JP6363346B2 - 車両用ガラスアンテナ - Google Patents

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本発明は、車体の前方の開口に設けられた窓ガラスに取り付けて好適な、車両用ガラスアンテナに関する。
例えば、特許文献1に、狭い領域でも設置可能であり、AM/FM帯で十分なアンテナ利得が得られる自動車用ガラスアンテナが提案されている。
特許文献1に開示された技術によれば、給電端子は、窓ガラス側方の周縁部に設けられ、アンテナ導体は、給電端子から窓ガラス側方の周縁部に沿って下方に延伸する垂直エレメントと、この垂直エレメントから窓ガラスの下方の周縁部に沿って水平方向に延伸する水平エレメントとを有し、かつ窓ガラスを車両に固定するためのフランジに沿って形成される。なお、フランジの端部と垂直エレメントとの距離は2mm以上、8mm以下の領域に収まっている。
上記した特許文献1に開示された技術によれば、ポールアンテナ、または一般的な他のガラスアンテナ等と比較すれば受信性能が劣り、特に、AM放送波の受信性能が低下する。例えば、同文献の図5の特性図に示されるように、フランジ端部近傍(フランジの端部と垂直エレメントとの距離が小さい)では金属ボディの影響によりAM放送波が減衰するため、良好な受信性能を得ることができない。その結果、アンテナ端子の誘起電圧は、一般的な他のアンテナと比べて6dB以上低く実用的でない。
特開2010−136079号公報
このため、特許文献1に開示されたアンテナ配置で特にAM放送波の受信性能を改善するためにボティフランジからの距離を確保しようとした場合、運転者の視界に入る領域へのアンテナエレメントの配置が必要になり、運転者の視野を妨げる要因になる。
本発明は上記した課題を解決するためになされたものであり、車両に搭載される一般的なポールアンテナ等と同等の受信性能を持つ車両用ガラスアンテナを提供することを目的とする。
請求項1に係る発明は、車体の前方開口に設けられた窓ガラスに取り付けられる車両用ガラスアンテナであって、アンテナエレメントと、前記車体の前記開口の上辺部近傍に配置された給電端子と、を備え、前記アンテナエレメントは、前記給電端子を基点に、前記開口の上辺部に沿って延びる長方形状のアンテナパターンで形成された第1のアンテナエレメントと、前記第1のアンテナエレメントの一部に接続され、前記開口の周縁部に沿って延びる線状のアンテナパターンで形成された第2のアンテナエレメントと、により形成され、前記第1のアンテナエレメントは、前記開口の上辺部から、前記長方形状のアンテナパターンのうち前記上辺部に遠い位置に配置される長辺までの距離を、30[mm]〜50[mm]とすることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1記載の車両用ガラスアンテナにおいて、前記第1のアンテナエレメントと前記第2のアンテナエレメントとにより、異なる2つの周波数帯の電波を受信することを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1または2記載の車両用ガラスアンテナにおいて、前記第2のアンテナエレメントは、前記第1のアンテナエレメントの一部を先端に前記開口の上辺部に沿って側辺部に向かって延びる第1のアンテナ導体と、前記第1のアンテナ導体の末端に接続され、前記側辺部に沿って延びる第2のアンテナ導体とからなることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項1または2記載の車両用ガラスアンテナにおいて、前記第1のアンテナエレメントは、前記長方形状のアンテナパターンを形成する、前記給電端子から遠い位置に配置された短辺が開放された形状を有することを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項1または2記載の車両用ガラスアンテナにおいて、前記第1のアンテナエレメントは、前記開口の上辺部に沿って延びる第1のアンテナ導体と、前記第1のアンテナ導体の先端から折り返して前記第1のアンテナ導体に対向して逆方向に延びる第2のアンテナ導体と、を含むことを特徴とする。
