JP6358521B2 - 機器制御システム、及び、プログラム - Google Patents

機器制御システム、及び、プログラム Download PDF

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Description

本発明は、機器制御システム、及び、プログラムに関する。
近年、電力系統の安定化及び電力市場の自由化の動きに伴い、HEMS(Home Energy Management System)などのエネルギーマネジメントシステムが注目されている。
また、HEMSのようなシステムを利用して、ユーザに節電を提案する装置が知られている。例えば、特許文献1には、ユーザの生活に関連するデータに基づいて、当該ユーザに電力消費についてのコメントまたはアドバイスを提供する装置が開示されている。
特開2014−071654号公報 特開2014−100045号公報
ところで、日常生活において、ユーザは機器の電源のオン及びオフを繰り返している。ユーザに節電を促す方法の一つとして、機器の適切な電源オフのタイミングを提示することが考えられる。
本発明は、機器の適切な電源オフのタイミングを提示することができる機器制御システム及びプログラムを提供する。
本発明の一態様に係る機器制御システムは、各々に機器が接続された複数の分岐回路の電力消費量を計測する計測部と、計測された前記電力消費量を取得する取得部と、取得された前記電力消費量が蓄積される記憶部と、蓄積された前記電力消費量に基づいて、複数の前記機器の中から節電対象機器を抽出する抽出部と、蓄積された前記電力消費量に基づいて前記節電対象機器の使用終了時刻の分布を算出し、算出した分布に基づいて、前記節電対象機器の電源のオフを勧めるアドバイス情報の提示予定時刻を決定する決定部と、決定された前記提示予定時刻に前記節電対象機器の電源がオンされている場合、前記アドバイス情報を提示する提示部とを備える。
本発明の一態様に係るプログラムは、コンピュータを、上記機器制御システムとして機能させるためのプログラムである。
本発明の一態様に係る機器制御システム及びプログラムは、機器の適切な電源オフのタイミングを提示することができる。
図1は、実施の形態1に係る機器制御システムの構成を示すブロック図である。 図2は、実施の形態1に係る機器制御システムを構成する機器の外観図である。 図3は、節電対象機器として空調機器が抽出された場合に、表示部に表示されるアドバイス情報(画像)の一例を示す図である。 図4は、実施の形態1に係る機器制御システムの動作のフローチャートである。 図5は、ベース消費量及び操作消費量の一例を示す図である。 図6は、データベース化された使用終了時刻を示す図である。 図7は、使用終了時刻の分布を示す図である。 図8は、節電レベルと所定時間との関係を示す図である。 図9は、アドバイス情報の要否の判断基準の一例を示す図である。 図10は、冬場の室温の変化の一例を示す図である。 図11は、夏場におけるアドバイス情報の要否の判断基準の一例を示す図である。 図12は、冬場におけるアドバイス情報の要否判断基準の一例を示す図である。 図13は、夏場の室温及び外気温の変化の一例を示す図である。 図14は、表示部に表示されるアドバイス情報の別の例を示す図である。 図15は、次の日以降も同じタイミングで電源オフを行うかをユーザに問い合わせるアドバイス情報の一例を示す図である。 図16は、継続使用時間の分布を示す図である。
以下、実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも包括的または具体的な例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
なお、各図は模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。また、各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付し、重複する説明は省略または簡略化される場合がある。
(実施の形態1)
[機器制御システムの全体構成]
まず、実施の形態1に係る機器制御システムの全体構成について説明する。図1は、実施の形態1に係る機器制御システムの構成を示すブロック図である。図2は、機器制御システムを構成する機器の外観図である。
図1及び図2に示されるように、機器制御システム10は、電力計測装置20と、制御装置30と、外気温測定装置40と、表示装置50とを備える。
機器制御システム10は、住宅などの建物に設けられ、当該建物における電気機器23の電力消費量の管理、及び、電気機器23の制御などを行うためのシステムである。電気機器23は、例えば、冷蔵庫、洗濯機、または、IHクッキングヒータなどである。また、電気機器23には、空調機器23aが含まれる。
機器制御システム10においては、ユーザに節電対象機器に関するアドバイス情報が提示され、提示されたアドバイス情報に対するユーザの応答(入力)に応じて電気機器23の制御が行われる。
アドバイス情報は、例えば、ユーザに電気機器23の電源のオフを勧めるための情報である。実施の形態1では、アドバイス情報は、表示装置50の表示部51に表示される画像として実現される。アドバイス情報は、具体的には、図3のような画像である。図3は、節電対象機器として空調機器23aが抽出された場合に、表示部51に表示されるアドバイス情報(画像)の一例を示す図である。なお、アドバイス情報は、音声であってもよく、どのような態様であってもよい。
以下、機器制御システム10を構成する各機器について詳細に説明する。
[電力計測装置]
電力計測装置20は、電力計測機能及び無線通信機能を有する分電盤である。電力計測装置20は、電力系統80からの幹線11を通じた電力供給をオンまたはオフするため主幹ブレーカ21を有する。主幹ブレーカ21は、所定の電流(電力会社との契約で定められる電力に基づく電流)を超える電流が電力系統80から流れたときに、電力系統80からの電力の供給を停止するブレーカである。
また、電力計測装置20は、幹線11から分岐した複数の分岐回路12のそれぞれに対応して、複数の分岐ブレーカ22を有する。つまり、電力計測装置20は、分岐回路12毎に、分岐ブレーカ22を有する。分岐ブレーカ22は、当該分岐ブレーカ22に接続された分岐回路12に過電流が流れた場合に、当該分岐回路12への電力の供給を停止するブレーカである。なお、複数の分岐回路12(複数の分岐ブレーカ22)には、あらかじめ番号が付与されているものとする。
また、電力計測装置20は、計測部25を有する。計測部25は、分岐回路12毎に設けられたCT(Current Transformer)を含み、CTにより、幹線11から分岐した分岐回路12毎に電力消費量(電流量)を計測する。分岐回路12に電気機器23が接続されている場合には、計測部25は、電気機器23の電力消費量を測定することができる。電気機器23は、より具体的には、コンセントを介して分岐回路12に接続される。
計測部25は、具体的には、上記CTと、プロセッサ、マイクロコンピュータ、または専用回路などとによって実現される。なお、計測部25は、幹線11(主幹回路)の電力消費量を計測してもよい。
