JP6360687B2 - 冷蔵庫 - Google Patents

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Description

本発明は、前後方向に出し入れ可能であると共に回動動作も可能である扉を有する冷蔵庫に関する。
通常の冷蔵庫では、冷蔵室や冷凍室等の複数の貯蔵室が区画して設けられており、これらの貯蔵室の前面に設けられる開口部は扉で塞がれている。この扉の開閉機構としては、冷蔵庫の前後方向に引き出し可能な引き出し方式と、左右どちらかの側辺を支点として回転する回動方式とがある。一般的な冷蔵庫では、冷蔵室の扉では回動方式が採用され、冷凍室や野菜室の扉では引き出し方式が採用される。
また、引き出し動作と回動動作の両方を可能とする扉を備えた冷蔵庫が以下の特許文献1および特許文献2に開示されている。
特許文献1の図4およびその説明箇所を参照して、補助物品収納部が内側に取り付けられた前面扉11は、冷蔵庫本体2に対して引き出し可能に取り付けられている。また、前面扉11は、連結装置60を介して冷蔵庫本体2に取り付けられていることにより、前方に回動可能とされている。これにより、前面扉の内側に配設された補助物品収納部40から、重いペットボトル等を斜め状態で取り出すことが可能となり、冷蔵庫の使用性が向上する。
特許文献2の図1およびその説明箇所を参照して、冷蔵庫の引き出し式扉の主扉2に少扉8を設けており、この症扉8が下端を回転中心として回動可能とされている。係る構成により、保存物の出し入れの際に開口部の床面からの高さが低くなるので、保存物の出し入れが容易になり、また、扉の開口量が小さくて済むため省エネ効果が得られる。
特開2004−191039号公報 特開2003−262460号公報
しかしながら、上記した特許文献1に記載された発明では、図4を参照すると、扉11を回動させると、水平軸54の端部を中心にして回転するため、扉11の下端が回動動作に伴い下方に移動する。よって、扉11を奥側に閉めた状態では、扉11の下方に配置された他の扉が干渉することにより、扉11を回動動作出来ない問題があった。
特許文献2に記載された発明では、扉の引き出し動作と回動動作を可能とするため、引き出し式の扉2に回動式の少扉8を形成しているので、扉を構成する部品点数が多くなり、コストが高かくなる恐れがあった。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、引き出し式の扉が閉じた状態であっても回動動作で開閉できる冷蔵庫を提供することである。
本発明の冷蔵庫は、冷蔵室の前方開口部を塞ぎ、前方にスライドすることで前記冷蔵室を開口状態にする引き出し動作と、前方に回動することで前記冷蔵室を開口状態にする回動動作と、を行う扉と、前記扉を支持して前記冷蔵室の内部で前後方向に沿って移動可能である移動支持部と、前記扉と前記移動支持部とを機械的に連結するリンク機構と、を具備し、前記リンク機構は、一端が前記移動支持部側に軸支され、他端が前記扉側に軸支される第1リンクと、一端が前記第1リンクの一端よりも後側の前記移動支持部側に軸支され、他端が前記第1リンクの他端よりも後側の前記扉側に軸支される第2リンクと、を有することを特徴とする。
本発明の冷蔵庫は、冷蔵室の前方開口部を塞ぎ、前方にスライドすることで前記冷蔵室を開口状態にする引き出し動作と、前方に回動することで前記冷蔵室を開口状態にする回動動作と、を行う扉と、前記扉を支持して前記冷蔵室の内部で前後方向に沿って移動可能である移動支持部と、前記扉と前記移動支持部とを機械的に連結するリンク機構と、を具備し、前記リンク機構は、前記扉の開く角度が一定となるまでは前記扉が上方に移動しつつ開動作し、前記角度が一定以上となれば前記扉が下方に移動しつつ開動作するように構成されることを特徴とする。
本発明によれば、前後方向に移動する移動支持部と扉とをリンク機構で機械的に連結している。よって、回動動作に伴い扉が過度に上方に移動しないので、その回動動作が他の扉により干渉されず、引き出されていない状態の扉を回動動作させることが可能となる。更に、回動動作時に伴う重心の高さの変動が少ないため、使用者が容易に扉を回動動作させることができる。更には、扉を開けることで冷気が外部に漏れることが抑制されて省エネルギーが実現される。
