JP6373517B1 - 光ネットワークの光端局装置および光ネットワークの上りスケジューリング方法 - Google Patents

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Abstract

本発明は、PON方式の光ネットワークにおいて、1以上のONUと送受信を行う光ネットワークのOLTに関し、帯域割当周期におけるONUごとの送信許可を生成することでONUごとの上りスケジューリングを行うONU送信許可算出部を備え、ONU送信許可算出部は、外部ネットワーク構成情報と、各ONUの接続状況および往復遅延時間と、上りスケジューリング情報と、外部ネットワーク時刻とに基づき、ONUに接続されたそれぞれの通信子局がフレーム送信を行う際の送信許可を生成する。

Description

本発明は、スプリッタを用いて光信号を複数に分岐して、一芯の光ファイバを複数ユーザで共有するPON(Passive Optical Network)方式の光ネットワークにおいて、1つまたは複数の光回線終端装置(ONU:Optical Network Unit)と送受信を行う光ネットワークの光端局装置(OLT:Optical Line Terminal)に関するものであり、特に、上りスケジューリング方法に関する。
近年、PONシステムは、家庭向けサービスだけではなく、モバイルアンテナとモバイル基地局間の無線アクセスネットワーク(RAN:Radio Access Network)への適用が検討されている。一般的に、家庭向けサービスには、高スループットと公平性が重要視される。従って、RANには、リアルタイム性、すなわち、低遅延性が重要視される。
低遅延性について、IEEE規格のEPONや10G−EPON、ITU−T規格のG−PONやXG−PONのようなTDM(Time Division Multiplexing)技術を用いたPONシステムにおいては、特に、上り方向の遅延の低減が課題とされる。
例えば、モバイル基地局の親局と子局とを接続するモバイルフロントホール(Mobile Fronthaul)に関する従来技術がある(例えば、非特許文献1)。この非特許文献1のTable A−1に示された片方向遅延時間(光ファイバ伝送遅延を含む)は、最小250マイクロ秒であり、モバイルフロントホールにPONシステムを適用する場合には、上り遅延時間が課題となる。
そこで、上り遅延時間の低減を目的としたPON上りスケジューリング方式に関する従来技術がある(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1による方式では、OLTと接続される外部ネットワーク装置である上位装置が、あらかじめユーザ装置の上りスケジューリング情報をOLTに送信する。
それに対して、OLTは、収容装置からの上りスケジューリング情報に基づき、ONUの送信許可量と送信開始時刻を決定する。これにより、ONUと接続される外部ネットワーク装置であり、ユーザ装置と接続される下位装置からのデータを、ONUにおいてバッファリングする時間を短縮させ、上り遅延時間を抑えることを可能としている。
特開2017−46327号公報
3GPP TR 38.801 V2.0.0 (2017-3) 082.07.03 nFAPI and FAPI specification (2016-6) 3GPP TS 36.213 V12.11.0 (2016-09)
しかしながら、従来技術には、以下のような課題がある。
PONシステムにおいて、上り遅延時間を最小化するためには、実際にONUが下位装置からデータを受信する時刻を知るべきである。しかしながら、特許文献1の従来技術においては、収容装置からOLTが取得した上りスケジューリング情報から得られる送信開始時刻は、下位装置がユーザ装置からデータを受信する時刻である。従って、ONUのイーサネット(登録商標)フレームの受信時刻とは差が生じるという課題があった。なお、以下の説明では、イーサネットフレームを、単にフレームと称して説明する。
また、下位装置がONUに送信するフレームには、複数のユーザ装置の送信データを格納できる(例えば、非特許文献2の4.2.5 Uplink data参照)。このことから、上りスケジューリング情報の送信開始時刻だけでは、ONUのフレーム長と受信時刻を正確に求めることができないという課題があった。
