JP2008206932A - 神経及び感覚機能回復支援・評価・訓練方法とその装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】手や足の『動作・運動』は加齢、病気、外傷又は認知症等による『脳神経、各神経系及びそれらの伝達神経系』の障害に伴い各機能・運動能力・記憶能力に低下や劣化が生じる。これらの障害に対して、被験者の現状の各機能・運動能力・記憶力を維持・向上させ又は退化・劣化を抑制するための方法とその装置の提供を課題とする。
【解決手段】(図1)、(図2)、(図3)、(図4)の装置を使用し、視覚・聴覚の視点から、比較運動や繰り返し運動を行わせることにより各感覚器官を刺激し、且つ、『脳神経や各神経系及びそれらの伝達神経系』等に刺激を与え、活性化を促すことで被験者の現状の各機能・運動能力・記憶力を維持・向上させ又は退化・劣化を抑制する。
【選択図】図1

Description

この発明は、日常の活動で必要となる、手で掴む・握る・押す等の動作や、足で踏む・押す・蹴る・足の指先を持ち上げる等の手や足の『動作・運動』に関する機能及び各神経系の維持・向上と機能の退行・劣化の抑制に関するもので、視神経及び聴覚神経の視点から比較運動・繰り返し運動を行うことで各感覚器官を刺激し、脳神経、各神経系及び伝達神経系の機能を刺激・活性化させることにより、各機能の維持・向上又は退化・退行を抑制するための方法とその機能を運動能力として測定・記録・表示・評価及び訓練する方法及びそれらの方法を実施するための装置に関するものである。
足・手の各部位の運動能力は、各部位への脳からの運動指令によって駆動される。この運動指令の正常な伝達機能が確保されてこそ、正常な機能が発揮される。しかし、脳からの運動指令が、神経伝達素子の障害・退化・劣化により、順次機能が発揮されにくくなってくる。これには、お手玉遊び、色紙折りなどの簡便な遊具の利用による退化予防の身体鍛錬装置が提案されている(特許文献1,2など)が、これらの多くが肢体の一部を鍛錬することを目的とするものであり、各部位の能力の退行を数値化して管理し、退行抑制プログラムを付加する、あるいは、退行状態となっている各部位の能力を回復しようとするものではない。
(特許文献3)の「身体の強化回復装置」は、ペダルを踏んで、脚、腰、の疲労回復を図るものである。全体として身体的疲労を回復する為の装置であり、肢体運動能力の退行を抑制・回復するとの技術的思想はない。
(特許文献4)の「全身筋力増強、健康、保持装置」は、直立して両手、両足に錘による負荷をかけ、手足を振って大またに歩くのに擬似させた運動を行わせるものである。この装置は、単に、錘の負荷に対して不随意的に手足を動かすだけのものであり、肢体運動能力の退行を抑制するための技術的な分析に基づいたものではなく、肢体運動能力の退行抑制や回復に適切な鍛錬を行えるとは考えられない。
(特許文献5)の「運動アドバイスプログラム……アドバイス方法」は、被験者の意識体力と実体力とを分析して運動能力上の弱点をどのようにすれば強化できるかをアドバイスするものであり、肢体運動能力に関する分析をして、被測定者の運動能力において強化すべき分野を抽出している。しかし、この方法は、肢体運動能力の退化抑制とか回復との観点から前記の分析が行われているのではなく、被測定者が指向するスポーツがその被測定者に適切であるかを判断するためのデータ及びそのスポーツをするのに必要な能力を強化するための鍛錬方法を指摘するためのデータを得る観点から行われている。
そのために、実体力としての運動能力の分析には、主として、静止立位での重心動揺の測定とか身体屈伸による柔軟性測定とか負荷の継続による持久力測定などの全身的な能力が測定されている。ここでは筋力の測定も測定分野の一つとしてあげられているが、腕力や腹筋力、跳躍力、筋持久力といった複数の筋肉や関節が総合して発揮する力を測定しており、筋肉単位での細かな分析がない。
