JP6355665B2 - シフト操作検出装置および鞍乗型車両 - Google Patents

シフト操作検出装置および鞍乗型車両 Download PDF

Info

Publication number
JP6355665B2
JP6355665B2 JP2016043967A JP2016043967A JP6355665B2 JP 6355665 B2 JP6355665 B2 JP 6355665B2 JP 2016043967 A JP2016043967 A JP 2016043967A JP 2016043967 A JP2016043967 A JP 2016043967A JP 6355665 B2 JP6355665 B2 JP 6355665B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shift operation
opening
washers
longitudinal direction
shift
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016043967A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017159712A (ja
Inventor
直弘 海野
直弘 海野
信夫 菅村
信夫 菅村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Transtron Inc
Original Assignee
Transtron Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Transtron Inc filed Critical Transtron Inc
Priority to JP2016043967A priority Critical patent/JP6355665B2/ja
Publication of JP2017159712A publication Critical patent/JP2017159712A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6355665B2 publication Critical patent/JP6355665B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Description

本発明は、シフト操作を検出可能なシフト操作検出装置および、該シフト操作検出装置を備える鞍乗型車両に関する。
従来、例えば、競技用の鞍乗型車両等において、運転者からのシフト操作を検出して、クラッチ断接操作なしに変速段位を変更するシステム(クラッチレスシフトシステム)が採用されている。このようなシステムを採用する鞍乗型車両は、運転者によるシフト操作(シフトアップ、シフトダウン等)を検出すると共に、検出したシフト操作の情報に基づいて、クラッチ断接操作等を必要とすることなく変速段位を変更することが可能に構成されている。
ここで、運転者によるシフト操作は、シフトペダルに連結されたシフト操作検出装置により検出される。シフト操作検出装置は、運転者によるシフト操作性を損なうことなく、かつ、シフト操作を正確に検出することが望まれる。
これに対し、シフトペダルに一端が連結されたロッドと、ロッドに反力(付勢力)を付与するスプリング(弾性部材)と、ストロークセンサーとを有するシフトロッド装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2015−105002号公報
しかし、特許文献1に開示されたシフトロッド装置では、スプリングがプランジャやケースにより位置決めされているので、スプリングに生じさせる付勢力の強さを調整することが困難であった。
これに対し、スプリングの両端を規制する部材の位置を調整した後、例えば、カシメ処理を施して各部材を固定することで、適正な付勢力となるようにしてスプリングを組み付ける方法が考えられる。
しかし、このようなカシメ処理の工程は、組み付け作業が複雑となり、高コストの原因となる場合があった。また、カシメ処理が不十分である場合、カシメ処理された部分が緩む場合があった。更には、カシメ処理された部分は分解できないため、スプリング交換やスプリングにおける付勢力の事後的な調整等ができなかった。
本発明は、弾性部材の組み付けが簡易であって、弾性部材における付勢力を調整可能なシフト操作検出装置を提供することを目的とする。
本発明は、エンジンと、複数の変速段位を有する変速機と、前記変速機の変速段位を変更させるためのシフト操作を受け付けるシフトペダルと、シフト操作情報に基づいて前記エンジンを制御する電子制御装置とを有する鞍乗型車両において、前記シフト操作を検出すると共に検出結果をシフト操作情報として出力可能なシフト操作検出装置に関する。シフト操作検出装置は、一端側において前記シフトペダルに直接または間接的に連結され、前記シフト操作に対応して長手方向に移動可能な棒状のロッド本体あって、前記長手方向における他端側に配置され、径方向に突出する第1係止部と、前記第1係止部の前記長手方向における一端側に配置され、前記径方向に突出する第2係止部と、を有するロッド本体と、前記第1係止部と前記第2係止部との間に付勢力を有した状態で配置される弾性部材と、前記ロッド本体に前記径方向から取り付け可能であって、前記弾性部材と前記第1係止部との間に配置され、前記弾性部材から前記第1係止部側への付勢力を受ける1または複数の第1片開きワッシャと、前記ロッド本体に前記径方向から取り付け可能であって、前記弾性部材と前記第2係止部との間に配置され、前記弾性部材から前記第2係止部側への付勢力を受ける1または複数の第2片開きワッシャと、前記ロッド本体における他端側と、前記弾性部材と、前記1または複数の第1片開きワッシャと、前記1または複数の第2片開きワッシャとを収容するカバー部材と、前記カバー部材の内部に配置され、前記1または複数の第1片開きワッシャにおける前記長手方向の前記他端側への移動を規制すると共に、前記第1係止部における前記長手方向への移動を規制しない第1規制部と、前記カバー部材の内部に配置され、前記1または複数の第2片開きワッシャにおける前記長手方向の前記一端側への移動を規制すると共に、前記第2係止部における前記長手方向への移動を規制しない第2規制部と、前記ロッド本体における前記シフト操作に対応した前記長手方向への移動を検出すると共に、検出結果をシフト操作情報として出力可能な検出部と、を備える。
また、シフト操作検出装置において、前記第1片開きワッシャおよび/または前記第2片開きワッシャは、前記弾性部材に生じさせる付勢力に応じて厚さが設定されることが好ましい。
また、シフト操作検出装置において、前記1または複数の第1片開きワッシャは、複数の第1片開きワッシャであり、互いに面接触した状態で前記長手方向に重なるように配置され、前記1または複数の第2片開きワッシャは、複数の第2片開きワッシャであり、互いに面接触した状態で前記長手方向に重なるように配置されることが好ましい。
また、シフト操作検出装置において、前記第1片開きワッシャは、第1開口と、前記第1開口に連続して前記径方向にのびる第1凹部と、を有し、前記第2片開きワッシャは、第2開口と、前記第2開口に連続して前記径方向にのびる第2凹部と、を有し、前記複数の第1片開きワッシャにおいて、隣接する第1片開きワッシャ同士は、前記長手方向において互いの前記第1開口が重ならないように配置され、前記複数の第2片開きワッシャにおいて、隣接する第2片開きワッシャ同士は、前記長手方向において互いの前記第2開口が重ならないように配置されることが好ましい。
また、シフト操作検出装置において、前記複数の第1片開きワッシャそれぞれは、隣接する第1片開きワッシャとの前記長手方向を中心とする相対回転を規制する第1回転規制部を有し、前記複数の第2片開きワッシャそれぞれは、隣接する第2片開きワッシャとの前記長手方向を中心とする相対回転を規制する第2回転規制部を有することが好ましい。
また、シフト操作検出装置において、前記複数の第1片開きワッシャおよび/または前記複数の第2片開きワッシャは、前記長手方向において互いに隣接して配置される同じ形状である2つの段付き片開きワッシャを有し、前記2つの段付き片開きワッシャそれぞれは、第1部と、前記第1部と同じ厚さであって前記長手方向における位置が前記第1部と異なる第2部と、前記第1部と前記第2部とをつなぐ段差部とを有すると共に、互いの前記第1開口同士または前記第2開口同士が前記径方向において反対側を向くように配置され、前記第1回転規制部および第2回転規制部は、前記段差部であり、一方の段付き片開きワッシャにおける前記段差部は、他方の段付き片開きワッシャにおける前記第1部および/または前記第2部に係合して、一方の段付き片開きワッシャまたは他方の段付き片開きワッシャにおける前記長手方向を中心とする回転を規制することが好ましい。
また、シフト操作検出装置において、前記検出部は、前記ロッド本体における前記長手方向の他端側に対向して配置される磁石と、前記ロッド本体における前記長手方向の他端側の移動に応じて生じる前記磁石における磁束密度の変化を検出可能なホールIC と、を備えることが好ましい。
また、シフト操作検出装置において、前記第1片開きワッシャおよび前記第2片開きワッシャは、非磁性材料により形成されていることが好ましい。
