JP4489107B2 - 冷蔵庫 - Google Patents

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Description

本発明は、冷蔵庫に関し、特に貯蔵室の内部に引き出し式の収納容器を備える冷蔵庫に関する。
従来、冷蔵庫では、貯蔵室に一つまたは複数の収納容器を設け、貯蔵される食品の仕分けなどを容易にし、利便性の向上が図られている。例えば、チルドケースに蓋部を設け、この蓋部を回転させることにより、チルドケースを開閉する構成が知られている(特許文献1参照)。また、収納容器の前方を蓋部で覆い、蓋部が不要なときは冷蔵庫の後方側へ押し込むことにより、収納容器の前方側の開口を常に開口する構成が知られている(特許文献2参照)。
特許第3380492号明細書 実開平2−77578号公報
しかしながら、特許文献1の場合、容器を引き出さない限り蓋部は容器を閉鎖したままである。そのため、容器に収納された物品を取り出すためには、容器を手前に引き出す必要がある。一方、特許文献2の場合、容器を覆う蓋部は、容器を開放した状態を維持する開放保持位置に移動される。これにより、蓋部が容器を常に開放した状態とすることができ、利便性が向上する。しかし、特許文献2の場合、蓋部を開放保持位置へ移動させるためには、手前側引きながら蓋部を回す開放動作と、開放した蓋部を後方へ押し込む押し込み動作とが必要となる。これらのように、容器から物品を取り出すためには、多段階の操作を必要とし、取り扱いが煩雑になるという問題がある。
そこで、本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、収納容器の位置に関わらず蓋部の開閉が容易であり、簡単な操作で蓋部が収納容器の開口を開放した状態に保持される冷蔵庫を提供することにある。
上記の課題を解決するために本発明の冷蔵庫は、前方が開口した貯蔵室を形成する本体と、前記本体の前面に設けられ、前記貯蔵室の前方を開閉可能な扉と、前記貯蔵室に設けられ、少なくとも前記扉側の前方および上方が開口し、前後に移動可能な引き出し式の収納容器と、前記収納容器の上方に形成されている上方側開口の少なくとも一部を覆う棚と、前記収納容器の前記扉側に形成されている前方側開口を覆う蓋部と、を備え、前記蓋部は、前記収納容器を前記貯蔵室に収容した状態において、前記収納容器の開口を覆う閉鎖位置と、前記閉鎖位置よりも後方へ移動することにより前記収納容器の開口を開放する開放位置との間を移動可能であり、前記蓋部が前記閉鎖位置にあるとき、前記収納容器を前方へ移動させると、前記蓋部は前記収納容器に連動して開放位置側へ移動するとともに、前記蓋部を前記開放位置よりもさらに後方へ移動させることにより、前記蓋部は前記収納容器との連動が解除されて前記収納容器の開口を常に開放する開放保持位置に保持されることを特徴とする。
本発明によると、蓋部は収納容器を貯蔵室に収容した状態で閉鎖位置と開放位置のいずれかに保持可能である。そのため、収納容器の位置に関わらず、蓋部を自由に開閉することができる。また、蓋部が閉鎖位置にあるとき、収納容器を前方へ移動させると、蓋部は収納容器に連動して開放位置側へ移動する。そして、蓋部が開放位置へ移動したときに、蓋部をさらに後方へ移動、すなわち蓋部を後方へ押し込むことにより、蓋部は収納容器との連動が解除されて開放保持位置に保持される。これにより、蓋部が収納容器の開口を開放したまま、収納容器を前後に移動させることができる。このように、蓋部に触れることなく収納容器を引き出す動作だけで蓋部を移動させることができるとともに、蓋部を押し込む動作により、蓋部を開放保持位置に保持させることができる。
以下、本発明の一実施形態による冷蔵庫を図面に基づいて説明する。
本発明の一実施形態による冷蔵庫を図2および図3に示す。冷蔵庫10は、本体11に、貯蔵室として、上から冷蔵室12、左右に設けられている製氷室13および切替室14、ならびに冷凍室15が順に形成されている。本体11は、鋼板製の外箱と、樹脂製の内箱と、これらの間に充填された断熱材から構成されている。内箱の内部を断熱して仕切ることにより、内箱内に冷蔵室12、製氷室13、切替室14および冷凍室15がそれぞれ形成される。なお、切替室14は、冷凍室としてもよい。
冷蔵室12は、図3に示すように観音開き式の扉16で閉鎖されている。また、製氷室13、切替室14、冷凍室15は、それぞれ引き出し式の容器が収容されており、この容器の前面部を構成する扉で閉鎖されている。このように、冷蔵庫10は、前面側に扉16、17、18、19を有している。扉16には、プッシュ式の扉操作部20が設けられている。この扉操作部20を押し込むことにより、扉16は図示しないソレノイドにより前方へ押し出され、扉16は自動的に開放される。なお、扉16は、手動でも開閉可能である。
図2は、冷蔵庫10の扉16を取り外すとともに、冷蔵室12の側壁部を破断して示す冷蔵庫10の斜視図である。冷蔵室12には、複数の棚板21が配置されている。また、冷蔵室12には、棚板21の下方に棚22が配置されている。棚22の下方には、収納容器30が配置されている。収納容器30は、冷蔵室12に収容され、冷蔵庫10の前後方向へ移動可能に設けられている。すなわち、収納容器30は、冷蔵室12から引き出し可能である。本明細書では、冷蔵庫10の扉16側を前方とし、扉16とは反対側の後壁側を後方とする。棚板21は、冷蔵室12に収容する物品の大きさなどに応じて任意に位置を変更可能な可動棚である。一方、棚22は、例えば清掃時など除き冷蔵室12から取り外すことができない固定棚である。
収納容器30の下方には、仕切板23を挟んでチルドケース24が設けられている。このチルドケース24も、冷蔵庫10の前後方向へ引き出し可能である。チルドケース24の側方には、自動製氷装置用の給水タンク25が配置されている。仕切板23は、冷蔵室12の幅方向すなわち図3の左右方向に伸びて冷蔵室12を仕切っている。チルドケース24および給水タンク25は、特許請求の範囲のケースに相当する。本実施形態の場合、棚板21、棚22および収納容器30など冷蔵室12の内部に収容されている各部材は、いずれも樹脂で形成されている。なお、これらの材料は、樹脂に限らず、要求される強度や重量に応じて任意に変更することができる。
