本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
吸収性物品が個別に包装された個別包装品が複数連結された連結包装品の製造方法であって、前記連結包装品の搬送方向を、前記個別包装品の連結方向から、当該連結方向及び前記個別包装品の厚さ方向に交差する幅方向に変換することと、前記連結方向における所定の位置に配置された折り部形成部によって、前記連結包装品を前記幅方向に搬送しながら、前記連結包装品のうち、前記連結方向に隣り合う前記吸収性物品の間の部位に、折り部を形成することと、を有することを特徴とする連結包装品の製造方法である。
このような連結包装品の製造方法によれば、連結包装品に折り部を形成し、連結包装品の連結方向の長さを縮める処理を、自動化できる。よって、連結包装品を手作業で折る場合に比べて、製造コストを抑えられ、製造ラインの高速化にも対応できる。また、連結包装品を折ることなく、コンベヤーから出荷用の梱包体に直接収容する場合に比べて、連結包装品を梱包体に綺麗に収容できる。
かかる連結包装品の製造方法であって、前記厚さ方向における前記連結包装品の上面を吸着するサクションベルトコンベヤーによって、前記連結包装品を前記連結方向に搬送した後、前記連結包装品を前記サクションベルトコンベヤーから離して前記厚さ方向の下方に移動してから、前記連結包装品の搬送方向を前記幅方向に変換すること、を特徴とする連結包装品の製造方法である。
このような連結包装品の製造方法によれば、連結包装品の搬送方向を、連結方向から幅方向に変換できる。
かかる連結包装品の製造方法であって、前記サクションベルトコンベヤーから離れて前記厚さ方向の下方に移動した前記連結包装品は、ベルトコンベヤー上に載置され、当該ベルトコンベヤーによって前記折り部形成部まで前記幅方向に搬送されること、を特徴とする連結包装品の製造方法である。
このような連結包装品の製造方法によれば、連結包装品の搬送方向の変換、及び、サクションベルトコンベヤーから折り部形成部への連結包装品の受け渡しを、安定的に行える。
かかる連結包装品の製造方法であって、前記折り部形成部では、前記連結包装品の前記折り部に当接する部位が、前記連結包装品の搬送方向である前記幅方向の上流側から下流側に向かって、鉛直方向の下方に傾斜していること、を特徴とする連結包装品の製造方法である。
このような連結包装品の製造方法によれば、折り部形成部から下流の工程への連結包装品の受け渡しをスムーズに行える。また、折り部形成部がコンベヤーでなくても、連結包装品を幅方向に搬送しながら(滑落させながら)、折り部を形成できる。
かかる連結包装品の製造方法であって、前記連結方向に間隔を空けて配置された複数の前記折り部形成部によって、前記連結包装品に複数の前記折り部を形成し、複数の前記折り部形成部の前記連結方向の間隔が、前記連結包装品の搬送方向である前記幅方向の上流側から下流側に向かって、小さくなっていること、を特徴とする連結包装品の製造方法である。
このような連結包装品の製造方法によれば、連結包装品の連結方向の長さを一層縮めることができる。
かかる連結包装品の製造方法であって、前記折り部形成部は、前記連結包装品の前記折り部を保持して前記幅方向に搬送するコンベヤーであり、前記連結包装品の前記折り部を保持して搬送する長さの長い前記折り部形成部のコンベヤー速度の方が、前記搬送する長さの短い前記折り部形成部のコンベヤー速度よりも、速くなっていること、を特徴とする連結包装品の製造方法。
このような連結包装品の製造方法によれば、連結包装品を幅方向に搬送する際に、個別包装品によって幅方向の位置がばらついてしまうことを抑制できる。よって、連結包装品を綺麗に折り畳むことができ、また、折り部形成部からの連結包装品の落下を抑制できる。
かかる連結包装品の製造方法であって、前記連結包装品における前記個別包装品の連結数が偶数個であること、を特徴とする連結包装品の製造方法である。
このような連結包装品の製造方法によれば、折り部形成部上での連結包装品のバランスを良くすることができ、折り部形成部からの連結包装品の落下を抑制できる。
また、吸収性物品が個別に包装された個別包装品が複数連結された連結包装品の製造装置であって、前記連結包装品の搬送方向を、前記個別包装品の連結方向から、当該連結方向及び前記個別包装品の厚さ方向に交差する幅方向に変換する方向変換部と、前記連結方向における所定の位置に配置され、前記連結包装品を前記幅方向に搬送しながら、前記連結包装品のうち、前記連結方向に隣り合う前記吸収性物品の間の部位に、折り部を形成する折り部形成部と、を有することを特徴とする連結包装品の製造装置である。
