JP6377133B2 - 採血用器具および採血用器具の製造方法 - Google Patents

採血用器具および採血用器具の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、採血針からチューブを介して採取された血液を収納する採血バッグを有する採血用器具および採血用器具の製造方法に関する。
特許文献1,2には、ドナーより血液を採取する採血針と、採取された血液を収納する採血バッグと、一端部が採血バッグに他端部が採血針または封止部材にそれぞれ接続し、採取された血液を採血バッグへ導入するチューブと、を有する採血用器具が開示されている。
特開2004−89495号公報 特開2001−17539号公報
しかしながら、前記のような採血用器具は採血バッグとチューブに抗凝固剤、血液保存液、又は赤血球保存液等の薬液を充填して製造されるが、採血バッグとチューブに上記薬液を充填した後にチューブに採血針や封止部材を接続してチューブを閉塞するときに、作業者が誤ってチューブを押し潰すおそれがある。そうすると、上記薬液が、チューブから漏れ出て、採血針とチューブとを接続するハブや封止部材に流入したり、作業者の手に付いたりなどすることにより、採血用器具の外面に付着するおそれがある。
ここで、上記薬液には、ブドウ糖が含まれている。そのため、その後、採血用器具を滅菌処理、及び保管する際に、ハブや封止部材に流入したり、採血用器具の外面に付着した上記薬液が乾燥することにより、上記薬液の付着部分が褐変してしまう可能性がある。このように薬剤を導入された状態で商品として製造されるシステムに薬剤入りチューブを組み込む際、採血針のハブや封止部材内、又は採血用器具の外面に薬液が付着し、また、その付着部分が変色する現象が発生すると外観不良となり、採血用器具の商品価値が低下してしまう。このような製品は商品とはならないので、製品の歩留まりが低下してしまう。また、薬液が採血用器具の外面に付着することは、衛生上も好ましくない。
そこで、本発明は上記した問題点を解決するためになされたものであり、製造時にて外観不良などの不具合が発生することを防止できる採血用器具および採血用器具の製造方法を提供すること、を目的とする。
上記課題を解決するためになされた本発明の一態様は、採取された血液を収納する採血バッグと、一端部が開封可能に封止する端部接続部材に接続し、かつ、他端部が前記採血バッグに接続するチューブと、を有し、薬液を前記採血バッグの内部と前記チューブの内部とに有する採血用器具において、前記チューブの一端部の内部に空間が形成され、前記空間の前記チューブの中心軸方向の幅は10mm〜80mmであること、を特徴とする。
この態様によれば、チューブの一端部の内部に空間が十分に形成されている。そのため、採血用器具の製造時にチューブの一端部に端部接続部材を接続するときに、作業者が誤ってチューブを押し潰しても、チューブの内部に注入されている薬液がチューブから漏れ出て端部接続部材内、又は採血用器具の外面に付着するおそれがない。したがって、採血用器具の製造時にて、外観不良などの不具合が発生することを防止できる。ゆえに、採血用器具の製品の歩留まりが向上する。
上記の態様においては、前記端部接続部材は、採血針と、前記チューブと前記採血針とを接続するハブと、を備えていること、が好ましい。
この態様によれば、採血バッグに接続するチューブに直接的にハブと採血針とが接続している採血用器具の製造時にて、外観不良などの不具合が発生することを防止できる。
上記の態様においては、前記端部接続部材は、前記チューブに接続する封止部材と、前記封止部材に接続する第1チューブと、を備え、前記封止部材は、前記チューブと前記第1チューブとの間を遮断および連通させることができること、が好ましい。
この態様によれば、封止部材を介して、種々の部材と接続することができ、種々の構成の採血用器具の製造時にて、外観不良などの不具合が発生することを防止できる。