収納容器30は、図4に示すように上方および前方が開口している。収納容器30は、この上方の開口とは反対側に底部31を有している。底部31は、図2に示す仕切板23と概ね平行に設けられている。また、収納容器30は、幅方向の両端部に底部31から概ね垂直に上方へ立ち上がる側壁32を有している。さらに、収納容器30は、前方の扉側において幅方向に伸び、二つの側壁32間を接続する前壁33を有している。収納容器30は、図4に示すように側壁32の外側に支持部34を有している。図5に示すように冷蔵室12を形成する内箱の内側には、スライドレール35が取り付けられている。収納容器30の支持部34は、スライドレール35に移動可能に取り付けられている。これにより、収納容器30は、スライドレール35によって幅方向の両端部が支持されている。スライドレール35は、冷蔵庫10の前後方向に伸びて設けられている。支持部34がスライドレール35を移動することにより、収納容器30は冷蔵室12の内部を前後へ移動可能である。
図1に示すように、収納容器30を冷蔵室12の最も後方側まで移動させているとき、収納容器30の前端部は棚22の前端部よりも前方すなわち扉16側に位置している。また、収納容器30を最も前方まで引き出しているとき、図6に示すようにチルドケース24は引き出された収納容器30よりもさらに前方へ引き出すことができる。
収納容器30は、上述のように上方および前方に開口部を有している。図1に示すように収納容器30の上方すなわち棚22側の開口が上方側開口41であり、収納容器30の前方すなわち扉16側の開口が前方側開口42である。収納容器30の上方側開口41は、図1、図2および図5に示すように収納容器30が冷蔵室12の最も後方にあるとき、大部分が棚22によって覆われている。また、収納容器30の前方側開口42は、図1(B)に示すように蓋部50によって覆われる。収納容器30の前壁33は、収納容器30の前方において前方側開口42の下方を覆っている。
蓋部50は、図1に示すように蓋体51および蓋体52の二つの部材から構成されている。蓋体51は特許請求の範囲の第一蓋体に相当し、蓋体52は特許請求の範囲の第二蓋体に相当する。蓋体51と蓋体52とは、互いに相対回転可能に関節部53によって接続されている。図7に示すように、蓋体52は、幅方向の両端部に設けられている側壁521から外側へ突出する突起部522を有している。突起部522は、側壁521からさらに外側へ突出している。一方、蓋体51は、幅方向の両端部に設けられている側壁511に軸支部512を有している。軸支部512の内径は、突起部522の外径よりもやや大きい。そのため、蓋体52から突出する突起部522を蓋体51の軸支部512に挿入することにより、蓋体51と蓋体52とは互いに回転可能となる。このように、関節部53は、蓋体51と蓋体52とを相対回転可能かつ一体に接続している。
蓋部50は、図1(A)に示すように前方側開口42を開放し、開放した状態を維持する開放保持位置と、図1(B)に示すように前方側開口42を覆う閉鎖位置との間を移動する。すなわち、蓋部50は、図1(A)に示すように開放位置にあるとき前方側開口42を開放し、図1(B)に示すように閉鎖位置にあるとき前方側開口42を覆っている。これにより、蓋部50が前方側開口42を覆う閉鎖位置にあるとき、蓋体52は蓋体51の下方側に位置する。一方、蓋部50が前方側開口42を開放する開放位置にあるとき、蓋体52は蓋体51の前方側に位置する。このように、蓋部50を構成する二枚の蓋体51および蓋体52は、収納容器30に対し移動可能に取り付けられている。開放位置と閉鎖位置との間を移動する蓋部50の移動方向において、蓋体51の全長は蓋体52の全長よりも長く設定されている。すなわち、蓋体51の短手方向の全長は、蓋体52の短手方向の全長よりも長い。
図1(B)に示すように蓋部50が閉鎖位置にあるとき、蓋体51は蓋体52に比較して上端部すなわち蓋体52とは反対側の端部が冷蔵室12の後方へ傾いている。すなわち、図1(B)に示す状態にあるとき、蓋体51は、上端が移動時の支点となる摺動部材55よりも後方に位置する。そのため、蓋体51の重心は摺動部材55よりも後方となり、蓋体51は移動によって摺動部材55を支点として後方へ倒れ込む。その結果、蓋体51には、自重によって冷蔵室12の後方へ押す力が加わり、蓋体51の移動が補助される。したがって、蓋部50を上昇位置へ移動させる際に必要な力を低減することができる。
蓋体51には、図8に示すように柱部514が設けられている。柱部514は、蓋体51の側壁511から外側へ突出して設けられるとともに、側壁511において軸支部512とは反対側の端部に設けられている。すなわち、柱部514は、蓋体52とは反対側の端部に設けられ、蓋体51の側壁511から外側すなわち冷蔵室12を形成する本体11の内壁側へ突出している。蓋体51の幅方向の両端部は、図5に示すようにレバー60によって支持されている。レバー60は、図9および図10に示すように軸方向において蓋体51側の端部に筒部61を有している。筒部61は、蓋体51の側壁511側の端面から反対側へ窪んで形成されている。この筒部61の中には、蓋体51の側壁511から突出する柱部514が挿入されている。筒部61の内径は、柱部514の外径よりも大きい。これにより、蓋体51とレバー60とは、相対回転可能に接続されている。
レバー60は、内側に軸方向へ伸びる長穴部62を有している。長穴部62は、レバー60を板厚方向に貫いている。長穴部62は、レバー60の筒部61すなわち蓋体52側の端部から反対側の端部にかけて伸びている。また、棚22は、図5に示すように幅方向の両端部に収納容器30側すなわち下方へ伸びる側壁221を有している。棚22の側壁221には、図9および図10に示すように内側に収納容器30側へ突出するガイドピン63が設けられている。ガイドピン63は、特許請求の範囲の軸部材であり、レバー60の長穴部62に挿入されている。
