JP6379253B2 - プローバ - Google Patents

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Description

本発明は、プローバに関し、特に、チャンバ内の空気の清浄度を維持すると共にウェハの低温電気特性試験にも対応可能なプローバに関する。
従来より、ウェハ上に形成されたパッドにプローブを押し当てて、パッドの電気特性を検査するプローバが知られている。このようなプローバを用いて実施されるパッドの電気特性検査は、常温で行う常温検査やウェハを常温から昇温させて行う高温検査の他に、ウェハを低温(例えば、−60℃)まで下げて行う低温検査が含まれる。
しかしながら、低温環境下でパッドの電気特性検査を実施する場合、ウェハを保持するウェハチャックやプローブカードを収容するチャンバ内の空気が結露したり氷結して、ウェハに悪影響を及ぼす虞がある。そのため、チャンバと、チャンバに連結された循環ダクトと、循環ダクトの出口側に配設されたFFU(Fan Filter Unit)と、を備え、FFUが低露点の乾燥空気をチャンバ及び循環ダクト内で循環させるものが知られている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2003−179109号公報。
しかしながら、上述したようなプローバでは、プローブカードがテスタ等の機器に接続されるため、チャンバ内に僅かな隙間が生じがちであり、チャンバの排気口付近ではチャンバの内圧が外圧に比べて低くなりがちで、上述した隙間から高露点の外気が侵入することがあるため、循環する空気の露点が徐々に高くなってしまう虞があった。
チャンバ内の空気の露点を下げるものとして、図8に示すように、チャンバ201及び循環ダクト202内の空気をFFU203で強制的に循環させ、チャンバ201内の空気に乾燥空気を直接供給するプローバ200が考えられる。しかしながら、このようなプローバでは、FFU203が形成する気流に沿って乾燥空気がチャンバ201内に拡散することにより、乾燥空気はチャンバ201の上部には拡散しにくくチャンバ201の下部に偏在しがちなため、チャンバ201と循環ダクト202内を繰り返し循環させて空気の露点を安定させる必要があり、電気特性試験を開始するまでに待機時間が長いという問題があった。また、空気と乾燥空気とが効率的に混ざり難く、空気の露点が高止まりしてチャンバ201内の空気の結露や氷結を抑制することができない虞があった。
また、チャンバ内の空気の露点を下げるものとして、図9に示すように、チャンバ301に循環ダクト302内の空気をFFU303で吸引する際に、空気に乾燥空気を混入させるプローバ300も考えられる。しかしながら、このようなプローバ300では、プローバ200と比べると、乾燥空気がチャンバ301の上部に達し易いもののチャンバ301内に均一に拡散しにくいため、プローバ200と同様に、空気の露点を安定させるまでに長時間を要すると共に、空気の露点が高止まりしてチャンバ301内の空気の結露や氷結を抑制することができない虞があった。
そこで、チャンバ内に高清浄度且つ低露点の空気を供給するために解決すべき技術的課題が生じてくるのであり、本発明は、この課題を解決することを目的とする。
本発明は上記目的を達成するために提案されたものであり、請求項1記載の発明は、ウェハチャックとプローブカードとを収容するチャンバと、該チャンバに吸気口と排気口とを介して接続されて空気の循環経路を形成する循環ダクトと、前記空気を前記循環経路内で循環させる空気循環手段と、を備えたプローバであって、前記循環ダクトの上流側に配置され、前記空気の露点を低下させる乾燥空気を前記循環ダクト内に供給する乾燥空気供給手段を備えているプローバを提供する。
