JP6364674B2 - コンクリート打継目形成方法 - Google Patents
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Description
(1)現実の環境においても、打継目がない場合と同等以上の力学的特性を確保することができる。
(2)従来から用いられているコンクリート型枠とバルーンを利用するため、その材料は汎用的・経済的であり、極めて容易に準備することができる。
(3)また、バルーンを膨張させた状態を維持したままコンクリートを打込むだけで陥没形状が形成され、しかもバルーンを収縮させることで容易にコンクリート型枠を脱型することができる。このように、極めて施工性に優れた方法である。
(4)固定部の配置や間隔を適宜選択することによって、あるいはあらかじめ所定形状となるようにバルーンを加工しておくことによって、所望の陥没形状を形成することができる。
(5)打継目形成後は、コンクリート型枠、バルーンともに回収され、しかもバルーンはコンクリート型枠から取り外すことができるので、使用材料を転用することができる。つまり、経済性・環境面において極めて優れた方法といえる。
図1は、本願発明の主な工程の流れを示すフロー図であり、中央の列に実施する工程を示し、左列にはその工程に必要な材料等を、右列にはその工程から作成される物等を示している。はじめに、このフロー図を参考にして本願発明の全体概要について説明する。なお、本願発明は水平打継目と鉛直打継目の両方に適用できる方法であるが、便宜上ここでは、鉛直打継目の場合で説明することとする。
図2は、バルーン10をコンクリート型枠20に固定したバルーン付型枠30を示す正面図である。この図に示すように、1枚のコンクリート型枠20に1つのバルーン10を固定すると、バルーン付型枠30の運搬や組み立てが容易になるので好適である。もちろん用意された材料の寸法・形状によっては、1枚のコンクリート型枠20に2以上のバルーン10を固定することもできる。また、コンクリート型枠20を組み立てた後にバルーン10を固定するケースでは、2枚以上のコンクリート型枠20に対して1つのバルーン10を固定してもよい。
図5は、型枠組立工程から後打ちコンクリートの施工までの一連の工程を順次示す断面図であり、(a)は型枠組立完了後の断面図、(b)はバルーン膨張完了後の断面図、(c)はバルーン収縮完了後の断面図、そして(d)は後打ちコンクリート施工後の断面図である。既述のとおり、コンクリートの打込みを行う前に、バルーン10内を加圧し、バルーン10を所定の凸形状に膨張させる。バルーン10内を加圧する加圧手段は、例えばエアコンプレッサーを挙げることができる。加圧手段に送気管を連結し、送気管の排出口をバルーン10内に挿入する。そして、加圧手段から圧縮空気を送り込むことでバルーン10内を加圧し、バルーン10のうち膨張部60を膨張させていく。なお、バルーン10内の加圧手段は、圧縮空気を送る場合に限らず、ポンプ等を用いて水などを送り込むことで加圧することもできる。このように、バルーン10内を加圧することで、図5(a)に示すようにバルーン10のうち膨張部60がしぼんだ状態から、図5(b)に示すように膨張部60が膨張した状態となる。
バルーン10(膨張部60)の膨張が完了すると、コンクリート型枠20内にコンクリートを打込んでいく。このとき、膨張部60にはフレッシュコンクリートの側圧が作用する。この側圧によって膨張部60が変形してしまうと、最終的に得られる陥没形状が所望の形状とならない。したがって、膨張部60が変形しないよう、言い換えれば膨張部60の膨張状態が維持できるよう、膨張部60内にフレッシュコンクリートの側圧に抵抗し得る程度の圧力をかける。具体的には、加圧手段によって送り込まれた圧縮空気や水といった流体が、膨張部60から排出されないよう加圧し続ける。
コンクリートの打込みが完了すると、コンクリートが所定強度に達するまで養生を行う。テストピースの圧縮試験等により目的の養生が達成されたことが確認できると、バルーン付型枠30の脱型作業を始める。膨張部60が膨張したまま脱型すると、バルーン10が破損するそれもあるし、そもそも脱型作業が困難となる。そこで、まず膨張部60を収縮させる。膨張部60内に圧縮空気が送られた場合は、この圧縮空気を膨張部60から排出することで減圧する。膨張部60内に水が送られた場合は、この水を吸引排出することで減圧する。このように膨張部60内を減圧すれば、図5(c)に示すようにバルーン10のうち膨張部60が収縮する。このとき、バルーン10(特に膨張部60)の表面に剥離剤を塗布しておけば、より円滑に膨張部60が収縮できるので好適である。膨張部60の収縮後、バルーン付型枠30を取り外せば脱型工程が完了する。
図5(c)に示すように、バルーン付型枠30を脱型すると、先打ちコンクリートの表面には複数の陥没形状80が形成されている。この陥没形状80が形成されたコンクリート打継目に対して、後打ちコンクリートを打込む。これにより、図5(d)に示すように、先打ちコンクリートと後打ちコンクリートが噛み合い、しかも先打ちコンクリートと後打ちコンクリートの付着面積が増大する。この結果、図6のグラフに示すように、本願発明の打継目のケースが、直接引張強度、せん断力ともに最大値となり、従来手法や打継目がない場合に比べても大幅に力学的特性が向上していることが分かる。
20 コンクリート型枠
30 バルーン付型枠
40 固定部
50 流過部
60 膨張部
70 固定磁石
80 陥没形状
Claims (2)
- コンクリートの打継目を形成する方法において、
一のバルーンにつき複数の箇所で、コンクリート型枠に該バルーンを固定するバルーン固定工程と、
前記コンクリート型枠を組み立てた後に、加圧手段によって前記バルーン内を加圧して該バルーンを膨張させるバルーン膨張工程と、
前記バルーンの膨張を維持した状態で、コンクリートを打込むコンクリート打込み工程と、
打込み後コンクリートが所定強度以上になるまで養生した後、前記バルーン内を減圧して該バルーンを収縮させるとともに、前記コンクリート型枠を取り外す脱型工程と、を備え、
後打ちコンクリートとの接触面に、2箇所以上の陥没形状が設けられた打継目を形成する、ことを特徴とするコンクリート打継目形成方法。 - コンクリートの打継目を形成する方法において、
コンクリート型枠にバルーンを固定するバルーン固定工程と、
一のバルーンにつき複数の箇所で該バルーンが固定されたコンクリート型枠を組み立てた後に、加圧手段によって前記バルーン内を加圧して該バルーンを膨張させるバルーン膨張工程と、
前記バルーンの膨張を維持した状態で、コンクリートを打込むコンクリート打込み工程と、
打込み後コンクリートが所定強度以上になるまで養生した後、前記バルーン内を減圧して該バルーンを収縮させるとともに、前記コンクリート型枠を取り外す脱型工程と、を備え、
前記バルーン膨張工程では、前記バルーンが固定された固定部と他の固定部との間に、前記加圧手段から送られる流体が流過することのできる流過部が形成され、
後打ちコンクリートとの接触面に、2箇所以上の陥没形状が設けられた打継目を形成する、ことを特徴とするコンクリート打継目形成方法。
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