本発明の冷蔵庫を示す正面図である。 本発明の冷蔵庫で扉が開動作している状態を示す図であり、(A)は断面図であり(B)は断面斜視図であり、(C)はリンク機構を示す側面図である。 本発明の冷蔵庫で扉が開動作する状況を示す図であり、(A)から(C)は逐次的な動作を示す断面図である。 本発明の冷蔵庫で採用されるリンク機構の構成を示す図であり、(A)は閉状態を示し、(B)は開動作の途中段階を示し、(C)は全開状態を示している。 本発明の冷蔵庫を示す図であり、(A)はリンク支持部材を全体的に示す斜視図であり、(B)はリンク支持部を示す斜視図である。 本発明の冷蔵庫に内蔵される扉の内部構造を示す図であり、(A)および(B)は扉を示す斜視図であり、(C)および(D)はハンドル部を示す断面図および斜視図であり、(E)および(F)は係合機構を示す斜視図である。
以下、本発明の実施形態に係る冷蔵庫を図面に基づき詳細に説明する。
図1は、本実施形態に係る冷蔵庫1の概略構造を示す正面外観図である。冷蔵庫1は、本体としての断熱箱体2を備え、断熱箱体2の内部に食品等を貯蔵する貯蔵室を形成している。貯蔵室の内部は、保存温度や用途に応じて複数の冷蔵室3等に区分されている。最上段が冷蔵室3、その下段左側が製氷室4で右側が上段冷凍室5、更にその下段が下段冷凍室6、最下段が野菜室7である。
断熱箱体2の前面は開口しており、前記各冷蔵室3等に対応した開口部には、各々扉8〜12が開閉自在に設けられている。扉8は、冷蔵室3の前面を塞ぐもので、扉8の右側上下部が断熱箱体2に回転自在に支持されている。また、扉9〜12は、引き出し式の扉であり、冷蔵庫1の前方に引出自在に、各々断熱箱体2に支持されている。
尚、断熱箱体2は、鋼板製の外箱と、その内側に間隙を持たせて配設される合成樹脂製の内箱と、前記外箱と前記内箱との間隙に充填発泡される発泡ポリウレタン製の断熱材と、から構成されている。各扉8〜12も、断熱箱体2と同様の断熱構造を採用している。
また、図示を省略するが、冷蔵庫1は、冷却手段として、例えば、イソブタン(R600a)等を冷媒とする蒸気圧縮式の冷凍サイクル回路を備えている。そして、前記冷凍サイクル回路の冷却器で冷却された空気を前記各冷蔵室3等に強制循環させて、そこに貯蔵される食品等を冷却する。
図2を参照して、扉12が設けられる野菜室7の構造を説明する。図2(A)は扉12が回動することにより開状態とされた状況を示す断面図であり、図2(B)はその状態を示す斜視図であり、図2(C)はリンク機構22の構成を示す側面図である。
以下の説明では、X方向、Y方向およびZ方向を用いて説明する場合がある。ここで、X方向とは冷蔵庫の幅方向であり、Y方向とは扉が引き出される方向であり、Z方向とは高さ方向である。
図2(A)及び図2(B)を参照して、野菜室7には野菜容器20と小物容器18とが内蔵されており、これらの容器はレール部材14(移動支持部)によりY方向に沿って引き出し可能とされている。
レール部材14は、野菜室7の内側側面に回転自在に取り付けられたローラー24により支持されており、Y方向に沿ってスライドすることが可能である。レール部材14はレール状に成形された金属板等から成る。レール部材14により支持された状態で、野菜容器20、小物容器18、扉12および収納部19は、Y方向に沿って一体に引き出し可能とされている。
また、野菜室7の前面開口部は通常時においては扉12により閉鎖されている。扉12の内側側面には、ペットボトルに代表される物品16を収納するための収納部19が設けられている。収納部19の具体的な大きさは、例えば2リットルの容積を有するペットボトルが4本程度収納可能な程度である。本形態では、扉12は、リンク機構22を経由して、レール部材14に対して機械的に連結されている。