上記課題を解決するためになされた本発明の他の態様は、採取された血液を収納する採血バッグと、一端部が開封可能に封止する端部接続部材に接続し、かつ、他端部が前記採血バッグに接続するチューブと、を有し、薬液を前記採血バッグの内部と前記チューブの内部とに有する採血用器具の製造方法において、前記チューブの一端部に挿入された注入ノズルから前記薬液が前記採血バッグの内部と前記チューブの内部とに注入される薬液注入工程と、第1把持具により前記チューブが当該チューブの径方向に押し潰されるように把持されながら、前記チューブの一端部にて前記チューブの内部が減圧吸引されるサックバック工程と、前記注入ノズルが前記チューブの一端部から後退することにより、前記チューブの一端部の内部に空間が形成されるノズル後退工程と、前記チューブが前記第1把持具により把持される状態から開放される一方で、前記チューブの中心軸方向の幅が前記第1把持具における前記チューブの中心軸方向の幅よりも小さい第2把持具により前記チューブが当該チューブの径方向に押し潰されるように把持されることにより、前記空間における前記チューブの中心軸方向の幅が拡がるチャック掴み替え工程と、前記第2把持具により前記チューブが把持されながら、前記チューブの一端部に前記端部接続部材が接続される端部接続部材接続工程と、を有すること、を特徴とする。
また、さらに、上記の態様において、前記チャック掴み替え工程が終了したときに、前記空間の前記幅は10mm〜80mmであること、を特徴とする。
これらの態様によれば、チャック掴み替え工程が終了したときに、チューブの一端部の内部に空間が十分に形成されている。そのため、端部接続部材接続工程が行われるときに、作業者が誤ってチューブを押し潰しても、チューブの内部に注入されている薬液がチューブから漏れ出て端部接続部材内、又は採血用器具の外面に付着するおそれがない。そのため、採血用器具の製造時にて、外観不良などの不具合が発生することを防止できる。したがって、採血用器具の製品の歩留まりが向上する。
上記の態様においては、前記チャック掴み替え工程では、前記チューブが前記第1把持具により把持される状態から開放されるタイミングは、前記チューブが前記第2把持具により把持されるタイミングと同時、または、前記チューブが前記第2把持具により把持されるタイミングよりも後であること、が好ましい。
この態様によれば、チャック掴み替え工程において、チューブの内部に注入されている薬液がチューブから漏れ出ることなく、確実に、第1把持具から第2把持具への掴み替えを行うことができる。
上記の態様においては、(前記第1把持具における前記チューブの中心軸方向の幅)−(前記第2把持具における前記チューブの中心軸方向の幅)=5mm〜75mmであること、が好ましい。
この態様によれば、チャック掴み替え工程において、より効果的に、チューブの内部の空間の幅が拡がる。
上記の態様においては、前記端部接続部材は、採血針と、前記チューブと前記採血針とを接続するハブと、を備えていること、が好ましい。
この態様によれば、採血バッグに接続するチューブに直接的にハブと採血針とが接続している採血用器具の製造時にて、外観不良などの不具合が発生することを防止できる。
上記の態様においては、前記端部接続部材は、前記チューブに接続する封止部材と、前記封止部材に接続する第1チューブと、を備え、前記封止部材は、前記チューブと前記第1チューブとの間を遮断および連通させることができること、が好ましい。
この態様によれば、封止部材を介して、種々の部材と接続することができ、種々の構成の採血用器具の製造時にて、外観不良などの不具合が発生することを防止できる。
本発明の採血用器具および採血用器具の製造方法によれば、当該採血用器具の製造時にて外観不良などの不具合が発生することを防止できる。
実施例1の採血用器具の平面図である。 実施例1の採血用器具において、チューブの一端部の周辺の拡大図である。 薬液注入工程を示す図である。 サックバック工程を示す図である。 ノズル後退工程を示す図である。 チャック掴み替え工程を示す図である。 採血針接続工程を示す図である。 変形例を示す図である。 実施例2の採血用器具の平面図である。 実施例2の採血用器具において、チューブの一端部の周辺の拡大図である。 封止部材接続工程を示す図である。
〔実施例1〕
<採血用器具の構成>
図1に示すように、本実施例の採血用器具1は、採血バッグ10と、チューブ12と、封止部材14と、チューブ16と、ハブ18と、採血針20と、キャップ22などを有する。ハブ18は、採血針20を固定するとともにチューブ12と接続する。キャップ22が採血針20を覆うことにより、チューブ12は封止された状態となる。なお、本実施例においては、ハブ18と採血針20とキャップ22により、本発明の「端部接続部材」の一例が構成されている。
