JP6358450B2 - 通信システム及び負荷バランシングの方法 - Google Patents

通信システム及び負荷バランシングの方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6358450B2
JP6358450B2 JP2016570052A JP2016570052A JP6358450B2 JP 6358450 B2 JP6358450 B2 JP 6358450B2 JP 2016570052 A JP2016570052 A JP 2016570052A JP 2016570052 A JP2016570052 A JP 2016570052A JP 6358450 B2 JP6358450 B2 JP 6358450B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cell
condition
type
base station
satisfied
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016570052A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017517214A (ja
Inventor
スアレス,アルベルト
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Publication of JP2017517214A publication Critical patent/JP2017517214A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6358450B2 publication Critical patent/JP6358450B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W92/00Interfaces specially adapted for wireless communication networks
    • H04W92/16Interfaces between hierarchically similar devices
    • H04W92/20Interfaces between hierarchically similar devices between access points
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W28/00Network traffic management; Network resource management
    • H04W28/02Traffic management, e.g. flow control or congestion control
    • H04W28/08Load balancing or load distribution
    • H04W28/09Management thereof
    • H04W28/0925Management thereof using policies
    • H04W28/0942Management thereof using policies based on measured or predicted load of entities- or links
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W36/00Hand-off or reselection arrangements
    • H04W36/0005Control or signalling for completing the hand-off
    • H04W36/0083Determination of parameters used for hand-off, e.g. generation or modification of neighbour cell lists
    • H04W36/0085Hand-off measurements
    • H04W36/0094Definition of hand-off measurement parameters
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W28/00Network traffic management; Network resource management
    • H04W28/02Traffic management, e.g. flow control or congestion control
    • H04W28/08Load balancing or load distribution
    • H04W28/086Load balancing or load distribution among access entities
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W28/00Network traffic management; Network resource management
    • H04W28/02Traffic management, e.g. flow control or congestion control
    • H04W28/08Load balancing or load distribution
    • H04W28/086Load balancing or load distribution among access entities
    • H04W28/0861Load balancing or load distribution among access entities between base stations
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W28/00Network traffic management; Network resource management
    • H04W28/02Traffic management, e.g. flow control or congestion control
    • H04W28/08Load balancing or load distribution
    • H04W28/09Management thereof
    • H04W28/0958Management thereof based on metrics or performance parameters
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W36/00Hand-off or reselection arrangements
    • H04W36/0005Control or signalling for completing the hand-off
    • H04W36/0083Determination of parameters used for hand-off, e.g. generation or modification of neighbour cell lists
    • H04W36/0085Hand-off measurements
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W36/00Hand-off or reselection arrangements
    • H04W36/16Performing reselection for specific purposes
    • H04W36/22Performing reselection for specific purposes for handling the traffic
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W36/00Hand-off or reselection arrangements
    • H04W36/0005Control or signalling for completing the hand-off
    • H04W36/0083Determination of parameters used for hand-off, e.g. generation or modification of neighbour cell lists
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W36/00Hand-off or reselection arrangements
    • H04W36/0005Control or signalling for completing the hand-off
    • H04W36/0083Determination of parameters used for hand-off, e.g. generation or modification of neighbour cell lists
    • H04W36/00837Determination of triggering parameters for hand-off
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W36/00Hand-off or reselection arrangements
    • H04W36/08Reselecting an access point

