JP6354335B2 - 成分抽出式飲料製造装置 - Google Patents

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Description

本発明は、コーヒーメーカー等の成分抽出式飲料製造装置に関する。
過去に「吐出管を手動で水平方向に回動させることによって、平面透視において吐出管の吐出口がフィルタ支持体に重なる第1状態と、平面透視において吐出管がフィルタ支持体に重ならない第2状態とを切り替えることができるコーヒーメーカー」が製造販売されている(例えば、タイガー魔法瓶製タイガーパーソナルコーヒーメーカー(マグタイプ)品番ACI−A型の取扱説明書等参照)。
このコーヒーメーカーの使用者は、フィルタ支持体に載置される紙フィルタにコーヒー豆を入れた後に吐出管を第1状態にしてコーヒー飲料を製造し、コーヒー飲料製造後に吐出管を第2状態にしてフィルタ支持体と共に紙フィルタを取り外して使用済みのコーヒー豆を紙フィルタと共に破棄することができる。
タイガー魔法瓶株式会社製タイガーパーソナルコーヒーメーカー(マグタイプ)品番ACI−A型の取扱説明書(タイガー魔法瓶株式会社のWebページ(http://www.tiger.jp/)で入手可能)
ところで、このコーヒーメーカーでは、上述の通り、使用者は、コーヒー飲料製造前に手動で第2状態を第1状態に切り替え、コーヒー飲料製造後に手動で第1状態を第2状態に切り替えなければならない。したがって、このコーヒーメーカーの使用者には、コーヒー飲料製造前のみならずコーヒー飲料製造後にも吐出管を回動させる手間がかかってしまう。
本発明の課題は、平面透視において吐出管の吐出口がフィルタ支持体に重なる第1状態と、平面透視において吐出管がフィルタ支持体に重ならない第2状態とを切り替えることができるコーヒーメーカー(成分抽出式飲料製造装置)において、コーヒー飲料製造前およびコーヒー飲料製造後の使用者による吐出管の操作の手間を省くことである。
本発明の一局面に係る成分抽出式飲料製造装置は、蓋体、フィルタ支持部、吐出管、弾性チューブおよび移動部を備える。蓋体は、開閉自在に配設される。なお、蓋体は、閉状態において、フィルタ支持部の開口を覆う。吐出管は、吐出口を有する。吐出管は、蓋体が閉状態となっている場合において蓋体とフィルタ支持部の間に位置する。弾性チューブは、吐出管に連結されている。そして、この弾性チューブは、蓋体が開状態であるときに平面透視において吐出管がフィルタ支持部に重ならないように吐出管を位置させる。移動部は、蓋体が閉じられるとき、吐出管に当接して弾性チューブを捻じりながら、平面透視において吐出口がフィルタ支持部に重なるように吐出管を移動させる。
この成分抽出式飲料製造装置は、蓋体が閉じられるときに、移動部が、吐出管に当接して弾性チューブを捻じりながら、平面透視において吐出口がフィルタ支持部に重なるように吐出管を移動させ、蓋体が開けられるときに、弾性チューブの捻じれが解消されることにより、平面透視において吐出管がフィルタ支持部に重ならないように吐出管移動させられる。このため、この成分抽出式飲料製造装置では、成分抽出飲料製造前および成分抽出飲料製造後の使用者による吐出管の操作の手間を省くことができる。
上述の成分抽出式飲料製造装置において、移動部は、蓋体の裏面から下方に向かって延びるリブである。そして、このリブは、蓋体の前方に向かう従って吐出管の吐出口形成側の逆側に向かって反るように湾曲する。
上述の成分抽出式飲料製造装置において、移動部は、蓋体が閉じられるときに平面透視において吐出口がフィルタ支持部に重なるように且つ吐出管が吐出口に向かうに従って下方に傾斜するように吐出管を移動させることが好ましい。このように吐出管に傾斜をつけることによって、紙フィルタへの湯の供給を効率的に行うことができるからである。
本発明の実施の形態に係るコーヒーメーカーの蓋体を開状態としたときのコーヒーメーカーの外観斜視図である。 本発明の実施の形態に係るコーヒーメーカーの蓋体を開状態としたときのコーヒーメーカーの正面図である。 図2のA−A断面図である。 図3において、レバーを奥側に押し込んだ時の状態を示す図である。 本発明の実施の形態に係るコーヒーメーカーの内蔵部品の一部を示す図である。 本発明の実施の形態に係るコーヒーメーカーの蓋体を取り外したときのコーヒーメーカーの上面斜視図であって、吐出管の使用状態および収容状態を示す図である。 本発明の実施の形態に係るコーヒーメーカーの筐体部品を示す図である。 本発明の実施の形態に係るコーヒーメーカーに付属するマグカップ台の斜視図である。
