JP6362388B2 - 融雪装置 - Google Patents

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本発明は、赤外光を照射して雪庇発生箇所の融雪を行う赤外光放射部を備えた融雪装置に関する。
主に寒冷地では、トンネルやスノーシェッド等の出入口側の屋根端面、また防雪柵のような鉛直端面がある部位では雪庇が発生し易い。雪庇は、降雪、気温の変化、風の影響等により自重に耐え切れなくなると、出入口端から路上等に突然落下し、同様に山側斜面に設置された防雪柵を超えて道路や線路上に突然落下するため、雪庇を放置しておくことは甚だ危険である。従来、トンネルやスノーシェッド等に対して、特許文献1,2に示すように、その出入口側の屋根端面に沿って往復動可能な雪払い部材を設け、繰り返し往復動作させることにより、雪庇を路面上から外れた側方へ強制移動させる雪庇発生防止装置が提案されている。
一方、赤外光が効果的な融雪作用を有することに着目して、道路の側部から道路方向に向けて赤外光を放射するハロゲンランプを有する照射ユニットを備え、さらに高さ方向に移動させる移動機構を備えると共に、反射板の開口角度を広狭変更可能にした赤外光照射装置が提案されている(例えば特許文献3)。
特開平5−86748号公報 特開平5−113055号公報 特開2012−162907号公報
特許文献1,2は、機械的に除雪作業を行うものであり、トンネルやスノーシェッド等の出入口側の屋根に大掛かりな雪払い機構を配設することになり、好ましくない。また、特許文献3によれば、照射ユニットは、融雪時には路面に向け、消霧時には路面上方に向けるように変更されるものであり、雪庇発生箇所に対応して効果的に融雪方向を設定する構成を採用したものではない。
本発明は、上記に鑑みてなされたもので、省電を図りつつ赤外光放射部の照射域を変更して雪庇の発生箇所への融雪動作を効果的に行い得る融雪装置を提供することを目的とするものである。
本発明は、雪庇が発生する下部域に赤外光を照射して融雪を行う赤外光放射部を備えた融雪装置において、前記赤外光の照射域が変更可能に前記赤外光放射部を支持する支持部と、外部流体の運動を機械運動に変換し、変換された機械運動で前記赤外光の照射域を前記下部域の範囲内で変更する変更機構部とを備えたことを特徴とするものである。
本発明によれば、赤外光放射部は、雪庇形成の元となる箇所に赤外光を照射して雪庇の元の積雪を融雪する。雪庇形成箇所は、トンネルやスノーシェッド等の出入口側の屋根端面、また防雪柵のような鉛直端面が想定される。従って、雪庇形成の元となる領域は1台の赤外光放射部の照射領域より広い。従って、赤外光放射部の照射域を変更することが好ましい。変更機構部は、風力等を代表とする外力を機械運動力に変換して省電を図りつつ、赤外光放射部の照射域を変更して雪庇の発生箇所への融雪動作を効果的に行う。
また、前記支持部は、前記赤外光放射部を揺動可能に支持し、前記変更機構部は、前記照射域を下方の所定角度の範囲内で変更するように前記赤外光放射部を揺動することを特徴とする。この構成によれば、赤外光の照射域が下方の所定角度の範囲内で揺動される。
また、前記下方の所定角度の範囲内は、真下方向と斜め下方との間であることを特徴とする。この構成によれば、特に雪庇形成の元となる箇所に効果的に赤外光が照射される。
また、前記支持部は、前記赤外光放射部をスライド可能に支持し、前記変更機構部は、前記照射域をスライドすることを特徴とする。この構成によれば、赤外光の照射域がスライド範囲内で広くなる。
また、前記変更機構部は、前記外部流体である風によって回転する風車を有することを特徴とする。この構成によれば、再生可能で、かつ簡易な設備によって風力の利用が可能となる。