本形態で野菜室7を閉鎖する扉12は、+Y方向に引出す引き出し動作により開状態となり、更に、扉12を回動させることによっても開状態とされるものである。具体的は、扉12が閉状態の際に、使用者がハンドル部58を持って+Y方向に引っ張ると、扉12は野菜容器20等と共に+Y方向に引き出され、野菜室7に収納された野菜等の出し入れが可能となる。一方、扉12が閉状態の際に、ハンドル部58の特定の部位に対して使用者が押圧力を加えると、扉12がその下端付近を支点にして時計回りに回動して開状態となり、扉12の内側側面に設けられた収納部19から物品16を出し入れすることが可能となる。ハンドル部58の具体的な形状は図6を参照して後述する。
図2(C)を参照して、上記したレール部材14と扉12と連結するリンク機構22を説明する。ここでリンク機構22は、扉12のX方向の両端部付近に設けられている。リンク機構22は、レール部材14の+Y側の端部付近に固定されるリンク支持部28Aと、扉12の内側側面に固定されるリンク支持部26と、リンク支持部28Aとリンク支持部26との間に架設されたリンク30およびリンク32とを具備している。ここで、リンク30およびリンク32は、棒状の金属板から成り成る。
リンク30の上端はリンク支持部28Aに軸部38を介して回転可能に接続され、リンク30の下端はリンク支持部26に軸部40を介して回転可能に接続されている。ここで、軸部38では、リンク支持部28Aおよびリンク30に形成された孔部を貫通するビス状の部材を用いて、リンク30をリンク支持部28Aに対して回転可能に接続している。係る構造は他の軸部でも同様である。
同様に、リンク32の上端は軸部34を経由してリンク支持部28Aに回転可能に接続され、リンク32の下端は軸部36を経由してリンク支持部26に回転可能に接続されている。
本形態では、リンク32とリンク支持部28Aとの接続部(軸部34)を、リンク30とリンク支持部28Aとの接続部(軸部38)よりも−Y側であり、且つ、−Z側に配置している。更に、リンク32とリンク支持部26との接続部(軸部36)を、リンク30とリンク支持部26との接続部(軸部40)よりも−Y側に配置している。更に、リンク30はリンク32よりも長く形成されている。本形態では、係る構成のリンク機構22で扉12とレール部材14とを連結することで、後述するように、扉12を所定の軌道に沿って回動動作させることが可能であり、使用者が容易に扉12を開くことを可能としている。
図3を参照して、上記した扉12を回動させて開状態とする動作を説明する。図3(A)は扉12が閉状態の場合を示す断面図であり、図3(B)は扉12の回動する角度が10度に達した場合を示す断面図であり、図3(C)は扉12の回動が35度に達した場合を示す断面図である。ここで、扉12の回動する角度とは、扉12の主面が垂直面から傾く角度である。
図3(A)を参照して、通常の使用状況下で野菜室7が閉鎖されている状態では、扉12の主面は垂直状態である。この時、リンク支持部28Aを矩形に開口させた係合孔52に、扉12に設けられた係合機構(不図示)が係合することで、リンク支持部28Aと扉12とは係合されており、リンク機構に含まれるリンク30およびリンク32は略垂直方向を向いた状態となっている。扉12の回動を規制する係合機構の詳細は図6を参照して後述する。
図3(B)を参照して、閉状態の扉12に対して使用者が操作を行うことにより、係合孔52と扉12との係合を解除して+Y方向に扉12の上部を引っ張ることで、扉12はその下端付近を回転中心として時計回りに回動する。扉12の係合を解除する構成は図6を参照して後述する。この図では、扉12が垂直面から傾斜する角度を10度とした場合を示している。
上記したように、本形態では、扉12とレール部材14とをリンク機構を経由して連結している。よって、扉12は、その下端を中心にして単純に回動するのではなく、野菜室7から離れつつ徐々に回動する挙動を示す。よって、図1を参照すると、扉12の上方直近には下段冷凍室6を閉鎖する扉11が配置されているが、扉12の回動動作が扉11により阻害されることが無い。扉12の回動に伴い、リンク30は、軸部38を中心にして紙面上にて反時計回りに回転する。同様に、リンク32も軸部34を経由して反時計回りに回転する。