<本発明の実施の形態に係るコーヒーメーカーの構成>
本発明の実施の形態に係るコーヒーメーカー100は、図1から図3に示されるように、主に、本体110、水タンク140およびフィルタ支持体190から構成されている。以下、これらの構成要素についてそれぞれ詳述する。なお、このコーヒーメーカー100には複数の付属品が存在するが、これらの付属品については後述する。
1.本体
本体110は、図1から図3に示されるように、主に、筐体120、蓋体130、電源スイッチ150、載置台160、レバー機構170、液輸送管ユニット180、ヒーター(図示せず)、電源コード(図示せず)および電源プラグ(図示せず)から構成されている。以下、これらの構成部品について詳述する。
(1)筐体
筐体120は、樹脂や金属等の成形体であって、図1から図3に示されるように、主に、上側筐体部121、下側筐体部122および連結部123から構成されており、側面視または縦断面視において略コの字形状を呈している(図3参照)。以下、これらの構成要素について詳述する。
上側筐体部121は、図3に示されるように、主に、外側壁部121a、内側壁部121b、仕切板部121cおよび天壁部121dから構成されている。外側壁部121aは、略半円筒状を呈しており、図3に示されるように上側筐体部121の外側壁を構成している。内側壁部121bは、図3に示されるように略逆切頭円錐形状を呈しており、外側壁部121aの内側に配設されている。そして、この内側壁部121bには、フィルタ支持体190が着脱自在に収容される。仕切板部121cは、図3に示されるように、外側壁部121aと内側壁部121bとの間に形成される空間の背面側部分を上下に仕切っている。そして、図3に示されるように、その上側の部分空間(以下「上側部分空間」という)Suには液輸送管ユニット180の一部が収容されており、その下側の部分空間(以下「下側部分空間」という)Sdにはレバー機構170のレバー171(後述)の一部が収容されている。天壁部121dは、図7に示されるように上部の背面側に形成されている。そして、この天壁部121dには、図7に示されるように管支持部182、窪みCvおよび排水路Puが形成されている。管支持部182は略円筒形状の部分であり、この管支持部182には吐出管181(後述)が回動自在に嵌め込まれる。窪みCvは、収容状態となった吐出管181から落ちてくる熱湯を受けるためのものである。排水路Puは、窪みCvで熱湯が受けきれなくなった場合に、その熱湯を内側壁部121bに沿って下方に流すためのものである。なお、この排水路Puを通って落ちる熱湯は、使用時にはコーヒーサーバーまたはマグカップに受け止められる。
下側筐体部122は、図1および図3に示されるように、略長円筒形状を呈している。そして、この下側筐体部122には、液輸送管ユニット180の一部およびヒーターが収容されている。また、図1から図3に示されるように、この下側筐体部122の前部の上面には載置台160が配設されている。さらに、この下側筐体部122の後部には、図3に示されるように水タンク収容部122aが設けられている。この水タンク収容部122aには、水タンク140の下側部分が着脱自在に収容される。また、この水タンク収容部122aには、図3に示されるように注液機構125が配設されている。なお、この注液機構125に、水タンク140の底壁に設けられている栓機構(図示せず)が嵌合されると、液輸送管ユニット180と水タンク140とが連通して水タンク140内の水が液輸送管ユニット180に流れ込む。なお、このような仕組みは、公知の技術で実現することができるため、ここでは詳細な説明を省略する。
連結部123は、図1から図3に示されるように、上下方向に延びており、上側筐体部121と下側筐体部122とを連結している。この結果、連結部123の前方、上側筐体部121の下方、下側筐体部122の上方には、図1および図3に示されるように、容器収容空間SPが形成されている。この容器収容空間SPには、使用時すなわちコーヒー飲料製造時においてコーヒーサーバーやマグカップ台200(後述)が収容される。また、この連結部123には、液輸送管ユニット180の一部が収容されている。
(2)蓋体