また、前記外部流体の運動による機械運動の有無を検出する検出部と、電源投入を受けて機械運動を行う駆動部と、前記赤外光放射中に前記検出部が外部流体の運動による機械運動を検出しない場合、前記駆動部を駆動し、その機械運動を、前記外部流体からの機械運動に代えて前記支持部に伝達し、前記赤外光放射中に前記検出部が前記外部流体の運動による機械運動を検出している場合、前記外部流体からの機械運動の前記駆動部への伝達を遮断する駆動力伝達切替部とを備えたことを特徴とする。この構成によれば、外力と電気力との間で省電の観点から外力を優先しつつ選択的な利用が可能となる。
本発明によれば、省電を図りつつ赤外光放射部の照射域を変更して雪庇の発生箇所への融雪動作を効果的に行うことができる。
本発明に係る融雪装置が設置される場所と設置態様を説明する概略図で、(A)は設置場所がトンネルである場合の斜視図、(B)は(A)を側方から見た図、(C)は設置場所がスノーシェッドである場合の正面図である。 融雪装置の第1の実施形態を示す構成図で、(A)は正面断面図、(B)は支持部の一部を示す部分斜視図、(C)は赤外光放射部からの赤外光の照射方向の一例を説明する側面断面図である。 赤外光放射部の一実施形態を示す図で、(A)は赤外光放射斜め方向から見た斜視図、(B)は側面断面図である。 制御部の一実施形態を示す構成図である。 制御部によって実行されるハロゲンランプ点灯制御Iの処理手順の一例を示すフローチャートである。 制御部によって実行されるモータ駆動制御の処理手順の一例を示すフローチャートである。 融雪装置の第2の実施形態を示す構成図で、(A)は正面断面図、(B)は駆動力伝達部の一部を示す平面図である。 融雪装置の第3の実施形態を示す構成図で、(A)は防雪柵の設置場所が路面横の山側の傾斜面である場合の概観図、(B)は防雪柵に融雪装置を取り付けた状態を示す正面図、(B)は融雪動作を説明するための側面図である。 第3の実施形態に係る融雪装置9の制御部によって実行されるハロゲンランプ点灯制御IIの処理手順の一例を示すフローチャートである。
図1は、本発明に係る融雪装置が設置される場所と設置態様を説明する概略図で、(A)は設置場所がトンネルである場合の斜視図、(B)は(A)を側方から見た図、(C)は設置場所がスノーシェッドである場合の正面図である。なお、図1では、説明の便宜上、融雪装置1を直方体乃至は長方形で模式的に示しているが、詳細構造は後述する。
図1(A)、(B)に示すように、融雪装置1は、トンネルTの出入口の直ぐ屋根部T1に設置される。融雪装置1は屋根部T1の左右方向に、すなわち路幅方向に所定数、ここでは4個が並設されている。融雪装置1は、トンネルTの出入口の端縁T2近傍に設置されている。トンネルTの屋根部T1への積雪Sは、降雪が続くと端縁T2側に乗り出し、そこから垂れるように成長して、図1(B)に示すような雪庇S1が形成される。雪庇S1は降雪量、気温の変化、風の影響等により自重に耐え切れなくなると、路面Ro上に突然落下したり、また走行中の車両の直前乃至は車上に直接落下したりして、交通の妨げとなる。融雪装置1は、雪庇S1の元となる降雪位置に対して効果的に赤外光を照射して融雪処理を施すことで、雪庇S1への成長を抑止する。
また、図1(C)は、スノーシェッドSSは、路面Ro上で、路面Roに沿って所定長を有して設置されたもので、屋根部SS1を山側から谷側へと下り傾斜させた所謂片流れ門型を有するものである。スノーシェッドSSは、屋根部SS1と、山側及び谷側にそれぞれ複数本の支柱とを備えている。融雪装置1は、屋根部SS1の出入口の端縁に、図1(A)と同様、所要数が並設されている。図1(A)に示すように、各融雪装置1は電源供給や信号送受のための配線を介して、適宜の箇所に配置される制御部6、電源部7と接続されている。制御部6は、図1(C)の各融雪装置1の制御に対しても同様に適用される。
図2は、融雪装置1の第1の実施形態を示す構成図で、(A)は正面断面図、(B)は支持部の一部を示す部分斜視図、(C)は赤外光放射部からの赤外光の照射方向の一例を説明する側面断面図である。融雪装置1は、赤外光放射ユニット10と、赤外光の照射域を変更させるための変更機構ユニット40とを備えている。赤外光放射ユニット10は、支持部20と、赤外光放射部30とを有する。
