された被測定物5の内圧とマスター容器3の内圧の差に応じて決定する。例えば、S3において比較された結果、被測定物5の内圧がマスター容器3の内圧よりも高いときは、液体調整部27aは、次回の液体34の貯留量を、現在のマスター容器3内の液体34の貯留量よりも予め設定された所定の増量分だけ多い量に決定する。逆に、S3において比較された結果、被測定物5の内圧がマスター容器3の内圧よりも低いときは、液体調整部27aは、次回の液体34の貯留量を、現在のマスター容器3内の液体34の貯留量よりも予め設定された所定の減量分だけ少ない量に決定する。なお、増量分又は減量分は、使用者により、操作部を介して設定変更が可能とされてもよい。
その後、制御部27は、締切弁23aと排気弁26aに対して弁を閉状態とさせる信号を送信し、締切弁23aと排気弁26aを閉状態にし、加圧ポンプ21aとマスター容器3を連通状態とさせ、マスター容器3内を気密状態にする。
制御部27は、加圧ポンプ21aに対して駆動信号を送信し、加圧ポンプ21aを駆動し、マスター容器3に、被測定物5に導入した気体と同じ種類(空気)、同じ温度かつ同じ量の気体を導入する。
ここで、マスター容器3に導入される気体についての「同じ温度」とは、被測定物5に導入された気体と同様に、加圧ポンプ21aに取り込まれた大気の温度から得られる温度である。具体的には、「同じ温度」は、被測定物5に導入された気体に対し、概ね±1℃の範囲の温度であり、好ましくは、±0.5℃の範囲の温度である。
マスター容器3に導入される気体の「同じ量」とは、制御部27が有する図示しないタイマ等を用いて、制御部27が加圧ポンプ21aに駆動信号を送信し、被測定物5に対する駆動時間と同じ駆動時間だけ加圧ポンプを駆動して得られる量である。
その後、制御部27は、締切弁23bに弁を閉状態にする信号を送信し、締切弁23bを閉状態にし、加圧ポンプ21aとマスター容器3とを非連通状態とする。
液体調整部27aは、マスター容器3内が加圧された後、マスター容器3内の液体の貯留量を維持したまま、被測定物5の内圧とマスター容器3の内圧の一致状態又は不一致状態の判定を行う(S3)。
具体的には、圧力センサ22aは、被測定物5の内圧を測定し、その測定結果を制御部27に送信し、また、圧力センサ22bは、マスター容器3の内圧を測定し、その測定結果を制御部27に送信する。液体調整部27aは、被測定物5とマスター容器3の2つの内圧の情報を制御部27から取得し、2つの内圧が一致状態又は不一致状態にあるかを判定する。
液体調整部27aは、被測定物5の内圧とマスター容器3の内圧が不一致状態にあると判定した場合、表示部27dに表示信号を送信して2つの内圧が不一致状態にあることを表示し、2つの内圧の差から次回の液体の貯留量を決定し、処理は、S1(被測定物5内の加圧処理)に戻る。S1から処理が開始されることにより、被測定物5内の気体の再導入とマスター容器3の気体の再導入が時間を置かずに続けて行われ、その結果、マスター容器3には、被測定物5と同じ温度の気体がより確実に再導入されることとなり、ひいては、被測定物5の容積の測定をより正確なものとすることができる。
なお、被測定物5の内圧とマスター容器3の内圧が不一致状態にあると判定される場合、図4において二点鎖線Tで示すように、処理は、S2(マスター容器の加圧処理)に戻るようにしてもよい。S2から処理が開始されることにより、S1(被測定物5内の加圧処理)に要する時間がかからず、図4に示す容積測定処理に関する一連の処理の時間は短縮される。
また、液体調整部27aは、マスター容器3内が加圧された後、被測定物5の内圧とマスター容器3の内圧が不一致状態にあると判定される場合(S3においてNO)、処理がS2に戻るのではなく、給排水ポンプ装置4を駆動させ、マスター容器3内の液体34の貯留量を調整し、被測定物5とマスター容器3の内圧を一致状態にさせるようにしてもよい。
