JP6355568B2 - 部分放電監視装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ガス絶縁機器の部分放電を監視するための部分放電監視装置に関する。
ガス絶縁機器の設置環境には、設置場所が屋内外のいずれであるかにかかわらず、放送波、通信波または気中コロナといった外部ノイズが存在する。ガス絶縁機器は、絶縁スペーサを介して接続された複数の金属容器内に通電部を配置して構成されるため、外部ノイズが金属容器を通過してガス絶縁機器内に侵入することはないが、外部ノイズが絶縁スペーサを通過してガス絶縁機器内に侵入する。従って、ガス絶縁機器の部分放電を監視する場合、部分放電の検出精度を向上させるためには、ガス絶縁機器内に侵入する外部ノイズによる影響を除去することが重要となる。
特許文献1に記載された部分放電監視装置は、互いに異なる特定周波数の信号のみを通過させる複数個のバンドパスフィルタと、バンドパスフィルタの前後に接続された高周波スイッチとを備え、高周波スイッチを切り替えることによって、特定の周波数帯の信号のみを取り出し、外部ノイズの少ない周波数帯での部分放電の検出を可能としている。
特開平8−94700号公報
しかしながら、特許文献1に記載された部分放電監視装置では、部分放電の検出精度を向上させるために、より多くのバンドパスフィルタを用いる必要がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、バンドパスフィルタの個数を増やすことなく、部分放電の検出精度の向上が可能な部分放電監視装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る部分放電監視装置は、ガス絶縁機器に取り付けられた部分放電センサに接続され、カットオフ周波数が可変なバンドパスフィルタとカットオフ周波数が可変な帯域阻止フィルタと前記バンドパスフィルタおよび前記帯域阻止フィルタを直列に接続したフィルタとの切り替えが可能なフィルタ装置と、前記部分放電センサにより検出され前記フィルタ装置を通過した信号が入力され、当該信号から部分放電を検出可能な検出器と、前記フィルタ装置の制御が可能な制御処理部と、を備え、前記制御処理部は、前記ガス絶縁機器内で部分放電が発生していない状態で、前記フィルタ装置を前記バンドパスフィルタに設定し、前記部分放電センサの検出周波数帯域を前記バンドパスフィルタの帯域で掃引しながら前記検出器により検出された信号強度を取得することにより、前記検出周波数帯域内における外部ノイズの発生個数および外部ノイズの帯域を特定した後、前記外部ノイズの発生個数が3個以下の場合は、当該発生個数に応じて当該外部ノイズを除去するように前記フィルタ装置を制御することを特徴とする。
この発明によれば、バンドパスフィルタの個数を増やすことなく、部分放電の検出精度の向上が可能になる、という効果を奏する。
実施の形態に係る部分放電監視装置の構成を示す図 フィルタ装置の構成を示す図 フィルタ装置が帯域阻止フィルタに設定された状態を示した図 フィルタ装置がバンドパスフィルタおよび帯域阻止フィルタを直列に接続したフィルタに設定された状態を示した図 バンドパスフィルタの構成例を示した回路図 帯域阻止フィルタの構成例を示した回路図 制御処理部のハードウェア構成を示した図 部分放電が発生しておらずかつ外部ノイズが発生している場合において、部分放電センサにより検出された信号を周波数解析した例を示した図 制御処理部によるフィルタ装置の設定方法を示したフローチャート 検出周波数帯域をバンドパスフィルタの帯域幅で掃引する様子を模式的に示した図 フィルタ装置を帯域阻止フィルタに設定した場合のフィルタ特性を示した図 フィルタ装置をバンドパスフィルタに設定した場合のフィルタ特性を示した図 フィルタ装置をバンドパスフィルタおよび帯域阻止フィルタを直列に接続した構成のフィルタに設定した場合のフィルタ特性を示した図 部分放電センサにより検出された部分放電信号の周波数特性の一例を示した図 部分放電信号に外部ノイズが重なった周波数特性の例を示した図 外部ノイズが除去された部分放電信号の周波数特性の例を示した図
以下に、本発明に係る部分放電監視装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態.
