JP6362059B2 - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6362059B2
JP6362059B2 JP2013127899A JP2013127899A JP6362059B2 JP 6362059 B2 JP6362059 B2 JP 6362059B2 JP 2013127899 A JP2013127899 A JP 2013127899A JP 2013127899 A JP2013127899 A JP 2013127899A JP 6362059 B2 JP6362059 B2 JP 6362059B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light emitting
antenna
metal material
emitting means
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013127899A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015001731A (ja
Inventor
浩司 小岩井
浩司 小岩井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2013127899A priority Critical patent/JP6362059B2/ja
Publication of JP2015001731A publication Critical patent/JP2015001731A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6362059B2 publication Critical patent/JP6362059B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Stroboscope Apparatuses (AREA)
  • Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)
  • Accessories Of Cameras (AREA)
  • Studio Devices (AREA)

Description

本発明は、他の機器と無線通信をおこなうためのアンテナを内蔵した撮像装置に関する。
従来、撮像装置において、撮像装置とアクセサリーやコンピュータ等の外部装置、他の撮像装置との間で、無線通信により画像信号等の情報の送受信をおこなう無線通信手段を有するものが一般的に知られている。
このような撮像装置としては、各種規格に準拠したGPS受信ユニットや無線LANユニットなどの無線通信回路(手段)と接続されたアンテナを、装置内部に、無線通信の通信性能が低下しないように配置することが望ましい。
そこで、特許文献1では、ポップアップ可能な内蔵ストロボ内の上側付近にアンテナ部を配置させた撮像装置について提案されている。
特開2000−75381号公報
しかしながら、内蔵ストロボを構成する反射部材などは金属材料で形成されていることが一般的である。
従って、特許文献1において内蔵ストロボをポップアップした場合は、金属材料で形成された該反射部材が撮像装置の前方に位置することによって、アンテナの指向は撮像装置の後上方へと変化してしまう。
この場合、撮像装置の前方からの無線通信の通信性能が低下してしまう可能性がある。
本発明の目的は、発光部を有する撮像装置について、発光部を発光位置へと移動した場合であっても、撮像装置の前方及び上方における無線通信の通信性能を低下させないようにアンテナを配置することが可能な撮像装置を提供するものである。
上記目的を達成するための本発明としての撮像装置は、撮像装置の上側に設けられ、無線通信の送受信をおこなうアンテナと、
前記アンテナより前側に位置する収納位置と、前記アンテナより上側に位置する発光位置とを移動可能な発光手段と、を備えた撮像装置であって、
前記アンテナを覆うことで保護するための、少なくとも一部が金属材料とは異なる材料からなるアンテナ保護部を有し、
前記発光手段は、前記収納位置と前記発光位置とを回動中心を中心として回動することで移動可能であって、前記アンテナ保護部の周りを回動し、
前記発光位置は前記収納位置より後側に位置し、
前記回動中心は前記アンテナより後側に位置し、
前記アンテナ保護部は、前記発光手段が前記発光位置にある場合に、前記発光手段の金属材料部分の直下である位置に配置され、
前記アンテナは、前記発光手段が前記収納位置にある場合に、前記発光手段の金属材料部分より上側に配置され、
前記アンテナ保護部は、前記発光手段が前記発光位置にある場合に、前記発光手段の金属材料部分との間に空間が生じるように配置され、
前記発光手段の金属材料は、前記発光手段が前記発光位置にある場合に、前記アンテナの直上に位置し、
前記アンテナは、前記発光手段が発光位置にある場合の前記発光手段の金属材料までの距離が前記発光手段が前記収納位置にある場合の前記発光手段の金属材料までの距離以上であることを特徴とする。
