JP6370239B2 - 回転体の動的不釣り合いの測定方法並びにその測定装置 - Google Patents

回転体の動的不釣り合いの測定方法並びにその測定装置 Download PDF

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Description

この発明は、各種の回転運動を伴う電気的もしくは機械的部品、人工衛星、自動車の車体等において、被測定物の動的不釣り合いを測定する方法並びにその測定装置に関する。
回転運動を伴う電気的もしくは機械的部品、人工衛星、自動車の車体等、例えば、各種電動機のロータ、OA機器、ビデオ、あるいはオーディオ機器のディスク・ドライブ機構、自動車の回転部品(ブレーキディスク、クラッチ板、過給器のロータ等)や自動車用車体では、その動的不釣り合いを正しく測定することが必要である。
動的不釣り合いの測定およびその修正方法としては、周知のとおり一般に、回転体をバランス修正機(又はフィールドバランサ)に設置し、外部駆動で回転させ、軸受け部に設けたアンバランス検出センサで不釣り合いの大きさおよびその位相角を検知する。そして、アンバランス検出センサの出力に対応した不釣り合い量を、回転体外周部を削ったり、重りを付加して2面で修正する。この方法は、「2面釣合わせ」と呼称される方法であり、精度の良い修正が可能となる(特許文献1参照)。
ところで、前記動的不釣り合いの測定方法およびその修正方法の問題点として、測定中の回転体または測定系の異常な振動により、誤差が生ずる場合があることが指摘されている(特許文献2参照)。上記問題点に関し、前記特許文献2の段落[0007]〜[0009]には下記のように記載されている。
即ち、「従来のフィールドバランサによる不釣り合いの修正では、回転体の支持系に固有振動数が存在するということを考慮せずに、適当な回転数で回転させて不釣り合いの振動の大きさと位相を測定するため、固有振動数と同期した回転数によって回転体が運転されている場合には、振動が安定せずに位相が定まらずに測定が不可能となる。」
また、「回転体の支持剛性を考慮していないために、回転数によって振動が変わり、不釣り合いを修正するまでに、試行錯誤の上に測定を繰り返えさなければならず、時間を要していた。」
さらに、「検出される振動には、不釣り合い以外に起因する異常振動が含まれる場合があるが、測定の上では、回転数と同期した振動成分を抽出しているので、不釣り合い以外に起因する振動、例えば、支持系の異常等に起因する振動を検出することができない。このため、異常振動が放置されたまま、不釣り合いの間違った修正が行われることになる。」などの問題である。
上記問題点を解消すべく、前記特許文献2は下記のような解決手段を提案している。即ち、「静止している回転体10を加振して振動を検出し、振動波形の周波数分析を行うことにより支持系の固有振動数を求めるとともに、加振力を入力とし回転体10に生じる振動を応答とする伝達関数を求め、固有振動数を回避した試験回転数で回転する回転体10を加振して振動を検出し、その振動信号の周波数分析を行い伝達関数を利用して回転体の不釣り合い量を算出し、試験回転数で回転する回転体の基準位置を検出し、検出信号と、前記振動信号を比較し、位相差を計算することにより不釣り合い位置を求める。」構成を記載している。
しかしながら、上記のような改善された従来の測定方法および装置の場合であっても、測定装置が複雑かつ大型化する問題があり、また、まだ測定精度が低い問題や、さらに振動計の較正を頻繁に行なう必要がある等の問題があった。
なお、下記特許文献3は、本発明において使用する多分力検出器の公知技術に関するものであり、後述する本発明の説明において引用して述べる。
特開平11−32464号公報 特開2003−194653号公報 特許第2690626号明細書
