JP6356284B1 - 身体への押圧処置を補助する装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】人または動物の身体に対する押圧処置のための押圧方法の習得、実施または研究を支援する。【解決手段】身体を押す押圧物体と身体との間に置かれる押圧検出手段(13)が、多数のセンサ要素17を有し、押圧力の位置的分布を検出する。その検出結果を受け、表示装置15が、押圧面積と押圧力とに関係する押圧状態を把握し、押圧状態の評価結果および押圧力分布を表示する。例えば、筋肉を弛緩させる緩消法に適用した場合、押圧面積が1平方cm以下で、押圧力が500gf〜100gfであるときに、適切を表示する。【選択図】図2

Description

本発明は、人または動物の身体に対する押圧処置を補助するための装置に関する。
人または動物の身体の組織(例えば筋肉)に対して、体表から手または器具などで押圧処置(例えば、押す、さする、もむ、なでる、などのような物理的作用)を適用することで、身体に医療的、健康的または精神的な有益効果を引き起こす行為(以下、押圧処置という)が広く知られている。
ここで、人体の約50%を示す筋肉を例にとる。筋肉の緊張は、腰痛、肩こり、関節痛、冷え性、片頭痛、花粉症など様々な身体の不具合または疾病の原因となり得る。筋の緊張の原因は、筋内の老廃物の蓄積とカルシウムの過多である。緊張した筋を弛緩させるには、筋内の老廃物と不要カルシウムを筋外へ排出すればいい。
そのための一つの効果的な方法として、この明細書で緩消法(商標)と呼ばれる押圧処置が知られている(非特許文献1参照)。緩消法は、筋肉を伸縮させつつ、その筋肉に指などで体表から適切な押圧を加える処置である。緩消法を適用すると、各筋繊維内に数百本ある筋原線維の一様でない動きが生じ、それにより、筋原線維間に滞留した老廃物と不要カルシウムの排出が促進され、緊張していた筋肉が弛緩する。
特開2007−14442号公報 特開2013−172841号公報 特開2009−50725号公報 特開平8−33691号公報 特開2014−215563号公報 特開2010−20161号公報
坂口廣純、他:筋緩消法が腰背部筋緊張および腰痛に及ぼす影響、日本統合医療学界誌、第5巻第1号、2012年、http://www.jho.or.jp/201203.pdf
医療従事者および患者自身が緩消法を正しく行うスキルを身に付けたならば、国民が抱える疾病や身体的不具合の多くの部分が改善されることが期待される。
しかし、緩消法を正しく実施するスキル、とくに緩消法のための適切な押圧方法、を習得することは、たいていの人にとり容易ではない。緩消法の押圧法は、一般に指圧やマッサージと呼ばれている押圧法とは大きく異なる。しかし、緩消法の適切な押圧法を、体感として把握し実施可能になることは、人々にとり容易ではない。
因みに、特許文献1−6には、それぞれ、指圧の荷重の調整、指圧の圧力の適否の判断、痛みのトリガーポイントの探索、筋肉部位のこりの程度の把握、指圧シミュレーションのための装置及び器具が開示されている。
しかし、これらの文献には、緩消法を行うための適切な押圧方法に関する教示や示唆は何もない。これら文献に記載の器具や装置は、緩消法のための適切な押圧方法の習得の助けにならない。
また、緩消法に関わる将来のより優れた技術の開発のために、施術の適切な条件をより的確に把握することができる手段の出現が望まれている。
以上のような、スキル習得の難しさや施術条件のより的確な把握などの課題は、緩消法だけでなく、指圧やマッサージなどの他の医療的処置に関しても同様に存在するであろう。
したがって、本発明の一つの目的は、押圧処置のための押圧スキルを人が習得または実行することを助ける装置を提供することにある。
本発明の別の目的は、緩消法のための押圧スキルを人が習得または実行することを助ける装置を提供することにある。
本発明のまた別の目的は、押圧処置のための押圧の条件をより具体的に把握することを助ける装置を提供することにある。
本発明のさらにまた別の目的は、緩消法のための押圧の条件をより具体的に把握することを助ける装置を提供することにある。
本発明の一実施形態に従う、人または動物の身体に対する押圧処置を補助するための装置は、身体を押圧する押圧物体と身体との間に配置され、押圧物体から身体の押圧個所に加えられる押圧を検出する押圧検出手段と、押圧検出手段に応答して、押圧個所における押圧面積と押圧力に関係する押圧状態を把握する押圧状態把握手段と、押圧状態把握手段に応答して、押圧状態に関する情報をユーザに通知する押圧状態通知手段とを備えることができる。
この押圧補助装置を用いると、ユーザは、患者の身体に押圧処置を施している間、その身体の押圧個所における押圧面積と押圧力に関係する押圧状態に関する情報を得ることができる。その情報は、ユーザの押圧処置が押圧面積と押圧力に関して適切か否かをユーザ自身が判断することを援助する。そのような援助のない場合に比べて、ユーザは、より容易に適切な押圧方法の習得又は実施ができる。
また、押圧状態に関する情報の具体的な内容、または、その情報の提供の仕方を適切に選ぶことで、その提供情報は適切な押圧の条件を研究する目的にも役立つ。
前記押圧状態把握手段が押圧状態の適否を判断し、前記押圧状態通知手段がその判断による押圧状態の適否をユーザに通知するように、押圧補助装置が構成されてよい。これにより、ユーザは、より容易に、自分の実施している押圧処置の適否を知ることができる。
前記押圧状態把握手段は、押圧条件が緩消法のための所定の適切範囲にあるとき、押圧状態が適切であると判断するように構成されてよい。これにより、緩消法のための押圧方法の習得または実施が援助される。
上記の緩消法のための所定の適切範囲として、例えば、押圧力が1kgf、700gfまたは500gfのいずれかの値以下で100gf以上であり、かつ、押圧面積が2平方cm、1.5平方cmまたは1平方cmのいずれかの値以下であるという範囲を採用することができる。
