JP6372999B2 - 固定材、シート構造体、及びその施工方法 - Google Patents

固定材、シート構造体、及びその施工方法 Download PDF

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本発明は、シート構造体に関する。
シートを水平、或いは略水平に張り渡したシート構造体が知られている。シート構造体は、例えば建築物の天井として用いられる。シート構造体を天井として用いた場合、一般的に天井材として用いられる石膏ボード等に比べると非常に軽く、地震などでの落下物を最小限におさえることが可能となると共に、意匠の目新しさ、透光性があるなどの特徴があるため、一般的な従来の天井とは一線を画したものとなる。
ところで、天井に用いるシート構造体を構成するシートの素材には、防災の視点から難燃性が求められる。それを実現するには一般的に、難燃性の樹脂でできたフィルム(例えばフッ素樹脂フィルム)や、難燃性の樹脂を繊維でできた基材にコーティングした膜材(例えばフッ素樹脂コーティング膜材)をシート構造体を構成するシートとして用いる。
もっとも、コスト面の理由から、安価である塩化ビニル樹脂などの難燃性を持たない樹脂でできたフィルムなどのシートを、シート構造体を構成するシートとして用いたい場合がある。
しかしながら、難燃性が要求される天井に用いる場合等、そのようなシートをシート構造体として用いるのは一般的に難しい。
本願発明は、シート構造体を構成するシートとして、難燃性を持たないシートを、シート構造体に用いられるようにする技術を提供することをその課題とする。
上述の課題を解決するため、本願発明者は以下の発明を提案する。
本願発明は、間を空けて躯体に固定して対向するように配した状態で少なくとも2本一組で用いられるものとされ、それらの間にシートである第1シート、及び前記第1シートよりも難燃性の高いシートである第2シートを共に略水平に張り渡すことができるようになっている、長尺の固定材である。
そして、少なくとも2本の前記固定材はともにその下方に、前記第1シートの一辺と、それに対向する辺をそれぞれ固定するために用いられる第1固定手段を備えているとともに、2本の前記固定材はともにその前記第1固定手段よりも上方に、前記第2シートの一辺と、それに対向する辺をそれぞれ固定するために用いられる第2固定手段を備えており、2本の前記固定材の前記第1固定手段のそれぞれに前記第1シートの一辺とその対向する辺を固定させ、且つ2本の前記固定材の前記第2固定手段のそれぞれに前記第2シートの一辺とその対向する辺を固定させることで、少なくとも2本の固定材の間に、前記第1シートよりも所定の高さだけ上に前記第2シートが位置するようにして、前記第1シート、及び前記第2シートを張り渡したシート構造体を得られるようになっている。
この固定材を用いると、長尺の2本の固定材の間に、上から第2シートと第1シートが略平行な状態で配されることになる。特に、第1シートと第2シートを含むシート構造体を天井に用いる場合、人からは通常、下側に位置する難燃性を持たない第1シートが見える。これにより、人に、例えば美観上好ましいことが多い第1シートを見せられるようになる。他方、第1シートの上方に張り渡される難燃性の相対的に高い(好ましくは、難燃性を有する)第2シートにより、シート構造体の難燃性が担保されることになる。
なお、本願における第1シートと、第2シートにおける「シート」という文言は、樹脂単体でできたものが典型であるフィルムや、例えば繊維で織られた或いは編まれた織布或いは編布や、上記織布或いは編布である基材の少なくとも片側の面を樹脂やゴムでコーティングしたものが典型である膜材、或いは樹脂等で多層に構成されたシートなど、シート状のものを特に限定なく含む意味で用いる。
第1シートと第2シートの一辺とそれに対向する辺はいずれも、多くの場合は直線であり、第1シートと第2シートは多くの場合矩形である。
本発明の固定材は、上述のように第1固定手段と第2固定手段とを備えている。第1固定手段は、それ単体で第1シートを固定するものとなっていても良いし、別の部材と併せて第1シートを固定するものとなっていても良い。第2固定手段は、それ単体で第2シートを固定するものとなっていても良いし、別の部材と併せて第2シートを固定するものとなっていても良い。 本発明の固定材は、その長さ方向の全体にわたる、固定材の使用時において略水平(或いは水平)となる板状である板状体を前記第2固定手段として備えていても良い。この場合、前記第2シートは、その一辺及びその対向する辺の近傍をビス等の打込み材により前記板状体ごと貫かれることで、その一辺及びその対向する辺を少なくとも2本の前記固定材の前記第2固定手段に固定されるようになっていても良い。
固定材が板状体を備える場合、前記板状体の外側縁には、垂直に上方に延びる上板材が設けられていても良い。なお、本願では、固定材の内側、外側の概念は、2つの固定材の他方の固定材に近い側を内側、他方の固定材から遠い側を外側として定義される。