本発明は、前記のような課題を解決するためになされたものであり、ONUのフレーム長と受信時刻をより正確に求め、上り遅延時間の最小化を図ることのできる光ネットワークの光端局装置および光ネットワークの上りスケジューリング方法を得ることを目的とする。
本発明に係る光ネットワークの光端局装置は、PON方式の光ネットワークにおいて、1つまたは複数の光回線終端装置(ONU)と送受信を行う光ネットワークの光端局装置(OLT)であって、帯域割当周期におけるONUごとの送信許可を生成することでONUごとの上りスケジューリングを行うONU送信許可算出部を備え、ONU送信許可算出部は、送信フレーム構成を含む既知である外部ネットワークの構成情報と、PON方式による通信中における各ONUの接続状況および各ONUの往復遅延時間と、外部ネットワークより取得した上りスケジューリング情報と、時刻源から取得した時刻情報と同期したOLT内部時刻と、に基づき、ONUに接続されたそれぞれの通信子局がフレーム送信を行う際の送信開始時刻および送信許可量に関する情報を含んで構成される送信許可を生成するものである。
また、本発明に係る光ネットワークの上りスケジューリング方法は、PON方式の光ネットワークにおいて、1つまたは複数の光回線終端装置(ONU)と送受信を行う光ネットワークの光端局装置(OLT)において、帯域割当周期におけるONUごとの送信許可を生成することでONUごとの上りスケジューリングを行う光ネットワークの上りスケジューリング方法であって、送信フレーム構成を含む外部ネットワークの構成情報を既知の情報として記憶部に記憶させておくステップと、PON方式による通信中における各ONUの接続状況および各ONUの往復遅延時間を算出するステップと、外部ネットワークより上りスケジューリング情報を取得するステップと、外部の時刻源から取得した時刻情報と同期したOLT内部時刻を算出するステップと、外部ネットワークの構成情報と、前接続状況および往復遅延時間と、上りスケジューリング情報と、OLT内部時刻とに基づき、ONUに接続されたそれぞれの通信子局がフレーム送信を行う際の送信開始時刻および送信許可量に関する情報を含んで構成される送信許可を生成するステップと、を有するものである。
本発明によれば、実際にONUが下位装置からデータを受信する時刻をOLT側で知ることによって、ONUに接続されたそれぞれの通信子局がフレーム送信を行う際の送信開始時刻および送信許可量をOLT側で決定できる構成を備えている。この結果、ONUのフレーム長と受信時刻をより正確に求め、上り遅延時間の最小化を図ることのできる光ネットワークの光端局装置および光ネットワークの上りスケジューリング方法を得ることができる。
本発明の実施の形態1におけるOLTを含んで構成される通信システムの一例を示した全体構成図である。 本発明の実施の形態1によるOLTの一例を示した機能ブロック図である。 本発明の実施の形態1による端末から通信親局への上りデータ通信シーケンスの一例を示した図である。 本発明の実施の形態1におけるONU送信許可算出部で実行される一連処理の一例を示したフローチャートである。 本発明の実施の形態1におけるGATEフレームのフォーマットを示した図である。 本発明の実施の形態1による端末、通信子局、ONU、OLTの動作タイミングチャートの一例を示した図である。 本発明の実施の形態1による端末、通信子局、ONU、OLTの動作タイミングチャートの別の例を示した図である。 本発明の実施の形態1によるOLTを実現するハードウェア構成例を示した図である。 本発明の実施の形態1によるOLTを実現する別のハードウェア構成例を示した図である。 本発明の実施の形態2によるOLTの一例を示した機能ブロック図である。
以下に、本発明に係る光ネットワークの光端局装置および光ネットワークの上りスケジューリング方法に関する実施の形態を、図面に基づいて詳細に説明する。なお、本発明は、以下の記述に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1におけるOLT10を含んで構成される通信システムの一例を示した全体構成図である。また、図2は、本発明の実施の形態1によるOLT10の一例を示した機能ブロック図である。また、図3は、本発明の実施の形態1による端末から通信親局への上りデータ通信シーケンスの一例を示した図である。以下、図1〜図3を用いて、本実施の形態1に係る通信システムの動作について、具体的に説明する。
