JP6365531B2 - アクセスポイント決定方法 - Google Patents

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Description

本発明は、無線ネットワークのアクセスポイントを決定するアクセスポイント決定方法、通信端末、通信端末の制御方法、およびプログラムに関する。
複数の通信端末間でアクセスポイントを決定する無線ネットワークとして、Wi−Fi Direct仕様に準拠する無線ネットワークがある。Wi−Fi Direct仕様では、或る1つのネットワークに参加する各通信端末をP2Pデバイスとして定義し、そのネットワークをP2Pグループとして定義している。またP2Pグループにおいて、実際にアクセスポイントの機能を用いるP2PデバイスをP2Pグループオーナー(Group Owner(GO)。以下、単にグループオーナーと記す)、グループオーナー以外のP2PデバイスをP2Pクライアント(以下、単にクライアントと記す)として定義している。さらに、2個のP2Pデバイスからグループオーナーを決定する手順をグループオーナーネゴシエーションとして定義している。
上記グループオーナーネゴシエーションでは、グループオーナーになることを希望する度合いを表す指標値であるインテント(Intent)値、タイブレークビット(Tie Break Bit)値などの情報を通信端末間で交換する。ここで、上記インテント値およびタイブレークビット値は、ランダムに設定されるか、或いは手動で設定される。そして、以下の判定基準に従って、グループオーナーを決定する。
(1)インテント値の大きい通信端末をグループオーナーとする。
(2)インテント値が同じであり、共に15より小さい場合は、タイブレークビット値が1である通信端末をグループオーナーとする。
(3)インテント値が同じであり、共に15であればグループオーナーの決定手順を失敗とする。
上述したグループオーナーネゴシエーションでは、グループオーナーを決める判断基準として、各通信端末のインテント値およびタイブレークビット値を用いているが、それ以外の情報を用いてグループオーナーを決定する技術が種々提案されている。
例えば、通信端末のアプリケーションがコンテンツの提供側または利用側のいずれであるかを示すアプリケーション情報を通信端末間で交換し、各通信端末は、自通信端末および周囲の通信端末のうちで、アプリケーションがコンテンツの提供側である提供側端末の数、および利用側である利用側端末の数の関係に応じ、グループオーナー、即ちアクセスポイントとして動作する優先度を示すパラメータを設定し、この設定されたパラメータを用いてアクセスポイントとして動作する通信端末を決定するための周囲の通信端末との交渉を行うことが、本発明に関連する第1の関連技術として提案されている(例えば特許文献1参照)。
また、接続可能な最大クライアント数を示すクライアント許容数を通信端末間で交換し、クライアント許容数のより多い通信端末をアクセスポイントとして決定することが、本発明に関連する第2の関連技術として提案されている(例えば特許文献2参照)。
さらに、通信端末の伝送処理能力を表すパラメータ(例えばTCP/IP層のスループット値など)を通信端末間で交換し、伝送処理能力のより高い通信端末をアクセスポイントとして決定することが、本発明に関連する第3の関連技術として提案されている(例えば特許文献3参照)。
他方、複数の通信端末間でデータを共有する方式の一種に、サーバ等の中央管理装置を使用せずに、個々の通信端末で分散的にデータを共有する方式がある。例えば、通信端末同士が移動により接触した際に、Epidemic法を使用して、お互いの情報を交換し保有情報の同期を行うことが本発明に関連する第4の関連技術として提案されている(例えば非特許文献1参照)。Epidemic法では、図13に示すように、ネットワーク内の通信端末は他の通信端末を検知すると、自身が保有するデータ(コンテンツ)のリストである保有リスト(サマリーベクタとも呼ぶ)を交換し、他の通信端末の保有リストの内容を把握する。そして、通信端末は、自通信端末の保有リストと一致しない保有リストを有する他の通信端末との間で通信メッセージを授受してデータの共有を行う。即ち、データを保有する通信端末が当該データを保有していない通信端末に対して当該データを送信する。
特開2012−199884号公報 特開2012−186555号公報 特開2012−186643号公報
A. Vahdat, D. Becker, "Epidemic Routing for Partially−Connected Ad Hoc Networks, " Tech. Report CS−200006, Duke University, Apr. 2000
無線ネットワークのアクセスポイント機能を有する複数の通信端末間でアクセスポイントを決定する方法として上述した各種の方法が提案ないし実用化されているけれども、上記第4の関連技術に記載されるような無線ネットワークを形成する通信端末間でそれぞれが有するデータを共有する場合、第1乃至第3の関連技術の何れの技術によっても、データ共有のためにアクセスポイント経由でデータが転送される無駄を削減することは困難である。その理由は、第1乃至第3の関連技術では、データの保有数が最小の通信端末がグループオーナー、すなわちアクセスポイントとして選出される可能性があるためである。
