JP6354335B2 - 成分抽出式飲料製造装置 - Google Patents
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Description
本発明の実施の形態に係るコーヒーメーカー100は、図1から図3に示されるように、主に、本体110、水タンク140およびフィルタ支持体190から構成されている。以下、これらの構成要素についてそれぞれ詳述する。なお、このコーヒーメーカー100には複数の付属品が存在するが、これらの付属品については後述する。
本体110は、図1から図3に示されるように、主に、筐体120、蓋体130、電源スイッチ150、載置台160、レバー機構170、液輸送管ユニット180、ヒーター(図示せず)、電源コード(図示せず)および電源プラグ(図示せず)から構成されている。以下、これらの構成部品について詳述する。
筐体120は、樹脂や金属等の成形体であって、図1から図3に示されるように、主に、上側筐体部121、下側筐体部122および連結部123から構成されており、側面視または縦断面視において略コの字形状を呈している(図3参照)。以下、これらの構成要素について詳述する。
蓋体130は、図1から図3に示されるように、主に、天壁部131、側壁部132、部分円筒リブ133、押出リブ134、ヒンジ受け部135および蒸気孔136から構成されている。以下、これらの構成要素について詳述する。
電源スイッチ150は、図2に示されるように筐体120の下側筐体部122の正面に配設されている。本実施の形態に係るコーヒーメーカー100において電源スイッチ150の右側部分が押し込まれると接点が閉じ、左側部分が押し込まれると接点が開く。そして、電源プラグが外部電源に接続された状態においてこの電源スイッチ150の操作により接点が閉じられると、電気回路が閉状態となって、ヒーターが発熱し出す。
載置台160は、図1および図3に示されるように、中央部分が窪んだ金属製の皿状体であって、上述の通り、下側筐体部122の前部の上面に配設されている。そして、この載置台160の裏面には上述の通りヒーターが接触している。
レバー機構170は、図2に示されるように、主に、レバー171および回動支持部172から構成されている。レバー171は、樹脂や金属等の成形体であって、図3に示されるように、主に、第1当接部171a、第2当接部171bおよび連結部171cから構成されており、回動支持部172によって前後方向に回動可能に支持されている。第1当接部171aは、図3に示されるように、容器収容空間SPの奥側に位置している。第2当接部171bは、上側筐体部121の下側部分空間Sd内に位置している。連結部171cは、第1当接部171aと第2当接部171bとを連結している。また、この連結部171cは、回動支持部172によって前後方向に回動可能に支持されている。
液輸送管ユニット180は、図3および図5に示されるように、主に、吐出管181、管支持部182、カップラーCP、弾性チューブ183、第1連結管184、第1L字管185、第2連結管(図示せず)、第2L字管186および注液機構125から構成されている。以下、これらの構成要素について詳述する。
ヒーターは、液輸送管ユニット180の第2連結管を覆うと共に、載置台の下面に接触している。すなわち、ヒーターは、水タンク140から流入する水を加熱して湯を生成すると共に、ドリップ中にコーヒー飲料が冷めないように載置台160上の容器を加熱する。
電源コードは、下側筐体部122の側壁を貫通して外方に向かって延びている。電源プラグは、電源コードの先端に取り付けられている。
水タンク140は、コーヒー飲料製造中に液輸送管ユニット180に水を供給するためのものであって、図1および図3に示されるように、主に、容器本体141、蓋体142および栓機構(図示せず)から構成されている。容器本体141は、図3に示されるように、主に、略半円筒形状の側壁部141aおよび半円板状の底壁部141bから構成されている。蓋体142は、半円板状の天壁部142aおよび略半円筒形状の側壁部142bから構成されており、容器本体141の上部に着脱自在に取り付けられる。栓機構は、容器本体141の底壁部141bに配設されており、上述の通り、下側筐体部122の注液機構125に嵌め込まれることによって、液輸送管ユニット180と水タンク140とを連通させて水タンク140内の水を液輸送管ユニット180に送り込む役目を担っている。
フィルタ支持体190は、付属の紙フィルタを支持するための受け部材であって、図3に示されるように、主に、本体部191、ツマミ部192、リブ193、底壁開閉レバー194および付勢部材(図示せず)から構成されている。以下、これらの構成要素について詳述する。
上述の通りに、本実施の形態に係るコーヒーメーカー100には、コーヒーサーバー、マグカップ台200(図8参照)、紙フィルタ、計量スプーンが付属している。
以下、本実施の形態に係るコーヒーメーカーの使用方法の一例を説明するが、本発明がこの使用方法に限定されることはない。
(1)
本実施の形態に係るコーヒーメーカー100では、従来のコーヒーメーカーとは異なり、湯口となる吐出管181が蓋体ではなく本体110に設けられている。このため、このコーヒーメーカー100では、蓋体の構造を簡素化することができると共に熱湯の配送距離を短縮して従来よりも高温の熱湯でドリップすることができる。