蓋体130は、図1から図3に示されるように、主に、天壁部131、側壁部132、部分円筒リブ133、押出リブ134、ヒンジ受け部135および蒸気孔136から構成されている。以下、これらの構成要素について詳述する。
天壁部131は、図1および図2に示されるように、山型の板部分である。なお、この天壁部131は、蓋体130が閉状態とされているとき、フィルタ支持体190および吐出管181の上方を覆う。
側壁部132は、蓋体130が閉状態である場合において、天壁部131の外縁から下方に向かって延びており、その下端が上側筐体部121の縁に当接する。
部分円筒リブ133は、蓋体130が閉状態である場合において、天壁部131の前側部分から下方に向かって延びており、下端がフィルタ支持体190の上端の内縁部分に当接する。なお、蓋体130が開状態から閉状態となるとき、部分円筒リブ133の切欠き箇所には吐出管181が位置する。
押出リブ134は、蓋体130を開状態から閉状態にする際に吐出管181の水平部分181aを収容状態(図6の実線の状態。平面透視において吐出管181がフィルタ支持体190と重ならない状態すなわち平面透視において吐出管181がフィルタ支持体190の外部に位置する状態。)から使用状態(図6の破線の状態。平面透視において吐出管181の吐出口Msがフィルタ支持体190に重なると共に水平部分181aが吐出口Msに向かうに従って下方に僅かに傾斜する状態、すなわち平面透視において吐出口Msがフィルタ支持体190の内部に位置すると共に水平部分181aが吐出口Msに向かうに従って下方に僅かに傾斜する状態。なお、このとき、吐出管181の吐出口Msは、フィルタ支持体190の上方に位置している。)に移行させる(待機位置から使用位置に移動させる)ためのリブであって、蓋体130の裏面視において、ヒンジ受け部135の右側のピン受け孔の近傍から前方に向かうに従って右側に湾曲する円弧形状を呈している(図2参照)。また、この押出リブ134は、図3に示されるように、後端から前方に向かうに従って徐々に下方に傾斜している。また、この押出リブ134の先端部分は、吐出管181を安定して保持するために吐出管181の壁面の形状に沿った形状とされている。さらに、この押出リブ134の先端部分の高さは、蓋体130が閉状態とされた場合において吐出管181の水平部分181aの先端を少し押し下げる程度の高さ、すなわち吐出管181の水平部分181aを吐出口側に向かうに従って下方に僅かに傾斜させる程度の高さとされている。
ヒンジ受け部135には、ピン受け孔(図示せず)が形成されている。そして、このピン受け孔には、上側筐体部121の天壁部121dの背面側略中央に設けられるヒンジピン121e(図6および図7参照)が係合される。本実施の形態に係るコーヒーメーカー100では、このようにヒンジピン121eがピン受け孔に係合されることによって、蓋体130が開閉可能となっている。
蒸気孔136は、図1から図3に示されるように、天壁部131を貫通する円弧状の開口であって、使用時(コーヒー飲料製造時)において紙フィルタ上のコーヒー豆等の原料に供給される熱湯から立ち上る湯気を系外に排出する役目を担う。なお、本実施の形態に係るコーヒーメーカー100では、図1および図2に示されるように天壁部131に3つの蒸気孔136が形成されている。
(3)電源スイッチ
電源スイッチ150は、図2に示されるように筐体120の下側筐体部122の正面に配設されている。本実施の形態に係るコーヒーメーカー100において電源スイッチ150の右側部分が押し込まれると接点が閉じ、左側部分が押し込まれると接点が開く。そして、電源プラグが外部電源に接続された状態においてこの電源スイッチ150の操作により接点が閉じられると、電気回路が閉状態となって、ヒーターが発熱し出す。
(4)載置台
載置台160は、図1および図3に示されるように、中央部分が窪んだ金属製の皿状体であって、上述の通り、下側筐体部122の前部の上面に配設されている。そして、この載置台160の裏面には上述の通りヒーターが接触している。
(5)レバー機構
レバー機構170は、図2に示されるように、主に、レバー171および回動支持部172から構成されている。レバー171は、樹脂や金属等の成形体であって、図3に示されるように、主に、第1当接部171a、第2当接部171bおよび連結部171cから構成されており、回動支持部172によって前後方向に回動可能に支持されている。第1当接部171aは、図3に示されるように、容器収容空間SPの奥側に位置している。第2当接部171bは、上側筐体部121の下側部分空間Sd内に位置している。連結部171cは、第1当接部171aと第2当接部171bとを連結している。また、この連結部171cは、回動支持部172によって前後方向に回動可能に支持されている。
