JP6375629B2 - ガスセンサ及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ガスセンサ及びその製造方法に関する。
病気を患っている人の呼気中には、病気に依存して特定のガスの濃度が変化することがある。このため、呼気を分析することで病気を発見することが可能である。これを利用して、自覚症状のない段階であっても、呼気分析により超早期診断が可能になることが期待されている。
呼気分析に使用するヘルスケア用のガスセンサは、ガスの種類又は濃度に応じて電気特性が変化するセンサ部と、センサ部と接続された電子回路部とを有する。この種のガスセンサは、微量なガスを検出対象としているので、高感度であることが要求される。
特開2008−209373号公報 特表平08−511092号公報
高感度且つ高精度で小型化が容易なガスセンサ及びその製造方法を提供することを目的とする。
開示の技術の一観点によれば、トランジスタが設けられた半導体基板と、前記基板上に積層された絶縁膜と、前記基板上に形成されて表面に突起が設けられた下部電極と、前記絶縁膜により支持され、前記下部電極の上方に配置された上部電極と、前記絶縁膜に埋め込まれており、前記上部電極と前記トランジスタとを電気的に接続する導電材料と、前記上部電極と前記下部電極との間に設けられてエアーが通流する空間と、前記下部電極の表面に設けられて前記エアーに含まれるガスを吸着する感応膜とを有するガスセンサが提供される。
開示の技術の他の一観点によれば、半導体基板にトランジスタを形成する工程と、前記半導体基板上に前記トランジスタを覆う第1の絶縁膜を形成する工程と、前記第1の絶縁膜に、前記トランジスタに到達する第1の孔及び第2の孔を形成する工程と、前記第1の孔内に導電材料を埋め込んで第1のコンタクトビアを形成し、前記第2の孔内に導電材料を埋め込んで第2のコンタクトビアを形成する工程と、前記第1の絶縁膜の上に、前記第1のコンタクトビアに到達する第1の溝と前記第2のコンタクトビアに到達する第2の溝とを有する第2の絶縁膜を形成する工程と、前記第1の溝内に導電材料を埋め込んで第1の導電パターンを形成し、前記第2の溝内に導電材料を埋め込んで下部電極を形成する工程と、前記第2の絶縁膜の上に第3の絶縁膜を形成する工程と、前記第3の絶縁膜に複数の第3の溝を形成し、それらの第3の溝内に導電材料を充填して、前記第1の導電パターンに電気的に接続する第2の導電パターンと、前記下部電極に電気的に接続する第3の導電パターンとを形成する工程と、前記第3の絶縁膜の上方に第4の絶縁膜を形成する工程と、前記第4の絶縁膜に孔を形成し、その孔内に導電材料を埋め込んで、前記第2の導電パターンに電気的に接続する第3のコンタクトビアを形成する工程と、前記第4の絶縁膜及び前記第3のコンタクトビアの上に第5の絶縁膜を形成する工程と、前記第5の絶縁膜に所定のパターンで溝を形成し、該溝内に導電材料を充填して、開口部を有し前記第3のコンタクトビアに電気的に接続する上部電極を形成する工程と、前記上部電極の開口部を介して前記第5の絶縁膜及び前記第4の絶縁膜をエッチングし、前記下部電極及び前記第3の導電パターンを露出させる工程と、前記上部電極の開口部を介して前記下部電極及び前記第3の導電パターンの表面に感応膜材料を付着させて感応膜を形成する工程とを有するガスセンサの製造方法が提供される。
上記一観点に係るガスセンサは、高感度且つ高精度で小型化が容易である。また、上記一観点に係るガスセンサの製造方法によれば、高感度且つ高精度で小型のガスセンサを製造できる。
図1は、呼気分析に使用するガスセンサの一例を示す断面図である。 図2は、図1に示すガスセンサの等価回路図である。 図3は、実施形態に係るガスセンサの製造方法を示す模式断面図(その1)である。 図4は、実施形態に係るガスセンサの製造方法を示す模式断面図(その2)である。 図5は、実施形態に係るガスセンサの製造方法を示す模式断面図(その3)である。 図6は、実施形態に係るガスセンサの製造方法を示す模式断面図(その4)である。 図7は、実施形態に係るガスセンサの製造方法を示す模式断面図(その5)である。 図8は、実施形態に係るガスセンサの製造方法を示す模式断面図(その6)である。 図9は、実施形態に係るガスセンサの製造方法を示す模式断面図(その7)である。 図10は、実施形態に係るガスセンサの製造方法を示す模式断面図(その8)である。 図11は、実施形態に係るガスセンサの製造方法を示す模式断面図(その9)である。 図12は、実施形態に係るガスセンサの製造方法を示す模式断面図(その10)である。 図13は、実施形態に係るガスセンサの製造方法を示す模式断面図(その11)である。 図14は、上部電極のパターンの一例を示す平面図である。 図15(a),(b)は、上部電極のパターンの他の例を示す平面図である。 図16は、突起が設けられた下部電極を示す斜視図である。
