JP6379001B2 - ミキサ車及びミキサ車のドラム緊急駆動具 - Google Patents

ミキサ車及びミキサ車のドラム緊急駆動具 Download PDF

Info

Publication number
JP6379001B2
JP6379001B2 JP2014203603A JP2014203603A JP6379001B2 JP 6379001 B2 JP6379001 B2 JP 6379001B2 JP 2014203603 A JP2014203603 A JP 2014203603A JP 2014203603 A JP2014203603 A JP 2014203603A JP 6379001 B2 JP6379001 B2 JP 6379001B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mixer
drum
fluid pressure
tool
emergency
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014203603A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016068532A (ja
Inventor
光弘 青田
光弘 青田
和徳 田中
和徳 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KYB Corp
Original Assignee
KYB Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KYB Corp filed Critical KYB Corp
Priority to JP2014203603A priority Critical patent/JP6379001B2/ja
Publication of JP2016068532A publication Critical patent/JP2016068532A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6379001B2 publication Critical patent/JP6379001B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Preparation Of Clay, And Manufacture Of Mixtures Containing Clay Or Cement (AREA)

Description

本発明は、生コンクリートを運搬可能なミキサ車及びミキサ車のドラム緊急駆動具に関する。
特許文献1には、生コンクリートを搭載するミキサドラムが車両に回転自在に設けられ、ミキサドラムがエンジンの動力によって回転駆動されるミキサ車が開示されている。
上記ミキサドラムの駆動装置は、エンジンによって駆動される油圧ポンプと、油圧ポンプから吐出する作動油によって駆動される油圧モータと、油圧モータの回転を減速してミキサドラムに伝える減速機と、を備えている。
特開平05−016719号公報
しかしながら、このような従来のミキサ車にあっては、車両のエンジン等が故障した場合に、油圧モータによってミキサドラムを回転駆動することができず、ミキサドラムから生コンクリートを排出することができなくなるという問題があった。
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、エンジン等が故障した場合に、ミキサドラムを回転駆動することができるミキサ車及びミキサ車のドラム緊急駆動具を提供することを目的とする。
本発明は、エンジンの動力によって回転する流体圧モータと、流体圧モータが連結される常用入力部を有し、常用入力部の回転を減速してミキサドラムに伝達する減速機と、を備えるミキサ車に用いられるドラム緊急駆動具であって、減速機から流体圧モータが取り外された状態で常用入力部に連結される中継軸を備え、中継軸は、回転作動可能な工具が連結される非常入力部を有することを特徴とする。
また、本発明は、エンジンの動力によって回転するミキサドラムを備えるミキサ車であって、エンジンの動力によって回転する流体圧モータと、流体圧モータの回転を減速してミキサドラムに伝達する減速機と、を備え、減速機は、回転作動可能な工具が連結される非常入力部を備え、工具によって駆動される非常入力部の回転がミキサドラムに伝達されることを特徴とする。
また、本発明は、エンジンの動力によって回転するミキサドラムを備えるミキサ車であって、ミキサドラムの外周に転接するドラムローラを備え、ドラムローラは、回転作動可能な工具が連結される非常入力部を備え、工具によって駆動される非常入力部の回転がミキサドラムに伝達されることを特徴とする。
本発明に係るミキサ車のドラム緊急駆動具では、ミキサ車のエンジン等が故障した場合に、減速機から流体圧モータを取り外した後に、減速機の常用入力部に中継軸が連結され、中継軸の非常入力部に工具が連結される。工具によって非常入力部が駆動されることにより、非常入力部の回転が中継軸及び減速機を介してミキサドラムに伝達され、ミキサドラムを回転駆動することができる。