図1において、白抜きされている各ブロックは、PONネットワーク装置に相当し、グレーで塗りつぶされた各ブロックは、外部ネットワーク装置に相当している。また、実線の矢印は、上りデータを意味し、破線の矢印は、上りスケジューリング情報を意味している。ただし、時刻源から出力されている実線の矢印は、時刻情報を意味している。
図1に示すように、外部ネットワーク装置である通信親局#1および通信親局#2と、通信子局#1および通信子局#2とは、それぞれPONシステムにより接続されている。また、通信子局#1は、アンテナを介して端末#1および端末#2と送受信可能であり、通信子局#2は、アンテナを介して端末#3および端末#4と送受信可能となっている。
図1の構成においては、通信親局、OLT10、および時刻源を含む局舎100と、ONUおよび通信子局を含むアンテナサイト200とは、それぞれ近傍に置かれる想定であり、想定伝送遅延時間も無視できるものとする。ただし、OLT10とONUの伝送遅延時間、および通信子局と端末の伝送遅延時間は、無視できないものとする。なお、図1では、アンテナサイト200として2つのアンテナサイトが例示されている。
図1において、通信子局と通信端末との間の上りリンクに対し、通信端末毎のスケジューリング処理を行う装置は、通信親局である。そして、通信親局が生成した上りスケジューリング情報は、OLT10、ONU、通信子局、アンテナを介して、端末に通知される。
通信親局#1が上りスケジューリングを行って、端末#1および端末#2からの上りデータを受信するシーケンスについて、図2および図3を用いて説明する。図2の機能ブロック図に示したように、OLT10は、光送受信部11、多重部12、分離部13、MPCP(Multi−Point Control Protocol)部14、時刻同期部15、OLT内部時刻変換部16、ONU送信許可算出部17、および識別部18を含んで構成されている。
図3に示したシーケンスが実行される以前に、通信親局#1は、端末#1と端末#2からの通信要求を受け付けていたものとし、端末#1と端末#2は、それぞれ通信子局#1のアンテナまでの伝送遅延時間を把握しているものとする。また、OLT10内のMPCP部14は、受信するREPORTフレームを用いて、各ONUの接続状況と往復遅延時間を、このシーケンスが実施される以前に把握しているものとする。
まず、通信親局#1が、通信要求に基づき上りスケジューリング処理を行い、端末#1および端末#2の上りスケジューリング情報を、下りに送信する。上りスケジューリング情報は、通信子局#1のアンテナが受信する時刻を基準としている。図3に例示した通信シーケンスにおける端末#1および端末#2の上りスケジューリング情報には、時刻t1に無線データをアンテナに到着させる指示が含まれている。
OLT10は、それらの上りスケジューリング情報を下りデータとして、多重部12、光送受信部11を介してONU#1へ送信する。また、OLT10内の識別部18は、端末#1スケジューリング情報と端末#2スケジューリング情報を識別する。
ONU送信許可算出部17は、これらの上りスケジューリング情報を取得し、帯域割当周期におけるONUごとの送信許可を生成する。ここで、送信許可とは、ONUに接続されたそれぞれの通信子局がフレーム送信を行う際の、送信開始時刻および送信許可量に関する情報を含んで構成される送信許可信号に相当する。
図4は、本発明の実施の形態1におけるONU送信許可算出部17で実行される一連処理の一例を示したフローチャートである。この図4のフローチャートを用いて、ONU送信許可算出部17による具体的な処理を説明する。
まず、ONU送信許可算出部17は、上りスケジューリング情報から、通信子局が受信する端末ごとのデータ受信時刻と、データ量を算出する(ステップS001)。次に、ONU送信許可算出部17は、端末ごとのデータ受信時刻を、受信時刻順に並び替える(ステップS002)。例えば、ONU送信許可算出部17は、LTE(Long Term Evolution)規格においては、1ms単位の時刻順にデータ受信時刻を並び替える。
