JP6367939B2 - 基板内のソレノイドインダクタ - Google Patents

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Description

関連出願の相互参照
本出願は、その内容全体が参照によって本明細書に組み込まれる、2013年11月13日に米国特許商標庁に出願された、米国非仮特許出願第14/079,488号の優先権および利益を主張する。
様々な特徴は、基板内のソレノイドインダクタに関する。
平面状インダクタが、らせん状に交差させて作られる。インダクタンスを達成するために、多巻きが必要である。しかしながら、多巻きは、平面状インダクタが占める面積を増加させる。図1は、平面状インダクタ100の例を示す。図1に示すように、平面状インダクタ100は、巻線のセット102、第1のポート104、ビア106、および第2のポート108を含む。平面状インダクタ100は、基板内の平面状インダクタである。巻線のセット102は、3.5回の巻きを形成するらせん状配線のセットである。らせん状配線のセットは、基板上の金属層である。第1のポート104は、巻線のセット102の第1の端部に結合される。ビア106は、巻線のセット102の第2の端部に結合される。第2のポート108は、ビア106に結合される。いくつかの実装形態では、第2のポート108は、第2の金属層(たとえば、交差層)である。
巻線のセット102は、外側の巻きに渦電流損をもたらし得る内側の巻き(たとえば、3.5回の巻き)を有する。そのような渦電流損は、インダクタのQ値(Q)を低減し得る。図1に示すように、ビア106は、インダクタ100の中央に大きく厚い金属被覆を加える、大きいビアである。ビア106は、インダクタ100のQ値も低下させる。
したがって、半導体デバイスのインダクタ設計の改善が求められる。理想的には、そのようなインダクタは、半導体デバイスのより良好なインダクタンス性能、より低い抵抗値、およびより良好なQ値を有する。
本明細書で説明する様々な特徴、装置、および方法は、基板内のソレノイドインダクタを提供する。
第1の例は、基板と基板内のインダクタとを含む集積デバイスを提供する。インダクタは、巻線のセットを含む。巻線のセットは、内周囲を含む。巻線のセットは、配線のセットとビアのセットとを含む。配線のセットおよびビアのセットは、巻線のセットの内周囲の外側に配置される。
一態様によれば、巻線のセットは、キャプチャパッドのセットをさらに含む。配線のセットは、キャプチャパッドのセットを介してビアのセットに結合される。
一態様によれば、巻線のセットは、外周囲を含む。パッドのセットは、少なくとも一部が巻線のセットの外周囲の外側にあるように配線のセットに結合される。
一態様によれば、巻線のセットは、外周囲を含み、パッドのセットは、キャプチャパッドのセットがインダクタの内側部分および巻線のセットから突出するように配線のセットに結合される。
一態様によれば、配線のセットは、第1の配線および第2の配線を含み、ビアのセットは、第1のビアおよび第2のビアを含み、パッドのセットは、第1のパッドおよび第2のパッドを含む。いくつかの実装形態では、第1の配線は、第1のパッドを介して第1のビアに結合され、第1のビアは、第2のパッドを介して第2の配線に結合される。
一態様によれば、インダクタは、ソレノイドインダクタである。
一態様によれば、基板は、少なくとも誘電体、ガラス、セラミック、および/またはシリコンのうちの1つを含む。
一態様によれば、巻線のセットは、非円形巻線を有する。
一態様によれば、集積デバイスは、音楽プレーヤ、ビデオプレーヤ、エンタテイメントユニット、ナビゲーションデバイス、通信デバイス、モバイルデバイス、モバイルフォン、スマートフォン、携帯情報端末、固定位置端末、タブレットコンピュータ、および/またはラップトップコンピュータのうちの少なくとも1つに組み込まれる。
第2の例は、基板と、基板内の誘導性手段とを提供する。誘導性手段は、基板内の横方向に沿った電気的横方向経路を提供するための第1の手段を含む。電気的横方向経路は、第1の周囲の周りにある。誘導性手段は、基板内の垂直方向に沿った電気的垂直方向経路を提供するための第2の手段をさらに含む。電気的垂直方向経路は、第1の周囲の外側にある。
一態様によれば、第1の周囲は、第1の手段の内周囲である。
一態様によれば、電気的横方向経路は、第2の周囲の周りにある。電気的垂直方向経路は、少なくとも一部が第2の周囲の外側にある。
一態様によれば、第2の手段は、誘導性手段の内側部分および第1の手段から突出する。
一態様によれば、第1の手段は、第1の配線および第2の配線を含み、第2の手段は、第1のビア、第2のビア、第1のキャプチャパッド、および第2のキャプチャパッドを含む。
一態様によれば、第1の周囲は、第1の周である。
一態様によれば、誘導性手段は、ソレノイドインダクタである。
一態様によれば、基板は、少なくとも誘電体、ガラス、セラミック、および/またはシリコンのうちの1つを含む。
一態様によれば、誘導性手段は、非円形巻線を有する。
一態様によれば、装置は、音楽プレーヤ、ビデオプレーヤ、エンタテイメントユニット、ナビゲーションデバイス、通信デバイス、モバイルデバイス、モバイルフォン、スマートフォン、携帯情報端末、固定位置端末、タブレットコンピュータ、および/またはラップトップコンピュータのうちの少なくとも1つに組み込まれる。
第3の例は、集積デバイスを提供するための方法を提供する。本方法は、基板を設ける。本方法は、基板内に配線のセットを設ける。本方法は、配線のセットおよびビアのセットが基板内のインダクタとして動作するように構成された巻線のセットを形成するように基板内にビアのセットを設ける。巻線のセットは、内周囲を含む。配線のセットおよびビアのセットは、巻線のセットの内周囲の外側に配置されるように基板内に設けられる。
一態様によれば、本方法は、基板内にキャプチャパッドのセットをさらに設ける。キャプチャパッドのセットは、配線のセットがキャプチャパッドのセットを介してビアのセットに結合されるように基板内に設けられる。配線のセット、ビアのセット、およびキャプチャパッドのセットは、巻線のセットを形成するように基板内に設けられる。
一態様によれば、巻線のセットは、外周囲を含み、パッドのセットは、キャプチャパッドのセットの少なくとも一部が巻線のセットの外周囲の外側にあるように配線のセットに結合される。
一態様によれば、巻線のセットは、外周囲を含み、キャプチャパッドのセットは、インダクタの内側部分および巻線のセットから突出するように配線のセットに結合される。
一態様によれば、配線のセットは、第1の配線および第2の配線を含み、ビアのセットは、第1のビアおよび第2のビアを含み、パッドのセットは、第1のパッドおよび第2のパッドを含む。いくつかの実装形態では、第1の配線は、第1のパッドを介して第1のビアに結合され、第1のビアは、第2のパッドを介して第2の配線に結合される。
一態様によれば、インダクタは、ソレノイドインダクタである。
一態様によれば、基板は、少なくとも誘電体、ガラス、セラミック、および/またはシリコンのうちの1つを含む。
一態様によれば、巻線のセットは、非円形巻線を有する。
一態様によれば、集積デバイスは、音楽プレーヤ、ビデオプレーヤ、エンタテイメントユニット、ナビゲーションデバイス、通信デバイス、モバイルデバイス、モバイルフォン、スマートフォン、携帯情報端末、固定位置端末、タブレットコンピュータ、および/またはラップトップコンピュータのうちの少なくとも1つに組み込まれる。
種々の特徴、性質、および利点は、同様の参照文字が全体を通じて対応するものを識別する図面と併せて読まれたとき、以下に記載の詳細な説明から明らかになる場合がある。
従来のインダクタを示す図である。 新規のソレノイドインダクタの平面図である。 新規のソレノイドインダクタの斜視図である。 新規のソレノイドインダクタの側面図である。 新規のソレノイドインダクタの別の側面図である。 新規のソレノイドインダクタのさらに別の側面図である。 非円形巻線を有する新規のソレノイドインダクタの平面図である。 非円形巻線を有する新規のソレノイドインダクタの平面図である。 別の新規のソレノイドインダクタの平面図である。 別の新規のソレノイドインダクタの斜視図である。 新規のソレノイドインダクタの側面図である。 別の新規のソレノイドインダクタの別の側面図である。 別の新規のソレノイドインダクタのさらに別の側面図である。 非円形巻線を有する新規のソレノイドインダクタの平面図である。 非円形巻線を有する新規のソレノイドインダクタの平面図である。 低熱膨張係数の銅複合材料を有する基板を製造するためのめっき処理の短縮されたシーケンスを示す図である。 低熱膨張係数の銅複合材料を有する基板を製造するためのめっき処理の短縮されたシーケンスを示す図である。 低熱膨張係数の銅複合材料を有する基板を製造するためのめっき処理の短縮されたシーケンスを示す図である。 低熱膨張係数の銅複合材料を有する基板を製造するためのめっき処理の短縮されたシーケンスを示す図である。 低熱膨張係数の銅複合材料を有する基板を製造するためのモディファイドセミアディティブ工法(mSAP)パターニングプロセスの流れ図である。 基板の層上のmSAPパターニングプロセスのシーケンスを示す図である。 低熱膨張係数の銅複合材料を有する基板を製造するためのセミアディティブ工法(SAP)パターニングプロセスの流れ図である。 基板の層上のSAPパターニングプロセスのシーケンスを示す図である。 概念的なめっき処理の流れ図である。 ソレノイドインダクタを含む基板を設けるための方法の流れ図である。 本明細書で説明する集積デバイス、基板、および/またはPCBを組み込み得る様々な電子デバイスを示す図である。
以下の説明では、本開示の様々な態様の完全な理解をもたらすために具体的な詳細が与えられる。しかしながら、態様は、これらの特定の詳細なしで実施され得ることは、当業者によって理解されるであろう。たとえば、回路は、不必要な詳細で態様を不明瞭にすることを避けるために、ブロック図で示されている場合がある。他の例では、周知の回路、構造、および技術は、本開示の態様を不明瞭にしないために、詳細には示されていない場合がある。
概説
いくつかの新規の特徴は、基板と基板内のインダクタとを含む集積デバイス(たとえば、半導体デバイス)に関する。いくつかの実装形態では、インダクタは、ソレノイドインダクタである。インダクタは、巻線のセットを含む。巻線のセットは、内周囲(たとえば、内周)を有する。巻線のセットは、配線のセットとビアのセットとを含む。配線のセットおよびビアのセットは、巻線のセットの内周囲の外側に配置される。いくつかの実装形態では、巻線のセットは、キャプチャパッドのセットをさらに含む。配線のセットは、キャプチャパッドのセットを介してビアのセットに結合される。いくつかの実装形態では、巻線のセットは、外周囲(たとえば、外周)を有する。パッドのセットは、巻線のセットの外周囲の外側に少なくとも一部があるように配線のセットに結合される。いくつかの実装形態では、巻線のセットは、外周囲を含み、キャプチャパッドのセットは、インダクタの内側部分および巻線のセットから突出するように配線のセットに結合される。いくつかの実装形態では、配線のセットは、第1の配線および第2の配線を含み、ビアのセットは、第1のビアおよび第2のビアを含み、パッドのセットは、第1のキャプチャパッドおよび第2のキャプチャパッドを含む。いくつかの実装形態では、第1の配線は、第1のパッドを介して第1のビアに結合され、第1のビアは、第2のパッドを介して第2の配線に結合される。いくつかの実装形態では、基板は、少なくとも誘電体、ガラス、セラミック、および/またはシリコンのうちの1つを含む。いくつかの実装形態では、基板は、パッケージング用基板である。
基板内の例示的なソレノイドインダクタ