(特許文献6)の「肢体能力退行予防装置」は、加齢に伴う肢体能力の退行を予防することを目的に、肢体の3部位に関連した運動能力を測定し、標準の運動能力と比較して、弱点を指摘し、その運動について鍛錬し、肢体能力の退行を予防するものである。しかし、前記肢体3部位の測定はその部位の運動能力を外形的に捉えており、その退行予防の処方については詳細に検討していない。
引用文献1から6まですべて、発揮された力についての言及で、視神経・聴覚神経・運動神経についての言及がなされていない。本申請の特徴は、神経系に起因する被験者の現状の肢体能力を維持・向上又は退化・劣化を抑制することに言及したものである。
特開平8−266683号公報 特開平8−299495号公報 特開平8−308899号公報 特開平9−239064号公報 特開2003−85288号公報 特許第3434501号公報
加齢や病気、外傷などで、脳神経系活動機能の低下や、認知証等による運動能力・記憶能力の低下は、日常生活における咄嗟の防御反応や姿勢反応の低下につながり、健康な日常生活を送るのに支障をきたす。社会的にも医療費・介護費用の増大や労働力の減少となってあらわれ、社会的な負担が増大する。したがって、各個人は、肢体運動能力の維持や向上又は退行・劣化を抑制するための積極的な努力行うべきであり、本発明は、視覚・聴覚の視点から各感覚器官を刺激し、『脳神経や各神経系及びそれらの伝達神経系』等の刺激・活性化を促すことで、これらの各機能の低下や運動能力・記憶力を維持・向上又は退行・劣化を抑制するための方法とその方法を実施するための装置の提供を課題とする。
この課題を解決するための(請求項1)の発明は、日常生活に必要な運動能力を、視神経及び聴覚神経の視点から各感覚器官を刺激し、脳神経、各神経系及び伝達神経系の機能を活性化させることにより、被験者の現状の各機能・運動能力・記憶力を維持・向上させ又は退化・劣化を抑制する方法の提供とそのための装置の提供を課題とした。
また、(請求項2)の発明は、(請求項1)の方法を実施する為の装置で、被験者の手・足の運動能力を単に測定するだけではなく、視覚や聴覚という視点から、PCディスプレイ上の指示に従い、比較運動や繰り返し運動を行わせることにより、その結果を測定・記録・表示するための装置であり、又、被験者の時系列的な運動能力を記録することが可能で、且つ、被験者のやる気を喚起するために、被験者の現状の手・足の運動能力に対応した目標値の設定も可能な装置の提供を課題とした。
(請求項3)の発明は、単なる運動結果の測定記録表示装置ではなく、被験者の肢体機能・運動能力・記憶力について、視神経及び聴覚神経の視点から各感覚器官を刺激し、脳神経、各神経系及び伝達神経系の機能を活性化させるために、目標値と運動結果のの比較評価ができ、且つ、視神経及び聴覚神経の視点から各感覚器官を刺激し、脳神経、各神経系及び伝達神経系の機能も刺激・活性化させるための訓練を可能とした装置の提供を課題とする。
現状では、被験者の現状の各機能・運動能力・記憶力を維持・向上させ又は退化・劣化を抑制するための訓練は、マッサージやリハビリテーション等としても実施されているが、その効果については、抽象的に表現されることが多い。(請求項2)、(請求項3)は、本装置は目標値を設定し、被験者に数値や表示波形や図形で具体的に被験者の状態を認識させることで意欲をもたせ、且つ、『表示波形・図形』を活用し、訓練に変化を持たせることで、被験者に訓練を飽きさせない工夫を凝らした装置の提供を行う。
