JP6373729B2 - プログラム、画像処理装置及び画像処理方法 - Google Patents

プログラム、画像処理装置及び画像処理方法 Download PDF

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Description

本発明は、ナンバープレートの画像を解析するプログラム、画像処理装置及び画像処理方法に関する。
従来、車両に搭載されたナンバープレートをカメラで撮像し、撮像したナンバープレートの画像をテンプレートマッチング又はパターンマッチング等で解析することにより自動車登録番号又は自動車登録番号の一部を示す自動車識別情報を特定する技術が知られている。
例えば、特許文献1には、テンプレートマッチングを用いてナンバープレート画像と自動車識別情報の候補との類似度を算出し、類似度が最大の自動車識別情報の候補を自動車識別情報として特定する技術が開示されている。
特開2011−113440号公報
しかし、従来の技術ではナンバープレート画像に歪みが生じていた場合、ナンバープレート画像の自動車識別情報と自動車識別情報の候補とが類似し難かった。このためナンバープレート画像の自動車識別情報とは別の位置にある画像の歪みが自動車識別情報の候補に対して類似度が高かった場合、誤って自動車識別情報として特定してしまうという問題が生じていた。
一つの側面では、ナンバープレート画像から適切な自動車識別情報を特定することができるプログラム、画像処理装置及び画像処理方法を提供することにある。
一態様のプログラムは、車両のナンバープレートの画像に対して処理を行う画像処理装置に実行させるプログラムにおいて、2値化したナンバープレート画像の一方向における一色の画素の画素数を計数し、計数した画素数を一方向の長さに対応する柱状に図形化した度数分布を生成し、生成した度数分布の画素の色を、前記ナンバープレート画像の他方向に対応する対応方向に順次判定することにより、該対応方向に他色の画素が連続して分布する第1連続分布における画素数並びに上端及び下端の画素の位置、並びに該第1連続分布に隣接し、前記対応方向に一色の画素が連続して分布する第2連続分布における画素数並びに上端及び下端の画素の位置を特定し、特定した第1連続分布の画素数と第2連続分布の画素数との第1比率を算出し、算出した第1比率が所定の第1範囲にあるか否かを判定し、算出した第1比率が所定の第1範囲にあると判定した場合、前記第2連続分布に隣接し、前記対応方向に他色の画素が連続して分布する第3連続分布における画素数並びに上端及び下端の画素の位置を特定し、特定した第2連続分布の画素数と第3連続分布の画素数との第2比率を算出し、算出した第2比率が所定の第2範囲にあるか否かを判定し、算出した第2比率が所定の第2範囲にあると判定した場合、特定した第1及び第3連続分布の位置に基づいて2値化したナンバープレート画像を分割する処理を画像処理装置に実行させる。
一態様のプログラムは、前記度数分布における画素の色を、前記対応方向と直行する方向の複数の列の夫々につき、対応方向に順次判定することにより、第1、第2及び第3連続分布を特定し、特定した第1、第2及び第3連続分布の画素数の和を示す画素数和を列毎に算出し、算出した画素数和と前記第1、第2及び第3連続分布の列とを対応づけ、算出した複数の画素数和の内、値が最も大きい一の画素数和に対応づけられた列の第1及び第3連続分布の位置に基づいて2値化したナンバープレート画像を分割することを特徴とする。
一態様のプログラムは、算出した複数の画素数和の夫々に該画素数和が同一である画素数和の数を積算することにより複数の積算値を算出し、算出した積算値と該画素数和の列とを対応づけ、算出した複数の積算値の内、値が最も大きい積算値に対応づけられた一の画素数和に対応づけられた列の第1及び第3連続分布の位置に基づいて2値化したナンバープレート画像を分割することを特徴とする。
一態様のプログラムは、2値化したナンバープレート画像における一方向及び他方向の端のいずれか1つの画素が他色であるか否かを判定し、2値化したナンバープレート画像における一方向及び他方向の端のいずれか1つの画素が他色であると判定した場合、他色であると判定した画素を一色に変更し、変更した画素に隣接する画素が他色であるか否かを判定し、変更した画素に隣接する画素が他色であると判定した場合、隣接する画素を一色に変更する処理を反復的に実行することを特徴とする。
一態様のプログラムは、分割したナンバープレート画像から一色の画素を特定し、特定した画素の一方向に隣接する一方向隣接画素及び他方向に隣接する他方向隣接画素並びに一方向隣接画素及び他方向隣接画素に隣接する角部画素が他色であるか否かを判定し、前記隣接画素及び角部画素が他色であると判定した場合、抽出した画素を前記他色に変更する処理を反復的に実行することを特徴とする。
一態様の画像処理装置は、車両のナンバープレートの画像に対して処理を行う画像処理装置において、2値化したナンバープレート画像の一方向における一色の画素の画素数を計数し、計数した画素数を一方向の長さに対応する柱状に図形化した度数分布を生成する生成部と、生成した度数分布の画素の色を、前記ナンバープレート画像の他方向に対応する対応方向に順次判定することにより、該対応方向に他色の画素が連続して分布する第1連続分布における画素数並びに上端及び下端の画素の位置、並びに該第1連続分布に隣接し、前記対応方向に一色の画素が連続して分布する第2連続分布における画素数並びに上端及び下端の画素の位置を特定する特定部と、特定した第1連続分布の画素数と第2連続分布の画素数との第1比率を算出する算出部と、算出した第1比率が所定の第1範囲にあるか否かを判定する判定部と、該判定部が算出した第1比率が所定の第1範囲にあると判定した場合、前記第2連続分布に隣接し、前記対応方向に他色の画素が連続して分布する第3連続分布における画素数並びに上端及び下端の画素の位置を特定する位置特定部と、特定した第2連続分布の画素数と第3連続分布の画素数との第2比率を算出する比率算出部と、算出した第2比率が所定の第2範囲にあるか否かを判定する範囲判定部と、該範囲判定部が算出した第2比率が所定の第2範囲にあると判定した場合、特定した第1及び第3連続分布の位置に基づいて2値化したナンバープレート画像を分割する分割部とを備えることを特徴とする。