前記押圧検出手段は、所定面積をもつ領域内の複数位置で押圧力のレベルをそれぞれ検出する複数のセンサ要素を有するように構成することができる。そして、前記押圧状態把握手段は、上記複数のセンサ要素の出力に基づいて、上記領域内の押圧個所における押圧力の位置的分布を把握するように構成されてよい。そして、前記押圧状態通知手段は、上記の押圧力レベルの位置的分布をユーザに通知するように構成されてよい。
このような構成によれば、ユーザは、身体の押圧個所において押圧力がどのように分布しているかを知ることができる、このことは、適切な押圧方法の学習または実施にも役立つし、適切な押圧条件の研究にも役立つ。
前記押圧検出手段は、身体の押圧を受ける表面(例えば、痛みやこりを感じる身体部位の表面)に当接されるシートとして構成されてよい。あるいは、前記押圧検出手段は、押圧物体の加圧面(例えば、押圧に使う手の指の先端面)に当接されるシートとして構成されてよい。
本発明の別の実施形態に従う、人または動物の身体に対する押圧処置を補助するための装置は、身体を押圧する押圧物体と身体との間に配置され、身体の押圧個所における押圧面積を所定の適切面積範囲内に制限する押圧面積制限手段と、押圧個所に加わる押圧力を検出する押圧検出手段と、押圧検出手段に応答して、押圧個所における押圧力に関係する押圧状態を把握する押圧状態把握手段と、押圧状態把握手段に応答して、前記押圧状態に関する情報をユーザに通知する押圧状態通知手段とを備えることができる。
この押圧補助装置を使うと、身体の押圧個所の押圧面積が自ずと適切な面積範囲内に制限される。ユーザには、押圧力に関係する押圧状態に関する情報を通知される。ユーザは、その情報に基づいて、主に押圧力を適切にするように配慮すれば、適切な押圧が実施できる。また、ユーザが押圧力を適切に調整するスキルを習得することが支援される。
前記押圧面積制限手段は、押圧個所における押圧面積を、緩消法のための所定の押圧面積範囲内に制限知るように構成されてよい。そして、前記押圧状態把握手段は、押圧個所における押圧力が、緩消法のための所定の押圧力範囲内にあるとき、押圧状態が適切であると判断するように構成されてよい。そして、前記押圧状態通知手段は、判断された押圧状態の適否をユーザに通知するように構成されてよい。
このような構成は、緩消法のための適切な押圧方法の実施または習得に役立つ。
本発明のまた別の実施形態に従う、人または動物の身体に対する押圧処置を補助するための装置は、身体を押圧する押圧物体と身体との間に配置され、身体の押圧個所における押圧面積を所定の適切面積範囲内制限する押圧面積制限手段と、押圧個所に加わる押圧力を、所定の適切押圧力範囲内に制限する押圧力制限手段とを備えることができる。
この押圧補助装置を使用すると、ユーザが実施する押圧処置の押圧面積と押圧力が、自ずとそれぞれの適切範囲内に入る。したがって、適切な押圧方法の実施が支援される。
押圧面積と押圧力の適切な範囲として、緩消法のための適切な範囲を採用してよい。それにより、緩消法の実施が容易になる。
本発明によれば、押圧処置のための押圧方法の学習、実施または研究を援助することができる。
筋肉の概略構造を示す説明図。 本発明の第一の実施形態にかかる押圧補助装置の全体図。 図2に示したセンサシート内の一つのセンサ要素の厚み方向の断面図。 隣り合う4つのセンサ要素の列電極の平面デザイン例を示す平面図。 図4に対応した行電極の平面デザイン例を示す平面図。 図2に示した表示装置15が行う(あるいは、表示装置15にインストールされたアプリケーションプログラムが行う)制御処理のフローを示すフローチャート。 図2に示した表示装置15が表示する画像例の説明図。 図2に示したセンサ要素17の構成の別の例を示す断面図。 第二の実施形態にかかる押圧補助装置の縦断面図。 第三の実施形態にかかる押圧補助装置の縦断面図。 第四の実施形態にかかる押圧補助装置の要部の縦断面図。 第五の実施形態にかかる筋押圧補助装置の要部の縦断面図。
以下、医療的押圧処置の一例として緩消法を取り上げ、緩消法のための押圧スキルの学習、実施または押圧条件把握の補助のための本発明のいくつかの実施形態について、図面を参照して説明する。
まず、筋肉(特に骨格筋)の概略構造と緩消法の原理を図1を参照して簡単に説明する。
人または動物の筋肉(とくに骨格筋)1は、多数本の筋線維3の集まりであり、各筋線維3は円柱状の多核細胞である。各筋線維3の中には約900本の筋原線維5が束になって存在する。
図1では、6本の筋原線維5−1~5−6が拡大して示されている。それらの筋原線維5−1~5−6が何の抵抗も受けてない場合には、筋肉1を動かすつまり筋線維3を伸縮させると、それら筋原線維5−1~5−6のすべてが一様に動き、筋原線維5−1~5−6間に相対的な運動はあまり生じない。これに対し、矢印で示すように筋原線維5−1~5−6の束の一個所に適度な押圧を加えた状態で、筋肉1を動かしたとする。すると、押圧を受けた一部の筋原線維、例えば一本の筋原線維5−1はその押圧個所で動きを停止するが、他の筋原線維5−2~5−6は停止せずに動く。これにより、筋繊維3内の筋原線維5−1~5−6の動きが一様でなくなり、筋原線維5−1~5−6間に相対的な運動が生じる。筋原線維5−1~5−6間の相対的な運動が、筋原線維5−1~5−6間に滞留した老廃物や不要なカルシウムの排出を促進し、その結果、緊張した筋1が弛緩する。
これが緩消法の原理である。緩消法を実施するときには、治療者または患者自身が患者の筋肉の任意の個所を、皮膚の上から手の指先などで押圧する。この押圧を維持したまま、患者がその筋肉を動かす(例えば、腰の外腹斜筋であれば、上体を左右に倒す運動を繰り返す)。その際、施術者は、押圧の状態(例えば、押圧される皮膚領域の面積、および押圧力など)が適切な範囲内に制御して、筋線維内の一部の筋原線維は動きを止めるが、他の筋原線維は動くという結果を引き起こすようにする。加えて、筋肉を動かすために患者の身体の向きや位置が変化しても、施術者は、押圧の状態が適切な範囲内に保たれ続けるようにする。