図3は、赤外光放射部30の一実施形態を示す図で、(A)は赤外光放射斜め方向から見た斜視図、(B)は側面断面図である。図3において、赤外光放射部30は、略直方体形状の筐体31であって、長尺の面の一つが赤外光放射面用として開口されている。筐体31の内部には長尺方向に配置されたハロゲンランプ32と、ハロゲンランプ32から開口に向けて形成された一対の反射板33とを備えている。本実施例では、ハロゲンランプ32は2個直列に配置され、両ハロゲンランプ32間には反射面が形成された仕切り壁34が介設されているが、ハロゲンランプ32は1個のタイプでもよい。開口部には、好ましくは格子状の防護網35が取り付けられている。なお、筐体31の外面のうち、開口側とは反対側の面には筐体31の長手方向に平行な筒状の連結部材36が固設されている。連結部材36は、後述する支持部20との連結用である。
ハロゲンランプ32は、管型(棒状)を有し、外表面には黒色の遠赤外線放射セラミックスがコーティングされている。ハロゲンランプ32は、例えば石英ガラスで作られたバルブ内のほぼ中央部に、タングステンを材料とするフィラメントが配置され、内部にハロゲンガスと、アルゴンや窒素などの不活性ガスが封入されている。ハロゲンランプ32の表面にコーティングされた遠赤外線放射セラミックスは、ハロゲンランプ32から放射された可視光線や近赤外線を吸収して発熱し、2.5μmから15μmの波長領域にピークを有する遠赤外線(遠赤外光)を放射する。ピーク範囲は、約3μm及び約6μmである。一方、雪や氷の融解に対して好適な遠赤外線の波長は、約3μm及び約10μmであることから、ハロゲンランプ32が放射する遠赤外線は、雪や氷を効率良く融解する。
図2に戻り、変更機構ユニット40について説明する。変更機構ユニット40は、所定形状、例えば直方体形状を有する筐体41を備えている。筐体41の上部には、外部からの力、例えば風力を機械運動に変換する外力変換部42が、また、内部には、変換された駆動力を赤外光放射ユニット10に伝達する駆動力伝達部43、及び必要に応じて配設される、予備的な内部力源とその駆動力を赤外光放射ユニット10に伝達する予備駆動部44が備えられている。筐体41は、例えば周囲の四隅から下方へ延設された4本の脚部を有する。
外力変換部42は、本実施形態では、いわゆる風力計の風杯部を利用している。外力変換部42は、鉛直な回転軸421と、回転軸421の上端から水平面で例えば4方向に延設された4本(図2では、2本しか見えていない。)のアーム422と、各アーム422先端の半球殻423とを備えている。回転軸421は、筐体41の天板と底板に設けられた上下の軸受411を介して筐体41に軸支されている。回転軸421は、水平成分を有する風によって予め設定された方向に回転する。なお、筐体41の上部に屋根を設けて、雪が直接筐体41の天板上に積もらないようにしてもよいし、天板上面を錐形状(山型)としてもよい。
駆動力伝達部43は、回転軸421に設けられた減速器431と、クラッチ432と、回転軸421に同心で供回り可能に取り付けられ、一周面に亘って斜めに穿設された斜行溝433が穿設された回転体434とを備えている。また、駆動力伝達部43は、回転体434に隣接して配置された、鉛直のステー435と、ステー435に嵌合されて、あるいはガイドされて鉛直方向に往復道可能なラックギア436と、ラックギア436から立設され、先端が溝433に嵌合する部材である係合ピン437と、ラックギア436に噛合するピニオンギア438とを備えている。ピニオンギア438は、水平な揺動軸439に一体回転可能に取り付けられている。
減速器431は、変換された機械運動である回転運動を減速させて出力トルクを大きくすると共に利用可能な回転速度に減速するものである。クラッチ432は、回転軸421の途中に介設され、風力から得た回転運動を回転体434に伝達する一方、回転体434から減速器431側への力の伝達を遮断する、いわゆる一方向クラッチである。