図2〜図3は、デバイス(たとえば、集積デバイス、半導体デバイス)用の新規のインダクタを概念的に示す。詳細には、図2は、巻線のセット202、第1のキャプチャパッド204、第2のキャプチャパッド206、第1のポート207、および第2のポート209を含むインダクタ200の上面図を示す。いくつかの実装形態では、インダクタ200は、ソレノイドインダクタである。いくつかの実装形態では、インダクタ200は、基板(たとえば、ラミネート基板、ガラス基板、セラミック基板、シリコン基板)内に配置される。巻線のセット202は、らせん状配線(たとえば、金属層)を含む。図2に示すように、インダクタ200は、内周囲220(たとえば、内周)および外周囲222(たとえば、外周)を有する。いくつかの実装形態では、巻線のセット202(たとえば、配線)は、内周囲220および外周囲222を有する。内周囲220は、内半径を有する。図2にさらに示すように、インダクタ200の構成要素のいずれも、内周囲220内に配置されていない。すなわち、インダクタ200の構成要素のすべてが、内周囲220上、または内周囲220の外側にある。いくつかの実装形態では、第1のパッド204および第2のパッド206は、渦電流損を低減/最小化するために内周囲220の外側にある。いくつかの実装形態では、渦電流損を低減/最小化することは、巻線のセット202および/またはインダクタ200のQ値(Q)の増加をもたらし得る。
図2は、第1のキャプチャパッド204および第2のキャプチャパッド206が内周囲220および外周囲222から突出することも示す。特に、図2に示すように、いくつかの実装形態では、第1のパッド204の少なくとも一部分(たとえば、一部またはすべて)が、巻線のセット202の外周囲222の外側にある。同様に、いくつかの実装形態では、第2のパッド206の少なくとも一部分(たとえば、一部またはすべて)が、巻線のセット202の外周囲222の外側にある。いくつかの実装形態では、第1のパッド204の少なくとも一部分および第2のパッド206の少なくとも一部分が、渦電流損を低減/最小化するために外周囲222の外側にある。いくつかの実装形態では、渦電流損を低減/最小化することは、巻線のセット202および/またはインダクタ200のQ値(Q)の増加をもたらし得る。
図3は、インダクタ200の斜視図を示す。いくつかの実装形態では、インダクタ200は、ソレノイドインダクタである。図3に示すように、巻線のセット202は、第1の金属層212、第2の金属層214、および第3の金属層216を含む。いくつかの実装形態では、第1の金属層212は、基板(たとえば、ラミネート基板、ガラス基板、セラミック基板、シリコン基板)内の第1の配線である。この基板は、パッケージング用基板であり得る。いくつかの実装形態では、第2の金属層214は、基板内の第2の配線である。いくつかの実装形態では、第3の金属層216は、基板内の第3の配線である。いくつかの実装形態では、第1、第2、および第3の金属層212、214、および216は、基板内のらせんを画定する。第1の金属層212は、第1のポート207に結合される。第3の金属層216は、第2のポート209に結合される。
図3は、インダクタ200が、第1のキャプチャパッド204、第2のキャプチャパッド206、第3のキャプチャパッド224、第4のキャプチャパッド226、第1のビア234、および第2のビア236を含むことも示す。いくつかの実装形態では、巻線のセット202は、第1のパッド204、第2のパッド206、第3のパッド224、第4のパッド226、第1のビア234、および第2のビア236を含む。いくつかの実装形態では、第1のパッド204は、第1の金属層212の一部分である。いくつかの実装形態では、第2のパッド206は、第2の金属層214の一部分である。
図3に示すように、第1のポート207は、第1の金属層212に結合される。第1の金属層212は、第1のパッド204に結合される。第1のパッド204は、第1のビア234に結合される。第1のビア234は、第3のパッド224に結合される。第3のパッド224は、第2の金属層214に結合される。第2の金属層214は、第2のパッド206に結合される。第2のパッド206は第2のビア236に結合される。第2のビア236は、第4のパッド226に結合される。第4のパッド226は、第3の金属層216に結合される。第3の金属層216は、第2のポート209に結合される。インダクタ200の構成要素のいずれも、内周囲220内に配置されていない。すなわち、インダクタ200の構成要素のすべてが、内周囲220上、または内周囲220の外側にある。
いくつかの実装形態では、第1のキャプチャパッド204、第2のキャプチャパッド206、第3のキャプチャパッド224、および第4のキャプチャパッド226は、渦電流損を低減/最小化するために内周囲220の外側にある。いくつかの実装形態では、渦電流損を低減/最小化することは、巻線のセット202および/またはインダクタ200のQ値(Q)の増加をもたらし得る。
図3は、第1のパッド204、第2のパッド206、第3のパッド224、および第4のパッド226が、内周囲220および外周囲222から(たとえば、ソレノイドインダクタの内側部分から)突出することも示す。特に、図3に示すように、いくつかの実装形態では、第1のパッド204の少なくとも一部分(たとえば、一部またはすべて)が、巻線のセット202の外周囲222の外側にある。同様に、いくつかの実装形態では、第2のパッド206の少なくとも一部分(たとえば、一部またはすべて)が、巻線のセット202の外周囲222の外側にある。加えて、いくつかの実装形態では、第3のパッド224の少なくとも一部分(たとえば、一部またはすべて)が、巻線のセット202の外周囲222の外側にある。さらに、いくつかの実装形態では、第4のパッド226の少なくとも一部分(たとえば、一部またはすべて)が、巻線のセット202の外周囲222の外側にある。いくつかの実装形態では、第1のパッド204の少なくとも一部分、第2のパッド206の少なくとも一部分、第3のパッド224の少なくとも一部分、および第4のパッド226の少なくとも一部分が、渦電流損を低減/最小化するために外周囲222の外側にある。いくつかの実装形態では、渦電流損を低減/最小化することは、巻線のセット202および/またはインダクタ200のQ値(Q)の増加をもたらし得る。
図2〜図3は巻線の円形のセットを含むインダクタ(たとえば、ソレノイドインダクタ)を示すが、いくつかの実装形態では、巻線のセットは、非円形(たとえば、楕円、方形、矩形、六角形、八角形)であり得る。非円形巻線が使用される事例では、巻線のこれらの非円形セットは、依然として、内周囲、外周囲、内周、および外周を有し得る。インダクタの非円形巻線の例については、図7〜図8および図14〜図15で説明する。
いくつかの実装形態では、巻線のセットの周囲(たとえば、内周囲、外周囲、内周、外周)を画定および/または決定するために、巻線のセットに結合されるセットパッドの位置および/または寸法が熟考または考慮されるべきでない(すなわち、巻線のセットの周囲(たとえば、内周囲、外周囲、内周、外周)を画定および/または決定する際に、パッドのセットは除外されるべきである)。同様に、いくつかの実装形態では、巻線のセットの周囲(たとえば、内周囲、外周囲、内周、外周)を画定および/または決定するために、巻線のセットに結合されるセットビアの位置および/または寸法が熟考または考慮されるべきでない(すなわち、巻線のセットの周囲を画定および/または決定する際に、ビアのセットは除外されるべきである)。たとえば、いくつかの実装形態では、巻線のセットの周囲(たとえば、内周囲、外周囲、内周、外周)を画定および/または決定する際に、配線のセットのみが考慮されるべきである。
図4は、インダクタ200の側面図を示す。いくつかの実装形態では、インダクタ200は、ソレノイドインダクタである。図4に示すように、巻線のセット202は、第1の金属層212、第2の金属層214、および第3の金属層216を含む。いくつかの実装形態では、第1の金属層212は、基板(基板は図示せず)内の第1の配線である。いくつかの実装形態では、第2の金属層214は、基板内の第2の配線である。いくつかの実装形態では、第3の金属層216は、基板内の第3の配線である。いくつかの実装形態では、第1、第2、および第3の金属層212、214、および216は、基板(基板は図示せず)内のらせんを画定する。
図4は、インダクタ200が、第1のキャプチャパッド204、第2のキャプチャパッド206、第3のキャプチャパッド224、第4のキャプチャパッド226、第1のビア234、および第2のビア236を含むことも示す。いくつかの実装形態では、巻線のセット202は、第1のパッド204、第2のパッド206、第3のパッド224、第4のパッド226、第1のビア234、および第2のビア236を含む。いくつかの実装形態では、第1のパッド204は、第1の金属層212の一部分である。第1のパッド204および第1の金属層212は、M1金属層上にある。いくつかの実装形態では、第2のパッド206および/または第3のパッド224は、第2の金属層214の一部分である。第2のパッド206、第3のパッド224、および第2の金属層214は、M2金属層上にある。いくつかの実装形態では、第4のパッド226は、第3の金属層216の一部分である。第4のパッド226および第3の金属層216は、M3金属層上にある。
第1の金属層212は、第1のパッド204に結合される。第1のパッド204は、第1のビア234に結合される。第1のビア234は、第3のパッド224に結合される。第3のパッド224は、第2の金属層214に結合される。第2の金属層214は、第2のパッド206に結合される。第2のパッド206は第2のビア236に結合される。第2のビア236は、第4のパッド226に結合される。第4のパッド226は、第3の金属層216に結合される。
図5〜図6は、基板(たとえば、ラミネート基板、パッケージング用基板)内のインダクタ(たとえば、ソレノイドインダクタ)の側面図を示す。いくつかの実装形態では、図5〜図6は、集積デバイス(たとえば、基板)内の図2〜図3のインダクタ200(たとえば、ソレノイドインダクタ)の側面図を示す。図5〜図6において基板のすべての構成要素(たとえば、配線)が認識でき得るとは限らないことに留意されたい。
図5は、第1の誘電体層502、第2の誘電体層504、および第3の誘電体層506を含む集積デバイス500の例を示す。いくつかの実装形態では、第1の誘電体層502、第2の誘電体層504、および第3の誘電体層506は、集積デバイス500の基板(たとえば、ラミネート基板)を形成および/または画定する。いくつかの実装形態では、4つ以上の誘電体層が存在する場合があることに留意されたい。
いくつかの実装形態では、第1の誘電体層502は、コア層である。いくつかの実装形態では、第2の誘電体層504および第3の誘電体層506は、プリプレグ層である。いくつかの実装形態では、基板は、第1の配線510、第1のパッド512、第1のビア514、第2のパッド516、第2の配線518、第3のパッド520、第2のビア522、第4のパッド524、および第3の配線526を含む。いくつかの実装形態では、第1の配線510、第1のパッド512、第1のビア514、第2のパッド516、第2の配線518、第3のパッド520、第2のビア522、第4のパッド524、および第3の配線526は、基板内のインダクタ(たとえば、ソレノイドインダクタ)として動作するように構成される。
第1の配線510は、第1のパッド512に結合される。第1のパッド512は、第1のビア514に結合される。第1のビア514は、第2のパッド516に結合される。第2のパッド516は、第2の配線518に結合される。第2の配線518は、第3のパッド520に結合される。第3のパッド520は、第2のビア522に結合される。第2のビア522は、第4のパッド524に結合される。第4のパッド524は、第3の配線526に結合される。
第1の配線510、第1のパッド512、第1のビア514、第2のパッド516、第2の配線518、および第3のパッド520は、第1の誘電体層502内に配置される。さらに、図5に示すように、第1の配線510および第1のパッド512は、基板の第1の金属層(M1)上に配置された金属材料(たとえば、銅)である。加えて、第2のパッド516、第2の配線518、および第3のパッド520は、基板の第2の金属層(M2)上に配置された金属材料(たとえば、銅)である。第2のビア522、第4のパッド524、および第3の配線526は、第2の誘電体層504内に配置される。第4のパッド524および第3の配線526は、基板の第3の金属層(M3)上に配置された金属材料(たとえば、銅)である。