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Description

本発明は、セルラ遠距離通信ネットワーク又は無線遠距離通信ネットワークに関し、限定するものではないが特に、無線アクセスネットワークにおける負荷分散の最適化に関する。本発明は、限定するものではないが特に、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)仕様のロングタームエボリューション(LTE)標準規格に従って実施される無線遠距離通信ネットワークに関する。
3GPP LTEネットワークでは、無線アクセスネットワーク(RAN)の基地局(すなわち、発展型NodeB、eNB)が、コアネットワーク(CN)と、基地局のカバレッジエリア内に位置するユーザ機器(UE)との間でデータ及びシグナリングを送信する。RANの基地局は、一般に、複数の「通常」の基地局又は「マクロ」基地局及び複数の「スモールセル」基地局又は「ピコ」基地局(低電力ノードLPNと呼ばれることが多い)を含む。LTEでは、RANは、発展型ユニバーサル地上無線アクセス(E−UTRA)ネットワーク(E−UTRAN)と呼ばれ、コアネットワークは、発展型パケットコア(EPC)ネットワークと呼ばれる。ユーザ機器は、例えば、移動電話機、移動通信デバイス、ユーザ通信デバイス、ラップトップコンピュータ等から成ってよい。
LTEネットワークでは、複数のそれぞれ異なる負荷メトリックを「X2」インターフェース等の適した基地局対基地局インターフェースによって近傍の基地局間で交換することができる。3GPP TS36.423のセクション9.1及び9.2に記載されているように、そのような負荷メトリックは、以下のうちの1つ又は複数を含む。
−合成利用可能容量(CAC:Composite Available Capacity);
−物理リソースブロック(PRB)使用量:i)保証ビットレート(GBR)ベアラ用;ii)非GBRベアラ用;又はiii)それらの双方用;
−トランスポートネットワークレイヤ(TNL)負荷;及び、
−ハードウェア(HW)負荷。
これらの測定値のそれぞれは、アップリンク(UL)及びダウンリンク(DL)について別々に報告され得る。
いわゆる移動負荷バランシング(MLB)機能は、ネットワークにおける負荷の分散をバランスさせるために、ネットワークノード(例えば、基地局)の移動パラメータ構成を最適化することを担当する。MLBは、近傍の基地局間で交換される上記メトリックを含む、情報に依存している。
一般に、負荷バランシング手順を開始する基地局は、どの基地局(ら)がどの測定値を報告する必要があるのかを決定し、関連付けられたいずれかの移動パラメータを調整する必要があるか否かを判断するために、報告された測定値を処理する。通常、MLB機能は、サービングされたセル内の負荷が近傍セルによって報告された負荷よりも少なくとも或るマージンだけ大きい場合にオフロードを実行する。このマージンの目的は、振動及びあまりに頻繁なパラメータ変更を防止することである。それぞれ異なる負荷メトリックを相関させることができるが、その場合であっても、異なるメトリック又はリンク方向(アップリンク/ダウンリンク)がMLB機能によって考慮されているときは、2つのセル間で反対方向にアンバランスが存在する場合がある。
そのようなアンバランスの結果、基地局間にコンフリクトが生じる場合がある。すなわち、セルAを運用する基地局は、セルBに対してオフロードを試みる場合がある一方、同時に又はその後、セルBを運用する基地局は、セルAに対してオフロードを試みる場合がある。
したがって、本発明の目的は、通信ネットワークの性能を改善すること、及びセル間でオフロードを実行することができる方法を改良することである。
一つの態様において、本発明は、各々が複数のユーザ通信デバイスと通信するそれぞれのセルを運用する、複数の基地局を備える通信ネットワークにおいて、セルを運用する基地局であって、該基地局は、i)該基地局によって運用される第1のセルの第1のタイプの測定結果と、ii)前記複数の基地局のうちの異なる基地局によって運用される第2のセルの前記第1のタイプの測定結果を特定する情報と、iii)前記第1のセルの第2のタイプの測定結果と、iv)前記第2のセルの前記第2のタイプの測定結果を特定する情報と、を取得する手段を備えた基地局を提供する。基地局は、前記第1のセル及び前記第2のセルのそれぞれの第1のタイプのそれぞれの前記測定結果のマージンを考慮した比較に基づいて、第1の条件が満たされているか否かを判断する手段であって、該第1の条件は、満たされているとき、負荷が前記第1のセルから前記第2のセルに向けてオフロードされるべきであることを示す、前記第1の条件が満たされているか否かを判断する手段と;前記第1のセル及び前記第2のセルのそれぞれの第2のタイプのそれぞれの前記測定結果のマージンと所定のオフセットとを考慮した比較に基づいて、第2の条件が満たされているか否かを判断する手段であって、該第2の条件は、満たされているとき、前記異なる基地局が、前記第1のセル及び前記第2のセルのそれぞれの第2のタイプのそれぞれの前記測定結果に基づいて、前記第2のセルから前記第1のセルに負荷をオフロードしないことを示す、前記第2の条件が満たされているか否かを判断する手段と;前記判断に基づいて、少なくとも前記第1の条件及び前記第2の条件が満たされているとき、負荷バランシングを制御する制御手段と:を備え、前記制御手段は、前記第1のセルから前記第2のセルに向けて負荷のオフロードを開始するように動作可能である。
一つの態様において、本発明は、各々が複数のユーザ通信デバイスと通信するそれぞれのセルを運用する、複数の基地局を備える通信ネットワークにおいて、セルを運用する基地局であって、該基地局は、トランシーバ及びプロセッサを備え、前記トランシーバは、i)該基地局によって運用される第1のセルの第1のタイプの測定結果と、ii)前記複数の基地局のうちの異なる基地局によって運用される第2のセルの前記第1のタイプの測定結果を特定する情報と、iii)前記第1のセルの第2のタイプの測定結果と、iv)前記第2のセルの前記第2のタイプの測定結果を特定する情報と、を取得するように構成された、基地局を提供する。前記プロセッサは、前記第1のセル及び前記第2のセルのそれぞれの第1のタイプのそれぞれの前記測定結果のマージンを考慮した比較に基づいて、第1の条件が満たされているか否かを判断することであって、該第1の条件は、満たされているとき、負荷が前記第1のセルから前記第2のセルに向けてオフロードされるべきであることを示す、前記第1の条件が満たされているか否かを判断することと;前記第1のセル及び前記第2のセルのそれぞれの第2のタイプのそれぞれの前記測定結果のマージンと所定のオフセットとを考慮した比較に基づいて、第2の条件が満たされているか否かを判断することであって、該第2の条件は、満たされているとき、前記異なる基地局が、前記第1のセル及び前記第2のセルのそれぞれの第2のタイプのそれぞれの前記測定結果に基づいて、前記第2のセルから前記第1のセルに負荷をオフロードしないことを示す、前記第2の条件が満たされているか否かを判断することと;前記判断に基づいて、少なくとも前記第1の条件及び前記第2の条件が満たされているとき、負荷バランシングを制御することと;を行うように構成されており、該プロセッサは、前記第1のセルから前記第2のセルに向けて負荷のオフロードを開始するように動作可能である。
一つの態様において、本発明は、上記基地局と、前記第2のセルを運用する基地局と、少なくとも1つのユーザ通信デバイスとを備える、システムを提供する。
一つの態様において、本発明は、各々が複数のユーザ通信デバイスと通信するそれぞれのセルを運用する、複数の基地局を備える通信ネットワークにおいて、セルを運用する基地局によって実行される方法であって、該方法は、i)前記基地局によって運用される第1のセルの第1のタイプの測定結果と、ii)前記複数の基地局のうちの異なる基地局によって運用される第2のセルの前記第1のタイプの測定結果を特定する情報と、iii)前記第1のセルの第2のタイプの測定結果と、iv)前記第2のセルの前記第2のタイプの測定結果を特定する情報と、を取得することを含む方法を提供する。該方法は、前記第1のセル及び前記第2のセルのそれぞれの第1のタイプのそれぞれの前記測定結果のマージンを考慮した比較に基づいて、第1の条件が満たされているか否かを判断することであって、該第1の条件は、満たされているとき、負荷が前記第1のセルから前記第2のセルに向けてオフロードされるべきであることを示す、前記第1の条件が満たされているか否かを判断することと;前記第1のセル及び前記第2のセルのそれぞれの第2のタイプのそれぞれの前記測定結果のマージンと所定のオフセットとを考慮した比較に基づいて、第2の条件が満たされているか否かを判断することであって、該第2の条件は、満たされているとき、前記異なる基地局が、前記第1のセル及び前記第2のセルのそれぞれの第2のタイプのそれぞれの前記測定結果に基づいて、前記第2のセルから前記第1のセルに負荷をオフロードしないことを示す、前記第2の条件が満たされているか否かを判断することと;前記判断に基づいて、少なくとも前記第1の条件及び前記第2の条件が満たされているとき、負荷バランシングを制御することと;を含み、前記制御することは、前記第1のセルから前記第2のセルに向けて負荷のオフロードを開始するように動作可能である。
本発明は、開示される全ての方法の場合に、対応する装置において実行するための対応するコンピュータプログラム又はコンピュータプログラム製品、機器自体(ユーザ機器、ノード又はその構成要素)及び機器を更新する方法を提供する。
ここで、本発明の例示的な実施形態を、例として、添付の図面を参照しながら説明する。
本発明を適用することができるタイプの移動遠距離通信システムを概略的に示す図である。 図1の遠距離通信ネットワークにおける使用に適した移動通信デバイスのブロック図である。 図1の遠距離通信ネットワークにおける使用に適した基地局のブロック図である。 図1の遠距離電気通信ネットワークにおける本発明の一実施形態による例示的な負荷メトリックを示す図である。 図1の遠距離通信ネットワークにおける本発明の一実施形態による例示的な負荷バランシング機能を示す図である。 図4に示す実施形態の一変更形態による例示的な負荷メトリックを示す図である。 絶対閾値及び相対閾値を有する例示的な負荷メトリックの比較を示す図である。 図4に示す実施形態の一変更形態による例示的な負荷メトリックを示す図である。 本発明の一例示的な実施形態を実行している間に、図1の遠距離通信ネットワークの要素間で交換されるメッセージを示すタイミング図である。
概略
図1は、複数の移動通信デバイス3−1〜3−3(これらのそれぞれは移動電話機又は他の互換性のあるユーザ機器から成る)と、複数の基地局5−1〜5−3とを備える移動(セルラ)遠距離通信システム1を概略的に示している。これらの複数の基地局のそれぞれは、関連付けられたセル(それぞれセルA〜C)を運用する。基地局5−1〜5−3はいずれも、通常のマクロeNB及び/又はスモールセル基地局(ホーム発展型ノードB(HeNB)、ピコ基地局又はフェムト基地局等)から成ってよい。
この例では、第1の移動通信デバイス3−1は、最初は、第3の基地局5−3によって運用されるセルCを介してサービングされ、第2の移動通信デバイス3−2及び第3の移動通信デバイス3−3は、最初は、第1の基地局5−1によって運用されるセルAを介してサービングされる。当業者であれば理解されるように、図1には、例示の目的で、3つの移動通信デバイス3及び3つの基地局5が示されているが、追加のユーザ機器及び/又は基地局が、展開されたシステムに存在してもよい。各基地局5は、2つ以上のセルを運用することができることも理解されるであろう。