また、本発明に係るミキサ車では、ミキサ車のエンジン等が故障した場合に、ミキサ車の非常入力部に工具が連結される。工具によって非常入力部が駆動されることにより、非常入力部の回転がミキサドラムに伝達され、ミキサドラムを回転駆動することができる。
本発明の第1実施形態に係るミキサ車を示す平面図である。 本発明の第1実施形態に係るミキサ車を示す側面図である。 本発明の第1実施形態に係る減速機及び流体圧モータを示す平面図である。 本発明の第1実施形態に係る減速機及び緊急駆動具を示す平面図である。 本発明の第1実施形態に係るドラム緊急駆動具を示す平面図である。 本発明の第2実施形態に係るミキサ車を示す側面図である。 本発明の第2実施形態に係る減速機、流体圧モータ、及び非常入力部等を示す平面図である。 本発明の第3実施形態に係るミキサ車を示す側面図である。 本発明の第3実施形態に係る減速機、流体圧モータ、及び非常入力部等を示す平面図である。 本発明の第4実施形態に係るミキサ車を示す側面図である。 本発明の第4実施形態に係るドラムローラ及び非常入力部等を示す側面図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
(第1実施形態)
図1A、図1Bを参照して、ミキサ車100の全体構成について説明する。ミキサ車100は、車体に固定される架台1と、架台1上に回転自在に設けられるミキサドラム2と、ミキサドラム2を回転駆動する駆動装置4と、を備える。ミキサ車100は、ミキサドラム2に生コンクリートを搭載して運搬するようになっている。
ミキサドラム2は、その回転中心線Oが車両の前部から後部に向かって高くなるように傾斜して架台1に支持される。架台1上には駆動装置4を構成する減速機7が設けられ、ミキサドラム2の前端部は減速機7によって回転自在に支持される。ミキサドラム2の後端部の外周には、リング状のレール8が固定される。架台1上には、レール8に転接する複数のドラムローラ9が設けられる。ミキサドラム2の後端部は、ドラムローラ9によって回転自在に支持される。
ミキサドラム2は、有底円筒形の容器であり、その後端に開口部2Aを有する。ミキサドラム2の開口部2Aの後方上部には、ホッパ16が設けられる。生コンクリート製造プラント等においてホッパ16に投入される生コンクリートは、開口部2Aを通じてミキサドラム2内へと導かれる。ミキサドラム2の開口部2Aの後方下部には、フローガイド17及びシュート18が設けられる。開口部2Aから排出される生コンクリートは、フローガイド17によってシュート18に導かれ、シュート18によって所定の方向に排出される。
ミキサドラム2の内側には、その内壁から突出して螺旋状に延びる一対のブレード13、14が設けられる。後述するように、ミキサドラム2ではブレード13、14の正逆両方向の回転によって生コンクリートの攪拌、排出が行われる。
ミキサ車100には、走行用のエンジン3が搭載される。駆動装置4は、エンジン3を動力源としてミキサドラム2を回転駆動する。駆動装置4は、エンジン3によって駆動される流体圧源ユニット5と、流体圧源ユニット5から供給される作動流体によって駆動される流体圧モータ6と、流体圧モータ6の回転を減速してミキサドラム2に伝達する減速機7と、を備える。
駆動装置4では、作動流体として作動油が用いられる。なお、駆動装置4では、作動油ではなく、他の非圧縮性流体を作動流体として用いてもよい。
図2に示すように、流体圧モータ6は、流体圧源ユニット5から供給される作動流体圧によって出力軸61を回転させるモータ機構(図示省略)と、モータ機構を収容するモータハウジング67、68と、を有する。
減速機7は減速ギヤ機構70を収容するギヤハウジング77、78を有し、一方のギヤハウジング78の取り付け座78Aが架台1に固定される。減速機7はギヤハウジング78の後端から突出する出力部79を有し、出力部79にミキサドラム2の前端部が連結される。出力部79は、ミキサドラム2と共に中心線Oを中心として回転する。
流体圧モータ6は、モータハウジング67の取り付け座67Aがギヤハウジング77のフランジ部77Aに複数のボルト65、66を介して固定される。
流体圧モータ6の出力軸61は、モータハウジング67の取り付け座67Aから突出する先端部に外周スプライン61Aを有する。
減速ギヤ機構70は、流体圧モータ6の出力軸61が連結される入力ギヤ76を有する。入力ギヤ76の内周には内周スプライン76Aが形成され、内周スプライン76Aに出力軸61の外周スプライン61Aが係合される。入力ギヤ76の内周スプライン76Aは、流体圧モータ6の出力軸61が連結される常用入力部を構成する。
流体圧源ユニット5は、エンジン3によって駆動される流体圧ポンプ(図示省略)と、流体圧ポンプから流体圧モータ6に供給される作動流体の流れ方向及び流量を調節する流体圧回路(図示省略)と、を備える。流体圧源ユニット5は、コントローラ(図示省略)からの指令に応じて流体圧モータ6の正逆転及び増減速を切り換える。
ミキサドラム2に対する生コンクリートの投入及び攪拌、混練時には、ミキサドラム2が正転駆動され、回転するブレード13、14によりミキサドラム2内の生コンクリートがミキサドラム2の後方から前方(図1Bの右方から左方)へ送られる。これにより、生コンクリートの攪拌、混練が行われ、生コンクリートの固化が防止される。