次に、ONU送信許可算出部17は、ONU[i]に対して、外部ネットワーク装置構成情報に基づいて、端末ごとのデータ量を、通信子局[i]がONU[i]に送信するデータ量に変換する(ステップS003)。
次に、ONU送信許可算出部17は、外部ネットワーク装置構成情報に従い、通信子局が同時に受信する端末の全データを格納して、ONUに送信するフレーム数(N[i]個)を求める(ステップS004)。
次に、ONU送信許可算出部17は、外部ネットワーク装置構成情報と、端末ごとのデータ量から、N[i]個のフレーム長を求める(ステップS005)。
次に、ONU送信許可算出部17は、ONU[i]の往復遅延時間(RTT)と外部ネットワーク装置構成情報に従い、データ受信時刻を、通信子局のN[i]個のフレーム送信開始時刻に変換する(ステップS006)。
ONU送信許可算出部17は、ステップS003〜ステップS006の一連動作を、接続中である全てのONUについて、すなわち、接続中である全ての通信子局について繰り返す。
そして、ONU送信許可算出部17は、ΣN[i]個の送信開始時刻とフレーム長に基づき、PON区間で生じるオーバーヘッドも加算して、全てのONUの送信許可を割り当てる(ステップS007)。
最後に、ONU送信許可算出部17は、サウンドリファレンス信号、データ再送、通信子局、ONUの制御信号などの、上りスケジューリング情報とは独立に発生する上りデータのために、余剰帯域を全ONUに割り当てる(ステップS008)。このようにして、ONU送信許可算出部17は、ONUごとの送信許可を生成する。
ONU送信許可算出部17は、ステップS003〜ステップS008の一連動作を、割当周期ごとに実行する。そして、ONU送信許可算出部17は、ONUごとに生成した送信許可を、MPCP部14へ送信する。
MPCP部14は、受信したONUごとの送信許可を、GATEフレームのグラントに格納して、多重部12へ送信する。図5は、本発明の実施の形態1におけるGATEフレームのフォーマットを示した図である。
なお、ONU送信許可算出部17によって生成される送信許可には、OLT内部時刻であるT1が含まれる。ONU送信許可算出部17におけるこのT1の算出方法については、後述する。MPCP部14で生成されたGATEフレームは、多重部12、光送受信部11を介して、各ONUへ送信される。
一方、OLT10、ONU#1、通信子局#1、アンテナを介して上りスケジューリング情報を受信した端末#1および端末#2は、アンテナに時刻t1に到着するように、それぞれ無線データを送信する。これらの無線データを受信した通信子局#1は、適切な上り処理を行い、ONU#1への送信データを生成し、Δt時間後に生成した送信データをフレームに格納して、ONU#1へ無線データを送信する。
ONU#1は、無線データをフレームとして受信すると、時刻T1まで蓄積しておく。そして、ONU#1は、時刻がT1になると、蓄積しておいた受信フレームを送信する。このとき、PON区間のオーバーヘッドも、同時に送信する。
図6は、本発明の実施の形態1による端末、通信子局、ONU、OLT10の動作タイミングチャートの一例を示した図である。具体的には、この図6は、処理単位を1シンボルとして、送信データを生成し、フレームに複数個の送信データを格納して出力する例を示している。
図6において、端末と通信子局は、無線通信をしているものとする。また、通信子局は、無線の1シンボル時間で送信データを生成し、フレームに複数個の送信データを格納して、通信親局宛てに出力するものとする。さらに、ONU#2とOLT10との間の伝送距離の方が、ONU#1とOLT10との間の伝送距離より長いものとする。
また、図6のケースでは、OLT10は、あらかじめ外部ネットワーク構成情報として、例えば、通信子局#1および通信子局#2の処理時間、1端末の送信データ量の計算方法、ONUへの送信フレーム構成に関して、以下のような情報を得ているものとする。
・図3におけるΔtに相当する通信子局#1および通信子局#2の処理時間=1シンボル時間
・1端末の送信データ量の計算方法=サブキャリア数×MIMOアンテナ数×2(IQデータ両方)×IQ量子化ビット数×上りスケジューリング情報から得られるリソースブロック数
・ONUへの送信フレーム構成=複数端末データを1フレームに格納