請求項6に係る発明は、請求項1〜6のいずれか1項記載の車両用ガラスアンテナにおいて、前記第1のアンテナエレメントは、200[mm]〜600[mm]のアンテナエレメント長を有することを特徴とする。
請求項7に係る発明は、請求項1〜6のいずれか1項記載の車両用ガラスアンテナにおいて、前記第2のアンテナエレメントの一部は、前記側辺部から垂直方向に、少なくとも6[mm]〜10[mm]離れた位置に配置されることを特徴とする。
請求項8に係る発明は、請求項1〜7のいずれか1項記載の車両用ガラスアンテナにおいて、前記給電端子から前記第2のアンテナエレメントの末端までの経路長を、1/6・λk〜1/3.5・λk(但し、kは窓ガラス面の波長短縮率)とすることを特徴とする。
本発明によれば、車両に搭載される一般的なポールアンテナ等と同等の受信性能を持つ車両用ガラスアンテナを提供することができる。
本発明の実施の形態に係る車両用ガラスアンテの導体配置図である。 本発明の実施の形態に係る車両用ガラスアンテナの受信特性を示す図である。 性能評価に使用した比較例の車両用ガラスアンテナの導体配置図である。 本発明の実施の形態に係る車両用ガラスアンテの変形例を示す図である。
本発明の実施の形態(以下、本実施例という)を添付図に基づいて以下に説明する。
図1に本実施形態に係る車両用ガラスアンテナ1の導体配置が示されている。本実施形態に係る車両用ガラスアンテナ1は、車体前方の開口10に設けられた窓ガラス面(フロントウインドウ)上に配置される。給電端子11は、車体の開口10の上辺部(ボディフランジ20)近傍に配置される。
アンテナ導体は、開口10の上辺部に沿って互いに間隔を維持して略平行に延びる、長辺12a,12bと、を有し、短辺12cによって長辺12a,12bのそれぞれの一端が接続された略長方形状の第1のアンテナエレメント12(A部)を有する。なお、短辺12dは、長辺12bの他端とは接続されるが、長辺12aの他端とは接続されずに開放された形状になっている。アンテン導体は更に、第1のアンテナエレメント12の短辺12dの末端oに接続され、ボディフランジ20に沿って側辺部に向かって延びる第1の導体(B’部)と、B’部の末端に接続され、側辺部(セラミックライン21)に沿って垂直方向に延びる線状の第2の導体(B部)とからなる第2のアンテナエレメント13と、を有する。本実施形態に係る車両用ガラスアンテナ1は、2つの異なる周波数帯の電波を受信し、第1のアンテナエレメント12(A部)は特にAM受信に寄与し、第1のアンテナエレメント12(A部)と第2のアンテナエレメント13(B+B’部)は、特にFM受信に寄与する。
第1のアンテナエレメント12は、開口10の上辺部から垂直方向に30[mm]〜50[mm]離れた位置に配置され、ここでは、長方形状の第1のアンテナエレメント12(A部)を形成するボディフランジ20から遠い側に位置する長辺12dまで45[mm]程度の距離を保って配置される。また、第1のアンテナエレメント12(A部)は、200[mm]〜600[mm]のアンテナエレメント長(横幅)を有する。また、第2のアンテナエレメント13を構成する第2のアンテナ導体(B部)は、側辺部から垂直方向に最低でも6[mm]〜10[mm]程度離れて配置されている。なお、給電端子11から第2のアンテナエレメント13(B部)の末端までの経路長は、1/6・λk〜1/3.5・λk(但し、kは窓ガラス面の波長短縮率)になっている。
AMの受信性能を良くするためには第1のアンテナエレメント12をボディフランジ20から離して配置することが有効であることがわかっている。本実施形態に係る車両用ガラスアンテナ1によれば、「AMの受信において、運転者の水平視野を妨げない領域に配置する」という良好なAM受信性能を得るのにトレードオフとなる要求を満足させながら第1のアンテナエレメント12(A部)を上辺に配置し、また、FMの受信において、第2のアンテナエレメント13(B’部+B部)を第1のアンテナエレメント12(A部)を含み最良の受信性能が得られる素子長に配置することで、運転者の視野を確保しつつ車両用ポールアンテナと同等の受信性能を確保することのできる車両用ガラスアンテ1を提供することができる。以下にその評価を行う。