また、図示されないが、電力計測装置20は、制御装置30と無線通信を行うための通信モジュール(通信回路)を有し、制御装置30と無線通信が可能である。電力計測装置20は、具体的には、分岐回路12毎の電力消費量を、無線通信により制御装置30に送信する。なお、無線通信の方式(通信規格)は、例えば、920MHz帯の周波数を利用した特定小電力無線であるが、Zigbee(登録商標)、Bluetooth(登録商標)または、無線LAN(Local Area Network)など、他の通信規格であってもよい。
なお、電力計測装置20の具体的態様は、特に限定されるものではなく、分岐回路12毎の電力消費量を計測できればよい。例えば、電力計測装置20は、分電盤とは別の装置(計測ユニット)として実現されてもよい。
[制御装置]
制御装置30は、計測部25が計測した電力消費量を蓄積し、管理する装置である。制御装置30は、例えば、電力消費量を表示装置50に表示するための情報を表示装置50に送信するなどの制御を行う。制御装置30は、具体的には、第一通信部31と、記憶部32と、情報処理部30aと、第二通信部38と、タイマ部39とを備える。
第一通信部31は、制御装置30が、電力計測装置20及び外気温測定装置40と無線通信を行うための通信モジュール(通信回路)である。なお、実施の形態1では、空調機器23aを含む複数の電気機器23のそれぞれは、無線通信機能を有し、第一通信部31は、複数の電気機器23のそれぞれと無線通信を行うことも可能である。
また、第一通信部31は、具体的には、取得部31aとして機能する。取得部31aは、計測部25によって計測された複数の分岐回路12の電力消費量を無線通信により取得する。
また、第一通信部31は、具体的には、温度取得部31bとして機能する。温度取得部31bは、空調機器23aが設けられた部屋の室温、及び、空調機器23aが設けられた建物の外気温を無線通信によって定期的に(例えば、10分間隔で)取得する。温度取得部31bは、空調機器23aから、空調機器23aが設けられた部屋の室温を取得する。また、温度取得部31bは、外気温測定装置40(外気温測定部41)から、空調機器23aが設けられた建物の外気温を取得する。
なお、温度取得部31bは、空調機器23aに代えて室温測定装置(図示せず)から空調機器23aが設けられた部屋の室温を取得してもよい。温度取得部31bが取得した温度は、判断部35のアドバイス情報の要否の判断などに用いられる。
記憶部32は、取得部31aによって取得された複数の分岐回路12の電力消費量が記憶(蓄積)される記憶装置である。記憶部32は、具体的には、半導体メモリなどにより実現される。
記憶部32には、表示部51にアドバイス情報(画像)を表示するための表示制御情報(信号)が記憶されている。このような表示制御情報は、例えば、映像信号である。なお、記憶部32には、内容の異なる表示制御情報が複数種類記憶されており、このような複数種類の表示制御情報が提示部36によって適宜選択される。
また、記憶部32には、分岐回路12(分岐回路12の番号)と、当該分岐回路12に接続されている電気機器23との対応関係も記憶されている。このような対応関係は、例えば、機器制御システム10の導入時にユーザによって登録(設定)される。
また、記憶部32には、アドバイス情報の要否の判断基準、及び、ユーザの節電レベルも記憶されている。節電レベルは、節電に対する意欲を示すパラメータであり、例えば、3段階のレベルからなるが、特に限定されない。
このような判断基準及び節電レベルは、決定部34によるアドバイス情報の提示予定時刻の決定、及び、判断部35のアドバイス情報の要否の判断に用いられる。このような決定及び判断の詳細については後述される。
なお、記憶部32には、その他に、情報処理部30aが実行する制御プログラムなども記憶されている。
情報処理部30aは、プロセッサ、マイクロコンピュータ、または専用回路によって実現され、記憶部32への電力消費量の記憶及び記憶された電力消費量の管理などの情報処理を行う。情報処理部30aは、より詳細には、抽出部33と、決定部34と、判断部35と、提示部36と、制御部37とを有する。以下、情報処理部30aが有する各構成要素について説明する。
抽出部33は、記憶部32に記憶された電力消費量に基づいて、複数の電気機器23の中から節電対象機器を抽出する。抽出部33による節電対象機器の抽出方法については後述する。実施の形態1では、複数の電気機器23のうち空調機器23aが節電対象機器として抽出される。
決定部34は、記憶部32に記憶された電力消費量に基づいて、抽出部33によって抽出された節電対象機器の使用終了時刻の分布を算出し、算出した使用終了時刻の分布に基づいて、アドバイス情報の提示予定時刻を決定する。決定部34の提示予定時刻の決定方法については後述する。
判断部35は、温度取得部31bによって取得された室温及び外気温に基づいてアドバイス情報の提示の要否を判断する。上述のようにアドバイス情報は、節電対象機器の電源のオフを勧めるための情報である。判断部35のアドバイス情報の提示の要否判断については、後述する。
提示部36は、決定部34によって決定された提示予定時刻に節電対象機器の電源がオンされているかを判定する。電源がオンされているか否かの判定は、例えば、記憶部32に記憶された電力消費量を参照することにより行われる。
また、提示部36は、節電対象機器の電源がオンされている場合、アドバイス情報を提示する。実施の形態1では、アドバイス情報は画像であり、提示部36は、記憶部32から表示部51にアドバイス情報を表示するための表示制御情報を読み出し、当該表示制御情報を、第二通信部38を用いて表示装置50に送信する。つまり、提示部36は、表示部51(表示装置50)に画像を表示させることによりユーザにアドバイス情報を提示する。この結果、表示部51には、図3に示されるような画像が表示される。
なお、提示部36は、スピーカなどの出音部を介してユーザにアドバイス情報を提示してもよい。つまり、機器制御システム10には出音部が含まれ、アドバイス情報は、音声であってもよい。
制御部37は、第二通信部38が表示装置50から受信した指示に基づいて、節電対象機器(電気機器23)の電源のオン及びオフを制御する。例えば、上述の図3に示されるような画像を視認したユーザが、節電対象機器である空調機器23aの電源のオフを受諾する旨を表示装置50の入力受付部52に入力する。具体的には、ユーザが図3の画像に表示された「はい」を選択する。そうすると、表示装置50の表示制御部54は、第三通信部53を用いて制御装置30に電源オフの指示を送信する。
制御部37は、このような指示に基づいて空調機器23aの電源をオフする。具体的には、制御部37は、第一通信部31を用いて空調機器23aに電源オフの指令を送信する。このように、制御部37は、入力受付部52が受け付けた入力が空調機器23aの電源のオフを受諾することを示す場合に空調機器23aの電源をオフする。
第二通信部38は、表示装置50と通信を行う。例えば、第二通信部38は、提示部36の制御に基づき、アドバイス情報を表示部51に表示するための表示制御情報を、表示装置50の第三通信部53に送信する。また、第二通信部38は、第三通信部53から入力受付部52が受け付けた入力に応じて送信される指示(例えば、節電対象機器の電源オフの指示)を受信する。
第二通信部38は、具体的には、無線LANを用いて通信を行う通信モジュール(通信回路)であるが、その他の通信方式を用いた通信モジュールであってもよい。第一通信部31の通信方式と、第二通信部38の通信方式とが同一である場合は、第一通信部31と、第二通信部38とは、1つの通信モジュールとして実現されてもよい。なお、第二通信部38が無線LANを用いて通信を行う場合、第二通信部38と第三通信部53との間には無線LANルータ(図示せず)が介在する。