予備駆動部44は、モータ441と、モータ441の出力軸に同心状に固設されたギア442と、モータ441とギア442との間の出力軸の途中に介設されたクラッチ443とを備えている。また、予備駆動部44は、回転軸421と供回りするギア444を備えている。このギア444とギア442とが噛合してモータ441の駆動力が回転軸421に伝達される。モータ441は、回転軸421を外力の場合と同一方向に回転させる。クラッチ443は、回転軸421からモータ441への力の伝達を遮断する、いわゆる一方向クラッチである。なお、クラッチ432,443は電源が利用可能な態様では、電磁クラッチを採用することも可能である。
筐体41の外部に面した適所には気象センサ、例えば温度計45が取り付けられている。また、筐体41の外部に面した適所には積雪計46が取り付けられている。積雪計46は、例えば超音波等を下方に送信し、地表又は降雪面からの反射波の帰来時間で測距、すなわち積雪量を計測するである。積雪量の測定は、音波、電波を利用する態様の他、撮像カメラで撮像した画像を利用する態様でもよい。積雪計46は、積雪量を測定する他、閾値との比較で積雪の有無を判断する態様でもよい。積雪計46は、赤外光放射部30が照射位置を変更する態様であることから、変更領域を含む雪庇生成の元領域の全体を検出幅とすることが好ましい。また、積雪計46は筐体41に取り付けられる態様の他、赤外光放射ユニット10側でもよく、あるいは近傍位置の他部材に配置して赤外光放射ユニット10の下方の積雪量を計測できる態様であってもよい。
支持部20は、赤外光放射部30を支持するもので、本実施形態では、図2(B)に示すように、(図では左側しか見えていない)左右両側の、例えば逆T字状を有する脚部21と左右の脚部21を連結する連結部22とを有する。左右の脚部22の上部には、軸受211が設けられている。そして、揺動軸439を筒状の連結部材36の中空内に供回り可能に係合した状態で、左右の軸受211に軸支させることで、支持部20に対して赤外光放射ユニット10を揺動軸439周りに揺動可能に支持することができる。なお、図中、破線Lは、ハロゲンランプ32から照射される赤外光が所要の融雪作用を行い得る長手方向の領域の一例を示している。また、融雪装置1は取り付けられるトンネルTやスノーシェッドSSの屋根部T1,SS1の形状に応じて、鉛直姿勢となるように適宜設計されている。
次に、融雪動作中の揺動作用について説明する。図1(A),(C)に示すような箇所に融雪装置1が設置された状態で、この場所に風が吹くと、外力変換部42の半球殻423がこの風を受けて回転軸421を所定方向に回転させる。回転軸421の回転により回転体434が所定方向に回転、すなわち斜行溝433も回転する。すると、斜行溝433に係合する係合ピン437は斜行溝433の上下動に合わせて昇降し、係合ピン437と一体のラックギア436も昇降する。昇降動作は風が吹いている間、継続する。ラックギア436の昇降によってピニオンギア438が正逆回転動作を行う。ピニオンギア438が正逆回転動作を行うと、ピニオンギア438と一体の赤外光放射部30が揺動軸439周りに揺動する。図2(C)は、揺動範囲を説明するための図で、ハロゲンランプ32の赤外線放射中心が、鉛直方向O1を向く姿勢と、所定の斜め方向O2を向く姿勢との間を揺動する。方向O1〜O2の角度は、回転体434の径やの斜行溝433の傾き角度により設定される。方向O1〜O2の角度は、雪庇の元になる積雪箇所に対する融雪を考慮して設定すればよい。なお、方向O1は必ずしも鉛直方向である必要はなく、真下を超えてO2と反対側まで揺動するものでもよい。