(請求項2)、(請求項3)は、手・足の各部位の運動能力を、その運動を主として司る筋肉に的を絞って評価するだけではなく、脳神経・視神経・聴覚神経・運動神経及びそれらの伝達機能にまで関係しての評価方法とその装置、及び評価に対応した被験者の現状の状態を維持・向上又は退化・劣化を抑制するための訓練を簡単に行うことが出来る装置の提供を課題とする。評価装置は、手・足の各部位の筋力の測定装置でもあり、この神経伝達経路の機能の良し悪しを与えられた運動負荷とその反応の差異を評価するものである。被験者への負担が軽く、その測定と訓練とが簡便に行える測定・記録・表示装置と評価装置及び訓練装置の提供を課題とする。
この方法を実施するための(請求項2)、(請求項3)の装置は、アングル形状、卵型形状、ピアノ鍵盤形状、ブレーキペタル形状をしており、被測定者が各装置を手又は足で操作することにより、装置に組み込んだ歪みセンサーに加えられた力をアンプを通して電気信号として出力し、被験者の『動作・運動』の強さとしてPCディスプレイ上に表示する。各装置は金属、木、又は、プラスチック等で頑丈につくり、被験者に負担の少ない構造とする。又、各装置は、測定・記録・表示ができ、被験者の運動能力や状態を評価することも可能で、そのまま訓練やトレーニングにもにも利用できる構造とする。
本発明により、被験者がその方法を基に本装置を活用することで、被験者の各感覚器官が刺激され、且つ、『脳神経や各神経系及びそれらの伝達神経系』等が刺激され、活性化されることで、被験者の現状の各機能・運動能力・記憶力を維持・向上させ又は退化・劣化を抑制することができる。
手で掴む・握る・押す等の動作や、足で踏む・押す・蹴る・足の指先を持ち上げる等の人間の日常生活での基本動作は、各関節に関する筋肉が組み合わさって、それに脳神経から運動神経へ指示が伝達されることによって行われる。
そこで、この発明の(図1)の装置では、U字型アングルに、5指の各部位が固定出来るようなサック状のもの又はU字型アングルを握った時に指がすべらないグリップ状のものを取り付ける。このU字型アングルに握る力を電気信号として検出出来る歪みセンサーを固定する。この歪みセンサーは、歪みゲージを応用したものであり、このサック状のもの、又は、グリップ状のものを指で動かすとき、歪みセンサーが動きを感知し、その力をアンプを通して出力する。この力の値を電気信号として、被験者の近傍に置かれたPCディスプレイに表示し、被験者に視覚を通して表示を認識させることにより、比較運動や繰り返し運動を行わせることで、被験者の感覚器官、神経系伝達機能を刺激、活性化させ被験者の現状の運動能力を維持・向上又は退化・劣化を抑制させる。
又、この発明の(図2)の装置では、2分割状の卵型をした装置を片手で掴み、これをつぶす感覚で掴む力を加えた時、その加圧力を電気信号として出力する。この掴む動きを歪みセンサーが感知し、その力をアンプを通して出力する。この加圧による力の具合を、握り力値として電気信号で取り出し、被験者の近傍に置かれたPCディスプレイに表示し、被験者に視覚を通して表示を認識させることにより、比較運動や繰り返し運動を行わせることで、被験者の感覚器官、神経系伝達機能を刺激、活性化させ被験者の現状の運動能力を維持・向上又は退化・劣化を抑制させる。
又、この発明の(図3)の装置では、ピアノの鍵盤を指で押す動作をするとき、指の動きだけではなく、手首の関節を経由し上腕の筋力と肘関節を経由した肩から手先までの筋力が加わった力が鍵盤を押す力になる。鍵盤を押すときに、押圧力が出力される歪みセンサーを組み込み、この押圧力を被験者の近傍に置かれたPCディスプレィ上に表示する。更にこの時、鍵盤に発光素子を組み付け、又は音を発生させる素子を組み付け、被険者に押すべき鍵盤をガイドし、押された鍵盤の正確さをPC本体内部で判断し、その音の正確さ、音の大きさを被験者に聴覚を通して感知させることにより被験者に視覚又は聴覚又はその両方を通して表示を認識させ、比較運動や繰り返し運動を行わせることで、被験者の感覚器官、神経系伝達機能を刺激、活性化させ被験者の現状の運動能力を維持・向上又は退化・劣化を抑制させる。