そして、コーヒーサーバーやマグカップ台200等によってレバー171の第1当接部171aが奥側に押し込まれると、図4に示されるように、レバー171の第2当接部171bが手前側に移動し、フィルタ支持体190の底壁開閉レバー194(後述)に当接して、フィルタ支持体190の底壁を開状態とする。このコーヒーメーカー100では、この状態でドリップされて、コーヒー飲料がコーヒーサーバーやマグカップ等に貯留される。
(6)液輸送管ユニット
液輸送管ユニット180は、図3および図5に示されるように、主に、吐出管181、管支持部182、カップラーCP、弾性チューブ183、第1連結管184、第1L字管185、第2連結管(図示せず)、第2L字管186および注液機構125から構成されている。以下、これらの構成要素について詳述する。
吐出管181は、水平部分181aおよび垂直部分(図示せず)からなる略L字状の管体であって、上述の通り、収容状態および使用状態の2つの状態を選択的に取り得る。垂直部分は、上側筐体部121の管支持部182に回動可能に嵌合されている。水平部分181aは、図3に示されるように上側筐体部121の天壁部121dの上方に位置している。また、この吐出管181の垂直部分には、カップラーCPを介して弾性チューブ183が連結されている。
弾性チューブ183は、弾性を有するシリコーンゴム等のゴムや熱可塑性エラストマー製のチューブであって、上述の通り、吐出管181と第1連結管184とを連結している。なお、この弾性チューブ183は、上側筐体部121の上側部分空間Suに収容されている。そして、本実施の形態に係るコーヒーメーカー100において、この弾性チューブ183は、吐出管181が収容状態となっているときは捻じれのない状態となっており、吐出管181が使用状態となっているときは捻じれた状態すなわち吐出管181が収容状態となる方向に向かって付勢された状態となっている。なお、上述の通り、使用状態では、蓋体130の押出リブ134によって吐出管181が保持されている。したがって、蓋体130が閉状態から開状態とされて押出リブ134が吐出管181から離間すると、弾性チューブ183の捻りによって生じた付勢力(弾性力)によって吐出管181が自動的に収容状態に戻される。
第1連結管184は、ステンレスや樹脂等の耐腐食性に優れる素材から形成される直管体であって、図5に示されるように弾性チューブ183と第1L字管185とを連結している。なお、この第1連結管184は、主に、筐体120の連結部123に収容されており、固定板材の挿通孔に通されることによって回転自在に固定されている。
第1L字管185は、ステンレスや樹脂等の耐腐食性に優れる素材から形成されるL字状の曲管体であって、第1連結管184と第2連結管とを連結している。なお、この第1L字管185は、下側筐体部122に収容されている。
第2連結管は、ステンレスや樹脂等の耐腐食性に優れる素材から形成される管体であって、第1L字管185と第2L字管186とを連結している。なお、この第2連結管は、筐体120の下側筐体部122内において載置台160の下方に配設されており、ヒーターに覆われている。
第2L字管186は、ステンレスや樹脂等の耐腐食性に優れる素材から形成される管体であって、第2連結管と注液機構125とを連結している。なお、この第2L字管186は、下側筐体部122に収容されている。
注液機構125は、上述の通り、下側筐体部122の水タンク収容部122aに配設されている。そして、上述の通り、注液機構125に水タンク140の栓機構が嵌合されると、液輸送管ユニット180と水タンク140とが連通し、水タンク140内の水が液輸送管ユニット180に流れ込む。
(7)ヒーター
ヒーターは、液輸送管ユニット180の第2連結管を覆うと共に、載置台の下面に接触している。すなわち、ヒーターは、水タンク140から流入する水を加熱して湯を生成すると共に、ドリップ中にコーヒー飲料が冷めないように載置台160上の容器を加熱する。
(8)電源コードおよび電源プラグ
電源コードは、下側筐体部122の側壁を貫通して外方に向かって延びている。電源プラグは、電源コードの先端に取り付けられている。