一方、風が止んだ時点では、回転軸421は回転せず、従って赤外光放射部30は揺動しない。この場合、風が止んだことを、回転軸421又はクラッチ443(のギア442側)等に設けたロータリーエンコーダあるいはマイクロスイッチを利用した公知の回転検出器445(図4参照)を利用して(回転パルスの存否によって)検出するようにしてもよい。回転検出器445が回転を検出しない場合(閾値以下の速度で回転している場合を含めてもよい)、モータ441が起動されて、回転軸421に回転力を伝達する。その結果、赤外光放射部30は揺動を行う。なお、モータ441の駆動力は、クラッチ432によって風杯部側へは伝達されない。
図4は、制御部の一実施形態を示す構成図である。制御部6は、例えばCPU(Central Processing Unit)を備えたマイクロコンピュタで構成され、メモリ部60と接続されている。メモリ部60は典型的には、処理プログラムデータを保存するROMと、処理データを一時保存するRAMとを有する。電源部7は、制御部6の他、各種センサ45,46、ハロゲンランプ32、モータ441、回転検出器445等に必要な電力を供給するものである。
制御部6は、メモリ部60に格納された処理プログラムが実行されることによって、ランプ点灯制御部61、モータ駆動制御部62、計時部63として機能する。ランプ点灯制御部61は、ハロゲンランプ32の点灯、消灯を制御するものである。モータ駆動制御部62は、モータ441の駆動、停止を制御するものである。モータ起動制御部62は、本実施形態では、間欠動作を行い、停止中に回転検出器445の検出結果を利用してモータ441の起動、停止を制御する。計時部63は制御に必要な各種の時間を計時するものである。
図5は、制御部6によって実行されるハロゲンランプ点灯制御Iの処理手順の一例を示すフローチャートである。まず、積雪計46が周期的乃至は定期的に動作して、積雪の有無が判断される(ステップS1)。積雪がないと判断されると、本フローを抜ける。一方、積雪有りと判断されると、ハロゲンランプ32の点灯が開始される(ステップS3)。そして、ハロゲンランプ32が点灯開始から所定時間が経過すると、積雪計46によって積雪の有無が判断される(ステップS5)。融雪量に比して降雪量の方が等しいか多ければ、ステップS3に戻ってハロゲンランプの点灯が継続される。一方、融雪量の方が降雪量を上回った結果、積雪無しと判断されると、温度計45によって気温が氷点下等の所定の温度に比してより低いかどうかが判断され(ステップS7)、所定温度より低くなければ、ハロゲンランプが消灯される(ステップS11)。一方、所定温度より低ければ、雪の温度がより低いことから融雪に要するエネルギーがその分必要となることから、所定時間だけ点灯が継続され(ステップS9)、その後に消灯される(ステップS11)。本フローチャートは、ステップS1でNo、ステップS11の消灯処理が経過した後、所定時間経過する毎に起動することが好ましい。これにより、雪庇形成の際の元となる部分を集中して融雪するので、雪庇精製が効果的に抑制できる。
なお、ステップS1は単に積雪有無だけでなく、積雪の高さを検出可能としてもよい。この場合、ステップS3の時点からステップS5で融雪無しとの判断に至るまでの時間を計時することで、溶けやすさ等の雪質等を知ることができ、その結果をステップS9における所定時間に反映させてもよい。また、積雪計46による積雪無しの判断は、積雪量がゼロになったことを検出することは容易でなく、ほぼ融雪した状態を積雪無しと判断することから、ステップS7で、Noと判断されてもある時間点灯を継続して消灯するようにしてもよい。
図6は、制御部6によって実行されるモータ駆動制御の処理手順の一例を示すフローチャートである。まず、ハロゲンランプ32が点灯中か否かが判断される(ステップS21)。点灯中でなければ、モータ441を駆動する必要はないので、本フローを抜ける。一方、ハロゲンランプ32が点灯中であれば、回転検出器445によって風杯部(回転軸421)が回転しているか否かが判断される(ステップS23)。風杯部が回転しているときは、本フローを抜ける。一方、風杯部が回転していないときは、モータ441がオン(すなわち起動)される(ステップS25)。本実施形態では、モータ441は間欠駆動される。間欠駆動の周期は、適宜設定することができる。本実施形態では、省電のため、できるだけ風力を利用する目的から、また風が吹いたり、止んだりすることを効果的に把握することが好ましいとの点から設定される。モータ441の間欠時間は、例えば、数十秒〜数十分間駆動し、数秒〜数十秒間中断するような時間配分でよい。