本発明の目的は、上述した課題、すなわち、無線ネットワークを形成する通信端末間でそれぞれが有するデータを共有する場合、アクセスポイント経由でデータが転送される無駄がある、という課題を解決するアクセスポイント決定方法を提供することにある。
本発明の第1の観点に係るアクセスポイント決定方法は、
無線ネットワークのアクセスポイントを決定する方法であって、
上記アクセスポイントの機能を有する第1の通信端末が、上記アクセスポイントの機能を有する第2の通信端末との間でネゴシエーションを行って上記第1の通信端末または上記第2の通信端末を上記アクセスポイントとして決定し、
上記ネゴシエーションでは、上記第1の通信端末と上記第2の通信端末との間でそれぞれが保有するデータの数に依存する指標値を交換し、それぞれの上記指標値に基づいて上記アクセスポイントを決定する。
また本発明の第2の観点に係る通信端末は、
無線ネットワークのアクセスポイント機能を有する通信端末であって、
上記無線ネットワークを形成する他の通信端末との間で通信メッセージを授受する無線通信部と、
自通信端末が保有するデータの数を記憶する保有データ数記憶部と、
上記無線ネットワークを形成する他の通信端末とネゴシエーションを行って自通信端末または相手通信端末を上記アクセスポイントとして決定し、上記ネゴシエーションでは、自通信端末の保有するデータの数に依存する指標値を上記他の通信端末へ通知すると共に上記他の通信端末の保有するデータの数に依存する上記指標値を取得し、自通信端末の上記指標値と相手通信端末の上記指標値とに基づいて上記アクセスポイントを決定する制御部と
を有する。
また本発明の第3の観点に係るプログラムは、
無線ネットワークのアクセスポイント機能を有する通信端末を構成するコンピュータを、
上記無線ネットワークを形成する他の通信端末との間で通信メッセージを授受する無線通信部と、
自通信端末が保有するデータの数を記憶する保有データ数記憶部と、
上記無線ネットワークを形成する他の通信端末とネゴシエーションを行って自通信端末または相手通信端末を上記アクセスポイントとして決定し、上記ネゴシエーションでは、自通信端末の保有するデータの数に依存する指標値を上記他の通信端末へ通知すると共に上記他の通信端末の保有するデータの数に依存する上記指標値を取得し、自通信端末の上記指標値と相手通信端末の上記指標値とに基づいて上記アクセスポイントを決定する制御部と
して機能させる。
また本発明の第4の観点に係る通信端末の制御方法は、
無線ネットワークのアクセスポイント機能を有する通信端末が実行するアクセスポイント決定方法であって、
上記通信端末が、上記アクセスポイントの機能を有する他の通信端末との間でネゴシエーションを行って上記通信端末または上記他の通信端末を上記アクセスポイントとして決定し、
上記ネゴシエーションでは、上記通信端末と上記他の通信端末との間でそれぞれが保有するデータの数に依存する指標値を交換し、それぞれの上記指標値に基づいて上記アクセスポイントを決定する。
本発明は上述した構成を有するため、複数の通信端末が特定の通信端末をアクセスポイントとして通信を行うネットワークを形成してデータ共有を行う場合、データ共有のためにアクセスポイント経由でデータが転送される無駄を削減することが可能である。
本発明の第1の実施形態にかかる通信端末のブロック図である。 本発明の第1の実施形態において、保有データ数に従ってインテント値を決定するためのテーブルの一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態にかかる通信端末の動作を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態におけるデバイスディスカバリプロシージャーとグループオーナーネゴシエーションの概要を示すシーケンス図である。 本発明の第1の実施形態におけるグループオーナーネゴシエーションにおいてグループオーナーを決定する手順を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態においてデータ共有のために必要なデータ転送コストの説明図である。 保有データ数が最小の通信端末がアクセスポイントになった場合に必要なデータ共有のためのデータ転送コストの説明図である。 本発明の第2の実施形態にかかる通信端末のブロック図である。 本発明の第2の実施形態にかかる通信端末の動作を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態におけるデバイスディスカバリプロシージャーとグループオーナーネゴシエーションの概要を示すシーケンス図である。 本発明の第3の実施形態にかかる通信端末のブロック図である。 本発明の他の実施形態において、保有データ数に従ってインテント値とタイブレークビット値を決定するためのテーブルの一例を示す図である。 Epidemic法によるデータ共有の手順の一例を示す図である。
次に本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
[第1の実施形態]
図1を参照すると、本発明の第1の実施形態にかかる通信端末110は、Wi−Fi Direct仕様に準拠する無線ネットワークを形成する無線通信端末である。通信端末110は、無線通信部111とデータ記憶部112とデータ交換部113と保有データ数記憶部114と制御部115とアンテナ116とを有する。
