JP6355649B2 - 比例弁 - Google Patents

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Description

1.発明の分野
本発明は弁(バルブ)の分野に関し、特に比例弁に関する。
2.従来技術の記載
比例弁は、連続的な範囲の流量を出力する可変流れ弁である。比例弁では、バルブ開き量は関連するバルブ駆動ソレノイド内のソレノイド電流に比例する。その結果、比例弁は、ゼロからバルブの最大流れまでの範囲の、規制された流体流れを提供することができる。
図1は、従来技術の比例弁を示す。従来技術の比例弁にて、移動可能なソレノイドの電機子は弁座に接して閉鎖する。ポペットは弁座から離れて弁を開き、流れを許す。ポペットは最大の開き変位までの任意の距離だけ弁座から移動される。
比例弁は、バルブ電機子を開くために磁力を生成する電磁弁を含む。図に示す実施形態の比例弁にて、電磁力はバネによって生成される付勢力と反対に作用し、付勢力はバルブ電機子をノーマリ閉位置に保持する。バルブ電機子のポペットを開位置に移動させるために、電磁力はバネ力を超えなければならない。
しかし、バルブ電機子が少量でも開いている場合のように、流体が流れている場合、流体の静圧及び/又は動圧がまた、バルブ電機子に作用する。小さなマッハ数の流れについては、ベルヌーイの圧縮可能な流れのための方程式が、従来技術の弁の流体の静圧を決定するために使用され得る。
ベルヌーイの方程式は以下の構成である。
/2+Ψ+P/ρ=定数
静圧はPで定義され、流速はvである。ρの項は流体の密度である。ここではρは一定と想定されている。Ψの項は流線上と考えられる点における力ポテンシャル、例えば地球の重力による力ポテンシャルであり、gは重力加速度であり、zは基準面上の高度であり、ΨはΨ=gzと定義される。動的流体圧は(ρ/2*v)で定義される。
コアンダ効果は、近隣の面、又は流体の噴流に向かって引かれる面に引き寄せられる流体の性向を含む。コアンダ効果は従来技術のバルブ電機子/ポペットの動作に影響する。流体が弁を通って流れないとき、弁内には静の流体圧のみが存在する。流体が流れると、静圧は減少し、動的な流体圧は増加する。動圧が生じる領域にあるバルブ電機子は、弁座の方向に静圧力を受け、従って弁座に押し付けられがちである。このコアンダ効果は、バルブ電機子の比較的小さな開き変位でのみ動的又は有効である。
バルブ電機子が開き方向に移動し、オリフィスA2を開くと、有効なオリフィス領域A2‘は減少し、これは開き力F=((A1-A2)*P1)が大きくなり、バルブ電機子を全開位置に押すことを意味する。その結果、流れ力(即ち、コアンダ効果)がバルブ電機子を安定させるのに役立つ場合、静的な力平衡はバルブ電機子/ポペットの小さな開きでのみ可能である。
更に、流れが速い場合、P2からP2‘までの圧力低下がある。しかし、流体流れが速くなると、圧力P2’は増加するだろう。従って、従来技術の比例弁の直線状で左右対称(regular)の流出孔は、更なる開き力(A2‘*P2’)を生成する。バルブ電機子が完全に開かれた位置にある場合、この更なる開き力は、バルブ電機子に対して押し付ける効果の根本的原因である。
従来技術の比例弁には欠点がある。ポペットと弁座の間の駆動距離は、従来技術の比例弁に影響を与える。従来技術のポペットがソレノイドコイルの通電によって上方へ移動される場合、その後、有効圧力領域は増加され、増加した開き力はポペットの面に作用し、図中で上向きの力を生成する。
流れは従来技術のポペット部材の真下の動圧を変更することができ、また、動圧はポペットの開き力およびポペットの開き変位に影響する。
生じる力により、従来技術の比例弁の正確な制御が困難になり、ポペットの真下の増加した動圧によって、ポペットが更に望まれない量だけ開けられると、従来技術の比例弁のポペットは正確な比例流れを維持しないかもしれない。従って、圧力は従来技術の比例弁を通る流体の流速に影響を与え、従来技術の比例弁の正確さを減じ、信頼性を減じる。
ある開き距離を過ぎると、従来技術の比例弁は、ポペットが制御できない条件を経験し、或いはソレノイド開き力が増加した動圧だけ増える場合、ポペットは部分的な駆動状態から完全に開いた駆動状態まで行く。その結果、ソレノイドはポペットの変位にて更に小さな変化を作ることが出来ない。更に、幾つかの条件下では、動的な圧力によってポペットは全開位置に押し付けられるように作動する。