筋肉のある個所に上記の処置を適用することで、筋肉のその個所が弛緩する。筋肉のある領域内のさまざまな個所にこのような押圧処置を順次に適用することで、筋肉のその領域が弛緩する。
発明者による研究によれば、緩消法のための押圧状態の適切な範囲には、少なくとも次の二つの条件が含まれる。
1)押圧力の適切な範囲(以下、これを押圧力条件という)
皮膚の一個所に加わる押圧力が約1kgf以下、好ましくは約700gf以下、より好ましくは約500gf以下(例えば約500gf〜約100gf)である。
2)押圧面積の適切な範囲(以下、これを押圧面積条件という)
上記1)の範囲内の押圧力の加わる皮膚の一個所の面積(押圧面積)が約2平方cm以下、好ましくは約1.5平方cm以下、より好ましくは約1平方cm以下である。
厳密には、筋肉の状態に応じて、押圧状態の適切な範囲は変わる。しかし、約1平方cm以下の面積の領域に約500gf〜約100gfの押圧力を加えるならば、通常みられる筋肉のたいていの状態に対して緩消法の効果を得ることができる。なお、今後の研究により、より最適な条件がより詳細かつ明確に解明される可能性がある。
上記1)と2)の条件の双方を満たす適切な押圧を行うスキルを体得することは、人にとり容易ではない。さらには、患者が筋肉(身体)を動かしている間、その適切な押圧を維持し続けることは、より難しい。
以下、本発明の幾つかの実施形態にかかる押圧補助装置について説明する。いずれの押圧補助装置も、施術者が患者の身体を押圧する場合にも、患者自身が自分の身体を押圧する場合にも使用できる。
図2は、本発明の第一の実施形態にかかる押圧補助装置の全体図を示す。
図2に示されるように、この押圧補助装置11は、1枚以上のセンサシート13と、表示装置15を備える。表示装置15は、各センサシート13と有線または無線で通信可能である。各センサシート13は、そのセンサシート13がカバーする領域内の押圧状態、すなわち、その領域内の多数の位置における押圧力のレベル、を検出する機能をもつ。表示装置16は、それぞれのセンサシート13で検出された押圧状態を評価し、その押圧状態および/または評価結果を視覚的にまたは聴覚的に表示または報知する機能をもつ。
ユーザは、押圧処置を施したい身体の任意の部位(例えば、腰の左又は右の側面部位、左又は右の背面部位など)の皮膚の表面に、各センサシート13を当接させて、各センサシート13の上から任意の押圧物体(例えば、手の指、またはスティック状の押圧具など)でその部位の任意の個所を押圧する。したがって、センサシート13は、身体と押圧物体との間に配置されて、押圧物体から身体に加えられる押圧の状態を検出することになる。
身体の一個所(例えば腰の右側面部分)だけを押す場合、1枚のセンサシート13を使えばよい。身体の離れた二個所(腰の右と左の側面部分)を同時に押す場合、2枚のセンサシート13を同時に使えばよい。より多くの枚数のセンサシート13を同時に使うこともできる。複数のセンサシート13が同時に使われる場合、表示装置15は、それら復習のセンサシート13と同時並行的に通信でき、それらセンサシート13で検出された押圧状態を同時に処理し表示できる。
センサシート13は、容易に変形し得る柔軟材料(例えばシリコンゴムなど)を少なくとも一部分に用いて作られた、薄く(例えば厚さが数mm程度以下の)広く柔軟なシートである。センサシート13の柔軟性は、身体への押圧の抵抗に実質的にならないよう、身体の皮膚から筋肉までの生体組織と同等かそれ以上の柔軟性をもつことが望ましい。
センサシート13の平面形状は、図示のような正方形でもよいし、または、長方形、円形、あるいは他の任意形状(例えば、身体の腰、肩、またはその他の個所にそれぞれ当てるのに適した形状)でよい。センサシート13の面積は、上記押圧面積条件に挙げたいずれかの面積より大きく、かつ、押圧部位に当接させるのに便利な大きさであってよい(例えば約4平方cm〜約1000平方cm程度)。センサシート13の片面は、身体の皮膚表面に密着させやすいような粘着機能をもっていてよい。
センサシート13は、その内部に多数のセンサ要素17(図2で点線で区画されたセグメント)を有する。それらセンサ要素17は、センサシート13の主要領域13A内の多数の位置(例えばマトリックス状に配列された位置)に配置されている。各センサ要素17は、そこに加わる押圧力のレベルに応じた電気信号(押圧力信号)を出力する。各センサ要素17のサイズは、上述した押圧面積条件で挙げたいずれかの面積に相当するサイズより十分に小さく(例えば、一辺L1またはL2がミリメートルオーダからミクロンオーダ程度であり)、より微細であるほど、より高い空間解像度で押圧状態を検出することができる。
センサシート13は、さらに、信号処理装置19を有する。信号処理装置19は、多数のセンサ要素17を駆動してそれらから押圧力信号を受け、それらの押圧力信号を処理して所定形式のセンシングデータに変換し、センシングデータを表示装置15に送る。
センサシート13の電源は、センサシート13に搭載される電池(図示せず)、あるいは、外部の電源装置(図示せず)または表示装置15から供給されてよい。
表示装置15は、押圧補助装置11のために特別に設計されたデバイスであってもよいし、あるいは、汎用の情報処理装置(例えば、スマートフォン、携帯電話、タブレット端末、あるいはパーソナルコンピュータなど)であって、内蔵のCPU12により実行される押圧補助装置11用のアプリケーションプログラムがインストールされてそれを内蔵のCPU12が実行できるように構成されたものであってよい。表示装置15は、使用中の1以上のセンサシート13のそれぞれからセンサデータを受け取り、それらのセンサデータを処理することで、それぞれのセンサシート13における押圧状態(例えば、押圧を受けたセンサ要素13の位置と検出された押圧力を関連付けた押圧力分布)を示す押圧状態データ、および/または、それぞれの押圧状態の評価結果(例えば、押圧状態が上述の押圧力条件と押圧面積条件に合致している程度、つまり押圧の適/不適の程度(複数段階のレベルや点数など))を示す押圧評価データをリアルタイムで作成する。表示装置15は、表示スクリーン14および/またはスピーカ16を有し、それぞれのセンサシート13における押圧状態データおよび/または押圧評価データをリアルタイムで、表示スクリーン14上に視覚的に表示する、および/または、(とくに、押圧評価データを)スピーカ16から聴覚的に出力することができる。