この構成によれば、乾燥空気供給手段が循環ダクト内で空気に乾燥空気を混入することにより、空気が循環ダクト内を流れる際に空気と乾燥空気とが均一に混ざり合うため、循環ダクトを経てチャンバ内に供給される空気の露点を均一化すると共に空気の露点を下げることができる。
また、外部から密閉された循環ダクト内に乾燥空気を供給することにより、高露点の空気全体に乾燥空気が拡散して、空気の露点が効率的に下がるため、空気の到達露点を下げると共に、空気の到達露点まで短時間で降下させることができる。
さらに、空気の露点を効率的に下げることにより、乾燥空気の供給量が低減されるため、乾燥空気の省資源化及び空気の高清浄化を実現することができる。
請求項2記載の発明は、請求項1記載のプローバの構成に加えて、前記循環ダクト内に設けられて、前記空気と前記乾燥空気とを撹拌する撹拌手段を備えているプローバを提供する。
この構成によれば、撹拌手段が空気と乾燥空気とを循環ダクト内で撹拌することにより、チャンバ内に供給される空気内における乾燥空気の偏在が抑制されるため、空気の露点を効率的に下げることができる。
請求項3記載の発明は、請求項2記載のプローバの構成に加えて、前記撹拌手段は、前記循環ダクト内を流れる空気の温度を検知する温度検知部と、前記空気の温度に基づいて、前記循環ダクト内の前記空気及び前記乾燥空気を撹拌可能な臨界レイノルズ数と該臨界レイノルズ数以上を維持可能な空気の乱流維持可能流量とを導出する演算部と、前記空気の乱流維持可能流量に応じて前記空気循環手段の循環流量を制御する制御部と、を備えているプローバを提供する。
この構成によれば、温度検知部が検知した空気の温度に応じて臨界レイノルズ数を維持するように空気の循環流量を調整することにより、空気の温度上昇に起因して空気のレイノルズ数が臨界レイノルズ数を下回ることを回避し、空気の温度変化にかかわらず循環ダクト内に乱流を生じさせて、空気と乾燥空気とが循環ダクト内で撹拌されるため、チャンバ内に供給される空気の露点を更に効率的に下げることができる。
本発明は、循環ダクトを経てチャンバ内に供給される空気の露点を均一化すると共に、外部の空気の混入を抑制して空気全体の露点が効率的に下げるため、チャンバ内に高清浄度且つ低露点の空気を供給することができる。
本発明の第1実施例に係るプローバを示す正面図。 図1に示す循環ダクトのレイノルズ数と従来のプローバに用いられた循環ダクトのレイノルズ数との比較結果を示す図。 プローバ内を循環する空気の露点の推移を示す図。 プローバ内の空気の露点が安定するまでに要する時間を示す図。 本発明の第2実施例に係るプローバを示す正面図。 図5に示す循環ダクトのIV部拡大断面図。 図6に示す撹拌手段の変形例を示す断面図。 チャンバ内の空気に乾燥空気を供給する従来のプローバを示す正面図。 FFU内の空気に乾燥空気を供給する従来のプローバを示す正面図。
本発明は、チャンバ内に高清浄度且つ低露点の空気を供給するために、ウェハチャックとプローブカードとを収容するチャンバと、チャンバに吸気口と排気口とを介して接続されて空気の循環経路を形成する循環ダクトと、空気を循環経路内で循環させる空気循環手段と、を備えたプローバであって、循環ダクトの上流側に配置され、空気の露点を低下させる乾燥空気を循環ダクト内に供給する乾燥空気供給手段を備えていることにより実現する。
以下、本発明の第1実施例に係るプローバ1について、図1に基づいて説明する。
プローバ1は、チャンバ2と、チャンバ2に両端を接続されて空気の循環経路Rを形成する循環ダクト3と、循環経路R内で空気を循環させる空気循環手段4と、空気の露点を下げる乾燥空気を供給する乾燥空気供給手段5と、を備えている。
チャンバ2には、ウェハWを保持するウェハチャック21と、ウェハW上に形成されたパッドの電気特性を検査するプローブ22aを有するプローブカード22と、が収容されている。
