JP6371660B2 - 固体電解質材料 - Google Patents
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Description
正方晶比率T(%)=(100−M)×[t(400)+t(004)]/[t(400)+t(004)+c(400)]
立方晶比率C(%)=100−M−T
m(111):単斜晶(111)面のX線回折パターンのピーク強度
m(11−1):単斜晶(11−1)面のX線回折パターンのピーク強度
tc(111):正方晶(111)面のX線回折パターンのピーク強度と立方晶(111)面のX線回折パターンのピーク強度との和
t(400):正方晶(400)面のX線回折パターンのピーク強度
t(004):正方晶(004)面のX線回折パターンのピーク強度
c(400):立方晶(400)面のX線回折パターンのピーク強度
本工程では、少なくとも本発明に係る固体電解質材料、溶媒およびバインダーを混合することによりスラリーを得る。当該スラリーには、その他に、例えば可塑剤、分散剤、消泡剤などを添加してもよい。また、燃料極層用のスラリーの場合には、さらに導電性成分や、多孔質化するための発泡剤などを添加してもよい。かかる導電性成分は、メタンなどの炭化水素系燃料を水蒸気改質する触媒作用も示す。
次に、上記スラリーを基材に塗工した後に乾燥することによりジルコニア膜前駆体を得る。なお、本発明では、単独のジルコニアシートの前駆体以外、即ち、固体電解質膜上に形成された燃料極層の焼結前の前駆体や、燃料極支持体上の形成された固体電解質層の焼結前の前駆体も、便宜上、ジルコニア膜前駆体というものとする。
次に、上記ジルコニア膜前駆体を焼結することにより固体電解質層または燃料極層を得る。
(1) 固体電解質粉末の調製
Sc2O3が10.5モル%、CeO2が1.2モル%、Bi2O3が1.5モル%、残部がZrO2となるように、オキシ塩化ジルコニウム、塩化スカンジウム、塩化セリウムおよび塩化ビスマスの混合水溶液を調製した。混合水溶液は、ZrO2の濃度が0.2モル/Lとなるように調製した。別途、攪拌機付槽型反応器に純水300mLを入れ、さらにアンモニア水を加えてpHを8.5に調整した。当該アンモニア水溶液に上記混合水溶液を液速50mL/分の割合で、また、28質量%アンモニア水溶液を50mL/時の割合で、定量ポンプを用いてそれぞれ攪拌下注加した。反応器内の液量がほぼ一定となるように別の定量ポンプで反応液を排出しつつ、反応中pHが8.5±0.2の範囲になるように上記混合水溶液と上記アンモニア水溶液の液速を微調整しながら、中和共沈反応を連続的に行った。排出液中の混合水酸化物を濾過により母液から分離し、次いで水洗することによって塩化アンモニウムを除去した。得られた混合水酸化物をn−ブタノール中に分散し、105℃で常圧蒸留を行うことにより脱水した。次いで、この脱水された混合水酸化物を含むn−ブタノール分散液を噴霧乾燥し、流動性のよい粉末を得た。この粉末を大気中において1050℃で5時間焼成し、ボールミルで解砕することにより、(ZrO2)0.868(Sc2O3)0.105(CeO2)0.012(Bi2O3)0.015粉末(10.5Sc1.2Ce1.5BiSZ粉末)を得た。
上記(1)で得られた固体電解質粉末を100質量部、溶媒としてトルエン60質量部、および分散剤としてソルビタン脂肪酸エステル系界面活性剤1.5量部とを混合し、ボールミルにより混合することにより混合物を調製した。得られた混合物へ、バインダーとしてメタクリレート系共重合体(数平均分子量:55000,ガラス転移温度:−8℃,固形分濃度:50質量%)を固形分として12〜18質量部となるよう添加し、さらに可塑剤としてジブチルフタレート2質量部を添加し、ボールミルにより20時間混合してスラリーを調製した。得られたスラリーを濃縮脱泡することにより25℃での粘度を2〜13Pa・sに調整し、塗工用スラリーとした。
一辺が約165mmの正方形アルミナ多孔質シート(気孔率:45%,厚さ:0.2mm)で、上記(2)で得られた円形グリーンシートと長方形グリーンシートを挟んで積層体とし、この積層体を脱脂した後、大気雰囲気下、1300℃で3時間焼結することにより、厚さ120μm、直径30mmの円形ジルコニアシートと、厚さ120μm、50mm×10mmの長方形ジルコニアシートを製造した。