ユーザは、患者の身体に押圧を加えつつ、表示装置15に表示または出力された押圧状態データまたは押圧評価データを受けて、その押圧処置の適/不適の判断と修正ができる。それにより、適切な押圧方法の習得及び実行がより容易になる。
表示装置15は、複数枚のセンサシート13が同時に使用されているとき、それら複数枚のセンサシート13における押圧状態データおよび/または押圧評価データを、同時に対比して表示スクリーン14に表示する、および/または、スピーカ16から出力する(例えば、センサシート13ごとに音色を変えることで耳で区別可能にし得る)機能を備えてよい。
この機能を利用すれば、ユーザは、例えば、人の腰の左側と右側の二個所を同時に押圧しながら、その二個所のそれぞれの押圧状態を把握できる。あるいは、熟達者が人の腰の右側を押し、同時に初心者がその人の腰の左側を押しつつ、初心者は熟達者と自分の押圧状態を対比して観察することができる。それにより、初心者が熟達者のスキルを学ぶことがより容易になる。
表示装置15はまた、ストレージ18を有し、過去の押圧状態データおよび/または押圧評価データをストレージ18に保存しておき、後にそれをリアルタイムの押圧状態および/または押圧評価データと同時に対比して表示スクリーン14に表示する、および/または、スピーカ16から出力する(例えば、センサシート13ごとに音色を変えることで耳で区別可能にし得る)機能を備えてもよい。
この機能を利用すれば、前もってストレージ18に保存しておいた熟達者の押圧状態データおよび/または押圧評価データを再生しつつ、それと対比しながら、初心者は自分のリアルタイムの押圧状態を観察することができる。それにより、初心者が熟達者のスキルを学ぶことがより容易になる。
表示装置15は、またさらに、リアルタイムでの押圧状態などを表示または出力しつつ、同時に、筋肉(身体)の運動、押圧の開始と停止、押圧個所の変更、および/または筋肉柔軟度の確認、などに関するインストラクション(例えば、予め用意されてストレージ18に保存されている)を、視覚的にまたは聴覚的に出力する機能を備えていてもよい。緩消法を実施する時、例えば二秒間で一往復程度のスピードで筋肉の伸縮(例えば、腰の場合には上体の揺動)運動を行う。また、押圧を継続しつつ数回の筋肉伸縮運動を行った後、いったん押圧を止め、その後に再び同じ押圧と筋肉運動を再開する、あるいは、押圧の位置を変えて同様の処置を繰り返す、というようなことを行う。さらには、このような処置を数分間か行った後に、筋肉の柔軟度をチェックすることも行う。このような諸動作を行うためのインストラクションを表示装置15がユーザに提供することで、緩消法の習得と実施がより容易または適切になる。
図3は、センサシート13内の各センサ要素17の厚み方向の断面構造の一例を示す。
図3に示すように、センサ要素17は、センサシート13の上面と下面をそれぞれ構成する上面シート21と下面シート23の間に形成される。上面シート21は例えば指による押圧を受けるシートである。他方、下面シート23は例えば身体の皮膚の表面に当接させられるシートであり、その下面に皮膚へ粘着機能を持つ層(図示せず)が設けられていてもよい。上面シート21と下面シート23の関係は、上記とは逆であってもいい。
下面シート23上に、複数層(本実施形態では例えば三層であるが、二層または四層以上でもいい)の弾性を有するシート、例えば下層弾性シート25、中層弾性シート27、および上層弾性シート29が互いに重ねられて設けられる。それらの弾性シート25、27、29は、より下層ほどより上層より広い面積を有し、全体として階段状ピラミッドを構成する。
この階段状ピラミッドの複数の段の水平面に、複数の列電極31−1、31−2、33−1、33−2、35が配置される。すなわち、下層弾性シート25の外側の下面シート23の表面上に、下層列電極31−1、31−2が配置される。中層弾性シート27の外側の下層弾性シート25の表面上に、中層列電極33−1、33−2が配置される。そして、上層弾性シート29の外側の中層弾性シート27の表面上に、上層列電極35が配置される。
上面シート21の下面に、行電極37が、列電極31−1、31−2、33−1、33−2、35と向かい合うように配置される。行電極37と、列電極31−1、31−2、33−1、33−2、35の各々とは、スイッチを構成する。各スイッチは、通常はOFF状態にあり、ある大きさの押圧力を受けるとON状態になる。より下層に配置された列電極に対応するスイッチの方が、より上層に配置された列電極に対応するスイッチより、より大きい押圧力でターンONする。従って、ON状態にあるスイッチを識別することで、どのレベルの押圧力が加わっているかを検出できる。
図4に、列電極31−1、31−2、33−1、33−2、35の平面デザインの一例を示す。図5に、行電極37のデザインの一例を示す。図4と図5はいずれも、隣接し合う4つのセンサ要素17の列電極と行電極の平面デザインを示しており、黒で塗りつぶされた領域がそれぞれ電極を示す。センサシート13内では、図4に示された列電極31−1、31−2、33−1、33−2、35の上方に、図5に示された行電極37が重ねられて配置される。
図3と図4に示すように、列電極31−1、31−2、33−1、33−2、35の各々は、列方向(図3の紙面に垂直な方向、つまり、図4の上下方向)に延びており、列方向に配列された複数のセンサ要素17を順に通るように配置される。同じセンサ要素17を通る2つの下層列電極31−1、31−2は互いに電気的に接続されていても、切り離されていてもよい。同じセンサ要素17を通る中層列電極33−1、33−2は互いに電気的に接続されていても、切り離されていてもよい。しかし、同じセンサ要素17を通る下層列電極31−1、31−2、中層列電極33−1、33−2、および上層列電極35は、相互に電気的に切り離される。また、各センサ要素17を通る列電極31−1、31−2、33−1、33−2、35は、行方向(図3および図4の左右方向)の異なる位置に配置された他のセンサ要素を通る列電極31−1、31−2、33−1、33−2、35から電気的に切り離される。
