JP6368637B2 - 分子間ポテンシャルの算出装置、分子間ポテンシャルの算出方法、及びコンピュータプログラム - Google Patents

分子間ポテンシャルの算出装置、分子間ポテンシャルの算出方法、及びコンピュータプログラム Download PDF

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Description

本発明は、分子間ポテンシャルの算出装置、分子間ポテンシャルの算出方法、及びコンピュータプログラムに関する。
分子の特性は、分子間に働く相互作用(ポテンシャル)によって定まるため、分子間ポテンシャルを知ることが重要である。アルゴンなどの単原子分子の場合には分子間ポテンシャルが既知であるが、高分子などの多原子分子の場合には分子間ポテンシャルが未知である。分子間ポテンシャルを導出する方法として、例えば非特許文献1には、積分方程式を用いて液体モデルのポテンシャルを算出することについての記載がある。分子動力学計算に基づきコンピュータでシミュレーションを行い、その結果と非特許文献1に記載の方法を用いれば、液体モデルの未知の分子間ポテンシャルを算出可能となる。
具体的に、積分方程式を用いたポテンシャルの算出は、一般的に、次の(1)〜(5)のステップを実施することで実現される。
(1)液体分子モデルの分子動力学計算に基づき平衡状態にある分子モデルの座標位置を算出
(2)算出した座標位置に基づき動径分布関数を取得
(3)動径分布関数に基づき全相関関数を算出してフーリエ変換
(4)フーリエ変換した全相関関数に基づき直接相関関数を算出
(5)動径分布関数、全相関関数及び直接相関関数に基づき分子間ポテンシャルを算出
"Y. Rosenfeld and G. Kahl"著,「The inverse problem for simple classical liquids: a density functional approach」, J. Phys.: Condens. Matter 9, 1997, L89-L98. Printed in the UK. IOP Publishing Ltd.
発明者は、液体分子モデルを単原子分子とし、分子間ポテンシャルにレナードジョーンズポテンシャル(以下、LJポテンシャルとも表記する)を与えて、上記ステップ(1)において液体分子モデルの分子動力学計算を行い、上記ステップ(5)においてHNC(Hypernetted-chain)近似と呼ばれる積分方程式の近似式を用いて分子間ポテンシャルを算出した。しかしながら、本来であれば、算出したポテンシャルの形状がLJポテンシャルの形状に一致又は近似していないといけないところ、図4Aに示すように、算出したポテンシャル(図中ではHNCと表記)の形状がLJポテンシャルの形状から大きくずれてしまい、ポテンシャルの形状を適切に導出できていないことが判明した。この問題は、HNC近似に限らず、他の近似式でも生じ得る。
本発明は、このような課題に着目してなされたものであって、その目的は、算出精度を向上させた分子間ポテンシャルの算出装置、分子間ポテンシャルの算出方法、及びコンピュータプログラムを提供することである。
本発明は、上記目的を達成するために、次のような手段を講じている。
すなわち、本発明の分子間ポテンシャルの算出装置は、液体分子モデルの分子動力学計算に基づき平衡状態にある分子モデルの座標位置を算出する分子動力学算出部と、前記分子動力学算出部が算出した座標位置に基づき動径分布関数を算出する動径分布関数算出部と、前記動径分布関数算出部が算出した前記動径分布関数に基づき全相関関数を算出し、算出した全相関関数をフーリエ変換により波数空間の全相関関数に変換する波数空間全相関関数算出部と、前記波数空間の全相関関数のうち波数0の周辺領域を、波数0にて傾きが0となる置換関数に置き換えることで、波数空間の全相関関数を補正する補正部と、補正後の全相関関数に基づき直接相関関数を算出する直接相関関数算出部と、動径分布関数、補正後の全相関関数及び直接相関関数に基づき分子間ポテンシャルを算出する分子間ポテンシャル算出部と、を備える。