一態様の画像処理方法は、車両のナンバープレートの画像に対して処理を行う画像処理装置における画像処理方法において、2値化したナンバープレート画像の一方向における一色の画素の画素数を計数し、計数した画素数を一方向の長さに対応する柱状に図形化した度数分布を生成し、生成した度数分布の画素の色を、前記ナンバープレート画像の他方向に対応する対応方向に順次判定することにより、該対応方向に他色の画素が連続して分布する第1連続分布における画素数並びに上端及び下端の画素の位置、並びに該第1連続分布に隣接し、前記対応方向に一色の画素が連続して分布する第2連続分布における画素数並びに上端及び下端の画素の位置を特定し、特定した第1連続分布の画素数と第2連続分布の画素数との第1比率を算出し、算出した第1比率が所定の第1範囲にあるか否かを判定し、算出した第1比率が所定の第1範囲にあると判定した場合、前記第2連続分布に隣接し、前記対応方向に他色の画素が連続して分布する第3連続分布における画素数並びに上端及び下端の画素の位置を特定し、特定した第2連続分布の画素数と第3連続分布の画素数との第2比率を算出し、算出した第2比率が所定の第2範囲にあるか否かを判定し、算出した第2比率が所定の第2範囲にあると判定した場合、特定した第1及び第3連続分布の位置に基づいて2値化したナンバープレート画像を分割する処理を画像処理装置に実行させる。
一態様によれば、第1及び第3連続画素の位置に基づいてナンバープレート画像を分割する。このためナンバープレート画像から自動車識別情報がある部分を絞り込むことでナンバープレート画像から適切な自動車識別情報を特定することができる。
情報処理システムの概要を示す模式図である。 情報処理装置のハードウェア群を示すブロック図である。 画素情報DBに格納されているデータの一例を示す図である。 比率情報DBに格納されているデータの一例を示す図である。 ナンバープレートの画像の一例を示す模式図である。 2値化したナンバープレート画像の一例を示す模式図である。 X軸ヒストグラムの一例を示す模式図である。 分割したナンバープレートの画像の一例を示す模式図である。 ナンバープレート画像の一部を示す部分拡大図である。 矩形膨張処理を行ったナンバープレート画像の一例を示す模式図である。 抽出した矩形内の画像の一例を示す模式図である。 本実施形態における情報処理システムの処理手順を示したフローチャートである。 分割処理の処理手順を示したフローチャートである。 分割処理の処理手順を示したフローチャートである。 分割処理の処理手順を示したフローチャートである。 矩形膨張処理の処理手順を示したフローチャートである。 番号特定処理の処理手順を示したフローチャートである。 実施の形態2に係る情報処理装置のハードウェア群を示すブロック図である。 連続幅積DBに格納されているデータの一例を示す図である。 実施の形態2に係る情報処理システムの処理手順を示したフローチャートである。 塗潰し処理の一例を示す説明図である。 塗潰し処理を行ったナンバープレート画像の一例を示す模式図である。 実施の形態3に係る情報処理システムの処理手順を示したフローチャートである。
実施の形態1
以下本実施の形態を、図面を参照して説明する。以下の説明では各図中の上下左右を用いる。図1は情報処理システムの概要を示す模式図である。図1に示す情報処理システムは、カメラ1及び情報処理装置(画像処理装置)2を備える。カメラ1及び情報処理装置2はインターネット、LAN(Local Area Network)または携帯電話網等の通信網Nにより相互に接続されている。
以下では情報処理システムの概要を説明する。カメラ1は車両3のナンバープレートを撮像するための撮像装置であり、例えばCCD(Charge-coupled device)カメラ、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)カメラ又は赤外線カメラ等である。カメラ1は車両3の前面又は背面に設けられたナンバープレートの画像を撮像し、撮像したナンバープレート画像を例えばFTP(File Transfer Protocol)により情報処理装置2に送信する。
情報処理装置2は受信したナンバープレート画像を解析することにより自動車登録番号又は自動車登録番号の一部を示す自動車識別情報を特定する。自動車登録番号とはナンバープレートに表示された陸運支局コード、分類番号、用途コード及び一連指定番号を意味する。以下では情報処理システムの詳細を説明する。
図2は情報処理装置2のハードウェア群を示すブロック図である。情報処理装置2は例えばコンピュータである。図2に示す情報処理装置2は、CPU(Central Processing Unit)21、記憶部22、RAM23、入力部24、表示出力部25及び通信部26を備える。
CPU21は、バスを介してハードウェア各部と接続されている。CPU21は例えば一もしくは複数のCPU又はマルチコアCPU等を備える。CPU21は、記憶部22に記憶されたプログラム22Pに従いハードウェアの各部を制御する。
記憶部22は例えばハードディスクまたは大容量メモリ等である。記憶部22にはCPU21が処理を行う際に必要とする種々のデータ、プログラム22P、画素情報DB221及び比率情報DB222を格納する。
RAM23は例えばSRAM(Static Random Access Memory)、DRAM(Dynamic Random Access Memory)、フラッシュメモリ等である。RAM23は、記憶部としても機能し、CPU11による各種プログラムの実行時に発生する種々のデータを一時的に記憶する。
入力部24はマウス、キーボード又はタッチパネル等の入力デバイスであり、受け付けた操作情報をCPU21へ出力する。表示出力部25は液晶ディスプレイ又は有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等である。表示画面は座標軸原点を正面視左端とし、左から右へ向かう方向(以下、X軸方向とする)を正方向としたX座標と、座標軸原点を正面視左上の角部とし、上から下へ向かう方向(以下、Y軸方向とする)を正方向としたY座標を備える。表示画面はCPU21の指示に従い、各座標毎に画素を出力することで画像を表示する。通信部26は、例えば無線LANカード又は携帯電話用通信モジュール等であり、通信網Nを介してカメラ1から送信された画像を受信する。