固定材は建築物の柱、梁、天井、壁などの躯体に固定される必要があるところ、上板材を持つ固定材であれば、上板材の外側面を例えば壁である躯体の内側面に添わせた状態で、上板材を内側から貫いた釘、ビス等の打込み材を躯体に打込むことにより、簡単に固定材を躯体に固定できるようになる。
第1固定手段は、固定材の所々に存在するようになっていても良い。他方、前記第1固定手段は、前記固定材の長さ方向の全長にわたるようになっていても良い。更に言えば、固定材は、その長さ方向の全長にわたって、その長さ方向に垂直に切った場合の断面形状が同じになるようになっていても良い。固定材のその長さ方向に垂直に切った場合の断面形状がその長さ方向のすべての部分で同じになるようになっているのであれば、固定材を押し出し成形で製造することが容易になる。第1固定手段が固定材の長さ方向の全長にわたって存在することは、固定材のその長さ方向に垂直に切った場合の断面形状がその長さ方向のすべての部分で同じになるようにするに好適である。
前記第1固定手段は、例えば、前記板状体の下側に設けられていても良い。第1固定手段が前記板状体の下側に設けられている場合、前記板状体の下側且つ前記板状体の前記第1固定手段よりも内側には、前記板状体の全長にわたる、前記板状体の下方に延びる下板材が設けられており、前記下板材の下端に当接して上方に曲折された前記第1シートの一辺及びその対向する辺が、前記第1固定手段により固定されるようになっていても良い。第1シートは、上述のように、第2シートよりも下側に位置する。上述の如き下板材を設ければ、下板材の下端の位置を第1シートの上側の面の高さとすることができるので、第1シートの高さを位置決めするに便利である。第1シートは、主に美観の観点から、その全体を水平にするのが好ましいので、一の固定材の下板材の下端の高さは一定にされるべきであり、また、2つの固定材の下板材の下端の高さも一定にされるべきである。
板状体を有する固定材における前記第1固定手段は、前記板状体の下方に位置し下方に向けて開口するようになっている、前記板状体の全長にわたる開口部と、前記第1シートの一辺又はその対向する辺と固定できるようになっており、且つ前記開口部に挿入することができるようになっている、前記板状体の全長にわたる固定体とを備えていても良い。この場合、前記開口部の内部には、前記開口部の内部に前記固定体を挿入することを妨げない一方で、前記開口部から前記固定体が脱落するのを防止する抜止手段が設けられていても良い。このような第1固定手段によれば、固定材の長さ方向の全長にわたって、第1シートの一辺又はその対向する辺を容易に固定することができるようになるとともに、第1シートの一辺又はその対向する辺を2つの固定材に固定するのと同時に、第1シートに対して、2つの固定材の幅方向に、ある程度の張力を入れることも可能となる。これは、シート構造体の、特にはシート構造材のうちの第1シートの美観を向上させるに好適である。
シート構造体の美観を更に高めるには、第1固定手段、例えば、上述の開口部を隠すための、第1シートの下面と略面一になる長尺の下面を有し、第1固定手段による第1シートの一辺又はその対向する辺の固定が終わった後に、第1固定手段を隠すようにして固定材に対して固定できるようにされた化粧材を、固定材が備えているのが好ましい。
本願発明者は、また、本願発明の一態様として以下の如き部品をも提案する。かかる部品は、本願発明が、第1固定手段と下板体とを備えている場合における上述の固定材を構成するものであり、前記第1固定手段と、前記下板とを一部材にしたものである。
この場合の固定材における部品の残部は、板状体、又は板状体と上板材を一体にしたものである。この場合の板状体は長尺の単なる板で良く、板状体と上板材を一体にしたものは長尺のL字の部材であっても良い。
固定材を上述の如く、部品とその残部に分けることにより、特にその残部については汎用品が多いからその選択の幅を広げることができ、また、その残部に対する上述の部品の位置決めの幅が広がる。
固定材の部品と、その残部は、ともに長尺であり、それらの長さ方向のすべての部分において、それらの長さ方向に垂直な断面が同一の形状となるようにすることができ、そうすることにより、例えば押出成形によるその製造が容易となる。
本願発明者は、また、本願発明の一態様として以下の如きシート構造体をも提案する。以下のシート構造体は、上述した固定材と同様の構成を採用することにより、各固定材が奏する既述の作用効果を奏する。