本発明の分子間ポテンシャルの算出方法は、コンピュータが実行する方法であって、(a)液体分子モデルの分子動力学計算に基づき平衡状態にある分子モデルの座標位置を算出するステップと、(b)算出した座標位置に基づき動径分布関数を算出するステップと、(c)算出した前記動径分布関数に基づき全相関関数を算出し、算出した全相関関数をフーリエ変換により波数空間の全相関関数に変換するステップと、(d)波数空間の全相関関数のうち波数0の周辺領域を、波数0にて傾きが0となる置換関数に置き換えることで、波数空間の全相関関数を補正するステップと、(e)補正後の全相関関数に基づき直接相関関数を算出するステップと、(f)動径分布関数、補正後の全相関関数及び直接相関関数に基づき分子間ポテンシャルを算出するステップと、を含む。
本発明のコンピュータプログラムは、上記方法をコンピュータに実行させる。
このように、波数空間において、全相関関数のうち波数0の周辺領域を、波数0にて傾きが0となる置換関数に置き換えることで、波数空間の全相関関数を補正しているので、波数0付近にある値のバラツキを除去でき、ポテンシャル形状の算出精度を向上させることが可能となる。
本発明の第1実施形態の分子間ポテンシャルの算出装置を模式的に示すブロック図。 本発明の第2実施形態の分子間ポテンシャルの算出装置を模式的に示すブロック図。 第2実施形態の算出装置が実行する算出処理ルーチンを示すフローチャート。 従来方法により算出したポテンシャルと、LJポテンシャルを示す図。 本発明の方法で算出したHNC近似のポテンシャル及びMHNCのポテンシャルと、LJポテンシャルを示す図。 フーリエ変換した全相関関数を示す図。 フーリエ変換した全相関関数の補正処理に関する説明図。(a)漸近領域の特定に関する説明図。(b)置換関数のフィッティング(係数決定)に関する説明図。(c)置換処理に関する説明図。 (a)剛体球のポテンシャルを示す図。(b)Sticky剛体球のポテンシャルを示す図。 液体モデルの全相関関数と剛体球の全相関関数とのフィッティングに関する説明図。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。
[分子間ポテンシャルの算出装置]
本実施形態の分子間ポテンシャルの算出装置は、液体分子モデルの動径分布関数に基づき分子間ポテンシャルを算出する装置である。分子モデルは液体分子モデルであればよい。
図1に示すように、算出装置1は、初期設定部10と、分子動力学算出部11と、動径分布関数算出部12と、波数空間全相関関数算出部13と、補正部14と、直接相関関数算出部15と、分子間ポテンシャル算出部16と、を有する。これら各部10〜16は、CPU、メモリ、各種インターフェイス等を備えたパソコン等の情報処理装置において予め記憶されている図示しない処理ルーチンをCPUが実行することによりソフトウェア及びハードウェアが協働して実現される。
図1に示す初期設定部10は、キーボードやマウス等の既知の操作部を介してユーザからの操作を受け付け、解析対象となる液体分子モデルに関するデータの設定、分子動力学計算に必要な設定などの各種設定を実行し、これら設定値を図示しないメモリに記憶する。
図1に示す分子動力学算出部11は、予め設定されている液体分子モデル、その分子を構成する原子の結合ポテンシャルなどの各種パラメータを用い、分子モデルの分子動力学計算に基づき平衡状態における各分子モデルの座標位置(重心位置など)を算出する。
図1に示す動径分布関数算出部12は、分子動力学算出部11により得られる各モデルの座標位置に基づいて動径分布関数g(r)を算出する。なお、動径分布関数は、ある粒子から距離rに他の粒子が存在する確率を表す関数である。
図1に示す波数空間全相関関数算出部13は、全相関関数算出部13aと、フーリエ変換部13bとを有する。全相関関数算出部13aは、動径分布関数算出部12で得られる動径分布関数g(r)に基づき全相関関数h(r)を算出する。フーリエ変換部13bは、全相関関数算出部13aが算出した全相関関数h(r)をフーリエ変換により波数空間の全相関関数H(k)に変換する。なお、全相関関数は、2粒子間の相関を表したものであり、2粒子間に作用する直接的な影響と、2粒子以外の他の粒子の間接的な影響と、が含まれる。2粒子間に作用する直接的な影響は、直接相関関数として表される。