従って、流体流れがポペットの位置や変位に殆ど影響しない、改善された比例弁が必要とされる。
発明の態様
発明の幾つかの態様において、比例弁は、
1以上の流入ポートと流出孔を含む本体内で、移動可能でありポペットを含む電機子と、
突出した弁座構造上に位置し、前記の1以上の流入ポート及び流出孔と流体が行き来可能なバルブオリフィスを含む弁座と、
前記ポペットから延びて、前記弁座を囲む流れフランジ壁を含み、前記流れフランジ壁と前記弁座構造の間に所定断面の流入領域のフランジ流入チャンネルを形成する流れフランジを備え、
前記ポペットは前記流入チャンネルによって付与される所定断面の流入領域を変更せずに、実質的な閉じ位置と実質的な開き位置の間を移動する。
前記流れフランジは、前記ポペットに固定されているのが好ましい。
前記流れフランジは、前記ポペット内に形成されているのが好ましい。
前記流れフランジ壁は、前記弁座構造の側部に対して実質的に平行であるのが好ましい。
前記流れフランジ壁は、前記弁座構造の側部に対して傾いているのが好ましい。
前記流れフランジ壁の形状は、前記弁座構造の形状に実質的に対応しているのが好ましい。
前記流れフランジの前記流れフランジ壁は、弁開き変位した前記ポペットの所定部分について前記弁座構造を囲むことを保つ所定高さにあるのが好ましい。
前記流れフランジの前記流れフランジ壁は、前記ポペットが最大の弁開き変位にあっても、前記弁座構造を囲むことを保つ所定高さにあるのが好ましい。
前記流出孔の流出孔断面領域A5は、バルブオリフィスのバルブオリフィス断面領域A2よりも大きいのが好ましい。
発明の幾つかの態様において、比例弁は、
1以上の流入ポートと流出孔を含む本体内で、移動可能でありポペットを含む電機子と、
突出した弁座構造上に位置し、前記の1以上の流入ポートと流出孔と流体が行き来可能なバルブオリフィスを含む弁座と、
前記ポペットから延びて、前記弁座を囲む流れフランジ壁を含み、前記流れフランジ壁と前記弁座構造の間に所定断面の流入領域のフランジ流入チャンネルを形成する流れフランジと、
前記流出孔に形成された流出孔肩部を備え、
前記ポペットは前記流入チャンネルによって付与される所定断面の流入領域を変更せずに、実質的な閉じ位置と実質的な開き位置の間を移動し、
前記流出孔の流出孔断面領域A5は、バルブオリフィスのバルブオリフィス断面領域A2よりも大きい。
前記流れフランジは、前記ポペットに固定されているのが好ましい。
前記流れフランジは、前記ポペット内に形成されているのが好ましい。
前記流れフランジ壁は、前記弁座構造の側部に対して実質的に平行であるのが好ましい。
前記流れフランジ壁は、前記弁座構造の側部に対して傾いているのが好ましい。
前記流れフランジ壁の形状は、前記弁座構造の形状に実質的に対応しているのが好ましい。
前記流れフランジの前記流れフランジ壁は、弁開き変位した前記ポペットの所定部分について前記弁座構造を囲むことを保つ所定高さにあるのが好ましい。
前記流れフランジの前記流れフランジ壁は、前記ポペットが最大の弁開き変位にあっても、前記弁座構造を囲むことを保つ所定高さにあるのが好ましい。
全ての図面について同じ符号は同じ要素を示す。図面は必ずしも縮尺通りでないことは理解されるべきである。
図1は従来技術の比例弁である。 図2は本発明に従った比例弁を示す。 図3は比例弁を示し、電機子及びポペットは弁座に対して閉塞又は阻止位置に移動している。 図4は比例弁を示し、流れフランジはポペットの一部を備える。 図5は比例弁を示し、流れフランジ壁は弁座構造の側部に対して傾いている。 図6は本発明の実施形態に従った、比例弁の領域関係を示す。
図2-図6及び下記の記載には、本発明の最良のモードを実施及び利用する方法を当業者に教示するための具体的な例示の実施形態が示されている。本発明の原理を教示するために、従来技術の一部が単純化または省略されている場合もある。当業者は、これらの実施形態の変形例も本発明の範囲に含まれることを理解するだろう。また、当業者にとって明らかなように、本発明の種々の変形例をさまざまな方法で組み合わせることが出来ることも理解するだろう。従って、後述の実施形態は、後述の具体的な例に限定されるものではなく、特許請求の範囲およびその均等物によってのみ限定されるものである。