また、図7は、本発明の実施の形態1による端末、通信子局、ONU、OLT10の動作タイミングチャートの別の例を示した図である。具体的には、この図7は、処理単位を1TTI(Transmission Time Interval)として、送信データを生成し、1フレーム/端末として出力する例を示している。
図7のケースでは、OLT10は、あらかじめ外部ネットワーク構成情報として、例えば、以下のような情報を得ているものとする。
・Δtに相当する通信子局#1および#2の処理時間=1TTI
・1端末の送信データ量の計算方法=上りスケジューリング情報に基づき、非特許文献3の8章と7章に記載の方式で算出
・ONUへの送信フレーム構成=1フレームに1端末データ格納
ONU送信許可算出部17は、このような外部ネットワーク構成情報と、OLT内部時刻で表現された外部ネットワーク時刻と、識別部が抽出した上りスケジューリング情報と、を取得することで、図6に示したONU#1およびONU#2の受信フレームの個数とそれぞれの受信時刻(OLT内部時刻表現)、フレーム長を正確に算出できる。
さらに、ONU送信許可算出部17は、各ONUの上り伝送遅延であるRTTの1/2を加味することで、OLT10の光送受信部が受信可能な時刻を算出できる。この時刻が、図3におけるT1となる。
これにより、ONU送信許可算出部17は、遅延時間を最小化する送信許可を割り当てることができる。そして、ONU送信許可算出部17は、サウンドリファレンス信号、データ再送、通信子局およびONUの制御信号などの、上りスケジューリング情報とは独立に発生する上りデータのために、帯域更新周期から全ての送信許可時間を減じて残った時間を、各ONUに割り当てることができる。
以上のように、実施の形態1によれば、外部ネットワーク構成情報と、各ONUの接続状況および往復遅延時間と、上りスケジューリング情報と、外部ネットワーク時刻とに基づき、ONUに接続されたそれぞれの通信子局がフレーム送信を行う際の送信開始時刻および送信許可量に関する情報を含んで構成される送信許可を生成することができるONU送信許可算出部を備えている。
この構成により、ONUのフレーム長と受信時刻を正確に求めることができる。このため、本実施の形態1に係る光ネットワークの光端局装置は、上り遅延時間を最小化できるという効果を実現できる。
図8は、本発明の実施の形態1によるOLT10を実現するハードウェア構成例を示した図である。図8に示したOLT10は、プロセッサ1、メモリ2、送信回路3、受信回路4、光送受信回路21、多重回路22、分離回路23、MPCP回路24、時刻同期回路25、および通信親局連携スケジューリング回路26を含んで構成されている。
この図8に示すように、処理回路が専用のハードウェアである場合には、処理回路としては、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC、FPGA、またはこれらを組み合わせたものが該当する。
図8に示した通信親局連携スケジューリング回路26は、先の図2に示したOLT内部時刻変換部16、ONU送信許可算出部17、識別部18の処理機能を有している。そして、プロセッサ1により各種回路が制御されることで、OLT10の機能が実現される。
図9は、本発明の実施の形態1によるOLT10を実現する別のハードウェア構成例を示した図である。図9に示したOLT10は、先の図8に示したハードウェア構成と比較すると、MPCP回路24および通信親局連携スケジューリング回路26の代わりに、GATE生成回路27およびREPORT受信回路28を備えている。
図9に示すように、処理回路がCPUの場合には、各部の機能は、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの組み合わせにより実現される。ソフトウェアやファームウェアは、プログラムとして記述され、メモリ2に格納される。処理回路は、メモリ2に記録されたプログラムを読み出して実行することにより、前述の各部の機能を実現する。
なお、各機能について、一部を専用のハードウェアで実現し、一部をソフトウェアまたはファームウェアで実現するようにしてもよい。このように、処理回路は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはこれらの組み合わせによって、前述の各機能を実現することができる。
実施の形態2.