全相関関数h(r)は、式(1)により動径分布関数g(r)に基づき算出する。
h(r)=g(r)−1 …(1)
rは距離を示す。
フーリエ変換した全相関関数H(k)は、式(2)で表現でき、図5のように波数空間で表現される。

kは波数を示す。
図5に示すように、波数空間の全相関関数H(k)は、波数0の周辺領域において値のバラツキを有する。本発明者は、この値のバラツキがポテンシャルの算出の精度を損なう原因であると考えた。
図1に示す補正部14は、上記バラツキを是正するために、波数空間の全相関関数のうち波数0の周辺領域を、波数0にて傾きが0となる置換関数に置き換えることで、波数空間の全相関関数を補正する。具体的に、補正部14は、漸近領域特定部14aと、係数決定部14bと、置換部14cと、を有する。
図1に示す漸近領域特定部14aは、図6(a)に示すように、波数空間の全相関関数H(k)のうち波数0の周辺領域において、傾きが0に漸近している漸近領域Arを特定する。特定方法は、微分値が0又は0を中心とする予め定めた許容値以内であること、又は、連続する三点間において最大値と最小値の差が予め定めた許容値以内であることを条件として特定する方法が挙げられる。
図1に示す係数決定部14bは、図6(b)に示すように、波数空間において漸近領域Arにおける全相関関数と置換関数との差に対応する評価値が最小となるように、置換関数を構成する係数を決定する。本実施形態では、置換関数として「A・k+B」を用いている。A,Bは係数である。この置換関数は、k=0において傾きが0となる関数である。この置換関数「A・k+B」を最小二乗法を用いてフィティングしている。具体的には、漸近領域Arにおける全相関関数と置換関数との差の二乗和を評価値とし、この評価値が最小となる係数A,Bを決定する。
図1に示す置換部14cは、波数空間において漸近領域Ar及び漸近領域Arよりも波数が0に近い領域を置換関数「A・k+B」に置き換えることで、波数空間の全相関関数H(k)を補正し、補正後の全相関関数H’(k)を得る。具体的には、図6(c)に示すように、漸近領域Arの最大波数をkとした場合に、補正後の全相関関数H’(k)は式(3)で表現される。
本実施形態では、置換関数として「A・k+B」を用いているが、これに限定されない。例えば、「A・k+B」、「A・k+B」、「A・exp(k)+B」、「A・exp(k)+B」なども利用可能である。
図1に示す直接相関関数算出部15は、補正後の全相関関数H’(k)に基づき直接相関関数c(r)を算出する。まず、式(4)により波数空間において、補正後の全相関関数H’(k)から直接相関関数C(k)を算出する。

ρは平均密度である。
式(4)を得られる直接相関関数C(k)は波数空間の関数であるので、実空間の関数に戻すために、式(5)を用いて逆フーリエ変換を行い、直接相関関数c(r)を算出する。
図1に示す分子間ポテンシャル算出部16は、動径分布関数g(r)、補正後の全相関関数h’(r)、及び直接相関関数c(r)に基づき分子間ポテンシャルU(r)を算出する。本実施形態では、式(6)で表されるHNC(Hypernetted-chain)近似を用いている。波数空間における補正後の全相関関数H’(k)を実空間に戻すには、式(7)を用いて逆フーリエ変換すれば、補正後の全相関関数h’(r)を算出できる。全相関関数H’(k)からh’(r)への逆フーリエ変換は、分子間ポテンシャル算出部16で行ってもよいし、図1に示す逆フーリエ変換部17で行うようにしてもよい。

Tは温度、kはボルツマン定数を示す。
図4Bは、本実施形態の装置及び方法により算出したポテンシャルを示す。図4Bに示すように、分子間ポテンシャル算出部16が算出したポテンシャルUHNC(r)は、図4Aに比べてLJポテンシャルに近い形状であることが分かる。したがって、上記装置1は、従来に比べて分子間ポテンシャルの算出精度が向上していることがわかる。