このような連結包装品の製造装置によれば、連結包装品に折り部を形成し、連結包装品の連結方向の長さを縮める処理を、自動化できる。
===連結包装品===
図1Aは、連結包装品1の平面図であり、図1Bは、連結包装品1の断面図であり、図1Cは、個別包装品2の繋ぎ目の説明図である。本実施形態では、吸収性物品3(例えば、生理用ナプキン、使い捨ておむつ、パンティーライナー、失禁パッド等)が個別に包装された個別包装品2が10個連結された連結包装品1を例に挙げる。但し、個別包装品2の連結数は10個に限らず、複数個であればよい。また、連結包装品1において、互いに直交する3方向を、個別包装品2が連結された連結方向(長手方向)、厚さ方向、幅方向とする。
連結包装品1の製造方法における包装工程では、上流の工程で製造された多数の吸収性物品3が、折り畳まれ、且つ、搬送方向に所定の間隔を空けた状態で搬送されている。一方、連続シートである包装シート4(例えば樹脂フィルム等のシート)は、その連続する方向に沿って搬送されている。そして、搬送方向における或る地点において、吸収性物品3に包装シート4が合流し、吸収性物品3は、包装シート4の連続方向(搬送方向)に所定の間隔を空けて一列に並んだ状態で、包装シート4上に載置される。
次に、図1Cに示すように、包装シート4の幅方向の両端部4aがそれぞれ幅方向に折られ、その端部4a同士が、吸収性物品3上で重ね合わされた状態で、ヒートシール等で接合される。その結果、搬送方向に延びた接合部5が形成される。つまり、吸収性物品3が、筒状の包装シート4に包まれた状態となる。
その後、包装シート4のうち、搬送方向に隣り合う吸収性物品3の間の部位に、ヒートシール等で、一対の封止部6が形成される。各封止部6は幅方向に延び、一対の封止部6は搬送方向に間隔を空けて並ぶ。この封止部6によって区画された空間に、吸収性物品3が個別に収容される。なお、一対の封止部6の間にミシン目加工を施し、切り取り線7を形成してもよい。これにより、個別包装品2同士を容易に切り離せる。また、上記の接合部5や封止部6の形成方法は、ヒートシールに限らず、例えば、接着剤による接着等でもよい。
こうして、個別包装品2が多数連結された連続体が形成されたら、出荷する個別包装品2の数毎(ここでは10個毎)に、個別包装品2の間を切り離すことで、連結包装品1が形成される。形成された連結包装品1は、次に、折り畳み装置へと搬送される。
===折り畳み装置===
図2は、折り畳み装置10の概略正面図である。図3は、折り畳み装置10の概略上面図である。図4は、折り畳み装置10の概略側面図(図2の矢印Aから見た図)である。図5A及び図5Bは、離間バー30の駆動の説明図である。図6は、連結包装品1が収束コンベヤーユニット50から受け部ユニット60に受け渡される際の説明図である。なお、図の錯綜を防ぐため、断面部に示すべきハッチングを一部省略している。また、図3,図4では、図2に示す吸引ダクト23a〜23eや下流側コンベヤーユニット13等を一部省略している。
折り畳み装置10は、上流側コンベヤーユニット11と、センサー12と、上サクションコンベヤーユニット20と、離間バー30と、方向変換コンベヤーユニット40と、収束コンベヤーユニット50と、受け部ユニット60と、下流側コンベヤーユニット13と、コントローラー(不図示)と、を有する。そして、折り畳み装置10において、互いに直交する3方向を、X方向、Y方向、及び、鉛直方向とする。
上流側コンベヤーユニット11は、連結包装品1を、上流の包装工程から受け取り、上サクションコンベヤーユニット20に受け渡すためのものであり、鉛直方向に対向する一対のベルトコンベヤー11A,11Bを有する。各ベルトコンベヤー11A,11Bは、Y方向に沿う回転軸まわりに回転する複数のローラーにベルトが掛け回されたコンベヤーである。よって、連結包装品1は、厚さ方向(鉛直方向)に一対のベルトコンベヤー11A,11Bに挟み込まれ、また、連結方向をX方向に沿わせた状態で、X方向に搬送される。
上サクションコンベヤーユニット20は、サクションベルトコンベヤー21と、複数のサクションボックス22a〜22eと、複数の吸引ダクト23a〜23eと、複数のバルブV1〜V5と、連結ダクト24と、吸引ファン25と、を有する。サクションベルトコンベヤー21は、Y方向に沿う回転軸まわりに回転する複数のローラーにベルト21aが掛け回されたコンベヤーであり、ベルト21aには、その厚さ方向に貫通する多数の孔が設けられている。複数(図2では5個)のサクションボックス22a〜22eは、ベルト21aに囲まれた空間において、X方向に並んでいる。各サクションボックス22a〜22eの下面には、鉛直方向に貫通する多数の孔が設けられ、側面には、1本の吸引ダクト23a〜23eが連結されている。また、吸引ダクト23a〜23eの途中にはバルブV1〜V5が設けられている。