タイマ部39は、現在の時刻(年月日を含む)を計測する計時装置である。提示部36(及び、判断部35)は、タイマ部39を用いて提示予定時刻の到来を認識する。タイマ部39は、具体的には、リアルタイムクロックICなどであるがどのような態様であってもよい。
[表示装置]
表示装置50は、アドバイス情報(画像)を表示する。表示装置50は、具体的には、例えば、パーソナルコンピュータであるが、テレビ、スマートフォン、または、タブレット端末であってもよい。また、表示装置50は、制御装置30に対応した専用の表示装置であってもよい。表示装置50は、第三通信部53と、表示制御部54と、表示部51と、入力受付部52とを備える。
第三通信部53は、制御装置30の第二通信部38と通信を行う。例えば、第三通信部53は、アドバイス情報を表示するための表示制御情報を、第二通信部38から受信する。また、第三通信部53は、入力受付部52が受け付けた入力に応じた指示(例えば、節電対象機器の電源オフの指示)を第二通信部38に送信する。
第三通信部53は、具体的には、無線LANを用いて通信を行う通信モジュール(通信回路)であるが、第二通信部38と通信可能であればよい。したがって、第三通信部53は、第二通信部38に対応した、その他の通信方式を用いた通信モジュールであってもよい。
表示制御部54は、第三通信部53が受信した情報に基づき、表示部51に画像を表示する。表示制御部54は、例えば、図3に示されるようなアドバイス情報(画像)を表示部51に表示させる。これにより、ユーザは、表示部51を通じてアドバイス情報の提供を受けることができる。表示制御部54は、具体的には、プロセッサ、マイクロコンピュータ、または専用回路によって実現される。
表示部51は、表示制御部54の制御に基づいてアドバイス情報を表示する。表示部51は、具体的には、液晶パネル、または、有機ELパネルなどによって実現される。
入力受付部52は、アドバイス情報に応じたユーザの入力を受け付けるユーザインタフェースである。アドバイス情報に応じたユーザの入力とは、具体的には、例えば、ユーザによって行われる、図3の画像に表示された「はい」または「いいえ」の選択である。また、入力受付部52は、節電に対する意欲を示す節電レベルの入力をユーザから受け付ける。入力受付部52が受け付けた節電レベルは、第三通信部53によって制御装置30に送信されて記憶部32に記憶される。節電レベルは、決定部34によるアドバイス情報の提示予定時刻の決定、及び、判断部35のアドバイス情報の要否の判断などに用いられる。
入力受付部52は、具体的には、表示装置50がパーソナルコンピュータである場合には、キーボード及びマウスなどであるが、入力受付部52の具体的態様は、特に限定されない。例えば、表示装置50がスマートフォンまたはタブレット端末である場合には、入力受付部52は、タッチパネルを含むGUI(Graphical User Interface)である。
[外気温測定装置]
外気温測定装置40は、電気機器23(空調機器23a)が設けられた建物の外気温を測定する装置である。外気温測定装置40は、具体的には、外気温測定部41を有し、外気温測定部41よって外気温を測定する。また、図1では図示されないが、外気温測定装置40は、制御装置30と無線通信を行うための通信モジュール(通信回路)を有し、制御装置30と無線通信が可能である。つまり、外気温測定部41によって測定された外気温は、制御装置30の温度取得部31bによって取得され、判断部35のアドバイス情報の要否の判断などに用いられる。
[動作]
次に、機器制御システム10の動作について説明する。図4は、機器制御システム10の動作のフローチャートである。
電力計測装置20の計測部25は、複数の分岐回路12の電力消費量を計測する(S11)。取得部31aは、計測部25によって計測された電力消費量を取得し(S12)、記憶部32には、取得部31aによって取得された電力消費量が記憶される(S13)。
以上のように、記憶部32には、複数の分岐回路12の電力消費量が記憶される。電力消費量の取得及び記憶は、定期的(例えば、1日ごと)に行われ、記憶部32には、複数の分岐回路12についての電力消費量が蓄積されていく。以降の処理は、このように、記憶部32に電力消費量が履歴として蓄積された状態において行われる。
抽出部33は、記憶された電力消費量に基づいて、節電対象機器を抽出する(S14)。実施の形態1では、抽出部33は、空調機器23aを節電対象機器として抽出する。
次に、決定部34は、抽出部33によって抽出された空調機器23aの電源のオフを勧めるアドバイス情報の提示予定時刻を決定する(S15)。決定部34は、記憶部32に記憶された電力消費量に基づいて空調機器23aの使用終了時刻の分布を算出し、算出した分布に基づいて、アドバイス情報の提示予定時刻を決定する。決定部34は、より具体的には、算出した分布に基づいて、空調機器23aの使用終了予測時刻を決定し、決定した使用終了予測時刻よりも所定時間前の時刻を提示予定時刻として決定する。
一方で、温度取得部31bは、空調機器23aが設けられた部屋の室温、及び、空調機器23aが設けられた建物の外気温を定期的に取得している(S16)。提示予定時刻が近づくと、判断部35は、温度取得部31bによって取得された室温及び外気温に基づいてアドバイス情報の要否を判断する(S17)。判断部35によってアドバイス情報が必要であると判断された場合(S17でYes)、決定部34は、提示予定時刻に空調機器23aの電源がオン状態であるか否かを判定する(S18)。提示予定時刻に空調機器23aの電源がオンされている場合(S18でYes)、提示部36は、アドバイス情報を提示する(S19)。
判断部35によってアドバイス情報が必要であると判断された場合(S17でNo)、及び、提示予定時刻に空調機器23aの電源がオンされていない場合(S18でNo)は、動作終了となる。なお、ステップS17及びステップS18の順序は、逆であってもよいし、ステップS17及びステップS18の処理は、並行して行われてもよい。
アドバイス情報が提示された後、制御部37は、入力受付部52が空調機器23aの電源のオフを受諾することを示す入力を受け付けたか否かの判定を行う(S20)。入力受付部52が空調機器23aの電源のオフを受諾することを示す入力を受け付けた場合(S20でYes)、制御部37は、空調機器23aの電源をオフする(S21)。入力受付部52が空調機器23aの電源のオフを受諾することを示す入力を受け付けなかった場合(S20でNo)は、動作終了となる。
なお、入力受付部52が空調機器23aの電源のオフを受諾することを示す入力を受け付けなかった場合には、2つの場合が含まれる。2つの場合は、具体的には、入力受付部52が空調機器23aの電源のオフを拒否することを示す入力を受け付けた場合と、提示予定時刻から使用終了予測時刻まで入力受付部が受諾を示す入力及び拒否を示す入力のいずれの入力も受け付けなかった場合である。
また、図4のフローチャートにおいて、制御部37による制御は必須ではなく、例えば、機器制御システム10は、アドバイス情報の提示までで動作を終了してもよい。この場合、ユーザは、電源オフを受諾する場合には、リモートコントローラなどで自発的に空調機器23aの電源をオフする。
[節電対象機器の抽出]
次に、抽出部33による節電対象機器の抽出について詳細に説明する。上述のように、計測部25が測定した電力消費量の取得及び記憶は、定期的(例えば、1日ごと)に行われ、データ欠損があるような場合には、情報処理部30aによってデータ欠損の補完が行われる。このようにして、記憶部32には電力消費量が蓄積されていく。