図1は、本実施の形態に係る部分放電監視装置6の構成を示す図である。部分放電監視装置6は、ガス絶縁機器5の部分放電を監視するための装置である。図示例では、ガス絶縁機器5は、ガス絶縁開閉装置であり、ガス絶縁開閉装置の構成の一部が示されている。
まず、ガス絶縁機器5の構成について説明する。ガス絶縁機器5は、円筒状の金属容器1a〜1cを軸方向に連結して構成され、内部に絶縁ガスが密封されるタンク1と、タンク1内を軸方向に延伸する通電部である導体3と、金属容器1a,1b間に挟持され、導体3を絶縁支持する絶縁スペーサ2aと、金属容器1b,1c間に挟持され、導体3を絶縁支持する絶縁スペーサ2bと、金属容器1aに取り付けられた部分放電センサ4aと、金属容器1bに取り付けられた部分放電センサ4bと、金属容器1cに取り付けられた部分放電センサ4cとを備える。なお、金属容器の個数および部分放電センサの設置数は図示例に限定されない。
部分放電センサ4a〜4cは、それぞれ、金属容器1a〜1c内に配置された電極である。すなわち、部分放電センサ4a〜4cは、部分放電源から発生した高周波の電磁波信号を検出することができる。詳細には、部分放電が発生した場合には、部分放電センサ4a〜4cには、導体3を流れる定格電流に起因する商用周波数の電圧の位相に同期した部分放電に起因する高周波の信号が誘起される。ここで、部分放電源は、例えばタンク1内に混入した金属異物である。また、部分放電の周波数は、300MHzから2GHzまでの範囲が典型的である。なお、部分放電センサ4a〜4cは、電極以外で構成されていてもよい。また、部分放電センサ4a〜4cは、ガス絶縁機器5の外部に配置されてガス絶縁機器5に取り付けられていてもよい。
部分放電監視装置6は、電力ケーブル7を介して部分放電センサ4bに接続される。なお、部分放電監視装置6は、部分放電センサ4aまたは部分放電センサ4cに接続されていてもよい。
次に、図1および図2を参照して、部分放電監視装置6の構成について説明する。図2は、フィルタ装置8の構成を示す図である。
部分放電監視装置6は、電力ケーブル7を介して部分放電センサ4bに接続されたフィルタ装置8と、フィルタ装置8に接続され、フィルタ装置8の出力が入力される検出器9と、フィルタ装置8および検出器9にそれぞれ接続され、検出器9による検出結果が入力されるとともにフィルタ装置8を制御可能な制御処理部10と、検出器9による検出結果を表示可能な表示器20とを備える。
フィルタ装置8は、カットオフ周波数が可変なバンドパスフィルタ11と、カットオフ周波数が可変な帯域阻止フィルタ12と、スイッチ13,14,15,16とを備える。フィルタ装置8は、スイッチ13,14,15,16を切り替えることにより、バンドパスフィルタ11と、帯域阻止フィルタ12と、バンドパスフィルタ11および帯域阻止フィルタ12を直列に接続したフィルタとの切り替えが可能である。すなわち、フィルタ装置8は、バンドパスフィルタ11として機能し、あるいは、帯域阻止フィルタ12として機能し、あるいは、バンドパスフィルタ11および帯域阻止フィルタ12を直列に接続したフィルタとして機能する。図2では、フィルタ装置8はバンドパスフィルタ11に設定されている。なお、図3は、フィルタ装置8が帯域阻止フィルタ12に設定された状態を示した図、図4は、フィルタ装置8がバンドパスフィルタ11および帯域阻止フィルタ12を直列に接続したフィルタに設定された状態を示した図である。
バンドパスフィルタ11は、バンドパスフィルタ11の2個のカットオフ周波数間、すなわち、カットオフ周波数fBPc1からカットオフ周波数fBPc2までの帯域の信号のみを通過させるフィルタである。なお、バンドパスフィルタ11の中心周波数は、カットオフ周波数fBPc1からカットオフ周波数fBPc2までの帯域の中心の周波数で定義されるものとする。