図2に示すように、分子間ポテンシャル算出部16においてHNC近似を用いて算出した分子間ポテンシャルUHNC(r)を、剛体球のブリッジ関数で修正するMHNC(Modified Hypernetted-chain)近似を用いるようにすれば、更に精度を向上させることができる。図2は、MHNC近似を行う装置のブロック図である。
図2に示すように、算出装置1’の分子間ポテンシャル算出部16は、式(6)によるHNC近似を用いて分子間ポテンシャルUHNC(r)を算出する。算出装置1’は、更に、MHNC処理部18を有する。MHNC処理部18は、MHNC(Modified Hypernetted-chain)近似による分子間ポテンシャルを算出する。MHNC処理部18は、パラメータ決定部18aと、ブリッジ関数算出部18bと、修正部18cと、を有する。
図2に示すパラメータ決定部18aは、波数空間全相関関数算出部13で得られる波数空間の全相関関数と剛体球モデルの全相関関数の差に対応する評価値が最小となるように、剛体球モデルの全相関関数を構成するパラメータを決定する。本実施形態では、sticky剛体球に対するPY近似の解析解を用いて計算を容易にしている。以下に、詳細について説明する。
剛体球モデルのポテンシャルを図7(a)に示す。数式では次のように表される。
U(r)=∞ r<σ
U(r)=0 r>σ
σは剛体球径を示す。
sticky剛体球のポテンシャルを図7(b)に示す。数式では次のように表される。
U(r)=∞ r<σ
U(r)=−kT ln[R/12τ(R−σ)] σ<r<R
U(r)=0 r>R
Rは粘着表面を持った剛体球径、R−σは無限小、τは温度依存パラメータである。
sticky剛体球の解析解として、フーリエ変換した波数空間の直接相関関数CSHS(k)は式(8)で表される。
ここで、密度ρは液体分子モデルで設定した値である。τについては、σ<r<RにおいてU(r)=0となるようにRとσとで決定されるとすれば、剛体球モデルのポテンシャルと同じになるので、式(8)に示すCSHS(k)は、剛体球モデルの直接相関関数CHS(k)として取り扱うことができる。式(8)の可変パラメータは、Rとσとなる。
パラメータ決定部18aは、上記Rとσを決定することになる。具体的には、まず、パラメータR,σに初期値を与えて、式(8)により剛体球モデルの波数空間における直接相関関数CHS(k)を算出する。次に、式(9)を用いて剛体球モデルの直接相関関数CHS(k)に基づき全相関関数HHS(k)を算出する。
図8の上部に示すように、パラメータR,σに初期値を与えて算出した全相関関数HHS(k)_initは、波数空間全相関関数算出部13で得られる流体モデルの全相関関数H(k)からずれている。そこで、パラメータ決定部18aは、両関数が合うように、最小二乗法によってパラメータR,σを決定する。手法は、係数決定部14bが行う最小二乗法と同じであり、パラメータ決定部18aは、液体分子モデルの全相関関数H(k)と剛体球モデルの全相関関数HHS(k)の差に対応する評価値(実施形態では、差の二乗和)が最小となるように、剛体球モデルの全相関関数HHS(k)を構成するパラメータR,σを決定する。
図8の下部は、決定したパラメータR,σを用いて算出した全相関関数HHS(k)_fitと、液体分子モデルの全相関関数H(k)とを示す。両者が合っていることが分かる。
図2に示すブリッジ関数算出部18bは、パラメータ決定部18aが決定したパラメータR,σに基づき剛体球モデルの全相関関数hHS(r)および直接相関関数cHS(r)を算出し、剛体球モデルのブリッジ関数bPY HS(r)を式(10)により算出する。なお、下付添え字PYは、PY近似によるものであることを示している。
剛体球モデルの直接相関関数cHS(r)は、パラメータR,σを式(8)に代入して得られる波数空間の直接相関関数CHS(k)を逆フーリエ変換すれば得ることができる。
剛体球モデルの全相関関数hHS(r)は、波数空間の直接相関関数CHS(k)を式(9)に代入して全相関関数HHS(k)に変換し、逆フーリエ変換すれば得ることができる。
PY HS(r)=hHS(r)−cHS(r)−ln[1+hHS(r)−cHS(r)] …(10)