この発明は、上記のような従来技術の問題点に鑑みてなされたもので、この発明の課題は、測定中の被測定物(回転体)または測定系の異常な振動に起因する測定誤差が生ずる問題点を解消し、また従来に比較して簡単かつ小型な装置により、多分力検出器を用いて被測定物の動的不釣り合いが精度よく簡便にできる測定方法並びに測定装置を提供することにある。
前述の課題を解決するために、この発明は下記のような方法とする。即ち、被測定物(回転体)の動的不釣り合いを、2面釣合わせに基づいて多分力検出器を用いて測定する方法であって、回転体を往復回転加振した際の角速度の測定値ωと、多分力検出器による4分力検出値(Fx,Fy,Mx,My)とにより、所定の演算手順に基づいて、回転体の2面釣合わせにおける不釣り合い量m11,m22およびその位相角φ1,φ2を計測することを特徴とする。
なお、上記のFx,FyおよびMx,Myは、それぞれ、X,Y,Z直交座標系のX,Y軸方向の力およびX,Y軸回りのモーメントであり、m1,m2は、それぞれ、2面釣合わせの各位置における不釣り合い質量であり、r1,r2は、それぞれ、前記不釣り合い質量の回転半径である。また、前記所定の演算手順については、本発明の実施の形態の項において詳述する。
さらに、上記多分力検出器の構成や機能は、例えば、前記特許文献3に開示されているものが使用できる。さまざまな外力が作用している物体の任意の一点について考えると、その外力はX,Y,Z直交座標系の各軸方向の力Fx,Fy,Fzと各軸回りのモーメントMx,My,Mzで構成される6個の独立した分力成分に分解できるが、このような6分力は、上記多分力検出器で各分力成分に分解して計測できる。また、特許文献3にも記載されたように、6分力の内、例えば、必要な4分力や3分力のみに対してブリッジ回路を形成して、4分力や3分力のみを測定するようにすることができる。
後述する本発明においては、X,Y軸方向に働く力Fx,Fyおよびこれらの軸回りに働くモーメントMx,Myの4分力のみを測定すればよい。
また、前述の課題を解決するための測定装置としては、被測定物取付け用のテーブルと、このテーブルに垂直方向に接続してなる多分力検出器と、前記テーブルと多分力検出器とを同時に回転加振するためのモータと、前記回転加振の回転角速度を測定するための角速度測定器と、多分力検出器の所定の分力計測値および前記回転角速度により所定の演算式に基づいて不釣り合い量およびその位相角を出力する演算制御装置とを備えることを特徴とする。
さらに、前記測定装置の好ましい実施態様として、前記回転角速度は、回転加振の回転角度をエンコーダで計測しこの回転角度の計測値を前記演算制御装置に入力して前記演算制御装置内で求めるようにしたものとする。
この発明によれば、測定中の被測定物(回転体)または測定系の異常な振動に起因する測定誤差が生ずることがなく、従来に比較して簡単かつ小型な装置により、多分力検出器を用いて被測定物の動的不釣り合いの測定が精度よく簡便にできる測定方法並びに測定装置を提供することができる。
多分力検出器を用いて、従来と同様に連続定速回転により動的不釣り合いを測定する方法の概念的説明図。 本発明の測定装置の概略構成を示すブロック図。 本発明の測定方法に関わる、動的不釣り合い量(アンバランスマスm)の回転加振時における慣性力の説明図。
図1〜図3に基づき、本発明の実施の形態について以下に述べる。
(1)多分力検出器を用いた、従来の連続定速回転による測定方法の説明
図1は、後述する本発明の測定方法にも関係するが、その説明に先立って、従来と同様に連続定速回転により回転体の2面釣合わせに基づいて動的不釣り合いを、多分力検出器を用いて測定する場合を考え、その方法を概念的に説明する図である。図1(a)は、回転体としての被測定物(供試体)1と多分力検出器2とを結合した概略側面図、図1(b)は、図1(a)を上方から見た図であって、供試体1の回転状態におけるアンバランス質量の位相角や慣性力などを概念的に示す図である。