具体的には、液体調整部27aは、被測定物5の方がマスター容器3よりも内圧が高い場合は、互いの内圧が一致状態になるまで、給排水ポンプ装置4に対し、給水の駆動信号を送信してマスター容器3に給水を行い、一方、被測定物5の方がマスター容器3よりも内圧が低い場合、互いの内圧が一致状態になるまで、給排水ポンプ装置4に対して排水の駆動信号を送信し、マスター容器3から排水を行ってもよい。このようにすることで、S1(被測定物5内の加圧処理)とS2(マスター容器3内加圧処理)の処理に要する時間がかからず、容積測定処理に関する一連の処理の時間は短縮される。
以上のように、S2〜S3の処理が、圧力センサ22aと22bから取得される内圧の情報に基づき、被測定物5の内圧とマスター容器3の内圧とが一致するように、液体導入部4aと液体排出部4bとを制御してマスター容器3内の液体34の液体量を調整する液体調整部27aを構成する。
液体調整部27aにより、被測定物5の内圧とマスター容器3の内圧が一致状態にあると判定される場合、処理は、S4に進む。
なお、液体調整部27aは、被測定物5の内圧とマスター容器3の内圧の一致状態又は不一致状態の判定を、被測定物5の内圧とマスター容器3の内圧が一致するか否かに基づいて行うのではなく、2つの内圧の差が測定誤差等を考慮した所定の許容差以内にあるか否かに基づいて行うようにしてもよい。
制御部27は、マスター容器3の水位の情報を取得する(S4)。上述したように、水位計32は、マスター容器3内の液体34の貯留量に応じた水位の情報を制御部27へ出力する。
容積算出部27bは、マスター容器3の水位の情報に基づきマスター容器3内気体の体積を算出し、マスター容器3内の気体の体積に基づき被測定物5の容積を算出する(S5)。
ここで、被測定物5の容積は、被測定物5の内圧とマスター容器3の内圧は一致状態となっているため、被測定物5内の気体の体積と等しい。従って、被測定物5の容積は、マスター容器3内の気体の体積を算出することによって得られる。
マスター容器3内の気体の体積(すなわち、被測定物5の容積)Vは、容器本体31の水平断面の面積Sと、容器本体31における気体が収容されている部分の高さhとを乗算することによって得られる。高さhは、予め設定される容器本体31の天面の高さh1から水位計で取得される液体34の水位h2を減算することによって得られる。マスター容器3内の気体の体積Vは、次の式で表される。
V=S×(h1−h2)
なお、ここでは、マスター容器3に接続された管路(分岐管路25dと、外部管路33aと、給水管33b)の容積と、被測定物5に接続された管路(分岐管路25cと外部管路52)の容積と、ステム32cの体積と、フロート32aの水面から浮出た部分の体積とを計算に含めていないが、被測定物5の容積をより正確に算出するため、マスター容器3内の気体の体積Vに対し、マスター容器3に接続された管路(分岐管路25d、外部管路33a及び給水管33b)の容積を加算し、さらに、被測定物5に接続された管路(分岐管路25cと外部管路52)の容積と、ステム32cの体積と、フロート32aの水面から浮出た部分の体積とを減算してもよい。
容積算出部27bが被測定物5の容積を算出した後、制御部27は、表示部27dに被測定物5の容積の算出結果を表示する。
以上のように、S5〜S6の処理が、液体調整部27aによって貯留量が調整されたマスター容器3の液体34の水位の情報から被測定物5の容積を算出する容積算出部27bを構成する。
なお、本実施の形態における各手順の各ステップは、その性質に反しない限り、実行順序を変更し、複数同時に実行し、あるいは実行毎に異なった順序で実行してもよい。さらに、本実施の形態における各手順の各ステップの全て、あるいは一部をハードウェアにより実現してもよい。
図5Aは、被測定物5内の気体の体積m1と、マスター容器3内の気体の体積n1とが同じ場合を説明するための図である。図5Aの場合、被測定物5とマスター容器3とにそれぞれ10L(リットル)の気体を導入すると、被測定物5の内圧とマスター容器3の内圧がそれぞれ100Pa(パスカル)で一致する。なお、図5Aは、説明のため、被測定物5内の気体の体積m1と、マスター容器3内の気体の体積n1とが同じ体積であることを、図面による説明のため同じ面積で表し、また、管路の容積等を省略し、気体の導入量(L)と、気体の圧力(Pa)とをそれぞれ仮定の数字で示してしている。