本発明は、エンジンと、複数の変速段位を有する変速機と、前記変速機の変速段位を変更させるためのシフト操作を受け付けるシフトペダルと、前記シフトペダルにより受け付けられた前記シフト操作を検出すると共に、検出結果をシフト操作情報として出力可能な上述に記載のシフト操作検出装置と、前記シフト操作検出装置により出力されたシフト操作情報に基づいて、前記エンジンを制御する電子制御装置と、を備える鞍乗型車両に関する。
本発明によれば、弾性部材の組み付けが簡易であって、弾性部材における付勢力を調整可能なシフト操作検出装置を提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る鞍乗型車両の概要を説明する側面図である。 本発明の第1実施形態に係る鞍乗型車両の概要を説明するブロック図である。 本発明の第1実施形態に係るシフト操作検出装置の外観図である。 第1実施形態に係るシフト操作検出装置の断面図である。 第1実施形態に係るシフト操作検出装置の内部構造を説明する斜視図である。 第1実施形態に係るシフト操作検出装置の内部構造を説明する展開図である。 第1実施形態に係るシフト操作検出装置の動作を説明する模式図であって、初期状態を示す図である。 第1実施形態に係るシフト操作検出装置の動作を説明する模式図であって、シフト操作(シフトダウン)を受けた場合の動作を示す図である。 第1実施形態に係るシフト操作検出装置の動作を説明する模式図であって、シフト操作(シフトアップ)を受けた場合の動作を示す図である。 本発明の第2実施形態に係るシフト操作検出装置の内部構造を説明する展開図である。 本発明の第3実施形態に係るシフト操作検出装置の段付き片開きワッシャを説明する図であって、(a)斜視図、(b)2つの段付き片開きワッシャを組み合わせた図、(c)互いに回転を規制する2つの段付き片開きワッシャを説明する図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態に係るシフト操作検出装置および、シフト操作検出装置を備える鞍乗型車両について説明する。
図1から図6により、本発明の第1実施形態に係るシフト操作検出装置および鞍乗型車両について説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係る鞍乗型車両の概要を説明する側面図である。図2は、本発明の第1実施形態に係る鞍乗型車両の概要を説明するブロック図である。図3は、本発明の第1実施形態に係るシフト操作検出装置の外観図である。図4は、第1実施形態に係るシフト操作検出装置の断面図である。図5は、第1実施形態に係るシフト操作検出装置の内部構造を説明する斜視図である。図6は、第1実施形態に係るシフト操作検出装置の内部構造を説明する展開図である。
まず、図1により、鞍乗型車両1の概要について説明する。
図1に示すように、鞍乗型車両1は、前輪2と、後輪3とを備える。前輪2は、略上下方向に延びるフロントフォーク5の下端部に回転可能に支持される。フロントフォーク5は、その上端部に配置されるアッパーブラケット(不図示)とアッパーブラケットの下方に配置されるアンダーブラケット(不図示)とを介してステアリングシャフト(不図示)に支持される。ステアリングシャフトは、ヘッドパイプ6によって回動可能に支持される。
ステアリングハンドル4は、アッパーブラケットに取り付けられる。ステアリングハンドル4は、ステアリングシャフトを回動軸として、時計回りまたは反時計回りに回動可能に配置される。
メインフレーム7は、ヘッドパイプ6から後方斜め下に延びるように配置される。メインフレーム7は、左右一対で配置される。メインフレーム7の後部には、左右一対のリヤフレーム17および左右一対のピポットフレーム8が接続される。
リヤフレーム17は、メインフレーム7の後部から後方斜め上に延びるように配置される。
ピポットフレーム8は、メインフレーム7の後部から下方に延びるよう配置される。ピポットフレーム8には、左右一対のスイングアーム9が連結される。
スイングアーム9は、前後方向に延びるように配置され、前端部がピポットフレーム8に連結される。スイングアーム9は、後端部において駆動輪である後輪3を回転可能に支持する。
燃料タンク10は、ステアリングハンドル4の後方にメインフレーム7に支持されて配置される。燃料タンク10の後方には、運転者用のシート11が配置される。シート11は、メインフレーム7やリヤフレーム17等に支持されて配置される。
エンジンユニット12(エンジン)は、前輪2と後輪3との間に配置され、メインフレーム7およびピポットフレーム8に支持される。エンジンユニット12の吸気ポートには、メインフレーム7の内側に配置されるスロットル装置13が接続される。スロットル装置13は、吸気通路の上流側に配置されるエアクリーナボックス15に接続され、前方からの走行風圧(ラム圧)を利用して外気を取り込む構成となっている。また、エンジンユニット12の排気ポートには、排気管16やマフラー(排気装置)19が接続される。また、エンジンユニット12は、吸気部(不図示)、点火プラグ(不図示)及び燃料の噴射部(不図示)を含んで構成される。エンジンユニット12は、後述するエンジン制御部213により制御される。エンジンユニット12は、エンジン制御部213により吸気部、点火プラグ及び燃料の噴射部が制御されることで、その出力が制御される。
変速機18は、エンジンユニット12(クランク室)の後部に配置される。変速機18は、エンジンユニット12のクランクシャフト(不図示)からの動力を後輪3に伝達する。変速機18は、複数の変速段位、例えば、6速の変速段位を有する。変速機18は、各変速段位に対応した複数のギヤを有する。変速機18の変速段位は、ピポットフレーム8の前方に設けられるシフトペダル20によって、切替可能に構成されている。
シフトペダル20は、運転者からの変速機18の変速段位を変更させるためのシフト操作を受け付ける部材である。シフトペダル20は、初期状態において基準位置に配置され、下方に踏み込むシフト操作(例えば、シフトダウン操作)および、上方に蹴り上げるシフト操作(例えば、シフトアップ操作)を受け付ける。
シフトレバー21は、変速機18の変速段位を変更させるための部材である。シフトレバー21には、後述するシフトロッド装置100を介して、シフトペダル20により受け付けられたシフト操作が入力される。
シフトロッド装置100は、シフトペダル20とシフトレバー21とを連結する。シフトロッド装置100は、シフトペダル20により受け付けられたシフト操作をシフトレバー21に伝達可能に構成される。
また、シフトロッド装置100は、シフト操作検出装置101を有する。シフト操作検出装置101は、シフトペダル20により受け付けられたシフト操作を検出すると共に、検出結果をシフト操作情報として出力可能に構成される。シフト操作検出装置101は、例えば、クラッチ断接操作を必要とすることなく、シフトペダル20へのシフト操作だけで変速機18の段位を操作(変更)可能とするため、後述する電子制御装置200に所定のシフト操作情報を出力する。シフトロッド装置100は、シフトペダル20により受け付けられたシフト操作をシフトレバー21に伝達すると共に、シフト操作に応じたシフト操作情報を電子制御装置200(後述のエンジン制御部213)に出力する。シフトロッド装置100は、電子制御装置200(エンジン制御部213)と協働して、ノンクラッチシフトを可能にしている。ここで、シフト操作検出装置101については、後に詳述する。
クラッチレバー31は、ステアリングハンドル4の左側前方に配置される。クラッチレバー31は、変速段位の切替時においてクランクシャフト(不図示)と変速機18との間の動力を遮断するクラッチ(不図示)を操作するための機能部である。
続けて、図2に示すように、鞍乗型車両1は、上述の通り、変速機18と、シフトペダル20と、シフトレバー21と、シフト操作検出装置101を有するシフトロッド装置100と、を有する。また、鞍乗型車両1は、モード設定部195と、電子制御装置200と、を有する。
モード設定部195は、運転者からのモード設定操作を受け付けると共に、受け付けたモード設定情報を電子制御装置200に出力する。モード設定部195は、例えば、通常運転モードと、シフト変更(変速段位の変更)にクラッチ断接操作を必要としないノンクラッチシフトモード(クラッチレスシフトモードともいう)と、に設定可能に構成される。
電子制御装置200は、エンジン制御部213(ECU(Engine Control Unit)とも称される)を有する。
電子制御装置200(例えば、電子制御装置200に含まれる不図示のCPU)は、モード設定部195からのノンクラッチシフトモード設定情報を受け付けた場合、エンジン制御部213に所定の設定通知を出力する。電子制御装置200は、モード設定部195からの通常モード設定情報を受け付けた場合、エンジン制御部213に所定の設定通知を出力する。
エンジン制御部213は、外部からの各種情報に基づいて、エンジンユニット12を制御する。
本実施形態において、エンジン制御部213は、上述のノンクラッチシフトモードに設定された旨の設定通知を受け付けた場合、ノンクラッチモードを解除する通知(または通常モード設定通知)を受け付けるまで、シフト操作検出装置101からのシフト操作情報に基づいて、エンジンユニット12を制御する。エンジン制御部213は、上述の設定通知を受け付けた場合、シフト操作検出装置101からのシフト操作情報に基づいて、エンジンユニット12の出力を制御する。具体的には、エンジン制御部213は、上述の設定通知を受け付けた場合、シフト操作検出装置101からのシフト操作情報に基づいて、エンジンユニット12における吸気部(不図示)、点火プラグ(不図示)及び燃料の噴射部(不図示)を制御する。