以下、実施形態について説明する前に、実施形態の理解を容易にするための予備的事項について説明する。
図1は、呼気分析に使用するガスセンサの一例を示す断面図である。
この図1に示すガスセンサ10はシリコン基板11を用いて形成されており、センサ部12と、電子回路部13とを有する。また、センサ部12は、ガード電極21と、下部電極22と、ガードリング23と、上部電極24と、感応膜25とを有する。
ガード電極21はシリコン基板11の表面に不純物を導入して形成されている。このガード電極21の上には比較的薄い絶縁膜16aが形成されており、絶縁膜16aの上に下部電極22とガードリング23とが形成されている。ガードリング23はガード電極21の縁部に沿って環状に配置されており、下部電極22はガード電極21の内側にガードリング21から一定の間隔をおいて配置されている。
ガードリング23の外側には比較的厚い絶縁膜16bが形成されており、この絶縁膜16bに縁部が支えられるようにして上部電極24が配置されている。感応膜25は上部電極24の下側の面に形成されており、感応膜25と下部電極22との間にはエアー(呼気)が通流する空間(エアーギャップ)が設けられている。
感応膜25は、検出対象のガス(以下、「被検知ガス」という)に応じたものが使用される。例えばH2(水素)を検出する場合にはPd(パラジウム)膜が使用され、CO2(二酸化炭素)を検出する場合にはSnO2(酸化スズ)膜が使用される。感応膜25が被検知ガスを吸着すると、上部電極24の電位が変化する。
なお、感応膜25に被検知ガスが吸着される現象と感応膜25に吸着された被検知ガスが離脱(脱着)する現象とが同時に起こり、感応膜25に吸着される被検知ガスの量と感応膜25から離脱する被検知ガスの量とは平衡状態になる。感応膜25に吸着している被検知ガスの量は、感応膜25と下部電極22との間の空間に存在する被検知ガスの濃度に関係する。
電子回路部13は、CCFET(Capacitively Controlled Field Effect Transistor)と呼ばれるトランジスタ26を含んで構成されている。図1中の符号27,28a,28bは、それぞれトランジスタ26のゲート、ソース及びドレインを示している。ゲート27はシリコン基板11の上方に形成された配線(図示せず)を介して下部電極22と電気的に接続されており、ソース28aはシリコン基板11の上方に形成された他の配線(図示せず)を介して上部電極24と電気的に接続されている。
図2は、図1に示すガスセンサ10の等価回路図である。図2中のVsenseは上部電極24の電圧を示しており、この電圧Vsenseは前述したように感応膜25に吸着している被検知ガスの量に応じて変化する。また、図2中のCairgapは下部電極22と上部電極24との間の容量を示している。この容量Cairgapの一方の電極となる下部電極22は、前述したようにトランジスタ26のゲート27に接続されている。
図2に示すように、トランジスタ26のソース−ドレイン間には電源17から所定の電圧Vdが印加される。また、トランジスタ26のゲート電圧は上部電極24の電圧Vsense、すなわち感応膜25に吸着している被検知ガスの量に応じて変化する。そして、トランジスタ26のソース−ドレイン間には、ゲート電圧に応じた電流が流れる。このソース−ドレイン間に流れる電流を電流計18で検出することにより、上部電極24と下部電極22との間に供給されたエアー(呼気)内の被検知ガスの濃度を知ることができる。
ところで、上述したガスセンサ10において、被検知ガスに対する感度を高くするためには、上部電極24及び感応膜25の表面積を増やすことが効果的である。