本発明によれば、発光部を有する撮像装置について、発光部を発光位置へと移動した場合であっても、撮像装置の前方及び上方における無線通信の通信性能を低下させないようにアンテナを配置することができる。
本発明の第1実施形態に係る撮像装置の前面斜視図を例示的に示す図である。 本発明の第1実施形態に係る撮像装置の構成例を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る撮像装置の発光部の拡大斜視図を例示的に示した図である。 本発明の第1実施形態に係る撮像装置の上部の中央断面図を例示的に示した図である。 (a)本発明の第1実施形態に係る撮像装置について、発光手段を跳ね上げしていない状態での上部正面図を例示的に示した図である。(b)本発明の第1実施形態に係る撮像装置について、発光手段を跳ね上げしていない状態での上部側面図を例示的に示した図である。 (a)本発明の第1実施形態に係る撮像装置について、発光手段を跳ね上した状態での上部正面図を例示的に示した図である。(b)本発明の第1実施形態に係る撮像装置について、発光手段を跳ね上した状態での上部側面図を例示的に示した図である。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について図1を参照して説明する。尚、図1は本実施形態に係る撮像装置であるカメラ本体1の前面斜視図を例示的に示した図である。
ここで、図1はカメラ本体1から撮影レンズユニットを外した状態を示している。尚、以下の説明においては、撮影方向と直交した方向のうち、後述するアクセサリーシュー12が設けられている方向を、カメラ本体1における上側とする。
図1において、カメラ本体1はマグネシウム合金などの金属材料でその外装部が構成されている。
グリップ部1aは、撮影時にユーザーがカメラ本体1を安定して握り易いように前方に突出したグリップ部分である。
マウント部2は、不図示の撮影レンズユニットをカメラ本体1に着脱可能に固定させるためのマウント部である。
マウント部2の内面側に設けられたマウント接点3は、カメラ本体1に撮影レンズユニットが取り付けられた状態で、カメラ本体1と撮影レンズユニットとの間で制御信号、状態信号等の信号通信をおこなう。また、撮影レンズユニット側に対する電力の供給もおこなう。
レンズロック解除釦4は、ユーザーによって押し込まれることで撮影レンズユニットをカメラ本体1から取り外すことが可能な押釦である。
ミラーボックス5はカメラ本体1の筐体内に配置され、撮影レンズユニットによって撮影された被写体の撮影光束をクイックリターンミラー6へと導く。
クイックリターンミラー6はミラーボックス5の内部に配置され、ミラーボックス5によって導かれた撮影光束を後述のペンタプリズム22へと導く。
尚、クイックリターンミラー6は、撮影光軸に対して45°の角度に保持され、後述するペンタプリズム22へと撮影光束を導く状態と、撮影光束から退避し不図示の撮像素子へと撮影光束を導く状態とを取り得る。
シャッタ釦7は撮影開始の起動スイッチであり、第1ストローク(例えば、半押し状態)で被写体に対するAF等の処理がおこなわれ、第2ストローク(例えば、全押し)で撮影開始の指示等の処理をおこなう。
メイン操作ダイヤル8は、ダイヤル操作によってシャッタスピードなどの設定をおこなう。
メニュー釦9は、撮影における各種の設定をおこなうためのメニューモードを呼び出すための釦である。
ここで、メニュー釦9で設定可能なパラメータとしては、例えば、ISO感度、ストロボ調光補正、AFモード、DRIVEモード、測光モード、ホワイトバランスなどである。
尚、本実施形態では、メニュー釦9で設定可能なパラメータは上述したものに限定されるものではなく、上述したもの以外を適宜設定可能とするような構成であってもよい。
外部液晶表示部10は、ユーザーによるメイン操作ダイヤル8やメニュー釦9、不図示のサブ操作ダイヤルの操作に応じて、設定された内容を表示することが出来る表示部である。尚、カメラ本体1の背面に設けられた不図示のカラー液晶モニタに表示するような構成であってもよい。
カメラ本体1の上部中央には、カメラ本体1に対して不図示の外付けストロボなどのアクセサリー類を取り付け可能なアクセサリー取付け部であるアクセサリーシュー12が設けられている。また、該アクセサリーシュー12の内部には金属材料からなるシンクロ接点(以下、シンクロ接点群と称す)11aが設けられている。
アクセサリーシューベース11は、アクセサリーシュー12の土台部分であり、樹脂材料で形成されている。
更に、アクセサリーシュー12の前方には、本実施形態におけるアンテナ保護部であり、アンテナ101を覆うことでアンテナ101の保持と保護をするアンテナカバー11bが設けられている。
尚、本実施形態では、アンテナカバー11bと、アクセサリーシュー12の土台部分であるアクセサリーシューベース11とは一体的に形成されているがこれに限定されるものではない。
例えば、アンテナカバー11bとアクセサリーシューベース11が、それぞれ独立して設けられているような構成でもあってもよい。
アクセサリーシュースプリング13は、アクセサリーシュー12とアクセサリーシュー12に取り付け可能な不図示のアクセサリーとの間でフリクションを発生させるためのバネ部材である。