基地局5のそれぞれとコアネットワーク7との間の通信は、いわゆる「S1」インターフェースを介する。コアネットワーク7は、通常は、とりわけホーム加入者サーバ(HSS)、移動管理エンティティ(MME)、サービングゲートウェイ(S−GW)、及びパケットデータネットワーク(PDN)ゲートウェイ(P−GW)を備える。これらは、簡素化するために省略されている。
「X2」インターフェースも、近傍の基地局5の間の通信用に設けられ、それらの間の(直接的な、又はスモールセルゲートウェイ、X2ゲートウェイ等の他のノードを介した)データ交換を容易にしている。
移動遠距離通信システム1では、基地局5は、有利には、それらのそれぞれの近傍基地局によって報告される複数の負荷メトリックを考慮に入れることによって、移動負荷バランシングを実行するように構成されている。例えば、第1の基地局5−1は、周期的に、又は第1の基地局5−1が、それ自身の負荷が所定の閾値を上回っていると判断したときに、他の基地局5−2及び5−3のうちの少なくとも一方によって報告されるいくつかの負荷メトリックを要求するように構成されている。他の基地局5−2及び5−3は、負荷メトリックを生成し、要求側基地局5−1に送信する。MLB機能は、これらの負荷メトリックに基づいて、近傍のセルB及びCの1つ又は複数に対してオフロードを開始すべきか否かを判断することができる。
しかしながら、基地局のオフロード判定を決定するのにメトリックのサブセットしかMLB機能によって要求されないか若しくは考慮に入れられないとき、及び/又はそれぞれ異なる基地局がそれぞれ異なるメトリックのセットに基づいてオフロード判定を行うとき、依然としてコンフリクトが発生する場合がある。例えば、ダウンリンク方向では、或るセル(例えば、セルA)のPRB使用量が、別のセル(例えば、セルB)のPRB使用量に所定のマージンを加えたものよりも大きい場合がある。これは、PRBDL(セルA)>PRBDL(セルB)+マージンとして表すことができる。一方で、同時に、アップリンク方向では、セルBのPRB使用量が、セルAのPRB使用量に所定のマージンを加えたものよりも大きい場合がある(PRBUL(セルB)>PRBUL(セルA)+マージン)。そのようなコンフリクトの結果、セル間で1つ又は複数のUEの(不必要な)ハンドオーバが繰り返される場合があるとともに、影響を受けたユーザの性能がその後劣化し、シグナリング負荷が増加する場合がある。
この例示的な実施形態では、第1の基地局5−1のMLB機能は、特定の近傍セルがオフロードの適切な候補であるか否かを判断するために、報告された複数のメトリックのうちのそれ自身のセル(セルA)についての第1のメトリックを、近傍のセル(すなわち、第2の基地局5−2の場合のセルB及び第3の基地局5−3の場合のセルC)についての対応するメトリックと比較するとともに、近傍のセルについて報告された異なる各メトリック(例えば、第1のメトリック以外の全てのメトリック)を、それ自身のセルについて取得された対応するメトリックと比較するように構成されている。具体的に言えば、以下の条件が満たされる場合に、特定のセルは、オフロードの適切な候補であると判断される。
(1)Q(A)≧Q(B)+M(i)となる第1のメトリックQが存在し、
かつ、
(2)他の全ての「2次」メトリックQ(k≠iである)について、Q(B)≦Q(A)+(M(k)−δ(k))である。
ここで、「M」は、負荷メトリックのそれぞれについて規定されたそれぞれのマージンであり、「A」及び「B」は、それぞれセルA及びセルBを示し、「δ」は、条件(2)のマージンMに適用される所定のオフセットである。
換言すれば、(1)近傍セル(例えば、セルB)について報告された第1のメトリック(Q)によって示される負荷よりも少なくともマージン(M)だけ大きな負荷を示す少なくとも第1のメトリック(Q)が第1の基地局5−1のセル(セルA)に存在し、かつ、(2)第1のメトリック以外のいずれのメトリックについても、ハンドオーバ候補セル(例えば、セルB)について報告された負荷を示すメトリック(Q)が、第1の基地局5−1のセル(セルA)のそのメトリック(Q)によって示される負荷にマージン(M)を加えてそのメトリックに関連付けられた所定のオフセット(δ)を引いたもの以下である場合には、第1の基地局5−1のMLB機能は、特定のセルがオフロードの適切な候補であると判断する。
マージンMは、あらかじめ定められてよく(例えば、基地局5、セル、及び/又はRANに固有とすることができる)、及び/又は適切な場合には、負荷メトリックのタイプごとに別々のマージンMが存在してもよい。実際上、条件(2)におけるマージンMは、その後の(第2の基地局5−2による)MLB処理において、第1のメトリックに基づくセルBからセルAへの「逆」オフロードの可能性を低減する役割を果たす一方、オフセット「δ」は、他のメトリックQに基づく逆オフロードの可能性を低減する役割を果たす。それゆえ、有利には、近傍の基地局5のMLB機能間での潜在的なコンフリクトを防止することでき、さらに、これによって、基地局5間の不必要なシグナリング及びハンドオーバの必要性を低減することができる。
このように、実際上、第1の基地局5−1のMLB機能は、セルAからセルBへのオフロードをもたらす場合があるメトリック(ら)だけでなく、セルBからセルAへのその後のオフロードを検討するとき、近傍基地局5−2のMLB機能によって用いられる場合があるメトリックも考慮に入れる。
「一般的」条件(1)は、セルAのアクティブ化閾値も含んでもよく、その場合、条件(2)を検討する前に、特定の負荷メトリックの値は、そのアクティブ化閾値(所与の負荷メトリックに関連付けられている)を上回っている必要がある。換言すれば、条件(2)を調べる前に、次の不等式、すなわちQ(A)≧ThACT(i)が満たされている必要がある。このアクティブ化閾値は、有利には、特定のメトリックによって示される負荷が低いときに(この負荷が、そのメトリックによって示される近傍セルの負荷よりも大きい場合であっても)、MLB機能がオフロードを開始すること(及び関連付けられたシグナリング)を防止する。
上記条件(2)の一変更形態、本明細書において条件(2’)では、MLB機能は、本明細書において条件(2’)と呼ばれる、変更した条件(2)を実施するときの閾値(絶対的又は相対的のいずれか)を考慮に入れるように構成されている。この場合、以下の条件が満たされる場合に、特定のセルは、オフロードの適切な候補であると判断される。
(1)Q(A)≧Q(B)+M(i)となるメトリックQが存在し、
かつ、
(2’)他の全てのメトリックQ(k≠iである)について、
Figure 0006358450
である。
ここで、「M」は、負荷メトリックのそれぞれについて規定されたそれぞれのマージンであり、「M」は、比較されている負荷メトリック「i」及び「k」の(例えば、特定の)組合せに依存したマージンであり、「Th(i,k)」は、条件(2’)を適用するための閾値であり、「A」及び「B」は、それぞれセルA及びセルBを示し、「δ」は、条件(2’)のマージンMに適用される所定のオフセットである。
換言すれば、(1)近傍セル(例えば、セルB)について報告された第1のメトリック(Q)によって示される負荷よりも少なくともマージン(M)だけ大きな負荷を示す少なくとも第1のメトリック(Q)が第1の基地局5−1のセル(セルA)に存在し、かつ、(2)第1のメトリック以外のいずれのメトリックについても、ハンドオーバ候補セル(例えば、セルB)について報告された負荷を示すメトリック(Q)が、
i)第1の基地局5−1のセル(セルA)のそのメトリック(Q)によって示される負荷にマージン(M)を加えてそのメトリックに関連付けられた所定のオフセット(δ)を引いたものと、
ii)条件(2’)に関連付けられた閾値(Th(i,k))と、
iii)第1の基地局5−1のセル(セルA)の第1のメトリック(Q)から、比較されている2つのセルの対応する負荷メトリック間の必要とされる差を指定するマージン(M)を引いたものと、
のうちの大きなもの以下である場合に、第1の基地局5−1のMLB機能は、特定のセルがオフロードの適切な候補であると判断する。
閾値「Th(i,k)」は、「絶対」閾値と呼ばれる場合があるのに対して、マージンMは、「相対」閾値と呼ばれる場合がある。なぜならば、Mは、絶対負荷レベルではなく、2つのセルの対応する負荷メトリック間の最小差を設定することに用いられるからである。
上記閾値(ら)は、有利には、例えば、メトリックのうちの1つしか、セルBよりもセルAにおいて(大幅に)高い負荷を示していない一方、他のいずれのメトリックもセルAにおいてその1つのメトリックよりも低い負荷を示している場合に、潜在的なオフロードの機会がMLB機能によって検討されないというリスクを低減することができる。さらに、これは、メトリックの1つのタイプのみ(必ずしも他のメトリックではない)に対応するセルAにおける過負荷に起因する潜在的な通信問題(障害、遅延、再送信等)のリスクも低減する。
負荷メトリック
基地局5が負荷バランシングを実行することができる特定の方法を詳細に論述する前に、3GPPの技術仕様書(TS)36.423においてLTEについて合意された負荷メトリックについて簡単に説明することにする。この技術仕様書の内容全体は、引用することによって本明細書の一部をなす。
以下の表1(TS36.423の表9.1.2.14に概ね対応する)は、近傍の基地局間で(例えば、X2インターフェース上において)送信することができる「リソースステータス更新」メッセージの内容を示している一方、表2〜表6は、基地局間で送信されるリソースステータス更新メッセージに含めることができる負荷メトリックに関係した様々な情報要素(IE)を示している。
具体的に言えば、「ハードウェア負荷インジケータ」IE(表2)は、ハードウェア負荷インジケータIEを送信する基地局の特定のセルが遭遇するハードウェア負荷のステータスを示す。「S1 TNL負荷インジケータ」IE(表3)は、セルが遭遇するS1(S1インターフェース)トランスポートネットワーク負荷のステータスを示す。「無線リソースステータス」IE(表4)は、ダウンリンク及びアップリンクにおける全てのトラフィックのPRBの使用量を示す。「合成利用可能容量グループ」IE(表5)は、ダウンリンク及びアップリンクにおけるセル内の全体の利用可能なリソースレベルを示す。「合成利用可能容量」IE(表6)は、ダウンリンク又はアップリンクのいずれかにおける基地局のセル内の全体の利用可能なリソースレベルを示す。「負荷インジケータ」IE(表7)は、特定の基地局(1つ又は複数のセルを運用する)の負荷のステータスを示す。最後に、「容量値」IE(表8)は、特定の基地局の全E−UTRANリソースに対するその基地局において利用可能なリソースの量を示す。
Figure 0006358450
Figure 0006358450
Figure 0006358450
Figure 0006358450
Figure 0006358450
Figure 0006358450
Figure 0006358450
Figure 0006358450
移動通信デバイス
図2は、図1に示す移動通信デバイス3の主要構成要素を示すブロック図である。図示するように、移動通信デバイス3は、基地局5に対して1つ又は複数のアンテナ33を介して信号を送受信するように動作可能なトランシーバ回路31を有する。図2に必ずしも示されていないが、移動通信デバイス3は当然ながら、従来の移動電話機3の全ての通常の機能(ユーザインターフェース35等)を有することができ、これを適宜、ハードウェア、ソフトウェア及びファームウェアのうちの任意の1つ又はそれらの任意の組合せによって提供することができる。移動通信デバイス3は、移動通信デバイス3の動作を制御するコントローラ37を有する。コントローラ37は、メモリ39と関連付けられ、トランシーバ回路31に結合される。ソフトウェアは、メモリ39内に予めインストールされてよく、及び/又は、例えば遠距離通信ネットワークを介して若しくは取外し可能なデータ記憶デバイス(RMD)からダウンロードすることができる。