無線通信部111は、他の通信端末との間で無線によって通信メッセージを授受する機能を有する。無線通信部111は、送信時には、制御部115やデータ交換部113などの上位レイヤからの要求に応じて通信メッセージのパケットを作成し、作成したパケットに対してヘッダや誤り検出符号の付加などの処理を行い、処理後のデータから搬送波の周波数帯の変調信号を生成し、アンテナ116から無線信号として送信する。また、無線通信部111は、受信時には、アンテナ116により受信した無線信号を復調して通信メッセージのパケットを復号し、誤り検出符号に基づいて誤りがないことを確認した通信メッセージを制御部115やデータ交換部113などの上位レイヤに通知する。
データ記憶部112は、RAM(Random Access Memory)やハードディスクなどの記憶装置で構成され、1以上のデータを記憶する。個々のデータは任意である。例えば、テキストデータ、画像データ、音声データの何れであっても良いし、それらが混在していても良い。また、データは、コンテンツと呼ばれるものであっても良い。
データ交換部113は、データ記憶部112に記憶されているデータの個数(保有データ数)を検出し、保有データ数記憶部114に保存する機能を有する。またデータ交換部113は、他の通信端末との間で、無線通信部111を通じて通信メッセージを授受してデータの共有を行う機能を有する。データ交換部113は、例えば本発明に関連する第4の関連技術に示されるEpidemic法を使用して、お互いの保有するデータを交換する。すなわち、データ交換部113は、データ記憶部112に記憶されているデータのリストである保有リストを無線通信部111を通じて他の通信端末へ定期的に送信し、上記保有リストを受信した他の通信端末からデータ取得要求を受信すると、当該データ取得要求で指定されたデータをデータ記憶部112から読み出し、無線通信部111を通じて要求元の他の通信端末へ送信する。また、データ交換部113は、他の通信端末から保有リストを無線通信部111を通じて受信すると、自端末の上記保有リストと受信した他の通信端末の保有リストとを比較し、自端末が保有せず他の通信端末が保有するデータを指定したデータ取得要求を無線通信部111を通じて他の通信端末へ送信し、当該データ取得要求に対する応答を受信すると、当該応答中からデータを取得し、データ記憶部112に保存する。このときデータ交換部113は、保存したデータ数に応じて保有データ数記憶部114に記憶されている保有データ数を更新する。
但し、本発明はEpidemic法に限定されず、その他任意のデータ共有方法を使用することが可能である。
保有データ数記憶部114は、RAMやハードディスクなどの記憶装置で構成され、データ交換部113から与えられた保有データ数を記憶する機能を有する。
制御部115は、無線通信部111における利用周波数の決定、各種制御メッセージの作成と送信指示、受信した各種制御メッセージの解釈、接続処理の制御など、通信端末110全体の制御を司る機能を有する。例えば、制御部115は、無線ネットワークを形成する他の通信端末とネゴシエーションを行って自通信端末または相手通信端末をグループオーナーとして決定する制御を行う。このネゴシエーションでは、制御部115は、保有データ数記憶部114に記憶されているデータ数に依存する指標値を無線通信部111を通じて他の通信端末110へ通知すると共に、他の通信端末110の保有するデータの数に依存する指標値を無線通信部111を通じて当該他の通信端末110から取得し、自通信端末の上記指標値と相手通信端末の上記指標値とに基づいてグループオーナーを決定する。また制御部115は、上記決定したグループオーナーの情報を保持し、自通信端末110がグループオーナーとして決定された場合、無線通信部111を制御して自通信端末110を無線ネットワークのアクセスポイントとして機能させる。
本実施形態では、上記指標値としてインテント値を使用する。インテント値は0以上、15以下の整数であり、保有データ数記憶部114に記憶されているデータ数に依存して決定される。具体的には、保有データ数がより多いほどより大きなインテント値が決定される。
図2は、保有データ数に従ってインテント値を決定するためのテーブルの一例を示す。この例では、保有データ数を16区分に分類し、保有データ数が小さい区分から順にインテント値を0から順に割り当てている。例えば、16区分中の1つの区分は保有データ数が21〜40であり、この区分に対してインテント値1を割り当てている。制御部115は図2に示したようなテーブルを記憶し、保有データ数記憶部114に記憶された保有データ数と上記テーブルとに基づいて、保有データ数に依存するインテント値を決定する。
次に、本実施形態に係る通信端末110の動作を説明する。
通信端末110は起動されると、図3に示す処理の実行を開始する。まず、通信端末110のデータ交換部113は、データ記憶部112に記憶されているデータを走査してデータの個数を検出し、保有データ数記憶部114に保存する(ステップS101)。
次に通信端末110の制御部115は、周囲の通信端末を発見する(ステップS102)。この周囲の通信端末の発見は、Wi−Fi Direct仕様のDevice Discovery Procedureに準拠して行われる。図4は、Wi−Fi Direct仕様のDevice Discovery ProcedureとGroup Owner Negotiationの概要を示すシーケンス図である。例えば、通信端末110が探索動作を開始した場合、図4に示すように、プローブ要求(Prove Request)を周囲に送信する。若し、通信端末110と同じ構成を有する他の通信端末120が周囲に存在する場合、当該他の通信端末120の制御部(115)は上記プローブ要求を検出すると、図4に示すようにプローブ応答(Prove Response)を返信する。通信端末110は、プローブ応答を受信することで、自端末の周囲に他の通信端末120が存在することを認識する。