モードダイヤル14はカメラ本体1の内部に予め設けられている種々の撮影モードを選択するためのダイヤルであり、ユーザーの操作選択に応じて、所定の撮影モードに設定することができる。
尚、カメラ本体1の電源をON、OFFする為の不図示のメインスイッチはカメラ本体1の背面側であってモードダイヤル14の近傍に設けられている。
また、グリップ部1aと反対側の側面には開閉可能な外部端子蓋15があり、外部端子蓋15の内部には、外部への接続が可能な不図示のHDMI(登録商標)出力用端子やUSB出力用コネクタなどの外部インターフェースが設けられている。
また、グリップ部1aの下側には開閉可能な電池開閉蓋16が設けられており、該電池開閉蓋16を開いた状態で、カメラ本体1の内部の各部へ電力を供給するための電源部である不図示の電池をカメラ本体1に挿入可能である。
ストロボ釦17は、後述する内蔵ストロボ装置210を開閉するための釦であり、ユーザーによりストロボ釦17が押されることで内蔵ストロボ装置210を収納位置から発光位置まで移動させることができる。
内蔵ストロボ装置210は、後述する発光部211を含む内蔵発光装置であり、カメラ本体1の上側に設けられている。
そして、内蔵ストロボ装置210は、図6に後述するアーム部212により回動可能である。尚、発光部211を含む内蔵ストロボ装置210の開閉動作についての詳細は後述する。
また、内蔵ストロボ装置210の外装部分(以下、ストロボ外装部と称す)は樹脂材料から形成されている。ここでストロボ外装部に金属材料を使用しないのは、後述するアンテナ101による無線通信の通信性能(以下、通信性能と称す)を低下させないためである。
カメラ上側外装部210bは前述したシャッタ釦7やメイン操作ダイヤル8、メニュー釦9、及び外部液晶表示部10を保持する外装部である。
尚、本実施形態において、カメラ上側外装部210bと内蔵ストロボ装置210とはそれぞれ別々に設けられているが、一体的に設けるような構成であってもよい。
以下、図2を参照して、本実施形態に係る撮像装置の上側部分(上部)であり、内蔵ストロボ装置210が設けられているカメラ本体1の上部の構成を説明する。
尚、図2はカメラ本体1を下方向から覗いた場合の、本実施形態に係る撮像装置であるカメラ本体1の上部の部分分解斜視図であり、前述の図と共通する部分は同じ記号で示している。
アクセサリーシューベース11は前述したように樹脂材料で形成されており、その中央には金属材料であるシンクロ接点群11aがインサート成形または圧入などにより一体的に構成されている。
そして、アクセサリーシューベース11のシンクロ接点群11aが設けられている位置と対応するカメラ上側外装部210bの位置には、アクセサリーシューベース11の信号線であるシンクロ接点群11aを通過させるための不図示の開口が設けられている。
前述したアンテナカバー11bの裏面にはアンテナ収納室11cが設けられている。そして、アンテナ収納室11cの内部には、後述するアンテナ101が収納されている。
ここで、アンテナカバー11bは、前述のカメラ本体1の金属材料からなる外装部とは異なり、樹脂材料で形成されている。これは、アンテナ101による無線通信が遮られることを防ぐためである。
尚、本実施形態では、アンテナカバー11bの材料は、撮像装置としての外観を損ねずに、無線通信を遮る、金属材料でなければどのようなものを用いてもよい。
また、アンテナ101の通信性能を低下させないような位置であれば、アンテナカバー11bの一部に金属材料を使用するような構成であってもよい。
例えば、アンテナカバー11bのうち、カメラ本体1の前方から遠隔操作等を施す頻度が高い前側や、カメラ本体1の上方からGPS衛星等との通信をおこなう上側などに、金属材料を使用しないようにすれば、アンテナ101の通信性能はある程度保障される。
更に、アンテナ101の通信性能を低下させない程度の量であれば、アンテナカバー11bの前側や上側の一部に金属材料を使用するような構成であってもよい。
例えば、アンテナカバー11bの前側と上側の境となる部分(角部分)に、補強のために少量の金属材料を使用したとしても、アンテナ101の通信性能はある程度保障される。そして、この場合はアンテナカバー11bの剛性を向上させることができる。
即ち、本実施形態におけるアンテナカバー11bの材料は、アンテナ101による無線通信の送受信が可能となるように、アンテナカバー11bの少なくとも一部が金属材料とは異なるような構成であればよい。
アクセサリーシューベース11には、後述するビス18が取り付けられる位置と対応した位置にビス穴11eが設けられている。
前述したアンテナ101は、カメラ上側外装部210bに設けられた不図示の開口を通り、座金18を介在させて、無線通信手段である送受信回路100と接続されている。
送受信回路100は、画像データや各種情報を無線通信によって外部機器へと送受信する際の無線通信手段である。
前述したアクセサリーシュー12は金属材料で形成されており、例えば、不図示の外付けストロボだけでなく、アクセサリーシュー12に嵌め込み可能な形状を持つ種々のアクセサリーを取り付ける事ができる。