なお、以下の説明のため、X方向の上流側から順に、第1サクションボックス22a、第2サクションボックス22b…第5サクションボックス22eと呼ぶ。また、例えば、第1サクションボックス22aに連結された吸引ダクトを第1吸引ダクト23aと呼び、第1吸引ダクト23aに設けられたバルブを第1バルブV1と呼ぶ。
第1〜第5吸引ダクト23a〜23eは、連結ダクト24に連結され、連結ダクト24には、吸引ファン25が連結されている。そのため、吸引ファン25が作動すると、連結ダクト24、及び、第1〜第5吸引ダクト23a〜23eを介して、第1〜第5サクションボックス22a〜22eの内部のエアーが吸引され、内部が負圧となる。そして、第1〜第5サクションボックス22a〜22eの下面の貫通孔、及び、ベルト21aの貫通孔を介して、ベルト21aの外部の空気が、第1〜第5サクションボックス22a〜22eの内部に吸引される。
また、サクションベルトコンベヤー21は、上流側コンベヤーユニット11の上側のベルトコンベヤー11Aと同等の鉛直方向の高さに配置されている。そのため、連結包装品1は、上面1cがサクションベルトコンベヤー21の下面(図2に示す2つのローラー21b,21c間のベルト21aの部位)に吸着されつつ、連結方向をX方向に沿わせた状態で、X方向に搬送される。なお、上流側コンベヤーユニット11の下側のベルトコンベヤー11Bと、サクションベルトコンベヤー21とが、X方向において一部重複しているので、上流側コンベヤーユニット11からサクションベルトコンベヤー21への連結包装品1の受け渡しが確実に行われる。
離間バー30は、図2,図3に示すように、サクションベルトコンベヤー21、及び、サクションボックス22a〜22eのY方向の両側面に設けられ、サクションベルトコンベヤー21の所定の位置まで搬送された連結包装品1に、X方向の全域に亘って当接可能なように、X方向に延びた板状部材である。また、離間バー30は、図5Aに示すように、サクションベルトコンベヤー21の下面211よりも上方の位置(左図)と下方の位置(右図)との間を、鉛直方向に往復移動可能である。また、連結包装品1のY方向(幅方向)の両端部は、サクションベルトコンベヤー21からY方向の両外側に突出している。よって、離間バー30が下方に移動することで、連結包装品1をサクションベルトコンベヤー21から離して下方に移動させ、方向変換コンベヤーユニット40上に載置できる。
離間バー30の駆動機構の一例としては、図5A,図5Bに示す機構が挙げられる。この機構は、一対の離間バー30の各上面に固定され、サクションベルトコンベヤー21よりも幅方向の外側に位置する一対の第1アーム31と、一対の第1アーム31を連結し、サクションボックス23a〜23e内をY方向に貫通するシャフト32と、モーターMと、シャフト32に回転可能に連結されると共にモーターMの回転軸34に連結される第2アーム33と、を有する。この機構によれば、モーターMが所定方向に回転すると、第2アーム33に連結されたシャフト32が下方に移動し、それに伴って、一対の第1アーム31と一対の離間バー30も下方に移動する。一方、モーターMが逆方向に回転すると、第2アーム33に連結されたシャフト32が上方に移動し、それに伴って、一対の第1アーム21と一対の離間バー30も上方に移動する。なお、離間バー30はX方向に長い部材であるため、図5Bに示すように、上記機構をX方向に間隔を空けて複数配置するとよい。
方向変換コンベヤーユニット40は、図2に示すように、サクションベルトコンベヤー21の下方に、X方向に並ぶ5個の方向変換コンベヤー40a〜40e(方向変換部)を有する。説明のため、X方向の上流側から順に、第1方向変換コンベヤー40a、第2方向変換コンベヤー40b、…第5方向変換コンベヤー40eとも呼ぶ。各方向変換コンベヤー40a〜40eは、図4に示すように、X方向に沿う回転軸まわりに回転する複数のローラーにベルト41が掛け回されたベルトコンベヤーであり、X方向及びY方向に沿う上面411(2つのローラー42,43間のベルト41の部位)、つまり、サクションベルトコンベヤー21の下面211と対向する上面411を有する。よって、離間バー30により方向変換コンベヤー40a〜40e上に載置された連結包装品1は、方向変換コンベヤー40a〜40eの上面411により、収束コンベヤーユニット50まで幅方向(Y方向)に搬送される。
なお、方向変換コンベヤー40a〜40eの数は5個に限らず、例えば1個や10個でもよい。また、方向変換コンベヤー40a〜40eを、連結包装品1を吸着しながら搬送するサクションベルトコンベヤーにしてもよい。その場合、離間バー30による連結包装品1の下方への移動が補助され、また、収束コンベヤーユニット50に対する連結包装品1のX方向の位置ずれを抑制できる。