いくつかの実装形態では、第1のパッド512は、図3のパッド204に対応する。いくつかの実装形態では、第2のパッド516は、図3のパッド224に対応する。いくつかの実装形態では、第3のパッド520は、図3のパッド206に対応する。いくつかの実装形態では、第4のパッド524は、図3のパッド226に対応する。いくつかの実装形態では、図5の配線(たとえば、配線510、518、526)は、基板(たとえば、パッケージング用基板)内のトレースである。
図6は、基板層602、第1の誘電体層604、および第2の誘電体層606を含む集積デバイス600の別の例を示す。いくつかの実装形態では、基板層602、第1の誘電体層604、および第2の誘電体層606は、集積デバイス600のパッケージング用基板を形成および/または画定する。いくつかの実装形態では、3つまたは4つ以上の誘電体層が存在する場合があることに留意されたい。
いくつかの実装形態では、基板層602は、少なくとも誘電体、ガラス、セラミック、および/またはシリコンのうちの1つである。いくつかの実装形態では、パッケージング用基板は、第1の配線610、第1のパッド612、第1のビア614、第2のパッド616、第2の配線618、第3のパッド620、第2のビア622、第4のパッド624、および第3の配線626を含む。いくつかの実装形態では、第1の配線610、第1のパッド612、第1のビア614、第2のパッド616、第2の配線618、第3のパッド620、第2のビア622、第4のパッド624、および第3の配線626は、パッケージング用基板内のインダクタ(たとえば、ソレノイドインダクタ)として動作するように構成される。
第1の配線610は、第1のパッド612に結合される。第1のパッド612は、第1のビア614に結合される。第1のビア614は、第2のパッド616に結合される。第2のパッド616は、第2の配線618に結合される。第2の配線618は、第3のパッド620に結合される。第3のパッド620は、第2のビア622に結合される。第2のビア622は、第4のパッド624に結合される。第4のパッド624は、第3の配線626に結合される。
第1の配線610および第1のパッド612は、第2の誘電体層606内に配置される。図6に示すように、第1の配線610および第1のパッド612は、パッケージング用基板の第1の金属層(M1)上に配置された金属材料(たとえば、銅)である。第1のビア614は、基板層602内に配置される。第2のパッド616、第2の配線618、および第3のパッド620は、第1の誘電体層604内に配置される。第2のパッド616、第2の配線618、および第3のパッド620は、パッケージング用基板の第2の金属層(M2)上に配置された金属材料(たとえば、銅)である。第4のパッド624および第3の配線626は、第1の誘電体層604上に配置される。いくつかの実装形態では、第4のパッド624および第3の配線626は、別の誘電体層(図示せず)内に配置される。第4のパッド624および第3の配線626は、パッケージング用基板の第3の金属層(M3)上に配置された金属材料(たとえば、銅)である。
いくつかの実装形態では、第1のパッド612は、図3のパッド204に対応する。いくつかの実装形態では、第2のパッド616は、図3のパッド224に対応する。いくつかの実装形態では、第3のパッド620は、図3のパッド206に対応する。いくつかの実装形態では、第4のパッド624は、図3のパッド226に対応する。いくつかの実装形態では、配線(たとえば、配線610、618、626)は、パッケージング用基板内のトレースである。
いくつかの実装形態では、インダクタの配線(たとえば、配線212、214、216)の幅は、インダクタのビア(たとえば、ビア234、236)および/またはパッド(たとえば、パッド204、224、206、226)の幅/サイズ/直径よりも小さい。いくつかの実装形態では、インダクタのビア(たとえば、ビア234、236)および/またはパッド(たとえば、パッド204、224、206、226)の幅/サイズ/直径は、インダクタの配線(たとえば、配線212、214、216)の幅よりも大きい。たとえば、配線は第1の幅を有する場合があり、パッド(たとえば、キャプチャパッド)は第2の幅(たとえば、第2の直径)を有する場合があり、ビアは第3の幅(たとえば、第3の直径)を有する場合がある。いくつかの実装形態では、第1の幅は、第2の幅よりも小さい場合がある。いくつかの実装形態では、第1の幅は、第3の幅よりも小さい場合がある。いくつかの実装形態では、配線の幅は、インダクタの外半径と、インダクタの内半径との間の差(たとえば、インダクタの外周と内周との間の差の半分)として定義される。いくつかの実装形態では、インダクタのパッド(たとえば、キャプチャパッド)は、インダクタの配線と重なり得ることにも留意されたい。
いくつかの実装形態では、インダクタ(たとえば、ソレノイドインダクタ)はより多い巻きを有する場合があり、および/または基板内の4つ以上の金属層上にある場合がある。そのようなインダクタ(たとえば、ソレノイドインダクタ)の1つまたは複数の例については、図9〜図13で説明する。
非円形巻線を有する、基板内の例示的なソレノイドインダクタ
図7〜図8は、デバイス(たとえば、集積デバイス、半導体デバイス)用の新規のインダクタを概念的に示す。詳細には、図7は、巻線のセット702、第1のキャプチャパッド704、第2のキャプチャパッド706、第1のポート707、および第2のポート709を含むインダクタ700の上面図を示す。巻線のセット702は、非円形である。特に、巻線のセット702は、八角形のらせんを形成する。いくつかの実装形態では、インダクタ700は、ソレノイドインダクタである。いくつかの実装形態では、インダクタ700は、基板(たとえば、ラミネート基板、ガラス基板、セラミック基板、シリコン基板)内に配置される。巻線のセット702は、らせん状配線(たとえば、金属層)を含む。いくつかの実装形態では、インダクタ700は、インダクタ200が円形のらせんを有する一方でインダクタ700が八角形のらせんを有することを除けば、図2のインダクタ200と同様である。
図7に示すように、インダクタ700は、内周囲720および外周囲722を有する。いくつかの実装形態では、巻線のセット702は、内周囲720および外周囲722を有する。図7にさらに示すように、インダクタ700の構成要素のいずれも、内周囲720内に配置されていない。すなわち、インダクタ700の構成要素のすべてが、内周囲720上、または内周囲720の外側にある。いくつかの実装形態では、第1のパッド704および第2のパッド706は、渦電流損を低減/最小化するために内周囲720の外側にある。いくつかの実装形態では、渦電流損を低減/最小化することは、巻線のセット702および/またはインダクタ700のQ値(Q)の増加をもたらし得る。
図7は、第1のキャプチャパッド704および第2のキャプチャパッド706が内周囲720および外周囲722から突出することも示す。特に、図7に示すように、いくつかの実装形態では、第1のパッド704の少なくとも一部分(たとえば、一部またはすべて)が、巻線のセット702の外周囲722の外側にある。同様に、いくつかの実装形態では、第2のパッド706の少なくとも一部分(たとえば、一部またはすべて)が、巻線のセット702の外周囲722の外側にある。いくつかの実装形態では、第1のパッド704の少なくとも一部分および第2のパッド706の少なくとも一部分が、渦電流損を低減/最小化するために外周囲722の外側にある。いくつかの実装形態では、渦電流損を低減/最小化することは、巻線のセット702および/またはインダクタ700のQ値(Q)の増加をもたらし得る。
図8は、内周および外周が示された、図7のインダクタ700を示す。詳細には、図8は、インダクタ700の内周800および外周802を示す。いくつかの実装形態では、巻線のセット702は、内周800および外周802を有する。内周800は、内半径を有する。図7にさらに示すように、インダクタ700の構成要素のいずれも、内周800内に配置されていない。すなわち、インダクタ700の構成要素のすべてが、内周800上、または内周800の外側にある。いくつかの実装形態では、第1のパッド704および第2のパッド706は、渦電流損を低減/最小化するために内周800の外側にある。いくつかの実装形態では、渦電流損を低減/最小化することは、巻線のセット702および/またはインダクタ700のQ値(Q)の増加をもたらし得る。
図8は、第1のキャプチャパッド704および第2のキャプチャパッド706が内周800および外周802から突出することも示す。特に、図8に示すように、いくつかの実装形態では、第1のパッド704の少なくとも一部分(たとえば、一部またはすべて)が、巻線のセット702の外周802の外側にある。同様に、いくつかの実装形態では、第2のパッド706の少なくとも一部分(たとえば、一部またはすべて)が、巻線のセット702の外周802の外側にある。いくつかの実装形態では、第1のパッド704の少なくとも一部分および第2のパッド706の少なくとも一部分が、渦電流損を低減/最小化するために外周802の外側にある。いくつかの実装形態では、渦電流損を低減/最小化することは、巻線のセット702および/またはインダクタ700のQ値(Q)の増加をもたらし得る。
いくつかの実装形態では、図7〜図8のインダクタ700は、図3〜図6で図示および説明したインダクタと同様の、かつ/または同一の構造および/またはプロファイルを有し得る。
いくつかの実装形態では、巻線のセットの周囲(たとえば、内周囲、外周囲、内周、外周)を画定および/または決定するために、巻線のセットに結合されるセットパッドの位置および/または寸法が熟考または考慮されるべきでない(すなわち、巻線のセットの周囲(たとえば、内周囲、外周囲、内周、外周)を画定および/または決定する際に、パッドのセットは除外されるべきである)。同様に、いくつかの実装形態では、巻線のセットの周囲(たとえば、内周囲、外周囲、内周、外周)を画定および/または決定するために、巻線のセットに結合されるセットビアの位置および/または寸法が熟考または考慮されるべきでない(すなわち、巻線のセットの周囲を画定および/または決定する際に、ビアのセットは除外されるべきである)。たとえば、いくつかの実装形態では、巻線のセットの周囲(たとえば、内周囲、外周囲、内周、外周)を画定および/または決定する際に、配線のセットのみが考慮されるべきである。
基板内の例示的なソレノイドインダクタ
図9〜図10は、デバイス(たとえば、半導体デバイス)用の別の新規のインダクタを概念的に示す。詳細には、図9は、巻線のセット902、第1のパッド904、第2のパッド906、第3のパッド908、第1のポート907、および第2のポート909を含むインダクタ900の上面図を示す。いくつかの実装形態では、インダクタ900は、基板(たとえば、ラミネート基板、ガラス基板、セラミック基板、シリコン基板)内に配置される。巻線のセット902は、らせん状配線(たとえば、金属層)を含む。図9に示すように、インダクタ900は、内周囲920(たとえば、内周)および外周囲922(たとえば、外周)を有する。いくつかの実装形態では、巻線のセット902は、内周囲920および外周囲922を有する。内周囲920は、内半径を有する。図9にさらに示すように、インダクタ900の構成要素のいずれも、内周囲920内に配置されていない。すなわち、インダクタ900の構成要素のすべてが、内周囲920上、または内周囲920の外側にある。
いくつかの実装形態では、第1のパッド904、第2のパッド906、および第3のパッド908は、渦電流損を低減/最小化するために内周囲920の外側にある。いくつかの実装形態では、渦電流損を低減/最小化することは、巻線のセット902および/またはインダクタ900のQ値(Q)の増加をもたらし得る。