図2に、本実施形態に係る車両用ガラスアンテナ1の受信特性を示す。図2(a)は、給電端子11から第2のアンテナエレメント13の末端までの長さとその受信性能を示し、図2(b)は、第1のアンテナエレメント12(A部の長辺12b)の水平長とAM受信性能との関係を示し、図2(c)は、ボディフランジ21から第1のアンテナエレメント12(A部)の長辺12bまでの平均距離と受信性能との関係を示す。
図2(a)において、横線xは、一般的な車両用窓ガラスアンテナが有する受信感度の下限値を示す。この結果から、給電端子11から第2のアンテナエレメント13の端部までの長さは1/6λ・kが適当であることがわかる。また、図2(b)から、第1のアンテナエレメント(A部)の水平長が200[mm]以上で良好なAM受信性能が得られることがわかる。したがって、FM、AMの両方を受信するアンテナとして、第1のアンテナエレメント12(A部)の水平長は600[mm]を上限とすることが好ましい。
また、図2(c)によれば、AM受信性能は約30mmまで右肩上がり傾向に上昇した後一定になっている。この結果から、ボディフランジ21から第1のアンテナエレメント12(A部)の長辺12bまでの最大距離が30mm以上とることが好ましいことがわかる。また、アンテナパターンのデザイン性の面からは、窓ガラス面の周縁部への配置が好ましいため、アンテナパターンとしては、30[mm]〜50[mm]程度とするのが好ましい。
発明者らは本実施形態に係る車両用窓ガラスアンテナ1について評価した。評価環境として、AM受信性能は、AM放送周波数500[kHz]〜1700[KHz]の60[dBuV/m]電界中でのアンテナ端子の誘起電圧を測定し平均した値を使用した。また、FM受信性能は、ターンテーブルの中央に測定すべき車両用窓ガラスアンテナが取り付けられた車両を配置し、車両の各方位角毎の受信値を平均した値を使用した。
図3(a)に実施例1の車両用ガラスアンテナ1の設計例を示す。図3(a)によれば、第1のアンテナエレメント12(A部)の水平長は250[mm]、第2のアンテナエレメント13のアンテナ長は310[mm](B部+B’部)、給電端子11から第2のアンテナエレメント13の端部までの経路長は560[mm]になっている。また、第1のアンテナエレメント12(A部)を形成する長方形状のうち長辺12dは、上辺部(ボディフリンジ20)から垂直方向に45[mm]離れた位置に配置され、第2のアンテナエレメント13を形成するB部は、側辺部(セラミックライン21)から垂直方向に10[mm]離れた位置に配置されている。
比較例1として、図3(b)に、実施例1における第1のアンテナエレメント12(A部)の効果確認のために、A部を取り除き、給電端子11から第2のアンテナエレメント13の端部までの経路長を実施例1と同じ長さとしたアンテナエレメントが、比較例2として、図3(c)に、特許文献1に開示された技術に基づき設計されたアンテナエレメントがそれぞれ示されている。
上記した実施例1と比較例1,2のそれぞれについて、AM受信性能とFM受信性能についてシミュレーションを行った。ここでは、AM受信性能として、給電端子11にFETプローブを用いて測定したアンテナ給電端子誘起電圧を用い、FM受信性能として、給電端子11の受信値を電波暗室内で測定した値のダイポールを基準アンテナとした場合の比較値(ダイポール比)を示す。なお、偏波面は、大地に水平な偏波の値を記載している。
Figure 0006363346
AM受信性能においては上記した表に示すように、実施例1の誘起電圧は25.1[dBuV],比較例1の誘起電圧が19.0[dBuV],比較例2の誘起電圧は18.7[dBuV]になった。なお、一般的な車両用ポールアンテナの誘起電圧は24〜26[dBuV]である。このように、実施例1のAM受信性能は、一般的な車両用ポールアンテナと比較して同等の程度の受信性能が確保できている。特に、AM受信性能ではA部を持たない比較例1と比較すれば約6[dB]受信性能が改善していることがわかる。
Figure 0006363346
FM受信性能においては上記した表に示すように、実施例1のダイポール比は−16.2[dBd],比較例1のダイポール比は−18.5[dBuV],比較例2のダイポール比は−19.8[dBd]になった。なお、一般的な車両用ポールアンテナの誘起電圧は−18〜−15[dBd]である。このように、FM受信性能においてもポールアンテナ相当の受信性能が得られた。これはAM受信性能と同様に、窓ガラス面周縁部のボディフランジ20近傍の領域はボディ板金の影響により電界強度が低下しており、ボディフランジ20から第2のアンテナエレメント13が一部離れたことの効果によるものである。