抽出部33は、定期的に、記憶部32に記憶された電力消費量を参照し、ベース消費量の算出を行う。抽出部33は、例えば、毎日午前0時になると前日1日分の電力消費量を対象にベース消費量の算出を行う。
ここでベース消費量は、テレビがリモコンから赤外線を受信するために定常的に消費している待機電力、及び、冷蔵庫が常時消費している電力のような、ユーザの意図的な操作に関係のない電力消費量である。一方で、ユーザが意図的に電気機器23に対して操作を行うことによって生じる電力消費量は、操作消費量と定義される。
抽出部33は、電力消費量をベース消費量と操作消費量とに分割する。抽出部33は、具体的には、電力消費量が継続して比較値以下になる時間が所定の維持時間を超えるという条件を満足する範囲で比較値の最小値を求め、この最小値をベース消費量と推定することができる。また、抽出部33は、電力消費量のうちベース消費量を除いたものが操作消費量であると推定できる。図5は、ベース消費量及び操作消費量の一例を示す図である。図5の(a)は、幹線11(主幹回路)の時間帯ごとのベース消費量と操作消費量とを示す図である。図5の(b)は、電気機器23として冷蔵庫が接続された分岐回路12のベース消費量と操作消費量とを示す図である。図5の(c)は、空調機器23aが接続された分岐回路12のベース消費量と操作消費量とを示す図である。なお、空調機器23aでは、ベース消費量はわずかである。
操作消費量は、節電可能な電力消費量であるといえる。このため、抽出部33は、例えば、操作消費量の最も多い分岐回路12に接続された電気機器23を節電対象機器として抽出する。また、抽出部33は、電力消費量に占める操作消費量の割合が高い電気機器23を節電対象機器として抽出してもよい。
なお、節電対象機器の抽出方法は、このような方法に限定されない。上述したように、記憶部32には、分岐回路12と、当該分岐回路12に接続されている電気機器23との対応関係が記憶されている。ここで、記憶部32には、さらに、複数の電気機器23に対する節電の優先順位が記憶されていてもよい。抽出部33は、例えば、操作消費量が所定量以上の電気機器23であって、優先順位の最も高い電気機器23を節電対象機器として抽出することができる。
また、ベース消費量の推定方法も特に限定されない。例えば、住宅であれば、人が誰もいないときの電力消費量をベース消費量と推定できる。人の有無は、入力受付部52を通じてユーザによって入力されてもよいし、住宅に設けられた人感センサによって検知されてもよい。なお、上述した比較値を用いたベース使用量の推定方法の詳細は、特許文献2(特開2014−100045号公報)に開示されている。
なお、上述のように、実施の形態1では、抽出部33は、空調機器23aを節電対象機器として抽出する。
[提示予定時刻の決定方法]
次に、決定部34による提示予定時刻の決定方法について説明する。決定部34は、例えば、記憶部32に蓄積された所定期間内の電力消費量に基づいて、提示予定時刻を決定する。提示予定時刻の決定は、定期的に行われ、例えば、毎日午前0時にその時点を基準に直近1ヶ月の電力消費量に基づいて行われる。提示予定時刻は、提示部36によるアドバイス情報の提示が予定される時刻である。
決定部34は、まず、記憶部32に蓄積された電力消費量に基づいて、過去において空調機器23aの電源がオフされた時刻である使用終了時刻を特定する。決定部34は、具体的には、記憶部32から空調機器23aが接続された分岐回路12の電力消費量を読み出し、読み出した電力消費量をベース消費量と操作消費量とに分割する。決定部34は、操作消費量を含んでいた電力消費量がほぼベース消費量のみに変化した時刻を使用終了時刻として特定する。
なお、このようにして特定された使用終了時刻は、例えば、図6に示されるようにデータベース化されて記憶部32に記憶されてもよい。図6は、データベース化された使用終了時刻を示す図である。
図6の例では、使用終了時刻は、端数処理されることにより、30分刻みで特定されている。例えば、決定部34は、操作消費量を含んでいた電力消費量がほぼベース消費量のみに変化した時刻が7:45から8:15までの間である場合には、使用終了時刻を8:00としている。
また、図6のデータベースでは、使用終了時刻と合わせて、使用終了時刻における室温、使用終了時刻の直前の電力消費量、使用終了時刻から30分後の室温変化なども含まれる。このようなデータベースは、例えば、温度取得部31bが取得した室温データが記憶部32に蓄積されることにより生成可能である。
次に、決定部34は、1ヶ月分の使用終了時刻の分布(ヒストグラム)を算出し、算出した分布に基づいて、節電対象機器の使用終了予測時刻を決定する。図7は、使用終了時刻の分布を示す図である。
ここで、図7の例では、AM8:00に空調機器23aの電源がオフされることが最も多い。言い換えれば、算出した分布において、最も度数が大きい階級の階級値は、AM8:00である。そこで、決定部34は、AM8:00を使用終了予測時刻として決定する。
なお、使用終了予測時刻の決定方法は、このような方法に限定されない。例えば、決定部34は、1ヶ月分の使用終了時刻の正規分布を算出し、正規分布の中央値を使用終了予測時刻として決定してもよい。
続いて、決定部34は、決定した使用終了予測時刻よりも所定時間前の時刻を提示予定時刻として決定する。所定時間は、例えば30分であり、この場合、提示予定時刻は、AM7:30となる。
なお、実施の形態1では、記憶部32に記憶されたユーザの節電レベルに応じて、上記所定時間が変更される。図8は、節電レベルと所定時間との関係を示す図である。
図8に示されるように、決定部34は、記憶部32に記憶されたユーザの節電レベルが「高」である場合には、所定時間を1時間とする。決定部34は、記憶部32に記憶されたユーザの節電レベルが「中」である場合には、所定時間を30分とし、記憶部32に記憶されたユーザの節電レベルが「低」である場合には、所定時間を15分とする。
このように、決定部34は、入力受付部52が受け付けた節電レベル(記憶部32に記憶された節電レベル)が高い意欲を示すほど、所定時間を長い時間にして提示予定時刻を決定してもよい。これにより、節電意欲が高いユーザほど、早い時刻にアドバイス情報が提示されることとなる。したがって、ユーザが提示されたアドバイス情報に従うことにより、節電意欲が高いユーザほど、節電量を増やすことができる。
以上、決定部34の提示予定時刻の決定方法について説明した。なお、使用終了時刻の分布は、例えば、使用開始時刻ごとに算出されてもよい。具体的には、現在運転中の空調機器23aがAM4:00に運転開始されていた場合、過去にAM4:00に空調機器23aの使用が開始されたときの、使用終了時刻の分布が算出されてもよい。
同様に、使用終了時刻の分布は、曜日ごとに算出されてもよく、現時点が木曜日である場合には、過去の木曜日における使用終了時刻の分布が算出されてもよい。現時点が平日である場合には、過去の平日における使用終了時刻の分布が算出され、現時点が休日(土曜日、日曜日、及び祝日)である場合には、過去の休日における使用終了時刻の分布が算出されてもよい。
これにより、空調機器23aの使用開始時刻などがさらに考慮されるため、提示部36は、ユーザの空調機器23aの使用パターンに応じた適切なタイミングでアドバイス情報を提示することができる。