採血バッグ10は、採血された血液を収納するバッグである。この採血バッグ10は、袋状に構成したバッグ本体30を有する。バッグ本体30は、樹脂製の可撓性を有するシート材を重ね、その周縁のシール部32において融着(熱融着、高周波融着等)または接着して形成されている。そして、バッグ本体30のシール部32で囲まれる内側の部分に、採血血液が収納される血液収納部34が形成されている。血液収納部34内には、薬液である液体の上記薬液24が収納(収容)されている。上記薬液24は、例えば、ACD(アシッドサイトレート・デキストロース)、CPD液(サイトレート・フォスフェイト・デキストロース)、MAP液、SAGM液、OPTISOL液等である。なお、上記薬液24の量は、予定採血量に応じて適正な量に調整されている。
また、バッグ本体30は、その上部に、排出口36を有する。排出口36は、開封可能に封止されており、2つ設けられている。そして、一方の排出口36の側部に、封止部材14が設けられている。封止部材14は、可撓性を有するチューブ16の一端部に接続している。さらに、バッグ本体30は、可撓性を有するチューブ12の他端部12bに接続している。なお、排出口36やチューブ12や封止部材14の各々の内部は、いずれも血液収納部34に連通している。
チューブ12は、その一端部12aにて、ハブ18を介して採血針20に連通するようにして接続している。また、チューブ12は、その他端部12bにて、採血バッグ10のバッグ本体30に連通するようにして接続している。そして、チューブ12は、筒状に形成されており、その内部に、採血針20により採血された血液を採血バッグ10へ導入するための流路を備えている。そして、チューブ12の内部に、上記薬液24が注入されている。なお、チューブ12は、本発明の「チューブ」の一例である。
また、ハブ18は、チューブ12と採血針20に接続する。そして、ハブ18は、採血針20を覆い包むキャップ22が装着され、キャップ22を外すことにより開封可能となっている。
これらのチューブ12とハブ18と採血針20とキャップ22により、採血ラインが構成される。
なお、前記のチューブ16の他端側に、例えば、不図示の血漿バッグ、バフィーコートバッグ、血小板バッグ(薬液貯留バッグ)等の1または2以上のバッグが設けられていてもよい。すなわち、採血用器具1は、バッグ連結体を構成してもよい。
次に、採血バッグ10を構成するシート材や、チューブ12の構成材料や、チューブ16の構成材料等について説明する。
採血バッグ10のバッグ本体30を構成するシート材の組成、特性等は、特に限定されない。この場合、採血バッグ10のシート材の構成材料としては、軟質ポリ塩化ビニルまたは軟質ポリ塩化ビニルを主とする材料(例えば、少量の他の高分子材料との共重合体、ポリマーブレンド、ポリマーアロイ等)が好ましい。この軟質ポリ塩化ビニルにおける可塑剤としては、例えば、フタル酸ジ−2−エチルヘキシル(DEHP)、フタル酸ジノルマルデシル(DnDP)等が好ましい。可塑剤のシート材中の含有量は、25〜50wt%程度が好ましく、30〜40wt%程度がより好ましい。
以上のようなシート材は、例えば次のような方法で製造することができる。混練機を用いて所定の材料を十分に混練し、該混練物をTダイあるいはサーキュラーダイを介して押し出し、得られた平坦なシート状物等に対し、サーモフォーミング、ブロー、延伸、裁断、端部のシール(融着)等の工程を順次行って、所望の形状・形態に加工する。また、シート間のブロッキングを防ぐためにシート(基材)表面を粗面化(エンボス加工)したり、ブロッキング防止剤、スリップ剤等を添加または付与することもできる。
チューブ12やチューブ16の構成材料としては、例えば、軟質ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、スチレン−ブタジエン−スチレン共重合体等の熱可塑性エラストマー等、あるいはこれらを主とする材料が挙げられるが、そのなかでも特に、軟質ポリ塩化ビニルまたはこれを主とする材料が好ましい。
各チューブが軟質ポリ塩化ビニル製であれば、十分な可撓性、柔軟性が得られるので取り扱いがし易く、また、クレンメ等による閉塞に適する。さらに、軟質ポリ塩化ビニル製チューブは、主材料を同じくするバッグのシート材との相溶性に優れるので、融着や接着によりこれらを接合する場合に、その接合強度が高く、かつ気密性に優れ、遠心分離操作に対する耐久性や無菌性の維持にとって好ましい。なお、各チューブに用いられる可塑剤の種類やその含有量は特に限定されない。