次に通信端末110の制御部115は、発見した通信端末120との間でグループオーナーを決定するためのネゴシエーションを行う(ステップS103)。このネゴシエーションは、基本的にWi−Fi Direct仕様のGroup Formation Procedureに準拠して行われる。
上記ネゴシエーションでは、まず通信端末110の制御部115が、図4に示すように、ネゴシエーション要求(GO Negotiation Request)を通信端末120へ送信する。このネゴシエーション要求には、インテント値とタイブレークビット値などの情報が含まれている。インテント値は、前述したように保有データ数に依存して決定される。他方、タイブレークビット値は、本実施形態では、ネゴシエーション要求を送信した通信端末110がランダムに1または0に設定する。
またネゴシエーション要求を受信した通信端末120の制御部(115)は、図4に示すように、ネゴシエーション応答(GO Negotiation Response)を返信する。このネゴシエーション応答には、インテント値とタイブレークビット値などの情報が含まれている。通信端末110と同様に、インテント値は通信端末120が保有するデータの個数に依存して決定される。また、タイブレークビット値は、受信したネゴシエーション要求に含まれるタイブレークビット値を反転(トグル)した値が設定される。
そして、ネゴシエーション応答を受信した通信端末110の制御部115は、図5に示すフローチャートの手順に従ってグループオーナーを決定し、その結果を図4に示すようにネゴシエーション完了(GO Negotiation Confirmation)により通信端末120に通知する。またネゴシエーション要求を受信した通信端末120の制御部(115)は、通信端末110と同様に図5に示したフローチャートの手順に従ってグループオーナーを決定する。
図5に示したグループオーナーを決定する手順は、Wi−Fi Direct仕様のGroup Formation Procedureに準拠している。図5中、X1は通信端末110のインテント値、X2は通信端末120のインテント値である。制御部115は、双方のインテント値が相違し(ステップS121でNO)、X1<X2ならば(ステップS122でYES)、通信端末120をグループオーナーに決定し(ステップS123)、X1>X2ならば(ステップS122でNO)、通信端末110をグループオーナーに決定する(ステップS124)。他方、双方のインテント値が同じならば(ステップS121でYES)、インテント値が15未満であるか否かを判定する(ステップS125)。そして、15未満であれば(ステップS125のYES)、タイブレークビット値を1に設定した通信端末をグループオーナーに決定する(ステップS126)。また、双方のインテント値が15であれば(ステップS125のNO)、グループオーナーの決定手順を失敗とする(ステップS127)。
その後、通信端末110の制御部115は、決定したグループオーナーに従って通信端末120と通信グループを形成するための接続手続きを制御する(図3のステップS104)。
こうして本実施形態では、グループオーナーネゴシエーションにおいて、通信端末110、120が保有データ数に依存するインテント値を交換し、インテント値のより大きい通信端末をグループオーナーに決定する。このため、その後にグループオーナーからの誘いに応じて或いは自発的に他の通信端末が当該グループにクライアントとして参加しても、当該グループ形成する前段階のデータ保有数が最小の通信端末がグループオーナーになることはない。従って、データ交換部113によって自端末のデータ記憶部112に記憶されているデータを他の通信端末へ送信してグループ内でデータ共有を行う場合、アクセスポイント経由でデータが転送される無駄を削減することが可能になる。以下、簡単な例を挙げて本実施形態の効果を説明する。
今、図6に示すように、通信端末110の周囲に2台の通信端末120、130が存在し、通信端末110と通信端末120との間でグループオーナーネゴシエーションを行われて通信端末110がグループオーナーに決定され、次いで、残りの通信端末130がグループオーナーである通信端末110のクライアントとしてグループに参加した状況を想定する。また、このときの保有データ数は、通信端末110が120個、通信端末120が10個、通信端末130が40個とし、これら合計170個のデータ中に同一のデータは存在しないものとする。また、データのサイズは全て同じとする。
図6に示す3台の通信端末間で保有するデータを交換し、全ての通信端末が合計170個のデータを保有する状態になるためには、通信端末間で以下のようなデータ転送のコストが発生する。なお、本例における保有データの交換では、データは必ず当初保有していた通信端末から転送されるものとする。