図1(a)において、供試体1は、図示しないテーブルに載置され、このテーブルの下方に結合された多分力検出器2と共に連続定速回転する。そのため、多分力検出器2には図示しないテーブル回転用のモータと回転角速度ωを測定するための測定器とが結合されている。回転角速度ωの計測には、例えば、市販のエンコーダが利用できる。
また、図1(a)において、P1、P2は、前記2面釣合わせにおける各アンバランス質量の位置を示し、Z1、Z2は、それぞれ、各アンバランス質量のZ軸方向における基準点O(多分力検出器2上面の基準位置)からの距離を示す。
図1(b)において、miは、各点Pi(P1、P2)におけるアンバランス質量であり、riは、各点におけるアンバランス質量の回転半径であり、φiは、各点における位相角である。また、Myiは、各点の影響で多分力検出器2のY座標軸周りに作用するモーメント、Mxiは、各点の影響で多分力検出器2のX座標軸周りに作用するモーメントである。
図1における供試体1の2つの修正面におけるアンバランスを、
1点において、m11(kg-m),位相角φ1(deg)
2点において、m22(kg-m),位相角φ2(deg)
であるとすると、多分力検出器2に作用する分力(力FおよびモーメントM)に関して、P1点のアンバランス質量による影響分力(Fx1,Fy1,Mx1,My1)は下記(1−1)〜(1−4)式のとおりである。
x1=m11ω2cosφ1 ・・・・・・・・・・・・・・(1−1)
y1=m11ω2sinφ1 ・・・・・・・・・・・・・・(1−2)
x1=−Fy1・Z1 ・・・・・・・・・・・・・・・・(1−3)
y1=Fx1・Z1 ・・・・・・・・・・・・・・・・・(1−4)
また、P2点のアンバランス質量による影響分力(Fx2,Fy2,Mx2,My2)は下記(2−1)〜(2−4)式のとおりである。
x2=m22ω2cosφ2 ・・・・・・・・・・・・・・(2−1)
y2=m22ω2sinφ2 ・・・・・・・・・・・・・・(2−2)
x2=−Fy2・Z2 ・・・・・・・・・・・・・・・・(2−3)
y2=Fx2・Z2 ・・・・・・・・・・・・・・・・・(2−4)
従って、多分力検出器2に作用する分力(力FおよびモーメントM)は、(3−1)〜(3−4)式のとおりである。即ち、
x=Fx1+Fx2=(m11cosφ1+m22cosφ2)ω2・・(3−1)
y=Fy1+Fy2=(m11sinφ1+m22sinφ2)ω2・・(3−2)
x=Mx1+Mx2=−(Fy1・Z1+Fy2・Z2)・・・・・(3−3)
y=My1+My2=(Fx1・Z1+Fx2・Z2)・・・・・・(3−4)
上記(3−1)、(3−2)の前段の等式と、(3−3)、(3−4)の後段の等式に基づき、(3−1)〜(3−4)の連立方程式は、下記(4−1)〜(4−4)式のとおりに書き換え可能である。
x=Fx1+Fx2・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(4−1)
y=Fy1+Fy2・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(4−2)
x=−Fy1・Z1−Fy2・Z2・・・・・・・・・・・・・・(4−3)
y=Fx1・Z1+Fx2・Z2・・・・・・・・・・・・・・・(4−4)
上記(4−1)〜(4−4)式において、Fx,Fy,Mx,My,Z1,Z2は既知である。そこで、未知数に関して行列を用いて演算するようにすべく、(4−1)〜(4−4)式を以下のように、(4−1)´〜(4−4)´と整理する。
x1 + Fx2 =Fx・・・(4−1)´
y1 + Fy2 =Fy・・・(4−2)´
−Fy1・Z1− Fy2・Z2 =Mx・・・(4−3)´
x1・Z1+ Fx2・Z2 =My・・・(4−4)´