コントローラ37は、この例では、メモリ39内に記憶されたプログラム命令又はソフトウェア命令によって、移動通信デバイス3の全体動作を制御するように構成される。示すように、これらのソフトウェア命令は、とりわけ、オペレーティングシステム41、通信制御モジュール43、及びハンドオーバモジュール45を備える。
通信制御モジュール43は、移動通信デバイス3と基地局5との間の通信を制御するように動作可能である。また、通信制御モジュール43は、アップリンクデータと、基地局5に送信される制御データとの別個のフローを制御する。
ハンドオーバモジュール45は、ハンドオーバに関係した基地局の命令に従うことを担当する。そのような命令は、1つ又は複数のセルに関する信号測定を実行して報告することと、(例えば、報告された信号測定及び/又はサービング基地局に利用可能な任意の負荷バランシングメトリックに基づいて)(現在の)サービング基地局によって示されたセル(ターゲットセル)へのハンドオーバを実行することとに関係することができる。
基地局
図3は、図1に示す基地局5−1〜5−3の主な構成要素を示すブロック図である。図示するように、基地局5は、移動通信デバイス3に対して1つ又は複数のアンテナ53を介して信号を送受信するように動作可能であるとともに、コアネットワーク7及び/又は他の基地局5に対してネットワークインターフェース55を介して信号を送受信するように動作可能であるトランシーバ回路51を備える。ネットワークインターフェース55は、通常、コアネットワーク7と通信するS1インターフェースと、他の基地局と通信するX2インターフェースとを備える。コントローラ57は、メモリ59に記憶されたソフトウェアに従ってトランシーバ回路51の動作を制御する。このソフトウェアは、とりわけ、オペレーティングシステム61、通信制御モジュール63、負荷測定モジュール64、報告モジュール65、移動負荷バランシング(MLB)モジュール66、及びハンドオーバ制御モジュール67を含む。
通信制御モジュール63は、基地局5と移動通信デバイス3との間の通信を制御するように動作可能であるとともに、基地局5と基地局5に接続された他のネットワークエンティティ(例えば、他の基地局及びコアネットワークエンティティ)との間の通信を制御するように動作可能である。通信制御モジュール63は、アップリンクユーザートラフィック及びダウンリンクユーザートラフィックと、例えば、移動通信デバイス3の動作を管理する制御データを含む、基地局5によってサービングされる移動通信デバイス3に送信される制御データとの個々のフローも制御する。
負荷測定モジュール64は、例えば、それぞれの各移動通信デバイス3に属するGBRトラフィック及び/又は非GBRトラフィックによって現在用いられている物理リソースブロックの数を計算することによって、現在のシステム/セル負荷の測定を実行するように動作可能である。そのような測定は、周期的に及び/又はトリガーの検出時(近傍の基地局からの測定要求の受信時等)に実行されてよい。負荷測定の結果は、例えば、負荷メトリックの形態で他のモジュールに直接(例えば、要求に応じて)又はメモリ59を介して提供されてよい。
報告モジュール65は、(負荷測定モジュール64によって実行される)負荷測定の報告に関係したメッセージをハンドリング(例えば、受信、生成、及び送信)するように動作可能である。この例では、報告モジュール65は、X2APプロトコルに従ってフォーマットされたメッセージをハンドリングするように動作可能である。
MLBモジュール66は、オフロード動作を実行するか否か及びどのセルに対して実行するのかを判断するために、(負荷測定モジュール64から取得された)その基地局自身のセルの負荷メトリックと、1つ又は複数の近傍のセルについて(報告モジュール65を介して)取得された対応する負荷メトリックとを比較することを担当する。
ハンドオーバ制御モジュール67は、基地局5によってサービングされる移動通信デバイス3に、ハンドオーバに関係した手順を実行するように命令することを担当する。そのような命令は、(基地局5及び/又は近傍の基地局の)1つ又は複数のセルに関して信号測定を実行して報告することと、(例えば、報告された信号測定及び/又はMLBモジュール66に利用可能な任意の負荷バランシングメトリックに基づいて)基地局5によって示されたセル(ターゲットセル)へのハンドオーバを実行することと、に関係してよい。
上記の説明において、移動通信デバイス3及び基地局5は、理解を容易にするために、いくつかの別個のモジュール(通信制御モジュール、負荷測定モジュール、MLBモジュール、及びハンドオーバ制御モジュール等)を有するものとして説明されている。これらのモジュールは、或る特定の応用形態の場合、例えば、本発明を実施するために既存のシステムが変更された場合には、このようにして設けられてよいが、他の応用形態、例えば、最初から本発明の特徴を念頭に置いて設計されるシステムでは、これらのモジュールはオペレーティングシステム又はコード全体の中に組み込まれてよく、これらのモジュールは別個の実体として区別可能でない場合もある。これらのモジュールは、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア又はこれらの組合せにおいて実施されてよい。
動作
上記で説明したように、MLB機能(MLBモジュール66)の可能な手法は、サービングされたセル内の負荷が近傍セル内の負荷よりも少なくとも或るマージンだけ大きい場合に、オフロードを実行することである。以下の記載は、基地局5間で交換されるいくつかのメトリックに基づいてオフロード判定を決定することができるとともに、それぞれ異なる基地局5によるそれぞれ異なるメトリックのうちの2つ以上の使用から生じる前述のコンフリクトも回避することができる幾つかの可能な方法を、図4〜図9を参照して説明している。
上記表2〜表8に見て取ることができるように、それぞれ異なる測定値(メトリック)は、それぞれ異なる報告粒度を有してよい。例えば、CAC及びPRB使用量の場合、範囲0〜100内の整数値が報告される一方、他の測定値の場合、4つの離散値(「低」、「中」、「高」、及び「過負荷」)のうちの1つのみが報告されてよい。さらに、測定値は同じ極性を有しなくてよく(例えば、PRB使用量、HW負荷及びTNL負荷は、セル内の負荷を示すのに対して、CACは利用可能な容量を示す)、すなわち、幾つかのメトリックは、利用可能な(未使用の)容量を表す一方、他のメトリックは、既に用いられる(したがって、利用可能でない)容量(すなわち、現在の負荷)を表す。報告されるメトリック間には、メトリックが同じ単位及び/又同じ極性を用いる場合であっても、適切な変換によって対処することが必要となり得る他の相違点も存在してもよい(例えば、TNL負荷又はHW負荷は、基地局によって制御される1つのセルのみに対応する場合もあれば、数個のセルに対応する場合もあるのに対して、PRB使用量又はCACは、常に個々のセルに対応する)。
本発明は、必要な場合には、報告されるメトリックの(報告側基地局又は要求側基地局のいずれかにおける)適切な変換によってこれらの問題も克服する。
表9は、列挙値「低」、「中」、「高」、及び「過負荷」が、実際の(測定された)値を所定の閾値のセットと比較し、その値を量子化間隔のそれぞれの中点になるように推定することによって取得される、様々なメトリックの例示的な変換を示している。
Figure 0006358450
以下では、2つの基地局間で交換されるメトリックのセットを、Q,...,Qによって示すことにする。ここで、各Qは、任意の必要な変換が行われた後に交換されるメトリックのうちの1つに対応する。この例では、そのような変換は、好ましくは、メトリックを要求する第1の基地局5−1によって実行される(すなわち、近傍基地局5−2、5−3は、標準的なメトリックを提供する)。ただし、他の例では、変換がもしあれば、測定を実行する第2の基地局5−2及び第3の基地局5−3がこの変換を実行することができることが理解されるであろう。換言すれば、近傍基地局5−2、5−3は、以下の条件(1)及び(2)を調べるときに要求側基地局5−1のMLBモジュール66によって必要とされるフォーマットに既に適合した(変換された)メトリックを提供してよい。
したがって、上記で説明したように、各近傍基地局5−2、5−3について、第1の基地局5−1のMLBモジュール66は、近傍のセル(すなわち、第2の基地局5−2の場合にはセルB及び第3の基地局5−3の場合にはセルC)について報告された(及び適宜変換された)複数のメトリックを、それ自身のセル(すなわち、セルA)について取得された対応する複数のメトリックと比較するように構成されている。この比較に基づいて、MLBモジュール66は、特定の近傍セル(例えば、セルB)が、オフロードの適切な候補であるか否か、すなわち、以下の条件がそのセルについて満たされるか否かを判断する。
(1)Q(A)≧Q(B)+M(i)となるメトリックQが存在し、
かつ、
(2)他の全てのメトリックQ(k≠iである)について、Q(B)≦Q(A)+(M(k)−δ(k))である。
ここで、「M」は、負荷メトリックのそれぞれについて規定されたそれぞれのマージンであり、「A」及び「B」は、それぞれセルA及びセルBを示し、「δ」は、条件(2)のマージンMに適用される所定のオフセットである。
換言すれば、MLBモジュール66は、(1)セルBについて(報告モジュール65を介して)報告された第1のメトリック(Q)によって示される負荷よりも少なくともマージン(M)だけ大きな負荷(負荷測定モジュール64によって測定される)を示す少なくとも第1のメトリック(Q)が第1の基地局5−1自身のセル(セルA)に存在し、かつ、(2)第1のメトリック以外のいずれのメトリックについても、セルBについて報告された負荷を示すメトリック(Q)が、セルAのそのメトリック(Q)によって示される負荷に上記マージン(M)を加えてそのメトリックに関連付けられた所定のオフセット(δ)を引いたもの以下である場合に、セルBがオフロードの適切な候補であると判断する。
図4は、図1の移動遠距離通信ネットワーク1における本発明の一実施形態による例示的な負荷メトリックを示している。図4の左側は、条件(2)におけるオフセットδを含めていない場合に、オフロードがセルAからセルBに行われる例示的なシナリオを示している。そのようなオフロードの起こり得る結果が、図4の右側に示されており、その結果として、その後のMLBの反復では、オフロードが逆方向(セルBからセルA)に実行される可能性がある(セルA及びセルBにおいてそれ以外のものは何も変化していないものと仮定している)。しかしながら、有利には、オフセットδを条件(2)に含めることによって、図4の左側におけるメトリックQ(B)について示すように、逆オフロードが後に実行されるようなオフロードを防止することができる。
オフセットδ及びマージンMの適用は、図5に更に示されている。具体的に言えば、図5は、メトリックQ(A)及びQ(B)を平面に示している。この場合、境界線1よりも上のメトリックQ(A)のいずれの値も、セルAからセルBへのオフロードの条件(1)をトリガーするのに対して、境界線3よりも下のメトリックQ(B)のいずれの値も、逆方向、すなわちセルBからセルAへのオフロードの条件(1)をトリガーする。さらに、境界線2よりも上のいずれのメトリック値も、セルAからセルBへのオフロードの条件(2)を満たす。したがって、δ>0を設定することによって、条件(2)は、その同じメトリックについて逆方向(すなわち、セルBからセルA)にオフロードするように条件(1)を満たすことができないことを保証することを見て取ることができる。さらに、境界線1よりも上のいずれのメトリック値も、セルAからセルBにオフロードする条件(1)を既に満たしている。このため、有利には、境界線2(オフセット「δ」によって決定される)は、境界線1よりも下になるように設定される。これは、例えば、範囲[0,2M(k)]からメトリックkのオフセット値δ(「δ(k)」)を選択することによって達成することができる。
