JP6358546B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技機に関する。
遊技者を演出等に関与させることで、遊技機の趣向性を向上させる手法が種々提案されている。その代表的なものとしては、遊技者が操作可能な操作手段を利用した演出を例示することができる(例えば、下記特許文献1等参照)。
特開2009−136347号公報
本発明が解決しようとする課題は、遊技者自らが演出に関与している印象を高めさせることが可能な遊技機を提供することにある。
上記課題を解決するためになされた本発明にかかる遊技機は、原位置と作動位置との間を移動することが可能な部材であって、前記作動位置に位置するときに遊技者の顔の少なくとも一部を映し出すことが可能な反射部材を備えることを特徴とする。
本発明によれば、自らの顔が反射部材に映し出されるという演出を遊技者が体感することができるため、遊技者自らが演出に関与している印象を高めることが可能である。
表示領域に種々の画像が表示される表示装置を備え、前記反射部材が前記作動位置に位置することで、前記表示領域の少なくとも一部が当該反射部材に覆われた状態となるようにするとよい。
このような構成とすることで、自らの顔の少なくとも一部が映し出された状態となる演出を遊技者が見逃してしまうおそれを低減することが可能である。基本的に遊技者は表示領域に表示される画像等に注目しているからである。
待機位置と演出位置との間を移動することが可能な可動部材を備え、前記反射部材が前記原位置から前記作動位置に移動し、遊技者の顔の少なくとも一部を映し出す状態とした後、前記可動部材が前記待機位置から前記演出位置に移動し、前記反射部材における遊技者の顔が映し出された部分の少なくとも一部が当該可動部材に覆われる特定演出が実行可能であるとよい。
このような構成とすることで、遊技者が可動部材(可動部材のモチーフとされた物)を被ったかのような印象を与える演出を実行することが可能である。
前記表示領域に所定の演出画像が表示された後、前記可動部材が前記待機位置から前記演出位置に移動し、前記演出画像の少なくとも一部が当該可動部材に覆われる通常演出が実行可能であるとよい。
また、前記演出画像は、演出上の人物の顔の少なくとも一部を表した画像であるとよい。
このように、遊技者自らの顔(映し出された顔)を利用した特定演出に対応するような通常演出が実行される場合があるようにすることで、通常演出と関連する演出として自らの顔を利用した演出が発生することになるため、特定演出が発生したときの驚きをさらに高めることが可能になる。
前記特定演出が発生せずに必ず前記通常演出が発生する特定演出非発生モードが設定されているとよい。
特定演出は遊技者自らの顔が映し出される演出であるから、遊技者によってはこのような演出の発生を望まないこともある。よって、特定演出が発生しないようにすることができるようにしておくことが好ましい。
本発明によれば、遊技者自らが演出に関与している印象を高めさせることが可能である。
本実施形態にかかる遊技機の正面図である。 表示領域に表示される識別図柄を示した図である。 遊技者演出を説明するための図であって、(a)は反射部材が原位置に位置下状態を、(b)は反射部材が作動位置に位置した状態(遊技者演出が実行された状態)を示した図である。 特定演出を説明するための図であって、(a)は反射部材が作動位置に位置して遊技者演出が実行された状態を、(b)は可動部材が演出位置に位置した状態を示した図である。 通常演出を説明するための図であって、(a)は表示領域に事前画像が表示された状態を、(b)は可動部材が演出位置に位置した状態を示した図である。 第一具体例を説明するための図である。 第二具体例を説明するための図である。 第四具体例を説明するための図である。
以下、本発明にかかる遊技機1の一実施形態について図面を参照して詳細に説明する。まず、図1を参照して遊技機1の全体構成について簡単に説明する。
遊技機1は遊技盤90を備える。遊技盤90は、ほぼ正方形の合板により成形されており、発射装置908(発射ハンドル)の操作によって発射された遊技球を遊技領域902に案内する通路を構成するガイドレール903が略円弧形状となるように設けられている。