まず、通信端末110に対しては、通信端末120から合計10個のデータを1ホップで転送し、通信端末130から合計40個のデータを1ホップで転送するので、転送コストは(10データ×1ホップ)+(40データ×1ホップ)=50になる。次に、通信端末120に対しては、通信端末110から合計120個のデータを1ホップで転送し、通信端末130から合計40個のデータを2ホップで転送するので、転送コストは(120データ×1ホップ)+(40データ×2ホップ)=200となる。次に、通信端末130に対しては、通信端末110から合計120個のデータを1ホップで転送し、通信端末110から合計10個のデータを2ホップで転送するので、転送コストは(120データ×1ホップ)+(10データ×2ホップ)=140となる。結局、転送コストの合計は390になる。
これに対して、通信端末の保有データ数を考慮せずにグループオーナーネゴシエーションを行う場合、図7に示すように、保有データ数が最小の通信端末120がグループオーナーに決定されるケースが発生する。図7に示す3台の通信端末間で保有するデータを交換し、全ての通信端末が合計170個のデータを保有するためには、通信端末間で以下のようなデータ転送のコストが発生する。
まず、通信端末110に対しては、通信端末120から合計10個のデータを1ホップで転送し、通信端末130から合計40個のデータを2ホップで転送するので、転送コストは(10データ×1ホップ)+(40データ×2ホップ)=90になる。次に、通信端末120に対しては、通信端末110から合計120個のデータを1ホップで転送し、通信端末130から合計40個のデータを1ホップで転送するので、転送コストは(120データ×1ホップ)+(40データ×1ホップ)=160となる。次に、通信端末130に対しては、通信端末110から合計120個のデータを2ホップで転送し、通信端末120から合計10個のデータを1ホップで転送されるので、転送コストは(120データ×2ホップ)+(10データ×1ホップ)=250となる。結局、転送コストの合計は、図6に比べて約3割増しの500になる。
このように本実施形態を適用することにより、データ共有のためにアクセスポイント経由でデータが転送される無駄なコストを削減することが可能になる。
[第2の実施形態]
図8を参照すると、本発明の第2の実施形態にかかる通信端末210は、Wi−Fi Direct仕様に準拠する無線ネットワークを形成する無線通信端末であり、無線通信部211とデータ記憶部212とデータ交換部213と保有データ数記憶部214と制御部215とアンテナ216とを有する。このうち、無線通信部211とデータ記憶部212とデータ交換部213と保有データ数記憶部214とアンテナ216とは、図1に示した通信端末110の無線通信部111とデータ記憶部112とデータ交換部113と保有データ数記憶部114とアンテナ116と同じ機能を有する。
制御部215は、図1に示した通信端末110の制御部115が有する機能に加えてさらに、交渉相手決定部217を有する。交渉相手決定部217は、グループオーナーを決定するためのネゴシエーションに先だって、自通信端末の周囲に存在する複数の他の通信端末の保有データ数に依存するインテント値を取得し、ネゴシエーションを行う相手通信端末を決定する機能を有する。具体的には、交渉相手決定部217は、自通信端末の周囲に存在する複数の他の通信端末のうちインテント値が最大の通信端末を交渉相手に決定する。
次に、本実施形態に係る通信端末210の動作を説明する。
通信端末210は起動されると、図9に示す処理の実行を開始する。まず、通信端末210のデータ交換部213は、データ記憶部212に記憶されているデータを走査してデータの個数を検出し、保有データ数記憶部214に保存する(ステップS201)。
次に通信端末210の制御部215は、周囲の通信端末を発見する(ステップS202)。この周囲の通信端末の発見は、Wi−Fi Direct仕様のDevice Discovery Procedureに準拠して行われる。図10は、Wi−Fi Direct仕様のDevice Discovery ProcedureとGroup Owner Negotiationの概要を示すシーケンス図である。例えば、通信端末210が探索動作を開始した場合、図10に示すように、プローブ要求(Prove Request)を周囲に送信する。若し、通信端末210と同じ構成を有する他の通信端末が周囲に存在する場合、当該他の通信端末の制御部(215)は上記プローブ要求を検出すると、プローブ応答(Prove Response)を返信する。本実施形態では、このプローブ応答は保有データ数に依存するインテント値を有している。図10に示す例では、通信端末210の周囲に通信端末220と通信端末230との2台の通信端末が存在しており、それぞれの通信端末220、230からインテント値を含むプローブ応答が通信端末210へ送信されている。
通信端末210の制御部215は、インテント値を有するプローブ応答を受信することで、自端末の周囲に他の通信端末220、230が存在することを認識でき、また、それら通信端末220、230のインテント値を認識することができる。
次に通信端末210の制御部215は、交渉相手決定部217を使用して、発見した通信端末からグループオーナーを決定するためのネゴシエーションを行う交渉相手を決定する(ステップS203)。具体的には、交渉相手決定部217は、プローブ応答に含まれるインテント値が最も大きい通信端末を交渉相手に決定する。例えば、通信端末220から受信したプローブ応答に含まれるインテント値が1、通信端末230から受信したプローブ応答に含まれるインテント値が0とすると、通信端末220が交渉相手に決定される。なお、インテント値が最大の通信端末が複数存在していれば、それらの中の任意の通信端末を交渉相手に決定する。