図6は、図4に示す実施形態の一変更形態による例示的な負荷メトリックを示している。図6の左側は、条件(1)が満たされているが、条件(2)が満たされておらず、このため、メトリックQがセルBよりもセルAにおいて大幅に高い負荷を示しているにもかかわらず、(セルAからセルBへの)潜在的なオフロードの機会がMLBモジュール66によって検討されない場合がある例示的なシナリオを示している。しかしながら、他のメトリック(例えば、この場合Q)は、セルBよりもセルAにおいて低い負荷を示しているので、条件(1)及び(2)の組合せは、オフロードをトリガーしない。
一方、メトリックQは、セルAについて高い(最大に近い可能性がある)負荷を示しているので、メトリックQは、メトリックQよりも第1の基地局5−1の性能にはるかに大きな影響を与える可能性がある。例えば、メトリックQは、セルAにおいてベアラの潜在的なブロック又はドロップをもたらす場合があり、これは、ベアラのうちの幾つかをセルBにオフロードすることによって防止されていた可能性がある。
有利には、そのようなシナリオでは、(例えば、セルAからセルBへの)オフロードは、条件(2)を実施する閾値(絶対的又は相対的のいずれか)を適用することによって可能になる。実際上、そのような閾値は、条件(1)のみに基づくセルBに向けたオフロードのトリガーをもたらす。これは、以下の条件(1)及び(2’)を用いて表すことができ、この場合、MLBモジュール66は、以下の条件が満たされる場合に、特定のセル(セルB)が(セルAからの)オフロードの適切な候補であると判断する。
(1)Q(A)≧Q(B)+M(i)となるメトリックQが存在し、
かつ、
(2’)他の全てのメトリックQ(k≠iである)について、
Figure 0006358450
である。ここで、「M」は、負荷メトリックのそれぞれについて規定されたそれぞれのマージンであり、「M」は、比較されている負荷メトリック「i」及び「k」の組合せに依存したマージン(相対閾値)であり、「Th(i,k)」は、メトリックQ及びQについて条件(2’)を適用する閾値(絶対閾値)であり、「A」及び「B」は、それぞれセルA及びセルBを示し、「δ」は、条件(2’)のマージンMに適用される所定のオフセットである。
換言すれば、(1)セルBについて報告された対応する第1のメトリック(Q)によって示される負荷よりも少なくともマージン(M)だけ大きな負荷を示す少なくとも第1のメトリック(Q)が第1の基地局5−1のセル(セルA)に存在し、かつ、(2)第1のメトリック以外のいずれのメトリック(Q)についても、セルBについて報告された負荷を示すメトリック(Q)が、
i)セルAのそのメトリック(Q)によって示される負荷にマージン(M)を加えてそのメトリックに関連付けられた所定のオフセット(δ)を引いたものと、
ii)条件(2’)に関連付けられた(絶対)閾値と、
iii)セルAの第1のメトリックから、セルA及びセルBの対応する負荷メトリック間の必要とされる差(すなわち、「相対」閾値)を指定するマージン(M)を引いたものと、
のうちの大きなもの以下である場合に、第1の基地局5−1のMLBモジュール66は、セルBがオフロードの適切な候補であると判断する。
図6は、MLBモジュール66の動作に対する絶対閾値の適用と、上述した条件(1)及び条件(2’)が適用されているときの結果のオフロード判定とを示している。
図6の左側は、(セルAからセルBへの)オフロードが実行されているシナリオを示している。これは、条件(2’)における閾値によって、Q(B)が対応するQ(A)よりも大きいが、Q(B)が適用可能な閾値Th(i,k)を下回っていることから、Q(B)がMLBモジュール66によって有効に無視されるからである。
しかしながら、図6の中間部分に示すように、メトリックQ(B)が、適用可能な閾値Th(i,k)を上回っており、かつ、Q(A)にマージンMを加えてオフセットδを引いたものよりも大きいとき、セルAからセルBへのオフロードは、MLBモジュール66によって阻止される。
他方、図6の右側は、メトリックQ(B)の値が、適用可能な閾値Th(i,k)を上回っているが、それでも、メトリックQ(B)の値が、Q(A)の値にマージンMを加えてオフセットδを引いたものよりも小さい(又はそれと等しい)ので、条件(2’)を適用した後、セルAからセルBへのオフロードを実行することができるシナリオを示している。
図7は、MLBモジュール66の動作に対する絶対閾値及び相対閾値の効果の比較、及び上述した条件(1)及び条件(2’)が適用されているときの結果のオフロード判定である。具体的に言えば、図7の左側は、
a)絶対閾値を適用したとき、メトリックQ(B)の値が適用可能な閾値を上回っており、メトリックQ(A)にマージンMを加えた和からオフセットδを引いたものよりも大きいので、オフロードが認められず、
b)相対閾値を適用したとき、メトリックQ(A)の値が、メトリックQ(B)にマージンMを加えた和を上回っているので、オフロードが認められる、
シナリオを示している。さらに、図7の右側は、
a)絶対閾値を適用したとき、メトリックQ(B)の値が、適用可能な閾値よりも大きく、メトリックQ(A)にマージンMを加えた和からオフセットδを引いたものよりも大きいので、オフロードが認められず、
b)相対閾値を適用したとき、メトリックQ(B)の値が、メトリックQ(A)からマージンMを引いたものよりも大きく、メトリックQ(A)にマージンMを加えた和からオフセットδを引いたものよりも大きいので、オフロードが認められない、
シナリオを示している。
しかしながら、Th(i,k)及びM(i,k)を適切に選択することによって、条件(2’)が条件(2)と常に同じ効果を有するように、絶対閾値及び相対閾値を効果的に無効にすることができることが理解されるであろう。
図8は、図4に示す実施形態の一変更形態による例示的な負荷メトリックを示している。図8に示すシナリオでは、2つの近傍の基地局5は、反対方向の同時のオフロードの開始を決定する場合がある。これは、例えば、Th(i,k)及び/又はM(i,k)等の閾値が適用されているときに、元の条件(2)が調べられていないことに起因している場合がある。
MLBモジュール66は、例えば、以下のように構成されてよい。
a)メトリックに依存した閾値Th(i,k)がアクティブ化閾値(ThACT)を越えない、すなわち、Th(i,k)≦ThACT(k)となるように設定され、
b)相対閾値が0よりも大きい、すなわち、M(i,k)>0である。
実際上、ポイントa)は、ターゲットセルの負荷がアクティブ化閾値ThACTを上回っている場合に、条件(2’)が絶対閾値に基づいて省略されないことを確保する。さらに、ポイントb)は、不等式≪Q(B)≦Q(A)−M(i,k)≫及び≪Q(A)≦Q(B)−M(k、i)≫のうちの多くとも一方が同時に真となることができるが、双方が偽となることができることを保証する。加えて、条件(2’)は、それでも、例えば、絶対閾値に起因して双方の不等式について真となる場合があるが、この場合、ポイントa)が、同時のオフロードを回避する。換言すれば、メトリックの各ペア(Q,Q)について、比較されている2つのセルのうち、条件(2’)を満たすものが存在しない場合もあるし、一方のセルが条件(2’)を満たす場合もある。
表10は、MLBモジュール66の例示的な構成を示している。この例では、交換されるメトリックは、Q=PRB使用量DL、Q=PRB使用量UL、Q=TNL負荷DL、及びQ=TNL負荷ULを含むものと仮定される。この場合、MLBモジュール66は、ULメトリック及びDLメトリックを直接比較するとともに、TNLメトリック及びPRB使用量メトリックの直接比較を回避するように構成することができる。したがって、メトリック(Q〜Q)の各組合せの例示的な閾値は、表10に示すように定義することができる。ここで、「ε」は、所与のメトリックの最小ステップサイズを示す。
Figure 0006358450
実際上、絶対閾値(「Th」)を「0」に設定することによってこれをオフにすることができ、相対閾値(「M」)を「∞」に設定することによってこれをオフにすることができる。
表10に与えられた値を用いると、PRB使用量メトリック及びTNL負荷メトリックの条件を以下のように結合することができる(i=1,2及びk=1,2の例を挙げている)。
条件(2’)は以下となる。
Figure 0006358450
条件(1)と合わせると、これは、以下のように表すことができる。
Figure 0006358450
さらに、TNL負荷メトリック(表10におけるQ、Q)の条件と組み合わせると、MLBモジュール66は、以下の条件が満たされる場合に、セルBをオフロードターゲットとして選択することができる。
Figure 0006358450
有利には、上述した方法は、用いられているオフロードメカニズムに関して断定的なものではなく、このため、これは、ハンドオーバ閾値、セル固有のオフセット、及び/又は実施されるオフロードの候補としてのUEのサブセットの選択等のハンドオーバパラメータの任意の適切な調整を伴うことができる。
動作−シグナリング
図9は、本発明の一実施形態による移動負荷バランシングを実行している間に図1の基地局5間で交換されるメッセージを示すタイミング図である。
見て取ることができるように、この手順は、ステップS100から開始し、このステップにおいて、第1の基地局5−1は、オフロードが必要とされているか否か、及びどのセルへのオフロードが必要とされているのかを見出すために、(そのMLBモジュール66を用いて)MLB処理を開始する。そのようなMLB手順のラウンドは、周期的に開始することもできるし、セルA内の負荷(又は第1の基地局5−1のハードウェア負荷)が所定の閾値、パーセンテージ等に達する等のトリガーの検出時に開始することもできることが理解されるであろう。
第1の基地局5−1は、このため、ステップS101において、セルBを運用する第2の基地局5−2に、セルBに関する負荷測定値(例えば、上記表2〜表8に記載したメトリックのうちの1つ又は複数)を提供するように要求する適切にフォーマットされたメッセージ(例えば、「リソースステータス要求」メッセージ等のX2プロトコルメッセージ)を(そのMLBモジュール66を用いて)生成して送信する。第1の基地局5−1のメッセージは、MLBモジュール66によって必要とされるメトリック(ら)のタイプを特定する情報(例えば、1つ又は複数の情報要素)を含む。適切な場合には、第1の基地局5−1は、ステップS102において、第3の基地局5−3にセルCの負荷メトリックを提供するように要求する適切なメッセージも(そのMLBモジュール66を用いて)生成して送信する。
ステップS105及びS106に示すように、第1の基地局5−1の要求の受信に応答して、上記のように要求された各近傍基地局5−2、5−3は、(その負荷測定モジュール64による1つ又は複数の適切な負荷測定に続いて)当該第2の基地局5−2及び第3の基地局5−3によって運用されるセルの適切な負荷報告を(その報告モジュール65を用いて)生成する。生成された負荷報告は、上記表2〜表8に記載されているような1つ又は複数の負荷メトリックから成る。