エンジン制御部213は、シフト操作検出装置101からのシフト操作情報に基づいて、クラッチ断接操作をしなくても変速機18における変速段位を変更できるようエンジンユニット12における出力を制御する。エンジン制御部213は、クラッチ断接操作が行われない変速段位変更によるギヤ間の摩擦が低減されるようエンジンユニット12における出力を制御する。
具体的には、エンジン制御部213は、シフト操作検出装置101から変速段位を下げる操作(シフトダウン操作)である旨のシフト操作情報を受け付けた場合、例えば、エンジンユニット12に対して、出力(回転数)をアップさせるよう指示する(ブリッピング制御)。詳細には、エンジン制御部213は、シフト操作検出装置101から変速段位を下げる操作(シフトダウン操作)である旨のシフト操作情報を受け付けた場合、例えば、燃料噴射部における燃料噴射を所定時間だけ増加させると共に、点火プラグにおける点火を所定時間だけ増加させる
また、エンジン制御部213は、シフト操作検出装置101から変速段位を上げる操作(シフトアップ操作)である旨のシフト操作情報を受け付けた場合、例えば、エンジンユニット12に対して、出力(回転数)をダウンさせるよう指示する。詳細には、エンジン制御部213は、シフト操作検出装置101から変速段位を上げる操作(シフトアップ操作)である旨のシフト操作情報を受け付けた場合、例えば、燃料噴射部における燃料噴射を所定時間だけ停止または減少させると共に、点火プラグにおける点火を所定時間だけ停止または減少させる。
また、エンジン制御部213は、上述の通常運転モードに設定された旨の通知を受け付けた場合、シフト操作検出装置101からのシフト操作情報に基づくエンジンユニット12の制御を停止する。
上述の通り、電子制御装置200(エンジン制御部213)は、シフトロッド装置100(シフト操作検出装置101)と協働して、ノンクラッチシフトを可能にしている。
続けて、図3から図6により、第1実施形態におけるシフト操作検出装置101について説明する。
図3に示すように、シフトロッド装置100は、シフト操作検出装置101と、第1ロッド部102と、第2ロッド部103と、を備える。
第1ロッド部102は、シフトペダル20とシフト操作検出装置101とを連結する部材である。第1ロッド部102は、シフトペダル20により受け付けられたシフト操作をシフト操作検出装置101に伝達する部材である。
第2ロッド部103は、シフトレバー21とシフト操作検出装置101とを連結する部材である。第2ロッド部103は、シフト操作検出装置101を介して伝達されるシフトペダル20からのシフト操作を変速機18に伝達する部材である。
シフト操作検出装置101は、通常運転モードおよびノンクラッチシフトモードにおいて、シフトロッド装置100の一部として機能する。また、シフト操作検出装置101は、ノンクラッチシフトモードにおいては、更に、シフト操作を検出すると共に検出結果をシフト操作情報として出力可能な装置として機能する。
シフト操作検出装置101は、本体部111と、センサ収容部112と、を有する。
本体部111は、長手方向XのX1側(一端側)において第1ロッド部102に連結され、X2側(他端側)において第2ロッド部103に連結される。本体部111の構成については、後に詳述する。
センサ収容部112は、本体部111における長手方向Xの他端側に本体部111と一体的に連結されて配置される。センサ収容部112における長手方向XのX2側には、配線部190が接続される。センサ収容部112の構成については、後に詳述する。
図4に示すように、シフト操作検出装置101を構成する本体部111は、ロッド本体120と、弾性部材130と、2つの第1片開きワッシャ141、142と、2つの第2片開きワッシャ151、152と、本体カバー部材115(カバー部材)と、磁石部181と、磁石固定部181aと、を備える。
また、シフト操作検出装置101を構成するセンサ収容部112は、センサモジュール184と、センサカバー部材116と、を備える。本実施形態においては、磁石部181と、センサモジュール184とにより、検出部180が構成される。
図4から図6に示すように、ロッド本体120は、長手方向XのX1側(一端側)においてシフトペダル20に直接または間接的に連結され、シフト操作に対応して長手方向Xに移動可能な棒状の部材である。ロッド本体120は、長手方向XにおけるX2側(他端側)が本体カバー部材115内に配置され、長手方向XにおけるX1側(一端側)が本体カバー部材115から外部に露出して配置される。ロッド本体120は、本体カバー部材115から外部に露出したX1側の部分において第1ロッド部102181に連結される(図3参照)。
ロッド本体120は、第1係止部121と、第2係止部122と、を有する。
第1係止部121は、長手方向XにおけるX2側(他端側)に配置され、Y方向(径方向)に突出する部分である。本実施形態において、第1係止部121は、ロッド本体120の軸部分の外側に円盤状(円環状)に形成されている。第1係止部121は、第1片開きワッシャ141に係止する部分である。更には、第1係止部121は、2つの第1片開きワッシャ141、142を介して、弾性部材130を係止する部分である。
第2係止部122は、長手方向XにおけるX1側(一端側)に配置され、Y方向(径方向)に突出する部分である。第2係止部122は、長手方向Xにおいて第1係止部121から所定距離だけ離間して配置される。また、本実施形態において、第2係止部122は、ロッド本体120の軸部分の外側に円盤状(円環状)に形成されている。第2係止部122は、第2片開きワッシャ151に係止する部分である。更には、第2係止部122は、2つの第2片開きワッシャ151、152を介して、弾性部材130を係止する部分である。
第1係止部121と第2係止部122との間には、後述する弾性部材130と、第1片開きワッシャ141、142と、第2片開きワッシャ151、152とが配置される。
弾性部材130は、第1係止部121と第2係止部122との間に付勢力を有した状態で配置される部材である。具体的には、弾性部材130は、第1係止部121の長手方向XにおけるX2側に配置される第1片開きワッシャ141、142と、第2係止部122の長手方向XにおけるX1側に配置される第2片開きワッシャ151、152との間に配置される。弾性部材130は、第1片開きワッシャ141、142と第2片開きワッシャ151、152との間の距離に応じた付勢力を有した状態で、第1片開きワッシャ141、142と第2片開きワッシャ151、152との間に配置される。本実施形態においては、弾性部材130は、巻バネ部材である。
弾性部材130である巻バネの内径は、ロッド本体120における第1係止部121および/または第2係止部122の外形よりも大きくなるよう形成される。これにより、弾性部材130は、ロッド本体120に対して長手方向Xから組み付けることができる。そして、ロッド本体120に組み付けられた弾性部材130は、長手方向Xの両端を第1片開きワッシャ141、142と第2片開きワッシャ151、152とにより係止される。
弾性部材130は、第1係止部121と第2係止部122との間において、付勢力を有すると共に、伸縮可能に保持される。具体的には、弾性部材130は、長手方向Xにおける両端が移動可能な状態で保持される。
第1片開きワッシャ141、142は、第1開口141a、142aと、第1開口141a、142aに連続してY方向(径方向)にのびる第1凹部141b、142bと、を有する。第1開口141a、142aの開口幅は、ロッド本体120の軸径よりも広い(長い)。また、第1凹部141b、142bの幅は、同様にロッド本体120の軸径よりも広く(長く)、かつ、第1係止部121および第2係止部122それぞれの外径よりも狭い(短い)。
第1片開きワッシャ141、142は、弾性部材130と、第1係止部121との間に配置される。第1片開きワッシャ141、142は、弾性部材130における長手方向XのX2側の端部と、第1係止部121との間に配置される。
第1片開きワッシャ141、142は、弾性部材130から第1係止部121側への付勢力を受けた状態で配置される。
第1片開きワッシャ141、142は、第1係止部121に係止されると共に、弾性部材130を係止する。
第1片開きワッシャ141、142は、第2片開きワッシャ151、152とともに、弾性部材130の両端を挟み込むようにして、付勢力を有した状態の該弾性部材130を保持する。第1片開きワッシャ141、142は、弾性部材130の長手方向XにおけるX2側端部に係止して該端部の移動を規制する。
第1片開きワッシャ141、142は、第1係止部121と第2係止部122との間で移動可能に構成される。第1片開きワッシャ141、142は、ロッド本体120に対して相対移動可能に配置される。具体的には、第1片開きワッシャ141、142は、ロッド本体120の長手方向XにおけるX1側への移動にともなって移動する。また、第1片開きワッシャ141、142は、後述する第1規制部160により長手方向XのX2側への移動が規制される。ここで、第1片開きワッシャ141、142は、長手方向XのX2側への移動が規制された状態においても、例えば、ロッド本体120が長手方向XのX2側に移動することで、ロッド本体120に対して相対移動可能に構成される。