レバー60は、図9に示すように蓋体51と異なる部分において案内部材としてのガイドカム64に接している。ガイドカム64は、略L字形状に形成されており、図5および図9に示すように収納容器30の側壁32の外側に取り付けられている。ガイドカム64は、収納容器30の側壁32と一体に形成されている。レバー60は、ガイドカム64に接することにより、移動の軌跡が規定される。そして、レバー60がガイドカム64に案内されつつガイドピン63で支持されて回転することにより、レバー60に支持されている蓋体51の移動時の軌跡が規定される。
棚22の側壁221には、図11および図12に示すように冷蔵室12の前後方向へ伸びるレール部27が設けられている。レール部27は、側壁221の内側すなわち収納容器30側に設けられている。レール部27は、水平溝部271および円弧溝部272から構成されている。水平溝部271は、冷蔵室12の前後へほぼ直線状に伸びて設けられている。円弧溝部272は、棚22の前後方向において中央よりも前よりから、前方かつ下方へ円弧状に伸びて設けられている。円弧溝部272は、水平溝部271の下方に設けられている。
この水平溝部271には、図11に示すようにレバー60の筒部61が嵌め込まれている。レバー60の筒部61には、蓋体51から突出する柱部514が挿入されている。これにより、蓋体51の柱部514が挿入されているレバー60の筒部61は、ガイドカム64と反対側の端部が水平溝部271によって支持されている。その結果、蓋体51は、ガイドカム64と水平溝部271によって案内されるレバー60とに支持され所定の軌跡に沿って移動する。なお、レール部27は、冷蔵室12を形成する本体11の内壁に設けてもよい。
円弧溝部272は、図12および図13に示すように上方かつ後方側の端部にストッパ273を有している。ストッパ273は、円弧溝部272の下端からわずかに上方へ突出している。円弧溝部272は、上述のように棚22に設けられているレール部27の前後方向において中央よりも前よりから前方へ伸びている。そのため、円弧溝部272の上方かつ後方側の端部は、棚22の前後方向における中央よりも前よりに位置している。その結果、ストッパ273も、棚22の前後方向における中央よりも前よりに位置している。
蓋部50の蓋体52は、側壁521から外側へ突出する柱部523を有している。蓋体52の柱部523は、円弧溝部272に嵌め込まれている。これにより、蓋体52の柱部523は、円弧溝部272によって支持されている。その結果、蓋体52は、柱部523が円弧溝部272に沿って移動する。すなわち、蓋体52の移動は、円弧溝部272によって案内される。柱部523は、開放位置から閉鎖位置へ移動するときの前方側にリブ524を有している。リブ524は、柱部523と一体に形成されている。リブ524を設けることにより、柱部523の強度は高められている。
レール部27およびガイドピン63を有する棚22は、冷蔵室12を形成する本体11に固定されている。そのため、収納容器30を冷蔵室12の前後へ移動することにより、収納容器30と本体11および棚22とは相対的に前後の位置にずれが生じる。このとき、収納容器30に設けられているガイドカム64と接するレバー60は、収納容器30に連動して移動する。そして、レバー60がガイドピン63を軸として支持されつつ回転することにより、レバー60の端部に接続されている蓋体51が移動する。その結果、蓋体51は、図14に示すように収納容器30の前後の移動に連動して移動する。具体的には、図14(B)に示すように収納容器30を前方へ引き出したとき、蓋体51は開放位置側へ移動する。そして、関節部53で蓋体51と接続されている蓋体52も、開放位置側へ移動する。一方、収納容器30を後方へ押し戻したとき、図14(A)に示すように蓋体51および蓋体52は閉鎖位置側へ移動する。
蓋部50が開放位置にあるとき、蓋部50をさらに後方へ押し込むことにより、図1(A)および図6に示すように蓋部50は開放保持位置に移動する。開放保持位置にあるとき、蓋部50は棚22の下方に収納される。蓋部50が開放保持位置にあるとき、図11および図13に示すように蓋体52の柱部523はストッパ273を乗り越える。すなわち、蓋部50を開放位置からさらに後方へ押し込むことにより、円弧溝部272に沿って移動した柱部523はストッパ273を乗り越えて後方へ移動する。これにより、蓋体52の前方への移動が制限されるとともに、蓋部50全体の移動が制限される。このように、円弧溝部272に設けられているストッパ273は、蓋体51の移動を制限するロック機構部を構成している。
図1などに示すように蓋体51は側壁511に突出部55を有し、蓋体52は側壁521に突出部56を有している。突出部55は蓋体51と一体に形成され、突出部56は蓋体52と一体に形成されている。これらの突出部55および突出部56は、いずれも収納容器30の側壁32の前縁に設けられているフランジ36と接している。蓋体51の突出部55および蓋体52の突出部56は、収納容器30のフランジ36に載せられている。そのため、蓋体51および蓋体52は、自身の重量により突出部55および突出部56がフランジ36と接している。蓋体51および蓋体52は、突出部55および突出部56がフランジ36と接することにより、フランジ36の縁部に案内されつつ移動する。これにより、蓋体51および蓋体52が閉鎖位置と開放位置との間を移動するとき、フランジ36によって蓋体51および蓋体52の移動軌跡が規定される。したがって、蓋体51および蓋体52が移動するために必要な空間を低減することができる。
突出部55、56は、それぞれ摺動部材をあわせて構成している。突出部55および突出部56は、蓋体51および蓋体52と別部品で形成し、蓋体51および蓋体52を構成する材料よりも摩擦抵抗の小さな材料で形成することが望ましい。なお、突出部55、56を蓋体51または蓋体52と一体に形成し、突出部55、56に摩擦抵抗の小さな摺動部材を貼り付ける構成としてもよい。