遊技領域902には、表示装置91、始動入賞口904、大入賞口906、アウト口などが設けられている。かかる表示装置91の表示領域911は、遊技盤90に形成された開口901を通じて視認可能となる領域である。なお、表示領域911の形状等は適宜変更可能である(開口901の形状や大きさ、表示装置91自体の形状や大きさを変更することで表示領域911の形状等を変更することができる)。
また、遊技領域902には、流下する遊技球が衝突することにより遊技球の流下態様に変化を与える障害物としての遊技釘が複数設けられている。遊技領域902を流下する遊技球は、遊技釘に衝突したときの条件に応じて様々な態様に変化する。
このような遊技機1では、発射装置908を操作することにより遊技領域902に向けて遊技球を発射する。遊技領域902を流下する遊技球が、始動入賞口904や大入賞口906等の入賞口に入賞すると、所定の数の賞球が払出装置により払い出される。
大当たりの抽選は、図示されない制御基板に設けられた当否判定手段が始動入賞口904への遊技球の入賞を契機として実行する(このような始動入賞口は複数設けられていてもよい)。具体的には、始動入賞口904への遊技球の入賞を契機として乱数源から数値(以下、当否判定情報と称することもある)が取得され、当該数値が予め定められた大当たりの数値と同じである場合には大当たりとなり、異なる場合にははずれとなる。本実施形態では、当該数値が取得された順に当否判定結果の報知が開始される(いわゆる変動が開始される)こととなるが、ある数値が取得されたときに、それより前に取得された数値に基づく当否判定結果が報知されている際には、当該ある数値に基づく当否判定結果が開始されるまで、図示されない制御基板に設けられた記憶手段に記憶される。未だ当否判定の報知が開始されていない数値(以下単に保留(保留情報)と称することもある)の最大の記憶数(最大保留数)は適宜設定することができる。本実施形態における記憶手段が記憶できる最大保留数は、一種の始動入賞口904につき四つである。記憶手段に記憶されている保留情報は、保留表示(公知であるため図示せず)として表示領域911に表示される。なお、本実施形態では、当否判定の報知が開始される時点で、取得された数値が大当たりとなる数値か否かが判断されることとなるが、数値が取得されたときに当否判定を行い、当否判定結果自体を記憶させておく構成としてもよい(この場合には当否判定結果自体が、当否判定情報に相当することとなる)。また、取得された数値は、当否判定結果を報知する演出の具体的な内容を決定するための数値としても利用される。
当否判定手段が行う当否判定結果は、公知の遊技機と同様に、表示装置91の表示領域911に表示される識別図柄10(図2参照)の組み合わせによって遊技者に報知される。具体的には、複数種の識別図柄10含む識別図柄群10g(左識別図柄群10gL、中識別図柄群10gC、右識別図柄群10gR)が変動を開始し、最終的に各識別図柄群10gから一の識別図柄10が選択されて停止する。大当たりに当選している場合には各識別図柄群10gから選択されて停止した識別図柄10の組み合わせは所定の組み合わせ(例えば、同じ識別図柄10の三つ揃い)となる。はずれである場合にはそれ以外(大当たりとなる組み合わせ以外)の組み合わせとなる。なお、各図においては、識別図柄10を構成する「数字(文字)」のみを図示するが、当該数字とキャラクタ等が組み合わされた図柄を識別図柄10として設定することができる。
なお、遊技機1の枠体、遊技球を貯留する下皿や上皿など、本発明に関係のない遊技機1の構成要素は説明を省略する。これらについては公知の遊技機と同様の構造のものが適用できる。
上述したように、当否判定結果は、識別図柄10の組み合わせによって報知される。識別図柄10の変動開始から停止するまでの間に、対象の当否判定結果が大当たりとなる蓋然性を示唆する種々の演出が実行される。これらの演出は、図示されないサブ制御基板に設けられた演出制御用の回路によって制御される。本実施形態にかかる遊技機1が実行可能な演出として遊技者演出が設定されている。以下、遊技者演出について詳細に説明する。
