JP3822176B2 - 肢体能力退行予防装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
肢体能力の退行を予防する鍛錬装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
加齢に伴う人間の老化現象の一つは、肢体能力の低下となって現われる。高齢者では、咄嗟の運動ができなかったために転んでけがをしたり、不慮の事故に遭ったりする。また、肢体能力の低下が進行すると、日常で必要な動作や行動ができなくなって、果ては寝たきりというような事態になってしまう。
このような事態は、いわば、自然現象であっていずれ避けることができないとしても、日常、意識して肢体能力を鍛錬していることによって、個人差はあるものの、かなりの程度に遅延できることが知られている。
【0003】
そうであれば、自己の健康維持のために、また、いわゆる社会の負担を軽減する観点からも、中高年に達した人は積極的に肢体能力の退行を防止する努力をすることが好ましい。
肢体能力は筋力ばかりでなく、神経,筋,関節の機能の統合力であり、随意(脳神経)反応が関与している。したがって,肢体能力の退行を防止するための鍛錬は意思を持って意図的に行なう必要がある。一方,この鍛錬は、日常生活の動作に伴う随意運動をその鍛錬に適した方法で行なう(例えば、漫然と歩くのではなく、姿勢を正し、鍛錬となりうる速度で歩くなど)ことで可能であるが、従来、肢体能力の退行にどのような方法が適切であるかが客観的に示されておらず、専門家でもない限りこれを見極めるのは難しい。また、鍛錬をするにしても、自己の肢体能力がどの程度(通常、同性、同年代での比較において)であるかを客観量で知る必要がある。
【0004】
また、従来、多くの身体鍛錬装置が提案されているが、加齢にともなう肢体能力の退行に関する分析が希薄であって合理的な鍛錬になるのか否か疑問のあるものや筋力や関節の可動領域を拡大するなど、肢体の一部を鍛錬することを目的としたものが多い。若年向きの装置や無理な鍛錬を行なう強化装置は肢体能力の退行予防の観点からは意味がない。
特開平8−308899号公報の「身体の強化回復装置」は、座席を有する台座に腰押圧具、肩衝打具及びペダルを備えた装置で、浴槽内に設置して入浴者がペダルを踏むことで腰押圧具、肩衝打具を作動させ、脚の血行や運動機能の促進及び脚、腰、肩の疲労回復を図るものである。
【0005】
このものは、ペダルを単純に踏むことで脚の鍛錬になるかも知れないが、装置の全体としては、鍛錬というよりは疲労回復の装置であり、加齢に伴う日常生活中の肢体能力の退行を予防するための分析や、予防を達成するための技術的思想はない。
特開平9−239064号公報の「全身筋力増強、健康、保持装置」は、直立して両手、両足に錘による負荷をかけ、手足を振って大またに歩くのに擬似した運動によって上半身、下半身の筋力増強と保持を行ない、引いては全身の神経・筋の増強、保持を行なうという装置であり、その目的は加齢に伴う筋力の衰えを鍛錬により増強しようとするものである。
【0006】
しかし、このものは、上半身、下半身あるいは全身の筋力増強と保持ではあっても直立した姿勢で単に錘の負荷に抵抗して不随意的に手足を動かすだけのもので、その運動が日常生活に必要な動作、行動を維持する上で客観的に充分なものであるとの分析がない。特に、腰部に関する筋力保持に関しての指摘がない。いわば、推測に基づく経験的な装置である。また、直立姿勢でやみくもに鍛錬するばかりで、自己の肢体能力を把握し、適切な鍛練を行なえるものとは考えにくい。
特開平8−266683号公報「身体鍛錬器具」や特開平8−299495号公報「張力構造を有する健康維持機器」は、肢体能力の退行予防というよりは、肢体能力を現状よりも強化しようとする装置であって、本願とは技術的思想の異なるものである。
【0007】
【特許文献1】
特開平8−308899号公報
【特許文献2】
特開平9−239064号公報
【特許文献3】
特開平8−266683号公報