図3と図5に示すように、行電極37の各々は、行方向(図3および図5の左右方向)に延びており、行方向に配列された複数のセンサ要素17を順に通るように配置される。各センサ要素17を通る行電極37は、列方向(図3の紙面と垂直な方向、つまり図5の上下方向)の異なる位置に配置された他のセンサ要素17を通る行電極37から電気的に切り離される。
図3、図4および図5から分かるように、一つのセンサ要素17において、例えば上面シート21の上から下方への押圧力が加えられると、複数層の弾性シート25、27、29からなる階段状ピラミッドが、その弾性に従って、押圧力に応じた量だけ下方に潰れる。押圧力が解除されると、ピラミッドは元の形状に戻る。その結果、行電極37と列電極31−1、31−2、33−1、33−2、35とで構成される複数のスイッチが、押圧力に応じて選択的にターンONする。
すなわち、所定の弱レベルの押圧力が加わったときには、上層列電極35に対応するスイッチだけがターンONする。所定の中レベルの押圧力が加わったときには、さらに中層列電極33−1、33−2に対応するスイッチもターンONする。所定の強レベル押圧力が加わったときには、さらに下層列電極31−1、31−2に対応するスイッチもターンONする。したがって、各センサ要素17内のどのスイッチがON状態かOFF状態かを知れば、そのセンサ要素17に加わっている押圧力の大きさのレベルが分かる。
すべての列電極31−1、31−2、33−1、33−2、35とすべての行電極37は、図2に示した信号処理装置19に接続される。信号処理装置19は、それぞれの列電極31−1、31−2、33−1、33−2、35とそれぞれの行電極37の組み合わせからなる多数のスイッチを順次に電圧をかけていくスキャニング動作を高速に行うことで、実質的にリアルタイムで、どのスイッチがON状態であるかを検出する。信号処理装置19は、その検出結果を処理することで、所定形式のセンシングデータを作成し、センシングデータを表示装置15に送信する。
信号処理装置19が行う信号処理は、上記検出結果のデータ形式を所定形式に変換するだけにすぎず、センシングデータの表す内容は上記検出結果そのものである、という比較的に単純なものであってよい。あるいは、その信号処理は、上記の検出結果を分析して、センサシート13のどの位置(どのセンサ要素17)にどのレベルの押圧力が加わっているのかを把握し、その把握した内容をセンシングデータが意味するという、比較的に複雑なものであってもよい。
図6は、表示装置15が行う(あるいは、表示装置15にインストールされたアプリケーションプログラムが行う)制御処理のフローを示す。
図6に示すように、表示装置15は、使用されている1枚以上のセンサシート13から、リアルタイムのセンシングデータを受信する(ステップS1)。各センサシート13からのセンシングデータに基づいて、リアルタイムの押圧力の位置的分布、つまり、各センサシート13のそれぞれの位置(センサ要素17の位置)とその位置で検出された押圧力のレベル(例えば、3段階のレベルのいずれか一つ)とを関連づけたデータが把握され、そして、その位置的分布がストレージ10に保存される(ステップS2)。
さらに、押圧力の位置的分布に基づいて、各押圧個所のリアルタイムの面積が把握される(ステップS3)。ここで、押圧個所とは、押圧力が検出された複数の位置が互いに隣接して集合した領域、換言すれば同じ一つの指などで押圧された領域である。その領域に集合した押圧力の検出された位置(センサ要素17)の数から、押圧個所の面積が把握される。
さらに、各押圧個所のリアルタイムのトータル押圧力が把握される(ステップS4)。各押圧個所のトータル押圧力は、上記の領域に集合した位置の押圧力を足し合わせることで把握される。
次に、各押圧個所の押圧状態(例えば、押圧面積とトータル押圧力)が評価され、そのリアルタイムの評価結果が、ステップS1で処理されたセンシングデータと関連付けられてストレージ18に保存される(ステップS5)。この評価は、前述した押圧力条件と押圧面積条件に基づいて、押圧個所ごとに例えば次のように複数レベル(例えば四レベル)の評価結果を出すことができる。
1)評価結果レベル4:「押圧が過大である」
押圧個所のトータルの押圧力が700gfを超えるか、または、対象の押圧個所の面積が1.5平方cmより広い。
2)評価結果レベル3:「押圧が適切に近いもののやや過大である」
押圧個所のトータルの押圧力が700gf以下で500gfを超えるか、または、対象の押圧個所の面積が1.5平方cm以下で1平方cmを超える。
3)評価結果レベル2:「押圧が適切である」
押圧個所のトータルの押圧力が500gf以下で100gf以上であり、かつ、対象の押圧個所の面積が1平方cm以下である。
4)評価結果レベル1:「押圧が過少である」
対象の押圧個所のトータルの押圧力が100gf未満である。
上記の評価方法によれば、押圧面積が1平方cm以下でトータルの押圧力が500以下で100gf以上であれば、適切な押圧と判断される。しかし、これは説明のための一つの例示に過ぎない。より多段階の細密な評価(例えば、0点から100点の範囲の点数付け)をおこなってもよい。あるいは、より厳しい評価、例えば、適正とされる押圧力と押圧面積の範囲をより狭く限定した評価を行ってもよいし、より甘い評価を行ってもよい。あるいは、押圧力と押圧面積を別個に評価してもよい。