尚、アクセサリーシュー12の部材としては、導電性が高く、前述したアンテナカバー11bの樹脂材料よりも強度が高い材料を用いることが望ましい。
従って、誤ってカメラ本体1を地面などに落下させてしまった場合であっても、アクセサリーシュー12がアンテナカバー11bよりも先に地面と接触し、アンテナカバー11bの破損を抑制することができる。
そして、アンテナカバー11bの内部に設けられたアンテナ101を、落下の衝撃から保護することもできる。尚、この点については後述する。
アクセサリーシュー12には、シンクロ接点群部11aを露出させるための開口12aと、その周囲の4か所にはビス穴12eが開けられている。また、不図示の外付けストロボが取り付けられた際に、外付けストロボ側から突出するストッパーピンが入り込む穴12bが設けられている。
ビス群19はアクセサリーシュー12のビス穴12e、アクセサリーシューベース11のビス穴11e、及びカメラ上側外装部210bに設けられた不図示のビス穴を貫通して座金18のビス穴18eにビス締めされる。
座金18には、ビス穴18eとは異なる位置にビス穴18fが設けられている。そして、該ビス穴18fにビス20が取り付けられることによって、座金18がカメラ上側外装部210bに固定される。
ビス21は、送受信回路100を座金18と固定するためのビスである。
以上の構成によって、送受信回路100と前述したアンテナ101が座金18を介在するように接続されている。
尚、アンテナカバー11bと対応する位置のストロボ外装部には、アンテナカバー部11bと略同一の大きさの開口が設けられている。即ち、ストロボ外装部の該開口部を通過してアンテナカバー11bがカメラ本体1から突出している。
前述した内蔵ストロボ装置210は前述したアーム部212と、被写体に対して発光をおこなう発光部211などから構成されている。以下、図3を参照して発光部211を構成する各部の構成例について説明する。
尚、図3は、本実施形態に係る撮像装置の発光部211の拡大斜視図を例示的に示した図である。
反射傘211aは、金属材料で形成され導電性を有する反射部材である。
キセノン菅211bは、本実施形態における発光部211の発光源である。
リード線211cは、カメラ本体1の内部からキセノン菅211bなどへと電力を提供するためのリード線であり、金属材料によって形成されている。
半田211dは、キセノン菅211bとリード線211cとを接続するための半田部分である。
尚、キセノン菅211bを励起させるための不図示のトリガーコイルも金属材料で形成されている。
次に、本実施形態における発光部211の動作について説明する。
発光部211は、前述した内蔵ストロボ装置210の頂上部に設けられており、発光部211を回動可能とするために、内蔵ストロボ装置210の両端は2本のアーム部212によって形成されている。
従って、発光部211はアーム部212によって、後述する回動中心210aを中心に収納位置と発光位置とを回動することで移動可能である。
そして、発光部211が発光位置に位置した場合に、発光動作をおこなうことができる。
尚、本実施形態では、発光部211が不図示の電気回路に接続され、所定の信号に従って所望のタイミング及び光量で発光動作をおこなう。
以上説明したように、内蔵ストロボ装置210の発光部211には、一部に反射傘211aなどの金属材料が使用されている。
従って、発光部211の近傍にアンテナ101を配置する場合、反射傘211aなどの、発光部211の金属材料からなる部分(以下、金属材料部分)が配置されている方向のアンテナの指向は遮られてしまう。
即ち、発光部211の金属材料部分が配置されている方向では、アンテナ101の無線通信の通信性能が低下してしまう可能性がある。
尚、一般的に、撮像装置の上方、及び前方におけるアンテナ101による電波の送受信の頻度は高い。従って、カメラ本体1の前方及び上方におけるアンテナ101の通信性能が低下することは好ましくない。
特に、カメラ本体1の前方である被写体側であってカメラ本体1に比較的近い位置からは、例えば、不図示のリモコンやスマートフォンなどのデバイスを用いて無線通信をおこなうことで、カメラ本体1の動作指示をおこなう機会が多い。
従って、アンテナ101の前面には、例えば発光部211の金属材料部分のように、無線通信を遮るような金属材料を配置することは望ましくない。
そこで、本実施形態では、発光部211が収納位置、及び発光位置のどちらにある場合であっても、アンテナ101における、カメラ本体1の前方及び上方における通信性能の低下を抑制できるようにアンテナ101を配置する。
以下、図4を参照してカメラ本体1の上部における、発光部211が収納位置にある場合の、アンテナ101と発光部211との配置関係を説明する。
尚、図4は、発光部211が収納位置にある場合における、本実施形態に係る撮像装置の上部の中央断面図を例示的に示した図であり、前述した図面と共通する部分の同じ記号で示している。
ペンタプリズム22は、クイックリターンミラー6によって反射された撮影光束を正立正像に変換反射する光学部材である。従って、ユーザーはペンタプリズム22で正立正像に変換された被写体像を、接眼レンズ群23を介して接眼窓24で観察することができる。