【特許文献4】
特開平8−299495号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
加齢に伴う基本動作に関する肢体能力の退行を予防するのに適合した合理的で、使いやすく継続が容易な測定・鍛錬装置の提供。
【0009】
【課題を解決するための手段】
肢体における腰部位に関連した神経・筋の測定と鍛錬を椅座姿勢で行えるものとする。この装置は、測定のために力を入れて肢体を運動させることにより、測定すなわち鍛錬となり、鍛錬を行なうと同時に測定が行なわれるという、測定と鍛錬を一体化したことが特徴の一つである装置とする。このことにより、測定と鍛錬を個別に行なう煩わしさをなくし、使い易い装置を提供することができる。測定と鍛錬は、第四腰椎を中心とした腰部の後方への押圧力に関連する神経・筋に注目して行う。
この部位に注目する理由は次のとおりである。
すなわち、腰部に欠損があると全ての動きが実施不能となるように、腰部は人間の立位作業や日常生活上の基本動作(ADL)の中心となる部位である。なお、手腕と足脚の動きは、前記の基本動作(ADL)や人間らしい複雑な日常の生活程度(QOL)を向上する上で欠かすことができないが、肢体能力の基礎は前記の基本動作(ADL)を行えることである。
このように腰部の神経・筋は、日常の動作、行動を遂行する上で重要である。そして、この部位の神経・筋や関節の能力を鍛錬することにより、基本動作に関する肢体能力の退行を予防することができる。
【0010】
第四腰椎を中心とした腰部の後方への押圧力とは、腰椎を中心とした腰の運動の内、体幹の前屈、後屈、側屈や回転に関連し、主働筋は脊柱起立筋、腹直筋であり、補助的には腸腰筋、大臀筋及び外腹斜筋である(図1、図2)。主たる神経支配は腰神経であり、補助的に仙骨神経、胸神経である。
日常生活では、寝返り、座る、立ち上がるなどの基本動作(ADL)に関係する。腰椎を中心とした腰部が後方へ押圧する力は、これらの神経・筋が関連して総合的に発揮される力である。
【0011】
なお、前記の人間らしい複雑な日常の生活程度(QOL)を向上する上で欠かすことができない足脚動き及び手腕の動きは、足部起指拇丘を中心とした足先部の底屈力と背屈力に関連する神経・筋と、上肢の牽引力と押出し力に関連する神経・筋に関連する。
足部起指拇丘を中心とした足先部の底屈力とは、足裏の形態において拇指付け根の隆起部が床を下方へ押し付けることができる力であり、足関節の底屈運動(図3)に加え、足指の屈曲及び脚運動の加わった総合的な力である。また、足部起指拇丘を中心とした足先部の背屈力は、足関節を中心として足先部を上方へ引き上げる運動であり、足指の伸展及び脚運動の加わった総合的な力である。これらの底屈力と背屈力は、身体のバランス維持と身体の移動及び体位の変化を行なう基本動作に欠かせない。
足関節の底屈に関する主働筋は、長腓骨筋、腓腹筋、ヒラメ筋、足底筋などであり、足関節の背屈に関しては、前脛骨筋、長指伸筋、第3腓骨筋などであり、大腿四頭筋、大腿二頭筋なども関与する。底屈時の主たる神経支配は脛骨神経、浅腓骨神経であり、背屈時の神経支配は、深腓骨神経である。
【0012】
上肢の牽引力は、手で物を握って体に引き寄せる時の力であり、押出し力はその反対に体から離れる方向へ押出す時の力である。手関節や肘関節の屈曲・伸展動作を伴った手と腕(上肢)が発揮する総合力である。
手関節は背屈と掌屈(図4)、橈屈と尺屈(図5)及びその組合せである回転が可能である。そして、手関節が背屈する時の主働筋は長橈側手根伸筋、短橈側手根屈筋、尺側手根伸筋であり、指伸筋、示指伸筋、小指伸筋及び長母指伸筋などが補助的に機能する。主たる神経支配は、橈骨神経や正中神経である。手関節が掌屈するときの主動筋は、橈側手根屈筋、長掌筋及び尺側手根屈筋であり、浅指屈筋、深指屈筋及び長母指屈筋が補助的に機能する。主たる神経支配は正中神経、尺骨神経である。
【0013】