2.水タンク
水タンク140は、コーヒー飲料製造中に液輸送管ユニット180に水を供給するためのものであって、図1および図3に示されるように、主に、容器本体141、蓋体142および栓機構(図示せず)から構成されている。容器本体141は、図3に示されるように、主に、略半円筒形状の側壁部141aおよび半円板状の底壁部141bから構成されている。蓋体142は、半円板状の天壁部142aおよび略半円筒形状の側壁部142bから構成されており、容器本体141の上部に着脱自在に取り付けられる。栓機構は、容器本体141の底壁部141bに配設されており、上述の通り、下側筐体部122の注液機構125に嵌め込まれることによって、液輸送管ユニット180と水タンク140とを連通させて水タンク140内の水を液輸送管ユニット180に送り込む役目を担っている。
3.フィルタ支持体
フィルタ支持体190は、付属の紙フィルタを支持するための受け部材であって、図3に示されるように、主に、本体部191、ツマミ部192、リブ193、底壁開閉レバー194および付勢部材(図示せず)から構成されている。以下、これらの構成要素について詳述する。
本体部191は、図3および図4に示されるように、主に、略逆切頭円錐形状の側壁部191aと、開口OPを有する底壁部191bとから構成されている。
ツマミ部192は、本体部191の側壁部191aの上端の外縁部分から上方に向かって延びている。なお、本実施の形態では、このツマミ部192は、図1に示されるように、互いに対向するように2つ設けられている。なお、このツマミ部192は、使用者がフィルタ支持体190をつまみ上げやすくするために設けられている。
リブ193は、付属の紙フィルタと本体部191の側壁部191aとの間に隙間を形成してコーヒー豆から奥深くコクのある味わいを抽出するためのものであって、図3に示されるように、複数設けられており、本体部191の側壁部191aの内周面から側壁部191aの軸に向かって延びている。
底壁開閉レバー194は、図3に示されるように、断面が略L字の板部材であって、主に、当接部194a、栓部194bおよび連結部194cから構成されており、前後方向に回動可能に本体部191の下部に軸支されている。なお、この底壁開閉レバー194は、付勢部材によって、栓部194bが底壁部191bの開口OPを閉塞する方向に向かって付勢されている。当接部194aは、立壁部分であって、レバー機構170のレバー171の第1当接部171aが奥側に押し込まれたとき、レバー171の第2当接部171bに当接される(図4参照)。栓部194bは、本体部191の底壁部191bに形成される開口OPを閉塞するためのものであって、底壁開閉レバー194の前端部に設けられている。連結部194cは、当接部194aと栓部194bとを連結している。そして、当接部194aがレバー171の第2当接部171bに当接されてそのまま押し込まれると、図4に示されるように、栓部194bが付勢部材の付勢力に逆らいながら下方に回動して、本体部191の底壁部191bに形成される開口OPが開放される。
<本発明の実施の形態に係るコーヒーメーカーの付属品>
上述の通りに、本実施の形態に係るコーヒーメーカー100には、コーヒーサーバー、マグカップ台200(図8参照)、紙フィルタ、計量スプーンが付属している。
コーヒーサーバーは、例えば、ガラス製の単壁容器やステンレス製の真空二重容器等である。なお、このコーヒーサーバーの底には、載置台160の窪みに嵌合する円環リブが形成されている。
マグカップ台200は、マグカップ(図示せず)にコーヒー飲料を直接貯留するために使用されるものであって、図8に示されるように、主に、皿部201、立壁部202および凹部203から構成されている。皿部201には、マグカップが載置される。なお、この皿部201の裏側には、載置台160の窪みに嵌合する円環リブが形成されている。立壁部202は、図8に示されるように皿部201の外縁の約1/3の部分から略垂直方向に向かって立ち上がっている。なお、この立壁部202の高さは、レバー機構170のレバー171の第1当接部171aに当接し得る高さとされている。
紙フィルタは、逆円錐筒状を呈するフィルタであって、使用前は平面状に折り畳まれている。上述の通り、この紙フィルタは、コーヒー飲料製造時にフィルタ支持体190のリブ193によって支持される。そして、コーヒー飲料製造時に、この紙フィルタにはコーヒー豆等の原料が充填される。