図4からわかるように、本実施形態においてアンテナ101は、カメラ本体1の上側であって、前述のペンタプリズム22の上方に配置され、送受信回路100と接続されている。
尚、本実施形態では、アンテナカバー11bが保護するのはアンテナ101のみであるが、該アンテナ101の下部に接続されている送受信回路100を保護するような構成であってもよい。
発光部211は、被写体に近い側であってペンタプリズム22の上方に配置されている。
従って、発光部211の金属材料部分である反射傘211aなども、被写体に近い側であってペンタプリズム22の上方に配置されている。
尚、図4に示すような発光部211及び内蔵ストロボ装置210の位置が前述の収納位置である。従って、本実施形態における収納位置とは、アンテナ101より前側かつ下側に位置している。
アクセサリーシュー12は被写体から遠い側であってペンタプリズム22の上方に設けられている。
以上の説明より、短い破線〈1〉で示したような発光部211の金属材料部の最も高い位置(頂点部)より、二点鎖線〈2〉で示したようなアンテナ101は、カメラ本体1の上側に突出した(高い)位置に配置されている。
更に、矢印aで示したように、アンテナ101から発光部211の金属材料部分の間は、十分な距離を有している。
従って、アンテナ101の前側及び下側には、反射傘211aなどの発光部211の金属材料部分が位置しないように配置されているため、カメラ本体1の前方及び上方における通信性能が低下することを抑制することができる。
また、本実施形態ではカメラ本体1の上部のうち、長い破線〈3〉で示したアンテナカバー11bの頂点部(最外部)より、一点鎖線〈4〉で示したアクセサリーシュー12の頂点部(最外部)が突出した(高い)位置に配置されている。
従って、カメラ本体1が誤って落下しまったとしても、樹脂材料で構成されているアンテナカバー11bより、金属材料からなるアクセサリーシュー12が先に地面に接触するため、アンテナカバー11bおよび内部のアンテナ101を保護する事が出来る。
尚、アンテナカバー11bがアクセサリーシュー12の全ての部分より突出している必要はない。本実施形態においては、少なくともアクセサリーシュー12の最外部であるアクセサリーシュー12の頂点部がアンテナカバー11bの頂点部より突出した位置に配置されていればよい。
ここで、アクセサリーシュー12のうち、外付けストロボ等のアクセサリーと接触する部分(例えば、シンクロ接点群11aの上部)を、アンテナ101よりも下部に配置することが望ましい。
これは、金属材料によって形成されているシンクロ接点群11aによってアンテナ101の通信性能が低下することを極力抑制するためである。
以上説明したように、本実施形態に係る撮像装置は、発光部211が収納位置にある場合に、撮像装置の前方及び上方におけるアンテナ101の無線通信の通信性能が低下することを抑制することができる。
また、発光部211が収納位置にある場合に、カメラ本体1を落下させてしまったとしても、アンテナカバー11bが破損することを抑制し、アンテナ101を落下の衝撃から保護することができる。
次に、図5、図6を参照して発光部211が収納位置及び発光位置にある場合の、カメラ本体1の上部における各部の配置関係を説明する。
尚、図5(a)は発光部211が収納位置にある場合の、カメラ本体1の上部の正面図を例示的に示した図である。また、図5(b)は発光部211が収納位置にある場合の、カメラ本体1の上部の側面図を例示的に示した図である。
図6(a)は発光部211が発光位置にある場合の、カメラ本体1の上部の正面図を例示的に示した図である。また、図6(b)は発光部211が発光位置にある場合の、カメラ本体1の上部の側面図を例示的に示した図である。
まず、発光部211及び内蔵ストロボ装置210が収納位置にある場合の、カメラ本体1の上部における各部の配置を説明する。
図5(a)より、破線で示したアンテナ101より二点鎖線で示した発光部211の金属材料部分(反射傘211a)の方が上側に配置されている。また、アンテナ101の上側には何も設けられていない。
そして、図5(b)より、アンテナ101の前側には発光部211の金属材料部分である反射傘211aは配置されず、アンテナ101から反射傘211aまでの距離aは、通信性能を低下させないように、十分に距離を離して配置されていることがわかる。
尚、図5(b)の一点鎖線で示した位置が発光部211及び内蔵ストロボ装置210の回動中心210aである。
以上の説明より、発光部211及び内蔵ストロボ装置210が収納位置にある場合は、前述したような構成によりカメラ本体1の前方及び上方におけるアンテナ101の通信性能を低下することを抑制することが出来ることがわかる。
以下、発光部211及び内蔵ストロボ装置210が発光位置にある場合の、カメラ本体1の上部における配置関係について説明する。
尚、図6(a)(b)に示す発光部211と内蔵ストロボ装置210の位置が、本実施形態における発光位置であり、該発光位置はアンテナ101より上側、且つ、前述した収納位置より後側に位置している。
図6(a)より、発光部211は、内蔵ストロボ装置210の側面部分にあたる二カ所のアーム部212により、回動中心210aを中心としてカメラ本体1に回動可能に支持されている。