図2に示す修正部18cは、分子間ポテンシャル算出部16がHNC近似を用いて算出したポテンシャルUHNC(r)を、ブリッジ関数算出部18bが算出したブリッジ関数bPY HS(r)で修正することで、MHNC(Modified Hypernetted-chain)近似による分子間ポテンシャルUMHNC(r)を算出する。具体的には、式(11)を用いる。
MHNC(r)=UHNC(r)−kTbPY HS(r) …(11)
図4Bに示すように、修正部18cで修正したポテンシャルUMHNC(r)は、図4Aに比べてLJポテンシャルの形状に近いことが分かる。UHNC(r)よりもUMHNC(r)の方がより算出精度が近いことが分かる。
[分子間ポテンシャルの算出方法]
図2に示す装置1’を用いた分子間ポテンシャルの算出方法について、図3を用いて説明する。
まず、ステップST1において、初期設定部10は、解析対象となる液体分子モデルに関する情報の設定、分子動力学計算に必要な設定等の各種設定を実行し、これら設定値を図示しないメモリに記憶する。
次のステップST2において、分子動力学算出部11は、予め設定された各種パラメータを用い、液体分子モデルの分子動力学計算に基づき平衡状態にある分子モデルの座標位置を算出する。
次のステップST3において、動径分布関数算出部12は、分子動力学算出部11が算出した座標位置に基づき動径分布関数g(r)を算出する。
次のステップST4において、全相関関数算出部13aが、動径分布関数算出部12が算出した動径分布関数g(r)に基づき全相関関数h(r)を算出し、フーリエ変換部13bが、全相関関数h(r)をフーリエ変換により波数空間の全相関関数H(k)に変換する。
次のステップST5において、漸近領域特定部14aが、波数空間の全相関関数H(k)のうち波数0の周辺領域において、傾きが0に漸近している漸近領域Arを特定する。
次のステップST6において、係数決定部14bが、波数空間において漸近領域Arにおける全相関関数H(k)と置換関数[A・k+B]との差に対応する評価値が最小となるように、置換関数[A・k+B]を構成する係数A,Bを決定する。
次のステップST7において、置換部14cが、波数空間において漸近領域Ar及び漸近領域Arよりも波数が0に近い領域を置換関数[A・k+B]に置き換えることで、波数空間の全相関関数H(k)をH’(k)に補正する。
すなわち、ステップST5〜7を実行することによって、波数空間の全相関関数H(k)のうち波数0の周辺領域を、波数0にて傾きが0となる置換関数[A・k+B]に置き換えることで、波数空間の全相関関数H(k)をH’(k)に補正することになる。
次のステップST8において、直接相関関数算出部15が、補正後の全相関関数H’(k)に基づき直接相関関数c(r)を算出する。
次のステップST9において、分子間ポテンシャル算出部16が、動径分布関数g(r)、補正後の全相関関数h’(r)及び直接相関関数c(r)に基づき分子間ポテンシャルU(r)を算出する。本実施形態では、HNC近似による分子間ポテンシャルUHNC(r)を算出している。図1に示す装置1の動作は以上であるが、図2に示す装置1’の動作は、以下に続く。
次のステップST10において、パラメータ決定部18aが、波数空間において、ステップST4で得られる全相関関数H(k)と剛体球モデルの全相関関数HHS(k)の差に対応する評価値が最小になるように、剛体球モデルの全相関関数HHS(k)を構成するパラメータR,σを決定する。
次のステップST11において、ブリッジ関数算出部18bは、パラメータ決定部18aが決定したパラメータR,σに基づき剛体球モデルの全相関関数hHS(r)および直接相関関数cHS(r)を算出し、剛体球モデルのブリッジ関数bPY HS(r)を算出する。
次のステップST12において、修正部18cは、分子間ポテンシャル算出部16がHNC近似を用いて算出したポテンシャルUHNC(r)を、ブリッジ関数算出部18bが算出したブリッジ関数bPY HS(r)で修正することで、MHNC(Modified Hypernetted-chain)近似による分子間ポテンシャルUMHNC(r)を算出する。
以上のように、本実施形態の分子間ポテンシャルの算出装置は、