蓋体51の突出部55および蓋体52の突出部56は、収納容器30に連動して閉鎖位置と開放位置との間を移動するとき、収納容器30のフランジ36と接している。一方、蓋部50が開放保持位置にあるとき、図1、図11および図15などに示すように蓋体51の突出部55および蓋体52の突出部56はフランジ36から離間する。すなわち、蓋部50が開放保持位置にあるとき、蓋体51の突出部55および蓋体52の突出部56とフランジ36との接触は解除される。これにより、フランジ36に沿って移動する蓋体51および蓋体52の移動を軽快にすることができる。また、摺動部材を構成する突出部55および突出部56は、柔軟な弾性体、すなわちクッション性を有する材料で形成することが望ましい。突出部55および突出部56を柔軟な弾性体で形成することにより、蓋体51および蓋体52とフランジ36との接触時に生じる音を低減することができる。
上述のように、蓋部50を開放保持位置に移動させると、図13に示すように蓋体52の柱部523がストッパ273を乗り越え、蓋部50の移動が制限される。このとき、レバー60の下端部すなわち筒部61の反対側の端部は、ガイドカム64から離間している。そのため、蓋部50が開放保持位置にあるとき、収納容器30の移動によって、収納容器30と棚22との間に相対的な前後の位置のずれが生じても、レバー60の下端部はガイドカム64と接することなく移動する。また、蓋部50が開放保持位置にあるとき、蓋体51の突出部55および蓋体52の突出部56と収納容器30のフランジ36との接触も解除されている。これにより、蓋部50は、収納容器30の前後の移動に関わらずその位置を保持する。したがって、蓋部50が開放保持位置にあるとき、蓋部50と収納容器30との連動は解除される。なお、蓋部50が開放保持位置にあるとき、レバー60の下端部はガイドカム64の上端面と接する構成としてもよい。この場合、レバー64がガイドカム64の上端面を滑り移動することにより、蓋部50と収納容器30との連動は解除される。
蓋部50が開放保持位置にあるとき、蓋体52を上方へ引き上げつつ前方へ引くことにより、蓋体52の柱部523はストッパ273を前方側へ乗り越える。これにより、ストッパ273による蓋体52の移動の制限は解除される。したがって、蓋部50が開放保持位置にあるとき、蓋体52を上方へ引き上げつつ前方へ引くことにより、蓋部50は再び収納容器30と連動して移動可能となる。また、蓋部50が開放保持位置にあるとき、図1(A)に示すように蓋部50の前端部は棚22の前端部よりも後方に位置している。
蓋部50は、重心位置が可能な限り後方側に位置するように突出部55および突出部56の位置ならびにフランジ36の形状が設定されている。すなわち、突出部55および突出部56は、蓋部50が開放位置または開放保持位置にあるとき、蓋部50の重心よりも後方に設けられている。このように重心位置を後方にすることにより、閉鎖位置から開放位置への蓋部50の移動が容易になる。これとともに、重心位置を設定することにより、蓋部50が閉鎖位置にあるとき蓋体52の下端部はやや前方側へ傾斜し、蓋部50が開放位置および開放保持位置にあるとき図1および図14に示すように前端部(蓋部50が閉鎖位置にあるときの下端部に一致する)はやや上方側へ傾斜する。このように、蓋部50の重心を後方に設定することにより、蓋体52が蓋体51に対し図1の時計方向へ回転する。その結果、開放位置から開放保持位置にかけて蓋体52は前方側開口をより大きく開放する方向へ回転する。したがって、収納容器30の内部への物品の収納または物品の取り出しを容易にすることができる。
棚22の側壁221の外側には、図9、図10、図12および図14に示すようにダンパ70が取り付けられている。ダンパ70は、レバー60を回転可能に支持している。ダンパ70は、回転方向によってレバー60に加える力が変化する回転ダンパである。すなわち、蓋部50が閉鎖位置から開放位置へ移動するとき、ダンパ70はレバー60にほとんど力を加えない。一方、蓋部50が開放位置から閉鎖位置へ移動するとき、ダンパ70はレバー60に回転を妨げる力を加える。これにより、蓋部50が開放位置から閉鎖位置へ移動するとき、蓋部50の移動速度すなわちレバー60に支持されている蓋体51の移動速度は低減される。したがって、蓋部50の落下にともなう音の発生を低減することができるとともに、誤って伸ばした使用者の手と蓋部50との衝突時の衝撃を緩和することができる。
蓋部50が閉鎖位置にあるとき、上方に位置する蓋体51は、前方すなわち扉16側から力が加わると、レバー60の筒部61とともに柱部514が水平溝部271に沿って後方へ移動する。これにより、蓋部50は、前方から力が加わると、収納容器30の前方側を開放しつつ後方へ移動する。扉16には、内側に飲料水のビンなどを収納するビンポケットが設けられている。例えばビンポケットに収容されているビンがビンポケットから突出しているとき、このビンと蓋体51とが干渉し、蓋体51の損傷を招くおそれがある。そこで、蓋体51に前方の扉16側から力が加わると、蓋体51は蓋体52とともに冷蔵室の後方へ移動する。したがって、蓋体51の損傷を防止することができる。
また、蓋体51の柱部514は筒部61を経由して水平溝部271に支持されているため、蓋体51は柱部514を軸として回転可能である。そのため、収納容器30の内側から蓋体51に力が加わると、蓋体51は柱部514を軸として回転し、関節部53が前方へ移動する。収納容器30には、野菜などの食品が収納されるものの、それらが大型であったり、多くの食品を収納した場合、蓋体51は収納容器30の内側に収容されている食品などから力を受ける。そこで、蓋体51に収納容器30の内側から力が加わると、蓋体51が柱部514を軸として扉16側へ回転する構成としている。したがって、蓋体51は扉16側へ押し出され、蓋体51の損傷を防止することができる。また、収納容器30の内側から蓋体52に力が加わると、蓋体52は関節部53を軸として時計方向に回転する。これにより、蓋体52の損傷も防止することができる。