本実施形態にかかる遊技機1は、反射部材20を備える。当該反射部材20が遊技者演出に用いられる。反射部材20は原位置と作動位置との間を動作可能な可動する部材であって、平面方向に沿う板状の部材である。具体的には、原位置(演出非発生時の位置)と作動位置(演出発生時の位置)との間を変位可能なベース部材(板)の前面に、反射材料(鏡)が固定された部材である。
原位置は、反射部材20が遊技盤90の後方に位置した状態である(図1および図3(a)参照)。反射部材20の全体が遊技盤90の一部に重なる状態(遊技盤90に覆われる状態)であって、遊技機1に対し正対した遊技者が反射部材20を視認することができない状態であることが好ましい。ただし、反射部材20の一部が露出するような態様とすることを否定するわけではない。
作動位置は、反射部材20が表示装置91の表示領域911の前方に位置した状態である(図3(b)参照)。具体的には、表示領域911の少なくとも一部が反射部材20に覆われた状態である。作動位置に位置する反射部材20によって表示領域911の大部分が覆われた状態となることが好ましい。本実施形態では、表示領域911の全体が反射部材20に覆われた状態となる。
反射部材20を変位させるための駆動機構はどのようなものであってもよい。つまり、原位置と作動位置との間を往復動作させるようなものであればよいため、説明を省略する。本実施形態では、遊技盤90の下側(開口901の下側)に覆われる原位置から、反射部材20を上方にスライドさせることで、当該反射部材20が作動位置に位置するような駆動機構が構築される。なお、本実施形態における反射部材20は一つの部材であるが、複数の部材によって構築されたもの(分割されたもの)としてもよい。例えば、原位置において遊技盤90の上側(開口901の上側)に覆われ、作動位置において表示領域911の上側を覆う第一反射部材と、原位置において遊技盤90の下側(開口901の下側)に覆われ、作動位置において表示領域911の下側を覆う第二反射部材を備えた構成とすることが考えられる。
遊技者演出の実行時には、原位置に位置している反射部材20を作動位置に変位させる。これにより、表示領域911の全体が反射部材20に覆われた状態となる(図2(b)参照)。表示領域911は、表示される画像(動画、静止画の両方を含む。以下同じ)が見やすいように遊技機1の中央に設けられている。遊技者の背丈や遊技者が着座する椅子の座面の高さの設定にもよるが、遊技者の顔とほぼ正対するような位置に設けられている。したがって、作動位置に位置する反射部材20が表示領域911を覆った状態となると、当該反射部材20に遊技者の顔の少なくとも一部が映し出された状態となる(図2(b)参照)。なお、反射部材20を作動位置に位置させたときに必ずこのような状態となるわけではない。遊技者が遊技機1に対して正対しているときであって、遊技者が全く別の方向を向いている等の特段の事情がない場合には、遊技者の顔の少なくとも一部(顔の高さによっては、一部が映し出されない状態となることもあり得る)が映し出されることになる。
このように、本実施形態にかかる遊技機1によれば、自らの顔が反射部材20に映し出されるという演出を遊技者が体感することができるため、遊技者自らが演出に関与している印象を高めることが可能である。
また、作動位置に位置する反射部材20が表示領域911の少なくとも一部を覆うような構成とすることで、遊技者演出を遊技者が見逃してしまうおそれが低下する。基本的に遊技者は、表示領域911に表示される画像等に注目しているからである。
本実施形態では、遊技者演出を含む一連の演出である特定演出が実行されることがある。以下、特定演出について詳細に説明する。
特定演出は、上記反射部材20に加えて可動部材30を利用した演出である。可動部材30は、待機位置(演出非発生時の位置のことであって原位置のことである。反射部材20の「原位置」と区別するため「待機位置」と称する)と、演出位置(演出発生時の位置のことである。反射部材20の「作動位置」と区別するため「演出位置」と称する)との間を変位可能な部材である。本実施形態における可動部材30の前側には、「キャラクタのマスク」をモチーフとした装飾が形成されている。