図2は、本発明に従った比例弁100を示す。比例弁100は1以上の流入ポート135と流出孔123を含む本体102を備える。移動可能な電機子104が、ソレノイドコイル(図示せず)の影響の下、本体102内を往復移動可能に構成されている。電機子104は弁座120に接するように構成されたポペット107を含む。電機子104のポペット107は、弁座120に形成されたバルブオリフィス130を閉塞し開放する。
結果として、流体は1つ以上の流入ポート135を通じて比例弁100に入り、バルブオリフィス130を通って選択的に入り且つ規制されて、流出孔123を介して比例弁を出る。
ポペット107はポペットシール108を含む。ポペットシール108は柔軟、弾力があり及び/又は圧縮可能な材料から構成され、ポペット107が閉塞位置に入れられて、弁座120に接する時に、少なくとも多少部分的に弁座120に一致する。
示された実施形態にて、付勢デバイス114が位置して、電機子104に下向き(即ち、閉じ)の力を付与する。付勢デバイス114はバネかコイルバネを備える。或いは、付勢デバイス114は他の適切な付勢するデバイスも含む。電機子は付勢フランジ105を含み、付勢デバイス114は本体102と付勢フランジ105の間を延びて、その間に保持される。
図に示す比例弁100は、ノーマリ閉じ(NC)弁100を備え、付勢デバイス114は電機子104に閉じ付勢力を付与する。或いは、付勢デバイス114は比例弁がノーマリ開き(NO)弁を備えるように構成されて、付勢デバイス114は電機子104に開き付勢力を付与する。
弁座120は弁座構造119の一部を含む。弁座構造119はベース領域から延びる突出構造を備える。弁座構造119は円形/円筒形を含むあらゆる所望の形状を有するが、所望の他の形状に形成され得る。ポペット107は正確に又は大凡弁座構造119の形状に一致する。
弁座構造119のベース領域は示す如く、傾いたベース面を有する。或いは、弁座構造119は略平坦な面(図示せず)から突出する。弁座構造119は弁座120を終端とし(terminate)、弁座120は略平坦な接触面を含み、又は傾いた接触面を含む。
示された実施形態におけるポペット107は流れフランジ116を含む。流れフランジ116は流れフランジ壁117及び流れフランジベース118を含む。示された実施形態における流れフランジ壁117は、弁座構造119の側部に対して略平行である。
流れフランジ壁117の形状は、弁座構造119の形状に大凡対応している。流れフランジ壁117の形状は弁座構造119の形状に正確に対応している。流れフランジ116は略中空構造であり、フランジは下向き且つ弁座120の回りに延びるが、フランジ流入チャンネル129は弁座120から流れフランジ116を分離している。流体はフランジ流入チャンネル129を流れ、従って、流れフランジ116と弁座120の構造の間を流れる。
流れフランジ壁117は所定の高さを有する。流れフランジ壁117は、流れフランジ壁117がポペット107のバルブ開き変位の所定部分の弁座構造119を囲むことを維持するような所定高さを有する。流れフランジ壁117は、ポペット107の最大開き変位でさえ、流れフランジ壁117が弁座構造119を囲むことを維持するような所定高さを有する。流れフランジ壁117は、流れフランジ壁117がいつでも弁座120を囲む所定高さである。
従って、ポペット107がバルブオリフィス130を閉鎖しているか、ポペット107が弁座120から最大の変位距離だけ離れている(即ち、比例弁100は最大量開いている)かどうかにかかわらず、流れフランジ壁117は、フランジ流入チャンネル129を維持する。
その結果、フランジ流入チャンネル129は弁座120に対する位置又は変位に関わらず、一定の流入断面領域を備える。ポペット107はフランジ流入チャンネル129によって付与された所定の流入断面領域を変えることなく、略全開位置と略全閉位置との間を移動するように構成されている。
従って、比例弁100の流入断面領域は、ポペット107の位置又は変位によっては変化しない。流入断面領域は従って、流体の流入に影響せず、流入流体の動圧に影響しない。
流れフランジ116は、電機子104のポペット107に取り外し不能に又は取り外し可能に添付される別個の要素を含む。流れフランジ116は、接着剤の使用、溶接あるいは他の熱の結合方法の使用、あるいは固定具によって、圧縮嵌合または摩擦嵌合を含む任意の方法でポペット107に添付される。この列挙は完全ではなく、流れフランジ116が他の方法でポペット107に取り付けられるかが考慮される。或いは、流れフランジ116は電機子104の一部として形成されるかもしれないし、ポペット107内に形成され得る(図4及び添付の文章を参照)。