次いで、モータ441がオフになるのを待って、その間に風杯部が回転しているか否かが判断される(ステップS27)。風杯部が回転していると、モータ441はオフ状態に維持される(ステップS31)。
一方、モータ441のオフ期間中に風杯部が回転していなければ、ハロゲンランプ32が点灯中か否かが判断される(ステップS29)。ハロゲンランプ32が点灯していなければ、融雪処理は終了したものとして、本フローを抜ける。一方、ハロゲンランプ32が点灯していると、ステップS25に移行して、モータ441がオンされ、間欠動作が再開される。なお、本フローチャートは、所定周期で繰り返し実行される。
図7は、融雪装置の第2の実施形態を示す構成図で、(A)は正面断面図、(B)は駆動力伝達部の一部を示す平面図である。図7において、融雪装置1’は、赤外光放射ユニット110と、変更機構ユニット140とを備えている。赤外光放射ユニット110は、支持部120と、赤外光放射部130とを有する。以下、図2と相違する構成部分について主に説明する。
変更機構ユニット140は、例えば直方体形状を有する筐体141を備えている。筐体141は、上部に外力変換部142を備え、内部に駆動力伝達部143及び必要に応じて配設される予備駆動部144を備えている。外力変換部142は、上下2箇所の軸受1411で軸支される回転軸1421の長さが違う点を除き、図2と同一構造を有する。
駆動力伝達部143は、回転軸1421に設けられた減速器1431と、クラッチ1432と、回転軸421下端に同心で供回り可能に取り付けられたギア1433とを備えている。さらに、駆動力伝達部143は、ギア1433の下面であって偏心位置に立直された連結具であるピン1434と、ピン1434に一端が水平面上で回動可能に連結された揺動アーム1435と、揺動アーム1435の他端に鉛直方向に立設された連結具であるピン1436と、ピン1436に一端が回動可能に連結された連結部1437を備えている。連結部1437は、他端が、赤外光放射部130の右側面と固設されている。なお、減速器1431、クラッチ1432は、図2と同一である。
予備駆動部144は、モータ1441と、モータ1441の出力軸に同心状に固設されたギア1442と、モータ1441とギア1442との間の出力軸の途中に介設されたクラッチ1443とを備えている。また、ギア1433とギア1442とが噛合してモータ1441の駆動力が回転軸1421に伝達される。なお、モータ1441及びクラッチ1443は、図2のモータ441とクラッチ443と同一である。
支持部120は、赤外光放射部130を支持するもので、左右の脚部121(図2の脚部21に対応)の上部間にスライド棒123が水平に取り付けられている。また、第2の実施形態では、赤外光放射部130の連結部材136は筒状で長手方向に長寸法を有し、筒内にスライド棒123が摺動可能に内嵌されている。
赤外光放射部130の長手方向(図7のX方向)におけるスライド動作を説明する。風が吹くことによって回転軸1421が回転し、ギア1433が図7(B)に矢印Rで示す方向に回転すると、揺動アーム1435の先端が、他端のピン1436を中心にして、図7(B)において時計周り方向に旋回する。この旋回によって、揺動アーム1435の他端が矢印X方向に往復移動する。すると、連結部1437が揺動アーム1435の他端と連動してX方向に往復動する。連結部1437のX方向に往復によって、図7(A)に示すように、赤外光放射部130は、破線で示す赤外光放射部130’の位置との間で往復動する。このため、赤外光は、L−L間とL’−L’間に亘る双方の領域に放射される。