第1片開きワッシャ141、142は、長手方向Xにおいて互いに隣接して配置される。第1片開きワッシャ141、142同士は、長手方向Xにおいて互いの第1開口141a、142a同士が重ならないように配置される。本実施形態においては、第1片開きワッシャ141は第1開口141aがY方向(径方向)の一方側(例えば、図6において上)を向くように配置され、第1片開きワッシャ142は第1開口142aがY方向の他方側(例えば、図6において下)を向くように配置される。
第1片開きワッシャ141、142がこのように配置されることで、2つの第1片開きワッシャ141、142のセットにおける厚さ(長手方向Xの長さ)にバラつきが生じることが抑制される。
また、互いに隣接する2つの第1片開きワッシャ141、142同士は、互いに面接触した状態で長手方向Xに重なるように配置される。2つの第1片開きワッシャ141、142は、面接触による摩擦により互いに脱落や相対回転が抑制された状態で配置される。
第1片開きワッシャ141、142は、ロッド本体120に対して、Y方向(径方向)から取り付け可能である。第1片開きワッシャ141、142は、ロッド本体120に対して、Y方向において着脱可能に構成される。第1片開きワッシャ141、142は、弾性部材130が配置されていない状態においても着脱可能であり、弾性部材130が配置された状態でも着脱可能である。また、第1片開きワッシャ141、142は、シフト操作検出装置101における製造時だけでなく、メンテナンス時等の事後においても着脱可能である。
第2片開きワッシャ151、152は、上述の第1片開きワッシャ141、142と同様の構成であり、第2開口151a、152aと、第2開口151a、152aに連続してY方向(径方向)にのびる第2凹部151b、152bと、を有する。第2開口151a、152aの開口幅は、ロッド本体120の軸径よりも広い(長い)。また、第2凹部151b、152bの幅は、同様にロッド本体120の軸径よりも広く(長く)、かつ、第1係止部121および第2係止部122それぞれの外径よりも狭い(短い)。
第2片開きワッシャ151、152は、弾性部材130と、第2係止部122との間に配置される。第2片開きワッシャ151、152は、弾性部材130における長手方向XのX1側の端部と、第2係止部122との間に配置される。
第2片開きワッシャ151、152は、弾性部材130から第2係止部122側への付勢力を受けた状態で配置される。
第2片開きワッシャ151、152は、第2係止部122に係止されると共に、弾性部材130を係止する。
第2片開きワッシャ151、152は、第1片開きワッシャ141、142とともに、弾性部材130の両端を挟み込むようにして、付勢力を有した状態の該弾性部材130を保持する。第2片開きワッシャ151、152は、弾性部材130の長手方向XにおけるX1側端部に係止して該端部の移動を規制する。
第2片開きワッシャ151、152は、第1係止部121と第2係止部122との間で移動可能に構成される。第2片開きワッシャ151、152は、ロッド本体120に対して相対移動可能に配置される。具体的には、第2片開きワッシャ151、152は、ロッド本体120の長手方向XにおけるX2側への移動にともなって移動する。また、第2片開きワッシャ151、152は、後述する第2規制部170により長手方向XのX1側への移動が規制される。ここで、第2片開きワッシャ151、152は、長手方向XのX1側への移動が規制された状態においても、例えば、ロッド本体120が長手方向XのX21に移動することで、ロッド本体120に対して相対移動可能に構成される。
第2片開きワッシャ151、152、長手方向Xにおいて互いに隣接して配置される。第2片開きワッシャ151、152同士は、長手方向Xにおいて互いの第2開口151a、152a同士が重ならないように配置される。本実施形態においては、第2片開きワッシャ142は第2開口151aがY方向(径方向)の一方側(例えば、図6において下)を向くように配置され、第2片開きワッシャ152は第2開口152aがY方向の他方側(例えば、図6において上)を向くように配置される。
第2片開きワッシャ151、152がこのように配置されることで、2つの第2片開きワッシャ151、152のセットにおける厚さ(長手方向Xの長さ)にバラつきが生じることが抑制される。
また、互いに隣接する2つの第2片開きワッシャ151、152同士は、互いに面接触した状態で長手方向Xに重なるように配置される。2つの第2片開きワッシャ151、152は、面接触による摩擦により互いに脱落や相対回転が抑制された状態で配置される。
第2片開きワッシャ151、152は、ロッド本体120に対して、Y方向(径方向)から取り付け可能である。第2片開きワッシャ151、152は、ロッド本体120に対して、Y方向において着脱可能に構成される。第2片開きワッシャ151、152は、弾性部材130が配置されていない状態においても着脱可能であり、弾性部材130が配置された状態でも着脱可能である。また、第2片開きワッシャ151、152は、シフト操作検出装置101における製造時だけでなく、メンテナンス時等の事後においても着脱可能である。
第1片開きワッシャ141、142および第2片開きワッシャ151、152における厚さは、均一であってもよく、異なっていてもよい。第1片開きワッシャ141、142および第2片開きワッシャ151、152における厚さは、弾性部材130に生じさせる付勢力に応じて設定できる。また、本実施形態においては、弾性部材130の両端に配置される片開きワッシャの数は、それぞれ2つであるが、弾性部材130に生じさせる付勢力に応じて、増減してもよい。片開きワッシャの枚数が本実施形態と異なる例については、第2実施形態において例示する。
また、弾性部材130の両端に配置される片開きワッシャの数や厚さは、上述の通り、シフト操作検出装置101における製造時だけでなく、メンテナンス時等の事後においても調整可能である。
第1片開きワッシャ141、142および第2片開きワッシャ151、152は、本実施形態においては、非磁性材料により形成されている。本実施形態においては、検出部180は、後述する磁石部181における磁束変化を検出するタイプであるため、第1片開きワッシャ141、142および第2片開きワッシャ151、152は、非磁性材料により形成されていることが好ましい。
本体カバー部材115(カバー部材)は、ロッド本体120における長手方向XのX2側(他端側)と、弾性部材130と、第1片開きワッシャ141、142と、第2片開きワッシャ151、152とを収容する。本体カバー部材115は、内部において、ロッド本体120、弾性部材130、第1片開きワッシャ141、142および第2片開きワッシャ151、152を長手方向Xに移動可能に収容する。
本体カバー部材115は、第1カバー部材115aと、第2カバー部材115bとを有する。第1カバー部材115aは、長手方向XにおけるX2側に配置され、主に収容部を構成するカバー部材である。第1カバー部材115aは、長手方向XにおけるX1側に形成される開口部115kを有する。第2カバー部材115bは、長手方向XにおけるX1側に配置され、第1カバー部材115aにおける開口部115kを塞ぐように挿入配置されるカバー部材である。
本体カバー部材115は、第1規制部160と、第2規制部170と、を有する。
第1規制部160は、本体カバー部材115の内部における長手方向XのX2側に配置される。本実施形態において、第1規制部160は、第1カバー部材115aに形成される。第1規制部160は、長手方向Xからみて円環状の部分である。第1規制部160は、第1片開きワッシャ141、142における長手方向XのX2側(他端側)への移動を規制すると共に、第1係止部121における長手方向Xへの移動を規制しないよう形成される。
第2規制部170は、本体カバー部材115の内部における長手方向XのX1側に配置される。本実施形態において、第2規制部170は、第2カバー部材115bに形成される。第2規制部170は、長手方向Xからみて円環状の部分である。第2規制部170は、第2片開きワッシャ151、152における長手方向XのX1側(一端側)への移動を規制すると共に、第2係止部122における長手方向Xへの移動を規制しないよう形成される。
また、第1規制部160および第2規制部170は、上述の構成をとることで、ロッド本体120における長手方向XのX1側およびX2側の両方への移動を可能にすると共に、ロッド本体120を自動的に初期位置(図4における位置)に復帰させることができる。
磁石部181(磁石)は、ロッド本体120における長手方向XのX2側(他端側)に配置される。磁石部181は、磁石固定部181aを介して、ロッド本体140における長手方向XのX2側に取り付けられる。磁石部181は、ロッド本体120の移動にともなって移動する。磁石部181は、本実施形態において、検出部180の一部を構成する。
磁石固定部181aは、ロッド本体120における長手方向XのX2側に取り付けられる。磁石固定部181aは、磁石部181をロッド本体120における長手方向XのX2側に取り付ける部材である。
本実施形態において、検出部180は、磁石部181と、後述するセンサモジュール184と、を有して構成される。検出部180は、ロッド本体120におけるシフト操作に対応した長手方向Xへの移動を検出すると共に、検出結果をシフト操作情報として出力可能に構成される。