実施例1の車両用ガラスアンテナ1において、受信する放送波76MHz〜90MHzの中央値である83MHzの波長λを360mm、窓ガラス面の波長短縮率を0.75とすれば、給電端子11から第2のアンテナエレメント13(B部+B’部)の端部までの長さ560[mm]は約1/3.5・λκに相当し、この範囲内で良好な車両用窓ガラスアンテナ1が設計されている。
以下に変形例1,2,3について図4を参照しながら説明する。図4(a)に示す変形例1の車両用窓ガラスアンテナ1は、実施例1の第1のアンテナエレメント12(A部)の長方形状のアンテナパターンの一方の短辺が開放(短辺12dが無い)され、長辺12aが第2のアンテナ素子13(B部)に直結して開口10の周縁部に沿って延びている。なお、長方形状を形成するA部の長辺12bの水平長は230[mm]、給電端子11から第2のアンテナ素子13の末端までの経路長は500[mm]である。
また、図4(b)に示す変形例2の車両用窓ガラスアンテナ1は、長方形状の第1のアンテナエレメント12(A部)が1本の折り返しのある導体で構成されている。すなわち、第1のアンテナエレメント12(A部)は、給電端子11を起点に開口10の上辺部に沿って延びる第1のアンテナ導体12aと、第1のアンテナ導体の末端から折り返して第1のアンテナ導体12aに対向して逆方向に延びる第2のアンテナ導体12c,12bと、第2のアンテナ導体12bの末端から垂直方向に延び、第1のアンテナ導体12aと交差する直前まで延びた第3の導体12dとを含む。この変形例2によれば、第2のアンテナエレメント13(B’部)は、第1のアンテナエレメント12(A部)を形成する第3のアンテナ導体12dの末端を起点に第1のアンテナ導体12aと一定の間隔を空けて側辺部に向かって延びる導体12eで形成される。なお、長方形状を形成するA部の長辺12bの水平長は230[mm]、給電端子11から第2のアンテナ素子13(B部)の末端までの経路長は550[mm]である。
また、図4(c)に示す変形例3の車両用窓ガラスアンテナ1も、長方形状の第1のアンテナエレメント12(A部)が1本の折り返しのある導体で構成されている。すなわち、第1のアンテナエレメント12(A部)は、給電端子11を起点に開口10の上辺部に沿って延びる第1のアンテナ導体12aと、第1のアンテナ導体の末端から折り返して第1のアンテナ導体12aに対向して逆方向に延びる第2のアンテナ導体12c,12bとから形成され、第2のアンテナ導体12bは、第3のアンテナ導体13(B部)に直結されている。なお、長方形状を形成するA部の長辺12bの水平長は230[mm]、給電端子11から第2のアンテナ素子13(B部)の末端までの経路長は550[mm]である。
上記したように、変形例1,2,3のいずれにおいても、第1のアンテナエレメント12の長方形状のA部を形成する長辺の水平長は230[mm]、ボディフランジ20から離れている側の長辺までの距離が45[mm]、給電端子11を起点に第1のアンテナ素子の先端から第2のアンテナエレメント13の端部までの経路長が、1/6λ・k〜1/3.5λ・kの範囲内で設計されている。なお、図4(a)において、符号30は、窓ガラス面のガラスエッジを示し、他の符号は図1と同様である。
変形例1,2,3のAM受信性能は以下に示す表の通りである。
Figure 0006363346
上記した表によれば、変形例1の誘起電圧は25.5[dBuV],変形例2の誘起電圧は25.2[dBuV],変形例3の誘起電圧は24.8[dBuV]であった。なお、一般的な車両用ポールアンテナの誘起電圧は24〜26[dBuV]である。上記表によれば、実施例1同様、変形例1,2,3のいずれにおいても一般的な車両用ポールアンテナと比較して同等程度のAM受信性能が確保できている。
変形例1,2,3のFM受信性能は以下に示す表の通りである。
Figure 0006363346