次に通信端末210の制御部215は、交渉相手に決定した通信端末220との間でグループオーナーを決定するためのネゴシエーションを行い(ステップS204)、その後、通信端末210の制御部215は、決定したグループオーナーに従って通信端末220と通信グループを形成するための接続手続きを制御する(ステップS205)。これらのステップS204、S205の動作は、図3に示すステップS103、S104の動作と同じである。
こうして本実施形態では、グループオーナーを決定するためのネゴシエーションに先だって、自通信端末の周囲に存在する複数の他の通信端末の中から保有データ数に依存するインテント値が最大の通信端末を交渉相手に決定する。そして、グループオーナーネゴシエーションにおいて、第1の実施形態と同様に、交渉相手の通信端末との間で保有データ数に依存するインテント値を交換し、インテント値のより大きい通信端末をグループオーナーに決定する。このため、自通信端末を含め周囲に存在する複数の通信端末の中でデータ保有数が最大の通信端末をグループオーナー、すなわちアクセスポイントとして選出することができる。従って、データ交換部213によって自端末のデータ記憶部212に記憶されているデータを他の通信端末へ送信してデータ共有を行う場合、アクセスポイント経由でデータが転送される無駄を削減することが可能になる。
[第3の実施形態]
図11は、上述した各実施形態における通信端末をコンピュータ等の電子情報処理装置で構成した場合のハードウェア構成の一例を示す。この例の通信端末310は、CPU(Central Processing Unit)周辺部と、入出力部と、レガシー入出力部とを備える。CPU周辺部は、ホスト・コントローラ901により相互に接続されるCPU902、RAM903、グラフィック・コントローラ904、及び表示装置905を有する。入出力部は、入出力(I/O)コントローラ906によりホスト・コントローラ901に接続される通信インターフェイス(I/F)907、ハードディスクドライブ908、及びCD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)ドライブ909を有する。レガシー入出力部は、入出力コントローラ906に接続されるROM(Read Only Memory)910、フレキシブルディスク(FD)ドライブ911、及び入出力(I/O)チップ912を有する。
ホスト・コントローラ901は、RAM903と、高い転送レートでRAM903をアクセスするCPU902、及びグラフィック・コントローラ904とを接続する。CPU902は、ROM910、及びRAM903に格納されたプログラムに基づいて動作して、各部の制御をする。グラフィック・コントローラ904は、CPU902等がRAM903内に設けたフレーム・バッファ上に生成する画像データを取得して、表示装置905上に表示させる。これに代えて、グラフィック・コントローラ904は、CPU902等が生成する画像データを格納するフレーム・バッファを、内部に含んでもよい。
入出力コントローラ906は、ホスト・コントローラ901と、比較的高速な入出力装置であるハードディスクドライブ908、通信インターフェイス907、CD−ROMドライブ909を接続する。ハードディスクドライブ908は、CPU902が使用するプログラム、及びデータを格納する。通信インターフェイス907は、他の通信端末320に接続してプログラム又はデータを送受信する。CD−ROMドライブ909は、CD−ROM992からプログラム又はデータを読み取り、RAM903を介してハードディスクドライブ908、及び通信インターフェイス907に提供する。
入出力コントローラ906には、ROM910と、フレキシブルディスク・ドライブ911、及び入出力チップ912の比較的低速な入出力装置とが接続される。ROM910は、通信端末310が起動時に実行するブート・プログラム、あるいは通信端末310のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。フレキシブルディスク・ドライブ911は、フレキシブルディスク993からプログラム又はデータを読み取り、RAM903を介してハードディスクドライブ908、及び通信インターフェイス907に提供する。入出力チップ912は、フレキシブルディスク・ドライブ911、あるいはパラレル・ポート、シリアル・ポート、キーボード・ポート、マウス・ポート等を介して各種の入出力装置を接続する。
CPU902が実行するプログラムは、フレキシブルディスク993、CD−ROM992、又はIC(Integrated Circuit)カード等の記録媒体に格納されて利用者によって提供される。記録媒体に格納されたプログラムは圧縮されていても非圧縮であってもよい。プログラムは、記録媒体からハードディスクドライブ908にインストールされ、RAM903に読み出されてCPU902により実行される。CPU902により実行されるプログラムは、通信端末310を、前述した各実施形態における無線通信部、データ記憶部、データ交換部、保有データ数記憶部、制御部等として機能させる。