ウェハチャック21は、ウェハWを載置面21a上に真空吸着して保持するようになっている。ウェハチャック21は、図示しない温度調整機構に接続されており、この温度調整機構を用いて、ウェハチャック21の温度を昇温又は降温させて、ウェハWの温度を検査条件に応じて任意に設定することができる。
プローブカード22は、プローブカード22の周縁を支持されてチャンバ2の上部に固定されている。
プローブ22aは、プローブカード22の略中央に取り付けられており、ウェハWのパッドと図示しないテスタとを接続してパッドの電気特性を検査する。プローブ22aは、ウェハチャック21が接近して押し当てられたパッドを検査する。
また、チャンバ2には、ウェハチャック21を図1の紙面左右方向に一致するX軸方向に移動可能なX軸移動ステージ23と、ウェハチャック2を図1の紙面垂直方向に一致するY軸方向に移動可能なY軸移動ステージ24と、ウェハチャック2を図1の紙面上下方向に一致するZ軸方向に移動可能なZ軸移動ステージ25と、を備えている。
X軸移動ステージ23は、Y軸移動ステージ24を載置するスライドテーブル23aと、スライドテーブル23aの下方でベース26上にX軸方向に沿って敷設されたガイドレール23bと、スライドテーブル23aに連結されてガイドレール23b間にX軸方向に沿って延設された図示しないボールネジに螺合するスライド23cと、ボールネジを回転させる図示しないX方向駆動モータと、を備えている。なお、ボールネジの代わりにリニアモータを採択しても構わない。
X方向駆動モータが、ボールネジを回転させることにより、ボールネジ23cに螺合されたスライダ23cがX軸方向に移動し、スライドテーブル23aが、Y軸ステージ24に対して相対的にX軸方向に移動するようになっている。
Y軸移動ステージ24は、Z軸移動ステージ25を載置するスライドテーブル24aと、スライドテーブル24aの下方にY軸方向に沿って延設された一対のガイドレール24b、24bと、一対のガイドレール24b、24b間にY軸方向に沿って延設された図示しないボールネジと、スライドテーブル24aに連結されてボールネジと螺合するスライダと、ボールネジを回転させる図示しないY方向駆動モータと、を備えている。なお、ボールネジの代わりにリニアモータを採択しても構わない。
Y方向駆動モータが、ボールネジを回転させることにより、ボールネジに螺合されたスライダがY軸方向に移動し、スライドテーブル23aが、X軸移動ステージ23に対して相対的にY軸方向に移動するようになっている。
Z軸移動ステージ25は、ウェハチャック21を載置している。Z軸移動ステージ25は、ウェハチャック21をZ軸方向に昇降させる図示しないZ方向駆動モータと、ウェハチャック21の中央を通ってZ軸方向に延びる回転軸回りにウェハチャック21を回転させる図示しないΘ方向駆動モータと、を備えている。
X軸移動ステージ23とY軸移動ステージ24とZ軸移動ステージ25とは、図示しない制御装置によって駆動制御されている。制御装置は、X方向駆動モータ、Y方向駆動モータ、Z方向駆動モータ及びΘ方向駆動モータに駆動信号を送り、各駆動モータの駆動量に応じてウェハチャック2を所望の位置に位置決めする。
循環ダクト3は、断面円形状に形成された円管であり、一方端をチャンバ2の吸気口2aに接続され、他方端をチャンバ2の排気口2bに接続されている。排気口2bの付近では、空気の流路が狭まり流速が上がるため、空気の内圧が小さくなっており、循環経路R内で空気の露点が最も高くなっている。
空気循環手段4は、チャンバ2の吸気口2aに取り付けられた吸引ファン41と吸引ファン41によって吸引された空気を通過させて防塵する図示しないフィルタとを有するFFU42と、チャンバ2の排気口2bを塞ぐように設けられる排気ファン43と、を備えている。吸引ファン41及び排気ファン43により、図1の紙面反時計回りの空気の循環経路Rが形成されている。以下、「上流側」、「下流側」とは、循環経路Rにおける上流側、下流側に対応するものとする。