<採血用器具の作用>
次に、採血用器具1の作用として、採血用器具1を用いた血液処理方法について説明する。まず、ハブ18からキャップ22が取り外され、ドナー(供血者)の静脈(血管)に採血針20により穿刺が行われる。これにより、採血された血液は、チューブ12を流れて、採血バッグ10の内部における上記薬液24が注入されている血液収納部34に導入される。このようにして、血液は、採血バッグ10に採取される。
<チューブの一端部の構成>
次に、チューブ12の一端部12aの構成について説明する。図2に示すように、チューブ12は、その内部に上記薬液24が注入されているが、ハブ18を介して採血針20に接続する一端部12aの内部に、空間であるエア置換部40が形成されている。このエア置換部40は、チューブ12の一端部12aにおける採血針20が接続される側(図2の右側)の先端から他端部12b側(図2の左側)に形成されている。一例として、一端部12aの幅Δは80mmであり、エア置換部40の幅δは10mm〜80mmである。なお、幅Δと幅δは、ともに、チューブ12の中心軸方向(図2の左右方向)の幅である。
エア置換部40の軸方向の幅δは、10mm〜80mmが好ましく、15mm〜60mmがさらに好ましい。幅δが前記の範囲の下限値より短いと、チューブ12内の薬液が外部に飛散する可能性が増加し、幅δが前記の範囲の上限値より長いと、製造装置が大きくなってしまう。
このように、チューブ12は、幅Δで規定される一端部12aの領域内において、エア置換部40を備えている。
<採血用器具の製造方法>
次に、採血用器具1の製造方法として、採血バッグ10とチューブ12に上記薬液24を注入し、その後、チューブ12に採血針20を接続する方法について説明する。本実施例では、採血用器具1を製造する際に、チャックCH1とチャックCH2とチャックCH3と注入ノズルNが使用される。一例として、チャックCH1における幅L1は7mmとし、チャックCH2における幅L2は7mmとし、チャックCH3における幅L3は2mmとし、注入ノズルNの注入口Naにおける幅LNは5〜7mmとする。なお、幅L1と幅L2と幅L3と幅LNは、いずれも、チューブ12の中心軸方向の幅である。
なお、チャックCH1とチャックCH2とチャックCH3と注入ノズルNの各々の動作は、不図示の制御部により、自動制御されていてもよい。また、チャックCH1とチャックCH2は本発明の「第1把持具」の一例であり、チャックCH3は本発明の「第2把持具」の一例である。
また、幅L1と幅L2と幅L3の大きさは、前記の数値に特に限定されず、変更可能である。一例として、(L1+L2)−L3=5mm〜75mmの条件を満たすようにして、幅L1と幅L2と幅L3の大きさが規定されるとしてもよい。このように、チャックCH3の幅L3は、チャックCH1の幅L1とチャックCH2の幅L2との合計幅よりも小さい。
そこで、まず、薬液注入工程が行われる。具体的には、図3に示すように、注入ノズルNの注入口Naが、チューブ12の一端部12aの内部に挿入される。そして、注入ノズルNの注入口Naから、上記薬液24が、チューブ12を介して採血バッグ10の血液収納部34内に注入される。これにより、上記薬液24が、採血バッグ10の内部とチューブ12の内部とに注入される。
次に、サックバック工程が行われる。具体的には、図4に示すように、チャックCH1とチャックCH2により、チューブ12が当該チューブ12の径方向に押し潰されるように把持される。さらに、チューブ12の一端部12aにて、チューブ12の内部が注入ノズルNを介して減圧吸引される。
次に、ノズル後退工程が行われる。具体的には、図5に示すように、注入ノズルNの注入口Naが、チューブ12の一端部12aの内部から取り外されて後退する。これにより、チューブ12の一端部12aの内部に、空間であるエア置換部40が形成される。エア置換部40は、チューブ12の一端部12aにおける採血針20が接続される側(図5の右側)の先端から他端部12b側(図5の左側)に形成されている。このときのエア置換部40の幅δは、例えば、5mm〜7mmである。なお、幅δは、チューブ12の中心軸方向(図5の左右方向)の幅である。