以上に示したプログラムは、外部の記憶媒体に格納されてもよい。記憶媒体としては、フレキシブルディスク993、CD−ROM992の他に、DVD(Digital Versatile Disk)又はPD(Phase Disk)等の光学記録媒体、MD(MiniDisk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、ICカード等の半導体メモリ等を用いることができる。また、専用通信ネットワークあるいはインターネットに接続されたサーバシステムに設けたハードディスク又はRAM等の記憶媒体を記録媒体として使用して、ネットワークを介したプログラムとして情報共有システムを提供してもよい。
[他の実施形態]
本発明は以上の実施形態に限定されず、その他各種の付加変更が可能である。例えば、以下のような実施形態も本発明に含まれる。
例えば、上記第1および第2の実施形態では、保有データ数に従ってインテント値を決定したが、保有データ数に従ってインテント値およびタイブレークビット値を決定しても良い。図12は、保有データ数に従ってインテント値とタイブレークビット値とを決定するためのテーブルの一例を示す。この例では、保有データ数を16区分に分類し、保有データ数が小さい区分から順にインテント値を0から順に割り当て、更に同じ1区分を2分割し、保有データ数の少ない側にタイブレークビット値0を割り当て、保有データ数の多い側にタイブレークビット値1を割り当てている。例えば、16区分中の1つの区分は保有データ数が21〜40であり、この区分に対してインテント値1を割り当て、当該区分を保有データ数21〜30の区分と保有データ数31〜40の区分とに2分割し、前者の区分にタイブレークビット値0を割り当て、後者の区分にタイブレークビット値1を割り当てている。通信端末の制御部115、215は図12に示したテーブルを記憶し、保有データ数記憶部114、214に記憶された保有データ数と上記テーブルとに基づいて、インテント値とタイブレークビット値とを決定する。この例のようにインテント値だけでなくタイブレークビット値も保有データ数に依存して決定する場合、ネゴシエーションを行う通信端末間でタイブレークビット値が同じになるケースが発生する。このため、図5のステップS126において、双方のタイブレークビット値が同じならば、グループオーナーの決定手順を失敗とする。
また、例えばインテント値の最大値(15)や最小値(0)など、特定のインテント値は管理者権限でしか割り当てないようにしてもよい。
また、保有データ数に従ってインテント値(およびタイブレークビット値)を決定する方法は、図2や図12に示すようなテーブルを利用する方法以外に、計算式によって算出する方法等、他の方法を利用してもよい。
また、保有データ数によってタイブレークビット値のみ決定し、インテント値はランダムあるいは手動で設定するようにしてもよい。
また、上記第2の実施形態では、保有データ数に依存して決定されたインテント値をプローブ応答に含めるようにした。しかし、グループオーナーを決定するためのネゴシエーションに先だって、自通信端末の周囲に存在する他の通信端末のインテント値を知る方法としては、他に、サービスディスカバリクエリ(Service Discovery Query)やサービスディスカバリレスポンス(Service Discovery Response)に、保有データ数に依存して決定されたインテント値(およびタイブレークビット値)を含めるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、インテント値を保有データ数のみに依存して決定したが、保有データ数以外の情報を考慮してインテント値を決定してもよい。例えば、インテント値を、保有データ数と通信端末の移動速度(0を含む)とに依存して決定し、保有データ数がより多いほど、そして、移動速度がより低いほど、より大きなインテント値を決定するようにしてよい。あるいは、インテント値を、保有データ数とその保有データのデータサイズとに依存して決定し、保有データの総データサイズがより大きいほど、より大きなインテント値を決定するようにしてよい。
なお、本発明は、日本国にて2013年4月22日に特許出願された特願2013−089388の特許出願に基づく優先権主張の利益を享受するものであり、当該特許出願に記載された内容は、全て本明細書に含まれるものとする。
本発明は、自動車等の車両に搭載された通信端末間や、持ち運び可能な通信端末間において、各種コンテンツ等のデータの共有を行う場合に適用可能である。
110…通信端末
111…無線通信部
112…データ記憶部
113…データ交換部
114…保有データ数記憶部
115…制御部
116…アンテナ
120…通信端末
130…通信端末
210…通信端末
211…無線通信部
212…データ記憶部
213…データ交換部
214…保有データ数記憶部
215…制御部
216…アンテナ
217…交渉相手決定部
220…通信端末
230…通信端末
310…通信端末
901…ホスト・コントローラ
902…CPU
903…RAM
904…グラフィック・コントローラ
905…表示装置
906…入出力(I/O)コントローラ
907…通信インターフェイス(I/F)
908…ハードディスクドライブ
909…CD−ROMドライブ
910…ROM
911…フレキシブルディスク(FD)ドライブ
912…入出力(I/O)チップ
992…CD−ROM
993…フレキシブルディスク

Claims (14)

  1. 無線ネットワークのアクセスポイントを決定する方法であって、