図5は、バンドパスフィルタ11の構成例を示した回路図である。図5では、バンドパスフィルタ11は、リアクトルL1とコンデンサC2とリアクトルL3とからなるハイパスフィルタと、コンデンサC1とリアクトルL2とコンデンサC3とからなるローパスフィルタとの組み合わせで構成される。ここで、コンデンサC1〜C3は、静電容量が可変な可変容量コンデンサである。可変容量コンデンサとしては、BST(バリウムストロンチウムチタン酸塩)コンデンサが挙げられる。BSTコンデンサの容量は、BSTコンデンサの端子に印加する電圧を変化させることで変えることができる。リアクトルL1〜L3は、インダクタンスが可変な可変インダクタンスリアクトルである。可変インダクタンスリアクトルとしては、RF-MEMS(Radio Frequency-MicroElectroMechanical System)可変インダクタデバイスが挙げられる。RF-MEMS可変インダクタデバイスは、印加する電圧を変化させることでインダクタンスを変えることができる。また、カットオフ周波数fBPc1は、コンデンサC2の静電容量の逆数に正比例し、リアクトルL1またはリアクトルL3のインダクタンスの逆数に正比例する。カットオフ周波数fBPc2は、コンデンサC1またはコンデンサC3の静電容量の逆数に正比例し、リアクトルL2のインダクタンスの逆数に正比例する。従って、コンデンサC1〜C3の静電容量とリアクトルL1〜3のインダクタンスを変化させることで、カットオフ周波数fBPc1およびカットオフ周波数fBPc2を独立に変化させることができる。
帯域阻止フィルタ12は、帯域阻止フィルタ12の2個のカットオフ周波数間、すなわち、カットオフ周波数fBEc1からカットオフ周波数fBEc2までの帯域の信号の通過を阻止するフィルタである。
図6は、帯域阻止フィルタ12の構成例を示した回路図である。図6では、帯域阻止フィルタ12は、リアクトルL4とコンデンサC5とリアクトルL6とからなるハイパスフィルタと、コンデンサC4とリアクトルL5とコンデンサC6とからなるローパスフィルタとの組み合わせで構成される。ここで、コンデンサC4〜C6は、静電容量が可変な可変容量コンデンサである。可変容量コンデンサとしては、上記したBSTコンデンサが挙げられる。リアクトルL4〜L6は、インダクタンスが可変な可変インダクタンスリアクトルである。可変インダクタンスリアクトルとしては、上記したRF-MEMS可変インダクタデバイスが挙げられる。また、カットオフ周波数fBEc1は、コンデンサC4またはコンデンサC6の静電容量の逆数に正比例し、リアクトルL5のインダクタンスの逆数に正比例する。カットオフ周波数fBEc2は、コンデンサC5の静電容量の逆数に正比例し、リアクトルL4またはリアクトルL6のインダクタンスの逆数に正比例する。従って、コンデンサC4〜C6の静電容量とリアクトルL4〜6のインダクタンスを変化させることで、カットオフ周波数fBEc1およびカットオフ周波数fBEc2を独立に変化させることができる。
図1に示す制御処理部10は、フィルタ装置8の制御が可能である。具体的には、制御処理部10は、図2に示すスイッチ13,14,15,16に制御信号を出力し、スイッチ13,14,15,16の開閉を制御する。
また、制御処理部10は、バンドパスフィルタ11のカットオフ周波数fBPc1,fBPc2を制御する。コンデンサC1〜C3をBSTコンデンサとした場合、コンデンサC1〜C3の端子に印加する電圧とリアクトルL1〜L3をRF-MEMS可変インダクタデバイスとした場合、リアクトルL1〜L3の端子に印加する電圧を調整することで、制御処理部10は、バンドパスフィルタ11のカットオフ周波数fBPc1,fBPc2を制御することができる。