計量スプーンは、コーヒー豆等の原料を量り取って紙フィルタにその原料を投入するためのものである。
<本発明の実施の形態に係るコーヒーメーカーの使用方法>
以下、本実施の形態に係るコーヒーメーカーの使用方法の一例を説明するが、本発明がこの使用方法に限定されることはない。
使用者は、先ず、水タンク140に必要量の水を投入した後、その水タンク140を下側筐体部122の水タンク収容部122aに装着する。このとき、注液機構125および栓機構によって、水タンク140内の水が液輸送管ユニット180に流れ込む。
次に、使用者は、蓋体130を開状態とし、上側筐体部121の内側壁部121bにフィルタ支持体190を挿入した後、広げた紙フィルタをフィルタ支持体190に載置する。
続いて、使用者は、計量スプーンを用いてコーヒー豆等の原料を紙フィルタ上に投入した後、蓋体130を閉状態とする。
その後、使用者は、載置台160上にコーヒーサーバーを載置する。そして、このとき、コーヒーサーバーがレバー機構170のレバー171の第1当接部171aを奥側に押し込んでレバー171を図3の状態から図4の状態とする。また、このとき、レバー171の第2当接部171bが前方に倒れ込んでフィルタ支持体190の底壁開閉レバー194の当接部194aを押し、底壁開閉レバー194の栓部194bが付勢部材の付勢力に逆らいながら下方に回動して、フィルタ支持体190の底壁部191bに形成される開口OPが開放される。
そして、使用者は、電源プラグを外部電源に接続した後、電源スイッチ150をオンにする。すると、電気回路が閉状態となってヒーターが発熱し出すと共に、紙フィルタ上のコーヒー豆等の原料に熱湯が供給される。なお、この熱湯は、第2連結管で水がヒーターによって加熱されることによって生成される。
その後、その熱湯は、コーヒー豆等の原料に接触しながらその成分を抽出し、コーヒー飲料となる。そして、そのコーヒー飲料は、フィルタ支持体190の底壁部191bの開口OPを通って、コーヒーサーバーに貯留される。なお、コーヒー飲料のドリップ中、載置台160は、ヒーターによって温められているため、コーヒー飲料のドリップ中にコーヒーサーバー内のコーヒー飲料が冷めることがない。
なお、使用者がコーヒーサーバーの代わりにマグカップに直接コーヒー飲料をドリップする場合、使用者は、先ず、コーヒーサーバーの代わりにマグカップ台200を載置台160上に載置する。なお、このとき、マグカップ台200の立壁部202がレバー機構170のレバー171の第1当接部171aを奥側に押し込んでいなければ、使用者は、マグカップ台200を回す等して、立壁部202がレバー機構170のレバー171の第1当接部171aを奥側に押し込む状態とする。すると、上述と同様に、フィルタ支持体190の底壁部191bの開口OPが開放される。
<本発明の実施の形態に係るコーヒーメーカーの特徴>
(1)
本実施の形態に係るコーヒーメーカー100では、従来のコーヒーメーカーとは異なり、湯口となる吐出管181が蓋体ではなく本体110に設けられている。このため、このコーヒーメーカー100では、蓋体の構造を簡素化することができると共に熱湯の配送距離を短縮して従来よりも高温の熱湯でドリップすることができる。
(2)
本実施の形態に係るコーヒーメーカー100では、蓋体130が開状態から閉状態とされる際に蓋体130の押出リブ134によって吐出管181が自動的に収容位置から使用位置まで移動させられ、蓋体130が閉状態から開状態とされる際に弾性チューブ183の捻りによって生じた付勢力によって吐出管181が自動的に使用位置から収容位置まで移動させられる。このため、このコーヒーメーカー100では、コーヒー飲料製造前およびコーヒー飲料製造後の使用者の作業の手間を省くことができる。
(3)
本実施の形態に係るコーヒーメーカー100では、弾性チューブ183が、熱湯供給路を形成する手段としてだけでなく、吐出管181を自動的に使用位置から収容位置に移動させる手段として利用されている。このため、このコーヒーメーカー100では、部品点数が抑制されており、部品コストが低減されている。
(4)
本実施の形態に係るコーヒーメーカー100では、吐出管181が使用位置において吐出管181が、吐出口側に向かうに従って下方に僅かに傾斜された状態となる。このため、このコーヒーメーカー100では、熱湯を効率よく原料に供給することができる。