即ち、本実施形態において発光部211は、アーム部212によって収納位置と発光位置とを回動することで移動可能に設けられている。
尚、発光部211を含む内蔵ストロボ装置210は、不図示の駆動機構などによる外力やユーザーの操作により、収納位置から発光位置へと移動可能である。
そして、回動中心210aの軸方向におけるアンテナカバー11bの横幅Bは、アーム部212の間隔Aより狭い。従って、内蔵ストロボ装置210は、アンテナカバー11bと干渉する事無く収納位置から発光位置へと移動することが可能となる。
尚、発光部211の移動方向は、回動中心210aを中心に、アンテナカバー11bの周りを回動するように設けられているが本実施形態はこれに限定されるものではない。
例えば、発光位置とアーム部212の回動中心210aとを、アンテナカバー11bの前側に位置させるような構成であってもよい。
図6(b)より、破線で示したアンテナ101は、二点鎖線で示した反射傘211aなど発光部211の金属材料部分より上側(高い位置)に配置される。
しかしながら、発光部211とアンテナカバー11bとの間には介在するものがない空間が生じていることがわかる。即ち、発光部211の金属材料部分である反射傘211aとアンテナ101についても、矢印bで示すような十分な空間(距離)が形成される。
従って、アンテナ101を保護するアンテナカバー11bは、アンテナカバー11bの上側であって、反射傘211aとの間に空間が生じるように配置さるため、カメラ本体1の上方におけるアンテナ101の通信性能が低下することを極力抑制することができる。
また、アンテナカバー11bの前面(被写体に近い側の面)は、カメラ本体1の外部に露出した(ひらけた)状態となるため、カメラ本体1の前方におけるアンテナ101の通信性能が低下することを抑制することができる。
尚、本実施形態において、発光部211が発光位置にある場合は、アンテナカバー11bの前面の全てが露出するように構成されているがこれに限定されるものではない。
例えば、外部に露出するアンテナカバー11bの前面の量(面積)を、発光部211が発光位置にある場合の方が、発光部211が収納位置にある場合よりも多くなるような構成であればよい。
以上説明したように、本実施形態に係る撮像装置は、発光部211が発光位置にある場合に、カメラ本体1の前方及び上方におけるアンテナ101の無線通信の通信性能が低下することを抑制することができる。
尚、本実施形態では、アンテナカバー11bから発光部211の金属材料までの距離bは、前述した距離aと略同一(距離a≒距離b)であるがこれに限定されるものではない。
例えば、発光位置におけるアンテナ101から発光部211の金属材料部分までの距離が、収納位置におけるアンテナ101から発光部211の金属材料部分までの距離以上(距離a≦距離b)となるような構成でもあってもよい。
この場合、発光部211が発光位置にある場合に、アンテナ101から発光部211の金属材料部分までの距離は更に広がるため、カメラ本体1の上方におけるアンテナ101の指向は広がり、通信性能は更に向上する。
以上説明したように、本実施形態に係る撮像装置は、発光部211を発光位置へと移動した場合であっても、撮像装置の前方及び上方における無線通信の通信性能を低下することを抑制することができる。
尚、本実施形態では、アンテナ101の全ての部分が、反射傘211aなどの発光部211の金属材料部分よりも上側(高い位置)に配置されているがこれに限定されるものではない。
例えば、ある程度の通信性能を保障するために、アンテナ101の一部が発光部211の金属材料部分より上側に位置するような構成であってもよい。
この場合、アンテナカバー11bは、ストロボ外装部に対して突出した部分は減少するため、カメラ本体1を小型化することができる。
また、本実施形態では、発光部211が発光位置にある場合に、アンテナカバー11bの上部に発光部211の金属材料部分が位置するような構成であるがこれに限定されるものではない。
例えば、発光部211が発光位置にある場合は、アンテナカバー11bを発光部211の金属材料部分の直下でなく、接眼窓24(被写体に遠い)側に配置するような構成であってもよい。
即ち、内蔵ストロボ装置210が発光位置にある場合に、アンテナカバー11bの直上に発光部211の金属材料部分を位置させないような構成でもよい。
この場合、アンテナ101の上方における指向は広がるので、アンテナ101の上方における通信性能は向上する。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
例えば、発光部211を含む内蔵ストロボ装置210の移動を、カメラ本体1の上下直線方向のみでおこなうような撮像装置であっても構わない。
その場合、アンテナ101の前側であって直線上には発光部211の金属材料部分が位置せず、アンテナカバー11bと発光部211の金属材料部分との間に十分な空間を有するようにアンテナ101(アンテナカバー11b)を配置することが望ましい。
1 カメラ本体(撮像装置)
11b アンテナカバー(アンテナ保護部)
101 アンテナ
211 発光部(発光手段)
211a 反射傘