更に、この発明の(図4)の装置では、自動車のブレーキペダル状の装置を足先で踏みつける時、この踏力が出力される歪みセンサーを組み込み、その踏力を被験者の近傍に置かれたPCディスプレィ上に表示し、被験者に視覚を通して表示を認識させ、比較運動や繰り返し運動を行わせることで、被験者の感覚器官、神経系伝達機能を刺激、活性化させ被験者の現状の運動能力を維持・向上又は退化・劣化を抑制させる。被験者に視覚を通して感知させることにより、感覚器官、神経系伝達機能の維持・向上又は退化・劣化を抑制行う。又、この踏力の大きさによって、[0022]項の音発生機能を利用し、ゲーム機としても応用が出来るものとする。
[0019][0020][0021][0022]の各内容についての動作は、PCディスプレィ上の表示波形と、被験者が装置に負荷を加える時の動作によって電気信号として出力される筋出力波形との差異に着目する。PCディスプレィ上への表示内容に従って、被験者が手又は足を動かす時、各部位の運動神経及び伝達神経が活動する。運動神経は、多くの負荷を与えることにより、より活発化する。よって、ディスプレィの表示に差異の無いように被験者が手・足部位の運動を指示すれば、その指示に従った運動をすることで、各感覚器官や運動神経伝達部位に多くの負荷が与えられ、その負荷が、各感覚器官や各神経系を活性化させる。
[0019][0020][0021][0022]の各装置の動作は、PCディスプレィ上に表示された内容と、手・足が運動した内容との差異を減少させる行動が、表示内容の視覚による情報取得、視神経を伝達経路にしての脳神経への情報伝達、脳神経から各部位への運動指令の発生、運動神経伝達経路を経ての各部位の運動行為が行われると言う次々刻々の変化がPCディスプレィ上に表示され、これがPCディスプレィ上に表示されていた内容との差異がある時にその差異の減少が行われるように脳からの情報伝達がなされるとのループが形成される。このループが形成されることにより、脳神経機能の回復支援がなされ、その差異の評価に基づいて、認知症予防等の神経系機能の回復を行うことができる。
[0019][0020][0021][0022]の各装置はまた、これらのデータを記憶し、表示するデータ処理装置を備えている。データ処理装置は各歪みセンサーから伝達されるデータを処理するもので、各部位の運動の力の強さを表示するとき、処理装置内に組み込まれた表示波形をPCディスプレィ上に表示しながら、歪みセンサーからの運動の強さを重ねて表示されるようにしておき、PCディスプレィ上に表示された波形に自分が行う運動の大きさを合致させるような動きをさせる。このPCディスプレイ上に表示されている波形との差異が少なくなるような指示が被験者に与えられ、被験者がその動きをするとき、被験者の現状の各機能・運動能力・記憶力を維持・向上させ又は退化・劣化を抑制するされることを特徴とした各感覚器官、脳神経系、各神経及び伝達神経系の刺激・活性化を行うための装置である。
神経及び感覚機能回復支援・評価・訓練装置について説明する。(図1)装置フレーム(1)は、(請求項2)、(請求項3)についての説明である。手の指で握る2本の棒状フレームを組み付けたものを示しており、金属又は強化プラスチック等の部材で頑丈に使った装置で、1本の他指フレーム(2)に人差し指から小指までの4本を添え、もう1本の親指フレーム(3)に親指を添わせるものとする。他指フレーム(2)と親指フレーム(3)とを、5本の指で握る動作を行うことにより、握力が測定出来る装置となっている。