また、決定部34は、空調機器23aから直接電源オンまたはオフの通知を受け、オフの通知を受けた時刻を、使用終了時刻の履歴として記憶部32に記憶しておいてもよい。決定部34は、このような使用終了時刻の履歴に基づいて使用終了時刻の分布を算出してもよい。
[アドバイス情報の要否の判断1]
決定部34によって提示予定時刻が決定され、提示予定時刻が近づく、または、提示予定時刻を迎えると、判断部35は、アドバイス情報の要否の判断を行う。アドバイス情報の要否の判断は、温度取得部31bが取得した室温及び外気温の少なくとも一方と、記憶部32に記憶されたアドバイス情報の要否の判断基準とに基づいて行われる。図9は、アドバイス情報の要否の判断基準の一例を示す図である。なお、図9では、アドバイス情報が必要であると判断部35が判断するときの条件が示されている。
判断基準1は、夏場に空調機器23aが冷房運転中である場合の判断基準である。判断基準1が用いられる場合、判断部35は、室温が所定温度よりも低い場合にアドバイス情報が必要であると判断する。ここで、判断基準1においては、所定温度は、ユーザの節電レベルが高いほど高い温度とされる。ユーザの節電レベルが「高」である場合には、所定温度は28℃であり、ユーザの節電レベルが「中」である場合には、所定温度は27℃であり、ユーザの節電レベルが「低」である場合には、所定温度は26℃である。
判断基準1では、節電意欲が高いユーザほど、室温が高くてもアドバイス情報が必要と判断される。したがって、ユーザが提示されたアドバイス情報に従うことにより、節電意欲が高いユーザほど、節電量を増やすことができる。
判断基準2は、同様に、夏場に空調機器23aが冷房運転中である場合の判断基準である。判断基準2が用いられる場合、判断部35は、室温が外気温よりも高い場合にアドバイス情報が必要であると判断する。なぜなら、建物の外のほうが涼しいため、空調機器23aを停止させて換気を行うことでも快適性を維持できるからである。
判断基準3は、冬場に空調機器23aが暖房運転中である場合の判断基準である。判断基準3が用いられる場合、判断部35は、室温が所定温度以上である場合にアドバイス情報が必要であると判断する。ここで、判断基準3においては、所定温度は、ユーザの節電レベルが高いほど低い温度とされる。ユーザの節電レベルが「高」である場合には、所定温度は18℃であり、ユーザの節電レベルが「中」である場合には、所定温度は19℃であり、ユーザの節電レベルが「低」である場合には、所定温度は、20℃である。
判断基準3では、節電意欲が高いユーザほど、室温が低くてもアドバイス情報が必要と判断される。したがって、ユーザが提示されたアドバイス情報に従うことにより、節電意欲が高いユーザほど、節電量を増やすことができる。
判断基準4は、同様に、冬場に空調機器23aが暖房運転中である場合の判断基準である。判断基準4が用いられる場合、判断部35は、室温が外気温以下である場合にアドバイス情報が必要であると判断する。なぜなら、建物の外のほうが暖かいため、空調機器23aを停止させて換気を行うことでも快適性を維持できるからである。
以上、図9を用いて説明したような判断部35のアドバイス情報の要否の判断について、室温の変化を示すグラフを用いて説明する。図10は、冬場の室温の変化の一例を示す図である。なお、以下の図10の説明では、判断基準3に基づいて判断が行われ、ユーザの節電レベルは、「中」であるものとする。
図10の例では、提示予定時刻7:30においては、室温が19℃以上である。したがって、判断部35は、判断基準3にしたがって、アドバイス情報が必要であると判断する。
以上、アドバイス情報の要否の判断の一例について説明した。なお、判断部35は、上記の判断基準を複数満たす場合に、アドバイス情報が必要であると判断してもよい。例えば、判断部35は、判断基準1を満たし、かつ、判断基準2を満たす場合にアドバイス情報が必要であると判断してもよい。
[アドバイス情報の要否の判断2]
次に、アドバイス情報の要否の判断基準の別の例について説明する。以下では、判断部35が主として外気温に基づいてアドバイス情報の要否を判断する例について説明する。
まず、夏場における判断基準について説明する。図11は、夏場におけるアドバイス情報の要否の判断基準の一例を示す図である。図11の例では、第一所定温度の一例である26℃を基準にアドバイス情報の要否の判断が行われる。
図11のケース1のように、室温が26℃よりも高く、かつ、外気温が26℃よりも高いときには、空調機器23aが停止するとユーザの快適性が損なわれる懸念がある。そこで、判断部35は、アドバイス情報の提示が不要であると判断する。
図11のケース2のように、室温が26℃よりも高く、かつ、外気温が26℃以下であるときには、外気温のほうが低いため、空調機器23aを停止させて換気を行うことでも快適性を維持できる。そこで、判断部35は、アドバイス情報の提示が必要であると判断する。
図11のケース3のように、室温が26℃以下であり、かつ、外気温が26℃よりも高いときには、空調機器23aが停止するとユーザの快適性が損なわれる懸念がある。そこで、判断部35は、アドバイス情報の提示が不要であると判断する。
図11のケース4のように、室温が26℃以下であり、かつ、外気温が26℃以下であるときには、空調機器23aが停止してもユーザの快適性が損なわれないと考えられる。そこで、判断部35は、アドバイス情報の提示が必要であると判断する。
以上をまとめると、夏場においては、判断部35は、例えば、外気温が第一所定温度よりも高い場合にアドバイス情報が不要であると判断し、外気温が第一所定温度以下である場合にアドバイス情報が必要であると判断する。また、判断部35は、アドバイス情報が必要である場合には、室温をさらに用いることにより、外気の取り込みの提案が必要であるかどうかを判断することもできる。
次に、冬場における判断基準について説明する。図12は、冬場におけるアドバイス情報の要否の判断基準の一例を示す図である。図12の例では、第二所定温度の一例である17℃を基準にアドバイス情報の要否の判断が行われる。
図12のケース1のように、室温が17℃よりも高く、外気温が17℃よりも高いときには、空調機器23aが停止してもユーザの快適性が損なわれないと考えられる。そこで、判断部35は、アドバイス情報の提示が必要であると判断する。
図12のケース2のように、室温が17℃よりも高く、外気温が17℃以下であるときには、空調機器23aが停止するとユーザの快適性が損なわれる懸念がある。そこで、判断部35は、このような場合は、アドバイス情報の提示が不要であると判断する。
図12のケース3のように、室温が17℃以下であり、外気温が17℃よりも高いときには、外気温のほうが高いため、空調機器23aを停止させて換気を行うことでも快適性を維持できる。そこで、判断部35は、アドバイス情報の提示が必要であると判断する。
図12のケース4のように、室温が17℃以下であり、外気温が17℃以下であるときには、空調機器23aが停止するとユーザの快適性が損なわれる懸念がある。そこで、判断部35は、アドバイス情報の提示が不要であると判断する。
以上をまとめると、冬場においては、判断部35は、例えば、外気温が第二所定温度よりも高い場合にアドバイス情報が必要であると判断し、外気温が第二所定温度以下である場合にアドバイス情報が不要であると判断する。また、判断部35は、アドバイス情報が必要である場合には、室温をさらに用いることにより、外気の取り込みの提案が必要であるかどうかを判断することもできる。