次に、チャック掴み替え工程が行われる。具体的には、図6に示すように、チューブ12がチャックCH1とチャックCH2により把持される状態から開放される一方で、チャックCH3によりチューブ12が当該チューブ12の径方向に押し潰されるように把持される。ここで、チューブ12がチャックCH1とチャックCH2により把持される状態から開放されるタイミングは、チューブ12がチャックCH3により把持されるタイミングと同時、あるいは、チューブ12がチャックCH3により把持されるタイミングよりも後である。
そして、このようなチャック掴み替え工程が行われることにより、エア置換部40の幅が拡がる。例えば、チャック掴み替え工程が終了したときに、エア置換部40の幅δは、10mm〜80mmである。ここで、比較例として、チャック掴み替え工程が行われない場合には、エア置換部40の幅δは、10mm未満となってしまう。このように、チャック掴み替え工程が行われることにより、チャック掴み替え工程が行われない場合よりも、エア置換部40の幅δを大きくすることができる。
次に、採血針接続工程が行われる。具体的には、図7に示すように、チャックCH3によりチューブ12が把持されながら、チューブ12の一端部12aに、ハブ18を介して、キャップ22が接続された採血針20が接続される。これにより、前記の図2に示すように、採血針20とキャップ22が、ハブ18を介して、チューブ12の一端部12aに接続される。なお、採血針接続工程は、本発明の「端部接続部材接続工程」の一例である。
以上のようにして、採血バッグ10とチューブ12に上記薬液24を注入し、その後、チューブ12に採血針20を接続することができる。そして、その後、チューブ12がチャックCH3により把持される状態から開放されることにより、チューブ12の一端部12aの構成は、前記の図2に示すようになる。このとき、エア置換部40の幅δは10mm〜80mmである。
なお、図8に示すように、変形例として、前記のようにチャックCH1とチャックCH2が使用される代わりに、1つのチャックCHXが使用されるとしてもよい。このとき、チャックCHXにおけるチューブ12の中心軸方向の幅LXは、チャックCH1の幅L1とチャックCH2の幅L2の合計幅と同じである。一例として、チャックCHXの幅LXは、14mmである。なお、チャックCHXは、本発明の「第1把持具」の一例である。
本実施例の採血用器具1は、チューブ12の一端部12aの内部にエア置換部40が形成され、エア置換部40の幅δは10mm〜80mmである。このように、チューブ12の一端部12aの内部にエア置換部40が十分に形成されている。そのため、採血用器具1の製造時にチューブ12の一端部12aにハブ18を介して採血針20が接続されるときに、作業者が誤ってチューブ12を押し潰しても、チューブ12の内部に注入されている上記薬液24がチューブ12から漏れ出て採血用器具1の外面に付着するおそれがない。したがって、採血用器具1の製造時にて、外観不良などの不具合が発生することを防止できる。ゆえに、採血用器具1の製品の歩留まりが向上する。
また、採血用器具1における端部接続部材は、採血針20と、チューブ12と採血針20とを接続するハブ18と、キャップ22を備えている。このように、採血バッグ10に接続するチューブ12に直接的にハブ18と採血針20とが接続している採血用器具1の製造時にて、外観不良などの不具合が発生することを防止できる。
本実施例の採血用器具1の製造方法は、薬液注入工程と、サックバック工程と、ノズル後退工程と、チャック掴み替え工程と、採血針接続工程と、が行われ、チャック掴み替え工程が終了したときに、エア置換部40の幅δは10mm〜80mmである。このように、チャック掴み替え工程が終了したときに、チューブ12の一端部12aの内部にエア置換部40が十分に形成されている。そのため、採血針接続工程が行われるときに、作業者が誤ってチューブ12を押し潰しても、チューブ12の内部に注入されている上記薬液24がチューブ12から漏れ出て採血用器具1の外面に付着するおそれがない。そのため、採血用器具1の製造時にて、外観不良などの不具合が発生することを防止できる。したがって、採血用器具1の製品の歩留まりが向上する。
また、チャック掴み替え工程では、チューブ12がチャックCH1とチャックCH2により把持される状態から開放されるタイミングは、チューブ12がチャックCH3により把持されるタイミングと同時、または、チューブ12がチャックCH3により把持されるタイミングよりも後である。これにより、チャック掴み替え工程において、チューブ12の内部に注入されている上記薬液24がチューブ12から漏れ出ることなく、確実に、チャックCH1とチャックCH2からチャックCH3への掴み替え、または、チャックCHXからチャックCH3への掴み替えを行うことができる。