乾燥空気供給手段5は、循環ダクト3内に乾燥空気を供給するノズル51と、ノズル51に接続された図示しない乾燥空気供給源と、を備えている。ノズル51から供給される乾燥空気の流量は、任意に調整することができる。
ノズル51は、排気ファン43の下流側、即ち、循環ダクト3の上流側の乾燥空気供給位置Dに配置されている。なお、ノズル51は、外部から遮断された、即ち、密閉された循環ダクト3内の上流側であれば、どこに設けられても構わない。
プローバ1は、循環ダクト3内を流れる空気とノズル51を介して循環ダクト3内に供給された乾燥空気とを撹拌する撹拌手段6を備えている。撹拌手段6は、温度検知部61と、流速検知部62と、演算部63と、制御部64と、を備えている。
温度検知部61は、循環ダクト3内を流れる空気の温度を検知する。温度検知部61は、乾燥空気供給位置Dより下流側で循環ダクト3に取り付けられている。
流速検知部62は、循環ダクト3内を流れる空気の流速を検知する。流速検知部62は、乾燥空気供給位置Dより下流側で温度検知部61と対向して循環ダクト3に取り付けられている。
演算部63は、温度検知部61が検知した空気の温度に基づいて、循環ダクト3内を流れる空気の臨界レイノルズ数Recと、臨界レイノルズ数Rec以上を維持可能な空気の乱流維持可能流量を導出する。本実施例では、円管状の循環ダクト3の臨界レイノルズ数Recは、2300〜4000となる。また、演算部63は、乱流維持可能流量を導出する際には、温度検知部61が検知した空気の温度に基づいて、図示しない記憶部内に記憶された空気の動粘性係数を呼び出し、臨界レイノルズ数Recに対応する空気の臨界速度を導出し、乱流維持可能流量を導出するようになっている。
ここで、「空気の臨界速度」とは、空気の温度に応じて変動するものであり、臨界レイノルズ数Recと動粘性係数との積を循環ダクト3の内径と循環ダクト3の断面積とで除したものである。本実施例における空気の臨界速度は、0.34845〜0.60600m/sとなっている。また、「空気の乱流維持可能流量」とは、空気の臨界速度に循環ダクト3の断面積を乗じたものである。本実施例における空気の乱流維持可能流量は、0.00266〜0.00462m^3/sとなっている。
制御部64は、演算部63が導出した空気の乱流維持可能流量に基づいて、空気のレイノルズ数Reを臨界レイノルズ数Rec以上に維持するように吸引ファン41の回転数を調整して、空気の循環流量を調整する。また、流速検知部62で循環ダクト3内の空気の流速を検知することにより、空気の循環流量をフィードバック制御するのが好ましい。本実施例では、空気の循環流量を0.008333m^3/sに設定しており、空気のレイノルズ数Reが約7103に達し、空気のレイノルズ数Reは臨界レイノルズ数Rec以上であるため、循環ダクト3内に乱流を生じさせることができる。
このようにして、図2に示すように、従来のプローバでは、空気の温度が上昇するにしたがって動粘性係数が上昇し、空気のレイノルズ数が下がり乱流を維持できない虞があったが、プローバ1では、空気の温度変化に応じて空気の循環流量を調整することにより、空気の温度にかかわらず空気のレイノルズ数Reを臨界レイノルズ数Rec以上で維持可能なため、空気と乾燥空気とを循環ダクト3内で撹拌することができる。
また、空気の循環流量は乱流維持可能流量に近い値に調整されるのが好ましく、即ち、循環ダクト3内の乱流を維持可能な範囲で空気の循環流量を絞るのが好ましい。これにより、ウェハチャック2付近の気流の乱れが軽減されるため、電気特性検査の際にウェハチャック2の温度を局所的に低下させることなくウェハWを精度良く検査することができる。さらに、循環ダクト3内の乱流を維持可能な範囲で空気の循環流量を絞ることにより、露点の高い外気の流入を抑制して空気の露点を確保し易くなると共に、パラメトリックテスト等の微小電流測定の際のリーク電流を軽減することができる。