図3は画素情報DB221に格納されているデータの一例を示す図である。画素情報DB221は画素に関する情報を記憶するデータベースである。画素情報DB221は上側白画素位置列、上側白画素数列、連続黒画素位置列、連続黒画素数列、下側白画素位置列、下側白画素数列、連続幅列及びX座標列等を備える。
上側白画素位置列にはY軸方向に白色(他色)の画素が連続して分布する上側連続白画素(第1連続分布)の位置が記憶される。上側白画素数列は上側連続白画素の数が記憶される。連続黒画素位置列には上側連続白画素に隣接し、Y軸方向に黒色の画素が連続して分布する連続黒画素の位置が記憶される。連続黒画素数列には連続黒画素の数が記憶される。下側白画素位置列には連続黒画素に隣接し、Y軸方向に白色の画素が連続して分布する下側連続白画素(第3連続分布)の位置が記憶される。下側白画素数列には下側連続白画素の数が記憶される。連続幅列には上側連続白画素、連続黒画素及び下側連続白画素の数の和を示す連続幅(画素数和)が記憶される。X座標列には特定した連続幅のX座標(列)が記憶される。
なお、本実施形態における画素情報DB221は簡略のため記載量を大幅に省略しているが、実際の画素情報DB221は100行〜10000行程度の画素に関する情報が記憶される。
CPU21は2値化したナンバープレート画像のX軸方向(一方向)における黒色の画素の画素数を計数し、計数した画素数をX軸方向の長さに対応する柱状に図形化した度数分布を示すX軸ヒストグラム4を生成する。CPU21は左上の角部からY軸方向に走査して上側連続白画素の数を計数する。すなわちCPU21はナンバープレート画像のY軸方向に対応する対応方向に順次判定することにより第1連続分布における画素数を計数する。CPU21は複数の上側連続白画素の夫々における位置を特定する。またCPU21は上側連続白画素の上端及び下端の画素の位置を特定してもよい。
CPU21は複数の上側連続白画素の夫々における位置及び数に画素情報DB221を記憶する。CPU21はY軸方向に走査して連続黒画素の数を計数する。CPU21は連続黒画素の数と上側連続白画素の数との上側比(第1比率)を生成する。CPU21は複数の連続黒画素の夫々における位置を特定する。CPU21は上側比が所定の第1範囲にあるか否かを判定する。所定の第1範囲とは例えば100:35〜105:40の範囲である。すなわち、上側比が所定の第1範囲の場合、CPU11は上段の自動車識別情報と上段及び下段の自動車識別情報の間の空白との比率であると判断する。
CPU21は上側比が所定の第1範囲にあると判定した場合、複数の連続黒画素数の夫々における位置及び数を画素情報DB221に記憶する。CPU21はY軸方向に走査して下側連続白画素の数を計数する。CPU21は複数の下側連続白画素の夫々における位置を特定する。またCPU21は下側連続白画素の上端及び下端の画素の位置を特定してもよい。
CPU21は連続黒画素の数と下側連続白画素の数との下側比(第2比率)を生成する。CPU21は下側比が所定の第2範囲にあるか否かを判定する。所定の第2範囲とは例えば35:200〜40:210の範囲である。すなわち、下側比が所定の第1範囲の場合、CPU11は上段及び下段の自動車識別情報の間の空白と下段の自動車識別情報との比率であると判断する。CPU21は下側比が所定の第2範囲にあると判定した場合、下側連続白画素の数及び位置を画素情報DB221に記憶する。
CPU21は連続幅を算出する。CPU21は連続幅及び連続幅のX座標を画素情報DB221に記憶する。
図4は比率情報DB222に格納されているデータの一例を示す図である。比率情報DB222は後述する矩形膨張処理によりナンバープレート画像に記載された文字を膨張した矩形のY軸方向とX軸方向との長さの矩形比率に関する情報を記憶するデータベースである。比率情報DB222は文字列、矩形比率列及び矩形座標列を備える。文字列にはナンバープレート画像に記載された文字が記憶される。矩形比率列は矩形比率が記憶される。矩形座標列は画像の座標が記憶される。画像の座標とは例えば画像の4つの角の座標である。比率情報DB222は予め記憶されている。
本実施形態における具体的な情報処理システムの作用及び動作を各図を参照しつつ説明する。CPU21はナンバープレート画像を受信する。図5はナンバープレートの画像の一例を示す模式図である。図5に示すように、ナンバープレート画像は上段に「品川10」を備え、ナンバープレート画像の下段に「あ53−12」を備える。
CPU21は撮像したナンバープレートの画像を2値化する。図6は2値化したナンバープレート画像の一例を示す模式図である。図6に示すようにCPU21はナンバープレート画像の文字部分である「品川10」及び「あ53−12」並びに枠は白画素に変更し、ナンバープレートの文字部分及び枠以外の板面は黒画素に変更される。
CPU21はナンバープレート画像を上下に分割する分割処理を行う。CPU21が行う具体的な分割処理は以下の通りである。CPU21はX軸ヒストグラム4を生成する。
図7はX軸ヒストグラム4の一例を示す模式図である。図中の横軸は原点を正面視右端とし、度数を示し、黒い画素の個数に対応する。図中の縦軸は、原点を正面視上端とし、ピクセルを示し、画像のY軸方向に対応する。X軸ヒストグラム4は左端の上側、中間及び下側に上側連続白画素41、連続黒画素42及び下側連続白画素43を備える。
CPU21は左上の角部からY軸方向に走査して上側連続白画素41の数として202を計数(特定)する。CPU21は複数の上側連続白画素41の夫々における位置として(0,30)、(0,31)…(0,231)を特定する。
CPU21は複数の上側連続白画素41の夫々における位置として(0,30)、(0,31)…(0,231)及び上側連続白画素41の数として202を画素情報DB221を記憶する。CPU21はY軸方向に走査して連続黒画素42の数として74を計数(特定)する。CPU21は複数の連続黒画素42の夫々における位置として(0,232)、(0,233)…(0,305)を特定する。CPU21は連続黒画素の数である202と上側連続白画素の数である74との上側比101:37を生成する。CPU21は上側比101:37が所定の第1範囲にあるか否かを判定する。