図8は、融雪装置の第3の実施形態を示す構成図で、(A)は防雪柵の設置場所が路面横の山側の傾斜面である場合の概観図、(B)は防雪柵に融雪装置を取り付けた状態を示す正面図、(B)は融雪動作を説明するための側面図である。
図8(A)では、路面Roの直ぐ横には山側の斜面Slがあり、その向こう側(紙面の奥方向)には例えばトンネルTが見えている。防雪柵8は、路面Roの直ぐ横の斜面Sl途中に設けられ、斜面に積もった雪Sが路面Ro上に滑り落ちないようにしている。また、防雪柵8を設置することで、防雪柵8の直ぐ上流位置から防雪柵8を乗り越えて雪庇S1が生成している。従って、この雪庇S1が塊となって路上に滑り落ちる可能性がある。
防雪柵8は、斜面Slの途中で、路面Roの走行方向に沿って所要距離に亘って設置される。防雪柵8は、一定間隔を置いて立設される複数本の支柱81と、支柱81の高さ方向に上下に所定段数、ここでは3段分の防雪板82が、例えばネジなどの締結具を介して支柱81に取り付けられている。融雪装置9は、両側の支柱81の間に設置されると共に防雪板82にワイヤ93等で締結された支持棒91と、支持棒91の頂部に設けられた取付具92と、この取付具92に取り付けられた赤外光放射部30とを備えている。取付具92は、一実施形態として、図8(C)に示すように、支持棒91に外嵌等される筒部921と赤外光放射部30を所定の姿勢に維持して支持し得る懸垂式の支持具922とから構成されるものでもよい。なお、図中、Lは赤外光の照射領域を示すものである。また、赤外光放射部30の外部適所、あるいは赤外光放射部30以外の近傍位置には、図2で示した積雪計46が、領域LLの積雪を検出可能に配置されている。領域LLは雪庇S1を成長させる元になる領域であることから、この領域LLに向けて赤外光放射部30の姿勢を維持させ、集中して融雪することで雪庇S1の発生を未然に抑制できる。
また、図には示していないが、各赤外光放射部30には、電力線及び制御線が接続されており、図略の制御部によって、赤外光の照射のオンオフ動作が制御され、省電が図られる。融雪装置9の動作を制御する制御部は、図4に示す制御部6にように、メモリ部60、ランプ点灯制御部61、及び計時部63を備えている。また、各赤外光放射部30は、制御部によって個別に識別可能にされており、例えば防雪柵8への配列方向に対して交互に第1のハロゲンランプ群と第2のハロゲンランプ群として区別している。区別の方法は種々あるが、本実施形態では制御のため配線を2系統にし、点灯、消灯信号を互いに逆になるように交互に出力するようにすればよい。なお、系統が3つある場合には、サイクリックに各群を点灯する方法でもよいし、2系統のペアの組み合わせで順次点灯させる方法でもよく、これらによって省電が図れる。
図9は、第3の実施形態に係る融雪装置9の制御部によって実行されるハロゲンランプ点灯制御IIの処理手順の一例を示すフローチャートである。図9において、まず、気象情報、例えば気温が取得され(ステップS41)、次いで積雪有りか否かが判断される(ステップS43)。積雪が無ければ、融雪処理は不要なので本フローを抜ける。一方、積雪が有れば、第1ハロゲンランプ群に対して点灯信号が出力され、第2ハロゲンランプ群に対して消灯信号が出力される(ステップS45)。続いて、計時部63で計時動作が行われて、所定時間の経過が確認されると(ステップS47でYes)、積雪の有無が判断され(ステップS49)、積雪が無い、すなわち所定量分の融雪が終了した場合には、第1ハロゲンランプ群、第2ハロゲンランプ群の双方に消灯信号が出力される(ステップS57)。
一方、積雪が有る場合には、ステップS45とは逆に、第1ハロゲンランプ群に対して消灯信号が出力され、第2ハロゲンランプ群に対して点灯信号が出力される(ステップS51)。続いて、計時部63の計時動作によって所定時間の経過が確認されると(ステップS53でYes)、積雪の有無が判断される(ステップS55)。ここで、まだ積雪が有れば、ステップS45に戻って、同様な融雪処理が繰り返される。一方、積雪が無くなれば、第1ハロゲンランプ群、第2ハロゲンランプ群の双方に消灯信号が出力される(ステップS57)。