センサモジュール184は、センサ収容部112の内部に配置される。センサモジュール184は、ホールIC182と、回路部183とを有する。センサモジュール184は、ロッド本体120における長手方向XのX2側(他端側)部分に固定される磁石部181の移動に応じて生じる磁束密度の変化を検出可能に構成される。センサモジュール184は、本実施形態においては、検出結果をアナログ電圧(シフト操作情報)として出力する。
続けて、図7から図9により、第1実施形態におけるシフト操作検出装置101の動作について説明する。図7は、第1実施形態に係るシフト操作検出装置の動作を説明する模式図であって、初期状態を示す図である。図8は、第1実施形態に係るシフト操作検出装置の動作を説明する模式図であって、シフト操作(シフトダウン)を受けた場合の動作を示す図である。図9は、第1実施形態に係るシフト操作検出装置の動作を説明する模式図であって、シフト操作(シフトアップ)を受けた場合の動作を示す図である。
図7に示すように、シフト操作検出装置101は、シフトペダル20(図1参照)がシフト操作を受け付けていない状態(初期状態)において、ロッド本体120が初期位置である第1位置P1に配置された状態である。ロッド本体120は、弾性部材130からの付勢力により、初期状態において第1位置P1に保持される。ロッド本体120は、弾性部材130、第1片開きワッシャ141、142、第1規制部160、第2片開きワッシャ151、152、第2規制部170により、初期状態において第1位置P1に保持される。
図8に示すように、シフト操作検出装置101は、シフトペダル20(図1参照)からのシフト操作(例えば、シフトダウン)を受け付けると、ロッド本体120が矢印D方向に移動され、シフトダウン位置である第2位置P2に移動される。この場合、第1係止部121が矢印D方向に移動されることで、第1片開きワッシャ141、142も弾性部材130のX2側の端部を押圧しながら矢印D方向に移動される。ここで、ロッド本体120が第2位置に位置した状態において、弾性部材130は、第1片開きワッシャ141、142を介して第1係止部121を矢印Dと反対方向に付勢している。つまり、ロッド本体120は、第2位置P2に位置した状態において、弾性部材130により第1位置P1へ復帰する方向へ付勢されている。
シフト操作検出装置101(センサモジュール184)は、ロッド本体120の長手方向XにおけるX2側(他端側)部分に磁石固定部181aを介して固定される磁石部181の移動により生じる磁束密度の変化を検出し、検出したシフト操作情報をアナログ電圧として出力する。そして、エンジン制御部213(図2参照)は、シフト操作検出装置101(センサモジュール184)から出力されたシフト操作情報に基づいて、エンジンユニット12における出力を制御(例えば、ブリッピング制御)する。
そして、変速機18は、シフトロッド装置100を介してシフト操作(運転者による踏込み操作)を受け付けると、変速段位が変更(シフトダウン)される。ここで、エンジンユニット12における出力が制御されているので、変速機18は、クラッチ断接操作がされなくても、ギヤ間の負荷を抑制した状態で変速段位を変更する。つまり、ノンクラッチシフトが実行される。
そして、第2位置P2に位置したロッド本体120は、シフトペダル20(図1参照)におけるシフト操作が解除されると、弾性部材130からの付勢力により、矢印D方向と反対側に移動され、第1位置P1に復帰する(図7参照)。シフト操作検出装置101は、初期状態に戻る。
図9に示すように、シフト操作検出装置101は、シフトペダル20(図1参照)からのシフト操作(例えば、シフトアップ)を受け付けると、ロッド本体120が矢印U方向に移動され、シフトアップ位置である第3位置P3に移動される。この場合、第2係止部122が矢印U方向に移動されることで、第2片開きワッシャ151、152も弾性部材130のX1側の端部を押圧しながら矢印U方向に移動される。ここで、ロッド本体120が第3位置P3に位置した状態において、弾性部材130は、第2片開きワッシャ151、152を介して第2係止部122を矢印Uと反対方向に付勢している。つまり、ロッド本体120は、第3位置P3に位置した状態において、弾性部材130により第1位置P1へ復帰する方向へ付勢されている。
シフト操作検出装置101(センサモジュール184)は、ロッド本体120の長手方向XにおけるX2側部分に磁石固定部181aを介して固定された磁石部181の移動により生じる磁束密度の変化を検出し、検出したシフト操作情報をアナログ電圧として出力する。そして、エンジン制御部213(図2参照)は、シフト操作検出装置101(センサモジュール184)から出力されたシフト操作情報に基づいて、エンジンユニット12における出力を制御(例えば、点火カット及び燃料カット)する。
そして、変速機18は、シフトロッド装置100を介してシフト操作(運転者による蹴り上げ操作)を受け付けると、変速段位が変更(シフトアップ)される。ここで、エンジンユニット12における出力が制御されているので、変速機18は、クラッチ断接操作がされなくても、ギヤ間の負荷を抑制した状態で変速段位を変更する。つまり、ノンクラッチシフトが実行される。
そして、第3位置P3に位置したロッド本体120は、シフトペダル20(図1参照)におけるシフト操作が解除されると、弾性部材130からの付勢力により、矢印U方向と反対側に移動され、第1位置P1に復帰する(図7参照)。シフト操作検出装置101は、初期状態に戻る。
第1実施形態のシフト操作検出装置101によれば、以下のような効果を奏する。
シフト操作検出装置101は、弾性部材130の両端を1又は複数の片開きワッシャで係止するので、弾性部材130を簡易に組み付けることができる。これにより、シフト操作検出装置101は、製造コストが低減可能である。
また、シフト操作検出装置101は、弾性部材130を所定の付勢力を有した状態でロッド本体120に組み付けるためにカシメ処理等が不要である。これにより、シフト操作検出装置101は、カシメ処理部分が緩む等を抑制できるので、寸法安定性が向上する。
また、シフト操作検出装置101は、片開きワッシャを径方向からロッド本体に着脱可能に構成される。これにより、シフト操作検出装置101は、弾性部材130における付勢力を簡易に調整可能である。また、これにより、シフト操作検出装置101は、製造時だけでなく、メンテナンス時等の事後においても弾性部材130における付勢力を簡易に調整可能である。
また、シフト操作検出装置101は、弾性部材130の両端に配置される片開きワッシャの個数や厚さを適宜選択可能であるため、弾性部材130における付勢力を自由に調整できる。
また、シフト操作検出装置101は、片開きワッシャを簡易に取り外すことができるので、片開きワッシャや、弾性部材130を簡易に交換可能に構成される。
また、互いに隣接する2つの第1片開きワッシャ141、142が互いの第1開口141a、142a同士が長手方向Xにおいて重ならないように配置されることで、2つの第1片開きワッシャ141、142のセットにおける厚さ(長手方向Xの長さ)にバラつきが生じることが抑制される。一方の片開きワッシャの腕部(凹部を形成する延出部)が他方の片開きワッシャの第1開口や凹部に入り込むことによる、2つの第1片開きワッシャ141、142のセットにおける厚さ(長手方向Xの長さ)の変化が抑制される。
また、互いに隣接する2つの第1片開きワッシャ141、142同士が互いに面接触した状態で長手方向Xに重なるように配置されるので、2つの第1片開きワッシャ141、142は、面接触による摩擦により互いに脱落や相対回転が抑制された状態で配置される。これにより、2つの第1片開きワッシャ141、142のセットにおける厚さ(長手方向Xの長さ)にバラつきが生じることがより抑制される。一方の片開きワッシャの腕部(凹部を形成する延出部)が他方の片開きワッシャの第1開口や凹部に入り込むことによる、2つの第1片開きワッシャ141、142のセットにおける厚さ(長手方向Xの長さ)の変化が抑制される。
続けて、図10により、第2実施形態におけるシフト操作検出装置101Aについて説明する。図10は、本発明の第2実施形態に係るシフト操作検出装置の内部構造を説明する展開図である。
第2実施形態のシフト操作検出装置101Aは、第1片開きワッシャが3つである点で、第1実施形態のシフト操作検出装置101と相違する。以下、第2実施形態のシフト操作検出装置101Aについて、第1実施形態のシフト操作検出装置101と相違する点について説明し、同様である点については説明を省略する。説明されていない構成要素については、第1実施形態における記載を援用する。
図10に示すように、シフト操作検出装置101Aは、3つの第1片開きワッシャ141、142、143を有する。
第1片開きワッシャ141、142、143は、長手方向Xにおいて、X2側から順に並んで配置される。第1片開きワッシャ141、142、143は、長手方向Xに互いに面接触して配置される。
第1片開きワッシャ141、142同士は、長手方向Xにおいて互いの第1開口141a、142a同士が重ならないように配置される。本実施形態においては、第1片開きワッシャ141は第1開口141aがY方向(径方向)の一方側(例えば、図10において上)を向くように配置され、第1片開きワッシャ142は第1開口142aがY方向の他方側(例えば、図10において下)を向くように配置される。