次に、ステップS107において、第2の基地局5−2は、適切にフォーマットされたシグナリングメッセージ(例えば、「リソースステータス更新」メッセージ等のX2プロトコルメッセージ)を(その報告モジュール65を用いて)第1の基地局5−1に送信し、セルBに関する要求された負荷メトリック(例えば、表2〜表8に記載されているような1つ又は複数の情報要素)をこのメッセージに含める。同様に、ステップS108において、第3の基地局5−3は、(別の「リソースステータス更新」メッセージ等を送信することによって)セルCに関する要求された負荷メトリック(もしあれば)を提供する。
ステップS109において、要求側基地局5−1のMLBモジュール66は、受信された負荷メトリックに基づいて、近傍セルのうちの1つにオフロードを実行することができるか否かを判断する。具体的に言えば、MLBモジュール66は、上述した条件(1)及び(2)及び/又は条件(1)及び(2’)を適用する。MLBモジュール66が、オフロードを実行することができないと判断した場合、現在のMLB処理ラウンドは終了する。この場合、MLBモジュールは、次のMLB処理ラウンド(適切な場合)に備えてステップS100に戻ってよい。
そうではなく、MLBモジュール66が、ステップS109において、セルBにオフロードを実行することができると判断した場合、MLBモジュール66は、ステップS111において、トラフィック(例えば、1つ又は複数の通信ベアラ)のうちの幾つかを、セルBを運用する近傍基地局5−2に移動(ハンドオーバ)させる適切にフォーマットされたシグナリングメッセージ(例えば、X2シグナリングメッセージ)を(ハンドオーバ制御モジュール67を用いて)生成して送信することによって、セルBに向けたオフロードを開始する。
同様に、MLBモジュール66が、ステップS109において、セルCにオフロードを実行することができると判断した場合、MLBモジュール66は、ステップS112において、セルCに向けたオフロードを開始する適切にフォーマットされたシグナリングメッセージを(ハンドオーバ制御モジュール67を用いて)生成し、セルCを運用する近傍基地局5−2に送信することによって、セルCに向けたオフロードを開始する。
図9に一般的に示すように、ステップS111及びS112は、いくつかのシグナリングメッセージが基地局5間で交換されること(及び、場合によっては、いずれかの移動通信デバイス3が新たなサービングセルに移動されること)を含んでもよい。
最後に、ステップS115において、ステップS111及び/又はS112における必要とされるオフロード(もしあれば)の完了に成功した後、第1の基地局5−1のMLBモジュール66は、現在のオフロードラウンドの処理を終了する。
変更形態及び代替形態
上記で、幾つかの詳細かつ例示的な実施形態を説明した。当業者であれば理解するように、上記の例示的な実施形態において具現される発明から依然として利益を享受しながら、上記の実施形態に対して幾つかの変更形態及び代替形態を実施できる。例示としてのみ、ここで、これらの変更形態及び代替形態のうちの幾つかを説明する。
上記説明は、LTEネットワークと、X2インターフェースを介して交換される負荷測定値とに対処しているが、この説明は、他の負荷メトリック及びインターフェースと、同様の負荷メトリックを定義し、ノード間で交換することができる、非LTEネットワークにも適用可能である。
図9の上記説明では、第1の基地局は、2つの近傍基地局に関してMLB処理を開始するように構成されている。しかしながら、第1の基地局は、任意の数の基地局に関して、例えば、単一の基地局又は3つ(又はそれよりも多く)の基地局、例えば全ての基地局について、MLB処理を開始してもよいことが理解されるであろう。また、MLB処理は、複数の基地局(又はセル)について所定の順序で、例えば、一時に1つの基地局/1つのセルに関して(ラウンドロビン形式等で)実行されてもよいことも理解されるであろう。各基地局が、それ自身のMLB手順を(例えば、同時に)開始してもよいことができることも理解されるであろう。この場合、各基地局は、幾つかの近傍基地局から負荷メトリックを要求するとともに、それ自身のセルの負荷メトリックを、そのような負荷メトリックを要求する任意の近傍基地局に提供するように構成されてよい。
上記説明では、セルAを運用する基地局は、所定の条件(1/2/2’)が満たされているとき、近傍セル(ら)に向けてオフロードを開始するように構成されている。そのようなオフロードは、例えば、近傍セル(ターゲットセル)への1つ又は複数のUEのハンドオーバによる基地局の負荷の潜在的な削減をもたらす任意の適切な動作を含んでもよいことが理解されるであろう。例えば、基地局は、そのセルAを介してサービングされる幾つか(又は全て)のUEの適用可能なハンドオーバパラメータを(そのハンドオーバ制御モジュールを用いて)調整するように構成されてよい。しかしながら、そのようなハンドオーバは、他の条件にも依存する場合がある(例えば、ターゲットセルを運用する基地局及び/又はコアネットワークエンティティが、そのようなハンドオーバを認可することが必要な場合がある)ので、そのような動作/調整の結果、必ずしも、いずれかのUEがターゲットセルのうちのいずれかにハンドオーバされるとは限らないことが理解されるであろう。
上記の例示的な実施形態では、移動電話機に基づく遠距離通信システムを説明した。当業者であれば認識するように、本出願において説明される技法は任意の通信システムにおいて用いることができる。一般的な例では、基地局及び移動通信デバイスは、互いに通信する通信ノード又はデバイスとみなすことができる。他の通信ノード又はデバイスは、アクセスポイント、及び、例えば携帯情報端末、ラップトップコンピュータ、ウェブブラウザ等のユーザデバイスを含んでよい。
条件(2’)の上記説明では、MLB機能は、絶対閾値及び相対閾値の双方を適用するように構成されている。しかしながら、MLB機能は、絶対閾値又は相対閾値のみを適用してもよいことができることが理解される。この場合、条件(2’)は、以下のように変更されてよい。
(2’)他の全てのメトリックQ(k≠iである)について、
Figure 0006358450
又は
(2’)他の全てのメトリックQ(k≠iである)について、
Figure 0006358450
図9の上記説明では、特定のシグナリングメッセージが例(例えば、「リソースステータス要求」及び「リソースステータス更新」)として与えられていた。しかしながら、異なるシグナリングメッセージ、例えば、任意の適したX2メッセージ等を用いもよいことも理解される。
上記の例示的な実施形態では、幾つかのソフトウェアモジュールを説明した。当業者であれば理解するように、それらのソフトウェアモジュールは、コンパイル済みの形式又は未コンパイルの形式において提供されてよく、コンピュータネットワークを介して信号として、又は記録媒体において基地局に供給されてよい。さらに、このソフトウェアの一部又は全部によって実行される機能は、1つ又は複数の専用のハードウェア回路を用いて実行されてよい。しかしながら、ソフトウェアモジュールを使用することによって、その機能を更新するために基地局を更新することが容易になるので、ソフトウェアモジュールを使用することが好ましい。同様に、上記の例示的な実施形態はトランシーバ回路を利用したが、トランシーバ回路の機能のうちの少なくとも幾つかはソフトウェアによって実行され得る。
1つの可能な形態では、第1の条件は、以下の不等式から成ってよい。
Figure 0006358450
ここで、「Q(A)」は、上記第1のセルの上記第1のタイプの上記測定結果を示し、「Q(B)」は、上記第2のセルの上記第1のタイプの上記測定結果を示し、「M(i)」は、上記第1のタイプの上記測定結果に適用可能なマージンから成る。
1つの可能な形態では、第2の条件は、以下の不等式から成ってよい。
Figure 0006358450
ここで、「Q(A)」は、上記第1のセルの上記第2のタイプの上記測定結果を示し、「Q(B)」は、上記第2のセルの上記第2のタイプの上記測定結果を示し、「M(k)」は、上記第2のタイプの上記測定結果に適用可能なマージンから成り、「δ(k)」は、上記第2のタイプの上記測定結果の所定のオフセットから成る。
1つの可能な形態では、第2の条件が満たされているか否かを判断する手段は、上記第2のセルの第2のタイプの上記測定結果と閾値との比較を条件として、上記第1のセル及び上記第2のセルのそれぞれの第2のタイプのそれぞれの測定結果の上記比較を実行するように動作可能であってよい。
1つの可能な形態では、第2の条件は、以下の不等式から成ってよい。
Figure 0006358450
ここで、「Q(A)」は、上記第1のセルの上記第1のタイプの上記測定結果を示し、「Q(A)」は、上記第1のセルの上記第2のタイプの上記測定結果を示し、「Q(B)」は、上記第2のセルの上記第2のタイプの上記測定結果を示し、「M(k)」は、上記第2のタイプの上記測定結果に適用可能な上記マージンから成り、「δ(k)」は、上記第2のタイプの上記測定結果の所定のオフセットから成り、Th(i,k)は、上記閾値から成り、M(i,k)は、上記第2のタイプの上記測定結果を検討するときに上記第1のセル及び上記第2のセルの上記第1のタイプの上記測定結果間の必要とされる差から成る。
1つの可能な形態では、第1の条件は、上記第2の条件を検討する前に、上記第1のタイプの上記測定結果と、上記第1のタイプの上記測定結果に関連付けられたアクティブ化閾値との比較を更に含んでよい。この場合、第1の条件は、以下の不等式を含から成ってよい。
Figure 0006358450
ここで、「Q(A)」は、上記第1のセルの上記第1のタイプの上記測定結果を示し、ThACT(i)は、上記第1のタイプの上記測定結果の上記アクティブ化閾値から成る。
1つの可能な形態では、制御手段は、上記第1のセルに関連付けられたハンドオーバパラメータを更新することによって、上記第1のセルから上記第2のセルに向けてオフロードを開始するように動作可能してもよい。
1つの可能な形態では、上記第1のタイプの上記測定結果及び上記第2のタイプの上記測定結果のそれぞれは、特定のセルのハードウェア負荷測定値(例えば、「ハードウェア負荷インジケータ」情報要素に含まれる)と、上記セルが遭遇するトランスポートネットワーク負荷の測定値のようなコアネットワークインターフェース(例えば、S1インターフェース)の測定値(例えば、「S1 TNL負荷インジケータ」情報要素に含まれる)と、上記セル内の全てのダウンリンクトラフィック及び/又はアップリンクトラフィックの物理リソースブロックPRBの使用量の測定値(例えば、「無線リソースステータス」情報要素に含まれる)と、ダウンリンク及び/又はアップリンクにおける特定のセル内の全体の利用可能なリソースレベルの測定値(例えば、「合成利用可能容量グループ」情報要素に含まれる)と、ダウンリンク及び/又はアップリンクにおける基地局のセル内の全体の利用可能なリソースレベルの測定値(例えば、「合成利用可能容量」情報要素に含まれる)と、アップリンクにおける基地局のセル内の全体の利用可能なリソースレベルの測定値(例えば、「合成利用可能容量」情報要素に含まれる)と、1つ又は複数のセルを運用する特定の基地局の負荷の測定値と、特定の基地局の全発展型ユニバーサル地上無線アクセスネットワークE−UTRANリソースに対するその基地局において利用可能なリソースの量の測定値と、から選択された測定値から成ってよい。
1つの可能な形態では、上記判断することは、上記第2のセルの第2のタイプの上記測定結果と閾値との比較の結果を条件として、上記第1のセル及び上記第2のセルのそれぞれの第2のタイプのそれぞれの測定結果の上記比較を実行してよい。
種々の他の変更は当業者には明らかであり、ここでは、これ以上詳しくは説明しない。
この出願は、2014年5月30日に出願された英国特許出願第1409630.9号を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。