収納容器30は、図1などに示すように前壁33に凹部37を有している。凹部37は、前壁33の上端部すなわち前壁33の前方側開口42側の端部に設けられている。凹部37は、前壁33の前端面から板厚方向に窪んで形成されている。これにより、蓋部50が閉鎖位置にあるとき、前壁33の凹部37と蓋部50の蓋体52との間には使用者の指を挿入可能な空間が形成される。したがって、閉鎖位置にある蓋部50の下方に指を挿入することができ、蓋部50を開放位置へ容易に移動させることができる。
図10および図11に示すように、棚22の水平溝部271の前端部には緩衝部材28が設けられている。緩衝部材28は、例えばゴムなどの弾性体で形成されている。蓋部50が開放位置から閉鎖位置へ移動するとき、蓋体51と一体に移動するレバー60の筒部61は水平溝部271に沿って前方へ移動する。そして、筒部61が水平溝部271を形成する棚22の前端と接することにより、筒部61の移動が規制されるとともに、蓋体51が閉鎖位置に停止する。水平溝部271の前端に緩衝部材28を設けることにより、水平溝部271に沿って移動する筒部61と水平溝部271を形成する棚22との衝突時における衝撃が緩和される。したがって、水平溝部271の前端と筒部61との衝突による衝撃を緩和することができ、衝撃にともなって生じる音を低減することができる。なお、緩衝部材28は、水平溝部271の前端部に限らず、後端部に設けてもよい。
棚22は、図12および図15に示すように収納容器30側の端面にストッパ29を有している。ストッパ29は、例えばゴムなどの柔軟な弾性体で形成されている。ストッパ29は、二枚の蓋体51および蓋体52に対応して棚22の前後方向に二カ所設けられている。棚22の収納容器30側の端面にストッパ29を設けることにより、閉鎖位置から開放位置へ移動する蓋部50はストッパ29によって棚22との衝突が緩和される。したがって、蓋体51および蓋体52と棚22との接触による蓋体51および蓋体52ならびに棚22の損傷が低減される。なお、ストッパ29は、二カ所に限らず三カ所以上設けてもよい。
図2、図5および図16などに示すように、収納容器30は、前壁33の下方に手掛け部38を有している。手掛け部38は、前壁33の下端部に設けられており、前端から後方へ窪んでいる。使用者は、手掛け部38に手を掛けることにより、収納容器30を容易に引き出すことができる。手掛け部38は、前壁33の幅方向すなわち図16の左右方向において中央部付近に設けられている。このように幅方向の中央部付近に手掛け部38を設けることにより、扉16により冷蔵室12を閉鎖したとき、図16に示すように扉16のビンポケット161は手掛け部38の外側に位置する。その結果、ビンポケット161は、板厚の薄い手掛け部38に当たらない。したがって、収納容器30の破損を防止することができる。
図6に示すように、収納容器30を冷蔵室12の最も前方まで引き出しても、収納容器30の前端は冷蔵室12の開口面121よりも後方に位置する。すなわち、収納容器30は、冷蔵室12を形成する本体11の前端よりも扉16側に引き出せないように構成されている。例えば図17に示すように冷蔵室12を覆う扉16は、冷蔵庫10を据え付けた部屋の壁などの形状や家具の配置によって90°以上開扉できない場合がある。この状態において、収納容器30を前方へ引き出すと、収納容器30と扉16に設けられたビンポケット161とが衝突するおそれがある。収納容器30とビンポケット161とが衝突すると、収納容器30の破損を招いたり、収納容器30に収納された食品の損傷を招くおそれがある。そこで、上述のように収納容器30の前方への引き出しを制限することにより、収納容器30および収納された食品などの損傷を低減している。
以上説明した一実施形態では、次のような効果を得ることができる。
蓋部50は、収納容器30の前方側開口42を覆っている閉鎖位置にあるとき、収納容器30を冷蔵室12の前後へ移動させることにより、収納容器30の移動に連動して閉鎖位置から前方側開口42を開放する開放位置へ移動する。これにより、使用者は、収納容器30を前後させるだけで収納容器30の前方側開口42を覆う蓋部50の開閉を行うことができる。また、蓋部50は、収納容器30の位置や収納容器30の移動に関わらず、レバー60との接続部分を軸として回転させることにより、収納容器30と干渉することなくいつでも収納容器30とは独立して開閉可能である。したがって、収納容器30の位置に関わらず蓋部50を自由に開閉することができる。
また、蓋部50は、開放位置にあるとき、さらに後方へ押し込むことにより、開放保持位置へ移動する。開放保持位置にある蓋部50は、収納容器30の移動に連動することなく、収納容器30の前方側開口42を開放した状態を維持する。これにより、使用者は、収納容器30の内部の物品を出し入れするとき、蓋部50の開閉が不要となる。したがって、簡単な操作で蓋部50を収納容器30と連動させたり、収納容器30との連動を解除することができ、蓋部50の取り扱いを容易にすることができる。
蓋部50は、開放位置から開放保持位置へ移動させることにより、蓋体52がストッパ273に保持される。すなわち、蓋部50は、ストッパ273を乗り越えさせつつさらに後方へ押し込むことにより、閉鎖位置側への移動が制限される。これにより、開放位置にある蓋部50が使用者の意図に反して閉鎖位置側へ移動することは防止される。したがって、不意な蓋部50の落下を防止することができ、安全性を高めることができる。また、蓋部50は、開放保持位置にあるとき、蓋体52を上方へ持ち上げつつ手前に引くことにより、ストッパ273による移動の制限が容易に解除される。したがって、蓋部50の移動を制限するロック機構部を簡単な構成にすることができるとともに、蓋部50の開放保持位置への保持および解除を確実かつ容易に実施することができる。さらに、ストッパ273は、棚22の前後方向において中央よりも前方側に位置している。すなわち、ストッパ273は、扉16に近い位置に設けられている。そのため、使用者は、ストッパ273と蓋体52との係合を容易に解除することができる。