同様に、第1片開きワッシャ142、143同士は、長手方向Xにおいて互いの第1開口142a、143a同士が重ならないように配置される。本実施形態においては、第1片開きワッシャ142は第1開口142aがY方向(径方向)の他方側(例えば、図10において下)を向くように配置され、第1片開きワッシャ143は第1開口143aがY方向の一方側(例えば、図10において上)を向くように配置される。
第1片開きワッシャ141、142、143がこのように配置されることで、3つの第1片開きワッシャ141、142、143のセットにおける厚さ(長手方向Xの長さ)にバラつきが生じることが抑制される。
また、互いに隣接する3つの第1片開きワッシャ141、142、143同士は、互いに面接触した状態で長手方向Xに重なるように配置される。3つの第1片開きワッシャ141、142、143は、面接触による摩擦により互いに脱落や相対回転が抑制された状態で配置される。
第2実施形態のシフト操作検出装置101Aによれば、第1実施形態のシフト操作検出装置101における効果と同様の効果を奏する。
続けて、図11により、第3実施形態のシフト操作検出装置について説明する。図11は、本発明の第3実施形態に係るシフト操作検出装置の段付き片開きワッシャを説明する図であって、(a)斜視図、(b)2つの段付き片開きワッシャを組み合わせた図、(c)互いに回転を規制する2つの段付き片開きワッシャを説明する図である。第3実施形態は、上述の実施形態における片開きワッシャと異なる形状である段付き片開きワッシャが使用されている実施形態である。以下、上述の実施形態との相違点である片開きワッシャ(段付き片開きワッシャ)について説明し、他の構成についての説明は省略する。説明されていない構成要素については、上述の実施形態における記載を援用する。
図11に示すように、第3実施形態におけるシフト操作検出装置は、上述の片開きワッシャとして、段付き片開きワッシャを有する。つまり、上述の実施形態における複数の第1片開きワッシャおよび/または前記複数の第2片開きワッシャは、長手方向において互いに隣接して配置される同じ形状である2つの段付き片開きワッシャを有する。
図11(a)から(c)に示すように、本実施形態において、2つの段付き片開きワッシャ310、320は、同じ形状である。2つの段付き片開きワッシャ310、320それぞれは、第1部311、321と、第2部312、322と、段差部313、323と、を有する。
第1部311、321と第2部312、322とは、互いに同じ厚さである。第1部311、321と第2部312、322とは、互いに段差部313、323を介して連続して形成される。第1部311、321と第2部312、322とは、ロッド本体120(図6参照)に取り付けられた状態において、長手方向Xにおける位置が異なる。つまり、第1部311、321と第2部312、322とは、ロッド本体120(図6参照)に取り付けられた状態において、長手方向Xにずれて配置される。
段差部313、323は、第1部311、321と第2部312、322とをつなぐ部分である。段差部313、323は、隣接する段付き片開きワッシャとの長手方向Xを中心とする相対回転を規制する部分である。
詳細には、段付き片開きワッシャ310における段差部313は、段付き片開きワッシャ320における長手方向Xを中心とする回転を規制するとともに、段付き片開きワッシャ310自身における長手方向Xを中心とする回転を規制する部分である。
同様に、段付き片開きワッシャ320における段差部323は、段付き片開きワッシャ310における長手方向Xを中心とする回転を規制するとともに、段付き片開きワッシャ320自身における長手方向Xを中心とする回転を規制する部分である。
ここで、段付き片開きワッシャが第1実施形態または第2実施形態において使用された場合、複数の第1片開きワッシャそれぞれは、隣接する第1片開きワッシャとの長手方向を中心とする相対回転を規制する第1回転規制部を有する。また、複数の第2片開きワッシャそれぞれは、隣接する第2片開きワッシャとの長手方向を中心とする相対回転を規制する第2回転規制部を有する。
また、段付き片開きワッシャ310、320は、開口315、325同士が径方向において反対側を向くように配置される。本実施形態においては、例えば、段付き片開きワッシャ320は、開口325が段付き片開きワッシャ310の開口315と反対側を向くように回転した後に、段付き片開きワッシャ310に重ねて配置される。
段付き片開きワッシャ310、320を上述のように配置することで、一方の段付き片開きワッシャにおける段差部は、他方の段付き片開きワッシャにおける第1部および/または第2部に係合して、一方の段付き片開きワッシャまたは他方の段付き片開きワッシャにおける長手方向Xを中心とする回転を規制する。
例えば、図11(c)に示すように、段付き片開きワッシャ320における段差部323(323a)は、段付き片開きワッシャ310における第1部311に係合して、段付き片開きワッシャ310における長手方向Xを中心とする回転を規制する。また、段付き片開きワッシャ310における段差部313(313a)は、段付き片開きワッシャ320における第2部322に係合して、段付き片開きワッシャ310自身における長手方向Xを中心とする回転を規制する。
第3実施形態におけるシフト操作検出装置は、上述の実施形態における効果と同様に効果を奏すると共に、以下の効果を奏する。
第3実施形態におけるシフト操作検出装置は、片開きワッシャとして段付き片開きワッシャを有する。段付き片開きワッシャ310、320それぞれは、第1部311、321と、第2部312、322と、段差部313、323と、を有する。そして、段差部313、323は、隣接する段付き片開きワッシャとの長手方向Xを中心とする相対回転を規制する。これにより、本実施形態におけるシフト操作検出装置は、互いに隣接する2つの段付き片開きワッシャ310、320が互いの開口315、325同士が長手方向Xにおいて重ることをより好適に抑制できる。これにより、本実施形態のシフト操作検出装置において、2つの段付き片開きワッシャ310、320のセットにおける厚さ(長手方向Xの長さ)にバラつきが生じることがより好適に抑制される。一方の片開きワッシャの腕部(第1部、第2部)が他方の片開きワッシャの開口や凹部に入り込むことによる、2つの段付き片開きワッシャ310、320のセットにおける厚さ(長手方向Xの長さ)の変化が抑制される。
また、第3実施形態におけるシフト操作検出装置は、同じ形状の段付き片開きワッシャ310、320を互いの開口315、325が反対側を向くようにして配置するだけで、2つの段付き片開きワッシャ310、320のセットにおける厚さ(長手方向Xの長さ)にバラつきが生じることがより好適に抑制可能である。これにより、本実施形態のシフト操作検出装置は、大幅なコスト上昇を必要とすることなく、上述の効果を更に向上させることができる。
本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれる。
上述の実施形態において、第1係止部および第2係止部は、長手方向からみて円盤状に形成されているが、これに限定されず、径方向に突出して片開きワッシャを係止できればよく、形状は限定されない。
また、上述の実施形態において、弾性部材は巻バネ部材であるが、これに限定されず、例えば、板バネ、ダンパーやゴム部材等であってもよい。
また、上述の実施形態で示した通り、片開きワッシャの数や厚さは限定されない。上述の実施形態においては、片開きワッシャが2つや3つの場合が開示されているが、これに限定されず、1つや4つ以上であってもよい。また、上述の実施形態においては、同じ厚さの片開きワッシャが使用されているが、これに限定されず、異なる厚さの片開きワッシャを組み合わせてもよい。
また、上述の実施形態では、片開きワッシャの応用として、段付き片開きワッシャが使用されているが、これに限定されず、片開きワッシャは、隣接する片開きワッシャとの相対回転を規制する規制部を有すればよい。また、例えば、片開きワッシャは、厚さ方向に突出する突出部を有していてもよい。さらに、隣接する片開きワッシャは、厚さ方向に窪む凹部を有していてもよく、突出部を有する片開きワッシャとセットで使用することができる。
また、上述の実施形態では、第1規制部および第2規制部は、本体カバー部材の一部として形成されているが、これに限定されず、例えば、本体カバー部材とは別個の部材により構成されていてもよい。
上述の実施形態では、検出部は、磁石部がロッド本体120とともに移動するタイプであるが、これに限定されず、磁石が固定されたタイプであってもよい。
また、上述の実施形態では、検出部は、磁石の磁束密度の変化を検出するタイプであるが、これに限定されず、例えば、画像センサや、公知のストロークセンサーであってもよい。
また、上述の第1実施形態から第3実施形態を適宜組み合わせた実施形態も本発明に含まれる。
1 鞍乗型車両
18 変速機
20 シフトペダル
21 シフトレバー
100 シフトロッド装置
101 シフト操作検出装置
115 本体カバー部材(カバー部材)
120 ロッド本体
121 第1係止部
122 第2係止部
130 弾性部材
141 第1片開きワッシャ
142 第1片開きワッシャ
151 第2片開きワッシャ
152 第2片開きワッシャ
160 第1規制部
170 第2規制部
180 検出部
181 磁石部(磁石)
184 センサモジュール
200 制御部
211 変速制御部
220 変速制御装置