図9は、第1のパッド904、第2のパッド906、および第3のパッド908が内周囲920および外周囲922から突出することも示す。特に、図9に示すように、いくつかの実装形態では、第1のパッド904の少なくとも一部分(たとえば、一部またはすべて)が、巻線のセット902の外周囲922の外側にある。同様に、いくつかの実装形態では、第2のパッド906の少なくとも一部分(たとえば、一部またはすべて)が、巻線のセット902の外周囲922の外側にある。さらに、いくつかの実装形態では、第3のパッド908の少なくとも一部分(たとえば、一部またはすべて)が、巻線のセット902の外周囲922の外側にある。いくつかの実装形態では、第1のパッド904の少なくとも一部分、第2のパッド906の少なくとも一部分、および第3のパッド908の少なくとも一部分が、渦電流損を低減/最小化するために外周囲922の外側にある。いくつかの実装形態では、渦電流損を低減/最小化することは、巻線のセット902および/またはインダクタ900のQ値(Q)の増加をもたらし得る。
図10は、インダクタ900の斜視図を示す。いくつかの実装形態では、インダクタ900は、ソレノイドインダクタである。図9に示すように、巻線のセット902は、第1の金属層912、第2の金属層914、第3の金属層916、および第4の金属層918を含む。いくつかの実装形態では、第1の金属層912は、基板(たとえば、ラミネート基板、ガラス基板、セラミック基板、シリコン基板)内の第1の配線である。いくつかの実装形態では、第2の金属層914は、基板内の第2の配線である。いくつかの実装形態では、第3の金属層916は、基板内の第3の配線である。いくつかの実装形態では、第4の金属層918は、基板内の第4の配線である。いくつかの実装形態では、第1、第2、第3、および第4の金属層912、914、916、および918は、基板(たとえば、パッケージング用基板)内のらせんを画定する。第1の金属層912は、第2のポート909に結合される。第4の金属層918は、第1のポート907に結合される。
図10は、インダクタ900が、第1のパッド904、第2のパッド906、第3のパッド908、第4のパッド924、第5のパッド926、第6のパッド928、第1のビア934、第2のビア936、および第3のビア938を含むことも示す。いくつかの実装形態では、巻線のセット902は、第1のパッド904、第2のパッド906、第3のパッド908、第4のパッド924、第5のパッド926、第6のパッド928、第1のビア934、第2のビア936、および第3のビア938を含む。いくつかの実装形態では、第1のパッド904は、第1の金属層912の一部分である。いくつかの実装形態では、第2のパッド906は、第2の金属層914の一部分である。いくつかの実装形態では、第3のパッド908は、第3の金属層916の一部分である。
図10に示すように、第2のポート909は、第1の金属層912に結合される。第1の金属層912は、第1のパッド904に結合される。第1のパッド904は、第1のビア934に結合される。第1のビア934は、第4のパッド924に結合される。第4のビア924は、第2の金属層914に結合される。第2の金属層914は、第2のパッド906に結合される。第2のパッド906は、第2のビア936に結合される。第2のビア936は、第5のパッド926に結合される。第5のパッド926は、第3の金属層916に結合される。第3の金属層916は、第3のパッド908に結合される。第3のパッド908は、第3のビア938に結合される。第3のビア938は、第6のパッド928に結合される。第6のパッド928は、第4の金属層918に結合される。第4の金属層918は、第5のポート907に結合される。インダクタ900の構成要素のいずれも、内周囲920内に配置されていない。すなわち、インダクタ900の構成要素のすべてが、内周囲920上、または内周囲920の外側にある。
いくつかの実装形態では、第1のパッド904、第2のパッド906、第3のパッド908、第4のパッド924、第5のパッド926、および第6のパッド928は、渦電流損を低減/最小化するために内周囲920の外側にある。いくつかの実装形態では、渦電流損を低減/最小化することは、巻線のセット902および/またはインダクタ900のQ値(Q)の増加をもたらし得る。
図10は、第1のパッド904、第2のパッド906、第3のパッド908、第4のパッド924、第5のパッド926、および第6のパッド928が、内周囲920および外周囲922から(たとえば、ソレノイドインダクタの内側部分から)突出することも示す。図10に示すように、いくつかの実装形態では、第1のパッド904の少なくとも一部分(たとえば、一部またはすべて)が、巻線のセット902の外周囲922の外側にある。同様に、いくつかの実装形態では、第2のパッド906の少なくとも一部分(たとえば、一部またはすべて)が、巻線のセット902の外周囲922の外側にある。加えて、いくつかの実装形態では、第3のパッド908の少なくとも一部分(たとえば、一部またはすべて)が、巻線のセット902の外周囲922の外側にある。
さらに、いくつかの実装形態では、第4のパッド924の少なくとも一部分(たとえば、一部またはすべて)が、巻線のセット902の外周囲922の外側にある。同様に、いくつかの実装形態では、第5のパッド926の少なくとも一部分(たとえば、一部またはすべて)が、巻線のセット902の外周囲922の外側にある。加えて、いくつかの実装形態では、第6のパッド928の少なくとも一部分(たとえば、一部またはすべて)が、巻線のセット202の外周囲922の外側にある。
いくつかの実装形態では、第1のパッド904の少なくとも一部分、第2のパッド906の少なくとも一部分、第3のパッド908の少なくとも一部分、第4のパッド924の少なくとも一部分、第5のパッド926の少なくとも一部分、および第6のパッド928の少なくとも一部分が、渦電流損を低減/最小化するために外周囲922の外側にある。いくつかの実装形態では、渦電流損を低減/最小化することは、巻線のセット902および/またはインダクタ900のQ値(Q)の増加をもたらし得る。
図9〜図10は巻線の円形のセットを含むインダクタ(たとえば、ソレノイドインダクタ)を示すが、いくつかの実装形態では、巻線のセットは、非円形(たとえば、楕円、方形、矩形、六角形、八角形)であり得る。非円形巻線が使用される事例では、巻線のこれらの非円形セットは、依然として、内周囲、外周囲、内周、および外周を有し得る。インダクタの非円形巻線の例については、図14〜図15で説明する。
いくつかの実装形態では、巻線のセットの周囲(たとえば、内周囲、外周囲、内周、外周)を画定および/または決定するために、巻線のセットに結合されるセットパッドの位置および/または寸法が熟考または考慮されるべきでない(すなわち、巻線のセットの周囲(たとえば、内周囲、外周囲、内周、外周)を画定および/または決定する際に、パッドのセットは除外されるべきである)。同様に、いくつかの実装形態では、巻線のセットの周囲(たとえば、内周囲、外周囲、内周、外周)を画定および/または決定するために、巻線のセットに結合されるセットビアの位置および/または寸法が熟考または考慮されるべきでない(すなわち、巻線のセットの周囲を画定および/または決定する際に、ビアのセットは除外されるべきである)。たとえば、いくつかの実装形態では、巻線のセットの周囲(たとえば、内周囲、外周囲、内周、外周)を画定および/または決定する際に、配線のセットのみが考慮されるべきである。
図11は、インダクタ900の側面図を示す。いくつかの実装形態では、インダクタ900は、ソレノイドインダクタである。図11に示すように、巻線のセット902は、第1の金属層912、第2の金属層914、第3の金属層916、および第4の金属層918を含む。いくつかの実装形態では、第1の金属層912は、基板(図示せず)内の第1の配線である。いくつかの実装形態では、第2の金属層914は、基板内の第2の配線である。いくつかの実装形態では、第3の金属層916は、基板内の第3の配線である。いくつかの実装形態では、第4の金属層918は、基板内の第4の配線である。いくつかの実装形態では、第1、第2、第3、および第4の金属層912、914、916、および918は、基板(たとえば、パッケージング用基板)内のらせんを画定する。
図11は、インダクタ900が、第1のパッド904、第2のパッド906、第3のパッド908、第4のパッド924、第5のパッド926、第6のパッド928、第1のビア934、第2のビア936、および第3のビア938を含むことも示す。いくつかの実装形態では、巻線のセット902は、第1のパッド904、第2のパッド906、第3のパッド908、第4のパッド924、第5のパッド926、第6のパッド928、第1のビア934、第2のビア936、および第3のビア938を含む。いくつかの実装形態では、第1のパッド904は、第1の金属層912の一部分である。第1のパッド904および第1の金属層912は、M1金属層上にある。いくつかの実装形態では、第2のパッド906および/または第4のパッド924は、第2の金属層914の一部分である。第2のパッド906、第4のパッド924、および第2の金属層914は、M2金属層上にある。いくつかの実装形態では、第3のパッド908および第5のパッド926は、第3の金属層916の一部分である。第3のパッド908、第5のパッド926、および第3の金属層916は、M3金属層上にある。いくつかの実装形態では、第6のパッド928は、第4の金属層918の一部分である。第6のパッド928および第4の金属層918は、M4金属層上にある。
図12〜図13は、基板(たとえば、ラミネート基板、パッケージング用基板)内のインダクタ(たとえば、ソレノイドインダクタ)の側面図を示す。いくつかの実装形態では、図12〜図13は、集積デバイス(たとえば、基板)内の図9〜図10のインダクタ900(たとえば、ソレノイドインダクタ)の側面図を示す。図12〜図13において基板のすべての構成要素(たとえば、配線)が認識でき得るとは限らないことに留意されたい。
図12は、第1の誘電体層1202、第2の誘電体層1204、および第3の誘電体層1206を含む集積デバイス1200の例を示す。いくつかの実装形態では、第1の誘電体層1202、第2の誘電体層1204、および第3の誘電体層1206は、集積デバイス1200の基板(たとえば、ラミネート基板)を形成および/または画定する。いくつかの実装形態では、4つ以上の誘電体層が存在する場合があることに留意されたい。
いくつかの実装形態では、第1の誘電体層1202は、コア層である。いくつかの実装形態では、第2の誘電体層1204および第3の誘電体層1206は、プリプレグ層である。いくつかの実装形態では、基板は、第1の配線1207、第1のパッド1208、第1のビア1209、第2のパッド1210、第2の配線1211、第3のパッド1212、第2のビア1214、第4のパッド1216、第3の配線1218、第5のパッド1220、第3のビア1222、第6のパッド1224、および第4の配線1226を含む。いくつかの実装形態では、第1の配線1207、第1のパッド1208、第1のビア1209、第2のパッド1210、第2の配線1211、第3のパッド1212、第2のビア1214、第4のパッド1216、第3の配線1218、第5のパッド1220、第3のビア1222、第6のパッド1224、および第4の配線1226は、基板内のインダクタ(たとえば、ソレノイドインダクタ)として動作するように構成される。
第1の配線1207は、第1のパッド1208に結合される。第1のパッド1208は、第1のビア1209に結合される。第1のビア1209は、第2のパッド1210に結合される。第2のパッド1210は、第2の配線1211に結合される。第2の配線1211は、第3のパッド1212に結合される。第3のパッド1212は、第2のビア1214に結合される。第2のビア1214は、第4のパッド1216に結合される。第4のパッド1216は、第3の配線1218に結合される。第3の配線1218は、第5のパッド1220に結合される。第5のパッド1220は、第3のビア1222に結合される。第3のビア1222は、第6のパッド1224に結合される。第6のパッド1224は、第4の配線1226に結合される。