液体分子モデルの分子動力学計算に基づき平衡状態にある分子モデルの座標位置を算出する分子動力学算出部11と、
分子動力学算出部11が算出した座標位置に基づき動径分布関数g(r)を算出する動径分布関数算出部12と、
動径分布関数算出部12が算出した動径分布関数g(r)に基づき全相関関数h(r)を算出し、算出した全相関関数h(r)をフーリエ変換により波数空間の全相関関数H(k)に変換する波数空間全相関関数算出部13と、
波数空間の全相関関数H(k)のうち波数0の周辺領域を、波数0にて傾きが0となる置換関数[A・k+B]に置き換えることで、波数空間の全相関関数H(k)をH’(k)に補正する補正部14と、
補正後の全相関関数H’(k)に基づき直接相関関数c(r)を算出する直接相関関数算出部15と、
動径分布関数g(r)、補正後の全相関関数H’(k)及び直接相関関数c(r)に基づき分子間ポテンシャルU(r)を算出する分子間ポテンシャル算出部16と、
を備える。
本実施形態の分子間ポテンシャルの算出方法は、
コンピュータが実行する方法であって、
(a)液体分子モデルの分子動力学計算に基づき平衡状態にある分子モデルの座標位置を算出するステップ(ST2)と、
(b)算出した座標位置に基づき動径分布関数g(r)を算出するステップ(ST3)と、
(c)算出した動径分布関数g(r)に基づき全相関関数h(r)を算出し、算出した全相関関数h(r)をフーリエ変換により波数空間の全相関関数H(k)に変換するステップ(ST4)と、
(d)波数空間の全相関関数H(k)のうち波数0の周辺領域を、波数0にて傾きが0となる置換関数[A・k+B]に置き換えることで、波数空間の全相関関数H(k)をH’(k)に補正するステップ(ST5〜7)と、
(e)補正後の全相関関数H’(k)に基づき直接相関関数c(r)を算出するステップ(ST8)と、
(f)動径分布関数g(r)、補正後の全相関関数h’(r)及び直接相関関数に基づき分子間ポテンシャルU(r)を算出するステップ(ST9)と、
を含む。
このように、波数空間において、全相関関数H(k)のうち波数0の周辺領域を、波数0にて傾きが0となる置換関数[A・k+B]に置き換えることで、波数空間の全相関関数を補正しているので、波数0付近にある値のバラツキを除去でき、ポテンシャル算出の精度を向上させることが可能となる。
本実施形態の装置において、上記補正を実現する好適な例として、
補正部14は、
波数空間の全相関関数H(k)のうち波数0の周辺領域において、傾きが0に漸近している漸近領域Arを特定する漸近領域特定部14aと、
波数空間において漸近領域Arにおける全相関関数H(k)と置換関数[A・k+B]との差に対応する評価値が最小となるように、置換関数[A・k+B]を構成する係数A,Bを決定する係数決定部14bと、
波数空間において漸近領域Ar及び漸近領域Arよりも波数が0に近い領域を置換関数[A・k+B]に置き換えることで、波数空間の全相関関数H(k)をH’(k)に補正する置換部14cと、を含むことが挙げられる。
本実施形態の方法において、上記補正を実現する好適な例として、
前記波数空間の全相関関数H(k)を補正するステップ(d)は、
(d1)波数空間の全相関関数H(k)のうち波数0の周辺領域において、傾きが0に漸近している漸近領域Arを特定するステップ(ST5)と、
(d2)波数空間において漸近領域Arにおける全相関関数H(k)と置換関数[A・k+B]との差に対応する評価値が最小となるように、置換関数[A・k+B]を構成する係数A,Bを決定するステップ(ST6)と、
(d3)波数空間において漸近領域Ar及び漸近領域Arよりも波数が0に近い領域を置換関数[A・k+B]に置き換えることで、波数空間の全相関関数H(k)をH’(k)に補正するステップ(ST7)と、
を含むことが挙げられる。
本実施形態の装置において、分子間ポテンシャル算出部16は、HNC(Hypernetted-chain)近似を用いており、
波数空間において、波数空間全相関関数算出部13により得られる全相関関数H(k)と剛体球モデルの全相関関数HHS(k)の差に対応する評価値が最小になるように、剛体球モデルの全相関関数HHS(k)を構成するパラメータR,σを決定するパラメータ決定部18aと、