収束コンベヤーユニット50は、図3に示すように、方向変換コンベヤーユニット40よりもY方向の下流側に、X方向に並ぶ5個の収束コンベヤー50a〜50e(折り部形成部)を有する。説明のため、X方向の上流側から順に、第1収束コンベヤー50a、第2収束コンベヤー50b、…第5収束コンベヤー50eとも呼ぶ。各収束コンベヤー50a〜50eは、X方向に対向する一対の側板51間において、側板51に直交する方向に沿う回転軸まわりに回転する複数のローラーに、断面が円形であるロープ52が掛け回されたロープコンベヤーである。図4に示すように、連結包装品1は、2つのローラー53,54間のロープ52の部位によって、方向変換コンベヤーユニット40から受け部ユニット60まで幅方向(Y方向)に搬送される。
また、収束コンベヤー50a〜50eは、ロープコンベヤーであるため、連結包装品1のX方向の一部だけを保持して搬送する。よって、図2に示すように、連結包装品1のうち、収束コンベヤー50a〜50eに保持されない部位は、ロープ52から垂れ下がる。つまり、収束コンベヤー50a〜50eに保持される連結包装品1の部位に、山折り部1aが形成され、収束コンベヤー50a〜50eは、連結包装品1の山折り部1aを保持して幅方向に搬送するコンベヤーである。
ここで、本実施形態では、連結包装品1をジグザグ形状に折り畳む場合を例に挙げる。つまり、連結包装品1のうち、連結方向に隣り合う吸収性物品3の間を、交互に山折りと谷折りする。そのため、図2に示すように、方向変換コンベヤーユニット40に載置された連結包装品1のうち、X方向の上流側から1番目と2番目の個別包装品2(吸収性物品3)の間に対応する位置に第1収束コンベヤー50aを配置し、3番目と4番目の個別包装品2(吸収性物品3)の間に対応する位置に第2収束コンベヤー50bを配置し、というように、山折り部を形成するX方向の位置に収束コンベヤー50a〜50eを配置する。
また、図3に示すように、第1〜第5収束コンベヤー50a〜50eのX方向の各間隔は、Y方向(幅方向)の上流側から下流側に向かって、徐々に小さくなっている。そのため、連結包装品1が収束コンベヤー50a〜50eによってY方向に搬送されるに従って、X方向に隣り合う収束コンベヤー50a〜50e間に垂れ下がった2個の個別包装品2の間隔が狭まり、谷折り部1bが形成される。このように、連結包装品1は、収束コンベヤーユニット50によって、幅方向に搬送されながら、ジグザグ形状に折り畳まれる。
また、図4に示すように、収束コンベヤー50a〜50eのうち連結包装品1を保持して搬送するロープ52の部位(ローラー53,54間のロープ52の部位)のY方向上流側の端部と、方向変換コンベヤー40a〜40eの上面411との、鉛直方向の高さは、ほぼ同等である。また、方向変換コンベヤー40a〜40eのうち連結包装品1を保持して搬送するロープ52の部位は、Y方向の上流側から下流側に向かって、下方に傾斜している。また、第1〜第5収束コンベヤー50a〜50eの駆動源(ローラーを駆動回転させるモーター)は個別に設けられ、第1〜第5収束コンベヤー50a〜50eの各コンベヤー速度(ロープ52の周回速度)は独立して制御可能となっている。
受け部ユニット60は、受け台61と、移送部材62とを有する。受け台61は、収束コンベヤー50a〜50eと同様に、Y方向の上流側から下流側に向かって下方に傾斜する傾斜面61aと、傾斜面61aのY方向の下流側端部に連結され、傾斜面61aに直交する受け止め面61bと、を有する。なお、受け台61には、傾斜面61a及び受け止め面61bに沿って、Y方向の上流側の側面及び上面が開口したバケット14が、作業者により設置される。移送部材62は、バケット14のX方向の側面に当接しながら、X方向に往復移動可能な板状部材である。なお、移送部材62は、図示しない直動式のアクチュエーター(例えばモーターやシリンダー)によって、X方向に往復移動する。
下流側コンベヤーユニット13は、受け部ユニット60のX方向の両側に、一対のベルトコンベヤー13A,13Bを有する。各ベルトコンベヤー13A,13Bは、Y方向に沿う回転軸まわりに回転する複数のローラーにベルトが掛け回されたコンベヤーである。各ベルトコンベヤー13A,13Bの上面と、受け台61の傾斜面61aとの、鉛直方向の高さは、ほぼ同等である。