また、(LH1−LH2)−LH3=5mm〜75mmである。これにより、チャック掴み替え工程において、より効果的に、チューブ12の内部のエア置換部40の幅δが拡がる。
〔実施例2〕
次に、実施例2について説明するが、実施例1と同等の構成要素については、同一の符号を付して説明を省略し、異なった点を中心に述べる。
<採血用器具の構成>
図9に示すように、実施例2の採血用器具2は、実施例1の採血用器具1と異なる点として、封止部材50と、分岐コネクタ52と、チューブ54と、チューブ56と、クレンメ58と、一時収納バッグ60と、チューブ62と、サンプリングポート64などを有する。そして、採血用器具2は、チューブ12の一端部12aに封止部材50が接続されている。
なお、本実施例において、封止部材50と、分岐コネクタ52と、チューブ54と、ハブ18と、採血針20と、キャップ22と、チューブ56と、クレンメ58と、一時収納バッグ60と、チューブ62と、サンプリングポート64により、本発明の「端部接続部材」の一例が構成されている。
封止部材50は、チューブ12に開封可能に接続している。この封止部材50は、図10に示すような構造をしており、チューブ12とチューブ54との間を遮断および連通させることができる。
図10に示すように、封止部材50は、短チューブ70と筒体72を備えている。短チューブ70は、例えば軟質ポリ塩化ビニルのような可撓性を有する樹脂により構成されている。筒体72は、その一端にて、中実柱状部74により閉塞されている。
短チューブ70における図10の左側の端部には、チューブ12の一端部12aが接続されている。また、短チューブ70における図10の右側の端部には、チューブ54が接続されている。なお、図10に示す状態では、チューブ12とチューブ54との間は、筒体72により、遮断されている。
筒体72の外周には、薄肉で脆弱な破断部76が形成されている。そして、手指等によって短チューブ70の外部から短チューブ70ごと中実柱状部74が折り曲げられることにより破断部76が破断すると、筒体72から中実柱状部74が分離される。これにより、チューブ12とチューブ54との間は、連通する。
図9の説明に戻って、分岐コネクタ52は、チューブ54とチューブ56が接続されている。チューブ54は、その一端部にて、ハブ18を介して採血針20に接続している。また、チューブ54は、その他端部にて、封止部材50に接続している。なお、チューブ54は、本発明の「第1チューブ」の一例である。ハブ18は、チューブ54と採血針20とを接続している。また、チューブ54は、その一端部にて、赤血球保存液入りのバッグなどの各種バッグに接続していてもよい。
チューブ56は、その一端部における分岐コネクタ52の部分にて、チューブ54から分岐している。そして、チューブ56は、その他端部にて、クレンメ58を介して一時収納バッグ60に接続している。なお、チューブ56は、本発明の「第2チューブ」の一例である。
一時収納バッグ60は、チューブ56の他端部に接続し、採血された血液を一時的に収納するバッグである。この一時収納バッグ60は、例えば、後述するポリ塩化ビニルのような軟質樹脂製の可撓性を有するシート材を重ね、その周縁のシール部80において、融着(熱融着、高周波融着等)または接着し、袋状としたバッグ本体82を有している。
チューブ62は、その一端に一時収納バッグ60が接続され、その他端にサンプリングポート(コネクタ)64が接続されている。このサンプリングポート64には、例えば、不図示の減圧採血管(容器)のホルダー(減圧採血管用採血器具)が接続され、このホルダーと減圧採血管とにより、血液の初流(採血初流)が減圧採血管に回収される。
<採血用器具の作用>
次に、採血用器具2の作用として、採血用器具2を用いた血液処理方法について説明する。
まず、ハブ18からキャップ22が取り外され、ドナー(供血者)の静脈(血管)に採血針20により穿刺が行われる。このとき、チューブ12とチューブ54との間は、封止部材50により遮断されているので、血液は、チューブ54から分岐コネクタ52を経てチューブ56に流れ込む。これにより、採血初流(血液)は、採血針20、チューブ54、分岐コネクタ52を経て、チューブ56へ流入して、一時収納バッグ60の内部に導入される。このようにして、血液が一時収納バッグ60に所定量採血(採取)された後、クレンメ58によりチューブ56が閉められ、チューブ56の流路が閉塞する(遮断される)。