CPU21は上側比101:37が所定の第1範囲であると判定する。CPU21は複数の連続黒画素数の夫々における位置として(0,232)、(0,233)…(0,305)及び数として74を画素情報DB221に記憶する。CPU21はY軸方向に走査して下側連続白画素の数として410を計数(特定)する。CPU21は複数の上側連続白画素41の夫々における位置として(0,306)、(0,307)…(0,715)を特定する。
CPU21は連続黒画素の数である74と下側連続白画素の数である410との下側比37:205を生成する。CPU21は下側比37:205が所定の第2範囲にあるか否かを判定する。CPU21は下側比37:205が所定の第2範囲であると判定する。CPU21は下側連続白画素の数として205及び位置として(0,306)、(0,307)…(0,715)を画素情報DB221に記憶する。
CPU21は上側連続白画素である202、連続黒画素である74及び下側連続白画素である410の数の和を示す連続幅686を算出する。CPU21は連続幅686を画素情報DB221に記憶する。CPU21は上側連続白画素、連続黒画素、下側連続白画素の位置及び数並びに連続幅のX座標を対応づける。
CPU21は走査する画素が表示画面の下端であるか否かを判定する。CPU21は走査する画素が表示画面の下端であると判定した場合、走査する画素をX軸方向に1ピクセル移動する。以下、CPU21は同様の処理を行い、走査する画素が表示画面の右端であるか否かを判定する。CPU21は走査する画素が表示画面の右端であると判定した場合、算出した複数の画素数和の内、値が最も大きい一の画素数和に対応づけられたX座標の連続幅686を特定する。
CPU21は特定したX座標の連続幅686に対応づけられた上側連続白画素41の最大のY座標231と最少のY座標30との間のナンバープレート画像と、特定した連続幅686に対応づけられた下側連続白画素43の最大のY座標715と最少のY座標306との間のナンバープレート画像とにナンバープレート画像を分割する。
図8は分割したナンバープレートの画像の一例を示す模式図である。図8に示すように、CPU21はナンバープレート画像を「品川10」と「あ53−12」とに分割する。
CPU21はナンバープレート画像に記載された文字を矩形に膨張する矩形膨張処理を行う。図9はナンバープレート画像の一部を示す部分拡大図6である。図9に示す部分拡大図6は「0」の右上端を示しており、正方形形状の16個の画素を備える。
図9Aに示す部分拡大図6は以下の通りである。部分拡大図6の上端及び右端の画素は黒画素である。部分拡大図6における左端から2番目及び上端から2番目の画素61は黒画素である。部分拡大図6における左端から2番目及び上端から3番目の画素62は黒画素である。部分拡大図6における左端から3番目及び上端から2番目の画素63は黒画素である。部分拡大図6における左端から3番目及び上端から3番目の画素64は黒画素である。部分拡大図6における左端から1番目及び上端から2番目の画素65は白画素である。部分拡大図6における左端から1番目及び上端から3番目の画素66は白画素である。部分拡大図6における左端から1番目及び上端から4番目の画素67は白画素である。部分拡大図6における左端から2番目及び上端から4番目の画素68は白画素である。部分拡大図6における左端から3番目及び上端から4番目の画素69は白画素である。
CPU21が行う矩形膨張処理を図9を参照しつつ説明する。CPU21は分割したナンバープレート画像から黒画素を特定する。CPU21は特定した黒画素のX軸方向に隣接するX軸方向隣接画素及びY軸方向に隣接するY軸方向隣接画素並びにX軸方向隣接画素及びY軸方向隣接画素に隣接する角部画素が白画素であるか否かを判定する。CPU21は特定したX軸方向隣接画素、Y軸方向隣接画素及び角部画素が白画素であると判定した場合、特定した黒画素を白画素に変更する。
CPU21が行う具体的な矩形膨張処理は以下の通りである。CPU21が画素62を特定した場合、画素62の下辺に隣接するY軸方向隣接画素68及び左辺に隣接するX軸方向隣接画素66並びにY軸方向隣接画素68及びX軸方向隣接画素66の両方に隣接する角部画素67が白画素であると判定する。CPU21は抽出した画素62を白画素に変更する(図9B)。
CPU21が画素61を特定した場合、画素61の下辺に隣接するY軸方向隣接画素62及び左辺に隣接するX軸方向隣接画素65並びにY軸方向隣接画素62及び65の両方に隣接する角部画素66が白画素であると判定する。CPU21は特定した画素61を白画素に変更する(図9C)。
CPU21が画素64を特定した場合、画素64の下辺に隣接するY軸方向隣接画素69及び左辺に隣接するX軸方向隣接画素62並びにX軸方向隣接画素62及びY軸方向隣接画素69の両方に隣接する角部画素68が白画素であると判定する。CPU21は特定した画素64を白画素に変更する(図9D)。
CPU21が画素63を特定した場合、画素63の下辺に隣接するY軸方向隣接画素64及び左辺に隣接するX軸方向隣接画素61並びにX軸方向隣接画素61及びY軸方向隣接画素64の両方に隣接する角部画素62が白画素であると判定する。CPU21は特定した画素63を白画素に変更する(図9E)。
以下、CPU21は同様の処理を繰り返し、全ての黒画素を抽出したか否かを判定する。CPU21は全ての黒画素を抽出したと判定した場合、矩形膨張処理を終了する。
図10は矩形膨張処理を行ったナンバープレート画像の一例を示す模式図である。図10に示すように矩形膨張処理を行ったナンバープレート画像は左下に表示された白画素の矩形71と、矩形71の右部に表示された矩形72と、矩形72の右部に表示された矩形73と、矩形73の右部に表示された矩形74と、矩形74の右部に表示された矩形75と、矩形75の右部に表示された矩形76とを備える。