腕の運動に関して、肘関節が屈曲するときの主働筋は上腕二頭筋及び腕橈骨筋であり、補助筋として円回内筋が機能する。主たる神経支配は筋皮神経、橈骨神経及び正中神経である。また、肘関節が伸展するときの主働筋は上腕三頭筋であり、肘筋が補助的に機能する。主たる神経支配は橈骨神経である。
日常生活において、上肢の牽引力と押出し力は物を掴む、握る、引き寄せる、突っ張るなどに関連し、食事や調理あるいは身体を洗うなどの手作業や機器の操作などの日常関連動作、あるいは身振りや手振りで表す感情表現など生活程度(QOL)を向上する上で欠かせない。
【0014】
そして、これら三部位の機能が維持されておれば、自立した日常の動作、行動が可能である。この中でも基本動作に関する腰部が重要である。
ところで、腰部に関する測定と鍛錬は椅座姿勢で行なう。椅座して行なう理由は、腰部、足脚部、手腕部の肢位と姿勢を固定しやすく、繰り返し行なうことが必要な鍛錬(運動)の再現性が高い。また、椅座姿勢は最も楽で無理なく鍛錬を行なうことができ、中高年向きである。さらに、この姿勢は、腰部の能力(筋力とこれを支配する神経との協働)を測定する上でも安定性と再現性が高く、信頼のできるデータ(測定結果)を得やすい利点がある。
【0015】
この発明では、さらに、測定した腰部の後方への押圧力(測定値)を基本動作能力値として表示する。表示は、例えば、パソコンのディスプレイに所定周期のリアルタイムで行なう。また、鍛錬の最初に腰部に関して指示する力いっぱいの運動をして最大値を記録し、記録された最大値に、予め設定しておいた乗数(0.6など)を乗じて今回の鍛錬において目指すべき目標値を演算してこれを表示する。乗数は鍛錬が過度にならないように慎重に定める。鍛錬の実行にともなう今回の基本動作能力値と前記目標値とは、ディスプレイ上で並べて表示し、静止した目標値に対して今回の測定値側をコマ送りで変化させるなどして対比を容易にすることが好ましい。
【0016】
さらに、対比の結果として、例えば、今回の測定値が目標値を越えると測定値を表示している領域の背景をブリンクさせるなど、目標値を超過していることを鍛錬者にわかりやすく表示する手段を備えることが好ましい。表示手段としては、他にパソコンの制御下に置かれたブザーや音声あるいは文字やイメージ画面の表示である。このような手段は、単調で生活習慣にすることが困難な鍛錬にメリハリを付け、鍛錬を継続させる上で重要である。
【0017】
すなわち、鍛錬者に現在の基本動作能力を客観的に知らせて鍛錬に対する意欲を刺激し、退行予防の効果を向上させる。手段としては、通常、いわゆるパソコンに測定装置からのデータを自動的に取り込み保存するソフトと演算ソフトを付加したものである。指令・入力手段としてパソコンのキーボードを利用できるが、わかりやすくするためにキーボードに変えて、専用の操作盤を付加することもある。
基本動作能力値は、所定時間の表示がすむと通常、パソコンから消去されてしまうが、もちろん、後刻、再利用が可能なようにパソコンに保存しておいても良い。また、複数の鍛錬者の測定データを集中管理することもある。
【0018】
さらに、前記測定値(基本動作能力)に関する前記の最高値を表示してもよく、その際に、最高値に対応したアドバイス、例えば、「腰のストレッチング体操を始めましょう」など、を合わせて表示する手段を備えることがある。時宜を得た適切なアドバイスは、効果的な鍛錬に有効である。この手段の主体は、多数のアドバイス文を能力値について整理したアドバイステーブルをパソコンに格納しておいて、必要時に指定された能力値に対応したアドバイス文を引き出して表示するソフトである。
【0019】
装置は、全体としていす形であり、背もたれ部、座部、座部左右の肘掛部及び足置き部を有し、人間工学に基づき、座った姿勢で全身の力を抜いてリラックスできるよう、背もたれ部、座部、足置き部はそれぞれ所定の角度でリクラインしてあることが好ましく、背もたれ部の下部前面に第四腰椎を中心とした腰部の後方への押圧力測定・鍛錬装置(腰部測定・鍛錬装置と略称する)を配置してある。
【0020】