本実施の形態に係るコーヒーメーカー100では、蓋体130が開状態から閉状態とされる際に蓋体130の押出リブ134によって吐出管181が自動的に収容位置から使用位置まで移動させられ、蓋体130が閉状態から開状態とされる際に弾性チューブ183の捻りによって生じた付勢力によって吐出管181が自動的に使用位置から収容位置まで移動させられる。このため、このコーヒーメーカー100では、コーヒー飲料製造前およびコーヒー飲料製造後の使用者の作業の手間を省くことができる。
本実施の形態に係るコーヒーメーカー100では、弾性チューブ183が、熱湯供給路を形成する手段としてだけでなく、吐出管181を自動的に使用位置から収容位置に移動させる手段として利用されている。このため、このコーヒーメーカー100では、部品点数が抑制されており、部品コストが低減されている。
本実施の形態に係るコーヒーメーカー100では、吐出管181が使用位置において吐出管181が、吐出口側に向かうに従って下方に僅かに傾斜された状態となる。このため、このコーヒーメーカー100では、熱湯を効率よく原料に供給することができる。
(A)
先の実施の形態ではコーヒーメーカー100を説明したが、このコーヒーメーカーは、コーヒー豆以外の成分抽出飲料を製造する装置としても利用可能である。
先の実施の形態に係るコーヒーメーカー100では吐出管181が収容状態となっているとき、弾性チューブ183は捻じれのない状態となっていたが、吐出管181が収容状態となっているときに、弾性チューブ183が、使用状態時の捻れ方向と逆方向に捻られた状態となっていていてもよい。
先の実施の形態に係るコーヒーメーカー100では蓋体130が開状態から閉状態とされる際に蓋体130の押出リブ134によって吐出管181が自動的に収容位置から使用位置まで移動させられ、蓋体130が閉状態から開状態とされる際に弾性チューブ183の捻りによって生じた付勢力によって吐出管181が自動的に使用位置から収容位置まで移動させられたが、このような吐出管181の移動は、ギア、モータおよびマイクロコンピュータ等を利用して実現してもよいし、吐出管181と蓋体130とを連結部材やリンク部材で連結することによって実現してもよい(かかる場合、押出リブ134も弾性チューブ183も不要となる。)。なお、前者の場合、蓋体130の開閉を検知する手段を設け、その開閉検知信号に基づいて先の実施の形態に係るコーヒーメーカー100と同様に吐出管181を移動させればよい。また、かかる場合、吐出管(回動管)181と連結管(固定管)との間には、O−リング等のシール部材を配設するのが好ましい。
先の実施の形態に係るコーヒーメーカー100では蓋体130が閉状態から開状態とされる際に弾性チューブ183の捻りによって生じた付勢力によって吐出管181が自動的に使用位置から収容位置まで移動させられたが、弾性チューブ183の捻れ弾性力に代えて、ねじりバネやコイルバネ等のバネの弾性力を利用してもよい。かかる場合、吐出管181の垂直部分の外周に突起等を設け、その突起をバネで収容位置方向に向かって付勢すればよい。例えば、バネとしてコイルバネを利用する場合、突起と上側筐体部121の背壁をコイルバネで連結すればよい。
先の実施の形態に係るコーヒーメーカー100では吐出管181が回動することによって収容位置から使用位置へあるいは使用位置から収容位置へ移動したが、これらの移動は、スライド移動であってもよいし旋回移動であってよい。
先の実施の形態に係るコーヒーメーカー100では蓋体130が軸を中心として回動することによって開閉したが、蓋体130の開閉は横スライド式であってもよいし、上下着脱式であってもよい。
先の実施の形態に係るコーヒーメーカー100では吐出管181が弾性チューブ183を介して第1連結管184に連結されたが、吐出管181は、弾性チューブ183を介して第1L字管185に連結されてもよい。かかる場合、第1連結管184は不要となる。
130 蓋体
134 押出リブ(第1移動手段)
181 吐出管(吐出管)
183 弾性チューブ(第2移動手段)
190 フィルタ支持体(フィルタ支持部)
Ms 吐出口
Claims (3)
- 開閉自在に配設される蓋体と、
フィルタ支持部と、
吐出口を有する吐出管と、
前記吐出管に連結され、且つ、前記蓋体が開状態であるときに平面透視において前記吐出管が前記フィルタ支持部に重ならないように前記吐出管を位置させる弾性チューブと、
前記蓋体が閉じられるとき、前記吐出管に当接して前記弾性チューブを捻じりながら、平面透視において前記吐出口が前記フィルタ支持部に重なるように前記吐出管を移動させる移動部と
を備える、成分抽出式飲料製造装置。 - 前記移動部は、前記蓋体の裏面から下方に向かって延びるリブであり、
前記リブは、前記蓋体の前方に向かう従って前記吐出管の吐出口形成側の逆側に向かって反るように湾曲する
請求項1に記載の成分抽出式飲料製造装置。 - 前記移動部は、前記蓋体が閉じられるときに平面透視において前記吐出口が前記フィルタ支持部に重なるように且つ前記吐出管が前記吐出口に向かうに従って下方に傾斜するように前記吐出管を移動させる
請求項1または2に記載の成分抽出式飲料製造装置。
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