上記(4−1)´〜(4−4)´の左辺に基づき、行列Aを下記[数1]とする。
前記行列Aと、その逆行列A-に基づいて、下記[数2]が成り立つ。
上記[数2]の右辺によれば、既知量である(Fx,Fy,Mx,My,Z1,Z2)に基づき、(Fx1,Fx2,Fy1,Fy2)が演算できる。
ここで、前記(1−1)〜(1−2)式および(2−1)〜(2−2)式に関し、(Fx1,Fy1,Fx2,Fy2)を、それぞれX1,Y1,X2,Y2を用いて、下記(5−1)〜(5−4)式に書き換える。即ち、
x1=m11ω2cosφ1=m11ω2・・・・・・・・・・(5−1)
y1=m11ω2sinφ1=m11ω2・・・・・・・・・・(5−2)
x2=m22ω2cosφ2=m22ω2・・・・・・・・・・(5−3)
y2=m22ω2sinφ2=m22ω2・・・・・・・・・・(5−4)
上記(5−1)〜(5−4)式および[数2]に基づき、測定すべきP1、P2点における不釣り合いの位相角φ1,φ2ならびに不釣り合い量m11,m22は、下記(6−1),(6−2)式ならびに(7−1),(7−2)式によって演算することができる。
tanφ1=m11/m11=Fy1/Fx1・・・・・・・・・(6−1)
tanφ2=m22/m22=Fy2/Fx2・・・・・・・・・(6−2)
11=(Fx1 2+Fy1 21/2/ω2・・・・・・・・・(7−1)
22=(Fx2 2+Fy2 21/2/ω2・・・・・・・・・(7−2)
(2)多分力検出器を用いた本発明による往復加振による測定方法の説明
次に、本発明による往復加振による測定方法を説明する。測定装置の構成は一見、前述したものと同様であるが、本発明の場合には、供試体1を連続定速回転することなく、往復加振、例えば、供試体1を図1のZ軸周りを+90°および−90°回転させることにより多分力検出器を用いて測定する点が異なり、これに伴い、当然にして演算式も異なる。
そして、前記特許文献2などの従来の測定方法に比較して簡単かつ小型な装置により動的不釣り合いが測定できる点は、多分力検出器を用いた前述の連続定速回転による方法と同様であるが、本発明の特長は、前記往復加振により、測定中の被測定物(回転体)または測定系の異常な振動に起因する測定誤差が生ずることがなく、精度よく簡便に測定できる点である。
以下に、本発明の実施態様について、図1〜3に基づいて詳述する。
本発明の実施態様において、前記図1(a)および(b)に関しては略共通しているが、異なる点は、供試体1および多分力検出器2が、図示しないテーブル回転加振用のモータと回転加振の回転角速度ωを測定するための測定器(例えば、エンコーダ)とに結合されている点である。
そして、本発明の測定装置は、図2のブロック図に示すように、多分力検出器2と、テーブル回転加振用モータ4と、回転加振の回転角度ψの検出値に基づいて回転加振の回転角速度ωを測定するためのエンコーダ5と、多分力検出器2の所定の分力計測値とエンコーダの出力値ψとを入力し、所定の演算式に基づいて、不釣り合い量m11,m22および位相角φ1,φ2を出力する演算制御装置20とから成る。
図3は、本発明の測定方法に関わる、動的不釣り合い量(アンバランスマス)の回転加振時における慣性力の説明図であり、前記図1(b)のアンバランスマスmによる分力を詳細に示す。図3において、rは、各点におけるアンバランス質量の回転半径、φはその位相角であり、Ftはアンバランスマスmによる接線方向の力、FtxおよびFtyはそのX軸およびY軸方向の分力であり、Fnはアンバランスマスmによる法線方向の力、FnxおよびFnyはそのX軸およびY軸方向の分力である。
ここで、本発明の実施態様においても、前記(1)の連続定速回転による方法と同様に、図1における供試体1の2つの修正面における動的不釣り合い(アンバランス)を、
1点において、m11(kg-m),位相角φ1(deg)
2点において、m22(kg-m),位相角φ2(deg)