例えば1kgf近傍、700gf近傍または500gf近傍などから選ばれた所定の押圧力値をもつ一つ以上の押圧力基準を用いて押圧個所のトータルの押圧力を評価し、また、例えば2平方cm近傍、1.5平方cm近傍または1平方cm近傍などから選ばれた所定の面積値をもつ一つ以上の押圧面積基準を用いて押圧個所の押圧面積を評価し、それらの評価結果に基づいて、押圧状態の適否を複数レベルで評価するようにしてもよい。それにより、例えば、一つの押圧個所のトータル押圧力が約1kgf以下、好ましくは約700gf以下、または、より好ましくは約500gf以下であり、かつ、その押圧面積が約2平方cm以下、好ましくは約1.5平方cm以下、または、より好ましくは約1平方cm以下であれば、適切な押圧状態であると評価してもよい。
以上のようにして把握されたリアルタイムの押圧力の位置的分布と評価結果が、それをユーザが認識できるような方法で出力される(ステップS6)。出力方法としては、画像情報として表示スクリーン14に表示する、および/または、音声情報としてスピーカ16から出力するなどの方法が採用できる。
以上のステップS1〜S6の制御が、高速に繰り返される。それにより、ユーザが押圧処置を行っている間、継続的にリアルタイムでその押圧状態(例えば、各押圧個所における押圧力の位置的分布とその評価結果)を表示装置15が出力する。複数のセンサシート13が同時に使われている場合には、表示装置15は、それぞれのセンサシート13について上記のS1〜S6の制御を行ない、それにより、複数のセンサシート13における押圧力の位置的分布と評価を同時並行または選択的に出力できるように構成されてよい。
また、ユーザから表示装置15にその要求が入力された場合には、上記のステップS1〜S6の制御と並行して、表示装置15のストレージ18に保存されていた過去の押圧力の分布と評価結果が読みだされて(ステップS7)、それがステップ6のリアルタイムの押圧状態の出力と対比できるように、それと同時並行で出力される(ステップS8)。
また、ユーザから表示装置15にその要求が入力された場合には、上記のステップS1〜S6の制御と並行して、表示装置15のストレージ18に保存されていた所定のインストラクション(例えば、筋肉の伸縮運動、押圧の開始と停止、押圧位置の変更など、緩消法のための動作を適切に行うためのインストラクション)が読みだされて(ステップS9)、それがステップ6のリアルタイムの押圧状態の出力と同時並行で出力される(ステップS10)。
図7は、表示装置15の表示スクリーン14に表示される押圧状態を示す画像例を示す。
図7に示された例では、例えば、一つの押圧状態を示す押圧力分布画像41と評価結果画像43と、別の一つの押圧状態を示す押圧力分布画像45と評価結果画像47が、両方の押圧状態を対比できるように同時に表示される。一方の押圧状態は、例えば、ストレージから読みだした熟達者の過去の押圧状態、あるいは、熟達者が現在行っている押圧処置のリアルタイムの押圧状態であり得る。他方の押圧状態は、ユーザが現在行っている押圧処理のリアルタイムの押圧状態であり得る。あるいは、一方の押圧状態と他方の押圧状態は、それぞれ、ユーザが左右の手の指で身体の異なる部位(例えば、腰の左側部位と右側部位)に対して現在行っている押圧処置のリアルタイムの押圧状態であり得る。
押圧力分布画像41、45は、ぞれぞれ、例えば、各位置の表示色の濃度を用いて各位置の押圧力のレベルを表現する。また、評価結果画像43、47は、それぞれ、例えば、赤色が上記評価結果レベル4、黄色が上記評価結果レベル3、緑色が上記評価結果レベル2、青色が上記評価結果レベル1というように、色分けで評価結果が表示される。
このような表示が提供されることで、ユーザは適切な押圧方法をより容易に習得または実施できる。
さらには、どのような押圧状態が適切であるかを研究する目的にも、このような表示が役立つ。例えば、意図的に条件を変えて複数通りの押圧処理を実施して、それらの異なる条件の押圧処置の押圧状態を表示装置15に保存することができる。その後に、それぞれの押圧処置により得られた医療的効果と照合しながら、表示装置15に保存されたそれぞれの押圧処置の押圧状態を表示して観察することで、どの押圧状態が医療効果が高いか否かを研究することができる。
図8は、図2に示されたセンサ要素17の断面構成の別の例を示す。
図8に示すように、センサシート13の上面シート21の下面に、行方向に延びる行電極51が配置され、下面シート23の上面に、列方向に延びる列電極53が配置される。行電極52と列電極53の間に、そこに加わる押圧力に応じて電気的特性(例えば、電気抵抗など)が無段階に変化する感圧電気素子(例えば、感圧インクまたは感圧ゴムなど)55が電気的に接続される。センサシート13全体で、センサ要素17の列数と行数にそれぞれ応じた本数の行電極51と列電極53がある。それらの電極51、53は互いに電気的に切り離されおり、かつ、図2に示した信号処理装置19に接続される。
信号処理装置19が、スキャニング動作を行って多数のセンサ要素17の感圧電気素子55の電気的特性を順次に検出し、そして、その検出結果からセンシングデータを作成して、センシングデータを表示装置15に送る。表示装置15は、図7に示した制御処理を行う。各センサ要素17の感圧電気素子55の電気的特性は押圧力に対して無段階で変化するから、各センサ要素17に加わる押圧力は、図3に示した構成例の場合よりも精細なレベルで把握され得る。
図9は、本発明の第二の実施形態にかかる押圧補助装置の中心軸に沿った縦断面図を示す。
図9に示される押圧補助装置61は、押圧物体の先方部分(例えば、ユーザの手指の先方部分(例えば、拇指の末節部)、あるいは、ユーザが手で操作するスティック状の押圧具の先方部分など)に外側から嵌めた状態で使われる。すなわち、緩消法を実施する時、ユーザは、押圧補助装置61を押圧物体の先方部分に嵌めた後に、その押圧物体の先端で身体を押圧する。
押圧補助装置61の全体形状は、先端の閉じた円筒形である。押圧補助装置61は、円筒状の本体63を有する。円筒状本体63は伸縮性のある柔軟な材料(例えば、ゴム)製のシートで作られる。円筒状本体63は、それが押圧物体に嵌められたとき、その押圧物体の外表面にフィットして、押圧補助装置61が押圧物体から容易に脱落しないようにする。