ポペット107の接触面領域の動的な流体圧を下げることによって、電機子104上の上向きの力は小さくなり、流体の速度及び/又は動圧は電機子104の位置及び変位に与える効果は小さくなる。
示された実施形態における流出孔123は、流出孔肩部126を備え、流出孔123は断面領域がバルブオリフィス130よりも大きい。その結果、バルブオリフィス130、次に流出孔123を通って流れる流体は第1の断面領域の断面形から、より大きな断面領域を有する孔に移行する。その結果、流体流れが流出孔123を通過すると、流体流れは拡がることが出来る。その結果、流入断面領域が大きくなる故に、流体が減速を被る。
流体が流出孔123を通ると、流出孔123の流出孔肩部126は流体の流出に乱流を誘引する。流体が流出孔123を通ると、流出孔123の流出孔肩部126は流体の拡張を可能にする。
流れフランジ116及び流出孔123は協働して、比例弁100を介して更に望ましい流体流れ特性を付与する。流れフランジ116は、流体がバルブオリフィス130を通過する前に、流体流れの速度を上げ、一方、流出孔123及び流出孔肩部126は、流体がバルブオリフィス130を通過した後に、流体流れの速度を有利に減速する。流れフランジ116は、流体がバルブオリフィス130を通過する前に、流体流れの動圧を上げ、一方、流出孔123及び流出孔肩部126は、流体がバルブオリフィス130を通過した後に、流体流れの動圧を有利に減じる。
示される幾つかの実施形態にて、流れフランジ116及び弁座構造119は鋭い角又は縁を特徴とする。或いは、流れフランジ116及び弁座構造119の角又は縁の幾つか又は全てが、丸み付けられ、滑らかにされ、一層空気力学の方法で形作られる。これはバルブオリフィス130も含む。
流れフランジ116及び弁座構造119の角及び縁の形状は、乱流を生じるか増加させ、又は所定の流れ箇所にて乱流を生じるか増加させるように構成される。幾つかの実施形態において、流れフランジ116及び弁座構造119の角及び縁の形状は、所定の乱流パターン又は乱流プロフィールを生成するように形作られる。或いは、流れフランジ116及び弁座構造119の角及び縁の形状は、乱流を減じ、又は所定の流れ箇所にて乱流を減じるように構成されている。
幾つかの実施形態において、1以上の流入ポート135が流れフランジ壁117の底部上の領域に位置し、該1以上の流入ポート135を設置することにより、流路長さは長くなる。1以上の流入ポート135は流れフランジ壁117の底部に対して、所望の箇所に置かれることは理解されるべきである。
示された実施形態にて、バルブ電機子が部分的にのみ開いている限り、コアンダ効果がまだ生じて有効となる。本発明の実施形態と従来技術の比例弁との差は、流れフランジ116がP1からP1‘までの圧力降下を生じさせることである。従って、従来技術の比例弁の開き力((A1―A2’)*P1)は、((A1―A4*P1+(A4―A2‘)*P1’)に減じられる。ポペット107に作用する他の力と一緒に開き力を減じることで力の平衡が可能になる。また、コアンダ効果による流れ力が作用して、ポペット107を閉じ方向に安定させると、コアンダ効果の力は最小であり、ポペット107に僅かな効果を有する。
更に、流出孔肩部126はポペット107上の流れ力を減じる。流出孔領域をA2からA5(図6を参照)に拡張することは、P2’とP2の間で生じる圧力降下を減じる。流出孔肩部126における圧力P2‘は、流出孔123における圧力P2よりも僅かに大きい。P2’からP2への圧力降下の減少は、ポペット107上に作用する押し付け力を減じる。
図3は比例弁100を示しており、電機子104及びポペット107が弁座120に対して閉塞又は阻止位置に移動した。図から流れフランジ116がバルブオリフィス130の閉鎖に影響しないことが判る。更に図から、フランジ流入チャンネル129は断面領域と向きの両方が、本質的に変わらないことが判る。
図4は、流れフランジ116がポペット107の一部を備える、比例弁100を示す。流れフランジ116はこの実施形態では電機子104と同じ材料から作られる。流れフランジ116の動作原理は同じままである。