本願のシート構造体の一例は、シートである第1シートと、前記第1シートよりも難燃性のシートである第2シートと、間を空けて躯体に固定して平行に配した状態で少なくとも2本一組で用いられるものとされ、それらの間に前記第1シート、及び前記第2シートを共に略水平に張り渡すことができるようになっている、長尺の固定材であり、2本の前記固定材はともにその下方に、前記第1シートの一辺と、それに対向する辺をそれぞれ固定するために用いられる第1固定手段を備えているとともに、2本の前記固定材はともにその前記第1固定手段よりも上方に、前記第2シートの一辺と、それに対向する辺をそれぞれ固定するために用いられる第2固定手段を備えており、2本の前記固定材の前記第1固定手段のそれぞれに前記第1シートの一辺とその対向する辺を固定させ、且つ2本の前記固定材の前記第2固定手段のそれぞれに前記第2シートの一辺とその対向する辺を固定させることで、2本の固定材の間に、前記第1シートよりも所定の高さだけ上に前記第2シートが位置するようにして、前記第1シート、及び前記第2シートを張り渡すことができるようになっている、もの2つと、かならる、2本の固定材の間に、前記第1シートよりも所定の高さだけ上に前記第2シートが位置するようにして、前記第1シート、及び前記第2シートを張り渡された、シート構造体である。
前記シート構造体は、例えば天井である。
前記第1シートが、単一の樹脂でできているフィルムである場合、その素材は例えば、塩化ビニル樹脂(PVC)、ポリエチレン樹脂(PE)、ポリプロピレン樹脂(PP)、エチレン酢酸ビニル樹脂(EVA)、ポリウレタン樹脂(PU)、ポリスチレン樹脂(PS)、アクリルニトリル−ブタジエン−スチレン共重合樹脂(ABS)、ナイロン樹脂(PA)、アクリル樹脂(PMMA)、ポリカーボネート樹脂(PC),メチルペンテン樹脂(TPX)などの合成樹脂とすることができる。例えば、上述の樹脂の中の1つであるPVCでできたフィルムは難燃性を持たないが、そのような塩化ビニル樹脂フィルムであっても、より難燃性の高い、望ましくは難燃性を持つ第2シート組合せることにより、本願のシート構造体における第1シートとして用いることができるようになる。
第1シートはまた、例えば天然繊維や合成繊維で織られた或いは編まれた織布或いは編布であってもよく、さらに、前記織布或いは編布である基材の少なくとも片側の面を樹脂でコーティングしたものが典型である膜材である場合もあるが、その場合における基材をコーティングする樹脂としては、上述したものを用いることができる。
また、第1シートは、樹脂等で多層に構成されている場合もあり得るが、そのうちの樹脂で構成されている層を構成する樹脂としては、上述したものを用いることができる。
第2シートは、第1シートよりも難燃性が高い。好ましくは第2シートは難燃性を持つ。第2シートは例えば、ガラスクロスである。他の例としては、第2シートはカーボン繊維でできたカーボンクロスであったり、フッ素繊維でできたフッ素繊維布、フッ素樹脂フィルム等が利用できる。
本願発明者は、また、本願発明の一態様として以下の如きシート構造体の施工方法をも提案する。以下のシート構造体の施工方法は、上述した固定材と同様の構成を採用することにより、各固定材が奏する既述の作用効果を奏する。
本願のシート構造体の施工方法の一例は、間を空けて躯体に固定して平行に配した状態で少なくとも2本一組で用いられるものとされ、それらの間に第1シート、及び前記第1シートよりも難燃性の第2シートを共に略水平に張り渡すことができるようになっている、長尺の固定材であり、2本の前記固定材はともにその下方に、前記第1シートの一辺と、それに対向する辺をそれぞれ固定するために用いられる第1固定手段を備えているとともに、2本の前記固定材はともにその前記第1固定手段よりも上方に、前記第2シートの一辺と、それに対向する辺をそれぞれ固定するために用いられる第2固定手段を備えているもの、少なくとも2本が、前記躯体に固定されている場合に、少なくとも2本の前記固定材の前記第1固定手段のそれぞれに前記第1シートの一辺とその対向する辺を固定させる過程、2本の前記固定材の前記第2固定手段のそれぞれに前記第2シートの一辺とその対向する辺を固定させる過程、を実行することで、2本の固定材の間に、前記第1シートよりも所定の高さだけ上に前記第2シートが位置するようにして、前記第1シート、及び前記第2シートを張り渡す、シート構造体の施工方法である。
この施工方法の前に、上述した固定材2本を、間をあけ平行に躯体に対して固定する過程が含まれていても良い。
本願のシート構造体の施工方法では、前記固定材として、その長さ方向の全体にわたる、前記躯体の下向きの面である取付面にその上側の面が当接させられる板状である板状体を前記第2固定手段として備えているものを用いるとともに、前記板状体と、前記第2シートの一辺及びその対向する辺の近傍とをまとめて貫かせた状態で、前記躯体の下側の面に打込み材を打込むことにより、前記躯体の前記取付面に前記板状体を取付けるとともに、前記第2シートの一辺及びその対向する辺を2本の前記固定材の前記第2固定手段に固定しても良い。
板状の第2固定手段の上面を例えば梁や天井の下面に当接させ、釘、ネジ等の打込み材を打込むことで固定材を躯体に固定することとするとともに、その打込み材を用いて第2シートを固定することで、第2シートの固定の手間を軽減することが可能となる。