次に、前記のように短チューブ70の外部から短チューブ70ごと中実柱状部74が折り曲げられることにより封止部材50の破断部76が破断すると、チューブ12とチューブ54との間が連通する。これにより、採血された血液は、チューブ54とチューブ12を流れて、採血バッグ10の血液収納部34に導入される。このようにして、血液は、採血バッグ10に採取される。
<チューブの一端部の構成>
次に、チューブ12の一端部12aの構成について説明する。図10に示すように、チューブ12は、その内部に上記薬液24が注入されているが、封止部材50に接続する一端部12aの内部に、空間であるエア置換部40が形成されている。例えば、一端部12aの幅Δは80mmであり、エア置換部40の幅δは10mm〜80mmである。
<採血用器具の製造方法>
本実施例では、実施例1と異なる点として、採血針接続工程の代わりに、封止部材接続工程が行われる。具体的には、図11に示すように、チャックCH3によりチューブ12が把持されながら、チューブ12の一端部12aに、封止部材50が接続される。これにより、前記の図9に示すように、採血針20と一時収納バッグ60が、封止部材50を介して、チューブ12の一端部12aに接続される。なお、封止部材接続工程は、本発明の「端部接続部材接続工程」の一例である。
ここで、前記のように、採血バッグ10とチューブ12に上記薬液24を注入し、その後、チューブ12に採血針20を接続して製造した採血用器具1と採血用器具2について、滅菌後、外観不良の発生について評価を行った。すると、採血用器具1について200セットの評価を行い、採血用器具2について100セットの評価を行ったが、いずれも、外観不良の発生はなかった。
本実施例の採血用器具2は、チューブ12の一端部12aの内部にエア置換部40が形成され、エア置換部40の幅δは10mm〜80mmである。このように、チューブ12の一端部12aの内部にエア置換部40が十分に形成されている。そのため、採血用器具2の製造時にチューブ12の一端部12aに封止部材50を接続するときに、作業者が誤ってチューブ12を押し潰しても、チューブ12の内部に注入されている上記薬液24がチューブ12から漏れ出て採血用器具2の外面に付着するおそれがない。したがって、採血用器具2の製造時にて、外観不良などの不具合が発生することを防止できる。ゆえに、採血用器具2の製品の歩留まりが向上する。
また、採血用器具2の端部接続部材は、チューブ12に接続する封止部材50と、封止部材50に接続するチューブ54と、を備え、封止部材50は、チューブ12とチューブ54との間を遮断および連通させることができる。このように、封止部材50を介して、チューブ12の一端部12aを種々の部材と接続することができ、種々の構成の採血用器具2の製造時にて、外観不良などの不具合が発生することを防止できる。
本実施例の採血用器具2の製造方法は、薬液注入工程と、サックバック工程と、ノズル後退工程と、チャック掴み替え工程と、封止部材接続工程と、が行われ、チャック掴み替え工程が終了したときに、エア置換部40の幅δは10mm〜80mmである。このように、チャック掴み替え工程が終了したときに、チューブ12の一端部12aの内部にエア置換部40が十分に形成されている。そのため、封止部材接続工程が行われるときに、作業者が誤ってチューブ12を押し潰しても、チューブ12の内部に注入されている上記薬液24がチューブ12から漏れ出て採血用器具2の外面に付着するおそれがない。そのため、採血用器具2の製造時にて、外観不良などの不具合が発生することを防止できる。したがって、採血用器具2の製品の歩留まりが向上する。
なお、上記した実施の形態は単なる例示にすぎず、本発明を何ら限定するものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることはもちろんである。
1 採血用器具
2 採血用器具
10 採血バッグ
12 チューブ
12a 一端部
18 ハブ
20 採血針
22 キャップ
24 上記薬液
40 エア置換部
50 封止部材
60 一時収納バッグ
CH1 チャック
CH2 チャック