測定・鍛錬装置は、簡素で、力を加えることにより変形する部材を有し、その変形量を検出することによって作用した力の大きさを測定できる構造とする。力を加えることにより変形する部材の利用は、測定・鍛錬装置を扱いやすい装置とする上で好ましい。また、測定と同時にその部材の変形に伴う抵抗力が前記の主働筋及びその補助筋に対する負荷となって、負荷と対抗することにより支配神経を含めた主働筋と関節の動きを鍛錬する。
また、スピーカーなどの音声再生装置を配置することは好ましい。これらは鍛錬者に測定データやアドバイスを提供すると共に、音楽などを流すことで鍛錬者をリラックスさせることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
図6は、肢体能力退行予防装置1(以下、単に退行予防装置と称する)の全体を示し、いす形としてある。なお、この装置1は、腰部測定・鍛錬装置8の他に上肢測定・鍛錬装置を10及び足部測定・鍛錬装置15をも備えている。
退行予防装置1は、スチールパイプを屈曲成形したフレーム2に、背もたれ部3、座部4、座部左右の肘掛部5(5a、5b)及び足置き部6を有する。背もたれ部3、座部4には装丁とクッションを施して座り心地を良くしてある。
【0022】
背もたれ部3は、後方ヘ約10°傾斜してフレーム2に固定してあり、上部の左右両側にスピーカー7が埋め込まれ、下部に第四腰椎を中心とした腰部測定・鍛錬装置8を構成してある。腰部測定・鍛錬装置8は矢印のように前方から後方に押す力を測定し、また、鍛錬するものである。
【0023】
肘掛部5の前部上面にはハンドル9(9a、9b)が上方へ突出して配置されてそれぞれに上肢測定・鍛錬装置を10(10a,10b)を構成してある。上肢測定・鍛錬装置10は図の矢印のように上肢を肘を肘掛部に付けないようにして前後に押し引きする力を測定するものである。
右の肘掛け部5aの前端部には小さなパソコン11を取り付けてあり操作用のキーボードの他に、ディスプレイ12、制御部13及びワイヤレス通信用のアンテナ14を備えている。
【0024】
足置き部6は、座部4の前方下方に前縁が上方へ約20°持ち上がった傾斜状態でフレーム2に対して前後位置を調節可能に、また、調節位置で固定可能に配置されており、左右に足部測定・鍛錬装置15(15a,15b)を構成してある。足部測定装置15は足先部を掛けるためのスティック16と足先部を押し付けるためのステップ17を有する。足部測定装置15は図のようにスティック16へ足先部を掛けて上方へ移動させる力とステップ17を踏んで押圧する力を測定する。
【0025】
図8〜13は、図7に示す横断線に沿って示した断面図乃至一部断面図である。
腰部測定・鍛錬装置8(図8、9)は、受圧板18とこれに平行に配置しフレーム2の左右のパイプ間に両端を固定した第1の歪み板19とこれの前面両側に固定した歪みセンサーS1及び受圧板18と第1の歪み板19を結合した剛直な左右の伝達杆20から成る。第1の歪み板19は縦6cm、幅60cm、厚さ0.8cmの鋼板である。
受圧板18は背もたれ部構造板21の下部中央部を横長の長方形に切り取ったもので、他の部分から独立しており、他の部分と関係なく前後に移動することができる。
【0026】
受圧板18もまた、背もたれ部構造板21の他の部分と同様にクッションで覆われている。クッションを付けた受圧板18は、背もたれ部下部にできる矩形孔に嵌めこむだけで、格別の支持部材を配置することなく、定位置へ配置することができる。なお、受圧板18のクッションは側方から見て前面を円弧状に張り出してある。符号22は第1の歪み板19を隠すための化粧カバーである。歪みセンサーS1はパソコン11に設けた入力端子に接続してある。
【0027】
手部測定・鍛錬装置10(図10、11)は、肘掛け部5の前端部に上方へ突出したハンドル9、フレーム2を貫通した伝達杆23、第2の歪み板24及び歪センサーS2を備えている。伝達杆23は、フレーム2を構成しているスチールパイプの上面側と下面側に設けた前後方向に長い長孔25を貫通し、上部にハンドル9を取付け、下部に第2の歪み板24の上端を固定している。歪み板24の下端はステーを介してフレーム2に固定してあり、第2の歪み板24の前面に歪みセンサーS2を固定してある。歪みセンサーS2は、パソコン11に設けた入力端子に接続してある。第2の歪み板24は縦30cm、幅4cm、厚さ0.6cmの鋼板である。