また、制御処理部10は、帯域阻止フィルタ12のカットオフ周波数fBEc1,fBEc2を制御する。コンデンサC4〜C6をBSTコンデンサとした場合、コンデンサC4〜C6の端子に印加する電圧とリアクトルL4〜L6をRF-MEMS可変インダクタデバイスとした場合、リアクトルL4〜L6の端子に印加する電圧を調整することで、制御処理部10は、帯域阻止フィルタ12のカットオフ周波数fBEc1,fBEc2を制御することができる。
制御処理部10は、制御プログラムにしたがって動作するCPUによって実現される。図7は、制御処理部10のハードウェア構成を示した図である。制御処理部10は、CPU10a、メモリ10bおよび入出力インタフェース10cを備える。
フィルタ装置8は、検出器9に接続されている。検出器9には、部分放電センサ4bにより検出されフィルタ装置8を通過した信号が入力される。検出器9は、フィルタ装置8を通過した信号から部分放電を検出することができる。検出器9は、フィルタ装置8の出力信号の信号強度を部分放電の発生の有無を判定するための判定閾値と比較し、フィルタ装置8の出力信号の信号強度が判定閾値以上となるときに、部分放電信号を検出したと判定する。検出器9は、部分放電信号の検出結果を表示器20に出力する。表示器20は、部分放電信号の検出の有無を表示することができる。
次に、本実施の形態の動作について説明する。まず、ガス絶縁機器5内で部分放電が発生していない状態で、制御処理部10の制御によって、外部ノイズを除去するためのフィルタ装置8の設定を行なう。
図8は、部分放電が発生しておらずかつ外部ノイズが発生している場合において、部分放電センサ4bにより検出された信号を周波数解析した例を示した図である。図8(a)〜(c)において、横軸は周波数、縦軸は信号強度である。部分放電センサ4bの検出周波数帯域は、下限周波数fLから上限周波数fUまでの範囲である。部分放電センサ4bの検出周波数帯域は、部分放電センサ4bの特性で決まる。
図8(a)では、特定の1個の帯域に外部ノイズNが発生している場合を示している。図8(b)では、特定の2個の帯域に外部ノイズN1,N2が発生している場合を示している。図8(c)では、特定の3個の帯域に外部ノイズN1,N2,N3が発生している場合を示している。
なお、以下では、外部からガス絶縁機器5の内部に侵入する外部ノイズのうち信号強度が部分放電の発生の有無を判定するための判定閾値以上の外部ノイズを検出の対象とする。信号強度が判定閾値未満の外部ノイズについては除去をしなくとも部分放電の判定に影響を与えることがない。外部ノイズは、絶縁スペーサ2a,2bを通過して、タンク1内に侵入する。外部ノイズ源は、放送波、通信波または気中コロナが典型的である。
図9は、制御処理部10によるフィルタ装置8の設定方法を示したフローチャートである。まず、制御処理部10は、フィルタ装置8のスイッチ13〜16を制御してフィルタ装置8をバンドパスフィルタ11に設定し、部分放電センサ4bの検出周波数帯域内における外部ノイズの発生パターンを調べる(S1)。すなわち、制御処理部10は、部分放電センサ4bの検出周波数帯域内における外部ノイズの発生個数および外部ノイズの帯域を特定する。
このため、制御処理部10は、バンドパスフィルタ11のカットオフ周波数fBPc1,fBPc2を制御して、バンドパスフィルタ11の帯域幅であるfBPc2−fBPc1を一定の幅Bに保ちつつB以下の周波数間隔でバンドパスフィルタ11の帯域を移動させながら検出周波数帯域をバンドパスフィルタ11の帯域で掃引し、バンドパスフィルタ11の帯域が移動するごとに検出器9により検出されたフィルタ装置8の出力信号の信号強度を取得する。これにより、制御処理部10は、部分放電センサ4bにより検出された信号強度の周波数分布を取得することができる。ここで、Bは、外部ノイズの帯域幅以下に設定される。外部ノイズの帯域幅は、外部ノイズ源から想定される。外部ノイズの帯域幅は、例えば40MHzである。なお、図10では、検出周波数帯域をバンドパスフィルタ11の帯域幅で掃引する様子を模式的に示している。図10では、横軸は周波数、縦軸はバンドパスフィルタ11の利得を示している。