Claims (10)

  1. 各々が複数のユーザ通信デバイスと通信するそれぞれのセルを運用する、複数の基地局を備える通信ネットワークにおいて、セルを運用する基地局であって、該基地局は、
    i)該基地局によって運用される第1のセルの第1のタイプの測定結果と、
    ii)前記複数の基地局のうちの異なる基地局によって運用される第2のセルの前記第1のタイプの測定結果を特定する情報と、
    iii)前記第1のセルの第2のタイプの測定結果と、
    iv)前記第2のセルの前記第2のタイプの測定結果を特定する情報と、
    を取得する手段と、
    前記第1のセル及び前記第2のセルのそれぞれの第1のタイプのそれぞれの前記測定結果のマージンを考慮した比較に基づいて、第1の条件が満たされているか否かを判断する手段であって、該第1の条件は、満たされているとき、負荷が前記第1のセルから前記第2のセルに向けてオフロードされるべきであることを示す、前記第1の条件が満たされているか否かを判断する手段と、
    前記第1のセル及び前記第2のセルのそれぞれの第2のタイプのそれぞれの前記測定結果のマージンと所定のオフセットとを考慮した比較に基づいて、第2の条件が満たされているか否かを判断する手段であって、該第2の条件は、満たされているとき、前記異なる基地局が、前記第1のセル及び前記第2のセルのそれぞれの第2のタイプのそれぞれの前記測定結果に基づいて、前記第2のセルから前記第1のセルに負荷をオフロードしないことを示す、前記第2の条件が満たされているか否かを判断する手段と、
    前記判断に基づいて、少なくとも前記第1の条件及び前記第2の条件が満たされているとき、負荷バランシングを制御する制御手段であって、前記第1のセルから前記第2のセルに向けて負荷のオフロードを開始するように動作可能である、前記制御手段と、
    を備える、基地局。
  2. 前記第1の条件は、以下の不等式から成り、
    Figure 0006358450
    ここで、「Q(A)」は、前記第1のセルの前記第1のタイプの前記測定結果を示し、「Q(B)」は、前記第2のセルの前記第1のタイプの前記測定結果を示し、「M(i)」は、前記第1のタイプの前記測定結果に適用可能な前記マージンをから成る、請求項1に記載の基地局。
  3. 前記第2の条件は、以下の不等式から成り、
    Figure 0006358450
    ここで、「Q(A)」は、前記第1のセルの前記第2のタイプの前記測定結果を示し、「Q(B)」は、前記第2のセルの前記第2のタイプの前記測定結果を示し、「M(k)」は、前記第2のタイプの前記測定結果に適用可能な前記マージンから成り、「δ(k)」は、前記第2のタイプの前記測定結果の前記所定のオフセットから成る、請求項1又は2に記載の基地局。
  4. 前記第2の条件が満たされているか否かを判断する手段は、前記第2のセルの第2のタイプの前記測定結果と閾値との比較を条件として、前記第1のセル及び前記第2のセルのそれぞれの第2のタイプの前記それぞれの測定結果の前記比較を実行するように動作可能である、請求項1又は2に記載の基地局。
  5. 前記第2の条件は、以下の不等式から成り、
    Figure 0006358450
    ここで、「Q(A)」は、前記第1のセルの前記第1のタイプの前記測定結果を示し、「Q(A)」は、前記第1のセルの前記第2のタイプの前記測定結果を示し、「Q(B)」は、前記第2のセルの前記第2のタイプの前記測定結果を示し、「M(k)」は、前記第2のタイプの前記測定結果に適用可能な前記マージンから成り、「δ(k)」は、前記第2のタイプの前記測定結果の前記所定のオフセットから成り、Th(i,k)は、前記閾値から成り、M(i,k)は、前記第2のタイプの前記測定結果を検討するときに前記第1のセル及び前記第2のセルの前記第1のタイプの前記測定結果間の必要とされる差から成る、請求項4に記載の基地局。
  6. 各々が複数のユーザ通信デバイスと通信するそれぞれのセルを運用する、複数の基地局を備える通信ネットワークにおいて、セルを運用する基地局であって、該基地局は、トランシーバ及びプロセッサを備え、
    前記トランシーバは、
    i)該基地局によって運用される第1のセルの第1のタイプの測定結果と、
    ii)前記複数の基地局のうちの異なる基地局によって運用される第2のセルの前記第1のタイプの測定結果を特定する情報と、
    iii)前記第1のセルの第2のタイプの測定結果と、
    iv)前記第2のセルの前記第2のタイプの測定結果を特定する情報と、
    を取得するように構成され、
    前記プロセッサは、
    前記第1のセル及び前記第2のセルのそれぞれの第1のタイプのそれぞれの前記測定結果のマージンを考慮した比較に基づいて、第1の条件が満たされているか否かを判断することであって、該第1の条件は、満たされているとき、負荷が前記第1のセルから前記第2のセルに向けてオフロードされるべきであることを示す、前記第1の条件が満たされているか否かを判断することと、
    前記第1のセル及び前記第2のセルのそれぞれの第2のタイプのそれぞれの前記測定結果のマージンと所定のオフセットとを考慮した比較に基づいて、第2の条件が満たされているか否かを判断することであって、該第2の条件は、満たされているとき、前記異なる基地局が、前記第1のセル及び前記第2のセルのそれぞれの第2のタイプのそれぞれの前記測定結果に基づいて、前記第2のセルから前記第1のセルに負荷をオフロードしないことを示す、前記第2の条件が満たされているか否かを判断することと、
    前記判断に基づいて、少なくとも前記第1の条件及び前記第2の条件が満たされているとき、負荷バランシングを制御することと、
    を行うように構成されており、該プロセッサは、前記第1のセルから前記第2のセルに向けて負荷のオフロードを開始するように動作可能である、基地局。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の前記基地局と、前記第2のセルを運用する基地局と、少なくとも1つのユーザ通信デバイスとを備える、システム。
  8. 各々が複数のユーザ通信デバイスと通信するそれぞれのセルを運用する、複数の基地局を備える通信ネットワークにおいて、セルを運用する基地局によって実行される方法であって、該方法は、
    i)前記基地局によって運用される第1のセルの第1のタイプの測定結果と、
    ii)前記複数の基地局のうちの異なる基地局によって運用される第2のセルの前記第1のタイプの測定結果を特定する情報と、
    iii)前記第1のセルの第2のタイプの測定結果と、
    iv)前記第2のセルの前記第2のタイプの測定結果を特定する情報と、
    を取得することと、
    前記第1のセル及び前記第2のセルのそれぞれの第1のタイプのそれぞれの前記測定結果のマージンを考慮した比較に基づいて、第1の条件が満たされているか否かを判断することであって、該第1の条件は、満たされているとき、負荷が前記第1のセルから前記第2のセルに向けてオフロードされるべきであることを示す、前記第1の条件が満たされているか否かを判断することと、
    前記第1のセル及び前記第2のセルのそれぞれの第2のタイプのそれぞれの前記測定結果のマージンと所定のオフセットとを考慮した比較に基づいて、第2の条件が満たされているか否かを判断することであって、該第2の条件は、満たされているとき、前記異なる基地局が、前記第1のセル及び前記第2のセルのそれぞれの第2のタイプのそれぞれの前記測定結果に基づいて、前記第2のセルから前記第1のセルに負荷をオフロードしないことを示す、前記第2の条件が満たされているか否かを判断することと、
    前記判断に基づいて、少なくとも前記第1の条件及び前記第2の条件が満たされているとき、負荷バランシングを制御することであって、前記第1のセルから前記第2のセルに向けて負荷のオフロードを開始するように動作可能である、前記制御することと、
    を含む、方法。
  9. 前記判断することは、前記第2のセルの第2のタイプの前記測定結果と閾値との比較の結果を条件として、前記第1のセル及び前記第2のセルのそれぞれの第2のタイプのそれぞれの前記測定結果の前記比較を実行する、請求項8に記載の方法。
  10. プログラマブル通信デバイスに請求項8又は9に記載の前記方法を実行させるコンピュータ実施可能命令を含む、コンピュータプログラム。
JP2016570052A 2014-05-30 2015-05-20 通信システム及び負荷バランシングの方法 Active JP6358450B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GB1409630.9A GB2526617A (en) 2014-05-30 2014-05-30 Communication system
GB1409630.9 2014-05-30
PCT/JP2015/065153 WO2015182627A1 (en) 2014-05-30 2015-05-20 Communication system and method of load balancing