【0028】
足部測定・鍛錬装置15(図12,13)は、スティック16、ステップ17,これらで結合された左右の伝達杆26、第3の歪み板27及び歪みセンサーS3を備える。スティック16、ステップ17,これらで結合された左右の伝達杆26は門形を成し、伝達杆26の下部が足置き部6に形成した孔28を貫通して下方に達している。第3の歪み板27は、足置き部6の下面側で左右いずれか片側のスチールパイプと足置き部の下面に配置したステー29とに両端を固定してあり、その下面側の両側に歪みセンサーS3を固定してある。そして、前記の伝達杆26の下端が歪み板27の中央部に固定してあり、伝達杆26を上下に移動して歪み板27を変形させることができる。第3の歪み板27とセンサーS3は、左右の足部測定・鍛錬装置15a、15bで個別に独立して構成してあり、それぞれのセンサーS3をパソコンに設けた入力端子に接続してある。第3の歪み板27は縦4cm、幅20cm、厚さ0.8cmの鋼板である。
【0029】
パソコン11は、退行予防装置1全体からすると、測定装置の一部として測定データを処理する機能とゲーム、MV画像などを提供するエンターテイメント機能及びインターネットを通じたデータの送受信などの通信機能を発揮する。エンターテイメント機能と通信機能は現在のパソコンが備えた通常の機能をそのまま用いるものであるが、測定データの処理装置となるパソコン11は、CPUとROM、RAM、メモリーM、及び入出力部I/Oとして機能する(図14)。
【0030】
ROMには部位別能力値(すなわち、腰部による押圧力、足部による底屈力と背屈力および手腕による牽引力と押し出し力の測定値)を比較演算するプログラム、アドバイス選択プログラム、総合能力値演算プログラム、目標能力値演算プログラム及びこれらを統括する測定データ処理プログラムが格納されている。RAMは、演算のために必要なデータを一時、準備しておく一時メモリーである。メモリーMは演算において必要となるデータやRAMから移転されたデータを保存し、随時取り出せるように記憶している保存メモリーであり、データの種類によっては更新が行われる。ここには、選択されるべき設定値やアドバイステーブルが記憶される。
【0031】
入力部Iはバッファを有し、この部に接続された前記歪みセンサーS1〜S3からの測定データがCPUからの取り込みがあるまで保存される。出力部Oには、ディスプレイ12やプリンターあるいは音声再生装置が接続される。
なお、これらの機能を発揮する部分はパソコンの他の機能を発揮する部分と共通であり、メモリーMに蓄積された測定データなどはパソコンの他の機能、例えば通信機能でも用いることができる。
【0032】
鍛錬者は退行防止装置1の座部4に座り、背を背もたれ部3に預け、両手を肘掛部5に載せ、両足を足置き部6においてリラックスした姿勢をとる。今、鍛錬者は60歳、男性とする。
パソコン11のキーボードに準備されたスタートボタンを押す。パソコン(のROM)に格納されたプログラムにより、メインフロー(図15)が作動する。
最初に、年齢・性別を入力するよう求める表示がなされ(ステップ1)、画面上に40歳代、50歳代、60歳代、70歳代のタッチスイッチ及び男、女の性別のタッチスイッチが表示されるので、〔60歳代〕と〔男性〕のスイッチを押す。この入力はRAMに保存されるとともに、入力が終わるとステップ2を経てテーブル1(1のa〜1のe 図16〜図20)から対応したデータ(テーブルにおいて*を付している行のデータ)がRAMに取り込まれ保存される(ステップ3)。
【0033】