第1の配線1207、第1のパッド1208、および第1のビア1209は、第3の誘電体層1206内に配置される。さらに、図12に示すように、第1の配線1207および第1のパッド1208は、基板の第1の金属層(M1)上に配置された金属材料(たとえば、銅)である。第2のパッド1210、第2の配線1211、第3のパッド1212、第2のビア1214、第4のパッド1216、第3の配線1218、および第5のパッド1220は、第1の誘電体層1202内に配置される。加えて、第2のパッド1210、第2の配線1211、および第3のパッド1212は、基板の第2の金属層(M2)上に配置された金属材料(たとえば、銅)である。第4のパッド1216、第3の配線1218、および第5のパッド1220は、基板の第3の金属層(M3)上に配置された金属材料(たとえば、銅)である。第3のビア1222、第6のパッド1224、および第4の配線1226は、第2の誘電体層1204内に配置される。第6のパッド1224および第4の配線1226は、基板の第4の金属層(M4)上に配置された金属材料(たとえば、銅)である。
いくつかの実装形態では、第1のパッド1208は、図3のパッド904に対応する。いくつかの実装形態では、第2のパッド1210は、図9のパッド924に対応する。いくつかの実装形態では、第3のパッド1212は、図9のパッド906に対応する。いくつかの実装形態では、第4のパッド1216は、図9のパッド926に対応する。いくつかの実装形態では、第5のパッド1220は、図9のパッド908に対応する。いくつかの実装形態では、第6のパッド1224は、図9のパッド928に対応する。いくつかの実装形態では、図12の配線(たとえば、配線1207、1210、1218、1226)は、基板(たとえば、パッケージング用基板)内のトレースである。
図13は、基板層1302、第1の誘電体層1304、および第2の誘電体層1306を含む集積デバイス1300の別の例を示す。いくつかの実装形態では、基板層1302、第1の誘電体層1304、および第2の誘電体層1306は、集積デバイス1300のパッケージング用基板を形成および/または画定する。いくつかの実装形態では、3つまたは4つ以上の誘電体層が存在する場合があることに留意されたい。
いくつかの実装形態では、基板層1302は、少なくとも誘電体、ガラス、および/またはシリコンのうちの1つである。いくつかの実装形態では、基板は、第1の配線1307、第1のパッド1308、第1のビア1309、第2のパッド1310、第2の配線1311、第3のパッド1312、第2のビア1314、第4のパッド1316、第3の配線1318、第5のパッド1320、第3のビア1322、第6のパッド1324、および第4の配線1326を含む。いくつかの実装形態では、第1の配線1307、第1のパッド1308、第1のビア1309、第2のパッド1310、第2の配線1311、第3のパッド1312、第2のビア1314、第4のパッド1316、第3の配線1318、第5のパッド1320、第3のビア1322、第6のパッド1324、および第4の配線1326は、基板内のインダクタ(たとえば、ソレノイドインダクタ)として動作するように構成される。
第1の配線1307は、第1のパッド1308に結合される。第1のパッド1308は、第1のビア1309に結合される。第1のビア1309は、第2のパッド1310に結合される。第2のパッド1310は、第2の配線1311に結合される。第2の配線1311は、第3のパッド1312に結合される。第3のパッド1312は、第2のビア1314に結合される。第2のビア1314は、第4のパッド1316に結合される。第4のパッド1316は、第3の配線1318に結合される。第3の配線1318は、第5のパッド1320に結合される。第5のパッド1320は、第3のビア1322に結合される。第3のビア1322は、第6のパッド1324に結合される。第6のパッド1324は、第4の配線1326に結合される。
第1の配線1307、第1のパッド1308、第1のビア1309、第2のパッド1310、第2の配線1310、および第3のパッド1312は、第2の誘電体層1306内に配置される。さらに、図13に示すように、第1の配線1307および第1のパッド1308は、基板の第1の金属層(M1)上に配置された金属材料(たとえば、銅)である。加えて、第2のパッド1310、第2の配線1311、および第3のパッド1312は、基板の第2の金属層(M2)上に配置された金属材料(たとえば、銅)である。第2のビア1314は、基板1302内に配置される。第4のパッド1316、第3の配線1318、第5のパッド1320、および第3のビア1322は、第1の誘電体層1304内に配置される。第4のパッド1316、第3の配線1318、および第5のパッド1320は、基板の第3の金属層(M3)上に配置された金属材料(たとえば、銅)である。第6のパッド1324および第4の配線1326は、第1の誘電体層1304上に配置される。いくつかの実装形態では、第6のパッド1324および第4の配線1326は、別の誘電体層(図示せず)内に配置される。第6のパッド1324および第4の配線1326は、基板の第4の金属層(M4)上に配置された金属材料(たとえば、銅)である。
いくつかの実装形態では、第1のパッド1308は、図3のパッド904に対応する。いくつかの実装形態では、第2のパッド1310は、図9のパッド924に対応する。いくつかの実装形態では、第3のパッド1312は、図9のパッド906に対応する。いくつかの実装形態では、第4のパッド1316は、図9のパッド926に対応する。いくつかの実装形態では、第5のパッド1320は、図9のパッド908に対応する。いくつかの実装形態では、第6のパッド1324は、図9のパッド928に対応する。いくつかの実装形態では、図13の配線(たとえば、配線1307、1311、1318、1326)は、基板(たとえば、パッケージング用基板)内のトレースである。
いくつかの実装形態では、インダクタの配線(たとえば、配線912、914、916、918)の幅は、インダクタのビア(たとえば、ビア934、936、938)および/またはパッド(たとえば、パッド904、924、906、926、908、928)の幅/サイズ/直径よりも小さい。いくつかの実装形態では、インダクタのビア(たとえば、ビア934、936、938)および/またはパッド(たとえば、パッド904、924、906、926、908、928)の幅/サイズ/直径は、インダクタの配線(たとえば、配線912、914、916、918)の幅よりも大きい。たとえば、配線は第1の幅を有する場合があり、パッド(たとえば、キャプチャパッド)は第2の幅(たとえば、第2の直径)を有する場合があり、ビアは第3の幅(たとえば、第3の直径)を有する場合がある。いくつかの実装形態では、第1の幅は、第2の幅よりも小さい場合がある。いくつかの実装形態では、第1の幅は、第3の幅よりも小さい場合がある。いくつかの実装形態では、配線の幅は、インダクタの外半径と、インダクタの内半径との間の差(たとえば、インダクタの外周と内周との間の差の半分)として定義される。いくつかの実装形態では、インダクタのパッド(たとえば、キャプチャパッド)は、インダクタの配線と重なり得ることにも留意されたい。
非円形巻線を有する、基板内の例示的なソレノイドインダクタ
図14〜図15は、デバイス(たとえば、半導体デバイス)用の別の新規のインダクタを概念的に示す。詳細には、図14は、巻線のセット1402、第1のパッド1404、第2のパッド1406、第3のパッド1408、第1のポート1407、および第2のポート1409を含むインダクタ1400の上面図を示す。いくつかの実装形態では、インダクタ1400は、基板および/またはダイ内に配置される。巻線のセット1402は、八角形のらせん状配線(たとえば、金属層)を含む。いくつかの実装形態では、インダクタ1400は、インダクタ900が円形のらせんを有する一方でインダクタ1400が八角形のらせんを有することを除けば、図9のインダクタ900と同様である。
図14に示すように、インダクタ1400は、内周囲1420および外周囲1422を有する。いくつかの実装形態では、巻線のセット1402は、内周囲1420および外周囲1422を有する。図14にさらに示すように、インダクタ1400の構成要素のいずれも、内周囲1420内に配置されていない。すなわち、インダクタ1400の構成要素のすべてが、内周囲1420上、または内周囲1420の外側にある。
いくつかの実装形態では、第1のパッド1404、第2のパッド1406、および第3のパッド1408は、渦電流損を低減/最小化するために内周囲1420の外側にある。いくつかの実装形態では、渦電流損を低減/最小化することは、巻線のセット1402および/またはインダクタ1400のQ値(Q)の増加をもたらし得る。
図14は、第1のパッド1404、第2のパッド1406、および第3のパッド1408が内周囲1420および外周囲1422から突出することも示す。特に、図14に示すように、いくつかの実装形態では、第1のパッド1404の少なくとも一部分(たとえば、一部またはすべて)が、巻線のセット1402の外周囲1422の外側にある。同様に、いくつかの実装形態では、第2のパッド1406の少なくとも一部分(たとえば、一部またはすべて)が、巻線のセット1402の外周囲1422の外側にある。さらに、いくつかの実装形態では、第3のパッド1408の少なくとも一部分(たとえば、一部またはすべて)が、巻線のセット1402の外周囲1422の外側にある。いくつかの実装形態では、第1のパッド1404の少なくとも一部分、第2のパッド1406の少なくとも一部分、および第3のパッド1408の少なくとも一部分が、渦電流損を低減/最小化するために外周囲1422の外側にある。いくつかの実装形態では、渦電流損を低減/最小化することは、巻線のセット1402および/またはインダクタ1400のQ値(Q)の増加をもたらし得る。
いくつかの実装形態では、第1のパッド1404、第2のパッド1406、および第3のパッド1408は、渦電流損を低減/最小化するために内周囲1420の外側にある。いくつかの実装形態では、渦電流損を低減/最小化することは、巻線のセット1402および/またはインダクタ1400のQ値(Q)の増加をもたらし得る。
図14は、第1のパッド1404、第2のパッド1406、および第3のパッド1408が内周囲1420および外周囲1422から突出することも示す。特に、図14に示すように、いくつかの実装形態では、第1のパッド1404の少なくとも一部分(たとえば、一部またはすべて)が、巻線のセット1402の外周囲1422の外側にある。同様に、いくつかの実装形態では、第2のパッド1406の少なくとも一部分(たとえば、一部またはすべて)が、巻線のセット1402の外周囲1422の外側にある。さらに、いくつかの実装形態では、第3のパッド1408の少なくとも一部分(たとえば、一部またはすべて)が、巻線のセット1402の外周囲1422の外側にある。いくつかの実装形態では、第1のパッド1404の少なくとも一部分、第2のパッド1406の少なくとも一部分、および第3のパッド1408の少なくとも一部分が、渦電流損を低減/最小化するために外周囲1422の外側にある。いくつかの実装形態では、渦電流損を低減/最小化することは、巻線のセット1402および/またはインダクタ1400のQ値(Q)の増加をもたらし得る。
図15は、内周および外周が示された、図14のインダクタ1400を示す。詳細には、図15は、インダクタ1400の内周1500および外周1502を示す。図15に示すように、インダクタ1400は、内周1500および外周1502を有する。いくつかの実装形態では、巻線のセット1402は、内周1500および外周1502を有する。内周1502は、内半径を有する。図15にさらに示すように、インダクタ1400の構成要素のいずれも、内周1500内に配置されていない。すなわち、インダクタ1400の構成要素のすべてが、内周1500上、または内周1500の外側にある。
いくつかの実装形態では、第1のパッド1404、第2のパッド1406、および第3のパッド1408は、渦電流損を低減/最小化するために内周1500の外側にある。いくつかの実装形態では、渦電流損を低減/最小化することは、巻線のセット1402および/またはインダクタ1400のQ値(Q)の増加をもたらし得る。