以上の構成である折り畳み装置1において、まず、連結包装品1は、連結方向をX方向、幅方向をY方向、厚さ方向を鉛直方向に沿わせた状態で、上流側コンベヤーユニット11により、サクションベルトコンベヤー21まで、X方向に搬送される。なお、上流側コンベヤーユニット11には、上流の包装工程から、連結包装品1が時間間隔を空けて順次供給される。その後、連結包装品1は、上面1cがサクションベルトコンベヤー21の下面に吸着されつつ、連結方向をX方向に沿わせた状態で、所定の位置までX方向に搬送される。所定の位置とは、例えば、連結包装品1のうち、X方向の上流側から1番目及び2番目の個別包装品2が第1方向変換コンベヤー40aと対向し、X方向の下流側から1番目及び2番目の個別包装品2が第5方向変換コンベヤー40eと対向する位置である。
一方、コントローラーは、先の連結包装品1を離間バー30で下方に移動する際に、上サクションコンベヤーユニット20における第1〜第5バルブV1〜V5を閉じる。そのため、上流側コンベヤーユニット11とサクションベルトコンベヤー21との間に配置されたセンサー12(例えば光電管)は、次の連結包装品1の先頭部(X方向の下流側端部)を検知すると、コントローラーに信号を送信し、それを受信したコントローラーは、次の連結包装品1がサクションベルトコンベヤー21に到達する前に、第1バルブV1を開き、第1サクションボックス22a内の負圧を高める。その後も、コントローラーは、各サクションボックス22b〜22eに連結包装品1が到達する前に、第2〜第5バルブV2〜V5を順次開く。
このようにバルブV1〜V5の開閉を制御することで、例えばバルブV1〜V5を常時開いたままにする場合に比べて、連結包装品1がサクションベルトコンベヤー21に受け渡される際の、サクションベルトコンベヤー21の吸引力を高めることができる。つまり、連結包装品1の先頭部が、X方向上流側の第1,第2サクションボックス22a,22bを通過する際の、第1,第2サクションボックス22a,22b内の負圧を高めることができる。よって、吸引ファン25の性能を抑えつつ、上流側コンベヤーユニット11からサクションベルトコンベヤー21への連結包装品1の受け渡しを確実に行える。
また、センサー12は、連結包装品1の後端部(X方向の上流側端部)を検知した際にも、コントローラーに信号を送信する。それを受信したコントローラーは、連結包装品1が、サクションベルトコンベヤー21における前記所定の位置に到達するタイミングで、離間バー30を下方に移動すると共に、バルブV1〜V5を閉じる。その結果、連結包装品1は、サクションベルトコンベヤー21から離れて下方に移動し、方向変換コンベヤー40a〜40e上に載置される。
なお、サクションボックス22a〜22eの内部にブローノズルを設け、サクションベルトコンベヤー21から連結包装品1を離す際に、ブローノズルが連結包装品1に向けてエアーを吹き付けるようにしてもよい。そうすることで、より確実に、連結包装品1をサクションベルトコンベヤー21から離すことができる。また、離間バー30を設けず、例えば、ブローノズルだけで、サクションベルトコンベヤー21から連結包装品1を離すようにしてもよい。
そして、方向変換コンベヤー40a〜40e上に載置された連結包装品1は、幅方向(Y方向)に搬送され、収束コンベヤー50a〜50eに受け渡される。その後、連結包装品1は、収束コンベヤー50a〜50eによって、幅方向に搬送されながら、山折り部1a及び谷折り部1bが形成され、ジグザグ形状に折り畳まれる。そして、収束コンベヤー50a〜50eから離れた連結包装品1は、ジグザグ形状に折り畳まれ、且つ、起立した状態で、受け台61のバケット14に収容される。
バケット14に連結包装品1が収容されると、移送部材62は、バケット14のX方向の側面を押しながら、例えば、X方向の上流側へ移動する。その結果、下流側コンベヤーユニット13のX方向上流側のベルトコンベヤー13Aに、バケット14が受け渡される。移送部材62は、ベルトコンベヤー13Aにバケット14を受け渡した地点で停止する。そして、移送部材62よりもX方向の下流側に、新たなバケット14が作業者により設置される。そのバケット14に連結包装品1が収容されると、移送部材62は、逆側(X方向の下流側)へと移動する。その結果、今度は、下流側コンベヤーユニット13のX方向下流側のベルトコンベヤー13Bに、バケット14が受け渡される。
各ベルトコンベヤー13A,13Bの近傍には、それぞれ作業者が位置し、各作業者は、ベルトコンベヤー13A,13Bにより搬送されてきたバケット14から、折り畳まれた状態の連結包装品1を取り出す。そして、各作業者は、折り畳まれた状態の連結包装品1を、そのまま、出荷用の梱包体(例えば段ボール箱)に収容する。こうして、連結包装品1の製造方法が完了する。