矩形71はCPU21がナンバープレート画像の「あ」に対して矩形膨張処理を行うことにより生成した矩形である。矩形72はCPU21がナンバープレート画像の「5」に対して矩形膨張処理を行うことにより生成した矩形である。矩形73はCPU21がナンバープレート画像の「3」に対して矩形膨張処理を行うことにより生成した矩形である。矩形74はCPU21がナンバープレート画像の「−」に対して矩形膨張処理を行うことにより生成した矩形である。矩形75はCPU21がナンバープレート画像の「1」に対して矩形膨張処理を行うことにより生成した矩形である。矩形76はCPU21がナンバープレート画像の「2」に対して矩形膨張処理を行うことにより生成した矩形である。
CPU21は矩形膨張処理を行ったナンバープレート画像から自動車登録番号を特定する番号特定処理を行う。CPU21は比率情報DB222を参照し、矩形膨張処理を行ったナンバープレート画像からハイフン又は点に類似する矩形の座標を抽出する。すなわちCPU21は比率情報DB222を参照し、矩形比率が所定の第1比率である矩形の左上及び右下の角部における座標を特定する。具体的にはCPU21は矩形比率が3:1である矩形74の左上角部の座標(500,500)及び右下角部の座標(560,520)を特定する。
CPU21は比率情報DB222を参照し、矩形膨張処理を行ったナンバープレート画像から数字又は文字に類似する矩形の座標を特定する。すなわちCPU21は比率情報DB222を参照し、矩形比率が所定の第2比率である矩形の左上及び右下の角部における座標を特定する。具体的にはCPU21は矩形比率が1:2である矩形72の左上角部の座標(300,400)及び右下角部の座標(400,600)、73の左上角部の座標(420,400)及び右下角部の座標(470,600)及び76の左上角部の座標(650,400)及び右下角部の座標(750,600)を特定する。CPU21は矩形比率が1:4である矩形75の左上角部の座標(570,400)及び右下角部の座標(620,600)を特定する。CPU21は矩形比率が25:24である矩形71の左上角部の座標(20,400)及び右下角部の座標(220,592)を特定する。
以下、CPU21は同様の処理を繰り返し、矩形膨張処理を行ったナンバープレート画像から全ての矩形の座標を抽出したか否かを判定する。CPU21は全ての矩形の座標を抽出したと判定した場合、矩形膨張処理を行う前のナンバープレート画像から特定した矩形の座標内の画像を抽出する。具体的にはCPU21は矩形膨張処理を行う前のナンバープレート画像から特定した左上角部及び右下角部の座標に基づいて決定される矩形内の画像を抽出する。図11は抽出した矩形内の画像の一例を示す模式図である。
CPU21は抽出した矩形内の画像にパターンマッチングを用いることにより自動車識別情報「品川10あ53−12」を特定し、番号特定処理を終了する。
次に、フローチャートを用いて情報処理システムの処理手順を説明する。図12は本実施形態における情報処理システムの処理手順を示したフローチャートである。CPU21はナンバープレート画像をカメラ1から受信する(ステップS1)。CPU21は受信したナンバープレート画像を2値化する(ステップS2)。CPU21は分割処理を行う(ステップS3)。CPU21は矩形膨張処理を行う(ステップS4)。CPU21は番号特定処理を行い(ステップS5)、処理を終了する。
図13〜15は分割処理の処理手順を示したフローチャートである。CPU21はステップS2の処理を終了した後、X軸ヒストグラム4を生成する(ステップS11)。CPU21は左上の角部からY軸方向に走査して上側連続白画素の数を計数する(ステップS12)。CPU21は複数の上側連続白画素の夫々における位置を特定する(ステップS13)。
CPU21は複数の上側連続白画素の夫々における位置及び数を画素情報DB221を記憶する(ステップS14)。CPU21はY軸方向に走査して連続黒画素の数を計数する(ステップS15)。CPU21は連続黒画素の数と上側連続白画素の数との上側比を生成する(ステップS16)。CPU21は複数の連続黒画素の夫々における位置を特定する(ステップS17)。CPU21は上側比が所定の第1範囲にあるか否かを判定する(ステップS18)。
CPU21は上側比が所定の第1範囲でないと判定した場合(ステップS18:NO)、ステップS28に処理を移す。CPU21は上側比が所定の第1範囲にあると判定した場合(ステップS18:YES)、複数の連続黒画素数の夫々における位置及び数を画素情報DB221に記憶する(ステップS19)。CPU21はY軸方向に走査して下側連続白画素の数を計数する(ステップS20)。CPU21は複数の下側連続白画素の夫々における位置を特定する(ステップS21)。
CPU21は連続黒画素の数と下側連続白画素の数との下側比を生成する(ステップS22)。CPU21は下側比が所定の第2範囲にあるか否かを判定する(ステップS23)。CPU21は下側比が所定の第2範囲でないと判定した場合(ステップS23:NO)、ステップS28に処理を移す。CPU21は下側比が所定の第2範囲にあると判定した場合(ステップS23:YES)、下側連続白画素の数及び位置を画素情報DB221に記憶する(ステップS24)。
CPU21は上側連続白画素、連続黒画素及び下側連続白画素の数の和を示す連続幅を算出する(ステップS25)。CPU21は連続幅及び連続幅のX座標を画素情報DB221に記憶する(ステップS26)。CPU21は上側連続白画素、連続黒画素、下側連続白画素の位置及び数並びに連続幅のX座標を対応づける(ステップS27)。
CPU21は走査する画素が表示画面の下端であるか否かを判定する(ステップS28)。CPU21は走査する画素が表示画面の下端でないと判定した場合(ステップS28:NO)、ステップS12に処理を移す。CPU21は走査する画素が表示画面の下端であると判定した場合(ステップS28:YES)、走査する画素をX軸方向に1ピクセル移動する(ステップS29)。CPU21は走査する画素が表示画面の右端であるか否かを判定する(ステップS30)。CPU21は走査する画素が表示画面の右端でないと判定した場合(ステップS30:NO)、ステップS12に処理を移す。CPU21は走査する画素が表示画面の右端であると判定した場合(ステップS30:YES)、算出した複数の画素数和の内、値が最も大きい一の画素数和に対応づけられた列の連続幅686を特定する(ステップS31)。特定した連続幅に対応づけられた上側連続白画素及び下側連続白画素に基づいてナンバープレート画像を分割し(ステップS32)、分割処理を終了し、処理をステップS4に移す。具体的にはCPU21は特定した連続幅に対応づけられた上側連続白画素の最大のY座標と最少のY座標との間のナンバープレート画像と、特定した連続幅に対応づけられた下側連続白画素の最大のY座標と最少のY座標との間のナンバープレート画像とにナンバープレート画像を分割する。