本願のシート構造体の施工方法は、また、前記第2シートの一辺を固定する固定材に打込まれた打込み材と、前記第2シートの一辺に対向する辺を固定する固定材に打込まれた打込み材との間に線条体を張り渡すことにより、前記線条体により前記第2シートを下から支えられるようにする過程、を更に含んでも良い。
第2シートを打込み材を用いて固定材に固定する場合には、第2シートに張力を入れるのが難しい。上述の線条体を第2シートの下からの支えに用いることとすれば、張力を入れずとも第2シートが下方向に撓むことを防止できる。なお、線条体の打込み材への固定は、接着剤等を用いた不可逆な固定であっても、線条体を打込み材に巻き付けてそれらの間の摩擦力によって両者を固定するような不可逆でない固定であっても良い。後者の方が作業の負荷が小さく、またそれでも上述の作用効果を得るには十分である。
前記線条体を、平面視した場合に、2本の前記固定材の間に、頂点で連続した複数の菱型が連続して描かれるようにして、前記打込み材の間にジグザグに張り渡すとともに、前記菱型の前記固定材と接触する部分における2本の前記線条体がなす角が33.4°以下となるようにしても良い。線条体で第2シートを下支えすることにより第2シートの下方向の撓み及び落下を防止できるのは上述の通りであるが、線条体の間隔が広いと第2シートの下方向への撓みが生じるおそれがある。かかるおそれを防止するには、上述のように線条体を張るようにして線条体と線条体の間の間隔を狭めるのが効果的である。
なお、線条体としては、釣り糸、ピアノ線等糸状のものであれば利用可能である。
本願の一実施形態における固定材の構成を示す側面図。 図1に示した固定材と、第2シートが躯体にビスで固定された状態を示す側面図。 図2に示したビスに線条体が固定された状態を示す側面図。 本願の一実施形態におけるシート構造体の完成状態の全体を示す底面図。 本願の一実施形態におけるシート構造体の完成状態の固定材の近辺を拡大して示す平面図。 図2に示した固定材に第1シートが固定された状態を示す側面図。 図2に示した固定材に化粧材が固定された状態を示す側面図。
以下、図面を参照しつつ、本発明の好ましい一実施形態を説明する。
この実施形態で用いられる固定材100の断面図を、図1に示す。この実施形態における固定材100は、2つを一組として用いられる。この実施形態における固定材100は、後述する第1シートと第2シートとを含むシート構造体を構成するために使用されるものである。この実施形態におけるシート構造体は、これには限られないが建築物の天井である。
図1に示した固定材100は、2つを一組として用いられる固定材100のうちの一方の断面である。他方の固定材100は、図1に示した固定材100を左右方向に反転した構成を持つ。図1に示した固定材100の構成を説明する場合に用いる「内側」、「外側」の語は既に説明した定義によるものとするが、図1における右側が固定材100の内側で、左側が固定材100の外側に該当する。
固定材100は、上材110、下材120、係止材130、化粧材140からなる。
上材110、下材120、係止材130、化粧材140はこの実施形態ではいずれも、必ずしもこの限りではないが樹脂製である。
上材110、下材120、係止材130、化粧材140はいずれも長尺であり、この実施形態ではそれらの長さは事実上同一とされている。
また、上材110、下材120、係止材130、化粧材140は、必ずしもこの限りではないが、この実施形態では、その長さ方向のすべての部分において、その長さ方向に垂直な断面が同一になるようにされている。そのような形状の上材110、下材120、係止材130、化粧材140はいずれも、押出成形による製造が容易である。
上材110は、使用時において水平、少なくとも略水平となる板状体111を備えている。板状体111は平面視で、細長い矩形である。板状体111の上面と下面は、この実施形態では平面である。
上材110は、板状体111の外側の縁から上方向に延びる上板材112を備えている。上板材112は、板状体111に対して垂直な板であり、また、この実施形態においては、その図1における外側から見た場合における形状が矩形となっている。上板材112の外側の面は、後述するように、上材110の使用時に、例えば壁である躯体の内側の面に当接させられる。
下材120は、固定材100の使用時に、上材110の下側に取付けて用いられるものである。
下材120は、水平板121を備えている。水平板121は、固定材100の使用時において少なくとも略水平となる板であり、少なくともその上面は平面とされている。下材120を上材110の下側に取付ける場合には、板状体111の下面に水平板121の上面が当接させられる。
水平板121の下方には、その内側から、第1板122、第2板123、第3板124が設けられている。
