JP6362928B2 - 二・三輪車用シート - Google Patents
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Description
しかしながら、窪みの底面に垂直な方向における、クッションパッドの窪みの周縁の表面の高さと保護部材の表面の高さとを略一致させることが困難であり、これらの間に段差が生じ、これらを覆う表皮に段差が現れてしまうことで美観が損なわれることがあった。
そして、表皮300を張る際に、クッションパッド200の各部位から表皮300が受ける反力の位置・大きさの違いによって、スラブ材400のシート外側の高さが変わるため、表皮300を張る前にクッションパッド200の表面高さとスラブ材400におけるシート外側の高さの調整を行って、表皮300に段差が現れないようにすることは困難であった。
上記構成のように、隙間が、前記表皮の厚さよりも大きく、且つ、1〜3mmであることで、表皮に段差及び弛みが現れにくく外観を良好にできる。
上記構成のように、内蔵部材が面状半熱体であると、面状に広がっているため、窪みの周縁部と保護部材との間における表皮の段差を目立たなくできる。
上記構成のように、保護部材が独立発泡部材であることで、発泡部分が連通していないという特性により、保護部材と窪みの周縁部との間に隙間を有していても雨等の液体のシートへの吸い込みを抑制できる。
上記構成のように、保護部材の厚さが3〜10mmの範囲にあると、表皮を被せた際の段差の発生を抑制できるため好適である。
本実施形態に係るシートSは、オートバイ用のシートであり、図1及び図2に示すように、ベース基板となるボトムプレート10と、ボトムプレート10上に載置されるクッションパッド20と、ボトムプレート10及びクッションパッド20を被覆する表皮30と、から主に構成されている。
ここで、図1は、本実施形態に係るシートSを示す斜視図、図2は、図1のII-II断面であり、クッションパッド20の窪み20aとスラブ材40及びヒータ50との配置関係を示す断面図である。なお、以下の図面において示された各部材の寸法比率は、各部を明確に表示して理解を容易にするため、実際の寸法比率とは異なる場合もある。
シートSには、表皮30の表皮端末をステイプル等でボトムプレート10の内表面に取り付ける端末処理が施されている。
この窪み20aは、後述するヒータ50等を収容するために形成されているものである。
スラブ材40は、本発明に係る保護部材に相当し、窪み20aに収容された後述するヒータ50を外部からの圧力から保護するための部材である。スラブ材40は、クッションパッド20と同様に、発泡ウレタン、クロロプレンゴム等を用いた弾性部材から成り、独立発泡部材であり発泡部分が連通していないことによって、雨水などの液体の侵入を防止する。また、スラブ材40の厚さは、約3〜10mmの範囲にある。
ヒータ50は、図示せぬ平面状に広がる金属箔と、当該金属箔を挟み込む図示せぬ樹脂シートと、から構成され、金属箔に流れる電気によって発熱させるシート状の面状発熱体である。ヒータ50は、その下面が、窪み20aの底面20cに接着剤等によって貼り付けられている。なお、ヒータ50は、本願発明に係る内蔵部材及び面状発熱体に相当する。
ここで、図3Aは、表皮30を取り付ける前のスラブ材40及び窪み20a周りを示す模式的な断面図、図3Bは、表皮30を取り付けた後のスラブ材40及び窪み20aを示す模式的な断面図である。また、図4は、窪み20aの周縁部20bにスラブ材40を突き当てて配置したときの表皮30の状態を示す断面図、図5は、窪み20aの周縁部20bからスラブ材40を離間させて配置したときの表皮30の状態を示す断面図、図6は、窪み20aの周縁部20bからスラブ材40を大きく離間させて配置した場合の表皮30の状態を示す模式的な断面図である。
より具体的に説明すると、窪み20aの周縁部20bについて、窪み20aの底面20cに垂直な方向のシート外側にある端部20dの位置とスラブ材40の外表面40bの位置とが異なるときには段差dが生じる。そして、これらを覆う表皮30にその段差dが現れることとなる。ここで、外表面40bとは、スラブ材40における表皮30と接する面である。
なお、表皮30に現れる段差dのシートSの外面に沿う方向の幅は、幅w1であるものとし、幅w1が、表皮30の厚さtよりも短いと、表皮30に現れる段差が目立ち外観上好ましくない。
より具体的に説明すると、窪み20aの周縁部20bについて、窪み20aの底面20cに垂直な方向のシート外側にある端部20dの位置とスラブ材40の外表面40bの位置とが異なるときであっても、周縁部20bとスラブ材40との離間した距離の分、シート外側方向の位置の変化量は小さくなる。この変化量が小さい分、これらを覆う表皮30に段差dが現れることを抑制することができる。