ついで、前記の腰部を後方へ押圧する押圧力、足先部の底屈・背屈力及び上肢の牽引・押出し力のそれぞれについて今回の最高値を獲得するための表示(ステップ4)がなされる。すなわち、「腰部で後方のクッションを力いっぱい押し付けてください。」、「足先部をステップ17に載せて下方へ力いっぱい押し付けてください。まず右から。」、「足先部をスティック16に掛け、踵を支点として上方へ力いっぱい押し上げてください。まず、右から。」、「ハンドル9を握り、肘をつかないで力いっぱい引き寄せてください。まず、右から。」、「ハンドルを握り、肘をつかないで力いっぱい押出してください。まず、右から。」とのように指示を表示する。
【0034】
鍛錬者はこの表示に応じて逐次、測定のための運動を行なうことになる。そして、パソコンは、この間に各歪みセンサーS1〜S3から入力されたデータの最高値(Mx1〜Mx3)をそれぞれバッファからRAMに取り込み保存する(ステップ5)。最高値の選択は所定時間内の比較更新方式など周知の手段を用いる。なお、これらの場合における各歪み板(第1、第2、第3)の変形量は僅かであって、多くても5mmである。
【0035】
このようにして得た各部位の最高値(腰部については基本動作能力値の最高値となる)が今回の鍛錬の基礎となる。なお、足部底屈・背屈力の最高値(Mx2)は、実際には底屈力と背屈力の区別及び左右の区別で4種が存在するがまとめて最高値(Mx2)として説明する。手部牽引力・押出し力についても同様で、4種が存在するがまとめて最高値(Mx3)として説明する。
最高値を獲得するための表示は、最高値(Mx1〜Mx3)が全て獲得されるまで表示され(ステップ6)、獲得されると順次に消え、全て獲得されたところで次のステップへ移行する。
【0036】
次のステップ7では、今回獲得した最高値のデータをメモリMの所定個所へ保存する。このようなデータを積み重ねることによって、総合能力値を対比する際の平均値を、より信頼度の高いものにできると共に、別途に肢体能力に関する統計などを作成する際の基本的なデータとなる。
ステップ8では、鍛錬強度が読み込まれる。この強度は予めパソコンに設定されており、この実施形態においては一律に乗数を腰部0.5、足部0.7、上肢0.6としており、これを各部位の最高値に乗算して目標値(Ex1〜Ex3)を得る。鍛錬強度には今回、同じ鍛錬を何回繰り返すかという回数もあるが、この実施形態では、達成回数1、失敗繰り返し回数3としている。
【0037】
達成とは、この実施形態において目標値を超過している時間が10秒以上ということであり、失敗繰り返し回数とは、前記の10秒を維持できなかった回数である。すなわち、この例では、目標値を10秒以上維持すれば、その時点でその部位の今回の鍛錬は終了する。維持できなくても3回の失敗を繰り返せばその時点で今回の鍛錬は終了する。これは、失敗を繰り返すような状態の時に鍛錬が過度になるのを防止するためである。
【0038】
なお、このステップ8は、例えば、弱、普通、強のタッチスイッチを画面に形成して鍛錬強度や回数を選択させても良い。また、鍛錬強度は男女で区別しても良く、その場合はステップ1で獲得した〔男性〕とのデータを選択の条件に加える。
以上で、今回の鍛錬を開始するための準備が整い、ステップ9で「鍛錬を始めてください」との表示がなされる。どの部位から始めても良く、また、順序も問わない。
【0039】
鍛錬中はデータの画面よりも、風景や音楽画面などエンターテイメント画面を好む人も居るので、キーボード又は操作盤からデータの表示画面を縮小表示に切り替えられるようにしておく(ステップ10,11)。
表示画面(図21)は、目標とする指定値(Ex)、今回の測定値(Sc)(腰、足、手の各部位ごと)の表示となっていて、ステップ12で行なわれる処理(後述)により、今回の測定値Scが目標値Exを上回ったとき、該当行がブリンク表示されるようになっている。
【0040】