本形態では、扉12の回動動作の初期段階に於いては、扉12が上方に移動しつつ回動するように、リンク30およびリンク32の接続位置および長さが決定されている。よって、使用者が一以上定上の+Y方向への引張力を加えないと、物品16が取り出せる程度には扉12が開かない。従って、使用者の意思に反して扉12が全開状態となることが抑止される。
図3(C)は、上記の回動動作を進行させて扉12の開く角度を35度とした段階を示している。本形態では、扉12の角度が35度に達すると、図示するように、リンク32の下端が、リンク30の中間部分の下方部分に於ける下側側面に当接して、扉12がそれ以上開かない様に構成されている。即ち、本形態では、リンク機構は、扉12とレール部材14とを連結させて扉12の回動する軌道を規定しているのみではなく、扉12が回動する際の全開の位置も規定している。
本形態では、扉12の回動する角度が一定以上(例えば10度以上)となると、扉12はその位置を下げつつ回動動作を行うように成る。これにより、開動作の為の回動を使用者が行う際においては、開動作の途中から扉12の自重で回動動作が行われる。よって、使用者が扉12に大きな操作力を加える必要がないので、使用者の負担が軽減される。特に、扉12の内側の収納部19には2リットルの容量を有するペットボトルを数本収納させる場合もあるが、このような場合であっても、扉12の上方への重心移動が僅かであるため、使用者の労力が少なくて済む。また、全開状態と成った際は、使用者が−Y方向に押圧しなければ閉状態のための回動動作が進行しないので、扉12が使用者の意思に反して自閉することが防止される。
また、リンク機構を採用しているため、扉12を回動動作する場合の上方への扉12の移動量が少なくなっている。具体的には、例えば、開動作に伴い、扉12の内側下端部が50mm+Y方向に移動した際の、その部位の上方への移動量を5mm程度とできる。即ち、回動動作に伴う扉12の上方への移動量を、側方への移動量と比較して1/10以下とすることができる。これにより、他の扉との干渉を伴わずに扉12の回動動作が可能となる。
図4を参照して、上記したリンク機構の構成および軌跡を説明する。図4の各図はリンク機構22の構成を概念的に示し、図4(A)は扉12が閉鎖状態の場合を示し、図4(B)は扉12の開く角度θが5度の場合を示し、図4(C)は扉12の開く角度θが35度になった全開の場合を示す。
図4(A)を参照して、リンク機構22を構成する各部材の大きさや相対的な位置の一例を説明する。具体的には、Z方向における軸部34と軸部38との距離L1は66mmであり、両者のY方向での距離L2は35mmである。また、リンク32の長さL3は155mmであり、リンク30の長さL4は213mmである。軸部36と軸部40との距離L5は38mmである。これらの寸法は扉12の開度によって変動しない。また、この図では、扉12の開動作に伴う軸部36の軌跡42と、軸部40の軌跡44を一点鎖線で示している。扉12が閉鎖しているこの段階では、軸部36は軸部40よりも下方に配置されている。
図4(B)を参照して、扉12の比較角度θを5度とすると、扉の移動に伴い軸部36が軌跡42に沿って+Y方向に移動している。同様に、軸部40も軌跡44に沿って+Y方向に移動している。また、扉12の開動作に伴い、リンク32は軸部34を中心にして反時計回りに回転し、リンク30も軸部38を中心として反時計回りに回転している。この段階でも軸部36は軸部40よりも下方に配置されている。
図4(C)を参照して、扉12が開く角度θを35度程度の全開状態とした場合、上記と同様に、軸部36は軌跡42に沿って紙面上にて右上方向に移動し、軸部40も同様に軌跡44に沿って右上方向に移動する。また、リンク32は軸部34を中心に反時計回りに回転し、リンク30も軸部38を中心に反時計回りに回転する。
ここでは、リンク30の途中部分に、リンク32の下端が当接している。これは、扉12の回動動作が進行することにより、軸部36が軸部40よりも上方に移動することと、リンク32がリンク30よりも短いこと等により実現される。よって、扉12が全開とされる位置を、連結部材であるリンク機構で実現できるので、安定的に全開とされる位置が規定され、部品点数の増加が抑制される。