このように、移送部材62によって、下流側コンベヤーユニット13が有する一対のベルトコンベヤー13A,13Bに交互にバケット14(連結包装品1)を受け渡すことで、2人の作業者によって梱包作業を行える。よって、連結包装品1の製造速度が高速化しても対応できる。なお、移送部材62のX方向への移動は、コントローラーが、例えば、収束コンベヤー50a〜50eから連結包装品1が離れたことをセンサーが検知した結果に基づき制御してもよいし、連結包装品1が搬送される時間間隔に基づき制御してもよい。
なお、バケット14を2つのベルトコンベヤー13A,13Bに交互にX方向に流すに限らない。例えば、バケット14を1つのベルトコンベヤーにY方向(幅方向)に流してもよいし、作業者が収束コンベヤー50a〜50eから連結包装品1を直接受け取るようにしてもよい。また、収束コンベヤー50a〜50eで折り畳まれた連結包装品1を、作業者を介さずに段ボール箱に収容したり、段ボール箱を機械で組み立てたりして、梱包作業を自動化してもよい。
また、本実施形態の連結包装品1では、1個の個別包装品2おきに山折り部1aと谷折り部1bとを交互に形成しているが、これに限らない。例えば、山折り部1aを1つだけ形成し、連結包装品1を2つ折りにしてもよいし、複数個の個別包装品2おきに山折り部1aと谷折り部1bとを交互に形成してもよい。これらの場合にも、方向変換コンベヤー40a〜40e上に載置された連結舗装品1に対して、山折り部1aを形成する位置に、収束コンベヤー50a〜50eを配置すればよい。また、例えば、2つ折りにした連結包装品1を更に2つ折りにする等、連結包装品1を複数回に分けて折り畳んでもよい。その場合、収束コンベヤー50a〜50eによって2つ折りされた連結包装品1を、その厚さ方向が鉛直方向に沿うように、Y方向に搬送しつつ、ガイドに沿わせながら寝かせた後、Y方向の下流側に設けられた収束コンベヤー50a〜50eによって、連結包装品1を再び2つ折りするとよい。
以上のように、本実施形態では、方向変換コンベヤーユニット40によって、連結包装品1の搬送方向を、連結方向(X方向)から、幅方向(Y方向)に変換し、連結方向(X方向)における所定の位置に配置された収束コンベヤー50a〜50eによって、連結包装品1を幅方向(Y方向)に搬送しながら、連結包装品1のうち、連結方向に隣り合う吸収性物品3の間の部位に、折り部を形成する。
詳しくは、厚さ方向における連結包装品1の上面1cを吸着するサクションベルトコンベヤー21によって、連結包装品1を連結方向(X方向)に搬送した後、離間バー30によって、連結包装品1をサクションベルトコンベヤー21から離して厚さ方向(鉛直方向)の下方に移動し、連結包装品1を方向変換コンベヤー40a〜40e(ベルトコンベヤー)上に載置する。そして、方向変換コンベヤー40a〜40eによって、連結包装品1を、収束コンベヤー50a〜50eまで幅方向(Y方向)に搬送し、連結包装品1の搬送方向を幅方向に変換する。
そうすることで、連結包装品1に折り部を形成し、連結包装品1の連結方向の長さを縮める処理を自動化できる。換言すると、連結包装品1は折り畳まれると、厚さ方向に個別包装品2が重なるため、連結方向1の厚さ方向の長さを縮める処理を、自動化できる。よって、連結包装品1を手作業で折る場合に比べて、製造コスト(人件費)を抑えられ、製造ラインの高速化にも対応できる。また、連結包装品1を折ることなく、コンベヤーから段ボール箱に直接収容する場合に比べて、連結包装品1を段ボール箱に綺麗に収容できる。また、収束コンベヤー50a〜50eの数や配置を調整するだけで、連結包装品1のサイズや連結数、段ボール箱のサイズに応じて、連結包装品1を種々の形状に折り畳むことができる。そのため、作業者が取扱い易い形状に連結包装品1を折り畳むことで、梱包作業の効率化を図ることができ、また、連結包装品1の種類が異なる場合にも、共通の段ボール箱で出荷することが可能となる。
また、連結包装品1の上面を吸着するサクションベルトコンベヤー21によって、連結包装品1を連結方向(X方向)に搬送することで、サクションベルトコンベヤー21の下方に、サクションベルトコンベヤー21とは周回方向が異なる方向変換コンベヤー40a〜40eを設けることができる。よって、連結包装品1を、サクションベルトコンベヤー21から離し、下方に移動することで、連結包装品1の搬送方向を、連結方向から幅方向に変換できる。
なお、サクションベルトコンベヤー21の上方に方向変換コンベヤー40a〜40eを設けてもよい。つまり、連結包装品1を上方に移動してサクションベルトコンベヤー21から離し、連結包装品1の上面を方向変換コンベヤー40a〜40eの下面に吸着させて、連結包装品1を幅方向に搬送させてもよい。但し、本実施形態のように、サクションベルトコンベヤー21の下方に方向変換コンベヤー40a〜40eを設ける方が、サクションベルトコンベヤー21から方向変換コンベヤー40a〜40eへの連結包装品1の受け渡しが容易であり、また、方向変換コンベヤー40a〜40eに対する連結包装品1の位置ずれも生じ難い。