鍛錬中に各歪みセンサーS1〜S3からパソコン11に送られるデータはリアルタイムで処理される。すなわち、歪みセンサーS1〜S3から送られパソコン11の入力バッファにある測定値Scは所定周期で取り込まれ、RAMの所定領域に保存される。その際、フラグ(f=1)が立てられる。そして、その値は一時保存され、画面の所定位置(図21のA箇所)に表示される(ステップ21…図22)と共にそれぞれの目標値Exと比較され(ステップ22)、目標値Exよりも大きいか判断される。大きい場合は該当表示個所の背景色をブリンク表示して(ステップ23)、鍛錬者に測定値が目標値を超過していることを知らせる。同時にタイマーをリセットした上でスタートさせる。超過していない場合は数値の表示だけで終わり、データを消去してこのフローを終わる。
【0041】
測定値が目標値を超過している場合、その状態が10秒維持されるか待機する(ステップ24)。超過状態が10秒間維持されるとその部位の表示を反転して鍛錬が終了したことを知らせ(ステップ25)、かつ終了信号を作成し(ステップ26)、データを消去して(ステップ29)終了する。超過状態を10秒間維持できなかった時は、ステップ27に移行して3秒は維持されたかを判定する(ステップ27)。3秒も維持されなかったときは、何かの間違いとして鍛錬が行なわれなかったことにし、データを消去した後(ステップ29)、終了する。3秒を越えて維持されたときは、鍛錬を行なったが維持できなかったものとして、試行が3度行なわれたかを判断しし(ステップ28)、3度目でなければ、データを消去して(ステップ30)ステップ21に戻す。これは、まじめに鍛錬しているのに維持できない場合に、鍛錬が過度になるのを避けるためである。目標値の超過を3秒以上維持できない試行が3度目の時は、ステップ28の判断で繰り返すことなく、データを消去して終わる。
そして、メインフローにもどり、ステップ26の終了信号が各部位(左右を含む)の鍛錬全てにわたって得られたかを判断し(ステップ13)、得られたら、「ご苦労様、今回の鍛錬終わりです。」の表示など(ステップ14)をして終了する。
【0042】
このメインフローを通常は1日2〜3回行なう。この実施形態では2回としている。このように、各運動を起し、その状態を維持するために腰部、足部、上肢部における前記主たる神経・筋が刺激を受け、この刺激を繰り返すことによって、これら神経・筋を鍛錬し、肢体能力の退行を予防することになる。
特に、腰部は前記のように日常生活上の基本動作(ADL)の中心となる部位であり、その主たる神経・筋を刺激し、繰り返す鍛錬によって、この部位の能力すなわち、基本動作能力値が退行するのを抑制できる。
なお、測定値は筋肉が発揮する「力」の大きさであるが、関連した神経との協働の結果なので、パソコンには「能力」として表示される。以下、測定値を能力として記載する。
【0043】
図23、図24は、鍛錬の評価と表示に関するフローであり、メインフローのステップ6以下のいずれかで実行されるものである。
部位別能力の評価・表示処理では、ステップ40でMax1〜Max3が読み込まれ、ステップ41で部位ごとにテーブル1のデータと対比され、テーブル1上の該当段階が表示される(図21のC箇所)。ついで、テーブル2(図25)から表示された段階に対応する部位別アドバイスが選択されて表示される。なお、この実施形態では、足部と上肢に関する評価は右と左の組合せとなっている。
【0044】
総合能力の評価・表示処理ではステップ50でMax1〜Max3が読み込まれ、ステップ51で、Max1〜Max3を用いたアローチャート(鍛錬者M)とテーブル1の各段階に示された各部位の数値によるアローチャート(標準値S1〜S3)を作成し、画面に表示する(図21のB箇所)。ついで、鍛錬者Mのアローチャート面積が標準値S1〜S3のどのアローチャート面積に最も近いかを判定し3段階に分類する(ステップ52)。これを鍛錬2回分について行い、該当する段階のアドバイスをテーブル3(図26)から選択して、段階と共に画面に表示する(図21のD個所)。
【0045】
以上は実施形態の一つであって、測定・鍛錬装置として手腕部の牽引力と押出し力及び足部の底屈力、背屈力を測定・鍛錬するものを備えなくても、日常生活の基本動作にかかる腰部の押圧力に関する測定・鍛錬装置を備えれば、肢体能力退行予防装置として充分に機能するものである。