図15は、第1のパッド1404、第2のパッド1406、および第3のパッド1408が内周1500および外周1502から突出することも示す。特に、図15に示すように、いくつかの実装形態では、第1のパッド1404の少なくとも一部分(たとえば、一部またはすべて)が、巻線のセット1402の外周1502の外側にある。同様に、いくつかの実装形態では、第2のパッド1406の少なくとも一部分(たとえば、一部またはすべて)が、巻線のセット1402の外周1502の外側にある。さらに、いくつかの実装形態では、第3のパッド1408の少なくとも一部分(たとえば、一部またはすべて)が、巻線のセット1402の外周1502の外側にある。いくつかの実装形態では、第1のパッド1404の少なくとも一部分、第2のパッド1406の少なくとも一部分、および第3のパッド1408の少なくとも一部分が、渦電流損を低減/最小化するために外周1502の外側にある。いくつかの実装形態では、渦電流損を低減/最小化することは、巻線のセット1402および/またはインダクタ1400のQ値(Q)の増加をもたらし得る。
いくつかの実装形態では、図14〜図15のインダクタ1400は、図9〜図13で図示および説明したインダクタと同様の、かつ/または同一の構造および/またはプロファイルを有し得る。
いくつかの実装形態では、巻線のセットの周囲(たとえば、内周囲、外周囲、内周、外周)を画定および/または決定するために、巻線のセットに結合されるセットパッドの位置および/または寸法が熟考または考慮されるべきでない(すなわち、巻線のセットの周囲(たとえば、内周囲、外周囲、内周、外周)を画定および/または決定する際に、パッドのセットは除外されるべきである)。同様に、いくつかの実装形態では、巻線のセットの周囲(たとえば、内周囲、外周囲、内周、外周)を画定および/または決定するために、巻線のセットに結合されるセットビアの位置および/または寸法が熟考または考慮されるべきでない(すなわち、巻線のセットの周囲を画定および/または決定する際に、ビアのセットは除外されるべきである)。たとえば、いくつかの実装形態では、巻線のセットの周囲(たとえば、内周囲、外周囲、内周、外周)を画定および/または決定する際に、配線のセットのみが考慮されるべきである。
いくつかの例示的なインダクタ(たとえば、ソレノイドインダクタ)を提供してきたが、次に、インダクタを含む基板を提供/製造するためのシーケンスについて以下で説明する。
ソレノイドインダクタを含む基板を製造するための例示的なプロセス
図16A〜図16Dは、インダクタ(たとえば、ソレノイドインダクタ)を含む基板を提供/製造するための例示的なシーケンスを示す。明瞭性および単純化の目的のために、図16A〜図16Dのプロセスは、基板を製造するすべてのステップおよび/または段階を必ずしも含まないことに留意されたい。さらに、いくつかの事例では、いくつかのステップおよび/または段階は、プロセスの説明を簡単にするために、単一のステップおよび/または段階に結合されている場合がある。図16A〜図16Dのパターンの形状、パターン特徴部、構成要素(たとえば、複合材料導電性トレース、ビア)は、概念的な例にすぎず、パターンの実際の形状および形態、パターン特徴部、ならびに構成要素を必ずしも表さないものとすることにも留意されたい。
図16Aに示すように、めっき処理は、コア層1602で(段階1において)開始する。いくつかの実施態様では、コア層1602は、誘電体である。材料製造業者または材料供給業者は、しばしば、第1の金属層1604および第2の金属層1606とともにコア層1602を、基板製造業者に供給し得る。様々な実装形態は、様々な金属層1604〜1606を使用し得る。いくつかの実装形態では、金属層1604および1606の一方または両方は、銅材料(たとえば、銅複合材料箔)である。いくつかの実装形態では、金属層(たとえば、銅複合材料箔)のうちの1つまたは複数は、2〜5ミクロン(μm)の厚さを有し得る。いくつかの実装形態では、1つまたは複数の金属層1604および1606は、3〜12ミクロン(μm)の厚さを有する銅複合材料箔であり得る。そのような場合、このプロセスは、場合によっては、下部の銅複合材料箔の厚さまで下方にエッチングし得る。いくつかの実装形態では、金属層1604および1606のうちの1つまたは複数は、プライマ付きの銅層であり得る。
次に、このプロセスは、(段階2において)コア層1602上でドリリング動作を実行し、基板上に1つまたは複数のパターン特徴部(たとえば、ビアパターン特徴部1608)を画定する。ドリリング動作は、レーザードリリング動作であり得る。ドリリング動作は、第1の金属層1604、コア層1602の誘電体、および第2の金属層1606を貫通し得る。
次いで、このプロセスは、(段階3において)1つまたは複数のめっき処理を実行し、基板の特徴部(たとえば、ビア特徴部1609)を画定する。いくつかの実装形態では、ビア特徴部1609は、基板の正面と背面との間の相互接続を提供し得る。様々な実装形態は、めっき処理を様々に実行し得る。いくつかの実装形態では、無電解銅シードが、パターン特徴部(たとえば、ビアパターン特徴部1608)の(たとえば、表面)上に堆積され、ビア特徴部1609を形成する。図16Aの段階3は、パターン特徴部1608の表面のみが覆われることを示し、これは、無電解銅シードの層が特徴部1609の壁上に形成されることを意味する。いくつかの実装形態は、基板の特徴部/構成要素を画定するために充填めっきを実行し得る。いくつかの実装形態では、充填めっきは、金属層1604および1606のうちの1つまたは複数上に形成され得る。すなわち、段階3において、いくつかの実装形態は、金属層1604および1606上に追加の層(たとえば、銅、銅複合材料)を付加し得る。いくつかの実装形態では、コア層1602は、材料供給業者からのいかなる金属層1604および1606もなしに受容され得る。そのような場合、段階3において、このプロセスは、コア層1602上に1つまたは複数の金属層を付加/堆積/めっきし得る。銅および/または銅複合材料を付加、堆積、またはめっきするための様々なプロセス/方法については、図17〜図21に関してさらに詳細に説明する。
次に、このプロセスは、(段階4において)コア層1602に1つまたは複数の特徴部/構成要素(たとえば、複合材料導電性トレース1611)を提供する。いくつかの実装形態では、特徴部は、金属層1604および1606から画定され得る。様々な実装形態は、特徴部を様々に画定し得る。いくつかの実装形態では、このプロセスは、ドライフィルムパターニングプロセス、ドライフィルムストリッピングプロセス、およびエッチングプロセスを使用することによって特徴部(たとえば、複合材料導電性トレース1611)を提供する。いくつかのドライフィルムパターニングプロセス、ドライフィルムストリッピングプロセス、およびエッチングプロセスについては、図17〜図21に関して以下にさらに説明する。段階4は、いくつかの実装形態では、これらのドライフィルムパターニングプロセス、ドライフィルムストリッピングプロセス、およびエッチングプロセスの使用の最終結果を概念的に表す。これらのプロセスの例には、モディファイドセミアディティブ工法(mSAP)およびサブトラクティブエッチングプロセスが含まれる。
次いで、このプロセスは、(段階5において)第1のプリプレグ層1610および第2のプリプレグ層1612を提供する。いくつかの実装形態では、プリプレグ層1610および1612は、誘電体である。基板製造業者または基板供給業者は、しばしば、第3の金属層1614および第4の金属層1616とともにプリプレグ層1610および1612を供給し得る。様々な実装形態は、様々な金属層1614および1616を使用し得る。いくつかの実装形態では、金属層1614および1616の一方または両方は、銅材料(たとえば、銅複合材料箔)である。いくつかの実装形態では、金属層(たとえば、銅複合材料箔)のうちの1つまたは複数は、2〜5ミクロン(μm)の厚さを有し得る。いくつかの実装形態では、1つまたは複数の金属層1614および1616は、3〜12ミクロン(μm)の厚さを有する銅複合材料箔であり得る。そのような場合、このプロセスは、場合によっては、銅複合材料箔の厚さまで下方にエッチングし得る。いくつかの実装形態では、金属層1614および1616のうちの1つまたは複数は、プライマ付きの銅層であり得る。
次に、このプロセスは、(段階6において)第2のプリプレグ層1612上でドリリング動作を実行し、プリプレグ層1612上に1つまたは複数のパターン特徴部(たとえば、ビアパターン特徴部1617)を画定する。ドリリング動作は、レーザードリリング動作であり得る。次いで、このプロセスは、(段階7において)1つまたは複数のめっき処理を実行し、基板の特徴部(たとえば、ビア特徴部1618)を画定する。様々な実装形態は、めっき処理を様々に実行し得る。いくつかの実装形態では、無電解銅複合材料シードが、パターン特徴部(たとえば、ビアパターン特徴部1617)の(たとえば、表面)上に堆積され、ビア特徴部1618を形成する。段階7は、いくつかの実装形態において、パターン特徴部1617の表面のみが覆われることを示し、これは、無電解銅複合材料シードの層が特徴部1617の壁上に形成されることを意味する。いくつかの実装形態は、基板の特徴部/構成要素を画定するために充填めっきを実行し得る。いくつかの実装形態では、充填めっきおよび/または無電解銅シードは、金属層1614および1616のうちの1つまたは複数上に形成され得る。すなわち、段階7において、いくつかの実装形態は、金属層1614および1616上に追加の層(たとえば、銅、銅複合材料)を付加し得る。いくつかの実装形態では、層1610および1612は、基板供給業者からのいかなる金属層1614および1616もなしに受容され得る。そのような層1610および1612は、ビルドアップ層(たとえば、銅箔がないときの層)と呼ばれ得る。そのような場合、段階7において、この方法は、プリプレグ層1610および1612上に1つまたは複数の金属層(たとえば、銅シード層)を付加/堆積/めっきし得る。銅および/または銅複合材料を付加、堆積、またはめっきするための様々なプロセス/方法については、図17〜図21に関してさらに詳細に説明する。
次に、このプロセスは、(段階8において)プリプレグ層1612に1つまたは複数の特徴部/構成要素(たとえば、複合材料導電性トレース1620)を提供する。いくつかの実装形態では、特徴部は、金属層1616から画定され得る。様々な実装形態は、特徴部を様々に画定し得る。いくつかの実装形態では、このプロセスは、ドライフィルムパターニングプロセス、ドライフィルムストリッピングプロセス、およびエッチングプロセスを使用することによって特徴部(たとえば、複合材料導電性トレース1620)を提供/画定する。いくつかのドライフィルムパターニングプロセス、ドライフィルムストリッピングプロセス、およびエッチングプロセスについては、図17〜図21に関して以下にさらに説明する。段階8は、いくつかの実装形態では、これらのドライフィルムパターニングプロセス、ドライフィルムストリッピングプロセス、およびエッチングプロセスの使用の最終結果を概念的に表す。これらのプロセスの例には、モディファイドセミアディティブ工法(mSAP)およびサブトラクティブエッチングプロセスが含まれる。
図16A〜図16Dに示した例はmSAPプロセスに関するものであるが、SAPプロセスは、いくつかの実装形態では、プロセスの開始時に銅箔が完全に除去されることを除いて、同様のプロセスを進む。
いくつかの実装形態では、追加の層が、基板に付加され得る。したがって、めっき処理は、所望の数の層に達するまで、数回、反復され得る(たとえば、段階5〜8が反復され得る)。
ペーストプロセスおよびめっき処理のための短縮されたシーケンスについて説明してきたが、次に、上記のプロセスのより詳細な説明を以下に記載する。
めっき処理のための例示的な流れ図
図17は、ソレノイドインダクタを含む基板を製造するためのモディファイドセミアディティブ工法(mSAP)パターニングプロセスの流れ図を示す。図17について、いくつかの実装形態のmSAPプロセス中の基板の層(たとえば、コア層、プリプレグ層)のシーケンスを示す図18を参照しながら説明する。