第1板122は、水平板121の内側の縁に設けられた板であり、水平板121に対して垂直である。第1板122の上下の長さは、第2板123、第3板124より短い。第1板122の先端には、外側に向かって曲折する曲折部122Aが設けられている。
第2板123は、水平板121に対して略垂直である。第2板123の途中には、内側に向かって突出する突出部123Aが設けられている。第2板123の突出部13Aは、第1板122の曲折部122Aと対応した位置関係にある。第2板123の下端には断面U字型であり上に向かって開放している、第2板123と同じ全長のU字部材123Bが嵌め込まれている。U字部材123Bの溝の幅は、第2板123からU字部材123Bが外れない程度に狭くなっている。U字部材123Bは、第2板123の下端に下に凸の丸みを付すためのものである。U字部材123Bがなくともその目的が達成されているのであれば、U字部材123Bは必ずしも必要ではなく、或いはU字部材123Bは第2板123と一体であっても良い。
第3板124は、若干外側に向かって下側に傾斜した水平板121の外側の縁に設けられた板であり、水平板121の傾斜していない部分に対して垂直である。第3板124の主な役割は、第2板123と第3板124との間の空間である、開口部129を作ることである。開口部129には、後述するようにして係止材130が嵌め込まれる。第3板124は、また、クランク状に曲折されている。その曲折された部分の内側面は、開口部129の内部に突出した状態となった係止部124Aを形成している。
係止材130は、断面略への字の形状をしている。係止材130の断面への字の長い側の辺131には、後述する第1シートの縁が固定できるようになっている。かかる固定は周知技術を用いて、適当に行えば良い。例えば、接着により係止材130への第1シートの固定が行われる。
係止材130の断面への字の短い側の辺132は、長い側の辺131よりも若干太く構成されており、その先端には溝132Aが切られている。
係止材130は、外力を加えることにより、断面への字の長い側の辺131と短い側の辺132の間の小さい側の角度を若干であるが小さくすることができるようになっている。係止材130は、上述の角度を小さくした状態で開口部129の中に押し込むことが可能になっている。開口部129の中に押し込まれた係止材130は、弾性力により上述の角度が元の状態に戻る。そうすると、係止材130は、その溝132Aが係止部124Aに係止され、開口部129から引き出す力がかかったとしても開口部129から引き出されなくなるようになっている。
化粧材140は、その下方に位置する化粧板141と、化粧板141の上に延びる2枚の固定板142からなる。固定板142の間の隙間に第3板124の下端を挟み込むことにより、化粧材140は第3板124の下端に固定できるようになっている。それが可能なように固定板142は化粧板141に対して略垂直ではあるものの、その先端に向けて両者の間隔が狭くなるようにされている。これにより、固定板142による第3板124の挟持は、化粧板141が第3板124から脱落しない程度に強固になされることになる。
化粧板141の下面は、第2板123の下端に取付けられているU字部材123Bの下端(より詳細には、U字部材123Bの下端の下を後述するように通る第1シートの下面)と面一になるようにされている。また、化粧板141は、化粧材140が第3板124に取付けられた場合に、その内側の縁がU字部材123Bの下端に近接し、且つその外側の縁が板状体111の外側の縁の直下に位置するようにその幅が調整されている。化粧材140を第3板124に固定すると、化粧板141は後述する第1シートと面一となり、且つ開口部129の内部及び第3板124、及び板状体111の外側端部付近は、化粧板141により隠された状態となる。
次に、以上説明した固定材100を用いて、シート構造体を作る施工方法について説明する。
シート構造体は、後述するように、固定材100に加え、第1シート、第2シート、及び本願の打込み材に相当する適宜の数のビス及び線条体から構成される。なお、シート構造体、より詳細には固定材100を躯体に固定するために、上述のビスとは別の複数のビスが用いられる。
この実施形態で用いられる第1シートは、単一の樹脂でできているフィルムや、繊維で織られた或いは編まれた織布或いは編布、その他例えば繊維で織られた或いは編まれた織布或いは編布である基材の少なくとも片側の面を樹脂でコーティングしたものが典型である膜材、樹脂層等を多層にして構成したシートのいずれでも良い。第1シートには難燃性は必ずしも求められない。
第1シートが、単一の樹脂でできているフィルムである場合、その素材は例えば、PVC、PE、PP、EVA、PU、PS、ABS、PA、PMMA、PC、TPX、が挙げられる。
第1シートが膜材である場合、基材をコーティングする樹脂としては、以上で説明したものを用いることができる。
第1シートがシートである場合、その中の樹脂層に用いる樹脂としては、以上で説明したものを用いることができる。