制御処理部10は、上記した信号強度の周波数分布と上記した部分放電の発生の有無を判定するための判定閾値とに基づき、検出周波数帯域内における外部ノイズの発生個数および外部ノイズの帯域を特定する。すなわち、制御処理部10は、信号強度が連続して判定閾値以上となる帯域を外部ノイズの帯域と判定することで、外部ノイズの発生個数および外部ノイズの帯域を特定することができる。なお、制御処理部10は、信号強度が連続して判定閾値以上となる帯域から極大値を与える周波数を求めることで、外部ノイズの周波数を特定することができる。
次に、制御処理部10は、外部ノイズの発生個数が1個以上であるか否かを判定する(S2)。
制御処理部10は、S2での判定の結果、外部ノイズの発生個数が0個である場合には(S2、No)、バンドパスフィルタ11のカットオフ周波数fBPc1,fBPc2を制御して、カットオフ周波数fBPc1を検出周波数帯域の下限周波数fLに設定するとともに、カットオフ周波数fBPc2を検出周波数帯域の上限周波数fUに設定する(S3)。これにより、部分放電センサ4bにより検出された信号は、実質バンドパスフィルタ11および帯域阻止フィルタ12を通過することなく検出器9に出力される。
制御処理部10は、S2での判定の結果、外部ノイズの発生個数が1個以上である場合には(S2、Yes)、さらに外部ノイズの発生個数が2個以上であるか否かを判定する(S4)。
制御処理部10は、S4での判定の結果、外部ノイズの発生個数が1個である場合には(S4、No)、フィルタ装置8のスイッチ13〜16を制御してフィルタ装置8を帯域阻止フィルタ12に設定した後、帯域阻止フィルタ12のカットオフ周波数fBEc1,fBEc2を制御して、カットオフ周波数fBEc1,fBEc2間に外部ノイズの帯域が含まれるようにカットオフ周波数fBEc1,fBEc2を設定する(S5)。例えば、カットオフ周波数fBEc1は外部ノイズの帯域の下限周波数に設定され、カットオフ周波数fBEc2は外部ノイズの帯域の上限周波数に設定される。
図11は、フィルタ装置8を帯域阻止フィルタ12に設定した場合のフィルタ特性を示した図である。図11では、横軸は周波数、縦軸は帯域阻止フィルタ12の利得を示している。図11に示すフィルタ特性により、フィルタ装置8は、外部ノイズを除去した信号を検出器9に出力することができる。
制御処理部10は、S4での判定の結果、外部ノイズの発生個数が2個以上である場合には(S4、Yes)、さらに外部ノイズの発生個数が3個以上であるか否かを判定する(S6)。
制御処理部10は、S6での判定の結果、外部ノイズの発生個数が2個である場合には(S6、No)、フィルタ装置8のスイッチ13〜16を制御してフィルタ装置8をバンドパスフィルタ11に設定した後、バンドパスフィルタ11のカットオフ周波数fBPc1,fBPc2を制御して、2個の外部ノイズの帯域間にカットオフ周波数fBPc1,fBPc2が含まれるようにカットオフ周波数fBPc1,fBPc2を設定する(S7)。詳細には、制御処理部10は、2個の外部ノイズを中心周波数が低い順に第1の外部ノイズ、第2の外部ノイズとしたときに、カットオフ周波数fBPc1を第1の外部ノイズの帯域の上限周波数以上に設定し、カットオフ周波数fBPc2を第2の外部ノイズの帯域の下限周波数以下に設定する。例えば、カットオフ周波数fBPc1は第1の外部ノイズの帯域の上限周波数に設定され、カットオフ周波数fBPc2は第2の外部ノイズの帯域の下限周波数に設定される。
図12は、フィルタ装置8をバンドパスフィルタ11に設定した場合のフィルタ特性を示した図である。図12では、横軸は周波数、縦軸はバンドパスフィルタ11の利得を示している。図12に示すフィルタ特性により、フィルタ装置8は、2個の外部ノイズを除去した信号を検出器9に出力することができる。