なお、スラブ材40と窪み20aの周縁部20bとの隙間CのシートSの外面に沿う方向の幅は、幅w2であるものとし、幅w2が表皮30の厚さtよりも長いと、表皮30に現れる段差dが目立たず外観上好ましい。
ここで、図7は、面取り部20eを有する窪み20aの周縁部20bにスラブ材40を突き当てて配置した場合の表皮30の状態を示す断面図である。
図5に示したように、窪み20aの周縁部20bの全周において、周縁部20bとスラブ材40及びヒータ50との間に隙間Cが形成されているものとすると、スラブ材40及びヒータ50を窪み20aの底面20c上に載置する際にその位置決めが容易ではない。
このため、窪み20aの周縁部20bの一部が、図7に示すように、スラブ材40又はヒータ50の外周に突き当たるようにして位置決めする構成であると好ましい。
この面取り部20eが形成されていることによって、スラブ材40の外縁40aの表面側と窪み20aの周縁部20bの表面側とが離れることとなり、その段差dの幅が広くなるため、表皮30に段差dが現れることを抑制できることとなる。
具体的には、スロープ20fは、厚さ方向の変位量がヒータ50の厚さ程度、且つ、厚さ方向に直交する方向の変位量が厚さ方向の変位量に対して十分に大きく形成されており、全体としてなだらかに傾斜して形成されている。
このようにスロープ20fが形成されていることで、ヒータ50とクッションパッド20との間に隙間Cを形成しつつ、当該隙間Cに面するクッションパッド20の部分が角張って形成されていないことによって、表皮30に段差が現れることを抑制できる。
また、隙間からシート外側に膨出しない程度に充填材を充填することで、充填材の外形が表皮に現れることを抑制することができ、更に、非硬化性の充填材であれば、その弾性によりシートのクッション性に与える影響を制限することができる。
10 ボトムプレート
20,200 クッションパッド
20a 窪み
20b 周縁部
20c 底面
20d 端部
20e 面取り部
20f スロープ
30,300 表皮
30a 縫合部
40,41,400 スラブ材(保護部材)
40a 外縁
40b 外表面
50,500 ヒータ(面状発熱体、内蔵部材)
C 隙間(段差抑制手段)
d 段差
t 厚さ
w1,w2 幅
Claims (7)
- ボトムプレートと、
該ボトムプレート上に載置され、少なくとも着座領域を含む表面に窪みを有するクッションパッドと、
前記窪み内に配設された内蔵部材及び該内蔵部材を保護する保護部材と、
前記クッションパッド及び前記保護部材を覆って前記ボトムプレートに取り付けられる表皮と、を備え、
前記窪みは、底面と、該底面から該底面に垂直な方向且つシート外側に延びる周縁部と、を有し、
前記窪みの前記周縁部と、該周縁部と対向する前記保護部材の外縁との間に、前記表皮に現れる段差を抑制する段差抑制手段としての隙間が形成されており、
前記周縁部のシート外側における端部と、前記保護部材の前記外縁のシート外側における端部とは、前記隙間によりシート外面に沿う方向において離間していることを特徴とする二・三輪車用シート。 - 前記周縁部の前記底面側の端部と、前記保護部材の前記外縁の前記底面側の端部とは、前記隙間により前記底面に沿う方向において離間していることを特徴とする請求項1に記載の二・三輪車用シート。
- 前記保護部材は、前記周縁部から離間して前記窪みの前記底面に配設されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の二・三輪車用シート。
- 前記隙間は、前記表皮の厚さよりも大きく、且つ、1〜3mmであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の二・三輪車用シート。
- 前記内蔵部材は面状発熱体であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の二・三輪車用シート。
- 前記保護部材は、独立発泡部材であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の二・三輪車用シート。
- 前記保護部材の厚さは、3〜10mmの範囲にあることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の二・三輪車用シート。
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