ミキサドラム2に対する生コンクリートの排出時には、ミキサドラム2が逆転駆動され、回転するブレード13、14によりミキサドラム2内の生コンクリートがミキサドラム2の前方から後方(図1Bの左方から右方)へ送られ、ミキサドラム2の開口部2Aから排出される。
ところで、ミキサ車100では、エンジン3、流体圧源ユニット5、流体圧モータ6等のいずれかが故障した場合には、流体圧モータ6によってミキサドラム2を回転駆動することができず、ミキサドラム2から生コンクリートを排出することができなくなる。
この対処方法として、エンジン3等が故障した場合には、図3Aに示すように、減速機7から流体圧モータ6を取り外した状態で、工具30を用いて減速機7を回転駆動するドラム緊急駆動具20が設けられる。
工具30は、インパクトレンチが用いられる。工具30は、電気または圧縮空気を動力源として回転作動するモータ(図示省略)と、モータによって回転する工具軸31と、工具軸31の先端部に取り付けられるソケット32と、を有する。なお、工具30は、インパクトレンチに限らず、例えばドリルドライバー等を用いてもよい。
図3Bに示すように、ドラム緊急駆動具20は、ギヤハウジング77のフランジ部77Aに取り付けられる中継ハウジング21と、中継ハウジング21に回転自在に支持される中継軸25と、を備える。
中継ハウジング21は、複数のボルト65、66を介してギヤハウジング77のフランジ部77Aに取り付けられる取り付け座22と、中継軸25を回転自在に支持する軸受部23と、を有する。
中継軸25の先端部には、入力ギヤ76の内周スプライン76Aに係合する外周スプライン25Aが形成される。中継軸25の中程には、中継ハウジング21の軸受部23に回転自在に支持される軸部(図示省略)が形成される。中継軸25の基端部には、工具30が連結される非常入力部27が形成される。
中継軸25の非常入力部27は、その断面形状が多角形の軸状に形成される。工具30のソケット32は、非常入力部27に係合する断面形状を有する筒状をしている。ソケット32が非常入力部27に係合することにより、工具軸31の回転がソケット32を介して中継軸25に伝達される。
図3Aに示すように、中継ハウジング21がギヤハウジング77に取り付けられた状態で、中継軸25の外周スプライン25Aが入力ギヤ76の内周スプライン76Aに係合し、中継軸25の非常入力部27が中継ハウジング21の外側に突出する。これにより、中継軸25の非常入力部27が入力ギヤ76の中心線Pと同軸上に支持され、非常入力部27が回転することにより、中継軸25と共に入力ギヤ76が回転作動する。
中継ハウジング21がギヤハウジング77に取り付けられた状態で、中継ハウジング21はギヤハウジング77の開口部77Bを閉塞する。これにより、減速機7の作動時にギヤハウジング77内の潤滑油が開口部77Bから洩れ出すことを防止できる。
次に、エンジン3等が故障した場合に、工具30及びドラム緊急駆動具20を用いてミキサドラム2を回転駆動する動作について説明する。
まず、減速機7から流体圧モータ6を取り外す。次に、減速機7にドラム緊急駆動具20を取り付ける。このときに、中継ハウジング21をギヤハウジング77のフランジ部77Aにボルト65及びナット69、ボルト66を介して締結する。これにより、中継軸25の外周スプライン25Aが入力ギヤ76の内周スプライン76Aに係合し、中継軸25の非常入力部27が中継ハウジング21の外側に突出する。次に、作業者が工具30を持ってソケット32を中継軸25の非常入力部27に連結した状態に保持し、外部からの動力によって工具30を回転作動させる。工具30の作動によって減速ギヤ機構70の入力ギヤ76が回転駆動され、減速ギヤ機構70が入力ギヤ76の回転を減速して出力部79に伝達し、出力部79と共にミキサドラム2が回転作動する。工具30を正回転作動させることにより、ミキサドラム2が正転作動する。これにより、生コンクリートの攪拌、混練が行われ、生コンクリートの固化が防止される。一方、工具30を逆回転作動させることにより、ミキサドラム2が逆転作動する。これにより、ミキサドラム2の開口部2Aから生コンクリートが排出される。
以上の第1実施形態によれば、以下に示す作用効果を奏する。
ミキサ車100のドラム緊急駆動具20は、減速機7から流体圧モータ6が取り外された状態で内周スプライン76A(常用入力部)に連結される中継軸25を備える。中継軸25は、回転作動可能な工具30が連結される非常入力部27を有する。これにより、ミキサ車100のエンジン3等が故障した場合に、減速機7から流体圧モータ6を取り外した後に、中継軸25を減速機7の内周スプライン76Aに連結し、工具30を中継軸25の非常入力部27に連結する。工具30によって非常入力部27が駆動されることにより、非常入力部27の回転が中継軸25及び減速機7を介してミキサドラム2に伝達される。このときに、減速機7が非常入力部27の回転を減速して減速機7に伝達することにより、工具30が非常入力部27を駆動するのに必要なトルクが小さく抑えられる。こうして、工具30の駆動力によってミキサドラム2が回転することにより、ミキサドラム2から生コンクリートが排出され、ミキサドラム2内で生コンクリートが固化することを防止できる。