Claims (10)

  1. 撮像装置の上側に設けられ、無線通信の送受信をおこなうアンテナと、
    前記アンテナより前側に位置する収納位置と、前記アンテナより上側に位置する発光位置とを移動可能な発光手段と、を備えた撮像装置であって、
    前記アンテナを覆うことで保護するための、少なくとも一部が金属材料とは異なる材料からなるアンテナ保護部を有し、
    前記発光手段は、前記収納位置と前記発光位置とを回動中心を中心として回動することで移動可能であって、前記アンテナ保護部の周りを回動し、
    前記発光位置は前記収納位置より後側に位置し、
    前記回動中心は前記アンテナより後側に位置し、
    前記アンテナ保護部は、前記発光手段が前記発光位置にある場合に、前記発光手段の金属材料部分の直下である位置に配置され、
    前記アンテナは、前記発光手段が前記収納位置にある場合に、前記発光手段の金属材料部分より上側に配置され、
    前記アンテナ保護部は、前記発光手段が前記発光位置にある場合に、前記発光手段の金属材料部分との間に空間が生じるように配置され、
    前記発光手段の金属材料は、前記発光手段が前記発光位置にある場合に、前記アンテナの直上に位置し、
    前記アンテナは、前記発光手段が発光位置にある場合の前記発光手段の金属材料までの距離が前記発光手段が前記収納位置にある場合の前記発光手段の金属材料までの距離以上であることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記アンテナ保護部は、前記アンテナによる無線通信の送受信が可能なように、少なくとも一部が金属材料とは異なる材料からなることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記アンテナ保護部は、前側と上側が金属材料とは異なる材料からなることを特徴とする請求項に記載の撮像装置。
  4. 前記アンテナ保護部は、前側と上側が樹脂材料からなることを特徴とする請求項に記載の撮像装置。
  5. 前記アンテナ保護部の前面は、前記発光手段が前記発光位置にある場合に、前記発光手段が収納位置にある場合よりも露出することを特徴とする請求項に記載の撮像装置。
  6. 前記アンテナ保護部が設けられた方向に突出した、アクセサリーを取り付けるためのアクセサリー取付け部を有し、
    前記アクセサリー取付け部の最外部は、前記アンテナ保護部の最外部よりも突出した位置に配置されることを特徴とする請求項1乃至の何れか一項に記載の撮像装置。
  7. 前記アンテナ保護部が設けられた方向に突出した、アクセサリーを取り付けるためのアクセサリー取付け部を有し、
    前記アクセサリー取付け部の最外部は、前記アンテナ保護部の最外部より低い位置に配置され、
    前記アンテナは、前記発光手段が前記収納位置にある場合に、前記発光手段の金属材料部分よりも高い位置に配置されることを特徴とする請求項1乃至の何れか一項に記載の撮像装置。
  8. 前記アンテナは、前記アクセサリー取付け部のシンクロ接点よりも上側に配置されることを特徴とする請求項6又は7に記載の撮像装置。
  9. 前記アンテナ保護部は、前記アクセサリー取付け部の土台部分と一体的に形成されていることを特徴とする請求項6又は8に記載の撮像装置。
  10. 前記発光手段を回動とするためのアーム部を有し、
    前記アーム部の回動中心の軸方向における前記アンテナ保護部の横幅が、前記アーム部の間隔よりも狭いことを特徴とする請求項1乃至9の何れか一項に記載の撮像装置。
JP2013127899A 2013-06-18 2013-06-18 撮像装置 Active JP6362059B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013127899A JP6362059B2 (ja) 2013-06-18 2013-06-18 撮像装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013127899A JP6362059B2 (ja) 2013-06-18 2013-06-18 撮像装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015001731A JP2015001731A (ja) 2015-01-05
JP6362059B2 true JP6362059B2 (ja) 2018-07-25