本実施例との比較例として乾燥空気を供給する場所を変えたプローバについて、本実施例及び比較例に係るプローバにおける空気の露点を比較したものを図3に示す。比較例1は、図8に示すように、チャンバ内に乾燥空気を直接供給するものであり、比較例2は、図9に示すように、チャンバ内に空気を吸引する際にFFU内で空気に乾燥空気を供給するものである。
図3中におけるA、B、Cは、それぞれ空気の露点の計測場所を示しており、Aは、チャンバ2の吸気口2a付近の循環ダクト3の一方端であり、Bは、チャンバ2内であり、Cは、チャンバ2の吸気口2b付近の循環ダクト3の他方端である。本実施例及び各比較例に係るプローバのチャンバ内の空気の露点を比較すると、図3に示すように、比較例1では−28℃、比較例2では−34℃であるのに対して、本実施例では−55℃であることが分かる。
また、本実施例及び各比較例に係るプローバにおいて、空気の露点に達するまでに要する時間を比較したものを図4に示す。図4によれば、比較例1では70分、比較例2では50分を要するのに対して、本実施例では30分で済むことが分かる。
このようにして、本実施例に係るプローバ1は、乾燥空気供給手段5が循環ダクト3内で空気に乾燥空気を混入することにより、空気が循環ダクト3内を流れる際に空気と乾燥空気とが均一に混ざり合うため、循環ダクト3を経てチャンバ2内に供給される空気の露点を均一化すると共に空気の露点を下げることができる。
また、外部から密閉された循環ダクト3内に乾燥空気を供給することにより、高露点の空気全体に乾燥空気が拡散して、空気の露点が効率的に下がるため、空気の到達露点を下げると共に、空気の到達露点まで短時間で降下させることができる。
さらに、空気の露点を効率的に下げることにより、乾燥空気の供給量が低減されるため、乾燥空気の省資源化及び空気の高清浄化を実現することができる。
また、空気の温度変化に応じて、空気のレイノルズ数が臨界レイノルズ数以上を維持するように空気の循環流量を調整することにより、空気の温度変化に起因したレイノルズ数の低下を抑制するため、空気と乾燥空気とを循環ダクト3内で撹拌して、チャンバ2内に供給される空気の露点を均一にすることができる。
次に、本発明に第2実施例に係るプローバについて、図面に基づいて説明する。なお、本発明の第2実施例に係るプローバは、上述した第1実施例に係るプローバと比較すると、撹拌手段の具体的構成が異なっており、その他の構成については、基本的に何ら変わるところがないため、上述した第1実施例のプローバと同一部材については、同一の符号を付し、その重複する説明を省略する。
すなわち、撹拌手段6は、図6に示すように、乾燥空気供給位置Dより下流側で循環ダクト3の内周面に刻設された撹拌溝65である。撹拌溝65は、循環ダクト3の周方向に周設され、循環ダクト3の長手方向に沿って複数並設されている。撹拌溝65は、図6中の矢印に示すように、循環ダクト3内を流れる空気及び乾燥空気の流れを乱すことにより、空気と乾燥空気とを撹拌する。なお、撹拌溝65の具体的な形状は、空気の乱すものであれば、如何なるものであっても構わない。
なお、撹拌手段6は、図7に示すように、乾燥空気供給位置Dより下流側で循環ダクト3の内周面から立設された撹拌壁66であっても構わない。撹拌壁66は、略円弧状に形成されており、循環ダクト3の上方及び下方から交互に延びて、図7中の矢印に示すように、空気の流れを妨げるラビリンス構造を形成するように配設されている。なお、撹拌壁66の具体的な形状は、空気の流れを妨げるものであれば、如何なるものであっても構わない。