しかし、単に上部電極24及び感応膜25のサイズを大きくすると、実装面積が大きくなってガスセンサ10の小型化が困難になるだけでなく、シリコン基板11に対する寄生容量が増加して検出精度が低下するという問題も生じる。
以下の実施形態では、高感度且つ高精度で小型化が容易なガスセンサ及びその製造方法について説明する。
(実施形態)
図3〜図13は、実施形態に係るガスセンサの製造方法を工程順に示す模式断面図である。
まず、図3(a)に示すように、p型シリコン基板(半導体基板)30を用意し、このp型シリコン基板30に公知の方法により、電子回路部を構成するn型МOSトランジスタ31及びp型МOSトランジスタ32を形成する。
図3(a)中の符号31a,31bはn型MOSトランジスタ31のソース及びドレインであり、符号32a,32bはp型MOSトランジスタのソース及びドレイン、符号32cはnウェルである。また、符号36aはn型MOSトランジスタ31のゲートであり、符号36bはp型MOSトランジスタ32のゲートである。
次に、図3(b)に示すように、例えばCVD(Chemical Vapor Deposition)法により、シリコン基板30の上に層間絶縁膜34としてSiO2膜を形成し、この層間絶縁膜34によりトランジスタ31,32を覆う。その後、フォトリソグラフィ法を使用して、層間絶縁膜34の上面からトランジスタ31のソース31aに到達する孔34aと、トランジスタ31,32のゲート36a,36bにそれぞれ到達する孔34b,34cとを形成する。
次に、図4(a)に示すように、例えばスパッタ法により、シリコン基板30の上側全面にタングステン(W)を堆積させてタングステン膜38を形成するとともに、孔34a,34b,34c内にタングステンを埋め込む。
その後、図4(b)に示すように、CMP(Chemical Mechanical Polishing)法によりタングステン膜38を研磨して、層間絶縁膜34を露出させる。この研磨後に孔34a,34b,34c内に残ったタングステンが、コンタクトビア38a,38b,38cとなる。
次に、図5(a)に示すように、例えばCVD法により、層間絶縁膜34及びコンタクトビア38a,38b,38cの上に、層間絶縁膜39としてSiO2膜を例えば0.4μmの厚さに形成する。その後、フォトリソグラフィ法を使用して、層間絶縁膜39の上面からコンタクトビア38aに到達する所定の大きさの溝39aと、コンタクトビア38b,38cに到達する所定の大きさの溝39bとを形成する。
溝39aは、上から見たときに例えば一辺が0.3μmの正方形状に形成する。また、溝39bは、上から見たときに例えば一辺が1mmの正方形状に形成する。
次に、図5(b)に示すように、めっき法等を使用して、シリコン基板30の上側全面にCu(銅)を堆積させてCu膜40を形成し、溝39a,39b内にCuを埋め込む。
その後、図6(a)に示すように、CMP法によりCu膜40を研磨して、層間絶縁膜39を露出させる。この研磨後に溝39a内に残ったCuが導電パターン40aとなり、溝39b内に残ったCuが下部電極40bとなる。
なお、図6(a)には図示していないが、実際には導電パターン40aの形成と同時に、層間絶縁膜34の上に電子回路部を構成する配線及びコンタクトビアを形成する。後述する他の層間絶縁膜の上にも、必要に応じて電子回路部を構成する配線及びコンタクトビアを形成する。
次に、図6(b)に示すように、層間絶縁膜39、導電パターン40a及び下部電極40bの上に、層間絶縁膜41として例えばSiO2膜を1.6μmの厚さに形成する。そして、フォトリソグラフィ法を使用して、層間絶縁膜41の上面から導電パターン40aに到達する溝41aと、下部電極40bに到達する複数の溝41bとを形成する。
溝41aは、導電パターン40aに重なるように、導電パターン40aと同じ幅で同じ長さに形成する。また、溝41bは、溝41aと同じ幅で溝41aと平行に形成する。
溝41a,41bは、後述する導電パターンの上下方向の電気的接続を確実なものにするために、上部の幅を下部の幅よりも広くすることが好ましい。例えば、フォトリソグラフィ工程を2回実施することにより、図6(b)のように溝41a,41bの上部の幅を下部の幅よりも広くすることができる。