以上のように、上述した実施の形態によれば、より正確に容積を測定することができる容積測定装置を提供することができる。
特に、上述した実施の形態によれば、例えば内視鏡などの正確な容積の測定が求められる被測定物に対して、より正確に容積を測定することができる容積測定装置を提供することができる。
(変形例1)
上述した実施の形態では、容積測定開始時におけるマスター容器3の液体34の初期貯留量と、被測定物に対して導入する気体の所定量は、ROM等のメモリに予め記憶されて設定されているが、被測定物5の種類などに応じて設定するようにしてもよい。
本変形例1によれば、制御部27が、被測定物5の機種番号又は型式等の識別情報と、それぞれ識別情報に紐付けられた、マスター容器3の液体34の初期貯留量の情報と、被測定物に対して導入する気体の所定量とを保有する格納部27e(図1において二点鎖線で示す)を有し、格納部27eには、各種の被測定物に応じたそれぞれ最適なマスター容器3の液体34の初期貯留量の情報と、被測定物5に対して導入する気体の所定量とが予め設定される。容積測定装置1の使用者が被測定物5の識別情報を操作部27cに入力することにより、液体調整部27aは、操作部27cを介して使用者により入力された識別情報を取得し、予め格納部27eに設定されている初期貯留量と、気体の導入量の情報を読み出し、初期貯留量の情報に基づいて給排水ポンプ装置4を駆動させ、容積測定開始時に、マスター容器3の液体34の貯留量を、初期貯留量に調整することが可能となり、また、被測定物5に対して導入する気体の所定量が設定される。
(変形例2)
さらに、装置本体2には、被測定物5の識別情報を読取可能とする読取部27f(図1において二点鎖線で示す)を設けてもよい。
本変形例2によれば、読取部27fは、被測定物5に付されたRFIDタグや2次元コード等から機種番号又は型式等の識別情報を読み取ることが可能である。液体調整部27aは、読取部27fで読み取った被測定物5の識別情報を取得し、マスター容器3内が加圧される前に、マスター容器3内の液体34の初期貯留量を決定することが可能である。この構成によれば、使用者に被測定物5の識別情報等の入力の手間をかけさせない。
(変形例3)
さらになお、マスター容器3は、マスター容器3の容器本体31の天面又は側壁面の一部に、マスター容器3の内圧の増減に従い変形可能であり、可撓性の高い樹脂等を材質とする変形部35(図1において二点鎖線で示す)を配設してもよい。変形部35は例えばプレート形状を有し、内圧の増減に伴い膨らんだり凹んだりする。
本変形例3によれば、変形部35の材質は、被測定物5の熱膨張率に近い材質であることが好ましい。また、変形部35の配設面積は、被測定物5の可撓性を有する部分の表面積と近いことが好ましい。この構成によれば、例えば、内視鏡の挿入部等の可撓性の高い部分を有する被測定物5の容積を測定する場合、被測定物5の一部が内圧の上昇に従い変形することで内圧を押し下げた場合においても、可撓性の低い容器本体31の一部が可撓性の高い変形部35で構成されることにより、マスター容器3の変形部35も内圧の上昇に従い変形することで内圧を押し下げ、結果として両者の内圧の一致状態を得ることができ、ひいては、より正確な被測定物5の容積算出が可能となる。
(変形例4)
上述した実施の形態では、被測定物5内の気体の体積とマスター容器3内の気体の体積とが同じになるようにして、被測定物5の容積を測定しているが、被測定物5内の気体の体積とマスター容器3内の気体の体積とが同じにならなくても、被測定物5の容積を測定することが可能である。すなわち、被測定物5内の気体の体積とマスター容器3内の気体の体積とが同じにならなくても、容積算出部27bは、被測定物5内に導入する気体の体積と、マスター容器3内に導入する気体の体積との比率の情報を取得することにより、被測定物5の容積を算出することが可能である。