図16は矩形膨張処理の処理手順を示したフローチャートである。CPU21はステップS3の処理を終了した後、分割したナンバープレート画像から黒画素を特定する(ステップS41)。CPU21は抽出した黒画素の隣り合う2辺に隣接するX軸方向隣接画素、Y軸方向隣接画素並びにX軸及びY軸方向隣接画素の両方に隣接する角部画素が白画素であるか否かを判定する(ステップS42)。CPU21はX軸方向隣接画素、Y軸方向隣接画素及び角部画素が白画素でないと判定した場合(ステップS42:NO)、処理をステップS41に移す。
CPU21はX軸方向隣接画素、Y軸方向隣接画素及び角部画素が白画素であると判定した場合(ステップS42:YES)、特定した黒画素を白画素に変更する(ステップS43)。CPU21は全ての黒画素を特定したか否かを判定する(ステップS44)。CPU21は全ての黒画素を特定していないと判定した場合(ステップS44:NO)、処理をステップS41に移す。CPU21は全ての黒画素を特定したと判定した場合(ステップS44:YES)、矩形膨張処理を終了し、処理をステップS5へ移す。
図17は番号特定処理の処理手順を示したフローチャートである。CPU21は比率情報DB222を参照し、矩形膨張処理を行ったナンバープレート画像からハイフン又は点に類似する矩形の座標を特定する(ステップS45)。CPU21は比率情報DB222を参照し、矩形膨張処理を行ったナンバープレート画像から数字又は文字に類似する矩形の座標を特定する(ステップS46)。
CPU21はナンバープレート画像から全ての矩形の座標を特定したか否かを判定する(ステップS47)。CPU21はナンバープレート画像から全ての矩形の座標を特定していないと判定した場合(ステップS47:NO)、処理をステップS45に移す。CPU21はナンバープレート画像から全ての矩形の座標を特定したと判定した場合(ステップS47:YES)、特定した座標の矩形内のナンバープレート画像を抽出する(ステップS48)。CPU21は抽出した矩形内の画像にパターンマッチングを用いることにより自動車識別情報を特定し(ステップS49)、処理を終了する。
本実施形態によれば、分割処理を行うことで自動車識別情報の候補になるナンバープレート画像の部分を絞り込むことができる。このことによりナンバープレート画像から適切な自動車識別情報を特定することができる。
本実施形態によれば、連続幅が最も大きい連続幅に対応づけられた上側連続白画素及び下側連続白画素に基づいて自動車識別情報を分割する。このことにより的確に自動車識別情報がある部分をナンバープレート画像から絞り込むことができる。
本実施形態によれば、矩形膨張処理を行うことで自動車識別情報の候補を的確に抽出することができる。特にハイフン又は点から生成される矩形の比率は他の文字又は数字から生成される矩形の比率と著しく異なった比率を有しているため、ハイフン又は点から生成される矩形を的確に抽出することができる。このことによりさらに的確に自動車識別情報がある部分をナンバープレート画像から絞り込むことができる。
実施の形態2
図18は実施の形態2に係る情報処理装置2のハードウェア群を示すブロック図である。情報処理装置2の記憶部22はさらに連続幅積DB223を備える。以下、特に説明する構成、作用以外の構成及び作用は実施の形態1と同等であり、簡潔のため記載を省略する。
図19は連続幅積DB223に格納されているデータの一例を示す図である。連続幅積DB223は同一の数を有する連続幅の数を示す同一連続幅数と連続幅との積を示す連続幅積(積算値)に関する情報を記憶するデータベースである。連続幅積DB223は連続幅積列、連続幅列及びX座標列を備える。連続幅積列には連続幅積が記憶される。連続幅列には連続幅が記憶される。X座標列には連続幅のX座標が記憶される。CPU21は同一連続幅数と連続幅との積を計算することにより連続幅積を算出する。CPU21は連続幅積を連続幅積DB223に記憶する。CPU11は算出した連続幅及び連続幅のX座標を連続幅積DB223に記憶する。
実施の形態2における分割処理を図3及び19を参照しつつ説明する。CPU21は走査する画素が表示画面の右端であると判定した場合、同一の数を有する連続幅の数を計数することにより同一連続幅数を算出する。具体的にはCPU21は画素情報DB221の1行目及び3行目が同一の連続幅であるので同一連続幅数2を算出する。
CPU21は同一連続幅数2と連続幅686との積を計算することにより連続幅積1372を算出する。CPU21は連続幅積1372を連続幅積DB223に記憶する。CPU21は算出した連続幅積1372と連続幅686とを対応づける。CPU21は画素情報DB221の4行目の連続幅から同一連続幅数1を算出する。CPU21は同一連続幅数1と連続幅343との積を計算することにより連続幅積343を算出する。CPU21は連続幅積343を連続幅積DB223に記憶する。CPU21は算出した連続幅積343と連続幅343のX座標とを対応づける。
CPU21は画素情報DB221に記憶された全ての連続幅に対して連続幅積を算出したと判定する。CPU21は複数の連続積幅の内、値が最も大きい連続積幅に対応づけられた連続幅686のX座標を特定する。CPU21は特定した連続幅686のX座標に対応づけられた上側連続白画素41の最大のY座標231と最少のY座標30との間のナンバープレート画像と、特定した連続幅686に対応づけられた下側連続白画素43の最大のY座標715と最少のY座標306との間のナンバープレート画像とにナンバープレート画像を分割する。
図20は実施の形態2に係る情報処理システムの処理手順を示したフローチャートである。ステップS1〜ステップS49の処理は上述の実施の形態1に係る情報処理システムと同様であるので、簡潔のため説明を省略する。CPU21はステップS30がYESである場合、同一の数を有する連続幅の数を計数することにより同一連続幅数を算出する(ステップS51)。