待機位置は、可動部材30が遊技盤90の後方に位置した状態である(図1および図4(a)参照)。可動部材30の全体が遊技盤90の一部に重なる状態(遊技盤90に覆われる状態)であって、遊技機1に対し正対した遊技者が可動部材30を視認することができない状態であることが好ましい。ただし、可動部材30の一部が露出するような態様とすることを否定するわけではない。
演出位置は、可動部材30が表示装置91の表示領域911の前方(遊技盤90に形成された開口901内)に位置した状態である(図4(b)参照)。具体的には、表示領域911の少なくとも一部が可動部材30に覆われる状態である。また、作動位置に位置した反射部材20よりも前方に位置した状態である。つまり、作動位置に位置した反射部材20の少なくとも一部が可動部材30に覆われる状態である。
可動部材30を変位させるための駆動機構はどのようなものであってもよい。つまり、待機位置と演出位置との間を往復動作させるようなものであればよいため、説明を省略する。本実施形態では、遊技盤90の上側(開口901の上側)に覆われる待機位置から、可動部材30を下方にスライドさせることで、当該可動部材30が演出位置に位置するような駆動機構が構築される。なお、本実施形態における可動部材30は一つの部材であるが、複数の部材によって構築されたもの(分割されたもの)としてもよい。例えば、待機位置において遊技盤90の上側(開口901の上側)に覆われ、演出位置において表示領域911の上側の一部に重なる第一可動部材と、待機位置において遊技盤90の下側(開口901の下側)に覆われ、演出位置において表示領域911の下側の一部に重なる第二可動部材を備えた構成とすることが考えられる。また、可動部材30は、待機位置から演出位置に移動することで、その形態を変化させる構成であってもよい。演出位置に位置したときに、上記装飾(キャラクタのマスク)が構築される構成であればよい。
特定演出を実行することが決定された場合、まず原位置に位置する反射部材20を作動位置に変位させる。つまり、上述した遊技者演出を実行する。かかる反射部材20を作動位置に位置させた状態を所定時間継続する。つまり、反射部材20に遊技者の顔の少なくとも一部が映し出された状態(図4(a)に示す状態)を所定時間継続する。
この後、可動部材30を待機位置から演出位置に移動させる。このように可動部材30を移動させることにより、反射部材20の前方に可動部材30が重なる。これにより、前後方向において反射部材20と遊技者の顔との間に可動部材30が位置した状態となるため、反射部材20に映し出されていた遊技者の顔の少なくとも一部が、可動部材30に覆い隠されたような状態(図4(b)に示す状態)となる。本実施形態における可動部材30は、装飾として「キャラクタのマスク」が形成されたものであるため、遊技者の視点に沿っていえば、自らがマスクを被ったかのような演出態様が構築されることになる。
反射部材20は、少なくとも可動部材30が演出位置に位置するまでは、作動位置に位置した状態が維持されるようにするとよい。可動部材30が演出位置に位置する前に反射部材20が作動位置から移動してしまうと、遊技者の顔の少なくとも一部が映し出された状態が維持されなくなってしまい、演出効果(遊技者自らがマスクを被ったかのような演出効果)が低減してしまうからである。
本実施形態では、可動部材30を演出位置に位置させると同時または位置させた後、作動位置に位置する反射部材20を原位置に向けて移動させる。そうすると、表示領域911における作動位置に位置していた反射部材20に覆われていた部分が露出する。具体的には、表示領域911における演出位置に位置する可動部材30に覆われていない部分が露出する(以下、当該露出する部分を露出領域912と称する)。そして、かかる露出領域912に演出効果を高めるための画像(装飾画像40)が表示される(図4(b)参照)。すなわち、演出位置に位置する可動部材30の周囲に装飾が施されたかのような演出態様となる。
本実施形態では、特定演出に対応する演出(以下、通常演出と称する)が実行可能である。以下、通常演出について説明する。
通常演出では、まず、表示装置91の表示領域911に所定の演出画像50が表示される(図5(a)参照)。本実施形態における演出画像50は、演出上の人物(例えば、遊技機1のモチーフとなった物語の主人公)の顔の少なくとも一部である。当該人物を写実的に表した画像(写真等)であってもよいし、抽象的な画像(漫画等)であってもよい。