以上、図11及び図12を用いて説明したような判断部35のアドバイス情報の要否の判断について、室温及び外気温の変化を示すグラフを用いて説明する。図13は、夏場の室温及び外気温の変化の一例を示す図である。なお、以下の図13の説明では、図11に示される判断基準に基づいて判断が行われる。
図13の例では、提示予定時刻7:30においては、室温及び外気温は、いずれも26℃よりも高い。したがって、判断部35は、アドバイス情報が不要であると判断する。
以上、判断部35のアドバイス情報の要否の判断について説明した。なお、夏場であるか冬場であるかの判断は、タイマ部39の計時結果に基づいて行われてもよいし、判断部が空調機器23aから運転モードの情報を取得することによって行われてもよい。夏場であるか冬場であるかの判断が運転モードに基づいて行われる場合、空調機器23aが冷房運転中には、夏場であると判断されて夏場の判断基準が使用され、空調機器23aが暖房運転中には冬場であると判断されて冬場の判断基準が使用される。
また、上記第一所定温度及び第二所定温度は、例えば、入力受付部52が受け付けるユーザの入力によって変更可能であってもよい。
なお、判断部35による判断は、必須ではなく、省略されてもよい。判断部35によるアドバイス情報の提示の要否の判断により、ユーザの快適性を考慮したアドバイス情報の提示が可能となる。
[アドバイス情報の提示]
次に、提示部36によるアドバイス情報の提示について説明する。上述のように提示部36は、図3に示されるような画像を表示部51に表示させることにより、アドバイス情報を提示する。なお、図3では、画像内に電力コスト(電気料金)が低減できる旨が表示されているが、このような表示は、電力コストに関する情報が記憶部32に記憶されることにより、実現可能である。
また、上記図11のケース2または図12のケース3においては、外気の取り込み(換気)を行うことにより空調機器23aを停止させても快適性を維持できると予想される。そこで、提示部36は、ユーザに換気を促すアドバイス情報を提示してもよい。また、画像においては、取得された室温の変化、及び、取得された外気温の変化が時系列に表示されてもよい。図14は、表示部51に表示されるアドバイス情報(画像)の別の例を示す図である。
このように、室温及び外気温の変化が時系列に表示されることにより、ユーザに現在の温度状況を認識させることができ、ユーザは、温度状況を認識して積極的に節電に取り組むことができる。
なお、アドバイス情報は、例えば、提示予定時刻から使用終了予測時刻までの間、継続して提示される。しかしながら、例えば、提示予定時刻から所定期間、提示を行い、当該提示によりユーザの受諾が得られない場合は、一度提示を停止した後で、再度アドバイス情報が所定期間提示されてもよい。
[効果等]
以上説明したように、機器制御システム10は、計測部25と、取得部31aと、記憶部32と、抽出部33と、決定部34と、提示部36とを備える。計測部25は、各々に電気機器23が接続された複数の分岐回路12の電力消費量を計測する。取得部31aは、計測された電力消費量を取得する。記憶部32には、取得された電力消費量が蓄積される。抽出部33は、蓄積された電力消費量に基づいて、複数の電気機器23の中から節電対象機器を抽出する。決定部34は、蓄積された電力消費量に基づいて節電対象機器の使用終了時刻の分布を算出し、算出した分布に基づいて、節電対象機器の電源のオフを勧めるアドバイス情報の提示予定時刻を決定する。提示部36は、決定された提示予定時刻に節電対象機器の電源がオンされている場合、アドバイス情報を提示する。
これにより、機器制御システム10は、分布に基づいて予測される使用終了時刻(使用終了予測時刻)よりも前にユーザに電源オフを勧めることができる。つまり、適切な時刻にユーザに節電を促すことができる。
また、ユーザは、日常、電源オフしている時刻よりも前に電源オフが勧められるため、日常において機器をどのように使用すれば節電できるかということに気づくこととなる。したがって、機器制御システム10によれば、ユーザに自発的な節電行動を起こさせることができる。
また、節電対象機器は、空調機器23aであってもよい。また、機器制御システム10は、さらに、空調機器が23a設けられた部屋の室温、及び、空調機器23aが設けられた建物の外気温の少なくとも一方を取得する温度取得部31bと、取得された室温及び外気温の少なくとも一方に基づいてアドバイス情報の要否を判断する判断部35とを備えてもよい。提示部36は、決定された提示予定時刻に節電対象機器の電源がオンされている場合、判断部35がアドバイス情報の提示が必要であると判断したときには、アドバイス情報を提示し、判断部35がアドバイス情報の提示が不要であると判断したときには、アドバイス情報を提示しなくてもよい。
これにより、ユーザの快適性を考慮したアドバイス情報の提示が可能となる。
また、温度取得部31bは、空調機器23aが設けられた部屋の室温を取得してもよい。判断部35は、節電対象機器が冷房運転中である場合、取得された室温が第一所定温度よりも低いときにアドバイス情報の提示が必要であると判断し、節電対象機器が暖房運転中である場合、取得された室温が第一所定温度よりも低い第二所定温度以上であるときにアドバイス情報の提示が必要であると判断してもよい。
これにより、室温を考慮したアドバイス情報の提示が可能となる。
また、温度取得部31bは、空調機器23aが設けられた部屋の室温、及び、空調機器23aが設けられた建物の外気温の両方を取得し、機器制御システム10は、さらに、表示部51を備えてもよい。提示部36は、表示部51に画像を表示させることによりアドバイス情報を提示し、上記画像においては、取得された室温の変化、及び、取得された外気温の変化が時系列に表示されてもよい。
これにより、ユーザは、室温及び外気温の情報を考慮した上で節電対象機器の電源をオフするかどうかを判断することができる。
また、さらに、アドバイス情報に応じたユーザの入力を受け付ける入力受付部52と、入力受付部52が受け付けた入力が節電対象機器の電源のオフを受諾することを示す場合に節電対象機器の電源をオフする制御部37とを備えてもよい。
これにより、ユーザが電源のオフを受諾した場合に節電対象機器の電源を自動的にオフすることができる。
また、決定部34は、算出した分布に基づいて、節電対象機器の使用終了予測時刻を決定し、決定した使用終了予測時刻よりも所定時間前の時刻を提示予定時刻として決定してもよい。
これにより、提示部36は、使用終了予測時刻よりも前の時刻にアドバイス情報を提示することができる。
また、決定部34は、算出した分布において、最も度数が大きい階級の階級値が示す時刻を使用終了予測時刻として決定してもよい。
これにより、決定部34は、最も頻度が高い使用終了時刻を使用終了予測時刻とすることができる。
また、さらに、節電に対する意欲を示す節電レベルの入力をユーザから受け付ける入力受付部52を備え、決定部34は、入力受付部52が受け付けた節電レベルが高い意欲を示すほど、所定時間を長い時間にして提示予定時刻を決定してもよい。
これにより、節電意欲が高いユーザほど、早い時刻にアドバイス情報が提示されることとなる。したがって、ユーザが提示されたアドバイス情報に従うことにより、節電意欲が高いユーザほど、節電量を増やすことができる。
[変形例1]
図4のフローチャートのステップS20において、ユーザが電源オフを受諾した場合、提示部36は、次の日以降も同じタイミングで電源オフを行うかをユーザに問い合わせてもよい。つまり、提示部36は、このような問い合わせを行うためのアドバイス情報を提示してもよい。図15は、次の日以降も同じタイミングで電源オフを行うかをユーザに問い合わせるアドバイス情報(画像)の一例を示す図である。