円筒状本体63の先端部に、先端キャップ65が結合される。先端キャップ65は、立体的に湾曲した形状に成形された柔軟なシートで作られる。押圧補助装置61が押圧物体に嵌められたときに、先端キャップ65の主要領域65Aが、押圧物体の先端面つまり加圧面に当接して、押圧物体の加圧面から身体に加えられる押圧力を直接受けることができる。
先端キャップ65の主要領域65Aの面積は、上述した面積条件に挙げられたいずれかの面積より大きい(例えば、2平方cmより大きい)。図2に示されたセンサシート13と同様に、先端キャップの主要領域65A内の多数の位置(例えばマトリックス状に配列された位置)に、多数のセンサ要素(図示省略)が配置される。各センサ要素の構成として、例えば図3あるいは図8に示したような構成例が採用できる。多数のセンサ要素65からの多数本の列電極と行電極(図示省略)は、円筒状本体71取り付けられた信号処理装置67に接続される。これらの部品の電源は、押圧補助装置61に搭載された電池(図示しない)などから提供される。
信号処理装置67は、前述した第一の実施形態の信号処理装置19(図3参照)と同様に、先端部分65の多数のセンサ要素65のそれぞれの押圧力に応じた電気的状態を検出し、その検出結果からセンシングデータを作成して、そのセンシングデータを外部の表示装置(図示せず)に送信する。表示装置として、前述した第一の実施形態の表示装置15(図3参照)と同様なものが採用できる。
あるいは、信号処理装置67は、前述した第一の実施形態の表示装置15がもつ機能の少なくとも一部(例えば、押圧状態を評価して評価結果を視覚的に表示または聴覚的に出力する機能)を備えてもよい。
上述の第二の実施形態にかかる押圧補助装置61は、ユーザが適切な押圧方法を習得または実施することをより容易にする。
図10は、第三の実施形態にかかる押圧補助装置の中心軸に沿った縦断面図を示す。
図10に示された押圧補助装置71は、上述した第二の実施形態にかかる押圧補助装置61(図9参照)と同様、先端の閉じた円筒形状を有する。押圧補助装置71は、伸縮性のある柔軟な円筒状本体63と、円筒状本体63の先端部に結合された柔軟な先端キャップ73を備える。押圧補助装置71は、上述した第二の実施形態にかかる押圧補助装置61(図9参照)と同様、押圧物体(図示せず)の先方部分に嵌められて使われる。押圧補助装置71が押圧物体の先方部分に嵌められたとき、先端キャップ73が、押圧物体の先端部に当接して、押圧物体からの押圧力を受けることができる。
先端キャップ73の外面の所定の個所に、患者に直接押圧を加えるための硬い物質で作られた押圧子75が取り付けられる。ユーザは、緩消法を実施する時、押圧物体の先方部分に押圧補助装置71を嵌めた後、押圧子75の先端面つまり加圧面を患者の身体の押圧した部位に当接させて、押圧物体から押圧子75を通じて身体に押圧力を加えることになる。
なお、図10の例では、押圧子75は、先端キャップ73の中央個所に取り付けられているが、それ以外の個所に取り付けられてもよい。例えば、患者が自分自身で腰を押す場合、手の拇指の先端部の中央個所よりむしろ若干内側へ寄った個所で押す方が、適切な押圧処置を実行しやすい。そのような場合用に、先端キャップの中央個所ではなく、図10で点線で示すような、中央個所より若干外れた個所に、押圧子75が取り付けられてもよい。
押圧子75と先端キャップ73の間に、押圧力センサ75が配置される。押圧力センサ75は、押圧子75から患者に加えられる押圧力に応じた電気信号を出力するこの電気信号は、信号処理装置79に入力される。これらの部品の電源は、押圧補助装置71に搭載された電池(図示しない)などから提供される。
押圧子75の患者に触れる先端面つまり加圧面は例えば平坦であり、その平面形状は例えば円形である。そして、押圧子75の加圧面の面積は、上述した押圧面積条件を満たす面積(例えば2平方cm以下、好ましくは1.5平方cm以下、あるいは、より好ましくは1平方cm以下)の面積に選ばれている。例えば、先端面の平面形状が例えば円形である場合、その直径L3が例えば1cm〜5mm程度の寸法に選ばれている。これにより、押圧個所の押圧面積が、上記の押圧面積条件を満たす面積に制限される。
信号処理装置79は、押圧力センサ77と電気的に接続され(接続ラインは図示せず)、押圧力センサ77から押圧力に応じた電気信号を受ける。信号処理回路79は、受けた電気信号から押圧力を把握し、前述の押圧力条件に基づく所定の評価方法で、把握された押圧力を評価し、そして、その評価結果を視覚的に表示または聴覚的に出力する。
あるいは、信号処理装置79は、押圧力センサ77から受けた電気信号を、所定形式のセンシングデータにして、外部の表示装置(図示せず)に送ってもよい。その表示装置は、そのセンシングデータに基づいて、上述のような押圧力の評価を行い、その評価結果を視覚的に表示または聴覚的に出力するように、構成されてよい。
上述の第三の実施形態にかかる押圧補助装置71は、ユーザが適切な押圧方法を習得または実施することをより容易にする。
図11は、本発明の第四の実施形態にかかる押圧補助装置の要部の中心軸に沿った縦断面図である。
図11に示された押圧補助装置81は、それを例えばユーザが手で持ってその先端部から患者に押圧を加えるための押圧スティックである。図11には、このスティック形の押圧補助装置81の、患者の身体に作用する先端部とその近傍の先方部分だけが示されている。
図11に示すように、押圧補助装置81は、押圧時に変形しない硬さをもつ材料(例えば、合成樹脂)製の細長い筒状本体83を備える。筒状本体81の先端近傍の開口内に、押圧時に変形しない堅牢さをもつ支持壁85が固定される。支持壁85上に、患者の身体に直接当てられる押圧子87が取り付けられる。押圧子87はその周囲の筒状本体83の内面から浮いている。押圧子87の患者の身体に当たる先端面つまり加圧面の面積、換言すれば押圧面積は、上述した押圧面積条件を満たす面積((例えば2平方cm以下、好ましくは1.5平方cm以下、あるいは、より好ましくは1平方cm以下)に制限される。