かかる演出画像50が表示された後、可動部材30が待機位置から演出位置に変位させる(図5(b)参照)。これにより、演出画像50の人物が可動部材30によって構成されるマスクを被ったかのような演出態様が構築される。特定演出と同様に、表示領域911における可動部材30が重なっていない領域である露出領域912には装飾画像40が表示されるようにするとよい。なお、可動部材30を演出位置に位置させたときには、表示領域911に演出画像50をそのまま表示させても、当該演出画像50は可動部材30に覆われることになるため、可動部材30が演出位置に位置した後は演出画像50を非表示にしてもよい。
通常演出は、特定演出における遊技者演出が、演出画像50が表示される演出に置き換わったものであるということができる。つまり、通常演出は表示領域911に演出上の画像である演出画像50が表示される一方、特定演出は表示領域911が位置する部分に遊技者自らの顔が映し出されるという点において相違するものである。さらに具体的にいえば、可動部材30によって構成されるマスクを被る対象が、演出上の画像であるか、遊技者自身を映し出したものであるかで相違するということである。なお、本実施形態では、可動部材30が演出位置に移動した後の演出態様は、特定演出と通常演出とで同じである。
このように、遊技者自らの顔(映し出された顔)を利用した特定演出に対応するような通常演出が実行される場合があるようにすることで、通常演出と関連する演出として自らの顔を利用した演出が発生することになるため、特定演出が発生したときの驚きをさらに高めることが可能になる。
本実施形態では、特定演出および通常演出が発生しうるタイミング(以下、特定タイミングと称する)は同じである。特定タイミングは、ある当否判定結果を報知する一連の演出において、一つのみ設定されている。したがって、一つの当否判定結果を報知する一連の演出の一部として、特定演出と通常演出の両方が発生することはない。特定タイミングにおいて特定演出と通常演出のいずれかが発生するということである。
本実施形態では、特定演出と通常演出は、当否判定結果が大当たりとなる蓋然性(いわゆる大当たり信頼度。以下単に信頼度と称することもある)が高まったことを示唆する演出(いわゆるチャンスアップ演出)として設定されている。したがって、特定演出や通常演出が発生しなかった場合に比していずれか一方の演出が発生した場合の方が大当たりとなる蓋然性が高まる。そして、特定タイミングにおいて通常演出が発生した場合よりも、特定演出が発生した場合の方が、対象の当否判定結果が大当たりとなる蓋然性が高くなるように設定されている。つまり、遊技者自らの顔を利用するという特殊な演出である特定演出の方が、遊技者にとって喜ばしい演出となるように設定されている。
以下、上記実施形態にかかる遊技機1を変形、改良等した具体例について説明する。なお、以下の具体例を用いて説明する技術を複数適用した構成としてもよい。
○第一具体例
遊技者演出が実行される場合、反射部材20が原位置から作動位置に変位する(図6(b)参照)前に、表示領域911に所定の画像(事前画像60)を表示しておく(図6(a)参照)。このようにすることで、反射部材20が原位置から作動位置に変位したとき、事前画像60が自らの顔に置き換わったかのような印象を与える演出とすることが可能である。例えば、事前画像60として所定のキャラクタの顔の画像が表示された状態とすれば、当該キャラクタの顔が、自らの顔に変化したかのような演出態様となる。
○第二具体例
特定演出(遊技者演出)が発生しない特定演出非発生モードが搭載されているとよい。特定演出非発生モードが設定された場合には、特定演出が発生する状況(当該モードが設定されていなければ特定演出が発生する状況)となった場合であっても、特定演出が発生せずに通常演出が発生する。
特定演出非発生モードを設定するための構成は、遊技者が任意に当該モードの設定の有無を選択することができるようなものであればどのようなものであってもよい。例えば、遊技機1に設けられた操作手段92(押しボタン等)を操作することで、当該モードの設定の有無を切り替えることができる構成とすることが考えられる。図7には、いわゆる遊技性のカスタマイズ機能(選択画面)として、特定演出(図7においては「鏡演出」としている)の発生の有無を遊技者が選択することが可能な例を示している。