この実施形態で用いられている第2シートは、第1シートよりも難燃性が高く、好ましくは難燃性を持つシートである。例えば、第2シートは、ガラス繊維でできたガラスクロス、或いはカーボン繊維でできたカーボンクロスであり、或いはフッ素繊維でできたフッ素繊維布、フッ素樹脂フィルム等である。
この実施形態では、ともにこれには限られないが、第1シートはPVC製のフィルムであり、第2シートはガラスクロスである。
シート構造体を作るには、まず、建築物の躯体Bに、固定材100及び第2シートを固定する。建築物の躯体Bは柱、壁面、梁、天井等であるが、これには限られないが、この実施形態における躯体Bは壁である。壁である躯体Bは、図示を省略するが、シート構造体に対して垂直方向に存在するものとする。これには限られないが、この実施形態における壁である躯体Bは、平行であるものとする。
固定材100を固定するには、まず、上材110を躯体Bに固定する。そのためには、上材110の外側の面を壁である躯体Bの内側の面に当接させ、上材110を貫いたビス500の先端を躯体Bに打込む。上材110の長さ方向において適当な間隔を空けて複数本のビス500を打込むことにより、上材110が躯体Bに固定される。
次に、上材110に下材120及び第2シート210を固定する。
それには、予め所定の形状(これには限られないが、この実施形態では矩形であるものとする。)に整えられた第2シート210の一辺の下面を、上材110の板状体111の上面に当接させつつ、更に上材110の板状体111の下面に、下材120の水平板121の上面を当接させた状態で、ビス300を、下材120の水平板121と、上材110の板状体111と、第2シート210をまとめて貫かせる。これにより、上材110に下材120及び第2シートが固定される(図2)。同様にして、第2シート210の一辺と対向する辺の側においても、図2に示したのと左右反転させた状態で、躯体Bに、固定材100及び第2シート210を固定する。これにより、2つの固定材100の間に第2シート210が水平に張り渡される。
上材110に下材120及び第2シートを固定するために用いられるビス300は、下材120の第2板123の突出部123Aと、第1板122の曲折部122Aの間に打込まれる。第2板123の突出部123Aと、第1板122の曲折部122Aは、ビス300を打込む場合において、ビス300を打込む位置の目安になる。ビス300は、固定材100の長さ方向において、適宜の間隔で複数打込む。必ずしもこの限りではないが、この実施形態では、ビス300は、等間隔で打込まれる。また、2つの固定材100に固定されたビス300の間隔は共に等しく、また2つの固定材100に固定されたビス300は、一方の固定材100に固定されたビスから他方の固定材100に向けて一方の固定材100の長さ方向に垂直な直線を引いた場合にその直線が他方の固定材100と交わる位置に、他方の固定材100を固定するビス300が存在するような関係とする。つまり、2つの固定材100の長さ方向の対応する位置に、ビス300が存在するようになっている。
なお、第2シート210の一辺とそれに対向する辺の長さは、固定材100の長尺の長さ方向と事実上同一となるようにしておくとともに、第2シート210の一辺からそれに対向する辺までの距離を、上述した2つの固定材100を固定するためにそれぞれ用いられたビス300でその一辺側とそれに対向する辺側とを固定するのに丁度よい長さに調整しておく。また、上材110と下材120の位置関係を、後に化粧材140を下材120に取付けた場合に、化粧材140の外側の縁が、上材110の板状体111の外側の縁の直下に来るように調整しておく。
次いで、第2板123の下端にU字部材123Bを嵌め込んで固定する。なお、U字部材123Bは、固定材100及び第2シートを固定するに先立って、第2板123に固定されていても構わない。
次いで、ビス300に線条体400を固定していく。
線条体400には、釣り糸、ピアノ線等を利用することが可能でありる。後述するように線状体400は第2シート210を下から支える機能を担うが、線状体400は、第2シートの撓みや落下を防止するに足る強度が出せる程度の太さのものを適宜使用することができる。
線条体400は、上材110の板状体111の上面と、第2シート210の下面の間に位置するようにする。線条体400は、これには限られないがこの実施形態では、ビス300に固定される。この実施形態では、線状体400は、ビス300を例えば一周させて、線条体400とビス300の間の摩擦力により、ビス300に固定される(図3、図5)。