Claims (9)

  1. エンジンと、複数の変速段位を有する変速機と、前記変速機の変速段位を変更させるためのシフト操作を受け付けるシフトペダルと、シフト操作情報に基づいて前記エンジンを制御する電子制御装置とを有する鞍乗型車両において、前記シフト操作を検出すると共に検出結果をシフト操作情報として出力可能なシフト操作検出装置であって、
    一端側において前記シフトペダルに直接または間接的に連結され、前記シフト操作に対応して長手方向に移動可能な棒状のロッド本体あって、
    前記長手方向における他端側に配置され、径方向に突出する第1係止部と、
    前記第1係止部の前記長手方向における一端側に配置され、前記径方向に突出する第2係止部と、を有するロッド本体と、
    前記第1係止部と前記第2係止部との間に付勢力を有した状態で配置される弾性部材と、
    前記ロッド本体に前記径方向から取り付け可能であって、前記弾性部材と前記第1係止部との間に配置され、前記弾性部材から前記第1係止部側への付勢力を受ける1または複数の第1片開きワッシャと、
    前記ロッド本体に前記径方向から取り付け可能であって、前記弾性部材と前記第2係止部との間に配置され、前記弾性部材から前記第2係止部側への付勢力を受ける1または複数の第2片開きワッシャと、
    前記ロッド本体における他端側と、前記弾性部材と、前記1または複数の第1片開きワッシャと、前記1または複数の第2片開きワッシャとを収容するカバー部材と、、
    前記カバー部材の内部に配置され、前記1または複数の第1片開きワッシャにおける前記長手方向の前記他端側への移動を規制すると共に、前記第1係止部における前記長手方向への移動を規制しない第1規制部と、
    前記カバー部材の内部に配置され、前記1または複数の第2片開きワッシャにおける前記長手方向の前記一端側への移動を規制すると共に、前記第2係止部における前記長手方向への移動を規制しない第2規制部と、
    前記ロッド本体における前記シフト操作に対応した前記長手方向への移動を検出すると共に、検出結果をシフト操作情報として出力可能な検出部と、を備える
    シフト操作検出装置。
  2. 前記第1片開きワッシャおよび/または前記第2片開きワッシャは、前記弾性部材に生じさせる付勢力に応じて厚さが設定される
    請求項1に記載のシフト操作検出装置。
  3. 前記1または複数の第1片開きワッシャは、複数の第1片開きワッシャであり、互いに面接触した状態で前記長手方向に重なるように配置され、
    前記1または複数の第2片開きワッシャは、複数の第2片開きワッシャであり、互いに面接触した状態で前記長手方向に重なるように配置される
    請求項1または2に記載のシフト操作検出装置。
  4. 前記第1片開きワッシャは、第1開口と、前記第1開口に連続して前記径方向にのびる第1凹部と、を有し、
    前記第2片開きワッシャは、第2開口と、前記第2開口に連続して前記径方向にのびる第2凹部と、を有し、
    前記複数の第1片開きワッシャにおいて、隣接する第1片開きワッシャ同士は、前記長手方向において互いの前記第1開口が重ならないように配置され、
    前記複数の第2片開きワッシャにおいて、隣接する第2片開きワッシャ同士は、前記長手方向において互いの前記第2開口が重ならないように配置される
    請求項3に記載のシフト操作検出装置。
  5. 前記複数の第1片開きワッシャそれぞれは、隣接する第1片開きワッシャとの前記長手方向を中心とする相対回転を規制する第1回転規制部を有し、
    前記複数の第2片開きワッシャそれぞれは、隣接する第2片開きワッシャとの前記長手方向を中心とする相対回転を規制する第2回転規制部を有する
    請求項4に記載のシフト操作検出装置。
  6. 前記複数の第1片開きワッシャおよび/または前記複数の第2片開きワッシャは、前記長手方向において互いに隣接して配置される同じ形状である2つの段付き片開きワッシャを有し、
    前記2つの段付き片開きワッシャそれぞれは、第1部と、前記第1部と同じ厚さであって前記長手方向における位置が前記第1部と異なる第2部と、前記第1部と前記第2部とをつなぐ段差部とを有すると共に、互いの前記第1開口同士または前記第2開口同士が前記径方向において反対側を向くように配置され、
    前記第1回転規制部および第2回転規制部は、前記段差部であり、
    一方の段付き片開きワッシャにおける前記段差部は、他方の段付き片開きワッシャにおける前記第1部および/または前記第2部に係合して、一方の段付き片開きワッシャまたは他方の段付き片開きワッシャにおける前記長手方向を中心とする回転を規制する
    請求項5に記載のシフト操作検出装置。
  7. 前記検出部は、
    前記ロッド本体における前記長手方向の他端側に対向して配置される磁石と、
    前記ロッド本体における前記長手方向の他端側の移動に応じて生じる前記磁石における磁束密度の変化を検出可能なホールIC と、を備える
    請求項1から6のいずれかに記載のシフト操作検出装置。
  8. 前記第1片開きワッシャおよび前記第2片開きワッシャは、非磁性材料により形成されている
    請求項7に記載のシフト操作検出装置。
  9. エンジンと、
    複数の変速段位を有する変速機と、
    前記変速機の変速段位を変更させるためのシフト操作を受け付けるシフトペダルと、
    前記シフトペダルにより受け付けられた前記シフト操作を検出すると共に、検出結果をシフト操作情報として出力可能な請求項1から8のいずれかに記載のシフト操作検出装置と、
    前記シフト操作検出装置により出力されたシフト操作情報に基づいて、前記エンジンを制御する電子制御装置と、を備える
    鞍乗型車両。
JP2016043967A 2016-03-08 2016-03-08 シフト操作検出装置および鞍乗型車両 Active JP6355665B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016043967A JP6355665B2 (ja) 2016-03-08 2016-03-08 シフト操作検出装置および鞍乗型車両