制御処理部10は、S6での判定の結果、外部ノイズの発生個数が3個以上である場合には(S6、Yes)、さらに外部ノイズの発生個数が4個以上であるか否かを判定する(S8)。
制御処理部10は、S8での判定の結果、外部ノイズの発生個数が3個である場合には(S8、No)、フィルタ装置8のスイッチ13〜16を制御してフィルタ装置8をバンドパスフィルタ11および帯域阻止フィルタ12を直列に接続したフィルタに設定した後、3個の外部ノイズを除去するようにカットオフ周波数fBEc1,fBEc2,fBPc1,fBPc2を設定する(S9)。すなわち、3個の外部ノイズを中心周波数が低い順に第1から第3の外部ノイズとしたときに、制御処理部10は、バンドパスフィルタ11のカットオフ周波数fBPc1,fBPc2を制御して、第1および第3の外部ノイズの帯域間にカットオフ周波数fBPc1,fBPc2が含まれるようにカットオフ周波数fBPc1,fBPc2を設定するとともに、帯域阻止フィルタ12のカットオフ周波数fBEc1,fBEc2を制御して、カットオフ周波数fBEc1,fBEc2間に第2の外部ノイズの帯域が含まれるようにカットオフ周波数fBEc1,fBEc2を設定する(S9)。詳細には、制御処理部10は、カットオフ周波数fBPc1を第1の外部ノイズの帯域の上限周波数に設定し、カットオフ周波数fBPc2を第3の外部ノイズの帯域の下限周波数に設定し、カットオフ周波数fBEc1を第2の外部ノイズの帯域の下限周波数に設定し、カットオフ周波数fBEc2を第2の外部ノイズの帯域の上限周波数に設定する。例えば、カットオフ周波数fBPc1は第1の外部ノイズの帯域の上限周波数に設定され、カットオフ周波数fBPc2は第3の外部ノイズの帯域の下限周波数に設定され、カットオフ周波数fBEc1は第2の外部ノイズの帯域の下限周波数に設定され、カットオフ周波数fBEc2は第2の外部ノイズの帯域の上限周波数に設定される。
図13は、フィルタ装置8をバンドパスフィルタ11および帯域阻止フィルタ12を直列に接続したフィルタに設定した場合のフィルタ特性を示した図である。図13では、横軸は周波数、縦軸はバンドパスフィルタ11および帯域阻止フィルタ12を直列に接続したフィルタの利得を示している。図13に示すフィルタ特性により、フィルタ装置8は、3個の外部ノイズを除去した信号を検出器9に出力することができる。
制御処理部10は、S8での判定の結果、外部ノイズの発生個数が4個以上である場合には(S8、Yes)、信号強度の高い順に3個の外部ノイズを選択する(S10)。そして、制御処理部10は、選択された3個の外部ノイズに対して、外部ノイズの発生個数が3個の場合と同じ処理(S9)を実施する。すなわち、外部ノイズの発生個数が4個以上である場合には、信号強度の高い順に3個の外部ノイズを除去するようにフィルタ装置8を設定する。
このように、制御処理部10は、部分放電の監視前に、外部ノイズの発生パターンに応じてフィルタ装置8を設定する。
次に、部分放電監視装置6による部分放電の検出処理について説明する。ガス絶縁機器5の内部で部分放電が発生した場合、部分放電センサ4bは、部分放電信号を検出する。図14は、部分放電センサ4bにより検出された部分放電信号の周波数特性の一例を示した図である。図14は、外部ノイズが発生していない場合の周波数特性を示している。
外部ノイズが発生している場合は、部分放電信号に外部ノイズが重なる。図15は、部分放電信号に外部ノイズが重なった周波数特性の例を示した図である。図15(a)は、図14の部分放電信号と図8(a)の外部ノイズNが重なった例である。図15(b)は、図14の部分放電信号と図8(b)の外部ノイズN1,N2が重なった例である。図15(c)は、図14の部分放電信号と図8(c)の外部ノイズN1,N2,N3が重なった例である。