また、ドラム緊急駆動具20は、減速機7のギヤハウジング77から流体圧モータ6が取り外された状態で、ギヤハウジング77に取り付けられる中継ハウジング21を備え、中継軸25が中継ハウジング21によって入力ギヤ76の内周スプライン76A(常用入力部)と同軸上に支持される。これにより、工具30から受ける力によって中継軸25の回転中心が入力ギヤ76の中心線Pに対して偏心することが抑えられ、工具30の回転が中継軸25を介して減速機7の入力ギヤ76に円滑に伝達される。
なお、上述した構成に限らず、ドラム緊急駆動具20は、中継ハウジング21が廃止され、中継軸25の外周スプライン25Aが減速機7に設けられる入力ギヤ76の内周スプライン76Aに挿入されることによって、中継軸25の非常入力部27が中継ハウジング21の外側に突出するように保持される構成としてもよい。
(第2実施形態)
次に、図4A、図4Bを参照して、本発明の第2実施形態を説明する。以下では、上記第1実施形態と異なる点を中心に説明し、上記第1実施形態のミキサ車100と同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
上記第1実施形態に係るミキサ車100では、工具30が連結されるドラム緊急駆動具20が減速機7に取り付けられるように構成されている。これに対して、第2実施形態に係るミキサ車200では、工具30が連結される非常入力部171が減速機107に設けられる構成とする。
図4Aに示すように、駆動装置104は、エンジンによって駆動される流体圧源ユニット105と、流体圧源ユニット105から供給される作動流体によって駆動される流体圧モータ6と、流体圧モータ6の回転を減速してミキサドラム2に伝達する減速機107と、を備える。
流体圧源ユニット105に備えられる流体圧回路(図示省略)は、エンジンによって駆動される流体圧ポンプ(図示省略)と流体圧モータ6の間で作動流体を循環させる1対の給排通路と、1対の給排通路どうしの連通を切り換える切り換え弁と、を備える。切り換え弁は、通常時に各給排通路どうしを連通しない通常ポジションに保持され、非常時に各給排通路どうしを連通する非常ポジションに切り換えられる。これにより、工具30の駆動力によって流体圧モータ6が回転する非常時に、流体圧モータ6の回転に伴って流れる作動油が流体圧ポンプを迂回して循環し、工具30が流体圧モータ6を駆動する負荷が小さく抑えられる。
なお、上述した構成に限らず、工具30の駆動力によって流体圧モータ6が回転する非常時に、流体圧モータ6と流体圧ポンプ(図示省略)を結ぶ1対の給排通路を構成する配管(図示省略)どうしを互いに接続してもよい。これにより、工具30が流体圧モータ6を駆動する負荷が小さく抑えられる。
図4Bに示すように、減速機107は減速ギヤ機構を収容するギヤハウジング177、78を有し、一方のギヤハウジング177から突出する入力軸170が設けられる。入力軸170は、ギヤハウジング177内に収容されるその基端が減速ギヤ機構の入力ギヤ(図示省略)に結合される。これにより、入力軸170は、減速ギヤ機構の入力ギヤ及び流体圧モータ6の出力軸(図示省略)と一体となって中心線P上にて回転する。
入力軸170は、ギヤハウジング177の外部に突出するその先端部に非常入力部171が設けられる。非常入力部171は、その断面形状が多角形の軸状に形成され、工具30のソケット32に係合するようになっている。
次に、ミキサ車200のエンジン等が故障した場合に、工具30を用いてミキサドラム2を回転駆動する動作について説明する。
まず、流体圧源ユニット105に設けられる切り換え弁を非常ポジションに切り換え、流体圧モータ6の回転に伴って流れる作動油が流体圧ポンプを迂回して循環するようにする。次に、作業者が工具30を持ってソケット32を非常入力部171に連結した状態に保持し、外部からの動力によって工具30を回転作動させる。工具30の作動によって減速ギヤ機構の入力ギヤが回転駆動されると、減速ギヤ機構が入力ギヤの回転を減速して出力部79に伝達し、出力部79と共にミキサドラム2が回転作動する。
以上の第2実施形態によれば、以下に示す作用効果を奏する。
ミキサ車200は、回転作動可能な工具30が連結される非常入力部171を備え、非常入力部171の回転がミキサドラム2に伝達される構成とする。これにより、ミキサ車200のエンジン等が故障した場合に、工具30によって非常入力部171が駆動されることにより、非常入力部171の回転がミキサドラム2に伝達され、ミキサドラム2を回転駆動することができる。
また、ミキサ車200の非常入力部171は、減速機107に設けられる構成とする。これにより、工具30によって非常入力部171が駆動されることにより、非常入力部171の回転が減速機107を介してミキサドラム2に伝達され、ミキサドラム2が回転作動する。このときに、減速機107が非常入力部171の回転を減速してミキサドラム2に伝達することにより、工具30が非常入力部171を駆動するのに必要なトルクが小さく抑えられる。
(第3実施形態)
次に、図5A、図5Bを参照して、本発明の第3実施形態を説明する。以下では、上記第1実施形態と異なる点を中心に説明し、上記第1実施形態のミキサ車100または第2実施形態のミキサ車200と同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
第3実施形態に係るミキサ車300では、工具30が連結される非常入力部261が流体圧モータ206に設けられる構成とする。