図5Bと図5Cは、被測定物5内の気体の体積とマスター容器3内の気体の体積とを同じにしないで、被測定物5の容積を測定する場合を説明するための図である。
例えば、図5Bに示すように、マスター容器3内の気体の体積n2が、被測定物5内の気体の体積m2の半分である場合に、被測定物5に10Lの気体を導入し、マスター容器3に半分である5Lの気体を導入すれば、被測定物5の内圧とマスター容器3の内圧がそれぞれ100Paで一致する。
図5Bに示すように、マスター容器3内の気体の体積n2が、被測定物5内の気体の体積m2よりも所定比率kだけ小さい場合、被測定物5に導入する気体の体積に対し、マスター容器3に導入する気体の体積が所定比率kだけ少なければ、被測定物5の内圧とマスター容器3の内圧が一致する。
図5Bに示すようなマスター容器3の容積が、被測定物5の容積に比べて小さければ、マスター容器3内の気体の体積が小さくなるため、マスター容器3のサイズを小型化することが可能である。
逆に、例えば、図5Cに示すように、マスター容器3内の気体の体積n3が、被測定物5内の気体の体積m3の2倍である場合、被測定物5に10Lの気体を導入し、マスター容器3に2倍である20Lの気体を導入し、被測定物5の内圧とマスター容器3の内圧がそれぞれ100Paで一致する。
図5Cに示すように、マスター容器3内の気体の体積n3が、被測定物5内の気体の体積m3よりも所定比率kだけ大きい場合、被測定物5に導入する気体の体積に対し、マスター容器3に導入する気体の体積が所定比率kだけ多いときに、被測定物5の内圧とマスター容器3の内圧が一致する。
図5Cに示すようなマスター容器3の容積が被測定物5の容積に比べて大きければ、マスター容器3内の気体の体積が大きくなるため、マスター容器の気体の体積の測定の精度が高められ、より細かな被測定物5の容積の測定結果が取得可能である。
(適用例)
次に、上述した実施の形態及び変形例の容積測定装置の適用例について説明する。ここでは、適用例として、内視鏡洗浄消毒装置を説明する。
図6は、本実施の形態に係る容積測定装置1を備えた内視鏡洗浄消毒装置6(以下、「洗浄装置」という。)の構成図である。洗浄装置6は、容積測定装置1を洗浄装置6に適用した例であり、装置本体2と、マスター容器3と、給水電磁弁61と、給水切替弁62と、排水切替弁63と、排水ポンプ64と、洗浄消毒槽65とを有する。被測定物5は、内視鏡であり、被測定物5の口金51に接続された外部管路52を介し、洗浄装置6の接続ポート66に接続される。図6においては、洗浄装置6に備わる容積測定機構以外の機構については、図示を省略している。
洗浄装置6には、給水電磁弁61が設けられており、給水電磁弁61は、図示しない水道等の給水口に管路66aを介して接続している。給水電磁弁61は、管路66bを介して給水切替弁62に接続される。給水切替弁62は、管路66cを介して給水ノズル67に接続され、また、管路66dを介して容器本体31に接続される。給水切替弁62の動作に応じて、容器本体31又は給水ノズル67は、選択的に水道等の給水口からの水の供給を受ける。
また、洗浄装置6には、排水ポンプ64が設けられており、排水ポンプ64は、図示しない排水口に管路66eを介して接続されている。排水ポンプ64は、管路66fを介して排水切替弁63に接続される。排水切替弁63は、管路66gを介して洗浄消毒槽排水口68に接続され、また、管路66hを介して容器本体31に接続される。排水切替弁63の動作に応じて、容器本体31又は洗浄消毒槽排水口68は、選択的に図示しない排水口に接続される。
制御部27は、給水電磁弁61と、給水切替弁62と、排水切替弁63と、排水ポンプ64とに電気的に接続され、信号の送受信により、給水電磁弁61、給水切替弁62、排水切替弁63及び排水ポンプ64の動作を制御する。