Family

ID=52296264

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013127899A Active JP6362059B2 (ja) 2013-06-18 2013-06-18 撮像装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6362059B2 (ja)

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4350237B2 (ja) * 1999-11-08 2009-10-21 富士フイルム株式会社 カメラ
JP2006154278A (ja) * 2004-11-29 2006-06-15 Fuji Photo Film Co Ltd カメラ
JP4626293B2 (ja) * 2004-12-17 2011-02-02 株式会社ニコン カメラ
JP2011081076A (ja) * 2009-10-05 2011-04-21 Nikon Corp 位置測位機能内蔵装置およびカメラ
JP5894397B2 (ja) * 2011-08-29 2016-03-30 キヤノン株式会社 撮像装置、アクセサリ及び撮像システム
JP2013122497A (ja) * 2011-12-09 2013-06-20 Nikon Corp カメラ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015001731A (ja) 2015-01-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2011070167A (ja) 閃光ユニットおよび撮像装置
JP6700768B2 (ja) 撮像装置
JP5688541B2 (ja) 撮像装置
US8827471B2 (en) Storage structure and support mechanism for light emitting device
JP5574728B2 (ja) 撮像装置
JP6362059B2 (ja) 撮像装置
JP2015186056A (ja) 撮像装置
JP6173229B2 (ja) 撮像装置
WO2016017054A1 (ja) 撮像装置
US9451139B2 (en) Portable optical instrument and image pickup apparatus
JP2019120901A (ja) 撮像装置
JP2014240898A (ja) 撮像装置
KR100473502B1 (ko) 카메라 내장형 휴대폰
JP2007094392A (ja) 無線通信機能を有するカメラおよび交換レンズ鏡筒
JP2014056089A (ja) 撮像装置
JP2007060720A (ja) カメラアクセサリ装置
JP6069838B2 (ja) 発光装置の収納構造
JP4230166B2 (ja) 携帯情報端末用ストロボ
JP2013122497A (ja) カメラ
JP2014236468A (ja) 電子機器
JP2007201736A (ja) 発音可能なカメラ
JP2015141295A (ja) 携帯用光学機器
JP5309010B2 (ja) レンズフードおよび撮像装置
JP2003330073A (ja) カメラ
JP2006129045A (ja) カメラシステム及びカメラ用バッテリパック

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160609

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170324

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170328

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170525

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171114

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180111

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180522

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180619

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6362059

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151