上記したように、制御処理部10は、外部ノイズの発生パターンに応じて、事前にフィルタ装置8の設定をする。そのため、部分放電センサ4bにより検出された信号がフィルタ装置8を通過すると、外部ノイズが除去された周波数特性の信号となる。図15(a)に示す信号は、帯域阻止フィルタ12によって外部ノイズNが除去されるので、フィルタ装置8から検出器9に出力される信号の周波数特性は図16(a)のようになる。すなわち、図16(a)では、外部ノイズNの帯域の信号が除去されている。また、図15(b)に示す信号は、バンドパスフィルタ11によって外部ノイズN1,N2が除去されるので、フィルタ装置8から検出器9に出力される信号の周波数特性は図16(b)のようになる。すなわち、図16(b)では、外部ノイズN1,N2の帯域の信号が除去されている。図15(c)に示す信号は、バンドパスフィルタ11および帯域阻止フィルタ12を直列に接続したフィルタによって外部ノイズN1,N2,N3が除去されるので、フィルタ装置8から検出器9に出力される信号の周波数特性は図16(c)のようになる。すなわち、図16(c)では、外部ノイズN1,N2,N3の帯域の信号が除去されている。
なお、部分放電センサ4bの検出周波数帯域に外部ノイズが4個以上存在する場合は、信号強度の高い順から3個の外部ノイズが除去された周波数特性の信号がフィルタ装置8から検出器9に出力される。
部分放電センサ4bにより検出された部分放電信号が、フィルタ装置8を通過した後、フィルタ装置8の設定によって周波数特性が図15のように変動したとしても、検出周波数帯域内に十分な信号が存在するので、部分放電信号の特性を抽出し、分析することに問題はない。
以上に説明したように、本実施の形態では、制御処理部10は、ガス絶縁機器5内で部分放電が発生していない状態で、フィルタ装置8をバンドパスフィルタ11に設定し、部分放電センサ4bの検出周波数帯域をバンドパスフィルタ11の帯域で掃引しながら検出器9により検出された信号強度を取得することにより、検出周波数帯域内における外部ノイズの発生個数および外部ノイズの帯域を特定した後、外部ノイズの発生個数が3個以下の場合は、当該発生個数に応じて当該外部ノイズを除去するようにフィルタ装置8を制御する。
また、本実施の形態では、制御処理部10は、外部ノイズの発生個数が4個以上の場合は、信号強度の高い順から3個の外部ノイズを選択し、選択された外部ノイズを除去するようにフィルタ装置8を制御する。
制御処理部10による以上のような制御により、バンドパスフィルタ11の個数を増やすことなく外部ノイズの影響が抑制され、部分放電の検出精度の向上が可能になる。
なお、本実施の形態では、外部ノイズの発生個数が1個の場合は、帯域阻止フィルタ12のみを用いて外部ノイズを除去し、外部ノイズの発生個数が2個の場合は、バンドパスフィルタ11のみを用いて外部ノイズを除去し、外部ノイズの発生個数が3個の場合は、バンドパスフィルタ11および帯域阻止フィルタ12を直列に接続したフィルタを用いて外部ノイズを除去している。このようなフィルタ選択により、部分放電の検出が可能な周波数帯域をより広くとることができる。
ただし、上記以外のフィルタ選択により、外部ノイズを除去することもできる。例えば、外部ノイズの発生個数が1個の場合に、バンドパスフィルタ11のみを用いて外部ノイズを除去することも可能であり、外部ノイズの発生個数が2個の場合に、バンドパスフィルタ11および帯域阻止フィルタ12を直列に接続したフィルタを用いて外部ノイズを除去することも可能であり、外部ノイズの発生個数が3個の場合に、バンドパスフィルタ11のみを用いて外部ノイズを除去することも可能である。