また、本実施形態では、サクションベルトコンベヤー21と収束コンベヤー50a〜50eとの間に、ベルトコンベヤーである方向変換コンベヤー40a〜40eが設けられている。ここで、仮に、連結包装品1を、サクションベルトコンベヤー21から収束コンベヤー50a〜50eに直接受け渡すとなると、収束コンベヤー50a〜50eは連結包装品1の一部しか保持しないので、収束コンベヤー50a〜50eに対する連結包装品1の位置が悪かったり、離間バー30が連結包装品1を下方へ移動させる勢いが強かったりすると、連結包装品1が収束コンベヤー50a〜50eから落下してしまう虞がある。
そのため、本実施形態のように、方向変換コンベヤー40a〜40eを設けることで、離間バー30は、連結包装品1の平面の大部分を支持する方向変換コンベヤー40a〜40eに向けて、連結包装品1を下方に移動させることができるので、連結包装品1の落下を防止できる。また、離間バー30による連結包装品1の下方への移動の勢いが強くても、連結包装品1の落下の虞がないため、サクションベルトコンベヤー21から連結包装品1を確実に離すことができる。また、方向変換コンベヤー40a〜40eによって、連結包装品1は、幅方向に移動しながら、徐々に収束コンベヤー50a〜50eに乗り移るため、収束コンベヤー50a〜50eに対する連結包装品1の位置精度を必要以上に高めなくても、収束コンベヤー50a〜50eからの連結包装品1の落下を防止できる。つまり、方向変換コンベヤー40a〜40eを設けることで、連結包装品1の搬送方向の変換、及び、サクションベルトコンベヤー21から収束コンベヤー50a〜50eへの連結包装品1の受け渡しを、安定的に行える。
また、本実施形態では、図6に示すように、収束コンベヤー50a〜50eのうち、連結包装品1の折り部(山折り部1a)に当接する部位(図4に示すローラー53,54間のロープ52の部位)が、幅方向(Y方向)の上流側から下流側に向かって、鉛直方向の下方に傾斜している。仮に、収束コンベヤー50a〜50eが、水平であったり、幅方向の上流側から下流側に向かって上方に傾斜していたりすると、連結包装品1が収束コンベヤー50a〜50eから離れ難く滞留したり、収束コンベヤー50a〜50eから離れる際に連結包装品1が回転し、折り畳み形状が崩れたりする虞がある。そのため、本実施形態のように、収束コンベヤー50a〜50eを幅方向の上流側から下流側に向かって下方に傾斜させることで、収束コンベヤー50a〜50eから連結包装品1が離れる際に、連結包装品1を自重により落下させることができ、連結包装品1を、収束コンベヤー50a〜50eから受け台61に、スムーズに受け渡すことができる。特に、受け台61に、傾斜面61aを設けることで、連結包装品1の回転を抑え、折り畳み形状を綺麗に保持した状態で、連結包装品1をバケット14に収容できる。
また、本実施形態では、図3に示すように、連結方向(X方向)に間隔を空けて配置された複数の第1〜第5収束コンベヤー50a〜50eによって、連結包装品1に複数の折り部を形成する。そして、第1〜第5収束コンベヤー50a〜50eの連結方向(X方向)の間隔が、幅方向(Y方向)の上流側から下流側に向かって、小さくなっている。そのため、連結包装品1の連結方向の長さを一層縮めることができ、連結包装品1を小さくまとめることができる。よって、作業者は連結包装品1を取扱い易くなり、梱包作業の効率化を図ることができる。
そして、上記の場合、収束コンベヤー50a〜50eによって、連結包装品1の折り部(山折り部1a)を保持して搬送する長さ(図4に示すローラー53,54間のロープ52の長さ、以下、搬送長)が異なる。本実施形態では、幅方向に沿う第3収束コンベヤー50cの搬送長が最も短く、X方向の最も外側に位置し、幅方向に対して傾斜している第1,第5収束コンベヤー50a,50eの搬送長が最も長く、その間の第2,第4収束コンベヤー50b,50dの搬送長は中間の長さとなっている。また、前述のように、本実施形態では、第1〜第5収束コンベヤー50a〜50eの各コンベヤー速度を独立して制御可能となっている。そこで、第1,第5収束コンベヤー50a,50eのコンベヤー速度V1を最も速くし、第2,第4収束コンベヤー50b,50dのコンベヤー速度V2を次に速くし、第3収束コンベヤー50cのコンベヤー速度V3を最も遅くする(V1>V2>V3)。