蓋体51の柱部514は、レバー60の筒部61と回転可能に接続している。レバー60は、蓋体51とは異なる部分がガイドカム64に接している。また、柱部514が挿入された筒部61は、棚22の側壁221に設けられている水平溝部271に支持されている。さらに、レバー60の内側に軸方向に設けられている長穴部62には、側壁221から突出するガイドピン63が挿入されている。これにより、軸方向の端部に蓋体51を支持するレバー60は、蓋体51と異なる部分がガイドカム64によって案内されるとともに、蓋体51側が水平溝部271に案内されつつ、ガイドピン63を軸として回転する。収納容器30が冷蔵室12の内部を前後に移動することによって、収納容器30は冷蔵室12に固定されている棚22との間に相対的な位置のずれが生じる。このとき、レバー60は、ガイドカム64に沿って蓋体51とは異なる部分の移動が案内されつつ、ガイドピン63を軸として回転する。その結果、収納容器30が冷蔵室12の前方へ引き出されると、レバー60に支持されている蓋体51は蓋体52とともに上昇位置へ移動する。また、レバー60によって蓋体51を支持することにより、蓋体51の移動軌跡が決定し、蓋体51および蓋体52と棚22との干渉が防止される。したがって、蓋部50と棚22との干渉を防止しつつ、収納容器30の移動と蓋部50による前方側開口42の開閉とを連動させることができる。
また、収納容器30と蓋部50との間をレバー60で支持し、レバー60がガイドカム64および水平溝部271に支持されつつガイドピン63を軸に回転する構成としている。これにより、収納容器30と蓋部50とが連動して移動するとともに、収納容器30の前後方向への移動量に対し、蓋部50の移動量が大きくなる。すなわち、レバー60をてこにすることにより、収納容器30の移動量は蓋部50へ拡大されつつ伝達される。したがって、収納容器30のわずかな移動により、蓋部50を大きく移動させることができる。
蓋体51および蓋体52は、収納容器30の側壁32の前縁に設けられているフランジ36と接している。蓋体51および蓋体52は、自重によりフランジ36側へ軽く押しつけられている。これにより、蓋体51および蓋体52は、フランジ36によっても移動が案内される。したがって、蓋体51および蓋体52のばたつきを低減することができるとともに、蓋体51および蓋体52の移動軌跡を縮小することができる。また、蓋体51および蓋体52とフランジ36との接触部分には突出部55、56が設けられている。突出部55、56は、蓋体51および蓋体52ならびにフランジ36を形成する収納容器30よりも摩擦抵抗が小さく、かつ弾力性を有している。したがって、蓋体51および蓋体52の移動を滑らかにすることができるとともに、蓋体51および蓋体52とフランジ36との接触時の衝撃を緩和することができる。また、これらの突出部55、56は、収納容器30の移動に連動して蓋部50が閉鎖位置から開放位置へ移動するとき、フランジ36に案内されて移動する。一方、蓋部50が開放保持位置にあり、収納容器30との連動が解除されているとき、突出部55は水平溝部271に沿って移動し、突出部56は円弧溝部272に沿って移動する。これにより、突出部55および突出部56は、収納容器30のフランジ36に接しない。したがって、蓋部50と収納容器30との連動または非連動を容易に切り替えることができる。
レバー60は、回転方向によって加わる力の異なるダンパ70によって支持されている。ダンパ70は、蓋部50を閉鎖位置から上昇位置へ移動するとき、すなわち前方側開口42を開放するとき、レバー60の回転すなわち蓋部50の移動に力を加えない。これに対し、蓋部50を開放位置から閉鎖位置へ移動するとき、すなわち前方側開口42を蓋部50で覆うとき、レバー60の回転に力を加える。これにより、前方側開口42を開放するとき、蓋部50の移動を容易にすることができるとともに、前方側開口42を覆うとき、蓋部50の移動を緩やかにすることができる。
蓋体51は、扉16側すなわち収納容器30の外側から力が加わると、水平溝部271に支持されている筒部61および柱部514が後方へ移動する。これにより、蓋体51は、扉16側から力が加わると、棚22の下方へ収納される。一方、蓋体51に収納容器30の内側から力が加わると、蓋体51は筒部61とともに水平溝部271に支持されている柱部514を軸として扉16側へ回転する。これにより、蓋体51と蓋体52とを接続する関節部53は前方すなわち扉16側へ押し出される。これらの結果、蓋体51に外部または内部から力が加わると、蓋体51は移動または回転する。したがって、蓋体51に加わる力を緩和することができ、蓋体51の損傷を防止することができる。
収納容器30の前壁33には、蓋体52側に凹部37が設けられている。そのため、蓋部50を閉鎖位置から開放位置へ移動させるとき、使用者は凹部37を通して蓋体52の下方へ指を挿入可能である。したがって、蓋部50の移動、特に上昇位置への移動を容易にすることができる。
収納容器30は、扉16側の前端が上方の棚22の前端よりも前方に位置している。これにより、収納容器30を冷蔵室12に設置する場合、前方側開口42は棚22の前方においてやや上方に形成される。また、蓋部50が開放保持位置にあるとき、蓋部50の蓋体52の前端は棚22の前端より後方に位置する。これにより、蓋部50は、棚22の前端から突出することなく、棚22の下方に収納される。したがって、収納容器30に収容されている物品へのアクセスを容易にすることができる。また、収納容器30の下方に設けられているチルドケース24は、収納容器30よりも前方に引き出すことができる。これにより、収納容器30を引き出した状態でチルドケース24への物品にアクセすることができる。さらに、収納容器30を前方へ最も引き出したとき、その前端は冷蔵室12の扉16側よりも後方に位置している。したがって、扉16の開度に関係なく、収納容器30を自由に移動させることができる。さらにまた、蓋部50は、開放位置または開放保持位置にあるとき、前方に位置する蓋体52は前端が上方へ傾いている。そのため、蓋体52は、前方側開口42の開口面積をさらに拡大する。したがって、収納容器30の内部へのアクセスを容易にすることができる。
収納容器30の前壁33において幅方向の中央付近に手掛け部38を設けている。これにより、扉16のビンポケット161あるいはビンポケット161に収納された物品が前壁33に当たっても、肉厚の薄い手掛け部38付近への当たりが回避される。したがって、収納容器30の損傷を低減することができる。