図5は、流れフランジ壁117が弁座構造119の側部に対して傾いている比例弁100を示す。角度は流れフランジ壁117の内面が弁座構造119に向かう角度、又は弁座構造119から離れる角度である。その結果、流れフランジ壁117の内面はもはや、弁座構造119の側部とは実質的に平行ではない。その結果、フランジ流入チャンネル129は流れ断面領域が減じ、流れ速度を加速し、更にバルブオリフィス130の上流に動的な流体圧を下げる。
或いは、流れフランジ壁117は非均一の形状に作られる。図に示されるように、流れフランジ壁117は頂部が底部よりも厚く、傾いた内面を形成している。或いは、流れフランジ壁117は底部又は流れフランジ壁117の頂部と底部の間で厚くなっている。
図6は、本発明の実施形態に従った比例弁100の領域関係を示す。比例弁100は電機子の断面領域A1を有する。比例弁100はバルブオリフィス断面領域A2を有する。比例弁100は弁座断面領域A3を有する。比例弁100は流れフランジ断面領域A4を有する。比例弁100は流出孔断面領域A5を有する。
流入領域Ainflowは、流れフランジ断面領域A4と弁座断面領域A3の差である(Ainflow=A4―A3)。流入領域Ainflowは、ポペット107の動きでは変化しない。従って、流体の速度は、ポペット107と弁座120の間の開き距離の変更とともに変化しない。その結果、ポペット107に上向きに作用する動的な流体圧は本質的に一定のままである。
流出孔断面領域A5は、バルブオリフィス断面領域A2よりも大きいことが判る。領域の差は、流出孔肩部126の大きさを含む。領域の差は、流体がバルブオリフィス130から流出孔123に流れるときに、流体の流速がどれだけ変化するかに影響を与える。
比例弁100は従来技術とは異なる。比例弁100の流れフランジ116は、流体流れを特定の領域/方向から入らせ、流体はポペット領域内に単に直線状且つ直接に流れることを許されない。
比例弁100の流れフランジ116は、バルブポペット107の弁座120に対する位置に係らず、一定の流入領域を示す。比例弁100の流れフランジ116により、流入流体はバルブオリフィス130を通過する前に、速度が増加する。比例弁100の流れフランジ116により、流入流体は流体の流速が増加した故に、低い動圧を有する。
比例弁100の段状の流出孔123は、肩部を含んで、流出孔123は断面領域がバルブオリフィス130よりも大きい。比例弁100の段状の流出孔123により、流体はバルブオリフィス130を通過した後に、拡張する。比例弁100の段状の流出孔123により、流体がバルブオリフィス130を通過した後に、流体の速度は減速し、流体の拡張を許し、流れの減速の結果として動圧が増加する。
所望ならば、本発明の様々な実施形態が、いくつかの利点を提供すべく実施される。比例弁100の一定の流入断面領域により、流体が弁座120に直面する前に流速が増加する。比例弁100の一定の流入断面領域により、流体が弁座120に直面する前に、流体の動圧が減じられる。比例弁100の減少した流体動圧により、ポペット107に作用する流体の動的な力は減少する。
比例弁100の減少した流体動圧により、ポペットに働く不安定な力を減じ、電機子とポペットには、主としてバネ及びソレノイドコイルの力が作用し、流れのより正確な比例制御に帰着する。
比例弁100の流出孔123の流出断面領域が増加することにより、流体が流体が弁座120に直面した後に、流速が増加する。比例弁100の流出孔123の流出断面領域が増加することにより、流体が弁座120に直面した後に、流体の動圧が増加する。
上記実施形態の詳細な説明は、発明者が本説明の範囲内にあると考えられる全実施の形態の説明を網羅しているわけではない。実際、上記実施形態のある構成要素を様々に他と結合したり省略したりしてさらに別の実施の形態を作り、そのような別の実施の形態が本説明の範囲や教示に該当すると、当業者は判るであろう。また、上記実施形態が全体的にまたは一部において結合されて、本説明の範囲および教示内における別の実施の形態を作ることができることは、当業者にとっては明らかであろう。
従って、説明のために具体的な実施の形態をここで挙げたが、本説明の範囲であればさまざまな同等の修正が可能であることは、当業者なら判るであろう。ここで挙げた技術は、添付図面で示された上記実施の形態に関わらず、他のデバイス及び方法に適用可能である。よって、上記実施の形態の範囲は、以下の特許請求の範囲により定められるべきである。