なお、ステップS41で取得した気温情報を、ステップS47,S53の「所定時間」を調整するために使用するようにしてもよい。例えば、気温の高低に応じて点灯、消灯時間の周期を変更して、効率的に融雪を行うようにすればよい。また、気温の低さに応じて、ステップS49,S55でYesに移行した後、直ちにステップS57で全て消灯するのに代えて、ステップS45,S51をもう一度だけ、又はある短い設定時間だけ延長するようにしてもよい。
また、図9のハロゲンランプ点灯制御IIは、第1、第2の実施形態において、複数の各赤外光放射部30,130を第1、第2の群に(あるいは3つの群に)分けて実行することも可能である。
なお、積雪計46を赤外光放射部30に配置し、変更される赤外光照射域の全域について積雪量乃至は積雪の有無を検出する態様としてもよい。
上述の実施形態における赤外光照射域を変更する機構として駆動力伝達部43,143を示したが、これに限らず、種々の機構が採用可能である。例えば、図2のラックギア436に赤外光放射部30を昇降可能に取り付け、照射域に対して接離方向に変更することで、照射エネルギーを高めたたり、照射域を広狭してもよい。
1,1’,9 融雪装置
10,110 赤外光放射ユニット
20,120 支持部
30,130 赤外光放射部
32 ハロゲンランプ
40,140 変更機構ユニット(変更機構部)
42,142 外力変換部
43,143 駆動力伝達部
436 ラックギア
438 ピニオンギア
44,144 予備駆動部
441,1441 モータ(駆動部)
445 回転検出器(検出部)
432,1432,443,1443 クラッチ(駆動力伝達切替部)
6 制御部
61 ランプ点灯制御部
62 モータ駆動制御部

Claims (6)

  1. 雪庇が発生する下部域に赤外光を照射して融雪を行う赤外光放射部を備えた融雪装置において、
    前記赤外光の照射域が変更可能に前記赤外光放射部を支持する支持部と、
    外部流体の運動を機械運動に変換し、変換された機械運動で前記赤外光の照射域を前記下部域の範囲内で変更する変更機構部と
    前記外部流体の運動による機械運動の有無を検出する検出部と、
    電源投入を受けて機械運動を行わせる駆動部と、
    前記赤外光放射中に前記検出部が外部流体の運動による機械運動を検出しない場合、前記駆動部を駆動し、その機械運動を、前記外部流体からの機械運動に代えて前記支持部に伝達し、前記赤外光放射中に前記検出部が前記外部流体の運動による機械運動を検出している場合、前記外部流体からの機械運動の前記駆動部への伝達を遮断する駆動力伝達切替部とを備えたことを特徴とする融雪装置。
  2. 前記支持部は、前記赤外光放射部を揺動可能に支持し、前記変更機構部は、前記照射域を下方の所定角度の範囲内で変更するように前記赤外光放射部を揺動することを特徴とする請求項1に記載の融雪装置。
  3. 前記下方の所定角度の範囲内は、真下方向と斜め下方との間であることを特徴とする請求項2に記載の融雪装置。
  4. 前記支持部は、前記赤外光放射部をスライド可能に支持し、前記変更機構部は、前記照射域をスライドすることを特徴とする請求項1に記載の融雪装置。
  5. 前記変更機構部は、前記外部流体である風によって回転する風車を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の融雪装置。
  6. 前記駆動力伝達切替部は、前記赤外光放射中に前記検出部が外部流体の運動による機械運動を検出しない場合に、前記駆動部を間欠駆動することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の融雪装置。
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