次に、図7(a)に示すように、めっき法等を使用して、層間絶縁膜41上にCu膜42を形成するとともに、溝41a,41b内にCuを埋め込む。その後、図7(b)に示すように、CMP法により層間絶縁膜41が露出するまでCu膜42を研磨する。この研磨後に溝41a,41b内に残ったCuがそれぞれ導電パターン42a,42bとなる。
その後、絶縁膜形成工程、溝形成工程、Cu膜形成工程及び研磨工程を繰り返し実施して、図8に示すように層間絶縁膜43,45,47、及び導電パターン44a,44b,46a,46b,48a,48bを形成する。
なお、本実施形態では下部電極40bの上に4個の導電パターン42b,44b,46b,48bを下から順に積み重ねているが、導電パターンの積み重ね数は適宜変更してもよい。
次に、図9に示すように、層間絶縁膜47及び導電パターン48a,48bの上に、層間絶縁膜49として例えばSiO2膜を1μmの厚さに形成する。その後、層間絶縁膜49の上面から導電パターン48aに到達する孔を形成した後、孔内にCuを埋め込んでコンタクトビア50aを形成する。
次に、図10に示すように、層間絶縁膜49及びコンタクトビア50aの上に、上部絶縁膜51として例えばSiO2膜を3μmの厚さに形成する。
その後、フォトリソグラフィ法により上部絶縁膜51に所定のパターンの溝を形成し、溝内にCuを埋め込んで上部電極52を形成する。
図14に、上部電極52のパターンの一例を示す。この図14に示す例では、上部電極52に、相互に平行に配置された複数の直線状の開口部52aを設けている。これらの開口部52aの位置は、図10に示すように、導電パターン42b,44b,46b,48b間のスペースに整合している。
なお、上部電極52の開口部52aのパターンは、図15(a)に示すように正方形でもよく、図15(b)に示すようにハニカム状でもよい。
次に、図11に示すように、上部絶縁膜51及び上部電極52の上にフォトレジスト膜53を形成し、露光及び現像工程を実施して、所定の位置(下部電極40bに整合する位置)に開口部53aを形成する。
そして、図12に示すように、フォトレジスト膜53に覆われていない部分の上部絶縁膜51、及び層間絶縁膜49,47,45,43,41をエッチングして、下部電極40bを露出させる。このとき、エッチング液として、例えば緩衝フッ化水素酸又はフッ化水素酸系のエッチング液を使用することができる。
このエッチングにより、上部電極52と下部電極40bとの間に、エアー(呼気)が通流可能な空間が形成される。また、導電パターン42b,44b,46b,48bはエッチング後も残り、下部電極40bの一部として機能する。以下、エッチングにより露出した導電パターン42b,44b,46b,48bの積層体を、突起54という。また、突起54を含めて、下部電極40bという。
次いで、図13に示すように、フォトレジスト膜53を除去した後、スパッタ法等により、下部電極40b(突起54を含む)の表面を感応膜55で覆う。このとき、感応膜55の材料となる物質は上部電極52の開口部52aを通って下部電極40bの表面に付着する。
感応膜55の材料は被検知ガスの種類に応じて適宜選択すればよく、例えばPd(パラジウム)、Pt(白金)又はIr(イリジウム)等の触媒金属や、SnO2(酸化スズ)、ZnO(酸化亜鉛)又はIn23(酸化インジウム)等の酸化物半導体材料等を使用することができる。
なお、図13では上部電極52に感応膜55が付着しているが、上部電極52に付着した感応膜55を除去してもよい。
このようにして、本実施形態に係るガスセンサ60が完成する。
本実施形態に係るガスセンサ60では、複数の導電パターンを積み重ねて下部電極40bの一部として機能する導電性の突起54を形成する。そして、この突起54を含む下部電極40bの表面を感応膜55で被覆する。このため、下部電極40b及び感応膜55の表面積が大きく、感応膜が付着した電極が平坦な場合(図1参照)に比べて、被検知ガスに対する感度が大幅に向上する。
例えば、図16に示す突起54の幅Wを0.3μm、ピッチPを0.6μm、突起54の高さHを0.5μmとすると、突起54がない場合に比べて下部電極の表面積が約2.6倍になる。これにより、高感度で小型化が容易なガスセンサが得られる。