図17に示すように、プロセス1700は、(1705において)誘電体層上の金属層(たとえば、銅複合材料)をシンニングすることによって開始し得る。誘電体層は、基板のコア層またはプリプレグ層であり得る。いくつかの実装形態では、金属層は、3〜5ミクロン(μm)の厚さにシンニングされる。金属層のシンニングは、薄い銅層1804(銅複合材料であり得る)を含む誘電体層1802を示す、図18の段階1に示される。いくつかの実装形態では、金属層は、すでに十分に薄い場合がある。たとえば、いくつかの実装形態では、コア層または誘電体層は、薄い銅箔を提供され得る。したがって、いくつかの実装形態は、コア層/誘電体層の金属層のシンニングをバイパス/スキップし得る。加えて、いくつかの実装形態では、無電解銅シード層めっきが、1つまたは複数の誘電体層内の任意のドリリングされたビアの表面を覆うように実行され得る。
次に、このプロセスは(1710において)ドライフィルムレジスト(DFR)を塗布し、(1710において)DFR上にパターンが作成される。図18の段階2は、DFR1806がシンニングされた金属層1804の頂部上に塗布されることを示すが、図18の段階3は、DFR1806のパターニングを示す。図3に示すように、パターニングは、DFR1806内に開口部1808を作成する。
(1715において)DFRをパターニングした後、次いで、このプロセスは、(1720において)DFRのパターンを通して銅複合材料を電気めっきする。いくつかの実装形態では、電気めっきすることは、浴溶液内に誘電体および金属層を浸漬することを含む。図18を参照すると、段階4は、銅複合材料1810がDFR1806の開口部1808内でめっきされることを示す。
図17を再び参照すると、このプロセスは、(1725において)DFRを除去し、(1730において)特徴部を分離する(たとえば、ビア、複合材料導電性トレース、および/またはパッドなどの構成要素を作成する)ために銅複合材料箔材料を選択的にエッチングし、終了する。図18を参照すると、段階5は、DFR1806の除去を示すが、段階6は、エッチングプロセス後の画定された特徴部を示す。図11の上記のプロセスは、基板の各コア層またはプリプレグ層(誘電体層)に関して反復され得る。1つのめっき処理について説明してきたが、次に、別のめっき処理について説明する。
図19は、ソレノイドインダクタを含む基板を製造するためのセミアディティブ工法(SAP)パターニングプロセスの流れ図を示す。図19について、いくつかの実装形態のSAPプロセス中の基板の層(たとえば、コア層、プリプレグ層)のシーケンスを示す図20を参照しながら説明する。
図19に示すように、プロセス1900は、(1905において)銅層およびプライマ層(たとえば、プライマコーティング銅箔)を含む誘電体層を提供することによって開始し得る。いくつかの実装形態では、銅箔は、プライマをコーティングされ、次いで、構造を形成するために未硬化のコア上でプレスされる。プライマコーティング銅箔は、銅箔であり得る。誘電体層は、基板のコア層またはプリプレグ層であり得る。図20の段階1に示すように、プライマ2004は、銅箔2006と誘電体2002との間に配置される。いくつかの実装形態では、銅箔2006は、銅複合材料箔であり得る。
次に、このプロセスは、(1910において)1つまたは複数の開口部/パターン特徴部(たとえば、ビアパターン特徴部)を作成するために誘電体層(たとえば、コア層、プリプレグ層)をドリリングする。これは、誘電体の正面と背面とを接続する1つまたは複数のビア/ビア特徴部を形成するために行われ得る。いくつかの実装形態では、ドリリングは、レーザードリリング動作によって実行され得る。さらに、いくつかの実装形態では、ドリリングは、1つまたは複数の金属層(たとえば、プライマコーティング銅箔)を横切る場合がある。いくつかの実装形態では、このプロセスは、たとえば、(1912において)層(たとえば、コア層)上のドリリングされたビア/開口部をデスミア処理することによって、ドリリング動作によって作成された開口部/パターン特徴部(たとえば、ビアパターン)を清掃する場合もある。
次いで、このプロセスは、(1915において)誘電体層上のプライマを残しながら、銅箔をエッチング除去する(これを図20の段階2に示す)。次に、このプロセスは、いくつかの実装形態では、(1920において)プライマ上に銅シード層(たとえば、銅材料)を無電解めっきする。いくつかの実装形態では、銅シード層の厚さは、約0.1〜1ミクロン(μm)である。図20の段階3は、プライマ2004上の銅シード層2008を示す。
次に、このプロセスは(1925において)ドライフィルムレジスト(DFR)を塗布し、(1930において)DFR上にパターンが作成される。図20の段階4は、DFR2010が銅シード層2008の頂部上に塗布されることを示すが、図20の段階5は、DFR2010のパターニングを示す。段階5に示すように、パターニングは、DFR2010内に開口部2012を作成する。
(1930において)DFRをパターニングした後、次いで、このプロセスは、(1935において)DFRのパターンを通して銅材料(たとえば、銅複合材料)を電気めっきする。いくつかの実装形態では、電気めっきすることは、浴溶液内に誘電体および金属層を浸漬することを含む。図20を参照すると、段階6は、銅複合材料2014がDFR2010の開口部2012内でめっきされることを示す。
図19を再び参照すると、このプロセスは、(1940において)DFRを除去し、(1945において)特徴部を分離する(たとえば、ビア、トレース、パッドを作成する)ために銅シード層を選択的にエッチングし、終了する。図20を参照すると、段階7は、DFR2010の除去を示すが、段階8は、エッチングプロセス後の画定された特徴部(たとえば、複合材料導電性トレース)を示す。
図19の上記のプロセスは、基板の各コア層またはプリプレグ層(誘電体層)に関して反復され得る。
いくつかの実装形態では、SAPプロセスは、特徴部を分離するためにそれほどエッチングを必要としないので、より微細の/より小さい特徴部(たとえば、トレース、ビア、パッド)の形成を可能にし得る。
いくつかの実装形態では、図17および図19のめっき処理は、概念的に簡略化され、図21のめっき処理になり得る。図21は、新規のソレノイドインダクタを含む基板を製造するためのめっき方法の流れ図を示す。図21に示すように、本方法は、(2105において)基板の層上のドライフィルムレジスト(DFR)内のパターンを通して銅複合材料を電気めっきする。この層は、誘電体層であり得る。この層は、基板のコア層またはプリプレグ層であり得る。いくつかの実装形態では、(たとえば、SAPプロセスを使用する際に)この層上に前もって堆積された銅シード層上に、銅複合材料がめっきされる。いくつかの実装形態では、(たとえば、mSAPプロセスを使用する際に)この層上に前もって堆積された銅箔層上に、銅複合材料がめっきされる。いくつかの実装形態では、銅箔層は、銅複合材料であり得る。
次に、本方法は、(2110において)この層からDFRを除去する。いくつかの実装形態では、DFRを除去することは、DFRを化学的に除去することを含み得る。(2110において)DFRを除去した後、本方法は、(2115において)この層の特徴部を分離/画定するために箔またはシード層を選択的にエッチングし、終了する。上述のように、箔は、銅複合材料であり得る。
いくつかの実装形態では、mSAPプロセス(たとえば、図17、図18、および図19の方法)中に銅層(たとえば、銅箔)の一部またはすべての上にニッケル合金が付加(たとえば、めっき)される場合がある。同様に、サブトラクティブプロセス中に銅層(たとえば、銅箔)の一部またはすべての上にニッケル合金が付加(たとえば、めっき)される場合もある。
インダクタを含む基板を設けるための例示的な流れ図
図22は、新規のソレノイドインダクタを含む基板を設けるための方法の例示的な流れ図を示す。いくつかの実装形態では、図22の方法は、図2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、および/または15のインダクタを提供するために使用され得る。
図22に示すように、本方法は、(2205において)基板を設ける。様々な実装形態は、様々な基板を設け得る。いくつかの実装形態では、基板は、ラミネート基板(たとえば、いくつかの誘電体層を含む基板)である。いくつかの実装形態では、基板はガラス基板である。いくつかの実装形態では、基板はシリコン基板である。いくつかの実装形態では、基板はセラミック基板である。いくつかの実装形態では、基板を設けることは、基板を製造することを含み得る。
次いで、本方法は、(2210において)基板内に配線のセットを設ける。配線のセットは、配線の第1のセットと、配線の第2のセットとを含み得る。いくつかの実装形態では、(2210において)配線のセットを設けることは、基板内にインダクタ(たとえば、ソレノイドインダクタ)用の巻線のセットを画定する。いくつかの実装形態では、(2210において)配線のセットを設けることは、基板内に1つまたは複数の金属層(たとえば、銅層)を堆積するめっき処理を含む。
本方法は、(2215において)基板内にビアのセットをさらに設ける。配線のセットおよびビアのセットは、巻線のセットを形成するように構成されるように設けられる。巻線のセットは、基板内のインダクタ(たとえば、ソレノイドインダクタ)として動作するように構成される。巻線のセットは、内周囲(たとえば、内周)を含む。配線のセットおよびビアのセットは、巻線のセットの内周囲の外側に配置される。いくつかの実装形態では、ビアのセットを設けることは、基板内に1つまたは複数の金属層(たとえば、銅層)を堆積するめっき処理を含む。
いくつかの実装形態では、本方法は、基板内にパッドのセットも設ける。パッドのセットは、いくつかの実装形態では、配線のセットを同時に設けられる(たとえば、2210において設けられる)場合がある。配線のセットは、パッドのセットを介してビアのセットに結合される。いくつかの実装形態では、巻線のセットは、外周囲(たとえば、外周)を含む。いくつかの実装形態では、パッドのセットは、少なくとも一部が巻線のセットの外周囲の外側にあるように配線のセットに結合される。いくつかの実装形態では、パッドのセットは、インダクタの内側部分および巻線のセットから(たとえば、巻線のセットの外周囲から)突出するように配線のセットに結合される。
例示的な電子デバイス
図23は、上述の集積デバイス(たとえば、半導体デバイス)、集積回路、ダイ、インターポーザ、および/またはパッケージのうちのいずれかと統合され得る様々な電子デバイスを示す。たとえば、モバイル電話2302、ラップトップコンピュータ2304、および固定位置端末2306が、本明細書で説明した集積回路(IC)2300を含み得る。IC2300は、たとえば、本明細書で説明した集積デバイス、集積回路、ダイ、またはパッケージのうちのいずれかであり得る。図23に示すデバイス2302、2304、2306は、単なる例示である。限定はしないが、モバイルデバイス、ハンドヘルドパーソナル通信システム(PCS)ユニット、携帯情報端末などのポータブルデータユニット、GPS対応デバイス、ナビゲーションデバイス、セットトップボックス、音楽プレーヤ、ビデオプレーヤ、エンタテイメントユニット、メータ読取り機器などの固定位置データユニット、通信デバイス、スマートフォン、タブレットコンピュータ、またはデータもしくはコンピュータ命令の記憶もしくは取り出しを行う任意の他のデバイス、またはそれらの任意の組合せを含む他の電子デバイスが、IC2300を採用することもできる。
図2、図3、図4、図5、図6、図7、図8、図9、図10、図11、図12、図13、図14、図15、図16A〜図16D、図17、図18、図19、図20、図21、図22、および/または図23に示す構成要素、ステップ、特徴および/または機能のうちの1つまたは複数は、単一の構成要素、ステップ、特徴または機能に再構成され、かつ/もしくは組み合わせられ、または、いくつかの構成要素、ステップ、もしくは機能で具現化され得る。本発明から逸脱することなく、追加の要素、構成要素、ステップ、および/または機能を追加することもできる。
「例示的」という言葉は、「例、事例、または例示として役立つ」ことを意味するように本明細書において使用される。「例示的な」として本明細書において説明するいかなる実装形態または態様も、必ずしも本開示の他の態様よりも好ましいか、または有利であると解釈されるべきではない。同様に、「態様」という用語は、本開示のすべての態様が、論じられる特徴、利点、または動作モードを含むことを必要としない。「結合された」という用語は、本明細書において、2つの物体間の直接的または間接的な結合を指すために使用される。たとえば、物体Aが物体Bに物理的に接触し、物体Bが物体Cに接触する場合、物体Aと物体Cとは、互いに物理的に直接接触していなくても、それでも互いに結合するものと見なすことができる。