パラメータ決定部18aが決定したパラメータR,σに基づき剛体球モデルの全相関関数hHS(r)および直接相関関数cHS(r)を算出し、剛体球モデルのブリッジ関数bPY HS(r)を算出するブリッジ関数算出部18bと、
分子間ポテンシャル算出部16がHNC近似を用いて算出したポテンシャルUHNC(r)を、ブリッジ関数算出部18bが算出したブリッジ関数bPY HS(r)で修正することで、MHNC(Modified Hypernetted-chain)近似による分子間ポテンシャルUMHNC(r)を算出する修正部18cと、
を更に備える。
本実施形態の方法において、分子間ポテンシャルを算出するステップ(ST9)は、HNC(Hypernetted-chain)近似を用いており、
波数空間において、ステップST4で得られる全相関関数H(k)と剛体球モデルの全相関関数HHS(k)の差に対応する評価値が最小になるように、剛体球モデルの全相関関数HHS(k)を構成するパラメータR,σを決定するステップ(ST10)と、
ステップST10で決定したパラメータR,σに基づき剛体球モデルの全相関関数hHS(r)および直接相関関数cHS(r)を算出し、剛体球モデルのブリッジ関数bPY HS(r)を算出するステップ(ST11)と、
ステップST9でHNC近似を用いて算出したポテンシャルUHNC(r)を、ステップST11で算出したブリッジ関数bPY HS(r)で修正することで、MHNC(Modified Hypernetted-chain)近似による分子間ポテンシャルUMHNC(r)を算出するステップ(ST12)と、
を含む。
このように、HNC近似で導出したポテンシャルを更に修正することで、更に精度を向上させることが可能となる。
本実施形態に係るコンピュータプログラムは、上記算出方法を構成する各ステップをコンピュータに実行させるプログラムである。このプログラムを実行することによっても、上記算出方法の奏する作用効果を得ることが可能となる。
以上、本発明の実施形態について図面に基づいて説明したが、具体的な構成は、これらの実施形態に限定されるものでないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明だけではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
例えば、図1、2に示す各部10〜18は、所定プログラムをコンピュータのCPUで実行することで実現しているが、各部を専用回路で構成してもよい。

上記の各実施形態で採用している構造を他の任意の実施形態に採用することは可能である。各部の具体的な構成は、上述した実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
1、1’…分子間ポテンシャルの算出装置
11…分子動力学算出部
12…動径分布関数算出部
13…波数空間全相関関数算出部
14…補正部
14a…漸近領域特定部
14b…係数決定部
14c…置換部
15…直接相関関数算出部
16…分子間ポテンシャル算出部
18a…パラメータ決定部
18b…ブリッジ関数算出部
18c…修正部

Claims (7)

  1. 液体分子モデルの分子動力学計算に基づき平衡状態にある分子モデルの座標位置を算出する分子動力学算出部と、
    前記分子動力学算出部が算出した座標位置に基づき動径分布関数を算出する動径分布関数算出部と、
    前記動径分布関数算出部が算出した前記動径分布関数に基づき全相関関数を算出し、算出した全相関関数をフーリエ変換により波数空間の全相関関数に変換する波数空間全相関関数算出部と、
    前記波数空間の全相関関数のうち波数0の周辺領域を、波数0にて傾きが0となる置換関数に置き換えることで、波数空間の全相関関数を補正する補正部と、
    補正後の全相関関数に基づき直接相関関数を算出する直接相関関数算出部と、
    動径分布関数、補正後の全相関関数及び直接相関関数に基づき分子間ポテンシャルを算出する分子間ポテンシャル算出部と、
    を備える分子間ポテンシャルの算出装置。
  2. 前記補正部は、