レール部27の水平溝部271の前端部には緩衝部材28が設けられている。これにより、蓋部50の移動によるレバー60の筒部61と棚22との衝突の衝撃を緩和することができる。また、棚22は、収納容器30側の端面にストッパ29を有している。ストッパ29は、二枚の蓋体51および蓋体52に対応して二つ以上設けられている。これにより、閉鎖位置から開放位置へ移動する蓋部50と棚22との衝突の衝撃が緩和される。したがって、これらの衝突時に生じる音を低減することができるとともに、棚22および蓋部50の損傷を低減することができる。
蓋部50を構成する二枚の蓋体51、52のうち、閉鎖位置において上方に位置する蓋体51は蓋体52によりも移動方向の全長すなわち短手方向の全長が長い。これにより、蓋体52は、短手方向の全長が短くなり、移動時に描く軌跡が縮小される。したがって、蓋体52と他の部分、特に扉16のビンポケットとの干渉を低減することができる。
収納容器30は、冷蔵室12の開口面121よりも前方に引き出すことができない。そのため、冷蔵室12を覆う扉16の開扉角度が90°以下の場合でも、扉16の内側に設けられているビンポケット161と収納容器30との干渉が低減される。したがって、収納容器30やビンポケット161の損傷、および収納容器30に収納された食品の損傷を低減することができる。
本発明の一実施形態による冷蔵庫の収納容器の概略を示す部分断面図であって、(A)は蓋部が開放位置にある状態を示す図、(B)は蓋部が閉鎖位置にある状態を示す図 本発明の一実施形態による冷蔵庫の一部を切断して示す概略斜視図 本発明の一実施形態による冷蔵庫を示す概略正面図 本発明の一実施形態による冷蔵庫の収納容器を示す概略斜視図 本発明の一実施形態による冷蔵庫の冷蔵室を示す概略斜視図 本発明の一実施形態による冷蔵庫の棚、収納容器およびチルドケースを示す概略側面図 本発明の一実施形態による冷蔵庫において蓋部の関節部を示す説明図 本発明の一実施形態による冷蔵庫の蓋体を示す概略斜視図 本発明の一実施形態による冷蔵庫の棚の一部を透視して収納容器および蓋部を示す概略図 本発明の一実施形態による冷蔵庫の蓋部の近傍を拡大した概略図 本発明の一実施形態による冷蔵庫の棚に設けられているレール部を示す概略図 本発明の一実施形態による冷蔵庫において棚の側壁を示す概略図 本発明の一実施形態による冷蔵庫において円弧溝部の端部近傍を示す概略図 (A)は図9の状態から収納容器を前方へ移動させた状態を示す図であり、(B)は(A)の状態から収納容器をさらに前方へ移動させた状態を示す図 本発明の一実施形態による冷蔵庫において、開放保持位置にある蓋部の近傍を示す概略図 本発明の一実施形態による冷蔵庫の収納容器を示す概略正面図 本発明の一実施形態による冷蔵庫の冷蔵室を高さ方向の中間で切断した断面を示す概略図
符号の説明
図面中、10は冷蔵庫、11は本体、12は冷蔵室(貯蔵室)、16は扉、22は棚、24はチルドケース(ケース)、27はレール部、28は緩衝部材、29はストッパ、30は収納容器、36はフランジ、37は凹部、38は手掛け部、41は上方側開口、42は前方側開口、50は蓋部、51は蓋体(第一蓋体)、52は蓋体(第二蓋体)、55は突出部(摺動部材)、56は突出部(摺動部材)、60はレバー、62は長穴部、63はガイドピン(軸部材)、64はガイドカム(案内部材)、70はダンパ、221は側壁、271は水平溝部、272は円弧溝部、273はストッパ(ロック機構部)、514は柱部、523は柱部を示す。

Claims (9)

  1. 前方が開口した貯蔵室を形成する本体と、
    前記本体の前面に設けられ、前記貯蔵室の前方を開閉可能な扉と、
    前記貯蔵室に設けられ、少なくとも前記扉側の前方および上方が開口し、前後に移動可能な引き出し式の収納容器と、
    前記収納容器の上方に形成されている上方側開口の少なくとも一部を覆う棚と、
    前記収納容器の前記扉側に形成されている前方側開口を覆う蓋部と、
    前記貯蔵室を形成する前記本体の内壁または前記棚の幅方向の端部から下方へ形成されている側壁に設けられ、前記貯蔵室の前後へ伸びるレール部と、を備え、
    前記蓋部は、前記収納容器を前記貯蔵室に収容した状態において、前記収納容器の開口を覆う閉鎖位置と、前記閉鎖位置よりも後方へ移動することにより前記収納容器の開口を開放する開放位置との間を移動可能であり、
    前記蓋部が前記閉鎖位置にあるとき、前記収納容器を前方へ移動させると、前記蓋部は前記収納容器に連動して開放位置側へ移動するとともに、前記蓋部を前記開放位置よりもさらに後方へ移動させることにより、前記蓋部は前記収納容器との連動が解除されて前記収納容器の開口を常に開放する開放保持位置に保持され
    前記収納容器は、側壁の前端部にフランジを有し、
    前記蓋部は、前記フランジと接する側に前記フランジと接触可能な二つ以上の突出部を有し、
    前記蓋部が前記収納容器と連動するとき、前記突出部は前記フランジに接し、
    前記蓋部が前記開放保持位置にあるとき、前記突出部はすべて前記フランジとの接触が解除されることを特徴とする冷蔵庫。
  2. 前方が開口した貯蔵室を形成する本体と、
    前記本体の前面に設けられ、前記貯蔵室の前方を開閉可能な扉と、
    前記貯蔵室に設けられ、少なくとも前記扉側の前方および上方が開口し、前後に移動可能な引き出し式の収納容器と、
    前記収納容器の上方に形成されている上方側開口の少なくとも一部を覆う棚と、
    前記収納容器の前記扉側に形成されている前方側開口を覆う蓋部と、
    一方の端部が前記蓋部に接続され、内側に軸方向へ伸びる長穴を有しているレバーと、
    前記収納容器の側壁に設けられ、前記レバーの前記蓋部との接続部分とは異なる部分に接して前記蓋部の移動軌跡を規定する案内部材と、
    前記貯蔵室を形成する前記本体の内壁または前記棚の幅方向の端部から下方へ形成されている側壁に設けられ、前記収納容器に向けて突出して前記長穴に挿入される軸部材と、