図15のようなアドバイス情報が提示された結果、次の日以降も同じタイミングで電源オフが行われることにユーザが同意した場合は、機器制御システム10は、アドバイス情報を提示することなく電源オフを行う。
これにより、一度アドバイス情報が提示されると、以降においては、提示予定時刻に空調機器23aの電源が自動的にオフされる。
[変形例2]
上記実施の形態1では、機器制御システム10は、アドバイス情報の提示が行われる当日に、使用終了予測時刻及び提示予定時刻の決定を行ったが、機器制御システム10は、このような決定を、事前(前日以前)に行ってもよい。また、決定された提示予定時刻が、翌日以降に使用されてもよい。
例えば、提示予定時刻が決定された場合に、翌日以降も決定された提示予定時刻にアドバイス情報が毎日提示されるように、ユーザが入力受付部52を通じて設定できてもよい。
これにより、毎日、提示予定時刻なるとアドバイス情報が自動的に提示される。
[変形例3]
上記図6に示されるように、記憶部32において使用終了時刻に使用終了後の室温変化が対応付けられている場合、決定部34は、このような室温変化を考慮して提示予定時刻を決定してもよい。決定部34は、例えば、30分後の室温変化が1℃以内である使用終了時刻の分布を算出し、算出した分布に基づいて提示終了時刻を決定してもよい。
これにより、決定部34は、過去に室温変化が小さかった使用終了時刻の中で、最も頻度が高い使用終了時刻を使用終了予測時刻として決定することができる。このような決定により、電源オフ後の温度変化を考慮したアドバイス情報の提示が実現される。
(実施の形態2)
決定部34は、節電対象機器の使用終了時刻の分布に代えて、節電対象機器の継続使用時間の分布を算出してもよい。実施の形態2では、決定部34が継続使用時間の分布に基づいて使用終了予測時刻を特定する処理について説明する。なお、実施の形態2においても、節電対象機器が空調機器23aである例ついて説明される。
継続使用時間は、節電対象機器の使用終了時刻と使用開始時刻との差により定められる。つまり、継続使用時間は、節電対象機器が電源オンされてから電源オフされるまでの時間である。
決定部34は、空調機器23aの電源がオンされた時刻である使用終了時刻を特定する。決定部34は、具体的には、記憶部32から空調機器23aが接続された分岐回路12の電力消費量を読み出し、読み出した電力消費量をベース消費量と操作消費量とに分割する。決定部34は、ほぼベース消費量のみからなる電力消費量が、操作消費量を含む電力消費量に変化した時刻を使用開始時刻として特定する。一方で、実施の形態1と同様に、空調機器23aの電源がオフされた時刻である使用終了時刻も特定する。
決定部34は、このように特定された使用終了時刻と使用開始時刻との差をとることにより、継続使用時間を算出することができる。なお、使用終了時刻、使用開始時刻、及び継続使用時間は、例えば、端数処理が行われることにより30分刻みで特定される。
次に、決定部34は、1ヶ月分の継続使用時間の分布(ヒストグラム)を算出し、算出した分布に基づいて、節電対象機器の使用終了予測時刻を決定する。図16は、継続使用時間の分布を示す図である。
図16に示される分布では、空調機器23aの継続使用時間の分布が使用開始時刻ごとに示されている。AM4:30に空調機器23aの使用が開始されたときには4時間継続して使用されることが最も多く、次に4時間半継続して使用されることが多い。また、AM5:00に空調機器23aの使用が開始されたときには、3時間継続して使うことが最も多い。
決定部34は、このように算出した分布に基づいて使用終了予測時刻を決定する。例えば、現在運転中の空調機器23aの使用開始時刻がAM4:30である場合には、4時間継続して使用されることが最も多いため、使用開始時刻であるAM4:30の4時間後のAM8:00を使用終了予測時刻として決定する。つまり、決定部34は、算出した分布において、最も度数が大きい階級の階級値(ここでは、4時間)を特定し、空調機器23aの使用開始時刻(AM4:30)から特定した階級値が示す時間経過した時刻(AM8:30)を使用終了予測時刻として決定する。
続いて、決定部34は、決定した使用終了予測時刻よりも所定時間前の時刻を提示予定時刻として決定する。所定時間は、実施の形態1と同様に節電レベルに応じて定められ、節電レベルが「中」である場合は30分である。よって、提示予定時刻は、AM7:30となる。
以上説明したように、実施の形態2では、決定部34は、記憶部32に記憶された電力消費量に基づいて空調機器23aの継続使用時間の分布を算出し、算出した分布に基づいて、空調機器23aの電源のオフを勧めるアドバイス情報の提示予定時刻を決定する。
実施の形態1のように、使用終了時刻の分布に基づいて提示予定時刻を決定する方式は、提示予定時刻を決定するための演算がシンプルであるメリットがある。一方で、空調機器23aがAM7:00に使用開始されたにもかかわらず、AM7:30の時点で空調機器23aの電源のオフを勧めるアドバイス情報が提示される場合がありえる。
これに対し、実施の形態2で説明された継続使用時間の分布に基づいて提示予定時刻を決定する方式は、空調機器23aの使用開始時刻が考慮されるため、より適切なタイミングでアドバイス情報を提示することができる。
また、決定部34は、具体的には、算出した分布において、最も度数が大きい階級の階級値を特定し、空調機器23aの使用開始時刻から特定した階級値が示す時間経過した時刻を使用終了予測時刻として決定する。
これにより、決定部34は、使用開始時刻から最も頻度が高い継続使用時間が経過した時刻を使用終了予測時刻とすることができる。
なお、図16では、空調機器23aの継続使用時間の分布が使用開始時刻ごとに示されているが、実施の形態1の使用終了時刻の分布と同様に、使用開始時刻に無関係に1ヶ月分の継続使用時間の分布が算出されてもよい。
(その他の実施の形態)
以上、実施の形態に係る機器制御システムについて説明したが、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではない。
上記実施の形態では、節電対象機器は、空調機器であったが、節電対象機器は、他の電気機器であってもよい。節電対象機器は、例えば、冷蔵庫、洗濯機、または、IHクッキングヒータなどであってもよい。
また、上記実施の形態では、一例として、1つの分岐回路に1つの電気機器が接続されていたが、1つの分岐回路が1つの部屋(例えば、キッチンまたはリビングなど)に対応するような場合が想定される。このような場合、当該部屋のコンセントに接続された電気機器群の電力消費量の総計が記憶部32に蓄積され、電気機器単位ではなく部屋単位で使用終了予測時刻が決定され、当該部屋における電気機器の節電を促す節電アドバイスが提示される。
上記実施の形態で説明した装置間の通信方法は、一例である。装置間の通信方法については特に限定されるものではない。例えば、装置間においては、無線通信に代えて、有線通信が行われてもよい。有線通信は、具体的には、電力線搬送通信(PLC:Power Line Communication)または有線LANを用いた通信などである。
また、例えば、上記実施の形態において、特定の処理部が実行する処理を別の処理部が実行してもよい。また、複数の処理の順序が変更されてもよいし、複数の処理が並行して実行されてもよい。