図5Aに示すように、駆動装置204は、エンジンによって駆動される流体圧源ユニット105と、流体圧源ユニット105から供給される作動流体によって駆動される流体圧モータ206と、流体圧モータ206の回転を減速してミキサドラム2に伝達する減速機7と、を備える。
図5Bに示すように、流体圧モータ206は、モータ機構を収容するモータハウジング67、268と、を有し、一方のモータハウジング268から突出する入力軸260が設けられる。入力軸260の基端は、モータハウジング268内に収容され、流体圧モータ206の出力軸(図示省略)に結合される。これにより、入力軸260は、流体圧モータ206の出力軸及び減速ギヤ機構の入力ギヤ(図示省略)と一体となって中心線P上にて回転する。
入力軸260は、モータハウジング268の外部に突出するその先端部に非常入力部261が設けられる。非常入力部261は、その断面形状が多角形の軸状に形成され、工具30のソケット32に係合するようになっている。
次に、ミキサ車300のエンジン等が故障した場合に、工具30を用いてミキサドラム2を回転駆動する動作について説明する。
まず、流体圧源ユニット105に設けられる切り換え弁を非常ポジションに切り換え、流体圧モータ206の回転に伴って流れる作動油が流体圧ポンプを迂回して循環するようにする。次に、作業者が工具30を持ってソケット32を非常入力部261に連結した状態に保持し、外部からの動力によって工具30を回転作動させる。工具30の作動によって流体圧モータ206の出力軸を介して減速機7の入力ギヤが回転駆動されると、減速機7の減速ギヤ機構が入力ギヤの回転を減速して出力部79に伝達し、出力部79と共にミキサドラム2が回転作動する。
以上の第3実施形態によれば、以下に示す作用効果を奏する。
ミキサ車300の非常入力部261は、流体圧モータ206に設けられる構成とする。これにより、工具30によって非常入力部261が駆動されることにより、非常入力部261の回転が流体圧モータ206を介して減速機7に入力され、減速機7を介してミキサドラム2に伝達され、ミキサドラム2が回転作動する。このときに、減速機7が非常入力部261の回転を減速してミキサドラム2に伝達することにより、工具30が非常入力部261を駆動するのに必要なトルクが小さく抑えられる。
(第4実施形態)
次に、図6A、図6Bを参照して、本発明の第4実施形態を説明する。以下では、上記第1実施形態と異なる点を中心に説明し、上記第1実施形態のミキサ車100または第2実施形態のミキサ車200と同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
第4実施形態に係るミキサ車400では、工具30が連結される非常入力部341がドラムローラ309に設けられる構成とする。
図6Aに示すように、ミキサドラム2の後端部の外周には、リング状のレール8が固定される。架台1上には、レール8に転接するドラムローラ309が設けられる。ドラムローラ309は、ミキサドラム2の外周に設けられるレール8に転接することにより、ミキサドラム2の後端部を回転自在に支持する。
図6Bに示すように、ドラムローラ309から突出する入力軸340が設けられる。入力軸340は、その基端がドラムローラ309の回転軸(図示省略)に結合される。これにより、入力軸340は、ドラムローラ309と一体となって中心線Q上にて回転する。
入力軸340は、その先端部に非常入力部341が設けられる。非常入力部341は、その断面形状が多角形の軸状に形成され、工具30のソケット32に係合するようになっている。
次に、ミキサ車400のエンジン等が故障した場合に、工具30を用いてミキサドラム2を回転駆動する動作について説明する。
まず、流体圧源ユニット105に設けられる切り換え弁を非常ポジションに切り換え、流体圧モータ6の回転に伴って流れる作動油が流体圧ポンプを迂回して循環するようにする。次に、作業者が工具30を持ってソケット32を非常入力部341に連結した状態に保持し、外部からの動力によって工具30を回転作動させる。工具30の作動によってドラムローラ309が回転駆動されると、ドラムローラ309が転接するレール8と共にミキサドラム2が回転作動する。
以上の第4実施形態によれば、以下に示す作用効果を奏する。
ミキサ車400の非常入力部341は、ミキサドラム2の外周としてレール8に転接するドラムローラ309に設けられる構成とする。これにより、工具30によって非常入力部341が駆動されることにより、非常入力部341の回転がドラムローラ309を介してミキサドラム2に伝達され、ミキサドラム2が回転作動する。このときに、ドラムローラ309が非常入力部341の回転を減速してミキサドラム2に伝達することにより、工具30が非常入力部341を駆動するのに必要なトルクが小さく抑えられる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の適用例の一部を示したに過ぎず、本発明の技術的範囲を上記実施形態の具体的構成に限定する趣旨ではない。
2 ミキサドラム
3 エンジン
6、206 流体圧モータ
7、107 減速機
20 ドラム緊急駆動具
25 中継軸
27、171、261、341 非常入力部
30 工具
76A 内周スプライン(常用入力部)
100、200、300、400 ミキサ車
309 ドラムローラ