    波数空間の全相関関数のうち波数0の周辺領域において、傾きが0に漸近している漸近領域を特定する漸近領域特定部と、
    波数空間において前記漸近領域における全相関関数と前記置換関数との差に対応する評価値が最小となるように、前記置換関数を構成する係数を決定する係数決定部と、
    波数空間において前記漸近領域及び当該漸近領域よりも波数が0に近い領域を前記置換関数に置き換えることで、波数空間の全相関関数を補正する置換部と、
    を含む請求項1に記載の分子間ポテンシャルの算出装置。
  3. 前記分子間ポテンシャル算出部は、HNC(Hypernetted-chain)近似を用いており、
    波数空間において、前記波数空間全相関関数算出部により得られる全相関関数と剛体球モデルの全相関関数の差に対応する評価値が最小になるように、前記剛体球モデルの全相関関数を構成するパラメータを決定するパラメータ決定部と、
    前記パラメータ決定部が決定したパラメータに基づき前記剛体球モデルの全相関関数および直接相関関数を算出し、剛体球モデルのブリッジ関数を算出するブリッジ関数算出部と、
    前記分子間ポテンシャル算出部がHNC近似を用いて算出したポテンシャルを、前記ブリッジ関数算出部が算出したブリッジ関数で修正することで、MHNC(Modified Hypernetted-chain)近似による分子間ポテンシャルを算出する修正部と、
    を更に備える請求項1又は2に記載の分子間ポテンシャルの算出装置。
  4. コンピュータが実行する方法であって、
    (a)液体分子モデルの分子動力学計算に基づき平衡状態にある分子モデルの座標位置を算出するステップと、
    (b)算出した座標位置に基づき動径分布関数を算出するステップと、
    (c)算出した前記動径分布関数に基づき全相関関数を算出し、算出した全相関関数をフーリエ変換により波数空間の全相関関数に変換するステップと、
    (d)波数空間の全相関関数のうち波数0の周辺領域を、波数0にて傾きが0となる置換関数に置き換えることで、波数空間の全相関関数を補正するステップと、
    (e)補正後の全相関関数に基づき直接相関関数を算出するステップと、
    (f)動径分布関数、補正後の全相関関数及び直接相関関数に基づき分子間ポテンシャルを算出するステップと、
    を含む分子間ポテンシャルの算出方法。
  5. 前記波数空間の全相関関数を補正するステップ(d)は、
    (d1)波数空間の全相関関数のうち波数0の周辺領域において、傾きが0に漸近している漸近領域を特定するステップと、
    (d2)波数空間において前記漸近領域における全相関関数と前記置換関数との差に対応する評価値が最小となるように、前記置換関数を構成する係数を決定するステップと、
    (d3)波数空間において前記漸近領域及び当該漸近領域よりも波数が0に近い領域を前記置換関数に置き換えることで、波数空間の全相関関数を補正するステップと、
    を含む請求項4に記載の分子間ポテンシャルの算出方法。
  6. 前記分子間ポテンシャルを算出するステップ(f)は、HNC(Hypernetted-chain)近似を用いており、
    (g)波数空間において、ステップ(c)で得られる全相関関数と剛体球モデルの全相関関数の差に対応する評価値が最小になるように、前記剛体球モデルの全相関関数を構成するパラメータを決定するステップと、
    (h)ステップ(g)で決定したパラメータに基づき前記剛体球モデルの全相関関数および直接相関関数を算出し、剛体球モデルのブリッジ関数を算出するステップと、
    (i)ステップ(f)でHNC近似を用いて算出したポテンシャルを、ステップ(h)で算出したブリッジ関数で修正することで、MHNC(Modified Hypernetted-chain)近似による分子間ポテンシャルを算出するステップと、
    を更に含む請求項4又は5に記載の分子間ポテンシャルの算出方法。
  7. 請求項4〜6のいずれかに記載の方法をコンピュータに実行させるコンピュータプログラム。
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