CPU21は同一連続幅数と連続幅とを積算することにより連続幅積を算出する(ステップS52)。CPU21は連続幅積を連続幅積DB223に記憶する(ステップS53)。CPU21は算出した連続幅積と連続幅のX座標とを対応づける(ステップS54)。CPU21は画素情報DB221に記憶された全ての連続幅に対して連続幅積を算出したか否かを判定する(ステップS55)。CPU21は画素情報DB221に記憶された全ての連続幅に対して連続幅積を算出していないと判定した場合(ステップS55:NO)、ステップS51に処理を移す。
CPU21は画素情報DB221に記憶された全ての連続幅に対して連続幅積を算出したと判定した場合(ステップS55:YES)、複数の連続積幅の内、値が最も大きい連続幅積に対応づけられた連続幅のX座標を特定する(ステップS56)。CPU21は特定した連続幅のX座標に対応づけられた上側連続白画素及び下側連続白画素に基づいてナンバープレート画像を分割し(ステップS57)、分割処理を終了し、処理をステップS4に移す。
本実施形態によれば、複数の連続積幅の内、値が最も大きい連続幅積に対応づけられた連続幅の列を特定し、特定した連続幅の列に対応づけられた上側連続白画素及び下側連続白画素に基づいて自動車識別情報を分割する。このことにより的確に自動車識別情報がある部分をナンバープレート画像から絞り込むことができる。
実施の形態3
実施の形態3は2値化したナンバープレート画像の枠における周辺の画素を塗潰す塗潰し処理に関する。図21は塗潰し処理の一例を示す説明図である。以下、特に説明する構成、作用以外の構成及び作用は実施の形態2と同等であり、簡潔のため記載を省略する。
CPU21が行う具体的な塗潰し処理を図21を参照しつつ説明する。CPU21はナンバープレート画像を2値化した後、2値化したナンバープレート画像におけるX軸方向及びY軸方向の端のいずれか1つの画素が白画素であるか否かを判定する。すなわち、CPU21は2値化したナンバープレート画像の上下左右の端のいずれか1つの画素が白画素であるか否かを判定する。具体的にはCPU21はX軸方向及びY軸方向の端の全ての画素が白画素であると判定する。CPU21はX軸方向及びY軸方向の端の画素を黒画素に変更する(図21A)。
CPU21は黒画素に変更した画素に隣接する画素が白画素であるか否かを判定する。具体的にはCPU21は黒画素に変更した画素に隣接する画素が白画素であると判定した場合、白であると判定した画素を黒画素に変更する(図21B)。
以下、CPU21は同様の処理を繰り返し、黒画素に変更した全ての画素に隣接する全ての画素が黒画素であるか否かを判定する。CPU21は黒画素に変更した全ての画素に隣接する全ての画素が黒画素であると判定した場合、塗潰し処理を終了する。図22は塗潰し処理を行ったナンバープレート画像の一例を示す模式図である。
図23は実施の形態3に係る情報処理システムの処理手順を示したフローチャートである。ステップS1〜ステップS49の処理は上述の実施の形態1に係る情報処理システムと同様であるので、簡潔のため説明を省略する。
CPU21はステップS2の処理を終了した後、2値化したナンバープレート画像におけるX軸方向及びY軸方向の端のいずれか1つの画素が白画素であるか否かを判定する(ステップS61)。すなわち、CPU21は2値化したナンバープレート画像の上下左右の端部のいずれか1つの画素が白画素であるか否かを判定する。CPU21は2値化したナンバープレート画像におけるX軸方向及びY軸方向の端のいずれか1つの画素が白画素でないと判定した場合(ステップS61:NO)、塗潰し処理を終了し、処理をステップS3へ移す。CPU21は2値化したナンバープレート画像におけるX軸方向及びY軸方向の端のいずれか1つの画素が白画素であると判定した場合(ステップS61:YES)、X軸方向及びY軸方向の端のいずれか1つの画素の内、白画素を黒画素に変更する(ステップS62)。CPU21は黒画素に変更した画素に隣接する画素が白画素であるか否かを判定する(ステップS63)。
CPU21は黒画素に変更した画素に隣接する画素が白でないと判定した場合(ステップS63:NO)、処理をステップS65に移す。CPU21は黒画素に変更した画素に隣接する画素が白画素であると判定した場合(ステップS63:YES)、白画素であると判定した画素を黒画素に変更する(ステップS64)。
CPU21は黒画素に変更した全ての画素に隣接する全ての画素が黒画素であるか否かを判定する(ステップS65)。CPU21は黒に変更した全ての画素に隣接する全ての画素が黒画素でないと判定した場合(ステップS65:NO)、処理をステップS63に移す。CPU21は黒に変更した全ての画素に隣接する全ての画素が黒画素であると判定した場合(ステップS65:YES)、塗潰し処理を終了し、処理をステップS3へ移す。
本実施形態によれば、ナンバープレートの周辺の白画素を除去することができる。このことにより的確に上側連続白画素及び下側連続白画素を特定できるため、的確に自動車識別情報がある部分をナンバープレート画像から絞り込むことができる。
なお本実施形態の塗潰し処理は分割処理の前に行ったが、分割処理の後に行ってもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
2 情報処理装置(画像処理装置)
22P プログラム
221 画素情報DB
222 比率情報DB
223 連続幅積DB

Claims (7)

  1. 車両のナンバープレートの画像に対して処理を行う画像処理装置に実行させるプログラムにおいて、
    2値化したナンバープレート画像の一方向における一色の画素の画素数を計数し、計数した画素数を一方向の長さに対応する柱状に図形化した度数分布を生成し、
    生成した度数分布の画素の色を、前記ナンバープレート画像の他方向に対応する対応方向に順次判定することにより、該対応方向に他色の画素が連続して分布する第1連続分布における画素数並びに上端及び下端の画素の位置、並びに該第1連続分布に隣接し、前記対応方向に一色の画素が連続して分布する第2連続分布における画素数並びに上端及び下端の画素の位置を特定し、