特定演出(遊技者演出)は遊技者自らの顔が映し出される演出であるから、遊技者によってはこのような演出の発生を望まないこともある。よって、本例のように特定演出が発生しないようにすることができるようにしておくとよい。
なお、上記実施形態では、通常演出よりも特定演出の方が、信頼度が高く設定されていることを説明したが、特定演出非発生モードが設定された場合には、特定演出が発生せずに通常演出が発生することになるのであるから、見た目の上ではこのような信頼度の差は存在しない。ただし、特定演出非発生モードが設定された場合に、当該モードが設定されていなければ特定演出が発生したという状況であったということを遊技者が把握可能な構成としてもよい。つまり、当該モードが設定されていなければ特定演出が発生したという状況において通常演出(遊技者に有利な通常演出)を発生させる場合、かかる通常演出の演出態様を、当該モードの設定の有無に拘わらず通常演出が発生したという状況で発生する通常演出とは異なる演出態様とすることが考えられる。例えば、付加的な画像の有無によって遊技者に有利な通常演出であるか否かを判別することが可能な構成とする。
○第三具体例
所定の領域に画像等が表示される状態と、当該領域が鏡となる状態を切り替えることが可能な表示装置が知られている。つまり、「鏡」のような状態となることが可能な表示装置が知られている。この種の表示装置が搭載された構成とした上で、上記実施形態で説明したような演出が実行される遊技機としてもよい。
○第四具体例
遊技者演出が実行されている状態、すなわち反射部材20を作動位置に位置させた状態であっても、表示領域911の一部が反射部材20に覆われずに露出するようにしておき、当該露出した領域911aに識別図柄10が表示される(変動等している識別図柄10が表示される)ようにする(図8参照)。つまり、遊技者演出が実行されている際にも、当否判定結果を報知するものであって遊技者が注目する識別図柄10の状態を把握することができるようにする。このような構成とすることで、例えば、いわゆるリーチ状態成立後に遊技者演出が発生した場合であっても、遊技者はリーチが成立することを把握することが可能になる。
また、図示しないが、作動位置に位置した反射部材20に覆われずに露出する領域に、いわゆる保留情報の存在を示す保留表示が表示されるような構成としてもよい。これにより、遊技者演出が実行された状態にあっても、遊技者は現状の保留情報の数を把握することが可能となる。
以上、本発明の実施の形態について詳細に説明したが、本発明は上記実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の改変が可能である。
本実施形態にかかる遊技機1はいわゆるぱちんこ遊技機であるが、その他の遊技機、例えば回動式遊技機等にも同様の技術思想を適用することが可能である。
1 遊技機
10 識別図柄
20 反射部材
30 可動部材
50 演出画像
91 表示装置
911 表示領域

Claims (1)

  1. 原位置と作動位置との間を移動することが可能な部材であって、前記作動位置に位置するときに遊技者の顔の少なくとも一部を映し出すことが可能な反射部材と、
    表示領域に種々の画像が表示される表示装置と、
    待機位置と演出位置との間を移動することが可能な可動部材と、
    を備え
    前記反射部材が前記作動位置に位置することで、前記表示領域の少なくとも一部が当該反射部材に覆われた状態となるものであり、
    前記反射部材が前記原位置から前記作動位置に移動し、遊技者の顔の少なくとも一部を映し出す状態とした後、
    前記可動部材が前記待機位置から前記演出位置に移動し、前記反射部材における遊技者の顔が映し出された部分の少なくとも一部が当該可動部材に覆われる特定演出が実行可能であることを特徴とする遊技機。
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