とする。そして、供試体1および多分力検出器2、即ちアンバランスマスmの回転角をψ、角速度をω=dψ/dt、角加速度を(dω/dt)=d2ψ/dt2とする。
多分力検出器2に作用する分力(力FおよびモーメントM)に関して、P1点のアンバランス質量による影響分力(接線方向および法線方向の力)は、下式となる。
tx1=−m11(dω/dt)sinφ1=−m11(dω/dt)・・(8−1)
ty1=m11(dω/dt)cosφ1=m11(dω/dt)・・・・(8−2)
nx1=m11ω2cosφ1=m11ω2・・・・・・・・・・・・・・・(8−3)
ny1=m11ω2sinφ1=m11ω2・・・・・・・・・・・・・・・(8−4)
従って、X軸およびY軸方向の分力は、それぞれ、下記(9−1)および(9−2)式となる。
x1=Ftx1+Fnx1=−m11(dω/dt)+m11ω2・・・・(9−1)
y1=Fty1+Fny1=m11(dω/dt)+m11ω2・・・・・(9−2)
ここで、上記(9−1)および(9−2)式を2回積分すると、下記(10−1)および(10−2)式となる。
∬Fx1dt2=−m11ψ+m11∬ω2dt2・・・・・・・・・・(10−1)
∬Fy1dt2=m11ψ+m11∬ω2dt2・・・・・・・・・・・(10−2)
上記(10−1)および(10−2)式において、積分区間を、1周期の回転加振、例えば、+90°および−90°の往復回転加振とすると、(10−1)および(10−2)式の右辺第1項は零になるので、この場合、下記(11−1)および(11−2)式を得る。
∬Fx1dt2=m11∬ω2dt2・・・・・・・・・・・・・・・・(11−1)
∬Fy1dt2=m11∬ω2dt2・・・・・・・・・・・・・・・・(11−2)
さらに、P2点のアンバランス質量による影響分力(接線方向および法線方向の力)に関しても、前記P1点と同様に、下記(12−1)および(12−2)式が成立する。
∬Fx2dt2=m22∬ω2dt2・・・・・・・・・・・・・・・・(12−1)
∬Fy2dt2=m22∬ω2dt2・・・・・・・・・・・・・・・・(12−2)
次に、P1点について、接線方向および法線方向の力により作用するモーメントは下記下記(13−1)、(13−2)および(13−3)、(13−4)式のとおりである。なお、下式において、例えば、Mtxz1におけるサフィックス1はP1点の1を示し、ZはZ軸を中心とする回転加振であることを示し、txは接線方向の力FtによってX軸方向に生ずるモーメントであることを示す。他のサフィックスに関しても同様に説明できる。
txz1=−Z1ty1=−m111(dω/dt)・・・・・・・(13−1)
tyz1=−Z1tx1=m111(dω/dt)・・・・・・・・(13−2)
nxz1=−Z1ny1=−m111ω2・・・・・・・・・・・・(13−3)
nyz1=Z1nx1=m111ω2・・・・・・・・・・・・・・(13−4)
従って、下式が成り立つ。
x1=Mxz1=Mtxz1+Mnxz1=−m111(dω/dt)−m111ω2
・・・・・・・・・(14−1)
y1=Myz1=−Mtyz1+Mnyz1=−m111(dω/dt)+m111ω2
・・・・・・・・・(14−2)
上記(14−1)、(14−2)式に関し、1周期の積分区間で2回積分すると、
前記(11−1)、(11−2)式と同様に右辺第1項を零にして、下記(15−1)、(15−2)式が得られる。
∬Mx1dt2=−m111∬ω2dt2・・・・・・・・・・・・・・(15−1)
∬My1dt2=m111∬ω2dt2・・・・・・・・・・・・・・・(15−2)
2点についても同様にして、下記(16−1)、(16−2)式が得られる。
∬Mx2dt2=−m222∬ω2dt2・・・・・・・・・・・・・・(16−1)
∬My2dt2=m222∬ω2dt2・・・・・・・・・・・・・・・(16−2)