線条体400は、この実施形態では2本使われる。一方の固定材100(例えば、図4における左側の固定材100)の一端側(例えば、図4の上側)の最初のビス300にその一端が結び付けることにより固定され、そこから伸ばされた線条体400は、他方の固定材100の2つ目のビス300に巻き付けて固定され、一方の固定材100の3つ目のビス300に固定され…、という処理を行われ、その他端を一方或いは他方の固定材100に固定されたビス300に結び付けられることにより、2つの固定材100の間にジグザグに張り渡される。また、他方の固定材100(例えば、図4における右側の固定材100)の一端側(例えば、図4の上側)の最初のビス300にその一端が結び付けられることにより固定され、そこから伸ばされた線条体400は、一方の固定材100の2つ目のビス300に固定され、他方の固定材100の3つ目のビス300に固定され…、という処理を行われ、その他端を一方或いは他方の固定材100に固定されたビス300に結び付けられることにより、2つの固定材100の間にジグザグに張り渡される。なお、両線状体400には、第2シート210を下から支えることができるようにするために、ある程度のテンションを入れる。
上述のように、2つの固定材100を固定するビス300の間隔は共に等しく(つまり、図4におけるLで示される長さはすべて等しく)、また2つの固定材100固定するビス300は、一方の固定材100に打込まれたビス300から他方の固定材100に向けて一方の固定材100の長さ方向に垂直な直線を引いた場合にその直線が他方の固定材100と交わる位置に、他方の固定材100を固定するビス300が存在するような関係となっているから、固定材100の間に2本の線条体400がジグザグに張り渡されると、線条体400は、2本の固定材100の間に、頂点で連続した複数の菱型を連続して描く。
線条体400がこのように張り渡されることにより、線条体400は、張力を入れることが難しい第2シート210を下から支えることにより、第2シート210の下方向への撓みを防止する。なお、それが可能なのであれば、線条体400は、必ずしも固定材100の間にジグザグに張り渡される必要はないし、すべてのビス300に線条体400が固定される必要はない。ただし、2本の固定材100の間に、頂点で連続した複数の菱型が連続して描かれるように線条体400が張り渡された場合には、上述の菱型の固定材100と接触する部分における2本の線条体がなす角αが33.4°以下となるようにすると第2シート210の下方向への撓みの防止を効果的に行えるので、必ずしもそうする必要はないが、この実施形態ではそうしている。
次いで、2つの固定材100の間に第1シート220を張り渡す。第1シート220は、予め第2シート210と略同じ形状とされている。ただし、第1シート220の一辺からそれに対向する辺までの長さは、後述するようにして第1シート220に固定材100に垂直な方向の張力を入れるのに適当な長さに予め調整しておく。
第1シート220を張り渡す場合には、その一辺とそれに対向する辺に、それらの全長と同じ長さとされている係止材130を固定する。第1シート220の一辺とそれに対向する辺は、上述したように係止材130のへの字の長い側の辺131に固定される。
次いで、係止材130に外力を加えることにより、断面への字の長い側の辺131と短い側の辺132の間の角度を若干狭めて、係止材130を開口部129に押し込む。開口部129に押し込まれた係止材130は、断面への字の短い側の辺132の溝132Aが第3板124の係止部124Aに係止され、開口部129から引き出す力がかかったとしても開口部129から引き出されなくなる(図6)。この処理を2つの固定材100で行う。
この処理を2つの固定材100で行うと、第1シート220は、その一辺付近のやや内側とそれに対向する辺付近のやや内側で、それぞれU字部材123Bの下端に接触するとともに、第1シート220の一辺とそれに対向する辺は、開口部129の中で、U字部材123Bの下端よりも相対的に高い位置に移動した係止材130に固定された状態となっているので、U字部材123Bの下端で上方向に曲折した状態となる。このようにして第1シート220は、2つの固定材100の間に、第2シート210よりも下方に位置するようにして、張り渡される。第1シート220の高さは、2つの固定材100のU字部材123Bの下端の位置により位置決めされる。特段の事情がない限り、2つの固定材100のU字部材123Bの下端の高さは同じとされるので、2つの固定材100に張り渡される第1シート220は事実上水平となる。上述のようにU字部材123Bの下端の位置により、第1シート220の高さを位置決めできるが、U字部材123Bの下端の位置は第2板123の長さによって上下させることができる。第2板123の長さの異なる複数の下材120を準備しておけば、第1シート220と第2シート210の間隔を変更することも可能である。第1シート220と第2シート210の間隔は、100mm以下とするのが望ましい。
最後に、2つの固定材100の下材120の第3板124の下端に化粧材140を取付ける(図7)。これにより、化粧材140の化粧板141は、U字部材123Bの下端に接触している第1シート220の下面と面一となり、また、開口部129の内部及び第3板124、及び板状体111の外側端部付近は、化粧板141により隠された状態となる。