図10は、本発明の実施の形態2によるOLTの一例を示した機能ブロック図である。先の実施の形態1は、通信親局からの下りデータに含まれる上りスケジューリング情報を、識別部18にて抽出する形態であった。これに対して、本実施の形態2は、下りデータとは別系統の入力端子から、上りスケジューリング情報を受信する形態である点が異なる。
より具体的には、図10に示す機能ブロック図は、先の図2の昨日ブロック図と比較すると、識別部18の代わりに、受信部19を備えて構成されている。このような構成を備える本実施の形態2に係るOLT10によっても、ONUのフレーム長と受信時刻を正確に求めることができる。このため、本実施の形態2に係る光ネットワークの光端局装置は、先の実施の形態1と同様に、上り遅延時間を最小化できるという効果を実現できる。
1 プロセッサ、2 メモリ、3 送信回路、 4 受信回路、10 OLT、14 MPCP部、15 時刻同期部、16 OLT内部時刻変換部(時刻変換部)、17 ONU送信許可算出部、18 識別部、19 受信部、24 MPCP回路、25 時刻同期回路、26 通信親局連携スケジューリング回路、27 GATE生成回路、28 REPORT受信回路。

Claims (5)

  1. PON方式の光ネットワークにおいて、1つまたは複数の光回線終端装置(ONU)と送受信を行う光ネットワークの光端局装置(OLT)であって、
    帯域割当周期におけるONUごとの送信許可を生成することで前記ONUごとの上りスケジューリングを行うONU送信許可算出部
    を備え、
    前記ONU送信許可算出部は、送信フレーム構成を含む既知である外部ネットワークの構成情報と、前記PON方式による通信中における各ONUの接続状況および各ONUの往復遅延時間と、前記外部ネットワークより取得した上りスケジューリング情報と、時刻源から取得した時刻情報と同期したOLT内部時刻とに基づき、前記ONUに接続されたそれぞれの通信子局がフレーム送信を行う際の送信開始時刻および送信許可量に関する情報を含んで構成される前記送信許可を生成する
    光ネットワークの光端局装置。
  2. PON標準勧告で規定されたONU多元接続プロトコル処理を行うMPCP部と、
    前記時刻情報を前記時刻源から取得し、前記時刻情報と同期した前記OLT内部時刻に変換する時刻変換部と、
    前記外部ネットワークより受信した下りデータに含まれている、前記外部ネットワークの上りスケジューリング情報を抽出する識別部と
    をさらに備え、
    前記ONU送信許可算出部は、前記接続状況および前記往復遅延時間を前記MPCP部から取得し、前記OLT内部時刻を前記時刻変換部から取得し、前記上りスケジューリング情報を前記識別部から取得し、前記送信許可を生成する
    請求項1に記載の光ネットワークの光端局装置。
  3. PON標準勧告で規定されたONU多元接続プロトコル処理を行うMPCP部と、
    前記時刻情報を時刻源から取得し、前記時刻情報と同期した前記OLT内部時刻に変換する時刻変換部と、
    前記外部ネットワークの上りスケジューリング情報を、前記外部ネットワークより受信する受信部と
    をさらに備え、
    前記ONU送信許可算出部は、前記接続状況および前記往復遅延時間を前記MPCP部から取得し、前記OLT内部時刻を前記時刻変換部から取得し、前記上りスケジューリング情報を前記受信部から取得し、前記送信許可を生成する
    請求項1に記載の光ネットワークの光端局装置。
  4. 前記外部ネットワークの構成情報には、前記外部ネットワークの子局装置が端末からデータを受信してから前記ONUへ送信するまでの処理時間と、前記ONUへの送信データ量と、前記送信フレーム構成とが含まれており、
    前記ONU送信許可算出部は、前記外部ネットワークの構成情報に応じて、前記送信許可の生成方式を変更する
    請求項1から3のいずれか1項に記載の光ネットワークの光端局装置。
  5. PON方式の光ネットワークにおいて、1つまたは複数の光回線終端装置(ONU)と送受信を行う光ネットワークの光端局装置(OLT)において、帯域割当周期におけるONUごとの送信許可を生成することで前記ONUごとの上りスケジューリングを行う光ネットワークの上りスケジューリング方法であって、
    送信フレーム構成を含む外部ネットワークの構成情報を既知の情報として記憶部に記憶させておくステップと、
    前記PON方式による通信中における各ONUの接続状況および各ONUの往復遅延時間を算出するステップと、
    前記外部ネットワークより上りスケジューリング情報を取得するステップと、
    外部の時刻源から取得した時刻情報と同期したOLT内部時刻を算出するステップと、
    前記外部ネットワークの構成情報と、前接続状況および前記往復遅延時間と、前記上りスケジューリング情報と、前記OLT内部時刻とに基づき、前記ONUに接続されたそれぞれの通信子局がフレーム送信を行う際の送信開始時刻および送信許可量に関する情報を含んで構成される前記送信許可を生成するステップと
    を有する光ネットワークの上りスケジューリング方法。
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