このように、収束コンベヤー50a〜50eに連結包装品1の折り部を保持させて滑落を防ぎ、且つ、搬送長の長い収束コンベヤー50a〜50eのコンベヤー速度の方を、搬送長の短い収束コンベヤー50a〜50eのコンベヤー速度よりも速くすることで、連結包装品1を幅方向に搬送する際に、個別包装品2によりY方向の位置がばらついてしまうことを抑制できる。すなわち、連結包装品1の連結方向をX方向と平行に保ちながら、連結包装品1を幅方向に搬送できる。そのため、例えば、収束コンベヤー50a〜50eの代わりに設けた板状部材で、連結包装品1を幅方向に滑落させながら、折り部を形成する場合に比べて、連結包装品1を綺麗に折り畳むことができ、また、収束コンベヤー50a〜50eからの連結包装品1の落下を抑制できる。
また、連結包装品1における個別包装品2の連結数を偶数個(本実施形態では10個)にするとよい。これは、収束コンベヤー50a〜50eの両側に個別包装品2が垂れ下がるので、個別包装品2の連結数を、収束コンベヤー50a〜50eの2倍の数のグループに分けて、収束コンベヤー50a〜50eから垂らすことになるからである。
具体的には、連結包装品1の数が8個、収束コンベヤー50a〜50eの数が2個である場合、8個の個別包装品2を、4グループに分けて垂らすことなる。つまり、各収束コンベヤー50a〜50eの一方側と他方側に、個別包装品2が2個ずつ垂れ下がり、2個の個別包装品2おきに山折り部1aと谷折り部1bが交互に形成される。一方、連結包装品1の数が9個、収束コンベヤー50a〜50eの数が2個である場合、ある収束コンベヤー50a〜50eの一方側には個別包装品2が2個垂れ下がり、他方側には個別包装品2が3個垂れ下がることになる。この場合、収束コンベヤー50a〜50e上における連結包装品1のバランスが悪い。そのため、連結包装品1における個別包装品2の連結数を偶数個にすることで、収束コンベヤー50a〜50e上における連結包装品1のバランスを良くすることができ、収束コンベヤー50a〜50eからの連結包装品1の落下を抑制できる。但し、これに限らず、連結包装品1における個別包装品2の連結数を奇数個にしてもよい。
===変形例===
上記実施形態では、連結包装品1の上面をサクションベルトコンベヤー21の下面に吸着させつつ、連結包装品1を連結方向に搬送した後、方向変換コンベヤー40a〜40eによって連結包装品1を幅方向に搬送しているが、これに限らない。
例えば、連結包装品1の下面を保持するコンベヤーで、連結包装品1を連結方向に搬送し、連結包装品1がコンベヤー上の所定の位置まで搬送されたタイミングで、連結包装品1の幅方向の端部に当接可能であり、幅方向に往復移動可能であるプッシャーバー(方向変換部)で、連結包装品1の搬送方向を、連結方向から幅方向に変換し、連結包装品1を、方向変換コンベヤー40a〜40e、又は、収束コンベヤー50a〜50eまで搬送するようにしてもよい。
また、例えば、方向変換コンベヤー40a〜40eを設けずに、連結包装品1を、サクションベルトコンベヤー21から収束コンベヤー50a〜50eに直接受け渡してもよい。この場合、収束コンベヤー50a〜50eが、方向変換部、及び、折り部形成部に相当する。
また、収束コンベヤー50a〜50eのうち、連結包装品1の折り部に当接する部位が、水平であってもよいし、幅方向の上流側から下流側に向かって上方に傾斜していてもよい。また、第1〜第5収束コンベヤー50a〜50eの各コンベヤー速度を同速にしてもよい。また、収束コンベヤー50a〜50eをロープコンベヤーとするに限らず、幅の細いベルトコンベヤーにしてもよい。また、折り部形成部を、コンベヤー(収束コンベヤー50a〜50e)とするに限らず、例えば、幅方向に延びた板状部材や棒状部材としてもよい。この場合も、板状部材や棒状部材のうち、連結包装品1の折り部に当接する部位を、幅方向の上流側から下流側に向かって、下方に傾斜させることで、連結包装品1を幅方向に搬送しながら(滑落させながら)、折り部を形成できる。
また、上記実施形態では、連結包装品1の連結方向及び厚さ方向に直交する方向を幅方向としているが、これに限らず、連結方向及び厚さ方向に交差する方向を幅方向としてもよい。例えば、連結包装品1の連結方向における中央部を保持する第3収束コンベヤー50cをY方向に沿わせずに、Y方向から傾斜した幅方向に沿わせ、Y方向から傾斜した幅方向に連結包装品1を搬送してもよい。
以上、上記実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。また、本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更や改良され得るとともに、本発明にはその等価物が含まれるのは言うまでもない。