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017517214A JP2017517214A (ja) 2017-06-22
JP6358450B2 true JP6358450B2 (ja) 2018-07-18

Family

ID=51214477

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016570052A Active JP6358450B2 (ja) 2014-05-30 2015-05-20 通信システム及び負荷バランシングの方法

Country Status (7)

Country Link
US (1) US10111144B2 (ja)
EP (1) EP3149996A1 (ja)
JP (1) JP6358450B2 (ja)
KR (1) KR101899770B1 (ja)
CN (1) CN106416357B (ja)
GB (1) GB2526617A (ja)
WO (1) WO2015182627A1 (ja)

Families Citing this family (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2458258A (en) * 2008-02-04 2009-09-16 Nec Corp Method of controlling base station loading in a mobile communication system
US10362516B2 (en) * 2014-11-17 2019-07-23 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) HO performance indicators for tuning HO parameters which are based on radio channel quality before HO
US11071032B2 (en) 2015-03-02 2021-07-20 Corning Optical Communications LLC Gateway coordinating multiple small cell radio access networks
US10349313B2 (en) 2015-03-02 2019-07-09 Corning Optical Communications LLC Enhanced features for a gateway coordinating multiple small cell radio access networks
EP4033809B1 (en) 2017-01-05 2023-11-15 LG Electronics Inc. Method and device for transmitting qos flow to drb mapping rule
EP3574704A1 (en) * 2017-01-30 2019-12-04 Telefonaktiebolaget LM Ericsson (publ) Methods and apparatus for managing resource usage across domains in a communication network
US11330494B2 (en) 2018-01-29 2022-05-10 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Methods, apparatuses, computer programs and computer program products for load balancing
WO2020047357A1 (en) * 2018-08-31 2020-03-05 Everest Networks, Inc. Radio resource management in wireless networks with multiple access points
WO2020155051A1 (en) * 2019-01-31 2020-08-06 Qualcomm Incorporated Mobility load balancing in wireless communication network
US11272375B2 (en) * 2019-04-15 2022-03-08 Government Of The United States Of America, As Represented By The Secretary Of Commerce Dynamic physical resource block control apparatus and process for dynamically controlling allocation of a physical resource block
CN110536326B (zh) * 2019-09-23 2023-04-07 中国移动通信集团浙江有限公司 基于小步快跑算法的网络负载均衡方法及装置
CN110719615B (zh) * 2019-10-21 2021-12-28 广州爱浦路网络技术有限公司 一种用户终端切换基站附着的方法
US11526826B2 (en) 2019-11-07 2022-12-13 Nokia Solutions And Networks Oy Remote definition of metrics
CN113923670B (zh) * 2020-07-10 2024-08-09 中国移动通信集团重庆有限公司 无线网络载频均衡程度识别方法、装置及计算设备
WO2023113678A1 (en) * 2021-12-16 2023-06-22 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Reporting performance impacts associated to load
WO2024028096A1 (en) * 2022-08-04 2024-02-08 Nokia Technologies Oy Offloading plan enabled exchange between network nodes

Family Cites Families (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6507567B1 (en) * 1999-04-09 2003-01-14 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Efficient handling of connections in a mobile communications network
US6954643B2 (en) 2003-06-25 2005-10-11 Arraycomm Llc Criteria for base station selection, including handover, in a wireless communication system
US20080095048A1 (en) 2004-07-30 2008-04-24 Koninklijke Philips Electronics, N.V. System and Method for Load Balancing in a Wireless Lan
EP1895801A1 (en) 2006-08-30 2008-03-05 Nokia Siemens Networks Gmbh & Co. Kg Method to balance traffic load between nearby LTE/WiMAX cells grouped into inner and border constellations
JP2008211645A (ja) 2007-02-27 2008-09-11 Kyocera Corp 無線通信方法、無線通信システムおよび基地局
GB2472771B (en) 2009-08-11 2012-05-30 Ubiquisys Ltd Load balancing in a mobile communication network
EP2341732A1 (en) * 2009-12-30 2011-07-06 Nokia Siemens Networks Oy Methods, apparatuses and related computer program product for load estimation during a handover operation
JP5340995B2 (ja) 2010-02-26 2013-11-13 株式会社日立製作所 基地局、無線通信システム及び干渉基準のハンドオーバ制御方法
JP5498860B2 (ja) 2010-05-27 2014-05-21 京セラ株式会社 無線基地局、無線通信システム、及び制御方法
JP5592702B2 (ja) * 2010-05-27 2014-09-17 京セラ株式会社 無線通信システム、無線基地局、及び通信制御方法
EP2451214B1 (en) * 2010-11-05 2012-11-28 Alcatel Lucent Method for deciding on a potential load balancing operation in a wireless network and corresponding network element
US9253700B2 (en) 2010-12-01 2016-02-02 Nec Corporation Radio base station, relay base station, mobile terminal, mobile communication system, and operation control method
EP2482588B1 (en) 2011-01-28 2016-05-18 Alcatel Lucent Method for performing a handover of a mobile device
KR101995293B1 (ko) 2011-02-21 2019-07-02 삼성전자 주식회사 반송파 집적 기술을 사용하는 시분할 무선통신시스템에서 부차반송파의 활성화 또는 비활성화 방법 및 장치
US8976657B2 (en) 2011-03-08 2015-03-10 Medium Access Systems Private Ltd. Method and system for data offloading in mobile communications
US8694018B2 (en) * 2011-03-10 2014-04-08 Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) Load balancing in a cellular telecommunication network
CN102740463A (zh) * 2011-03-31 2012-10-17 上海贝尔股份有限公司 用于降低无线通信系统中干扰的方法、装置、基站和用户设备
US9392535B2 (en) * 2011-07-12 2016-07-12 Lg Electronics Inc. Method for performing a cooperative operation between heterogeneous networks and device for same
EP2810480B1 (en) * 2012-01-30 2016-03-30 Telefonaktiebolaget LM Ericsson (publ) Inter-frequency and inter-rat small cell detection in heterogeneous networks
EP2873270B1 (en) * 2012-07-13 2019-12-04 Telefonaktiebolaget LM Ericsson (publ) Network-controlled ue switching between different types of radio networks
WO2014101243A1 (zh) * 2012-12-31 2014-07-03 华为技术有限公司 负载均衡的方法和网络控制节点
US9326309B2 (en) * 2013-04-30 2016-04-26 Intellectual Discovery Co., Ltd. Method and apparatus for supporting communication of multi-mode terminal
KR20150014038A (ko) * 2013-07-26 2015-02-06 삼성전자주식회사 무선통신 시스템에서 부하 분산 방법 및 장치
US9210613B2 (en) * 2013-11-20 2015-12-08 At&T Mobility Ii Llc Method and apparatus for using a local area network to offload demand of a wide area network

Also Published As

Publication number Publication date
US10111144B2 (en) 2018-10-23
GB201409630D0 (en) 2014-07-16
US20170135003A1 (en) 2017-05-11
WO2015182627A1 (en) 2015-12-03
KR101899770B1 (ko) 2018-09-20
GB2526617A (en) 2015-12-02
EP3149996A1 (en) 2017-04-05
JP2017517214A (ja) 2017-06-22
CN106416357A (zh) 2017-02-15
KR20170013948A (ko) 2017-02-07
CN106416357B (zh) 2019-11-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6358450B2 (ja) 通信システム及び負荷バランシングの方法
JP7075387B2 (ja) 測定制御方法、及び基地局
JP6384700B2 (ja) 通信システム
EP3251394B1 (en) Communication system
US20170041848A1 (en) Method and device for data processing in a mobile communication network
US9357398B2 (en) Radio base station, radio communication system, and control method
CN109804672B (zh) 蜂窝电信网络
JP2014526195A (ja) 無線ネットワークでの高速ハンドオーバ
EP2781123A1 (en) Performing mobility load balancing and mobility robustness optimization between access nodes for only a subset of user equipment
US9282486B2 (en) Communication in a cellular network taking into account backhaul loading
US20190007873A1 (en) D2d assisted load balancing and handover trigger
WO2014171876A1 (en) Target network node, source network node and methods for mobility in a wireless communications network
JP6658901B2 (ja) 通信装置、通信システム、方法及びプログラム
CN106797614B (zh) 无线基站、移动站、无线通信系统、无线基站的控制方法以及记录介质
US9264960B1 (en) Systems and methods for determinng access node candidates for handover of wireless devices
EP2670197B1 (en) Uplink and electromagnetic field based triggers for handover
CN105814938B (zh) 操作用户设备的方法、用于无线网络的用户设备和基站
WO2016104577A1 (ja) ネットワーク管理装置、無線通信システム、通信制御方法、無線基地局、及びプログラム
JP6256614B2 (ja) 通信装置、通信システム、制御方法及び通信プログラム
JPWO2016072465A1 (ja) 基地局及びプロセッサ
US10542451B1 (en) Systems and methods for managing conflicts between access node protocols
US9426715B1 (en) Neighbor access node determination
JP2013232878A (ja) 無線基地局および無線基地局の輻輳回避方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161128

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20161128

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20171130

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171206

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180116

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180523

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180605

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6358450

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150