容器本体31に液体34を給水する場合、制御部27は、給水切替弁62への容器本体31と水道等の給水口を接続する状態に切り替える信号と、給水電磁弁61への所定時間だけ開状態にする信号とを送信することにより、水道等の給水口と容器本体31とを連通させ、給水電磁弁61を所定時間だけ開状態とさせ、水道等の給水口から容器本体31に所定量の液体34(ここでは水)を給水する。
また、容器本体31から液体34を排水させる場合、制御部27は、排水切替弁63への容器本体31と図示しない排水口を接続する状態に切り替える信号と、排水ポンプ64への駆動信号とを送信し、容器本体31と排水口とを連通させ、容器本体31から排水口に排水をさせる。
なお、洗浄装置6は、給水切替弁62を切り替え、外部の給水手段である水道等の給水口と給水ノズル67とを連通させ、外部の給水手段から洗浄消毒槽65に液体34を給水することが可能である。また、洗浄装置6は、排水切替弁63を切り替え、洗浄消毒槽排水口68と排水口とを連通させ、洗浄消毒槽65の液体34を排水口に排水させることが可能である。
本実施の形態に係る容積測定装置1を備えた洗浄装置6によれば、被測定物5のより正確な容積が測定可能とされ、結果として、洗浄装置6における一処理である被測定物5のリークテスト処理において、より正確な被測定物5のリークの検知及びリーク量の測定が可能である。
本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を変えない範囲において、種々の変更、改変等が可能である。
1 容積測定装置
1a 容積測定装置
2 容積測定装置本体
2a 容積測定装置本体
3 マスター容器
4 給排水ポンプ装置
4a 液体導入部
4b 液体排出部
5 被測定物
6 内視鏡洗浄消毒装置
21a 加圧ポンプ
21b 加圧ポンプ
21c 加圧ポンプ
22a 圧力センサ
22b 圧力センサ
23a 締切弁
23b 締切弁
24a 接続ポート
24b 接続ポート
24c 接続ポート
25a 管路
25b 分岐管路
25c 分岐管路
25d 分岐管路
25e 管路
25f 分岐管路
26a 排気弁
26b 排気弁
26c 排気弁
27 制御部
27a 液体調整部
27b 容積算出部
27c 操作部
27d 表示部
27e 格納部
27f 読取部
28 中央処理装置
31 容器本体
32 水位計
32a フロート
32b 中心孔
32c ステム
33a 外部管路
33b 給水管
33c 排水管
34 液体
35 変形部
36 スイッチ切替部
37 スイッチ
37a スイッチ
37b スイッチ
51 口金
52 外部管路
61 給水電磁弁
62 給水切替弁
63 排水切替弁
64 排水ポンプ
65 洗浄消毒槽
66 接続ポート
66a 管路
66b 管路
66c 管路
66d 管路
66e 管路
66f 管路
66g 管路
66h 管路
67 給水ノズル
68 洗浄消毒槽排水口

Claims (15)

  1. 被測定物に連通して前記被測定物に気体を導入することで前記被測定物の内部を加圧する第1加圧部と、
    前記被測定物の内圧を測定する第1圧力センサと、
    液体を貯留可能な容器と、
    前記容器に貯留された前記液体の水位を検知する水位計と、
    前記容器に前記液体を導入する液体導入部と、
    前記容器から前記液体を排出する液体排出部と、
    前記容器に連通し、前記被測定物に導入される前記気体と同じ種類かつ同じ温度の気体を導入することで前記容器の内部を加圧する第2加圧部と、
    前記容器の内圧を測定する第2圧力センサと、
    前記第1圧力センサから取得される内圧の情報と、前記第2圧力センサから取得される内圧の情報とに基づき、前記被測定物の内圧と、前記容器の内圧とが一致するように、前記液体導入部と前記液体排出部とを制御して前記容器の内部の液体量を調整する液体調整部と、
    前記液体調整部によって前記液体量が調整された前記容器の前記液体の前記水位の情報から前記被測定物の容積を算出する容積算出部と、