図5を参照して、冷蔵庫本体側に取り付けられるリンク支持部材28に関して説明する。図5(A)はリンク支持部材28を全体的に示す斜視図であり、図5(B)はリンク支持部28Bを拡大して示す斜視図である。
図5(A)を参照して、リンク支持部材28は、レール部材14(図2(A)参照)の前端部付近に取り付けられ、平面視でコの字状となるように成形された一体の金属材料等から成る。リンク支持部材28は、X方向に直線上に伸びる中間部分の中継部28Cと、中継部28Cの+X側の端部と連続して+Y方向に曲折加工されたリンク支持部28Aと、中継部28Cの−X側の端部と連続して+Y方向に曲折加工されたリンク支持部28Bとを有している。リンク支持部28Aとリンク支持部28Bとは同様の構成となっている。
図5(B)を参照して、リンク支持部28Bの所定箇所を貫通して、図3を参照して上記したリンク30が軸支されるリンク孔48、リンク32が軸支されるリンク孔50が形成されている。また、リンク支持部28Bの一部分を四角形状に切開して−X方向に突起させた突出部46が形成されている。この突出部46は、冷蔵庫本体の野菜室内部に設けられるローラー(不図示)と、リンク支持部28Bを支えるビス(不図示)とが、使用状況下にて接触するのを防止するためのものである。
リンク支持部28Bの+Y側の先端部付近を縦長矩形に開口させて係合孔52が設けられている。これは、図6(F)を参照して後述する係合部68と係合して、図3(A)に示す様に扉12の状態を閉状態とするためのものである。また、係合孔52が設けられる部分のリンク支持部28Bは+Y側に突出しており、その先端部分は−X側(外側)に向かって傾斜している。これにより、図6(F)を参照して後述する係合部68との係合が容易とされる。
図6を参照して、扉12に設けられる係合機構等に関して説明する。図6(A)は扉12を全体的に示す斜視図であり、図6(B)は扉12を中央部分で切断した場合を示す断面指図であり、図6(C)は扉12に設けられるハンドル部58を示す断面図であり、図6(D)はハンドル部58を示す断面斜視図であり、図6(E)は扉12に配置される係合機構56Aを示す斜視図であり、図6(F)は係合部68を示す斜視図である。
図6(A)を参照して扉12の内部には、X方向に伸びるワイヤ54と、扉12の−X側の端部付近に配置されてワイヤ54の端部と接続された係合機構56Aと、+X側の端部付近に配置されてワイヤ54の端部と接続された係合機構56Bとが配置されている。ここで、係合機構56Aに接続するワイヤ54と、係合機構56Bに接続するワイヤ54とは別体のものである。ワイヤ54は使用者による引張力を係合機構56Aおよび係合機構56Bに伝達させる機能を有する。係合機構56Aおよび係合機構56Bは、図5(B)に示したリンク支持部28Aおよびリンク支持部28Bに設けられた係合孔52に係合し、図3(A)に示すように扉12を閉状態とする機能を有する。
図6(B)を参照して、扉12のX方向に於ける中央部分の前面上端部を部分的に窪ませた凹状領域60が形成されている。凹状領域60の大きさは、成人が手を部分的に挿入できる程度の大きさとされる。凹状領域60にはハンドル部58が内蔵されており、使用者がハンドル部58を操作することで係合機構56A等と冷蔵庫本体との係合を解除して、扉12の回動動作を可能とする。
図6(C)および図6(D)を参照して、ハンドル部58の凹状領域60には、板状の押圧板62が内蔵されている。押圧板62の下端付近には、ワイヤ54の端部が接続されている。よって、使用者が凹状領域60に手を差し込んで押圧板62を+Y側に押圧すると、ワイヤ54は引っ張られ、以下に述べるように係合機構56Aによる係合が解除される。
図6(E)を参照して、係合機構56Aは、扉12内部の所定箇所に取り付けられる取付板66と、取付板66に固着された支持板64と、支持板64により保持された係合部68等とから構成されている。取付板66は、X方向に伸びる平坦面が扉12の所定箇所にビス等で固定され、+X側の端部を曲折させた部分をワイヤ54が貫通している。