上記した表によれば、変形例1のダイポール比は−18.5[dBd],変形例2のダイポール比は−16.7[dBd],変形例3のダイポール比は−15.5[dBd]であった。なお、一般的な車両用ポールアンテナのダイポール比は−18〜−15[dBd]である。上記表によれば、実施例1同様、変形例1,2,3のいずれにおいても一般的な車両用ポールアンテナと比較して同等程度のFM受信性能が確保できている。
以上説明のように本実施形態によれば、給電端子を開口10の上辺部に配置し、運転者の視野に入りにくい上辺部にAM受信に寄与するアンテナパターンを配置し、運転者の視野に入りにくい側辺部にAMのアンテナパターンを含んでFM受信に寄与するアンテナパターンを配置することで、受信性能とデザイン性とを兼ね備えた車両用ガラスアンテナ1を提供することができる。特に、受信性能においてはガラスアンテナでありながら車両用ポールアンテナと同等の受信性能が得られる。
1…車両用ガラスアンテナ、10…開口、11…給電端子、12…第1のアンテナエレメント(A部:12a…第1のアンテナ導体、12b…第2のアンテナ導体)、13…第2のアンテナエレメント(B’部…第1のアンテナ導体、B部…第2のアンテナ導体)、20…ボディフランジ、21…セラミックライン、30…ガラスエッジ

Claims (8)

  1. 車体の前方開口に設けられた窓ガラスに取り付けられる車両用ガラスアンテナであって、
    アンテナエレメントと、
    前記車体の前記開口の上辺部近傍に配置された給電端子と、
    を備え、
    前記アンテナエレメントは、
    前記給電端子を基点に、前記開口の上辺部に沿って延びる長方形状のアンテナパターンで形成された第1のアンテナエレメントと、
    前記第1のアンテナエレメントの一部に接続され、前記開口の周縁部に沿って延びる線状のアンテナパターンで形成された第2のアンテナエレメントと、により形成され、
    前記第1のアンテナエレメントは、
    前記開口の上辺部から、前記長方形状のアンテナパターンのうち前記上辺部に遠い位置に配置される長辺までの距離を、30[mm]〜50[mm]とし、
    前記第1のアンテナエレメントにより、AM周波数帯の電波を受信することを特徴とする車両用ガラスアンテナ。
  2. 前記第2のアンテナエレメントは、
    前記第1のアンテナエレメントの一部を先端に前記開口の上辺部に沿って側辺部に向かって延びる第1のアンテナ導体と、
    前記第1のアンテナ導体の末端に接続され、前記側辺部に沿って延びる第2のアンテナ導体とからなることを特徴とする請求項1記載の車両用ガラスアンテナ。
  3. 前記第2のアンテナエレメントの一部は、
    前記側辺部から垂直方向に、少なくとも6[mm]〜10[mm]離れた位置に配置されることを特徴とする請求項2記載の車両用ガラスアンテナ。
  4. 前記第1のアンテナエレメントは、
    前記長方形状のアンテナパターンを形成する、前記給電端子から遠い位置に配置された短辺が開放された形状を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の車両用ガラスアンテナ。
  5. 前記第1のアンテナエレメントは、
    前記開口の上辺部に沿って延びる第1のアンテナ導体と、前記第1のアンテナ導体の先端から折り返して前記第1のアンテナ導体に対向して逆方向に延びる第2のアンテナ導体と、を含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の車両用ガラスアンテナ。
  6. 前記第1のアンテナエレメントと前記第2のアンテナエレメントとにより、前記AM周波数帯とは異なる第2の周波数帯の電波を受信することを特徴とする請求項1〜のいずれか1項記載の車両用ガラスアンテナ。
  7. 前記給電端子から前記第2のアンテナエレメントの末端までの経路長を、1/6・λk〜1/3.5・λk(但し、kは窓ガラス面の波長短縮率、λは、前記第2の周波数帯の中央値の波長)とすることを特徴とする請求項項記載の車両用ガラスアンテナ。
  8. 前記第1のアンテナエレメントは、
    200[mm]〜600[mm]のアンテナエレメント長を有することを特徴とする請求項1〜のいずれか1項記載の車両用ガラスアンテナ。
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