Claims (3)

  1. エンジンの動力によって回転する流体圧モータと、
    前記流体圧モータが連結される常用入力部を有し、前記常用入力部の回転を減速してミキサドラムに伝達する減速機と、
    を備えるミキサ車に用いられるドラム緊急駆動具であって、
    前記減速機から前記流体圧モータが取り外された状態で前記常用入力部に連結される中継軸を備え、
    前記中継軸は、回転作動可能な工具が連結される非常入力部を有することを特徴とするミキサ車のドラム緊急駆動具。
  2. エンジンの動力によって回転するミキサドラムを備えるミキサ車であって、
    前記エンジンの動力によって回転する流体圧モータと、
    前記流体圧モータの回転を減速して前記ミキサドラムに伝達する減速機と、を備え、
    前記減速機は、回転作動可能な工具が連結される非常入力部を備え、
    前記工具によって駆動される前記非常入力部の回転が前記ミキサドラムに伝達されることを特徴とするミキサ車。
  3. エンジンの動力によって回転するミキサドラムを備えるミキサ車であって、
    前記ミキサドラムの外周に転接するドラムローラを備え、
    前記ドラムローラは、回転作動可能な工具が連結される非常入力部を備え、
    前記工具によって駆動される前記非常入力部の回転が前記ミキサドラムに伝達されることを特徴とするミキサ車。
JP2014203603A 2014-10-02 2014-10-02 ミキサ車及びミキサ車のドラム緊急駆動具 Active JP6379001B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014203603A JP6379001B2 (ja) 2014-10-02 2014-10-02 ミキサ車及びミキサ車のドラム緊急駆動具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014203603A JP6379001B2 (ja) 2014-10-02 2014-10-02 ミキサ車及びミキサ車のドラム緊急駆動具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016068532A JP2016068532A (ja) 2016-05-09
JP6379001B2 true JP6379001B2 (ja) 2018-08-22