また、実施形態は、フローチャート、流れ図、構造図、またはブロック図として示されるプロセスとして説明される場合があることに留意されたい。フローチャートは動作を順次プロセスとして説明する場合があるが、動作の多くは並行してまたは同時に実行することができる。さらに、動作の順序は並べ替えることができる。プロセスは、その動作が完了したとき、終了する。
本開示において説明したインダクタが、デバイスの他の部分において実装され得ることにも留意されたい。たとえば、いくつかの実装形態では、本開示において説明したインダクタは、既知の製造プロセスを使用して、プリント回路基板(PCB)および/またはダイにおいて(たとえば、ダイの下部の金属層および誘電体層において)実装される(たとえば、製造される、提供される)場合がある。
本明細書において記載される本発明の種々の特徴は、本発明から逸脱することなく、異なるシステムにおいて実施することができる。本開示の前述の態様は、単に例であり、本発明を限定するものとして解釈されるべきではないことに留意されたい。本開示の態様の説明は、例示であることを意図しており、特許請求の範囲を限定することを意図していない。したがって、本教示は、他のタイプの装置に容易に適用することができ、数多くの代替、修正、および変形が、当業者には明らかになるであろう。
100 平面状インダクタ
102 巻線のセット
104 第1のポート
106 ビア
108 第2のポート
200 インダクタ
202 巻線のセット
204 第1のキャプチャパッド
206 第2のキャプチャパッド
207 第1のポート
209 第2のポート
212 第1の金属層
214 第2の金属層
216 第3の金属層
220 内周囲
222 外周囲
224 第3のキャプチャパッド
226 第4のキャプチャパッド
234 第1のビア
236 第2のビア
500 集積デバイス
502 第1の誘電体層
504 第2の誘電体層
506 第3の誘電体層
510 第1の配線
512 第1のパッド
514 第1のビア
516 第2のパッド
518 第2の配線
520 第3のパッド
522 第2のビア
524 第4のパッド
526 第3の配線
600 集積デバイス
602 基板層
604 第1の誘電体層
606 第2の誘電体層
610 第1の配線
612 第1のパッド
614 第1のビア
616 第2のパッド
618 第2の配線
620 第3のパッド
622 第2のビア
624 第4のパッド
626 第3の配線
700 インダクタ
702 巻線のセット
704 第1のキャプチャパッド
706 第2のキャプチャパッド
707 第1のポート
709 第2のポート
720 内周囲
722 外周囲
800 内周
802 外周
900 インダクタ
902 巻線のセット
904 第1のパッド
906 第2のパッド
907 第1のポート
908 第3のパッド
909 第2のポート
912 第1の金属層
914 第2の金属層
916 第3の金属層
918 第4の金属層
920 内周囲
922 外周囲
924 第4のパッド
926 第5のパッド
928 第6のパッド
934 第1のビア
936 第2のビア
938 第3のビア
1200 集積デバイス
1202 第1の誘電体層
1204 第2の誘電体層
1206 第3の誘電体層
1207 第1の配線
1208 第1のパッド
1209 第1のビア
1210 第2のパッド
1211 第2の配線
1212 第3のパッド
1214 第2のビア
1216 第4のパッド
1218 第3の配線
1220 第5のパッド
1222 第3のビア
1224 第6のパッド
1226 第4の配線
1300 集積デバイス
1302 基板層
1304 第1の誘電体層
1306 第2の誘電体層
1307 第1の配線
1308 第1のパッド
1309 第1のビア
1310 第2のパッド
1311 第2の配線
1312 第3のパッド
1314 第2のビア
1316 第4のパッド
1318 第3の配線
1320 第5のパッド
1322 第3のビア
1324 第6のパッド
1326 第4の配線
1400 インダクタ
1402 巻線のセット
1404 第1のパッド
1406 第2のパッド
1407 第1のポート
1408 第3のパッド
1409 第2のポート
1420 内周囲
1422 外周囲
1500 内周
1502 外周
1602 コア層
1604 第1の金属層
1606 第2の金属層
1608 ビアパターン特徴部
1609 ビア特徴部
1610 第1のプリプレグ層
1611 複合材料導電性トレース
1612 第2のプリプレグ層
1614 第3の金属層
1616 第4の金属層
1617 ビアパターン特徴部
1618 ビア特徴部
1620 複合材料導電性トレース
1802 誘電体層
1804 銅層
1806 ドライフィルムレジスト、DFR
1808 開口部
1810 銅複合材料
2002 誘電体
2004 プライマ
2006 銅箔
2008 銅シード層
2010 ドライフィルムレジスト、DFR
2012 開口部
2300 集積回路、IC
2302 モバイル電話
2304 ラップトップコンピュータ
2306 固定位置端末

Claims (24)

  1. 複数の層を有する基板と、
    前記基板の前記複数の層内に形成されたインダクタであって、巻線のセットを形成するためにビアのセットおよびパッドのセットと直列に結合された配線のセットを含み、前記巻線のセットにおける各巻線の内周囲が、前記巻線のセットにおける各巻線に共通している内半径を有する、インダクタと
    を含み、
    前記配線のセット、前記パッドのセット、および前記ビアのセットが、各巻線の前記内周囲の外側のみに配置され、前記パッドのセットにおける各パッドの少なくとも一部が、各巻線の外周囲の外側に配置され、各配線の長さが、巻線の周未満であり、前記配線のセットにおける各配線の幅が、前記ビアのセットにおける各ビアの幅未満である、集積デバイス。
  2. 前記配線のセットが前記パッドのセットを介して前記ビアのセットに結合される、請求項1に記載の集積デバイス。
  3. 前記配線のセットが第1の配線および第2の配線を含み、前記ビアのセットが第1のビアおよび第2のビアを含み、前記パッドのセットが第1のパッドおよび第2のパッドを含む、請求項2に記載の集積デバイス。
  4. 前記第1の配線が前記第1のパッドを介して前記第1のビアに結合され、前記第1のビアが前記第2のパッドを介して前記第2の配線に結合される、請求項3に記載の集積デバイス。
  5. 前記インダクタが、ソレノイドインダクタである、請求項1に記載の集積デバイス。
  6. 前記基板が、誘電体、ガラス、セラミック、およびシリコンのうちの少なくとも1つを含む、請求項1に記載の集積デバイス。
  7. 前記巻線のセットが非円形巻線を有する、請求項1に記載の集積デバイス。
  8. 前記集積デバイスが、音楽プレーヤ、ビデオプレーヤ、エンタテイメントユニット、ナビゲーションデバイス、通信デバイス、モバイルデバイス、モバイルフォン、スマートフォン、携帯情報端末、固定位置端末、タブレットコンピュータ、およびラップトップコンピュータのうちの少なくとも1つに組み込まれる、請求項1に記載の集積デバイス。
  9. 前記配線のセットにおける各配線の幅が、前記パッドのセットにおける各パッドの幅未満である、請求項1に記載の集積デバイス。
  10. 複数の層を有する基板と、
    前記基板の前記複数の層に形成された誘導性手段であって、前記基板内の横方向に沿った電気的横方向経路を提供するための巻線手段のセット、および、複数の前記巻線手段を直列に結合するための且つ前記基板内の垂直方向に沿った電気的垂直方向経路を提供するためのビアおよびパッド手段のセットを含み、前記巻線手段のセットならびに前記ビアおよびパッド手段のセットが巻線のセットを形成し、前記巻線のセットにおける各巻線の内周囲が、前記巻線のセットにおける各巻線の内周囲に共通している内半径を有する、誘導性手段と、
    を含み、
    前記巻線手段のセットならびにビアおよびパッド手段のセットが、各巻線の内周囲の外側のみに配置され、前記ビアおよびパッド手段のセットにおける各パッドの少なくとも一部が、各巻線の外周囲の外側に配置され、前記巻線手段のセットにおける各巻線手段の幅が、前記ビアおよびパッド手段における各ビアの幅未満である、装置。
  11. 前記ビアおよびパッド手段が、前記巻線手段および前記誘導性手段の内側部分から突出する、請求項10に記載の装置。
  12. 前記巻線手段が第1の配線および第2の配線を含み、前記ビアおよびパッド手段が、第1のビア、第2のビア、第1のパッド、および第2のパッドを含む、請求項10に記載の装置。
  13. 前記基板が、誘電体、ガラス、セラミック、およびシリコンのうちの少なくとも1つを含む、請求項10に記載の装置。
  14. 前記巻線のセットが非円形巻線を有する、請求項10に記載の装置。
  15. 前記装置が、音楽プレーヤ、ビデオプレーヤ、エンタテイメントユニット、ナビゲーションデバイス、通信デバイス、モバイルデバイス、モバイルフォン、スマートフォン、携帯情報端末、固定位置端末、タブレットコンピュータ、およびラップトップコンピュータのうちの少なくとも1つに組み込まれる、請求項10に記載の装置。
  16. 前記巻線手段のセットにおける各巻線手段の幅が、前記ビアおよびパッド手段における各パッドの幅未満である、請求項10に記載の装置。
  17. 集積デバイスを設けるための方法であって、
    複数の層を有する基板を設けるステップと、
    前記基板の前記複数の層内に形成される配線のセットを設けるステップと、
    前記配線のセットを結合するのに前記基板内にビアのセットを設けるステップと、
    前記基板においてパッドのセットを設けて、インダクタとして動作するように構成された巻線のセットを形成するために前記パッドのセットを介して直列で前記ビアのセットへ前記配線のセットを結合するステップであって、前記巻線のセットにおける各巻線の内周囲が、前記巻線のセットにおける各巻線に共通している内半径を有する、ステップと、
    各巻線の前記内周囲の外側のみに前記配線のセット、前記パッドのセットおよび前記ビアのセットを配置して、各巻線の外周囲の外側に前記パッドのセットにおける各パッドの少なくとも一部を配置するステップと、
    を含み、前記配線のセットにおいて提供される各配線の幅が、前記ビアのセットにおいて提供される各ビアの幅未満である、方法。
  18. 前記パッドのセットは、前記インダクタの内側部分および前記巻線のセットから突出するように前記配線のセットに結合される、請求項17に記載の方法。
  19. 前記配線のセットが第1の配線および第2の配線を含み、前記ビアのセットが第1のビアおよび第2のビアを含み、前記パッドのセットが第1のパッドおよび第2のパッドを含む、請求項17に記載の方法。
  20. 前記第1の配線が前記第1のパッドを介して前記第1のビアに結合され、前記第1のビアが前記第2のパッドを介して前記第2の配線に結合される、請求項19に記載の方法。
  21. 前記基板が、誘電体、ガラス、セラミック、およびシリコンのうちの少なくとも1つを含む、請求項17に記載の方法。
  22. 前記巻線のセットが、非円形巻線を有する請求項17に記載の方法。
  23. 前記集積デバイスが、音楽プレーヤ、ビデオプレーヤ、エンタテイメントユニット、ナビゲーションデバイス、通信デバイス、モバイルデバイス、モバイルフォン、スマートフォン、携帯情報端末、固定位置端末、タブレットコンピュータ、およびラップトップコンピュータのうちの少なくとも1つに組み込まれる、請求項17に記載の方法。
  24. 前記配線のセットにおいて提供される各配線の幅が、前記パッドのセットにおいて提供される各パッドの幅未満である、請求項17に記載の方法。
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