上記実施例1において、ZrO2:Sc2O3:CeO2:Bi2O3がモル比で86.4:11:0.6:2となるように各原料粉末を秤量し、大気中において1150℃で5時間焼成した以外は同様にして、(ZrO2)0.864(Sc2O3)0.11(CeO2)0.006(Bi2O3)0.02粉末(11Sc0.6Ce2BiSZ粉末)を調製し、当該粉末を原料としてジルコニアシートを製造した。
上記実施例1において、ZrO2:Sc2O3:CeO2:Bi2O3がモル比で84.5:11.5:1.5:2.5となるように各原料粉末を秤量し、大気中において1000℃で5時間焼成した以外は同様にして、(ZrO2)0.845(Sc2O3)0.115(CeO2)0.015(Bi2O3)0.025粉末(11.5Sc1.5Ce2.5BiSZ粉末)を調製し、当該粉末を原料としてジルコニアシートを製造した。
上記実施例1において、ZrO2:Sc2O3:CeO2:Bi2O3がモル比で87.9:10:1:1.1となるように各原料粉末を秤量し、大気中において1000℃で5時間焼成した以外は同様にして、(ZrO2)0.879(Sc2O3)0.1(CeO2)0.01(Bi2O3)0.011粉末(10Sc1Ce1.1BiSZ粉末)を調製し、当該粉末を原料としてジルコニアシートを製造した。
上記実施例1において、ZrO2:Sc2O3:CeO2:Bi2O3がモル比で87.9:10:1.3:0.8となるように各原料粉末を秤量し、大気中において1000℃で5時間焼成した以外は同様にして、(ZrO2)0.879(Sc2O3)0.1(CeO2)0.013(Bi2O3)0.008粉末(10Sc1.3Ce0.8BiSZ粉末)を調製し、当該粉末を原料としてジルコニアシートを製造した。
上記実施例1において、Bi源を用いずにZrO2:Sc2O3:CeO2がモル比で90.4:9:0.6となるように各原料粉末を秤量し、大気中において1250℃で5時間焼成した以外は同様にして、(ZrO2)0.904(Sc2O3)0.09(CeO2)0.006粉末(9Sc0.6CeSZ粉末)を調製し、当該粉末を原料としてジルコニアシートを製造した。
上記実施例1において、Ce源を用いずにZrO2:Sc2O3:Bi2O3がモル比で87:11:2となるように各原料粉末を秤量し、大気中において750℃で5時間焼成した以外は同様にして、(ZrO2)0.87(Sc2O3)0.11(Bi2O3)0.02粉末(11Sc2BiSZ粉末)を調製し、当該粉末を原料としてジルコニアシートを製造した。
ジルコニアシートの水熱劣化は、一般的に、単斜晶が増加することによって強度が低下することで認められる。そこで、上記で得られた各ジルコニアシートと水熱処理前後の各ジルコニアシートについての結晶相の変化率を求めた。
X線回折装置: 理学電器社製「RINT−2500型」
走査範囲: 20.0〜80.0°
スキャンスピード: 0.3°/min
サンプリング幅: 0.01°
なお、上記X線回折装置には湾曲モノクロメータが附属されており、そのX線管はCuKα1で50kV/300mA、発散スリットは1°、散乱スリットは1.26mm、発光スリットは0.3mm、モノクロメータ発光スリットは0.8mmである。
結晶相の変化率(%)={[(PH II)−(PH I)]/(PH I)}×100
上記実施例1〜5と比較例1,2で得た50mm×10mmの長方形ジルコニアシートをテストピースとし、水熱処理前後において同じ条件で3点曲げ強度変化率を測定した。
曲げ強度の変化率(%)={[(W II)−(W I)]/(W I)}×100
Claims (6)
- スカンジアを8モル%以上、12モル%以下、
セリアを0.5モル%以上、2.5モル%以下、
酸化ビスマスを0.5モル%以上、5.0モル%以下含み、
セリアと酸化ビスマスの合計が2.1モル%以上、6.0モル%以下、
セリアに対する酸化ビスマスのモル比が1.05以上、4以下であり、且つ、
結晶相が主に立方晶であるジルコニアからなることを特徴とする固体電解質材料。 - セリアに対する酸化ビスマスのモル比が1.1以上である請求項1に記載の固体電解質材料。
- 上記結晶相における上記立方晶の比率が95%以上である請求項1または2に記載の固体電解質材料。
- 請求項1〜3のいずれかに記載の固体電解質材料に由来する電解質組成を有することを特徴とする固体電解質膜。
- 請求項1〜3のいずれかに記載の固体電解質材料に由来する電解質組成を有することを特徴とする燃料極膜。
- 請求項4に記載の固体電解質膜および/または請求項5に記載の燃料極膜を含むことを特徴とする固体酸化物形燃料電池用単セル。
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