Claims (15)

  1. 比例弁(100)であって、
    1以上の流入ポート(135)と流出孔(123)を含む本体(102)内で、移動可能でありポペット(107)を含む電機子(104)と、
    突出した弁座構造(119)上に位置し、前記の1以上の流入ポート(135)及び流出孔(123)と流体が行き来可能なバルブオリフィス(130)を含む弁座(120)であって、流出孔(123)の開口を規定する弁座(120)と、
    前記ポペット(107)から延びて、前記弁座(120)を囲む流れフランジ壁(117)を含み、前記流れフランジ壁(117)と前記弁座構造(119)の間に所定断面の流入領域のフランジ流入チャンネル(129)を形成する流れフランジ(116)を備え、
    前記ポペット(107)は前記流入チャンネル(129)によって付与される所定断面の流入領域を変更せずに、全閉位置と全開位置の間を移動する、比例弁(100)。
  2. 前記流れフランジ(116)は、前記ポペット(107)に固定されている、請求項1に記載の比例弁(100)。
  3. 前記流れフランジ(116)は、前記ポペット(107)内に形成されている、請求項1に記載の比例弁(100)。
  4. 前記流れフランジ壁(117)は、前記弁座構造(119)の側部に対して平行である、請求項1に記載の比例弁(100)。
  5. 前記流れフランジ壁(117)の形状は、前記弁座構造(119)の形状に対応している、請求項1に記載の比例弁(100)。
  6. 前記流れフランジ(116)の前記流れフランジ壁(117)は、弁開き変位した前記ポペット(107)の所定部分について前記弁座構造(119)を囲むことを保つ所定高さにある、請求項1に記載の比例弁(100)。
  7. 前記流れフランジ(116)の前記流れフランジ壁(117)は、前記ポペット(107)が最大の弁開き変位にあっても、前記弁座構造(119)を囲むことを保つ所定高さにある、請求項1に記載の比例弁(100)。
  8. 前記流出孔(123)の流出孔断面領域A5は、前記バルブオリフィスのバルブオリフィス断面領域A2よりも大きい、請求項1に記載の比例弁(100)。
  9. 比例弁(100)であって、
    1以上の流入ポート(135)と流出孔(123)を含む本体(102)内で、移動可能でありポペットを含む電機子(104)と、
    突出した弁座構造(119)上に位置し、前記の1以上の流入ポート(135)と流出孔(123)と流体が行き来可能なバルブオリフィス(130)を含む弁座(120) であって、流出孔(123)の開口を規定する弁座(120)と、
    前記ポペット(107)から延びて、前記弁座(120)を囲む流れフランジ壁(117)を含み、前記流れフランジ壁(117)と前記弁座構造(119)の間に所定断面の流入領域のフランジ流入チャンネル(129)を形成する流れフランジ(116)と、
    前記ポペット(107)は前記流入チャンネル(129)によって付与される所定断面の流入領域を変更せずに、全閉位置と全開位置の間を移動し、
    前記流出孔(123)の流出孔断面領域A5は、前記バルブオリフィス(130)のバルブオリフィス断面領域A2よりも大きい、比例弁(100)。
  10. 前記流れフランジ(116)は、前記ポペット(107)に固定されている、請求項に記載の比例弁(100)。
  11. 前記流れフランジ(116)は、前記ポペット(107)内に形成されている、請求項に記載の比例弁(100)。
  12. 前記流れフランジ壁(117)は、前記弁座構造(119)の側部に対して平行である、請求項に記載の比例弁(100)。
  13. 前記流れフランジ壁(117)の形状は、前記弁座構造(119)の形状に対応している、請求項に記載の比例弁(100)。
  14. 前記流れフランジ(116)の前記流れフランジ壁(117)は、弁開き変位した前記ポペット(107)の所定部分について前記弁座構造(119)を囲むことを保つ所定高さにある、請求項に記載の比例弁(100)。
  15. 前記流れフランジ(116)の前記流れフランジ壁(117)は、前記ポペット(107)が最大の弁開き変位にあっても、前記弁座構造(119)を囲むことを保つ所定高さにある、請求項に記載の比例弁(100)。
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