また、上記実施の形態における構成要素の装置への振り分けは、一例である。例えば、電力計測装置と制御装置とは、別の装置とされたが、1つの装置とされてもよい。つまり、制御装置が有する各構成要素を電力計測装置が有してもよい。また、例えば、表示装置の機能を制御装置が有してもよい。
また、上記実施の形態において、各構成要素は、専用のハードウェアで構成されるか、各構成要素に適したソフトウェアプログラムを実行することによって実現されてもよい。各構成要素は、CPUまたはプロセッサなどのプログラム実行部が、ハードディスクまたは半導体メモリなどの記録媒体に記録されたソフトウェアプログラムを読み出して実行することによって実現されてもよい。
また、各構成要素は、回路(または集積回路)でもよい。これらの回路は、全体として1つの回路を構成してもよいし、それぞれ別々の回路でもよい。また、これらの回路は、それぞれ、汎用的な回路でもよいし、専用の回路でもよい。
また、本発明の全般的または具体的な態様は、システム、装置、方法、集積回路、コンピュータプログラムまたはコンピュータ読み取り可能なCD−ROMなどの記録媒体で実現されてもよい。また、システム、装置、方法、集積回路、コンピュータプログラム及び記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。例えば、本発明は、コンピュータを、機器制御システムまたは制御装置として機能させるためのプログラムとして実現されてもよい。また、本発明は、機器制御システムが実行する機器制御方法(アドバイス情報の提示方法)として実現されてもよい。
また、上記実施の形態において説明された機器制御システムの動作における複数の処理の順序は一例である。複数の処理の順序は、変更されてもよいし、複数の処理は、並行して実行されてもよい。
その他、各実施の形態に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態、または、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各実施の形態における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本発明に含まれる。
10 機器制御システム
12 分岐回路
23 電気機器(機器)
23a 空調機器
25 計測部
30 制御装置
31a 取得部
31b 温度取得部
32 記憶部
33 抽出部
34 決定部
35 判断部
36 提示部
37 制御部
51 表示部
52 入力受付部

Claims (11)

  1. 各々に機器が接続された複数の分岐回路の電力消費量を計測する計測部と、
    計測された前記電力消費量を取得する取得部と、
    取得された前記電力消費量が蓄積される記憶部と、
    蓄積された前記電力消費量に基づいて、複数の前記機器の中から節電対象機器を抽出する抽出部と、
    蓄積された前記電力消費量に基づいて前記節電対象機器の使用終了時刻の分布を算出し、算出した分布に基づいて、前記節電対象機器の電源のオフを勧めるアドバイス情報の提示予定時刻を決定する決定部と、
    決定された前記提示予定時刻に前記節電対象機器の電源がオンされている場合、前記アドバイス情報を提示する提示部とを備える
    機器制御システム。
  2. 各々に機器が接続された複数の分岐回路の電力消費量を計測する計測部と、
    計測された前記電力消費量を取得する取得部と、
    取得された前記電力消費量が蓄積される記憶部と、
    蓄積された前記電力消費量に基づいて、複数の前記機器の中から節電対象機器を抽出する抽出部と、
    蓄積された前記電力消費量に基づいて前記節電対象機器の継続使用時間の分布を算出し、算出した分布に基づいて、前記節電対象機器の電源のオフを勧めるアドバイス情報の提示予定時刻を決定する決定部と、
    決定された前記提示予定時刻に前記節電対象機器の電源がオンされている場合、前記アドバイス情報を提示する提示部とを備える
    機器制御システム。
  3. 前記節電対象機器は、空調機器であり、
    前記機器制御システムは、さらに、
    前記空調機器が設けられた部屋の室温、及び、前記空調機器が設けられた建物の外気温の少なくとも一方を取得する温度取得部と、
    取得された室温及び外気温の少なくとも一方に基づいて前記アドバイス情報の要否を判断する判断部とを備え、
    前記提示部は、決定された前記提示予定時刻に前記節電対象機器の電源がオンされている場合、
    前記判断部が前記アドバイス情報の提示が必要であると判断したときには、前記アドバイス情報を提示し、
    前記判断部が前記アドバイス情報の提示が不要であると判断したときには、前記アドバイス情報を提示しない
    請求項1または2に記載の機器制御システム。
  4. 前記温度取得部は、前記空調機器が設けられた部屋の室温を取得し、
    前記判断部は、
    前記節電対象機器が冷房運転中である場合、取得された室温が第一所定温度よりも低いときに前記アドバイス情報の提示が必要であると判断し、
    前記節電対象機器が暖房運転中である場合、取得された室温が前記第一所定温度よりも低い第二所定温度以上であるときに前記アドバイス情報の提示が必要であると判断する
    請求項3に記載の機器制御システム。
  5. 前記温度取得部は、前記空調機器が設けられた部屋の室温、及び、前記空調機器が設けられた建物の外気温の両方を取得し、
    前記機器制御システムは、さらに、表示部を備え、
    前記提示部は、前記表示部に画像を表示させることにより前記アドバイス情報を提示し、
    前記画像においては、取得された室温の変化、及び、取得された外気温の変化が時系列に表示される
    請求項3または4に記載の機器制御システム。
  6. さらに、前記アドバイス情報に応じたユーザの入力を受け付ける入力受付部と、
    前記入力受付部が受け付けた入力が前記節電対象機器の電源のオフを受諾することを示す場合に前記節電対象機器の電源をオフする制御部とを備える
    請求項3〜5のいずれか1項に記載の機器制御システム。
  7. 前記決定部は、算出した分布に基づいて、前記節電対象機器の使用終了予測時刻を決定し、決定した使用終了予測時刻よりも所定時間前の時刻を前記提示予定時刻として決定する
    請求項1または2に記載の機器制御システム。
  8. 前記決定部は、算出した分布において、最も度数が大きい階級の階級値が示す時刻を前記使用終了予測時刻として決定する
    請求項7に記載の機器制御システム。
  9. 前記決定部は、算出した分布において、最も度数が大きい階級の階級値を特定し、前記節電対象機器の使用開始時刻から特定した階級値が示す時間経過した時刻を前記使用終了予測時刻として決定する
    請求項7に記載の機器制御システム。
  10. さらに、節電に対する意欲を示す節電レベルの入力をユーザから受け付ける入力受付部を備え、
    前記決定部は、前記入力受付部が受け付けた節電レベルが高い意欲を示すほど、前記所定時間を長い時間にして前記提示予定時刻を決定する
    請求項7〜9のいずれか1項に記載の機器制御システム。
  11. コンピュータを、請求項1〜10のいずれか1項に記載の機器制御システムとして機能させるためのプログラム。
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