また、本実施の形態では、制御処理部10は、バンドパスフィルタ11の帯域幅であるfBPc2−fBPc1を一定の幅Bに保ちつつB以下の周波数間隔でバンドパスフィルタ11の帯域を移動させながら検出周波数帯域をバンドパスフィルタ11の帯域で掃引し、バンドパスフィルタ11の帯域が移動するごとに検出器9により検出されたフィルタ装置8の出力信号の信号強度を取得するとしたが、バンドパスフィルタ11の帯域幅は常に一定の幅Bでなくてもよく、この場合でも、フィルタ装置8の出力信号の信号強度を取得することができる。
本実施の形態では、部分放電監視装置6をガス絶縁機器5に適用する場合について説明したが、部分放電監視装置6は他の高電圧機器に適用することもできる。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1 タンク、1a,1b,1c 金属容器、2a,2b 絶縁スペーサ、3 導体、4a,4b,4c 部分放電センサ、5 ガス絶縁機器、6 部分放電監視装置、7 電力ケーブル、8 フィルタ装置、9 検出器、10 制御処理部、10a CPU、10b メモリ、10c 入出力インタフェース、11 バンドパスフィルタ、12 帯域阻止フィルタ、13,14,15,16 スイッチ、20 表示器。


Claims (4)

  1. ガス絶縁機器に取り付けられた部分放電センサに接続され、カットオフ周波数が可変なバンドパスフィルタとカットオフ周波数が可変な帯域阻止フィルタと前記バンドパスフィルタおよび前記帯域阻止フィルタを直列に接続したフィルタとの切り替えが可能なフィルタ装置と、
    前記部分放電センサにより検出され前記フィルタ装置を通過した信号が入力され、当該信号から部分放電を検出可能な検出器と、
    前記フィルタ装置の制御が可能な制御処理部と、
    を備え、
    前記制御処理部は、前記ガス絶縁機器内で部分放電が発生していない状態で、前記フィルタ装置を前記バンドパスフィルタに設定し、前記部分放電センサの検出周波数帯域を前記バンドパスフィルタの帯域で掃引しながら前記検出器により検出された信号強度を取得することにより、前記検出周波数帯域内における外部ノイズの発生個数および外部ノイズの帯域を特定した後、前記外部ノイズの発生個数が3個以下の場合は、当該発生個数に応じて当該外部ノイズを除去するように前記フィルタ装置を制御することを特徴とする部分放電監視装置。
  2. 前記制御処理部は、前記外部ノイズの発生個数が4個以上の場合は、信号強度の高い順から3個の外部ノイズを選択し、選択された外部ノイズを除去するように前記フィルタ装置を制御することを特徴とする請求項1に記載の部分放電監視装置。
  3. 前記制御処理部は、前記外部ノイズの発生個数が1個の場合は、前記フィルタ装置を前記帯域阻止フィルタに設定し、前記帯域阻止フィルタのカットオフ周波数間に前記外部ノイズの帯域が含まれるように前記帯域阻止フィルタのカットオフ周波数を設定し、前記外部ノイズの発生個数が2個の場合は、前記フィルタ装置を前記バンドパスフィルタに設定し、2個の外部ノイズの帯域間に前記バンドパスフィルタのカットオフ周波数が含まれるように前記バンドパスフィルタのカットオフ周波数を設定し、前記外部ノイズの発生個数が3個の場合は、3個の外部ノイズを中心周波数が低い順に第1から第3の外部ノイズとしたときに、前記第1および第3の外部ノイズの帯域間に前記バンドパスフィルタのカットオフ周波数が含まれるように前記バンドパスフィルタのカットオフ周波数を設定するとともに、前記帯域阻止フィルタのカットオフ周波数間に前記第2の外部ノイズの帯域が含まれるように前記帯域阻止フィルタのカットオフ周波数を設定することを特徴とする請求項2に記載の部分放電監視装置。
  4. 前記制御処理部は、前記外部ノイズの発生個数が4個以上の場合は、信号強度の高い順から3個の外部ノイズを選択し、選択された外部ノイズに対して、前記外部ノイズの発生個数が3個の場合と同じ処理を実施することを特徴とする請求項3に記載の部分放電監視装置。

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