また、本実施形態に係るガスセンサ60は、下部電極40bの表面積に比べて下部電極の40bの実装面積(上面視における面積)が小さいので、半導体基板(シリコン基板30)に対する寄生容量が小さく、被検知ガスの検出精度が高い。
更に、本実施形態のガスセンサ60は、半導体装置の製造プロセスを用いて製造できるので、比較的容易に製造することができる。
以上の諸実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)基板と、
前記基板上に形成されて表面に突起が設けられた下部電極と、
前記下部電極の上方に配置された上部電極と、
前記上部電極と前記下部電極との間に設けられてエアーが通流する空間と、
前記下部電極の表面に設けられて前記エアーに含まれるガスを吸着する感応膜と
を有することを特徴とするガスセンサ。
(付記2)前記基板が、トランジスタが設けられた半導体基板であり、
前記上部電極は前記半導体基板上に積層された絶縁膜により支持され、前記上部電極と前記トランジスタとは前記絶縁膜に埋め込まれた導電材料を介して電気的に接続されていることを特徴とする付記1に記載のガスセンサ。
(付記3)前記上部電極に、前記上部電極と前記下部電極との間の空間と外部空間とを連絡する開口部が設けられていることを特徴とする付記2に記載のガスセンサ。
(付記4)前記下部電極の表面には前記突起が複数設けられており、前記上部電極の開口部が、前記下部電極の突起間のスペースに対応する位置に設けられていることを特徴とする付記3に記載のガスセンサ。
(付記5)前記感応膜が、Pd(パラジウム)、Pt(白金)、Ir(イリジウム)、SnO2(酸化スズ)、ZnO(酸化亜鉛)及びIn23(酸化インジウム)のいずれかにより形成されていることを特徴とする付記1乃至4のいずれか1項に記載のガスセンサ。
(付記6)半導体基板にトランジスタを形成する工程と、
前記半導体基板上に前記トランジスタを覆う第1の絶縁膜を形成する工程と、
前記第1の絶縁膜に、前記トランジスタに到達する第1の孔及び第2の孔を形成する工程と、
前記第1の孔内に導電材料を埋め込んで第1のコンタクトビアを形成し、前記第2の孔内に導電材料を埋め込んで第2のコンタクトビアを形成する工程と、
前記第1の絶縁膜の上に、前記第1のコンタクトビアに到達する第1の溝と前記第2のコンタクトビアに到達する第2の溝とを有する第2の絶縁膜を形成する工程と、
前記第1の溝内に導電材料を埋め込んで第1の導電パターンを形成し、前記第2の溝内に導電材料を埋め込んで下部電極を形成する工程と、
前記第2の絶縁膜の上に第3の絶縁膜を形成する工程と、
前記第3の絶縁膜に複数の第3の溝を形成し、それらの第3の溝内に導電材料を充填して、前記第1の導電パターンに電気的に接続する第2の導電パターンと、前記下部電極に電気的に接続する第3の導電パターンとを形成する工程と、
前記第3の絶縁膜の上方に第4の絶縁膜を形成する工程と、
前記第4の絶縁膜に孔を形成し、その孔内に導電材料を埋め込んで、前記第2の導電パターンに電気的に接続する第3のコンタクトビアを形成する工程と、
前記第4の絶縁膜及び前記第3のコンタクトビアの上に第5の絶縁膜を形成する工程と、
前記第5の絶縁膜に所定のパターンで溝を形成し、該溝内に導電材料を充填して、開口部を有し前記第3のコンタクトビアに電気的に接続する上部電極を形成する工程と、
前記上部電極の開口部を介して前記第5の絶縁膜及び前記第4の絶縁膜をエッチングし、前記下部電極及び前記第3の導電パターンを露出させる工程と、
前記上部電極の開口部を介して前記下部電極及び前記第3の導電パターンの表面に感応膜材料を付着させて感応膜を形成する工程と
を有することを特徴とするガスセンサの製造方法。
(付記7)前記感応膜材料が、Pd(パラジウム)、Pt(白金)、Ir(イリジウム)、SnO2(酸化スズ)、ZnO(酸化亜鉛)及びIn23(酸化インジウム)のいずれかであることを特徴とする付記6に記載のガスセンサの製造方法。
(付記8)前記第3の絶縁膜、前記第2の導電パターン及び前記第3の導電パターンの形成工程を複数回繰り返して、前記2の導電パターン及び前記第3の導電パターンをそれぞれ複数積み重ねることを特徴とする付記6又は7に記載のガスセンサの製造方法。
(付記9)前記第3の溝は、上部の幅が下部の幅よりも広いことを特徴とする付記6乃至8のいずれか1項に記載のガスセンサの製造方法。