    特定した第1連続分布の画素数と第2連続分布の画素数との第1比率を算出し、
    算出した第1比率が所定の第1範囲にあるか否かを判定し、
    算出した第1比率が所定の第1範囲にあると判定した場合、前記第2連続分布に隣接し、前記対応方向に他色の画素が連続して分布する第3連続分布における画素数並びに上端及び下端の画素の位置を特定し、
    特定した第2連続分布の画素数と第3連続分布の画素数との第2比率を算出し、
    算出した第2比率が所定の第2範囲にあるか否かを判定し、
    算出した第2比率が所定の第2範囲にあると判定した場合、特定した第1及び第3連続分布の位置に基づいて2値化したナンバープレート画像を分割する
    処理を画像処理装置に実行させるプログラム。
  2. 前記度数分布における画素の色を、前記対応方向と直行する方向の複数の列の夫々につき、対応方向に順次判定することにより、第1、第2及び第3連続分布を特定し、
    特定した第1、第2及び第3連続分布の画素数の和を示す画素数和を列毎に算出し、
    算出した画素数和と前記第1、第2及び第3連続分布の列とを対応づけ、
    算出した複数の画素数和の内、値が最も大きい一の画素数和に対応づけられた列の第1及び第3連続分布の位置に基づいて2値化したナンバープレート画像を分割することを特徴とする請求項1に記載のプログラム。
  3. 算出した複数の画素数和の夫々に該画素数和が同一である画素数和の数を積算することにより複数の積算値を算出し、
    算出した積算値と該画素数和の列とを対応づけ、
    算出した複数の積算値の内、値が最も大きい積算値に対応づけられた一の画素数和に対応づけられた列の第1及び第3連続分布の位置に基づいて2値化したナンバープレート画像を分割することを特徴とする請求項2に記載のプログラム。
  4. 2値化したナンバープレート画像における一方向及び他方向の端のいずれか1つの画素が他色であるか否かを判定し、
    2値化したナンバープレート画像における一方向及び他方向の端のいずれか1つの画素が他色であると判定した場合、他色であると判定した画素を一色に変更し、
    変更した画素に隣接する画素が他色であるか否かを判定し、
    変更した画素に隣接する画素が他色であると判定した場合、隣接する画素を一色に変更する処理を反復的に実行することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1つに記載のプログラム。
  5. 分割したナンバープレート画像から一色の画素を特定し、
    特定した画素の一方向に隣接する一方向隣接画素及び他方向に隣接する他方向隣接画素並びに一方向隣接画素及び他方向隣接画素に隣接する角部画素が他色であるか否かを判定し、
    前記隣接画素及び角部画素が他色であると判定した場合、抽出した画素を前記他色に変更する処理を反復的に実行することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1つに記載のプログラム。
  6. 車両のナンバープレートの画像に対して処理を行う画像処理装置において、
    2値化したナンバープレート画像の一方向における一色の画素の画素数を計数し、計数した画素数を一方向の長さに対応する柱状に図形化した度数分布を生成する生成部と、
    生成した度数分布の画素の色を、前記ナンバープレート画像の他方向に対応する対応方向に順次判定することにより、該対応方向に他色の画素が連続して分布する第1連続分布における画素数並びに上端及び下端の画素の位置、並びに該第1連続分布に隣接し、前記対応方向に一色の画素が連続して分布する第2連続分布における画素数並びに上端及び下端の画素の位置を特定する特定部と、
    特定した第1連続分布の画素数と第2連続分布の画素数との第1比率を算出する算出部と、
    算出した第1比率が所定の第1範囲にあるか否かを判定する判定部と、
    該判定部が算出した第1比率が所定の第1範囲にあると判定した場合、前記第2連続分布に隣接し、前記対応方向に他色の画素が連続して分布する第3連続分布における画素数並びに上端及び下端の画素の位置を特定する位置特定部と、
    特定した第2連続分布の画素数と第3連続分布の画素数との第2比率を算出する比率算出部と、
    算出した第2比率が所定の第2範囲にあるか否かを判定する範囲判定部と、
    該範囲判定部が算出した第2比率が所定の第2範囲にあると判定した場合、特定した第1及び第3連続分布の位置に基づいて2値化したナンバープレート画像を分割する分割部とを備えることを特徴とする画像処理装置。
  7. 車両のナンバープレートの画像に対して処理を行う画像処理装置における画像処理方法において、
    2値化したナンバープレート画像の一方向における一色の画素の画素数を計数し、計数した画素数を一方向の長さに対応する柱状に図形化した度数分布を生成し、
    生成した度数分布の画素の色を、前記ナンバープレート画像の他方向に対応する対応方向に順次判定することにより、該対応方向に他色の画素が連続して分布する第1連続分布における画素数並びに上端及び下端の画素の位置、並びに該第1連続分布に隣接し、前記対応方向に一色の画素が連続して分布する第2連続分布における画素数並びに上端及び下端の画素の位置を特定し、
    特定した第1連続分布の画素数と第2連続分布の画素数との第1比率を算出し、
    算出した第1比率が所定の第1範囲にあるか否かを判定し、
    算出した第1比率が所定の第1範囲にあると判定した場合、前記第2連続分布に隣接し、前記対応方向に他色の画素が連続して分布する第3連続分布における画素数並びに上端及び下端の画素の位置を特定し、
    特定した第2連続分布の画素数と第3連続分布の画素数との第2比率を算出し、
    算出した第2比率が所定の第2範囲にあるか否かを判定し、
    算出した第2比率が所定の第2範囲にあると判定した場合、特定した第1及び第3連続分布の位置に基づいて2値化したナンバープレート画像を分割する処理を画像処理装置に実行させる画像処理方法。
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