ここで、前記(11−1)、(11−2)、(12−1)、(12−2)ならびに(15−1)、(15−2)、(16−1)、(16−2)式を整理するために、下記→のように書き換えることとする。即ち、
∬Mx1dt2/∬ω2dt2→Mx1、∬My1dt2/∬ω2dt2→My1・・(17−1)
∬Mx2dt2/∬ω2dt2→Mx2、∬My2dt2/∬ω2dt2→My2・・(17−2)
∬Fx1dt2/∬ω2dt2→Fx1、∬Fy1dt2/∬ω2dt2→Fy1・・(17−3)
∬Fx2dt2/∬ω2dt2→Fx2、∬Fy2dt2/∬ω2dt2→Fy2・・(17−4)
11→mX1、m11→mY1、m22→mX2、m22→mY2・・・(17−5)
とすると、前記(11−1)、(11−2)は下記(11)´となり、同様にして、(12−1)、(12−2),(15−1)、(15−2)および(16−1)、(16−2)式は、それぞれ、下記(12)´,(15)´および(16)´式となる。
x1=mX1、 Fy1=mY1・・・・・・・・・・・・・・(11)´
x2=mX2、 Fy2=mY2・・・・・・・・・・・・・・(12)´
x1=−mY11、 My1=mX11・・・・・・・・・・・・・(15)´
x2=−mY22、 My2=mX22・・・・・・・・・・・・・(16)´
また、上記(11)´,(12)´,(15)´および(16)´式より、下式が得られる。
x1+Fx2=mX1+mX2=Fx´・・・・・・・・・・・・・(18−1)
y1+Fy2=mY1+mY2=Fy´・・・・・・・・・・・・・(18−2)
x1+Mx2=−mY11−mY22=Mx´・・・・・・・・・(18−3)
y1+My2=mX11+mX22=My´・・・・・・・・・・(18−4)
上記(18−1)〜(18−4)式において、Fx´,Fy´,Mx´,My´は後述するように既知となる値であり、Z1,Z2は既知である。そこで、未知数に関して行列を用いて演算するようにすべく、(18−1)〜(18−4)式を以下のように、(18−1)´〜(18−4)´と整理する。その際、分かり易くするために、下記→のように書き換える。即ち、
mX1→X1、 mX2→X2、 mY1→Y1、 mY2→Y2と書き換えると、
1 + X2 =Fx´・・・(18−1)´
1 + Y2 =Fy´・・・(18−2)´
−Y1・Z1− Y2・Z2 =Mx´・・・(18−3)´
1・Z1+ X2・Z2 =My´・・・(18−4)´
上記(18−1)´〜(18−4)´の左辺に基づき、行列Bを下記[数3]とする。
前記行列Bと、その逆行列B-に基づいて、下記[数4]が成り立つ。
上記[数4]の右辺によれば、既知となる、または既知の(Fx´,Fy´,Mx´,My´,Z1,Z2)に基づき、(X1、X2、Y1、Y2)が演算できる。
そして、前記の書き換えを、逆に戻す書き換えを行う。即ち、
1=mX1=m11、Y1=mY1=m11
2=mX2=m22、Y2=mY2=m22
と逆に戻す書き換えを行い、(18−1)〜(18−4)を、(17−1)〜(17−4)の書き換えを逆に戻すことにより、下記(19−1)〜(19−4)式が得られる。
x1+Fx2→∬Fx1dt2/∬ω2dt2+∬Fx2dt2/∬ω2dt2
∬(Fx1+Fx2)dt2/∬ω2dt2=∬Fxdt2/∬ω2dt2=Fx´・(19−1)
同様に、
y1+Fy2→∬Fydt2/∬ω2dt2=Fy´・・・・・・・・・・・・(19−2)
x1+Mx2→∬Mxdt2/∬ω2dt2=Mx´・・・・・・・・・・・・(19−3)
y1+My2→∬Mydt2/∬ω2dt2=My´・・・・・・・・・・・・(19−4)
上記(19−1)〜(19−4)式に基づき、Fx´,Fy´,Mx´,My´は、多分力検出器2の測定値Fx,Fy,Mx,Myおよび回転角速度の測定値ωにより演算でき、前記[数4]に基づいて、(X1、X2、Y1、Y2)が演算できる。