装置フレーム(1)には、ひずみゲージを応用して、握力を感知するようにしてある。他指フレーム(2)と親指フレーム(3)とを構造上一体化することにより、握力を加えた時、その力により、フレームが撓むこととなる。この撓みは、握力に比例して出力されるので、事前に校正を行っておけば、握力の測定が可能となる。他指フレーム(2)と親指フレーム(3)とは、掌よりやや大きなもので、他指フレーム(2)の根元部位と親指フレーム(3)の根元部位には、センサー(4)を組みつけ、握力に比例した撓みを検知出来る構造にしてある。この撓みは、フレーム部材の弾性限界内で使用されるので、力の加わりと力が抜けるときとの繰り返しがあっても、常に同一の撓み量となる。そこで、この撓み量を測定することにより、握力が測定される。
他指フレーム(2)は、U字状構造物(5)を介して親指フレーム(3)に連結されている。他指フレーム(2)がU字状構造物(5)との結合部分近傍にセンサー(4)を組み付けてある。親指フレーム(3)のU字状構造物(5)との結合部分近傍にもセンサー(4)が組みつけられてある。この両者のセンサー(4)から撓み量が検出される。尚、このセンサー(4)は、片側だけでの設置でも、ほぼ同等の検出がなされるので、両者・片側の選択は、どちらを選んでも問題ではない。
他指フレーム(2)と親指フレーム(3)を握力による出力を得るとき、この出力表示を時系列データとしてPCディスプレィに表示出来るようにしておく。PCディスプレィには、当初からモデル波形を表示しておき、このモデル波形に添わせるように、握力出力を被験者に調整させることとする。被験者は自分の出力波形が運動発生量によって変化することを知る。PCディスプレィ表示は、目の視神経を使って、神経伝達経路を経て、脳に情報が伝わる。脳は、情報を判断し、PCディスプレィに表示されているモデル波形に合致させるための運動指令を発する。運動指令は神経伝達経路を経て当該運動部位の運動機能に変化を与える。運動部位の運動機能の変化が、そのままにPCディスプレィに表示され、その差異を目視で確認出来れば、目〜視神経〜神経伝達経路〜脳〜神経伝達経路〜運動神経〜筋運動を行なわせることになる。ここに、神経伝達経路を活性化させる情報伝達の発生が行われ、脳神経機能回復支援評価装置の機能が発揮される。
図2は、請求項3についての説明である。卵を半切の形状(6)にした金属または強化プラスチックとか木材からつくられたものを2個用意し、この片方の内部にくぼみ(7)を設け、ここに起歪部材(8)を取り付ける。もう片方の内部に突起部(8)を設ける。両方の半切の卵形状を片方の頂点部分(10)に固定する。両方の半切の卵形状の他の片方の頂点部分(11)は、僅かなギャップ部分を作っておく。この両方の半切の固定された一体化した卵状のものを、片手の掌に乗せてこれを掴み、掴みつぶす動作を行う。この掴む加圧力を測定する。
この装置フレームには、ひずみゲージを応用して、掴力を感知するようにしてある。そしてこの装置フレームは、卵型の半切のものを二個用意し、この頂点部分(11)で固定し、片方の内部にくぼみ(7)に取り付けられた起歪部材(8)にセンサーが組みつけられている。もう片方の突起部(9)が、この起歪部材(8)を掌を掴む動作により圧迫されることにより、センサーが掴み量に比例した出力を発生し、この信号をPCに送ることにする。
(図3)は、請求項4についての説明である。足の踏力は、自動車のブレーキペタル状の形状(13)にした金属又は強化プラスチックとか木材からつくられた機材を用意して計測する。ブレーキペタル形状の機材(13)に足先でこれを踏みつける時、ここに踏力が出力されるセンサーを組み込み、踏力を被験者の近傍におかれたPCディスプレイ上に表示されるようにする。