Family

ID=55863663

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014203603A Active JP6379001B2 (ja) 2014-10-02 2014-10-02 ミキサ車及びミキサ車のドラム緊急駆動具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6379001B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102019212245A1 (de) * 2019-08-15 2020-08-20 Zf Friedrichshafen Ag Antrieb für eine Mischtrommel eines Fahrmischers

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5361127A (en) * 1976-11-13 1978-06-01 Keiichi Imai Device for manually rotating concrete mixer
JPS6018898Y2 (ja) * 1981-12-23 1985-06-07 株式会社新潟鐵工所 コンクリ−トミキサ−車
JP3172880B2 (ja) * 1991-07-16 2001-06-04 カヤバ工業株式会社 ミキサードラムの駆動装置
JPH10309971A (ja) * 1997-05-08 1998-11-24 Ohbayashi Corp コンクリートミキサ車
JP2012201145A (ja) * 2011-03-24 2012-10-22 Kyb Co Ltd ミキサドラム駆動装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016068532A (ja) 2016-05-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2735462B1 (en) Wheel drive unit
CN106541824B (zh) 行驶用车轴装置
EP3591141B1 (en) Mobile operating machine with hybrid drive apparatus
WO2013161204A1 (ja) 建設機械の駆動装置
JP5417666B2 (ja) 簡単かつ安全な内部清掃が可能なコンクリートおよび同様の混合物用のミキサー
JP6379001B2 (ja) ミキサ車及びミキサ車のドラム緊急駆動具
US7416504B2 (en) Lubrication plug
CN110958934B (zh) 搅拌滚筒驱动器
JP2008008422A (ja) 動力伝達装置及び作業機械
CN107532687B (zh) 动力传递装置以及机动平地机
CN108350668B (zh) 用于工程机械的驱动装置、以及工程机械
CN111059227A (zh) 一种双输入取力器总成
KR101437100B1 (ko) 자동 변속기
KR20130016796A (ko) 화물운반용 리프트기
JP6849367B2 (ja) 電動作業車両、その制御方法及びその制御装置
CN215908342U (zh) 一种单输入双输出驱动装置
CN211169593U (zh) 一种轮胎式提梁机大车运行机构
US9476499B2 (en) Shovel
CN113007304A (zh) 一种单输入双输出驱动装置
CN205446573U (zh) 一种减速器及搅拌机和搅拌运输罐车
CN207229178U (zh) 一种适用于双出轴工业汽轮机的轴侧手动盘车装置
KR20150118919A (ko) 선박의 구동부용 동력 전달 장치와 동력 전달 장치를 구비하는 선박의 구동부
JP2007001512A (ja) 液体式内燃機関車の動力伝達装置、その操作方法、及び、液体式内燃機関車
CN204387225U (zh) 新型齿轮减速机
CN111033081A (zh) 减速装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20161216

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170621

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180309

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180403

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180601

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180703

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180730

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6379001

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350