CH3 チャック
CHX チャック
N 注入ノズル
Na 注入口
Δ (一端部の)幅
δ (エア置換部の)幅
L1 (チャックCH1の)幅
L2 (チャックCH2の)幅
L3 (チャックCH3の)幅
LX (チャックCHXの)幅
LN (注入ノズルの先端部の)幅

Claims (9)

  1. 採取された血液を収納する採血バッグと、一端部が開封可能に封止する端部接続部材に接続し、かつ、他端部が前記採血バッグに接続するチューブと、を有し、薬液を前記採血バッグの内部と前記チューブの内部とに有する採血用器具において、
    前記チューブの一端部の内部に空間が形成され、
    前記空間の前記チューブの中心軸方向の幅は10mm〜80mmであること、
    を特徴とする採血用器具。
  2. 請求項1の採血用器具において、
    前記端部接続部材は、採血針と、前記チューブと前記採血針とを接続するハブと、を備えていること、
    を特徴とする採血用器具。
  3. 請求項1の採血用器具において、
    前記端部接続部材は、前記チューブに接続する封止部材と、前記封止部材に接続する第1チューブと、を備え、
    前記封止部材は、前記チューブと前記第1チューブとの間を遮断および連通させることができること、
    を特徴とする採血用器具。
  4. 採取された血液を収納する採血バッグと、一端部が開封可能に封止する端部接続部材に接続し、かつ、他端部が前記採血バッグに接続するチューブと、を有し、薬液を前記採血バッグの内部と前記チューブの内部とに有する採血用器具の製造方法において、
    前記チューブの一端部に挿入された注入ノズルから前記薬液が前記採血バッグの内部と前記チューブの内部とに注入される薬液注入工程と、
    第1把持具により前記チューブが当該チューブの径方向に押し潰されるように把持されながら、前記チューブの一端部にて前記チューブの内部が減圧吸引されるサックバック工程と、
    前記注入ノズルが前記チューブの一端部から後退することにより、前記チューブの一端部の内部に空間が形成されるノズル後退工程と、
    前記チューブが前記第1把持具により把持される状態から開放される一方で、前記チューブの中心軸方向の幅が前記第1把持具における前記チューブの中心軸方向の幅よりも小さい第2把持具により前記チューブが当該チューブの径方向に押し潰されるように把持されることにより、前記空間における前記チューブの中心軸方向の幅が拡がるチャック掴み替え工程と、
    前記第2把持具により前記チューブが把持されながら、前記チューブの一端部に前記端部接続部材が接続される端部接続部材接続工程と、を有すること、
    を特徴とする採血用器具の製造方法。
  5. 請求項4の採血用器具の製造方法において、
    前記チャック掴み替え工程が終了したときに、前記空間の前記幅は10mm〜80mmであること、
    を特徴とする採血用器具の製造方法。
  6. 請求項4または5の採血用器具の製造方法において、
    前記チャック掴み替え工程では、前記チューブが前記第1把持具により把持される状態から開放されるタイミングは、前記チューブが前記第2把持具により把持されるタイミングと同時、または、前記チューブが前記第2把持具により把持されるタイミングよりも後であること、
    を特徴とする採血用器具の製造方法。
  7. 請求項4乃至6のいずれか1つの採血用器具の製造方法において、
    (前記第1把持具における前記チューブの中心軸方向の幅)−(前記第2把持具における前記チューブの中心軸方向の幅)=5mm〜75mmであること、
    を特徴とする採血用器具の製造方法。
  8. 請求項4乃至7のいずれか1つの採血用器具の製造方法において、
    前記端部接続部材は、採血針と、前記チューブと前記採血針とを接続するハブと、を備えていること、
    を特徴とする採血用器具の製造方法。
  9. 請求項4乃至7のいずれか1つの採血用器具の製造方法において、
    前記端部接続部材は、前記チューブに接続する封止部材と、前記封止部材に接続する第1チューブと、を備え、
    前記封止部材は、前記チューブと前記第1チューブとの間を遮断および連通させることができること、
    を特徴とする採血用器具の製造方法。
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