この装置フレーム(14)には、ひずみゲージを応用して、踏力を感知するようにしてある。そして装置フレーム(14)はこの片端を固定し、片端を踏み付けられた時に僅かに撓むような支持構造材(15)で固定する。この機材(15)に足を乗せ、踵を固定された側(16)に置き、足の先を僅かに撓む側の構造材を踏み付ける動作を行う。この時、固定された側の、固定端から僅かに離れた位置(17)に、センサーを組み付ける。足の先で、踏み付ける動作に比例した出力が発生し、これを組み付けられたセンサーが検知して、足の踏力が測定される。この信号をPCに送ることにする。
(図4)は、(請求項5)についての説明である。ここにピアノの鍵盤状にした金属又は強化プラスチックとか木材からつくられた機材を用意して計測する。鍵盤状機材(18)を指で押す動作をするとき、指の動きだけではなく、手首の関節を経由し上腕の筋力と肘関節を経由した手根屈筋・手根伸筋・指屈筋・指伸筋の各筋力が同時に装置に力が加えられることになる。この押下力を、鍵盤状機材(18)の下部裏側(19)に取り付けられたセンサーにより検知し、被験者の近傍に置かれたPCディスプレイ上に表示されるようにする。
この装置フレーム(20)には、ひずみゲージを応用して、指の押下力を感知するようにしてある。そして装置フレーム(20)は、鍵盤状機材(18)をピアノの鍵盤配列相当に並べ、この配列を支える部材(19)を用意する。支える部材(19)に鍵盤状機材(18)を固定し、鍵盤に押下力が加わる時、わずかにこの鍵盤が撓む状態になるように鍵盤の片端(21)を固定する。固定された片端(21)とは別の端(22)に押下力が加えられ、この力を測定する。これを指で親指から小指までの個々を別々に測定出来るようにしたもの及び一本の指だけを測定出来るようにしたものを含めて、本件の対象とする。
この装置は,装置を稼働させることにより表示ランプ(23)が点滅する。押下力を被験者はその指示に従って鍵盤上で指と腕を動かすことにより、訓練が行われる。又、被験者が鍵盤上のものを押すことにより、音声発生装置(24)により音が出る。表示の順番は、ソフトを変更することにより多様な訓練が可能であり、被験者を飽きさせない工夫をしている。被験者が操作することに対して押下力を測定でき、又、各ソフトに対して被験者の押下力の早さや強さを標準ソフトと比較し、訓練も可能とする。
本神経刺激方法による、測定記録装置は、そのまま能力評価装置としても利用でき、能力向上装置としても利用できる。そして、PCディスプレィ上に表示された波形と、被験者が運動により発生した力の表示波形との差異の割合をPC本体の内部演算による誤差率を表示することにより、測定値と対比・対応させて表示することにより、鍛錬する者に、目標と励みを与えることができる。
各装置の構造は例であって、同じ機能を発揮する部材、構成であれば形態や構造は限定されない。
(請求項2)握力測定用装置フレームの三面図 (請求項3)掴む加圧力測定用装置フレームの三面図 (請求項4)踏力測定用装置フレームの三面図 (請求項5)指押下力測定用装置フレームの三面図
符号の説明
(1) 握力測定用装置フレーム
(2) 他指フレーム
(3) 親指フレーム
(4) センサー
(5) U字状構造物
(6) 卵を半切にした構造物
(7) 半切の形状の内部のくぼみ
(8) 起歪部材
(9) 半切の形状の内部の突起部
(10) 半切の卵形状の頂点部分
(11) 半切の卵形状の他の片方の頂点部分
(12) 掴む加圧力測定用装置フレーム
(13) ブレーキペタル状構造物
(14) 踏力測定用装置フレーム
(15) 支持構造材
(16) 支持構造材の固定された側
(17) 固定端から僅かに離れた位置
(18) 鍵盤状機材
(19) 鍵盤状機材の下部裏側
(20) 指押下力測定用装置フレーム
(21) 鍵盤の片端
(22) 鍵盤の固定された端とは別の端