このようにして、この実施形態におけるシート構造体が完成する。
100 固定材
110 上材
111 板状体
120 下材
121 水平板
122 第1板
123 第2板
123B U字部材
124 第3板
124A 係止部
140 化粧材
141 化粧板
142 固定板
210 第2シート
220 第1シート
300 ビス
400 線条体

Claims (4)

  1. 間を空けて躯体に固定して対向するように配した状態で少なくとも2本一組で用いられるものとされ、それらの間にシートである第1シート、及び前記第1シートよりも難燃性の高いシートである第2シートを共に略水平に張り渡すことができるようになっている、長尺の固定材であって、
    2本の前記固定材はともにその下方に、前記第1シートの一辺と、それに対向する辺をそれぞれ固定するために用いられる第1固定手段を備えているとともに、
    2本の前記固定材はともにその前記第1固定手段よりも上方に、前記第2シートの一辺と、それに対向する辺をそれぞれ固定するために用いられる第2固定手段を備えており、
    2本の前記固定材の前記第1固定手段のそれぞれに前記第1シートの一辺とその対向する辺を固定させ、且つ2本の前記固定材の前記第2固定手段のそれぞれに前記第2シートの一辺とその対向する辺を固定させることで、2本の固定材の間に、前記第1シートよりも所定の高さだけ上に前記第2シートが位置するようにして、前記第1シート、及び前記第2シートを張り渡したシート構造体を得られるようになっており、
    固定材の使用時において略水平となる、その長さ方向の全体にわたる、板状である板状体を前記第2固定手段として備えており、
    前記第2シートは、その一辺及びその対向する辺の近傍を前記板状体毎打込み材により貫かれることで、その一辺及びその対向する辺を2本の前記固定材の前記第2固定手段に固定されるようになっており、且つ
    前記板状体の外側縁には、垂直に上方に延びる上板材が設けられている、
    固定材。
  2. 間を空けて躯体に固定して対向するように配した状態で少なくとも2本一組で用いられるものとされ、それらの間にシートである第1シート、及び前記第1シートよりも難燃性の高いシートである第2シートを共に略水平に張り渡すことができるようになっている、長尺の固定材であって、
    2本の前記固定材はともにその下方に、前記第1シートの一辺と、それに対向する辺をそれぞれ固定するために用いられる第1固定手段を備えているとともに、
    2本の前記固定材はともにその前記第1固定手段よりも上方に、前記第2シートの一辺と、それに対向する辺をそれぞれ固定するために用いられる第2固定手段を備えており、
    2本の前記固定材の前記第1固定手段のそれぞれに前記第1シートの一辺とその対向する辺を固定させ、且つ2本の前記固定材の前記第2固定手段のそれぞれに前記第2シートの一辺とその対向する辺を固定させることで、2本の固定材の間に、前記第1シートよりも所定の高さだけ上に前記第2シートが位置するようにして、前記第1シート、及び前記第2シートを張り渡したシート構造体を得られるようになっており、
    固定材の使用時において略水平となる、その長さ方向の全体にわたる、板状である板状体を前記第2固定手段として備えており、
    前記第2シートは、その一辺及びその対向する辺の近傍を前記板状体毎打込み材により貫かれることで、その一辺及びその対向する辺を2本の前記固定材の前記第2固定手段に固定されるようになっており、且つ
    前記第1固定手段は、前記板状体の下側に設けられているとともに、
    前記板状体の下側且つ前記板状体の前記第1固定手段よりも内側には、前記板状体の全長にわたる、前記板状体の下方に延びる下板材が設けられており、
    前記下板材の下端に当接して上方に曲折された前記第1シートの一辺及びその対向する辺が、前記第1固定手段により固定されるようになっている、
    固定材。
  3. 前記第1固定手段は、前記固定材の長さ方向の全長にわたるようになっている、
    請求項1又は2記載の固定材。
  4. 前記第1固定手段は、前記板状体の下方に位置し下方に向けて開口するようになっている、前記板状体の全長にわたる開口部と、前記第1シートの一辺又はその対向する辺と固定できるようになっており、且つ前記開口部に挿入することができるようになっている、前記板状体の全長にわたる固定体とを備えているとともに、
    前記開口部の内部には、前記開口部の内部に前記固定体を挿入することを妨げない一方で、前記開口部から前記固定体が脱落するのを防止する抜止手段が設けられている、
    請求項1又は2記載の固定材。
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