図6(F)に示すように、X方向に伸びる支持板64の両端部は+Y方向に曲折加工されている。支持板64の+X側の端部をワイヤ54が貫通しており、このワイヤ54の端部は係合部68と接続されている。支持板64の−X側の端部を貫通して係合部68が配置されている。係合部68の−X側の端面は+Y側が+X側に後退する傾斜面となっている。また、係合部68はバネ70により−X方向に作用する付勢力が与えられている。係合部68の端面が傾斜面とされることで、扉12を閉めるための閉動作を行うと、係合部68がスムーズに図5(B)に示す係合孔52に係合するようになる。
係合機構56Aを解除する具体的な動作は、先ず、図6(C)を参照して使用者が扉12の凹状領域60に手を差し込んで押圧板62を+Y方向に押圧する。この押圧に伴い、内部のワイヤ54(インナーワイヤー)が引っ張られ、図6(F)に示す係合部68が+X方向(内側)に移動する。そして、図3(B)に示す扉12とリンク支持部28Aとの係合が解除され、扉12が回動可能と成る。
上記のように機械的な機構により扉12の係合機構を構成することで、電気的制御の場合と比較して、故障が発生することが抑止される。
以上が本形態の冷蔵庫1に関する説明であるが、以下のように変更し得る。
図1を参照して、野菜室7以外の貯蔵庫(例えば下段冷凍室6)等に関しても、上記したリンク機構を採用することが可能である。
1 冷蔵庫
2 断熱箱体
3 冷蔵室
4 製氷室
5 上段冷凍室
6 下段冷凍室
7 野菜室
8 扉
9 扉
10 扉
11 扉
12 扉
14 レール部材
16 物品
18 小物容器
19 収納部
20 野菜容器
22 リンク機構
24 ローラー
26 リンク支持部
28 リンク支持部材
28A,28B リンク支持部
28C 中継部
30 リンク
32 リンク
34 軸部
36 軸部
38 軸部
40 軸部
42 軌跡
44 軌跡
46 突出部
48 リンク孔
50 リンク孔
52 係合孔
54 ワイヤ
56A,56B 係合機構
58 ハンドル部
60 凹状領域
62 押圧板
64 支持板
66 取付板
68 係合部
70 バネ

Claims (5)

  1. 冷蔵室の前方開口部を塞ぎ、前方にスライドすることで前記冷蔵室を開口状態にする引き出し動作と、前方に回動することで前記冷蔵室を開口状態にする回動動作と、を行う扉と、
    前記扉を支持して前記冷蔵室の内部で前後方向に沿って移動可能である移動支持部と、
    前記扉と前記移動支持部とを機械的に連結するリンク機構と、を具備し、
    前記リンク機構は、
    一端が前記移動支持部側に軸支され、他端が前記扉側に軸支される第1リンクと、
    一端が前記第1リンクの一端よりも後側の前記移動支持部側に軸支され、他端が前記第1リンクの他端よりも後側の前記扉側に軸支される第2リンクと、を有することを特徴とする冷蔵庫。
  2. 冷蔵室の前方開口部を塞ぎ、前方にスライドすることで前記冷蔵室を開口状態にする引き出し動作と、前方に回動することで前記冷蔵室を開口状態にする回動動作と、を行う扉と、
    前記扉を支持して前記冷蔵室の内部で前後方向に沿って移動可能である移動支持部と、
    前記扉と前記移動支持部とを機械的に連結するリンク機構と、を具備し、
    前記リンク機構は、前記扉の開く角度が一定となるまでは前記扉が上方に移動しつつ開動作し、前記角度が一定以上となれば前記扉が下方に移動しつつ開動作するように構成されることを特徴とする冷蔵庫。
  3. 前記扉の前記移動支持部に対する前記回動動作を規制する係合機構と、
    ワイヤを経由して前記係合機構と接続され、使用者の動作により前記係合機構を解除するハンドル部と、を更に具備することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の冷蔵庫。
  4. 前記係合機構は前記扉に設けられて幅方向に沿って突出する係合部を有することを特徴とする請求項に記載の冷蔵庫。
  5. 前記扉の内側側面には収納部が設けられることを特徴とする請求項1から請求項の何れかに記載の冷蔵庫。
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