<変形例>
(A)
先の実施の形態ではコーヒーメーカー100を説明したが、このコーヒーメーカーは、コーヒー豆以外の成分抽出飲料を製造する装置としても利用可能である。
(B)
先の実施の形態に係るコーヒーメーカー100では吐出管181が収容状態となっているとき、弾性チューブ183は捻じれのない状態となっていたが、吐出管181が収容状態となっているときに、弾性チューブ183が、使用状態時の捻れ方向と逆方向に捻られた状態となっていていてもよい。
(C)
先の実施の形態に係るコーヒーメーカー100では蓋体130が開状態から閉状態とされる際に蓋体130の押出リブ134によって吐出管181が自動的に収容位置から使用位置まで移動させられ、蓋体130が閉状態から開状態とされる際に弾性チューブ183の捻りによって生じた付勢力によって吐出管181が自動的に使用位置から収容位置まで移動させられたが、このような吐出管181の移動は、ギア、モータおよびマイクロコンピュータ等を利用して実現してもよいし、吐出管181と蓋体130とを連結部材やリンク部材で連結することによって実現してもよい(かかる場合、押出リブ134も弾性チューブ183も不要となる。)。なお、前者の場合、蓋体130の開閉を検知する手段を設け、その開閉検知信号に基づいて先の実施の形態に係るコーヒーメーカー100と同様に吐出管181を移動させればよい。また、かかる場合、吐出管(回動管)181と連結管(固定管)との間には、O−リング等のシール部材を配設するのが好ましい。
(D)
先の実施の形態に係るコーヒーメーカー100では蓋体130が閉状態から開状態とされる際に弾性チューブ183の捻りによって生じた付勢力によって吐出管181が自動的に使用位置から収容位置まで移動させられたが、弾性チューブ183の捻れ弾性力に代えて、ねじりバネやコイルバネ等のバネの弾性力を利用してもよい。かかる場合、吐出管181の垂直部分の外周に突起等を設け、その突起をバネで収容位置方向に向かって付勢すればよい。例えば、バネとしてコイルバネを利用する場合、突起と上側筐体部121の背壁をコイルバネで連結すればよい。
(E)
先の実施の形態に係るコーヒーメーカー100では吐出管181が回動することによって収容位置から使用位置へあるいは使用位置から収容位置へ移動したが、これらの移動は、スライド移動であってもよいし旋回移動であってよい。
(F)
先の実施の形態に係るコーヒーメーカー100では蓋体130が軸を中心として回動することによって開閉したが、蓋体130の開閉は横スライド式であってもよいし、上下着脱式であってもよい。
(G)
先の実施の形態に係るコーヒーメーカー100では吐出管181が弾性チューブ183を介して第1連結管184に連結されたが、吐出管181は、弾性チューブ183を介して第1L字管185に連結されてもよい。かかる場合、第1連結管184は不要となる。
100 コーヒーメーカー(成分抽出式飲料製造装置)
130 蓋体
134 押出リブ(第1移動手段)
181 吐出管(吐出管)
183 弾性チューブ(第2移動手段)
190 フィルタ支持体(フィルタ支持部)
Ms 吐出口

Claims (3)

  1. 開閉自在に配設される蓋体と、
    フィルタ支持部と、
    吐出口を有する吐出管と、
    前記吐出管に連結され、且つ、前記蓋体が状態であるときに平面透視において前記吐出管が前記フィルタ支持部に重ならないように前記吐出管を位置させる弾性チューブ
    前記蓋体が閉じられるとき、前記吐出管に当接して前記弾性チューブを捻じりながら、平面透視において前記吐出口が前記フィルタ支持部に重なるように前記吐出管を移動させる移動部と
    を備える、成分抽出式飲料製造装置。
  2. 前記移動部は、前記蓋体の裏面から下方に向かって延びるリブであり、
    前記リブは、前記蓋体の前方に向かう従って前記吐出管の吐出口形成側の逆側に向かって反るように湾曲する
    請求項1に記載の成分抽出式飲料製造装置。
  3. 前記移動部は、前記蓋体が閉じられるときに平面透視において前記吐出口が前記フィルタ支持部に重なるように且つ前記吐出管が前記吐出口に向かうに従って下方に傾斜するように前記吐出管を移動させる
    請求項1または2に記載の成分抽出式飲料製造装置。
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