    前記貯蔵室を形成する前記本体の内壁または前記棚の幅方向の端部から下方へ形成されている側壁に設けられ、前記貯蔵室の前後へ伸びるレール部と、を備え、
    前記蓋部は、前記収納容器を前記貯蔵室に収容した状態において、前記収納容器の開口を覆う閉鎖位置と、前記閉鎖位置よりも後方へ移動することにより前記収納容器の開口を開放する開放位置との間を移動可能であり、
    前記蓋部が前記閉鎖位置にあるとき、前記収納容器を前方へ移動させると、前記蓋部は前記収納容器に連動して開放位置側へ移動するとともに、前記蓋部を前記開放位置よりもさらに後方へ移動させることにより、前記蓋部は前記収納容器との連動が解除されて前記収納容器の開口を常に開放する開放保持位置に保持され、
    前記蓋部は、前記案内部材に接する前記レバーが前記軸部材を軸として回転することにより、前記閉鎖位置から前記開放保持位置までの間の移動が案内されることを特徴とする冷蔵庫。
  3. 前方が開口した貯蔵室を形成する本体と、
    前記本体の前面に設けられ、前記貯蔵室の前方を開閉可能な扉と、
    前記貯蔵室に設けられ、少なくとも前記扉側の前方および上方が開口し、前後に移動可能な引き出し式の収納容器と、
    前記収納容器の上方に形成されている上方側開口の少なくとも一部を覆う棚と、
    前記収納容器の前記扉側に形成されている前方側開口を覆う蓋部と、
    前記貯蔵室を形成する前記本体の内壁または前記棚の幅方向の端部から下方へ形成されている側壁に設けられ、前記貯蔵室の前後へ伸びるレール部と、を備え、
    前記蓋部は、前記収納容器を前記貯蔵室に収容した状態において、前記収納容器の開口を覆う閉鎖位置と、前記閉鎖位置よりも後方へ移動することにより前記収納容器の開口を開放する開放位置との間を移動可能であり、
    前記蓋部が前記閉鎖位置にあるとき、前記収納容器を前方へ移動させると、前記蓋部は前記収納容器に連動して開放位置側へ移動するとともに、前記蓋部を前記開放位置よりもさらに後方へ移動させることにより、前記蓋部は前記収納容器との連動が解除されて前記収納容器の開口を常に開放する開放保持位置に保持され、
    前記蓋部は、前記閉鎖位置にあるとき上方に位置し前記開放保持位置にあるとき後方側に位置する第一蓋体と、前記閉鎖位置にあるとき前記第一蓋体の下方に位置し前記開放保持位置にあるとき前記第一蓋体の前方に位置する第二蓋体とを有し、
    前記第一蓋体と前記第二蓋体とは相対回転可能に接続され、
    前記蓋部は、前記開放位置または前記開放保持位置にあるとき、前記蓋部の重心よりも後方に前記収納容器と接する突出部を有することを特徴とする冷蔵庫。
  4. 前方が開口した貯蔵室を形成する本体と、
    前記本体の前面に設けられ、前記貯蔵室の前方を開閉可能な扉と、
    前記貯蔵室に設けられ、少なくとも前記扉側の前方および上方が開口し、前後に移動可能な引き出し式の収納容器と、
    前記収納容器の上方に形成されている上方側開口の少なくとも一部を覆う棚と、
    前記収納容器の前記扉側に形成されている前方側開口を覆う蓋部と、
    前記貯蔵室を形成する前記本体の内壁または前記棚の幅方向の端部から下方へ形成されている側壁に設けられ、前記貯蔵室の前後へ伸びる水平溝部および前記水平溝部の前端近傍から前方かつ下方へ円弧状に伸びる円弧溝部を有するレール部をさらに備え、
    前記蓋部は、前記収納容器を前記貯蔵室に収容した状態において、前記収納容器の開口を覆う閉鎖位置と、前記閉鎖位置よりも後方へ移動することにより前記収納容器の開口を開放する開放位置との間を移動可能であり、
    前記蓋部が前記閉鎖位置にあるとき、前記収納容器を前方へ移動させると、前記蓋部は前記収納容器に連動して開放位置側へ移動するとともに、前記蓋部を前記開放位置よりもさらに後方へ移動させることにより、前記蓋部は前記収納容器との連動が解除されて前記収納容器の開口を常に開放する開放保持位置に保持され、
    前記蓋部は、前記閉鎖位置にあるとき上方に位置し前記開放保持位置にあるとき後方側に位置する第一蓋体と、前記閉鎖位置にあるとき前記第一蓋体の下方に位置し前記開放保持位置にあるとき前記第一蓋体の前方に位置する第二蓋体とを有し、
    前記第一蓋体の前記突出部は前記水平溝部に案内されて移動し、前記第二蓋体の前記突出部は前記円弧溝部に案内されて移動することを特徴とする冷蔵庫。
  5. 前記蓋部が前記開放保持位置に移動すると、前記蓋部を前記開放保持位置で保持するロック機構部を有し、
    前記ロック機構部は、前記レール部の前後方向において中央よりも前方側に設けられていることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項記載の冷蔵庫。
  6. 前記収納容器の幅方向の両端部において前記収納容器と前記蓋部との間に設けられ、前記蓋部の所定の一方向への回転移動を緩和するダンパをさらに備えることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項記載の冷蔵庫。
  7. 前記蓋部は、軸方向の両端部に外側へ突出する柱部を有し、
    前記蓋部は前記収納容器の内側から力が加わると、前記柱部を軸に回転し、前記扉側に押し出されることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項記載の冷蔵庫。
  8. 前記レール部の前端または後端の少なくともいずれか一方に設けられ、前記蓋部と接することにより前記蓋部の移動を緩和する緩衝部材をさらに備えることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項記載の冷蔵庫。
  9. 前記収納容器の前端部は、前記貯蔵室の最も後方側に前記収納容器を位置させているとき、前記棚の前端部よりも前方にあることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項記載の冷蔵庫。
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