    前記アクセスポイントの機能を有する第1の通信端末が、前記アクセスポイントの機能を有する第2の通信端末との間でネゴシエーションを行って前記第1の通信端末または前記第2の通信端末を前記アクセスポイントとして決定し、
    前記ネゴシエーションでは、前記第1の通信端末と前記第2の通信端末との間でそれぞれが保有するデータの数に依存する指標値を交換し、それぞれの前記指標値に基づいて前記アクセスポイントを決定する
    アクセスポイント決定方法。
  2. 前記ネゴシエーションに先だって、前記第1の通信端末が、周囲の複数の通信端末の中から前記ネゴシエーションを行う前記第2の通信端末を決定し、
    前記決定では、前記周囲の複数の通信端末の保有するデータの数に依存する前記指標値を取得し、該取得した前記指標値に基づいて前記ネゴシエーションを行う前記第2の通信端末を決定する
    請求項1に記載のアクセスポイント決定方法。
  3. 前記第1の通信端末は、前記指標値の取得では、前記ネゴシエーションに先だって、自通信端末から周囲に存在する複数の他の通信端末へ送出した要求に対する応答から前記指標値を取得する
    請求項2に記載のアクセスポイント決定方法。
  4. 前記無線ネットワークは、Wi−Fi Direct仕様に準拠する無線ネットワークである
    請求項1乃至3の何れかに記載のアクセスポイント決定方法。
  5. 無線ネットワークのアクセスポイント機能を有する通信端末であって、
    前記無線ネットワークを形成する他の通信端末との間で通信メッセージを授受する無線通信部と、
    自通信端末が保有するデータの数を記憶する保有データ数記憶部と、
    前記無線ネットワークを形成する他の通信端末とネゴシエーションを行って自通信端末または相手通信端末をアクセスポイントとして決定し、前記ネゴシエーションでは、自通信端末の保有するデータの数に依存する指標値を前記他の通信端末へ通知すると共に前記他の通信端末の保有するデータの数に依存する前記指標値を取得し、自通信端末の前記指標値と相手通信端末の前記指標値とに基づいて前記アクセスポイントを決定する制御部と
    を有する通信端末。
  6. 前記制御部は、前記ネゴシエーションに先だって、自通信端末の周囲に存在する複数の他の通信端末の保有するデータの数に依存する前記指標値を取得し、該取得した前記指標値に基づいて前記ネゴシエーションを行う相手通信端末を決定する
    請求項5に記載の通信端末。
  7. 前記制御部は、前記指標値の取得では、前記ネゴシエーションに先だって、自通信端末から周囲に存在する複数の他の通信端末へ送出した要求に対する応答から前記指標値を取得する
    請求項6に記載の通信端末。
  8. 前記他の通信端末との間で前記無線通信部を通じてデータの授受を行うデータ交換部
    を有する
    請求項5乃至7の何れかに記載の通信端末。
  9. 前記無線ネットワークは、Wi−Fi Direct仕様に準拠する無線ネットワークである
    請求項5乃至の何れかに記載の通信端末。
  10. 無線ネットワークのアクセスポイント機能を有する通信端末を構成するコンピュータを、
    前記無線ネットワークを形成する他の通信端末との間で通信メッセージを授受する無線通信部と、
    自通信端末が保有するデータの数を記憶する保有データ数記憶部と、
    前記無線ネットワークを形成する他の通信端末とネゴシエーションを行って自通信端末または相手通信端末をアクセスポイントとして決定し、前記ネゴシエーションでは、自通信端末の保有するデータの数に依存する指標値を前記他の通信端末へ通知すると共に前記他の通信端末の保有するデータの数に依存する前記指標値を取得し、自通信端末の前記指標値と相手通信端末の前記指標値とに基づいて前記アクセスポイントを決定する制御部と
    して機能させるためのプログラム。
  11. 無線ネットワークのアクセスポイント機能を有する通信端末の制御方法であって、
    前記通信端末が、アクセスポイントの機能を有する他の通信端末との間でネゴシエーションを行って前記通信端末または前記他の通信端末を前記アクセスポイントとして決定し、
    前記ネゴシエーションでは、前記通信端末と前記他の通信端末との間でそれぞれが保有するデータの数に依存する指標値を交換し、それぞれの前記指標値に基づいて前記アクセスポイントを決定する
    通信端末の制御方法。
  12. 前記ネゴシエーションに先だって、前記通信端末が、周囲の複数の他の通信端末の中から前記ネゴシエーションを行う前記他の通信端末を決定し、
    前記決定では、前記周囲の複数の他の通信端末の保有するデータの数に依存する前記指標値を取得し、該取得した前記指標値に基づいて前記ネゴシエーションを行う前記他の通信端末を決定する
    請求項11に記載の通信端末の制御方法。
  13. 前記指標値の取得では、前記ネゴシエーションに先だって、前記通信端末から周囲に存在する複数の他の通信端末へ送出した要求に対する応答から前記指標値を取得する
    請求項12に記載の通信端末の制御方法。
  14. 前記無線ネットワークは、Wi−Fi Direct仕様に準拠する無線ネットワークである
    請求項11乃至13の何れかに記載の通信端末の制御方法。
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