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016043967A JP6355665B2 (ja) 2016-03-08 2016-03-08 シフト操作検出装置および鞍乗型車両

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017159712A JP2017159712A (ja) 2017-09-14
JP6355665B2 true JP6355665B2 (ja) 2018-07-11

Family

ID=59854764

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016043967A Active JP6355665B2 (ja) 2016-03-08 2016-03-08 シフト操作検出装置および鞍乗型車両

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6355665B2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5002516B2 (ja) * 2008-04-03 2012-08-15 本田技研工業株式会社 変速装置及び自動二輪車
JP6107621B2 (ja) * 2013-11-29 2017-04-05 スズキ株式会社 自動二輪車のシフトロッド装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017159712A (ja) 2017-09-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5053159B2 (ja) 鞍乗型車両
JP6107621B2 (ja) 自動二輪車のシフトロッド装置
US8640566B2 (en) Throttle device for vehicle
JP5373678B2 (ja) 鞍乗り型車両の変速制御装置
JP5183278B2 (ja) 摩擦クラッチのバックトルク低減装置
JP4777943B2 (ja) 車両のスロットル装置
US20060094567A1 (en) Automatic transmission for a motorcycle
JP6239768B2 (ja) パワーユニットの変速駆動装置
US10174838B2 (en) Speed change device for motorcycle
JP2010120569A (ja) 制御システムおよびそれを備えた鞍乗り型車両
JP2017052359A (ja) エンジンユニットを有する車両
US9555858B2 (en) Power unit and straddle-type vehicle
JP6355665B2 (ja) シフト操作検出装置および鞍乗型車両
JPWO2014188527A1 (ja) 鞍乗り型車両の操作部構造
JP5345579B2 (ja) 鞍乗り型車両の変速制御装置
EP2695783B1 (en) Automatic transmission apparatus and straddle-type vehicle equipped with the apparatus
EP2857706B1 (en) Straddle-type vehicle
EP2695782B1 (en) Automatic transmission apparatus and straddle-type vehicle equipped with the apparatus
WO2019230914A1 (ja) ストラドルドビークル
JP5438565B2 (ja) 鞍乗り型車両の変速制御装置
JP7426424B2 (ja) シフト操作検出装置、シフトレバー装置および鞍乗型車両
US8886419B2 (en) Automatic transmission apparatus and straddle-type vehicle equipped with the apparatus
JP6955099B2 (ja) ストラドルドビークル
JP2012172706A (ja) 車載パワーユニットの変速動力伝達構造
JP2012189031A (ja) スロットルバルブ開閉制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20171024

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180607

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180611

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180612

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6355665

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250