測定・鍛錬装置は歪みセンサーと歪み板の組合せに限らない。押圧力、牽引力、押出し力あるいは底屈力や背屈力を略正確に検出できかつ加えられる力に対して対抗し、やがて均衡できるものであれば良い。例えば、空圧や液圧の利用も考えられる。ディスプレイの画面における表示構成は一例にすぎない。
【0046】
また、多数の鍛錬者を管理するときは、そのデータやアドバイスを一括管理することが好ましい。これによって、テーブル1のデータをより正確で現実的なものとすることができる。一括管理には、インターネットなどを利用できる。このような一括管理は各家庭に分散している肢体能力退行予防装置1を集中管理するときにも利用することができる。
【0047】
【発明の効果】
手軽に用いることができ、しかも、肢体能力の退行を合理的に且つ、無理なく(体の障害を生じずに)、予防することができる。椅座姿勢で楽に測定・鍛錬を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】人体の筋を概略で示す正面図
【図2】人体の筋を概略で示す背面図
【図3】足関節の動きを説明するための側面図
【図4】手関節の前後動きを説明するための側面図
【図5】手関節の左右動きを説明するための側面図
【図6】装置の全体を示す斜視図
【図7】切断して示す個所を説明する図
【図8】図7のA−A線に沿った断面見通し図
【図9】図7のB−B線に沿った断面見通し図
【図10】図7のC−C線に沿った断面見通し図
【図11】図7のD−D線に沿った断面見通し図
【図12】図7のE−E線に沿って一部断面とした見通し図
【図13】図7のF−F線に沿って一部断面とした見通し図
【図14】ハードの構成を示すブロック図
【図15】メインフロー図
【図16】テーブル1のa
【図17】テーブル1のb
【図18】テーブル1のc
【図19】テーブル1のd
【図20】テーブル1のe
【図21】表示画面の構成
【図22】部位別測定値の処理・表示フロー
【図23】評価の処理・表示フロー(部位別能力)
【図24】評価の処理・表示フロー(総合能力)
【図25】テーブル2
【図26】テーブル3
【符号の説明】
1 肢体能力退行予防装置
2 フレーム
3 背もたれ部
4 座部
5 肘掛部
6 足置き部
7 スピーカー
8 腰部測定・鍛錬装置(第四腰椎を中心とした腰部の測定・鍛錬装置)
9 ハンドル
10 上肢測定・鍛錬装置(上肢の牽引力と押出し力の測定・鍛錬装置)
11 パソコン
12 ディスプレイ
13 制御部
14 アンテナ
15 足部測定鍛錬装置(足部起指拇丘を中心とした足先部の底屈力と足先部の背屈力の測定・鍛錬装置)
16 スティック
17 ステップ
18 受圧板
19 第1歪み板
20 伝達杆
21 背もたれ部構造板
22 化粧カバー
23 伝達杆
24 第2歪み板
25 長孔
26 伝達杆
27 第3歪み板
28 孔
29 ステー

Claims (2)

  1. 背もたれ部と座部を有した全体としていす形の躯体と、背もたれ部に配置した第四腰椎を中心とした腰部の後方への押圧力を測定・鍛錬する装置を有し、この装置は、可撓性の歪み板とその一部に取り付けた歪みセンサーを有し、外力による歪み板の変形を歪みセンサーで検出することにより作用している力の大きさを測定し、変形に対抗する歪み板の抵抗力で外力と均衡することを特徴とした肢体能力退行予防装置。
  2. 第四腰椎を中心とした腰部の後方への押圧力を測定する装置と測定値を記憶する手段及び測定値を基本動作能力値として表示する手段、前記測定値の最大値を決定する手段および予め設定した乗数を前記の最大値に乗算して鍛錬において目指すべき目標値を演算する手段を備え、さらに、今回の測定値が前記の目標値に到達しているかを比較判定する手段と、この判定結果を表示する手段を備えていることを特徴とした請求項1に記載の肢体能力退行予防装置。
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