このようにして、本実施例に係るプローバ1は、循環ダクト3内に撹拌溝65または撹拌壁66を設けるだけで、簡単に空気と乾燥空気とを撹拌することができる。
また、撹拌溝65又は撹拌壁66が、乾燥空気供給位置Dより下流側に配置されていることにより、空気に乾燥空気が混入された状態で空気と乾燥空気とを確実に撹拌されて、チャンバ2内に供給される空気の露点を更に効率的に下げることができる。
なお、本実施例に係る撹拌溝65又は撹拌壁66は、乾燥空気供給位置Dより下流側に配置されているものについて説明したが、撹拌溝65又は撹拌壁66は乾燥空気供給位置Dより上流に配置されても良く、予め循環ダクト3内の空気を乱流にした状態で乾燥空気を供給し乾燥空気を空気内に拡散させても構わない。
以上、上述したように、本発明は、乾燥空気供給手段5が循環ダクト3内で空気に乾燥空気を混入することにより、空気が循環ダクト3内を流れる際に空気と乾燥空気とが均一に混ざり合うため、循環ダクト3を経てチャンバ2内に供給される空気の露点を均一化すると共に空気の露点を下げることができる。
また、外部から密閉された循環ダクト3内に乾燥空気を供給することにより、高露点の空気全体に乾燥空気が拡散して、空気の露点を効率的に下げることができる。
さらに、空気の露点を効率的に下げることにより、乾燥空気の供給量が低減されるため、乾燥空気の省資源化及び空気の高清浄化を実現することができる。
上述した各実施例では、本発明を適用したプローバについて説明したが、本発明は、プローバに限定して適用されるものではなく、例えば、プローバに隣接して設けられるローダに適用しても構わない。
なお、本発明は、本発明の精神を逸脱しない限り種々の改変をなすことができ、そして、本発明が該改変されたものにも及ぶことは当然である。
1 ・・・ プローバ
2 ・・・ チャンバ
2a・・・ 吸気口
2b・・・ 排気口
21・・・ ウェハチャック
22・・・ プローブカード
22a・・・プローブ
23・・・ X軸移動ステージ
24・・・ Y軸移動ステージ
25・・・ Z軸移動ステージ
3 ・・・ 循環ダクト
4 ・・・ 空気循環手段
41・・・ 吸引ファン
42・・・ FFU
43・・・ 排気ファン
5 ・・・ 乾燥空気供給手段
51・・・ ノズル
6 ・・・ 撹拌手段
61・・・ 温度検知部
62・・・ 速度検知部
63・・・ 演算部
64・・・ 制御部
65・・・ 撹拌溝
66・・・ 撹拌壁
D ・・・ 乾燥空気供給位置
R ・・・ 循環経路
W ・・・ ウェハ

Claims (3)

  1. ウェハチャックとプローブカードとを収容するチャンバと、該チャンバに吸気口と排気口とを介して接続されて空気の循環経路を形成する循環ダクトと、前記空気を前記循環経路内で循環させる空気循環手段と、を備えたプローバであって、
    前記循環ダクトの上流側に配置され、前記空気の露点を低下させる乾燥空気を前記循環ダクト内に供給する乾燥空気供給手段を備えていることを特徴とするプローバ。
  2. 前記循環ダクト内に設けられて、前記空気と前記乾燥空気とを撹拌する撹拌手段を備えていることを特徴とする請求項1記載のプローバ。
  3. 前記撹拌手段は、
    前記循環ダクト内を流れる空気の温度を検知する温度検知部と、
    前記空気の温度に基づいて、前記循環ダクト内の前記空気及び前記乾燥空気を撹拌可能な臨界レイノルズ数と該臨界レイノルズ数以上を維持可能な空気の乱流維持可能流量とを導出する演算部と、
    前記空気の乱流維持可能流量に応じて前記空気循環手段の循環流量を制御する制御部と、
    を備えていることを特徴とする請求項2記載のプローバ。
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