押圧子87と支持壁85の間に、押圧力センサ89が配置される。押圧子87はその周囲の筒状本体83の内面から浮いていて、押圧子87に加わる押圧力はすべて押圧力センサ89に伝わる。押圧力センサ89は、その押圧力に応じた電気信号を出力する。その電気信号は、信号処理装置89に入力される。これらの部品の電源は、押圧補助装置81に搭載された電池(図示しない)などから提供される。
信号処理装置89は、前述した第三の実施形態にかかる押圧補助装置71(図10参照)の信号処理装置79と同様の機能をもつ。
上述の第四の実施形態にかかる押圧補助装置91は、ユーザが適切な押圧方法を習得または実施することをより容易にする。
図12は、本発明の第五の実施形態にかかる押圧補助装置の要部の中心軸に沿った縦断面図である。
図12に示された押圧補助装置91は、上述の第四の実施形態にかかる押圧補助装置81(図11参照)と同様、それを例えばユーザが手で持ってその先端部から患者に押圧を加えるための押圧スティックである。図12には、このスティック形の押圧補助装置91の、患者の身体に作用する先端部とその近傍の先方部分だけが示されている。
図12に示すように、押圧補助装置91は、押圧時に変形しない硬さをもつ材料(例えば、合成樹脂)製の細長い筒状本体93を備える。筒状本体91の先端近傍の開口内に、患者の身体に直接当てられる押圧子95が挿入されていれる。押圧子95は、その周囲の筒状本体93の内面から浮いていて、筒状本体91に対して軸方向にスライド可能である。押圧子95の先端面つまり加圧面の面積、換言すれば押圧面積は、上述した押圧面積条件を満たす面積に制限される。
筒状本体91内には、細長い弾性部材97、が挿入されている。図12に示す例では、弾性部材97はコイルバネであるが、スポンジやその他の弾性を有する材料で構成されたものでもいい。弾性部材97の先端部は、押圧子95の後端面に接しており、弾性部材97の後端部(図示せず)は筒状本体93に固定されている。したがって、弾性部材97は、押圧子95をその後端側から弾性的に支えている。押圧子97が後方に移動すると、弾性部材97が弾性力で押圧子97を前方に押すので、押圧子97が前方に押圧力を出す。
弾性部材97の弾性特性は、押圧子97の軸方向の移動可能範囲において、前述した押圧力条件を満たす弾性力(例えば1kgf以下、好ましくは700gf以下、あるいは、より好ましくは500gf以下で100gf以上)を出すように設計されている。これにより、患者の身体の押圧個所にかかる押圧力は、自ずと前述した押圧力条件を満たす範囲内に制限される。
上述の第五の実施形態にかかる押圧補助装置91は、ユーザが適切な押圧方法を習得または実施することをより容易にする。
以上、本発明の幾つかの実施形態を説明したが、これらの実施形態の説明は本発明の理解のための例示であり、本発明の技術的範囲をそれらの実施形態に限定する趣旨ではない。本発明は、その要旨を逸脱しない範囲で、上述の実施形態とは異なる態様でも実施することができる。例えば、緩消法以外の押圧処置に関しても、押圧面積と押圧力に関する適切な範囲が存在するであろう。緩消法以外の押圧処置(例えば、指圧、マッサージ、その他の押す、さする、なでる、もむなどの検出可能な押圧を身体に加える処置)のための押圧方法または押圧条件の学習、実施、または研究を援助する目的で、本発明を実施することもできる。緩消法以外の押圧処置に適用する場合には、適切な押圧条件(押圧力条件および押圧面積条件)も上記実施形態とは異なり得る。例えば、指圧の場合、押圧力を評価する基準は数十Kgfから1kgfの範囲内のいくつかの値が採用され、押圧面積の評価基準は数十平方cmから1平方cmの範囲内のいくつかの値が採用され得る。マッサージの場合は、また別の数値範囲の評価基準が採用される可能性がある。最適な押圧条件の研究による将来の新たな発見によって、新たな評価基準が採用される可能性がある。そのような異なる評価基準または異なる最適な押圧条件に基づいて、本発明の要旨を逸脱しない押圧補助装置を実施することができる。
11 押圧補助装置
12 CPU
13A センサシート
14 センサシートの主要領域
15 表示装置
17 センサ要素
L1、L2 センサ要素の寸法
19 信号処理装置
41、45 押圧力分布画像
43、47 評価結果画像
61 押圧補助装置
65 先端キャップ
65A 先端キャップの主要領域
67 信号処理装置
71 押圧補助装置
73 先端キャップ
75 押圧子
L3 押圧子の加圧面の寸法
77 押圧力センサ
79 信号処理装置
81 押圧補助装置
86 押圧子
87 押圧力センサ
89 信号処理装置
91 押圧補助装置
95 押圧子
97 弾性部材(例えばコイルバネ)

Claims (5)

  1. 人または動物の身体に対する押圧処置を補助するための押圧補助装置において、
    前記身体を押圧する押圧物体と前記身体との間の互いに隣接した多数の位置にそれぞれ配置され、前記押圧物体から前記身体上の前記多数の位置にそれぞれ加わる押圧力を検出する多数のセンサ要素と、
    前記多数のセンサ要素からの検出信号に基づいて、前記押圧力が検出された互いに隣接する複数の位置が集合した領域の面積である押圧面積と、前記領域に集合した前記複数の位置で検出された前記押圧力の和であるトータル押圧力とを把握する押圧状態把握手段と、
    前記押圧状態把握手段により把握された前記押圧面積と前記トータル押圧力が適切な押圧面積範囲と適切な押圧力範囲に合致する程度を評価して、評価結果をユーザに通知する押圧状態通知手段と
    を備えた押圧補助装置。
  2. 前記適切な押圧面積範囲が2平方cm以下である、
    請求項1記載の押圧補助装置。
  3. 前記適切な押圧面積範囲が1平方cm以下である、
    請求項1記載の押圧補助装置。
  4. 前記適切な押圧力範囲が1kgf以下で100gf以上である、
    請求項1乃至3のいずれか一項記載の押圧補助装置。
  5. 前記適切な押圧力範囲が500gf以下で100gf以上である、
    請求項1乃至3記載の押圧補助装置。
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