(付記10)前記上部電極の開口部を、前記第3の導電パターン間の凹部に対向する位置に形成することを特徴とする付記6乃至9のいずれか1項に記載のガスセンサの製造方法。
10…ガスセンサ、11…シリコン基板、12…センサ部、13…電子回路部、21…ガード電極、22…下部電極、23…ガードリング、24…上部電極、25…感応膜、26…トランジスタ、30…シリコン基板、31,32…MOSトランジスタ、34,39,41,43,45,47…層間絶縁膜、38…タングステン膜、38a,38b,38c…コンタクトビア、40,42…Cu膜、40a,42a,42b,44a,44b,46a,46b,48a,48b…導電パターン、40b…下部電極、51…上部絶縁膜、52…上部電極53…フォトレジスト膜、54…突起、55…感応膜、60…ガスセンサ。

Claims (5)

  1. トランジスタが設けられた半導体基板と、
    前記基板上に積層された絶縁膜と、
    前記基板上に形成されて表面に突起が設けられた下部電極と、
    前記絶縁膜により支持され、前記下部電極の上方に配置された上部電極と、
    前記絶縁膜に埋め込まれており、前記上部電極と前記トランジスタとを電気的に接続する導電材料と、
    前記上部電極と前記下部電極との間に設けられてエアーが通流する空間と、
    前記下部電極の表面に設けられて前記エアーに含まれるガスを吸着する感応膜と
    を有することを特徴とするガスセンサ。
  2. 前記感応膜が、Pd(パラジウム)、Pt(白金)、Ir(イリジウム)、SnO2(酸化スズ)、ZnO(酸化亜鉛)及びIn23(酸化インジウム)のいずれかにより形成されていることを特徴とする請求項1に記載のガスセンサ。
  3. 半導体基板にトランジスタを形成する工程と、
    前記半導体基板上に前記トランジスタを覆う第1の絶縁膜を形成する工程と、
    前記第1の絶縁膜に、前記トランジスタに到達する第1の孔及び第2の孔を形成する工程と、
    前記第1の孔内に導電材料を埋め込んで第1のコンタクトビアを形成し、前記第2の孔内に導電材料を埋め込んで第2のコンタクトビアを形成する工程と、
    前記第1の絶縁膜の上に、前記第1のコンタクトビアに到達する第1の溝と前記第2のコンタクトビアに到達する第2の溝とを有する第2の絶縁膜を形成する工程と、
    前記第1の溝内に導電材料を埋め込んで第1の導電パターンを形成し、前記第2の溝内に導電材料を埋め込んで下部電極を形成する工程と、
    前記第2の絶縁膜の上に第3の絶縁膜を形成する工程と、
    前記第3の絶縁膜に複数の第3の溝を形成し、それらの第3の溝内に導電材料を充填して、前記第1の導電パターンに電気的に接続する第2の導電パターンと、前記下部電極に電気的に接続する第3の導電パターンとを形成する工程と、
    前記第3の絶縁膜の上方に第4の絶縁膜を形成する工程と、
    前記第4の絶縁膜に孔を形成し、その孔内に導電材料を埋め込んで、前記第2の導電パターンに電気的に接続する第3のコンタクトビアを形成する工程と、
    前記第4の絶縁膜及び前記第3のコンタクトビアの上に第5の絶縁膜を形成する工程と、
    前記第5の絶縁膜に所定のパターンで溝を形成し、該溝内に導電材料を充填して、開口部を有し前記第3のコンタクトビアに電気的に接続する上部電極を形成する工程と、
    前記上部電極の開口部を介して前記第5の絶縁膜及び前記第4の絶縁膜をエッチングし、前記下部電極及び前記第3の導電パターンを露出させる工程と、
    前記上部電極の開口部を介して前記下部電極及び前記第3の導電パターンの表面に感応膜材料を付着させて感応膜を形成する工程と
    を有することを特徴とするガスセンサの製造方法。
  4. 前記第3の絶縁膜、前記第2の導電パターン及び前記第3の導電パターンの形成工程を複数回繰り返して、前記2の導電パターン及び前記第3の導電パターンをそれぞれ複数積み重ねることを特徴とする請求項に記載のガスセンサの製造方法。
  5. 前記上部電極の開口部を、前記第3の導電パターン間の凹部に対向する位置に形成することを特徴とする請求項又は請求項に記載のガスセンサの製造方法。
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