    を含むことを特徴とする容積測定装置。
  2. 前記第1加圧部と、前記第2加圧部とは、1つの加圧ポンプを共有して構成されることを特徴とする請求項1に記載の容積測定装置。
  3. 前記液体調整部は、前記容器の内部が加圧される前に、前記容器の内部の前記液体量を調整することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の容積測定装置。
  4. 前記第2加圧部は、前記被測定物に導入した前記気体と同量の気体を、前記容器の内部に導入することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の容積測定装置。
  5. 前記容積算出部は、前記容器の水位の情報に基づき前記容器の内部の前記気体の体積を算出し、前記容器の内部の前記気体の体積に基づき前記被測定物の容積を算出することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の容積測定装置。
  6. 前記容積算出部は、前記被測定物の内部に導入した前記気体の体積と、前記容器の内部に導入した前記気体の体積との比率に基づき、被測定物の容積を算出することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の容積測定装置。
  7. 前記容器は、前記容器の天面又は側壁面の一部に、前記容器の内圧の増減に従い変形可能である変形部を有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の容積測定装置。
  8. 前記液体調整部は、入力された前記被測定物の識別情報に基づき、前記容器に導入される前記液体量を決定することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の容積測定装置。
  9. 前記被測定物の前記識別情報を入力可能とする操作部を有することを特徴とする請求項8に記載の容積測定装置。
  10. 前記被測定物の前記識別情報を読取可能とする読取部を有することを特徴とする請求項8に記載の容積測定装置。
  11. 前記被測定物の前記識別情報に紐付けられた、前記容器の内部の前記液体量の初期値を含む情報を格納する格納部を有することを特徴とする請求項8に記載の容積測定装置。
  12. 前記液体調整部は、前記容器の内部が加圧された後、前記容器の内部の前記液体の前記液体量を維持したまま、前記被測定物と前記容器の内圧の一致状態又は不一致状態の判定を行うことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の容積測定装置。
  13. 前記液体調整部は、前記容器の内部が加圧された後、前記容器の内部の前記液体の前記液体量を調整し、前記被測定物と前記容器の内圧を一致状態にさせることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の容積測定装置。
  14. 請求項1または請求項2に記載の容積測定装置を含む内視鏡洗浄消毒装置。
  15. 被測定物に連通して前記被測定物に気体を導入することで前記被測定物の内部を加圧し、
    液体を貯留可能な容器に前記液体を貯留し、
    前記容器に連通し、前記被測定物に導入される前記気体と同じ種類かつ同じ温度の気体を導入することで前記容器の内部を加圧し、
    加圧された前記被測定物の内圧を測定し、
    加圧された前記容器の内圧を測定し、
    測定された前記被測定物の内圧と、測定された前記容器の内圧との情報に基づき、前記被測定物の内圧と、前記容器の内圧とが一致するように、前記容器内の液体量を調整し、
    前記液体量が調整された前記液体の水位の情報に基づいて、前記被測定物の容積を算出する、
    ことを特徴とする容積測定方法。
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