そして、前記(6−1)、(6−2)式と同様に、
tanφ1=m11/m11=Y1/X1
tanφ2=m22/m22=Y2/X2
であるので、前記P1、P2点における不釣り合い量の位相角φ1およびφ2は、下式により求められる。
φ1=tan-11/X1・・・・・・・・・・・・・・・・(20−1)
φ2=tan-12/X2・・・・・・・・・・・・・・・・(20−2)
また、前記P1、P2点における不釣り合い量m11およびm22は、下式により求められる。
11=m11/cosφ1・・・・・・・・・・・・・・(21−1)
22=m22/cosφ2・・・・・・・・・・・・・・(21−2)
上記のように、被測定物(回転体)を往復回転加振した際の角速度の測定値ωと、多分力検出器による4分力検出値(Fx,Fy,Mx,My)とにより、所定の演算式に基づいて、回転体の2面釣合わせにおける不釣り合い量m11,m22およびその位相角φ1,φ2を計測する方法によれば、異常な振動に起因する測定誤差が生ずることがなく、簡単かつ小型の装置により精度よく簡便に測定できる。
1:被測定物(供試体)、2:多分力検出器、4:テーブル回転加振用モータ、5:エンコーダ、20:演算制御装置。

Claims (3)

  1. 被測定物(回転体)の動的不釣り合いを、2面釣合わせに基づいて多分力検出器を用いて測定する方法であって、回転体を往復回転加振した際の角速度の測定値ωと、多分力検出器による4分力検出値(Fx,Fy,Mx,My)とにより、下記の演算手順に基づいて、回転体の2面釣合わせにおける不釣り合い量m11,m22およびその位相角φ1,φ2を計測することを特徴とする方法。
    なお、上記のFx,FyおよびMx,Myは、それぞれ、X,Y,Z直交座標系のX,Y軸方向の力およびX,Y軸回りのモーメントであり、m1,m2は、それぞれ、2面釣合わせの各位置における不釣り合い質量であり、r1,r2は、それぞれ、前記不釣り合い質量の回転半径である。
    ここで、
    ∬Fxdt2/∬ω2dt2=Fx´、 ∬Fydt2/∬ω2dt2=Fy´
    ∬Mxdt2/∬ω2dt2=Mx´、 ∬Mydt2/∬ω2dt2=My´
    とし、上記の2回積分∬は、往復回転加振における一周期の積分区間での積分とする。
    上記のFx´,Fy´,Mx´,My´に基づいて、下記[数5]により、(X1、X2、Y1、Y2)を演算する。下記[数5]において、B-は、行列Bの逆行列であり、行列Bは、下記[数6]とする。
    上記[数6]において、Z1、Z2は、それぞれ、各不釣り合い量のZ軸方向における所定の基準点からの距離を示す既知量である。
    上記[数5]の演算値(X1、X2、Y1、Y2)に基づいて、位相角φ1,φ2および不釣り合い量m11,m22を下記により求める。
    φ1=tan-11/X1 、 φ2=tan-12/X2
    11=m11/cosφ1 、 m22=m22/cosφ2
  2. 請求項1の方法を実施するための回転体の動的不釣り合いの測定装置であって、被測定物取付け用のテーブルと、このテーブルに垂直方向に接続してなる多分力検出器と、前記テーブルと多分力検出器とを同時に回転加振するためのモータと、前記回転加振の回転角速度を測定するための角速度測定器と、多分力検出器の所定の分力計測値および前記回転角速度により所定の演算式に基づいて不釣り合い量およびその位相角を出力する演算制御装置とを備えることを特徴とする測定装置。
  3. 請求項2に記載の測定装置において、前記回転角速度は、回転加振の回転角度をエンコーダで計測しこの回転角度の計測値を前記演算制御装置に入力して前記演算制御装置内で求めるようにしたことを特徴とする測定装置。
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