(23) 押下部指示表示ランプ
(24) 音声発生装置

Claims (3)

  1. 日常生活における手や足の『動作・運動』は加齢、病気、外傷又は認知症等による『脳神経、各神経系及びそれらの伝達神経系』の障害に伴い各機能・運動能力・記憶能力に低下や劣化を生じさせる。これらの対象となる問題・障害を、視覚・聴覚の視点から、パソコン(PC)のディスプレィ上に表示された指示に従い、比較運動や繰り返し運動を行わせることにより各感覚器官を刺激すること、及び、比較運動や繰り返し運動を行わせることにより『脳神経や各神経系及びそれらの伝達神経系』等に刺激を与え、活性化を促すことで、被験者の現状の各機能・運動能力・記憶力を維持・向上させ又は退化・劣化を抑制することを特徴とした脳神経系、各神経及び伝達神経系の刺激・活性化方法とその装置。
  2. 日常の活動で必要となる、『手で掴む・握る・押す等の動作・運動』や、『足で踏む・押す・蹴る・足の指先を持ち上げる等の動作・運動』を、その『動作・運動』目的に応じてパソコン(PC)上から『動作・運動』の条件や方法を指定することにより、PCディスプレィ上に『動作・運動』に適したグラフや絵等を『表示波形又は図形』として表示させる。次に、手又は足の各『動作・運動』による筋力の動きを『歪みセンサー』を利用して電気信号として出力し、その電気信号をPCディスプレィ上に『筋出力波形』として表示させ、更に、この『表示波形又は図形』と『筋出力波形』との間に極力差違が生じないように『手・足の動きを調整しながら運動を行わせること』、乃至は『装置に搭載された表示灯装置や音声発生装置により、光や音、又は、その両方に合わせて手・足を動かさせること』等の比較運動や一連の『動作・運動』を反復させる繰り返し運動を行わせ、その『動作・運動』を被験者の運動能力として時系列的に測定・記録・表示できる機能を備えており、且つ、被験者のやる気を喚起させるために被験者の現状の手・足の運動能力に対応した目標値の設定も可能な装置で、それらのデータを処理するための処理装置を備えていることを特徴とした測定・記録・表示装置。本装置は、測定・記録・表示するソフトを機能させるためのデータ処理装置が、入出力部、記憶部(RAM)、演算装置及びシステムソフトの記憶部(ROM)の機能を備えている。
  3. 本装置は、(請求項2)の測定・記録・表示する装置を活用し、それらのデータから被験者の各機能の運動能力を比較・評価するために被験者の手・足の運動能力に応じた目標値を設定し、その目標値と比較・評価することができる装置で、且つ、パソコン上の『表示波形又は図形』に従って『筋出力波形』の動きを調整しながら比較運動や繰り返し運動を行わせることにより、被験者の各機能・運動能力・記憶能力を刺激し、活性化するための訓練を行わせることができる装置でもあり、評価を基に、訓練を行うことにより被験者の手や足の現状の状態を維持・向上させ又は退化・劣化を抑制させる。
    又、これらの装置は日常的に活用することにより、健常者も含めた手や足の『動作・運動』能力測定装置、『動作・運動』能力評価装置又は『動作・運動』能力訓練装置及び筋力トレーニング装置としても活用できることを特徴とした運動能力評価・訓練装置。本装置は、各請求項で述べた測定・記録・表示・訓練及び評価する為のソフトを機能させるためのデータ処理装置が、入出力部、記憶部(RAM)、演算装置及びシステムソフトの記憶部(ROM)の機能を備え、被験者が比較運動や繰り返し運動を行う場合の運動能力を評価するためのソフトと被験者が手や足の能力測定装置、能力評価装置又は能力訓練装置及び筋力トレーニング装置としても活用できるソフトをRAMに格納している。
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